JP4630364B2 - Faxサーバおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリ(以下「FAX」と略記)装置間で送受信されるFAX通信を扱う、FAXサーバおよびプログラムに関する。
FAX通信においては、送信側のFAX装置から送信される文書を受信側のFAX装置が受信し、これを出力する。この際、送信元のFAX番号や受信時刻など、追加の情報をページ上端にヘッダとして追加出力するFAX装置が知られている。
ところで、場合によっては、FAX通信に含まれるページの向きが正しく出力されず、上下が逆転してしまうケースがある。このようなケースは、たとえば送信者のミスによって一部のページが上下逆転した状態で送信された場合や、送信者が意図した上方向と受信側FAX装置における上方向とが逆向きになった場合等に発生する。
このようなケースでも送信されたページを正しく出力するために、受信したページが上下逆転している際には、そのページをさらに上下逆転し、正しい向きで出力する技術が知られている。このような技術の例は特許文献1に記載されている。
特開平10−150551号公報(段落番号[0050]〜[0055]および要約)
しかしながら、従来の装置では、上下逆転されたページのヘッダが読みにくいという問題点があった。
従来の装置では、まず受信したページにヘッダを付加し、次にヘッダを含めてページ全体の上下逆転操作を行うため、ヘッダがページ下端に上下逆向きに出力されてしまう。このため、受信者がヘッダを正しく読み取るためには出力された画像やFAX用紙をさらに逆転させねばならない。また、ヘッダとページ内容とが互いに上下逆向きに出力されているため、いずれの向きに配置してもこれらを同時に読むことができず、ヘッダの情報を的確に認識することが困難である。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、FAX通信のページが上下逆転しているかどうかに関わらず、ヘッダが常に容易に読み取れる状態で出力することができるFAXサーバおよびプログラムを提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、この発明に係るFAXサーバは、少なくとも1つのページを含むFAX通信を扱う、FAXサーバであって、ページは内容表示部を含み、FAXサーバは、FAX通信を受信する機能と、ページにおいて、内容表示部の上側に第一のヘッダを付加する機能と、内容表示部の上下の向きが正しいか否かを判定する機能と、内容表示部の上下の向きが正しくないと判定された場合に、内容表示部および第一のヘッダを含むページを上下反転し、その後、内容表示部の上側に第二のヘッダを付加する機能とを備える。
第二のヘッダは、ページの上下が反転されたことを表す情報を含んでもよい。
第一のヘッダおよび第二のヘッダは、いずれも、FAX通信の送信元を表すFAX番号またはFAX通信の送信元を表す名称と、FAX通信の受信日時とを表示してもよい。
また、この発明に係るプログラムは、コンピュータを、上述のFAXサーバとして機能させる。
この発明に係るFAXサーバおよびプログラムによれば、ページの上下の向きを判定し、向きが正しくない場合には、ページを上下反転した後に、ページの上部にヘッダを付加する。このため、ページが上下逆転されたかどうかに関わらず常にページの上部にヘッダが付加されることになり、受信者は常に容易にヘッダを読み取ることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、本発明に係るFAXサーバ100を含む構成を示す。FAXサーバ100は、FAX装置との間でFAX通信を行う装置である。FAXサーバ100は、LAN11を介して、管理用PC10と通信可能に接続されている。管理用PC10は、FAXサーバ100が受信したFAX通信を管理または閲覧すべき受信者によって操作される。
FAXサーバ100および管理用PC10は周知のコンピュータとしての構成を有する。すなわち、図示しないが、演算を行う演算手段と、情報を格納する記憶手段とを備える。演算手段はCPU(中央処理装置)を含み、記憶手段は半導体メモリおよびHDD(ハードディスクドライブ)を含む。記憶手段はプログラムを格納し、演算手段がこのプログラムを実行することによって、FAXサーバ100および管理用PC10は本明細書に記載される機能を実現する。
また、FAXサーバ100は、複数のFAX装置に対して、FAX通信すなわちFAX文書を表すデータを送受信可能である。図1の例では、FAXサーバ100に外線ネットワーク12を介して1台以上の社外FAX装置13が接続されている。外線ネットワーク12はたとえば周知の公衆電話回線網であり、社外FAX装置13はたとえばFAXサーバ100の所有者とは異なる者が所有するFAX装置である。さらに、FAXサーバ100には1台以上の社内FAX装置14が接続されている。社内FAX装置14は、たとえばFAXサーバ100の所有者である組織が所有するFAX装置である。
このような構成をもって、FAXサーバ100は、社外FAX装置13、社内FAX装置14、および管理用PC10の間のFAX通信を処理する。社外FAX装置13および社内FAX装置14と、FAXサーバ100との間のFAX通信は、たとえばG3ファクシミリ規格に従ってなされるが、これは他のFAX規格に従うものであってもよい。
また、FAXサーバ100は、後述するように、受信したページのイメージの上下の向きを逆転させる機能を有する。ここで、本明細書において、受信したページの上下の向きが正しくない場合に、これを逆転させて正しい向きに配置する操作を、「正転」と呼ぶ。
さらに、FAXサーバ100は、いわゆるOCRとしての機能、すなわち画像中の文字を認識してテキストデータに変換する機能を有する。
図1に示すように、FAXサーバ100は、その記憶手段に、FAX通信を管理するための情報として、相手先情報15、通信レコード16、およびページレコード17を記憶し格納する。
図2は相手先情報15の構成の例を示す。相手先情報15は、FAX通信の通信先となる社外FAX装置13に関連する情報を含む。相手先情報15は、複数の社外FAX装置13について、社外FAX装置13を表すFAX番号およびTSIコードと、その社外FAX装置13を表す名称である相手先名称とを関連付ける。
図3は通信レコード16の構成の例を示す。通信レコード16は、FAXサーバ100が受信した複数のFAX通信について、それぞれのFAX通信に関連する情報を含む。
通番は、そのFAX通信を識別する情報を表し、たとえば受信された順に付される番号である。受信日時は、そのFAX通信をFAXサーバ100が受信した日付および時刻を表す。送信元は、そのFAX通信の送信元である社外FAX装置13を表すFAX番号およびTSIコードを表し、相手先情報15(図2)のFAX番号およびTSIコードに対応する。ページ数は、そのFAX通信の全ページ数を表す。
帳票IDは、そのFAX通信に含まれる帳票の種類を識別するための帳票IDを表す。帳票IDは、たとえば#記号および数字からなり、4ケタの値を有する。なお、この帳票IDを取得するためのFAXサーバ100の動作については、図7のステップS10、S11、S17およびS18に関連して後述する。複数のページが異なる帳票を含む場合には、最先のページの帳票の帳票IDが指定される。いずれのページも帳票を含まない場合には、帳票を含まないことを表す値が指定される。
白紙再送依頼済フラグは、そのFAX通信が白紙ページを含むとFAXサーバ100が判定したか否かを表し、たとえば白紙ページを含むと判定された場合には1であり、そうでない場合には0である。白紙ページの判定については、図7のステップS7に関連して後述する。
再送可能性フラグは、そのFAX通信が、それ以前に受信されたFAX通信の再送部分を含む可能性があるとFAXサーバ100が判定したか否かを表し、たとえば再送部分を含む可能性があると判定された場合には1であり、そうでない場合には0である。再送の判定については、図7のステップS3に関連して後述する。
図4はページレコード17の構成の例を示す。ページレコード17は、通信レコード16に含まれるFAX通信のそれぞれについて、そのFAX通信に含まれるページのそれぞれに関連する情報を含む。
通番は通信レコード16(図3)の通番に対応する。ページ番号は、そのページがそのFAX通信において何ページ目であるかを表す。正転済フラグは、そのページが、上下の向きが正しくない(すなわち、上下が逆転している)とFAXサーバ100が判定したか否かを表し、たとえば上下の向きが正しくないと判定された場合には1であり、そうでない場合には0である。上下の向きの判定については、図7のステップS13に関連して後述する。
帳票IDは通信レコード16の帳票IDに対応する。すなわち、そのページに含まれる帳票の種類を識別するための帳票IDを表す。
イメージ格納アドレスは、FAXサーバ100の記憶手段において、そのページの内容であるイメージを表すデータが格納されているアドレスを表す。すなわち、イメージへのポインタである。ここで、受信イメージのイメージ格納アドレスは、受信したイメージがそのまま格納されているアドレスを表し、正転後イメージのイメージ格納アドレスは、受信したイメージを正転したものが格納されているアドレスを表す。なお、そのページについてイメージの正転が行われていない場合には、正転後イメージのイメージ格納アドレスは指定されない。
図5は、社外FAX装置13が送信しFAXサーバ100が受信するFAX通信の例を示す。図5の例は、図3および図4における通番「0001」で表されるFAX通信に対応する。このFAX通信は、ABC社の送信者が、FAXサーバ100の所有者であるXYZ社の受信者に向けて、FAX送信票1ページと、帳票ID「#105」〜「#108」の帳票全4ページとの合計5ページを送信しようと意図したものである。
1ページ目はFAX送信票であり、正常に受信されている。2ページ目は帳票ID「#105」の帳票であり、正常に受信されている。3ページ目は、帳票ID「#106」の帳票であるべきところ、送信者が誤って原稿を裏向きにセットしたため白紙として受信されている。4ページ目は帳票ID「#107」の帳票であるが、送信者が誤って原稿を上下逆方向にセットしたため上下が逆転して受信されている。5ページ目は、帳票ID「#108」の帳票であるべきところ、送信者が誤って原稿を裏向きにセットしたため白紙として受信されている。
図6は、受信したFAX通信の各ページにFAXサーバ100が付加するヘッダ20の構成の例を示す。ヘッダ20は、FAX通信に関連する情報を表示するものであり、たとえばページ上端に付加される。
ヘッダ20において、送信元表示部21は、そのFAX通信の送信元を表示する。送信元は、図3に示す通信レコード16の送信元に対応するが、同一のFAX番号およびTSIコードの組み合わせが図2の相手先情報15に含まれている場合には、相手先情報15において関連付けられた相手先名称が表示される。
受信日時表示部22は、通信レコード16に含まれるそのFAX通信の受信日時を表示する。帳票ID表示部23は、ページレコード17に含まれるそのページの帳票IDを表示するが、帳票IDが指定されていない場合には何も表示しない。白紙表示部24は、通信レコード16に含まれるFAX通信の白紙再送依頼済フラグの内容を示し、たとえば白紙再送依頼済フラグが1である場合には「白紙」と表示し、0である場合には何も表示しない。再送可能性表示部25は、通信レコード16に含まれるそのFAX通信の再送可能性フラグの内容を示し、たとえば再送可能性フラグが1である場合には「再送?」と表示し、0である場合には何も表示しない。
正転済表示部26は、そのページのイメージが正転されたものであるか否かを示し、たとえば正転されたイメージである場合には「正転済」と表示し、そうでない場合には何も表示しない。なお、この正転済表示部26は、ページレコード17の正転済フラグを直接表すものではない。すなわち、正転済フラグが1であるページについては、受信直後(正転前)のイメージと、正転後のイメージとの双方が記憶されることになるが、このうち正転後のイメージに含まれるヘッダにのみ「正転後」の表示がなされる。
ページ数表示部27は、通信レコード16に含まれるそのFAX通信のページ数と、そのFAX通信におけるそのページのページ番号とを表示する。たとえば、図6の「1/3」という表示は、そのFAX通信が全3ページであり、このヘッダ20が付加されたページはそのうち1ページ目であることを表す。
以上のように構成されるFAXサーバ100の動作を、図7〜図9を用いて以下に説明する。
図7は、FAXサーバ100の動作の流れを表すフローチャートである。
まず、FAXサーバ100は社外FAX装置13から送信されるFAX通信を受信する(ステップS1)。この例では、FAX通信は図5に示す内容であるとする。
次に、FAXサーバ100は、通信レコード16に、受信したFAX通信を表すレコードを作成する(ステップS2)。この例では、図3の通番「0001」のレコードが作成されるとする。FAXサーバ100は、このFAX通信を受信した日時と、そのFAX通信の送信元のFAX番号およびTSIコードを記録する。また、このFAX通信は全5ページであるので、ページ数には「5」が指定される。
この時点では、デフォルト値として、帳票IDは「なし」が指定され、白紙再送依頼済フラグおよび再送可能性フラグには「0」が指定される(後述する処理によって図3に示すように変更される)。
次に、FAXサーバ100は、処理中のFAX通信が、それ以前に受信されたFAX通信の再送部分を含む可能性があるか否かを判定する(ステップS3)。これは、たとえば、誤って白紙ページを送信してしまった送信者が、正しい状態のページを再送してきたというケースに対応する。この判定は、通信レコード16の受信日時と、送信元と、白紙再送依頼済フラグとに基づいて行われる。たとえば、処理中のFAX通信と、以前に受信されたFAX通信のいずれかとが、以下の条件A〜条件Cすべてを満たす場合に、FAXサーバ100は再送部分を含む可能性があると判定する。
‐条件A:以前のFAX通信のページのいずれかが白紙であると判定されている。すなわち、通信レコード16において、以前のFAX通信の白紙再送依頼済フラグが1である。
‐条件B:以前のFAX通信の送信元と、処理中のFAX通信の送信元とが一致する。すなわち、通信レコード16において、それぞれの送信元が同一の値を有する。
‐条件C:以前のFAX通信を受信した後、所定時間以内、たとえば一時間以内に、処理中のFAX通信が受信されている。すなわち、通信レコード16において、受信日時の差が一時間以内である。
ステップS3において、処理中のFAX通信が、以前のFAX通信の再送部分を含む可能性があると判定された場合には、FAXサーバ100は、通信レコード16において、処理中のFAX通信の再送可能性フラグを1にセットする(ステップS4)。そうでない場合には、ステップS4は実行されず、再送可能性フラグは変化せず0のままとなる。
ステップS3またはステップS4の後、FAXサーバ100は、ページレコード17に、そのFAX通信に含まれる各ページに対応するページを表すレコードを作成する(ステップS5)。たとえば図5の例では、通番「0001」かつページ番号「1」〜「5」の合計5つのレコードが作成される。
この時点では、デフォルト値として、作成されたレコードの正転済フラグには「0」が指定され、帳票IDには「なし」が指定され、イメージ格納アドレスにはいずれも「なし」が指定される(後述する処理によって図4に示すように変更される)。
続くステップS6〜ステップS18はループを構成しており、このループはFAX通信に含まれるページごとに実行される。このループは、たとえば次のページが存在するか否かの条件分岐に従って実行される。
ループにおいて、まずFAXサーバ100は、処理中のページをイメージ化する(ステップS6)。このイメージ化は、周知のFAX装置によるイメージ化と同様にしてなされる。ここで、FAXサーバ100は作成されたイメージを記憶手段に格納し、そのイメージが格納されているアドレスを、ページレコード17における受信イメージのイメージ格納アドレスに指定する。
次に、FAXサーバ100は、処理中のページが白紙であるか否かを判定する(ステップS7)。この判定は、ページ中で黒画素が占める割合と、所定の閾値とを比較して行われる。たとえば、黒画素が占める面積が、ページの面積の0.001%未満である場合には、処理中のページは白紙であると判定する。
ステップS7において、処理中のページが白紙であると判定された場合には、FAXサーバ100は、通信レコード16において処理中のFAX通信の白紙再送依頼済フラグを1にセットする(ステップS8)。さらに、FAXサーバ100は、後述する再送依頼のために処理中のページ番号を記憶する。
処理中のページが白紙ではないと判定された場合には、ステップS8は実行されず、白紙再送依頼済フラグは変化せず0のままとなる。なお、この時点では白紙ページの再送依頼はまだ送信されていないが、本実施形態では受信後それほど間をおかず白紙ページの再送依頼が送信されることになるため、当該フラグの名称を「白紙再送依頼済フラグ」としている。ただし、白紙ページの判定と再送依頼とが必ずしも対応しない実施形態や、白紙ページの判定後に再送依頼がなされたかどうかを考慮する必要がある実施形態においては、白紙ページを単に検出したことを表す「白紙検出フラグ」等を、白紙再送依頼済フラグとは別に設けてもよい。
ステップS7またはステップS8の後、FAXサーバ100は、ステップS6で作成されたイメージに対してOCR認識を実行し、処理中のページに現れる文字列をテキストデータとして取得する(ステップS9)。ここで、FAXサーバ100は、取得した文字列すべてについて、その文字列が現れる位置と、その文字列の大きさすなわちフォントサイズとをさらに取得する。
次に、FAXサーバ100は、処理中のページに帳票IDが含まれているか否かを判定する(ステップS10)。この判定は、イメージ中の所定の位置に、所定の条件を満たす文字列が表示されているか否かに基づいて行われる。たとえば、ステップS6で作成されたイメージにおいて、上から3cm〜5cm、右から2cm〜4cmの範囲に、#記号および数字からなる4文字の文字列が表示されている場合、帳票IDが含まれていると判定し、その文字列を帳票IDとして取得する。
ステップS10において帳票IDが含まれていると判定された場合には、FAXサーバ100は、処理中のページについて帳票IDを記録する(ステップS11)。ここでは、ステップS10において判定された帳票IDを、ページレコード17において処理中のページの帳票IDとして記録する。また、通信レコード16における処理中のFAX通信の帳票IDがまだ記録されていない場合には、取得された帳票IDを記録する。通信レコード16における処理中のFAX通信の帳票IDがすでに記録されている場合、すなわち以前のページに関連する処理においてすでに帳票IDが記録されている場合には、通信レコード16の帳票IDは変更しない。結果として、通信レコード16の帳票IDには、そのFAX通信における最初の帳票IDが記録されることになる。
ステップS10において帳票IDが含まれていないと判定された場合には、ステップS11は実行されず、通信レコード16およびページレコード17の帳票IDは変化しない。
ステップS10またはS11の後、FAXサーバ100は、処理中のページのイメージにヘッダを付加する(ステップS12)。
図8は、ステップS12において作成されるページのイメージ、すなわち受信イメージ30の例を示す。この受信イメージ30は、図5に示すFAX通信の4ページ目に対応するものである。受信イメージ30は、そのページについて受信した内容をイメージとして表す内容表示部31と、第一のヘッダとして正転前のヘッダを表す第一のヘッダ表示部32とを含む。また、ヘッダは図6に示すヘッダ20と同様の構成を有するものであり、受信イメージ30の所定の位置、たとえば受信イメージ30の上部に付加される。ここで、上部とは、たとえば内容表示部31の上端よりもさらに上側の部分を意味する。
ここで、図5および図8に示すように、当該ページは上下の向きが正しくない状態で受信されているため、受信イメージ30において、内容表示部31における表示内容と第一のヘッダ表示部32における表示内容とは、上下の向きが一致しないことになる。
次に、FAXサーバ100は、処理中のページの上下の向きが正しいか否かを判定する(ステップS13)。この判定は、周知の判定方法によって行われる。たとえば特許文献1に記載されるように、正方向および逆方向における文字認識の自信度に基づいて判定してもよい。
ステップS13において上下の向きが正しくない(すなわち上下が逆転している)と判定された場合、FAXサーバ100は、処理中のページのイメージを正転するとともに新たにヘッダを付加する(ステップS14)。ここで、FAXサーバ100は作成されたイメージを記憶手段に格納し、そのイメージが格納されているアドレスを、ページレコード17における正転後イメージのイメージ格納アドレスに記録する。
図9は、ステップS14において作成されるページのイメージ、すなわち正転後イメージ40の例を示す。図9の正転後イメージ40は、図8の受信イメージ30を正転させた場合のものである。
正転後イメージ40は、そのページについて受信した内容をイメージとして表す内容表示部41と、第一のヘッダとして正転前のヘッダを表す第一のヘッダ表示部42と、第二のヘッダとして正転後のヘッダを表す第二のヘッダ表示部43とを含む。図9の内容表示部41は、図8の内容表示部31を正転させたものであり、同一の内容が上下の向きを逆にして表示される。図9の第一のヘッダ表示部42に表示されるヘッダは、図8の第一のヘッダ表示部32の表示内容を上下逆転させたものであり、同一の内容が上下の向きを逆にして表示される。なお、イメージ全体の上下の向きが逆になっているので、図9の第一のヘッダ表示部42はページの下部に表示されることになる。
正転後のヘッダを表す第二のヘッダ表示部43は、正転後イメージ40の所定の位置、たとえば正転後イメージ40の上部に付加される。ここで、上部とは、たとえば内容表示部41の上端よりもさらに上側の部分を意味する。
ここで、図9に示すように、処理中のページは正転され上下の向きが正しい状態となっているので、内容表示部41の表示内容と第二のヘッダ表示部43の表示内容とは上下の向きが一致し、受信者は容易にヘッダを読み取ることができる。
さらに、第二のヘッダ表示部43における正転後のヘッダには、正転済表示部26に、そのページのイメージが正転されたものであることを表す表示、すなわち「正転済」という文字列を含む。この表示は、第一のヘッダ表示部42における正転前のヘッダには含まれない。このため、受信者は、そのページが元々どちらの向きで送信されたものかを容易に知ることができる。
ステップS14の後、FAXサーバ100は、ページレコード17において処理中のページの正転済フラグを1にセットする(ステップS15)。
その後、FAXサーバ100は、正転後イメージ40に対して、上述のステップS9〜S11と同様の処理を実行する。すなわち、ステップS14で作成されたイメージに対してOCR認識を実行して、処理中のページに現れる文字列をテキストデータとして取得し(ステップS16)、処理中のページに帳票IDが含まれているか否かを判定し(ステップS17)、帳票IDが含まれている場合には帳票IDを記録する(ステップS18)。
ステップS13において上下の向きが正しい(すなわち上下が逆転していない)と判定された場合には、ステップS14〜S18は実行されず、正転済フラグは変化せず0のままとなる。また、この場合、正転後イメージ40は作成されない。
ステップS13、S17またはS18の後、FAXサーバ100は次のページについてステップS6〜ステップS18のループを実行する。
すべてのページについてループが終了した後、FAXサーバ100は、白紙と判定されたページの再送を依頼する必要があるか否かを判定する(ステップS19)。ここで、通信レコード16の白紙再送依頼済フラグが1であれば(すなわち、処理中のFAX通信のいずれかのページが白紙であれば)、再送を依頼する必要があると判定する。
ステップS19において再送を依頼する必要があると判定された場合には、FAXサーバ100は、処理中のFAX通信の送信元に対し、別途のFAX通信によって再送依頼を送信する(ステップS20)。この再送依頼は、ステップS7において白紙であると判定されたページの再送を依頼するものである。再送依頼の内容は、相手先情報15、通信レコード16、およびページレコード17に基づいて作成されるものであり、相手先名称または送信元のFAX番号と、受信日時と、白紙であると判定されたページすべてのページ番号を含むリストと、再送を促す文面とを含む。たとえば、図5に示すFAX通信に対する再送依頼は、「ABC社様 2008年8月18日 13時53分00秒にご送付いただいたFAXの3ページ目、5ページ目が白紙でした。ご確認のうえ、必要でしたらご再送ください。」というメッセージである。
ステップS19またはステップS20の後、FAXサーバ100は、処理中のFAX通信を出力する(ステップS21)。この出力は、たとえば図1に示す管理用PC10を介しての受信者からの指示に応じて、管理用PC10に対して実行される。出力内容は、通信レコード16におけるそのFAX通信に関連する情報と、ページレコード17における各ページに関連する情報と、相手先情報15において送信元に対応する相手先名称と、正転されていないページの受信イメージ30とを含む。また、いずれかのページが正転されている場合には、正転されたページすべての正転後イメージ40を含む。
管理用PC10は、FAXサーバ100から出力された情報を画面に表示し、受信者がこれを閲覧できるようにする。この表示は、周知のFAXサーバの管理用PCと同様にして行われる。
ここで、図9に示すように、正転後のページについても内容表示部41と第二のヘッダ表示部43とは上下の向きが一致しているので、受信者は容易にヘッダを読み取ることができる。
さらに、第二のヘッダ表示部43における正転後のヘッダには、正転済表示部26に、そのページのイメージが正転されたものであることを表す「正転済」という文字列を含む。このため、受信者は、そのページが元々どちらの向きで送信されたものかを容易に知ることができる。
上述の実施の形態1では、図9に示すように、正転後イメージ40の第二のヘッダ表示部43の正転済表示部26には、そのイメージが正転されたものである旨が表示される。変形例として、この表示はなされなくともよい。すなわち、正転後イメージ40において、第一のヘッダ表示部42と第二のヘッダ表示部43とが同一のヘッダを(互いに逆の向きに)表示してもよい。
また、実施の形態1では、白紙再送依頼済フラグは通信レコード16にのみ含まれ、ページレコード17には含まれない。そして、あるFAX通信に1つでも白紙ページが含まれていれば、そのFAX通信のすべてのページについて、このフラグを表す表示(図6の白紙表示部24)は「白紙」となる。変形例として、ページレコード17に各ページが白紙であるかどうかを表すフラグを設けてもよく、白紙表示部24の表示をページごとに独立して行ってもよい。
また、実施の形態1では、ステップS17における出力はLAN11を介して管理用PC10に対して行われる。変形例として、この出力は、FAXサーバ100または管理用PC10に接続された印刷装置がFAX通信を印刷することによって行われてもよい。
本発明に係るFAXサーバを含む構成を示す図である。 図1の相手先情報の構成の例を示す図である。 図1の通信レコードの構成の例を示す図である。 図1のページレコード17の構成の例を示す図である。 FAXサーバが受信するFAX通信の例を示す図である。 FAX通信の各ページにFAXサーバが付加するヘッダの構成の例を示す図である。 FAXサーバの動作の流れを表すフローチャートである。 図7のステップS6において作成されるページのイメージ(受信イメージ)の例を示す図である。 図7のステップS10において作成されるページのイメージ(正転後イメージ)の例を示す図である。
符号の説明
10 管理用PC、13 社外FAX装置、14 社内FAX装置、15 相手先情報、16 通信レコード、17 ページレコード、
20 ヘッダ、21 送信元表示部、22 受信日時表示部、23 表示部、24 白紙表示部、25 再送可能性表示部、26 正転済表示部、27 ページ数表示部、
30 受信イメージ、40 正転後イメージ、31,41 内容表示部、32,42 第一のヘッダ表示部、43 第二のヘッダを表す表示部、
100 FAXサーバ。

Claims (4)

  1. 少なくとも1つのページを含むFAX通信を扱う、FAXサーバであって、
    前記ページは内容表示部を含み、
    前記FAXサーバは、
    前記FAX通信を受信する機能と、
    前記ページにおいて、前記内容表示部の上側に第一のヘッダを付加する機能と、
    前記内容表示部の上下の向きが正しいか否かを判定する機能と、
    前記内容表示部の上下の向きが正しくないと判定された場合に、前記内容表示部および前記第一のヘッダを含む前記ページを上下反転し、その後、前記内容表示部の上側に第二のヘッダを付加する機能と
    を備えるFAXサーバ。
  2. 前記第二のヘッダは、前記ページの上下が反転されたことを表す情報を含む、請求項1に記載のFAXサーバ。
  3. 前記第一のヘッダおよび前記第二のヘッダは、いずれも、
    前記FAX通信の送信元を表すFAX番号または前記FAX通信の送信元を表す名称と、
    前記FAX通信の受信日時と
    を表示する、請求項1または2に記載のFAXサーバ。
  4. コンピュータを、請求項1〜3のいずれか一項に記載のFAXサーバとして機能させるためのプログラム。
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