JP4632773B2 - 超音波探傷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波を被検体に入射し、被検体内部を通って反射または透過した超音波を観測することにより、被検体の内部を検査する超音波探傷装置に関する。
超音波探傷装置は、被検体(被検査体、試験体)に超音波を入射し、被検体の底面や傷のある部分からの反射波を検出し、反射波に基づいた信号波形を表示する。この信号波形を観測することにより、被検体内部の傷や腐食等の状態を検出および計測することができる。超音波の送信は、被検体に接触させたプローブに内包された圧電素子に高電圧のパルスを印加することにより行われる。印加パルスは数百〜数kHzの周波数で繰り返し印加される。反射波の受信は、プローブ内の圧電素子で振動を電圧に変換し、後段のアンプでその電圧を増幅することにより行われる。
受信された信号は、さらに後段のADコンバータによってデジタル信号に変換され、所望の波形に整形する処理が施された後、一旦、探傷信号データとしてメモリーに保存され、最終的には画像信号に変換されて、LCD等の表示手段に探傷波形として表示される。検査者は、表示された波形を観測し、被検体内部の状態を判断するのである。また、その他の機能として、被検体内を超音波が進行する際の減衰特性を、時間と共にゲインを増加させて補正するDAC機能や、指定した領域のピーク振幅、時間を計測するためのゲート機能等も、最近の超音波探傷装置にとっては欠かせない機能である。
上述したメモリーへのデータの書き込みにおいては、検査者が設定した被検体の寸法や音速、あるいは表示手段のサイズ(画素数)等により、適当な時間間隔にデータが間引かれて行われるのが通例である。その際、時間圧縮回路および繰り返し圧縮回路なるものを設けることによりデータの間引き処理を実現する方法がある(例えば特許文献1参照)。この方法によれば、被検体の寸法が大きくなっても、反射波のデータを保存するメモリーの容量は変わらないため、装置の低消費電力化に繋がるとしている。
また、超音波探傷装置においては、被検体内の傷の深さを計測することも重要な機能の一つである。パルスを出力してから、傷部分からの反射波が戻ってくるまでのピーク時間、いわゆるビーム路程を計測することにより、被検体内の傷の深さを計測する。その際、計測の精度を高めるために種々の方法が考案されている。プローブ内の圧電素子から被検体までの距離によって生じる、プローブの構造に起因した遅延時間も計測誤差の一つであり、それを校正するために、校正用の試験片を使って遅延量を算出し、それを表示手段の時間軸の校正に適用する技術が開示されている(例えば特許文献2参照)。特許文献2においては、詳細な時間軸の校正手段が明記されていないが、通常採られる方法として、パルス出力に同期して行われるメモリーへのデータの書き始めのタイミングを調整し、遅延量を補正すること等が考えられる。
特開平10−288609号公報 特開2001−124747号公報
最近の超音波探傷装置においては、適用される被検体の寸法や音速、あるいは表示する画面のサイズ等の可変範囲が広範囲になってきている。例えば、寸法に関しては、最小は1mm以下、最大は10m以上といった具合である。さらに、前述したように、設定された寸法ごとにDAC機能やゲート機能も適応して動作する必要がある。また、当然のことながら、寸法が小さくなればなるほど、前述したような計測機能の校正は高い分解能で行われることが求められる。一方、上記のように装置が多機能になるのに反して、装置のサイズや消費電力は小さくすることが求められている。特に、装置を持ち運び、あらゆる場所で探傷検査を行う用途に装置を適用する場合にはなおさらである。
従来は、装置のサイズと消費電力との両立が十分には考慮されていなかった。例えば、特許文献1においては、波形描画のための時間圧縮については述べられているものの、前述したDAC機能やゲート機能等の動作までは記述されていない。これらの機能が適用される被検体の寸法や超音波の音速のレンジが広くなればなるほど、超音波探傷装置に設けられるカウンター等のビット数、つまり回路の規模が大きくなってしまう。その他、これに類する機能についても同様である。
また、特許文献2に示されるようなプローブ部の遅延を調整する場合においても、反射波のデータを保存するメモリへのデータの書き始め時間を調整して表示時間軸を調整するという方法では、調整の分解能をより高めるためには、高速のADコンバータを用いるか、あるいは低速のADコンバータの後段においてインターポーレーション処理等の処理を施して探傷信号の分解能を高める必要があった。高速のADコンバータを用いる場合には、超音波探傷装置において必要とされる分解能を満たす高速のADコンバータがそもそも存在しないという問題点があり、仮に必要な分解能を満たす高速のADコンバータが存在したとしても、回路規模および消費電力が増加するという問題点があった。また、低速のADコンバータの後段においてインターポーレーション処理等の処理を施す場合にはインターポーレーション処理用の回路が必要となり、回路規模および消費電力が増加するという問題点があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであって、回路規模や消費電力の増加を抑えながら、多機能化、広レンジ化、および高分解能化を実現することができる超音波探傷装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、超音波を被検体に入射し、該被検体の内部を通った前記超音波を受信し、該超音波に基づいて前記被検体の内部を検査する超音波探傷装置において、受信された前記超音波に対して加えられる遅延量を示す、予め設定された遅延補正値に応じて、前記受信信号の処理の順に沿って、前記超音波の受信信号をAD変換するレシーブ手段から、画像メモリーに前記受信信号を書き込む際の書き込みアドレスを発生するアドレス発生手段までの各処理手段に供給するクロックの位相が、基準クロックのエッジを基準とした、超音波プローブにおける遅延量に相当する位相となるように前記クロックの位相を制御するクロック制御手段を具備することを特徴とする超音波探傷装置である。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の超音波探傷装置において、前記クロック制御手段は、予め設定された画面表示距離レンジ、前記被検体中での前記超音波の音速、および検査モードのうち少なくとも1つに応じて、前記受信信号の処理の順に沿って、前記超音波の受信信号をAD変換するレシーブ手段から、画像メモリーに前記受信信号を書き込む際の書き込みアドレスを発生するアドレス発生手段までの各処理手段に供給するクロックの周波数を制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項3に記載の超音波探傷装置において、前記クロック制御手段は、前記画面表示距離レンジ、前記超音波の音速、および前記検査モードによって定まる画面表示時間レンジがn倍となった場合に、前記クロックの周波数をn分の1倍に設定することを特徴とする。
本発明によれば、回路規模や消費電力の増加を抑えながら、多機能化、広レンジ化、および高分解能化を実現することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照し、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による超音波探傷装置の構成を示すブロック図である。本実施形態による超音波探傷装置においては、前述した、プローブ内の圧電素子から被検体までの距離によって生じる遅延を含む遅延量を高い分解能で調整することを図っている。以下、図中の各構成について説明する。検査者は、探傷を行う被検対象の被検体1に超音波プローブ2を密着させて検査範囲を走査する。パルス発生手段3は超音波駆動用の高圧パルスを発生し、超音波プローブ2を介して被検体1に超音波を入射する。超音波の周波数は通常、数百kHz〜数十MHzである。また、パルスの出力は通常、数百Hz〜数十kHzで周期的に行われる。
超音波は、被検体1の内部にある傷あるいは底面で反射し、超音波プローブ2の位置に戻ってくる。超音波プローブ2には圧電素子が内包されており、その圧電素子によって反射超音波の振動が電圧に変換され、電圧信号(超音波レシーブ信号)がレシーブ手段4へ出力される。レシーブ手段4は、入力された信号を増幅するアンプ、およびそのアンプの出力をデジタル信号に変換するADコンバータを有している。ADコンバータは、消費電力やコストとのバランスを考慮し、通常、サンプリング周波数が数十〜数百MHzのものが使用される。ADコンバータの起動は、後述するディレイ手段13からの信号の出力に応じて行われる。
DAC手段5は、レシーブ手段4の出力に対して、パルス発生手段3からの圧電素子の駆動パルス出力をきっかけに、時間と共にゲインを大きくするアンプ処理を行う。これによって、被検体1内で超音波が進行することによる強度の減衰が補正される。DAC手段5の出力はゲート検出手段6およびピークホールド手段7に入力される。ゲート検出手段6は、検査者が設定した所定の期間における走査により得られた探傷データに関して、最大の振幅幅あるいはそのときのビーム路程等を計測する。ピークホールド手段7は、走査結果を示す探傷信号のデータ量が表示手段12の画素数よりも多く、データの間引き処理を行う際に、間引き期間内の最大振幅を保持するために設けられている。ピークホールド手段7の出力は画像メモリー8に保存される。
画像メモリー8は、少なくとも表示手段12の画素数以上のデータ容量を持ち、取り込まれた探傷データを一時保存する。探傷データは画像メモリー8において一時保存され、後段の表示手段12による描画のために出力される。ライトアドレス生成手段9は、画像メモリー8における探傷データの書き込みアドレスを発生する。リードアドレス生成手段10は、画像メモリー8における探傷データの読み出しアドレスを発生する。デコード手段11は、画像メモリ8から読み出されたデータに彩色処理を施すと共に、後段の表示手段12に適合したフォーマットにデータを変換する。表示手段12はLCD等を備え、探傷データに基づいて超音波レシーブ信号の波形を表示する。
画像メモリー8にデータが書き込まれる際には、パルス発生手段3によって発生されたパルスに対してディレイ手段13によって所定のディレイが加えられた信号がライトアドレス生成手段9に入力され、その入力をきっかけに、画像メモリー8への書き込み動作が開始される。一方、画像メモリーからのデータの読み出しは、表示手段12による描画と同期したタイミングで行われる。基本的には、画像メモリー8に対するデータの書き込みと読み出しは非同期で行われる。したがって、図示しないが、表示手段12によるリフレッシュタイミングごとに、データをピークホールドした後に画像メモリー8への書き込みを行い、データの欠落を防ぐ処理も行われる。
ディレイ手段13は、パルス発生手段3によって発生されたパルスを検出してから所定のディレイ(低分解能ディレイ)が経過した時点で信号を出力する。超音波探傷装置において設定されるディレイには、ディスプレイディレイとプローブディレイがある。ディスプレイディレイは、探傷波形のどの範囲を表示手段12の画面に表示するのかを決定するものであり、検査者が画面表示を見ながら制御情報入力手段17を操作することにより、その値を設定することができる。プローブディレイは、超音波プローブ2内で生じる遅延を調整するために加えられるものであり、図示せぬ校正手段によって算出され、コントロール手段16に通知される。
クロック発生手段14は、超音波探傷装置の各手段の動作を規定するクロックを発生する。クロック制御手段15は、クロック発生手段14によって発生されたクロックから、周波数および位相のうち少なくとも一方が元のクロックとは異なるクロックを生成し、超音波探傷装置の各手段へ供給する。前述した各手段には基本的に全て同期回路が含まれており、それらの同期回路の動作は、クロック制御手段15から供給されるクロックによって行われる。クロック制御手段15によって生成されるクロックの周波数や位相は、コントロール手段16によって設定されたレジスタにより決まる可変のものである。
コントロール手段16は、CPUの機能を備え、クロック制御手段15を含む超音波探傷装置の各手段において設定値が設定される設定レジスタを制御する。制御情報入力手段17は、検査者によって操作されるキーボードやスイッチ等を備え、検査者によって入力された被検体寸法、音速、画面データ、ディレイ調整量等の設定値の値を示す信号をコントロール手段16へ出力する。コントロール手段16は、この信号に基づいて、クロック制御手段15等のレジスタ設定値を算出し、各レジスタに設定する。
特に、前述したディスプレイディレイとプローブディレイに関するレジスタ値の設定は以下のように行われる。コントロール手段16は、ディスプレイディレイとプローブディレイの合計量を算出し、この合計量を適宜、低分解能ディレイと高分解能ディレイに振り分ける。低分解能ディレイは、ディレイ手段13に設定されるディレイであり、クロックAまたはクロックBの1周期を単位としてその長さが設定される。また、高分解能ディレイは、後述するようにクロックAとクロックBの位相差として設定されるディレイであり、クロックAまたはクロックBの1周期よりも短い長さを設定可能である。コントロール手段16は、低分解能ディレイの量に基づいたレジスタ値をディレイ手段13のレジスタに設定すると共に、高分解能ディレイの量に基づいたレジスタ値をクロック制御手段15のレジスタに設定する。
図1においては、クロック制御手段15によって3種類のクロックA〜クロックCが生成される。パルス発生手段3にはクロックAが供給され、レシーブ手段4からライトアドレス生成手段9までにはクロックBが供給され、リードアドレス生成手段10から表示手段12までにはクロックCが供給される。パルス発生手段3に供給されるクロックAは、クロックBおよびCに対する周波数や位相等の設定の基準となる基準クロックである。
図2は、クロック制御手段15の構成を示すブロック図である。以下、図中の各構成について説明する。クロック制御手段15は、クロック発生手段14によって発生されたクロックをそのままクロックAとして出力する。クロック制御手段15が備えるクロック生成回路15bは、クロック発生手段14によって発生されたクロックの位相を変化させ、クロックBとして出力する。クロック制御手段15が備えるクロック生成回路15cは、クロック発生手段14によって発生されたクロックの周波数および位相を変化させ、クロックCとして出力する。
クロック生成回路15cの構成は、クロックの位相を変化させるための構成としてはクロック生成回路15bと同様の構成を利用すればよく、クロックの周波数を変化させるための構成としては後述する第2の実施形態によるクロック生成回路15bと同様の構成を利用すればよい。本実施形態においては、クロックの位相変換について詳述することとし、クロックの周波数変換については詳述しない。なお、クロック生成回路15bの構成は上述した構成に限定されるわけではなく、クロックの位相を変化させることができれば他の構成を用いてもよい。
以下、クロック生成回路15bの構成について説明する。PLL150は、クロック発生手段14によって発生されたクロックの周波数を逓倍し、より高い周波数に変換して出力する。PLL150による周波数逓倍の倍率は、逓倍レジスタ151に設定されている。逓倍レジスタ151には、コントロール手段16によって設定値が設定される。エッジ検出回路152は、PLL150から出力された信号に同期して、クロック発生手段14から出力された元のクロックの立ち上がりおよび立ち下がりの両エッジを検出し、それをきっかけにカウンタ153を起動する。カウンタ153は、起動後、PLL150によって発生されたクロックの数をカウントする。カウントする数は位相レジスタ154に設定されている。位相レジスタ154には、コントロール手段16によって設定値が設定される。カウンタ153は、カウントが終了した時の終了フラグを後段のエッジ検出回路155へ出力し、その後、リセットされる。
エッジ検出回路155は、PLL150から出力された信号に同期して、カウンタ153から出力された終了フラグの立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを検出し、検出信号をトグル回路156へ出力する。トグル回路156は、エッジ検出回路155によって生成された検出信号が入力されたタイミングでローとハイが切り替わる信号を生成し、クロックBとして出力する。エッジ検出回路152によるエッジの検出は、元のクロックの両エッジで行われるため、結局、クロックBはクロックAと同じ周波数であって、位相レジスタ154に設定されたカウント数分だけ位相がシフトする。
なお、クロックの周波数を変えて出力する場合には、PLL150の出力をそのまま利用すればよい。クロックCについても同様に、クロックAの周波数および位相を制御したものとして出力される。さらに、図示した例の他にも、最近では複数のクロックの周波数と位相とをそれぞれ独立に高分解能に制御することができるFPGAデバイスが簡単に入手することができるようになっており、その他の手段の実現と合わせて、それを利用してもよいことは言うまでもない。
次に、図3を参照し、超音波探傷装置の動作、およびクロックAとクロックBとの間に位相差を設けた場合の作用・効果について説明する。クロック発生手段14は、予め設定された周波数のクロックを発生してクロック制御手段15へ出力する。クロック制御手段15は、このクロックに基づいてクロックA、クロックB、およびクロックCを生成し、超音波探傷装置の各手段へこれらのクロックを供給する。パルス発生手段3は、クロックAに同期して超音波駆動パルスを発生し、出力する。
超音波プローブ2は、パルス発生手段3によって発生された超音波駆動パルスに基づいた超音波を被検体1に入射する。超音波プローブ2は、内部の圧電素子によって反射波の振動を電圧信号に変換し、レシーブ手段4へ出力する。一方、ディレイ手段13は、超音波駆動パルスを検出して内部のカウンタを起動し、予め設定されたカウント数に基づいたカウントアップが終了した時点において、カウントアップの終了を示す信号を出力する。レシーブ手段4は、クロックBに同期して超音波レシーブ信号の増幅およびAD変換を行う。レシーブ手段4は、処理を行った超音波レシーブ信号をDAC手段5へ出力する。
DAC手段5は、超音波レシーブ信号に対して、時間と共にゲインを大きくするアンプ処理を行い、ゲート検出手段6およびピークホールド手段7へ出力する。ゲート検出手段6は、入力された超音波レシーブ信号の最大の振幅幅あるいはそのときのビーム路程等を計測する。ピークホールド手段7によって超音波レシーブ信号の最大振幅が保持され、ライトアドレス生成手段9が書き込みアドレスを発生した時点で画像メモリー8にデータが書き込まれる。ライトアドレス生成手段9は、超音波駆動パルスの発生から、ディレイ手段13によって出力された信号が示すディレイ時間(低分解能ディレイ)と、クロックAとクロックBとの位相差によって生じるディレイ時間(高分解能ディレイ)とを合わせた時間が経過した時点において、書き込みアドレスを発生する。
クロックA、超音波駆動パルス、および超音波レシーブ信号が図3に示されるようなタイミングで発生している場合に、クロックAとクロックBの位相差が0deg(度)のときには、超音波駆動パルスの発生を基準として、低分解能ディレイ分の時間が経過した時点からの超音波レシーブ信号の電圧値V1,V2,V3,・・・が、クロックBに同期して画像メモリー8に保存される。一方、クロックAとクロックBの位相差が45deg(度)のときには、低分解能ディレイ分と、クロックAとクロックBの位相差によって決まる高分解能ディレイ分との時間が経過した時点からの超音波レシーブ信号の電圧値V1’,V2’,V3’,・・・が、クロックBに同期して画像メモリー8に保存される。
上記のように、クロックAに対するクロックBの位相差がある場合とない場合とでは、図3に示されるように、メモリー8への波形の書き込みを開始するタイミングがクロックの位相差分だけ異なるため、表示手段12による2つの波形の表示もずれることになる。低分解能ディレイはクロックBの1クロック分を単位として変更可能であるが、高分解能ディレイはクロックBの1クロック分よりも小さい単位で変更可能であり、本実施形態によれば、クロックBの周波数、すなわちレシーブ手段4が備えるADコンバータの動作周波数よりも高い分解能で、超音波プローブ2における遅延の調整をすることができる。
図4は、超音波レシーブ信号と他の信号のタイミングを示している。図4には、表示手段12の表示画面12aに表示された超音波レシーブ信号の波形も示されている。図4の表示画面12aによれば、超音波レシーブ信号のピーク値がゲート検出手段6によって設定された所定値を超えていることから、被検体1には傷が存在することが分かる。また、超音波レシーブ信号内でのピーク値の位置は傷の位置を示しており、例えば検査者が表示画面12aの横軸のスケールを参照することにより、あるいは装置内部で傷の位置を自動的に算出して表示手段12に表示し、検査者がその表示を確認することにより、傷の位置が分かる。
検査者によって制御情報入力手段17から入力され、コントロール手段16によってディレイ手段13に設定された遅延の調整値、および特許文献2に記載されたような校正手段によって自動的に算出されたプローブ部における遅延の調整値に基づいたディレイのうち、低分解能のディレイはディレイ手段13に設定され、高分解能のディレイは同様にクロック制御手段15内の位相レジスタ154に設定されている。図4に示されるように、表示手段12が探傷波形を描画し始めるタイミング等、レシーバ手段4およびその後段で動作する手段の起動タイミングが、プローブ部における遅延に相当する分だけ遅れるため、遅延に基づく誤差をキャンセルすることができる。
上述したように、本実施形態によれば、反射波に基づいた超音波レシーブ信号を処理する順に沿って、超音波レシーブ信号をデジタル信号に変換するレシーブ手段4から、画像メモリー8に対するデータの書き込みアドレスを発生するライトアドレス生成手段9までの各処理手段の動作のタイミングを規定するクロックBと、超音波駆動のタイミングの元となるパルス発生手段3の動作のタイミングを規定するクロックAとの位相差を360×n度(nは整数)以外の値とすることによって、より高い分解能で遅延の調整を行うことができ、超音波探傷装置の多機能化を実現することができる。また、レシーブ手段4の後段にインターポーレーション処理を行う回路を設ける等の場合と比較して、回路規模および消費電力の増加を抑えることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態による超音波探傷装置においては、クロック制御手段15におけるクロックの周波数の設定値を変化させることにより、探傷信号の画面表示距離レンジ、被検体内での超音波の音速、検査モードの設定変更に対応することを図っている。超音波探傷装置の全体の構成は図1と同様であるが、クロック制御手段15の構成が図2と異なる。
図5は、本実施形態によるクロック制御手段15の構成を示すブロック図である。以下、図中の各構成について説明する。なお、図2と同一の構成には同一の符号を付与し、説明を省略する。クロック生成回路15bにおいてDIV157は、PLL150によって周波数が逓倍されたクロックを周波数分周し、クロックBとして出力する。DIV157による周波数分周の分周率は、分周レジスタ158に設定されている。クロック生成回路15cの構成は、クロック生成回路15bの構成と同様である。逓倍レジスタ151および分周レジスタ157の設定値に応じて、任意の周波数のクロックを生成することができる。なお、逓倍レジスタ151および分周レジスタ157には、コントロール手段16によって設定値が設定される。クロック生成回路15bおよび15cの構成は上述した構成に限定されるわけではなく、クロックの周波数を変換することができれば他の構成を用いてもよい。
図6および図7は、画面表示時間レンジが異なる2つの場合において表示手段12に表示される表示波形等を示している。図6は画面表示時間レンジを1Rとした場合であり、図7は画面表示時間レンジを2Rとした場合である。ここで、画面表示時間レンジとは、探傷信号の画面表示距離レンジ、被検体内での超音波の音速(被検体音速)、および検査モードから、以下のように算出される値をとるものであり、表示手段12の画面に表示される探傷波形の表示範囲を時間に換算したものである。
画面表示時間レンジ=m×画面表示距離レンジ/被検体音速 ・・・(1)
(1)式において、mは検査モードに応じた値である。検査モードとは、超音波の送受信プローブの配置の仕方を表したものであり、検査モードが透過モードの場合にはm=1、反射モードの場合にはm=2である。被検体を挟んで送信プローブの反対側に受信プローブを配置し、被検体を透過した超音波を受信して利用するのが透過モードであり、同一面に送受信プローブを配置し、被検体に入射して被検体で反射した超音波を受信して利用するのが反射モードである。画面表示距離レンジは、表示手段12の画面に表示される探傷波形の表示範囲を寸法(距離)に換算したものである。
画面表示距離レンジ、被検体音速、検査モードは、予め決まっている固定情報に基づいてコントロール手段16が自動的に設定してもよいし、検査者によって制御情報入力手段17を介して入力された情報に基づいてコントロール手段16が可変的に設定してもよい。検査者が、制御情報入力手段17を介してこれらの情報を指定する場合には、それらの情報のうち1つだけを指定してもよいし、複数を指定してもよい。
図6および図7において用いられている被検体は、寸法が異なる物を想定している。図6および図7の画面表示時間レンジについて、2Rは1Rの2倍の関係である。図6および図7においては、画面表示時間レンジに応じて、クロックBの周波数が異なっている。クロックBの周期は、画面表示時間レンジが1Rの場合に1T、画面表示時間レンジが2Rの場合に2Tとなるように設定されている。2Tは1Tの2倍の関係である。画面表示時間レンジ内の波形が表示手段12によって表示されるが、画面表示時間レンジの値によらず、同一の画素数で波形が表示される。そのため、画面表示時間レンジが2Rの場合には、画面表示時間レンジが1Rの場合よりも、時間軸方向にデータが間引かれて波形が表示される。
ゲート範囲カウンタは、ゲート検出手段6が備えるカウンタであり、このカウンタの出力信号の様子が図示されている。ゲート検出手段6は、このカウンタの出力値に基づいてゲート範囲を設定する。DACカーブ範囲カウンタは、DAC手段5が備えるカウンタであり、このカウンタの出力信号の様子も図示されている。DAC手段5は、このカウンタの出力値に基づいて、ゲインの変化範囲を示すDACカーブの折れ点を設定する。画像メモリライトアドレスカウンタは、ライトアドレス生成手段9が備えるカウンタであり、このカウンタの出力信号の様子も図示されている。ライトアドレス生成手段9は、このカウンタの出力値に基づいて、画像メモリー8におけるデータの書き込みアドレスを発生する。
上述した各カウンタはクロックBに同期して動作するため、クロック周期が1Tから2Tになることで、カウンタ値が変化する周期は2倍になっている。図6および図7に示されるように、クロック周期が1Tから2Tになっても、クロック周期が1Tの場合と同一のゲート範囲カウンタ出力でゲート範囲が設定され、クロック周期が1Tの場合と同一のDACカーブカウンタ出力でゲインの変化範囲が設定される。上記のように、各カウンタ周辺の回路構成や設定値を変えることなく、クロックBの周期を2倍にすることで2倍の画面表示時間レンジまで計測可能となる。このためには、画面表示時間レンジがn倍となったときにクロックBの周期がn倍となることが望ましい。
上記の例のように、クロックBの周期を2倍にすることで2倍の画面表示時間レンジまで計測可能となり、その場合、設定の分解能は半分になるが、被検体の寸法が大きくなればなるほど、各手段で必要とされる分解能は低くなる。例えば、1mmの被検体でゲート範囲の設定分解能が0.001mmであったとして、1mの被検体でゲート範囲の設定分解能が1mmとなっても、実質、支障を来たすものではない。
また、本実施形態においては、レシーブ手段4以後、画像メモリー8へのデータの書き込みに至るまでの各手段にクロックBが供給されているが、被検体の寸法によらず、高い分解能が必要な手段にはクロックAを供給する等、用途に応じて使い分けてもよい。あるいは、被検体の寸法を〜1mm、1mm〜1m、1m〜10m、10m〜等のランクに分けて、クロックBの周波数を同一ランク内では同一とし、異なるランク間では異なる周波数としてもよい。
上述したように、本実施形態によれば、画面表示時間レンジに応じてクロックBの周波数を制御することにより、画面表示時間レンジとして設定可能な範囲がより広がった場合でも、各画面表示時間レンジに対応して各手段が動作する構成を、各手段が備えるカウンタ周辺の回路規模を従来よりも大きくすることなく実現することができる。特に、画面表示時間レンジがn倍となったときにクロックBの周期をn倍とする(クロックBの周波数をn分の1とする)対応関係に基づいてクロックBの周波数を制御することにより、カウンタの設定値を変える必要がなくなるので、カウンタの設定値の制御が簡単になる。上記のような特別な対応関係を設定しない場合に、カウンタの設定値を画面表示時間レンジの変更前と同一とするためには、データの間引き処理で上記の対応関係からのずれを補正すればよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の第1の実施形態による超音波探傷装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態によるクロック制御手段15の構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるクロック等の信号のタイミングを示すタイミングチャートである。 同実施形態における超音波レシーブ信号等の信号のタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態によるクロック制御手段15の構成を示すブロック図である。 同実施形態における画面表示距離レンジの変化を説明するためのタイミングチャートである。 同実施形態における画面表示距離レンジの変化を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1・・・被検体、2・・・超音波プローブ、3・・・パルス発生手段、4・・・レシーブ手段、5・・・DAC手段、6・・・ゲート検出手段、7・・・ピークホールド手段、8・・・画像メモリー、9・・・ライトアドレス生成手段、10・・・リードアドレス生成手段、11・・・デコード手段、12・・・表示手段、12a・・・表示画面、13・・・ディレイ手段、14・・・クロック発生手段、15・・・クロック制御手段、15b,15c・・・クロック生成回路、16・・・コントロール手段、17・・・制御情報入力手段、150・・・PLL、151・・・逓倍レジスタ、152,155・・・エッジ検出回路、153・・・カウンタ、154・・・位相レジスタ、156・・・トグル回路、157・・・DIV、158・・・分周レジスタ。

Claims (3)

  1. 超音波を被検体に入射し、該被検体の内部を通った前記超音波を受信し、該超音波に基づいて前記被検体の内部を検査する超音波探傷装置において、
    受信された前記超音波に対して加えられる遅延量を示す、予め設定された遅延補正値に応じて、前記受信信号の処理の順に沿って、前記超音波の受信信号をAD変換するレシーブ手段から、画像メモリーに前記受信信号を書き込む際の書き込みアドレスを発生するアドレス発生手段までの各処理手段に供給するクロックの位相が、基準クロックのエッジを基準とした、超音波プローブにおける遅延量に相当する位相となるように前記クロックの位相を制御するクロック制御手段
    を具備することを特徴とする超音波探傷装置。
  2. 前記クロック制御手段は、
    予め設定された画面表示距離レンジ、前記被検体中での前記超音波の音速、および検査モードのうち少なくとも1つに応じて、前記受信信号の処理の順に沿って、前記超音波の受信信号をAD変換するレシーブ手段から、画像メモリーに前記受信信号を書き込む際の書き込みアドレスを発生するアドレス発生手段までの各処理手段に供給する前記クロックの周波数を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波探傷装置。
  3. 前記クロック制御手段は、前記画面表示距離レンジ、前記超音波の音速、および前記検査モードによって定まる画面表示時間レンジがn倍となった場合に、前記クロックの周波数をn分の1倍に設定することを特徴とする請求項に記載の超音波探傷装置。
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