JP5073474B2 - 内視鏡洗浄消毒装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置本体に設けられた洗浄消毒槽に内視鏡を収容してこの内視鏡を洗浄消毒する内視鏡洗浄消毒装置に関する。
体腔内の検査や治療の目的に使用される内視鏡は、体腔内に挿入する挿入部の外表面だけでなく、送気送水管路、吸引管路、前方送水管路、処置具挿通用管路等の各内視鏡管路内にも汚物が付着する。そのため、使用済みの内視鏡は、外表面に限らず、必ず各管路内までも洗浄、消毒する必要がある。
一般に、洗浄消毒装置を用いて内視鏡の洗浄処理、及び消毒処理を行う場合、先ず、装置本体の洗浄消毒槽内に使用済みの内視鏡が収容、セットされる。次いで、内視鏡管路内も洗浄消毒するため、洗浄消毒槽に設けられた、内視鏡管路内へ液体、気体等の流体を供給するための各種供給ノズルと、内視鏡の外表面に開口する各管路の口金とがチューブ等を介して接続される。
さらに、内視鏡の内部に、外部に連通する孔等が形成されていないかを確認する、即ち漏水箇所が形成されていないかの漏水チェックを行うため、内視鏡の内部に連通する漏水検知用の口金と、供給ノズルの内、気体を送気する漏水検知ノズルとがチューブ等を介して接続される。
次いで、洗浄消毒槽に、蓋体が閉成された後、処理開始スイッチがONされる。すると、先ず、漏水検知用の口金を介して、内視鏡の内部に漏水検知ノズルから気体が所定量送気された後、洗浄消毒装置のセンサが圧力等を測定する等により、漏水チェックが行われる。
その後、漏水チェックがOKであれば、洗浄工程が開始され、次いで消毒工程が開始される。洗浄工程では、先ず、洗浄消毒槽内に洗浄液が供給される。そして、この洗浄液が所定水位に達した後、洗浄が開始される。洗浄液は循環しており、その水流にて内視鏡の外表面が洗浄される。
また、この際、各供給ノズルから吐出された、循環ポンプで吸引した洗浄消毒槽内の洗浄液が、各内視鏡管路内に、チューブ及び管路接続口を介して導入される。このことにより、各内視鏡管路内は、導入された洗浄液の水圧により洗浄される。尚、内視鏡管路内に導入される洗浄液は、循環ポンプで吸引される洗浄液に限らない。
そして、洗浄工程が終了すると、消毒工程へと移行するが、その前に、所定に濾過された水道水で内視鏡外表面及び管路内の洗浄液を所定に洗い流す。消毒工程へ移行すると、上述した洗浄工程において供給した洗浄液に代えて、所定の濃度に調整された消毒液を洗浄消毒槽に供給する。
また、この際、各供給ノズルから吐出された、循環ポンプで吸引した洗浄消毒槽内の消毒液が、各内視鏡管路内に、循環ポンプの水圧によりチューブ及び各口金を介して導入される。尚、内視鏡管路内に導入される消毒液も、循環ポンプで吸引した消毒液に限らない。
内視鏡外表面及び管路内に消毒液が供給された後は、内視鏡を消毒液にしばらくの間浸漬して消毒する。消毒工程が所定に終了した後、所定に濾過された水道水で消毒液を洗い流す。その後、内視鏡外表面、及び内視鏡管路内に空気またはアルコールを供給することにより、内視鏡外表面、及び内視鏡管路内の乾燥を促進させて、一連の工程が終了する。
このような、内視鏡、その内部に有している各種管路等を洗浄及び消毒する従来の内視鏡洗浄消毒装置としては、例えば特許文献1及び特許文献2に提案されているものがある。 一般に、このような従来の内視鏡洗浄消毒装置は、前記したように消毒液を用いるため、消毒液の臭気を脱臭させて大気開放する脱臭手段を備えている。
このような脱臭手段を備えた従来の内視鏡洗浄消毒装置の構成が図6に示されている。
図6に示すように、従来の内視鏡洗浄消毒装置200は、装置本体201内の洗浄消毒槽203を塞ぐように装置本体201にトップカバ202が開閉可能に取り付けられている。
また、装置本体201内には、消毒液209を貯留する消毒液用タンク204が設けられ、この消毒液209は、内視鏡の洗浄消毒時に循環ポンプである吸い上げポンプ208により吸い上げられ、開放された電磁弁207を介して洗浄消毒槽203内に貯まるようになっている。そして、消毒工程が前記したように開始される
また、消毒工程終了後には、電磁弁206が開放されることで、洗浄消毒槽203に貯留している消毒液209が再び消毒液用タンク204内に回収される。
また、トップカバ202には、洗浄消毒槽4と連通する臭気排気口210を塞ぐように脱臭手段であるガスフィルタ211が設けられている。このガスフィルタ211は、消毒液用タンク204に貯留されている消毒液209を電磁弁207を開放して吸い上げポンプ208により洗浄消毒槽203に吸い上げる際に、洗浄消毒槽203内に溜まっている気体が押し出されるときの臭気を低減して大気開放する。
さらに、消毒液用タンク204には、もうひとつの脱臭手段であるガスフィルタ205が設けられている。このガスフィルタ205は、洗浄消毒槽203に貯留されている消毒液209を電磁弁206を開放して消毒液用タンク204に回収する際に、消毒液用タンク204内に溜まっている気体が押し出されるときの臭気を低減してこの消毒液用タンク204外へと開放する。
尚、前記2つのガスフィルタ211、205は、それぞれ消毒液臭気の低減のための活性炭などのフィルタを有して構成されており、トップカバ202及び消毒液用タンク204の各臭気排気口に装着されるようになっている。
このように、従来の内視鏡洗浄消毒装置200は、前記2つのガスフィルタ211、205を用いることにより、洗浄消毒槽203及び消毒液用タンク204内の気体の臭気を低減して大気開放するようにしている。
特開2001−299697号公報 特開2002−85350号公報
しかしながら、図6に示すような従来の内視鏡洗浄消毒装置200では、トップカバ202上に一方のガスフィルタ211が臭気排気口210を介して設けられているので、洗浄消毒槽203内の気体がガスフィルタ211を通過後すぐに大気開放されるため、例えば十分に臭気を除去できなかった場合には、臭気に敏感なユーザによっては不快に感じてしまう虞れがあった。
また、トップカバ202上の臭気排気口210を塞ぐようにガスフィルタ211を設けているので、ガスフィルタ211の取付箇所や取付位置等の設置形態が制限されてしまい、また、設置スペースについても大きくなってしまうといった不都合があった。
さらに、一方のガスフィルタ211がトップカバ202に設けられるとともに、もう一方のガスフィルタ205が消毒液用タンク204に設けられるといった、2つのガスフィルタ211,205を用いた構成であるため、コストが高価になってしまうといった不都合があった。
そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、トップカバ上に設けることなく、装置本体内に、洗浄消毒槽内及び消毒液用タンク内の臭気を低減させる1つの脱臭手段を設けることができ、コストの低減化を可能にした内視鏡洗浄消毒装置を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡洗浄消毒装置は、装置本体に設けられた洗浄消毒槽に内視鏡を収容して前記内視鏡を洗浄消毒する内視鏡洗浄消毒装置において、前記洗浄消毒槽を塞ぐための蓋体であって、内部に設けられた中空部と、前記中空部の前記洗浄消毒槽側の面に設けられた前記中空部に連通する開口部と、前記洗浄消毒槽を塞いだときに前記洗浄消毒装置を水密及び気密に保持する保持部材とを有して前記装置本体に開閉可能に取り付けられたトップカバと、前記洗浄消毒槽に消毒液を供給するための消毒液用タンクと、前記トップカバの前記中空部に接続管路を介して連通され前記中空部内の気体を吸引する吸引ポンプと、前記装置本体内に設けられ、前記吸引ポンプで吸引した前記気体を脱臭して、この脱臭した気体を前記装置本体の外部、又は前記洗浄消毒槽の排水を行うための排水管路へと開放する脱臭ユニットと、前記吸引ポンプによる前記中空部内の気体の吸引により、前記洗浄消毒槽が真空状態とならないように前記洗浄消毒槽内に空気を取り込むための逆止弁と、を有している。
本発明によれば、トップカバ上に設けることなく、装置本体内に、洗浄消毒槽内及び消毒液用タンク内の臭気を低減させる1つの脱臭手段を設けることができ、コストの低減化を可能にした内視鏡洗浄消毒装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1から図3は本発明の第1の実施の形態に係り、図1はトップカバが開放され、洗浄消毒槽に内視鏡が収納自在な状態を示す内視鏡洗浄消毒装置の斜視図、図2はトップカバを閉じて洗浄消毒槽を塞いだ状態を示す内視鏡洗浄消毒装置の斜視図、図3は本実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置の電気的なブロック構成及び主要部の作用を説明するための説明図である。
図1に示すように、第1の実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置1は、内視鏡100を洗浄、消毒するための装置であり、装置本体2と、その装置本体2の上部に、例えば図示しない蝶番を介して開閉自在に接続された蓋体であるトップカバ3とにより主要部が構成されている。
図2に示すように、トップカバ3が、装置本体2に閉じられている状態では、装置本体2とトップカバ3とは、装置本体2及びトップカバ3の互いに対向する位置に配設された、例えばラッチ8により固定される構成となっている。
装置本体2のユーザが近接する図中前面(以下、前面と称す)であって、例えば左半部の上部に、洗浄剤/アルコールトレイ11が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。
洗浄剤/アルコールトレイ11には、内視鏡100を洗浄するに際して用いる液体である洗浄剤が貯留された洗浄剤タンク11a及び、洗浄消毒後の内視鏡100の各種内視鏡管路を乾燥する際に用いられる液体であるアルコールが貯留されたアルコールタンク11bが収納されている。
洗浄剤/アルコールトレイ11が、引き出し自在なことにより、各タンク11a、11bに所定の洗浄剤及びアルコールなどの液体が補充できるようになっている。
尚、洗浄剤/アルコールトレイ11には、2つの窓部11c設けられており、これらの窓部11cにより、各タンク11a、11bに注入されている洗浄剤及びアルコールの残量がユーザによって確認できるようになっている。
この洗浄剤は、給水フィルタにより滅菌処理がされた水道水により所定の濃度に希釈される濃縮洗浄剤である。
また、装置本体2の前面であって、例えば右半部の上部に、カセットトレイ12が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。
カセットトレイ12には、内視鏡100を消毒する際に用いる液体である、例えば過酢酸等の消毒液が注入された消毒液用ボトル12aが収納されている。
カセットトレイ12が、引き出し自在なことにより、これらの消毒液用ボトル12aが所定箇所にセットできるようになっている。
また、装置本体2内部には、図3に示すように、洗浄消毒槽4に供給するための消毒液を貯留する消毒液用タンク19が設けられている。この消毒液用タンク19の図示しない注入口には、カセットトレイ12を例えば装置本体2内にスライドさせて消毒液用ボトル12aを所定箇所にセットすることで、この消毒液用ボトル12aが装着される。こうして、消毒液用タンク19には、消毒液用ボトル12a内に予め所定量貯留された消毒液が注入される。
さらに、装置本体2の前面であって、カセットトレイ12の上部に、洗浄消毒時間の表示や、消毒液を加温するための指示釦等が配設されたサブ操作パネル13が配設されている。また、装置本体2の図中前面の下部に、装置本体2の上部に閉じられたトップカバ3を、ユーザの踏み込み操作により、図1に示すように、装置本体2の上方に開くためのペダルスイッチ14が配設されている。
また、図1に示すように、装置本体2の上面の、例えばユーザが近接する前面側の両端寄りに、装置本体2の洗浄、各種スイッチ類が配設されたメイン操作パネル15が設けられている。
また、装置本体2の上面であって、ユーザが近接する前面に対向する側に、装置本体2に水道水を供給するための、水道栓に接続されたホースが接続される給水ホース接続口21が配設されている。尚、給水ホース接続口21には、水道水を濾過するフィルタが配設されていても良い。
さらに、装置本体2の上面の略中央部に、内視鏡収納口をトップカバ3によって開閉される、内視鏡100が収納自在な洗浄消毒槽4が設けられている。洗浄消毒槽4は、槽本体30とこの槽本体30の内視鏡収納口の外周縁に連続して周設されたテラス部31とにより構成されている。
槽本体30は、使用後の内視鏡100が洗浄消毒される際、この内視鏡100が収納自在であり、槽本体30の槽内の面である底面30tには、槽本体30に供給された洗浄液、水、アルコール、消毒液等を槽本体30から排水するための排水口26が設けられている。
また、槽本体30の槽内の面である周状の側面30sの任意の位置に、槽本体30に供給された洗浄液、水、アルコール、消毒液等を、槽本体30から、後述する手段を介して内視鏡100の内部に配設された各管路に供給する、又はフィルタ等を介し、後述する給水循環ノズル18から槽本体30に再度前記液体を供給するための循環口27が設けられている。尚、循環口には、洗浄液、水、アルコール、消毒液等を濾過するフィルタが設けられていても良い。
また、前記循環口27は、槽本体30の底面30tに設けられていても良い。循環口27が槽本体30の底面30tに設けられていれば、側面30sに設けるよりも、槽本体30に供給された洗浄液、水、アルコール、消毒液等を、槽本体30から、早急に排出することができる。また、内視鏡100の各管路、または再度槽本体30への、洗浄液、水、アルコール、消毒液等の供給を早めることができる。さらに、ユーザが循環口27に設けられたフィルタ等を交換するに際し、底面に設けられていると、ユーザがアプローチしやすくなるといった利点がある。
洗浄消毒槽4には、槽本体30の背面側に図1では不図示の超音波振動子、不図示のヒータと、槽本体30の底面30tの略中央部に管路消毒用ポート7が配設された洗浄ケース6が配設されている。この超音波振動子は洗浄消毒槽4に貯留される洗浄水、或いは水道水に振動を与えて、内視鏡100の外表面を超音波洗浄、或いは濯ぐものである。また、ヒータは、洗浄消毒槽4内に貯留される消毒液等を所定の温度に加熱するためのものである。
洗浄ケース6は、これに内視鏡100の各スコープスイッチ等のボタン類、内視鏡100に併設されている取り外し可能な部品を収容して、内視鏡100と一緒に洗浄、消毒させるものである。洗浄ケース6の管路消毒用ポート7は、後述するように、洗浄消毒ホースを介して、装置内部の管路に消毒液を供給し、この給水管を消毒するものである。
また、槽本体30の側面30sの任意の位置には、槽本体30に供給された洗浄液、水導水、アルコール、消毒液等の水位を検出するカバー付き水位センサ22が設けられている。尚、このカバー付き水位センサ22は、前記水位センサを構成するもので、本実施の形態では、主に洗浄消毒槽4の槽本体30に貯留する消毒液の予め設定された液面の高さを検出するようになっている。
テラス部31のテラス面31t以外の面、即ち槽本体30の底面30tと平行な面に、槽本体30に対し、洗浄剤タンク11aから、図示しないポンプにより、水道水により所定の濃度に希釈される洗浄剤を供給するための洗浄剤ノズル16及び、消毒液用タンク19から、吸い上げポンプ53(図3参照)により、消毒液を供給するための消毒液ノズル17が配設されている。
さらに、テラス部31の槽本体30の底面30tと平行な面には、槽本体30に対し、アルコールタンク11bから、図1では不図示のポンプにより、アルコールを供給する、または槽本体30の循環口27から排出した洗浄液、水、アルコール、消毒液等を、再度槽本体30に供給するための給水循環ノズル18が配設されている。
尚、洗浄剤ノズル16、消毒液ノズル17及び給水循環ノズル18は、テラス面31tに配設されていても良い。
また、テラス部31のテラス面31tのユーザ近接位置4kに対向する側の面31fに、内視鏡100の内部に設けられた後述する管路に、洗浄液、水、アルコール、消毒液、エア等を供給するための複数、ここでは2つの送気送水/鉗子口用ポート23と、鉗子起上用ポート24と、漏水検知用ポート25とが配設されている。
次に、第1の実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置の主要部の具体的な構成について、図1及び図3を参照しながら説明する。
第1の実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置1は、トップカバ3上に設けることなく、装置本体2内に、洗浄消毒槽4内及び消毒液用タンク19内の臭気を低減させる1つの脱臭手段を設けることができ、コストの低減化を可能にするための改良が成されている。
具体的には、図1及び図3に示すように、トップカバ3は、内部に設けられた中空部3Aと、この中空部3Aの洗浄消毒槽4側の面に設けられた、中空部3Aに連通する開口部34と、洗浄消毒槽4を塞いだときに洗浄消毒槽4を水密及び気密に保持する保持部材3aとを有して構成されている。
また、トップカバ3の洗浄消毒槽4側の面の縁部には、中空部3Aと連通する連通孔35が設けられている。
中空部3Aは、例えば洗浄消毒槽4又は消毒液用タンク19からの気体を開口部34を介して取り込んで一旦貯えたり、あるいは後述する吸引ポンプ58による吸引動作時に、洗浄消毒槽4又は消毒液用タンク19からの気体を吸引するための吸引経路を構成している。
開口部34の中空部3A側にはこの開口部に連通する接続部34aが設けられている。この接続部34aは、開口部34に対して90度折曲させた形状に構成されている。また、この接続部34aと開口部34との連通路は細くなっている。すなわち、開口部34、接続部34aを介して消毒液4Aが浸入されにくい構造となっている。
尚、この接続部34aと連通孔35とを接続チューブで接続して、開口部34を介して洗浄消毒槽4内の気体の吸引を行う吸引経路を構成しても良い。
中空部3Aと連通する連通孔35は、トップカバ3を閉じた場合には、装置本体2の対応する位置に設けられた連通孔33と気密及び水密に連通される。
この連通孔33は、図3に示すように、接続管路56に接続されており、この接続管路56の基端部は分岐部55を介して消毒液用タンク19に連通する接続管路54及び、後述する吸引ポンプ58に連通接続される接続管路57に接続されている。
吸引ポンプ58は、接続管路57、分岐部55、接続管路56、連通孔33、35を介してトップカバ3の中空部3A内の気体と、接続管路57,分岐部55、接続管路54を介して消毒液用タンク19内の気体とを吸引し、接続管路57、接続部59を介して脱臭手段である脱臭ユニット60に放出する。
この脱臭ユニット60は、従来技術(図6参照)とは異なり、装置本体2内に配されており、吸引ポンプ58で吸引した気体を脱臭して、この脱臭した気体を接続管路61、逆止弁42、分岐口金48を介して、洗浄消毒槽4の排水を行うための排水管路50へと開放する。
この脱臭ユニット60は、例えば消毒液臭気の低減のための活性炭などのフィルタを有して構成されている。尚、この脱臭ユニット60の構成は、活性炭などのフィルタを複数重ねて積層したもので有っても良い。また、脱臭ユニット60は、このようなフィルタ構造に限定されるものではなく、それ以外でも消毒液臭気の低減のための特性を有する部材であればこの部材を用いて構成しても良い。
また、本実施の形態では、吸引ポンプ58により気体を吸引すると、この吸引ポンプ58に連通する洗浄消毒槽4及び消毒液用タンク19が真空状態になってしまう。
そこで、洗浄消毒槽4及び消毒液用タンク19が真空状態とならないように空気を取り込むための逆止弁40、41が洗浄消毒槽4及び消毒液用タンク19に設けられている。
これらの逆止弁40、41は、空気を内部に取り込むことは出来るが、液体や気体等の流体を外部に放出しない特性を有する周知のものである。
例えば、一方の逆止弁40は、図3に示すように、洗浄消毒槽4の上部に設けられ、もう一方の逆止弁41は、消毒液用タンク19の上部(上面)に設けられている。
すなわち、これらの逆止弁40、41を洗浄消毒槽4の上部と消毒液用タンク19の上部(上面)に設けたことにより、吸引ポンプ58の気体の吸引時に、消毒液4Aによって逆止弁40、41が閉塞されるのを防ぎ、効果的に空気を取り込むことができる。
尚、逆止弁40、41は、洗浄消毒槽4及び消毒液用タンク19のそれぞれの上部に設けたが、これに限定されるものではなく、それぞれの側面部に設けても良い。但し、これらの逆止弁40、41は、それぞれの吸入孔が消毒液4Aに浸らない位置に設けることが望ましい。
また、本実施の形態では、洗浄消毒槽4の底面の排水口26には、電磁弁43が設けられており、この電磁弁43は接続管路46を介して排水ポンプ47に連通している。
この排水ポンプ47は、洗浄消毒槽4内の洗浄液等を排水する際に、電磁弁43が開放された状態で洗浄液等を吸引して、接続管路46、分岐口金48を介して排水管路50へと排水する。
また、洗浄消毒槽4の循環口27には、電磁弁45が設けられており、この電磁弁45は接続管路52を介して吸い上げポンプ53に連通している。
この吸い上げポンプ53は、消毒液用タンク19内の消毒液4Aを洗浄消毒槽4に供給する際に、電磁弁45が開放された状態で消毒液4Aを吸い上げて、接続管路52を介して洗浄消毒槽4内に供給する。消毒液4Aの回収は、電磁弁44の経路で行われる。
尚、接続管路52の基端部は、消毒液用タンク19内の底面近傍まで延設されている。
また、洗浄消毒槽4のもうひとつの循環口27には、電磁弁44が設けられており、この電磁弁44は、接続管路51を介して消毒液用タンク19の内部に連通している。
尚、排水ポンプ47、吸い上げポンプ53、及び吸引ポンプ58は、内視鏡洗浄消毒装置1全体を制御する制御部62によって駆動が制御されるようになっている。また、電磁弁43〜45についても、制御部62によってその開閉が制御されるようになっている。 また、本実施の形態では、吸い上げポンプ53の駆動によって消毒液用タンク19内の消毒液4Aを洗浄消毒槽4に供給する場合に、消毒液4Aの液面が洗浄消毒槽4の予め設定された位置となるように貯留するためのカバー付き水位センサ22が洗浄消毒槽4(図1及び図3参照)に設けられている。
このカバー付き水位センサ22の検出結果は、制御部62に出力される。そして、制御部62は、トップカバ3を閉じた場合に、開口部34を介して消毒液が浸入しなように、カバー付き水位センサ22による検出結果に応答して、消毒液4Aの液面の高さを規制するように吸い上げポンプ53を制御する。
尚、検出するカバー付き水位センサ22は、貯えられる消毒液4Aの液面の高さがトップカバ3の洗浄消毒槽4側の面に均一、または図3に示すように多少開口部34内に位置するような水位を検出するように構成することが望ましい。
次に、このような構成の内視鏡洗浄消毒装置1の作用について、図3を参照しながら説明する。
いま、ユーザがメイン操作パネル15を操作して、内視鏡100の消毒工程を実施するものとする。
この場合、図3に示す制御部62は、このメイン操作パネル15の操作信号に基づき、電磁弁45を開放状態にすると同時に、吸い上げポンプ53をオンさせる。
すると、吸い上げポンプ53がオンすることで、消毒液用タンク19内の消毒液4Aは、図3中の一点破線に示すように、吸い上げポンプ53より吸い上げられ、開放された電磁弁45を介して洗浄消毒槽4内に供給される。
尚、前記したように制御部62は、開口部34を介して消毒液4Aが浸入しなように、カバー付き水位センサ22による検出結果に応答して、消毒液4Aの液面の高さを規制するように吸い上げポンプ53を制御する。
このとき、消毒液用タンク19の消毒液4Aが電磁弁45を介して吸い上げポンプ53により洗浄消毒槽4内に吸い上げる際に、洗浄消毒槽4内に溜まっている気体が開口部34を介してトップカバ3内の中空部3A内に押し出されることになる。
制御部62は、吸い上げポンプ53のオンと同時に、吸引ポンプ58もオンするように制御する。
すると、吸引ポンプ58がオンすることによって、トップカバ3の中空部3A内の気体は、図3中の破線に示すように、連通孔35、33、接続管路56、分岐部55、接続管路57、接続部59を介して脱臭ユニット60に放出される。
また、同時に、吸引ポンプ58がオンすることによって、消毒液用タンク19内の気体は、図3中の破線に示すよう、接続管路54,分岐部55、接続管路57、接続部59を介して脱臭ユニット60に放出される。
そして、脱臭ユニット60に吸引された気体は、この脱臭ユニット60によって脱臭された後、接続管路61、逆止弁42、分岐口金48を介して、洗浄消毒槽4の排水を行うための排水管路50へと開放される。
この場合、洗浄消毒槽4及び消毒液用タンク19に設けられている逆止弁40、41によって、洗浄消毒槽4及び消毒液用タンク19が真空状態とならないように空気が効果的に取り込まれることになる。
尚、分岐口金48の脱臭ユニット60側には、逆止弁42が設けられているので、排水する洗浄液等は、脱臭ユニット60側に浸入することもなく、脱臭した気体を確実に排水管路50へと開放することができる。
そして、制御部62は、前記したような吸引ポンプ58による中空部3A内及び消毒液用タンク19内の気体の吸引及び脱臭ユニット60による臭気の脱臭処理を、予め設定された所定時間行うように制御した後、公知の消毒工程が開始される 。
尚、消毒工程が行われている場合にものこような脱臭処理を継続して行っても良い。
そして、消毒工程終了後には、制御部62は、電磁弁45を開放することにより、洗浄消毒槽4に貯留している消毒液4Aを再び消毒液用タンク19内に回収させる。
このとき、洗浄消毒槽4の消毒液4Aが電磁弁44を介して消毒液用タンク19内に回収される際に、消毒液用タンク19内に溜まっている気体が接続管路54へと押し出されることになる。
制御部62は、吸引ポンプ58を再びオンするように制御する。
すると、吸引ポンプ58がオンすることによって、消毒液用タンク19内の気体は、トップカバ3の中空部3A内の気体とともに、図3中の破線に示すように、接続管路54、分岐部55、接続管路57、接続部59を介して脱臭ユニット60に放出される。
そして、脱臭ユニット60に吸引された気体は、この脱臭ユニット60によって脱臭された後、接続管路61、逆止弁42、分岐口金48を介して、洗浄消毒槽4の排水を行うための排水管路50へと開放される。
この場合も前記同様に、洗浄消毒槽4及び消毒液用タンク19に設けられている逆止弁40、41によって、洗浄消毒槽4及び消毒液用タンク19が真空状態とならないように空気が効果的に取り込まれることになる。
尚、本実施の形態では、脱臭ユニット60により脱臭された気体を排水管路50へと開放する構成について説明したが、装置本体2内或いは装置本体2の外部へと大気開放するように構成しても良い。
従って、第1の実施の形態によれば、脱臭ユニット60はトップカバ3上ではなく、装置本体2内に設けられているので、トップカバ3上の配設スペースは大きくなるため、その他の機能等の部材を配設したり出来るなど有効活用することが可能となり、また良好な外観が得られる(図2参照)。
また、脱臭ユニット60は1つで構成すると同時に、脱臭ユニット60により脱臭された気体を排水管路50へと開放するように構成したので、従来技術と比較して、コストを低減することができることは勿論、臭気に敏感なユーザであっても不快に感じてしまうこともなく、脱臭効率を向上させることができるといった効果を得る。
(第2の実施の形態)
図4は本発明に係る第2の実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置の電気的な構成及び主要部の作用を説明するための説明図である。尚、図4は、図3に示す第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
第2の実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置1Aは、開口部34及び接続部34aに改良が施されている。
具体的には、トップカバ3の開口部34は、第1の実施の形態の開口部34よりも開口径を大きくして構成されている。そして、この開口部34の中空部3A側の開口には、液体(消毒液55)を透過せず、気体のみを透過する特性を有する透湿性素材(例えばマイクロポーラスフィルム)で構成された蓋部材63が設けられている。
尚、透過性素材としては、マイクロポーラスフィルムに限定されることはなく、その他の高い透過性、通気性を有するものを用いても良い。例えば、プロポアファブリック(Propore Fabric ):登録商標、住友スリーエム(株)社製 )や、ゴアテックス (Gore-Tex):登録商標)等の透過性素材を用いることが望ましい。
その他の構成は、図3に示す第1の実施の形態と同様である。
次に、第2の実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置1Aの作用を説明する。
いま、ユーザがメイン操作パネル15を操作して、内視鏡100の消毒工程を実施するものとする。
この場合、第1の実施の形態と同様に、図4に示す制御部62は、このメイン操作パネル15の操作信号に基づき、電磁弁45を開放状態にすると同時に、吸い上げポンプ53をオンさせる。
すると、吸い上げポンプ53がオンすることで、消毒液用タンク19内の消毒液4Aは、吸い上げポンプ53より吸い上げられ、開放された電磁弁45を介して洗浄消毒槽4内に供給される。
このとき、内視鏡洗浄消毒装置1Aにおいて、第1の実施の形態と略同様に、制御部62により吸い上げポンプ53をオンすると、消毒液用タンク19の消毒液4Aが電磁弁45を介して吸い上げポンプ53により洗浄消毒槽4内に吸い上げる際に、洗浄消毒槽4内に溜まっている気体が開口部34及び蓋部材63を介してトップカバ3内の中空部3A内に押し出されることになる。
制御部62は、吸い上げポンプ53のオンと同時に、吸引ポンプ58をオンするように制御する。
すると、吸引ポンプ58がオンすることによって、トップカバ3の中空部3A内の気体は、図4中の破線に示すように、連通孔35、33、接続管路56、分岐部55、接続管路57、接続部59を介して脱臭ユニット60に放出される。
また、同時に、吸引ポンプ58がオンすることによって、消毒液用タンク19内の気体は、図3中の破線に示すよう、接続管路54,分岐部55、接続管路57、接続部59を介して脱臭ユニット60に放出される。
また、中空部3Aの気体の吸引動作及び脱臭処理を行った場合に、トップカバ3の開口部34の開口径が第1の実施の形態よりも大きく構成されているので、図4中一点破線で示すように、逆止弁40を介する空気の取り込み動作、開口部34及び蓋部材63を介する中空部3Aへの気体の取り込み動作、中空部3Aからの気体の吸引動作及び脱臭ユニット脱臭処理が円滑に行えるようになっている。
そして、消毒液用タンク19の消毒液4Aは、第1の実施の形態と同様に洗浄消毒槽4の所定の水位の高さまで供給されるが、トップカバ3の開口部34には透過性素材で構成された蓋部材63が設けられているので、中空部3Aへの消毒液4Aの浸入が防止される。
その他の作用は、第1の実施の形態と同様である。
従って、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる他に、トップカバ3の開口部34の開口径を大きくするとともに、この開口部34に透過性素材で構成された蓋部材63を設けたことにより、洗浄消毒槽4内の気体の吸引動作及び脱臭処理を円滑に行うことが可能となる。
また、トップカバ3の形状を簡単な形状とすることで、製造工程の簡略化を図ることができ、製造コストの低減化に寄与できるといった効果を有する。
尚、第2の実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置1Aは、例えば図5の内視鏡洗浄消毒装置1Bに示すように、脱臭ユニット60により脱臭された気体を、接続管路64を介して装置本体2の例えば底面に設けられた連通口65を介して大気開放するように構成しても良い。或いは、脱臭ユニット60により脱臭された気体を、単に装置本体2内に開放するようにしても良い。
従って、このような変形例によれば、装置本体2内に設けられた脱臭ユニット60と分岐口金48との間の接続管路61及び逆止弁42を省くことができるので、コストが安価となる効果を有する。
尚、本発明に係る第1、第2の実施の形態及び変形例において、開口部34の接続部34aや、開口部34の蓋部材63に、気体の脱臭効果のある透過性素材で構成されたフィルタ形状の脱臭フィルタを設けて構成しても良い。このことにより、さらに脱臭効果を向上させることが可能となる。
本発明は、以上述べた第1、第2の実施の形態及び変形例のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
[付記]
(付記項1)
装置本体に設けられた洗浄消毒槽に内視鏡を収容して前記内視鏡を洗浄消毒する内視鏡洗浄消毒装置において、
前記洗浄消毒槽を塞ぐための蓋体であって、内部に設けられた中空部と、前記中空部の前記洗浄消毒槽側の面に設けられた前記中空部に連通する開口部と、前記洗浄消毒槽を塞いだときに前記洗浄消毒槽を水密及び気密に保持する保持部材とを有して前記装置本体に開閉可能に取り付けられたトップカバと、
前記洗浄消毒槽に消毒液を供給するための消毒液用タンクと、
前記トップカバの前記中空部内及び前記消毒液用タンク内の気体を吸引する吸引ポンプと、
前記装置本体内に設けられ、前記吸引ポンプで吸引した前記気体を脱臭して、この脱臭した気体を前記装置本体の外部、又は前記洗浄消毒槽の排水を行うための排水管路へと開放する脱臭ユニットと、
前記吸引ポンプによる前記気体の吸引により、前記洗浄消毒槽及び前記消毒液用タンクがそれぞれ真空状態とならないように前記洗浄消毒槽内及び前記消毒液用タンク内に空気を取り込むための逆止弁と、
前記装置本体内に設けられ、前記脱臭ユニットにより脱臭した気体を前記装置本体の外部、又は前記洗浄消毒槽の排水を行うための排水管路へと開放するための接続管路と、
を具備したこと特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
本発明の第1の実施の形態に係り、トップカバが開放され、洗浄消毒槽に内視鏡が収納自在な状態を示す内視鏡洗浄消毒装置の斜視図。 トップカバを閉じて洗浄消毒槽を塞いだ状態を示す内視鏡洗浄消毒装置の斜視図。 第1の実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置の電気的なブロック構成及び主要部の作用を説明するための説明図。 本発明の第2の実施の形態の内視鏡洗浄消毒装置の電気的な構成及び主要部の作用を説明するための説明図。 第2の実施の形態の変形例の内視鏡洗浄消毒装置の電気的な構成及び主要部の作用を説明するための説明図。 従来の内視鏡洗浄消毒装置の構成を説明するための説明図。
符号の説明
1…内視鏡洗浄消毒装置、
2…装置本体、
3…トップカバ、
3A…中空部、
3a…保持部材、
4…洗浄消毒槽、
4A…消毒液、
12a…消毒液用ボトル、
15…メイン操作パネル、
19…消毒液用タンク、
22…カバー付き水位センサ、
30…槽本体、
33…連通孔、
34…開口部、
34a…接続部、
35…連通孔、
40〜42…逆止弁、
43〜45…電磁弁、
46、51、52、54、56、57、61…接続管路、
47…排水ポンプ、
48…分岐口金、
50…排水管路、
53…吸い上げポンプ、
55…分岐部、
58…吸引ポンプ、
60…脱臭ユニット、
62…制御部、
63…蓋部材、
65…連通口。

Claims (5)

  1. 装置本体に設けられた洗浄消毒槽に内視鏡を収容して前記内視鏡を洗浄消毒する内視鏡洗浄消毒装置において、
    前記洗浄消毒槽を塞ぐための蓋体であって、内部に設けられた中空部と、前記中空部の前記洗浄消毒槽側の面に設けられた前記中空部に連通する開口部と、前記洗浄消毒槽を塞いだときに前記洗浄消毒槽を水密及び気密に保持する保持部材とを有して前記装置本体に開閉可能に取り付けられたトップカバと、
    前記洗浄消毒槽に消毒液を供給するための消毒液用タンクと、
    前記トップカバの前記中空部及び前記消毒液用タンクにそれぞれ接続管路を介して連通され、前記中空部内及び前記消毒液用タンク内の気体を吸引する吸引ポンプと、
    前記装置本体内に設けられ、前記吸引ポンプで吸引した前記気体を脱臭して、この脱臭した気体を前記装置本体の外部、又は前記洗浄消毒槽の排水を行うための排水管路へと開放する脱臭ユニットと、
    前記吸引ポンプによる前記気体の吸引により、前記洗浄消毒槽及び前記消毒液用タンクがそれぞれ真空状態とならないように前記洗浄消毒槽内及び前記消毒液用タンク内に空気を取り込むための逆止弁と、
    を具備したこと特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
  2. 前記逆止弁は、前記トップカバ又は前記洗浄消毒槽の上部と、前記消毒液用タンクの上部とにそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  3. 前記洗浄消毒槽に設けられ、前記洗浄消毒槽内に貯留する消毒液の予め設定された液面の高さを検出する水位センサと、
    前記消毒用タンク内の消毒液を前記洗浄消毒槽内に吸い上げるための吸い上げポンプと、
    前記トップカバを閉じた場合に、前記開口部を介して消毒液が浸入しなように、前記水位センサによる検出結果に応答して、前記消毒液の液面の高さを規制するように前記吸い上げポンプを制御する制御部とを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  4. 前記開口部の前記中空部側にはこの開口部に連通する接続部が設けられ、この接続部には、前記吸引ポンプに連通する前記接続管路に接続された接続チューブが接続されて、前記洗浄消毒槽の内部の気体を前記吸引ポンプで吸引することを特徴とする請求項1又は請求項2の記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  5. 前記トップカバの前記開口部の内部には、液体を透過せず気体のみを透過させる特性を有する部材で構成された透過性部材が設けられていることを特徴する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
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