JP4631296B2 - エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、ハロゲン系難燃剤及びアンチモン化合物を含まない半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置に関するものである。
ダイオード、トランジスタ、集積回路等の電子部品は、主にエポキシ樹脂組成物で封止されている。これらのエポキシ樹脂組成物中には、難燃性を付与するために、ハロゲン系難燃剤及びアンチモン化合物が従来から配合されているが、近年環境対応のため、これらを使用せずに優れた難燃性を付与するエポキシ樹脂組成物が求められており、リン系化合物、水和金属系化合物、ホウ素系化合物、シリコーン化合物等が検討されている。難燃性と優れた耐半田性、耐湿性を両立させるために、水酸化アルミニウムを添加する方法がいくつか提案されており(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)、従来市場の要求レベルを満足するものが得られていた。
しかしながら、最近の半導体デバイスの性能向上に伴う小型化、薄型化のため、半導体装置内の狭い空隙を確実に充填することが要求されるようになってきており、上述した従来の技術では不充分となってきていた。最も空隙の狭い半導体装置のひとつとしては、例えば半導体素子をフェイスダウン構造で回路が形成されたマザーボードあるいはドーターボードに実装される方法(フリップチップ方式)が挙げられる。
さらに、α線の影響を受け易いデバイスにおける誤動作を防止するためには、エポキシ樹脂組成物の構成材料中のウラン、トリウム、その壊変物質から放出されるα線を低減することが必要であり、これら全てに対応した水酸化アルミニウムを用いた樹脂組成物の開発が望まれていた。
特開平10−152547号公報(第2〜4頁) 特開2002−187999号公報(第2〜5頁) 特開2002−212397号公報(第2〜6頁)
本発明は、ハロゲン系難燃剤及びアンチモン化合物を含まずに耐燃性、充填性に優れ、なおかつ構成材料から放出されるα線の影響を受け易いデバイスにも対応することができる半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置を提供するものである。
本発明は、
[1]エポキシ樹脂(A)、フェノール樹脂(B)、硬化促進剤(C)、水酸化アルミニウムを除く無機充填材(D)、及び水酸化アルミニウム(E)を含み、前記水酸化アルミニウムにおける粒径10μm以上の粒子の割合が5重量%未満であり、前記水酸化アルミニウムに含まれるウラン、トリウムの合計量が10ppb未満であり、前記水酸化アルミニウムに含まれるNa Oの量が0.1重量%以下であり、前記水酸化アルミニウムの含有量が全エポキシ樹脂組成物中に1〜10重量%であり、前記水酸化アルミニウムを含めた全無機充填材の含有量が全エポキシ樹脂組成物中に83〜93重量%であることを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物、
]温度上昇速度10℃/分で測定した、前記水酸化アルミニウムの重量減少率が10%に達する温度が250℃以上である第[1]項記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物、
]前記無機充填材に含まれるウラン、トリウムの合計量が1ppb未満である第[1]又は[2]項記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物、
]エポキシ樹脂(A)、フェノール樹脂(B)、硬化促進剤(C)、水酸化アルミニウムを除く無機充填材(D)、及び水酸化アルミニウム(E)を含み、前記水酸化アルミニウムにおける粒径10μm以上の粒子の割合が5重量%未満であり、前記水酸化アルミニウムに含まれるNa Oの量が0.1重量%以下であり、前記水酸化アルミニウムの含有量が全エポキシ樹脂組成物中に1〜10重量%であり、前記水酸化アルミニウムを含めた全無機充填材の含有量が全エポキシ樹脂組成物中に83〜93重量%であり、かつ前記エポキシ樹脂組成物全体に含まれるウラン、トリウムの合計量が1ppb未満であることを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物、
]第[1]ないし[]項のいずれかに記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子を封止してなることを特徴とする半導体装置、
である。
本発明に従うと、優れた耐燃性、耐半田性、耐湿性に加え、従来の技術では得られなかった狭い空隙の充填性に優れ、なおかつ構成材料から放出されるα線の影響を受け易いデバイスにも対応することができる。
本発明は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、硬化促進剤、無機充填材、粒径10μm以上の粒子の割合が5重量%未満であり、かつ含有するウラン、トリウムの合計量が10ppb未満である水酸化アルミニウムを含むエポキシ樹脂組成物を用いること等により、耐燃性、充填性に優れ、なおかつ構成材料から放出されるα線の影響を受け易いデバイスにも対応することができる、という顕著な効果が得られるものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に用いるエポキシ樹脂は、1分子内にエポキシ基を2個以上有するモノマー、オリゴマー、ポリマー全般であり、その分子量、分子構造は特に限定するものではないが、例えば、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビフェニレン骨格含有フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ジシクロベンタジエン変性フェノール型エポキシ樹脂、テルペン変性フェノール型エポキシ樹脂、ハイドロキノン型エポキシ樹脂などが挙げられる。またこれらは単独でも混合して用いてもよい。なお優れた耐半田性を得るためには、成形時の溶融粘度が非常に低い結晶性エポキシ樹脂を用いて、無機充填材をより多く充填することが好ましい。
本発明に用いるフェノール樹脂は、1分子内にフェノール性水酸基を2個以上有するモノマー、オリゴマー、ポリマー全般であり、その分子量、分子構造を特に限定するものではないが、例えば、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ジシクロベンタジエン変性フェノール樹脂、フェノールアラルキル樹脂、ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂、テルペン変性フェノール樹脂、トリフェノールメタン型樹脂などが挙げられる。またこれらは単独でも混合して用いてもよい。なお優れた耐半田性を得るためには、エポキシ樹脂と同様に低粘度のものが好ましい。
本発明に用いる全エポキシ樹脂のエポキシ基数と全フェノール樹脂のフェノール性水酸基数の当量比としては、好ましくは0.5〜2であり、特に0.7〜1.5がより好ましい。上記範囲を外れると、耐湿性、硬化性などが低下する恐れがあるので好ましくない。
本発明で用いられる硬化促進剤としては、エポキシ基とフェノール性水酸基の反応を促進するものであれば特に限定しないが、例えば1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7等のジアザビシクロアルケン及びその誘導体、トリフェニルホスフィン、メチルジフェニルホスフィン等の有機ホスフィン類、テトラフェニルホスホニウム・テトラフェニルボレート、テトラフェニルホスホニウム・テトラ安息香酸ボレート、テトラフェニルホスホニウム・テトラナフトイックアシッドボレート、テトラフェニルホスホニウム・テトラナフトイルオキシボレート、テトラフェニルホスホニウム・テトラナフチルオキシボレート等のテトラ置換ホスホニウム・テトラ置換ボレート等が挙げられ、これらは1種類を単独で用いても2種類以上を併用してもよい。
本発明に用いる水酸化アルミニウムを除く無機充填材としては、一般に半導体封止用エポキシ樹脂組成物に使用されているものを用いることができる。例えば、溶融球状シリカ、溶融破砕シリカ、結晶シリカ、タルク、アルミナ、チタンホワイト、窒化珪素等が挙げられ、最も好適に使用されるものとしては、溶融球状シリカである。これらの無機充填材は、単独でも混合して用いても差し支えない。またこれらがカップリング剤により表面処理されていてもかまわない。無機充填材の形状としては、流動性改善のために、できるだけ真球状であり、かつ粒度分布がブロードであることが好ましい。本発明で用いられる水酸化アルミニウムをも含めた全無機充填材の含有量は、全エポキシ樹脂組成物中に83〜93重量%であり、好ましくは84〜90重量%である。下限値未満だと、低吸湿性、低熱膨張性が得られず耐半田性が不十分となる恐れがあるので好ましくない。上限値を越えると、流動性が低下し、成形時に充填不良等が生じたり、高粘度化による半導体装置内の金線変形等の不具合が生じたりする恐れがあるので好ましくない。
本発明に用いる水酸化アルミニウムは、粒径10μm以上の粒子の割合が5重量%未満であり、かつ含有するウラン、トリウムの合計量が10ppb未満であるものを必須とする。一般に水酸化アルミニウムは、難燃剤として作用し、その難燃機構は公知である。優れた耐半田性、耐湿性を得るためには、より少ない水酸化アルミニウムの添加量で優れた耐燃性を実現する手法は前述の特許文献等で紹介されているが、本発明に用いる水酸化アルミニウムを使用すると、ウラン、トリウム、その壊変物質から放出されるα線を低減することができ、その結果、α線の影響を受け易いデバイスへの適用が容易となる。但しこの場合、水酸化アルミニウムを除く無機充填材のウラン、トリウムの合計量についても、同様に考慮する必要がある。すなわち、α線の影響を受け易いデバイスへの適用が可能なレベルに樹脂組成物全体から放出されるα線量を低減させるためには、無機充填材に含まれるウラン、トリウムの合計量を1ppb未満とし、かつ水酸化アルミニウムに含まれるウラン、トリウムの合計量を10ppb未満とすること、或いはエポキシ樹脂組成物全体に含まれるウラン、トリウムの合計量を1ppb未満とすることが必要である。
また、水酸化アルミニウム中に含まれるウラン、トリウムの合計量が10ppb以上である場合で、α線の影響を受け易いデバイスに適用するためには、水酸化アルミニウムの添加量を少量に抑える必要があり、水酸化アルミニウム単独で難燃性を付与することが困難となる場合がある。
ここでの水酸化アルミニウム中のウラン量、トリウム量を測定するためには、硝酸などで酸溶解させた後、測定の妨害となるアルミニウムを除去するため、ウラン、トリウムをイオン交換樹脂に吸着させる。この吸着保持したウラン、トリウムを少量の溶離液で溶出させて濃縮する。ここで調整した試料をセイコーインスツルメンツ(株)製の誘導結合プラズマ質量分析(ICP−MS)装置SPQ−9000等を用いて測定することができる。
また、ここでのシリカ中のウラン量、トリウム量を測定するためには、フッ化水素に溶解して主成分を揮発させた後、残存物を硝酸に溶解し、遠心分離機で処理した上澄み液をセイコーインスツルメンツ(株)製の誘導結合プラズマ質量分析(ICP−MS)装置SPQ−9000等を用いて測定することができる。
また、ここでのエポキシ樹脂組成物中のウラン量、トリウム量を測定するためには、エポキシ樹脂組成物を700℃で4時間加熱して灰化させた後、フッ化水素に溶解してシリカ主成分を揮発させ、更に硝酸などで酸溶解させた後、測定の妨害となるアルミニウムを除去するため、ウラン、トリウムをイオン交換樹脂に吸着させる。この吸着保持したウラン、トリウムを少量の溶離液で溶出させて濃縮する。ここで調整した試料をセイコーインスツルメンツ(株)製の誘導結合プラズマ質量分析(ICP−MS)装置SPQ−9000等を用いて測定することができる。
また狭い空隙を充填するためには、本発明に用いる水酸化アルミニウムの粒径10μm以上の粒子の割合を5重量%未満とする必要がある。粒径10μm以上の粒子が5重量%以上であると、数十μmの狭い充填領域が存在する半導体装置において未充填を引き起こす可能性が高い。
ここでの水酸化アルミニウムの粒度は、JIS M8100粉塊混合物−サンプリング方法通則に準じて無機充填材を採取し、JIS R 1622−1995 ファインセラミック原料粒子径分布測定のための試料調整通則に準じて、水酸化アルミニウムを測定用試料として調整し、JIS R 1629−1997ファインセラミック原料のレーザー回折・散乱法による粒子径分布測定方法に準じて、日機装(株)製のマイクロトラック粒子径分布測定装置9320HRA(X−100)(レーザー回折散乱法)等を用い、溶媒中で超音波分散した後に測定した値である。
また水酸化アルミニウムに含まれるNa2O量は0.1重量%以下であることが好ましい。0.1重量%を超えると、不純物として遊離するナトリウムイオン量が多くなり、耐湿性を低下させる恐れがある。
また、温度上昇速度10℃/分で測定した、水酸化アルミニウムの重量減少率が10%に達する温度が250℃以上であることが好ましい。重量減少率10%が250℃を下回ると、IRリフロー処理の条件によっては耐半田性が低下する恐れがある。
ここでの水酸化アルミニウムの重量減少率は、水酸化アルミニウム10mgを秤量し、セイコー電子工業(株)製の示差熱熱重量同時測定装置TG/DTA220(水平差動天秤方式)等を用い、開始温度30℃、終了温度450℃等として、空気雰囲気下、温度上昇速度10℃/分で測定した値である。
なお本発明では、難燃剤として水酸化アルミニウムを単独で用いる必要はなく、例えば、水酸化マグネシウム、硼酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛、フォスファゼン等の難燃剤と併用してもよい。本発明に用いる水酸化アルミニウムの配合量は、全エポキシ樹脂組成物中に1〜10重量%が好ましく、更に好ましくは2〜5重量%である。下限値未満だと目的とする耐燃性が得られず、上限値を超えると耐半田性、耐湿性、流動性、硬化性が損なわれる恐れがあり好ましくない。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、(A)〜(E)成分の他、必要に応じてエポキシシラン、メルカプトシラン、アミノシラン、アルキルシラン、ウレイドシラン、ビニルシラン等のシランカップリング剤や、チタネートカップリング剤、アルミニウムカップリング剤、アルミニウム/ジルコニウムカップリング剤等のカップリング剤、カルナバワックス等の天然ワックス、ポリエチレンワックス等の合成ワックス、ステアリン酸やステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸及びその金属塩類若しくはパラフィン等の離型剤、カーボンブラック、ベンガラ等の着色剤、酸化ビスマス水和物等の無機イオン交換体、酸化防止剤等の各種添加剤が適宜配合可能である。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、(A)〜(E)成分、及びその他の添加剤等を、ミキサー等を用いて常温混合し、ロール、ニーダー、押出機等の混練機で加熱混練、冷却後粉砕して得られる。
本発明のエポキシ樹脂組成物を用いて、半導体素子等の電子部品を封止し、半導体装置を製造するには、トランスファーモールド、コンプレッションモールド、インジェクションモールド等の従来からの成形方法で硬化成形すればよい。その他の半導体装置の製造方法は、公知の方法を用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を説明するが、これらの実施例に限定されるものではない。配合割合は重量部とする。
尚、シリカ、水酸化アルミニウム、及びエポキシ樹脂組成物中のウラン量、トリウム量、並びに水酸化アルミニウムの平均粒径、粒度分布、及び重量減少率10%到達温度は下記により測定した。
[水酸化アルミニウム中のウラン量、トリウム量の測定]
水酸化アルミニウムを酸で溶解させた後、ウラン、トリウムをイオン交換樹脂に吸着させる。この吸着保持したウラン、トリウムを少量の溶離液で溶出させて濃縮する。ここで調整した試料をセイコーインスツルメンツ(株)製の誘導結合プラズマ質量分析(ICP−MS)装置SPQ−9000を用いて測定した。
[シリカ中のウラン量、トリウム量の測定]
シリカをフッ化水素に溶解して主成分を揮発させた後、残存物を硝酸に溶解し、遠心分離機で処理した上澄み液をセイコーインスツルメンツ(株)製の誘導結合プラズマ質量分析(ICP−MS)装置SPQ−9000を用いて測定した。
[エポキシ樹脂組成物中のウラン量、トリウム量の測定]
エポキシ樹脂組成物を700℃で4時間加熱して灰化させた後、フッ化水素に溶解してシリカ主成分を揮発させ、更に酸で溶解させた後、測定の妨害となるアルミニウムを除去するため、ウラン、トリウムをイオン交換樹脂に吸着させる。この吸着保持したウラン、トリウムを少量の溶離液で溶出させて濃縮する。ここで調整した試料をセイコーインスツルメンツ(株)製の誘導結合プラズマ質量分析(ICP−MS)装置SPQ−9000を用いて測定した。
[水酸化アルミニウムの平均粒径、粒度分布の測定]
JIS M8100粉塊混合物−サンプリング方法通則に準じて水酸化アルミを採取し、JIS R 1622−1995 ファインセラミック原料粒子径分布測定のための試料調整通則に準じて、水酸化アルミニウムを測定用試料として調整し、JIS R 1629−1997ファインセラミック原料のレーザー回折・散乱法による粒子径分布測定方法に準じて、日機装(株)製のマイクロトラック粒子径分布測定装置9320HRA(X−100)(レーザー回折散乱法)等を用い、溶媒中で超音波分散した後に測定した。
[水酸化アルミニウムの重量減少率10%到達温度]
水酸化アルミニウム10mgを秤量し、セイコー電子工業(株)製の示差熱熱重量同時測定装置TG/DTA220(水平差動天秤方式)を用い、開始温度30℃、終了温度450℃で、空気雰囲気下、温度上昇速度10℃/分で測定した際に、重量減少率が10%に達する温度を求めた。
実施例1
ビフェニル型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製、YX4000K、融点105℃、エポキシ当量185) 7.50重量部
フェノールノボラック樹脂(軟化点80℃、水酸基当量105) 2.80重量部
ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量203) 2.80重量部
1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7 0.20重量部
シリカA(平均粒径3.8μm、比表面積4.5m2/g、ウランとトリウムの合計量1ppb未満) 56.00重量部
シリカB(平均粒径0.5μm、比表面積5.4m2/g、ウランとトリウムの合計量1ppb未満) 25.00重量部
水酸化アルミニウムA1(平均粒径3.0μm、粒径10μm以上の粒子の割合3重量%、ウランとトリウムの合計量1ppb未満、Na2O量0.06%、重量減少率10%到達温度260℃) 5.00重量部
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン 0.20重量部
カルナバワックス 0.20重量部
カーボンブラック 0.30重量部
をミキサーで混合した後、表面温度が90℃と45℃の2本ロールを用いて混練し、冷却後粉砕してエポキシ樹脂組成物とした。得られたエポキシ樹脂組成物を以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
評価方法
スパイラルフロー:EMMI−1−66に準じたスパイラルフロー測定用の金型を用い、金型温度175℃、注入圧力6.9MPa、硬化時間2分で測定した。単位はcm。
金線変形率:トランスファー成形機を用い、金型温度175℃、注入圧力6.9MPa、硬化時間2分で352ピンBGA(基板は厚さ0.56mmのビスマレイミド・トリアジン樹脂/ガラスクロス基板、半導体装置のサイズは30mm×30mm、厚さ1.17mm、半導体素子のサイズ10mm×10mm、厚さ0.35mm、半導体素子と回路基板のボンディングパッドを25μm径の金線でボンディングしている。)を成形し、得られた半導体装置を軟X線透視装置で観察し、金線の変形率を(流れ量)/(金線長)の比率で表した。単位は%。
模擬金型充填性:長手方向の一端にゲートを有し、長さ145mm、幅15mm、厚み0.5mmの矩形型流路中に、9mm×9mm×0.42mm(厚み)の四角柱を矩形型流路の中央に直列に6個有する(1個目の四角柱はゲートから5mmの距離にあり、各々の四角柱と四角柱の間隔は6mm)80μmギャップの狭路充填を想定した評価用金型、及び長手方向の一端にゲートを有し、長さ145mm、幅15mm、厚み0.5mmの矩形型流路中に、9mm×9mm×0.45mm(厚み)の四角柱を矩形型流路の中央に直列に6個有する(1個目の四角柱はゲートから5mmの距離にあり、各々の四角柱と四角柱の間隔は6mm)50μmギャップの狭路充填を想定した評価用金型を用いて、金型温度175℃、注入圧力9.8MPa、硬化時間2分でトランスファー成形し、80μm及び50μmギャップの充填性(未充填、ボイドの有無)を判定した。
耐半田性:金線変形率の評価で成形した352ピンBGAパッケージを、175℃、2時間で後硬化し、得られた半導体装置各10個を、85℃、相対湿度60%の環境下で168時間、又は60℃、相対湿度60%の環境下で120時間処理した後、ピーク温度260℃のIRリフロー処理(255℃以上が10秒)を行った。処理後の内部の剥離及びクラックの有無を超音波探傷機で観察し、不良半導体装置の個数を数えた。不良半導体装置の個数がn個であるとき、n/10と表示した。
耐湿性:トランスファー成形機を用い、金型温度175℃、注入圧9.8MPa、硬化時間2分で16pSOP(モールドサイズ11mm×7mm、厚さ1.95mm、半導体素子サイズ3.5mm×3.0mm、厚さ0.48mm、半導体素子のボンディングパッドと42アロイフレームを25μm径の金線で12箇所ボンディングしている。半導体素子はアルミ配線幅10μm、配線間距離10μm、アルミ蒸着厚み1μm。)を成形し、175℃、2時間で後硬化してサンプルを得た。得られた半導体装置5個を室温に冷却後、140℃、相対湿度85%の環境下で20V印加(ボンディングした12箇所のうち6箇所を陽極、6箇所を陰極)、500Hr処理してからパッケージを取り出し、各々の端子にテスターを当てて回路の抵抗値を測定した。抵抗値が初期値の200%を超えたものを不良とし、不良箇所がn箇所であるときn/15と表示した(陽極:1パッケージ当たり3箇所×5個、陰極:1パッケージ当たり3箇所×5個)。
耐燃性:トランスファー成形機を用い、金型温度175℃、注入圧力6.9MPa、硬化時間2分で試験片(127mm×12.7mm、厚さ3.2mm)を成形し、175℃、8時間で後硬化した。得られた試験片をUL−94垂直法に準じて判定した。
α線量:コンプレッション成形で金型温度175℃、硬化時間2分で試験片(140mm×120mm、厚さ0.2mm)を成形した。得られた試験片6枚(計1008cm2)を用いて低レベルα線測定装置LACS−4000M(印加電圧1.9KV、PR−10ガス(アルゴン:メタン=9:1)100m/分、有効計数時間88h)でα線量を測定し、0.001c/cm2・h以下をOK、0.001c/cm2・hを上回った場合をNGと判定した。
実施例2〜9、比較例1〜2
表1、表2の配合に従い、実施例1と同様にしてエポキシ樹脂組成物を得、同様に評価した。これらの評価結果を表1、表2に示す。
実施例1以外で用いた水酸化アルミニウムを以下に示す。
水酸化アルミニウムA2(平均粒径2.8μm、粒径10μm以上の粒子の割合1重量%、ウランとトリウムの合計量1ppb未満、Na2O量0.06%、重量減少率10%到達温度260℃)
水酸化アルミニウムA3(平均粒径3.1μm、粒径10μm以上の粒子の割合4重量%、ウランとトリウムの合計量1ppb未満、Na2O量0.06%、重量減少率10%到達温度260℃)
水酸化アルミニウムA4(平均粒径3.0μm、粒径10μm以上の粒子の割合3重量%、ウランとトリウムの合計量1ppb未満、Na2O量0.04%、重量減少率10%到達温度260℃)
水酸化アルミニウムA5(平均粒径3.0μm、粒径10μm以上の粒子の割合3重量%、ウランとトリウムの合計量1ppb未満、Na2O量0.08%、重量減少率10%到達温度260℃)
水酸化アルミニウムB(平均粒径4.5μm、粒径10μm以上の粒子の割合15重量%、ウランとトリウムの合計量40ppb、Na2O量0.06%、重量減少率10%到達温度260℃)
水酸化アルミニウムC(平均粒径8.0μm、粒径10μm以上の粒子の割合35重量%、ウランとトリウムの合計量41ppb、Na2O量0.2%、重量減少率10%到達温度240℃)
Figure 0004631296
Figure 0004631296
本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、ハロゲン系難燃剤及びアンチモン化合物を含まずに耐燃性、耐半田性、耐湿性、充填性に優れたものであり、構成材料から放出されるα線の影響を受け易いデバイスへの適用に特に有用である。

Claims (5)

  1. エポキシ樹脂(A)、フェノール樹脂(B)、硬化促進剤(C)、水酸化アルミニウムを除く無機充填材(D)、及び水酸化アルミニウム(E)を含み、前記水酸化アルミニウムにおける粒径10μm以上の粒子の割合が5重量%未満であり、前記水酸化アルミニウムに含まれるウラン、トリウムの合計量が10ppb未満であり、前記水酸化アルミニウムに含まれるNa Oの量が0.1重量%以下であり、前記水酸化アルミニウムの含有量が全エポキシ樹脂組成物中に1〜10重量%であり、前記水酸化アルミニウムを含めた全無機充填材の含有量が全エポキシ樹脂組成物中に83〜93重量%であることを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
  2. 温度上昇速度10℃/分で測定した、前記水酸化アルミニウムの重量減少率が10%に達する温度が250℃以上である請求項1記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
  3. 前記無機充填材に含まれるウラン、トリウムの合計量が1ppb未満である請求項1又は2記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
  4. エポキシ樹脂(A)、フェノール樹脂(B)、硬化促進剤(C)、水酸化アルミニウムを除く無機充填材(D)、及び水酸化アルミニウム(E)を含み、前記水酸化アルミニウムにおける粒径10μm以上の粒子の割合が5重量%未満であり、前記水酸化アルミニウムに含まれるNa Oの量が0.1重量%以下であり、前記水酸化アルミニウムの含有量が全エポキシ樹脂組成物中に1〜10重量%であり、前記水酸化アルミニウムを含めた全無機充填材の含有量が全エポキシ樹脂組成物中に83〜93重量%であり、かつ前記エポキシ樹脂組成物全体に含まれるウラン、トリウムの合計量が1ppb未満であることを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子を封止してなることを特徴とする半導体装置。
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