JP6126259B1 - 監視装置、監視方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】パケットの受信又は送信をループ処理によって待機する処理の死活状態の監視を可能とする。【解決手段】パケット受信ドライバ111は、ネットワークインタフェースによるパケットの受信をループ処理によって待機し、受信されたパケットをパケット記憶部115に記憶する。パケット受信ドライバは、ループ処理の合間において、ネットワークインタフェース105及びパケット受信ドライバのうちの少なくともいずれか一方の死活状態を示す情報を死活情報記憶部117rに書き込み、監視装置の監視部114は、死活情報記憶部を参照して、ネットワークインタフェース及びパケット受信ドライバのうちの少なくともいずれか一方の死活状態を監視する。【選択図】図4

Description

本発明は、監視装置、監視方法、及びプログラムに関する。
近年、計算機システム上のアプリケーションを高速化処理させるため、非特許文献1に示されるDPDK(Data Plane Development Kit)というライブラリがリリースされた。
DPDKライブラリは、アプリケーションからCPU(Central Processing Unit)に直接処理命令を送信できるため、処理を高速化することができる。更に、DPDKは、PDM(Poll Mode Driver)と呼ばれるパケット受信ドライバ及びパケット送信ドライバを提供している。PMDは、図1及び図2に示されるような、ビジーウェイト方式に基づくアルゴリズムで動作している。なお、図1及び図2には、ビジーウェイト方式の一つの実装形態であるスピンロック方式のアルゴリズムが示されている。
図1に示されるように、パケット受信ドライバは、パケットの受信の有無をNIC(Network Interface Card)に確認しており、パケットが受信されていればそのパケットを、パケット受信ドライバがインストールされた装置内のパケット記憶部に記憶する。これらの一連の処理が高速に繰り返される。なお、パケット記憶部に記憶されたパケットは、アプリケーションによって読み取られる。
また、図2に示されるように、パケット送信ドライバは、前記装置内の送信用のパケット記憶部に対してアプリケーションによって書き込まれたパケットを読み取り、当該パケットをNICに送出する。これらの一連の処理が高速に繰り返される。
又は、複数のドライバが1つのパケット記憶部を参照する場合、一つのドライバ(以下、「ドライバA」という。)が処理を実行している間、他のドライバは、ドライバAの処理が完了するまでの間、パケット記憶部を繰り返し参照する。このように、ある処理を高速ループで繰り返す動作は、ビジーウェイトと呼ばれている。
ビジーウェイト方式を適用したパケット受信処理やパケット送信処理を実行する場合、その間のCPUは他の処理に割り込まれない。したがって、ドライバ開発者もCPUへの割り込み処理による処理遅延を減らすためにビジーウェイトを採用している。一方、CPUは、パケットの有無にかかわらず性能限界まで使用される。
2000年代前半、ビジーウェイトは、本来、処理時間が非常に短く、起動して直ちに終了するようなプロセスやスレッドに関して使用されるのが一般的であった。すなわち、ビジーウェイト状態を長時間にわたって維持するようなプロセスやスレッドはほとんど想定されていなかった。何故なら、上記の通り、ビジーウェイト状態を長時間にわたって維持するプロセスやスレッドを駆動させる場合、CPUが長時間にわたって性能限界まで使用され、長時間にわたって他の処理を実行できなくなってしまうからである。
ところが、近年、マルチコアCPUや複数CPUソケットサーバが普及し、CPUコア数が大きく増加したこともあり、DPDKのPMDのように、CPU処理性能を占有し、パケット処理を高速化することが可能となった。
幸村裕子、パケットフォワーディング高速化技術、Internet Week 2012、2012年11月20日 N. McKeown, T. Anderson, H. Balakrishnan, G. Parulkar, L. Peterson, J. Rexford, S. Shenker, and J. Turner. OpenFlow: Enabling innovation in campus networks. SIGCOMM Comput. Commun. Rev., 38(2):69-74, 2008. 中島佳宏、汎用x86サーバを用いた高速なソフトウエアパケット処理技術、SDN Japan2014 (2014)
しかしながら、市中技術の開発動向は、PMDのようなプロセスやスレッドが長時間にわたって駆動することについて考慮されていない。また、PMDをはじめとするビジーウェイト方式のプロセスやスレッドが長期にわたって正常に動作することは技術的に保証されていない。したがって、PMDをはじめとするビジーウェイト方式のプロセスやスレッドを長期にわたって動作させる場合、それらの正常性を確認する手段が必要不可欠である。万一にも同プロセスや同スレッドが停止している場合には、同プロセスや同スレッドを再起動させなければならないからである。
しかし、ビジーウェイト方式で高速処理を実施するプロセスやスレッドは、処理を高速に繰り返し実行しているため、外部からの正常性の確認要求に応答できない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、パケットの受信又は送信をループ処理によって待機する処理の状態の監視を可能とすることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、監視装置は、ネットワークインタフェースによるパケットの受信をループ処理によって待機し、受信されたパケットをパケット記憶部に記憶するパケット受信ドライバと、前記ネットワークインタフェースの死活状態を示す情報を記憶する死活情報記憶部と、前記死活情報記憶部に記憶された情報を参照すると共に参照した情報を削除して、前記ネットワークインタフェース及び前記パケット受信ドライバの死活状態を監視する監視部とを有し、前記パケット受信ドライバは、前記ループ処理の合間において、前記ネットワークインタフェースの死活状態を確認して、当該死活状態を示す情報を前記死活情報記憶部に書き込前記監視部は、前記死活情報記憶部に情報が記憶されていない場合には、前記パケット受信ドライバに異常が有ると判定し、前記死活情報記憶部に情報が記憶されている場合には、前記パケット受信ドライバについて正常であると判定し、前記ネットワークインタフェースについて当該情報が示す状態であると判定する

パケットの受信又は送信をループ処理によって待機する処理の状態の監視を可能とすることができる。
従来のスピンロック方式のパケット受信ドライバのアルゴリズムを示す図である。 従来のスピンロック方式のパケット送信ドライバのアルゴリズムを示す図である。 本発明の実施の形態における監視装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における監視装置の機能構成例を示す図である。 本実施の形態における機能構成についての論理関係の一例を示す図である。 パケット受信ドライバが実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 パケット送信ドライバが実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 監視部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図3は、本発明の実施の形態における監視装置のハードウェア構成例を示す図である。図3の監視装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
監視装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って監視装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、例えばNIC(Network Interface Card)である。
なお、図3において、監視装置10は、CPU104、メモリ装置103、及びインタフェース装置105等を複数有していてもよい。また、インタフェース装置105は、複数のポートを有していてもよい。
図4は、本発明の実施の形態における監視装置の機能構成例を示す図である。図4において、インタフェース装置105は、パケット受信部151及びパケット送信部152等を有する。
パケット受信部151は、インタフェース装置105において、パケットの受信側の回線及び回路を含む部分に相当する。パケット受信部151は、ネットワークからパケットを受信すると、当該パケットを、パケット受信部151に属する受信バッファ151mに記憶する。
パケット送信部152は、インタフェース装置105において、パケットの送信側の回線及び回路を含む部分に相当する。パケット送信部152は、パケット送信部152に属する送信バッファ152mに書き込まれたパケットを、ネットワークに送信する。
なお、受信バッファ151m及び送信バッファ152mは、インタフェース装置105が有するメモリを用いて実現される。
一方、ユーザ空間11は、監視装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により、監視装置10のOS(Operating System)上において実現されるソフトウェア空間である。ユーザ空間11は、パケット受信ドライバ111、パケット送信ドライバ112、アプリケーション113、及び監視部114等を含む。これら各部は、監視装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。
パケット受信ドライバ111は、ループ処理によって受信バッファ151mを繰り返し参照し、パケット受信部151への受信パケットの到着を待機する。受信パケットが受信バッファ151mに記憶されると、パケット受信ドライバ111は、受信パケットを受信バッファ151mから取得し、受信パケットを受信パケット記憶部115に書き込む。パケット受信ドライバ111は、以上一連の処理をビジーウェイト方式又はスピンロック方式に基づいて高速に繰り返すプロセス又はスレッドとして起動される。
受信パケット記憶部115は、パケット受信ドライバ111によって書き込まれた受信パケットを記憶する。なお、受信パケット記憶部115は、例えば、メモリ装置103を用いて実現される。
アプリケーション113は、受信パケット記憶部115に記憶されている受信パケットを取得し、当該受信パケットに関して所定の処理を実行する。アプリケーション113はまた、処理結果又は処理要求等に関する送信パケットを送信パケット記憶部116に書き込む。
送信パケット記憶部116は、アプリケーション113によって書き込まれた送信パケットを記憶する。なお、送信パケット記憶部116は、例えば、メモリ装置103を用いて実現される。
パケット送信ドライバ112は、ループ処理によって送信パケット記憶部116を繰り返し参照し、送信パケット記憶部116への送信パケットの書き込みを待機する。送信パケット記憶部116に送信パケットが書き込まれると、パケット送信ドライバ112は、当該送信パケットを読み取り、当該送信パケットを送信バッファ152mに書き込む。パケット送信ドライバ112は、以上の一連の処理をビジーウェイト方式又はスピンロック方式に基づいて高速に繰り返すプロセス又はスレッドとして起動される。
死活情報記憶部117rは、パケット受信部151及びパケット受信ドライバ111の少なくともいずれか一方の死活状態(正常性)を示す情報(以下、「死活情報」という。)を記憶する。すなわち、パケット受信ドライバ111は、例えば、ループ処理の合間(例えば、定期的)に、死活情報を死活情報記憶部117rに記憶する。
死活情報記憶部117tは、パケット送信部152又はパケット送信ドライバ112の死活情報を記憶する。すなわち、パケット送信ドライバ112は、例えば、ループ処理の合間(例えば、定期的)に、死活情報を死活情報記憶部117tに記憶する。
監視部114は、死活情報記憶部117rを参照して、パケット受信部151及びパケット受信ドライバ111の少なくともいずれか一方の正常性を監視する。監視部114は、また、死活情報記憶部117tを参照して、パケット送信部152及びパケット送信ドライバ112の少なくともいずれか一方の正常性を監視する。
なお、死活情報記憶部117r及び死活情報記憶部117tは、例えば、メモリ装置103を用いて実現される。
なお、パケット受信ドライバ111及びパケット送信ドライバ112には、それぞれ1つのCPUコアが割り当てられてもよい。
また、本実施の形態には、Intel(登録商標)社のDPDK(Data Plane Development Kit)ライブラリのPDM(Poll Mode Driver)を用いた、ソフトウェアのOpenFlowスイッチ(非特許文献2)の一つであるLagopus(非特許文献3)が適用されてもよい。すなわち、パケット受信ドライバ111及びパケット送信ドライバ112は、PDMによって実現されてもよい。
図5は、本実施の形態における機能構成についての論理関係の一例を示す図である。図5では、パケット受信部151は4つである。また、パケット受信ドライバ111は2つであり、受信パケット記憶部115は、8つである。また、アプリケーション113は、4つである。また、送信パケット記憶部116は、8つであり、パケット送信ドライバ112は2つである。また、パケット送信部152は4つである。
各パケット受信部151は、PMDを駆動させる。各パケット受信部151は、パケットを受信すると、当該受信パケットを、各パケット受信部151の受信バッファ151mに書き込む。各パケット受信ドライバ111は、それぞれに対応する2つの受信バッファ151mから受信パケットを取得し、当該受信パケットを、各パケット受信ドライバ111に対応する4つの受信パケット記憶部115のいずれかに書き込む。各アプリケーション113は、例えば、Flow Lookup Packet Processingである。各アプリケーション113は、それぞれに対応する2つの受信パケット記憶部115から受信パケットを取得する。また、各アプリケーション113は、それぞれに対応する2つの送信パケット記憶部116に送信パケットを書き込む。なお、各アプリケーション113もPMDを駆動させてもよい。
各パケット送信ドライバ112は、PMDを駆動させる。各パケット送信ドライバ112は、それぞれに対応する4つの送信パケット記憶部116から送信パケットを取得し、当該送信パケットを、各パケット送信ドライバ112に対応する2つの送信バッファ152mのいずれかに書き込む。各パケット送信部152は、それぞれの送信バッファ152mに書き込まれた送信パケットを送信する。
なお、図5では、監視部114は1つであるが、死活情報記憶部117rごと及び死活情報記憶部117tごとに監視部114が設けられてもよい。
又は、図5では、パケット受信ドライバ111ごとに死活情報記憶部117rが配置され、パケット送信ドライバ112ごとに死活情報記憶部117tが配置されているが、複数のパケット受信ドライバ111又は複数のパケット送信ドライバ112に対して一つの死活情報記憶部117が配置されてもよい。この場合、死活情報は、パケット受信ドライバ111又はパケット送信ドライバ112ごとに区別されて記憶されればよい。
以下、本実施の形態において実行させる処理手順について説明する。図6は、パケット受信ドライバが実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
パケット受信ドライバ111は、高速なループ処理においてN回に1回の周期が到来しない場合には(S101でNo)、受信バッファ151mを参照して、受信パケットの有無を確認する(S102)。受信パケットが無い場合(S102でNo)、ステップS101に戻る。受信パケットが有る場合(S102でYes)、パケット受信ドライバ111は、当該受信パケットを取得して(S103)、受信パケット記憶部115へ書き込む(S104)。
一方、N回に1回の周期が到来した場合(S101でYes)、パケット受信ドライバ111は、パケット受信部151の死活状態(正常性)を確認する(S105)。パケット受信部151の死活情報は、例えば、以下のようにして確認される。パケット受信ドライバ111は、ハードウェアのパケット受信部151に信号を送り、その応答を受け取ることができる。それゆえ、当該応答を受け取ることができれば、パケット受信ドライバ111はパケット受信部151が正常状態であると判定する。又は、パケット受信ドライバ111は、パケット受信部151のメモリである受信バッファ151mを参照することができる。パケット受信ドライバ111が受信バッファ151mを参照できれば、パケット受信部151が正常状態であると判定されてもよい
続いて、パケット受信ドライバ111は、確認結果を示す死活情報を死活情報記憶部117rに書き込む(S106)。この際、過去に書き込まれた死活情報は、新たな死活情報によって上書きされる。
ここで、そもそもパケット受信ドライバ111が正常でない場合(停止している場合)、ステップS105及びS106は実行されない。この場合、死活情報の書き込みは行われない。したがって、死活情報の有無、及び死活情報の内容によって、パケット受信ドライバ111及びパケット受信部151の死活状態は、以下のように区別可能である。
死活情報が死活情報記憶部117rに記憶されていない場合、少なくともパケット受信ドライバ111に異常が有り、パケット受信部151の死活状態は不明である。
死活情報が死活情報記憶部117rに記憶されており、当該死活情報が異常状態を示す場合、パケット受信ドライバ111は正常であるが、パケット受信部151に異常が有る。
死活情報が死活情報記憶部117rに記憶されており、当該死活情報が正常状態を示す場合、パケット受信ドライバ111及びパケット受信部151が正常である。
このように、パケット受信ドライバ111は、自身及びパケット受信部151の正常性を示す死活情報を定期的に死活情報記憶部117rに書き込むことができる。
図7は、パケット送信ドライバが実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
パケット送信ドライバ112は、高速なループ処理においてN回に1回の周期が到来しない場合には(S201でNo)、送信パケット記憶部116を参照して、送信パケットの有無を確認する(S202)。送信パケットが無い場合(S202でNo)、ステップS201に戻る。送信パケットが有る場合(S202でYes)、パケット送信ドライバ112は、当該送信パケットを取得して(S203)、送信バッファ152mへ書き込む(S204)。
一方、N回に1回の周期が到来した場合(S201でYes)、パケット送信ドライバ112は、パケット送信部152の死活状態(正常性)を確認する(S205)。パケット送信部152の死活情報は、例えば、以下のようにして確認される。パケット送信ドライバ112は、ハードウェアのパケット送信部152に信号を送り、その応答を受け取ることができる。それゆえ、当該応答を受け取ることができれば、パケット送信ドライバ112はパケット送信部152が正常状態であると判定する。又は、パケット送信ドライバ112は、パケット送信部152のメモリである送信パケット記憶部116を参照することができる。パケット送信ドライバ112が送信バッファ152mを参照できれば、パケット送信部152が正常状態であると判定されてもよい
続いて、パケット送信ドライバ112は、確認結果を示す死活情報を死活情報記憶部117tに書き込む(S206)。この際、過去に書き込まれた死活情報は、新たな死活情報によって上書きされる。
ここで、そもそもパケット送信ドライバ112が正常でない場合(停止している場合)、ステップS205及びS206は実行されない。この場合、死活情報の書き込みは行われない。したがって、死活情報の有無、及び死活情報の内容によって、パケット送信ドライバ112及びパケット送信部152の死活状態は、以下のように区別可能である。
死活情報が死活情報記憶部117tに記憶されていない場合、少なくともパケット送信ドライバ112に異常が有り、パケット送信部152の死活状態は不明である。
死活情報が死活情報記憶部117tに記憶されており、当該死活情報が異常状態を示す場合、パケット送信ドライバ112は正常であるが、パケット送信部152に異常が有る。
死活情報が死活情報記憶部117tに記憶されており、当該死活情報が正常状態を示す場合、パケット送信ドライバ112及びパケット送信部152が正常である。
このように、パケット送信ドライバ112は、自身及びパケット送信部152の正常性を示す死活情報を定期的に死活情報記憶部117rに書き込むことができる。
図8は、監視部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。例えば、図8は、監視装置10に対するユーザによるコマンドの入力に応じて実行される。
ステップS301において、監視部114は、死活情報記憶部117rを参照する。死活情報記憶部117rに死活情報が記憶されている場合(S302でYes)、監視部114は、パケット受信ドライバ111が正常であり、パケット受信部151の状態が、当該死活情報が示す状態であると判定する(S303)。続いて、監視部114は、当該死活情報を死活情報記憶部117rから削除する(S304)。
一方、死活情報記憶部117rに死活情報が記憶されていない場合(S302でNo)、監視部114は、パケット受信ドライバ111に異常が有ると判定する(S305)。
ステップS304又はステップS305に続いて、監視部114は、死活情報記憶部117tを参照する(S306)。死活情報記憶部117tに死活情報が記憶されている場合(S307でYes)、監視部114は、パケット送信ドライバ112が正常であり、パケット送信部152の状態が、当該死活情報が示す状態であると判定する(S308)。続いて、監視部114は、当該死活情報を死活情報記憶部117tから削除する(S309)。
一方、死活情報記憶部117tに死活情報が記憶されていない場合(S307でNo)、監視部114は、パケット送信ドライバ112に異常が有ると判定する(S310)。
ステップS309又はステップS310に続いて、監視部114は、上記の判定結果を出力する(S311)。
なお、コマンドに対するパラメータの指定に応じて、パケット受信ドライバ111側のみの判定、又はパケット送信ドライバ112側のみの判定が行われてもよい。
ところで、図8の処理手順がコマンドの入力に応じて実行される場合、出力される判定結果は、必ずしも正しくない可能性が有る。例えば、図6の処理手順において、パケット受信ドライバ111が、正常状態を示す死活情報を死活情報記憶部117rに書き込んだ後に停止してしまったとする。この後に入力されたコマンドに応じて監視部114が死活情報記憶部117rを参照すると、監視部114は、当該死活情報に基づいて、パケット受信ドライバ111及びパケット受信部151が正常であると判定してしまう。
但し、このような判定結果が生じることが許容されてもよい。この場合、ユーザによって、複数回連続してコマンドの入力が行われれば、1回目のコマンドの入力に応じた処理により、死活情報が削除され、2回目のコマンドの入力に応じた処理により、死活情報が無いことに基づいて、パケット受信ドライバ111に異常が有るとする判定結果を出力可能であるからである。
又は、監視部114は、ユーザによるコマンドの入力の有無に拘わらず、図8の処理手順を複数のタイミングで(例えば、一定間隔で)実行してもよい。この場合、ステップS311では、判定結果が記憶されるようにすればよい。ユーザによってコマンドが入力された場合には、最後に記憶された判定結果が出力されてもよいし、その際に改めて図8の処理手順を実行することで得られた判定結果が出力されるようにしてもよい。
上述したように、本実施の形態によれば、NICに到着するパケットを、ビジーウェイト方式又はスピンロック方式等の方式で高速に読み込むスレッ若しくはプロセス、又はパケットを高速にNICに送るスレッド若しくはプロセスについての、状態監視が可能となる。すなわち、パケットの受信又は送信をループ処理によって待機する処理の状態の監視を可能とすることができる。
なお、本実施の形態において、パケット受信部151、パケット送信部152、又はインタフェース装置105は、ネットワークインタフェースの一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 監視装置
11 ユーザ空間
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
111 パケット受信ドライバ
112 パケット送信ドライバ
113 アプリケーション
114 監視部
115 受信パケット記憶部
116 送信パケット記憶部
117r 死活情報記憶部
117t 死活情報記憶部
151 パケット受信部
151m 受信バッファ
152 パケット送信部
152m 送信バッファ
B バス

Claims (5)

  1. ネットワークインタフェースによるパケットの受信をループ処理によって待機し、受信されたパケットをパケット記憶部に記憶するパケット受信ドライバと、
    前記ネットワークインタフェースの死活状態を示す情報を記憶する死活情報記憶部と、
    前記死活情報記憶部に記憶された情報を参照すると共に参照した情報を削除して、前記ネットワークインタフェース及び前記パケット受信ドライバの死活状態を監視する監視部とを有し、
    前記パケット受信ドライバは、前記ループ処理の合間において、前記ネットワークインタフェースの死活状態を確認して、当該死活状態を示す情報を前記死活情報記憶部に書き込
    前記監視部は、前記死活情報記憶部に情報が記憶されていない場合には、前記パケット受信ドライバに異常が有ると判定し、前記死活情報記憶部に情報が記憶されている場合には、前記パケット受信ドライバについて正常であると判定し、前記ネットワークインタフェースについて当該情報が示す状態であると判定する、
    ことを特徴とする監視装置。
  2. ネットワークインタフェースから送信するパケットの有無をループ処理によって待機し、送信するパケットが有る場合に、当該パケットを前記ネットワークインタフェースに送信するパケット送信ドライバと、
    前記ネットワークインタフェースの死活状態を示す情報を記憶する死活情報記憶部と、
    前記死活情報記憶部に記憶された情報を参照すると共に参照した情報を削除して、前記ネットワークインタフェース及び前記パケット送信ドライバの死活状態を監視する監視部とを有し、
    前記パケット送信ドライバは、前記ループ処理の合間において、前記ネットワークインタフェースの死活状態を確認して、当該死活状態を示す情報を前記死活情報記憶部に書き込
    前記監視部は、前記死活情報記憶部に情報が記憶されていない場合には、前記パケット送信ドライバに異常が有ると判定し、前記死活情報記憶部に情報が記憶されている場合には、前記パケット送信ドライバについて正常であると判定し、前記ネットワークインタフェースについて当該情報が示す状態であると判定する、
    ことを特徴とする監視装置。
  3. ネットワークインタフェースによるパケットの受信をループ処理によって待機し、受信されたパケットをパケット記憶部に記憶するパケット受信手順と、
    前記ネットワークインタフェースの死活状態を示す情報を死活情報記憶部に記憶する記憶手順と、
    前記死活情報記憶部に記憶された情報を参照すると共に参照した情報を削除して、前記ネットワークインタフェース及び前記パケット受信手順の死活状態を監視する監視手順とをコンピュータが実行し、
    前記パケット受信手順は、前記ループ処理の合間において、前記ネットワークインタフェースの死活状態を確認して、当該死活状態を示す情報を前記死活情報記憶部に書き込
    前記監視手順は、前記死活情報記憶部に情報が記憶されていない場合には、前記パケット受信手順に異常が有ると判定し、前記死活情報記憶部に情報が記憶されている場合には、前記パケット受信手順について正常であると判定し、前記ネットワークインタフェースについて当該情報が示す状態であると判定する、
    ことを特徴とする監視方法。
  4. ネットワークインタフェースから送信するパケットの有無をループ処理によって待機し、送信するパケットが有る場合に、当該パケットを前記ネットワークインタフェースに送信するパケット送信手順と、
    前記ネットワークインタフェースの死活状態を示す情報を死活情報記憶部に記憶する記憶手順と、
    前記死活情報記憶部に記憶された情報を参照すると共に参照した情報を削除して、前記ネットワークインタフェース及び前記パケット送信手順の死活状態を監視する監視手順とをコンピュータが実行し、
    前記パケット送信手順は、前記ループ処理の合間において、前記ネットワークインタフェースの死活状態を確認して、当該死活状態を示す情報を前記死活情報記憶部に書き込
    前記監視手順は、前記死活情報記憶部に情報が記憶されていない場合には、前記パケット送信手順に異常が有ると判定し、前記死活情報記憶部に情報が記憶されている場合には、前記パケット送信手順について正常であると判定し、前記ネットワークインタフェースについて当該情報が示す状態であると判定する、
    ことを特徴とする監視方法。
  5. 請求項1又は2記載の各部としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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