JP4627477B2 - 酢酸又は食酢を配合したマカ抽出物含有飲食物 - Google Patents

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Description

本発明は、マカ特有の香味が軽減されたマカ抽出物含有飲食物に関する。また、本発明はマカ特有の香味を軽減させるマカ抽出物含有の飲食物の製造方法、並びにその香味の軽減方法にも関する。
近年、身体の健康維持あるいは健康増進に関連する各種の機能性飲料あるいはサプリメントが提案、開発されてきている。この種の機能性飲料あるいはサプリメントに使用される素材としては、古くからの各種ビタミン類、アミノ酸、乳酸菌等以外に、天然由来の各種素材があげられ、具体的には、マカ、ウコン、アガリクス、ローヤルゼリー、プロポリスなどがある。
そのなかでも、マカ(Lepidium meyenii Walp)は、南米ペルーのアンデスの高地を原産とするアブラナ科の植物であり、土を這うように葉を広げて生育し、その根はカブのような形をしている植物である。マカは、アンデス地方においてはほぼ2千年以上前から栽培されており、健康維持のための食品として食されてきた植物である。このマカの主成分は多糖類、たんぱく質等であり、また、特に体内で合成することができず、食品から摂取する必要のある必須アミノ酸がたくさん含まれている。その他にも、各種ビタミン(ビタミンB群、C、Eなど)やミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛など)などが豊富に含まれており、ペルーでは、マカを用いた食品が何十品目にも及んでいる。また、マカを入れたクッキーやジュース「CHICHA DE MACA」、マカ酒をはじめとし、マカの粉末をヨーグルトにかけて食べたりするなど、健康維持用の食品として多くの人々に親しまれている植物である。
マカの効能に関しては、古くからは活力再生、滋養強壮に効果があり、また抗癌作用や性機能改善作用を示す組成物が開示されている(特許文献1)。また、シカの枝角(antler)と組み合わせて用いることにより、ヒト中のテストステロン濃度を増加させる効果を有する組成物が示されている(特許文献2)。さらに、マカの抗炎症作用や抗アレルギー剤としての可能性が期待される旨の報告もある(非特許文献1)。
さらに最近になって、マカの様々な効能が注目されてきており、その抽出物を用いた飲食品が登場してきている。しかしながらマカにはマカ独特の香りや味があり、現代人にはなじめない香味を呈している。そのために、マカ抽出物を飲食物の素材として使用する場合には、その特有の香味を軽減させる工夫が必要となる。
一方、酢酸を多く含む食品として広く使用されている食酢については、それを健康素材として使用する場合には、その酸味や刺激臭が問題になる場合もあり、それをマスキングする方法が様々提案されてきている(特許文献3〜5)。
アメリカ特許第6267995 B1公報 特表2003−523945号公報 特開平11−318403号公報 特開2002−335924号 特開2003−289837号 医学と生物学:Vol.145, No.6, p81-86, 2002.12.10
本発明は、種々の優れた作用・効果を有するマカの抽出物を含有する飲食物において、その特有の香味を軽減して、飲食しやすいマカ抽出物含有飲食物を提供することを課題とする。
本発明者は、かかる課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、意外にも、通常はそれ自体の酸味や刺激臭自体がマスキングの対象となる酢酸或いは酢酸を含む食品である食酢をマカ抽出物と組み合わせることによって、マカ特有の香味が軽減されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
したがって本発明は、その基本的態様として以下の構成からなる。
(1)マカ抽出物と共に、酢酸或いは酢酸を含む食品を含有することを特徴とするマカ抽出物含有飲食物;
(2)マカ抽出物(固形物換算)に対して、酢酸を重量比で8%以上含有することを特徴とする上記(1)に記載のマカ抽出物含有飲食物;
(3)酢酸を含む食品が食酢であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のマカ抽出物含有飲食物;
(4)食酢が醸造酢であることを特徴とする上記(3)に記載のマカ抽出物含有飲食物;
(5)醸造酢が穀物酢であることを特徴とする上記(4)に記載のマカ抽出物含有飲食物;
(6)穀物酢が米黒酢或いは大麦黒酢であることを特徴とする上記(5)に記載のマカ抽出物含有飲食物;
(7)醸造酢が果実酢であることを特徴とする上記(4)に記載のマカ抽出物含有飲食物;
(8)果実酢がりんご酢、ぶどう酢又はプルーン酢であることを特徴とする上記(7)に記載のマカ抽出物含有飲食物;
(9)飲食物が飲料であることを特徴とする上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のマカ抽出物含有飲食物;
(10)飲料がアルコール飲料又はノンアルコール飲料であることを特徴とする上記(9)に記載のマカ抽出物含有飲食物;
(11)飲料が炭酸飲料であることを特徴とする上記(9)に記載のマカ抽出物含有飲食物;
(12)マカ特有の香味が軽減されたことを特徴とする上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のマカ抽出物含有飲食物;
(13)マカ抽出物が、マカの粉砕物にエタノール含有水溶液を加え、20〜75℃の抽出温度で抽出して得た抽出物であることを特徴とする上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のマカ抽出物含有飲食物;
である。
さらに本発明は、別の態様として以下の構成からなるものである。すなわち、
(14)マカ抽出物を含有する飲食物に酢酸或いは酢酸を含む食品を含有させることを特徴とするマカ抽出物含有飲食物の製造方法;
(15)マカ抽出物を含有する飲食物に酢酸或いは酢酸を含む食品を含有させることを特徴とするマカ特有の香味を軽減する方法;
である。
本発明により、種々の優れた作用・効果を有するマカ抽出物を含有し、マカ特有の香味が軽減された、飲食しやすいマカ抽出物含有飲食物が提供される。
また本発明が提供する飲食物は、マカ抽出物と共に酢酸或いは酢酸を含む食品を含有しているが、例えば酢酸を含む食品である食酢は古くから殺菌作用、疲労回復効果が知られており、近年はその血圧降下作用あるいは血流促進効果などが明らかになり、健康素材としての用途が注目されている。このような素材を組み合わせることによって、健康志向を持つ現代人にとってさらに魅力あるマカ抽出物含有飲食物が提供される。
本発明が提供する飲食物は、基本的には、マカ抽出物と共に酢酸或いは酢酸を含む食品とを含有するマカ抽出物含有飲食物である。
酢酸はCHCOOHの化学式で示される物質であるが、酸味料やpH調整剤などの食品添加物としてその使用が認められている物質である。また最近ではその血圧降下作用が発表されたりしている物質である。
この酢酸をマカ抽出物と共に含有させることによりマカの独特の香味を軽減させることができる点は、極めて特異的なものであると言える。
本発明において使用することのできる酢酸を含む食品としては、食酢、醸造酢などの醗酵食品が挙げられる。そのなかでも、本発明においては一般に食品として用いられる食酢を使用するのが好適である。この場合、食酢としては、醸造酢、合成酢のどちらでもよく、一般に入手可能な市販品を使用することができるが、醸造酢の使用がより好ましい。
醸造酢はどのような種類のものでも使用可能であるが、日本農林規格、品質表示基準の分類における醸造酢などを用いることができる。例えば、米酢、米黒酢、大麦黒酢などの穀物酢、またりんご酢、ぶどう酢やプルーン酢などの果実酢のいずれもが使用に適している。なお、商品コンセプトなどに合わせて、種々の醸造酢を使用することが可能である。
本発明が提供する飲食物中における酢酸含有量は、マカ抽出物(固形物換算)の重量比で13%以上、より好ましくは20%以上であればその効果が認められて、マカ特有の香味が軽減される。酢酸を含む食品を含有する場合は、その含有量が酢酸としてマカ抽出物(固形物換算)の重量比で8%以上、より好ましくは12%以上であればよい。酢酸含有量が増すと酢酸自体の香味が飲食物に影響を与えることもあるため、その量は個々の飲食物の設計に応じて自由である。例えば酢酸を含有した食品として食酢を使用した場合は、酸味マスキングなどの方法(上述の特許文献3〜5)を組み合わせてもよい。
また、本発明が提供する飲食物中のマカ抽出物(固形物換算)は適宜その配合量を決定することができるが、たとえば配合範囲として0.01〜100.0%、好ましくは0.1〜100.0%、より好ましくは0.3〜100.0%の濃度範囲とすることが望ましい。
また、本発明が提供する飲食物としては、その形態は粉末、錠剤、ゼリー、飲料など種々のものを挙げることができるが、アルコール入りでもアルコール無しでもよく、また炭酸を含有していても構わない。すなわち飲料の場合は、アルコール飲料でもノンアルコール飲料でもよく、また炭酸飲料であってもよい。その他、各種食品、添加物を組み合わせて配合し、常法に従って調製することができる。
一方、本発明が提供する飲食物中に含有されるマカ抽出物としては、マカの粉砕物に、エタノール含有水溶液を加えて抽出して得たマカ抽出物であり、特に、マカの粉砕物にエタノール含有水溶液を加え、20〜75℃の抽出温度で抽出して得た抽出物が好ましい。かかる抽出法は、40〜80℃の抽出温度で抽出することにより、マカの有する薬効成分が大量に含まれる抽出物が得られる点で特異的なものであり、この点については、本出願人によりすでに特許出願済みである(WO2005/072684 A1公報参照)。
マカの抽出物を製造するための抽出用の原料として用いる部位としては、全草、花、果実、種子、地下茎を含む茎、球根等のいずれの部位であってもよいが、なかでも、特に球根部を好適に用いることができる。これらの原料は、必要により乾燥処理を行なったり、また、粉砕ないし切断したりして抽出に供することができる。
抽出に際してのマカと溶媒との混合比率は特に限定されるものではないが、マカ1重量部に対して溶剤を0.3〜5,000重量倍程度用いるのが好ましく、特に、抽出操作、抽出効率の点からみて、5〜100重量倍とするのが好ましい。
抽出時間については、特に限定されない。数日〜数週間以上を要して抽出を行なっている例もあるが、特定のエタノール含有率に基づく抽出溶媒、特定の範囲の抽出温度を用いて、1分から72時間の範囲、特に10分から5時間程度抽出したものでもマカ抽出物として使用できる。
本発明において、マカ抽出物としては、抽出液のまま用いても良いし、当該抽出液から溶媒を一部または完全に留去した濃縮物として用いてもよく、あるいは、これら濃縮物に賦形剤等を添加して、粉末化させたものを用いてもよい。なお、マカ抽出物の固形物換算量を求める場合には、抽出液から溶媒を完全に留去して算出するか、あるいは、溶液としてブリックスの値から計算で求めてもよい。
以下の実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1:マカ抽出物の製造
マカの乾燥粉砕物3kgをステンレス容器に入れ、これにエタノール濃度が99容量%の水溶液30Lを加え、60℃にて3時間攪拌した。溶液を濾過して採取し、得られた抽出液から溶媒を除去し、180gのマカ抽出物を得た。得られたマカ抽出物のブリックス値は30g/100gであった。
実施例2:マカ抽出物含有飲料における酢酸によるマカ特有の香味の軽減効果
上記実施例1で得たマカ抽出物を固形分換算で0.12%あるいは0.3%と酢酸を表1の量で含有する飲料(砂糖10%、クエン酸0.2%)を各3L製造した(それぞれを水準1、水準2と称する)。得られた飲料について、酢酸によるマカ特有の香味の軽減効果をパネラー7名による官能試験で評価した。
各パネラーがそれぞれの水準品について、マカ特有の香味に対して「軽減効果が大きい(5点)」から「軽減効果がない(1点)」までの5段階の評価点を付けた。パネラー7名の平均点を算出し、平均点3.0点以上の場合に、軽減効果ありと判断した。
表1にその結果を示す。
官能評価結果は、軽減効果あり:「○」、軽減効果なし:「×」で示した。
Figure 0004627477
上記の表中に示した結果から明らかなように、マカ抽出物を含有する飲料における酢酸の添加によりマカ特有の香味の軽減効果が認められ、飲みやすいマカ抽出物含有飲料が得られることが判明する。
なお、本実施例2においては、酢酸を飲料中0.075%以上含有した場合には酢酸の酸味が気になる人もいるため、実際に提供する飲料においては、例えば酢酸の酸味マスキングなどの工夫が必要になる場合もあるが(上述の特許文献5)、いずれにしてもマカ特有の香味は軽減されることが判明した。
実施例3:マカ抽出物含有飲料における食酢によるマカ特有の香味の軽減効果
上記実施例1で得たマカ抽出物を固形分換算で0.12%あるいは0.3%と食酢として果実酢の一種のぶどう酢(酸度5.0%)を表2の量で含有する飲料(砂糖10%、クエン酸0.2%)を各3L製造した(それぞれを水準3、水準4と称する)。得られた飲料について、食酢によるマカ特有の香味の軽減効果をパネラー7名による官能試験で評価した。評価の方法は、実施例2と同様であり、その結果を表2に示した。
Figure 0004627477
上記の表中に示した結果から明らかなように、マカ抽出物を含有する飲料における食酢の添加により、マカ特有の香味の軽減効果が認められ、飲みやすいマカ抽出物含有飲料が得られることが判明した。食酢によるマカ特有の香味の軽減効果は、実施例2の酢酸によるマカ特有の香味の軽減効果よりも大きなものであった。
なお、本実施例3においても、食酢を飲料中2.5%以上含有した場合は食酢の酸味が気になる人もいるため、実際に提供する飲料においては、例えば食酢の酸味マスキングなどの工夫が必要になる場合もあるが(上述の特許文献3〜5)、いずれにしてもマカ特有の香味は軽減されていることが判明した。
実施例4:マカ抽出物含有アルコール飲料における食酢によるマカ特有の香味の軽減効果
上記実施例1で得たマカ抽出物を固形分換算で0.12%あるいは0.3%と食酢として、穀物酢の一種の米黒酢(酸度4.5%)を表2に示した量と同様の量で含有するアルコール飲料(アルコール10%、砂糖10%、クエン酸0.2%)を製造した(それぞれを水準5、水準6と称する)。得られたアルコール飲料について、食酢によるマカ特有の香味の軽減効果をパネラー7名による官能試験で評価した。評価の方法は、実施例2と同様である。表3にその結果を示した。
Figure 0004627477
上記の表中に示した結果から明らかなように、マカ抽出物を含有するアルコール飲料における食酢の添加によるマカ特有の香味の軽減効果が認められ、飲みやすいマカ抽出物含有アルコール飲料が得られることが判明した。
なお、この実施例4においても、食酢をアルコール飲料中に2.78%以上含有した場合は食酢の酸味が気になる人もいるため、実際に提供するアルコール飲料においては、例えば食酢の酸味マスキングなどの工夫が必要になる場合もあるが(上述の特許文献3〜5)、いずれの場合もマカ特有の香味は軽減されることが判明した。
実施例5:マカ抽出物含有アルコール飲料における種々の食酢によるマカ特有の香味の軽減効果
上記実施例1で得たマカ抽出物(固形分換算)0.3%を含有するアルコール飲料(砂糖10%、クエン酸0.2%)に対する種々の食酢(ぶどう酢、リンゴ酢、米黒酢、穀物酢)によるマカ特有の香味の軽減効果を官能試験で評価した。評価の方法は、実施例2と同様である。表4にその結果を示した。
Figure 0004627477
上記したように、マカ抽出物を含有するアルコール飲料における種々の食酢によるマカ特有の香味の軽減効果が認められ、飲みやすいマカ抽出物含有アルコール飲料が得られることが判明した。
また、酢酸としてマカ抽出物(固形物換算)に対し8%以上添加することで効果的にマカ特有の香味の軽減効果が得られていることが判明した。
実施例6:マカ特有の香味の軽減されたマカ抽出物含有炭酸入りアルコール飲料の製造方法
砂糖10%(w/v)、クエン酸0.2%、リンゴ酸0.05%、米黒酢(酸度4.5%)0.55%、マカ抽出物(固形物換算)0.3%、アップル香料0.5%、エチルアルコール(95%)4.3%、炭酸水50%、水適量を配合して全量100mLとしたものを瓶充填し、72℃、30分間のシャワー殺菌を行って、マカ抽出物含有炭酸入りアルコール飲料を製造した。
その結果、得られた飲料は、マカ特有の香味が軽減された、飲みやすいアルコール飲料であった。
以上記載したように、本発明が提供するマカ抽出物含有飲食物は、種々の優れた作用を有するマカ抽出物と酢酸或いは酢酸を含む食品、特に食酢を含有し、マカ特有の香味が軽減された、飲みやすいマカ抽出物含有飲食物である。
したがって、本発明が提供するマカ抽出物含有飲食物は、健康志向を持つ現代人にとって大変に魅力あるものであり、その産業上の利用可能性は多大なものである。

Claims (14)

  1. マカ抽出物と共に、酢酸或いは酢酸を含む食品を含有させたマカ抽出物含有飲食物であって、マカ抽出物(固形物換算)に対して、酢酸の場合には重量比で13.3%〜33.3%の範囲内、また、酢酸を含む食品の場合には酢酸として重量比で8.3%〜62.5%の範囲内で含有させることによりマカの香味を軽減させたことを特徴とするマカ抽出物含有飲食物。
  2. 酢酸を含む食品が食酢であることを特徴とする請求項1に記載のマカ抽出物含有飲食物。
  3. 食酢が醸造酢であることを特徴とする請求項2に記載のマカ抽出物含有飲食物。
  4. 醸造酢が穀物酢であることを特徴とする請求項3に記載のマカ抽出物含有飲食物。
  5. 穀物酢が米黒酢或いは大麦黒酢であることを特徴とする請求項4に記載のマカ抽出物含有飲食物。
  6. 醸造酢が果実酢であることを特徴とする請求項3に記載のマカ抽出物含有飲食物。
  7. 果実酢がりんご酢、ぶどう酢又はプルーン酢であることを特徴とする請求項6に記載のマカ抽出物含有飲食物。
  8. 飲食物が飲料であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のマカ抽出物含有飲食物。
  9. 飲料がアルコール飲料又はノンアルコール飲料であることを特徴とする請求項8に記載のマカ抽出物含有飲食物。
  10. 飲料が炭酸飲料であることを特徴とする請求項8に記載のマカ抽出物含有飲食物。
  11. マカ特有の香味が軽減されたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のマカ抽出物含有飲食物。
  12. マカ抽出物が、マカの粉砕物にエタノール含有水溶液を加え、20〜75℃の抽出温度で抽出して得た抽出物であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のマカ抽出物含有飲食物。
  13. マカ抽出物含有飲食物の製造方法であって、マカ抽出物(固形物換算)に対して、酢酸の場合には重量比で13.3%〜33.3%の範囲内、また、酢酸を含む食品の場合には酢酸として重量比で8.3%〜62.5%の範囲内で含有させることを特徴とする前記のマカ抽出物含有飲食物の製造方法。
  14. マカ抽出物を含有する飲食物に酢酸或いは酢酸を含む食品を含有させることによりマカ特有の香味を軽減する方法であって、マカ抽出物(固形物換算)に対して、酢酸の場合には重量比で13.3%〜33.3%の範囲内、また、酢酸を含む食品の場合には酢酸として重量比で8.3%〜62.5%の範囲内で含有させることを特徴とする前記のマカ特有の香味を軽減する方法。
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