JP2002204330A - 通信装置、通信システム、通信方法、及び処理プログラムを提供する媒体 - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法、及び処理プログラムを提供する媒体

Info

Publication number
JP2002204330A
JP2002204330A JP2000403258A JP2000403258A JP2002204330A JP 2002204330 A JP2002204330 A JP 2002204330A JP 2000403258 A JP2000403258 A JP 2000403258A JP 2000403258 A JP2000403258 A JP 2000403258A JP 2002204330 A JP2002204330 A JP 2002204330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
retransmission
transmission
image
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000403258A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Sekiguchi
賢三 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000403258A priority Critical patent/JP2002204330A/ja
Publication of JP2002204330A publication Critical patent/JP2002204330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 解像度変換再送機能が搭載され通信装置にお
いて、補助記憶装置に滞留している送信画像データを自
動的に削除できるようにして、補助記憶装置の容量オー
バーによる不具合を解消した通信装置等を提供する。 【解決行程】 画像読み取り手段で読み取った画像デー
タを電子メールデータとして変換する電子メールデータ
変換手段と、読み取った画像データを蓄積する画像デー
タ蓄積手段と、画像データを所望の画素密度に変換する
画素密度変換手段と、電子メール送信手段によって電子
メールデータを送信した後に所望の送信先または送信元
と送信先の間に位置する中継装置が発した送信不能を示
すエラー情報を受信した時、エラー情報に対応する画像
データ蓄積手段中の画像データのデータ量を画素密度変
換手段によって小さくして所望の送信先へ再送信する再
送信制御手段と、画像データ蓄積手段中の画像データを
所望の条件下で消去するデータクリア手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール機能を
有する通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信手段として、電話回線を
介したファクシミリや電話などに加え、インターネット
を介した電子メール等の電子情報による通信手段が一般
化しつつある。
【0003】電子メールに注目すると、文字情報のみな
らず、画像や音声、コンピュータデータ等の様々なデー
タ形式の交換が可能となっている。電子メールは、UA
(User Agent)と称する電子メール・クライ
アント・ソフトウェアで作成され、オリジナルMTA
(Mail Transfer Agent)と称する
電子メール転送装置に送信される。そして、電子メール
は、複数の電子メール転送装置で蓄積交換されながら、
あたかもバケツリレーのように転送される(以降、この
ような電子メールの蓄積交換システムを電子メール蓄積
交換システムと呼ぶ)。
【0004】各電子メール転送装置において受信された
電子メールデータは、電子メール転送装置内の補助記憶
装置に格納され、次に転送すべき電子メール転送装置に
送信される。そして、最終宛先である電子メール転送装
置内の記憶装置に格納されるか、あるいは受信した電子
メールを各電子メールユーザ毎に管理するためのポスト
・オフィス(メールボックス:私書箱)を有する受信電
子メール管理サーバ装置内の記憶装置に蓄積される。そ
の後、電子メール・クライアント・ソフトウェア(U
A)で引き出される。
【0005】また、電子メールとファクシミリを融合し
たインターネット・ファックスと称する新ジャンルの通
信装置やファクシミリ・サーバ装置も登場してきてい
る。
【0006】インターネット・ファックス装置は、原稿
読み取り後の画像を電子メールのデータ形式に変換し、
送信側が指定した所望の電子メール宛先に電子メールを
拡張した通信プロトコルで送信するものである。
【0007】従来、電子メールが扱うデータとしては、
文字情報が主流であった。従って、前記電子メール蓄積
交換システムが扱う電子メールのデータ量は、数キロバ
イトから数百キロバイト程度であった。電子メール蓄積
転送システムを構成する各電子メール転送装置において
は、1通信当たりの電子メールのデータ量上限設定が各
電子メール転送装置を管理するシステム管理者に委ねら
れており、標準的な取り決めがないが、一般的には、数
メガバイト程度とされている。
【0008】ところが、インターネット・ファックス装
置は、従来のファックス装置で扱うファクシミリ画像を
電子メールプロトコルでやり取りする装置であるため、
送受信される画像データ量は十数キロバイトから十数メ
ガバイトに亘る。例えば、データ量が小さい画像として
は、8(pel/mm)×3.75(line/mm)
の解像度でA4標準原稿であるCCITT NO.1チ
ャートをITU−TのT.4勧告のランレングス符号化
したものでは、十数キロバイトである。一方、データ量
が大きな画像としては、16(pel/mm)×15.
4(line/mm)の解像度でA3の網点原稿をIT
U−TのT.6勧告の2次元符号化したものでは、十数
メガバイトになる場合がある。
【0009】このような電子メール蓄積交換システムの
データ蓄積容量の制約により、送信した画像データが電
子メール蓄積交換システムの蓄積容量を越えた場合には
相手装置に送り届けられない事態が発生している。
【0010】この問題を解決するために、電子メール蓄
積交換システムの蓄積データ容量不足に関するエラー通
知が送信元に返された場合は、送信元に記憶された元画
像の解像度を下げて送信データ量を小さくし再送する解
像度変換再送機能が搭載されたインターネット・ファッ
クス装置が提案されている。
【0011】これは、IETF(Internet E
ngineering TaskForce)のRFC
1894で勧告化されたDSN(Delivery S
tatus Notifications)勧告を利用
し、電子メール蓄積交換システムが蓄積容量不足になっ
た場合に、送信元に対しその旨のエラー内容がDSNメ
ールとして送信されるものである。
【0012】送信元のインターネット・ファックス装置
は、送信用に蓄積された画像データを、送信した際の情
報と共に装置内に記憶してあり、DSNメールを受信し
た時点で対応する元画像データの解像度を下げて送信デ
ータ量を小さくし再送する。さらに、インターネット・
ファックス装置に滞留した送信情報と元画像データは、
インターネット・ファックス装置の補助記憶装置の使用
量をユーザが定期的に見てクリアしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインターネット・ファックス装置は、送信後も解像
度変換再送機能のために、元画像を全て補助記憶装置に
記憶する必要がある。従って、送信データが相手に確実
に送り届けられた場合や、電子メール蓄積交換システム
の一部が故障した場合には、DSNメールが送信元に送
信されず、その結果、送信データがインターネット・フ
ァックス装置に滞留することになる。また、再送機能を
必要としないユーザの場合にも、不要な送信データが無
駄にインターネット・ファックス装置に滞留することに
なる。
【0014】このようなデータの滞留により、補助記憶
装置の空き容量が無くなると、インターネット・ファッ
クス装置に新たに原稿を蓄積し送信することができな
い、といった事態が頻繁に発生する。
【0015】これを避けるため、インターネット・ファ
ックス装置を利用するユーザは、定期的にインターネッ
ト・ファックス装置の補助記憶装置の空き具合を監視
し、不要な送信データを削除するといった面倒な作業を
行う必要があった。
【0016】本発明は上記従来の問題点に鑑み、解像度
変換再送機能が搭載され通信装置において、補助記憶装
置に滞留している送信画像データを自動的に削除できる
ようにして、補助記憶装置の容量オーバーによる不具合
を解消した通信装置等を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る通信装置では、データを所望の送信先
へ送信する送信手段と、前記送信手段によって送信され
るデータを蓄積する送信データ蓄積手段と、前記送信デ
ータ蓄積手段に蓄積されている送信データのデータ量を
変換するデータ量変換手段と、前記送信手段によってデ
ータを送信した後に、前記所望の送信先または送信元と
送信先の間に位置する中継装置が発した送信不能を示す
エラー情報を受信した時、前記エラー情報に対応する前
記送信データ蓄積手段中のデータのデータ量を前記デー
タ量変換手段によって小さくして前記所望の送信先へ再
送信する再送信制御手段と、前記送信データ蓄積手段中
の蓄積データを所望の条件下で消去するデータクリア手
段とを備えたことを特徴とする。
【0018】また、本発明に係る通信装置では、画像を
読み取って画像データを生成する画像読み取り手段と、
前記画像読み取り手段で読み取った画像データを電子メ
ールデータとして変換する電子メールデータ変換手段
と、前記電子メールデータを含む送信ジョブを所望の送
信先へ送信する電子メール送信手段と、前記画像読み取
り手段で読み取った画像データを蓄積する画像データ蓄
積手段と、画像データを所望の画素密度に変換する画素
密度変換手段と、前記電子メール送信手段によって電子
メールデータを送信した後に前記所望の送信先または送
信元と送信先の間に位置する中継装置が発した送信不能
を示すエラー情報を受信した時、前記エラー情報に対応
する前記画像データ蓄積手段中の画像データのデータ量
を前記画素密度変換手段によって小さくして前記所望の
送信先へ再送信する再送信制御手段と、前記画像データ
蓄積手段中の画像データを所望の条件下で消去するデー
タクリア手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】本発明に係る通信システムでは、請求項1
乃至請求項19記載の通信装置である第1の通信装置
と、該第1の通信装置と通信を行う第2の通信装置とを
備えたことを特徴とする。
【0020】本発明に係る通信方法では、データを所望
の送信先へ送信する送信行程と、前記送信行程によって
送信されるデータを蓄積手段に蓄積する送信データ蓄積
行程と、前記蓄積手段に蓄積されている送信データのデ
ータ量を変換するデータ量変換行程と、前記送信行程に
よってデータを送信した後に、前記所望の送信先または
送信元と送信先の間に位置する中継装置が発した送信不
能を示すエラー情 報を受信した時、前記エラー情報に
対応する前記蓄積手段中のデータのデータ量を前記デー
タ量変換行程によって小さくして前記所望の送信先へ再
送信する再送信制御行程と、前記蓄積手段中の蓄積デー
タを所望の条件下で消去するデータクリア行程とを実行
することを特徴とする。
【0021】本発明に係る通信方法では、画像を読み取
って画像データを生成する画像読み取り行程と、前記画
像読み取り行程で読み取った画像データを電子メールデ
ータとして変換するデータ変換行程と、前記電子メール
データを含む送信ジョブを所望の送信先へ送信する送信
行程と、前記画像読み取り行程で読み取った画像データ
を蓄積手段に蓄積する画像データ蓄積行程と、前記送信
行程によって電子メールデータを送信した後に前記所望
の送信先または送信元と送信先の間に位置する中継装置
が発した送信不能を示すエラー情報を受信した時、前記
エラー情報に対応する前記蓄積手段中の画像データのデ
ータ量を小さくして前記所望の送信先へ再送信する再送
信制御行程と、前記蓄積手段中の画像データを所望の条
件下で消去するデータクリア行程とを設けたことを特徴
とする。
【0022】本発明に係る処理プログラムを提供する媒
体では、データを所望の送信先へ送信する送信ステップ
と、前記送信ステップによって送信されるデータを蓄積
手段に蓄積する送信データ蓄積ステップと、前記蓄積手
段に蓄積されている送信データのデータ量を変換するデ
ータ量変換ステップと、前記送信ステップによってデー
タを送信した後に、前記所望の送信先または送信元と送
信先の間に位置する中継装置が発した送信不能を示すエ
ラー情報を受信した時、前記エラー情報に対応する前記
蓄積手段中のデータのデータ量を前記データ量変換ステ
ップによって小さくして前記所望の送信先へ再送信する
再送信制御ステップと、前記蓄積手段中の蓄積データを
所望の条件下で消去するデータクリアステップとを備え
た処理プログラムを提供することを特徴とする。
【0023】本発明に係る処理プログラムを提供する媒
体では、画像を読み取って画像データを生成する画像読
み取りステップと、前記画像読み取りステップで読み取
った画像データを電子メールデータとして変換するデー
タ変換ステップと、前記電子メールデータを含む送信ジ
ョブを所望の送信先へ送信する送信ステップと、前記画
像読み取りステップで読み取った画像データを蓄積手段
に蓄積する画像データ蓄積ステップと、前記送信ステッ
プによって電子メールデータを送信した後に前記所望の
送信先または送信元と送信先の間に位置する中継装置が
発した送信不能を示すエラー情報を受信した時、前記エ
ラー情報に対応する前記蓄積手段中の画像データのデー
タ量を小さくして前記所望の送信先へ再送信する再送信
制御ステップと、前記蓄積手段中の画像データを所望の
条件下で消去するデータクリアステップとを備えた処理
プログラムを提供することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0025】[全体構成]図1は、本発明の実施形態に
係る通信装置の全体構成を示すブロック図である。
【0026】この通信装置はコントローラ・ユニット2
000を備えている。コントローラ・ユニット2000
は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出
力デバイスであるプリンタ2095と接続し、一方では
LAN2011や公衆回線(WAN)2051に接続す
ることで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うため
のコントローラである。
【0027】CPU2001は、システム全体を制御す
るコントローラである。RAM2002は、CPU20
01が動作するためのシステムワークメモリであり、画
像データを一時記憶するための画像メモリでもある。R
OM2003はブートROMであり、システムのブート
プログラムが格納されている。HDD2004はハード
ディスクドライブで、システムソフトウェアや画像デー
タを格納する。
【0028】操作部I/F2006は、操作部(UI)
2012とのインターフェース部であり、操作部201
2に表示する画像データを操作部2012に対して出力
する。また、操作部2012から本システム使用者が入
力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。
【0029】ネットワーク部2010はLAN2011
に接続し、情報の入出力を行う。モデム2050は公衆
回線2051に接続し、情報の入出力を行う。
【0030】以上のデバイスがシステムバス2007上
に配置される。
【0031】イメージバスI/F2005は、システム
バス2007と、画像データを高速で転送する画像バス
2008とを接続し、データ構造を変換するバスブリッ
ジである。画像バス2008は、PCIバスまたはIE
EE1394で構成されている。
【0032】画像バス2008上には、以下のデバイス
が配置される。ラスター・イメージ・プロセッサ(RI
P)2060は、PDLコードをビットマップイメージ
に展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力
デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095と
コントローラ2000を接続し、画像データの同期系/
非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080
は、入力画像データに対し補正、加工及び編集を行う。
プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像デー
タに対して、プリンタ2095の補正、解像度変換等を
行う。画像回転部2030は画像データの回転を行い、
画像圧縮処理部2040は、多値画像データに対してJ
PEG、2値画像画像データに対してJBIG、MM
R、MHの圧縮伸張処理を行う。
【0033】[画像入出力部]図2は、画像入出力デバ
イスの要部構成を示す外観図である。
【0034】画像入力デバイスであるスキャナ2070
は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセン
サ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデ
ータ(図1の2071)として電気信号に変換する。原
稿用紙は、原稿フィーダ2072のトレイ2073にセ
ットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動
指示することにより、コントローラCPU2001がス
キャナ2070に指示を与え(2071)、フィーダ2
072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み
取り動作を行う。
【0035】画像出力デバイスであるプリンタ2095
は、ラスターイメージデータ(図1の2096)を用紙
上の画像に変換する部分であり、その方式は、感光体ド
ラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式や、微少ノズ
ルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字
するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わ
ない。プリント動作の起動は、コントローラCPU20
01からの指示2096によって開始する。プリンタ2
095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを
選択できるように複数の絵紙段を有し、それに対応した
用紙カセット2101、2102、2103、2104
がある。また、排紙トレイ2111は、印字し終わった
用紙を受けるものである。
【0036】[操作部]図3は、操作部2012の構成
を示す外観図である。
【0037】操作部2012のLCD表示部2013
は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、シ
ステムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキ
ーが押されるとその位置情報をコントローラCPU20
01に伝える。スタートキー2014は、原稿画像の読
み取り動作を開始する時などに用いる。
【0038】スタートキー2014の中央部には、緑と
赤の2色LED2018があり、その色によってスター
トキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。ス
トップキー2015は稼働中の動作を止める働きをす
る。IDキー2016は、使用者のユーザIDを入力す
るときに用い、リセットキー2017は、操作部201
2からの設定を初期化するときに用いる。
【0039】[スキャナ画像処理部]図4は、図1に示
したスキャナ画像処理部2080の構成を示すブロック
図である。
【0040】画像バスI/Fコントローラ2081は、
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働きと、スキャナ画像処理部2080内の
各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。フィル
タ処理部2082は、空間フィルタでコンボリューショ
ン演算を行う。編集部2083は、例えば入力画像デー
タからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その
閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、及び
ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。
【0041】変倍処理部2084は、読み取り画像の解
像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向につ
いて補間演算を行い、拡大、縮小を行う。副走査方向の
変倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せ
ず)を走査する速度を変えることで行う。
【0042】テーブル2085は、読み取った輝度デー
タである画像データを濃度データに変換するためのテー
ブル変換を行う。2値化部2086は、多値のグレース
ケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理に
よって2値化する。処理が終了した画像データは、再び
画像バスコントローラ2081を介して、画像バス20
08上に転送される。
【0043】[プリンタ画像処理部]図5は、プリンタ
画像処理部2090の構成を示すブロック図である。
【0044】画像バスI/Fコントローラ2091は、
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働きと、スキャナ画像処理部2080内の
各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。解像度
変換部2092は、ネットワーク2011、あるいは公
衆回線2051から来た画像データを、プリンタ209
5の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムー
ジング処理部2093は、解像度変換後の画像データの
ジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のガサツ
キ)を滑らかにする処理を行う。
【0045】[画像圧縮処理部]図6は、画像圧縮処理
部2040の構成を示すブロック図である。
【0046】画像圧縮処理部2040は、生画像データ
をMMR(Modified Modified Re
ad)、MR(Modified Read)、MH
(Modified Hahuman)、JBIG(J
oint Bi−levelimage expert
s Group)、JPEG(Joint Photo
graphic Experts Group)等の画
像符号データに圧縮する機能、MMR、MR、MH、J
BIG、JPEG等の画像符号データを生画像データに
伸長する機能、及び生画像データを画像データ画像に画
素密度変換を行う画素密度変換機能を有する。
【0047】画素密度変換とは、例えば、A3画像をA
4画像に変換する画像サイズ変換機能と、400DPI
(Dots Per Inch)x400LPI(Li
nes Per Inch)を200DPIx200L
PIの解像度に変換する機能とを有する。
【0048】バスI/Fコントローラ2041は、画像
バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを
制御する働きと、入力バッファ2042及び出力バッフ
ァ2045とのデータのやり取りを行うためのタイミン
グ制御と、画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043に
対するモード設定などの制御を行う。
【0049】以下に画像圧縮処理部2040の処理手順
を示す。
【0050】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧
縮、伸長、または画素密度変換制御のための設定を行
う。この設定により、画像パスI/Fコントローラ20
41は、画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043に対
して、画像圧縮、伸長または画素密度変換に必要な設定
を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001
から画像バスI/Fコントローラ2041に対して、生
画像データまたは画像符号データの転送の許可を行う。
【0051】この許可に従い、画像バスI/Fコントロ
ーラ2041は、RAM2002もしくは画像バス20
08上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
受け取った画像データは、入力バッファ2042に一時
格納され、画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043の
画像データ要求に応じて一定のスピードで生画像データ
または画像符号データを転送する。
【0052】この際、入力バッファ2042は、画像バ
スI/Fコントローラ2041と、画像圧縮部・伸長・
画素密度変換2043の両者間で、生画像データまたは
画像符号データを転送できるかどうかを判断し、画像バ
ス2008からの生画像データまたは画像符号データの
読み込み、及び画像圧縮・伸長・画素密度変換部204
3への生画像データまたは画像符号データの書き込みが
不可能である場合は、データの転送を行わないような制
御を行う(以後、このような制御をハンドシェークと呼
称する)。
【0053】画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043
は、受け取った生画像データまたは、画像符号データ
を、一旦RAM2044に格納する。画像圧縮を施され
た画像データは、直ちに出力パッファ2045に送られ
る。出力バッファ2045では、画像バスI/Fコント
ローラ2041及び画像圧縮・伸長・画素密度変換部2
043とのハンドシェークを行い、生画像データまたは
画像符号データを画像バスI/Fコントローラ2041
に転送する。
【0054】画像バスI/Fコントローラ2041で
は、転送された圧縮、伸長または画素密度変換された生
画像データまたは画像符号データを、RAM2002も
しくは画像バス2008上の各デバイスに転送する。
【0055】こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わったとき)、もしくは、この画像圧縮処理部204
0から停止要求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発
生時等)繰り返される。
【0056】[画像回転部]図7は、画像回転部203
0の構成を示すブロック図である。
【0057】画像バスI/Fコントローラ2031は、
画像バス2008と接続し、そのバスシーケンスを制御
する働きと、画像回転部2032にモード等を設定する
制御、及び画像回転部2032に画像データを転送する
ためのタイミング制御を行う。
【0058】以下に画像回転部の処理手順を示す。
【0059】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は、画像回転部2032に対し
て画像回転に必要な設定(例えば画像サイズや回転方向
・角度等)を行う。
【0060】必要な設定を行った後に、再度CPU20
01から画像バスI/Fコントローラ2041に対して
画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バ
スI/Fコントローラ2031は、RAM2002、も
しくは画像バス2008上の各デバイスから画像データ
の転送を開始する。なお、ここでは、32ビットをその
サイズとし、回転を行う画像サイズを32×32(ビッ
ト)とし、又、画像バス2008上に画像データを転送
させる際に32ビットを単位とする画像転送を行うもの
とする(扱う画像は、2値を想定する)。
【0061】上述のように、32×32(ビット)の画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある(図8参照)。不連続アドレッシング
により転送された画像データは、読み出し時に所望の角
度に回転されているように、RAM2033に書き込ま
れる。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初に
転送された32ビットの画像データを、図9のようにY
方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出す
ことで、画像が回転される。
【0062】32×32(ビット)の画像回転(RAM
2033への書き込み)が完了した後、画像回転部20
32は、RAM2033から上述した読み出し方法で画
像データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ20
31に画像を転送する。回転処理された画像データを受
け取った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続
アドレッシングを以て、RAM2002もしくは、画像
バス2008上の各デバイスにデータを転送する。
【0063】こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わったとき)繰り返される。
【0064】[デバイスI/F部]図10は、デバイス
I/F部2020の構成を示すブロック図である。
【0065】画像バスI/Fコントローラ2021は、
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働きと、デバイスI/F部2020内の各
デバイスの制御及びタイミングを発生させる。また、外
部のスキャナ2070及びプリンタ2095への制御信
号を発生させる。スキャンバッファ2022は、スキャ
ナ2070から送られてくる画像データを一時保存し、
画像バス2008に同期させて画像データを出力する。
【0066】シリアルパラレル・パラレルシリアル変換
2023は、スキャンバッファ2022に保存された画
像データを順番に並べて、あるいは分解して、画像バス
2008に転送できる画像データのデータ幅に変換す
る。パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部202
4は、画像バス2008から転送された画像データを分
解して、あるいは順番に並べて、プリントバッファ20
25に保存できる画像データのデータ幅に変換する。プ
リントバッファ2025は、画像バス2008から送ら
れてくる画像データを一時保存し、プリンタ2095に
同期させて画像データを出力する。
【0067】画像スキャン時の処理手順を以下に示す。
【0068】スキャナ2070から送られてくる画像デ
ータを、スキャナ2070から送られてくるタイミング
信号に同期させて、スキャンバッファ2022に保存す
る。
【0069】そして、画像バス2008がPCIバスの
場合には、バッファ内に画像データが32ビット以上入
ったときに、画像データを先入れ先出しで32ビット
分、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル
変換部2023に送り、32ビットの画像データに変換
し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像
バス2008上に転送する。
【0070】また、画像バス2008がIEEE139
4の場合には、バッファ内の画像データを先入れ先出し
で、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル
変換部2023に送り、シリアル画像データに変換し、
画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス
2008上に転送する。
【0071】画像プリント時の処理手順を以下に示す。
【0072】画像バス2008がPC1バスの場合に
は、画像バス2008から送られてくる32ビットの画
像データを画像バスI/Fコントローラ2021で受け
取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部20
24に送り、プリンタ2095の入力データビット数の
画像データに分解し、プリントバッファ2025に保存
する。
【0073】また、画像バス2008がIEEE139
4の場合には、画像バス2008から送られてくるシリ
アル画像データを画像バスI/Fコントローラ2021
で受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換
部2024に送り、プリンタ2095の入力データビッ
ト数の画像データに変換し、プリントバッファ2025
に保存する。そして、プリンタ2095から送られてく
るタイミング信号に同期させて、バッファ内の画像デー
タを先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0074】[ネットワーク接続手段]本発明の通信装
置のネットワーク接続手段、並びに電子メール蓄積交換
システムの概要を説明する。
【0075】図11は、本実施形態に係るネットワーク
接続形態図であり、本発明の通信装置203、電子メー
ルサーバ、DNS(Doma in Name Sys
tem)サーバ等がLAN(Local Area N
etwork)やインターネットを介して接続されるネ
ットワーク接続形態を示している。図12は、本実施形
態に係る通信装置203の操作部2012の電子メール
宛先入力画面を示す図である。図13は、本実施形態に
係る電子メール蓄積交換システムの経路図であり、電子
メール蓄積交換システムの論理的な接続関係と電子メー
ルデータが蓄積交換する経路を示している。
【0076】本発明の通信装置203とLAN201と
の物理的I/Fは、ネットワーク部2010及びLAN
ケーブル2011とハブ等を経由して接続される。さら
に、データ・リンク層、ネットワーク暦、及びトランス
ポート層プロトコルは、TCP/IP等を用いる。電子
メール送受信には、例えばSMTP(SimpleMa
iI Transfer Procol)を用い、電子
メールの引き出しには、例えば、POP3(Post
Office Protcol 3)を用いる。
【0077】本発明の通信装置(ホスト名:canon
ifax)203、電子メールクライアント202、
205、電子メールサーバ(ホスト名:dsmail)
204とゲートウェイ(ホスト名:gateway)2
06は、LAN(ドメイン名:dsn.gp2dp.c
o.jp)と接続されている。
【0078】さらに、本LANは、ゲートウェイ206
を介して、LAN(ドメイン名:epnt.gp2d
p.co.jp)と接続されている。また、本LAN
は、DNSサーバ207とルータ208に接続され、さ
らにルータ207とインターネット214を介してLA
N(ドメイン名:ip.co.jp)217に接続され
ている。そして、本LANには、電子メールサーバ(ホ
ストドメイン名:mailsrv.ip.co.jp)
215と電子メールクライアント(ホストドメイン名:
suzuki machine.ip.co.jp)2
16が接続されている。
【0079】電子メールサーバ204には、「関口さ
ん」が使用する本発明の通信装置203用のメールボッ
クス(メールボックス名:sekiguti)が開設さ
れている。「関口さん」宛て(メールアカウント:se
kiguti@dsrnail.dsn.gp2dp.
co・jp)の電子メールは、電子メールサーバ204
内の本メールボックスに蓄積される。
【0080】電子メールサーバ215には、「鈴木さ
ん」が使用する電子メールクライアント216用のメー
ルボックス(メールボックス名:suzuki)が開設
されている。「鈴木さん」宛て(メールアカウント名:
suzuki@mailsrv.ip.co・jp)の
電子メールは、電子メールサーバ215内の本メールボ
ックスに蓄積される。
【0081】次に、本発明の通信装置203から「鈴木
さん」のPC(PersonalComputer)に
電子メールを送信する経路について説明する。
【0082】通信装置203(図13のソースUA(U
ser Agent)に相当する)に「関口さん」が原
稿をセットし、図12に示す操作部2012の電子メー
ル宛先入力画面301から「関口さん」自身の電子メー
ルアカウント「sekiguti@dsnmail.d
sn.gp2dp.co.jp」と、送信先の「鈴木さ
ん」のメールアカウント「suzuki@mailsr
v.ip.co.jp」をそれぞれ「From:」と
「To」欄にセットする。
【0083】次に、操作部2012のスタートボタン2
018を押下すると、RDF(Recycled Do
cunent Feeder)2073から原稿が引き
込まれ、読み取られた原稿が電子メールの添付画像とし
て電子メールデータに変換される。そして、後述するS
MTPプロトコル(電子メール通信用のプロトコル)で
電子メールサーバ204(図13のオリジナルMTAに
相当する)に送信される。
【0084】次に、該電子メールは、電子メールサーバ
204からゲートウェイ206(図13のMTA403
に相当する)に廻送され、ゲートウェイ206がDNS
サーバに対し「鈴木さん」のメールアカウントのドメイ
ン名「mailsrv.ip.co.jp」からIP
(Internet Protocol)アドレスへの
名前解決依頼を行う。
【0085】次に、ゲートウェイ206は、ルータ20
8を経由して名前解決済みのIPを有する電子メールサ
ーバ213(図13のシンク・メール・レシーバ404
に相当する)に対し、SMTPプロトコルで電子メール
データを廻送する。 電子メールサーバ213には、
「鈴木さん」用のメールボックス「suzuki」が開
設されており、ここに次に、「鈴木さん」のメールアカ
ウント「suzuki@mailsrv.ip.co.
jp」に対する電子メールが格納される。 次に、「鈴
木さん」の使用する電子メールクライアント216が、
メールボックスからの引き出しを行うためのPOPプロ
トコルで、「鈴木さん」のメールボックスから、本発明
の通信装置203より送られた画像添付ファイル付きの
電子メールを受信する。
【0086】[宛先指示手段]次に、本発明の通信装置
に係る宛先指示手段を説明する。
【0087】図12に示した電子メール宛先入力画面3
01は、本発明の通信装置である操作部2012に装着
され、ハード構成としては、操作部I/F2006と接
続されている。
【0088】電子メール送信元入力欄302には、送信
元の電子メールアカウントを入力する。その結果、電子
メールの「From」ヘッダに本データが挿入される。
「sekiguti@dsnmail.dsn.gp2
dp.co.jp」のように電子メールアカウントをフ
ルに入力してもよいが、ユーザ名「sekiguti」
のみ入力してもよい。その場合は、「@」と本発明の通
信装置203が直接通信する電子メールサーバのホスト
ドメイン名「dsnmail.dsn.gp2dp.c
o.jp」が自動的に付加される。
【0089】電子メール送信宛先入力欄303には、送
信宛先の電子メールアカウントを入力する。その結果、
電子メールの「To」ヘッダに本データが挿入される。
サブジェクト欄304には、送信文のタイトル等の文字
列を入力する。その結果、電子メールの「Subjec
t」ヘッダに本データが挿入される。また、コメント欄
305には、送信する原稿に対するコメント文を入力す
る。コメント文は、電子メールの本文データとなる。
【0090】以上の文字列入力は、図示していないが、
図3の表示装置付きのタッチパネル2013に図12の
電子メール宛先入力画面301とともにキーボードが表
示されるので、このキーボードによって行う。ここで
は、英数字や仮名漢字の入力が可能である。
【0091】「Scan Setting」欄306で
は、原稿読み取り時の読み取り解像度の設定を行う。解
像度の選択は、各解像度のチェックボタンのタッチを行
うことで設定し、設定された解像度には、チェックマー
クが付く。解像度の設定は、唯一の解像度である。
【0092】[再送信解像度設定手段]図12に示すR
esolution conversion Sett
ing欄307は、再送信解像度設定手段に相当する。
Setting Available項目309がチェ
ックされていると、原稿を送信後に電子メール蓄積交換
システムのあるMTA(Mail Transfer
Agent)から電子メールデータ長の制限等で送信不
能となった旨のDSN(Delivery Statu
s Notification)メールが返信された場
合、通信装置203は、画素密度変換部2043によ
り、前回の画像よりも解像度を下げて再送信する。その
際の最低限の解像度を本欄307で設定する。
【0093】一方、Setting Disable項
目308がチェックされていると、DSNメッセージを
受信しても再送信機能は機能しない。
【0094】本図12の例では、400×400DPI
(Dots Per lnch)と200×200DP
Iの選択項目のチェックボックスにチェックマークが付
されているので、原稿蓄積時に600×600DPIで
画像読み込んで再送が行われた場合は、まず400×4
00DPIの画像に変換され再送される。次は200×
200DP1で再送される。200×200DPIの画
像の再送信に対しても前記のDNSメッセージを受信し
た場合は、再送信を停止して、図14に示した文書再送
信エラーレポートがプリントされる。
【0095】[再送信画像サイズ設定手段]図12のD
ocument Size Conversion S
etting欄311は、再送信原稿サイズ設定手段で
ある。
【0096】Setting Available項目
313がチェックされていると、原稿を送信後に電子メ
ール蓄積交換システムのあるMTAから電子メールデー
夕長の制限等で送信不能となった旨のDSNメールが返
信された場合、通信装置203は、画素密度変換部20
43により、前回の画像よりも原稿サイズを小さくして
再送信する。その際の最低限原稿サイズを本欄311で
設定する。
【0097】一方、Setting Disable項
目312がチェックされていると、DSNメッセージを
受信しても再送信機能は、機能しない。
【0098】本図の例では、B4とA4の選択項目のチ
ェックボックスにチェックマークが付されているので、
原稿蓄積時にA3で画像読み込んで再送が行われた場合
は、まずB4の画像に変換され再送され、次にA4で再
送される。A4の画像の再送信に対しても前記のDNS
メッセージを受信した場合は、再送信を停止して、図1
4に示した文書再送信エラーレポートがプリントされ
る。
【0099】[再送機能有効設定手段]図12のMod
e Setting欄315は、再送信制御のモード設
定を行う画面である。再送機能有効設定手段は、具体的
には「RetransmitInf.store」項目
316のチェックマークを付ける/付けないで実現され
る。 本設定値は、後述の図19のステップS9で実行
される「電子メール再送情報格納モード」の有効/無効
の判定に用いられる。「電子メール再送情報格納モー
ド」が有効であれば、再送機能は有効となり、さもなく
ば無効となる。
【0100】また、図12の「Message ID
Check」項目317のチェックマークで実現される
機能は、「付けない」場合には、他の端末が送信した画
像付きの電子メールに対するDSNメールを通信装置2
03が代理で再送することができる。一方、「付ける」
場合には、通信装置203が送信した画像付き電子メー
ルに対するDSNメールのみ再送する。
【0101】「Message ID Check」項
目317のチェックマークを付ける/付けないの値は、
後述する図29のステップS69の「メッセージIDチ
ェックモード」の有効/無効の設定を行う。「Mess
age ID Check」項目317の設定値は、後
述する図21の「メッセージIDチェックモード」70
5に格納される。本設定値は原稿予約単位でなく、その
設定値は、その後のDSNメール受信全てに影響する。
【0102】なお、図12の画面で「メッセージIDチ
ェックモード」705の値が有効/無効によって、「M
essage ID Check」項目317のチェッ
クマークが付く/付かないとして表示される。これは、
「Message ID Checrの状態をユーザが
確認できるようにするためと、変更が原稿送信予約時に
可能とするためのものである。
【0103】[電子メール送信手段]通信装置203
(図13のソースUA401とした)から図11の電子
メールサーバ204(図13のオリジナルMTA40
2)への電子メールを送信するための電子メール送信プ
ロトコルについて、図15を参照して説明する。
【0104】図15は、電子メールの送受信プロトコル
であるSMTPプロトコルのコマンド・シーケンス図で
ある。
【0105】この図15の例では、電子メール送信が正
常終了したケースを示している。本図は、IETFによ
り勧告化された電子メールの交換手順のSMTP(Si
mple Mail Transfer Protoc
ol)である。
【0106】送信側が通信装置203、受信側が電子メ
ールサーバ204である。通信装置203を甲、電子メ
ールサーバ204を乙とすると、甲は、乙にTCP/I
P手順で、SMTPのポート番号の25でセッションを
張り(図15の503)、乙は正常応答を返す(50
4)。
【0107】続いて、甲は自分のホスト名「Fax M
ail Machine」を乙に送り(505)、乙は
サービス対象のホストであることを確認し、甲に正常応
答を返す(506)。
【0108】次に、甲は、電子メールの差出人アドレス
「fax mail machine@mail sr
v.ccc.dd.ee」を送り(507)、乙は甲に
正常応答を返す(508)。そして、甲は、電子メール
データを送るための電子メール宛先「fff@mail
srv.cc.dd.ee」を乙に送り(509)、
乙は甲へ正常応答を返す(510)。
【0109】次に、甲は乙に電子メール転送の開始の旨
を通知し(511)、乙は甲へ正常応答を返す(51
2)。続いて、甲は電子メールデータを乙へ転送した後
(513)、乙に電子メールの転送を終了した旨を通知
し(514)、乙は甲へ正常応答を返す(515)。次
に、甲は乙にSMTPセッションの終了の旨を通知し
(516)、乙は甲へ正常応答を返す(517)。最後
に、甲はセッション解放を乙に通知する(518)。
【0110】なお、電子メールのネットワーク上の伝達
メカニズムに関しては、前記ネットワーク接続手段で説
明した。
【0111】図16は、SMTPプロトコルのコマンド
・シーケンスにおいて、電子メール送信が異常終了した
ケースを示したシーケンス図である。即ち、通信装置2
03が画像データ付きの電子メールデータを送信中に、
受信側が受信データ長の制限を超えたエラーを送信側に
返して電子メール送信が異常終了したケースを示してい
る。
【0112】受信側装置の電子メールサーバ204(図
13のオリジナルMTA402)は、データ受信中にデ
ータ受信長の制限を越えてデータ受信すると(図16の
604)、受信データ長の制限を超えた旨のサーバ異常
応答を送信側装置である通信装置203に返す(60
5)。
【0113】図17及び図18は、受信データ長制限を
超えた場合のDSNメッセージ(テキストデータ)の一
例を示す図であるが、このDSNメッセージの中で、図
18の末尾にある「Diagnostic−Code:
SMTP; 534 Mail cannot be
delivered,Message too bi
g for system」の「534」がエラーコー
ドであり、「Message too big for
system」が受信データ長の制限を超えた旨のエ
ラーメッセージである。
【0114】このDSNメッセージ例では、通信装置2
03から電子メールが電子メールサーバ204とゲート
ウェイ206を経由して電子メールサーバ215に対し
て送信される場合において、ゲートウェイ206がリモ
ートの該メールを送信中に受信データ長オーバーエラー
を受信すると(図16の605)、ゲートウェイ206
はエラー受信後にSMTPセッションを終了する(60
6)。次にゲートウェイ206は、図17及び図18に
示したDSNメッセージを生成し、通信装置203から
送信された経路と逆の経路を辿って、電子メールサーバ
204を経由して通信装置203に該DSNメッセージ
が贈り届けられる。
【0115】図17及び図18に示したDSNメッセー
ジの例では、送信元である通信装置203から送信され
た電子メール(図17のM1、図18のM2,M3)が
添付されている。
【0116】[電子メール受信手段]SMTPプロトコ
ルを用いた電子メール受信に関して、通信装置203
は、前述した電子メール送信手段における図15の受信
側装置及び図16の受信側装置と同等な機能を有してい
る。
【0117】さらに、通信装置203は、電子メールサ
ーバ204に開設されている電子メールユーザのメール
ボックスから受信電子メールを引き出すためのIETF
で勧告されているPOP3プロトコルを具備している
が、本発明の特徴の説明を行うためにPOP3の詳細な
プロトコル手順を説明する必要がないので割愛する。
【0118】[原稿読み取り送信制御]図19及び図2
0は、本実施形態に係る原稿読み取り送信制御処理を実
現するプログラムのフローチャートであり、図21は、
RAM2002に格納された再送管理データの構造図で
ある。なお、図19及び図20のフローチャートに従っ
たプログラムを通信装置203内のHDD2004に格
納し動作することにより、次の制御方法を実現させるこ
とが可能となる。また、後述する各フローチャートも同
様である。
【0119】本実施形態に係る原稿読み取り送信制御
は、まずステップS2とステップS3で、前述した宛先
指示手段による宛先情報と原稿読み取り情報を取得し、
RAM2002に格納された再送管理データの空きレコ
ード[i]を獲得し、ステップS4で原稿フィーダ20
72に原稿をセットして原稿読み取りを行い、ステップ
S5で読み取った原稿の画像データを画像圧縮処理部2
040によりMMR符号化し、RAM2002及びHD
D2004に蓄積する。
【0120】次にステップS7で、後述する図25の電
子メールデータ変換手段の処理を行い、次のステップS
8では、図21に示した再送管理データの「メッセージ
IDベース」701に格納された通信装置203のホス
トドメイン名「canon_ifax.dsn.gp2
dp.co.jp」と年月日時分秒ミリ秒の時間情報等
から、メッセージID(例えば、図17の右側10行目
の「199808171030.TAA20109@c
anon_ifax.dsn.gp2dp.co.j
p」)が生成され、「@」とホストドメイン名を除く文
字列が、図21の再送管理データの空きレコード[i]
716の「メッセージID」に格納される。
【0121】次に、ステップS9において、図12の
「Retransmit lnf.Store」項目3
16がチェックされていれば、電子メール再送情報を格
納するとして図20のステップS17へ移行する。項目
316がチェックされていなければ、ステップS10へ
進む。
【0122】ステップS17では、前記ステップS2及
びステップS3で獲得した図21のレコード[i]71
6に前記の「メッセージID」706がセットされ、図
12の「Resolution Conversion
Setting」欄307で設定された情報が「最低
解像度」157に、図12の「Document Si
ze Conversion Setting」欄31
1で設定された情報が「最低原稿サイズ」708にセッ
トされる。
【0123】図12の「Docment Delete
After Tx」項目318のチェックマークが付
いていれば、送信後に画像を削除するために、「画像蓄
積の有無」710に「画像蓄積無し」をセットされ、チ
ェックされていなければ「画像蓄積あり」をセットされ
る。
【0124】「画像ファイル名」711には、前記ステ
ップS5で蓄積されたTIFFファイル名がセットさ
れ、「送信時刻」712には、データクリア対象となら
ないように時刻無効情報がセットされ、「前回送信した
解像度」713は、当該文書の初回または再送時の画像
ファイルの解像度がセットされ、さらに「前回送信した
原稿サイズ」714は、当該文書の初回または再送時の
画像ファイル原稿サイズがセットされる。
【0125】「Scan Setting」欄306で
は、原稿読み取り時の読み取り解像度の設定を行う。解
像度の選択は、各解像度のチェックボタンのタッチを行
うことで設定し、設定された解像度にはチェックマーク
が付く。解像度の設定は、唯一の解像度である。
【0126】その後、図20のステップS17の次にス
テップS10へ移行する。ステップS10では、前述し
た電子メール送信手段の送信処理を行う。その結果が正
常終了か否かがステップS11でチェックされ、正常終
了であればステップS18へ移行し、正常終了でなけれ
ばステップS12に進む。
【0127】ステップS12では、後述する図29のス
テップS66及びステップS68で示すエラーコードと
同様なエラーメッセージである「メッセージ長オーバ
ー」を送信セッション中に受信した場合は、ステップS
22へ移行し、受信しなかった場合には、ステップS1
3へ進んで、「メッセージ長オーバー」以外のエラー処
理を行う。
【0128】続いて、ステップS14で、ステップS2
及びステップS3で獲得した図21のレコード[i]7
16を再送管理データの空き管理に戻し、次のステップ
S5で生成したファイルを削除する。そして、ステップ
S15では、図14に示した再送信エラーレポートを印
字して、処理を終了する。
【0129】次に、ステップS18では、原稿読み取り
送信ではなく再送信がされた場合に図22に示した文書
再送信レポートを印字するとともに、ステップS19で
「電子メール再送情報格納モード」が有効か否かをチェ
ックし、有効であれば、ステップS21へ移行する。
【0130】「電子メール再送情報格納モード」が無効
であれば、ステップS20に進んでステップS14と同
様に電子メール再送情報と画像ファイルの削除を行い、
処理を終了する。
【0131】図20のステップS21では、電子メール
再送情報格納モードが有効な場合は、図21の「送信時
刻」712に送信が完了した年月日時分をセットし、処
理を終了する。
【0132】ステップS22では、図21の「最低解像
度」707と先に送信した画像の解像度との比較と、図
21の「最低原稿サイズ」708と先に送信した画像の
原稿サイズとの比較を行い、双方共に最低に達した場合
は、ステップS15へ移行する。さもなくば、ステップ
S23に進んで「電子メール再送情報格納モード」が無
効の場合は、処理を終了する。
【0133】「電子メール再送情報格納モード」が有効
の場合は、ステップS24に進んで「最低解像度」70
7または「最低原稿サイズ」708の次に低い値の解像
度と原稿サイズの画像に変換し、該解像度と原稿サイズ
をそれぞれ図21の「前回送信した解像度」713と
「前回送信した原稿サイズ」714に設定する。そし
て、ステップS7に戻る。
【0134】[再送信制御]図23及び図24は、本実
施形態に係る再送信制御処理を実現するプログラムのフ
ローチャートである。
【0135】この再送信制御処理は、まずステップS1
42で電子メール受信処理(前記電子メール受信手段で
説明)を行い、ステップS143で受信終了を検知した
場合にはステップS144へ移行する。さもなくば、ス
テップS142に戻り、電子メールの受信を継続する。
【0136】次のステップS144では、後述する図2
7〜図30のエラー通知メール解析処理が実行され、そ
の結果、ステップS145でRAM2002上の解析結
果Aが「エラー通知メール」でないならばステップS1
61へ移行し、通常の電子メールとしてビットマップ展
開してプリンタ2095に出力するか、またはTIFF
ファイル化してHDD2004に格納して、処理を終了
する。
【0137】ステップS145の解析結果Aが「エラー
通知メール」であるならば、ステップS146に進ん
で、RAM2002上の解析結果Bが「メッセージ長オ
ーバー」等により画像データ量を小さくして再送する必
要があるエラーと判定されれば、ステップS147へ進
む。
【0138】画像データ量を小さくして再送する必要が
あるエラーでなければ、ステップS157へ移行し、再
送処理以外のその他のエラー処理を行い、前記ステップ
S161へ移行する。
【0139】ステップS147では、エラー通知メール
解析処理の解析結果Cがエラー通知メールに「画像添
付」されていれば、ステップS148に移行し、さもな
くば図24のステップS154に移行する。
【0140】ステップS154では、図21に示す管理
データの各レコードの「メッセージID」に“@”と自
機のホストドメイン名(例えば、“canon_ifa
x.dsn.gp2dp.co.jp)を付した文字列
と受信したメッセージIDの文字列比較を行い一致する
ものがあるか否かを検索する。もし一致するレコードが
なければ、ステップS155で対応する画像がないとし
て、ステップS158に移行する。また、一致するレコ
ードがあり、ステップS155で該レコードの「画像蓄
積の有無」をチェックし「有り」ならばステップS15
6に進み、「無し」ならステップS158に移行する。
【0141】ステップS156では、一致したレコード
の「画像ファイル名」の画像ファイルを再送対称とし
て、図23のステップS150に移行する。
【0142】一方、ステップS148では、受信したエ
ラー通知メールであるDSNメールをもとに、後述する
図31、32及び図33の電子メール逆変換処理を行
い、DSNメールに添付された画像を抽出し画像ファイ
ルとしてRAM2002またはHDD2004に格納し
再送対称画像してステップS150へ進む。
【0143】ステップS150では、送信画像の解像度
がシステム設定のそれ以下で、且つ送信画像の原稿サイ
ズがシステム設定のそれ以下であるならば、ステップS
158へ移行する。また、送信画像の解像度が「前回送
信した解像度」(メッセージIDが一致した管理データ
のレコード)以下で、且つ送信画像の原稿サイズが「前
回送信した原稿サイズ」(メッセージIDが一致した管
理データのレコード)以下ならば、ステップS158へ
移行する。さもなくば、ステップS151へ移行する。
【0144】ステップS158では、受信した電子メー
ルと対応する図21の管理レコードと該レコードが管理
する「画像ファイル名」711の画像ファイルを削除す
る。次のステップS159では、図14の文書再送信エ
ラーレポートのビットマップ生成してプリンタ2095
に出力し、処理を異常終了する。
【0145】ステップS151では、送信画像より低い
解像度をシステム設定、またはメッセージIDが一致し
た管理データレコードの「最低解像度」の中から選択し
て送信画像の密度変換後の解像度を決定する。あるい
は、送信画像より小さい原稿サイズをシステム設定、ま
たはメッセージIDが一致した管理データレコードの
「最低原稿サイズ」の中から選択して送信画像の密度変
換後の原稿サイズを決定する。そして、決定された解像
度と原稿サイズになるように、画素密度変換部2043
により送信画像の画素密度変換を行う。
【0146】続くステップS152では、電子メール再
送情報格納モードが有効と設定されていれば、変換先の
画素密度情報である解像度と原稿サイズを、それぞれ、
管理データの対応レコードの「前回送信した解像度」と
「前回送信した原稿サイズ」に設定して、ステップS1
53へ移行する。
【0147】一方、電子メール再送情報格納モードが無
効ならば何もせずステップS153へ移行する。このス
テップS153では、ステップS152の画像データに
対して前述の電子メールデータ変換処理を行い、図19
のステップS10へ移行する。
【0148】[電子メールデータ変換手段]図19のス
テップS7及び図23のステップS153で実行される
電子メールデータ変換処理の詳細を説明する。
【0149】図25は、本実施形態に係る電子メールデ
ータ変換手段を実現するプログラムのフローチャートで
ある。
【0150】まずステップS72で、電子メールヘッダ
の生成を行い、図17のM1に示す情報が生成される。
この情報において、「Message−Id:<199
808171030.TAA20109@canon_
ifax.dsn.gp2dp.co.jp>」は、通
信装置203が送信した送信文書(電子メール)をユニ
ークに識別するために付す情報であり、「canon_
ifax.dsn.gp2dp.co.jp」が通信装
置203のホストドメイン名であり、「1998081
71030.TAA20109」が電子メールを送信す
る度に年月日時分秒や乱数等から生成されるユニークな
IDである。
【0151】また、「To:suzuki@mails
rv.ip・co.jp」は、図12の電子メール送信
宛先入力欄303であり、送信先の「鈴木さん」の電子
メールアカウントである。「From:sekiQut
i@dsn.gp2dp.co.jp」は、図12の電
子メール送信元入力欄302で入力した「関口さん」の
電子メールアカウントである。
【0152】「Subject:Catalog ma
terials for IFAX」は、図12のサブ
ジェクト欄304であり、送信文のタイトルである。
「Content−Type:multipart/m
ixed;」は、送信される電子メールが複数の部分デ
ータで構成されていることを示す。本例では、テキスト
データの本文データと原稿蓄積された画像データを格納
したTIFFファイルで構成されている。
【0153】さらに、「boundary=”==_9
03316784=_”」の「==903316784
==_」は、部分データの区切りを示す区切り行であ
る。図18のM2とM3の先頭行とM3の末尾行に「=
=_903316784=_」が挿入される。
【0154】次にステップS73で、本文データの生成
を行い、図18のM2の情報が生成される。本文データ
には、「Content‐Type:text/pla
in;charset=iso‐2022‐jp」と、
「Content‐Transfer−Encodin
g:7bit」と空行を付し、続いて図12のコメント
欄305で入力されたSIFT−JIS文字列を日本語
拡張したIS02022コードに変換し電子メールデー
タとして挿入する。
【0155】次に、ステップS75で送信画像である原
稿1ページ毎に生成されるTIFFファイル(ファイル
名が「ScanPage1.tif」のバイナリファイ
ル)をBASE64変換プログラムでASCIIに変換
し、図12のM3の<Tiff image>部へ付加
する。
【0156】図18のM3は、TIFFファイルである
「ScanPage1.tif」をBASE64に変換
したことを示す以下のヘッダが<Tiff image
>部に先立って付加される。BASE64変換は、バイ
ナリ6ビットの0から63の値をASCIIの「A」〜
「Z」、「a」〜「z」、「+」、「/」に置き換える
バイナリ→ASCII変換アルゴリズムである。なお、
変換によって付加した2ビットのダミービット「000
0」に対しては、「=」を付加する。4ビットのダミー
ビット「0000」に対しては「=」を付加する。
【0157】次の画像データが存在すれば、ステップS
74でチェックされ、再度ステップS75が実行され
る。その場合、図17及び図18では示していないが、
図18のM3に続きM4が付加されていく。図17及び
図18の例では、送信画像が1ページしか存在しないた
めステップS74が前頁変換完了となるので、電子メー
ルデータ変換処理を終了する。
【0158】[データクリア手段]前述した図19のス
テップS14及び図20のステップS20で実行される
本発明の特徴を成すデータクリア処理を詳細に説明す
る。
【0159】図26は、本実施形態に係るデータクリア
手段を実現するプログラムのフローチャートである。
【0160】このデータクリア手段は、まずステップS
172で1分の時間経過をチェックし、1分経過してい
ないときはステップS172へ戻る。さもなくば、ステ
ップS173へ進み、図21の「登録レコード数」70
2を検索カウンタにセットする。 次のステップS17
4では、検索ポインタにレコード[1]をセットしステ
ップS175へ進む。ステップS175では、検索カウ
ンタが0を超えるかチェックし、0以下ならステップS
172へ戻る。
【0161】一方、検索カウンタが0を超える場合は、
ステップS176に進み、現時刻から、検索ポインタの
指す管理データにおけるレコードの「送信時刻」を差し
引いて経過時間を算出する。次に、ステップS177に
進み該経過時間が図21の「クリア時間」703未満で
あれば、ステップS180へ移行する。
【0162】該経過時間が「クリア時間」以上であれ
ば、ステップS178で検索ポインタの指すレコードの
文書が図21の「通信中レコード」704と一致するか
否かをチェックし、一致して現レコードが通信中である
場合は、ステップS180へ移行する。さもなくば、ス
テップS179に移り、検索ポインタの指すレコードの
文書において「画像ファイル」の指す画像ファイルを削
除し、該レコードを空きレコードにして登録レコード数
をデクリメント(−1)する。
【0163】そして、次のステップS180で検索カウ
ンタをデクリメントし、次のステップS181で検索ポ
インタを次のレコードに更新し、ステップS175に戻
る。
【0164】[エラー通知メール解析手段]図23のス
テップS144で実行されるエラー通知メール解析処理
の詳細について説明する。
【0165】図27〜図30は、本実施形態に係るエラ
ー通知メール解析手段を実現するプログラムのフローチ
ャートである。
【0166】このエラー通知メール解析処理は、まず、
通信装置203が受信し、RAM2002またはHDD
2004に格納した電子メールデータファイル(例え
ば、図17及び図18のDSNメールファイル)をその
先頭から、図27のステップS32で検索する。次のス
テップS33でファイルの終端を検知し、もし検知した
ならば図28のステップS50に移行する。
【0167】ステップS50では、解析中の電子メール
が、画素密度を下げて再送する対象となるエラー通知メ
ールでないことを示すために、RAM2002上の解析
結果Aに「非エラー通知メール」をセットし、処理を終
了する。
【0168】ファイルの終端が検知されない場合は、ス
テップS34に進んで、文字ファイルや、各種画像ファ
イル、音声ファイル等のマルチメディアデータを同一電
子メールで送信するためのフォーマットであるMIME
(Multipurposelnternet Mai
1 Extensions)を示す「MIME−Ver
sion」フィールドの検出を行い、検出したならば
(例えば、図17の左ページの13行目)ステップS3
5に進む。検出されない場合には、ステップS32へ戻
る。
【0169】ステップS35では、継続して該ファイル
の検索を行い、次のステップS36でファイル終端を検
出したならば、ステップS50へ移行する。ファイル終
端を検出できないときは、ステップS37に進み受信デ
ータの中身を識別するための「Content−Typ
e」フィールドを検出する。もし、検出したならば(例
えば、図17の左ページの14行目)ステップS38に
進み、検出されないときにはステップS35に戻る。
【0170】ステップS38では、「Content−
Type」フィールド内のパラメータの検索を行い、ス
テップS39でフィールドの終端を検出したならば、ス
テップS35に戻り、再度「Content‐Typ
e」フィールドの検索を行う。
【0171】ステップS39でフィールドの終端を検出
できないときには、ステップS40に移行して、通知用
メールか否かを識別するための「multipart/
report」タイプとサブタイプの検出を行い、検出
したならば(例えば、図17の左ページの14行目)ス
テップS41に進み、検出されないときには、ステップ
S38に戻る。
【0172】ステップS41では、該フィールド内の検
索を行い、次のステップS42でフィールドの終端を検
出したならばステップS35へ戻る。検出されないとき
には、ステップS43に進んで「report−typ
e」パラメータの検出を行い、検出されなければ(例え
ば、図17の左ページの14行目)ステップS41に戻
る。 「report−type」パラメータが検出さ
れたときには、続くステップS44に進んで「repo
rt‐type」パラメータの値が「delivery
−status」の検出を行い、検出したならば(例え
ば、図17の左ページの14行目)、DSNメールであ
ることが判明し、図28のステップS45へ進む。「d
elivery−status」が検出されないときに
は、ステップS41へ移行する。
【0173】ステップS45では、継続してファイルの
検索を行い、ステップS46でファイルの終端を検出
し、もし検出したならば図28のステップS50へ移行
する。さもなくば、ステップS47で「Action」
フィールドの検出を行い、検出したならば(例えば、図
18の左ページの35行目)、ステップS48へ進む。
さもなくば、ステップS45に戻る。
【0174】ステップS48では、「Action」フ
ィールドのタイプが「faild」であるか否かをチェ
ックし、「failed」であるならば、ステップS4
9へ進む。さもなくば、図28のステップS52へ移行
して、RAM2002上の解析結果Aの領域に、正常に
配信されたメールに対するDSNメッセージでエラー通
知メッセージでない旨の「正常配信メール」をセットす
る。
【0175】次のステップS53では、RAM2002
上の解析結果Bに「正常配信完了」をセットする。ま
た、ステップS49では、RAM2002上の解析結果
Aに「エラー通知メール」をセットする。
【0176】次に、図29のステップS61に進み、継
続してファイルの検索を行い、ステップS62でファイ
ルの終端を検知したならば、図28のステップS50へ
移行する。さもなくば、「Status」フィールドの
検出を行い、検出したならば(図18の左ページの36
行目)ステップS64へ進む。さもなくば、ステップS
61へ戻る。
【0177】ステップS64では、該フィールド内の検
索を行い、ステップS65でフィールドの終端を検知し
ないならばステップS66へ進む。さもなくば、図30
のステップS82へ移行し、RAM2002上の解析結
果Bに「その他のエラー」をセットし、ステップS83
に進んでRAM2002上の解析結果Cに「画像添付無
し」をセットし、処理を終了する。
【0178】ステップS66では、「Status」フ
ィールドのタイプが「5.2.3」(「Message
length exceeds administr
ative limit」電子メールサーバのシステム
管理者が設定したメッセージ長制限を越えた)の検出を
行い、検出したならばステップS68へ移行する。さも
なくば、ステップS67へ移行して、「Status」
フィールドのタイプが「5.3.4」(「Messag
e too big for system」メッセー
ジが大き過ぎる)の検出を行い、もし検出したならば
(図18の左ページの36行目)、ステップS68へ進
む。さもなくば、ステップS64へ移行する。
【0179】ステップS68では、RAM2002上の
解析結果Bに再送が必要な旨の「メッセージ長オーバ
ー」をセットする。
【0180】次のステップS69では、「メッセージI
Dチェック」を行うか否かをチェックし、もし「メッセ
ージIDチェック」を行うならばステップS70へ進
む。さもなくば、図30のステップS75へ移行する。
【0181】因みに、「メッセージIDチェック」を行
う場合は、通信装置203から送信した電子メールに対
してのみ受信したエラー通知メール(DSNメッセー
ジ)を基に、添付画像のファイルの解像度を下げて再送
を行う。一方、「メッセージIDチェック」を行わない
場合は、他の電子メールクライアントが送信した電子メ
ールに対するエラー通知メールであっても、添付画像が
エラー通知メールに添付されていれば通信装置203が
解像度を下げて再送する。
【0182】ステップS70〜ステップS74までの処
理は、通信装置203が送信した電子メールに対するエ
ラー通知メールか否かを判定するために、「Messa
ge−Id」フィールドのチェックを行う。
【0183】まずステップS70では、「Statu
s」フィールド行以降のファイル検索を行い、ステップ
S71でファイルの終端を検出したならば、図28のス
テップS50へ移行する。さもなくば、ステップS72
に進んで「Message−Id」フィールドの検出を
行い、もし検出したならばステップS73へ進む。さも
なくば、ステップS70へ戻る。
【0184】ステップS73では、「Message−
Id」フィールドの値を抽出する。次のステップS74
では、通信装置203の再送情報管理手段である図21
に示した管理データにおける「メッセージIDベース」
701に、設定されている通信装置203のホストドメ
イン名「canon_ifax.dsn.gp2dp.
co.jp」が含まれるか否かをチェックする。含まれ
ていれば(図17の右ページの10行目)、図30のス
テップS75へ進む。さもなくば、図28のステップS
50へ移行する。因みに、通信装置203から送信され
る電子メールのメッセージIDの生成には、該「メッセ
ージIDベース」701が用いられる。
【0185】図30のステップS75以降では、エラー
通知メールに画像ファイルが添付されているか否かのチ
ェックが行われる。
【0186】まずステップS75では、継続してファイ
ルの検索を行い、次のステップS76でファイルの終端
を検出し、もし検出したならばステップS83へ移行す
る。さもなくば、ステップS77へ移り、「Conte
nt−Type」の検出を行い、もし検出したならば
(図17右側の18行目または図18右側の31行目)
ステップS78へ進む。さもなくば、ステップS75へ
戻る。
【0187】ステップS78では、「Content−
Type」フィールド内のタイプとサブタイプの抽出を
行い、ステップS79でTIFF画像ファイルを示す
「image/tiff」が含まれているならば、ステ
ップS80へ進み、RAM2002上の解析結果C領域
に「画像添付」をセットし、本処理を終了する。さもな
くば、ステップS83へ移行する。
【0188】[電子メールデータ逆変換手段]図23の
ステップS148で実行される電子メールデータ逆変換
処理について詳細に説明する。
【0189】図31、32及び図33は、本実施形態に
係る電子メールデータ逆変換手段を実現するプログラム
のフローチャートである。
【0190】この電子メールデータ逆変換処理は、通信
装置203が送信した電子メールに対するエラー通知メ
ールであるDSNメールから添付画像データを抽出する
ため処理であり、該DSNメールの内容は、前記の電子
メールデータ変換手段の説明と同様のものである。
【0191】また、該DSNメールに添付された画像デ
ータの内容は、DSNメールを送信したゲートウェイ2
06が受信し電子メールサーバ215に転送しようとし
て失敗した画像データと同一のものである。即ち、オリ
ジナルの画像データは、通信装置203等の電子メール
クライアント(図13のソースUA401に相当)が生
成したものである。受信した該DSNメールは、HDD
2004にファイルとして記憶される。
【0192】まずステップS102では、受信したDS
Nメールファイル(図17及び図18)を検索し、次の
ステップS103でファイル終端を検出したならば、ス
テップS118に進んで該ページの画像ファイルが検出
されなかったとして、ステップS119に進み処理を抜
ける。ファイル終端が検出されなければ、ステップS1
04で「Content−Type:」フィールドの検
出を行い、検出したならば(図17の14行目)ステッ
プS105へ進む。さもなくば、ステップS102へ戻
る。
【0193】ステップS105では、該フィールド内の
検索を行い、ステップS106で該フィールドの終端を
検出できたならば、ステップS102へ戻る。さもなく
ば、ステップS107で「Multipart/Mix
ed」タイプとサブタイプの検出を行い、検出したなら
ばステップS108へ進む。さもなくば、ステップS1
05へ戻る。
【0194】ステップS108では引き続きファイル内
の検索を行い、ステップS109でファイルの終端を検
出したならば、ステップS136へ移行してページ画像
データ格納終了フラグがオン状態ならば、ステップS1
37へ移行して添付画像抽出が正常終了したとして、処
理を終了する。前記ページ画像データ格納終了フラグが
オン状態でなければステップS118へ移行する。
【0195】ステップS109でファイルの終端を検出
できないときは、ステップS110へ進み、領域区切り
行パラメータ「Boundary:」を検出し、検出し
たならば(図17の15行目)、ステップS111へ進
む。さもなくばステップS108へ移行する。
【0196】ステップS111では、「Boundar
y:」の値である区切り行の実体「TAA04217.
903349521/gateway.epnt.gp
2dp.co.jp」をRAM2002に記憶する。
【0197】次のステップS112では、ファイル内に
ステップS111で記憶した区切り行の「TAA042
17.903349521/gateway.epn
t.gp2dp.co.jp」が存在するか検索する。
続くステップS113でファイルの終端を検出したなら
ばステップS118へ移行し、さもなくばステップS1
14へ進み、区切り行を検出したならば、ステップS1
15に移行する。区切り行が検出されないときはステッ
プS112へ戻る。
【0198】ステップS115では、引き続き該ファイ
ルの検索を行い、ステップS116でファイルの終端を
検出したならば、ステップS118へ進む。さもなく
ば、ステップS117へ進み「Conten‐Typ
e:」フィールドを検出した(図17の右ページの18
行目)ならば、図33のステップS120に進む。「C
onten‐Type:」フィールドが検出されないと
きはステップS115へ戻る。
【0199】ステップS120では、該フィールド内の
検索を行い、続くステップS121でフィールドの終端
を検出したならば前記ステップS115へ移行する。検
出しなければステップS122へ移行し、TIFF画像
ファイルを示す「Image/Tiff」のタイプとサ
ブタイプを検出し、検出したならばステップS123へ
進む。さもなくば、ステップS120へ戻る。
【0200】ステップS123では、引き続きファイル
の検索を行い、ステップS124でファイルの終端を検
出したならばステップS118へ移行する。検出しなけ
ればステップS125へ進んで、ファイル内容の電子メ
ール転送用のテキストコードファイルに変換するための
バイナリ→テキスト・ファイル変換符号方式を抽出する
ために、「Content‐Transfer‐Enc
oding:」フィールドの検出を行う。もし検出した
ならば(図18の右ページの31行目)、ステップS1
26へ進み、検出しなければステップS123へ移行す
る。
【0201】ステップS126では、該フィールド内の
タイプを抽出する(図18の31行目では、符号化方式
が「Base64」)。次に、ステップS127へ移行
し、引き続きファイル内の検索を行い、ステップS12
8でファイルの終端を検出したならば、ステップS11
8へ移行する。さもなくば、ステップS129へ進み空
白行(キャリッジリターンやラインフィードのみの行)
の検出を行い、検出したならばステップS130へ進
む。さもなくば、ステップS127へ戻る。
【0202】ステップS130では、ステップS129
で検出した空白行の次の行を、「Content−Tr
ansfer−Encoding:」フィールドのタイ
プで符号化(ここでは、電子メール転送用符号と称す)
して転送されたTIFFファイルの先頭行位置としてR
AM2002またはHDD2004に記憶する。なお、
上記した、空白行の次の行とは、図18では右ページの
35行目の「<Tiff image>」の先頭行を示
す。図18では、「<Tiff image>」を1行
で表現しているが、実際はBase64符号データが複
数行存在する。
【0203】次に、ステップS131へ進み、引き続き
ファイルの検索を行い、ステップS132でファイルの
終端を検出し、検出したならばステップS118へ移行
し、検出しなければステップS133へ進む。
【0204】ステップS133では、空白行の検出を行
い、検出されたならば(図18では右ページの36行
目)ステップS134へ進んで、ステップS130の行
から該空白行の前までをTIFFファイルを電子メール
転送用符号したデータとして、RAM2002またはH
DD2004に電子メール転送用符号ファイルとして記
憶する。
【0205】次に、該電子メール転送用符号ファイルを
入力として、前記電子メール変換手段で説明したBAS
E64変換ブログラムの逆変換(デコード)を行い、T
IFFファイル(画像ファイル)としてRAM2002
またはHDD2004に記憶する。
【0206】次のステップS135では、1ページの画
像ファイルを変換完了した旨のページ画像データ格納終
了終了フラグをオンし、前記ステップS108へ移行す
る。
【0207】以上のように本実施形態によれば、通信装
置203が自動的にエラー通知メールの内容を解釈し、
画素密度を下げてユーザの介在なしに再送信することが
でき、さらに、ユーザが解釈しやすいレポートを印字す
る機能を有するので、ユーザがエラー通知メールを見落
とすことがなく、確実且つ簡単に相手に添付画像付きの
電子メールを送り届けることが可能となる。
【0208】また、データクリア処理により、ほとんど
の文書が文書送信後に自動的に削除されるため、送信文
書が通信装置203内の補助記憶装置(RAM200
2)に留め置かれる文書が少なくなる。これにより、ユ
ーザが未送信で残った文書を削除する手間を省くことが
可能となると共に、補助記憶装置がメモリフルになって
原稿送信予約ができなくなる事態を低減することができ
る。これにより、通信装置203の稼働率を大幅に向上
させることができる。
【0209】なお、本実施形態では、本発明をパーソナ
ルコンピュータ上で実現することも可能である。また、
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数
の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機
器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶
した記憶媒体をシステムあるいは、装置に供給し、その
システムあるいは、装置のコンピュータ(または、CP
UやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコード
を読み出し備えたことによっても、完成されることは、
言うまでもない。
【0210】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は、本発明を構成することになる。プログラムコードを
供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることがで
きる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを備えたことにより、前述した実施形態の機能が実現
されるだけでは、なく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際
の処理の一部または、全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は、言うまでもない。
【0211】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは、言うまでもな
い。
【0212】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
通信装置の画像データ蓄積手段に滞留している画像デー
タを自動的に削除することができるので、ユーザが未送
信で残った文書を削除する手間を省くことが可能になる
と共に、画像データ蓄積手段の記憶容量が容量オーバー
になり原稿送信予約ができなくなる事態を低減すること
ができる。これにより、通信装置の稼働率を大幅に向上
させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信装置の全体構成を
示すブロック図である。
【図2】画像入出力デバイスの要部構成を示す外観図で
ある。
【図3】操作部2012の構成を示す外観図である。
【図4】図1に示したスキャナ画像処理部2080の構
成を示すブロック図である。
【図5】プリンタ画像処理部2090の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】画像圧縮処理部2040の構成を示すブロック
図である。
【図7】画像回転部2030の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】画像回転処理の説明図である。
【図9】画像回転処理の説明図である。
【図10】デバイスI/F部2020の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】実施形態に係るネットワーク接続形態図であ
る。
【図12】通信装置203の操作部2012の電子メー
ル宛先入力画面を示す図である。
【図13】実施形態に係る電子メール蓄積交換システム
の経路図である。
【図14】文書再送信エラーレポートのプリント例を示
す図である。
【図15】電子メールの送受信プロトコルであるSMT
Pプロトコルのコマンド・シーケンス図である。
【図16】SMTPプロトコルのコマンド・シーケンス
において、電子メール送信が異常終了したケースを示し
たシーケンス図である。
【図17】受信データ長制限を超えた場合のDSNメッ
セージ(テキストデータ)の一例を示す図である。
【図18】図17の続きのフローチャートである。
【図19】実施形態に係る原稿読み取り送信制御処理を
実現するプログラムのフローチャートである。
【図20】図19の続きのフローチャートである。
【図21】RAM2002に格納された再送管理データ
の構造図である。
【図22】文書再送信レポートのプリント例を示す図で
ある。
【図23】実施形態に係る再送信制御処理を実現するプ
ログラムのフローチャートである。
【図24】図23の続きのフローチャートである。
【図25】実施形態に係る電子メールデータ変換手段を
実現するプログラムのフローチャートである。
【図26】実施形態に係るデータクリア手段を実現する
プログラムのフローチャートである。
【図27】実施形態に係るエラー通知メール解析手段を
実現するプログラムのフローチャートである。
【図28】図27の続きのフローチャートである。
【図29】図28の続きのフローチャートである。
【図30】図29の続きのフローチャートである。
【図31】実施形態に係る電子メールデータ逆変換手段
を実現するプログラムのフローチャートである。
【図32】実施形態に係る電子メールデータ逆変換手段
を実現するプログラムのフローチャートである。
【図33】図32の続きのフローチャートである。
【符号の説明】
2000 コントローラ・ユニット 2001 CPU 2002 RAM 2003 ROM 2004 HDD 2005 イメージバスI/F 2006 操作部I/F 2007 システムバス 2008 画像バス 2010 ネットワーク部 2011 LAN 2012 操作部(UI) 2020 デバイスI/F部 2030 画像回転部 2040 画像圧縮処理部 2050 モデム 2051 公衆回線(WAN) 2060 ラスター・イメージ・プロセッサ(RIP) 2070 スキャナ 2080 スキャナ画像処理部 2090 プリンタ画像処理部 2095 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/32 H04N 1/32 Z 1/387 101 1/387 101 Fターム(参考) 5C062 AA02 AB43 AC08 AC13 AC23 AC25 AC38 AF06 BA00 BD00 5C073 AA03 BB01 BC04 BD03 CD08 CE01 5C075 CA04 CA08 CA90 CE02 CE09 FF90 5C076 AA03 AA22 AA24 BA09 CB01 CB04

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを所望の送信先へ送信する送信手
    段と、 前記送信手段によって送信されるデータを蓄積する送信
    データ蓄積手段と、 前記送信データ蓄積手段に蓄積されている送信データの
    データ量を変換するデータ量変換手段と、 前記送信手段によってデータを送信した後に、前記所望
    の送信先または送信元と送信先の間に位置する中継装置
    が発した送信不能を示すエラー情報を受信した時、前記
    エラー情報に対応する前記送信データ蓄積手段中のデー
    タのデータ量を前記データ量変換手段によって小さくし
    て前記所望の送信先へ再送信する再送信制御手段と、 前記送信データ蓄積手段中の蓄積データを所望の条件下
    で消去するデータクリア手段とを備えたことを特徴とす
    る通信装置。
  2. 【請求項2】 前記データクリア手段は、前記再送信制
    御手段によって再送信したデータが送信不能になった時
    点で、前記送信データ蓄積手段中のデータを消去するこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記データクリア手段は、あらかじめ設
    定したクリア時刻になった時点に前記送信データ蓄積手
    段中のデータを消去することを特徴とする請求項1記載
    の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記データクリア手段により前記送信デ
    ータ蓄積手段中のデータを消去するタイミングで、該デ
    ータが前記再送信制御手段で使用中の場合は、該データ
    の消去を禁止することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 データの送信予約を所望の単位で行う送
    信予約手段と、 前記送信予約手段によるデータ送信予約時に、前記再送
    信制御手段で実行される再送信機能を使用するか否かを
    設定する再送機能有効設定手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記再送機能有効設定手段の初期値は、
    前記再送機能を無効にするものであることを特徴とする
    請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記再送信制御手段は、前記再送機能有
    効設定手段の設定結果に応じて、前記再送信機能を実行
    するか否かを判別する手段を有することを特徴とする請
    求項4または請求項5記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 画像を読み取って画像データを生成する
    画像読み取り手段と、 前記画像読み取り手段で読み取った画像データを電子メ
    ールデータとして変換する電子メールデータ変換手段
    と、 前記電子メールデータを含む送信ジョブを所望の送信先
    へ送信する電子メール送信手段と、 前記画像読み取り手段で読み取った画像データを蓄積す
    る画像データ蓄積手段と、 画像データを所望の画素密度に変換する画素密度変換手
    段と、 前記電子メール送信手段によって電子メールデータを送
    信した後に前記所望の送信先または送信元と送信先の間
    に位置する中継装置が発した送信不能を示すエラー情報
    を受信した時、前記エラー情報に対応する前記画像デー
    タ蓄積手段中の画像データのデータ量を前記画素密度変
    換手段によって小さくして前記所望の送信先へ再送信す
    る再送信制御手段と、 前記画像データ蓄積手段中の画像データを所望の条件下
    で消去するデータクリア手段とを備えたことを特徴とす
    る通信装置。
  9. 【請求項9】 送信した送信ジョブを識別するための送
    信ジョブ識別情報、及び送信した画像データと前記送信
    ジョブ識別情報との対応関係を示す情報を再送信情報と
    して記憶する再送信情報管理手段と、 前記エラー情報に含まれる識別情報が前記再送信情報管
    理手段中の送信ジョブ識別情報と一致するか否かを解析
    する第一のエラー解析手段と、 該エラー情報がデータ規模に関して送信不能を示すエラ
    ー情報か否かを解析する第2のエラー解析手段とを有
    し、 前記再送信制御手段は、 前記第1のエラー解析手段の解析結果が一致であり且つ
    前記第2の解析手段の解析結果がデータ規模に関して送
    信不能を示すエラー情報であると解析にした場合に、前
    記エラー情報に対応する前記画像データ蓄積手段中の画
    像データのデータ量を小さくして前記所望の送信先へ再
    送信することを特徴とする請求項8記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 前記再送信情報管理手段の再送信情報
    は、前記送信ジョブの送信時刻と、データクリア時刻と
    を含み、 前記データクリア手段は、 前記再送信情報として設定された前記データクリア時刻
    になった時点で、当該再送信に関して使用した前記再送
    信情報管理手段中の前記再送信情報と前記画像データ蓄
    積手段中の画像データとを消去することを特徴とする請
    求項9記載の通信装置。
  11. 【請求項11】 前記データクリア手段により前記再送
    信情報と前記画像データを消去するタイミングで、該再
    送信情報と画像データが前記再送信制御手段で使用中の
    場合は、該再送信情報と画像データの消去を禁止するこ
    とを特徴とする請求項9または請求項10記載の通信装
    置。
  12. 【請求項12】 画像データの送信予約をジョブ単位で
    行う送信予約手段と、 前記送信予約手段による送信予約時に、前記再送信制御
    手段で実行される再送信機能を使用するか否かを設定す
    る再送機能有効設定手段とを備えたことを特徴とする請
    求項8乃至請求項11記載の通信装置。
  13. 【請求項13】 前記再送機能有効設定手段の初期値
    は、前記再送機能を無効にするものであることを特徴と
    する請求項12記載の通信装置。
  14. 【請求項14】 前記再送信制御手段は、前記再送機能
    有効設定手段の設定結果に応じて、前記再送信機能を実
    行するか否かを判別する手段を有することを特徴とする
    請求項12または請求項13記載の通信装置。
  15. 【請求項15】 ネットワークに接続するネットワーク
    接続手段と、 前記ネットワークに接続されている所望の送信先の電子
    メール宛先を指示する宛先指示手段とを有し、 前記電子メール送信手段は、前記電子メールデータを含
    む送信ジョブを前記宛先指示手段で指示された所望の送
    信先へ送信することを特徴とする請求項8乃至請求項1
    4記載の通信装置。
  16. 【請求項16】 前記画素密度変換手段は、画像データ
    の解像度を下げるように画素密度を変換する手段であっ
    て、前記再送信制御手段が前記画素密度変換手段を用い
    て画像データの解像度を下げて再送信するとき、その解
    像度を設定する再送信解像度設定手段を備えたことを特
    徴とする請求項8乃至請求項15記載の通信装置。
  17. 【請求項17】 前記画素密度変換手段は、画像データ
    の画像サイズを小さくするように画素密度を変換する手
    段であって、前記再送信制御手段が前記画素密度変換手
    段を用いて画像データの画像サイズを小さくして再送信
    するとき、その画像サイズを設定する再送信画像サイズ
    設定手段を備えたことを特徴とする請求項8乃至請求項
    16記載の通信装置。
  18. 【請求項18】 電子メールデータを受信する電子メー
    ル受信手段を備えたことを特徴とする請求項8乃至請求
    項17記載の通信装置。
  19. 【請求項19】 前記エラー情報に添付された画像デー
    タを抽出する電子メールデータ逆変換手段を備えたこと
    を特徴とする請求項8乃至請求項18記載の通信装置。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至請求項19記載の通信装
    置である第1の通信装置と、該第1の通信装置と通信を
    行う第2の通信装置とを備えたことを特徴とする通信シ
    ステム。
  21. 【請求項21】 データを所望の送信先へ送信する送信
    行程と、 前記送信行程によって送信されるデータを蓄積手段に蓄
    積する送信データ蓄積行程と、 前記蓄積手段に蓄積されている送信データのデータ量を
    変換するデータ量変換行程と、 前記送信行程によってデータを送信した後に、前記所望
    の送信先または送信元と送信先の間に位置する中継装置
    が発した送信不能を示すエラー情 報を受信した時、前
    記エラー情報に対応する前記蓄積手段中のデータのデー
    タ量を前記データ量変換行程によって小さくして前記所
    望の送信先へ再送信する再送信制御行程と、 前記蓄積手段中の蓄積データを所望の条件下で消去する
    データクリア行程とを実行することを特徴とする通信方
    法。
  22. 【請求項22】 前記データクリア行程は、前記再送信
    制御行程によって再送信したデータが送信不能になった
    時点で、前記蓄積手段中のデータを消去することを特徴
    とする請求項21記載の通信方法。
  23. 【請求項23】 前記データクリア行程は、あらかじめ
    設定したクリア時刻になった時点に前記蓄積手段中のデ
    ータを消去することを特徴とする請求項21記載の通信
    方法。
  24. 【請求項24】 前記データクリア行程により前記送信
    データ蓄積行程中のデータを消去するタイミングで、該
    データが前記再送信制御行程で使用中の場合は、該デー
    タの消去を禁止することを特徴とする請求項22または
    請求項23記載の通信方法。
  25. 【請求項25】 データの送信予約を所望の単位で行う
    送信予約行程と、 前記送信予約行程によるデータ送信予約時に、前記再送
    信制御行程で実行される再送信機能を使用するか否かを
    設定する再送機能有効設定行程とを備えたことを特徴と
    する請求項21乃至請求項24記載の通信方法。
  26. 【請求項26】 前記再送機能有効設定行程の初期値
    は、前記再送機能を無効にするものであることを特徴と
    する請求項5記載の通信方法。
  27. 【請求項27】 前記再送信制御行程は、前記再送機能
    有効設定行程の設定結果に応じて、前記再送信機能を実
    行するか否かを判別する行程を有することを特徴とする
    請求項25または請求項26記載の通信方法。
  28. 【請求項28】 画像を読み取って画像データを生成す
    る画像読み取り行程と、 前記画像読み取り行程で読み取った画像データを電子メ
    ールデータとして変換するデータ変換行程と、 前記電子メールデータを含む送信ジョブを所望の送信先
    へ送信する送信行程と、 前記画像読み取り行程で読み取った画像データを蓄積手
    段に蓄積する画像データ蓄積行程と、 前記送信行程によって電子メールデータを送信した後に
    前記所望の送信先または送信元と送信先の間に位置する
    中継装置が発した送信不能を示すエラー情報を受信した
    時、前記エラー情報に対応する前記蓄積手段中の画像デ
    ータのデータ量を小さくして前記所望の送信先へ再送信
    する再送信制御行程と、 前記蓄積手段中の画像データを所望の条件下で消去する
    データクリア行程とを設けたことを特徴とする通信方
    法。
  29. 【請求項29】 送信した送信ジョブを識別するための
    送信ジョブ識別情報、及び送信した画像データと前記送
    信ジョブ識別情報との対応関係を示す情報を再送信情報
    として記憶する再送信情報管理行程と、 前記エラー情報に含まれる識別情報が前記再送信情報管
    理行程中の送信ジョブ識別情報と一致するか否かを解析
    する第一のエラー解析行程と、 該エラー情報がデータ規模に関して送信不能を示すエラ
    ー情報か否かを解析する第2のエラー解析行程とを有
    し、 前記再送信制御行程は、 前記第1のエラー解析行程の解析結果が一致であり且つ
    前記第2の解析行程の解析結果がデータ規模に関して送
    信不能を示すエラー情報であると解析にした場合に、前
    記エラー情報に対応する前記蓄積手段中の画像データの
    データ量を小さくして前記所望の送信先へ再送信するこ
    とを特徴とする請求項28記載の通信方法。
  30. 【請求項30】 前記再送信情報管理行程の再送信情報
    は、前記送信ジョブの送信時刻と、データクリア時刻と
    を含み、 前記データクリア行程は、 前記再送信情報として設定された前記データクリア時刻
    になった時点で、当該再送信に関して使用した前記再送
    信情報管理行程中の前記再送信情報と前記蓄積手段中の
    画像データとを消去することを特徴とする請求項29記
    載の通信方法。
  31. 【請求項31】 前記データクリア行程により前記再送
    信情報と前記画像データを消去するタイミングで、該再
    送信情報と画像データが前記再送信制御行程で使用中の
    場合は、該再送信情報と画像データの消去を禁止するこ
    とを特徴とする請求項29または請求項30記載の通信
    方法。
  32. 【請求項32】 画像データの送信予約をジョブ単位で
    行う送信予約行程と、 前記送信予約行程による送信予約時に、前記再送信制御
    行程で実行される再送信機能を使用するか否かを設定す
    る再送機能有効設定行程とを実行することを特徴とする
    請求項28乃至請求項31記載の通信方法。
  33. 【請求項33】 前記再送機能有効設定行程の初期値
    は、前記再送機能を無効にするものであることを特徴と
    する請求項32記載の通信方法。
  34. 【請求項34】 前記再送信制御行程は、前記再送機能
    有効設定行程の設定結果に応じて、前記再送信機能を実
    行するか否かを判別する行程を有することを特徴とする
    請求項32または請求項33記載の通信方法。
  35. 【請求項35】 データを所望の送信先へ送信する送信
    ステップと、 前記送信ステップによって送信されるデータを蓄積手段
    に蓄積する送信データ蓄積ステップと、 前記蓄積手段に蓄積されている送信データのデータ量を
    変換するデータ量変換ステップと、 前記送信ステップによってデータを送信した後に、前記
    所望の送信先または送信元と送信先の間に位置する中継
    装置が発した送信不能を示すエラー情報を受信した時、
    前記エラー情報に対応する前記蓄積手段中のデータのデ
    ータ量を前記データ量変換ステップによって小さくして
    前記所望の送信先へ再送信する再送信制御ステップと、 前記蓄積手段中の蓄積データを所望の条件下で消去する
    データクリアステップとを備えた処理プログラムを提供
    することを特徴とする処理プログラムを提供する媒体。
  36. 【請求項36】 前記データクリアステップは、前記再
    送信制御ステップによって再送信したデータが送信不能
    になった時点で、前記蓄積手段中のデータを消去するこ
    とを特徴とする請求項35記載の処理プログラムを提供
    する媒体。
  37. 【請求項37】 前記データクリアステップは、あらか
    じめ設定したクリア時刻になった時点に前記蓄積手段中
    のデータを消去することを特徴とする請求項35記載の
    処理プログラムを提供する媒体。
  38. 【請求項38】 前記処理プログラムは、 前記データクリアステップにより前記送信データ蓄積ス
    テップ中のデータを消去するタイミングで、該データが
    前記再送信制御ステップで使用中の場合には、該データ
    の消去を禁止するステップを備えたことを特徴とする請
    求項35乃至請求項37記載の処理プログラムを提供す
    る媒体。
  39. 【請求項39】 前記処理プログラムは、 データの送信予約を所望の単位で行う送信予約ステップ
    と、 前記送信予約ステップによるデータ送信予約時に、前記
    再送信制御ステップで実行される再送信機能を使用する
    か否かを設定する再送機能有効設定ステップとを備えた
    ことを特徴とする請求項35乃至請求項38記載の処理
    プログラムを提供する媒体。
  40. 【請求項40】 前記再送機能有効設定ステップの初期
    値は、前記再送機能を無効にするものであることを特徴
    とする請求項39記載の処理プログラムを提供する媒
    体。
  41. 【請求項41】 前記再送信制御ステップは、前記再送
    機能有効設定ステップの設定結果に応じて、前記再送信
    機能を実行するか否かを判別するステップを有すること
    を特徴とする請求項39または請求項40記載の処理プ
    ログラムを提供する媒体。
  42. 【請求項42】 画像を読み取って画像データを生成す
    る画像読み取りステップと、 前記画像読み取りステップで読み取った画像データを電
    子メールデータとして変換するデータ変換ステップと、 前記電子メールデータを含む送信ジョブを所望の送信先
    へ送信する送信ステップと、 前記画像読み取りステップで読み取った画像データを蓄
    積手段に蓄積する画像データ蓄積ステップと、 前記送信ステップによって電子メールデータを送信した
    後に前記所望の送信先または送信元と送信先の間に位置
    する中継装置が発した送信不能を示すエラー情報を受信
    した時、前記エラー情報に対応する前記蓄積手段中の画
    像データのデータ量を小さくして前記所望の送信先へ再
    送信する再送信制御ステップと、 前記蓄積手段中の画像データを所望の条件下で消去する
    データクリアステップとを備えた処理プログラムを提供
    することを特徴とする処理プログラムを提供する媒体。
  43. 【請求項43】 送信した送信ジョブを識別するための
    送信ジョブ識別情報、及び送信した画像データと前記送
    信ジョブ識別情報との対応関係を示す情報を再送信情報
    として記憶する再送信情報管理ステップと、 前記エラー情報に含まれる識別情報が前記再送信情報管
    理ステップ中の送信ジョブ識別情報と一致するか否かを
    解析する第一のエラー解析ステップと、 該エラー情報がデータ規模に関して送信不能を示すエラ
    ー情報か否かを解析する第2のエラー解析ステップとを
    有し、 前記再送信制御ステップは、 前記第1のエラー解析ステップの解析結果が一致であり
    且つ前記第2の解析ステップの解析結果がデータ規模に
    関して送信不能を示すエラー情報であると解析にした場
    合に、前記エラー情報に対応する前記蓄積手段中の画像
    データのデータ量を小さくして前記所望の送信先へ再送
    信することを特徴とする請求項42記載の処理プログラ
    ムを提供する媒体。
  44. 【請求項44】 前記再送信情報管理ステップの再送信
    情報は、前記送信ジョブの送信時刻と、データクリア時
    刻とを含み、 前記データクリアステップは、 前記再送信情報として設定された前記データクリア時刻
    になった時点で、当該再送信に関して使用した前記再送
    信情報管理ステップ中の前記再送信情報と前記蓄積手段
    中の画像データとを消去することを特徴とする請求項4
    3記載の処理プログラムを提供する媒体。
  45. 【請求項45】 前記処理プログラムは、前記データク
    リアステップにより前記再送信情報と前記画像データを
    消去するタイミングで、該再送信情報と画像データが前
    記再送信制御ステップで使用中の場合には、該再送信情
    報と画像データの消去を禁止するステップを備えたこと
    を特徴とする請求項44記載の処理プログラムを提供す
    る媒体。
  46. 【請求項46】 前記処理プログラムは、 画像データの送信予約をジョブ単位で行う送信予約ステ
    ップと、 前記送信予約ステップによる送信予約時に、前記再送信
    制御ステップで実行される再送信機能を使用するか否か
    を設定する再送機能有効設定ステップとを備えたことを
    特徴とする請求項42乃至請求項45記載の処理プログ
    ラムを提供する媒体。
  47. 【請求項47】 前記再送機能有効設定ステップの初期
    値は、前記再送機能を無効にするものであることを特徴
    とする請求項46記載の処理プログラムを提供する媒
    体。
  48. 【請求項48】 前記再送信制御ステップは、前記再送
    機能有効設定ステップの設定結果に応じて、前記再送信
    機能を実行するか否かを判別するステップを有すること
    を特徴とする請求項46または請求項47記載の処理プ
    ログラムを提供する媒体。
JP2000403258A 2000-12-28 2000-12-28 通信装置、通信システム、通信方法、及び処理プログラムを提供する媒体 Pending JP2002204330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000403258A JP2002204330A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 通信装置、通信システム、通信方法、及び処理プログラムを提供する媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000403258A JP2002204330A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 通信装置、通信システム、通信方法、及び処理プログラムを提供する媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002204330A true JP2002204330A (ja) 2002-07-19

Family

ID=18867415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000403258A Pending JP2002204330A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 通信装置、通信システム、通信方法、及び処理プログラムを提供する媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002204330A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7290177B2 (en) 2003-02-14 2007-10-30 Ricoh Company, Ltd. Network communication terminal apparatus with capability of outputting error occurrence indication
JP2009230608A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Fuji Xerox Co Ltd 記憶システム、制御装置、画像形成装置、および制御プログラム
JP2010198424A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 記憶装置及び記憶制御方法
JP2011254430A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Nec Access Technica Ltd インターネットファクシミリプロバイダ、ファクシミリ通信システム、方法およびプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7290177B2 (en) 2003-02-14 2007-10-30 Ricoh Company, Ltd. Network communication terminal apparatus with capability of outputting error occurrence indication
JP2009230608A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Fuji Xerox Co Ltd 記憶システム、制御装置、画像形成装置、および制御プログラム
US8296531B2 (en) 2008-03-25 2012-10-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Storage system, control unit, image forming apparatus, image forming method, and computer readable medium
JP2010198424A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 記憶装置及び記憶制御方法
JP2011254430A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Nec Access Technica Ltd インターネットファクシミリプロバイダ、ファクシミリ通信システム、方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7397575B2 (en) Communication apparatus and method having electronic mail communication function, and program
CN100527772C (zh) 电子邮件通信装置和数据处理方法
JP4181667B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体
JP4086393B2 (ja) 通信システム、通信装置及びそれらの制御方法
US6128101A (en) E-mail type facsimile apparatus and E-mail reception method
JP2006343862A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP4785551B2 (ja) 通信装置及び通信方法並びにコンピュータにより実行可能なプログラム
US7209263B2 (en) E-mail transmission apparatus, e-mail transmission method and e-mail transmission program
US7557943B2 (en) Image data management method of multiple sets of image data
JP2000358144A (ja) 画像入出力システム及びその制御方法
JP2002204330A (ja) 通信装置、通信システム、通信方法、及び処理プログラムを提供する媒体
JP4147097B2 (ja) 画像形成方法、画像形成システム及び画像形成装置
JP2002207676A (ja) 電子メール受信装置およびその方法
JP4174506B2 (ja) データ処理装置、方法及びプログラムを格納した記憶媒体
JP5705186B2 (ja) 通信装置、送信方法及びプログラム
JP4241645B2 (ja) データ送信装置
JP4136546B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置のカウンタ管理方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2005222376A (ja) データ送信システム、データ送信方法、およびプログラム
JP4845248B2 (ja) データ通信装置、データ通信方法及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2006109271A (ja) 画像通信装置、通信方法、ならびにプログラム、記憶媒体
JPH07264385A (ja) 画像形成記憶装置
JP4043300B2 (ja) ネットワーク通信装置及びネットワーク通信システム
JPH1169071A (ja) 電子メール機能付通信端末装置
JP2002044358A (ja) 通信装置および通信方法
JP3622007B2 (ja) インターネットファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060330

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626