JP5560843B2 - ファクシミリ装置、及びファクシミリシステム - Google Patents

ファクシミリ装置、及びファクシミリシステム

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Description

本発明は、ファクシミリ装置、及びファクシミリシステムに関する。
ファクシミリ装置では、送信者が間違えて送信先を指定してしまうことにより、誤った送信先に送信対象画像がファクシミリ送信されてしまう虞がある。
このような誤送信を防止するため、従来、暗証番号を送信することによって本来の送信先であるか否かを確認するファクシミリ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このファクシミリ装置は、送信した暗証番号が送信先のファクシミリ装置に予め入力してある暗証データと照合され、一致した場合のみ送信先のファクシミリ装置が受信を行うものである。
特開平4−142868号公報
しかしながら、従来のファクシミリ装置によると、送信先のファクシミリ装置は暗証番号を照合する機能を備えていなければならず、当該機能を備えていないファクシミリ装置との間では誤送信を防止できないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、送信先のファクシミリ装置の機種を選ばずにファクシミリ誤送信を低減できるファクシミリ装置、及びファクシミリシステムを提供することを目的とする。
第1の発明は、ファクシミリ装置であって、送信対象画像と認証情報とを所定の記憶装置に記憶させる記憶制御手段と、前記記憶制御手段によって前記送信対象画像と前記認証情報とが前記記憶装置に記憶されたことを条件に、認証情報を当該ファクシミリ装置に宛ててファクシミリ送信するよう要求するメッセージを表わすメッセージ画像を、前記送信対象画像の送信先にファクシミリ送信するメッセージ送信手段と、画像をファクシミリ受信するファクシミリ受信手段と、前記ファクシミリ受信手段によってファクシミリ受信された画像に、前記記憶装置に記憶されている前記認証情報を表わす画像が含まれているか否かを判断する認証手段と、前記認証手段によって肯定判断された場合に、前記送信対象画像を前記送信先にファクシミリ送信する送信対象画像送信手段と、を備える。
この発明は、送信対象画像の送信元の利用者と当該送信対象画像の本来の送信先の利用者との間で認証情報が共有されていることを前提とする。
認証情報が共有されている場合、送信元のファクシミリ装置に宛てて認証情報をファクシミリ送信するよう要求するメッセージを表わすメッセージ画像を送信対象画像の送信先にファクシミリ送信し、その後にファクシミリ受信した画像にその認証情報を表す画像が含まれていれば、そのメッセージ画像は本来の送信先にファクシミリ送信された可能性が高い。なぜなら、メッセージ画像が本来の送信先にファクシミリ送信されていなければ共有している認証情報を表わす画像が含まれている画像をファクシミリ受信する可能性は低いからである。逆に言うと、その後にファクシミリ受信した画像にその認証情報を表わす画像が含まれていなければ、メッセージ画像を送信した先は本来の送信先ではない可能性が高い。
この発明によると、送信元のファクシミリ装置に宛てて認証情報をファクシミリ送信するよう要求するメッセージを表わすメッセージ画像を送信対象画像の送信先にファクシミリ送信し、その後にファクシミリ受信した画像に認証情報を表わす画像が含まれている場合に送信対象画像を当該送信先にファクシミリ送信するので、送信対象画像の誤送信を低減できる。そして、この発明によると、送信先のファクシミリ装置は誤送信を低減するための特別な機能を備えていなくてよい。よってこの発明によると、送信先のファクシミリ装置の機種を選ばずにファクシミリ誤送信を低減できる
第2の発明は、第1の発明のファクシミリ装置であって、前記メッセージ送信手段は、前記メッセージを表す文字列と送信先のファクシミリ装置の利用者が認証情報を記入するための認証情報記入欄とが表記されている記入用紙を表わす記入用紙画像を前記メッセージ画像としてファクシミリ送信する。
この発明によると、送信先の利用者は、送信元のファクシミリ装置からファクシミリ受信した記入用紙画像を印刷してその記入用紙の認証情報記入欄に認証情報を記入し、その記入用紙を送信元のファクシミリ装置に宛ててファクシミリ送信すればよいので、認証情報を記入するための用紙を別途用意したり、その用紙に用件を記入したりする手間を低減できる。これにより、送信先の利用者の利便性が向上する。
第3の発明は、第2の発明のファクシミリ装置であって、前記記入用紙は、送信先の利用者が当該送信先とは異なる送信先を記入するための送信先記入欄が表記されており、当該ファクシミリ装置は、前記ファクシミリ受信手段によってファクシミリ受信された画像が前記記入用紙を表わす記入用紙画像であるか否かを判断する画像判断手段と、前記画像判断手段によって前記記入用紙画像であると判断された場合に、その記入用紙画像が表す記入用紙の前記送信先記入欄に送信先が記入されているか否かを判断する送信先判断手段と、を備え、前記送信対象画像送信手段は、前記送信先判断手段によって肯定判断された場合は、前記送信対象画像を前記送信先記入欄に記入されている送信先にファクシミリ送信する。
この発明によると、送信先の利用者は、記入用紙画像の送信先とは異なる送信先に送信対象画像が送信されるようにすることができる。
第4の発明は、第2又は第3の発明のファクシミリ装置であって、前記記憶制御手段は、前記送信対象画像と、前記認証情報と、前記記憶装置内で前記送信対象画像を一意に識別するための画像識別情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶させ、前記記入用紙は前記画像識別情報を表す識別情報画像が表記されており、当該ファクシミリ装置は、前記ファクシミリ受信手段によってファクシミリ受信された画像が前記記入用紙を表わす記入用紙画像であるか否かを判断する画像判断手段を備え、前記認証手段は、前記画像判断手段によって前記記入用紙画像であると判断された場合に、その記入用紙画像が表す記入用紙の前記認証情報記入欄に記入されている認証情報と、当該記入用紙に表記されている前記識別情報画像によって表わされる前記画像識別情報に対応付けられて前記記憶装置に記憶されている前記認証情報とが一致するか否かを判断し、一致する場合に、前記記憶装置に記憶されている前記認証情報が含まれていると判断し、前記送信対象画像送信手段は、当該画像識別情報に対応付けられて前記記憶装置に記憶されている前記送信対象画像をファクシミリ送信する。
この発明によると、記憶装置に複数の送信対象画像が記憶されている場合に、送信先に別の送信対象画像が誤送信されてしまうことを低減できる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明のファクシミリ装置であって、前記送信対象画像の送信先と前記認証情報とを対応付けて前記記憶装置に登録する登録手段と、利用者が送信先を入力するための送信先入力手段とを備え、前記記憶制御手段は、前記送信対象画像と前記送信先入力手段によって入力された送信先に対応付けられて前記記憶装置に登録されている認証情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶させる。
この発明によると、利用者は送信の度に認証情報を入力しなくてよい。
第6の発明は、第5の発明のファクシミリ装置であって、前記メッセージ送信手段は、前記メッセージを表す文字列と、送信先のファクシミリ装置の利用者が認証情報を記入するための認証情報記入欄と、送信先の利用者が当該送信先とは異なる送信先を記入するための送信先記入欄とが表記されている記入用紙を表わす記入用紙画像を前記メッセージ画像としてファクシミリ送信し、当該ファクシミリ装置は、前記ファクシミリ受信手段によってファクシミリ受信された画像が前記記入用紙を表わす記入用紙画像であるか否かを判断する画像判断手段と、前記画像判断手段によって前記記入用紙画像であると判断された場合に、その記入用紙画像が表す記入用紙の前記送信先記入欄に送信先が記入されているか否かを判断する送信先判断手段と、を備え、前記登録手段は、前記送信先判断手段によって前記送信先記入欄に送信先が記入されていると判断された場合は、前記送信対象画像の送信先に対応付けられて前記記憶装置に登録されている認証情報と前記送信先記入欄に記入されている送信先とを対応付けて前記記憶装置に登録する。
この発明によると、送信先記入欄に記入されている送信先と認証情報とを対応付けて登録することができる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれかの発明のファクシミリ装置であって、前記送信対象画像が前記記憶装置に記憶された時からの経過時間が基準時間を越えているか否かを判断する経過時間判断手段と、前記経過時間判断手段によって経過時間が基準時間を越えていると判断された場合に、前記送信対象画像を前記記憶装置から消去する消去手段と、を備える。
この発明によると、送信対象画像が記憶装置に記憶された時からの経過時間が基準時間を超えた場合は送信対象画像を記憶装置から消去するので、記憶装置を効率よく利用できる。
第8の発明は、第1〜第7のいずれかの発明のファクシミリ装置であって、前記メッセージ送信手段は、前記メッセージと、前記認証情報を当該ファクシミリ装置に宛ててファクシミリ送信する期限とを表わす前記メッセージ画像をファクシミリ送信する。
この発明によると、送信先の利用者は期限内に認証情報をファクシミリ送信することになるので、送信対象画像が長時間にわたって記憶装置に記憶されることを低減でき、記憶装置を効率よく利用できる。
第9の発明は、送信元のファクシミリ装置と送信先のファクシミリ装置とで構成されるファクシミリシステムであって、前記送信元のファクシミリ装置は、送信対象画像と認証情報とを所定の記憶装置に記憶させる記憶制御手段と、前記記憶制御手段によって前記送信対象画像と前記認証情報とが前記記憶装置に記憶されたことを条件に、認証情報を当該ファクシミリ装置に宛ててファクシミリ送信するよう要求するメッセージを表わすメッセージ画像を、前記送信先のファクシミリ装置にファクシミリ送信するメッセージ送信手段と、画像をファクシミリ受信する第1のファクシミリ受信手段と、前記ファクシミリ受信手段によってファクシミリ受信された画像に、前記記憶装置に記憶されている前記認証情報を表わす画像が含まれているか否かを判断する認証手段と、前記認証手段によって肯定判断された場合に、前記送信対象画像を前記送信先のファクシミリ装置にファクシミリ送信する送信対象画像送信手段と、を備え、前記送信先のファクシミリ装置は、画像をファクシミリ受信する第2のファクシミリ受信手段と、原稿を読み取って当該原稿を表わす画像をファクシミリ送信するファクシミリ送信手段と、を備える。
この発明によると、送信先のファクシミリ装置の機種を選ばずにファクシミリ誤送信を低減できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
本発明によれば、送信先のファクシミリ装置の機種を選ばずにファクシミリ誤送信を低減できる。
本発明の実施形態1に係るファクシミリシステムの構成を示す模式図。 制御プログラムの論理的構成を示すブロック図。 記入用紙の一例を示す模式図。 送信先テーブル、及び画像管理テーブルの一例を示す模式図。 FAX送信処理の全体的な流れを示すシーケンスチャート。 FAX送信処理の全体的な流れを示すシーケンスチャート。 判断処理の流れを示すフローチャート。 送信対象画像の消去処理の流れを示すフローチャート。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
(1)FAX装置の電気的構成
以降の説明ではファクシミリを「FAX」と略して説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係るFAXシステム1の構成を示す模式図である。FAXシステム1は、送信対象画像の送信元のFAX装置10と送信先のFAX装置20とで構成されている。本実施形態では送信元のFAX装置10の利用者と送信対象画像の本来の送信先のFAX装置20の利用者との間でパスワード(認証情報の一例)が共有されているものとする。
送信元のFAX装置10は、制御部11、FAX送受信部12、読取部13、印刷部14、操作部15、記憶部16などを備えて構成されている。
制御部11(記憶制御手段、メッセージ送信手段、ファクシミリ受信手段、認証手段、送信対象画像送信手段、画像判断手段、送信先判断手段、登録手段、時間判断手段、消去手段、第1のファクシミリ受信手段の一例)は、CPU、ROM、RAM、現在時刻を取得するためのタイマーなどを備えて構成されている。CPUはROMに記憶されている制御プログラム(図3参照)を実行することによってFAX装置10の各部を制御する。ROMには制御プログラムや各種のデータが記憶されている。RAMはCPUが各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。
FAX送受信部12(メッセージ送信手段、ファクシミリ受信手段、送信対象画像送信手段、第1のファクシミリ受信手段の一例)は、NCU(Network Control Unit)、モデム、これらを制御するASICなどを備えて構成されており、公衆交換電話網30を介してFAX装置20と通信可能に接続されている。
読取部13は、送信対象の原稿が積載される原稿トレイ、原稿トレイに積載されている原稿を一枚ずつ搬送するADF(Auto Document Feeder)、ADFによって搬送される原稿を読み取るリニアイメージセンサ、リニアイメージセンサから出力される電気信号に基づいて原稿を表わす画像(送信対象画像)を生成する画像処理部などを備えて構成されている。読取部13は生成した送信対象画像を制御部11に出力する。
印刷部14は、紙などの被記録媒体がセットされる用紙トレイ、用紙トレイにセットされている被記録媒体を一枚ずつ搬送する搬送機構、搬送機構によって搬送される被記録媒体に電子写真方式、インクジェット方式などで画像を形成する画像形成部などを備えて構成されている。
操作部15(送信先入力手段の一例)は、FAX番号を入力するための番号ボタンやFAX送信を指示するための[送信]ボタンなどの各種のボタンや、各種の情報を表示するためのLCD(Liquid Crystal Display)などを備えて構成されている。
記憶部16(所定の記憶装置の一例)は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体を用いて各種のプログラムやデータを記憶する外部記憶装置である。記憶部16には、読取部13によって生成された送信対象画像、送信先テーブル、画像管理テーブル、FAX受信者認証状を表わすFAX受信者認証状画像のテンプレートなどの各種のデータが記憶される。なお、これらのデータは制御部11のRAMに記憶されてもよい。
送信先のFAX装置20としては、画像をファクシミリ受信する機能(第2のファクシミリ受信手段の一例)と、原稿を読み取って当該原稿を表わす画像をFAX送信する機能(ファクシミリ送信手段の一例)とを備える任意のFAX装置を用いることができる。
(2)制御プログラムの論理的構成
図2は、制御プログラムの論理的構成を示すブロック図である。図中の実線で示す矢印は呼び出し関係を示しており、波線で示す矢印はデータの流れを示している。なお、データの流れは必ずしも波線で示す方向のみとは限らない。
制御プログラムは、メイン制御モジュール40、読取モジュール41、印刷モジュール42、FAX送受信モジュール43、操作モジュール44、記憶制御モジュール45、経過時間判断モジュール46、消去モジュール47、メッセージ送信モジュール48、画像判断モジュール49、認証モジュール50、送信先判断モジュール51、登録モジュール52、送信対象画像送信モジュール53を備えて構成されている。
メイン制御モジュール40は、制御プログラムの全体を制御するモジュールである。本実施形態ではモジュール間のデータの受け渡しはメイン制御モジュール40を介して行われるものとする。
読取モジュール41は、読取部13を制御して送信対象の原稿を読み取るモジュールである。
印刷モジュール42は、印刷部14を制御して被記録媒体に画像を印刷するモジュールである。
FAX送受信モジュール43は、FAX送受信部12を制御して外部のFAX装置との間で画像をFAX送受信するモジュールである。
操作モジュール44は、操作部15を制御して利用者による各種の操作を受け付けるモジュールである。
記憶制御モジュール45は、送信対象画像とパスワードとを対応付けて記憶部16に記憶させるモジュールである。
経過時間判断モジュール46は、送信対象画像が記憶部16に記憶された時からの経過時間が基準時間を越えているか否かを判断するモジュールである。
消去モジュール47は、送信対象画像が記憶部16に記憶された時からの経過時間が基準時間を越えた場合に、その送信対象画像を記憶部16から消去するモジュールである。
メッセージ送信モジュール48は、記憶制御モジュール45によって送信対象画像とパスワードとが記憶部16に記憶されたことを条件に、パスワードを当該FAX装置10に宛ててFAX送信するよう要求するメッセージが表記されている記入用紙60(図3参照)を表わす記入用紙画像(メッセージ画像の一例)を、送信対象画像の送信先にFAX送信するモジュールである。ここで、本実施形態ではFAX送受信はFAX送受信モジュール43を介して行われるものとする。
画像判断モジュール49は、FAX送受信部12によってFAX受信された画像が記入用紙画像であるか否かを判断するモジュールである。
認証モジュール50は、FAX送受信部12によってFAX受信された画像に、記憶部16に記憶されているパスワードを表わす画像が含まれているか否かを判断するモジュールである。
送信先判断モジュール51は、FAX送受信部12によってFAX受信された画像が記入用紙画像である場合に、その記入用紙画像が表す記入用紙60の送信先記入欄に送信先が記入されているか否かを判断するモジュールである。
登録モジュール52は、パスワードと送信対象画像の送信先のFAX装置20のFAX番号とを対応付けて送信先テーブルに登録するモジュールである。
送信対象画像送信モジュール53は、認証モジュール50によって肯定判断された場合に、送信対象画像を送信先にFAX送信するモジュールである。この場合もFAX送信はFAX送受信モジュール43を介して行われる。
なお、制御部11が制御プログラムを実行することによって実現される機能の一部あるいは全部はASICによって実現されてもよい。
(3)記入用紙
図3は、記入用紙60の一例を示す模式図である。ここでは記入用紙60としてFAX受信者認証状を例に説明する。FAX受信者認証状は、送信対象画像に付与されている画像ID(画像識別情報の一例)を表わすバーコード61(識別情報画像の一例)、送信日62、送信先のFAX装置20のFAX番号63、パスワードを当該FAX装置10に宛ててFAX送信するよう要求するメッセージを表わす文字列64、パスワード記入欄65、FAX受信者認証状画像の送信先の利用者が当該送信先とは異なる送信先に送信対象画像がFAX送信されることを希望する場合に当該異なる送信先のFAX番号を記入するための送信先記入欄66、送信元の名称67、送信元のFAX装置10のFAX番号68などが表記されている紙媒体である。
(4)送信先テーブル、及び画像管理テーブル
図4は、記憶部16に記憶されている送信先テーブル、及び画像管理テーブルの一例を示す模式図である。
送信先テーブルは、送信先のFAX装置のFAX番号と、送信元のFAX装置10の利用者と送信対象画像の本来の送信先のFAX装置20の利用者との間で共有されているパスワードとを対応付けて記憶するテーブルである。
画像管理テーブルは、送信対象画像に付与されている画像IDと、当該送信対象画像の送信先のFAX装置20のFAX番号63と、その送信対象画像が記憶部16に記憶された時を表す記憶時刻とを対応付けて記憶するテーブルである。
(5)FAX送信処理
次に、送信元のFAX装置10から送信先のFAX装置20に送信対象画像をFAX送信するFAX送信処理について説明する。
(5−1)FAX送信処理の全体的な流れ
図5及び図6は、FAX送信処理の全体的な流れを示すシーケンスチャートである。
S101では、送信元のFAX装置10の制御部11は、利用者によるFAX送信の指示を受け付ける。具体的には、利用者は先ず原稿トレイに送信対象の原稿をセットし、操作部15を操作して送信先のFAX装置20のFAX番号63とパスワードとを入力する。次に、利用者は操作部15の[送信]ボタンを押下してFAX送信を指示する。
なお、過去にFAX番号とパスワードとを入力したことのある送信先の場合には以前のFAX送信時に後述するS102で既にFAX番号とパスワードとが対応付けられて送信先テーブルに登録されているのでFAX番号だけを入力すればよい。
S102では、制御部11はS101で入力されたFAX番号がパスワードと対応付けられて送信先テーブルに登録されているか否かを判断し、登録されていない場合はFAX番号とパスワードとを対応付けて送信先テーブルに登録する。
S103では、制御部11は読取部13を制御して原稿を読み取らせる。読取部13は原稿を読み取って当該原稿を表わす送信対象画像を生成し、生成した送信対象画像を制御部11に出力する。
S104では、制御部11は記憶部16内で送信対象画像を一意に識別するための画像IDを生成し、送信対象画像にその画像IDを付与して記憶部16に記憶する。
S105では、制御部11はS104で生成した画像IDと、S101で入力されたFAX番号と、記憶時刻とを対応付けて画像管理テーブルに登録する。
画像IDとFAX番号とを対応付けて画像管理テーブルに登録することにより、その画像IDが付与されている送信対象画像と、そのFAX番号に対応付けられて送信先テーブルに登録されているパスワードとが画像管理テーブルを介して対応付けられる。
S106では、制御部11はFAX受信者認証状画像を生成する。具体的には、記憶部16にはFAX受信者認証状画像のテンプレートが記憶されており、そのテンプレートは送信対象画像の画像IDを表わすバーコード61、送信日62、及び送信先のFAX装置のFAX番号63が空欄になっている。制御部11はそのテンプレートをRAMにコピーし、コピーしたテンプレートに送信対象画像の画像IDを表わすバーコード61、送信日62を表わす画像、及び送信先のFAX装置20のFAX番号63を表わす画像を合成することによってFAX受信者認証状画像を生成する。
S107では、制御部11は生成したFAX受信者認証状画像を送信対象画像の送信先(S101で入力されたFAX番号のFAX装置)にFAX送信する。
S108では、送信先のFAX装置20は、FAX受信したFAX受信者認証状画像を印刷する。
送信先の利用者は、印刷されたFAX受信者認証状のパスワード記入欄65にパスワードを記入する。更に、送信先の利用者は、当該送信先とは異なる送信先(当該送信先のFAX装置20のFAX番号63とは異なるFAX番号のFAX装置)に送信対象画像がFAX送信されることを希望する場合には、当該異なるFAX番号を送信先記入欄66に記入する。
そして、送信先の利用者は、送信先のFAX装置20でそのFAX受信者認証状に表記されている発信者FAX番号のFAX装置(送信元のFAX装置10)に宛ててそのFAX受信者認証状をFAX送信する操作を行う。なお、送信元のFAX装置10へのFAX受信者認証状のFAX送信は、送信元のFAX装置10からFAX受信者認証状画像を受信したFAX装置以外のFAX装置から行ってもよい。
S109では、送信先のFAX装置20はFAX受信者認証状を読み取ってFAX受信者認証状画像を生成し、生成したFAX受信者認証状画像を送信元のFAX装置10にFAX送信する。
S110では、画像をFAX受信した送信元のFAX装置10の制御部11は「判断処理」を実行する。
判断処理とは、送信対象画像をFAX送信するか、再送信用のFAX受信者認証状画像をFAX送信するか、または受信した画像を印刷するかを、S109でFAX受信した画像に基づいて判断する処理である。また、判断処理では、送信対象画像をFAX送信すると判断した場合に、送信対象画像をFAX受信者認証状と同じ送信先に送信するか、又は送信先記入欄66に記入されている送信先に送信するかの判断も行われる。判断処理の詳細については後述する。
S111は判断処理で送信対象画像をFAX送信すると判断された場合に実行される処理であって、送信対象画像をFAX受信者認証状と同じ送信先に送信すると判断された場合に実行される処理である。
S111では、制御部11はS109でFAX受信したFAX受信者認証状画像に含まれているバーコード61が表す画像IDが付与されている送信対象画像を記憶部16から読み出し、読み出した送信対象画像を、当該画像IDに対応付けられて画像管理テーブルに登録されているFAX番号のFAX装置、すなわちFAX受信者認証状画像を送信したときの送信先と同じ送信先のFAX装置にFAX送信する。ここで、バーコード61から画像IDを取得する処理は後述する「判断処理」によって行われる。
S112及びS113は「判断処理」で送信対象画像をFAX送信すると判断された場合に実行される処理であって、送信対象画像を送信先記入欄66に記入されている送信先に送信すると判断された場合に実行される処理である。
S112では、制御部11はS109でFAX受信したFAX受信者認証状画像に含まれているバーコード61が表す画像IDが付与されている送信対象画像を記憶部16から読み出し、読み出した送信対象画像を当該FAX受信者認証状画像の送信先記入欄66に記入されているFAX番号のFAX装置にFAX送信する。ここで、送信先記入欄66からFAX番号を取得する処理は後述する「判断処理」によって行われる。
S113では、制御部11は、送信先記入欄66に記入されているFAX番号と、当該画像IDに対応付けられて画像管理テーブルに登録されているFAX番号(FAX受信者認証状を送信した先のFAX装置のFAX番号)に対応付けられて送信先テーブルに登録されているパスワードとを対応付けて送信先テーブルに登録する。
S114及びS115は「判断処理」で再送信用のFAX受信者認証状画像をFAX送信すると判断された場合に実行される処理である。
S114では、制御部11は再送信用のFAX受信者認証状画像を生成する。具体的には、制御部11はS109でFAX受信したFAX受信者認証状画像に含まれているバーコード61が表す画像IDと、当該画像IDに対応付けられて画像管理テーブルに登録されているFAX番号とを用いてS106と同様にしてFAX受信者認証状画像を生成し、生成したFAX受信者認証状画像の空白領域に「再送信」という文字を表す画像を合成することにより、再送信用のFAX受信者認証状画像を生成する。
S115では、制御部11は生成した再送信用のFAX受信者認証状画像を、当該FAX番号のFAX装置に宛ててFAX送信する。
S116は「判断処理」で受信した画像を印刷すると判断された場合に実行される処理である。
S116では、制御部11はS109でFAX受信した画像を印刷部14に印刷させる。
(5−2)判断処理
図7は、判断処理の流れを示すフローチャートである。
S201では、制御部11はS109でFAX受信した画像がFAX受信者認証状画像であるか否かを判断する。具体的には例えば、制御部11はFAX受信した画像が画像IDを表わすバーコード61を含んでいるか否かを画像処理によって判断する。制御部11は、FAX受信した画像が画像IDを表わすバーコード61を含んでいない場合はFAX受信者認証状画像以外の画像をFAX受信したと判断してS202に進み、画像IDを表わすバーコード61を含んでいる場合はFAX受信者認証状画像をFAX受信したと判断してS203に進む。
S202では、制御部11は受信した画像を印刷すると判断する。
S203では、制御部11は受信したFAX受信者認証状画像に含まれているバーコード61を文字情報に変換することによって画像IDを取得する。
S204では、制御部11はS203で取得した画像IDと一致する画像IDが画像管理テーブルに登録されているか否かを判断し、登録されていない場合はS202に進み、登録されている場合はS205に進む。
ここで、取得した画像IDと一致する画像IDが画像管理テーブルに登録されていない場合とは、後述する「送信対象画像の消去処理」によって画像IDが画像管理テーブルから消去されてしまっている場合である。
なお、一致する画像IDが画像管理テーブルに登録されていない場合は、当該受信したFAX受信者認証状画像を印刷せず、その旨を操作部15のLCDに表示してもよい。
S205では、制御部11は受信したFAX受信者認証状画像のパスワード記入欄65に記入されているパスワードを文字認識処理によって文字情報に変換する。
S206では、制御部11は文字情報に変換したパスワードと、S203で取得した画像IDに対応付けられて画像管理テーブルに登録されているFAX番号に対応付けられて送信先テーブルに登録されているパスワードとが一致するか否かを判断し、一致する場合はS207に進み、一致しない場合はS209に進む。
S207では、制御部11は認証に成功したとして、送信対象画像をFAX送信すると判断する。
S208では、制御部11はFAX受信者認証状画像の送信先記入欄66にFAX番号が記入されているか否かに応じて送信対象画像の送信先を判断する。
具体的には例えば、制御部11は送信先記入欄66にFAX番号が記入されているか否かを文字認識処理によって判断し、記入されていない場合は送信対象画像をFAX受信者認証状画像の送信先と同じ送信先に送信すると判断する。一方、送信先記入欄66にFAX番号が記入されている場合は、制御部11は送信対象画像をその記入されているFAX番号に送信すると判断する。
S209では、制御部11は認証に失敗したとして、再送信用のFAX受信者認証状画像をFAX送信すると判断する。
(5−3)送信対象画像の消去処理
図8は、送信対象画像の消去処理の流れを示すフローチャートである。本処理は所定の時間間隔で繰り返し実行される
S301では、制御部11は画像管理テーブルに登録されている各記憶時刻について、その記憶時刻から現在時刻までの経過時間が基準時間を超えているか否かを判断し、基準時間を超えている場合はS302に進み、基準時間を超えていない場合は処理を終了する。
S302では、制御部11は画像管理テーブルから基準時間を越えている記憶時刻に対応付けられている画像IDを取得し、その画像IDと一致する画像IDが付与されている送信対象画像を記憶部16から消去する。
S303では、制御部11は画像管理テーブルから当該画像IDを有するレコードを消去する。
なお、制御部11は記憶部16から送信対象画像を消去した場合はその旨を表わすメッセージを印刷部14によって印刷するか、あるいは操作部15のLCDに表示することによって利用者に報知してもよい。
(6)実施形態の効果
以上説明した本発明の実施形態1に係るFAX装置10によると、送信元のFAX装置10に宛ててパスワードをFAX送信するよう要求するメッセージを表わすFAX受信者認証状画像を送信対象画像の送信先にFAX送信し、その後にFAX受信した画像にパスワードを表わす画像が含まれている場合に送信対象画像を当該送信先にFAX送信するので、送信対象画像の誤送信を低減できる。そして、FAX装置10によると、送信先のFAX装置20は誤送信を低減するための特別な機能を備えていなくてよい。よってFAX装置10によると、送信先のFAX装置20の機種を選ばずにFAX誤送信を低減できる。
ところで、一般にFAX装置では入力されたFAX番号に短縮番号を割り当てて登録しておくこともできる。しかしながら、その場合は短縮番号を押し間違ってしまうと送信対象画像が誤送信されてしまう。これに対し、FAX装置10によると、FAX送信するごとにFAX受信者認証状画像を送信するので、短縮番号を押し間違っても送信対象画像が誤送信されてしまうことを低減できる。
更に、FAX装置10によると、送信先の利用者は、送信元のFAX装置10からFAX受信したFAX受信者認証状画像を印刷してそのFAX受信者認証状のパスワード記入欄65にパスワードを記入し、そのFAX受信者認証状を送信元のFAX装置10に宛ててFAX送信すればよいので、パスワードを記入するための用紙を別途用意したり、その用紙に用件を記入したりする手間を低減できる。これにより、送信先の利用者の利便性が向上する。
更に、FAX装置10によると、送信先の利用者はFAX受信者認証状の送信先記入欄66に異なるFAX番号を記入することにより、FAX受信者認証状の送信先とは異なる送信先に送信対象画像が送信されるようにすることができる。
更に、FAX装置10によると、FAX受信したFAX受信者認証状に表記されているバーコード61によって表わされる画像IDが付与されている送信対象画像をFAX送信するので、記憶部16に複数の送信対象画像が記憶されている場合に、送信先に別の送信対象画像が誤送信されてしまうことを低減できる。
更に、FAX装置10によると、利用者によって入力されたFAX番号とパスワードとを対応付けて送信先テーブルに登録するので、次回そのFAX番号に送信対象画像を送信する際にパスワードの入力を不要にできる。
更に、FAX装置10によると、送信対象画像の送信先のFAX装置20のFAX番号63に対応付けられて送信先テーブルに登録されているパスワードと送信先記入欄66に記入されているFAX番号とを対応付けて送信先テーブルに登録するので、次回そのFAX番号に送信対象画像を送信する際にパスワードの入力を不要にできる。
更に、FAX装置10によると、送信対象画像が記憶部16に記憶された時からの経過時間が基準時間を超えた場合は送信対象画像を記憶部16から消去するので、記憶部16を効率よく利用できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態のFAX受信者認証状には送信先のFAX装置20の利用者が送信元のFAX装置10に宛ててFAX受信者認証状をFAX送信する期限が表記されていないが、FAX受信者認証状に当該期限を表記してもよい。これにより、送信先の利用者は期限内にFAX受信者認証状をFAX送信することになるので、送信対象画像が長時間にわたって記憶部16に記憶されることを低減でき、記憶部16を効率よく利用できる。なお、FAX受信者認証状に期限を表記する場合には、基準時間内の期限であることが望ましい。
(2)上記実施形態ではFAX送信するごとにFAX受信者認証状画像を送信して認証を行う場合を例に説明したが、FAX受信者認証状画像を送信するか否かを利用者が選択できるようにしてもよい。
また、FAX受信者認証状画像を送信するか否かをFAX装置10の管理者が設定しておいてもよい。管理者が送信するよう設定した場合は、全ての送信先に対してFAX受信者認証状画像が送信されることになる。
また、FAX受信者認証状画像を送信するか否かを送信対象の原稿に基づいて判断してもよい。例えば、送信対象画像が表す原稿に表記されている文字列を文字認識処理によって取得し、取得した文字列に特定の文字列(重要、機密など)が含まれているときのみFAX受信者認証状画像を送信するようにしてもよい。
(3)上記実施形態ではメッセージ画像としてFAX受信者認証状画像を送信する場合を例に説明したが、メッセージ画像はパスワード記入欄65や送信先記入欄66を表わす画像を含んでいなくてもよい。その場合は、送信先の利用者は任意の用紙にパスワードや送信先のFAX番号を記入あるいは印刷して送信元のFAX装置10にFAX送信すればよい。
(4)上記実施形態ではFAX受信者認証状に画像IDを表わすバーコード61を表記する場合を例に説明したが、記憶部16に同時に記憶可能な送信対象画像が1つだけである場合は、バーコード61を表記しなくてもよい。また、上記実施形態では識別情報画像としてバーコード61を例に説明したが、識別情報画像は画像IDを表わす文字列を表わす画像であってもよい。
(5)上記実施形態では所定の記憶装置として記憶部16を例に説明したが、所定の記憶装置は外部のファイルサーバであってもよい。
(6)上記実施形態ではメッセージとして文字列を例に説明したが、認証情報を当該FAX装置に宛ててFAX送信するよう要求する意図が送信先の利用者に伝わるのであれば必ずしも文字列でなくてもよい。例えばメッセージをイラストによって表現してもよいし、「FAX受信者認証状」という表題のみでその意図が伝わるのであれば表題のみであってもよい。
(7)上記実施形態ではFAX装置としてFAX送受信機能のみを備える装置を例に説明したが、FAX送受信機能、印刷機能、スキャナ機能、コピー機能などを備える複合機に本発明を適用してもよい。また、従来のFAX装置とパーソナルコンピュータとで本発明に係るFAX装置を実現することもできる。
1・・・FAXシステム
10・・・送信元のFAX装置
11・・・制御部
12・・・FAX送受信部
13・・・読取部
14・・・印刷部
15・・・操作部
16・・・記憶部
20・・・送信先のFAX装置
30・・・公衆交換電話網
60・・・記入用紙
61・・・バーコード
62・・・送信日
63・・・送信先のFAX装置のFAX番号
64・・・メッセージを表わす文字列
65・・・パスワード記入欄
66・・・送信先記入欄
67・・・送信元の名称
68・・・送信元のFAX装置のFAX番号

Claims (7)

  1. ファクシミリ装置であって、
    送信対象画像と認証情報とを所定の記憶装置に記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶制御手段によって前記送信対象画像と前記認証情報とが前記記憶装置に記憶されたことを条件として当該ファクシミリ装置が当該ファクシミリ装置の利用者によって指定される第1送信先のファクシミリ装置に送信対象画像を送信する前に、記入用紙画像を、前記第1送信先のファクシミリ装置にファクシミリ送信するメッセージ送信手段であって、前記記入用紙画像は、認証情報を当該ファクシミリ装置に宛ててファクシミリ送信するよう要求するメッセージを表わす文字列、前記第1送信先のファクシミリ装置の利用者が認証情報を記入するための認証情報記入欄前記第1送信先のファクシミリ装置の利用者が前記第1送信先とは異なる第2送信先を記入するための送信先記入欄と、が表記されている記入用紙を表わす、前記メッセージ送信手段と、
    画像をファクシミリ受信するファクシミリ受信手段と、
    前記ファクシミリ受信手段によってファクシミリ受信された画像に、前記記憶装置に記憶されている前記認証情報を表わす画像が含まれているか否かを判断する認証手段と、
    前記ファクシミリ受信手段によってファクシミリ受信された画像が前記記入用紙を表わす記入用紙画像であるか否かを判断する画像判断手段と、
    前記画像判断手段によって前記記入用紙画像であると判断された場合に、その記入用紙画像が表す記入用紙の前記送信先記入欄に前記第2送信先が記入されているか否かを判断する送信先判断手段と、
    前記認証手段によって肯定判断され、且つ、前記送信先判断手段によって否定判断された場合は前記送信対象画像を前記第1送信先のファクシミリ装置にファクシミリ送信し、前記認証手段によって肯定判断され、且つ、前記送信先判断手段によって肯定判断された場合は前記送信対象画像を前記第1送信先のファクシミリ装置に送信せず、前記第2送信先のファクシミリ装置にファクシミリ送信する送信対象画像送信手段と、
    を備えるファクシミリ装置。
  2. 請求項1に記載のファクシミリ装置であって、
    前記記憶制御手段は、前記送信対象画像と、前記認証情報と、前記記憶装置内で前記送信対象画像を一意に識別するための画像識別情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶させ、
    前記記入用紙は前記画像識別情報を表す識別情報画像が表記されており、
    前記認証手段は、前記画像判断手段によって前記記入用紙画像であると判断された場合に、その記入用紙画像が表す記入用紙の前記認証情報記入欄に記入されている認証情報と、当該記入用紙に表記されている前記識別情報画像によって表わされる前記画像識別情報に対応付けられて前記記憶装置に記憶されている前記認証情報とが一致するか否かを判断し、一致する場合に、前記記憶装置に記憶されている前記認証情報が含まれていると判断し、
    前記送信対象画像送信手段は、当該画像識別情報に対応付けられて前記記憶装置に記憶されている前記送信対象画像をファクシミリ送信する、ファクシミリ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のファクシミリ装置であって、
    前記第1送信先と前記認証情報とを対応付けて前記記憶装置に登録する登録手段と、
    利用者が前記第1送信先を入力するための送信先入力手段とを備え、
    前記記憶制御手段は、前記送信対象画像と前記送信先入力手段によって入力された前記第1送信先に対応付けられて前記記憶装置に登録されている認証情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶させる、ファクシミリ装置。
  4. 請求項3に記載のファクシミリ装置であって、
    前記登録手段は、前記送信先判断手段によって前記送信先記入欄に前記第2送信先が記入されていると判断された場合は、前記第1送信先に対応付けられて前記記憶装置に登録されている認証情報と前記第2送信先とを対応付けて前記記憶装置に登録する、ファクシミリ装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のファクシミリ装置であって、
    前記送信対象画像が前記記憶装置に記憶された時からの経過時間が基準時間を越えているか否かを判断する経過時間判断手段と、
    前記経過時間判断手段によって経過時間が基準時間を越えていると判断された場合に、前記送信対象画像を前記記憶装置から消去する消去手段と、
    を備える、ファクシミリ装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のファクシミリ装置であって、
    前記メッセージ送信手段は、前記メッセージと、前記認証情報を当該ファクシミリ装置に宛ててファクシミリ送信する期限とを表わす前記記入用紙画像をファクシミリ送信する、ファクシミリ装置。
  7. 送信元のファクシミリ装置と送信先のファクシミリ装置とで構成されるファクシミリシステムであって、
    前記送信元のファクシミリ装置は、
    送信対象画像と認証情報とを所定の記憶装置に記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶制御手段によって前記送信対象画像と前記認証情報とが前記記憶装置に記憶されたことを条件として当該ファクシミリ装置が当該ファクシミリ装置の利用者によって指定される第1送信先のファクシミリ装置に送信対象画像を送信する前に、記入用紙画像を、前記第1送信先のファクシミリ装置にファクシミリ送信するメッセージ送信手段であって、前記記入用紙画像は、認証情報を当該ファクシミリ装置に宛ててファクシミリ送信するよう要求するメッセージを表わす文字列、前記第1送信先のファクシミリ装置の利用者が認証情報を記入するための認証情報記入欄前記第1送信先のファクシミリ装置の利用者が前記第1送信先とは異なる第2送信先を記入するための送信先記入欄と、が表記されている記入用紙を表わす、前記メッセージ送信手段と、
    画像をファクシミリ受信する第1のファクシミリ受信手段と、
    前記第1のファクシミリ受信手段によってファクシミリ受信された画像に、前記記憶装置に記憶されている前記認証情報を表わす画像が含まれているか否かを判断する認証手段と、
    前記第1のファクシミリ受信手段によってファクシミリ受信された画像が前記記入用紙を表わす記入用紙画像であるか否かを判断する画像判断手段と、
    前記画像判断手段によって前記記入用紙画像であると判断された場合に、その記入用紙画像が表す記入用紙の前記送信先記入欄に前記第2送信先が記入されているか否かを判断する送信先判断手段と、
    前記認証手段によって肯定判断され、且つ、前記送信先判断手段によって否定判断された場合は前記送信対象画像を前記第1送信先のファクシミリ装置にファクシミリ送信し、前記認証手段によって肯定判断され、且つ、前記送信先判断手段によって肯定判断された場合は前記送信対象画像を前記第1送信先のファクシミリ装置に送信せず、前記第2送信先のファクシミリ装置にファクシミリ送信する送信対象画像送信手段と、
    を備え、
    前記送信先のファクシミリ装置は、
    画像をファクシミリ受信する第2のファクシミリ受信手段と、
    原稿を読み取って当該原稿を表わす画像をファクシミリ送信するファクシミリ送信手段と、
    を備える、ファクシミリシステム。
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