JP4624935B2 - 内視鏡洗滌消毒装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗滌消毒槽に収容され内視鏡保持部材に保持された内視鏡を自動的に洗滌消毒する内視鏡洗滌消毒装置に関する。
一般に、洗滌消毒装置を用いて体腔内の検査や治療の目的に使用される内視鏡の洗滌処理、及び消毒処理を行う場合、先ず、洗滌消毒装置本体(以下、単に装置本体と称す)の洗滌消毒槽内に、使用済みの内視鏡を収容し、その後、設定位置にセッティングする。
次いで、洗滌消毒槽の収容口に対し、蓋体であるトップカバーを閉成した後、処理開始スイッチをONする。すると、最初に洗滌工程が開始され、次いで消毒工程が開始される。洗滌工程では、先ず、洗滌消毒槽内に洗滌液が供給される。そして、この洗滌液が設定水位に達した後、洗滌が開始される。洗滌液は循環しており、その水流にて内視鏡が洗滌される。
洗滌工程終了後は、消毒工程において洗滌消毒槽に、洗滌液の供給と同様に、消毒液を設定水位まで供給して内視鏡の消毒を行い、次いで、洗滌液の供給と同様にすすぎ水を供給して、内視鏡のすすぎを行う。
最後に乾燥工程において、内視鏡に、洗滌液及び消毒液の供給と同様に、コンプレッサ等の送気装置を用いて高圧エアを設定時間供給することにより、内視鏡の除水、乾燥を促進させて、一連の工程が終了する。
このように、内視鏡を洗滌消毒することのできる内視鏡洗滌消毒装置は周知である。また、洗滌消毒槽に、載置、収容された内視鏡を適切な位置で保持して内視鏡を確実に洗滌消毒するとともに、洗滌消毒槽と内視鏡との間に間隙を設けることにより、洗滌消毒槽に接触される内視鏡の外表面をも洗滌消毒することのできる保持網を設けた内視鏡洗滌消毒装置も周知である。
例えば、特許文献1には、載置、収容された内視鏡を適切な位置で保持できるとともに、内視鏡と洗滌消毒槽との接触を最小限とすることができることにより、内視鏡の洗滌消毒をより確実に行うことができる保持網を備えた内視鏡洗滌消毒装置が開示されている。
特開平7−308289号公報
ところで、保持網に内視鏡を載置、収容する際、該載置及び収容は、ユーザにより行われるため、保持網の適切な位置に載置、収容されない状態で内視鏡の洗滌消毒工程が開始されてしまう場合があった。
具体的には、ユーザは、内視鏡を保持網に載置する工程においては、洗滌消毒工程開始後の洗滌消毒槽に貯留される洗滌液または消毒液等の液体の水位を、洗滌消毒工程前では確認することができないため、内視鏡の外表面の一部を、液体の水位よりも高く位置させて、保持網に載置、セッティングしてしまう場合があった。
この場合、洗滌消毒工程開始後、一旦、洗滌消毒工程を中止して、再度、内視鏡を適切な位置にセッティングし直す必要があるため、大変煩雑であることから、作業性の向上が望まれていた。
本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成にて、洗滌消毒槽の保持網に対する内視鏡の収容性を向上させることができるとともに、確実に内視鏡を洗滌消毒することのできる構成を有する内視鏡洗滌消毒装置を提供するにある。
上記目的を達成するため本発明による内視鏡洗滌消毒装置は、内視鏡を自動的に洗滌消毒する内視鏡洗滌消毒装置において、前記内視鏡が収容される、内視鏡収容口を有する洗滌消毒槽と、前記洗滌消毒槽内に配置可能であって、前記内視鏡を保持するとともに、前記洗滌消毒槽と前記内視鏡との間に間隙を形成する保持網と、を具備し、前記保持網には目視可能な内視鏡位置規定部が配置されているとともに、前記内視鏡位置規定部は、前記洗滌消毒槽の設定水位以下に配置されさらに前記洗滌消毒槽に収容された前記内視鏡の前記内視鏡収容口側の外表面以上の高さに配置されていることにより、前記保持網に前記内視鏡を保持させる際には前記内視鏡位置規定部以下の高さに内視鏡を配置可能であることを特徴とする
本発明によれば、簡単な構成にて、洗滌消毒槽の保持網に対する内視鏡の収容性を向上させることができるとともに、確実に内視鏡を洗滌消毒することのできる構成を有する内視鏡洗滌消毒装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態においては、内視鏡洗滌消毒装置は、2本の内視鏡を同時に洗滌消毒することのできる内視鏡洗滌消毒装置を例に挙げて説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態を示す内視鏡洗滌消毒装置の斜視図、図2は、図1のトップカバーが開成され、洗滌消毒槽に2本の内視鏡が収納自在な状態を示す内視鏡洗滌消毒装置の斜視図、図3は、図2の洗滌消毒槽に2本の内視鏡が収容された状態を示す、トップカバーが開成された際の内視鏡洗滌消毒装置の上面図である。
図1に示すように、内視鏡洗滌消毒装置1は、使用済みの2本の内視鏡(以下、2本の内視鏡をそれぞれ内視鏡100、110と称す)を、2本同時に洗滌、消毒する装置であり、洗滌装置本体(以下、単に装置本体と称す)2と、その上部に、例えば図示しない蝶番を介して開閉自在に接続された蓋体であるトップカバー3とにより、主要部が構成されている。
図1に示すように、トップカバー3が装置本体2に閉じられている状態では、装置本体2とトップカバー3とは、装置本体2及びトップカバー3の互いに対向する位置に配設された、例えばラッチ8により、閉成後施錠される構成となっている。
また、図1、図2に示すように、装置本体2の操作者が近接する図中前面(以下、前面と称す)であって、例えば左半部の上部に、洗剤/アルコールトレー11が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。
洗剤/アルコールトレー11には、内視鏡100、内視鏡110を洗滌するに際し用いる液体である洗剤が注入されたタンク11a、及び洗滌消毒後の内視鏡100を乾燥する際に用いられる液体であるアルコールが注入されたタンク11bが収納されており、洗剤/アルコールトレー11が、引き出し自在なことにより、各タンク11a,11bに、所定に液体が補充できるようになっている。
尚、タンク11aに注入された洗剤は、図示しない給水フィルタにより濾過処理された水道水により所定の濃度に希釈される濃縮洗剤である。尚、本実施の形態では、以下の説明において、前記洗剤と前記水道水との混合液を洗滌液という。
また、洗剤/アルコールトレー11には、窓部11mが設けられており、該窓部11mにより、各タンク11a,11bに注入されている洗剤及びアルコールの残量が操作者によって確認できるようになっている。
また、装置本体2の前面であって、例えば右半部の上部に、カセットトレー12が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。カセットトレー12には、内視鏡100、110を消毒する際に用いる、液体である、過酢酸等の消毒液となる主剤が注入されたボトル12aと、主剤の緩衝剤が注入されたボトル12bとが収納されており、カセットトレー12が、引き出し自在なことにより、ボトル12a,12bに、所定に液体が補充できるようになっている。尚、本実施の形態では、以下の説明において、前記主剤と前記緩衝剤との混合液を消毒液という。
さらに、装置本体2の前面であって、カセットトレー12の上部に、洗滌消毒時間の表示や、消毒液を加温するための指示釦等が配設されたサブ操作パネル13が配設されている。
また、装置本体2の図中前面の下部に、図1に示すように、装置本体2の上部に閉成されたトップカバー3を、操作者の踏み込み操作により、図2に示すように、装置本体2の上方に開成するためのペダルスイッチ14が配設されている。
また、装置本体2の上面の、例えば操作者が近接する前面側の図中右端寄りに、装置本体2の洗滌,消毒動作スタートスイッチ、及び洗滌,消毒モード選択スイッチ等の設定スイッチ類が配設されたメイン操作パネル25が設けられている。
また、装置本体2の上面であって、操作者が近接する前面に対向する背面側に、装置本体2に水道水を供給するための、水道蛇口に接続された給水ホース31a(図3参照)が接続される給水ホース接続口31が配設されている。尚、給水ホース接続口31には、水道水を濾過するメッシュフィルタが配設されていてもよい。
さらに、装置本体2の上面の略中央部に、上方に開口する内視鏡収容口2sをトップカバー3によって開閉される、図2に示すように、内視鏡100、110が収容自在な洗滌消毒槽4が設けられている。洗滌消毒槽4は、例えば槽本体50と該槽本体50の内視鏡収容口の外周縁に連続して周設されたテラス部51とにより構成されている。
槽本体50は、使用後の内視鏡100、110が洗滌消毒される際、該内視鏡100、110が収容自在であり、槽本体50の槽内の面である底面50tには、槽本体50に供給された流体である、洗滌液,水,消毒液等を、槽本体50から排水するための排水口55が設けられている。
また、槽本体50の槽内の面である周状の側面50sの任意の位置に、槽本体50に供給された洗滌液,水,消毒液等を、槽本体50から内視鏡100、110の内部に配設された各管路に供給する、後述する給水循環ノズル24から槽本体50に再度上記液体を供給するための循環口56が設けられている。尚、循環口56には、洗滌液,水,消毒液等を濾過するフィルタが設けられていても良い。
また、この循環口56は、槽本体50の底面50tに設けられていてもよい。循環口56が槽本体50の底面50tに設けられていれば、より早く水没するため、内視鏡100の各管路、または再度槽本体50への、洗滌液,水,消毒液等の供給タイミングを早めることができる。さらに、使用者が循環口56に設けられたフィルタ等を交換するに際し、底面に設けられていると、操作者がアプローチしやすくなるといった利点がある。
また、洗滌消毒槽4の槽本体50の底面50tの略中央には、内視鏡洗滌消毒装置1の図示しない内部の給水管路に消毒液を供給し、この給水管路を消毒する給水管路消毒用ポート7が配設されている。
さらに、槽本体50の底面50tの略中央には、内視鏡100、110の各スコープスイッチ等の釦類、鉗子栓等を収容して、該釦類及び鉗子栓等を、内視鏡100、110と共に、洗滌消毒するための洗滌ケース6が配設されている。
また、槽本体50の底面50tの洗滌ケース6、給水管路消毒用ポート7を囲む位置に、図3に示すように、平面上、略環状の内視鏡保持部材である保持網60が配設自在となっている。保持網60は、洗滌消毒槽4に配置された際、載置された内視鏡100、110を保持して、洗滌消毒に適切な位置に内視鏡100、110をセッティングする。
また、保持網60は、内視鏡100、110を保持後、該内視鏡100、110と底面50tとの間に間隙を形成することにより、洗滌消毒の際、内視鏡100、110の底面50tに対向する外表面の部位、即ち、保持網60を用いない際、底面50tに接触する外表面の部位を確実に洗滌消毒させるためのものである。尚、保持網60については、後に詳しく説明する。
槽本体50の側面50sの任意の位置に、槽本体50に供給された洗滌液、水、消毒液等の液体の水位を検出し、液体を洗滌消毒槽4において、後述する設定水位90(図6参照)まで確実に供給するためのカバー付き水位センサ32が設けられている。
洗滌消毒槽4のテラス部51は、斜め上方に指向する傾斜面、具体的には、槽本体50の、例えば底面50tに対して、規定の角度傾斜した周状のテラス面51tを有して形成されている。
テラス部51のテラス面51t以外の面、即ち槽本体50の底面50tと平行な面51fに、槽本体50に対し、洗剤タンク11aから、後述する洗剤供給ポンプ40(図4参照)により、洗滌液を供給するための洗剤ノズル22が配設されている。尚、洗剤ノズル22は、テラス面51tに配設されていても良い。
また、テラス部51のテラス面51tに、図示しない薬液タンク58から、槽本体50に消毒液を供給するための消毒液ノズル23が配設されている。
さらに、テラス面51tに、槽本体50に対し、洗滌、あるいはすすぎに使用する水を供給する、または槽本体50の循環口56から吸引した洗滌液,水,消毒液等を、再度槽本体50に供給するための給水循環ノズル24が配設されている。尚、消毒液ノズル23、給水循環ノズル24は、平行な面51fに配設されていてもよい。
また、テラス部51のテラス面51tの操作者用操作位置4kに対向する側に、第1の内視鏡100及び第2の内視鏡110の内部に設けられた後述する各管路に、洗滌液,水,アルコール,消毒液、またはエア等の流体(以下、まとめて単に流体と称す)を供給するための2つのポート33a、33bからなる送気送水/鉗子口用ポート33と、2つのポート34a、34bからなる副送水/鉗子起上用ポート34と、2つの漏水検知用ポート35とが配設されている。尚、各ポート33〜35の個数は、上述した個数に限定されない。
次に、上述した保持網60の構成について、図4〜図6を用いて説明する。図4は、図3の保持網の拡大平面図、図5は、図4の保持網の側面図、図6は、洗滌消毒槽に配置された図4の保持網に2本の内視鏡を載置し洗滌消毒槽に液体を供給した後の、液体の水位に対する保持網と2本の内視鏡の操作部との高さ方向の位置を部分的に示す図である。
図4に示すように、保持網60は、例えば、細長な針金部材から形成されており、平面上環状の環状載置部61と、該環状載置部61の一部から、環状載置部61の外周方向に、平面上2本延出して形成された延出載置部62とにより主要部が構成されている。
保持網60は、洗滌消毒槽4の槽本体50において、延出載置部62が、装置本体2の背面側、即ち、各ポート33〜35が配置された側に配置されるとともに、環状載置部61が、洗滌ケース6、給水管路消毒用ポート7を囲む位置に配置される。
環状載置部61には、内視鏡100、110の挿入部102、112、ユニバーサルコード103、113が巻回されて載置される。
環状載置部61には、保持網60を槽本体50に配置後、図5に示すように、底部61ksの平面上の外周から所定の高さを有して内視鏡収容口2s側(以下、上方と称す)に延出して位置する、複数の突出部材61a等が形成されている。
複数の突出部材61aの突出の先端部位61asは、内視鏡100、110の挿入部102、112、ユニバーサルコード103、113の保持部材側収容口61nを構成している。
尚、図4に示すように、環状載置部61の内周円部の領域61sに、洗滌ケース6が載置される平面上環状の洗滌ケース載置部61tが、環状載置部61に接続されて形成されている。
延出載置部62は、操作部用延出載置部62vとコネクタ部用延出載置部62wとにより構成されており、操作部用延出載置部62vには、内視鏡100、110の操作部101、111が載置され、コネクタ部用延出載置部62wには、ユニバーサルコード103、113の先端に接続されたコネクタ部49、149が載置される。
操作部用延出載置部62vとコネクタ部用延出載置部62wとは、図5に示すように、底部62vs、62wsが、環状載置部61の底部61ksよりも高さ方向に低く位置するよう、環状載置部61に接続されている。
また、操作部用延出載置部62vには、保持網60を槽本体50に配置した際、底部62vsからそれぞれ所定の高さを有して上方に延出して位置する、例えば2本の突出部材62h、62iが形成されている。
さらに、コネクタ部用延出載置部62wには、保持網60を槽本体50に配置後、底部62wsから所定の高さを有して上方に延出して位置する、例えば2本の突出部材62jが形成されている。
2本の突出部材62h、62iの突出の先端部位62hs、62isは、内視鏡100、110の操作部101、111の保持部材側収容口62mを構成しており、2本の突出部材62jの各先端部位62jsは、内視鏡100、110のコネクタ部49、149の保持部材側収容口62pを構成している。
尚、突出部材62iの先端部位62isは、保持網60を槽本体50に配置した際、図5に示すように、他の先端部位61as、62hs、62jsよりも、槽本体50の底面50tから高く位置するよう形成されている。
また、保持網60を槽本体50に配置した際の突出部材62iの突出の先端部位62isの槽本体50の底面50tからの高さが、図6に示すように、洗滌消毒槽4に洗滌液または消毒液等の液体が貯留された際、該貯留された液体の洗滌消毒槽4における設定水位90と同じか、設定水位90以下に位置されるよう、突出部材62iは形成されている。
次に、このように構成された本実施の形態の作用について、上述した図1〜図6を用いて説明する。
使用後の内視鏡100、110を洗滌消毒する際は、洗滌消毒槽4の槽本体50において、保持網60の延出載置部62を、装置本体2の背面側に配置するとともに、環状載置部61を、洗滌ケース6、給水管路消毒用ポート7を囲む位置に配置する。
次いで、保持網60の洗滌ケース載置部61tに洗滌ケース6を載置する。その後、内視鏡100、110の操作部101、111を延出載置部62の操作部用延出載置部62vに載置し、内視鏡100、110の挿入部102、112、ユニバーサルコード103、113を、環状載置部61に巻回して載置する。また、コネクタ部49、149を、延出載置部62のコネクタ部用延出載置部62wに載置する。
操作部101、111を、延出載置部62の操作部用延出載置部62vに載置する際は、図6に示すように、操作部101、111の上側の外表面101g、111gを、操作部用延出載置部62vの突出部材62iの先端部位62isと、槽本体50の底面50tから同じ高さ、または操作部用延出載置部62vの突出部材62iの先端部位62isよりも低い高さに、見比べてセッティングさせる。
尚、突出部材62iには、図6に示すように、指標91が設けられているため、ユーザは、操作部101、111を載置する際、見比べる基準とする先端部位62isを容易に認識することができるようになっている。
先端部位62isは、洗滌消毒槽4に液体が貯留された際、該液体の洗滌消毒槽4における設定水位90と同じ高さか、設定水位90以下の高さに位置されるように形成されているため、先端部位62is以下の高さに載置された内視鏡100、110の操作部101、111の外表面101g、111gは、洗滌消毒工程開始後、確実に、設定水位90以下に位置される。つまり、液体中に浸漬される。
また、上述したように、先端部位62isは、保持網60を槽本体50に配置した際、他の先端部位61as、62hs、62jsよりも、槽本体50の底面50tから高く位置するよう形成されていることから、内視鏡100、110の全ての上側の外表面の部位を、先端部位62isと同じ高さか先端部位62isより低く位置させれば、操作部101、111の外表面101g、111gばかりか、内視鏡100、110全体は、洗滌消毒工程開始後、確実に、設定水位90以下に位置される、即ち液体中に浸漬される。
よって、この場合、先端部位62isは、本発明における洗滌消毒槽4に収容された内視鏡100、110の上側の外表面を、設定水位90と同じ高さまたは設定水位90以下の高さに位置させる基準となる内視鏡位置規定手段を構成している。
その後、図3に示すように、送気送水/鉗子口用ポート33aに流入側接続口150cが接続された、流出側が2股に分岐された、例えばY字状の分岐チューブ150の流出側接続口150aを、内視鏡100の内部に配設された送気送水管路の、操作部101の外表面における管路接続口98に接続する。
また、分岐チューブ150の流出側接続口150bを、内視鏡100の内部に配設された吸引管路を兼ねた処置具挿通用管路の、操作部101の外表面における管路接続口99に接続する。
さらに、送気送水/鉗子口用ポート33bに流入側接続口151cが接続された、流出側が2股に分岐された、例えばY字状の分岐チューブ151の流出側接続口151aを、内視鏡110の内部に配設された送気送水管路の、操作部111の外表面における管路接続口198に接続する。
また、分岐チューブ151の流出側接続口151bを、内視鏡110の内部に配設された吸引管路を兼ねた処置具挿通用管路の、操作部111の外表面における管路接続口199に接続する。
尚、内視鏡100、110が、それぞれ副送水/鉗子起上用管路を有している場合には、副送水/鉗子起上用ポート34aに一端が接続された洗滌チューブの他端を、内視鏡100の副送水/鉗子起上用管路の管路接続口に接続する。また、副送水/鉗子起上用ポート34bに一端が接続された洗滌チューブの他端を、内視鏡110の副送水/鉗子起上用管路の管路接続口に接続する。
さらに、図3に示すよう、それぞれ、一方の漏水検知用ポート35に一端が接続された洗滌チューブの他端を、内視鏡100のコネクタ部49の漏水検知用の接続口97に接続し、他方の漏水検知用ポート35に一端が接続された洗滌チューブの他端を、内視鏡110のコネクタ部149の漏水検知用の接続口197に接続する。
次いで、図1に示すように、トップカバー3を、装置本体2に対して閉成することにより、洗滌消毒槽4の槽本体50の内視鏡収容口2sをトップカバー3により閉成する。
その後、内視鏡洗滌消毒工程をスタートすると、洗滌消毒槽4において、水位センサ32により、洗滌液が設定水位90まで満たされて、上述したように、先端部位62isと同じ高さか先端部位62isよりも低くなるよう保持網60に載置された内視鏡100、110が、洗浄液に完全に浸漬される。その後、内視鏡100、110の各外表面及び各管路内が洗滌される。
次いで、洗滌消毒槽4に消毒液が設定水位90まで満たされて、上述したように、先端部位62isと同じ高さか先端部位62isよりも低くなるよう保持網60に載置された内視鏡100、110が消毒液に完全に浸漬された後、内視鏡100、110の各外表面及び各管路内が消毒される。尚、この洗滌処理または消毒処理は周知であるため、その詳しい説明は省略する。
また、その他の内視鏡洗滌消毒装置を用いた洗滌または消毒処理における作用も周知であるため、その説明は省略する。
このように、本実施の形態においては、洗滌消毒槽4に保持網60を配置した際、延出載置部62の操作部用延出載置部62vの突出部材62iの先端部位62isを、洗滌消毒槽4に貯留された液体の設定水位90と同じ高さか、設定水位90以下の高さに槽本体50の底面50tから位置するよう形成した。また、先端部位62isは、他の先端部位61as、62hs、62jsよりも、槽本体50の底面50tから高く位置するよう形成した。
このことによれば、ユーザは、洗滌消毒工程開始前に、内視鏡100、110を保持網60に載置する際、操作部101、111の外表面101g、111gを、指標91が設けられた突出部材62iの先端部位62isよりも低く位置させるよう見比べて載置、セッティングすることで、外表面101g、111gを、洗滌消毒工程開始後、確実に液体中に浸漬させることができる。
また、挿入部102、112、ユニバーサルコード103、113、コネクタ部49、149の上側の外表面を、先端部位62isよりもそれぞれ低く位置させるよう載置することで、各外表面を、洗滌消毒工程開始後、確実に液体中に浸漬させることができる。即ち、内視鏡100、110全体が、確実に液体中に浸漬するよう、洗滌消毒工程開始前に、内視鏡100、110を保持網60にセッティングすることができる。
このことから、先端部位62isのみをセッティングの基準とする簡単な構成にて、内視鏡100、110全体を洗滌消毒槽4において設定水位90まで貯留された液体中に確実に浸漬させることができることから、洗滌消毒槽4の保持網60に対する内視鏡100、110の収容性を向上させることができるとともに、確実に内視鏡100、110を洗滌消毒することのできる構成を有する内視鏡洗滌消毒装置1を提供することができる。
尚、以下、変形例を示す。本実施の形態においては、2本の内視鏡100、110を洗滌消毒槽4に配置された保持網60に載置、セッティングする場合を例に挙げて示したが、これに限らず、1本の内視鏡のみを保持網60に載置、セッティングする場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、内視鏡100、110を、液体中に確実に浸漬させるためのセッティングの基準として、突出部材62iの先端部位62is、1つのみを例に挙げて示したが、セッティングの基準は、保持網60にいくつ設けてもよいということは、云うまでもない。
また、以下、別の変形例を示す。図7は、図6の操作部用延出載置部の突出部材の先端部位の形状の変形例を示す図である。
図7に示すように、保持網60の延出載置部62の操作部用延出載置部62vの突出部材62iの先端部位62isは、洗滌消毒槽4における設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さにおいて、洗滌消毒槽4に貯留される液体の表面に対し平行に折り曲げられた部位62ishを有していてもよい。
このことによれば、部位62ishは、液体の表面と平行に形成されているため、ユーザは、内視鏡100、110を洗滌消毒槽4に配置された保持網60に載置する際、設定水位90の位置を、本実施の形態よりもより確実に視認することができることから、先端部位62is以下に、確実に、内視鏡100、110をセッティングすることができる。
尚、以下、さらに別の変形例を示す。図8は、図4の操作部用延出載置部の突出部材の先端部位に、可動部材が接続された変形例を示す図、図9は、図4の操作部用延出載置部の突出部材の先端部位に、蓋体が開閉自在な変形例を示す図である。
上述した、本実施の形態においては、ユーザは、保持網60の延出載置部62の操作部用延出載置部62vの突出部材62iの先端部位62isをセッティングの基準にして、内視鏡100、110を、保持網60に載置すると示した。
これに限らず、図8に示すように、例えば、延出載置部62の突出部材62hの先端部位62hs、突出部材62jの先端部位62js、環状載置部61の突出部材61aの先端部位61asを、先端部位62isと槽本体50の底面50tから同じ高さとなるよう形成し、該先端部位62hsに、上述した各先端部位により形成される保持部材側収容口61n、62m、62pに対し開閉自在な可動部材65の一端を接続することにより、可動部材65を、内視鏡100、110を保持網60に載置する際の上述したセッティングの基準としてもよい。
尚、この場合は、先端部位62is、62hs、62js、61asは、洗滌消毒槽4において、上述した実施の形態に示す、洗滌消毒槽4に貯留された液体の設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さに位置するように形成されている。
具体的には、可動部材65は、保持部材側収容口61n、62m、62pに閉成された際、即ち、保持網60の各突出部材62i、62h、62j、61aの各先端部位62is、62hs、62js、61asに保持された際、洗滌消毒槽4に貯留された液体の設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さにおいて、液体の表面に対し平行に位置する。
よって、内視鏡100、110を保持網60に載置した後、可動部材65を閉成して保持部材側収容口61n、62m、62pを閉成するのみで、ユーザは、洗滌消毒工程開始前に、内視鏡100、110全体を、確実に、可動部材65と同じ高さか可動部材65以下の高さに、即ち、設定水位90と同じ高さか設定水位90以下の高さに、上述したセッティングの基準となる先端部位62isと内視鏡100、110の位置とを見比べることなく、槽本体50の底面50tから位置させることができる。
よって、可動部材65を閉成する容易かつ簡単な構成にて、洗滌消毒工程開始後、内視鏡100、110全体を液体中に浸漬させることができることから、洗滌消毒槽4の保持網60に対する内視鏡100、110の収容性を、本実施の形態よりも容易に向上させることができるとともに、確実に内視鏡100、110を洗滌消毒することのできる構成を有する内視鏡洗滌消毒装置1を提供することができる。
このことから、可動部材65は、本発明における洗滌消毒槽4に収容された内視鏡100、110の上側の外表面を、設定水位90と同じ高さまたは設定水位90以下の高さに位置させる基準となる内視鏡位置規定手段を構成している。
また、保持部材側収容口61n、62m、62pに対し開閉自在な部材は、突出部材62hの先端部位62hsに一端が接続された可動部材65に限らず、図9に示すように、保持部材側収容口61n、62m、62pに対し蓋体66を開閉自在にすることにより、蓋体66を、内視鏡100、110を保持網60に載置する際の上述したセッティングの基準としてもよい。
具体的には、蓋体66は、保持部材側収容口61n、62m、62pに閉成された際、即ち、保持網60の各突出部材62i、62h、62j、61aの各先端部位62is、62hs、62js、61asに保持された際、洗滌消毒槽4に貯留された液体の設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さにおいて、液体の表面に対し平行に位置する。
よって、内視鏡100、110を保持網60に載置した後、蓋体66を閉成して保持部材側収容口61n、62m、62pを閉成するのみで、ユーザは、洗滌消毒工程開始前に、内視鏡100、110全体を、確実に、蓋体66と同じ高さか蓋体66以下の高さに、即ち、設定水位90と同じ高さか設定水位90以下の高さに、上述したセッティングの基準となる先端部位62isと内視鏡100、110の位置とを見比べることなく、槽本体50の底面50tから位置させることができる。
よって、蓋体66を閉成する容易かつ簡単な構成にて、洗滌消毒工程開始後、内視鏡100、110を洗滌消毒槽4において設定水位90まで貯留された液体中に浸漬させることができることから、洗滌消毒槽4の保持網60に対する内視鏡100、110の収容性を、本実施の形態よりも容易に向上させることができるとともに、確実に内視鏡100、110を洗滌消毒することのできる構成を有する内視鏡洗滌消毒装置1を提供することができる。
このことから、蓋体66も、本発明における洗滌消毒槽4に収容された内視鏡100、110の上側の外表面を、設定水位90と同じ高さまたは設定水位90以下の高さに位置させる基準となる内視鏡位置規定手段を構成している。
(第2実施の形態)
図10は、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置の洗滌消毒槽の槽本体に、2本の内視鏡を載置した状態を示す部分斜視図である。
尚、本実施の形態は、上述した第1実施の形態と比して、洗滌消毒工程開始前に、内視鏡100、110を、洗滌消毒槽4において、該洗滌消毒槽4に貯留される液体の設定水位90以下に確実に収容させるセッティングのための基準となるものを、保持網60ではなく槽本体50に設ける点のみが異なる。よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。また、本実施の形態においても、2本の内視鏡を同時に洗滌消毒することのできる内視鏡洗滌消毒装置を例に挙げて説明する。
図10に示すように、洗滌消毒槽4の槽本体50の槽内の面である周状の側面50sに、周状の指標80が、例えば側面50sに凹凸を形成することにより、または側面50sにラインを印刷することにより形成されている。
指標80は、洗滌消毒の際、洗滌消毒槽4に貯留される液体の設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さにおける、槽本体50の底面50tからの側面50sの位置において、洗滌消毒槽4に貯留される液体の表面に対し平行となるよう形成されている。
このように、槽本体50の側面50sの設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さにおいて、指標80が形成されておれば、ユーザは、洗滌消毒工程開始前に、内視鏡100、110を、洗滌消毒槽4に収容する際、内視鏡100、110の上側の外表面が、指標80以下となる位置に見比べてセッティングすれば、確実に、洗滌消毒工程開始後、内視鏡100、110全体を、洗滌消毒槽4に貯留された液体に浸漬させることができる。
よって、槽本体50の側面50sに指標80を形成する簡単な構成にて、内視鏡100、110を洗滌消毒槽4において設定水位90まで貯留された液体中に浸漬させることができることから、洗滌消毒槽4の保持網60に対する内視鏡100、110の収容性を向上させることができるとともに、確実に内視鏡100、110を洗滌消毒することのできる構成を有する内視鏡洗滌消毒装置1を提供することができる。
このことから、指標80は、本発明における洗滌消毒槽4に収容された内視鏡100、110の上側の外表面を、設定水位90と同じ高さまたは設定水位90以下の高さに位置させる基準となる内視鏡位置規定手段を構成している。
尚、本実施の形態は、洗滌消毒槽4に保持網60を配置する場合と配置しない場合との双方に適用することができる。
また、本実施の形態においても、洗滌消毒槽4に貯留される液体の設定水位90以下に確実に収容させるセッティングの基準となるものを、上述した第1実施の形態に示したように、保持網60にさらに設けてもよいことは勿論である。
さらに、本実施の形態においても、2本の内視鏡100、110を洗滌消毒槽4に配置された保持網60に載置、セッティングする場合を例に挙げて示したが、これに限らず、1本の内視鏡のみを保持網60に載置、セッティングする場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
尚、以下、変形例を示す。図11は、図10に示した指標の変形例を、洗滌消毒槽の槽本体に、2本の内視鏡を載置した状態において示す部分斜視図、図12は、図11の帯状部材を洗滌消毒槽に設ける構成を示す部分拡大斜視図である。
本実施の形態においては、指標80は、槽本体50の側面50sに凹凸を形成することにより、または側面50sにラインを印刷することにより形成されていると示した。
これに限らず、図11に示すように、指標80を帯状部材または糸状部材から構成し、例えば帯状部材を、洗滌消毒の際、洗滌消毒槽4に貯留される液体の設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さにおける、対向する2つの側面50s間の位置において、洗滌消毒槽4に貯留される液体の表面に対し平行となるよう緊張させて設けてもよい。尚、以下、帯状部材にも、符号80を付す。
具体的には、図12に示すように、槽本体50の側面50sの洗滌消毒槽4に貯留される液体の設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さの位置に、スライド溝50mを設けるとともに、スライド溝50mが設けられた側面50sと対向する側面50sにおいて、スライド溝50mと同じ高さに、帯状部材80が巻き付けられたロール部材80rを設ける。
このような構成によれば、ロール部材80rから送り出された帯状部材80の先端の嵌合部材80sが、スライド溝50mにスライド嵌入されることにより、帯状部材80を、洗滌消毒槽4において、洗滌消毒槽4に貯留される液体の設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さに、貯留される液体の表面と平行に緊張した状態で設けることができる。
よって、ユーザは、洗滌消毒工程開始前に、内視鏡100、110を緊張した状態で設けた帯状部材80よりも低く洗滌消毒槽4にセッティングすることにより、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、このことは、指標を糸状部材で構成した場合も同様である。
尚、内視鏡100、110をセッティングした後は、嵌合部材80sをスライド溝50mから抜去することにより、帯状部材80は、自動的にロール部材80rに巻き付けられ収納されることから、帯状部材80が、洗滌工程開始後の妨げとなることがない。
尚、以下、別の変形例を示す。図13は、内視鏡を洗滌消毒槽の槽本体の底面に固定されたフックに係止させた状態を示す図である。
本実施の形態においては、洗滌消毒槽4に設けられる内視鏡位置規定手段としては、指標80を例に挙げて示したが、内視鏡を洗滌消毒槽4において貯留された液体中に完全に浸漬させる手段としては、槽本体50の底面50tに設けられたフックであっても構わない。尚、以下に示す図13においては、内視鏡を1本のみ洗滌消毒槽4の槽本体50に収容する場合を例に挙げて説明する。
具体的には、図13に示すように、洗滌消毒槽4の槽本体50の底面50tに、上側に対して逆L字状に延出する係止部材である、複数のフック88が固定されている。
複数のフック88は、洗滌消毒槽4に収容された内視鏡100の挿入部102、ユニバーサルコード103を、槽本体50の底面50tに部分的に接触させるための台座88aと、台座88aから上方に延出する延出部88bと、該延出部88bの、槽本体50に貯留される液体の設定水位90と同じ高さ、または設定水位90以下の高さに位置する延出端から液体に対し略平行に延出する係止部88cとによりそれぞれ構成されている。
このような構成によれば、ユーザは、内視鏡100を洗滌消毒槽4に収容する際、複数のフック88の各台座88aに挿入部102、ユニバーサルコード103を載置するとともに、挿入部102、ユニバーサルコード103の上側の外表面を、フック88の各係止部88cに係止させることにより、確実に、洗滌消毒工程開始前に、内視鏡100を、設定水位90以下に位置させることができる。即ち、内視鏡100を、洗滌消毒工程開始後、洗滌消毒槽4に貯留された液体中に確実に浸漬させることができる本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
よって、フック88は、本発明における洗滌消毒槽4に収容された内視鏡100、110の上側の外表面を、設定水位90と同じ高さまたは設定水位90以下の高さに位置させる内視鏡位置規定手段を構成している。
また、このような構成によれば、係止部88cが、内視鏡100を液体中に浸漬させた後、該内視鏡100に作用する浮力に起因する内視鏡100の浮きを防止することができる。
尚、以上のことは、内視鏡が2本、洗滌消毒槽4に収容される場合であっても同様である。
本実施の形態を示す内視鏡洗滌消毒装置の斜視図。 図1のトップカバーが開成され、洗滌消毒槽に2本の内視鏡が収納自在な状態を示す内視鏡洗滌消毒装置の斜視図。 図2の洗滌消毒槽に2本の内視鏡が収容された状態を示す、トップカバーが開成された際の内視鏡洗滌消毒装置の上面図。 図3の保持網の拡大平面図。 図4の保持網の側面図。 洗滌消毒槽に配置された図4の保持網に2本の内視鏡を載置し洗滌消毒槽に液体を供給した後の、液体の水位に対する保持網と2本の内視鏡の操作部との高さ方向の位置を部分的に示す図。 図6の操作部用延出載置部の突出部材の先端部位の形状の変形例を示す図。 図4の操作部用延出載置部の突出部材の先端部位に、可動部材が接続された変形例を示す図。 図4の操作部用延出載置部の突出部材の先端部位に、蓋体が開閉自在な変形例を示す図。 本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置の洗滌消毒槽の槽本体に、2本の内視鏡を載置した状態を示す部分斜視図。 図10に示した指標の変形例を、洗滌消毒槽の槽本体に、2本の内視鏡を載置した状態において示す部分斜視図。 図11の帯状部材を洗滌消毒槽に設ける構成を示す部分拡大斜視図。 内視鏡を洗滌消毒槽の槽本体の底面に固定されたフックに係止させた状態を示す図。
符号の説明
1…内視鏡洗滌消毒装置
2s…内視鏡収容口
4…洗滌消毒槽
50…槽本体
50t…槽本体の底面
61n…保持部材収容口
62is…先端部位
62ish…平行に折り曲げられた部位
62m…保持部材収容口
62p…保持部材収容口
65…可動部材
66…蓋体
80…指標
88…フック
88c…係止部
90…設定水位
100…内視鏡
110…内視鏡
101g…操作部の外表面
111g…操作部の外表面

Claims (4)

  1. 内視鏡を自動的に洗滌消毒する内視鏡洗滌消毒装置において、
    前記内視鏡が収容される、内視鏡収容口を有する洗滌消毒槽と、
    前記洗滌消毒槽内に配置可能であって、前記内視鏡を保持するとともに、前記洗滌消毒槽と前記内視鏡との間に間隙を形成する保持網と、
    を具備し、
    前記保持網には目視可能な内視鏡位置規定部が配置されているとともに、前記内視鏡位置規定部は、前記洗滌消毒槽の設定水位以下に配置されさらに前記洗滌消毒槽に収容された前記内視鏡の前記内視鏡収容口側の外表面以上の高さに配置されていることにより、前記保持網に前記内視鏡を保持させる際には前記内視鏡位置規定部以下の高さに内視鏡を配置可能であることを特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
  2. 前記内視鏡位置規定部は、前記保持網の前記内視鏡収容口側の先端部位であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗滌消毒装置。
  3. 前記先端部位は、前記液体の前記設定水位以下の高さにおいて、前記液体の表面に対して平行に折り曲げられた部位を有していることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡洗滌消毒装置。
  4. 前記保持網は、前記先端部位に一端が接続された蓋状の可動部材を含むことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡洗滌消毒装置。
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