JP4627336B1 - 共同生産受注システム、共同生産受注方法及び共同生産受注プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、商品の大量発注によって商品単価が下がる恩恵を、商品の生産購入を希望する顧客に享受することができる共同生産受注システムを提供することを目的とする。
【解決手段】サーバー100と通信回線103で接続したPC101とで構成し、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する顧客と商品受注取引を行うシステムであって、サーバー100の受注処理部112で、申込数に確実購入属性情報を関連付けて取引情報ファイル115に記憶して、申込数を総受注数に随時計上する確実購入処理と、総受注数の増加速度を算出する増加速度計算処理と、増加速度が閾値を上回ると総受注数が最大ロットに迫っていることをサーバー100に表示する監視警告処理と、商品単価を随時更新する単価計算処理と、販売期間後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数を確定する総受注数量確定処理とを実行する構成とした共同生産受注システムであることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば、インターネットを通じて共同者を募って商品を新規に生産し販売するような共同生産受注システムに関する。
パーソナルコンピューター(以下、PCと呼ぶ。)とインターネット回線の普及により、顧客とインターネットを介して商品の取引を行うネット通信販売が増加している。従来のネット通信販売では、顧客は、欲しい商品を提示された価格で購入する販売形態が主流であった。さらに、昨今では販売者が、商品の購入を希望する顧客を募って、商品を発注、発送する共同購入という販売形態も普及している。
例えば、ロット単位で製造、仕入れが行われる商品において、所定の数量毎の販売価格と、ロット単位の限界販売価格とを設定し、受注数が1ロットあたりの数量に達すると限界販売価格で顧客に販売し、取引終了時点で1ロットに満たない受注は、所定の数量毎に定めた販売価格で顧客に販売する共同購入システムが提供されている。(特許文献1参照)。
しかし、特許文献1の技術では、販売者が商品そのものを仕入れて販売することを前提としており、また、商品もロット単位での出荷を前提とている。つまり、出荷ロットをまたぐような数量を受注すると、1ロット目は、限界販売価格で販売され、2ロット目に入った商品は、数量毎の販売価格で販売される。従って、1ロット目と2ロット目に入った商品とでは販売価格が異なることになる。
商品を大量発注することにより、商品単価を下げることができるのは一般的に知られていることである。本来、共同購入のメリットは、そういったところにあるが、特許文献1の技術では、その恩恵を享受することができる顧客は、1ロット単位で販売された場合のみである。従って、大部分の顧客が、共同購入のメリットを十分享受することができないという問題点がある。
特許第3746784号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、商品の大量発注によって商品単価が下がる恩恵を、商品の生産購入を希望する顧客に享受することができる共同生産受注システムと、共同生産受注方法及び共同生産受注プログラムを提供することを目的とする。
この発明は、通信回線に接続する回線接続部と、各種情報を記憶する情報記憶部と、商品情報と更新された総受注数量に対する商品単価とを関連付けて送信する商品情報提供部と、顧客の注文を受付ける受注処理部とを備えたサーバーと、該サーバーと通信回線を介して接続した複数の端末装置とで構成し、所定の期間に、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する複数の顧客と商品受注取引を行う共同生産受注システムであって、前記複数の端末装置に、顧客が操作して注文数量を入力許容する入力手段と、前記サーバーが送信する各種情報を出力許容する出力手段とを備え、前記サーバーの前記情報記憶部に、商品数量に該商品数量に対する商品単価を関連付けた組合せを列挙格納する商品テーブルと、前記入力手段で入力された注文数量と、注文数量の総和である総受注数量とを記憶する取引情報ファイルとを備え、前記サーバーの前記受注処理部で、前記入力手段で入力された注文数量に、購入が確実な注文を示す確実購入属性情報を関連付けて前記取引情報ファイルに記憶して、前記注文数量を前記総受注数量に随時計上する確実購入処理と、前記総受注数量の増加速度を算出する増加速度計算処理と、前記増加速度に対する閾値を有し、前記増加速度が前記閾値を上回るか比較判定し、前記閾値を上回ると、前記総受注数量が前記商品テーブルに記憶された最大商品数量に迫っていることを示す情報を少なくとも販売者が操作する端末装置に送信する監視警告処理と、前記総受注数量に対する商品単価を随時更新する単価計算処理と、前記所定の期間終了後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数量を確定する総受注数量確定処理とを実行する構成とした共同生産受注システムであることを特徴とする。
所定の期間とは、販売者が商品の生産購入を希望する顧客を募る販売期間とすることができる。商品数量とは、ある程度まとまった商品個数、あるいはロット数などとすることができる。
増加速度とは、総受注数量の伸び率などとすることができる。閾値とは、総受注数量のある伸び率などとすることができ、商品テーブルに記憶した最大商品数量により変動することができる。
この発明により、商品の大量発注によって商品単価が下がる恩恵を、商品の生産購入を希望する顧客に享受することができる共同生産受注システムを実現することできる。
具体的には、確実購入処理により、確実購入属性情報を関連付けた注文数量分は、受注後の注文取消しなどができず、総受注数量が減少して商品単価が再び上昇するようなことを防止することができる。従って、商品を真剣に購入したい顧客に対して、所定の期間終了後の商品単価が、注文時の商品単価よりも高くなるという事態を防止することができる。
さらに、所定の期間中に、総受注数量が減少することがないので、販売者あるいは製造元は、所定の期間後における見込み総受注数量を立て易くなり、製造、生産に関する計画を事前に検討することができる。
また、単価計算処理により、総受注数量の増加量に関わらず、出力手段に商品情報とともに出力される商品単価を随時更新することができる。例えば、総受注数量が商品1個増加しても、単価計算処理により、商品単価を更新することができる。
従って、顧客は、総受注数量の増加に応じて商品単価が下がる様子を常に確認することができ、少数量の注文であっても生産購入の共同者の一人として、生産購入の楽しみと、生産購入により商品単価が下がる恩恵を享受することができる。
また、警告監視処理により、総受注数量が商品テーブルに記憶した最大商品数量を上回って、単価計算処理が以降の単価計算を行えなくなり、システムの硬直が発生するおそれを防止することができる。
つまり、少なくとも販売者は、総受注数量が商品テーブルに記憶した最大商品数量を上回る前に、総受注数量が最大商品数量に迫っていることを知ることができる。そして、販売者が、新しい見積りをとって商品テーブルの最大商品数量を更新することで、単価計算処理が単価計算を行えずにシステムが硬直するおそれを防止することができる。
従って、所定の期間中に取引の停滞が発生することがなく、一度開始した取引を所定の期間終了まで継続することができ、所定の期間終了まで最大限の顧客を募って、商品単価を最大限下げることができる。
なお、総受注数量が商品テーブルに記憶された最大商品数量に迫っていることは、販売者に限らずシステム管理者など、商品テーブルを更新する権限を有する者に知らせるようにすればよい。
この発明の態様として、前記サーバーの前記監視警告処理を、前記総受注数量が前記最大商品数量を上回るか比較判定し、前記最大商品数量を上回ると、前記単価計算処理を一時停止する単価計算一時停止処理を実行する構成とすることができる。
これにより、万一、総受注数量が商品テーブルに記憶した最大商品数量を上回っても、単価計算処理が単価計算を行えず、システムの硬直が発生するのを防止することができる。また、単価計算処理を一時停止している間、出力手段に出力される商品単価を商品テーブルに記憶した最大商品数量に対する商品単価などとすることで、共同生産受注システムは停滞することなく注文を受付けることができる。従って、万一、総受注数量が最大商品数量を上回っても、取引が停滞することなく、継続して顧客を募ることができ、商品単価を下げることができる。
また、この発明の態様として、前記サーバーの前記確実購入処理を、前記入力手段で入力された前記注文数量が、所定の商品数量を上回るか比較判定し、前記所定の商品数量を上回ると、前記注文数量を前記総受注数量に計上せずに、前記出力手段に出力して直接取引に誘導する情報を、前記入力手段で前記注文数量が入力された端末装置に送信する構成とすることができる。
所定の商品数量とは、一度に受注するとシステムの硬直が発生するおそれがあり、かつ直接取引でも十分に商品単価が下がる見込みのある注文数量などとすることができる。
これにより、直接取引すべきか顧客では判断できない注文であっても、共同生産受注システムが自動的に判断し、顧客をより有利な取引に誘導することができる。従って、顧客は、生産購入か直接取引か判断する必要がなく、容易に取引に参加することできる。
さらに、本来、少数量の注文を前提とした共同生産受注システムが、一度に大量注文を受付け、その後も注文を連続して受付けると、監視警告処理によって販売者が商品テーブルの最大商品数量と商品単価を更新しても、総受注数量が最大商品数量を上回り、システムの硬直が発生するおそれがある。
従って、システムの硬直が発生するおそれがあり、かつ直接取引でも十分に商品単価が下がる見込みのある注文を直接取引に誘導することで、共同生産受注システムによる取引が停滞するのを防止することができる。加えて、直接取引した注文数量は、後ほど購入が確実な総受注数量に計上して、商品単価を下げることもできる。
また、この発明の態様として、前記複数の端末装置の前記入力手段で、購入が確実でない注文を示す予約購入属性情報と、前記サーバーに対して前記予約購入属性情報を前記確実購入属性情報に変更指示する予約購入属性情報の変更入力とを入力許容し、前記サーバーの前記受注処理部に、前記入力手段で入力された注文数量に、前記入力手段で入力された前記予約購入属性情報を関連付けて前記取引情報ファイルに記憶し、前記注文数量を前記総受注数量に計上しない予約購入処理を備え、該予約購入処理を、前記総受注数量に前記注文数量を加算した数量での商品単価である想定単価を算出し、前記想定単価を前記出力手段に出力して前記予約購入属性情報の変更入力を問う情報を、前記入力手段で前記注文数量と前記予約購入属性情報とが入力された端末装置に送信し、該端末装置の前記入力手段で入力された前記予約購入属性情報の変更入力を受信すると、前記確実購入処理を実行する構成とし、前記確実購入処理を、前記取引情報ファイルに記憶された前記注文数量に関連付けられた前記予約購入属性情報を、前記確実購入属性情報に書き換える構成とすることができる。
これにより、購入が確実でない顧客の注文、つまり商品の購入に迷いがあり、注文の取消しが発生するおそれのある顧客の注文を、購入が確実な注文とは別に受付けることができる。従って、顧客は、商品単価の推移などをみながら、商品を購入するか選択することができる。
また、想定単価と予約購入属性情報の変更入力を出力手段に出力することにより、商品購入に迷いのある顧客は、自身の注文数量を確実購入処理に移行した場合の商品単価を知ることができる。さらに、予約購入属性情報の変更入力により、顧客はスムーズに確実購入処理に移行することができる。
従って、想定単価を顧客に提示することで、顧客の購買意欲を向上させて確実購入への移行を推し進めることができる。そして、確実購入に移行すれば、商品単価をさらに下げることができ、新たな顧客の獲得にも繋げることができる。
また、予約購入属性を関連付けた注文数量は、購入が確実な総受注数量に計上しないことにより、購入が確実でない注文によって、商品単価が左右されるようなことを防止することができる。つまり、予約購入処理で受付けた注文数量を、注文を受付けた時点で購入が確実な総受注数量に計上すると、その後の注文の取消しにより、最終的な総受注数量が変動して商品単価が上昇するおそれがある。そこで、予約購入属性を関連付けた注文数量を、購入が確実な総受注数量に計上しないことで、商品単価が上昇するのを防止することができる。
なお、顧客が意図的に注文数量を変動させて、出力手段に出力される想定単価から商品単価の底値を調査することを防止するため、予約できる注文数量に所定の制限条件を設けてもよい。また、この所定の制限条件は、確実購入処理における所定の商品数量と同一数量としてもよい。
また、この発明の態様として、前記複数の端末装置の前記入力手段で、希望単価以下で購入する注文を示す指値購入属性情報と、商品の希望単価とを入力許容し、前記サーバーの前記受注処理部に、前記入力手段で入力された注文数量に、前記入力手段で入力された前記指値購入属性情報と前記希望単価とを関連付けて前記取引情報ファイルに記憶し、前記注文数量を前記総受注数量に計上しない指値購入処理を備え、該指値購入処理に、前記総受注数量に前記注文数量を加算した想定受注数量での商品単価と、前記入力手段で入力された前記希望単価とを比較判定し、前記想定受注数量での商品単価が前記希望単価以下になると、前記取引情報ファイルに記憶された前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に書き換えて、前記注文数量を前記総受注数量に計上する単価監視処理を備えることができる。
これにより、希望単価以下で購入したい意志をもつ顧客の注文を、購入が確実な注文、あるいは購入が確実でない注文とは別に受付けることができる。従って、商品に対して希望単価を有する顧客も取引に取り込むことができる。
さらに、想定受注数量での商品単価が希望単価以下になるまで、注文数量を総受注数量に計上しないことにより、指値購入処理で受付けた注文数量によって最終的な商品単価が上昇するようなことを防止することができる。つまり、指値購入処理で受付けた注文数量を、受付けた時点で購入が確実な総受注数量に計上すると、最終的に希望単価未達によって取引不成立となり、総受注数量が変動して商品単価が上昇するおそれがある。そこで、指値購入属性が関連付けられた注文数量を、購入が確実な総受注数量に計上しないことで、商品単価が上昇するのを防止することができる。
また、単価監視処理により、想定受注数量での商品単価が希望単価以下になると、速やかに注文数量を購入が確実な総受注数量に計上することができる。
なお、指値購入処理おいても、注文を受付けた時点での注文数量が、確実購入処理と同様、所定の商品数量を上回ると、出力手段に直接取引に誘導する情報を出力して、顧客を直接取引に誘導するようにしてもよい。
これにより、顧客は、大量注文により商品単価を下げることができる機会を失うことなく、より有利な取引を行うことができる。また、顧客の大量注文が、希望単価以下とならずに取引不成立となることを防止することができる。従って、大量注文により商品単価を下げられる見込みのある注文を取りこぼすことなく、取引に取り込むことができる。
また、この発明の態様として、前記複数の端末装置の前記入力手段で、前記サーバーに対して前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に変更指示する指値購入属性情報の変更入力を入許容し、前記単価監視処理を、前記希望単価に対して前記想定受注数量での商品単価が所定の単価条件を満たすと、前記想定受注数量での商品単価を前記出力手段に出力して前記指値購入属性情報の変更入力を問う情報を、前記入力手段で前記希望単価と前記注文数量と前記指値購入属性情報とが入力された端末装置に送信し、該端末装置の前記入力手段で入力された前記指値購入属性情報の変更入力を受信すると、前記取引情報ファイルに記憶された前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に書き換える構成とすることができる。
所定の単価条件とは、想定受注数量での商品単価が希望単価の数割増し以下となる場合、あるいは想定受注数量での商品単価と希望単価との差額がある金額以下などとすることができる。
これにより、想定受注数量での商品単価が希望単価に近ければ購入意志のある顧客が、最終的に想定受注数量での商品単価が希望単価以下にならず、買いそびれるようなことを防止することができる。また、商品に対して希望単価を有する顧客の注文数量を、少しでも早く購入が確実な総受注数量に計上することができる。従って、商品単価をさらに下げることができ、新たな顧客の獲得にも繋げることができる。
また、この発明の態様として、前記複数の端末装置の前記入力手段で、前記サーバーに対して前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に変更指示する指値購入属性情報の変更入力を入許容し、前記単価監視処理を、前記希望単価での商品数量と前記想定受注数量との数量差が、所定の数量条件を満たすと、前記数量差を前記出力手段に出力して前記指値購入属性情報の変更入力を問う情報を、前記入力手段で前記希望単価と前記注文数量と前記指値購入属性情報とを入力した端末装置に送信し、該端末装置の前記入力手段で入力された前記指値購入属性情報の変更入力を受信すると、前記取引情報テーブルに記憶された前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に書き換え、前記注文数量を前記注文数量に前記数量差を加算した数量に書き換える構成とすることができる。
所定の数量条件とは、想定受注数量が希望単価での商品数量以下で、かつ希望単価での商品数量のある割合以上となる場合、あるいは希望単価での商品数量と、想定受注数量との数量差がある数量以下となる場合などとすることができる。
これにより、希望単価以下で購入するために自身の注文数量を増量してもよい顧客が、最終的に希望単価以下にならず、買いそびれるようなことを防止することができる。また、自身の注文数量を増量して商品単価を希望単価以下にすることを許容することで、総受注数量を増やすことができる。従って、商品単価をさらに下げることができ、新たな顧客の獲得にも繋げることができる。
また、この発明の態様として、前記サーバーの前記商品テーブルに、前記商品数量に対する商品納期を、前記商品数量と関連付けて記憶することができる。
これにより、購入が確実な総受注数量によって、商品納期が変動することを予め出力手段に出力することができる。従って、顧客は、事前に納期リスクを考慮して注文をすることができる。
また、この発明は、回線接続部で通信回線に接続し、情報記憶部で各種情報を記憶し、商品情報提供部で商品情報と更新された総受注数量に対する商品単価とを関連付けて送信し、受注処理部で顧客の注文を受付けるサーバーと、該サーバーと通信回線を介して接続した複数の端末装置とで構成されたシステムを用いて、所定の期間に、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する複数の顧客と商品受注取引を行う共同生産受注方法であって、前記複数の端末装置の、入力手段で顧客が操作して注文数量を入力許容し、出力手段で前記サーバーが送信する各種情報を出力許容し、前記サーバーの前記情報記憶部の、商品テーブルに商品数量に該商品数量に対する商品単価を関連付けた組合せを列挙格納し、取引情報ファイルに前記入力手段で入力された注文数量と、注文数量の総和である総受注数量とを記憶し、前記サーバーの前記受注処理部で、確実購入処理により、前記入力手段で入力された注文数量に、購入が確実な注文を示す確実購入属性情報を関連付けて前記取引情報ファイルに記憶して、前記注文数量を前記総受注数量に随時計上し、増加速度計算処理により、前記総受注数量の増加速度を算出し、監視警告処理により、前記増加速度に対する閾値を有し、前記増加速度が前記閾値を上回るか比較判定し、前記閾値を上回ると、前記総受注数量が前記商品テーブルに記憶された最大商品数量に迫っていることを示す情報を少なくとも販売者が操作する端末装置に送信し、単価計算処理により、前記総受注数量に対する商品単価を随時更新し、総受注数量確定処理により、前記所定の期間終了後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数量を確定する共同生産受注方法であることを特徴とする。
この発明により、商品の大量発注によって商品単価が下がる恩恵を、商品の生産購入を希望する顧客に享受することができる共同生産受注方法を提供することができる。
また、一度開始した取引は、所定の期間まで停滞することなく継続することができる。また、販売商品を仕入れて販売するのではなく、所定の期間終了後に、資材を調達し、生産し、販売する商品の総受注数量を確定する方法としたことで、商品完成までにかかるほとんどのコストを自助努力で抑えることができる。
従って、商品の大量発注と販売者や製造元の自助努力により、顧客は、商品単価が下がる恩恵をより享受することができる。一方、販売者あるいは製造元は、総受注数量が確定してから一括生産することにより、商品の余剰在庫を抱えるリスクを回避することができる。さらに、商品単価は、利益含みの単価とすることで仕入れ価格を割るようなリスクを回避することができる。
また、この発明は、通信回線に接続する回線接続部と、各種情報を記憶する情報記憶部と、商品情報と更新された総受注数量に対する商品単価とを関連付けて送信する商品情報提供部と、顧客の注文を受付ける受注処理部とを備えたサーバーと、顧客が操作して注文数量を入力許容する入力手段と、前記サーバーが送信する各種情報を出力許容する出力手段とを備え、該サーバーと通信回線を介して接続した複数の端末装置とで構成されたシステムを用いて、所定の期間に、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する複数の顧客と商品受注取引を行うステップを実行する共同生産受注プログラムであって、注文数量と注文数量の総和である総受注数量とを記憶する取引情報ファイルに、前記入力手段で入力された注文数量と、該注文数量に購入が確実な注文を示す確実購入属性情報を関連付けて記憶し、前記注文数量を前記総受注数量に随時計上するステップと、前記総受注数量の増加速度を算出するステップと、前記増加速度に対する閾値を有し、前記増加速度が前記閾値を上回るか比較判定し、前記閾値を上回ると、商品数量に該商品数量に対する商品単価を関連付けた組合せを列挙格納する商品テーブルに記憶された最大商品数量に前記総受注数量が迫っていることを示す情報を少なくとも販売者が操作する端末装置に送信するステップと、前記総受注数量に対する商品単価を随時更新するステップと、前記所定の期間終了後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数量を確定するステップとを前記サーバーに実行させる共同生産受注プログラムであることを特徴とする。
この発明により、商品の大量発注によって商品単価が下がる恩恵を、商品の生産購入を希望する顧客に享受することができる共同生産受注プログラムを提供することができる。
具体的には、共同生産受注プログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体による配布、あるいは別のサーバーの記憶装置に格納して通信回線を介してダウンロードにより配布することできる。また、共同生産受注プログラムは、複数の端末装置が通信回線を介してアクセスするサーバーのHDDなどの記憶装置に格納して使用することができる。従って、端末装置のスペックやOSの種類などに依存することなく、共同生産受注プログラムを実行することができる。
さらに、システムが硬直することなく一度開始した購入が確実な取引を、所定の期間まで継続することができる。
本発明により、商品の大量発注によって商品単価が下がる恩恵を、商品の生産購入を希望する顧客に享受することができる共同生産受注システムと、共同生産受注方法及び共同生産受注プログラムを提供することができる。
複数の端末装置と通信回線を介して接続したサーバーとのシステム構成図。 サーバーの内部構成を示すブロック図。 商品テーブルの情報を示す商品テーブル構成図。 共同生産受注システムの動作を示すフローチャート。 確実購入処理の動作を示すフローチャート。 警告監視処理の動作を示すフローチャート。 予約購入処理の動作を示すフローチャート。 指値購入処理の動作を示すフローチャート。 単価監視処理の動作を示すフローチャート。 商品の購入画面を示す商品購入画面。 購入方法を選択する画面を示す購入方法選択画面。 申込数量を入力する画面を示す購入申込画面。 予約内容を確認する画面を示す予約内容確認画面。 指値購入の入力画面を示す指値購入画面。 申込内容を確認する画面を示す申込内容確認画面。 単価監視処理における数量条件の説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、PC101やPC102と通信回線103を介して接続したサーバー100とのシステム構成図を示し、図2は、サーバー100の内部構成を示すブロック図を示し、図3は、商品テーブル117の情報を示す商品テーブル構成図を示す。
図1に示すように、サーバー100は、顧客が操作してWEBサイトなどを閲覧するPC101やPC102と、通信回線103を介して接続している。
PC101やPC102は、CPUなどの制御装置、HDDなどの記憶装置やLANカードなどの通信装置を備えたコンピューター本体101a、102aと、液晶ディスプレイなどの表示装置101b、102bと、顧客が操作してコンピューター本体101aや102aに入力指示するキーボード101c、102cやマウス101d、102dなどの入力装置とで構成している。また、PC101やPC102には、サーバー100から送信される商品情報を閲覧するWEBブラウザなどの閲覧ソフトをインストールしている。
サーバー100は、CPUなどの制御装置、HDDなどの記憶装置やLANカードなどの通信装置を備えたサーバー本体100aと、液晶ディスプレイなどの表示装置100bと、販売者が操作してサーバー本体100aに入力指示するキーボード100cやマウス100dなどの入力装置とで構成している。
図2に示すように、サーバー100の内部構成は、回線接続部111と、受注処理部112と、商品情報提供部113と、情報記憶部114と、各部を制御する制御部110とを備えている。
回線接続部111は、制御部110の指示により、通信回線103を介して接続したPC101やPC102と各種情報の受送信を行う。
受注処理部112は、商品情報を閲覧した顧客からの注文を受付ける処理や、商品単価の計算処理など取引にかかる情報処理を行う。また、受注処理部112は、制御部110の指示により、各情報処理の開始や各部と処理情報の受け渡しを適宜行う。
商品情報提供部113は、制御部110の指示により、後述する情報記憶部114に記憶したHTML情報116から商品情報などと、受注処理部112で処理された商品単価などの処理情報とを受け取り、通信回線103を介してサーバー100にアクセスしてきた顧客のPC101やPC102に対して、WEBブラウザで閲覧できる商品情報を配信する。また、商品情報提供部113は、制御部110の指示により、各部と適宜各種情報の受け渡しを行う。
情報記憶部114は、取引情報ファイル115、HTML情報116及び商品テーブル117などの各種情報ファイルを記憶している。
取引情報ファイル115は、顧客が注文した商品の名称や申込数などの商品情報や選択した購入方法を示す属性情報と、商品を注文した顧客の氏名や発送先など取引にかかる一連の情報とを関連付けて記憶している。また、購入が確実な注文の申込数の総和である総受注数もあわせて記憶している。この総受注数は、注文を受付ける毎に再計算されるものとする。取引情報ファイル115の各種情報は、制御部110の指示により、適宜各部と受け渡しを行う。
HTML情報116は、WEBサイトを構成するHTMLファイルや、商品画像及び商品データなどを記憶している。また、HTML情報116の各種情報は、制御部110の指示により、適宜取り出され商品情報提供部113を介して顧客に配信される。
商品テーブル117は、図3(a)に示すように、商品が何ロットの注文であれば、商品単価がいくらで販売でき、納期にどの程度の期間を要するかを関連付けて記憶している。本実施例では、商品100個を1ロットとし、商品単価は、ある程度まとまったロット数に対する商品単価を記憶している。また、納期は、ある程度まとまったロット数に対する納期までの必要日数を記憶している。さらに、商品テーブル117に記憶された最大のロット数を、商品テーブル117に記憶した最大ロットとしている。
なお、商品テーブル117は、商品情報の配信を開始するまえに、予め情報記憶部114に記憶しておく。また、商品単価は、仕入れ単価に利益を上乗せした単価とする。さらに、商品テーブル117の各種情報は、制御部110の指示により、適宜取り出される。
また、図3(b)に示すように、縦軸に商品単価、横軸にロット数としたグラフにおいて、商品テーブル117に記憶した情報をプロットし、ある程度まとまったロット数に対する商品単価の間、つまりプロットした点と点との間を高次関数等を利用し、滑らかな曲線で繋ぐように受注処理部112で算出すると、商品単価の推移を右下がりの曲線で示すことができる。この商品単価の推移を示す曲線をもとに、総ロットに応じた商品単価を算出する。なお、ある程度まとまったロット数に対する商品単価の間は、滑らかな曲線ではなく直線で結ぶように算出してもよい。
このような構成の共同生産受注システムにおいて、ロット単位で取引を行う商品の受注処理について、図4〜図15を用いて説明する。
図4は、共同生産受注システムの動作を示すフローチャートであり、図5は、確実購入処理の動作を示すフローチャートであり、図6は、警告監視処理の動作を示すフローチャートであり、図7は、予約購入処理の動作を示すフローチャートであり、図8は、指値購入処理の動作を示すフローチャートであり、図9は、単価監視処理の動作を示すフローチャートである。
また、図10は、商品の購入画面を示す商品購入画面200であり、図11は、購入方法を選択する画面を示す購入方法選択画面211であり、図12は、申込数量を入力する画面を示す購入申込画面220であり、図13は、予約内容を確認する画面を示す予約内容確認画面230であり、図14は、指値購入の入力画面を示す指値購入画面240であり、図15は、申込内容を確認する画面を示す申込内容確認画面250である。
まず、図4に示すように、顧客がPC101を操作して商品情報を閲覧しようとサーバー100にアクセスすると、制御部110の指示により、商品情報提供部113は、通信回線103を介して、商品情報を含むWEBサイト情報をPC101に送信する。サーバー100からのWEBサイト情報を受信したPC101は、図10に示すように、表示装置101bに商品購入画面200を表示する(ステップS400)。
この商品購入画面200には、WEBブラウザ201に、商品名欄202と、商品画像欄203と、商品説明欄204と、販売期間と残り販売日数を示す販売期間205と、現在の総受注ロット数欄206と、単位ロット欄207と、現在の単価欄208と、現在の納期欄209と、購入エントリーボタン210とが表示される。
この現在の総受注ロット数欄206には、取引情報ファイル115に記憶されている総受注数が表示されている。また、この現在の単価欄208には、受注処理部112の後述する単価計算処理で算出された現在の総受注数に対する商品単価が表示されている。
この現在の総受注ロット数欄206に表示される総受注数と、現在の単価欄208に表示される商品単価は、サーバー100内で注文を受付ける毎に随時更新されている。
例えば、PC101を操作する顧客が商品情報ページを閲覧している間に、別の顧客が操作するPC102からの注文をサーバー100が受付けると、サーバー100内では、取引情報ファイル115の総受注数と、総受注数に対する商品単価とが再計算される。
そして、PC101を操作する顧客が、閲覧している商品情報ページをリロードすると、現在の総受注ロット数欄206と、現在の単価欄208にはリロード前とは異なる更新された総受注数と、商品単価とが表示される。
この商品購入画面200を閲覧した顧客が、商品を購入するために購入エントリーボタン210を押下すると、PC101は、購入エントリーボタン210が押下された情報をサーバー100に通信回線103を介して送信する。
サーバー100がPC101からの情報を受信すると、商品提供部113は、制御部110の指示により、次に表示するページ情報をPC101に送信する。また、受注処理部112は、受注処理を実行する準備を行う。
送信されたページ情報を受信したPC101は、図11に示すように、表示装置101bに購入方法を選択する購入方法選択画面211を表示する(ステップS401)。
この購入方法選択画面211には、WEBブラウザ201に、「購入方法の選択」というタイトル欄212と、商品名と販売期間を表示した商品概要欄213と、確実購入ラジオボタン214と、予約購入ラジオボタン215と、指値購入ラジオボタン216と、購入申込ボタン217とが表示される。
ここで、商品を確実に購入する意志のある顧客が、確実購入ラジオボタン214にチェックを入れて、購入申込ボタン217を押下すると(ステップS401:1)、PC101は、その情報を通信回線103を介して、サーバー100に送信する。サーバー100がPC101の情報を受信すると、制御部110の指示により、受注処理部112は、確実購入処理を実行する(ステップS402)。
図5に示すように、受注処理部112が確実購入処理を開始すると、制御部110は、購入申込のページ情報を、通信回線103を介して、PC101に送信する。送信されたページ情報を受信したPC101は、図12に示すように、表示装置101bに購入を申込む購入申込画面220を表示する(ステップS501)。
この購入申込画面220には、WEBブラウザ201に、「購入申込」というタイトル欄221と、商品名と販売期間を表示する商品概要欄222と、現在の単価欄223と、単位ロット欄224と、申込数量欄225と、確定ボタン226とが表示される。
顧客が申込数量欄225に、購入する商品の申込数をロット単位で入力して、確定ボタン226を押下すると(ステップS502)、PC101は、商品情報と入力された入力情報とを関連付けて、通信回線103を介してサーバー100に送信する。サーバー100が入力情報などを受信すると、制御部110の指示により、受注処理部112は、申込数が一度に購入できる購入上限数かどうかを判定する(ステップS503)。
受注処理部112は、申込数が購入上限数を下回っていると判定すると(ステップS503:No)、注文の受付けを開始する(ステップS504)。受注処理部112は、顧客に氏名や連絡先などの顧客情報入力を促す情報をPC101に送信する。PC101が顧客情報入力を促す情報を受信し、顧客が顧客情報を入力送信すると、サーバー100は、受信した顧客情報、商品情報、申込数及び購入が確実な注文を示す確実購入属性情報とを関連付けて、取引情報ファイル115に記憶する。そして、受注処理部112は、取引情報ファイル115の総受注数に申込数を計上して確実購入処理を終了する。
一方、ステップS503において、受注処理部112は、申込数が購入上限数を上回っていると判定すると(ステップS503:Yes)、PC101に顧客の注文を直接取引に誘導する情報を送信する(ステップS505)。その後、受注処理部112は、受注処理を終了する。
図4のステップS402に戻り、確実購入処理が終了すると、総受注数の増加速度を算出する増加速度計算処理を実行する(ステップS403)。増加速度を算出すると、受注処理部112は、現在までの総受注数と増加速度とをもとに、監視警告処理を実行する(ステップS404)。
図6に示すように、受注処理部112は、現在までの総受注数と、商品テーブル117に記憶した最大ロットとを比較判定する。(ステップS601)。総受注数が最大ロットを下回り(ステップS601:No)、かつ増加速度が閾値を下回っていれば(ステップS602:No)、受注処理部112は、監視警告処理を終了する。
また、ステップS602において、増加速度が閾値を上回ると(ステップS602:Yes)、受注処理部112は、販売者に対して、総受注数が最大ロットに迫っていることと、商品テーブル117に記憶している最大ロットを見直し、新しい最大ロットと商品単価とを商品テーブル117に記憶するよう促す警告メッセージをサーバー100の表示装置100bに出力する(ステップS605)。
一方、ステップS601において、現在までの総受注数が最大ロットを上回っていると(ステップS601:Yes)、受注処理部112は、商品単価を算出する単価計算処理を一時停止する(ステップS603)。そして、受注処理部112が最大ロットでの商品単価を商品情報提供部113に受け渡すと、商品情報提供部113は、最大ロットでの商品単価を現在の商品単価として、アクセスしてくる全てのPCに商品情報とともに送信する(ステップS604)。
その後、受注処理部112は、販売者に対して、商品テーブル117に記憶している最大ロットを見直し、新しい最大ロットと商品単価とを商品テーブル117に記憶するよう促す警告メッセージをサーバー100の表示装置100bに出力する(ステップS605)。
警告メッセージを見た販売者が新しい最大ロットと商品単価とを商品テーブル117に記憶すると(ステップ606:Yes)と、受注処理部112は、増加速度計算処理を実行し増加速度の再計算を行う(ステップS607)。
なお、ステップS606において、新しい最大ロットと商品単価とが商品テーブル117に記憶されないと(ステップS606:No)、受注処理部112は、ステップS605に処理を戻して警告メッセージの出力を再度実行する。
ステップS607において、増加速度の再計算が終了すると、受注処理部112は、増加速度と増加速度の閾値とを比較判定する(ステップS608)。増加速度が閾値を下回ると(ステップS608:No)、受注処理部112は、監視警告処理を終了する。なお、ステップS603で単価計算処理を一時停止した場合、受注処理部112は、単価計算処理の一時停止を解除したのち、監視警告処理を終了する。
一方、増加速度が依然として閾値を上回ると(ステップS608:Yes)、受注処理部112は、ステップS605まで処理を戻し、増加速度が閾値を下回るまで警告監視処理を実行する。
図4のステップS404に戻り、監視警告処理が終了すると、受注処理部112は、商品テーブル117の情報と総受注数とで単価計算処理を実行し、総受注数に対する商品単価を更新する。その後、受注処理部112は、サーバー100にアクセスしてくる全てのPCに、総受注数に対する商品単価が送信できるよう商品情報提供部113に更新した商品単価情報を受け渡す。(ステップS405)。
その後、受注処理部112は、現在の日付と販売期間とを比較判定する(ステップS406)。現在の日付が販売期間内であれば(ステップS406:Yes)、受注処理部112は、処理をステップS406に戻す。一方、現在の日付が販売期間を過ぎると(ステップS406:No)、受注処理部112は、その商品の注文受付を終了し、総受注数量確定処理を開始する(ステップS407)。
総受注数量確定処理を開始すると、取引情報テーブル115に記憶された総受注数と、総受注数での商品単価とを確定する。
そして、受注処理部112は、取引が確定したこと伝える内容のメールを顧客に対して送信する(ステップS408)。その後、受注処理部112は、その商品の総受注数分の資材や生産にかかる手続きなどの処理をして受注処理を終了する。
次に、商品の購入を検討しているが、購入が確実でなく注文の取消しが発生するおそれのある顧客が、共同生産受注システムで商品を生産購入する場合について説明する。
まず、図4及び図11において、購入が確実でない顧客が予約購入ラジオボタン215にチェック入れて、購入申込ボタン217を押下すると(図4のステップS401:2)、PC101は、その情報を通信回線103を介して、サーバー100に送信する。サーバー100がPC101の情報を受信すると、制御部110の指示により、受注処理部112は、予約購入処理を実行する(ステップS410)。
図7に示すように、受注処理部112が予約購入処理を開始すると、制御部110は、購入申込のページ情報を、通信回線103を介してPC101に送信する。送信されたページ情報を受信したPC101は、前述した図12に示す購入申込画面220を表示装置101bに表示する(ステップS701)。
顧客が申込数量欄225に、購入する商品の申込数をロット単位で入力して、確定ボタン226を押下すると(ステップS702)、PC101は、商品情報と入力された入力情報と、購入が確実でないことを示す予約購入属性情報とを関連付けて、通信回線103を介してサーバー100に送信する。サーバー100が入力情報などを受信すると、制御部110の指示により、受注処理部112は、申込数が予約可能な数量かを判定する(ステップS703)。
申込数が予約可能な数量を上回っていると(ステップS703:No)、受注処理部112は、申込数の変更入力を要求する情報をPC101に送信する(ステップS704)。一方、申込数が予約可能な数量を下回っていると(ステップS703:Yes)、受注処理部112は、注文の受付けを開始し(ステップS705)、顧客の氏名や連絡先などの顧客情報入力を促す情報をPC101に送信する。PC101が顧客情報入力を促す情報を受信し、顧客が顧客情報を入力送信すると、サーバー100は、受信した顧客情報、商品情報、申込数及び予約購入属性とを関連付けて、取引情報ファイル115に記憶する。また、受注処理部112は、受付けた注文に対する予約番号をメールで顧客に対して送信する。
このとき、受注処理部112は、予約購入属性情報が関連付けられた申込数を総受注数に計上しない。
その後、受注処理部112は、現在の日付と販売期間とを比較判定する(ステップS706)。現在の日付が販売期間を過ぎると(ステップS706:No)、受注処理部112は、予約した顧客に取引継続の意志がないと判断し、取引不成立の通知をメールで顧客に送信する(ステップS707)。その後、受注処理部112は、取引情報ファイル115の顧客情報などを削除して予約購入処理を終了する。
一方、現在の日付が販売期間内であって(ステップS706:Yes)、顧客が予約番号でサーバー100にアクセスすると(ステップS708:Yes)、受注処理部112は、総受注数に申込数を計上した想定受注数と、最大ロットとを比較判定する(ステップS709)。想定受注数が最大ロットを下回っていると(ステップS709:No)、受注処理部112は、想定受注数で単価計算を実行し、想定受注数での想定単価を算出する。その後、受注処理部112は、算出した想定単価を商品情報提供部113に受け渡す。
一方、ステップS709において、想定受注数が最大ロットを上回っていると(ステップS709:Yes)、受注処理部112は、最大ロットでの商品単価を商品情報提供部113に受け渡す。
そして、制御部110は、予約内容確認のページ情報を、通信回線103を介してPC101に送信する。送信されたページ情報を受信したPC101は、図13に示すように、表示装置101bに顧客情報入力を促す情報予約内容を確認する予約内容確認画面230を表示する。
この予約内容確認画面230には、WEBブラウザ201に、「予約内容確認」というタイトル欄231と、商品名や販売期間及び予約番号を表示する予約内容欄232と、現在の単価欄233と、単位ロット欄234と、申込数量欄235と、確実購入にした場合の想定単価を表示する想定単価欄236と、現時点で確実購入に移行する購入ボタン237と、予約を取消す予約取消ボタン238とが表示される。
この想定単価欄236に、想定受注数が最大ロットを下回った場合には、算出した想定受注数での想定単価が表示される(ステップS710)。一方、想定受注数が最大ロットを上回った場合には、想定単価欄236に、最大ロットでの商品単価が表示される(ステップS711)。
予約内容確認画面230を閲覧した顧客が、想定単価欄236に表示された想定単価を参考に商品の購入を決心して購入ボタン237を押下すると(ステップS712:Yes)、受注処理部112は、図4のステップS402に処理を戻して確実購入処理を実行する。
このとき、申込数量などが取引情報ファイル115に既に記憶されているので、受注処理部112は、記憶された申込数を読込み、商品情報提供部113を介して、図12の購入申込のページ情報とともにPC101に送信する。購入申込のページ情報を受信したPC101は、申込数量欄225にサーバー100に記憶された申込数が表示された購入申込画面220を表示装置101bに表示する。
さらに、顧客が確定ボタン226を押下すると、PC101はその情報をサーバー100に送信する。情報を受信したサーバー100の受注処理部112は、取引情報ファイル115に記憶した予約購入属性情報を確実購入属性情報に書き換え、さらに申込数を総受注数に計上して記憶する。
一方、顧客が購入ボタン237を押下せずに(ステップS712:No)、予約を取消す予約取消ボタン238を押下すると(ステップS713:Yes)、受注処理部112は、予約取消し処理を実行し、取引情報ファイル115から顧客情報などを削除し予約を取消す(ステップS714)。その後、受注処理部112は、予約購入処理を終了する。
また、購入ボタン237も予約取消ボタン238も押下されない場合(ステップS713:No)、受注処理部112は、ステップS706まで処理を戻す。
なお、ステップS708で顧客のアクセスがない場合(ステップS708:No)、受注処理部112は、ステップS706に処理を戻す。
予約購入処理が終了すると、図4に戻り、受注処理部112は、受注処理を終了する。
次に、商品を希望単価以下であれば購入したい意志を持つ顧客が、共同生産受注システムで商品を生産購入する場合について説明する。
まず、図4及び図11において、顧客が指値購入ラジオボタン216にチェックを入れて、購入申込ボタン217を押下すると(図4のステップS401:3)、PC101は、その情報を通信回線103を介して、サーバー100に送信する。サーバー100がPC101の情報を受信すると、制御部110の指示により、受注処理部112は、指値購入処理を実行する(ステップS411)。
図8に示すように、受注処理部112が指値購入処理を開始すると、制御部110は、購入申込のページ情報を、通信回線103を介してPC101に送信する。送信されたページ情報を受信したPC101は、図14に示すように、表示装置101bに指値購入を申込む指値購入画面240を表示する(ステップS801)。
この指値購入画面240には、WEBブラウザ201に、「購入申込」というタイトル欄241と、商品名と販売期間を表示する商品概要欄242と、現在の単価欄243と、単位ロット欄244と、希望単価欄245と、申込数量欄246と、確定ボタン247とが表示される。
顧客が希望単価欄245に商品の希望単価を入力し、その商品の購入数をロット単位で申込数量欄246に入力して、確定ボタン247を押下すると(ステップS802)、PC101は、商品情報と入力された入力情報及び希望単価以下で購入する注文を示す指値購入属性情報とを関連付けて、通信回線103を介してサーバー100に送信する。サーバー100が入力情報などを受信すると、制御部110の指示により、受注処理部112は、申込数と購入上限数とを比較判定する(ステップS803)。
申込数が購入上限数を上回ると(ステップS803:Yes)、PC101に顧客の注文を直接取引に誘導する情報を送信する(ステップS804)。その後、受注処理部112は、受注処理を終了する。
一方、申込数が購入上限数を下回っていると(ステップS803:No)、受注処理部112は、注文の受付けを開始し(ステップS805)、顧客の氏名や連絡先などの顧客情報入力を促す情報をPC101に送信する。PC101が顧客情報入力を促す情報を受信し、顧客が顧客情報を入力送信すると、サーバー100は、受信した顧客情報、商品情報、申込数、希望単価及び指値購入属性情報とを関連付けて、取引情報ファイル115に記憶する。また、受注処理部112は、顧客に対して受付けた注文の申込番号などの情報を含むメールを送信する。
このとき、受注処理部112は、指値購入属性情報が関連付けられた申込数を総受注数に計上しない。
その後、受注処理部112は、現在の日付と販売期間とを比較判定する(ステップS806)。現在の日付が販売期間内であれば(ステップS806:Yes)、受注処理部112は、単価監視処理を実行する(ステップS807)。
図9に示すように、単価監視処理を実行すると、受注処理部112は、総受注数に申込数を加算した想定受注数での想定単価と、顧客の希望単価とを比較判定する(ステップS901)。想定受注数での想定単価が希望単価の10%増し以上であれば(ステップS901:No)、受注処理部112は、単価監視処理を終了して、図8のステップS806に処理を戻す。
一方、想定受注数での想定単価が希望単価の10%増し以下であって(ステップS901:Yes)、想定受注数での想定単価が希望単価より高いと(ステップS902:No)、受注処理部112は、顧客に対して想定受注数での想定単価が希望単価に近づいていること示す内容のメールを送信する(ステップS903)。
その後、顧客が申込番号でサーバー100にアクセスすると(S904:Yes)、制御部110は、申込内容確認のページ情報を、通信回線103を介してPC101に送信する。送信されたページ情報を受信したPC101は、図15に示すように、表示装置101bに申込内容を確認する申込内容確認画面250を表示する。
この申込内容確認画面250には、WEBブラウザ201に、「申込内容確認」というタイトル欄251と、商品名と販売期間と申込番号を表示する内容確認欄252と、現在の単価欄253と、単位ロット欄254と、希望単価欄255と、申込数量欄256と、申込数量を加算した単価欄257と、想定受注数での想定単価で購入を決定する購入ボタン258とが表示される。
この申込数量を加算した単価欄257には、想定受注数量での想定単価が表示される。
申込内容確認画面250を閲覧した顧客が、想定受注数での想定単価で購入する意志があって購入ボタン258を押下すると(S905:Yes)、受注処理部112は、単価監視処理を終了して、図4のステップS403に処理を戻す。
そして、受注処理部112は、取引情報ファイル115に記憶された申込数に関連付けられた指値購入属性情報を確実購入属性情報に書き換え、申込数を総受注数に計上したのち、単価計算処理を実行して商品単価を更新する。
顧客が購入ボタン258を押下しない場合(ステップS905:No)、受注処理部112は、単価監視処理を終了して、図8のステップS806に処理を戻す。
なお、ステップS904で顧客のアクセスがなければ(ステップS904:No)、受注処理部112は、単価監視処理を終了して、図8のステップS806に処理を戻す。
一方、ステップS902において、想定受注数での想定単価が希望単価以下であれば(ステップS902:Yes)、受注処理部112は、顧客に対して希望単価以下となり取引が成立したこと示す内容のメールを送信する(ステップS906)。その後、受注処理部112は、単価監視処理を終了して、図4のステップS403に処理を戻す。そして、受注処理部112は、取引情報ファイル115に記憶された申込数に関連付けられた指値購入属性情報を確実購入属性情報に書き換え、申込数を総受注数に計上したのち、単価計算処理を実行して商品単価を更新する。
また、図8のステップS806に戻り、現在の日付が販売期間を過ぎると(ステップS806:No)、受注処理部112は、想定受注数での想定単価と希望単価とを比較判定する(ステップS808)。
想定受注数での想定単価が希望単価を上回っていると(ステップS808:No)、受注処理部112は、顧客に対して取引不成立の通知を示す内容のメールを送信する(ステップS809)。その後、受注処理部112は、取引情報ファイル115の顧客情報などを削除して、指値購入処理を終了して、図4のステップS407へ処理を戻す。
ステップS808で想定受注数での想定単価が希望単価以下であれば(ステップSS808:Yes)、受注処理部112は、取引情報ファイル115に記憶された申込数に関連付けられた指値購入属性情報を確実購入属性情報に書き換えて、指値購入処理を終了して、図4のステップS407へ処理を戻す。そして、受注処理部112は、総受注数量確定処理を開始し(ステップS407)、最終的な総受注数と商品単価を確定する。
上述したように、通信回線103に接続する回線接続部111と、各種情報を記憶する情報記憶部114と、商品情報と更新された総受注数に対する商品単価とを関連付けて送信する商品情報提供部113と、顧客の注文を受付ける受注処理部112とを備えたサーバー100と、サーバー100と通信回線103を介して接続したPC101やPC102とで構成し、販売期間に、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する複数の顧客と商品受注取引を行う共同生産受注システムであって、PC101やPC102に、顧客が操作して申込数を入力許容する購入申込画面220と、サーバー100が送信する各種情報を出力許容するWEBブラウザ201とを備え、サーバー100の情報記憶部114に、ある程度まとまったロット数に、ある程度まとまったロット数に対する商品単価を関連付けた組合せを列挙格納する商品テーブル117と、購入申込画面220で入力された申込数と、申込数の総和である総受注数とを記憶する取引情報ファイル115とを備え、サーバー100の受注処理部112で、購入申込画面220で入力された申込数に、購入が確実な注文を示す確実購入属性情報を関連付けて取引情報ファイル115に記憶して、申込数を総受注数に随時計上する確実購入処理と、総受注数の増加速度を算出する増加速度計算処理と、増加速度に対する閾値を有し、増加速度が閾値を上回るか比較判定し、閾値を上回ると、総受注数が商品テーブル117に記憶された最大ロットに迫っていることを示す情報を販売者が操作するサーバー100の表示装置100bに表示する監視警告処理と、総受注数に対する商品単価を随時更新する単価計算処理と、販売期間終了後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数を確定する総受注数量確定処理とを実行する構成としたことにより、商品の大量発注によって商品単価が下がる恩恵を、商品の購入を希望する顧客に享受することができる。
具体的には、確実購入処理により、確実購入属性情報を関連付けた申込数分は、受注後の注文取消しなどができず、総受注数が減少して商品単価が再び上昇するようなことを防止することができる。従って、商品を真剣に購入したい顧客に対して、販売期間終了後の商品単価が、注文時の商品単価よりも高くなるという事態を防止することができる。
さらに、販売期間中に、総受注数が減少することがないので、販売者は、販売期間後における見込み総受注数を立て易くなり、製造、生産に関する計画を事前に検討することができる。
また、単価計算処理により、総受注数の増加量に関わらず、WEBブラウザ201に商品情報とともに表示される商品単価を随時更新することができる。例えば、総受注数が1ロット増加しても、単価計算処理により、商品単価を更新することができる。
従って、顧客は、総受注数の増加に応じて商品単価が下がる様子を常に確認することができ、少ロットの注文であっても生産購入の共同者の一人として、生産購入の楽しみと、生産購入により商品単価が下がる恩恵を享受することができる。
また、警告監視処理により、総受注数が商品テーブル117に記憶した最大ロットを上回って、単価計算処理が以降の単価計算を行えなくなり、システムの硬直が発生するおそれを防止することができる。
つまり、販売者は、総受注数が商品テーブル117に記憶した最大ロットを上回る前に、総受注数が最大ロットに迫っていることを知ることができる。そして、販売者が、新しい見積りをとって商品テーブル117の最大ロットを更新することで、単価計算処理が単価計算を行えずにシステムが硬直するおそれを防止することができる。
従って、販売期間中に取引の停滞が発生することがなく、一度開始した取引を販売期間終了まで継続することができ、販売期間終了まで最大限の顧客を募って、商品単価を最大限下げることができる。
なお、総受注数が商品テーブル117に記憶された最大ロットに迫っていることは、販売者に限らずシステム管理者など、商品テーブル117を更新する権限を有する者に知らせるようにすればよい。
また、サーバー100の監視警告処理を、総受注数が最大ロットを上回るか比較判定し、最大ロットを上回ると、単価計算処理を一時停止する単価計算一時停止処理を実行することにより、万一、総受注数が商品テーブル117に記憶した最大ロットを上回っても、単価計算処理が単価計算を行えず、システムの硬直が発生するのを防止することができる。
また、単価計算処理を一時停止している間、WEBブラウザ201に表示される商品単価を商品テーブル117に記憶した最大ロットに対する商品単価などとすることで、共同生産受注システムは停滞することなく注文を受付けることができる。従って、万一、総受注数が最大ロットを上回っても、取引が停滞することなく、継続して顧客を募ることができ、商品単価を下げることができる。
また、サーバー100の確実購入処理を、購入申込画面220で入力された申込数が、購入上限数を上回るか比較判定し、購入上限数を上回ると、申込数を総受注数に計上せずに、WEBブラウザ201に表示して直接取引に誘導する情報をPC101に送信することにより、直接取引すべきか顧客では判断できない注文であっても、共同生産受注システムが自動的に判断し、顧客をより有利な取引に誘導することができる。従って、顧客は、生産購入か直接取引か判断する必要がなく、容易に取引に参加することできる。
さらに、本来、少ロットの注文を前提とした共同生産受注システムが、一度に大量注文を受付け、その後も注文を連続して受付けると、監視警告処理によって販売者が商品テーブル117の最大ロットと商品単価を更新しても、総受注数が最大ロットを上回り、システムの硬直が発生するおそれがある。
従って、システムの硬直が発生するおそれがあり、かつ直接取引でも十分に商品単価が下がる見込みのある注文を直接取引に誘導することで、共同生産受注システムによる取引が停滞するのを防止することができる。加えて、直接取引した申込数は、後ほど購入が確実な総受注数に計上して、商品単価を下げることもできる。
また、予約購入処理により、購入が確実でない顧客の注文、つまり商品の購入に迷いがあり、注文の取消しが発生するおそれのある顧客の注文を、購入が確実な注文とは別に受付けることができる。従って、顧客は、商品単価の推移などをみながら、商品を購入するか選択することができる。
さらに、WEBブラウザ201に想定単価と予約購入属性情報を確実購入属性情報に変更する購入ボタン237を表示することにより、商品購入に迷いのある顧客は、自身の申込数を確実購入処理に移行した場合の商品単価を知ることができる。さらに、購入ボタン237を押下するだけで、顧客はスムーズに確実購入処理に移行することができる。
従って、想定単価を顧客に提示することで、顧客の購買意欲を向上させて確実購入への移行を推し進めることができる。そして、確実購入に移行すれば、商品単価をさらに下げることができ、新たな顧客の獲得にも繋げることができる。
また、予約購入属性を関連付けた申込数は、購入が確実な総受注数に計上しないことにより、購入が確実でない注文によって、商品単価が左右されるようなことを防止することができる。つまり、予約購入処理で受付けた申込数を、注文を受付けた時点で購入が確実な総受注数に計上すると、その後の注文の取消しにより、最終的な総受注数が変動して商品単価が上昇するおそれがある。そこで、予約購入属性を関連付けた注文数を、購入が確実な総受注数に計上しないことで、商品単価が上昇するのを防止することができる。
なお、本実施例では、顧客が意図的に申込数を変動させて、WEBブラウザ201に表示される想定単価から商品単価の底値を調査することを防止するため、予約できる注文数に上限を設けている。
また、指値購入処理により、希望単価以下で購入したい意志をもつ顧客の注文を、購入が確実な注文、あるいは購入が確実でない注文とは別に受付けることができる。従って、商品に対して希望単価を有する顧客も取引に取り込むことができる。
さらに、想定受注数での想定単価が希望単価以下になるまで、申込数を総受注数に計上しないことにより、指値購入処理で受付けた申込数によって最終的な商品単価が上昇するようなことを防止することができる。つまり、指値購入処理で受付けた申込数を、受付けた時点で購入が確実な総受注数に計上すると、最終的に希望単価未達によって取引不成立となり、総受注数が変動して商品単価が上昇するおそれがある。そこで、指値購入属性が関連付けられた申込数を、購入が確実な総受注数に計上しないことで、商品単価が上昇するのを防止することができる。
また、単価監視処理により、想定受注数での想定単価が希望単価以下になると、速やかに申込数を購入が確実な総受注数に計上することができる。
なお、本実施例では、指値購入処理において、申込数が、購入上限数を上回ると、確実購入処理と同様、PC101に直接取引に誘導する情報を送信している。
これにより、顧客は、大量注文により商品単価を下げることができる機会を失うことなく、より有利な取引を行うことができる。また、顧客の大量注文が、希望単価以下とならずに取引不成立となることを防止することができる。従って、大量注文により商品単価を下げられる見込みのある注文を取りこぼすことなく、取引に取り込むことができる。
また、単価監視処理において、想定受注数での商品単価が希望単価の10%増し以下になると、想定受注数での想定単価とこの商品単価で購入するか否かを問う情報をPC101に送信することにより、想定受注数での想定単価が希望単価に近ければ購入意志のある顧客が、最終的に想定受注数での想定単価が希望単価以下にならず、買いそびれるようなことを防止することができる。また、商品に対して希望単価を有する顧客の申込数を、少しでも早く購入が確実な総受注数に計上することができる。従って、商品単価をさらに下げることができ、新たな顧客の獲得にも繋げることができる。
なお、本実施例では、単価監視処理において、受注処理部112が顧客に対して想定受注数での想定単価が希望単価に近づいていること示す内容のメールを送信する条件を、想定受注数での想定単価が希望単価の10%増し以下であって、かつ想定受注数での想定単価が希望単価より高い場合とする単価条件としたが、割合はこれに限定しない。さらに、単価条件は、希望単価と想定受注数での想定単価との差額としてもよい。
あるいは、想定受注数での想定単価と希望単価とを比較するのではなく、図9のステップS901を、想定受注数が希望単価での商品数量以下で、かつ希望単価での商品数量のある割合以上となる場合、または希望単価での商品数量と、想定受注数との数量差がある数量以下となる場合とする数量条件などとしてもよい。そして、申込数に数量差分を加算した数量で購入するか否かを顧客に対して問うようにすることができる。
例えば、顧客がある商品を希望単価500円、申込数300ロットで注文した場合について図16を用いて説明する。図16に示すように、受注処理部112で算出された希望単価での商品数量が1000ロットに対して、現在の総受注数が500ロットであったとする。総受注数量500ロットに申込数量300ロットを加算した想定受注数量は800ロットとなり、希望単価での商品数量1000ロットとの数量差は、200ロットとなる。
このとき、図9のステップS901において前述した数量条件が、希望単価での商品数量と想定受注数との数量差が200ロット以下であった場合、受注処理部112は、顧客に対して自身の申込数にあと200ロット追加すれば、希望単価で購入できる情報をメールなどで送信する。自身の申込数を増やしてもよい顧客がサーバー100に申込番号などでアクセスし、WEBブラウザ201に表示される指示に従って、顧客が自身の申込数を300ロットから500ロットに変更入力する。そうすると、想定受注数が1000ロットなり、想定受注数での商品単価が希望単価以下となって(ステップS902:Yes)、受注処理部112は、顧客に対して希望単価以下となり取引が成立したこと示す内容のメールを送信する(ステップS906)。
これにより、希望単価以下で購入するために自身の申込数量を増量してもよい顧客が、最終的に希望単価以下にならず、買いそびれるようなことを防止することができる。また、自身の申込数を増量して商品単価を希望単価以下にすることを許容することで、総受注数を増やすことができる。従って、商品単価をさらに下げることができ、新たな顧客の獲得にも繋げることができる。
また、サーバー100の商品テーブル117に、ある程度まとまったロット数に対する商品納期を、ある程度まとまったロット数と関連付けて記憶することができることにより、購入が確実な総受注数によって、商品納期が変動することを予めWEBブラウザ201に表示することができる。従って、顧客は、事前に納期リスクを考慮して注文をすることができる。
また、回線接続部111で通信回線103に接続し、情報記憶部114で各種情報を記憶し、商品情報提供部113で商品情報と更新された総受注数に対する商品単価とを関連付けて送信し、受注処理部112で顧客の注文を受付けるサーバー100と、サーバー100と通信回線103を介して接続したPC101やPC102とで構成されたシステムを用いて、販売期間に、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する複数の顧客と商品受注取引を行う共同生産受注方法であって、PC101の購入申込画面220で顧客が操作して申込数を入力許容し、WEBブラウザ201でサーバー100が送信する各種情報を出力許容し、サーバー100の情報記憶部114の、商品テーブル117にある程度まとまったロット数にある程度まとまったロット数に対する商品単価を関連付けた組合せを列挙格納し、取引情報ファイル115に購入申込画面220で入力された申込数と、申込数の総和である総受注数とを記憶し、サーバー100の受注処理部112で、確実購入処理により、購入申込画面220で入力された申込数に、購入が確実な注文を示す確実購入属性情報を関連付けて取引情報ファイル115に記憶して、申込数を総受注数に随時計上し、増加速度計算処理により、総受注数の増加速度を算出し、監視警告処理により、増加速度に対する閾値を有し、増加速度が閾値を上回るか比較判定し、閾値を上回ると、総受注数が商品テーブル117に記憶された最大ロットに迫っていることを示す情報を販売者が操作するサーバー100に送信し、単価計算処理により、総受注数に対する商品単価を随時更新し、総受注数量確定処理により、販売期間終了後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数を確定する共同生産受注方法であることにより、商品の大量発注によって商品単価が下がる恩恵を、商品の生産購入を希望する顧客に享受することができる共同生産受注方法を提供することができる。
また、一度開始した取引は、販売期間まで停滞することなく継続することができる。また、販売商品を仕入れて販売するのではなく、販売期間終了後に、資材を調達し、生産し、販売する商品の総受注数を確定する方法としたことで、商品完成までにかかるほとんどのコストを自助努力で抑えることができる。
従って、商品の大量発注と販売者や製造元の自助努力により、顧客は、商品単価が下がる恩恵をより享受することができる。一方、販売者は、総受注数が確定してから一括生産することにより、商品の余剰在庫を抱えるリスクを回避することができる。さらに、商品単価は、利益含みの単価とすることで仕入れ価格を割るようなリスクを回避することができる。
また、通信回線103に接続する回線接続部111と、各種情報を記憶する情報記憶部114と、商品情報と更新された総受注数に対する商品単価とを関連付けて送信する商品情報提供部113と、顧客の注文を受付ける受注処理部112とを備えたサーバー100と、顧客が操作して申込数を入力許容する購入申込画面220と、サーバー100が送信する各種情報を出力許容するWEBブラウザ201とを備え、サーバー100と通信回線103を介して接続したPC101やPC102とで構成されたシステムを用いて、販売期間に、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する複数の顧客と商品受注取引を行うステップを実行する共同生産受注プログラムであって、申込数と申込数の総和である総受注数とを記憶する取引情報ファイル115に、購入申込画面220で入力された申込数と、申込数に購入が確実な注文を示す確実購入属性情報を関連付けて記憶し、申込数を総受注数に随時計上するステップと、総受注数の増加速度を算出するステップと、増加速度に対する閾値を有し、増加速度が閾値を上回るか比較判定し、閾値を上回ると、ある程度まとまったロット数にある程度まとまったロット数に対する商品単価を関連付けた組合せを列挙格納する商品テーブル117に記憶された最大ロットに総受注数が迫っていることを示す情報を販売者が操作するサーバー100に送信するステップと、総受注数に対する商品単価を随時更新するステップと、販売期間終了後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数を確定するステップとをサーバー100に実行させる共同生産受注プログラムであることにより、商品の大量発注によって商品単価が下がる恩恵を、商品の生産購入を希望する顧客に享受することができる。
具体的には、共同生産受注プログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体による配布、あるいはサーバー100とは別のサーバーの記憶装置に格納して通信回線を介してダウンロードにより配布することできる。また、共同生産受注プログラムは、PC101やPC102が通信回線103を介してアクセスするサーバー100のHDDなどの記憶装置に格納して使用することができる。従って、端末装置のスペックやOSの種類などに依存することなく、共同生産受注プログラムを実行することができる。
さらに、システムが硬直することなく一度開始した購入が確実な取引を、所定の期間まで継続することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の端末装置は、実施形態のPC101、PC102に対応し、
以下同様に、
入力手段は、購入申込画面220、予約内容確認画面230、指値購入画面240、申込内容確認画面250に対応し、
出力手段は、WEBブラウザ201に対応し、
予約購入属性情報の変更入力は、購入ボタン237に対応し、
指値購入属性情報の変更入力は、購入ボタン258に対応し、
確実購入処理は、ステップS402、ステップS501〜S505に対応し、
増加速度計算処理は、ステップS403、ステップS607に対応し、
監視警告処理は、ステップS404、ステップS601〜S608に対応し、
単価計算処理は、ステップS405に対応し、
総受注数量確定処理は、ステップS408に対応し、
単価計算一時停止処理は、ステップS603に対応し、
予約購入処理は、ステップS410、ステップS701〜S714に対応し、
指値購入処理は、ステップS411、ステップS801〜S809に対応し、
単価監視処理は、ステップS807、ステップS901〜S906に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、複数の端末装置とサーバーとで通信回線を介して、商品の取引を行うシステムに適用することができる。
100…サーバー
101、102…PC
201…WEBブラウザ
103…通信回線
111…回線接続部
112…受注処理部
113…商品情報提供部
114…情報記憶部
115…取引情報ファイル
117…商品テーブル
220…購入申込画面
230…予約内容確認画面
237…購入ボタン
240…指値購入画面
250…申込内容確認画面
258…購入ボタン

Claims (10)

  1. 通信回線に接続する回線接続部と、
    各種情報を記憶する情報記憶部と、
    商品情報と更新された総受注数量に対する商品単価とを関連付けて送信する商品情報提供部と、
    顧客の注文を受付ける受注処理部とを備えたサーバーと、
    該サーバーと通信回線を介して接続した複数の端末装置とで構成し、
    所定の期間に、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する複数の顧客と商品受注取引を行う共同生産受注システムであって、
    前記複数の端末装置に、
    顧客が操作して注文数量を入力許容する入力手段と、
    前記サーバーが送信する各種情報を出力許容する出力手段とを備え、
    前記サーバーの前記情報記憶部に、
    商品数量に該商品数量に対する商品単価を関連付けた組合せを列挙格納する商品テーブルと、
    前記入力手段で入力された注文数量と、注文数量の総和である総受注数量とを記憶する取引情報ファイルとを備え、
    前記サーバーの前記受注処理部で、
    前記入力手段で入力された注文数量に、購入が確実な注文を示す確実購入属性情報を関連付けて前記取引情報ファイルに記憶して、前記注文数量を前記総受注数量に随時計上する確実購入処理と、
    前記総受注数量の増加速度を算出する増加速度計算処理と、
    前記増加速度に対する閾値を有し、前記増加速度が前記閾値を上回るか比較判定し、前記閾値を上回ると、前記総受注数量が前記商品テーブルに記憶された最大商品数量に迫っていることを示す情報を少なくとも販売者が操作する端末装置に送信する監視警告処理と、
    前記総受注数量に対する商品単価を随時更新する単価計算処理と、
    前記所定の期間終了後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数量を確定する総受注数量確定処理とを実行する構成とした
    共同生産受注システム。
  2. 前記サーバーの前記監視警告処理を、
    前記総受注数量が前記最大商品数量を上回るか比較判定し、前記最大商品数量を上回ると、
    前記単価計算処理を一時停止する単価計算一時停止処理を実行する構成とした
    請求項1に記載の共同生産受注システム。
  3. 前記サーバーの前記確実購入処理を、
    前記入力手段で入力された前記注文数量が、所定の商品数量を上回るか比較判定し、前記所定の商品数量を上回ると、
    前記注文数量を前記総受注数量に計上せずに、前記出力手段に出力して直接取引に誘導する情報を、前記入力手段で前記注文数量が入力された端末装置に送信する構成とした
    請求項1または2に記載の共同生産受注システム。
  4. 前記複数の端末装置の前記入力手段で、
    購入が確実でない注文を示す予約購入属性情報と、
    前記サーバーに対して前記予約購入属性情報を前記確実購入属性情報に変更指示する予約購入属性情報の変更入力とを入力許容し、
    前記サーバーの前記受注処理部に、
    前記入力手段で入力された注文数量に、前記入力手段で入力された前記予約購入属性情報を関連付けて前記取引情報ファイルに記憶し、前記注文数量を前記総受注数量に計上しない予約購入処理を備え、
    該予約購入処理を、
    前記総受注数量に前記注文数量を加算した数量での商品単価である想定単価を算出し、
    前記想定単価を前記出力手段に出力して前記予約購入属性情報の変更入力を問う情報を、前記入力手段で前記注文数量と前記予約購入属性情報とが入力された端末装置に送信し、
    該端末装置の前記入力手段で入力された前記予約購入属性情報の変更入力を受信すると、前記確実購入処理を実行する構成とし、
    前記確実購入処理を、
    前記取引情報ファイルに記憶された前記注文数量に関連付けられた前記予約購入属性情報を、前記確実購入属性情報に書き換える構成とした
    請求項1から3のいずれか1つに記載の共同生産受注システム。
  5. 前記複数の端末装置の前記入力手段で、
    希望単価以下で購入する注文を示す指値購入属性情報と、
    商品の希望単価とを入力許容し、
    前記サーバーの前記受注処理部に、
    前記入力手段で入力された注文数量に、前記入力手段で入力された前記指値購入属性情報と前記希望単価とを関連付けて前記取引情報ファイルに記憶し、前記注文数量を前記総受注数量に計上しない指値購入処理を備え、
    該指値購入処理に、
    前記総受注数量に前記注文数量を加算した想定受注数量での商品単価と、前記入力手段で入力された前記希望単価とを比較判定し、前記想定受注数量での商品単価が前記希望単価以下になると、
    前記取引情報ファイルに記憶された前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に書き換えて、前記注文数量を前記総受注数量に計上する単価監視処理を備えた
    請求項1から4のいずれか1つに記載の共同生産受注システム。
  6. 前記複数の端末装置の前記入力手段で、
    前記サーバーに対して前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に変更指示する指値購入属性情報の変更入力を入許容し、
    前記単価監視処理を、
    前記希望単価に対して前記想定受注数量での商品単価が所定の単価条件を満たすと、
    前記想定受注数量での商品単価を前記出力手段に出力して前記指値購入属性情報の変更入力を問う情報を、前記入力手段で前記希望単価と前記注文数量と前記指値購入属性情報とが入力された端末装置に送信し、
    該端末装置の前記入力手段で入力された前記指値購入属性情報の変更入力を受信すると、前記取引情報ファイルに記憶された前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に書き換える構成とした
    請求項5に記載の共同生産受注システム。
  7. 前記複数の端末装置の前記入力手段で、
    前記サーバーに対して前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に変更指示する指値購入属性情報の変更入力を入許容し、
    前記単価監視処理を、
    前記希望単価での商品数量と前記想定受注数量との数量差が、所定の数量条件を満たすと、
    前記数量差を前記出力手段に出力して前記指値購入属性情報の変更入力を問う情報を、前記入力手段で前記希望単価と前記注文数量と前記指値購入属性情報とを入力した端末装置に送信し、
    該端末装置の前記入力手段で入力された前記指値購入属性情報の変更入力を受信すると、前記取引情報テーブルに記憶された前記指値購入属性情報を前記確実購入属性情報に書き換え、前記注文数量を前記注文数量に前記数量差を加算した数量に書き換える構成とした
    請求項5に記載の共同生産受注システム。
  8. 前記サーバーの前記商品テーブルに、
    前記商品数量に対する商品納期を、前記商品数量と関連付けて記憶した
    請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の共同生産システム。
  9. 回線接続部で通信回線に接続し、
    情報記憶部で各種情報を記憶し、
    商品情報提供部で商品情報と更新された総受注数量に対する商品単価とを関連付けて送信し、
    受注処理部で顧客の注文を受付けるサーバーと、
    該サーバーと通信回線を介して接続した複数の端末装置とで構成されたシステムを用いて、
    所定の期間に、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する複数の顧客と商品受注取引を行う共同生産受注方法であって、
    前記複数の端末装置の、
    入力手段で顧客が操作して注文数量を入力許容し、
    出力手段で前記サーバーが送信する各種情報を出力許容し、
    前記サーバーの前記情報記憶部の、
    商品テーブルに商品数量に該商品数量に対する商品単価を関連付けた組合せを列挙格納し、
    取引情報ファイルに前記入力手段で入力された注文数量と、注文数量の総和である総受注数量とを記憶し、
    前記サーバーの前記受注処理部で、
    確実購入処理により、前記入力手段で入力された注文数量に、購入が確実な注文を示す確実購入属性情報を関連付けて前記取引情報ファイルに記憶して、前記注文数量を前記総受注数量に随時計上し、
    増加速度計算処理により、前記総受注数量の増加速度を算出し、
    監視警告処理により、前記増加速度に対する閾値を有し、前記増加速度が前記閾値を上回るか比較判定し、前記閾値を上回ると、前記総受注数量が前記商品テーブルに記憶された最大商品数量に迫っていることを示す情報を少なくとも販売者が操作する端末装置に送信し、
    単価計算処理により、前記総受注数量に対する商品単価を随時更新し、
    総受注数量確定処理により、前記所定の期間終了後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数量を確定する
    共同生産受注方法。
  10. 通信回線に接続する回線接続部と、各種情報を記憶する情報記憶部と、商品情報と更新された総受注数量に対する商品単価とを関連付けて送信する商品情報提供部と、顧客の注文を受付ける受注処理部とを備えたサーバーと、
    顧客が操作して注文数量を入力許容する入力手段と、前記サーバーが送信する各種情報を出力許容する出力手段とを備え、該サーバーと通信回線を介して接続した複数の端末装置とで構成されたシステムを用いて、
    所定の期間に、販売者が募った商品の生産購入に関し希望する複数の顧客と商品受注取引を行うステップを実行する共同生産受注プログラムであって、
    注文数量と注文数量の総和である総受注数量とを記憶する取引情報ファイルに、前記入力手段で入力された注文数量と、該注文数量に購入が確実な注文を示す確実購入属性情報を関連付けて記憶し、前記注文数量を前記総受注数量に随時計上するステップと、
    前記総受注数量の増加速度を算出するステップと、
    前記増加速度に対する閾値を有し、前記増加速度が前記閾値を上回るか比較判定し、前記閾値を上回ると、商品数量に該商品数量に対する商品単価を関連付けた組合せを列挙格納する商品テーブルに記憶された最大商品数量に前記総受注数量が迫っていることを示す情報を少なくとも販売者が操作する端末装置に送信するステップと、
    前記総受注数量に対する商品単価を随時更新するステップと、
    前記所定の期間終了後、資材を調達して生産購入する商品の総受注数量を確定するステップとを前記サーバーに実行させる
    共同生産受注プログラム。
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