JP4633238B2 - 光コネクタおよびその組立方法 - Google Patents

光コネクタおよびその組立方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタに係り、特にフェルールに内装された接続用光ファイバと、別の光ファイバの先端とを接続する接続機構をフェルール後端側に備える光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、光コネクタに、工場以外の、例えば、接続作業現場などで、光ファイバに接続するようにした各種の光コネクタが提案されている。このような、所謂、現場付け光コネクタは、例えば、SC形光コネクタ(JIS C 5973に制定されている)にも見られるように、予め、工場で、所要長さの接続用光ファイバを挿入、固定したフェルールに対して、現場にて、前記フェルール後端側にある接続機構を介して、その接続用光ファイバの後端に、引き回し用の光ファイバの接続端部を突き合わせ接続する構成になっており、現場でのフェルールへの光ファイバの挿入作業やフェルール接合端面の研磨作業などを省略するメリットを得ている。
【0003】
そして、このような現場作業では、前記接続機構に対して組立て工具を使用し、上述の突き合わせ接続を行わなければならないが、衝撃などに対して比較的脆弱な光ファイバや前記接続機構の構成部分(主として、合成樹脂で構成される)を前記組立て工具で損傷しないように注意する必要がある。
即ち、前記組立て工具の使用に際して、前記接続機構への正確なアクセスが達成できなかったり、前記組立て工具との相対位置が設定できる治具に対して光コネクタを正確に固定できなかったりした場合には、前記構成部分が変形し、その変形によって、光ファイバの調心精度が低下し、あるいは、光ファイバに損傷を与える畏れがある。これを避けるためには、組立て工具に対する前記接続機構の位置決め精度を上げると共に、その支持状態を安定に保持することが重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、所謂、ST形光コネクタのように、回転により相手側の光コネクタに対して係脱するカップリングを備える光コネクタでは、回転自在なカップリングにおいて前記治具に対する位置決めを行うと位置決めの精度が低下するため、通常、カップリング以外の箇所において前記治具に位置決め、固定される。このため、位置決めや固定に必要な保持力の確保の上で不利となる問題があった。
【0005】
例えば、ST形光コネクタは、例えば、図12および図13に示すように、所要長さの接続用光ファイバ101を内装固定してその突き合わせ先端に研磨を施したフェルール102と、フェルール102の後端側に配置された接続機構103と、光コネクタアダプタ104に接続するための円筒状カップリング105とを具備しており、光コネクタアダプタ104を介して端部相互を突き合わせ接続する光ファイバ106の一方の端部106aとフェルール102の後端から突出した接続用光ファイバ101の突出部分101aとを、接続機構103によって、位置決め調心し、突き合わせ接続し、クランプする構成である。
【0006】
この光コネクタは、フェルール102の後端側からカップリング105を嵌合し、カップリング105の後端部内周に形成した係止部105aとフェルール102の中間部分に形成したフランジ形のフェルールホールド102aとの間に、カップリング105を光コネクタアダプタ104に係合する際に、フェルール102を突き合わせ接続する方向に付勢する圧縮コイルスプリングなどの付勢手段107を介装しており、また、付勢手段107の反力に対して係止部105aを支持するために、フェルール102の後端部に係止リング108を装着している。
そして、フェルール102の後端には、係止リング108に後から当接するリング状補強部材110が装着されていて、これには、ストップリング109が嵌合し、支持され、接続機構103が内包されている。
【0007】
接続機構103は、光ファイバの接続中心に接合個所を有する半割り状の接続本体103aをフェルール102の後部に接続し、接続本体103aと前記接合個所で突き合わせ接合される半割りの蓋体103b、103cとの間に、接続用光ファイバ101の突出部分101aと光ファイバ106の端部106aを挟み込む構成になっており、前記接合個所での突き合わせによって、接続本体103aと蓋体103b、103cとの間で上述の突出部分101aと端部106aとを位置決め調心し、その状態で、C形断面の筒状弾性スリーブからなるクランプ力付与手段103eを、接続本体103a、蓋体103b、103cに被嵌することでこれらをクランプすることができるように構成されている。
【0008】
ストップリング109には、前記接合個所の側部に相当する位置に、差込口109aが設けられ、クランプ力付与手段103eの付勢力に抗して接続本体103aと蓋体103b、103cとの間を押し開く開放用工具111を差し込むことができるようになっている。
【0009】
接続作業現場において、接続用光ファイバ101の突出部分101aと光ファイバ106の端部106aとを突き合わせ接続する際には、開放用工具(組立て工具)111を差込口109aから挿入して、接続本体103aと蓋体103b、103cとの間を押し開き、その状態において、ストップリング109の後端側から光ファイバ106の端部106aを接続機構103内に挿入し、位置決め調心し、突き合わせ接続する。
次いで、開放用工具111を抜き出して、クランプ力付与手段103eの付勢力で、接続用光ファイバ101と光ファイバ106との接続、固定を行う。
【0010】
ここでの問題点は、既に総括的に述べたように、開放用工具111を差込口109aから接続機構103に正確にアクセスするために、開放用工具111との相対位置が規制されている治具(図示せず)に光コネクタを固定する際、カップリング105の位置を避けて光コネクタを保持する必要から、安定なセッティングが難しくなることである。
【0011】
更に、フェルール102と接続機構103との間には、後方へのカップリング105の抜けを防止するために、係止リング108や、ストップリング109を支持するリング状補強部材110が設けられるため、部品点数が増す上に、フェルール102の先端から接続機構103の後端までの全長がかなり長く、光コネクタの小型化に不利である。
【0012】
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、その第1の目的は治具への光コネクタの固定および接続機構への組立て工具の正確なアクセスを確保し、光ファイバや接続機構の構成部材の変形や損傷を回避することができる光コネクタを提供することである。
また、本発明の第2の目的とするところは、部品点数を削減し、全体の小型化によって、コストの低減を図ると共に、現場での組み立て作業を容易にした光コネクタを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の光コネクタは、所要長さの接続用光ファイバを内装固定したフェルールと、該フェルールの後端側に配置された接続機構と、相手側の光コネクタに対して回転により係脱可能に係合して接続状態を維持するカップリングとを具備し、相手側の光コネクタに対してコネクタ接続可能に成端する目的の光ファイバの一方の端部と前記フェルールの後端から突出した前記接続用光ファイバの突出部分とを、前記接続機構によって、位置決め調心し、突き合わせ接続し、クランプすることで前記目的の光ファイバ先端に組み立てられる光コネクタであって、前記接続機構は、半割り状の接続本体と、この接続本体との間に前記接続用光ファイバの突出部分と前記目的の光ファイバの端部とを挟み込む半割り状の蓋体と、前記接続本体と前記蓋体との間で前記接続用光ファイバの突出部分と前記目的の光ファイバの端部を突き合わせ接続可能に位置決め調心する調心機構と、前記接続本体と前記蓋体との間で前記接続用光ファイバの突出部分と前記光ファイバの端部をクランプするためのクランプ力付与手段とを具備しており、前記フェルール後端近傍あるいはそれよりも接続方向後側には前記カップリングが前記フェルールの前端側から嵌合されるカップリング嵌合部が設けられ、前記カップリング嵌合部は、前記接続機構を収納するハウジングの側部に設けられ、前記ハウジングの後端部に組み付けられたストップリング内に、該ストップリングに反力をとって前記接続機構を付勢することで、前記接続機構とこの接続機構に一体的に連結された前記フェルールとを接続方向前方に付勢する付勢手段が内装されている構成を採用した。
この光コネクタでは、接続作業を現場で行う際、前記フェルールの前端側から前記カップリングを装着することができる構造であるので、カップリングを装着する前に、前記ハウジングの差込口から開放用工具を接続機構にアクセスして、光ファイバの接続を行うことができ、開放用工具との相対位置が規制されている治具に光コネクタを固定する際、カップリングに妨げられることなく、ハウジングの個所で、光コネクタを確実に保持することができ、セッティングが有利となり、特に、前記治具に対する光コネクタの支持状態が安定する。このため、開放用工具のアクセスが正確で、光ファイバや接続機構の構成部材を変形し、損傷する畏れがなく、良好な接続作業を効率的に達成できる。
【0014】
また前記カップリング嵌合部が、接続機構を収納するハウジングの側部に設けられていることにより、ハウジングが、フェルールにおけるカップリング嵌合部を兼ねるため、部品点数の削減、低コスト化を図ることができる。
【0015】
また前記ハウジングの後端部に組み付けられたストップリング内に、該ストップリングに反力をとって前記接続機構を付勢することで、前記接続機構とこの接続機構に一体的に連結された前記フェルールとを接続方向前方に付勢する付勢手段が内装されている構成により、従来の構造のように、ストップリングを固定する部材を、フェルールと接続機構との間に設ける必要がなくなるので、光コネクタの全長を短縮し、小型化を図ることができる。また、ストップリングを、嵌合によってハウジングに簡単に取り付けできるので、組立て作業性が向上し、また、部品点数の削減をもたらすため、低コスト化を達成できる。
本発明では、前記カップリングの内面に、前記カップリングの回転移動により前記カップリング嵌合部に係止することによって前記嵌合をなす係止爪部を形成することができる。
本発明では、前記カップリング嵌合部は、前記ハウジングの外周面に形成され、前記ハウジングの長手方向に沿う突条であり、前記係止爪部は前記カップリング嵌合部の後端に係止可能である構成とすることができる。
【0016】
また本発明の光コネクタの組立方法では、前記接続機構にて前記接続用光ファイバの突出部分と、この光コネクタを組み立てる目的の光ファイバの端部とを接続した後、前記カップリングを前記フェルールの前端側から前記カップリング嵌合部に対して嵌合させることを特徴とする。
この方法においては、前記治具に光コネクタを固定する際、カップリングに妨げられることなく、ハウジングの個所で、光コネクタを確実に保持することができ、セッティングが有利となり、特に、前記治具に対する光コネクタの支持状態が安定する。このため、開放用工具のアクセスが正確で、光ファイバや接続機構の構成部材を変形し、損傷する畏れがなく、良好な接続作業を効率的に達成できる。
またカップリングが、接続機構で、接続用光ファイバの突出部分と光ファイバの端部とを位置決め調心し、突き合わせ接続し、クランプした状態で、カップリング嵌合部に嵌合されるように、組み立てられることから、接続作業時の光コネクタの位置決め精度を安定かつ容易に確保でき、作業性が向上され、また、光ファイバや接続機構の構成部品の変形、損傷を免れる効果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1ないし図5に示すST形光コネクタについて、具体的に説明する。ここでの光コネクタは、所要長さの接続用光ファイバ1を内装固定してその突き合わせ先端に研磨を施したフェルール2と、フェルール2の後端側に配置された接続機構3と、相手側の光コネクタ4に対して回転により係脱可能に係合して接続状態を維持するカップリング5と、接続機構3を収納するハウジング36とを具備し、接続するべき光ファイバ6の一方の端部6aとフェルール2の後端から突出した接続用光ファイバ1の突出部分1aとを、接続機構3によって、位置決め調心し、突き合わせ接続し、クランプすることができる構造を有する。
【0018】
フェルール2は、ジルコニアやアルミナ等のセラミック、ガラスなどの硬質材から円柱状に形成され、その中心線上に接続用光ファイバ1が内装固定されている。
【0019】
接続機構3は、フェルール2の後部に設けられ光ファイバ1、6の接続中心に接合個所を有する半割り状の接続本体31と、接合個所で突き合わせ接合して接続本体31との間に接続用光ファイバ1の突出部分1aと光ファイバ6の端部6aを挟み込む半割り状の蓋体32、33と、前記接合個所での突き合わせによって接続本体31と蓋体32、33との間で接続用光ファイバ1の突出部分1aと光ファイバ6の端部6aを位置決め調心する調心機構34と、接続本体31と蓋体32、33との間で接続用光ファイバ1の突出部分1aと光ファイバ6の端部6aをクランプするためのクランプ力付与手段35と、クランプ力付与手段35の付勢力に抗して接続本体31と蓋体32、33との間を押し開く開放用工具11が差し込まれるように、前記接合個所の側部に位置してハウジング36に設けられた差込口38とを具備している。
【0020】
接続本体31は、前端部がフェルール2の後端部に嵌合固着されており、その前端部に、フェルールホールドとしてのフランジ部31aが形成され、また、ハウジング36との位置合わせのために、前記フランジ部31aには上下一対のスリット溝31b、31bが形成されている。
図示例では、接続本体31や蓋体32、33が、フェルール2と同じような材料、あるいは、硬質の合成樹脂などの材料で構成されるが、一体化が可能なら、接続本体31をフェルール2と一体に構成しても良い。
【0021】
また、接続本体31の分割面、即ち、上述の接合個所には、光ファイバ1、6の接続中心線に沿って、上述の調心機構34が設けられている。
調心機構34は、接続用光ファイバ1の突出部分1aを誘導する溝条34aと、接続機構3の後端側から前方(フェルール側)に向けてテーパ状となる部分を持った溝条34bとからなり、光ファイバ6の端部6aを、現場での接続作業時に溝条34bに後方から挿入することができるように構成されている。
【0022】
溝条34a、34bの断面形状は、U字形、V字形などの、調心溝の形状であると良く、また、調心機構34としては、マイクロキャピラリや、3個の精密ロッドや精密ボールで、光ファイバ1の突出部分1a、光ファイバ6の端部6aを担持する構造などが適用できる。
【0023】
クランプ力付与手段35は、この実施の形態では、板状のバネ材を断面C字形(これに限定されるものではなく、例えば、断面コ字形でもよい)に成形したスリーブであって、その長手方向中間部に分割用スリット溝35aが形成されており、これによって、それぞれ、接続本体31共々内装された蓋体32および33に対応する個所で、独立にクランプ力が付与され、接合個所における接続本体31に対する蓋体32および33の正確な配列状態が維持されるようになっている。
特に、光ファイバ6は、被覆部の個所まで、溝条34b内に挿入固定するので、そのクランプ位置によって、クランプ力を個別に作用させるのは、良好なクランプ状態を得る上で有効である。
【0024】
ハウジング36は、フェルール2の後端部および接続機構3を、これらが光ファイバ挿通方向に移動自在となるように内包することができるように構成された筒状体であり、円筒状の円筒状部36aと角筒状の角筒状部36cとを有する。
ハウジング36には、その前端側の円筒状部36aの内周に、前述の接続本体31のスリット溝31b、31bに嵌合するように、上下一対の嵌合突起36b、36bが形成されており、後端側の角筒状部36cには、後述するストップリングを係止するための上下一対の係止孔36d、36dが形成されている。
【0025】
ハウジング36の側部には、前後方向の基準面36e(光ファイバ挿通方向に対し垂直な面)と上下方向の基準面36f(水平面)とを有する凹部36gが形成されており、この凹部36gは、開放用工具11との相対位置が規制されている治具12への据付個所である据付凸部12aに嵌合するようになっている。
【0026】
ハウジング36の側部には、カップリング5が嵌合するカップリング嵌合部37が形成されている。
このカップリング嵌合部37は、係止孔36d、36dより前側にあたるハウジング36の側部に形成されており、ハウジング36の方向に沿って、その外周に突出する係止突条であり、前側が傾斜面で、後側が起立する係止面になっている。
なおカップリング嵌合部37の形成位置は、図示例に限らず、フェルール2後端近傍あるいはそれよりも接続方向後側に設けることができる。
【0027】
ハウジング36の後端部には、ストップリング7が組み付けられており、ストップリング7内には、このストップリング7に反力をとって接続機構3を付勢することで、接続機構3とこの接続機構3に一体的に連結されたフェルール2とを光ファイバの接続方向前方に付勢する付勢手段8が内装されている。
【0028】
ストップリング7には、先述のハウジング36に形成した係止孔36d、36dに対応する係止爪部71、71が上下に形成されており、径方向に可撓代を持っている。また、ストップリング7には、この係止爪71、71の係止状態で、ハウジング端末と衝合するストッパ部72、72が上下に形成されている。また、付勢手段8には、圧縮コイルスプリングが用いられており、接続本体31の後端と、ストップリング7の内孔の底部との間に圧縮状態で配置される。
【0029】
カップリング5は、その後端部に位置して、カップリング嵌合部37の後端に係止される係止爪部51を内周に形成している。
この係止爪部51は、その後端を残して、U字形のスリット51aにより輪郭を形成していて、これによって、径方向の撓み代を与えられている。
カップリング5の前端側には、カップリング5を光コネクタアダプタ4に嵌合させる時に、光コネクタアダプタ4の外周に形成した係止突起41を誘導する誘導溝52と、誘導溝52の後端に形成した係止溝53とが形成されている。
この係止溝53は、誘導溝52の最後部に係止突起41を案内した後、カップリング5を回転させることで、係止突起41を係止溝53に係止させることができるようになっている。
また上記係止爪部51は、係止突起41の誘導溝52への誘導と係止溝53への係止との過程においてカップリング嵌合部37に対する係合を維持するように形成されている。
カップリング5は、フェルール2の前端側からカップリング嵌合部37に嵌合することができるように構成されている。
【0030】
次に、上述の光コネクタの組立てについて、図4〜図11を参照して、順次説明する。まず、フェルール2の基端外周を粗面化して、後の接続本体31の接合に備える(図6を参照)。
次いで、フェルール2に、接続用光ファイバ1を挿入し固定する。
次いで、接続本体31のフランジ部31aの内周に接着剤を塗布し、フェルール2の後端にフランジ部31aを嵌合して、これらを互いに接着する(図7および図8を参照)。
この際、接続用光ファイバ1の突出部分1aは、接続本体31の分割面、即ち、蓋体32、33との接合個所で、光ファイバのほぼ接続中心線に沿って配置される。
【0031】
次に、接合本体31の接合個所に蓋体32、33を重ね合わせ、クランプ力付与手段35を後方から嵌装する(図9を参照)。この際、突出部分1aが溝条34aに入り込み、接続機構31において、光ファイバ1が調心され、位置決めされ、更に、クランプされる。
【0032】
更に、この状態で、ハウジング36内にフェルール2を先端から挿入し、スリット31bに嵌合突起36bを嵌合させて、軸回りの回動を防止し、位置決めする。
次いで、付勢手段8を内装した状態で、係止爪部71、71をハウジング36の係止孔36d、36dに嵌合・係止させた状態で、ストップリング7がハウジング36に接続される(図10および図11を参照)。
フェルール2には取り外し自在の保護キャップ39が装着される。
【0033】
接続作業の現場において、光ファイバ6の端部6aを接続用光ファイバ1の突出部分1aに接続するには、まず、開放用工具の進退動作を規制する治具12の基準位置12aに、上述の組み立て状態の光コネクタ組立て体(カップリング5は未装着)を装着する(図4を参照)。
この状態で、治具開放用工具11の先端部11a、11aを差込口38から挿入して、接続本体31と蓋体32、33との間に押し入れ、クランプ力付与手段35のクランプ力に抗して接続本体31と蓋体32、33とを上下に離間させる。(図1,4を参照)
【0034】
この状態で、端部6aのみを裸にした光ファイバ6をストップリング7の後端から接続本体31と蓋体33の間に挿入する。この挿入過程で、溝条34bのテーパ状部分により、光ファイバ1の突出部分1aと光ファイバ6の端部6aとの突き当てに際しての、調心と位置決めがなされる。
次いで、開放用工具11を抜き出すことで、クランプ力付与手段35が復元力により接続本体31と蓋体32、33を押え込み、光ファイバ1、6相互を、所定の正確さで突き合わせ接続し、確実に固定することができる。
【0035】
この後、治具から外した光コネクタ組立て体に、カップリング5をフェルール2の先端側から嵌装して、その係止爪部51がカップリング嵌合部37を過して、カップリング嵌合部37の係止面に係合させ、光コネクタの組立を完了する(図5を参照)。
そして、フェルール2を光コネクタアダプタ4内に挿入して、反対側から挿入した、別の光ファイバに接続されたフェルール(図示せず)と突き合わせるが、この際には、誘導溝52に光コネクタアダプタ4の突出部41を導入し、光コネクタと光コネクタアダプタ4との相互の回動で、係止溝53に突出部41を係止することで、両者の結合を達成する。
【0036】
上記実施の形態の光コネクタでは、接続作業を現場で行う際、フェルール2の前端側からカップリング5を装着することができる構造であるので、カップリング5を装着する前に、光ファイバ6を光ファイバ1に接続でき、開放用工具11との相対位置が規制されている治具12に光コネクタを固定する際、カップリング5に妨げられることなく、ハウジング36の個所で光コネクタを確実に保持することができ、セッティングが有利となり、特に、治具12に対する光コネクタの支持状態が安定する。このため、開放用工具11のアクセスが正確で、光ファイバ1、6や接続機構3の構成部材を変形し、損傷する畏れがなく、良好な接続作業を効率的に達成できる。
【0037】
またカップリング嵌合部37が、接続機構3を収納するハウジング36の側部に設けられていることにより、ハウジング36が、フェルール2におけるカップリング嵌合部37を兼ねるため、部品点数の削減、低コスト化を図ることができる。
【0038】
またハウジング36の後端部に組み付けられたストップリング7内に、該ストップリング7に反力をとって接続機構3を付勢することで、接続機構3とフェルール2とを接続方向前方に付勢する付勢手段8が内装されている構成により、従来の構造のように、ストップリングを固定する部材を、フェルールと接続機構との間に設ける必要がなくなるので、光コネクタの全長を短縮し、小型化を図ることができる。また、ストップリング7を、嵌合によってハウジング36に簡単に取り付けできるので、組立て作業性が向上し、また、部品点数の削減をもたらすため、低コスト化を達成できる。
【0039】
また上記光コネクタの組立方法では、治具12に光コネクタを固定する際、カップリング7に妨げられることなく、ハウジング36の個所で、光コネクタを確実に保持することができ、セッティングが有利となり、特に、治具12に対する光コネクタの支持状態が安定する。このため、開放用工具11のアクセスが正確で、光ファイバや接続機構の構成部材を変形し、損傷する畏れがなく、良好な接続作業を効率的に達成できる。
また、カップリング7が、接続機構3で、接続用光ファイバ1の突出部分1aと光ファイバ6の端部6aとを位置決め調心し、突き合わせ接続し、クランプした状態で、カップリング嵌合部37に嵌合されるように組み立てられることから、接続作業時の光コネクタの位置決め精度を安定かつ容易に確保でき、作業性が向上され、また、光ファイバ1、6や接続機構3の構成部品の変形、損傷を免れることができる。
【0040】
なお、上記実施の形態では、光コネクタが接続されるべき相手側の光コネクタとして光コネクタアダプタを例示したが、相手側の光コネクタはこれに限らず、例えば図1に例示した以外の光コネクタアダプタ、光コネクタレセプタクルなどの各種雌型の光コネクタを挙げることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、以上のような優れた効果を奏する。
(1)本発明の光コネクタでは、接続作業を現場で行う際、前記フェルールの前端側から前記カップリングを装着することができる構造であるので、カップリングを装着する前に、前記ハウジングの差込口から開放用工具を接続機構にアクセスして、光ファイバの接続を行うことができ、開放用工具との相対位置が規制されている治具に光コネクタを固定する際、カップリングに妨げられることなく、ハウジングの個所で、光コネクタを確実に保持することができ、セッティングが有利となり、特に、前記治具に対する光コネクタの支持状態が安定する。このため、開放用工具のアクセスが正確で、光ファイバや接続機構の構成部材を変形し、損傷する畏れがなく、良好な接続作業を効率的に達成できる。
(2)前記カップリング嵌合部が、接続機構を収納するハウジングの側部に設けられていることにより、ハウジングが、フェルールにおけるカップリング嵌合部を兼ねるため、部品点数の削減、低コスト化を図ることができる。
(3)前記ハウジングの後端部に組み付けられたストップリング内に、該ストップリングに反力をとって前記接続機構を付勢することで、前記接続機構とこの接続機構に一体的に連結された前記フェルールとを接続方向前方に付勢する付勢手段が内装されている構成により、従来の構造のように、ストップリングを固定する部材を、フェルールと接続機構との間に設ける必要がなくなるので、光コネクタの全長を短縮し、小型化を図ることができる。また、ストップリングを、嵌合によってハウジングに簡単に取り付けできるので、組立て作業性が向上し、また、部品点数の削減をもたらすため、低コスト化を達成できる。
(4)本発明の光コネクタの組立方法では、前記治具に光コネクタを固定する際、カップリングに妨げられることなく、ハウジングの個所で、光コネクタを確実に保持することができ、セッティングが有利となり、特に、前記治具に対する光コネクタの支持状態が安定する。このため、開放用工具のアクセスが正確で、光ファイバや接続機構の構成部材を変形し、損傷する畏れがなく、良好な接続作業を効率的に達成できる。
また、カップリングが、接続機構で、接続用光ファイバの突出部分と光ファイバの端部とを位置決め調心し、突き合わせ接続し、クランプした状態で、カップリング嵌合部に嵌合されるように、組み立てられることから、接続作業時の光コネクタの位置決め精度を安定かつ容易に確保でき、作業性が向上され、また、光ファイバや接続機構の構成部品の変形、損傷を免れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の実施の形態の光コネクタの構成および構造を説明する光コネクタの斜視図である。(b)(a)に示す光コネクタのカップリングの断面図である。
【図2】 図1に示す光コネクタの接続機構の分解斜視図である。
【図3】 図1に示す光コネクタの接続機構の蓋体の、接合個所を示す底面図である。
【図4】 光コネクタ組立て体を治具に装着した状態を示す縦断側面図である。
【図5】 カップリングの取付状態を示す縦断側面図である。
【図6】 本発明に係わる光コネクタの組み立て手順(1)を示す縦断側面図である。
【図7】 同じく、光コネクタの組み立て手順(2)を示す縦断側面図である。
【図8】 同じく、光コネクタの組み立て手順(3)を示す縦断側面図である。
【図9】 同じく、光コネクタの組み立て手順(4)を示す縦断側面図である。
【図10】 同じく、光コネクタの組み立て手順(5)を示す縦断側面図である。
【図11】 同じく、光コネクタの組み立て手順(6)を示す縦断側面図である。
【図12】 従来例の光コネクタの分解斜視図である。
【図13】 図12に示す光コネクタの組み立て状態の断面図である。
【符号の説明】
1…接続用光ファイバ、1a…突出部分、2…フェルール、3…接続機構、4…光コネクタアダプタ、5…カップリング、6…光ファイバ、6a…端部、7…ストップリング、8…付勢手段、11…開放用工具、12…治具、31…接続本体、32…蓋体、33…蓋体、34…調心機構、35…クランプ力付与手段、36…ハウジング、37…カップリング嵌合部、38…差込口。

Claims (2)

  1. 所要長さの接続用光ファイバ(1)を内装固定したフェルール(2)と、該フェルールの後端側に配置された接続機構(3)と、相手側の光コネクタ(4)に対して回転により係脱可能に係合して接続状態を維持するカップリング(5)とを具備し、相手側の光コネクタに対してコネクタ接続可能に成端する目的の光ファイバ(6)の一方の端部(6a)と前記フェルールの後端から突出した前記接続用光ファイバの突出部分(1a)とを、前記接続機構によって、位置決め調心し、突き合わせ接続し、クランプすることで前記目的の光ファイバ先端に組み立てられる光コネクタであって、
    前記接続機構は、半割り状の接続本体(31)と、
    この接続本体との間に前記接続用光ファイバの突出部分と前記目的の光ファイバの端部とを挟み込む半割り状の蓋体(32、33)と、
    前記接続本体と前記蓋体との間で前記接続用光ファイバの突出部分と前記目的の光ファイバの端部を突き合わせ接続可能に位置決め調心する調心機構(34)と、
    前記接続本体と前記蓋体との間で前記接続用光ファイバの突出部分と前記光ファイバの端部をクランプするためのクランプ力付与手段(35)とを具備しており、
    前記フェルール後端近傍あるいはそれよりも接続方向後側には前記カップリングが前記フェルールの前端側から嵌合されるカップリング嵌合部(37)が設けられ、
    前記カップリング嵌合部は、前記接続機構を収納するハウジング(36)の側部に設けられ、
    前記ハウジングの後端部に組み付けられたストップリング(7)内に、該ストップリングに反力をとって前記接続機構を付勢することで、前記接続機構とこの接続機構に一体的に連結された前記フェルールとを接続方向前方に付勢する付勢手段(8)が内装されていることを特徴とする光コネクタ。
  2. 請求項1に記載の光コネクタの組立方法であって、前記接続機構にて前記接続用光ファイバの突出部分と、この光コネクタを組み立てる目的の光ファイバの端部とを接続した後、前記カップリングを前記フェルールの前端側から前記カップリング嵌合部に対して嵌合させることを特徴とする光コネクタの組立方法。
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