JP6334100B2 - 冗長情報処理システムおよび冗長情報処理システムのデータ同期方法 - Google Patents

冗長情報処理システムおよび冗長情報処理システムのデータ同期方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6334100B2
JP6334100B2 JP2013133852A JP2013133852A JP6334100B2 JP 6334100 B2 JP6334100 B2 JP 6334100B2 JP 2013133852 A JP2013133852 A JP 2013133852A JP 2013133852 A JP2013133852 A JP 2013133852A JP 6334100 B2 JP6334100 B2 JP 6334100B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information
information processing
storage unit
update
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013133852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015011369A (ja
Inventor
健太郎 工藤
健太郎 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2013133852A priority Critical patent/JP6334100B2/ja
Publication of JP2015011369A publication Critical patent/JP2015011369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6334100B2 publication Critical patent/JP6334100B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、情報処理装置間でデータの同期をとる冗長情報処理システムおよび冗長情報処理システムのデータ同期方法に関する。
現用系情報処理装置と、該現用系情報処理装置とほぼ同一の構成を有する待機系情報処理装置とがLAN(Local_Area_Network)を介して接続された冗長情報処理システムにおいては、現用系情報処理装置において実行されるオペレーティングシステムプログラム(以下、「OS」とも言う。)やアプリケーションプログラム(以下、「AP」とも言う。)によって現用系情報処理装置内の様々な場所に格納されたデータが変更される毎に、待機系情報処理装置内の対応する場所に格納されたデータも同様に変更することで、通常時に使用される現用系情報処理装置が故障した場合には、待機系情報処理装置がそれまでに現用系情報処理装置で実行されていた情報処理を引き継いで実行することができる。
このような冗長情報処理システムの一例が、特許文献1に開示されている。
図3は、特許文献1に記載のシステムを示すブロック図である。
図3を参照すると、特許文献1に記載されたシステムは、アプリケーションプロセス52、メモリ53、データ送受信プロセス54および同期要求キュー55を備えた運用系サーバ装置51と、アプリケーションプロセス62、メモリ63、データ送受信プロセス64および同期要求キュー65を備えた待機系サーバ装置61と、運用系サーバ装置51と待機系サーバ装置61とを接続するLAN回線70とから構成される。
係るシステムにおいては、運用系サーバ装置51のアプリケーションプロセス52が、メモリ53内のある格納位置にデータを書き込むと、このデータが書き込まれた格納場所を示す書き込み位置情報が同期要求キュー55に渡されて登録され、その後、データを待機系サーバ装置61に転送するためのデータ送受信プロセス54が、同期要求キュー55に登録された各書き込み位置情報を読み出し、さらに、こうして読み出された各書き込み位置情報で示されるメモリ53内の格納場所に格納された各データを読み出し、読み出された各データをLAN回線70を介して待機系サーバ装置61に送信する。
なお、特許文献2乃至4にも運用系から待機系にデータを転送するためにLAN等の通信回線を使用する技術が開示されている。
特開2009−080569 特開2004−303025 特開2012−022645 特開2000−305856
図3に示す特許文献1に記載されたシステムにおいては、運用系サーバ装置51から待機系サーバ装置61にデータを送信するための回線として、インターネットプロトコル(「Internet_Protocol」。以下、「IP」とも言う。)技術を採用するLAN回線70が使用されている。
このIP技術においては、通常、データは、伝送制御プロトコルであるTCP/IP(Transmission_Contorol_Protocol/Internet_Protocol)に規定されるTCP/IPフレームフォーマットで伝送される。そして、送信すべきデータのこのTCP/IPフレームフォーマットへの変換はOSの支援の下で行なわれるため、運用系サーバ装置51のOSの処理負担が重くなるという問題点がある。
なお、特許文献2乃至4に記載の技術も、IP技術を採用するLAN回線を使用しているため同様の問題点がある。
本発明の目的は、上述した問題点を解決した冗長情報処理システムおよび冗長情報処理システムのデータ同期方法を提供することにある。
本発明の冗長情報処理システムは、
自装置の動作中に各種のデータが格納される第1のデータ格納部群と、前記第1のデータ格納部群に格納されたデータの更新を検出する毎に、更新された当該データと当該データの前記第1のデータ格納部群内の格納場所を指定する格納場所指定情報とを含む更新データ情報を出力する第1の制御部と、前記第1の制御部から出力された前記更新データ情報をオペレーティングシステムプログラムの支援を受けることなく第1の所定のフォーマットに変換して送信する第1の終端部とを備えた第1の情報処理装置と、
前記第1の終端部から送信されて来る各前記更新データ情報を一時的に記憶していく第1の記憶部と、所定の第1の条件を満足した場合に、前記第1の記憶部に記憶された各前記更新データ情報を第2の所定のフォーマットに変換して送信する第2の制御部とを備えた第1の同期装置と、
前記第1の同期装置から送信されて来る各前記更新データ情報を一時的に記憶していく第2の記憶部と、所定の第2の条件を満足した場合に、前記第2の記憶部に記憶された各前記更新データ情報を前記第1の所定のフォーマットに変換して送信する第3の制御部とを備えた第2の同期装置と、
前記第1のデータ格納部群と同等の構成を有する第2のデータ格納部群と、前記第2の同期装置から送信されて来る各前記更新データ情報を受信する第2の終端部と、該第2の終端部で受信した各前記更新データ情報に含まれるデータおよび格納場所指定情報に基づき、当該格納場所指定情報により指定される前記第2のデータ格納部群内の格納場所に当該データを格納する第4の制御部とを備えた第2の情報処理装置と
から構成され、
前記第1の情報処理装置に障害が発生した場合には、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置により前記障害の発生前に行われていた処理を引き継いで実行する。
さらに、本発明の他の冗長情報処理システムは、
自装置の動作中に各種のデータが格納される第1のデータ格納部群と、前記第1のデータ格納部群に格納されたデータの更新を検出する毎に、更新された当該データと当該データの前記第1のデータ格納部群内の格納場所を指定する格納場所指定情報とを含む更新データ情報を出力する第1の制御部と、前記第1の制御部から出力された前記更新データ情報をオペレーティングシステムプログラムの支援を受けることなく第1の所定のフォーマットに変換して送信する第1の終端部とを備えた第1の情報処理装置と、
前記第1の終端部から送信されて来る各前記更新データ情報を第2の所定のフォーマットに変換して送信する第2の制御部とを備えた第1の同期装置と、
前記第1の同期装置から送信されて来る各前記更新データ情報を前記第1のフォーマットに変換して送信する第3の制御部とを備えた第2の同期装置と、
前記第1のデータ格納部群と同等の構成を有する第2のデータ格納部群と、前記第2の同期装置から送信されて来る各前記更新データ情報を受信する第2の終端部と、該第2の終端部で受信した各前記更新データ情報に含まれるデータおよび格納場所指定情報に基づき、当該格納場所指定情報により指定される前記第2のデータ格納部群内の格納場所に当該データを格納する第4の制御部とを備えた第2の情報処理装置と
から構成され、
前記第1の情報処理装置に障害が発生した場合には、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置により前記障害の発生前に行われていた処理を引き継いで実行する。
さらに、本発明の他の冗長情報処理システムは、
自装置の動作中に各種のデータが格納される第1のデータ格納部群と、前記第1のデータ格納部群に格納されたデータの更新を検出する毎に、更新された当該データと当該データの前記第1のデータ格納部群内の格納場所を指定する格納場所指定情報とを含む更新データ情報を出力する第1の制御部と、前記第1の制御部から出力された前記更新データ情報をオペレーティングシステムプログラムの支援を受けることなく所定のフォーマットに変換して送信する第1の終端部とを備えた第1の情報処理装置と、
前記第1のデータ格納部群と同等の構成を有する第2のデータ格納部群と、前記第1の終端部から送信されて来る各前記更新データ情報を受信する第2の終端部と、該第2の終端部で受信した各前記更新データ情報に含まれるデータおよび格納場所指定情報に基づき、当該格納場所指定情報により指定される前記第2のデータ格納部群内の格納場所に当該データを格納する第4の制御部とを備えた第2の情報処理装置と
から構成され、
前記第1の情報処理装置に障害が発生した場合には、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置により前記障害の発生前に行われていた処理を引き継いで実行する。
また、本発明の冗長情報処理システムのデータ同期方法は、
第1の情報処理装置の動作中に各種のデータを第1のデータ格納部群に格納する第1のステップと、
前記第1のデータ格納部群に格納されたデータの更新を検出する毎に、更新された当該データと当該データの前記第1のデータ格納部群内の格納場所を指定する格納場所指定情報とを含む更新データ情報を出力する第2のステップと、
前記第1の情報処理装置内の第1の終端部が、前記第2のステップにおいて出力された前記更新データ情報をオペレーティングシステムプログラムの支援を受けることなく第1の所定のフォーマットに変換して第1の同期装置に送信する第3のステップと、
前記第3のステップにおいて送信される各前記更新データ情報を一時的に第1の記憶部に記憶していく第4のステップと、
所定の第1の条件を満足した場合に、前記第1の記憶部に記憶された各前記更新データ情報を第2の所定のフォーマットに変換して第2の同期装置に送信する第5のステップと、
前記第5のステップにおいて送信される各前記更新データ情報を一時的に第2の記憶部に記憶していく第6のステップと、
所定の第2の条件を満足した場合に、前記第2の記憶部に記憶された各前記更新データ情報を前記第1の所定のフォーマットに変換して第2の情報処理装置に送信する第7のステップと、
前記第7のステップにおいて送信される各前記更新データ情報を前記第2の情報処理装置内の第2の終端部で受信する第8のステップと、
該第8のステップで受信した各前記更新データ情報に含まれるデータおよび格納場所指定情報に基づき、前記第1のデータ格納部群と同等の構成を有する第2のデータ格納部群内の、当該格納場所指定情報により指定される格納場所に当該データを格納する第9のステップと
を含み、
前記第1の情報処理装置に障害が発生した場合には、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置により前記障害の発生前に行われていた処理を引き継いで実行する。
さらに、本発明の他の冗長情報処理システムのデータ同期方法は、
第1の情報処理装置の動作中に各種のデータを第1のデータ格納部群に格納する第1のステップと、
前記第1のデータ格納部群に格納されたデータの更新を検出する毎に、更新された当該データと当該データの前記第1のデータ格納部群内の格納場所を指定する格納場所指定情報とを含む更新データ情報を出力する第2のステップと、
前記第1の情報処理装置内の第1の終端部が、前記第2のステップにおいて出力された前記更新データ情報をオペレーティングシステムプログラムの支援を受けることなく第1の所定のフォーマットに変換して第1の同期装置に送信する第3のステップと、
前記第3のステップで送信されて来た各前記更新データ情報を第2の所定のフォーマットに変換して第2の同期装置に送信する第4のステップと、
前記第4のステップにおいて送信されて来た各前記更新データ情報を前記第1の所定のフォーマットに変換して第2の情報処理装置に送信する第5のステップと、
前記第5のステップにおいて送信される各前記更新データ情報を前記第2の情報処理装置内の第2の終端部で受信する第6のステップと、
該第6のステップで受信した各前記更新データ情報に含まれるデータおよび格納場所指定情報に基づき、前記第1のデータ格納部群と同等の構成を有する第2のデータ格納部群内の、当該格納場所指定情報により指定される格納場所に当該データを格納する第7のステップと
を含み、
前記第1の情報処理装置に障害が発生した場合には、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置により前記障害の発生前に行われていた処理を引き継いで実行する。
さらに、本発明の他の冗長情報処理システムのデータ同期方法は、
第1の情報処理装置の動作中に各種のデータを第1のデータ格納部群に格納する第1のステップと、
前記第1のデータ格納部群に格納されたデータの更新を検出する毎に、更新された当該データと当該データの前記第1のデータ格納部群内の格納場所を指定する格納場所指定情報とを含む更新データ情報を出力する第2のステップと、
前記第1の情報処理装置内の第1の終端部が、前記第2のステップにおいて出力された前記更新データ情報をオペレーティングシステムプログラムの支援を受けることなく所定のフォーマットに変換して第2の情報処理装置に送信する第3のステップと、
前記第3のステップにおいて送信される各前記更新データ情報を前記第2の情報処理装置内の第2の終端部で受信する第4のステップと、
該第4のステップで受信した各前記更新データ情報に含まれるデータおよび格納場所指定情報に基づき、前記第1のデータ格納部群と同等の構成を有する第2のデータ格納部群内の、当該格納場所指定情報により指定される格納場所に当該データを格納する第5のステップと
を含み、
前記第1の情報処理装置に障害が発生した場合には、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置により前記障害の発生前に行われていた処理を引き継いで実行する。
本発明には、現用情報処理装置からの更新データ情報の待機情報処理装置への転送処理が、現用情報処理装置における他の処理の実行に及ぼす影響を最小限にできるという効果がある。
本発明の実施形態の全体構成を示すブロック図である。 現用情報処理装置17aおよびデータ同期装置16aの内部構成を示すブロック図である。 待機情報処理装置17bおよびデータ同期装置16bの内部構成を示すブロック図である。 特許文献1に記載のシステムを示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態の全体構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施形態において、冗長情報処理システム71は、現用情報処理装置(例えば、サーバ装置)17aと、データ同期装置16aと、データ同期装置16bと、待機情報処理装置(例えば、サーバ装置)17bと、現用情報処理装置17aとデータ同期装置16aとを接続するデータ回線28aと、待機情報処理装置17bとデータ同期装置16bとを接続するデータ回線28bと、データ同期装置16aとデータ同期装置16bとを接続する通信回線37とから構成される。
現用情報処理装置17aは、通常時に使用され、待機情報処理装置17bは、現用情報処理装置17aとほぼ同一の構成を有し、現用情報処理装置17aでの障害の発生時に使用される。
図2Aは、現用情報処理装置17aおよびデータ同期装置16aの内部構成を示すブロック図である。なお、説明の便宜上、以下では、図2Aに示す構成全体を「現用系側システム」とも言う。
また、図2Bは、待機情報処理装置17bおよびデータ同期装置16bの内部構成を示すブロック図である。説明の便宜上、以下では、図2Bに示す構成全体を「待機系側システム」とも言う。
図2Aを参照すると、現用系側システムは、現用情報処理装置17aと、データ同期装置16aと、データ回線28aと、通信回線37とを含む。
現用情報処理装置17aは、OS25aと、データ終端部21aと、AP24aと、各種の情報や値(以下、これらを総称して「データ」と言う。)を格納するデータ格納部群23aとを含む。ここで、データ格納部群23aには、一般的な情報処理装置のようなコンピュータが動作する際に、一時的または長期的にデータが格納される、アドレスレジスタ、データレジスタおよび汎用レジスタ等のレジスタ類、プログラム等が格納される主記憶部並びに磁気ディスク記憶部等の大容量記憶部が含まれる。
また、データ同期装置16aは、データ終端部1aと、データ同期制御部6aと、データ同期記憶部3aと、入出力部11aとを含む。
次に、現用系側システムの動作について説明する。
現用情報処理装置17aにおいて、AP24aはOS25aの制御下で実行される。
AP24aが実行されていく過程で、AP24aおよびOS25aは、データ格納部群23a内の所望のデータ格納場所にデータを書き込んだり、既に書き込まれているデータを別のデータで上書きしたりする(このような「データの書き込み」や「データの上書き」を総称して「データの更新」と言う。)
制御部26aは、このようなデータの更新を監視する機能を有し、データの更新を検出する毎に、その更新を検出したデータと、データ格納部群23a内の当該データの格納された場所を指定する格納場所指定情報との組を更新データ情報としてデータ終端部21aに渡す。
次に、こうして更新データ情報を受け取る毎に、ハードウェアで構成されるデータ終端部21aは、それらの更新データ情報を、OSの支援を受けることなく、所定のフォーマットに変換して、データ同期装置16aのデータ終端部1aに転送する。
データ終端部21aとしては、例えば、USB(Universal_Serial_Bus)、IEEE(Institute_Of_Electrical_and_Electronic_Engineers)1394およびMMC(Multi_Media_Card)等のインタフェースが採用できる。
データ同期装置16aのデータ終端部1aは、データ終端部21aから更新データ情報を受け取る度に、受け取った更新データ情報をデータ同期制御部6aに渡す。データ同期制御部6aは、受け取った更新データ情報をデータ同期記憶部3aに書き込んでいく。
その後、データ同期制御部6aは、記憶部3aの全ての記憶場所に更新データ情報が書き込まれるか、または、一定の時間が経過する毎に、記憶部3aに書き込まれた全ての更新データ情報を入出力部11aに順次渡す。
なお、データ同期装置16aに、データ同期記憶部3aを設けず、データ同期制御部6aが更新データ情報を入出力部11aに直接渡すようにしても良い。
入出力部11aは、データ同期制御部6aから受け取った更新データ情報を、所定の伝送方式に従った伝送フォーマット(例えば、TCP/IPに従った伝送フォーマット)で、通信回線37を介して図2Bに示すデータ同期装置16bの入出力部11bに転送する。
次に、待機系側システムについて構成と動作を説明する。
図2Bを参照すると、待機系側システムは、データ同期装置16bと、待機情報処理装置17bと、データ回線28bと、通信回線37を含む。
データ同期装置16bは、データ終端部1bと、データ同期制御部6bと、データ同期記憶部3bと、入出力部11bを含む。
また、待機情報処理装置17bは、OS25bと、制御部26bと、データ終端部21bと、AP24b、データ格納部群23bとを含む。ここで、データ格納部群23bは、現用情報処理装置17aのデータ格納部群23aに含まれるレジスタ類、主記憶部および大容量記憶部と対応するレジスタ類、主記憶部および大容量記憶部を含む。
データ同期装置16bにおける入出力部11bは、通信回線37から上記更新データ情報を順次受け取り、データ同期制御部6bへ渡す。
更新データ情報を受け取ったデータ同期制御部6bは、該更新データ情報をデータ同期記憶部3bに書き込んでいく。
その後、データ同期制御部6bは、記憶部3bの全ての記憶場所に更新データ情報が書き込まれるか、または、一定の時間が経過する毎に、記憶部3bに書き込まれた全ての更新データ情報をデータ終端部1bに順次渡す。
更新データ情報を受け取ったデータ終端部1bは、データ回線28bを介して、待機情報処理装置17bのデータ終端部21bにその更新データ情報を転送する。
データ終端部21bとしては、例えば、USB、IEEE1394およびMMCなどのインタフェースが採用できる。
待機情報処理装置17bのデータ終端部21bは、受け取った更新データ情報を制御部26bへ渡す。
更新データ情報を受け取った制御部26bは、各更新データ情報に含まれるデータとデータ格納部群23a内の当該データの格納された場所を指定する格納場所指定情報とに基いて、データ格納部群23b内の対応する格納場所に当該データを書き込む。
こうして、待機情報処理装置17bのデータ格納部群23bと、現用情報処理装置17aのデータ格納部群23aとには、同じ内容のデータが記憶される(すなわち、同じ動作環境が実現される)こととなり、現用情報処理装置17aが故障した場合には、それまで現用情報処理装置17aが行っていた処理を、待機情報処理装置17bが代行して行うことができる。
なお、本実施形態では、現用情報処理装置17aと待機情報処理装置17bとの間にデータ同期装置16aおよびデータ同期装置16bを設けているが、データ同期装置16aおよびデータ同期装置16bを設けずに、現用情報処理装置17aと待機情報処理装置17bとを直接接続するようにしても良い。
その場合には、制御部26aから更新データ情報を受け取る毎に、ハードウェアで構成されるデータ終端部21aは、それらの更新データ情報を、OSの支援を受けることなく、所定のフォーマットに変換して、待機情報処理装置17bのデータ終端部21bに直接転送することになる。そして、制御部26bは、データ終端部21bに転送されてきた各更新データ情報に含まれるデータとデータ格納部群23a内の当該データの格納された場所を指定する格納場所指定情報とに基いて、データ格納部群23b内の対応する格納場所に当該データを書き込むことになる。
以上、本実施形態には、現用情報処理装置17aからの更新データ情報の待機情報処理装置17bへの転送処理が、現用情報処理装置17aにおける他の処理の実行に及ぼす影響を最小限にできるという効果がある。
その理由は、更新データ情報の転送時に、データ終端部21aが、OSの支援を受けることなく該更新データ情報を所定のフォーマットに変換しているからである。
1a データ終端部
1b データ終端部
3a データ同期記憶部
3b データ同期記憶部
6a データ同期制御部
6b データ同期制御部
11a 入出力部
11b 入出力部
16a データ同期装置
16b データ同期装置
17a 現用情報処理装置
17b 待機情報処理装置
21a データ終端部
21b データ終端部
23a データ格納部群
23b データ格納部群
24a AP
24b AP
25a OS
25b OS
26a 制御部
26b 制御部
28a データ回線
28b データ回線
37 通信回線
51 運用系サーバ装置
52 アプリケーションプロセス
53 メモリ
54 データ送受信プロセス
55 同期要求キュー
61 待機系サーバ装置
62 アプリケーションプロセス
63 メモリ
64 データ送受信プロセス
65 同期要求キュー
70 LAN回線
71 冗長情報処理システム

Claims (4)

  1. 自装置の動作中に各種のデータが格納される第1のデータ格納部群と、前記第1のデータ格納部群に格納されたデータの更新を検出する毎に、更新された当該データと当該データの前記第1のデータ格納部群内の格納場所を指定する格納場所指定情報とを含む更新データ情報を出力する第1の制御部と、前記第1の制御部から出力された前記更新データ情報をオペレーティングシステムプログラムの支援を受けることなく第1の所定のフォーマットに変換して送信する第1の終端部とを備えた第1の情報処理装置と、
    前記第1の終端部から送信されて来る各前記更新データ情報を一時的に記憶していく第1の記憶部と、所定の第1の条件を満足した場合に、前記第1の記憶部に記憶された各前記更新データ情報を第2の所定のフォーマットに変換して送信する第2の制御部とを備えた第1の同期装置と、
    前記第1の同期装置から送信されて来る各前記更新データ情報を一時的に記憶していく第2の記憶部と、所定の第2の条件を満足した場合に、前記第2の記憶部に記憶された各前記更新データ情報を前記第1の所定のフォーマットに変換して送信する第3の制御部とを備えた第2の同期装置と、
    前記第1のデータ格納部群と同等の構成を有する第2のデータ格納部群と、前記第2の同期装置から送信されて来る各前記更新データ情報を受信する第2の終端部と、該第2の終端部で受信した各前記更新データ情報に含まれるデータおよび格納場所指定情報に基づき、当該格納場所指定情報により指定される前記第2のデータ格納部群内の格納場所に当該データを格納する第4の制御部とを備えた第2の情報処理装置と
    から構成され、
    前記第1の情報処理装置に障害が発生した場合には、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置により前記障害の発生前に行われていた処理を引き継いで実行する
    ことを特徴とする冗長情報処理システム。
  2. 前記第1の終端部は、USB(Universal_Serial_Bus)インターフェース、IEEE(Institute_Of_Electrical_and_Electronic_Engineers)1394インターフェースまたはMMC(Multi_Media_Card)インタフェースであることを特徴とする請求項1に記載の冗長情報処理システム。
  3. 第1の情報処理装置の動作中に各種のデータを第1のデータ格納部群に格納する第1のステップと、
    前記第1のデータ格納部群に格納されたデータの更新を検出する毎に、更新された当該データと当該データの前記第1のデータ格納部群内の格納場所を指定する格納場所指定情報とを含む更新データ情報を出力する第2のステップと、
    前記第1の情報処理装置内の第1の終端部が、前記第2のステップにおいて出力された前記更新データ情報をオペレーティングシステムプログラムの支援を受けることなく第1の所定のフォーマットに変換して第1の同期装置に送信する第3のステップと、
    前記第3のステップにおいて送信される各前記更新データ情報を一時的に第1の記憶部に記憶していく第4のステップと、
    所定の第1の条件を満足した場合に、前記第1の記憶部に記憶された各前記更新データ情報を第2の所定のフォーマットに変換して第2の同期装置に送信する第5のステップと、
    前記第5のステップにおいて送信される各前記更新データ情報を一時的に第2の記憶部に記憶していく第6のステップと、
    所定の第2の条件を満足した場合に、前記第2の記憶部に記憶された各前記更新データ情報を前記第1の所定のフォーマットに変換して第2の情報処理装置に送信する第7のステップと、
    前記第7のステップにおいて送信される各前記更新データ情報を前記第2の情報処理装置内の第2の終端部で受信する第8のステップと、
    該第8のステップで受信した各前記更新データ情報に含まれるデータおよび格納場所指定情報に基づき、前記第1のデータ格納部群と同等の構成を有する第2のデータ格納部群内の、当該格納場所指定情報により指定される格納場所に当該データを格納する第9のステップと
    を含み、
    前記第1の情報処理装置に障害が発生した場合には、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置により前記障害の発生前に行われていた処理を引き継いで実行する
    ことを特徴とする冗長情報処理システムのデータ同期方法。
  4. 前記第1の終端部は、USB(Universal_Serial_Bus)インターフェース、IEEE(Institute_Of_Electrical_and_Electronic_Engineers)1394インターフェースまたはMMC(Multi_Media_Card)インタフェースであることを特徴とする請求項3に記載の冗長情報処理システムのデータ同期方法。
JP2013133852A 2013-06-26 2013-06-26 冗長情報処理システムおよび冗長情報処理システムのデータ同期方法 Active JP6334100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013133852A JP6334100B2 (ja) 2013-06-26 2013-06-26 冗長情報処理システムおよび冗長情報処理システムのデータ同期方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013133852A JP6334100B2 (ja) 2013-06-26 2013-06-26 冗長情報処理システムおよび冗長情報処理システムのデータ同期方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015011369A JP2015011369A (ja) 2015-01-19
JP6334100B2 true JP6334100B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=52304513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013133852A Active JP6334100B2 (ja) 2013-06-26 2013-06-26 冗長情報処理システムおよび冗長情報処理システムのデータ同期方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6334100B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3169624B2 (ja) * 1991-03-20 2001-05-28 株式会社日立製作所 プロセッサ間通信方法およびそのための並列プロセッサ
JP3080552B2 (ja) * 1994-12-26 2000-08-28 三菱電機株式会社 複合計算機システムのメモリ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015011369A (ja) 2015-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6007152B2 (ja) 通信システム及び通信システムの冗長化の方法
CN103092798B (zh) 片上系统及总线下的访问设备的方法
JPWO2016042587A1 (ja) 攻撃観察装置、及び攻撃観察方法
US20200059427A1 (en) Integrating a communication bridge into a data processing system
US20170286259A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, and computer-readable recording medium
WO2015098589A1 (ja) クラスタシステム、サーバ装置、クラスタシステムの管理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5392553B2 (ja) データ転送システムおよびデータ転送方法
US20160057068A1 (en) System and method for transmitting data embedded into control information
JP2010092336A (ja) ストレージシステム及び通信方法
CN103019847A (zh) 对虚拟机数据进行迁移的方法及系统
JP6334100B2 (ja) 冗長情報処理システムおよび冗長情報処理システムのデータ同期方法
JP5316502B2 (ja) I/oブリッジ装置、応答通知方法、及びプログラム
JP5836229B2 (ja) ストリーム処理装置、サーバ、及び、ストリーム処理方法
JP5626334B2 (ja) ストレージシステム
JP5058191B2 (ja) Vpn制御装置、vpn接続装置、vpn設定方法、及びプログラム
WO2014087654A1 (ja) データ送信装置、データ送信方法、及び記録媒体
JP2012010216A (ja) 割込みシステム、ホスト装置、及び、周辺装置
KR100900963B1 (ko) 네트워크 프로토콜 패킷 전송을 위한 하드웨어 장치 및 그방법
US20120036217A1 (en) Data conversion device and data conversion method
JP5587530B2 (ja) エンジン・プロセッサ連携システム及び連携方法
US10452579B2 (en) Managing input/output core processing via two different bus protocols using remote direct memory access (RDMA) off-loading processing system
JP6126259B1 (ja) 監視装置、監視方法、及びプログラム
JP2009253723A (ja) 通信プロトコル処理回路及び通信プロトコル処理方法ならびに通信端末
US11411880B2 (en) Connection management unit and connection management method
JP5910745B2 (ja) データバックアップ方法、及びインタフェースカード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180206

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180222

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6334100

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150