JP2017175312A - 撮像装置 - Google Patents

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

【課題】初心者でも撮影した画像の不満点を容易に解消できるよう誘導するガイダンスを実現することが可能な撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置は、被写体を撮影する撮像部22と、撮影した画像を表示する表示部28と、複数の救済項目を記憶する不揮発性メモリと、表示部における画像を表示している領域に対する座標位置の入力を受け付ける受付手段28と、撮影した画像と入力された座標位置から救済項目の数を絞り込むシステム制御部50と、絞り込まれた複数の救済項目のうち一つを撮影者に選択させる選択手段28と、選択された救済項目を撮影手段に設定する設定手段50と、を有する。動画再生の一時停止中に、表示部における画像を表示している領域に対する座標位置の入力を受け付け、救済項目を表示するように制御し、表示された救済項目のうち選択された救済項目を撮像部に設定する。【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルカメラのガイダンスに関し、特に初心者でも撮影した画像の不満点を容易に解消できるよう誘導するガイダンスに関する。
従来、ガイダンスは設定する機能の説明をおこなうもの、撮影者の入力でヘルプを検索するもの、撮影のアドバイスを表示するもの、操作のやり方を説明するものなどがあった。
しかし、それらはある程度カメラの機能や用語を理解していることが前提であり、の初心者が使用するのは困難であった。特に撮影した画像に不満がある場合、画像がおかしいのはわかるが、どの設定を変更すればいいのかがわからずに修正できないでいた。
特許文献1には、撮影した画像を失敗画像データベースで検索し救済情報を取得する技術が開示されている。
しかし、失敗画像データベースで取得した救済情報が真に撮影者に必要な情報ではないことも多く、救済にならない場合もあった。
特許文献2には、サンプル画像を選択してカメラにパラメータ設定することが開示されている。
しかし、所望のサンプル画像に到達するのに時間がかかったり、撮影状況に対応したサンプル画像がなかったりする場合もあった。
特開2004−128701号公報 特開2002−152586号公報
特許文献1に開示された従来技術では、失敗画像データベースで取得した救済情報が真に撮影者に必要な情報ではないことも多く、救済にならない場合もあった。
そこで、本発明の目的は、初心者でも撮影した画像の不満点を容易に解消できるよう誘導するガイダンスを実現するとともに、動画再生画面でユーザーに救済内容を選択させ、救済撮影パラメータをカメラに設定することで、動画撮影においても不満点を解消した撮影をすることが可能な撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
被写体を撮影する撮影手段(22)と、
撮影した画像を表示する表示手段(28)と、
複数の救済項目を記憶する記憶手段(56)と、
前記表示手段における前記画像を表示している領域に対する座標位置の入力を受け付ける受付手段(28)と、
撮影した画像と入力された座標位置から救済項目の数を絞り込む絞り込み手段(50)と、
絞り込まれた複数の救済項目のうち一つを撮影者に選択させる選択手段(28)と、
選択された救済項目を撮影手段に設定する設定手段(50)と、
を有する撮像装置であり、
動画再生の一時停止中に、前記表示手段における画像を表示している領域に対する座標位置の入力を受け付け、前記救済項目を表示するように制御する制御手段(50)と、
表示された救済項目のうち選択された救済項目を撮影手段に設定する設定手段(50)と、を有することを特徴とする。
本発明に係る撮像装置によれば、初心者でも撮影した画像の不満点を容易に解消できる救済策に誘導することが可能になり、動画再生画面でユーザーに救済内容を選択させ、救済撮影パラメータをカメラに設定することで、動画撮影においても不満点を解消した撮影をすることが可能になる。
デジタルカメラの外観図 デジタルカメラのブロック図 メインフローチャート フローチャート フローチャート 座標系の説明図 画像表示図 タッチ位置とガイダンスの対応図 実施例2のフローチャート 実施例3のメインフローチャート
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施例によるガイダンスについて説明する。
図1(a)、(b)に、本発明の撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
図1において、表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。
シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。
モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。
端子カバー40は該部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。
メイン電子ダイヤル71は操作部70に含まれる回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。
電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。
サブ電子ダイヤル73は操作部70に含まれ、操作部70に含まれる回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行える。
十字キー74は操作部70に含まれ、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な十字キーである。十字キー74の押した部分に応じた操作が可能である。
SETボタン75は操作部70に含まれ、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
LVボタン76は操作部70に含まれ、静止画撮影モードにおいてライブビュー(以下、LV)のONとOFFを切り替えるボタンである。動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。
拡大ボタン77は操作部70に含まれ、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFF,及び拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作ボタンである。再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。
再生ボタン78は操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン78を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。
MENUボタン79は操作部70に含まれ、撮影モードとメニューモードとを切り替える操作ボタンである。
クイックリターンミラー12は、システム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。
通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行う為の通信端子である。
接眼ファインダー16はフォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダーである。
蓋202は記録媒体200を格納ひたスロットの蓋である。
グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
フラッシュ19はデジタルカメラ100に内蔵された閃光装置である。
図2は本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。
レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。
通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行う為の通信端子であり、通信端子10はデジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行う為の通信端子である。
レンズユニット150は、この通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り102の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサー17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。
焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50はそれに基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
クイックリターンミラー12(以下、ミラー12)は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際にシステム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。
ミラー12は、レンズ103から入射した光束をファインダー16側と撮像部22側とに切替えるためのミラーである。ミラー12は通常時はファインダー16へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。またミラー12はその中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
撮影者は、ペンタプリズム14とファインダー16を介して、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
フォーカルプレーンシャッター101は、システム制御部50の制御で撮像素子部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。
A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。
メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器25は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器25を介して表示部28により表示される。
表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器25からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器25においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。52はシステムメモリであり、RAMが用いられる。
システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部はメモリ32、D/A変換器25、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
フラッシュ制御回路54は、フラッシュ19を制御する回路である。フラッシュ19のポップアップや発光タイミング、発光量の調整を行う。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切り替えスイッチ60で、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切り替えスイッチ60で静止画撮影モードに一旦切り換えた後に、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。
第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
操作部70は、ユーザーからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、少なくとも以下の操作部が含まれる。シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、LVボタン76、拡大ボタン77、再生ボタン78。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。
記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
なお、操作部70の一つとして、表示部28に対する接触を検知可能なタッチパネルを有する。タッチパネルと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネルを光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成し、表示部28の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネルにおける入力座標と、表示部28上の表示座標とを対応付ける。これにより、恰もユーザが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
システム制御部50はタッチパネルへの以下の操作を検出できる。タッチパネルを指やペンで触れたこと(以下、タッチダウンと称する)。タッチパネルを指やペンで触れている状態であること(以下、タッチオンと称する)。タッチパネルを指やペンで触れたまま移動していること(以下、ムーブと称する)。タッチパネルへ触れていた指やペンを離したこと(以下、タッチアップと称する)。タッチパネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフと称する)。短時間の間にタッチパネルを指やペンで連続して2回触れたこと(以下、ダブルタッチダウンと称する)。一定時間以上タッチパネルを指やペンで触れている状態であること(以下、タッチロングオンと称する)。同時にタッチパネルを複数の指やペンで触れたこと。(以下、マルチタッチダウンと称する)。これらの操作や、タッチパネル上に指やペンが触れている位置座標は内部バス111を通じてシステム制御部50に通知され、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル上にどのような操作が行なわれたかを判定する。
ムーブについてはタッチパネル上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。
またタッチパネル上をタッチダウンから一定のムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル上に指を触れたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる。
また、所定距離以上を、所定速度未満でムーブしたことが検出された場合はドラッグが行なわれたと判定するものとする。
タッチパネルは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。
実施例の動作を説明する前に、本発明で使用する座標系について説明する。
フォーカシングスクリーン13、表示部28、撮像部22、および生成される画像のアスペクトは135フィルムと同じ3:2の画角であるのですべて同じ座標系で正規化して表現する。
図7にみるように横軸x、縦軸yとし中心を原点(x=0、y=0)とすると、画角は横軸−1.5〜+1.5、縦軸−1〜+1で表現できる。たとえば、xとyの組み合わせを(x、y)と表現すると右上隅は(1.5、1.0)、右下隅は(1.5、−1.0)と現せられる。
焦点検出部11の測距エリアが図7のAFP1からAFP9のように9点配置されているような場合、AFP1は(−0.6、0.5)、AFP5は(0、0)、AFP9は(0.6、−0.5)と表現できる。
また、写真表現として主被写体は黄金分割エリアに配置すべしといた構図法があるが、そのエリアを含むような範囲を図7のG−AREAとするとG−AREAの範囲は右上の座標と左下の座標を用いて((0.9、0.6)、(−0.9、−0.6))という風に表現できる。
また、CIRCLEは原点を中心とした直径1.6の円を示しているが画面位置(x、y)がxの2乗+yの2乗が1.6の2乗より大きい場合CIRCLEの外側にあると判定される。図7を見ればわかるようにCIRCLEの外側にある場合の画面位置(x、y)は画角の四隅を現している。
また画面位置(x1、y1)と(x2、y2)の距離は√(x1−x2)^2+(y1−y2)^2で求めることができる。
本実施例では、座標位置を現す変数をFPOS、TPOSのようにPOSを付けて示すが、実際にはx座標、y座標の2つの要素を持つ配列として処理される。
図3は実施例1における撮影処理のフローチャートである。このフローチャートにおける各処理はシステム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
再生ボタン78が押されると電源制御部80が起動しシステム制御部50の電源を給電開始する。システム制御部50は図3のステップS100より実行を開始する。
ここでは、再生ファイルとして動画ファイルを再生開始した時のフローについて説明する。
また、表示画像を切り換え、別の動画ファイルを再生開始した場合には、実行中のステップを中断し、改めてステップS100より開始するものとする。
各制御パラメータは直前の撮影時のものを引き継ぐ。AFP、PROG、EXPADJ、PARAM、WB、WBADJ、VIGADJはシステムメモリ52に配置された変数である。
[ステップS101]動画終了
再生中の動画ファイルが記録時間分の再生を完了したかを判断する。記録時間の再生を完了した場合はステップを終了し、完了していない場合はステップS102へすすむ。
[ステップS102]再生表示
図7の(b)のように動画再生画像を表示部28に表示する。なお画面の数字は説明のために記載したものである。
[ステップS103]一時停止
操作部70の操作により動画再生が一時停止されたかを判断する。一時停止された場合はステップS104へ、一時停止されていない場合はステップS101へすすむ。
[ステップS104]HELPアイコン表示
図7の(a)のように表示部28の右上隅にHELPアイコンを表示する。
[ステップS105]TIMERクリア
システムタイマー53をリセットする。
[ステップS106]HELPアイコンタッチ
HELPアイコンがタッチされたか否かを判定する。タッチされていなければステップS107へ、タッチされればステップS109へすすむ。
[ステップS107]TIMER>30秒
タイマーが30秒経過したかどうかを判定する。30秒経過していなければステップS108へ、経過していればステップS108へすすむ。
[ステップS108]HELPアイコン非表示
HELPアイコンを非表示にする。したがってHELPアイコンがタッチされなければ30秒間画像を表示してHELPアイコンを非表示にしたのちに再生の一時停止を解除して動画再生が行われる。
[ステップS109]顔検出
システム制御部50は顔検出対象の画像データを画像処理部24に送る。システム制御部50の制御下で画像処理部24は、当該画像データに水平方向バンドパスフィルタを作用させる。また、システム制御部50の制御下で画像処理部24は処理された画像データに垂直方向バンドパスフィルタを作用させる。これら水平及び垂直方向のバンドパスフィルタにより、画像データよりエッジ成分が検出される。その後、システム制御部50は、検出されたエッジ成分に関してパターンマッチングを行い、目及び鼻、口、耳の候補群を抽出する。そして、システム制御部50は、抽出された目の候補群の中から、予め設定された条件(例えば2つの目の距離、傾き等)を満たすものを、目の対と判断し、目の対があるもののみ目の候補群として絞り込む。そして、システム制御部50は、絞り込まれた目の候補群とそれに対応する顔を形成する他のパーツ(鼻、口、耳)を対応付け、また、予め設定した非顔条件フィルタを通すことで、顔を検出する。システム制御部50は、顔の検出結果に応じて上記顔情報を出力し、処理を終了する。このとき、顔の数などの特徴量をシステムメモリ52に記憶する。また、顔画像の位置を変数FPOSに格納する。
以上のように画像データを画像解析して、画像データの特徴量を抽出して被写体情報を検出することが可能である。本実施例では被写体情報として顔情報を例に挙げたが、被写体情報には他にも赤目判定や目の検出、目つむり検出、笑顔検出等の様々な情報がある。
顔画像の位置はFPOSに格納される。
[ステップS110]画像解析
画像処理した画像データを解析して、どのようなシーンで撮影されたかを判定する。本実施例では、夕焼けか否かを判定し、夕焼けのシーンと判定された場合は変数SCNに夕焼けを格納、それ以外のシーンではSCNにその他を格納する。さらに、画像ファイルに記録されているEXIF(Exchangeable Image File Format)情報を解析し撮影時の変数を抽出する。撮影時の変数としては合焦した測距エリアの座標がある。合焦した測距エリアの座標をJFPOSに格納する。格納後、図4のフローチャートのAのS200に遷移する。撮影者がHELPアイコンをタッチするとステップS111で図4のフローチャートのAのステップS200へ進む。
[ステップS201]画像表示
図7の(b)の画像を表示部28に表示する。なお画面の数字は説明のために記載したものである。
[ステップS202]タッチ
表示部28がタッチされたかどうかを判定し、タッチされるまで待ち続ける。タッチされるとステップS203に進む。
[ステップS203]タッチ座標取得
タッチされた位置を取得し変数TPOSに書き込む。
[ステップS204]TPOSがFPOS近傍
タッチ位置が検出された顔位置近傍にあるかを判定する。TPOSとFPOS間の距離を計算し所定の閾値内にあるかを判定する。近傍であるか否かは所定の閾値でもかまわないし、また検出された顔の大きさを勘案した閾値でも良い。顔位置近傍と判断した場合はステップS205へ、顔位置近傍ではない場合はステップ224へ分岐する。
[ステップS205]TPOSがJFPOSの近傍
タッチ位置が合焦した測距エリアの座標JFPOSの近傍であるかを判定する。近傍であれば、ステップ206へ。近傍でなければステップ221へ分岐する。ステップ204から205での判定は、たとえば図7の(b)では(i)の女性の顔部分にタッチしたかどうかを判定している。顔があれば主被写体である可能性が高く、さらにそこが合焦してピントがあっているならば、撮影者は主被写体の写真的パラメータに不満があると判定できる。
[ステップS206]COL(1)=”明るく・暗く”
文字配列の変数COL(1)に「明るく・暗く」の文字列を格納する。
[ステップS207]COL(2)=”色味”
文字配列の変数COL(2)に「色味」の文字列を格納する。
[ステップS208]COL(3)=”肌を美しく”
文字配列の変数COL(3)に「肌を美しく」の文字列を格納する。
[ステップS211]吹き出し、COL1〜3表示
表示部28に図7(c)のように画像を表示する。タッチした位置から吹き出しを表示。吹き出し内にCOL(1)からCOL(3)に設定した文字列を表示させる。ピントが合っている顔を選択した場合は「明るく・暗く/色味/肌を美しく」のように表示される。
[ステップS212]タッチ
表示部28がタッチされたか否かを判別する。タッチされればステップS213へ。されなければステップS212を繰り返し実行してタッチされるまでループして待つ。
[ステップS213]タッチ座標取得
タッチ座標を取得する。
[ステップS214]COL(1)をタッチ
COL(1)の文字列を表示している領域をタッチしたか否かを判定する。タッチされたらステップS215へ。されていなければステップS216へ。
[ステップS215]DEM=COL(1)
文字列変数DEMにCOL(1)の文字列を格納する。ピントの合っている顔を選択した場合は「明るく・暗く」が格納される。格納後図5のフローチャートのBのS300に遷移する。
[ステップS216]COL(2)をタッチ
COL(2)の文字列を表示している領域をタッチしたか否かを判定する。タッチされたらステップS217へ。されていなければステップS218へ。
[ステップS217]DEM=COL(2)
文字列変数DEMにCOL(1)の文字列を格納する。ピントの合っている顔を選択した場合は「色味」が格納される。格納後図5のフローチャートのBのS300に遷移する。
[ステップS218]COL(3)をタッチ
COL(3)の文字列を表示している領域をタッチしたか否かを判定する。タッチされたらステップS219へ。されていなければ、吹き出し以外の部分をタッチされたのでステップS212へ戻り再度タッチ待ちする。
[ステップS219]DEM=COL(3)
文字列変数DEMにCOL(3)の文字列を格納する。ピントの合っている顔を選択した場合は「肌を美しく」または「フラッシュ禁止」が格納される。格納後図5のフローチャートのBのS300に遷移する。
このようにして、ピントの合っている顔を選択した場合は、主被写体の写真的パラメータに関する「明るく・暗く」「色味」「肌を美しく」の3つの選択肢を表示して選択させることで、撮影者に少ない選択肢から最適な設定項目を選ばせることができる。これにより、動画撮影においても不満点を解消することが可能になる。
[ステップS221〜S223]
ステップS204からS205での判定で、図7の(b)の(i)の女性の顔部分にタッチしたが、合焦点ではなかった場合ステップS221に分岐する。顔があれば主被写体である可能性が高く、ピントがあっていないならば、撮影者はピントに不満があると判定できる。そこでステップS221〜S223にて「ピントをここに/明るく・暗く/肌を美しく」のように選択肢を設定する。ステップS204でタッチ位置が顔近傍ではなかった場合、ステップS224へ分岐する。
[ステップS224]TPOSがJFPOS近傍
タッチした位置が合焦点近傍であるかどうかを判定、近傍ならばステップS225へ。近傍でなければステップS228へ分岐する。タッチした位置が合焦点だった場合、タッチした位置が顔でない主被写体であると判定できる。図7の(b)では(ii)のヨット部分にピントが合っていて、その部分をタッチしたというような場合である。この場合も撮影者は主被写体の写真的パラメータに不満があると判定できる。
[ステップS225〜S227]
ステップS221〜S223にて「明るく・暗く/色味/ぼかす・くっきり」のように選択肢を設定する。顔が検出されていないので、「肌を美しく」という要望はありえない。そこで、次に要望の高い「ぼかす・くっきり」がCOL(3)に設定される。ステップS224でタッチ位置が合焦位置近傍ではなかった場合、ステップS228へ分岐する。
[ステップS228]TPOSが黄金分割枠内
タッチした位置が黄金分割枠内であるかどうかを判定する。黄金分割枠内ならばステップS229へ。黄金分割枠外であればステップS232へ分岐する。図6でG−AREAとして示した画面の黄金分割枠の内側をタッチした場合を判定する。図7の(b)では(ii)のヨット部分にピントが合っていない場合に、その部分をタッチしたというような場合である。写真における主被写体は、黄金分割枠内にある確率が高く、わざわざそこをタッチしたというのは撮影者は主被写体のピントに不満があると判定できる。
[ステップS229〜S231]
ステップS229〜S231にて「ピントをここに/明るく・暗く/色味」のように選択肢を設定する。顔が検出されていないので、「肌を美しく」という要望はありえないので、次に要望の高い「色味」がCOL(3)に設定される。ステップS228でタッチした位置が黄金分割枠外だった場合、ステップS232へ分岐する。
[ステップS232]SCNが夕焼け
ステップS228でタッチした位置が黄金分割枠外と判定されたので、ステップS232以降は背景をタッチした可能性が高いと判断できる。ステップS125の画像解析で夕焼けと判定された場合ステップS233へ分岐、夕焼けではない場合はステップS236へ分岐する。
[ステップS233〜S235]
ステップS233〜S235にて「夕焼けの色を変える/明るく・暗く/色味」のように選択肢を設定する。夕焼けのシーンでは、まず赤い夕日の色を際立たせたいという要望がもっとも多いためCOL(1)に「夕焼けの色を変える」を設定する。ステップS232でSCNが夕焼けではなかった場合、ステップS236へ分岐する。
[ステップS236]√(Xtp^2+Ytp^2)>3.2
タッチした位置が図6のCIRCLEより外側にあるかどうか、つまり画面の隅をタッチしたかどうかを判定する。TPOSのX座標をXtp、Y座標をYtpとして原点0、0からの距離を計算する。外側ならステップS237へ、内側ならステップS240へ分岐する。
[ステップS237〜S239]
ステップS233〜S235にて「隅を明るく/明るく・暗く/色味」のように選択肢を設定する。図7の(b)では(iii)部分をタッチした場合である。画面の隅ではレンズの周辺光量落ちの不満点が最も多いのでCOL(1)に「隅を明るく」を設定する。
ステップS236でタッチ位置が画面隅ではなかった場合、ステップ240へ分岐する。
[ステップS240]Xtp>0.6
タッチした位置のX座標が0.6より大きいかどうか、つまり画面の上側をタッチしたかどうかを判定する。上側ならステップS241へ、下側ならステップS245へ分岐する。
[ステップS241]TPOSの周辺画素の青の割合大
タッチした位置の周辺の画素を抽出、RGBの割合を判定して青が多い場合はステップ242へ。そうでなければステップ245へ分岐する。
[ステップS242〜S244]
ステップS242〜S244にて「空を青く/明るく・暗く/色味」のように選択肢を設定する。画面上側の青色部分、つまり空をタッチした、図7の(b)では(iv)部分をタッチした場合である。空をタッチした場合は、空の青色を変更したいという要望がもっとも多いためCOL(1)に「空を青く」を設定する。ステップS240、241でタッチ位置が空ではなかった場合、ステップ245へ分岐する。
[ステップS245]TPOSの周辺画素の緑の割合大
タッチした位置の周辺の画素を抽出、RGBの割合を判定して緑が多い場合はステップ246へ。そうでなければステップ249へ分岐する。
[ステップS246〜S248]
「緑の色を深く/明るく・暗く/色味」のように選択肢を設定する。緑部分、つまり樹木の葉をタッチした場合、図7の(b)では(v)部分をタッチした場合である。緑をタッチした場合は、樹木の緑を変更したいという要望がもっとも多いためCOL(1)に「緑の色を深く」を設定する。ステップS245でタッチ位置が緑ではなかった場合、ステップ249へ分岐する。
[ステップS249]Xtp>0.6
再度タッチした位置のX座標が0.6より大きいかどうか、つまり画面の上側をタッチしたかどうかを判定する。上側ならステップS250へ、下側ならステップS253へ分岐する。
[ステップS250〜S252]
「ぼかす・くっきり/明るく・暗く/色味」のように選択肢を設定する。
[ステップS253〜S255]
「ぼかす・くっきり/明るく・暗く/色味」のように選択肢を設定する。ステップS200からS255までの動作をまとめたものが図8になる。初心者の撮影者が要望するピントをここに、ぼかすくっきり、明るく暗く、空の色を青く緑の色を深く、肌を美しく、色味、夕焼けの色を変える、隅を明るくといった選択肢をすべて表示するのではなく、タッチされた位置、顔位置、合焦位置、画像解析、周辺画素の色などで、最適な項目を絞り込み、撮影者に容易に選択させることが可能になる。撮影者が選択した要望が変数DEMに格納されることで図5のステップS300に遷移する。
[ステップS301]DEM=”ピントをここに”
撮影者の選択した要望が「ピントをここに」かどうかを判定する。「ピントをここに」だった場合はステップS302へ。違う場合はステップS306へ分岐する。
[ステップS302]AFP=至近の測距エリア番号
タッチした位置座標TPOSと各測距エリアの位置座標の距離を計算して、もっとも近い測距エリア番号をAFPに格納する。
[ステップS303]設定を変更しました。再度撮影してください表示
図7の(e)に現すように表示部に「設定を変更しました。再度撮影してください」の文言を表示する。
[ステップS350]SET
SETボタン75が押されているかどうかを判定する。押されていればステップS351に進み、押されていなければ、ステップS350をSETボタン75が押されるまで繰り返し実行する。
[ステップS351]ミラーアップ&動画撮影準備
クイックリターンミラー12を不図示のアクチュエータによりアップ状態にして、撮像部22へと光束を導き、表示部28にライブビュー表示を行いフローチャートを終了する。
ユーザーはこの状態で不図示の動画記録開始ボタンを押すことで動画記録を行うことができる。ここでは、ステップS350でSETボタン押しでライブビュー表示を行うことにしていたが、SETボタンではなく不図示の動画記録開始ボタン押しでライブビュー表示を行うことにしてもよい。ステップS301で「ピントをここに」ではなかった場合ステップS306に分岐する。
[ステップS306]DEM=”ぼかす・くっきり”
撮影者の選択した要望が「ぼかす・くっきり」かどうかを判定する。「ぼかす・くっきり」だった場合はステップS307へ。違う場合はステップS314へ分岐する。
[ステップS307]ぼかすボタンくっきりボタン表示
図7の(d)に現すように表示部にぼかすボタンとくっきりボタンを表示する。
[ステップS308]タッチ
表示部28がタッチされたか否かを判別する。タッチされればステップS309へ。されなければステップS308を繰り返し実行してタッチされるまで待つことになる。
[ステップS309]タッチ座標取得
タッチ座標を取得する。
[ステップS310]ぼかしボタンをタッチ
ぼかしボタンを表示している領域をタッチしたか否かを判定する。タッチされたらステップS311へ。されていなければステップS312へ分岐する。
[ステップS311]PROG=F1.8
変数PROGにF1.8を格納する。その後ステップS303からS305でシャッターボタン61の半押し待ち後図3のメインフローチャートのステップS131に戻る。
F1.8絞り優先プログラムで演算し撮影するので、被写界深度の浅い背景のぼけた写真の撮影を行うことができる。
[ステップS312]くっきりボタンをタッチ
くっきりボタンを表示している領域をタッチしたか否かを判定する。タッチされたらステップS313へ。されていなければステップS308へ戻って再度タッチ待ちを行う。
[ステップS313]PROG=F16
PROGにF16を格納する。F16絞り優先プログラムで演算し撮影するので、被写界深度の深い背景のくっきりした写真の撮影を行うことができる。ステップS306で「ぼかす・くっきり」ではなかった場合ステップS314に分岐する。
[ステップS314]DEM=”明るく・暗く”
撮影者の選択した要望が「明るく・暗く」かどうかを判定する。「明るく・暗く」だった場合はステップS315へ。違う場合はステップS322へ分岐する。ステップS315からS321ではステップS307からS313と同様に、明るくボタン暗くボタンを表示、明るくボタンをタッチした場合はEXPADJ=+1、暗くボタンをタッチした場合はEXPADJ=−1に設定される。この後図3のメインフローチャートに戻ると、測光演算関数のステップS502でEXPADJを足した測光値で演算されるので、EXPADJ=+1では、1段分明るい写真が撮影でき、EXPADJ=−1では、1段分暗い写真が撮影できる。ステップS314で「明るく・暗く」ではなかった場合ステップS322に分岐する。
[ステップS322]DEM=”色味”
撮影者の選択した要望が「色味」かどうかを判定する。「色味」だった場合はステップS323へ。違う場合はステップS330へ分岐する。ステップS323からS329ではステップS307からS313と同様に、赤くボタン青くボタンを表示、赤くボタンをタッチした場合はWBADJ=+1、青くボタンをタッチした場合はWBADJ=−1に設定される。この後図3のメインフローチャートに戻ると撮影時にステップS120で画像処理部24は、メモリ制御部15に格納されたRAW画像を読み出し、色補間処理、ホワイトバランス処理、色補正などをおこなう。このときWBADJに設定したオートホワイトバランスの補正量で画像処理が行われる。WBADJ=−1では、1段分青みがかった写真が撮影でき、EXPADJ=+1では、1段分赤みがかった写真が撮影できる。
ステップS322で「色味」ではなかった場合ステップS330に分岐する。
[ステップS330]DEM=”空を青く”
撮影者の選択した要望が「空を青く」かどうかを判定する。「空を青く」だった場合はステップS331へ。違う場合はステップS332へ分岐する。
[ステップS331]PARAM=青空
変数PARAMに青空を格納する。この後図3のメインフローチャートに戻ると撮影時にステップS120で画像処理部24は、メモリ制御部15に格納されたRAW画像を読み出し、色補間処理、ホワイトバランス処理、色補正などをおこなう。このときPARAMに設定した青空のパラメータで画像処理が行われる。この場合画像処理部24は、標準より色相をCyanよりに回転させ、より空を強調する画像処理を行う。ステップS330で「色味」ではなかった場合ステップS332に分岐する。
[ステップS332]DEM=”緑の色を深く”
撮影者の選択した要望が「緑の色を深く」かどうかを判定する。「緑の色を深く」だった場合は変数PARAMに森林を格納しステップS120で画像処理部24は、より緑を強調する画像処理を行う。ステップS332で「緑の色を深く」ではなかった場合ステップS334に分岐する。
[ステップS334]DEM=”肌を美しく”
撮影者の選択した要望が「肌を美しく」かどうかを判定する。「肌を美しく」だった場合は変数PARAMに美肌を格納しステップS120で画像処理部24は、より肌色を強調する画像処理を行う。ステップS334で「肌を美しく」ではなかった場合ステップS336に分岐する。
[ステップS336]DEM=”夕焼け”
撮影者の選択した要望が「夕焼け」かどうかを判定する。「夕焼け」だった場合は変数PARAMに夕焼けを格納しステップS120で画像処理部24は、より夕焼けの赤色を強調する画像処理を行う。ステップS336で「夕焼け」ではなかった場合ステップS340に分岐する。
[ステップS340]VIGADJ=ON
変数VIGADJにONを格納する。この後図3のメインフローチャートに戻るとS121でステップS122に分岐し、周辺光量補正の演算を行い、レンズ103により落ちた周辺光量を持ち上げる画像処理をおこなうので、隅まで光量の落ちない画像を生成することが可能になる。
以上のようにして、そもそも露出補正やホワイトバランスなどの写真用語が理解できていないためにどの設定を変更すれば良いか皆目わからない初心者が撮影をおこなった場合にも、画像の不満のある箇所をタッチするだけで、不満を解消するカメラの設定を変更することが可能になった。
さらに、主被写体の写真的パラメータに関する「明るく・暗く」「色味」「肌を美しく」の3つの選択肢を表示して選択させることで、撮影者に少ない選択肢から最適な設定項目を選ばせることが可能になった。これにより、動画再生においても不満点を解消することが可能になった。
実施例1では、動画再生時のガイダンスに関する装置構成を説明した。実施例1では、動画再生時に一時停止を押し不満点を解消する操作を行うとともに、その後SETボタンを押すことでライブビュー表示状態になり動画撮影を行えるような装置構成を説明した。しかし、不満点を解消する操作を行った後に必ずしも動画撮影を行う必要がないと思われる。実施例2では、動画再生時に一時停止を押し不満点を解消する操作を行うとともに、その後のボタン操作で動作を切り替えるような動画再生時のガイダンスに関する装置構成を説明する。
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施例によるガイダンスについて説明する。
図9は実施例2における撮影処理のフローチャートである。このフローチャートにおける各処理はシステム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムを実行することにより実現される。実施例2の図9のフローチャートは実施例1の図5とほぼ同じなので、異なる部分のみを説明する。
[ステップS350]SET
SETボタン75が押されているかどうかを判定する。押されていればステップS351に進み、押されていなければ、ステップS350をSETボタン75が押されるまで繰り返し実行する。
[ステップS351]ミラーアップ&動画撮影準備
クイックリターンミラー12を不図示のアクチュエータによりアップ状態にして、撮像部22へと光束を導き、表示部28にライブビュー表示を行いフローチャートを終了する。
ユーザーはこの状態で不図示の動画記録開始ボタンを押すことで動画記録を行うことができる。ここでは、ステップS360で再生ボタン押しで再生表示を行い、また、ステップS350でSETボタン押しでライブビュー表示を行うことにしていたが、再生ボタンやSETボタンではなく、それ以外のボタン押しで同様の動作を実現してもよい。
このようにして、動画再生時に一時停止を押し不満点を解消する操作を行うとともに、その後のボタン操作で動作を切り替える操作が可能になった。
実施例1、2で動画再生時のガイダンスについて説明した。実施例1、2では、動画再生時に一時停止を押し不満点を解消する操作を行うとともに、その後のボタン押しの種類により動作を切り替えるような装置構成を説明した。しかし、動画再生ファイルのすべてに対して不満点を解消するのではなく再生しているシーンが残っていると思われるものに限定してもよいと思われる。そこで、実施例3では再生している動画ファイルの内容を判断し、適合したもののみ不満点を解消することができるような装置構成を説明する。
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施例によるガイダンスについて説明する。
図10は実施例3における撮影処理のフローチャートである。このフローチャートにおける各処理はシステム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムを実行することにより実現される。実施例3の図10のフローチャートは実施例1の図3とほぼ同じなので、異なる部分のみを説明する。
[ステップS120]動画ファイルの判定
再生している動画ファイルを判定する。判定の方法は、画像ファイルのタイムスタンプを見て、現時刻から一定時間以内のものを適合と判定したり、画像ファイルに番号が割り当てられている場合は、ファイル名を見て、一定枚数以内のものを適合と判断したり、画像ファイルに記録されているEXIF(Exchangeable Image File Format)情報を解析し撮影時の変数となる撮影時間情報を抽出することで、現時刻から一定時間以内のものを適合と判定したりすることが考えられる。適合していると判定されればステップS104へ進み、適合していないと判定されればステップS101へ進む。
このようにして、動画再生時のガイダンス表示において、画像ファイルを判定することで、ユーザーに不満点を解消する意味があると思われるファイルに対して不満点を解消させることが可能となった。
22 撮像部、28 表示部、50 システム制御部、100 カメラ本体、
150 レンズ

Claims (6)

  1. 被写体を撮影する撮影手段(22)と、
    撮影した画像を表示する表示手段(28)と、
    複数の救済項目を記憶する記憶手段(56)と、
    前記表示手段における前記画像を表示している領域に対する座標位置の入力を受け付ける受付手段(28)と、
    撮影した画像と入力された座標位置から救済項目の数を絞り込む絞り込み手段(50)と、
    絞り込まれた複数の救済項目のうち一つを撮影者に選択させる選択手段(28)と、
    選択された救済項目を撮影手段に設定する設定手段(50)と、
    を有する撮像装置であり、
    動画再生の一時停止中に、前記表示手段における画像を表示している領域に対する座標位置の入力を受け付け、前記救済項目を表示するように制御する制御手段(50)と、
    表示された救済項目のうち選択された救済項目を撮影手段に設定する設定手段(50)
    と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 救済項目を撮影手段に設定後のボタン押しの種類により、撮影画面や再生画面への画面遷移を切り替える判定手段(50)を持つことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. ファイル属性が一定の条件を満たしているときのみに、救済項目を表示するように制御する制御手段(50)と、
    表示された救済項目のうち選択された救済項目を撮影手段に設定する設定手段(50)
    と、を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. ファイル属性は、撮影時刻、撮影位置、ファイル名のいずれかであることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. タッチ操作により操作を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 絞り込み手段(50)では、顔の有無および位置、合焦点の有無および位置、画像解析結果を用いることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021047771A (ja) * 2019-09-20 2021-03-25 キヤノン株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、および、プログラム

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