JP4630171B2 - 液面検出用光センサを備えた燃料槽用電磁ポンプ - Google Patents

液面検出用光センサを備えた燃料槽用電磁ポンプ Download PDF

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Description

この発明は、ファンヒータ等の石油気化式燃焼装置の燃料槽、カードリッジタンクの油受槽などの燃料槽用電磁ポンプであって、燃料切れ等となる直前に信号を発生したり、電磁ポンプを停止させるなどのために、燃料槽内の燃料油の液位を検知する光センサを備えた電磁ポンプに関する。
この種の電磁ポンプは、特許文献1により周知で有る。図8は、特許文献1の電磁ポンプの断面を示している。特許文献1の電磁ポンプ20では、吸入継手26と一体的に構成された合成樹脂の取付台枠23が、燃料槽24の上蓋32に油密固定されており、この取付台枠23には、光電センサ36の端子と電気的に接続されたオス端子33を有するセンサホルダ34を着脱自在に固定することができ、このオス端子33へ着脱自在に導電結合可能な対応するメス端子と、これ等のメス端子へ接続し、外部制御装置へケーブルを介して接続するコネクターを着脱自在に導電結合するオス端子30とをそれぞれ一体に備えたレセプタクル付き端子金具31が、端子盤29に配備されている。また、端子盤29には、電磁コイルPCの一端に接続する端子金具およびこれに対応するオス端子と、電磁コイルPCの他端に接続し、限流用の固定抵抗の一端が接続するオス端子と、固定抵抗の他端に接続するオス端子及びこれに対応する端子金具とが設けられている。そして、センサホルダ34と取付台枠23との装着部には、センサホルダ34の脱落を防止する繋止機構が設けられているもので有る。この特許文献1の電磁ポンプによって、光電センサを容易に交換して、安全・確実に保持することが可能となっている。
そして、特許文献2には、第一の受発光部と第二の受発光部とを備えたプリント基板を、これらの受発光部の側とは反対側の端部を残して、透明材で形成した偏平な要体に装填するとともに、この要体内の空間部に透明樹脂材を装填した液面検出子が開示されている。
特許文献1による図8の電磁ポンプにおいては、センサホルダ34と取付台枠23の下面要部との間には、センサホルダ34の位置決めと脱落防止のために、取付台枠23の下側に突き出した形状の複雑な案内溝と突絛等による回動不能機構並びに繋止鉤等のフック機構が設けられており、更なる構造の簡略化が求められている。また、特許文献1による電磁ポンプの光電センサに代えて、特許文献2の液面検出子を採用する場合、光電センサのオス端子33が、プリント基板の銅箔となり、これらの銅箔と着脱自在に導電結合可能な接触型端子金具を端子盤29に配備すればよいが、依然として、センサホルダ34と取付台枠23の下面要部との間には、取付台枠23の下側に突き出した形状の複雑な回動不能機構とフック機構を配備する必要があり、依然として更なる構造の簡略化が求められることとなる。
特許第2675258号公報 特許第3196068号公報
この発明の課題は、光センサを、より一層簡単な構成にもとづき、安全・確実に保持するとともに、ポンプ若しくは光センサに異常が生じた場合に容易に交換することが可能で有る液面検出用光センサを備えた燃料槽用電磁ポンプを実現することで有る。
この課題は、この発明にもとづき、燃料槽の燃料油を吸入する吸入口、吸入口をその下部に備えた吸入継手、吸入継手と一体的に合成樹脂で構成された取付台枠、電磁コイルでプランジャケース内のプランジャを往復移動させてポンプ作用を発生させるポンプ主部、吸入した燃料を外部に排出する吐出口を備えたポンプ本体と、燃料槽の上蓋に設けた穴を通して、燃料槽内に装入可能である、燃料油の液位を検出するための発光素子と受光素子とから成る光センサ回路を内部に有する別体の液面検知器と、外部ポンプ駆動制御回路と電気的に接続するための端子盤とを備えた液面検出用光センサを備えた燃料槽用電磁ポンプにおいて、端子盤を電磁コイルの上側のボビンに併設していることと、液面検知器を、光センサ回路をその下側に配備した上下に細長いプリント基板と、このプリント基板の下側だけを透明な合成樹脂で包んで一体成形した検知ホルダとから構成することと、端子盤の真下に対応する領域に、ポンプ本体に液面検知器を装脱自在かつ回動不能に繋止する機構を配設していることと、透明な合成樹脂で包まれていないプリント基板の上端部が、液面検知器をポンプ本体に装着した際に、端子盤内にまで達すると同時に、このプリント基板の上端部に有る、光センサ回路と電気的に接続されたプリント導線が、端子盤内に有る外部ポンプ駆動制御回路と電気的に接続するための端子と摺接して挟持されるように構成されていることとを特徴とする電磁ポンプによって解決される。
また、この発明による電磁ポンプは、光センサ回路に発光素子用の抵抗と受光素子用の抵抗とを配備して、光センサ回路のプリント導線の接続パターンを変更することによって、外部ポンプ駆動制御回路に向けての光センサ回路の出力レベルを選択的に変更可能とすることで、更に使い勝手の良い製品を提供することができる。
この発明による電磁ポンプの全般的な機能は、特許文献1に記載したものと同じであり、ここでは、これとの主な相違点を説明する。
先ずは、この発明による電磁ポンプでは、端子盤を電磁コイルの上側のボビンに併設している。これによって、取付台枠にスペースができて、次に述べる通り、そこに液面検知器を装着するための機構を設けることが可能となる。
次に、液面検知器を、光センサ回路をその下側に配備した上下に細長いプリント基板と、このプリント基板の下側だけを透明な合成樹脂で包んで一体成形した部分(この発明において、液面検知器の「検知ホルダ」と称する)とから構成しており、この検知ホルダの光センサの前方部分には、光センサのレンズ部分が形成されている。こうすることによって、光センサの発光素子から出た光が透明な合成樹脂のレンズ部分を通って、透明な合成樹脂と燃料油又は空気との境界で反射されて受光素子に到るか、或いは透過して行く構成を簡単に実現することが可能となる。
そして、端子盤の真下に対応する領域に、ポンプ本体に液面検知器を装脱自在かつ回動不能に繋止する機構を実現することによって、従来の液面検知器のような、取付台枠の下側に突き出した形状の複雑な回動不能機構とフック機構が不要となり、液面検知器の製作が非常に容易になると同時に、破損等の障害が発生し難くなる。
このポンプ本体に液面検知器を装脱自在かつ回動不能に繋止する機構は、端子盤の真下に対応する取付台枠の部分に開口部を設け、この開口部と検知ホルダの上部に形成した嵌合部とを回動不能に嵌合する構造に構成するとともに、この検知ホルダの嵌合部にロック用爪を設けて、取付台枠に繋止させることによって、簡単に実現することができる。この取付台の開口部と検知ホルダの嵌合部とを回動不能に嵌合する構造は、開口部の形状を円の一部を直線状に欠いた形や長方形とするなど様々な構造が考えられる。この場合、ロック用爪を用いて、検知ホルダを取付台枠に簡単に繋止させることができる嵌合構造とするのが有利である。ロック用爪の構造としては、検知ホルダの嵌合部の両側に終端から上方に突き出た爪や、嵌合部の終端から上方に突き出た一つの幅の広い爪を設けることなど様々な構造が考えられる。この場合、ロック用爪の構造は、取付台枠の下面より上側に設けている。
また、ポンプ本体に液面検知器を装脱自在かつ回動不能に繋止する機構は、上記の機構に代わって、端子盤の真下に対応する取付台枠の部分を欠落させるとともに、検知ホルダの上部に設けた平坦部とプリント基板とを貫通する取付穴に取付用ビスを通して、ポンプ本体に固定された取付ステイの端子盤の真下付近で上方に平面状に延びる端部に設けた雌ネジにネジ止め固定することによっても実現することができる。
更に、ファンヒータ等の可搬型燃焼装置で燃料槽外部への油漏れなどを防止する必要が有る場合には、検知ホルダの上部に、検知ホルダの装着方向(上下方向)に沿った面から燃料槽の上蓋に対して平行に突き出たフランジ部を設けて、このフランジ部と燃料槽の上蓋との間で弾性材パッキングを挟み込むようにすることによって、液面検知器を燃料槽に装入している穴を油蜜に塞ぐことができる。
また、端子盤を電磁コイルの上側のボビンに併設したことによって、取付台枠と端子盤との間を電気的に接続する必要が有るが、透明な合成樹脂で包まれていないプリント基板の上側を延ばして、液面検知器を取付台枠に装着した際に、端子盤内にまで届くようにするとともに、端子盤内において、このプリント基板の上側に有る光センサ回路と電気的に接続されたプリント導線が、外部ポンプ駆動制御回路と電気的に接続している端子盤の端子と摺接して挟持されるように構成することによって、別に結線する必要がないようにしている。
この発明による液面検出用光センサを備えた燃料槽用電磁ポンプによって、取付台枠の下側に突き出した複雑な形状の回動不能機構とフック機構が不要になると同時に、光センサ回路とセンサホルダを一体化した液面検知器を用いることで、非常に簡単な構造となって、容易に製作することが可能となる。それとともに、安全・確実に保持することが可能となり、サービス等における交換作業も容易に行うことができ、経済的である。
また、光センサ回路に発光素子用の抵抗と受光素子用の抵抗とを配備して、光センサ回路のプリント導線の接続パターンを変更することによって、光センサ回路の出力レベルを既存の外部ポンプ駆動制御回路の入力レベルに簡単に合わせることができるので、使い勝手の良い製品を提供することが可能となる。
以下では、二つの実施例にもとづき、この発明による液面検出用光センサを備えた燃料槽用電磁ポンプについて説明する。以下において、図6と7の左側の回路図を除き、図面の上下方向は、電磁ポンプの上下方向と同じであり、図8に示す通り、電磁ポンプの下側に燃料槽が有る。
図1は、ポンプ本体2に液面検知器3を装脱自在に繋止する機構をロック用爪8で実現した、この発明による電磁ポンプ1の全体構造を正面断面図(左)と側面図(右)を示している。
図1のポンプ本体2は、図8に示した特許文献1に記載されたポンプ本体と同様の構造であり、ポンプ本体2に装脱自在かつ回動不能に繋止することができる液面検知器3とともに、パッキング19を介して、燃料槽の上蓋32に図示されていないネジで取り付けられている。ポンプ本体2に、外部ポンプ駆動制御回路から端子盤6を介して電磁コイルPCにパルス状の断続電流を供給すると、電磁コイルPCが発生する断続した磁力と、上下に配置したバネの反発力で往復運動する電磁プランジャと吸入弁,吐出弁の協働によりポンプ作用が発生して、燃料槽内の燃料油は、フィルタで濾過されて吸入口から吸引され、プランジャケース内の電磁プランジャを経て吐出口から吐き出され、図示していない配管を経て石油燃焼器へ供給されて、そこで燃焼される。
図2には、図1の液面検知器の全体構造を正面断面図(左)と側面図(右)で示している。図2の液面検知器3は、光センサと抵抗から成る光センサ回路4をその下側に配備した上下に細長いプリント基板5と、プリント基板5の下側だけを透明な合成樹脂で包んで一体成形した部分(検知ホルダ16)から構成されており、プリント基板5の上側の面には、光センサ回路4からのプリント導線T2’〜T4’が露出している。この発明による液面検知器の機能は、図8に示した特許文献1に記載された光電センサと同様の機能を有し、光センサが燃料油の液面より下で燃料油中に有る場合には、光センサの発光ダイオードとして実現された発光素子から出射された光は、透明な合成樹脂の中を進行して、透明な合成樹脂と燃料油との境界面で大部分は反射されずにそのまま通り抜けて行き、その場合光電センサのフォトトランジスタとして実現された受光素子は、オフ状態のままであり、従って、光センサの出力レベルはハイ(H)で、パルス状の断続電流が電磁コイルPCに供給されても良い状態を表す。そして、燃料油の液面が下がって、光センサが燃料油の液面より上で空気中に有る場合には、光センサの発光素子から出射された光は、透明な合成樹脂の中を進行して、透明な合成樹脂と燃料油との境界面のレンズ部分で大部分が反射されて、光センサの受光素子に入射し、その場合フォトトランジスタは、オン状態となり、従って、光センサの出力レベルはロウ(L)で、パルス状の断続電流が電磁コイルPCに供給されては良くない状態を表し、この出力レベルが、プリント導線T2’〜T4’、端子盤6を経由して、端子盤6に装着されたコネクタを介して電気的に接続されている外部ポンプ駆動制御回路に伝達されて、外部ポンプ駆動制御回路が、警報表示やパルス状の断続電流の停止などの措置を採ることとなる。
この実施例では、液面検知器3の繋止機構をロック用爪8で実現しており、端子盤6を電磁コイルPCの上側のボビンに併設して、端子盤6の真下に有る取付台枠7の部分に、検知ホルダ16を収容するための開口部を設けている。この開口部は、上から見た場合に円の一部を直線的に欠いた形状をしており、その形状の下の部分を階段状に、より大きな円形とした形状に構成されている。そして、検知ホルダ16は、全体的に円筒形をしており、その上部(嵌合部10)が、この開口部の形状と嵌合するように、同じく円筒の一部を直線状に欠いた形状をしており、その下にフランジ部37を設けている。取付台枠7の開口部と検知ホルダ16の嵌合部10の形状は、これ以外にも長方形など様々な構造が考えられる。更に、検知ホルダ16の嵌合部10には、嵌合部10の終端から上方に突き出たロック用爪8を設けている。このロック用爪8は、検知ホルダ16を取付台枠7の開口部に装着する方向に対して垂直な向き、即ち、図面では水平方向に弾力的に動き、無負荷の状態では、検知ホルダ16の装着方向に沿った面から突き出しているように構成されている。このような構造にすることによって、検知ホルダ16の嵌合部10を取付台枠7の開口部に装着する際に、このロック用爪8が、取付台枠7の開口部を引っ込んだ状態で通過した後、開口部の上側の面上に突き出て取付台枠7の下面より上側で繋止することとなる。この実施例1では、図2の右の図から分かる通り、ロック用爪8を嵌合部10の終端の両側に二つに分けて配置して、検知ホルダ16が水平方向に傾斜しないようにしている。しかし、嵌合部10の終端から上方に突き出た一つの幅広のロック用爪8とすることも可能である。そして、検知ホルダ16には、図1と2に図示されている通り、検知ホルダ16の装着方向(上下方向)に沿った面から燃料槽の上蓋32に対して平行に突き出たフランジ部37を設けており、このフランジ部37の下方の面と燃料槽の上蓋32との間に、パッキング19を挟み込んで、液面検知器3を燃料槽に装入している穴を油蜜に塞くことができる。当然のことながら、液面検知器3を燃料槽に装入する穴を油蜜に塞ぐ必要がなければ、このフランジ部37やパッキング19を設ける必要はない。
また、プリント基板5の透明な合成樹脂で包まれていない上側の部分は、検知ホルダ16の嵌合部10が取付台枠7の開口部と嵌合して繋止した状態において、端子盤6内に有る端子T2〜T4に届く程度の長さに延長して構成されており、このプリント基板5の上側の部分に露出した状態で配置された、プリント基板5のプリント導線T2’〜T4’が、これらの端子T2〜T4と摺接して挟持され、光センサ回路4が、端子盤6を経由して、外部ポンプ駆動制御回路と電気的に接続されることとなる。図5は、端子盤6内に有る端子T1〜T4の配置図を示しており、これらの中の三つの端子T2〜T4が、プリント基板5上の露出したプリント導線T2’〜T4’と摺接して挟持される。
図3は、ポンプ本体2に液面検知器3を繋止する機構を、前述した実施例1におけるロック用爪8の代わりに、ネジ止め固定で実現した、この発明による電磁ポンプの全体構造を正面断面図(左)と側面図(右)で図示している。従って、ポンプ本体2に液面検知器3を装脱自在かつ回動不能に繋止する機構に関連する構造以外は、実施例1と同じである。
端子盤6は、実施例1と同じく、電磁コイルPCの上側のボビンに併設している。この実施例では、端子盤6の真下に有る取付台枠7の部分を欠落させて、この欠落させた部分において、電磁コイルPCと取付台枠7の間に挟持される形で、ポンプ本体2に固定されている取付ステイ13を、取付台枠7に沿って延ばして、端子盤6の真下付近で更に上方に平面状に延ばして終止させた構造としている。この取付ステイ13の上方に延びて終止した平面には、取付用ビス14をネジ止めするための雌ネジを掘ってある。
この実施例の液面検知器3は、図4に図示されている通り、実施例1と同じく、光センサと抵抗から成る光センサ回路4をその下側に配備した上下に細長いプリント基板5とプリント基板5の下側だけを透明な合成樹脂で包んで一体成形した部分(検知ホルダ16)から構成されている。この検知ホルダ16には、実施例1におけるロック用爪8は無いが、平坦部17とフランジ部37とを設けている。この平坦部17は、検知ホルダ16の上部において、プリント基板の片側だけに透明な合成樹脂を平坦に形成したものであり、プリント基板5をも貫通するネジ止め固定用の穴15が開けられている。ポンプ本体2に液面検知器3を取り付ける際には、この穴15に取付ビス14を通して、前述した取付ステイ13の上方に延びる平面に設けた雌ネジにネジ止め固定する。このような構造にすることによって、液面検知器3を取付ステイ13に装着して、取付ステイ13と液面検知器3の穴15をネジ止め固定することで、液面検知器3を装脱自在かつ回動不能な形でポンプ本体2に繋止することができる。そして、検知ホルダ16には、実施例1と同様に、検知ホルダ16の装着方向(上下方向)に沿った面から燃料槽の上蓋32に対して平行に突き出たフランジ部37を設けており、このフランジ部37の下方の面と燃料槽の上蓋32との間に、パッキング19を挟み込んで、液面検知器3を燃料槽に装入している穴を油蜜に塞くことができる。実施例1と同様に、当然のことながら、液面検知器3を燃料槽に装入する穴を油蜜に塞ぐ必要がなければ、このフランジ部37やパッキング19を設ける必要はない。
プリント基板5にも、このネジ止め用の穴15が開けられており、この穴15を避けるようにして、プリント導線T2’〜T4’の配線パターンが形成されている。この場合にも、プリント基板5の透明な合成樹脂で包まれていない上側の部分は、液面検知器3を取付ステイ13にネジ止め固定した状態において、端子盤6内に有る端子T2〜T4に届く程度の長さに延長して構成されており、この上側の部分に露出した状態で配置された、プリント基板5のプリント導線T2’〜T4’が、これらの端子T2〜T4と摺接して挟持され、光センサ回路4が、端子盤6を経由して、外部ポンプ駆動制御回路と電気的に接続されることとなる。この実施例では、ネジで固定しているが、例えば、取付ステイに設けた雌ネジを単なる穴として、着脱可能なプラスチックファスナー(リベット)を使用して固定することも可能である。
これらの実施例1及び2において、受光素子用抵抗(負荷抵抗R2)、発光素子用抵抗(電流制限抵抗R1)を、特許文献1と同様に、外部ポンプ駆動制御回路側に配置しても良いが、この発明にもとづき、プリント基板5側に配備して、光センサの受光素子12、受光素子用抵抗R2、発光素子11、発光素子用抵抗R1とで光センサ回路4を構成して、プリント導線の接続パターンを変更することによって、光センサの出力レベルを変更することができるように構成するのが有利である。
図6と7は、図5に図示された端子T1〜T4と、電磁コイルPC、固定抵抗R3、光センサ回路4との接続回路図とプリント基板5の配線パターンを示している。図5に図示された端子T1〜T4は、特許文献1による電磁ポンプと同様に、端子盤6内でレセプタクル付き端子金具と電気的に接続されており、このレセプタクル付き端子金具には、外部ポンプ駆動制御回路と繋がったケーブルのコネクターを着脱自在に装着することができる。図6の破線内には、発光ダイオードとして実現された発光素子11、この発光素子11と直列に接続された電流制限抵抗R1、フォトトランジスタとして実現された受光素子12、この受光素子12と直列に接続された負荷抵抗R2が図示されている。この破線部分の右側には、電磁コイルPCとこのコイルに直列に接続された固定抵抗R3が図示されている。図6の配線パターンでは、図5に図示された端子T3に出力される光センサの出力レベルは、光センサが燃料油中に有って、フォトトランジスタがオン状態の場合にはハイ(H)レベルとなり、光センサが空気中に有って、フォトトランジスタがオフ状態の場合にはロウ(L)レベルとなる。そして、図7の配線パターンでは、図5に図示された端子T3に出力される光センサの出力レベルは、光センサが燃料油中にあって、フォトトランジスタがオン状態の場合にはロウ(L)レベルとなり、光センサが空気中にあって、フォトトランジスタがオフ状態の場合にはハイ(H)レベルとなる。このようにして、プリント基板5の配線パターンを変えることで、簡単に光センサの出力レベルを変更することが可能となる。
液面検知器3の繋止機構をロック用爪8で実現した、この発明による液面検出用光センサを備えた電磁ポンプの全体構造の正面断面図と側面図 図1の液面検知器3の全体構造の正面断面図と側面図 液面検知器3の繋止機構をネジ止め固定で実現した、この発明による液面検出用光センサを備えた電磁ポンプの全体構造の正面断面図と側面図 図3の液面検知器3の全体構造の正面断面図と側面図 この発明による電磁ポンプの端子配置図 この発明による端子T1〜T4と構成部品の接続回路図とプリント基板5の配線パターン 図6の回路の出力レベルを逆転させた形態の、この発明による端子T1〜T4と構成部品の接続回路図とプリント基板5の配線パターン 従来技術による液面検出用光電センサを備えた電磁ポンプ
符号の説明
1 この発明による電磁ポンプ
2 ポンプ本体
3 液面検知器
4 光センサ回路
5 プリント基板
6 端子盤
7 取付台枠
8 ロック用爪
9 レンズ部分
10 嵌合部
11 発光素子
12 受光素子
13 取付ステイ
14 取付用ビス
15 取付穴
16 検知ホルダ
17 平坦部
18 開口部
19 パッキング
20 従来技術の電磁ポンプ
21 吐出口
22 プランジャケース
23 取付台枠
24 燃料槽
25 燃料油
26 吸込継手
27 吸入口
28 ボビン
29 端子盤
30 端子盤29の外部接続用オス端子
31 レセプタクル付き端子金具
32 上蓋
33 光電センサ36のオス端子
34 センサホルダ
35 燃料油8の液面
36 光電センサ
37 フランジ部
PC 電磁コイル
R1 発光素子11用の抵抗
R2 受光素子12用の抵抗
T1〜T4 端子盤6の端子
T2’〜T4’ プリント基板5のプリント導線

Claims (4)

  1. 燃料槽の燃料油を吸入する吸入口、吸入口をその下部に備えた吸入継手、吸入継手と一体的に合成樹脂で構成された取付台枠(7)、電磁コイル(PC)でプランジャケース内のプランジャを往復移動させてポンプ作用を発生させるポンプ主部、吸入した燃料を外部に排出する吐出口を備えたポンプ本体(2)と、燃料槽の上蓋(32)に設けた穴を通して、燃料槽内に装入可能である燃料油の液位を検出するための発光素子(11)と受光素子(12)とから成る光センサ回路(4)を内部に有する別体の液面検知器(3)と、外部ポンプ駆動制御回路と電気的に接続するための端子盤(6)とを備えた液面検出用光センサを備えた燃料槽用電磁ポンプ(1)において、
    端子盤(6)を電磁コイル(PC)の上側のボビンに併設していることと、
    液面検知器(3)を、光センサ回路(4)をその下側に配備した上下に細長いプリント基板(5)と、このプリント基板(5)の下側だけを透明な合成樹脂で包んで一体成形した検知ホルダ(16)とから構成することと、
    端子盤(6)の真下に対応する領域に、ポンプ本体(2)に液面検知器(3)を装脱自在かつ回動不能に繋止する機構を配設していることと、
    透明な合成樹脂で包まれていないプリント基板(5)の上端部が、液面検知器(3)をポンプ本体(2)に装着した際に、端子盤(6)内にまで達すると同時に、このプリント基板(5)の上端部に有る、光センサ回路(4)と電気的に接続されたプリント導線(T2’〜T4’)が、端子盤(6)内に有る外部ポンプ駆動制御回路と電気的に接続するための端子(T2〜T4)と摺接して挟持されるように構成されていることと、
    を特徴とする電磁ポンプ。
  2. 当該のポンプ本体(2)に液面検知器(3)を装脱自在かつ回動不能に繋止する機構を、端子盤(6)の真下に対応する取付台枠(7)の部分に開口部(18)を設け、この開口部(18)と検知ホルダ(16)の上部に形成した嵌合部(10)とを回動不能に嵌合する構造に構成するとともに、この検知ホルダ(16)の嵌合部(10)に、取付台枠(7)の下面より上側に繋止するロック用爪(8)を設けることによって実現していることを特徴とする請求項1に記載の電磁ポンプ。
  3. 当該のポンプ本体(2)に液面検知器(3)を装脱自在かつ回動不能に繋止する機構を、端子盤(6)の真下に対応する取付台枠(7)の部分を欠落させるとともに、検知ホルダ(16)の上部に設けた平坦部(17)とプリント基板(5)とを貫通する取付穴(15)に取付用ビス(14)を通して、ポンプ本体(2)に固定された取付ステイ(13)の端子盤(6)の真下付近で上方に平面状に延びる端部に設けた雌ネジにネジ止め固定することによって実現していることを特徴とする請求項1に記載の電磁ポンプ。
  4. 光センサ回路(4)に発光素子(11)用の抵抗(R1)と受光素子(12)用の抵抗(R2)とを配備して、光センサ回路(4)のプリント導線の接続パターンを変更することによって、外部ポンプ駆動制御回路に向けての光センサ回路(4)の出力レベルを変更可能としたことを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の電磁ポンプ。
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