JP4623069B2 - 情報処理装置および方法、プログラム、並びに、記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、プログラム、並びに、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置および方法、プログラム、並びに、記録媒体に関し、特に、複数のビデオ信号を伝送する際に、伝送に使用する系統の数を容易に低減させることができるようにした情報処理装置および方法、プログラム、並びに、記録媒体に関する。
従来、CPU(Central Processing Unit)や DSP(Digital Signal Processor)等の外部入出力フォーマットとして、制御器から被制御器へのアドレス信号、制御信号と双方向のデータ線、あるいは、制御器から被制御器への制御信号と双方向のアドレス・データ多重線を用いるのが一般的であった。
近年においては、プロセッサの性能向上と用途別の SoC(System On a Chip)化が進み、メディアプロセッサ、GPU(Graphics Processing Unit)、およびビデオ用途向けDSPなどのように、ビデオ型インタフェースの入出力ポートを備えるプロセッサが増えてきた。
ビデオ型インタフェースとは、例えば、クロック、水平同期信号や垂直同期信号等のタイミング信号、および、画像や音声等のデータをそれぞれ伝送する一方向の伝送形式のことを示し、「パラレルビデオインタフェース」と称する場合もある。ビデオフォーマットによっては、伝送する情報に、フィールド識別信号やデータイネーブル信号を含む場合もある。また、例えば、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)125MやSMPTE274Mのようなタイミング信号をフラグとしてデータ線に多重する方式も含む。このようなビデオ型インタフェースの入力ピンと出力ピンのセットを「ビデオポート」と称する。
このようなチップに装備されるビデオポートのバンド幅は、ディスプレイの解像度が拡大を続けていること、放送画質が標準画質(720×480)からハイビジョン画質(1920×1080)へ移行したこと、テレビの表示能力が多様化(480i/480p/1080i/720p/1080p)したとことなどに対応するため、急速に向上を続けている。
また、ビデオフォーマットの多様化により、チップは、複数のビデオフォーマットをサポートするビデオ型インタフェースを備えることが求められるようになってきた。
例えば、家庭用のデジタルレコーダの場合、メニューやガイドが入らない映像出力(ビデオ出力)と、メニューやガイドが入る映像出力(モニタ出力)を個別に装備するものがある。また、アンテナからのビットストリームをデコードした映像出力(デコーダ出力)を別個に備える機種もある。
また、例えば、放送用・業務用機器の場合、標準の映像出力(プログラム出力、ビデオ出力)、スーパーインポーズした映像出力(モニタ出力)、数秒前の映像(プレビュー出力)、外部ディスプレイへの表示画面、および機器のディスプレイへの表示などを同時に出力することが求められる場合もある。
それらのビデオデータは、SD(Standard-Definition)画質、HD(High-Definition)画質、外部ディスプレイサイズ、内蔵ディスプレイサイズ、さまざまなフレーム周波数(リフレッシュレート)、インタレース、プログレッシブが混在し、フォーマットが統一されていない場合が多い。
さらに、放送用・業務用機器の場合、多くの映像を同時処理しなければならなかったり、フォーマットの異なるビデオ信号を入力しなければならなかったり、場合によってはPC(Personal Computer)からの映像を受け取れなければならなかったりと、多様性を要求される。
このような機器を簡単に構成するためには、画像処理を高性能なプロセッサを用いて行うようにし、これら入出力信号を直接そのプロセッサに接続するようにすることが望ましい。つまり、このような機器に搭載されるプロセッサの入出力には、マルチ画面、およびマルチフォーマットが求められる。
通常の場合、ビデオポートは、1ポートあたり1映像の入力または出力を前提として設計されている。マルチ画面、マルチフォーマットに対応する最も簡単な方法はビデオポートの数を増やすことだが、1ポートあたりのピン数が多いため、ビデオポート数を増やすと、ピン数が顕著に増大する恐れがある。半導体チップにおいて、ピン数の増加はパッケージサイズの巨大化に繋がり、さらに製造コストの増大に繋がる。
そこで、例えば、時分割により、複数のビデオフォーマットで1ポートを共有する方法が考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−236056号公報
しかしながら、上述したように、ビデオフォーマットは多様化が進んでおり、ポートを多数のビデオフォーマットに対応させる必要があるので、時分割による方法では、リアルタイムにデータの入出力を行うことができない恐れがあった。また、時分割を行うためには、タイミングの管理を厳密に行わなければならず、制御処理が複雑になり、そのための処理時間やコストが増大する恐れがあった。
本発明は、このような状況に鑑みて提案されたものであり、複数系統のビデオ信号を1つのビデオフォーマットに多重して後段の処理部に供給したり、前段の処理部より1系統に多重化されて供給された複数のビデオ信号をそれぞれ抽出し、互いに異なる系統で後段に出力したりして、ビデオ信号の伝送に使用される系統の数を容易に低減させることができるようにするものである。
本発明の第1の側面は、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、デオポートを介してロセッサに入力する情報処理装置であって、前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号のフレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、前記多重ビデオフレーム作成手段により作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号のフレーム画像互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段とを備える情報処理装置である。
前記複数のビデオ信号の各フレーム周波数に従って、前記複数のビデオ信号のフレーム画像を記憶する記憶手段と、前記多重ビデオフレームのフレーム周波数に従って、前記記憶手段に記憶される各フレーム画像を読み出す読み出し手段とをさらに備え、前記多重化手段は、前記読み出し手段によりみ出された前記フレーム画像を前記多重ビデオフレームに貼り付けることができる。
前記読み出し手段は、前記多重ビデオフレームのフレーム周波数が、前記フレーム画像を貼り付けるビデオ信号のフレーム周波数よりも速い場合、前記記憶手段に記憶される同一のフレーム画像の読み出しを複数回繰り返し、前記多重ビデオフレームのフレーム周波数が、前記フレーム画像を貼り付けるビデオ信号のフレーム周波数よりも遅い場合、前記記憶手段に記憶される同一のフレーム画像を間引いて読み出すことができる。
前記複数のビデオ信号のそれぞれの同期信号のうちいずれか1つを選択する選択手段をさらに備え、前記多重ビデオフレーム作成手段は、フレーム周波数が、前記選択手段により選択された同期信号のビデオ信号のフレーム周波数と一致するように、前記多重ビデオフレームを作成することができる。
前記選択手段は、前記フレーム周波数が最も高い前記ビデオ信号の同期信号を選択することができる。
前記複数のビデオ信号と独立したタイミング基準信号より同期信号を分離して抽出する同期信号分離手段をさらに備え、前記多重ビデオフレーム作成手段は、フレーム周波数が、前記同期信号分離手段により分離されて抽出された前記同期信号の周波数と一致するように、前記多重ビデオフレームを作成することができる。
本発明の第1の側面は、また、多重ビデオフレーム作成手段と、多重化手段とを備え、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、デオポートを介してロセッサに入力する情報処理装置の情報処理方法であって、前記多重ビデオフレーム作成手段が、前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号のフレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成し、前記多重化手段が、作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号のフレーム画像互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する情報処理方法である。
本発明の第1の側面は、さらに、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、デオポートを介してロセッサに入力するコンピュータ前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号のフレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号のフレーム画像互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の第1の側面は、また、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサに入力するコンピュータを、前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の第2の側面は、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、デオポートを介してロセッサから出力させるための処理を行う情報処理装置であって、前記プロセッサから出力された前記複数のビデオ信号が多重化された多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号のフレーム画像が互いに重ならないようにり付けられた、前記ビデオ信号のフォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手を備える情報処理装置である。
前記多重ビデオフレームのフレーム周波数に従って、前記抽出手段により抽出された前記複数のビデオ信号のフレーム画像を記憶する記憶手段と、前記複数のビデオ信号の各フレーム周波数に従って、前記記憶手段に記憶される前記フレーム画像を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を、互いに異なる系統より出力させる出力手段とをさらに備えることができる。
前記読み出し手段は、記多重ビデオフレームのフレーム周波数が、前記フレーム画像を貼り付けるビデオ信号のフレーム周波数よりも遅い場合、前記記憶手段に記憶される同一のフレーム画像の読み出しを複数回繰り返し、記多重ビデオフレームのフレーム周波数が、前記フレーム画像を貼り付けるビデオ信号のフレーム周波数よりも速い場合、前記記憶手段に記憶される同一のフレーム画像を間引いて読み出すことができる。
本発明の第2の側面は、また、抽出手段を備え、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、デオポートを介してロセッサから出力させるための処理を行う情報処理装置の情報処理方法であって、前記抽出手段が、前記プロセッサから出力された前記複数のビデオ信号が多重化された多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号のフレーム画像が互いに重ならないようにり付けられた、前記ビデオ信号のフォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する情報処理方法である。
本発明の第2の側面は、さらに、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサから出力させるための処理を行うコンピュータを、前記プロセッサから出力された前記複数のビデオ信号が多重化された多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像が互いに重ならないように貼り付けられた、前記ビデオ信号のフォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の第2の側面は、また、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサから出力させるための処理を行うコンピュータを、前記プロセッサから出力された前記複数のビデオ信号が多重化された多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像が互いに重ならないように貼り付けられた、前記ビデオ信号のフォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の第3の側面は、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、入力ビデオポートを介してプロセッサに入力したり、出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力させたりするための処理を行う情報処理装置であって、前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記入力ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、前記多重ビデオフレーム作成手段により作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段と、前記多重化手段により前記ビデオ信号が貼り付けられた前記多重ビデオフレームを、前記入力ビデオポートを介して前記プロセッサに入力する入力手段と、前記入力手段により前記プロセッサに入力され、前記出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力された前記多重ビデオフレームを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段とを備える情報処理装置である。
本発明の第3の側面は、また、多重ビデオフレーム作成手段と、多重化手段と、入力手段と、取得手段と、抽出手段とを備え、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、入力ビデオポートを介してプロセッサに入力したり、出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力させたりするための処理を行う情報処理装置の情報処理方法であって、前記多重ビデオフレーム作成手段が、前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記入力ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成し、前記多重化手段が、作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化し、前記入力手段が、前記ビデオ信号が貼り付けられた前記多重ビデオフレームを、前記入力ビデオポートを介して前記プロセッサに入力し、前記取得手段が、前記プロセッサに入力され、前記出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力された前記多重ビデオフレームを取得し、前記抽出手段が、取得された前記多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する情報処理方法である。
本発明の第3の側面は、さらに、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、入力ビデオポートを介してプロセッサに入力したり、出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力させたりするための処理を行うコンピュータを、前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記入力ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段と、前記ビデオ信号が貼り付けられた前記多重ビデオフレームを、前記入力ビデオポートを介して前記プロセッサに入力する入力手段と、前記プロセッサに入力され、前記出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力された前記多重ビデオフレームを取得する取得手段と、取得された前記多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の第3の側面は、また、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、入力ビデオポートを介してプロセッサに入力したり、出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力させたりするための処理を行うコンピュータを、前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記入力ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段と、前記ビデオ信号が貼り付けられた前記多重ビデオフレームを、前記入力ビデオポートを介して前記プロセッサに入力する入力手段と、前記プロセッサに入力され、前記出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力された前記多重ビデオフレームを取得する取得手段と、取得された前記多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の第1の側面においては、複数のビデオ信号を多重化した信号をビデオポートよりプロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームが作成され、その作成された多重ビデオフレームに、複数のビデオ信号の各フレーム画像が、互いに重ならないように、各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けられることにより、複数のビデオ信号が多重化される。
本発明の第2の側面においては、プロセッサから出力された複数のビデオ信号が多重化された多重ビデオフレームであって、複数のビデオ信号の各フレーム画像が互いに重ならないように貼り付けられた、ビデオ信号のフォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームから、多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像が、各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出される。
本発明の第3の側面においては、複数のビデオ信号を多重化した信号を、入力ビデオポートよりプロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームが作成され、その作成された多重ビデオフレームに複数のビデオ信号の各フレーム画像が互いに重ならないように、各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、複数のビデオ信号が多重化され、そのビデオ信号が貼り付けられた多重ビデオフレームが、入力ビデオポートを介してプロセッサに入力され、出力ビデオポートを介してそのプロセッサから出力された多重ビデオフレームが取得され、その取得された多重ビデオフレームから、多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像が、各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出される。
本発明によれば、ビデオ信号を伝送することができる。特に、容易に、ビデオ信号をより少ない系統で伝送することができる。また、これによりシステムの製造コストを低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した画像処理システムの主な構成例を示すブロック図である。
画像処理システム10は、3系統のビデオ型インタフェースのビデオポートを有し、各系統より入力されるビデオデータ(ビデオ入力#1、ビデオ入力#2、およびビデオ入力#3)に対して画像処理を施し、処理後のビデオデータを各出力系統より出力させる(ビデオ出力#1、ビデオ出力#2、およびビデオ出力#3)システムである。
ビデオ型インタフェースとは、例えば、クロック、水平同期信号や垂直同期信号等のタイミング信号、および、画像や音声等のデータをそれぞれ伝送する一方向の伝送形式のことを示し、「パラレルビデオインタフェース」と称する場合もある。ビデオフォーマットによっては、伝送する情報に、フィールド識別信号やデータイネーブル信号を含む場合もある。ビデオポートは、このようなビデオ型インタフェースの入力端子および出力端子を示す。
ビデオポートの各系統において入出力されるビデオデータのフォーマット(例えば、解像度、フレームレート、走査方式、伝送方式、および圧縮方式等)は互いに独立しており、例えば、互いに同一であっても良いし、互いに異なるフォーマットであっても良い。以下においては、説明の便宜上、各系統において、互いに異なるビデオフォーマットが入出力されるものとして説明する。
画像処理システム10は、3系統より入力されたビデオデータを1つのビデオデータに多重化する多重化部11、ビデオデータに対して画像処理を行うプロセッサ12、および、多重化されたビデオデータより3つのビデオデータをそれぞれ抽出し、互いに異なる系統より出力する抽出部13を有する。
多重化部11は、ビデオ入力#1に対して、受信回路21A、フレームシンクロナイザ(Frame Synchronizer)22A、およびフレームメモリ23Aを有し、ビデオ入力#2に対して、受信回路21B、フレームシンクロナイザ22B、およびフレームメモリ23Bを有し、ビデオ入力#3に対して、受信回路21C、フレームシンクロナイザ22C、およびフレームメモリ23Cを有する。
受信回路21A乃至受信回路21Cは、例えば、ケーブルイコライザ、デシリアライザ、各種デコーダ、4:2:2/4:4:4コーダ、およびA/D(Analog / Digital)コンバータ等を有し、入力された各ビデオ信号を、同期信号(Input Sync)、データ信号(Input Data)、およびクロック信号(Input CK)よりなるビデオ型フォーマットに整える。なお、以下において、受信回路21A乃至受信回路21Cを互いに区別する必要がない場合、単に受信回路21と称する。
フレームシンクロナイザ22A乃至フレームシンクロナイザ22Cは、ビデオ信号を多重化する際に、各ビデオ信号間でフレームのタイミングを同期させる。フレームシンクロナイザ22Aは、受信回路21Aより供給された1フレーム分のビデオ信号(フレームデータ)を、ビデオ信号を一時的に保持する記憶領域を有するフレームメモリ23Aに保持させ、マルチプレクサ25の要求に応じてそのフレームデータを読み出し、マルチプレクサ25に供給する。フレームシンクロナイザ22Bは、受信回路21Bより供給された1フレーム分のビデオ信号(フレームデータ)を、ビデオ信号を一時的に保持する記憶領域を有するフレームメモリ23Bに保持させ、マルチプレクサ25の要求に応じてそのフレームデータを読み出し、マルチプレクサ25に供給する。フレームシンクロナイザ22Cは、受信回路21Cより供給された1フレーム分のビデオ信号(フレームデータ)を、ビデオ信号を一時的に保持する記憶領域を有するフレームメモリ23Cに保持させ、マルチプレクサ25の要求に応じてそのフレームデータを読み出し、マルチプレクサ25に供給する。以下において、フレームシンクロナイザ22A乃至フレームシンクロナイザ22Cを互いに区別する必要がない場合、単にフレームシンクロナイザ22と称する。
フレームメモリ23A乃至フレームメモリ23Cは、例えば、半導体メモリ等により構成される、1フレーム分以上のビデオ信号を保持する記憶領域を有する保持部である。フレームメモリ23A乃至フレームメモリ23Cは、それぞれ、フレームシンクロナイザ22A乃至フレームシンクロナイザ22Cより供給されたフレームデータを保持し、フレームシンクロナイザ22A乃至フレームシンクロナイザ22Cの要求に応じて、そのフレームデータを供給する。以下において、フレームメモリ23A乃至フレームメモリ23Cを互いに区別する必要がない場合、単にフレームメモリ23と称する。
多重化部11は、さらに、タイミングジェネレータ(Timing Genarator)24とマルチプレクサ25を有する。タイミングジェネレータ24は、発振子とPLL(Phase Locked Loop)を従えた周波数マルチプライヤであり、プロセッサ12のビデオ入力ポートのバンド幅を超えない範囲で、多重化部11に入力された各系統のビデオ信号を多重化するためのビデオ信号(以下、多重ビデオ信号と称する)を生成し、それをマルチプレクサ25に供給する。
この多重ビデオ信号は、同期信号(Mux Sync)、データ信号(Mux Data)、および、クロック信号(Mux CK)よりなる。多重ビデオ信号のフレームデータを多重ビデオフレームと称する。多重ビデオフレームの画像はBlank(空)である。つまり、多重ビデオ信号は、所定のビデオフォーマットに従ってフレームのみが指定された信号である。この多重ビデオ信号は、その多重ビデオフレームに、入力される各系統のビデオ信号のフレームデータを貼り付けることにより各系統のビデオ信号を多重化する信号である。多重ビデオフレームの画面サイズは、各系統のビデオ信号のフレームデータの画面サイズの総和よりも大きく、各系統のビデオ信号のフレームデータが互いに重ならないように、互いに異なる位置に貼り付けることができるように為されている。ただし、上述したように、多重ビデオ信号のバンド幅は、プロセッサ12のビデオ入力ポートのバンド幅を越えない程度に制限されている(つまり、多重ビデオ信号のバンド幅は、プロセッサ12のビデオ入力ポートのバンド幅より狭い)。
マルチプレクサ(Multiplexer(MUX))25は、各系統のビデオ信号のフレームデータを、タイミングジェネレータ24から供給された多重ビデオ信号のフレームデータに貼り付ける(埋め込む)処理を行う。マルチプレクサ(Multiplexer(MUX))25は、各系統のビデオ信号を多重化した多重ビデオ信号を(1系統のビデオ信号として)、プロセッサ12に供給する。
プロセッサ12は、1つのビデオポートより入力された多重ビデオ信号に含まれる各ビデオ信号の画像に対して任意の処理を行う。その際、プロセッサ12は、入力された多重ビデオ信号のフレームデータに対して処理を行うようにしてもよいし、入力された多重ビデオ信号に埋め込まれた各ビデオ信号を抽出し、それぞれのフレームデータに対して処理を行うようにしてもよい。
画像処理を施すとプロセッサ12は、その処理後の多重ビデオ信号を1つのビデオポートより出力し、(1系統のビデオ信号として)抽出部13に供給する。なお、画像処理の際に、多重信号よりビデオ信号を抽出した場合、プロセッサ12は、画像処理を施した各ビデオ信号を再度多重化し、多重ビデオ信号として出力する。
抽出部13は、デマルチプレクサ31を有する。デマルチプレクサ31は、プロセッサ12より供給された多重ビデオ信号から、多重ビデオ信号に埋め込まれた(多重化された)各ビデオ信号を抽出し、抽出した各ビデオ信号を、フレームシンクロナイザ32A乃至フレームシンクロナイザ32Cに供給することにより、互いに異なる系統に分離する。
フレームシンクロナイザ32A乃至フレームシンクロナイザ32Cは、それぞれ、デマルチプレクサ31より供給されたビデオ信号(フレームデータ)の出力タイミングを制御する。フレームシンクロナイザ32Aは、デマルチプレクサ31より供給されたビデオ信号(フレームデータ)をフレームメモリ33Aに一時的に保持させ、信号線35Aを介して供給される、出力タイミングを制御する制御信号である出力タイミング基準#1に基づいて、そのフレームデータをフレームメモリ33Aより読み出して送信回路34Aに供給する。フレームシンクロナイザ32Bは、デマルチプレクサ31より供給されたビデオ信号(フレームデータ)をフレームメモリ33Bに一時的に保持させ、信号線35Bを介して供給される、出力タイミングを制御する制御信号である出力タイミング基準#2に基づいて、そのフレームデータをフレームメモリ33Bより読み出して送信回路34Bに供給する。フレームシンクロナイザ32Cは、デマルチプレクサ31より供給されたビデオ信号(フレームデータ)をフレームメモリ33Cに一時的に保持させ、信号線35Cを介して供給される、出力タイミングを制御する制御信号である出力タイミング基準#3に基づいて、そのフレームデータをフレームメモリ33Cより読み出して送信回路34Cに供給する。以下において、フレームシンクロナイザ32A乃至フレームシンクロナイザ32Cを互いに区別する必要がない場合、単にフレームシンクロナイザ32と称する。
フレームメモリ33A乃至フレームメモリ33Cは、例えば、半導体メモリ等により構成される、1フレーム分以上のビデオ信号を保持する記憶領域を有する保持部である。フレームメモリ33A乃至フレームメモリ33Cは、それぞれ、フレームシンクロナイザ32A乃至フレームシンクロナイザ32Cより供給されたフレームデータを保持し、フレームシンクロナイザ32A乃至フレームシンクロナイザ32Cの要求に応じて、そのフレームデータを供給する。以下において、フレームメモリ33A乃至フレームメモリ33Cを互いに区別する必要がない場合、単にフレームメモリ33と称する。
送信回路34A乃至送信回路34Cは、例えば、ケーブルドライバ(Cable Driver)、シリアライザ(Serializer)、各種エンコーダ(Encoder)、4:2:2/4:4:4コンバータ、およびD/A(Digital / Analog)コンバータ等を有する。送信回路34Aは、フレームシンクロナイザ32Aより入力された各ビデオ信号を、所望の物理フォーマットに変換し、ビデオ出力#1として画像処理システム10の外部に出力する。送信回路34Bは、フレームシンクロナイザ32Bより入力された各ビデオ信号を、所望の物理フォーマットに変換し、ビデオ出力#2として画像処理システム10の外部に出力する。送信回路34Cは、フレームシンクロナイザ32Cより入力された各ビデオ信号を、所望の物理フォーマットに変換し、ビデオ出力#3として画像処理システム10の外部に出力する。なお、以下において、送信回路34A乃至送信回路34Cを互いに区別する必要がない場合、単に送信回路34と称する。
なお、以上においては、画像処理システム10が、3系統のビデオポート(入力端子および出力端子)を有するように説明したが、画像処理システム10のビデオポートの数(系統数)は、任意である。多重化部11は、各系統のビデオ信号を多重化し、1系統の多重ビデオ信号としてプロセッサ12に供給し、抽出部13は、プロセッサ12より1系統として出力された多重ビデオ信号に含まれるビデオ信号をそれぞれ抽出して、互いに異なる系統のビデオ信号として画像処理システム10の外部に出力する。
図2Aは、ビデオ型インタフェースの例を示す模式図である。図2Aに示されるように、ビデオ型インタフェースにおいては、水平同期信号(H-Sync)、垂直同期信号(V-Sync)、第1フィールドであるか第2フィールドであるかを示すフィールドフラグ信号(Field Flag)、画像データや音声データよりなるデータ信号(Data)、並びに、クロックを示すイネーブル信号(EN)などが、伝送元の処理部41から伝送先の処理部42へ伝送される。つまり、同期信号(Sync)は、水平同期信号、垂直同期信号、およびフィールドフラグ信号等の複数の信号よりなる。
図2Aに示されるビデオ型インタフェースにおいて伝送されるビデオ信号の波形の例を図2Bに示す。図2Bの範囲43は、ビデオ信号がインタレース方式の場合の波形の例を示しており、図2Bの範囲44は、ビデオ信号がプログレッシブ方式の場合の波形の例を示す。
図2Bの範囲43に示される波形のうち、両矢印45に示される範囲の波形の詳細な例を図3に示す。図3は、ビデオ信号の画像がHD(High-Definition)画像である場合の例について説明する図である。
図3の範囲46に示されるように、垂直同期信号(V)の間に、1フィールド分のデータ(Data)(540本)が伝送される(Active Video)。また、範囲47に示されるように、水平同期信号(H)の間に1本分のデータ(Data)(1920画素)が伝送される。
図4は、図1の多重化部11の詳細な構成例を示す図である。なお、図4においては、多重化部11内部の構成が、図1と上下逆に示されており、ビデオ入力#1が下側に示され、ビデオ入力#3が上側に示されている。
図4に示されるように、図1のマルチプレクサ25は、多重ビデオ信号に1つずつビデオ信号を多重する複数のマルチプレクサ(MUX)により構成されるようにしてもよい。このようにすることにより、各系統に対して互いに同様の構成のユニットを用いて多重化を行うことができる。
ユニット50Aは、ビデオ入力#1の多重化を行う構成であり、受信回路21Aより供給されたビデオ信号のフレームデータを多重ビデオ信号のフレームの所定の座標に貼り付ける(多重する)。ユニット50Aは、フレームメモリ23Aの他に、同期信号に基づいてアドレス情報を生成するアドレス部(Adrs)51A、格納した順に読み出されるキャッシュメモリであるFIFO(First-In First-Out)52A、フレームメモリ23Aに対してデータの読み出しや書き込みを行うメモリコントローラ53A、FIFO54A、および、ビデオ入力#1のビデオ信号を多重ビデオ信号に多重するマルチプレクサ(MUX)55Aを有する。つまり、アドレス部51A乃至FIFO54Aは、図1のフレームシンクロナイザ22Aに対応する。
ユニット50Bは、ビデオ入力#2の多重化を行う構成であり、受信回路21Bより供給されたビデオ信号のフレームデータを多重ビデオ信号のフレームの所定の座標に貼り付ける(多重する)。ユニット50Bは、フレームメモリ23Bの他に、同期信号に基づいてアドレス情報を生成するアドレス部(Adrs)51B、FIFO52B、フレームメモリ23Bに対してデータの読み出しや書き込みを行うメモリコントローラ53B、FIFO54B、および、ビデオ入力#2のビデオ信号を多重ビデオ信号に多重するマルチプレクサ(MUX)55Bを有する。つまり、アドレス部51B乃至FIFO54Bは、図1のフレームシンクロナイザ22Bに対応する。
ユニット50Cは、ビデオ入力#3の多重化を行う構成であり、受信回路21Cより供給されたビデオ信号のフレームデータを多重ビデオ信号のフレームの所定の座標に貼り付ける(多重する)。ユニット50Cは、フレームメモリ23Cの他に、同期信号に基づいてアドレス情報を生成するアドレス部(Adrs)51C、FIFO52C、フレームメモリ23Cに対してデータの読み出しや書き込みを行うメモリコントローラ53C、FIFO54C、および、ビデオ入力#3のビデオ信号を多重ビデオ信号に多重するマルチプレクサ(MUX)55Cを有する。つまり、アドレス部51C乃至FIFO54Cは、図1のフレームシンクロナイザ22Cに対応する。
また、マルチプレクサ55A乃至マルチプレクサ55Cは、図1のマルチプレクサ25に対応する。
このように、多重化部11の各系統の処理部の構成を同一とすることにより、多重化部11の設計が容易になり、開発コストの低減を実現することができる。
なお、メモリコントローラ53Aの入出力にFIFO52AとFIFO54Aを設け、メモリコントローラ53Bの入出力にFIFO52BとFIFO54Bを設け、メモリコントローラ53Cの入出力にFIFO52CとFIFO54Cを設けることにより、異種クロック間で確実にデータを受け渡しすることができる。また、メモリアクセス時のデータレートの偏りを吸収することもできる。
次に、より具体的な例を説明する。図4の多重化部11において、ビデオ入力#1として、ビデオデータのインタフェースの規格の1つであるDVI(Digital Visual Interface)に準ずるビデオ信号であるDVI信号が入力され(DVI In)、ビデオ入力#2として、SD(Standard-Definition)画質の信号規格の1つであるSD-SDI(Standard Definition Serial Digital Interface)に準ずるビデオ信号であるSD-SDI信号が入力され(SDI In)、ビデオ入力#3として、HD画質の信号規格の1つであるHD-SDI(High Definition Serial Digital Interface)に準ずるビデオ信号であるHD-SDI信号が入力され(HD-SDI In)るものとする。
受信回路21Aは、DVI信号を所望のビデオ信号に変換するDVIレシーバ(DVI Rx)61Aを有し、DVI信号から同期信号とデータ信号を生成し、同期信号をユニット50Aのアドレス部51Aに供給するとともに、データ信号をFIFO52Aに供給する。
受信回路21Bは、SD-SDI信号を所望のビデオ信号に変換するために、SDI信号用のイコライザ(SDI EQ)61Bと、SDI信号用のデシリアライザ(SDI DeSer)62Bを有し、SD-SDI信号から同期信号とデータ信号を生成し、同期信号をユニット50Bのアドレス部51Bに供給するとともに、データ信号をFIFO52Bに供給する。
受信回路21Cは、HD-SDI信号を所望のビデオ信号に変換するために、SDI信号用のイコライザ(SDI EQ)61Cと、SDI信号用のデシリアライザ(SDI DeSer)62Cを有し、HD-SDI信号から同期信号とデータ信号を生成し、同期信号をユニット50Cのアドレス部51Cに供給するとともに、データ信号をFIFO52Cに供給する。
なお、吹き出し71に示されるように、DVI信号のフレーム画像81は、横線模様で示される。また、吹き出し72に示されるように、SD-SDI信号のフレーム画像82は、左上右下の斜め線模様で示される。さらに、吹き出し73に示されるように、HD-SDI信号のフレーム画像83は、左下右上の斜め線模様で示される。
また、上述したように、タイミングジェネレータ(TG)24は、吹き出し74に示されるように、多重ビデオ信号のバンド幅がプロセッサ12の入力ビデオポートのバンド幅を越えない範囲で、全入力ビデオ信号のフレーム画像を互いに重ならないように貼り付ける(多重する)のに十分な大きさの画面サイズ(解像度)の、フレーム画像の内容が無い(Blank)フレームデータである多重ビデオフレーム84を生成し、マルチプレクサ55Aに出力する。
マルチプレクサ55Aは、その多重ビデオフレーム84を取得すると、多重ビデオ信号の同期信号(Mux Sync)に従って、フレームメモリ23Aに保持されているフレーム画像81をメモリコントローラ53Aに読み出させ、読み出されたフレーム画像81を、吹き出し75に示されるように、多重ビデオフレーム84の、予め定められた所定の位置に貼り付ける(多重する)。そして、マルチプレクサ55Aは、そのフレーム画像81を貼り付けた多重ビデオフレーム84をマルチプレクサ55Bに供給する。
マルチプレクサ55Bは、その多重ビデオフレーム84を取得すると、多重ビデオ信号の同期信号(Mux Sync)に従って、フレームメモリ23Bに保持されているフレーム画像82をメモリコントローラ53Bに読み出させ、読み出されたフレーム画像82を、吹き出し76に示されるように、多重ビデオフレーム84の、予め定められた、フレーム画像81と重ならない所定の位置に貼り付ける(多重する)。そして、マルチプレクサ55Bは、そのフレーム画像82を貼り付けた多重ビデオフレーム84をマルチプレクサ55Cに供給する。
マルチプレクサ55Cは、その多重ビデオフレーム84を取得すると、多重ビデオ信号の同期信号(Mux Sync)に従って、フレームメモリ23Cに保持されているフレーム画像83をメモリコントローラ53Cに読み出させ、読み出されたフレーム画像83を、吹き出し77に示されるように、多重ビデオフレーム84の、予め定められた、フレーム画像81やフレーム画像82と重ならない所定の位置に貼り付ける(多重する)。そして、マルチプレクサ55Cは、そのフレーム画像83を貼り付けた多重ビデオフレーム84を出力する。
このとき、マルチプレクサ55A乃至マルチプレクサ55Cには、入力ビデオの多重位置に関する情報、すなわち、どの入力ビデオフレームを多重ビデオフレームのどこに貼り付けるべきか(たとえば、開始座標、横サイズ、縦サイズ、開始ライン番号、ライン内開始画素番号、連続画素長、または終了ライン番号など)が予め設定されており、マルチプレクサ55A乃至マルチプレクサ55Cは、この設定に照らして多重ビデオ信号のスロットに入力ビデオデータを挿入する。
ただし、入力されたビデオ信号と多重ビデオ信号のフレーム周波数(フレームレート)が一致している保証はないため、メモリコントローラ53A乃至メモリコントローラ53Cは、多重ビデオ信号のフレーム周波数が入力されたビデオ信号のフレーム周波数よりも速い場合には同一の入力ビデオフレームの読み出しを複数回繰り返し、多重ビデオ信号のフレーム周波数が入力されたビデオ信号のフレーム周波数よりも遅い場合には入力ビデオフレームを間引いて読み出し、入力ビデオ信号と多重ビデオ信号のフレーム周波数の違いを吸収する。
マルチプレクサ55Cより出力された多重ビデオフレーム84は、吹き出し78に示されるように、上述した処理によりフレーム画像81乃至フレーム画像83がそれぞれ所定の位置に互いに重ならないように貼り付けられた状態で、プロセッサ12に供給される。
プロセッサ12は、マルチプレクサ55A乃至マルチプレクサ55Cがフレーム画像を貼り付ける位置、フレーム周波数、および、フレームの開始タイミングの相対的なズレを示すフレーム位相等を予め把握しており、多重ビデオフレーム84から埋め込まれた各ビデオ信号のフレーム画像を自由に抽出することができる。
図5は、ユニット50Aのさらに詳細な構成例を示す図である。図5に示されるように、アドレス部51Aは、入力されたビデオ信号の同期信号(Input Sync)よりアドレス情報を生成し、FIFO52Aおよびメモリコントローラ53Aに供給する。FIFO52Aは、入力されたビデオ信号(Input Data)を、書き込みタイミングWCK(Input CK)に合わせて、指定されたアドレスに保持する。メモリコントローラ53Aは、アドレス部51Aより取得したアドレスを用いて、FIFO52Aに保持されている情報を、読み出しタイミングRCK(Memory CK)に合わせて読み出し、フレームメモリ23Aのアドレス部51Aに指定されたアドレスに保持させる。
また、マルチプレクサ55Aは、多重ビデオ信号の同期信号(Mux Sync)からアドレス情報を生成し、メモリコントローラ53Aに対して、そのアドレス情報を供給することにより、フレームメモリ23Aの指定されたアドレスよりビデオ信号を読み出させる。メモリコントローラ53Aは、フレームメモリ23Aより読み出されたビデオ信号を、書き込みタイミングWCK(Memory CK)に合わせて、FIFO54Aの、多重ビデオ信号の同期信号(Mux Sync)により指定されたアドレスに保持させる。マルチプレクサ55Aは、読み出しタイミングRCK(Mux CK)に合わせて、FIFO54Aに保持されている情報を読み出し、多重ビデオ信号(Mux Data)に合成する。
なお、ユニット50Bおよびユニット50Cも、図5を参照して説明したユニット50Aの場合と同様に動作する。従って、それらの説明は省略する。
以上のように複数のビデオ信号を、多重ビデオフレームに多重化し、1つのビデオ信号とすることにより、プロセッサ12は、複数のビデオ入力を1つのポートから取得することができる。
なお、以上においては、プロセッサ12が1つのビデオポート(1系統の入力端子)を有し、多重化部11は、3系統のビデオ信号から1系統の多重ビデオ信号を生成し、生成した多重ビデオ信号を、1系統の入力端子を介してプロセッサ12に入力するように説明したが、プロセッサ12が複数のビデオポート(複数系統の入力端子)を有するようにしてもよい。その場合、上述した多重化部11を複数設けることにより、画像処理システム10は、各多重化部11において互いに異なる複数のビデオ信号を多重化することにより、入力された複数のビデオ信号を、プロセッサ12が有する入力端子の系統数(ビデオポート数)以下にまとめる(多重化する)ことにより、プロセッサ12が有するビデオポートの数より多いビデオ信号を、それらのビデオポートを介してプロセッサ12に入力することができる。
このとき、多重化部11は、入力された複数のビデオ信号を、プロセッサ12が有するビデオポート数以下にまとめるのに必要な数あれば、いくつであってもよい。また、各多重化部11が1つの多重ビデオ信号に多重化するビデオ信号の数は、任意であり、互いに異なってもよい。さらに、全てのビデオポートに対して多重化部11が設けられるようにしてもよいし、一部のビデオポートに対してのみ多重化部11が設けられるようにしてもよい。その場合、他のビデオポートには、多重化されていないビデオ信号が入力される。
なお、この複数の多重化部11をまとめて1つの多重化部11と考えることも可能である。つまり、多重化部11が、入力された複数のビデオ信号の一部を多重化し、入力されたビデオ信号の数より少ない(プロセッサ12が有するビデオポート数以下の)ビデオ信号を出力するようにしてもよい。このとき、出力されるビデオ信号の全てが、互いに異なるビデオ信号が多重化された多重ビデオ信号であってもよいし、一部のみが多重ビデオ信号で、残りが多重化されていないビデオ信号であってもよい。
つまり、プロセッサ12は、プロセッサ12が有するビデオポート数以上の数のビデオ信号を取得することができる。
このように、多重化部11が複数設けられる場合も、多重化部11が複数のビデオ信号を出力する場合も、多重化部11の動作(複数のビデオ信号を多重化する方法)は、図4および図5を参照して説明した場合と基本的に同様であるのでその説明は省略する。
また、このとき、上述したように、多重ビデオ信号のバンド幅がプロセッサ12のビデオ入力ポートのバンド幅を超えないようにする必要がある。また、全入力ビデオフレームが、多重ビデオフレーム内に互いに重ならないように貼り付けられるようにする必要がある。つまり、多重ビデオフレームの画面サイズは、多重ビデオ信号のバンド幅がプロセッサ12の入力ビデオポートのバンド幅を越えない範囲で、できるだけ大きくするのが望ましい。なお、例えば、フレームサイズ、フレーム周波数(フレームレート)、および、フレームの開始タイミングの相対的なズレを示すフレーム位相には制限されない。
なお、フレームシンクロナイザ22は、フレームの重複と間引きによってフレーム周波数を調整するので、多重ビデオのフレーム周波数と多重化する入力ビデオのフレーム周波数が近いほど忠実度は高い。また、情報が欠落するコマ落ちを防止しようとするなら、多重ビデオのフレーム周波数は入力ビデオのフレーム周波数よりも高いことが望ましい。例えば、入力ビデオのフレーム周波数と多重ビデオのフレーム周波数が一致する場合、フレームシンクロナイザ22は、単純な入力バッファ(FIFO)として機能する。
図6は、抽出部13の詳細な構成例を示す図である。
抽出部13の場合も、基本的に多重化部11と同様であり、デマルチプレクサ31は、多重ビデオフレームより1つずつビデオ信号を抽出するデマルチプレクサ101A乃至デマルチプレクサ101Cにより構成されるようにすることができる。
ユニット100Aは、ビデオ出力#1についての処理を行う構成であり、そのデマルチプレクサ(DeMUX)101Aとフレームメモリ33Aの他に、フレームシンクロナイザ32Aに対応する、FIFO102A、メモリコントローラ103A、FIFO104A、および、アドレス部105Aを有する。
ユニット100Bは、ビデオ出力#2についての処理を行う構成であり、そのデマルチプレクサ(DeMUX)101Bとフレームメモリ33Bの他に、フレームシンクロナイザ32Bに対応する、FIFO102B、メモリコントローラ103B、FIFO104B、および、アドレス部105Bを有する。
ユニット100Cは、ビデオ出力#3についての処理を行う構成であり、そのデマルチプレクサ(DeMUX)101Cとフレームメモリ33Cの他に、フレームシンクロナイザ32Cに対応する、FIFO102C、メモリコントローラ103C、FIFO104C、および、アドレス部105Cを有する。
このように、抽出部13の各系統の処理部の構成を同一とすることにより、抽出部13の設計が容易になり、開発コストの低減を実現することができる。
なお、メモリコントローラ103Aの入出力にFIFO102AとFIFO104Aを設け、メモリコントローラ103Bの入出力にFIFO102BとFIFO104Bを設け、メモリコントローラ103Cの入出力にFIFO102CとFIFO104Cを設けることにより、異種クロック間で確実にデータを受け渡しすることができる。また、メモリアクセス時のデータレートの偏りを吸収することもできる。
次に、より具体的な例を説明する。図6の抽出部13によってプロセッサ12より出力された多重ビデオ信号から抽出されたDVI信号は、ビデオ出力#1として出力され(DVI Out)、同様に多重ビデオ信号から抽出されたSD-SDI信号は、ビデオ出力#2として出力され(SDI Out)、同様に多重ビデオ信号から抽出されたHD-SDI信号は、ビデオ出力#3として出力される(HD-SDI Out)ものとする。
プロセッサ12より出力された多重ビデオフレーム(Mux Data)とその同期信号(Mux Sync)は、ユニット100Cのデマルチプレクサ101Cに供給される。吹き出し121に示されるように、多重ビデオフレーム84には、フレーム画像81乃至フレーム画像83がそれぞれ所定の位置に互いに重ならないように貼り付けられている。
デマルチプレクサ101Cは、その多重ビデオフレーム84よりHD-SDIに変換する所定のフレーム画像83を抽出し、それを、FIFO102Cを介してメモリコントローラ103Cに供給する。デマルチプレクサ101Cは、多重ビデオフレーム84に埋め込まれた、少なくともフレーム画像83の位置、フレーム周波数、および、フレームの開始タイミングの相対的なズレを示すフレーム位相等を予め把握しており、多重ビデオフレーム84からフレーム画像83を適切に抽出することができる。
メモリコントローラ103Cは、供給されたフレーム画像83(フレームデータ)を一旦フレームメモリ33Cに保持させる。そして、メモリコントローラ103Cは、出力タイミング基準#3のタイミングに従って、フレームメモリ33Cに保持されているフレーム画像83を読み出し、FIFO104Cを介して送信回路34Cに供給する。
送信回路34Cは、SDI信号用のシリアライザ(SDI Ser)111Cと、SDI信号用のドライバ(SDI Drv)112Cを有し、ユニット100Cより供給されたビデオ信号(フレーム画像83)をHD-SDI信号に変換し、出力する(HD-SDI Out)。つまり、吹き出し122に示されるように、ビデオ出力#3としてフレーム画像83が出力される。
また、デマルチプレクサ101Cは、プロセッサ12より出力された多重ビデオフレーム(Mux Data)とその同期信号(Mux Sync)を、ユニット100Bのデマルチプレクサ101Bに供給する。
デマルチプレクサ101Bは、その多重ビデオフレーム84よりSD-SDIに変換する所定のフレーム画像82を抽出し、それを、FIFO102Bを介してメモリコントローラ103Bに供給する。デマルチプレクサ101Bは、多重ビデオフレーム84に埋め込まれた、少なくともフレーム画像82の位置、フレーム周波数、および、フレームの開始タイミングの相対的なズレを示すフレーム位相等を予め把握しており、多重ビデオフレーム84からフレーム画像82を適切に抽出することができる。
メモリコントローラ103Bは、供給されたフレーム画像82(フレームデータ)を一旦フレームメモリ33Bに保持させる。そして、メモリコントローラ103Bは、出力タイミング基準#2のタイミングに従って、フレームメモリ33Bに保持されているフレーム画像82を読み出し、FIFO104Bを介して送信回路34Bに供給する。
送信回路34Bは、SDI信号用のシリアライザ(SDI Ser)111Bと、SDI信号用のドライバ(SDI Drv)112Bを有し、ユニット100Bより供給されたビデオ信号(フレーム画像82)をSD-SDI信号に変換し、出力する(SD-SDI Out)。つまり、吹き出し123に示されるように、ビデオ出力#2としてフレーム画像82が出力される。
さらに、デマルチプレクサ101Bは、デマルチプレクサ101Cより出力された多重ビデオフレーム(Mux Data)とその同期信号(Mux Sync)を、ユニット100Aのデマルチプレクサ101Aに供給する。
デマルチプレクサ101Aは、その多重ビデオフレーム84よりDVIに変換する所定のフレーム画像81を抽出し、それを、FIFO102Aを介してメモリコントローラ103Aに供給する。デマルチプレクサ101Aは、多重ビデオフレーム84に埋め込まれた、少なくともフレーム画像81の位置、フレーム周波数、および、フレームの開始タイミングの相対的なズレを示すフレーム位相等を予め把握しており、多重ビデオフレーム84からフレーム画像81を適切に抽出することができる。
メモリコントローラ103Aは、供給されたフレーム画像81(フレームデータ)を一旦フレームメモリ33Aに保持させる。そして、メモリコントローラ103Aは、出力タイミング基準#1のタイミングに従って、フレームメモリ33Aに保持されているフレーム画像81を読み出し、FIFO104Aを介して送信回路34Aに供給する。
送信回路34Aは、DVIトランスミッタ(DVI Tx)111Aを有し、ユニット100Aより供給されたビデオ信号(フレーム画像81)をDVI信号に変換し、出力する(DVI Out)。つまり、吹き出し124に示されるように、ビデオ出力#1としてフレーム画像81が出力される。
ただし、多重ビデオ信号と出力するビデオ信号とでフレーム周波数(フレームレート)が一致している保証はないため、メモリコントローラ103は、出力タイミング基準信号のフレーム周波数が多重ビデオ信号のフレーム周波数よりも速い場合には、同一の出力ビデオフレームの読み出しを複数回繰り返し、出力タイミング基準信号のフレーム周波数が多重ビデオ信号のフレーム周波数よりも遅い場合には、フレームメモリ33に保持されている出力ビデオフレームを間引いて読み出すことにより、出力タイミング基準信号と多重ビデオのフレーム周波数の違いを吸収する。
なお、図6においては、吹き出し121に示されるように、デマルチプレクサ101A乃至デマルチプレクサ101Cが取得する多重ビデオフレーム84は、全て、プロセッサ12より出力されたときのまま、フレーム画像81乃至フレーム画像83がそれぞれ所定の位置に互いに重ならないように貼り付けられている(フレーム画像81乃至フレーム画像83が切り取られた画像ではない)ように説明したが、これに限らず、各デマルチプレクサ101が、貼り付けられていたフレーム画像を抜き出した結果を次の段のデマルチプレクサ101に供給するようにしてもよい。例えば、図6の場合、デマルチプレクサ101Cがデマルチプレクサ101Bに供給する多重ビデオフレーム84には、フレーム画像81およびフレーム画像82のみが貼り付けられ、フレーム画像83が含まれないようにし、デマルチプレクサ101Bがデマルチプレクサ101Aに供給する多重ビデオフレーム84には、フレーム画像81のみが貼り付けられ、フレーム画像82およびフレーム画像83が含まれないようにしてもよい。
図7は、ユニット100Aのさらに詳細な構成例を示す図である。図7に示されるように、デマルチプレクサ101Aは、多重ビデオ信号の同期信号(Mux Sync)からアドレス情報を生成し、FIFO102Aおよびメモリコントローラ103Aに供給する。FIFO102Aは、多重ビデオ信号より抽出されたビデオ信号を、書き込みタイミングWCK(Input CK)に合わせて、指定されたアドレスに保持する。メモリコントローラ103Aは、指定されたアドレスを用いて、FIFO102Aに保持されている情報を、読み出しタイミングRCK(Memory CK)に合わせて読み出し、フレームメモリ33Aに保持させる。
アドレス部105Aは、信号線35Aを介して供給される出力タイミング基準#1(Output Sync)よりアドレス情報を生成し、FIFO104Aおよびメモリコントローラ103Aに供給する。メモリコントローラ103Aは、フレームメモリ33Aの指定されたアドレスよりビデオ信号を読み出し、書き込みタイミングWCK(Memory CK)に合わせて、FIFO104Aの指定されたアドレスに保持させる。FIFO104Aは、読み出しタイミングRCK(Mux CK)に合わせて、そのあドレスの情報を出力する(Output Data)。
なお、ユニット100Bおよびユニット100Cも、図7を参照して説明したユニット100Aの場合と同様に動作する。従って、それらの説明は省略する。
以上のように、複数のビデオ信号を、多重ビデオフレームに多重化し、1つのビデオ信号とすることにより、プロセッサ12は、複数のビデオ出力を1つのポートから出力することができる。
なお、以上においては、プロセッサ12が1つのビデオポート(1系統の出力端子)を有し、抽出部13は、プロセッサのビデオポートより出力された、3系統のビデオ信号が多重化された1系統の多重ビデオ信号を取得し、その取得した多重ビデオ信号より、各ビデオ信号を抽出するように説明したが、プロセッサ12が複数のビデオポート(複数系統の出力端子)を有するようにしてもよい。その場合、上述した抽出部13を、プロセッサ12より出力される多重ビデオ信号の系統数分設けることにより、画像処理システム10は、各抽出部13において互いに異なる多重ビデオ信号よりビデオ信号を抽出させることができる。つまり、画像処理システム10は、プロセッサ12が有するビデオポートの数より多いビデオ信号を、それらのビデオポートを介してプロセッサ12より出力することができる。
つまり、抽出部13の数は、プロセッサ12より出力される多重ビデオ信号の数より多ければいくつであってもよい。また、各抽出部13が抽出するビデオ信号の数は、多重ビデオ信号に多重化されたビデオ信号の数に応じて決定されるものであり、互いに異なっていてもよい。
なお、プロセッサ12が有する複数のビデオポートのうち、一部のビデオポートより多重ビデオ信号が出力され、残りのビデオポートより多重化されていないビデオ信号が出力されるようにしてもよい。その場合、抽出部13は、プロセッサ12より出力される多重ビデオ信号の数以上あればよい。
なお、この複数の抽出部13をまとめて1つの抽出部13と考えることも可能である。つまり、抽出部13が、複数の多重ビデオ信号のそれぞれから、ビデオ信号を抽出するようにしてもよい。
以上のような抽出部13を設けることにより、プロセッサ12は、プロセッサ12が有するビデオポート数以上の数のビデオ信号を出力することができる。
このように、抽出部13が複数設けられる場合も、抽出部13が複数のビデオ信号を出力する場合も、抽出部13の動作(1つの多重ビデオ信号よりビデオ信号を抽出する方法)は、図6および図7を参照して説明した場合と基本的に同様であるのでその説明は省略する。
また、このとき、上述したように、多重ビデオ信号のバンド幅がプロセッサ12のビデオ出力ポートのバンド幅を超えないようにする必要がある。また、全入力ビデオフレームは、多重ビデオフレーム内に互いに重ならないように貼り付けられるようにする必要がある。つまり、多重ビデオフレームの画面サイズは、多重ビデオ信号のバンド幅がプロセッサ12の入力ビデオポートのバンド幅を越えない範囲で、できるだけ大きくするのが望ましい。ただし、例えば、フレームサイズ、フレーム周波数(フレームレート)、および、フレームの開始タイミングの相対的なズレを示すフレーム位相には制限されない。さらに、図1において、プロセッサ12の出力側の多重ビデオ信号のフォーマットと、プロセッサ12の入力側の多重ビデオ信号のフォーマットとは、互いに独立しており、互いに一致していてもよいが、一致していなくてもよい。
なお、プロセッサ12が生成したビデオ信号が忠実に出力されるようにするには、多重ビデオ信号のフレーム周波数と出力するビデオ信号のフレーム周波数を互いに一致させるのが望ましい。なお、多重ビデオ信号のフレーム周波数と出力するビデオ信号のフレーム周波数とが一致する場合、フレームシンクロナイザ32は、単純な入力バッファ(FIFO)として機能する。
次に、図8のフローチャートを参照して、上述した多重化部11により実行されるフレーム画像受付処理の流れの例を説明する。このフレーム画像受付処理は、外部よりフレーム画像(入力ビデオ信号)が供給される度に、入力系統毎に実行される。
ステップS1において、受信回路21は、フレーム画像を取得する。ステップS2において、フレームシンクロナイザ22は、フレーム画像をフレームメモリ23に保存し、フレーム画像受付処理を終了する。
各入力系統において、互いに独立して、このフレーム画像受付処理がそれぞれ実行される。
次に、図9のフローチャートを参照して、多重化部11により実行される、フレーム画像を多重化する多重化処理の流れの例を説明する。
ステップS21において、タイミングジェネレータ24は、多重ビデオフレームを生成する。ステップS22において、処理対象の系統(ビデオ信号)に対応するフレームシンクロナイザ22は、その系統のフレームメモリ23に現在保持されているフレーム画像を読み出す。
なお、このときフレーム画像は多重ビデオ信号のフレーム周波数で読み出されるので、フレーム画像は、結果として、必要に応じて間引いたり繰り返したりして読み出されることになる。
マルチプレクサ25は、読み出されたフレーム画像を多重ビデオフレームの所定の位置に貼り付ける(多重する)。ステップS24において、フレームシンクロナイザ22は、全フレームメモリ(全系統のフレームメモリ23)からフレーム画像を読み出したか否かを判定し、未処理の系統が存在すると判定した場合、処理はステップS22に戻され、処理対象の系統を変えて、フレーム画像の読み出しが繰り返される。
また、ステップS24において、全系統のフレームメモリ23からフレーム画像を読み出した、すなわち、全系統のフレーム画像を多重ビデオフレームに貼り付けたと判定された場合、処理は、ステップS25に進められる。ステップS25において、マルチプレクサ25は、多重ビデオフレームをプロセッサ12に出力する。プロセッサ12は、この多重ビデオフレームを1系統の入力ポートを用いて取得する。ステップS25の処理を終了すると、多重化部11は、多重化処理を終了する。
次に、図10のフローチャートを参照して、抽出部13により実行される、多重フレームよりフレーム画像を抽出する抽出処理の流れの例を説明する。
抽出処理が開始されると、抽出部13のデマルチプレクサ31は、ステップS41において、プロセッサ12より出力される多重ビデオフレームを取得する。多重ビデオフレームを取得すると、抽出部13は、ステップS42において、処理対象の出力系統に対応するフレーム画像を抽出する。ステップS43において、フレームシンクロナイザ32は、抽出したフレーム画像をフレームメモリ33に保存する。
ステップS44において、デマルチプレクサ31は、多重ビデオフレームからフレーム画像を全て抽出したか否かを判定し、未処理の出力系統が存在すると判定した場合、処理をステップS42に戻してそれ以降の処理を繰り返し、処理対象の系統を変えて、フレーム画像の抽出が繰り返される。
また、ステップS44において、全フレーム画像を抽出したと判定された場合、抽出処理が終了される。
次に、図11のフローチャートを参照して、上述した抽出部13により実行されるフレーム画像出力処理の流れの例を説明する。このフレーム画像出力処理は、多重ビデオフレームよりフレーム画像が抽出される度に、出力系統毎に実行される。
ステップS61において、フレームシンクロナイザ32は、フレームメモリ33に保持されているフレーム画像を読み出す。ステップS62において、送信回路34は、読み出されたフレーム画像を外部に出力し、フレーム画像出力処理を終了する。
各出力系統において、互いに独立して、このフレーム画像出力処理がそれぞれ実行される。
以上のように、多重化部11により多重化される各入力ビデオ信号の条件に相互関係はなく、各入力系統(チャンネル)の処理に相互依存はなく、各入力フレームが多重フレーム上で重ならないことを除けば、多重処理にも条件はない。各入力フレームが多重フレーム上で重ならないのであれば、多重の順序にも優先順位はない。
したがって、図4を参照して説明したように、多重化部11は、入力系統毎に、多重位置設定と解像度設定の異なる同一回路で構成することができる。
抽出部13も同様に、図6を参照して説明したように、多重位置設定と解像度設定の異なる同一回路で構成することができる。
換言すれば、1本のビデオ信号を多重ビデオ信号に多重する簡単な多重化回路モジュールを入力ビデオの本数だけ直列接続するだけで所望の入力回路を形成することができ、1本のビデオ信号を多重ビデオ信号から分離する簡単な分離回路モジュールを出力ビデオの本数だけ直列接続するだけで所望の出力回路を形成することができる。つまり、入出力ビデオ本数に応じて個別に回路を設計する必要がないので、設計が容易になり、開発コストを低減させることができる。
なお、以上においては、多重ビデオ信号のフレーム周波数は、入力ビデオ信号と独立して決定されるように説明したが、多重ビデオ信号のフレーム周波数を入力ビデオ信号のフレーム周波数に一致させたり、多重ビデオ信号のフレーム周波数と入力ビデオ信号のフレーム周波数に相関を持たせるようにしてもよい。
図12は、本発明を適用した画像処理システムの他の構成例を示す図である。
図12に示される例においては、多重化部11に、各入力系統のビデオ信号のうちいずれか1つの同期信号を選択するスイッチ201が設けられており、タイミングジェネレータ24は、このスイッチ201により選択された同期信号を用いて、多重ビデオ信号のフレーム周波数を、この入力系統のビデオ信号のフレーム周波数に一致させたり相関を持たせたりする。
例えば、スイッチ201は、各入力系統より入力されるビデオ信号のうち、フレーム周波数が最も高いビデオ信号の同期信号を選択する。これにより、タイミングジェネレータ24は、フレーム画像の多重化においてデータの損失が生じないように、多重化ビデオ信号のフレーム周波数を、多重化するビデオ信号の中で最も高いフレーム周波数に一致させることができる。なお、各系統の入力ビデオ信号が予め決められており、各系統のフレーム周波数が既知であるならば、スイッチ201を省略し、その系統の同期信号を直接タイミングジェネレータ24に供給するようにしてもよい。
このように、各系統の同期信号を(スイッチ201を介して)タイミングジェネレータ24に供給するだけでよいので、図4を参照して説明したように入力系統毎に同一のユニット50を設ける場合も、図13に示されるように容易に適用することができる。
また、以上においては、出力タイミング基準信号を任意の信号として説明したが、例えば、図12に示されるように、プロセッサ12の出力タイミング信号を用いるようにしてもよい。この場合、プロセッサ12より出力される同期信号を各系統のフレームシンクロナイザ32にそれぞれ供給するだけでよいので、図6を参照して説明したように出力系統毎に同一のユニット100を設ける場合も、図14に示されるように容易に適用することができる。
図15は、本発明を適用した画像処理システムの、さらに他の構成例を示す図である。
図15に示される例においては、多重化部11に、画像処理システム10の外部より供給される画像処理システム10(画像処理システム10内の各ビデオ信号)と独立したタイミング基準信号から同期信号を分離する同期信号分離部301を設け、この同期信号分離部301により抽出された同期信号をスイッチ201に、選択肢の1つとして供給するようにしている。つまり、この場合、タイミングジェネレータ24は、このスイッチ201により選択された、画像処理システム10の外部より供給された同期信号を用いて、多重ビデオ信号のフレーム周波数を、同期信号の周波数に一致させたり、相関を持たせたりすることができる。つまり、この場合、多重ビデオ信号のフレーム周波数を画像処理システム10の外部より制御することができる。
なお、スイッチ201を省略し、同期信号分離部301より出力される同期信号を直接タイミングジェネレータ24に供給するようにしてもよい。
この場合も、同期信号分離部301により、画像処理システム10の外部より供給されるタイミング基準信号から同期信号を分離して抽出し、その同期信号を(スイッチ201を介して)タイミングジェネレータ24に供給するだけでよいので、図4を参照して説明したように入力系統毎に同一のユニット50を設ける場合も、図16に示されるように容易に適用することができる。
また、図15に示されるように、出力タイミング基準信号を、入力ビデオ信号から抽出したタイミング信号や機器外からのタイミング信号を用いて生成するようにしてもよい。図15においては、抽出部13は、多重化部11のスイッチ201により選択された同期信号に基づいて、各出力系統のビデオ信号の出力タイミングを設定するタイミング生成部311を有する。タイミング生成部311は、多重化部11のスイッチ201により選択された同期信号を用いて、各出力系統のビデオ信号用の出力タイミング信号を生成し、各系統のフレームシンクロナイザ32に供給する。
このようにすることにより、抽出部13は、多重化部11に入力される入力タイミングに一致するタイミングまたは相関を有するタイミングにおいて各系統のビデオ信号を出力することができる。
なお、このときタイミング生成部311は、図17に示されるタイミング生成部(TG)311A、タイミング生成部(TG)311B、およびタイミング生成部(TG)311Cのように、出力系統毎に設け、互いに独立して動作するようにしてもよい。その場合、スイッチ201A、スイッチ201B、およびスイッチ201Cのように、スイッチ201も、出力系統毎に選択する同期信号を切り替えることができるようにしてもよい。つまり、図17に示される例の場合、タイミング生成部(TG)311A、タイミング生成部(TG)311B、およびタイミング生成部(TG)311Cは、それぞれ、互いに異なる同期信号を用いて出力タイミングを設定することができる。
なお、図示は省略するが、この出力タイミング信号は、画像処理システム10内において自己生成するようにしてもよい。
以上のように、多重化部11が、複数の入力系統より入力されたビデオ信号を1つのビデオフォーマットに多重化してプロセッサ12に供給したり、プロセッサ12より1系統に多重化されて供給された複数のビデオ信号を、抽出部13がそれぞれ抽出し、互いに異なる出力系統から後段に出力したりするので、プロセッサ12に入出力する際の、ビデオ信号の伝送に使用される系統の数を容易に低減させることができる。つまり、プロセッサ12の入出力のピン数を容易に低減させることができ、プロセッサ12の製造コストを低減させることができる。
なお、以上においては、多重化部11および抽出部13がプロセッサ12の入出力について処理を行うように説明したが、プロセッサ12は、多重ビデオ信号の処理部の一例を示すものであり、この処理部としてプロセッサ12以外のものを適用することもできる。例えばプロセッサ12の変わりに、多重ビデオ信号を記憶する記憶媒体や、多重ビデオ信号が伝送される伝送媒体を設けるようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、図18に示されるようなパーソナルコンピュータとして構成されるようにしてもよい。
図18において、パーソナルコンピュータ400のCPU401は、ROM402に記憶されているプログラム、または記憶部413からRAM403にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM403にはまた、CPU401が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU401、ROM402、およびRAM403は、バス404を介して相互に接続されている。このバス404にはまた、入出力インタフェース410も接続されている。
入出力インタフェース410には、キーボード、マウスなどよりなる入力部411、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部412、ハードディスクなどより構成される記憶部413、モデムなどより構成される通信部414が接続されている。通信部414は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース410にはまた、必要に応じてドライブ415が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア421が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部413にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図18に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc - Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア421により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM402や、記憶部413に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数のデバイス(装置)により構成される装置全体を表わすものである。
なお、以上において、1つの装置として説明した構成を分割し、複数の装置として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置として説明した構成をまとめて1つの装置として構成されるようにしてもよい。また、各装置の構成に上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、システム全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある装置の構成の一部を他の装置の構成に含めるようにしてもよい。つまり、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した画像処理システムの主な構成例を示すブロック図である。 ビデオ型インタフェースおよびビデオ型インタフェースにおいて伝送されるビデオ信号の波形の例を示す図である。 ビデオ信号の画像がHD画像である場合の例について説明する図である。 多重化部11の詳細な構成例を示す図である。 ユニット50Aのさらに詳細な構成例を示す図である。 抽出部13の詳細な構成例を示す図である。 ユニット100Aのさらに詳細な構成例を示す図である。 フレーム画像受付処理の流れの例を説明するフローチャートである。 多重化処理の流れの例を説明するフローチャートである。 抽出処理の流れの例を説明するフローチャートである。 フレーム画像出力処理の流れの例を説明するフローチャートである。 本発明を適用した画像処理システムの他の構成例を示す図である。 多重化部11の他の構成例を示す図である。 抽出部13の他の構成例を示す図である。 本発明を適用した画像処理システムのさらに他の構成例を示す図である。 多重化部11のさらに他の構成例を示す図である。 抽出部13のさらに他の構成例を示す図である。 本発明を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 画像処理システム, 11 多重化部, 12 プロセッサ, 13 抽出部, 21 受信回路, 22 フレームシンクロナイザ, 23 フレームメモリ, 24 タイミングジェネレータ, 25 マルチプレクサ, 31 デマルチプレクサ, 32 フレームシンクロナイザ, 33 フレームメモリ, 34 送信回路, 201 スイッチ, 301 同期信号分離部, 302 タイミング生成部

Claims (19)

  1. フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサに入力する情報処理装置であって、
    前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、
    前記多重ビデオフレーム作成手段により作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記複数のビデオ信号の各フレーム周波数に従って、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を記憶する記憶手段と、
    前記多重ビデオフレームのフレーム周波数に従って、前記記憶手段に記憶される各フレーム画像を読み出す読み出し手段と
    をさらに備え、
    前記多重化手段は、前記読み出し手段により読み出された前記フレーム画像を、前記多重ビデオフレームに貼り付ける
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記読み出し手段は、前記多重ビデオフレームのフレーム周波数が、前記フレーム画像を貼り付けるビデオ信号のフレーム周波数よりも速い場合、前記記憶手段に記憶される同一のフレーム画像の読み出しを複数回繰り返し、前記多重ビデオフレームのフレーム周波数が、前記フレーム画像を貼り付けるビデオ信号のフレーム周波数よりも遅い場合、前記記憶手段に記憶される同一のフレーム画像を間引いて読み出す
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数のビデオ信号のそれぞれの同期信号のうちいずれか1つを選択する選択手段をさらに備え、
    前記多重ビデオフレーム作成手段は、フレーム周波数が、前記選択手段により選択された同期信号のビデオ信号のフレーム周波数と一致するように、前記多重ビデオフレームを作成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記選択手段は、前記フレーム周波数が最も高い前記ビデオ信号の同期信号を選択する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記複数のビデオ信号と独立したタイミング基準信号より同期信号を分離して抽出する同期信号分離手段をさらに備え、
    前記多重ビデオフレーム作成手段は、フレーム周波数が、前記同期信号分離手段により分離されて抽出された前記同期信号の周波数と一致するように、前記多重ビデオフレームを作成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 多重ビデオフレーム作成手段と、
    多重化手段と
    を備え、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサに入力する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記多重ビデオフレーム作成手段が、前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成し、
    前記多重化手段が、作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する
    情報処理方法。
  8. フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサに入力するコンピュータを、
    前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、
    作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段と
    して機能させるためのプログラム。
  9. フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサに入力するコンピュータを、
    前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、
    作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段と
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサから出力させるための処理を行う情報処理装置であって、
    前記プロセッサから出力された前記複数のビデオ信号が多重化された多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像が互いに重ならないように貼り付けられた、前記ビデオ信号のフォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段
    を備える情報処理装置。
  11. 前記多重ビデオフレームのフレーム周波数に従って、前記抽出手段により抽出された前記複数のビデオ信号のフレーム画像を記憶する記憶手段と、
    前記複数のビデオ信号の各フレーム周波数に従って、前記記憶手段に記憶される前記フレーム画像を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を、互いに異なる系統より出力させる出力手段と
    をさらに備える請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記読み出し手段は、前記多重ビデオフレームのフレーム周波数が、前記フレーム画像を貼り付けるビデオ信号のフレーム周波数よりも遅い場合、前記記憶手段に記憶される同一のフレーム画像の読み出しを複数回繰り返し、前記多重ビデオフレームのフレーム周波数が、前記フレーム画像を貼り付けるビデオ信号のフレーム周波数よりも速い場合、前記記憶手段に記憶される同一のフレーム画像を間引いて読み出す
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 抽出手段を備え、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサから出力させるための処理を行う情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記抽出手段が、前記プロセッサから出力された前記複数のビデオ信号が多重化された多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像が互いに重ならないように貼り付けられた、前記ビデオ信号のフォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する
    情報処理方法。
  14. フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサから出力させるための処理を行うコンピュータを、
    前記プロセッサから出力された前記複数のビデオ信号が多重化された多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像が互いに重ならないように貼り付けられた、前記ビデオ信号のフォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段
    として機能させるためのプログラム。
  15. フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、ビデオポートを介してプロセッサから出力させるための処理を行うコンピュータを、
    前記プロセッサから出力された前記複数のビデオ信号が多重化された多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像が互いに重ならないように貼り付けられた、前記ビデオ信号のフォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、入力ビデオポートを介してプロセッサに入力したり、出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力させたりするための処理を行う情報処理装置であって、
    前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記入力ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、
    前記多重ビデオフレーム作成手段により作成された前記多重ビデオフレームに前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段と、
    前記多重化手段により前記ビデオ信号が貼り付けられた前記多重ビデオフレームを、前記入力ビデオポートを介して前記プロセッサに入力する入力手段と、
    前記入力手段により前記プロセッサに入力され、前記出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力された前記多重ビデオフレームを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段と
    を備える情報処理装置。
  17. 多重ビデオフレーム作成手段と、
    多重化手段と、
    入力手段と、
    取得手段と、
    抽出手段と
    を備え、フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、入力ビデオポートを介してプロセッサに入力したり、出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力させたりするための処理を行う情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記多重ビデオフレーム作成手段が、前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記入力ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成し、
    前記多重化手段が、作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化し、
    前記入力手段が、前記ビデオ信号が貼り付けられた前記多重ビデオフレームを、前記入力ビデオポートを介して前記プロセッサに入力し、
    前記取得手段が、前記プロセッサに入力され、前記出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力された前記多重ビデオフレームを取得し、
    前記抽出手段が、取得された前記多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する
    情報処理方法。
  18. フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、入力ビデオポートを介してプロセッサに入力したり、出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力させたりするための処理を行うコンピュータを、
    前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記入力ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、
    作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段と、
    前記ビデオ信号が貼り付けられた前記多重ビデオフレームを、前記入力ビデオポートを介して前記プロセッサに入力する入力手段と、
    前記プロセッサに入力され、前記出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力された前記多重ビデオフレームを取得する取得手段と、
    取得された前記多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段
    として機能させるためのプログラム。
  19. フォーマットが互いに独立である複数のビデオ信号を、入力ビデオポートを介してプロセッサに入力したり、出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力させたりするための処理を行うコンピュータを、
    前記複数のビデオ信号を多重化した信号を、前記入力ビデオポートより前記プロセッサに入力するための多重ビデオフレームであって、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように貼り付け可能な、前記複数のビデオ信号の各フォーマットが規定する各フレーム画像の画面サイズの総和以上の画面サイズを有する多重ビデオフレームを作成する多重ビデオフレーム作成手段と、
    作成された前記多重ビデオフレームに、前記複数のビデオ信号の各フレーム画像を互いに重ならないように、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま貼り付けることにより、前記複数のビデオ信号を多重化する多重化手段と、
    前記ビデオ信号が貼り付けられた前記多重ビデオフレームを、前記入力ビデオポートを介して前記プロセッサに入力する入力手段と、
    前記プロセッサに入力され、前記出力ビデオポートを介して前記プロセッサから出力された前記多重ビデオフレームを取得する取得手段と、
    取得された前記多重ビデオフレームから、前記多重ビデオフレームに貼り付けられた各フレーム画像を、前記各フォーマットが規定する画面サイズを保持したまま抽出する抽出手段
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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