JP4632335B2 - 眼鏡販売支援用検眼システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、簡易な検眼が可能な眼鏡販売支援用検眼システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、眼鏡(メガネ)を作る場合において顧客は、眼鏡店等に出向いて眼鏡フレームを選択すると共に眼の検査を行って、この検査に基づいてレンズを処方する際にレンズの種類を選択するようにしている。
【0003】
また、眼鏡を装用していない人の裸眼の視力が低下した場合、とりあえず視力を知りたい場合がある。さらに、現在眼鏡を装用している人でも、眼鏡を作ってから数年になり、見え方が少し悪くなったように感じたりした場合、とりあえず視力を知りたい場合もある。この様な場合、通常は上述したように眼鏡店に出向く必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この様に単に視力値を知りたい人でも、視力値や矯正視力値がかなり低下している事実を知れば、新たに眼鏡を作る必要性があると考えて、顧客となる可能性もある。
【0005】
しかしながら、上述したように現在の裸眼による視力や矯正視力値を知りたい場合、眼鏡店においてこのような視力のみの検査をしてもらう様なことは困難であった。即ち、眼鏡店に出向いて視力検査を行う場合、この視力検査は眼鏡を作ることが前提となっていると考えられるため、普通は単に視力値を知りたいために眼鏡店に入りにくいものであった。
【0006】
この結果、視力値や矯正視力値がかなり低下している人の中には、眼鏡を作らずにそのままにしていて、更に視力値や矯正視力が悪化する人がいたりすることも考えられる。一方、眼鏡店にしてみれば、顧客になり得る人が顧客にならずに、売上の上昇にはつながらないものであった。
【0007】
そこで、この発明は、視力値や矯正視力値が低下している人の為にもなり、眼鏡店の売上増加にもなるような眼鏡販売支援用検眼システムを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明は、通路の途中側部に配置した眼鏡店の出入口が前記通路に面していると共に、テーブル板の高さを調節可能に設けた検眼テーブルが前記出入口に配設され、少なくともレンズメータ,眼屈折力測定装置が前記検眼テーブル上に配設された眼鏡販売支援用検眼システムであって、前記通路を通行する人が立ち止まって立った状態で前記眼屈折力測定装置を利用可能にするために、前記通路から前記検眼テーブルに対して向かって立ち止まった人の顔の高さに前記眼屈折力測定装置の高さが対応する位置まで前記テーブル板を昇降駆動するテーブル板昇降手段が設けられている眼鏡販売支援用検眼システムとしたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項2の発明の眼鏡販売支援用検眼システムは、請求項1に記載の眼鏡販売支援用検眼システムにおいて、視力表の呈示高さを視力表呈示高さ調整手段で調整可能に設けた視力表呈示装置が前記検眼テーブルの通路側から利用可能に前記検眼テーブルの近傍に配置されていると共に、前記視力表呈示装置からの視力表の呈示高さが前記通路から前記検眼テーブルに対して向かって立ち止まった人の顔の高さに対応する位置まで視力表呈示高さ調整手段で調整されたとき、前記眼屈折力測定装置が前記通路から前記検眼テーブルに対して向かって立ち止まった人の顔の高さに対応する位置までテーブル板昇降手段により昇降駆動制御する制御回路が設けられていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1は例えばデパート等の売り場のフロアの一部を示したもので、人通りのある通路1の両側には種々の店舗2a,2b,・・・2i・・・2nが配置されている。本実施例では、この店舗2a,2b,・・・2i・・・2nのうち、例えば通路の途中側部に配置された店舗2iが眼鏡店であるとする。この店舗2iは出入口3が通路1に面している。
【0011】
店舗2i内には、複数のフレーム展示用の陳列ケース4が配置され、奥側に視力検査室5や勘定場としてのカウンタ6が設けられている。また、出入口3の左右の側部には眼鏡フレーム等の陳列棚7,8が配置され、通路1を通行している人が立ち止まって陳列棚7,8の眼鏡フレームを装用してみることができるようになっている。
<検眼テーブル>
また、出入口3の略中央には検眼テーブル9が配設されている。この検眼テーブル9は、図2〜図4(a)、図5,図6に示したテーブル板10と、テーブル板10を昇降自在に指示する図3,図4(a),図6の支持脚11を有する。この支持脚11は、フロア上に指示された脚部11aと、脚部11a内に上下動自在に嵌合された支柱11bを有する。また、支柱11bはテーブル板昇降手段(視力表呈示高さ調整手段)により上下動可能に設けられている。このテーブル板昇降手段は、図7のテーブル板昇降モータ(パルスモータ)12と、このテーブル板昇降モータ12に連動する送りネジ又はラック・ピニオン等を利用した歯車伝達機構(図示せず)を有する。尚、送りネジ又はラック・ピニオン等を利用した歯車伝達機構には周知の構造が採用できるので、図示の便宜上、図2〜図6では送りネジ又はラック・ピニオン等を利用した歯車伝達機構の図示を省略している。
【0012】
テーブル板10は、店舗2i側の側面10aが円弧状に形成され、通路1側に凹部13が形成されている。この通路1を歩いている人14が図4(a)の如く凹部13内に入ることで、通路1を通行している人の通行の邪魔にならないようになっている。更に、側面10aには、図6に示したように左右方向の中央に位置して操作パネル15が取り付けられている。この操作パネル15は、テーブル板10を上昇操作するためのテーブル板昇降モータ12の正転スイッチS1、テーブル板10を降下操作するためのテーブル板昇降モータ12の逆転スイッチS2、メモリ選択スイッチS3,S4等が設けられている。
【0013】
また、テーブル板10の上面には図5に示したように複数の電源用のコンセント16,17,18が設けられ、テーブル10の下面には安全スイッチ19が設けられ、テーブル板10内には図7の演算制御回路20が内蔵されている。この演算制御回路20には、操作パネル15や安全スイッチ19、テーブル板昇降モータ12及びメモリ21が接続されている。
<レンズメータ及び眼屈折力測定装置>
更に、検眼テーブル9のテーブル板10上の左右の部分には、図2,図3に示したようにレンズメータ22及び眼屈折力測定装置(レフラクトメータ)23がそれぞれ配設されている。このレンズメータ22及び眼屈折力測定装置23の図示しない電源コードの電源プラグはテーブル板10のコンセント16,18に接続される。尚、コンセント16,17,18は、図示しない電源コードを介して商用電源に接続される。
【0014】
そして、上述のメモリ21には、標準的な身長の大人と子供が立った状態の顔の高さに眼屈折力測定装置23が位置するように、テーブル板昇降モータ12を駆動制御してテーブル板10を昇降させるための2つのデータが記憶されている。しかも、このメモリ21の2つのデータは、大人用のデータ利用のためのスイッチS3と子供用のデータ利用のためのスイッチS4で選択することができる様になっている。そして、演算制御回路20は、スイッチS3が押されると、テーブル板昇降モータ12を駆動制御してテーブル板10を昇降させ、テーブル板10上の眼屈折力測定装置23を標準的な身長の大人が立った状態の顔の高さまで昇降させるようになっている。また、演算制御回路20は、スイッチS4が押されると、テーブル板昇降モータ12を駆動制御してテーブル板10を昇降させ、テーブル板10上の眼屈折力測定装置23を標準的な身長の子供が立った状態の顔の高さまで昇降させるようになっている。
<視力表呈示装置24>
更に、店舗2i内には検眼テーブル9に隣接して視力表(視力検査用のチャート)を呈示する視力表呈示装置24が配設されている。この視力表呈示装置24は、フロアに載置されたボックス25と、ボックス25の上端から上方に突出し且つボックス25に昇降自在に保持された支柱26と、支柱26の上端に取り付けられた視力表用筐体27を有する。この支柱26は、図7の昇降モータ(視力表昇降手段)28により昇降駆動可能に設けられている。この昇降モータ28にはパルスモータ又はステッピングモータ等が用いられ、昇降モータ28は演算制御回路29により駆動制御されるようになっている。
【0015】
視力表用筐体27には、正面27aの図示しない窓から視力表(視力検査用のチャート)を呈示可能とする図7の視力表切換呈示装置(チャート表示手段)27bが内蔵されていると共に、正面27aに取り付けた受光センサ30が設けられている。この受光センサ30からの出力は演算制御回路29に入力されるようになっている。そして、演算制御回路29は、受光センサ30にリモコン31からの高さ調整のための赤外光による高さ調整信号が入力されると、受光センサ30からの検出信号に基づいて昇降モータ28を駆動制御して支柱26を上下動させ、視力表用筐体27の上下方向の中央がリモコン31の赤外光が出射している高さになるように、視力表用筐体27を昇降駆動する様になっている。しかも、視力表用筐体27は、正面27aは通路1側に向けられていて、通路1側から利用可能になっている。この様な視力表呈示装置24としては、例えば特開平8−215146号公報(特願平7−24027号)に開示されたような周知のものが採用できる。
<パソコン>
更に、検眼テーブル9上の中央にはノートタイプのパソコン32が配設されている。このパソコン32は図7に示したように演算制御回路33を有し、演算制御回路33にはレンズメータ22及び眼屈折力検査装置23からの検査結果が入力される様になっている。また、演算制御回路33にはキーボード34やマウス35からの操作信号が入力される様になっている。36は演算制御回路33に接続された液晶表示装置(表示手段)、37は演算制御回路33に接続されたメモリである。
【0016】
この演算制御回路33には演算制御回路20,29が接続されていて、演算制御回路20,29,33は互いにデータの授受を行うことができる様になっている。しかも、上述した様に、リモコン31の操作により、視力表呈示装置24の視力表用筐体27の上下方向の中央がリモコン31の赤外光の出射している高さまで昇降駆動されると、この高さ信号が演算制御回路29を介して演算制御回路33に入力される。そして、演算制御回路33は、演算制御回路29からの高さ信号が入力されると、この高さ信号に基づいて眼屈折力検査装置23の検眼窓(図示せず)の高さがリモコン31の赤外光の出射している高さとなるように、演算制御回路20によりテーブル板昇降モータ12を作動制御させる様になっている。
[作用]
次に、この様な構成の眼鏡販売支援用検眼システムの作用を説明する。
【0017】
デパート等に買い物に来た不特定多数の人の内、例えば通路1を歩いている人が、眼鏡店である店舗2iの前を通過しようとしたときに、店舗2iの出入口3に配置された陳列棚7又は8の眼鏡フレームに興味を示して、陳列棚7又は8の眼鏡フレームの幾つかを装用することもある。
【0018】
この様な人が出入口3の検眼テーブル9の前にきたときに、この検眼テーブル9のところに「あなたの視力を測定してみませんか」、「検眼は無料です。」、「店内に入らずに、ここで2,3分で検眼できます。」等のメッセージが目に入った場合、検眼への興味がそそられることが考えられる。
【0019】
また、検眼に際して被検者が座る椅子等が用意されている場合、被検者は時間がかかるのではないかとの危惧を抱いたりし、検眼を避ける確率が高くなる虞がある。しかし、本実施例のように被検者が立ったままで検眼できる検眼テーブル9が通路1に面して配置されている場合、被検者は簡易かつ迅速に検眼ができるものと判断できる。もし気分的にいやになれば、被検者には検眼テーブル9の位置から通路1に戻れるという安心感も生じる。
【0020】
これらの結果、本実施例のように被検者が立ったままで検眼できる検眼テーブル9が通路1に面して配置されている場合には、検眼をしてみようと考える人の確率が増大するものと考えられる。
(1)眼屈折力測定装置23の手動操作による高さ合わせ
そして、検眼に興味を示した人が通路1を通行中に検眼テーブル9の前で立ち止まったときに、立ち止まった人(以下、被検者という)が大人の場合には店員が検眼テーブル9の操作パネル15に設けられたメモリ選択スイッチS3を押し、立ち止まった人が大人の場合には店員が検眼テーブル9の操作パネル15に設けられたメモリ選択スイッチS4を押す。
【0021】
これに伴い、演算制御回路20は、スイッチS3が押されると、テーブル板昇降モータ12を駆動制御してテーブル板10を昇降させ、テーブル板10上の眼屈折力測定装置23を標準的な身長の大人が立った状態の顔の高さまで昇降させる。また、演算制御回路20は、スイッチS4が押されると、テーブル板昇降モータ12を駆動制御してテーブル板10を昇降させ、テーブル板10上の眼屈折力測定装置23を標準的な身長の子供が立った状態の顔の高さまで昇降させる。
【0022】
次に、店員は、操作パネル15に設けられた正転スイッチS1または逆転スイッチS2を操作して、テーブル板昇降モータ12を正転または逆転駆動制御してテーブル板10を昇降させ、テーブル板10上の眼屈折力測定装置23の高さを検眼テーブル9の前に立ち止まった被検者Kの顔の高さに調整する。
(2)装置23,24の高さの自動調整
また、検眼に興味を示した人が通路1を通行中に検眼テーブル9の前で立ち止まったときに、店員はリモコン31を立ち止まった被検者Kの顔の横に配置して、リモコン31の赤外光が出射する部分を被検者Kの眼の高さに合わせる。そして、店員(検者)はリモコン31の赤外光の出射する部分を視力表呈示装置24受光センサ30に向けて、リモコン31に設けられた高さ調整のためのボタン(図示せず)を押し、リモコン31からの高さ調整のための赤外光による高さ調整信号が受光センサ30に向けて出射させる。
【0023】
そして、演算制御回路29は、受光センサ30にリモコン31からの高さ調整のための赤外光による高さ調整信号が入力されると、受光センサ30からの検出信号に基づいて昇降モータ28を駆動制御して支柱26を上下動させ、視力表用筐体27の上下方向の中央がリモコン31の赤外光が出射している高さになるように、視力表用筐体27を昇降駆動する。
【0024】
一方、このリモコン31の操作により、視力表呈示装置24の視力表用筐体27の上下方向の中央がリモコン31の赤外光の出射している高さまで昇降駆動されると、この高さ信号が演算制御回路29を介して演算制御回路33に入力される。そして、演算制御回路33は、演算制御回路29からの高さ信号が入力されると、この高さ信号に基づいて眼屈折力検査装置23の検眼窓(図示せず)の高さがリモコン31の赤外光の出射している高さとなるように、演算制御回路20を動作制御して、演算制御回路20によりテーブル板昇降モータ12を作動制御させる。
【0025】
この様にして、リモコン31の操作により、視力表呈示装置24および眼屈折力検査装置23の高さが被検者Kの顔の高さに同時に合わせられることになる。
【0026】
なお、上述した手動操作により検眼テーブル9のテーブル板10を昇降させて、眼屈折力測定装置23の高さを被検者Kの顔の高さに合わせた場合、このテーブル板10の昇降量を演算制御回路20から演算制御回路33に入力させて、演算制御回路33により演算制御回路29を動作制御させ、演算制御回路29により昇降モータ28をテーブル板10の昇降量に基づいて駆動制御させることにより、視力表呈示装置24を被検者Kの顔の高さに自動的に合わせさせるようにしてもよい。
(3)検眼
ところで、上述の被検者Kが眼鏡を装用していない場合には、眼屈折力測定装置23で被検者Kの眼屈折力(球面度数S,円柱度数C、軸角度A)を測定する。この測定によるS,C,Aは演算制御回路33に入力されると、演算制御回路33は入力されたS,C,A等から被検者Kの視力に対応した視力表のチャート(ひらがな,数字,ランドルト環等)を視力表呈示装置24で提示するように、演算制御回路29を動作制御する。これにより、演算制御回路29は、視力表切換呈示装置(チャート表示手段)27bを作動制御して、被検者Kの視力に対応した視力表のチャートを選択して被検者Kに呈示する。
【0027】
そして、最初に呈示した被検者Kの視力に合ったチャート,その視力より上(高い)または下(低い)のチャートを被検者Kに順次呈示して、被検者Kの現在の裸眼による視力を認識させる。この呈示は、演算制御回路29により自動的に行わせるが、店員が手動で行うこともできる。
【0028】
また、上述の被検者Kが眼鏡を装用している場合には、被検者Kの眼鏡(メガネ)の眼鏡の左右の眼鏡レンズの屈折力を測定し、測定結果を演算制御回路33に入力させる。一方、上述した眼屈折力測定装置23で被検者Kの眼屈折力(球面度数S,円柱度数C、軸角度A)を測定し、この測定によるS,C,Aを演算制御回路33に入力する。
【0029】
これにより演算制御回路33は、被検者Kが現在の眼鏡を装用した場合の矯正視力値を求め、この求めた矯正視力値に基づいて、被検者Kの視力に対応した視力表のチャート(ひらがな,数字,ランドルト環等)を視力表呈示装置24で提示するように、演算制御回路29を動作制御する。これにより、演算制御回路29は、視力表切換呈示装置(チャート表示手段)27bを作動制御して、被検者Kの矯正視力に対応した視力表のチャートを選択して被検者Kに呈示することになる。この際、被検者Kには眼鏡を装用させて視力表呈示装置24のチャートを視認させる。
【0030】
そして、最初に呈示した被検者Kの矯正視力に合ったチャート,その視力より上(高い)または下(低い)のチャートを被検者Kに呈示して、被検者Kの現在の矯正視力を認識させる。この呈示は、演算制御回路29により自動的に行わせるが、店員が手動で行うこともできる。
【0031】
このようにして被検者Kの裸眼による視力や矯正視力の低下がない場合には、被検者Kはそのまま通路1に容易に戻って他の場所に迅速に移動できる。また、被検者Kの裸眼による視力が例えば1.0より低い場合や視力の低下が更に進んでいる場合、店員は被検者Kに眼鏡を作ることを進める。また、被検者Kの眼鏡による矯正視力が最初に矯正したときよりも低くなっている場合や矯正視力の低下が更に進んでいる場合、店員は被検者Kに眼鏡を作り直すように進める。
【0032】
そして、裸眼による視力や矯正視力の低下が大きい場合には、店舗2iの奥側に設けた視力検査室5で精密検査を進める。
【0033】
この様にして検眼テーブル9は、簡易な検眼を行うのに使用できると共に、被検者によっては眼鏡を新たに作ったり、精密検査をするための受付としてして使用できる。しかも、この様な簡易な検眼を行うことにより、裸眼による視力や矯正視力に異常がない人が精密検査を行うのを回避でき、視力の精密検査の必要な人のためのスクリーニング(篩い分け)を行うことができる。
[変形例]
上述した実施例では、視力表呈示装置24の視力表用筐体27を昇降させて、被検者Kへの視力表用筐体27によるチャートの呈示高さを調整するようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0034】
例えば、図4(b)に示したような視力表呈示装置40において、検眼ボックス40a内の視力表切換呈示装置(チャート表示手段)41で視力表のチャートを選択して、この選択したチャートからの視標光束をハーフミラー42aに向けて投影する。そして、この投影されたチャートの視標光束を、ハーフミラー42a,42bを透過させた後、凹面鏡42cで反射させ、次にハーフミラー42bで検眼窓40bから外方に出射させる。
【0035】
この反射ミラー42bは、矢印43で示したように点Pを中心に上下回動可能に設けられていると共に、パルスモータ等のミラー角度調整手段(上下回動手段,視標投影高さ調整手段)44で上下に回動駆動可能に設けられ、チャートの視標光束の被検者Kへの呈示高さ(呈示角度)が調整されるようになっている。
【0036】
また、リモコン31による高さ調整のための赤外光を受光する受光センサ45を検眼ボックス40a内に設ける。しかも、リモコン31を検眼窓40bに向けて、リモコン31からの赤外光を検眼窓40bに投影すると、この赤外光はハーフミラー42bで凹面鏡42cに向けて反射する。この反射する赤外光は、凹面鏡42cで反射した後、ハーフミラー42bを透過してハーフミラー42aで反射させられる。このハーフミラー42aで反射した赤外光は受光センサ45に入射させられる。この受光センサ45には、エリアCCDやPSD等を用いることができる。
【0037】
そして、この受光センサ45による信号に基づいて演算制御回路46によりミラー角度調整手段44を作動制御させて、ハーフミラー42bによるチャート(視力表)の呈示方向(呈示高さ)がリモコン31の赤外光の出射方向となるようにできる。図4(b)中、Eは身長の異なる被検者の眼を示したものである。
【0038】
この場合にも、演算制御回路33は、視力表呈示装置40のチャートの被検者Kへの呈示角度(、呈示高さ)の調整に連携して、テーブル板10の高さを上述の様に調整して、眼屈折力測定装置23の高さを被検者Kの顔の高さに合わせるようにすることもできる。また逆に、演算制御回路33は、テーブル板10の高さを上述の様に調整して、眼屈折力測定装置23の高さを被検者Kの顔の高さに合わせたときに、ハーフミラー42bをパルスモータ等のミラー角度調整手段44により上下回動させて、ハーフミラー42bによるチャートの被検者Kへの呈示高さ(呈示角度)を自動調整させるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明は、通路の途中側部に配置した眼鏡店の出入口が前記通路に面していると共に、テーブル板の高さを調節可能に設けた検眼テーブルが前記出入口に配設され、少なくともレンズメータ,眼屈折力測定装置が前記検眼テーブル上に配設された眼鏡販売支援用検眼システムであって、前記通路を通行する人が立ち止まって立った状態で前記眼屈折力測定装置を利用可能にするために、前記通路から前記検眼テーブルに対して向かって立ち止まった人の顔の高さに前記眼屈折力測定装置の高さが対応する位置まで前記テーブル板を昇降駆動するテーブル板昇降手段が設けられている構成としたので、検眼を行うことが従来に比べて気にならない検眼システムを提供できる。この結果、視力値や矯正視力値が低下している人の為にもなり、眼鏡店の売上増加にもなる検眼システムを提供できる。
【0040】
また、請求項2の発明の眼鏡販売支援用検眼システムは、請求項1に記載の眼鏡販売支援用検眼システムにおいて、視力表の呈示高さを視力表呈示高さ調整手段で調整可能に設けた視力表呈示装置が前記検眼テーブルの通路側から利用可能に前記検眼テーブルの近傍に配置されていると共に、前記視力表呈示装置からの視力表の呈示高さが前記通路から前記検眼テーブルに対して向かって立ち止まった人の顔の高さに対応する位置まで視力表呈示高さ調整手段で調整されたとき、前記眼屈折力測定装置が前記通路から前記検眼テーブルに対して向かって立ち止まった人の顔の高さに対応する位置までテーブル板昇降手段により昇降駆動制御する制御回路が設けられている構成としたので、眼屈折力測定装置の高さ調整を視力表呈示装置の高さ調整に連携でき、検眼にかかる時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる眼鏡販売支援用検眼システムの配置図である。
【図2】図1の腰部拡大説明図である。
【図3】図2の検眼テーブルの拡大斜視図である。
【図4】(a)は図2の検眼テーブルを側方からみた説明図、(b)は視力表呈示装置の他の例を示す説明図である。
【図5】図1の検眼テーブルの平面図である。
【図6】図5を矢印A方向からみた側面図である。
【図7】この発明にかかる眼鏡販売支援用検眼システムの制御回路図である。
【符号の説明】
1・・・通路
2i・・・店舗(眼鏡店)
3・・・出入口
9・・・検眼テーブル
10・・・テーブル板
12・・・テーブル昇降モータ(テーブル板昇降手段,視標呈示高さ調整手段)
20・・・演算制御回路
22・・・レンズメータ
23・・・眼屈折力測定装置
29,33・・・演算制御回路
42b・・・ハーフミラー
44・・・ミラー角度調整手段(視標呈示高さ調整手段,上下回動手段)
46・・・演算制御回路

Claims (2)

  1. 通路の途中側部に配置した眼鏡店の出入口が前記通路に面していると共に、テーブル板の高さを調節可能に設けた検眼テーブルが前記出入口に配設され、少なくともレンズメータ,眼屈折力測定装置が前記検眼テーブル上に配設された眼鏡販売支援用検眼システムであって、
    前記通路を通行する人が立ち止まって立った状態で前記眼屈折力測定装置を利用可能にするために、前記通路から前記検眼テーブルに対して向かって立ち止まった人の顔の高さに前記眼屈折力測定装置の高さが対応する位置まで前記テーブル板を昇降駆動するテーブル板昇降手段が設けられていることを特徴とする眼鏡販売支援用検眼システム。
  2. 請求項1に記載の眼鏡販売支援用検眼システムにおいて、
    視力表の呈示高さを視力表呈示高さ調整手段で調整可能に設けた視力表呈示装置が前記検眼テーブルの通路側から利用可能に前記検眼テーブルの近傍に配置されていると共に、前記視力表呈示装置からの視力表の呈示高さが前記通路から前記検眼テーブルに対して向かって立ち止まった人の顔の高さに対応する位置まで視力表呈示高さ調整手段で調整されたとき、前記眼屈折力測定装置が前記通路から前記検眼テーブルに対して向かって立ち止まった人の顔の高さに対応する位置までテーブル板昇降手段により昇降駆動制御する制御回路が設けられていることを特徴とする眼鏡販売支援用検眼システム。
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