JP4624745B2 - カメラおよび撮像操作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネルを備えたカメラおよびそのカメラを使用した撮像操作方法に関する。
デジタルスチールカメラに関し、液晶モニタの上面にタッチパネルが配置され、ユーザがタッチパネルをタッチすることにより撮影することのできるカメラ、およびタッチパネルの押圧の強弱を認識することで、撮影動作と撮影のための設定等を行う撮影準備動作とを区別することのできるカメラについて開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1によれば、タッチパネルをタッチすることで対象物を特定してそこにフォーカスや露出を合わせ、さらに撮影まで行うことができる。
タッチパネルからの入力によって撮影のための設定等を行うことのできるカメラとして、液晶モニタ上の操作入力の仕様をユーザがタッチパネルを用いて編集することができ、ユーザが使い易いインターフェースを提供することのできるカメラについても開示されている(例えば、特許文献2)。
特開平11−355617号公報 特開2003−302685号公報
特許文献1に開示の技術では、フォーカスや露出等の撮影条件を、ユーザが所望のタイミングで設定することはできない。オートフォーカスや自動露出補正に対してフォーカスや露出をマニュアルで設定することのできるカメラであっても、短期間に設定を変更して複数撮影する場合等には、ある設定をするのに複数の手順を経る必要がある。操作が煩雑であることによって、シャッターチャンスを逃さずにマニュアル設定を行うのは困難であった。
特許文献2に開示の技術では、フォーカスや露出の設定を行う際に設定のための操作回数を増やさないために、撮影動作の画面上にインターフェースが表示されるようにユーザが編集することができる。しかし、実際の設定の手順における操作回数は低減されておらず、同様にシャッターチャンスを逃さずにマニュアル設定を行うのは困難であった。
本発明は、マニュアルにて各種パラメータを設定する際に、要する操作数および時間を低減し、撮影準備動作から撮影動作への移行をスムーズに行うことができる撮像装置および撮像操作方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のカメラは、タッチパネルの表面の押圧を検知する検知手段と、前記検知手段の検知するタッチパネルの押圧が所定のしきい値未満である間に、タッチパネルの押し方に関わる条件を取得する取得手段と、前記検知手段の検知するタッチパネルの押圧が前記しきい値以上になると、前記取得手段により取得されたタッチパネルの押し方に関わる条件に基づいて、撮影のパラメータを設定する設定手段と、を備えた構成とされる。
ユーザによりタッチパネルのある箇所が押下されると、取得手段により取得した条件に基づいて、撮影の際に設定されるパラメータの値が設定される。押圧が所定のしきい値以上になると、カメラの動作は、パラメータの設定を行う撮影準備動作から、画像撮影を行う撮影動作へと切り替えられる。ユーザの操作数および時間を減らしてマニュアル設定することが可能とされる。
取得手段は、タッチパネルを押下した位置の座標、押圧量あるいは押下時間についての条件を取得するのが好ましい。また、設定手段は、取得手段により取得されたxy座標、押圧量あるいは押下時間に応じて撮影のパラメータを設定するのが好ましい。設定手段により設定されるパラメータは、露出時間、露出絞り、フォーカス距離、ズーム・ワイド、ホワイトバランスあるいは画像品質であってもよい。特に、タッチパネルの押下時間によって露出時間を設定することとしてもよいし、押下された位置のx座標によって露出絞りを設定することとしてもよい。y座標によってフォーカス距離を設定することとしてもよい。
取得手段により取得されるタッチパネルの押圧に関わる条件と、押し方に関わる条件に基づいて設定される撮影のパラメータとは、撮影準備動作でタッチパネルが押下されるよりも先に対応付けられているのが好ましい。対応付けられていない撮影のパラメータは、オート設定とするのが好ましい。タッチパネルの押し方に関わる条件と対応付けられた撮影のパラメータについて、所定の設定値未満の場合はその値に対応する撮影のパラメータをオート設定とし、その設定値以上の場合は設定手段が撮影のパラメータを設定することとしてもよい。また、所定の設定値を超える場合はその値に対応する撮影のパラメータをオート設定とし、その設定値以下の場合は設定手段が撮影のパラメータを設定することとしてもよい。タッチパネルの押下により設定された撮影のパラメータの値をカメラの画面上に表示することとしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明の撮像操作方法は、撮像装置に用いる表示画面に配置されたタッチパネルの表面を押圧することによって画面上の位置情報を入力するタッチパネル撮像操作方法であって、最初に前記タッチパネルを押す際の押圧が所定のしきい値未満である間に撮影時の1つまたは複数のパラメータを設定する過程と、前記タッチパネルを押す際の押圧が前記しきい値以上になると、前記パラメータを設定する過程で設定された条件下で撮影を行う過程とを備えた手順とする。
好ましくは、前記パラメータを設定する過程においては、前記タッチパネルを押した位置情報として、xy座標、押圧量あるいは押下時間を検出することにより前記パラメータを設定する。
また、上記目的を達成するために、本発明のタッチパネル操作方法は、装置に設けられたタッチパネルの表面を押圧することによって画面上の位置情報を入力するタッチパネル操作方法であって、タッチパネルを押す際の押圧が所定のしきい値未満である間に、入力された位置情報に基づいて、前記装置の設定条件についての1または複数のパラメータを設定する過程と、前記タッチパネルを押す際の押圧が前記しきい値以上になると、前記パラメータを設定する過程で設定された条件で前記装置の設定を行う過程とを備えた手順とする。
本発明のカメラおよび撮像操作方法によれば、タッチパネルの押圧により取得される値を用いて撮影のパラメータを設定することができ、押圧に応じて、撮影のパラメータを設定する撮影準備動作から、画像撮影を行う撮影動作に切り替えられる。これにより、ユーザが撮影のパラメータのマニュアル設定を行い、画像撮影する場合に要する操作数、時間が低減され、撮影準備動作から撮影動作への切り替えがスムーズになされ、ユーザにとってより簡便なカメラが提供される。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルスチールカメラ(以下DSC)1の背面図である。本実施形態に係るDSC1は、背面に、被写体を撮影した画像を表示したり、各種設定画面を表示したりする液晶表示部4、被写体像を確認するファインダ5、DSC1の電源オン状態を示すパワーLED6、液晶表示部4に表示される各種設定画面上での操作データを入力する選択/決定ボタン9等が設けられ、DSC1の上部には、DSC1における撮影モードおよび操作モード等のモードを選択する選択ダイヤル8等が設けられている。
図2は、本実施形態に係るDSC1のブロック図である。DSC1は、圧縮伸張エンジン19、CPU11、ROM13、RAM14、画像を記録する記録媒体18、ファイル管理部17、外部I/F16および図1の液晶表示部4を構成するLCD(液晶モニタ、liquid crystal display)15、タッチパネル20、操作部12および撮像装置21から構成される。
撮像装置21は、撮像レンズ、電荷結合素子(CCD)等から構成され、画像の撮影処理を司る。CPU11からタッチパネル20が押下されたことを通知されると、撮像レンズを介してCCD等の撮像素子上に結像された被写体像を、光電変換して電気信号変えた後A/D変換を行い、デジタル撮像データにする。
撮影時には、圧縮伸張エンジン19は、CPU11からの指示によりRAM14内の撮像データをCPU11が指定するフォーマットの画像へと圧縮する。圧縮された画像は、CPU11からの指示によりファイル管理部17を通して記録媒体18に記録される。
再生時には、圧縮伸張エンジン19は、CPU11からの指示により記録媒体18内の画像を、記録されているフォーマットに従い伸張する。伸張された画像データは、LCD15に再生される。
記録媒体18は、スマートメディアを初めとする半導体メモリ、あるいは磁気メモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD、DVD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、あるいは上記の組み合わせ、等であってもよい。あるいは、記録媒体18は単数である必要はなく、複数の記録媒体からなっていても構わない。
記録媒体18に格納された複数の画像データは、LCD15に縮小されて表示ができ、選択/決定ボタン9を用いて所望の画像データを図示しないPC(パーソナルコンピュータ)等からコピーしたり、PCに保存させたりすることができるようになっている。
図1の液晶表示部4は、LCD15上にタッチパネル20が重ねられた構成であり、ユーザは、例えばLCD15上にユーザインタフェースが表示されているとき、タッチパネル20の、表示されているユーザインタフェースに対応する箇所を押下することで、選択や決定がなされる。
図3は、液晶表示部4のタッチパネル15の押下する様子を模式的に示した図である。同図の上側から、ユーザがタッチパネル20を押下する。図中×印の箇所を押下した場合、例えば液晶表示部4の左上をxy座標の原点とし、×の点の座標(x、y)を算出する。座標を算出する技術については公知であるのでここでは省略する。xy座標に加えて、タッチパネル20を押す力である押圧z、タッチパネル20を押した時間(以下、押下時間とする)tについても検出する。以下、x座標、y座標、押圧zおよび押下時間tを、押下パラメータとする。
本実施形態に係るDSC1は、タッチパネル20の押下パラメータについて、フォーカス距離や露出時間等の、撮影時に用いられるパラメータ(以下、撮影パラメータとする)と対応付けて管理する。ここでの対応付けての管理とは、一の押下パラメータの値が設定されることで一の撮影パラメータの設定値が決定されるよう、押下パラメータ、撮影パラメータおよびそれぞれの値を管理することを言う。押下パラメータの値は、例えば、x座標については、タッチパネル20の左上を原点として実際のスケールに基づいて座標値を与えることとしてもよいし、タッチパネル20の左辺を0%、タッチパネル20の右辺を100%として、タッチパネル20の相対的な位置により与えることとしてもよい。y座標についてはx座標と同様に与えられる。押圧zについては、例えば、認識し得る下限値から上限値について、実際の押圧の大きさによって与えることとしてもよいし、あるいは下限値から上限値の範囲を0%から100%の百分率に対応させて与えることとしてもよい。押下時間tについては、例えばタッチパネル20を押下した時間のうち所定の範囲について撮影パラメータの設定に用いることとしてもよい。以下、タッチパネル20の押圧により検出された押下パラメータの値と任意の撮影パラメータとの対応付けの方法について、図面を用いて詳細に説明する。
図4は、タッチパネル20の押圧より得られる押下パラメータの値と、撮影パラメータの値とを対応付けた例である。同図において左欄の押下パラメータは、押下した箇所のx座標あるいはy座標のタッチパネル20上においてそれぞれ左上の位置を原点(0%)として、百分率で表されている。中欄および右欄は、それぞれ撮影パラメータである露出絞り、フォーカス距離について、設定値の下限値から上限値までを表す。左欄の押下パラメータの値に対して、中欄および右欄の撮影パラメータの値が対応付けられている。
例えば図4の例においては、タッチパネル20のx座標と露出絞りとを、y座標とフォーカス距離とをそれぞれ対応付けている。同図においては、例えばx座標の0%すなわちタッチパネルの20の左端と、露出絞りf=2.0とが、x座標の50%すなわちタッチパネル20のx軸方向中央と露出絞りf=2.8とが、x座標の100%すなわちタッチパネル20の右端と露出絞りf=4.0とがそれぞれ対応付けられる。ユーザが押下した位置xに応じて露出絞りfの値が、同図のテーブルにより決定される。y座標については、0%とフォーカス距離の28[mm]が、50%とフォーカス距離の84[mm]が、100%とフォーカス距離の無限遠がそれぞれ対応付けられる。
押下パラメータと対応付けてマニュアル設定とする撮影パラメータであっても、押下パラメータの値のうち所定の範囲内ではマニュアル設定とし、他の範囲についてはオート設定とすることもできる。図5は、撮影パラメータの設定値のうち、一部については押下パラメータと対応付けをせずにオート設定とする場合における、xy座標と割り当てられた撮影パラメータとを対応付けた図である。例えば、x座標と対応付けられた露出絞りは、x座標の値のうち、左端の0%の位置から中央の50%未満の位置までが検出された場合はオート設定、50%以上の値が得られた場合はマニュアル設定とされる。マニュアル設定の領域の撮影パラメータには、図5のテーブルの、x座標の50%以上の領域に対応する値が設定される。y座標と対応付けられたフォーカス距離は、y座標の値のうち、上端の0%の位置から20%未満の位置までが検出された場合はオート設定、20%以上の値が得られた場合はマニュアル設定とされる。マニュアル設定の領域の撮影パラメータには、図5のテーブルの、y座標の20%以上の領域に対応する値が設定される。
図6は、タッチパネル20を押下した時間(押下時間t)と、露出時間とを対応付けた例である。同図のテーブルにおいて、左欄はタッチパネル20の押下時間t[sec]、右欄は露出時間[sec]である。例えば、押下時間t=0.2[sec]に対して、露出時間として1/4000[sec]が、押下時間t=0.7[sec]に対して露出時間として1/50[sec]がそれぞれ対応付けられている。
図7は、押圧zの時間変化を模式的に表した図である。同図を用いて、押下時間tを取得する方法、および押圧zの変化に伴ってタッチパネル20からの入力を各種撮影条件を設定する撮影準備動作から撮影動作へと切り替える方法について説明する。
時刻t=0から、ユーザがタッチパネル20の押下を開始したとする。時刻t=t1で、ユーザによるタッチパネル20の押圧が、タッチパネル20が押下されていることが検出されるしきい値th1に達する。しきい値th1は、タッチパネル20の押圧が検知される下限値である。時刻t=t1以降、ユーザにより押下されている位置のxおよびy座標を取得する。時刻t=t2にて、押下されている位置のxy座標に対応付けられた撮影パラメータの値の設定が完了する。
時刻t=t3で押圧zがしきい値th2に達すると、DSC1の動作が撮影準備動作から撮影動作へと切り替わる。しきい値th2は、押圧がその値に満たないときは撮影準備動作を実行し、その値に達したときは撮影動作へと動作を切り替えを行うために設定された値である。押下時間に対応付けられた撮影パラメータが存在する場合には、タッチパネル20の押下の検知が開始された時刻t=t1からDSC1の動作が撮影動作に切り替わる時刻t=t3までの間を、押下時間として値を設定する。時刻t=t4にて、押下時間に対応付けられた撮影パラメータの値の設定が完了する。t=t4から画像の撮影が行われる。
図8は、撮影準備動作において、タッチパネル20の押下により取得される押下パラメータの値から撮影パラメータの値を設定するための他の方法を説明する図である。同図中時刻t1、t2およびt3については、図7と同様に定義されるものとし、ここではその説明を省略する。
図8で図7の方法と異なる点は、設定パラメータのうち、押下時間に対応付けられた撮影パラメータを設定するタイミングである。図7の例においては、押圧zが撮影準備動作から撮影動作に切り替わるしきい値th2に達してから、押下時間t(t=t1からt3の時間)に対応する撮影パラメータの値を設定している。これに対し、図8の例においては、同図中で細線の矢印で示されるタイミングで、時刻t1からの時間をサンプリングし、同図中太線の矢印で示されるタイミングで、サンプリングした時間に応じた撮影パラメータの値を設定する。押圧zが撮影動作に切り替わるしきい値th2に達すると、直前の、図8で※で表されるタイミングにおける押下時間に基づいて設定された撮影パラメータの値を用い、撮影を行う。
押下パラメータ、押下パラメータと対応付けられた撮影パラメータおよび撮影パラメータの設定値等は、撮影動作に入る前の液晶表示部4のLCD15に被写体が表示されているとき、被写体と共に表示される。図9Aは、撮影準備動作において押下パラメータと対応付けられた撮影パラメータの値を表示した、液晶表示部4の一表示例である。画面の端部の4辺に、押下パラメータと対応付けられてマニュアル設定される撮影パラメータに関する情報が表示される。
例えば、x座標と露出絞りとが対応付けられている場合、露出絞りの設定し得る値を示すバーが画面上端に表示される。画面中左端(x=0)から右端に向かって、図9Aの例では図5で設定した対応する設定値が表示されている。x座標が0%から50%の位置は50%以上とは異なる色でバーが表示され、この色分け表示は、x座標が50%未満の位置が押下された場合はオート設定とされていることを表している。ある時点におけるユーザがタッチパネル20を押している箇所のx座標に対応させて、例えば本実施形態では黒色の三角形状の指示マーク(以下、指示マークとする)が表示されている。同図においては、ユーザがオート設定にて露出絞りを設定しようと、露出絞りについてはオート領域を押している。
図7、図8を参照して説明した押下時間tに基づいて値がマニュアル設定される露出時間については、例えば液晶表示部4の下端に表示される。図9Aの例では露出時間についてはオート設定の領域は設定されていないので、下端の露出時間のバーは全領域同一の色で表示されている。ある時点におけるタッチパネル20の押下時間に対応させて、例えば本実施形態では指示マークで値を表示している。タッチパネル20を押下し続けるにつれて押下時間tの値は増大し、これに対応付けられた露出時間の設定値も大きくなり、指示マークの位置は右に移動する。
押圧zは、先に図7、図8で説明した通り、その大きさに応じて撮影準備動作から撮影動作へとその動作モードを移行する契機とされる。撮影動作を開始するタイミングは、液晶表示部4の右端に表示される。図9Aの例では、上端からほぼ50%の位置でバーが色分けされている。これは、タッチパネル20の押圧のうち認識し得る下限値を画面の上端すなわち0%に、認識し得る上限値を下端すなわち100%として、押圧が認識し得る範囲内でほぼ50%の押圧で撮影準備動作から撮影動作に切り替えられることを表している。ある時点における押圧に対応させて、例えば本実施形態では指示マークで値を表示している。検出される押圧の大きさの変化に伴い、指示マークが上下に移動する。
なお、y座標については、図9Aの例では撮影パラメータが割り当てておらず、液晶表示部4には表示されていないが、もし対応付けられた撮影パラメータが存在する場合は、液晶表示部の左端にバーおよび撮影パラメータの設定値が表示される。
また、図9Aの例は、撮影準備動作において、設定される撮影パラメータおよびその値を、設定し得る値の範囲と共に表示する例であって、バーや現在の撮影パラメータの値についての表示位置、その形態等については、これに限られない。
図9Bは、撮影準備動作において、押下パラメータと対応付けられた撮影パラメータを表示した、液晶表示部4の他の例である。同図に示される液晶表示部4の右下に、押下パラメータ、マニュアル設定される撮影パラメータおよびタッチパネル20を押すことによる検出値に対応する設定値が表示されている。同図中の「動作」、「機能」、「値」は、それぞれユーザの押下の動作により値が与えられる押下パラメータ、「動作」に対応付けられ、機能を割り当てられた撮影パラメータ、撮影パラメータの設定値を表す。ある時点における設定値が表示され、時間変化によりタッチパネル20の押圧される位置や押圧、押下時間等が変化すれば、表示される設定値もこれに伴い変化する。図9Bで表される時点においては、押下パラメータと対応付けられた露出絞り、露出時間および撮影動作に移行するタイミングについて、それぞれオート設定、1/10秒および30%の押圧であることを示している。なお、図9Bの例は、撮影準備動作において、設定される撮影パラメータおよびその値を数値表示する例であって、表示させる位置、形態等はこれに限られない。
図7あるいは図8の撮影準備動作から撮影動作へと切り替わる動作が実行されるよりも先に、タッチパネル20の押下パラメータと、撮影パラメータとは予め対応付けられている。図10は、押下パラメータと撮影パラメータとを対応付けるときにDSC1の液晶表示部4に表示される画面の一例である。押下パラメータに対し、撮影パラメータの機能を割り当てて対応付ける方法を以下に示す。
図10の機能割り当て画面30では、「x座標機能」および「押した時間機能」についてはすでに撮影パラメータが対応付けられており、ユーザは、タッチパネル20からの入力で、撮影パラメータとの対応付けが未設定のy座標について、撮影パラメータを割り当てようとしている。
機能割り当て画面30の初期状態においては、例えば各押下パラメータに対応する撮影パラメータは「なし」と表示されている。図10の例のように、x座標、押下時間に対応する撮影パラメータを割り当てた後、y座標について撮影パラメータを割り当てるために「y座標機能」の項目が選択されると、撮影パラメータのうち、x座標および押下時間にはまた割り当てられていない撮影パラメータが、機能割り当て画面30の「y座標機能」の右側に表示される。同図では、フォーカス距離を表す「フォーカス」項目が反転している。図示しないが、ユーザが「フォーカス」を選択すると、y座標に対応する撮影パラメータとして、フォーカスのみが表示される。なお、機能割り当て画面30の初期状態は、各押下パラメータに対応する撮影パラメータは「なし」と表示されている、と述べたが、これに限られない。例えば、初期状態においてはx座標に露出絞り、y座標にフォーカス距離、押下時間に露出時間を割り当てておく等でもよい。
図11は、撮影パラメータについて、押下パラメータとの対応付け関係を示したテーブルである。図10の機能割り当て画面30にてx座標及びy座標、押下時間に対して所望の撮影パラメータを設定すると、DSC1内では、図11のテーブルにて各撮影パラメータと押下パラメータとを対応させて管理する。同図においては、x座標と露出絞り、y座標とフォーカス距離、タッチパネルを押下した時間と露出時間が、それぞれ対応付けられている。図10の画面で機能割り当てがされなかった撮影パラメータについては、オート設定とされる。図11の機能割り当てでは、ズーム・ワイド、ホワイトバランスおよび画像品質の機能については、撮影時にはオートで設定される。
以上のように、撮影準備動作における撮影パラメータのマニュアル設定する処理および押圧の大きさに応じて撮影準備動作から撮影動作に移行する処理について、図12から図19A、19Bのフローチャートを用いてその手順を説明する。
図12は、本実施形態に係るDSC1の撮影準備の基本動作についてのフローチャートである。まず、ステップS1で、押下パラメータと撮影パラメータとの対応付けが初期化されていないかを判定し、初期化されていない場合は、ステップS2で、x座標、y座標、押した時間を、それぞれ露出絞り、フォーカス距離、露出時間に割り当てて初期化を行う。図10を参照して説明したように、すべて「なし」に設定する等でもよい。次に、ステップS3で、押下パラメータに、撮影パラメータを割り当てるメニューが選択されたかを判定する。Yes(同図ではY)の場合は、機能割り当てのプログラムを実行させることとして、ステップS4の処理が実行されるが、この処理については後述する。ステップS4の後、処理を終了する。一方、ステップS3でNo(N)の場合は、ステップS5で動作モードが撮影動作モードであるか撮影準備動作モードであるかを判定し、撮影準備動作モードである場合はステップS3に戻る。撮影動作モードである場合は、まず撮影準備動作を実行する(ステップS6)。撮影準備動作については、後述する。撮影準備動作実行後、ステップS7で撮影準備動作がキャンセルされずに完了したか否かを判定し、完了している場合は、ステップS6で設定された値を利用して撮影を行って処理を終了する。撮影準備動作がキャンセルされている場合は処理を終了する。
図13は、図12のステップS4の機能割り当て処理についてのフローチャートである。同図を参照して、図10の機能割り当て画面30からタッチパネル20を押す位置、押圧あるいはタッチパネル20の押下時間と撮影パラメータとを対応付け、撮影準備動作においてマニュアル設定したい撮影機能を、押す位置等の押下パラメータに割り当てる処理について説明する。
機能割り当て処理では、まず、ステップS11で、LCD15に、図10の最上列に示される「タッチパネルを押す際の機能割り当て」等を表示させ、機能の割り当て、すなわち撮影パラメータの対応付けを実行させる画面であることを表示する。次に、ステップS12で、押下パラメータのうち、例えば図10のように「x座標機能」、「y座標機能」および「押した時間機能」を表示させる。ステップS13では、ステップS12で表示させた押圧パラメータに対応付ける撮影パラメータについて、既に割り当てられている撮影パラメータについては撮影パラメータの名称を、割り当てられていない場合は「なし」と表示させる。ステップS14では、図10中においては左側に表示された押下パラメータのうち、一番上の条件、本実施形態においては「x座標機能」を反転表示させる。反転表示されている項目については、ユーザが設定可能な状態であることを表す。
ステップS15では、反転表示される押下パラメータについて、ユーザが上下移動の入力をしたか否かが判定される。Yesの場合、図10の左側に表示された押下パラメータのうち、反転されている項目を入力に応じて上下に移動させる。例えば一番上のx座標についての項目である「x座標機能」が反転表示されているときに、下に移動するよう入力された場合、中列の「y座標機能」を反転表示させる、一方、上に移動するよう入力された場合、最下列の「押した時間機能」を反転表示させる。ステップS15でNoの場合、処理は行わずにステップS17に進む。
ステップS17では、反転表示されている押下パラメータに撮影パラメータの割り当てを行うことについて、決定の指示がユーザよりあったか否かが判定される。ここでは、その押下パラメータについて撮影パラメータの対応付けを行うか否かが判定される。決定の指示があった場合は、ステップS18で、撮影パラメータのうち、対応付けのされていないパラメータの全てを、画面上の反転表示された押下パラメータの右側に表示する。次に、ステップS18で表示された撮影パラメータのうち、一番上欄に表示されている撮影パラメータを反転表示させる(ステップS19)。ステップS20では、反転表示された撮影パラメータについて、ユーザが上下移動の入力をしたか否かが判定される。Yesの場合、反転表示されている撮影パラメータをユーザの入力に従って上下移動させてステップS22に進む。ステップS22では、反転表示されている撮影パラメータを対応付けることについて、決定の指示がユーザよりあったか否かが判定される。指示があった場合、ステップS24で機能割り当て、すなわち反転表示されている押下パラメータとその右欄で反転表示されている撮影パラメータとを対応付ける処理が実行され、ステップS26に進む。ステップS22でNoの場合、ステップS23でユーザより処理をキャンセルする指示がされているか判定され、指示がない場合はステップS20の処理に戻り、キャンセル指示があった場合はステップS25で、撮影パラメータのうち反転表示されているパラメータ以外を画面から削除、反転表示された撮影パラメータのみ表示し、ステップS26に進む。
ステップS26では、ユーザからキャンセルあるいは機能割り当て処理の終了の指示があったかが判定される。ない場合は、ステップS15に戻り、先述の処理を繰り返す。あった場合は、ステップS27で、機能割り当て画面30を閉じて終了させ、機能割り当て処理を終了する。
図14Aは、図12のステップS6の、撮影準備動作処理についてのフローチャートである。図14Aでは、図7の方法で押下時間に対応する撮影パラメータを設定する場合の撮影準備動作処理を示す。同図の処理ではまず、ステップS31で、液晶表示部4のLCD15に、図9A、図9Bのように、押下パラメータ、撮影パラメータおよび撮影パラメータの設定値を示すためのバーや表等を表示する。ステップS32では、タッチパネル20の押圧zが検知下限値、すなわち図7のしきい値th1に達したかが判定され、達するとステップS33に進む。ステップS33では、ユーザの押下している位置座標(x、y)の値を取得する。
xy座標を取得した後、x座標に撮影パラメータが対応付けられているか判定し(ステップS34)、Noの場合は処理を行わず、ステップS39に進む。Yesの場合は、取得されたx座標の値は撮影パラメータのオート設定領域であるか否かを判定する(ステップS35)。マニュアル設定領域の場合はステップS37で対応する撮影パラメータの値を求める。オート設定領域の場合はステップS36で撮影パラメータについてオート設定を行う。ステップS38では、画面上に設定された撮影パラメータの値を表示する。
ステップS39からステップS43の処理は、y座標の値と対応付けられた撮影パラメータの値を設定する処理であるが、これについては、上記のx座標の値によりこれと対応付けられた撮影パラメータの値を設定するステップS34からステップS38にそれぞれ対応し、同様であるので省略する。
ステップS44では、押下時間と対応付けられた撮影パラメータの有無を判定する。対応付けられた撮影パラメータが存在しない場合は処理を行わないが、存在する場合は、ステップS45で押下時間に対応する撮影パラメータの値を画面に表示する。ステップS46で、押圧の値を画面に表示する。
ステップS47では、押圧が先に図7、図8を用いて説明したしきい値thを上回ったか判定し、Noの場合はステップS48で押圧が検出下限値、すなわち図7のしきい値th未満となったか否かを判定する。Yesの場合は撮影準備処理を中断することとして図14Aの処理を終了し、Noの場合は、ステップS44以降の処理を繰り返す。
ステップS47でYesの場合は、ステップS49に進み、押下時間はオート領域に設定されているか否かが判定される。オート領域である場合、ステップS50で押下時間に対応付けられた撮影パラメータについてオート設定して処理を終了し、撮影動作に移行する。押下時間がオート領域にない場合は、ステップS51で押下時間の値から対応する撮影パラメータの値を求め、処理を終了し、撮影動作に移行する。
図14Bは、図12のステップS6の、撮影準備動作処理についてのフローチャートである。図14Aが図7の方法に対応しているのに対し、図14Bでは、図8の方法で押下時間に対応する撮影パラメータを設定する場合における撮影準備動作処理を示す。
図14Bで、ステップS61からステップS73までの処理は、図14AのステップS31からステップS43までの処理とそれぞれ対応しており、同様であるのでここでは説明を省略し、ステップS74以降の処理について述べる。
ステップS74では押下時間に対応付けられた撮影パラメータが存在するか判定し、存在しない場合は処理を行わないが、存在する場合はさらにステップS75でその押下時間が撮影パラメータのオート領域に対応するか否かが判定される。オート領域、マニュアル設定領域の場合、それぞれの方法でステップS76、ステップS77で撮影パラメータの値を設定し、ステップS78で画面に値を表示する。
ステップS79で、押圧を画面に表示する。ステップS80では、押圧が図8のしきい値th2を上回ったか判定され、Yesの場合は処理を終了し、撮影動作に移行する。ステップS80でNoの場合、押圧が図8のしきい値th1未満となったか否かを判定する(ステップS81)。th1未満であることが検出された場合は、撮影準備動作を中断したとして処理を終了する。押圧がしきい値th1以上である場合は、ステップS74の処理に戻る。
図15Aは、液晶表示部4のLCD15に、図9Aの形式で撮影準備動作時の画面を表示させる処理のフローチャートである。まず、ステップS91で、LCD15の右辺に目盛りを表すバーを表示し、バーの中央あたりに「押圧:撮影開始」と表示する。図7、図8のしきい値th2に相当する位置にて、撮影準備動作を行う押圧の領域と撮影動作を行う押圧の領域とで、バーを色分け等をし、それぞれ動作モードを表示する。
ステップS92で、先に表示させた押圧以外の押下パラメータ、すなわちx座標、y座標および押下時間について、それぞれ表示位置を決定する。例えばLCD15の上辺にはx座標、左辺にはy座標、下辺には押下時間を割り当てる。ステップS93で、x座標、y座標および押下時間のうち、撮影パラメータの対応付けられていない押下パラメータが存在するか否かを判定する。存在しない場合はステップS94に進み、ステップS93で3つの押下パラメータについてそれぞれ対応付けられた撮影パラメータが存在するので、3つのパラメータそれぞれについて所定の位置にバー、目盛りおよび必要な文字情報等を、先の押圧についての表示と同様の形式で表示する。ステップS93でYesの場合はステップS95に進み、対応付けられた撮影パラメータの存在するものについてのみ、押圧の形式と同様に、バー、目盛りおよび必要な文字情報等を表示する。
ステップS96では、x座標、y座標および押下時間について、オート設定とされる領域が設定されているか否かを判定する。オート領域が設定されていない場合は処理を行わないが、オート領域が一部設定されており、押下パラメータの値によってオートあるいはマニュアルでの撮影パラメータの値が設定される場合は、ステップS97でオート領域について色分け表示等をする。ステップS98で、x、y座標および押下時間について、マニュアル設定の領域について目盛りに数値を表示する。ステップS99では、現在の設定値を表す印、例えば図9Aでは黒色の三角形状の指示マークを、その先端がバーの対応する箇所に表示して処理を終了する。
なお、ステップS91およびステップS92で、押圧、x座標、y座標および押下時間について、それぞれLCD15の右辺、上辺、左辺および下辺に表示したが、これに限られない。押下パラメータは、画面上の他の辺あるいは図9Aとは異なる箇所に表示させてもよい。
図15Aの処理でLCD15に図9Aの画面を表示させた場合、表示されている各設定パラメータの現在取る値の表示の仕方を説明する。図16Aは、x座標に対応付けられた設定パラメータの表示処理についてのフローチャートである。この処理は、図14AのステップS38の処理に対応する。図16Aでは、ステップS381で、取得したx座標に割り当てられた撮影パラメータの値を求め、この撮影パラメータの値に応じたバーの位置に上述の指示マークを移動させて処理を終了する。図17Aのy座標に対応付けられた設定パラメータについては、図14AのステップS43に対応し、x座標についての処理と同様の処理であるので省略する。図18A、図19Aの押下時間、押圧に対応付けられた撮影パラメータについても同様の処理を行う。
図15Bは、液晶表示部4のLCD15に、図9Bの形式で撮影準備動作時の画面を表示させる処理のフローチャートである。まず、ステップS101で、LCD15の右下に、5行×3列の表を表示する。ステップS102で、1行1列の位置に「動作」、1行2列の位置に「機能」、1行3列の位置に「値」、1列の2行から5行にそれぞれ「x座標」「y座標」「時間」「押圧」とそれぞれ表示する。ステップS103で、押下パラメータのうちで、対応付けられた撮影パラメータが存在しないものがあるか判定し、全ての押下パラメータについて対応付けがされている場合は処理を行わないが、対応付けられた撮影パラメータのない押下パラメータが存在する場合は、ステップS104で、対応する押下パラメータの行の2列、3列に例えば「―」の記号を表示し、その押下パラメータについては撮影パラメータと対応付けられていないことを示す。図9Bでは、例えばy座標について撮影パラメータが存在しないことが表示されている。
ステップS105では、2列の2行から4行にそれぞれ対応付けられた撮影パラメータの名称を、2列5行には、撮影動作に移行する押圧を表示し、処理を終了する。図9Bでは例えば、認識し得る押圧の最大値から50%の押圧で撮影動作に移行することが表示されている。
図15Bの手順でLCD15に図9Bの画面を表示させる場合における、表示されている各設定パラメータの現在取る値の表示の仕方を説明する。図16Bは、x座標に対応付けられた設定パラメータの表示処理についてのフローチャートである。この処理は、図14BのステップS68の処理に対応する。図16Bでは、ステップS681で、取得したx座標に割り当てられた撮影パラメータの値を求め、この撮影パラメータの値に応じた数値を2行3列に表示して処理を終了する。図17Bのy座標に対応付けられた撮影パラメータについては、x座標についての処理と同様の処理で図14BのステップS73に対応し、3行3列に数値を表示して処理を終了する。図18Bの押下時間に対応付けられた撮影パラメータについては、図14BのステップS78に対応し、4行3列に数値を表示して処理を終了する。図19Bの押圧に対応付けられた撮影パラメータについては、図14BのステップS79に対応し、検知し得る最小の押圧を0%、最大を100%として押圧を百分率で表し、5行3列に数値を表示して処理を終了する。
ところで、上記の実施形態では、図9Aの画面では、撮影パラメータの値をユーザに対して表示しているが、これに限られない。例えば、被写体までの距離、明るさ、被写体の動く速度等の、撮影の環境に対する最適値をユーザが知らなくとも、具体的なイメージで設定しやすい表示にしてもよい。
例えば、フォーカス距離が遠い(例えば無限遠)ものから近いものについて順に、図9Aの撮影準備動作の画面で、バーに例えば「風景/風景&人物/ポートレート(人物)/マクロ/スーパーマクロ」の文字や色分け等により、それぞれ適したフォーカス距離の値に対応する箇所に表示する。マニュアル設定する場合に、ユーザが撮影しようとする画像に適したフォーカス距離を数値で把握していなくとも、バーに表示された具体的なシーンによって設定することができる。例えばユーザがポートレートに適したフォーカス距離は何メートルを設定するのが適当であるのかを知らなくとも、バーのポートレートに対応する領域を押下すれば、適切なフォーカス距離の値を設定することができる。
他の例として、明るさについてマニュアル設定するときのユーザに対して目安を示すために、明るいものから暗いものについて順に、バーに例えば「スノー&ビーチ/晴れ/曇り/雨/夜景」の文字や色分け等で、それぞれ適した数値に対応する箇所に表示する。さらに他の例として、被写体の動きの速さに応じて露出時間をマニュアル設定するときの目安の表示として、露出時間の早いものから遅い(露出時間長い)ものについて順に、バーに例えば「スポーツ/風景、ポートレート(人物)/夜景」の文字や色分け等で、それぞれ適した数値に対応する箇所に表示する。いずれの場合も、ユーザは具体的に最適値を把握せずとも、適当な撮影パラメータを設定することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るカメラによれば、マニュアルにて各種パラメータを設定する際に、要する操作数および時間が低減され、押圧により撮影準備動作から撮影動作への移行がスムーズになされる。このため、撮影準備動作において、ユーザはより簡便にパラメータの設定を行うことができる。
本実施形態に係るカメラの背面図である。 本実施形態に係るカメラのブロック図である。 タッチパネルの押下した位置、押圧および押した時間を説明する図である。 タッチパネルの押下した位置座標と、撮影のパラメータとの対応付けを説明する図である。 一部オート設定とする場合の、タッチパネルを押した位置座標と撮影のパラメータとの関係を説明する図である。 タッチパネルを押した時間と、撮影のパラメータとの対応付けを説明する図である。 押圧による動作モードの移行および押した時間の算出タイミングを説明する図(その1)である。 押圧による動作モードの移行および押した時間の算出タイミングを説明する図(その2)である。 撮影準備動作における画面の表示例である。 撮影準備動作における画面の表示の他の例である。 機能割り当て画面を示した図である。 撮影パラメータの、動作割り当てを示した図である。 カメラの基本動作のフローチャートである。 機能割り当て動作のフローチャートである。 撮影準備動作のフローチャート(その1)である。 撮影準備動作のフローチャート(その2)である。 画面にタッチパネルの押し方、割り当てられた機能および設定値を表示する動作のフローチャート(その1)である。 画面にタッチパネルの押し方、割り当てられた機能および設定値を表示する動作のフローチャート(その2)である。 タッチパネルのx座標に対応付けられた撮影のパラメータを表示する動作のフローチャート(その1)である。 タッチパネルのx座標に対応付けられた撮影のパラメータを表示する動作のフローチャート(その2)である。 タッチパネルのy座標に対応付けられた撮影のパラメータを表示する動作のフローチャート(その1)である。 タッチパネルのy座標に対応付けられた撮影のパラメータを表示する動作のフローチャート(その2)である。 タッチパネルを押した時間に対応付けられた撮影のパラメータを表示する動作のフローチャート(その1)である。 タッチパネルを押した時間に対応付けられた撮影のパラメータを表示する動作のフローチャート(その2)である。 タッチパネルの押圧に対応付けられた撮影のパラメータを表示する動作のフローチャート(その1)である。 タッチパネルの押圧に対応付けられた撮影のパラメータを表示する動作のフローチャート(その2)である。
符号の説明
1 デジタルスチールカメラ(DSC、カメラ)
4 液晶表示部
5 ファインダ
6 パワーLED
9 選択/決定ボタン
11 CPU
12 操作部
13 ROM
14 RAM
15 LCD
16 外部I/F
17 ファイル管理部
18 記録媒体
19 圧縮伸張エンジン
20 タッチパネル
21 撮像装置
30 機能割り当て画面

Claims (12)

  1. 第1のしきい値を超えているか否かに基づき、タッチパネルの表面の押圧を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知するタッチパネルの押圧が前記第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値未満である間に、タッチパネルの押し方に関わる条件を取得する取得手段と、
    前記検知手段の検知するタッチパネルの押圧が前記第2のしきい値以上になると、前記取得手段により取得されたタッチパネルの押し方に関わる条件に基づいて、撮影のパラメータを設定する設定手段と、
    を備え、
    前記取得手段は、タッチパネルを押した位置のx座標、y座標及び押圧が前記第1のしきい値を超えてから前記第2のしきい値に達するまでの時間を表す押下時間について取得し、押下時間の計測を開始した後にタッチパネルの押圧が該第1のしきい値未満となった場合には、押下時間の取得処理を中断し、
    前記設定手段は、前記取得手段が取得したx座標、y座標及び押下時間のそれぞれの大きさに応じてそれぞれ求まる撮影のパラメータを設定し、前記取得手段において押下時間の取得処理を中断した場合には、x座標、y座標及び押下時間に対応する撮影のパラメータ設定処理をキャンセルする
    ことを特徴とするカメラ。
  2. 前記設定手段は、露出時間、露出絞り、フォーカス距離、ズーム・ワイド、ホワイトバランスあるいは画像品質のいずれかの撮影のパラメータを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記設定手段は、前記取得手段が取得した押下時間の大きさに応じて露出時間を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 前記設定手段は、前記取得手段が取得したx座標の大きさに応じて露出絞りを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  5. 前記設定手段は、前記取得手段が取得したy座標の大きさに応じてフォーカス距離を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  6. 前記取得手段が取得するタッチパネルの押し方に関わる条件と、該取得手段が取得した条件に基づいて前記設定手段が設定する撮影のパラメータとは、前記検知手段によりタッチパネルの表面の押圧が検知されるより前に対応付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  7. 前記取得手段が取得するタッチパネルの押し方に関わる条件と対応付けられていない撮影のパラメータは、オート設定とする
    ことを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  8. 前記取得手段が取得するタッチパネルの押し方に関わる条件は、取得された値が所定の設定値未満の場合はその値に対応する撮影のパラメータをオート設定とし、前記設定値以上の場合は前記設定手段がその値の大きさに応じて撮影のパラメータを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  9. 前記取得手段が取得するタッチパネルの押し方に関わる条件は、取得された値が所定の設定値を超える場合はその値に対応する撮影のパラメータをオート設定とし、前記設定値以下の場合は前記設定手段がその値の大きさに応じて撮影のパラメータを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  10. 前記タッチパネルの押し方に関わる条件に応じた前記撮影のパラメータを画面上に表示する表示手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  11. 前記検知手段の検知するタッチパネルの押圧が前記しきい値以上になると、前記設定手段により設定された撮影のパラメータに基づいて撮像を行う撮像手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載のカメラ。
  12. 撮像装置に用いる表示画面に配置されたタッチパネルの表面を押圧することによって画面上の位置情報を入力するタッチパネル撮像操作方法であって、
    最初に前記タッチパネルを押す際の押圧がタッチパネルの押圧を検知する第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値未満である間に撮影時の1つまたは複数のパラメータを設定する過程と、
    前記タッチパネルを押す際の押圧が前記第2のしきい値以上になると、前記パラメータを設定する過程で設定された条件下で撮影を行う過程と
    を有し、
    前記パラメータを設定する過程においては、前記タッチパネルを押した位置情報として、x座標、y座標及び押圧が前記第1のしきい値を超えてから前記第2のしきい値に達するまでの時間を表す押下時間を検出し、該検出したx座標、y座標及び押下時間のそれぞれに応じてそれぞれ求まるパラメータを設定し、
    押下時間の計測の開始以降にタッチパネルの押圧が該第1のしきい値未満となった場合には、押下時間の検出処理を中断し、押下時間の検出処理を中断した場合には、x座標、y座標及び押下時間に対応するパラメータの設定処理をキャンセルする
    ことを特徴とするタッチパネル撮像操作方法。
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