JP4622318B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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この発明は半導体装置の製造方法に関する。更に、具体的には、トランジスタを有する半導体装置の製造方法に関するものである。
半導体装置において界面準位が高くなると、一般に、デバイスの応答時間の遅延や、デバイスの安定性の劣化等、デバイスに悪影響を招くと考えられ、半導体装置の製造においては、この界面準位の低下方法の研究が進められている。ここで、界面準位とは、半導体と、金属または絶縁膜との接合界面に形成される電子エネルギー準位である。例えば、電界効果トランジスタにおいては、ゲート絶縁膜と、Si基板との界面に形成される局在準位である界面準位による、半導体特性の劣化が特に問題となる。
一方、近年の半導体装置の微細化、高度集積化に伴うゲート絶縁膜の薄膜化により、pチャネルMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)においては、電極中に注入されたB(ボロン)の突き抜けの問題が大きくなっている。このBの突き抜けを防止するため、ゲート絶縁膜中に窒素を導入する技術が考えられている。この技術は、現在の半導体製造において、Bの突き抜け防止のため、重要な技術である。しかしながら、窒素が基板とゲート絶縁膜との界面に存在すると、BTストレス等の信頼性が損なわれ、界面準位が大きくなる場合があり、問題である。
また、近年の半導体装置においては、ゲート絶縁膜として、高誘電率絶縁膜(以下、High-k膜と称する)を用い、ゲート電極として、金属を用いる構造が考えられている。しかし、金属を材料としたメタルゲート電極の場合、従来のポリシリコンゲート電極に比べて、耐熱性が低い。一般に、メタルゲートを用いる場合、ゲート形成後の各工程におけるプロセス温度を、約600℃程度以下とする必要がある。従って、メタルゲートの場合、イオン注入やエッチング等の工程において、Si基板とゲート絶縁膜との界面にダメージが生じても、高温熱処理による界面状態の回復を行うことが困難である。このため、界面準位の増加が問題となる。
ところで、界面準位の増加は、ダングリングボンド(未結合手)と呼ばれる構造欠陥が、主な原因となるものと考えられている。ダングリングボンドは、界面における原子間結合の遮断によって生じるものと考えられる。そして、ダングリングボンドの解消のためには、例えば、トランジスタにおいては、Si基板に、あるいは、Si基板とゲート絶縁膜とに、F(フッ素)イオン、あるいは、H(水素)イオンを導入することによる終端効果が有効であると考えられている。
具体的に、例えば、Hイオンを導入する方法として、水素アニールを行うことが考えられる。水素アニールにより、Siのダングリングボンドと、供給したHとが結合し、Si−H結合が形成される。これにより、ダングリングボンドが解消され、界面の状態が回復する。
また、例えば、Fを導入する方法として、ゲート絶縁膜形成前後に、基板にFイオンを注入する方法等がある。また、ゲート電極を形成した後に、イオンを注入する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−156291号公報
しかし、水素アニール等により、Hを導入する場合、Si―H結合の結合力の弱さから、ゲート電極形成前後でのH導入ではなく、半導体装置の配線等を形成した後での導入が望ましい。しかし、この場合、熱処理温度の制限が大きく、この制限により、基板界面の回復度合いが制限される。例えば、配線形成後におこなうシンターリング工程において、Hの導入を行う場合には、温度制限は、約500℃未満となるが、この程度の低温では、水素アニールによる大きな効果は期待できない。また、Hが界面付近に存在する場合、NBTI(Negative Bias Temperature Instability)をより悪化させると言われており、半導体装置の信頼性を低下させる恐れがある。
また、ゲート電極形成前にFを導入する場合、イオン注入により基板に与えるダメージが大きく、半導体装置の信頼性を低下させる問題がある。また、ゲート電極形成後にFを注入する場合、例え、ゲート電極上にマスクを形成したとしても、厳密には、ゲート電極中にFイオンが注入される場合があると考えられる。特に、pMISの電極中にBが注入されている場合に、ゲート電極中にFイオンが注入されると、Bが、増速拡散されてしまう。このBの拡散は、半導体デバイス特性のバラツキ等の原因となり、半導体装置の信頼性低化の原因となる。
また、ゲート絶縁膜に、High-k膜を用いるものの場合、High-k膜と界面における反応は深刻な問題となる。また、High-k膜やメタルゲートを用いる場合、低温化での処理が必要となる。このため、ダミーゲートを用いて基板に拡散層を形成して活性化アニールを行った後、ダミーゲートの除去により絶縁膜に形成されたゲート溝に、ゲートの後付けを行う方法が用いられる(ダマシン法)。このゲート電極の後付けを行う場合、Fの十分な導入が困難となってしまう。
従って、この発明は、以上の問題を解決し、Si基板とゲート絶縁膜界面に十分なFの導入を行い、界面準位の低下を可能とする改良した半導体装置の製造方法を提供するものである。
この発明の半導体装置の製造方法においては、基板に、ゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、前記基板に、フッ素を含む雰囲気中で、約600℃以下の熱処理を施す熱処理工程と、前記ゲート絶縁膜上に、ゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、を備える。
あるいは、この発明の半導体装置の製造方法においては、基板に、ダミーゲート絶縁膜を形成するダミーゲート絶縁膜形成工程と、前記ダミーゲート絶縁膜上にダミーゲート電極を形成するダミーゲート電極形成工程と、前記ダミーゲート絶縁膜とダミーゲート電極とを埋め込むように層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、前記層間絶縁膜から、ダミーゲート絶縁膜とダミーゲート電極とを除去し、前記層間絶縁膜に開口を形成する開口形成工程と、少なくとも前記開口内壁に、ゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、前記基板に、フッ素を含む雰囲気中で、約600℃以下の熱処理を施す熱処理工程と、少なくとも前記開口内部の前記ゲート絶縁膜上に、ゲート電極を形成する工程と、を備える。
この発明においては、ゲート絶縁膜形成の前後において、Fを含む雰囲気中で、約600℃以下の熱処理を施す。これにより、基板に十分なFを導入することができる。また、F導入における熱処理は、約600℃以下の低温であるため、ゲート絶縁膜、ゲート電極の材料として、High-k膜や、金属を用いる場合であっても、デバイス特性を劣化させることなく、Fの十分な導入を行うことができる。従って、デバイス特性の良好な半導体装置を得ることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化ないし省略する。
この発明の実施の形態においては、ゲート電極の形成前後において、ゲート電極の形成された基板に、約100℃〜400℃で、約1〜10分程度の熱処理を行う。このような処理により、基板と、ゲート絶縁膜の界面に、十分にFを導入し、Si−F結合を形成することにより、界面準位の低下を図る。
ここで、F導入のタイミングとしては、ゲート絶縁膜の形成後であっても、また、ゲート絶縁膜の形成前であってもよい。どちらのタイミングでF導入を行っても、界面に十分な量のFを導入することができる。また、ゲート絶縁膜が積層構造になる場合には、各膜の成膜の途中でF導入を行ってもよい。
また、F導入処理の温度は、100〜400℃程度の温度に限られるものではなく、約600℃以下であればよい。このように低温であっても、F(フッ素)等を雰囲気としたアニールにより、十分に、界面にFが導入される。また、High-k膜をゲート絶縁膜として用いる等、熱耐性の低い膜を成膜した後に、Fの導入を行うことを考慮すれば、熱処理温度は、約550℃〜500℃以下であることが、より好ましい。また、更に好ましくは、100〜400℃程度の温度で行うことがよく、この実施の形態の方法によれば、この程度の低温でも、Fの十分な導入が可能である。
また、処理時間も、約1〜10分程度に限られるものではない。この処理時間は、ダングリングボンドを防止するために導入が必要なFの量、また、半導体装置の製造におけるスループット等、様々な要因を考慮して決定すればよい。
また、アニールの雰囲気としては、例えば、Nとの混合比で、1〜10%程度に希釈したF雰囲気、または、Fを含有するエッチング系のガス、例えば、フロロカーボン系ガス(CF、C、C、C、C、C、C)や、トリフルオロメタン(CHF)、ジフルオロメタン(CH)、六フッ化硫黄(SF)、三フッ化窒素(NF)、三フッ化塩素(ClF)等が好適である。これらのガスを用いることにより、約600℃以下の低温においても、十分なFの導入が実現される。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における半導体装置について説明するための断面模式図である。
実施の形態1における半導体装置は、pチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;以下、pMOSと称する)である。
図1に示すように、半導体装置のSi基板2には、素子分離領域(STI;Shallow Trench Isolation)4が形成され、STI4により分離された部分にnWELL6が形成されている。また、Si基板2表面付近には、比較的接合深さの浅いエクステンション8が形成され、その外側に、比較的接合深さの深いソース/ドレイン10が形成されている。
また、ソース・ドレイン10間のチャネル領域部分のSi基板2上には、SiO膜からなるゲート絶縁膜12が形成されている。ゲート絶縁膜の膜厚は約1〜2nmである。
ゲート絶縁膜12上には、ポリシリコンからなるゲート電極14が形成されている。また、ゲート絶縁膜12と、ゲート電極14との側面部には、サイドウォール16が形成されている。更に、Si基板2上には、ゲート絶縁膜12、ゲート電極14、及び、サイドウォール16を埋め込むようにして、層間絶縁膜18が形成されている。層間絶縁膜18には、その表面から、Si基板2のソース・ドレイン10表面に至るコンタクトプラグ20が形成されている。
図2は、Si基板2とゲート絶縁膜12との界面付近におけるF(フッ素)濃度を説明するためのグラフ図である。図2において、横軸の原点は、ゲート絶縁膜12とSi基板2との界面を示し、横軸は、界面を基準とした深さ方向の距離(nm)を表している。また、縦軸は、Fの含有量(cm-3)を示す。
図2に示すように、Si基板2と、ゲート絶縁膜12との界面付近のF含有量は、界面近傍をピークとし、このピークにおいて、1×1020(cm-3)を越える量のF原子を含有する。Si基板2及びゲート絶縁膜12中に含有するFは、主に、Si−F結合を形成しているものと考えられる。即ち、ゲート絶縁膜12と、Si基板2との界面付近におけるSiのダングリングボンド(未結合手)が、Fで終端されている。これにより、Si基板2、ゲート絶縁膜12界面における界面準位の低減が図られている。
図3は、この発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明するためのフロー図である。また、図4〜図8は、この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面模式図である。
以下、図3〜図8を参照して、この発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法について、具体的に説明する。
まず、図4に示すように、Si基板2上にSTI4を形成する(ステップS102)。STI4は、Si基板2に比較的浅い溝を形成した後、この溝に、SiOを埋め込むことにより形成される。その後、Si基板2上に犠牲酸化膜22を形成し、犠牲酸化膜22を介して、n型不純物を注入する(ステップS104)。これにより、Si基板2に、nWELL6が形成される。
次に、Si基板2の洗浄を行う(ステップS106)。この洗浄により、Si基板2上に形成された、犠牲酸化膜22と自然酸化膜とが除去される。
次に、図5に示すように、Si基板2上に、ゲート絶縁膜12の材料膜として、SiO膜を形成する(ステップS108)。SiO膜(ゲート絶縁膜)12は、熱酸化により、約1〜2nmに形成する。
その後、F雰囲気中でのアニールを行い、Si基板2にFを導入する(ステップS110)。具体的には、このアニールにおいて用いる雰囲気は、Fを、Nとの混合比で、約1〜10%程度に希釈した雰囲気中である。そして、この雰囲気中にSi基板2を晒して、約100〜400℃まで昇温した後、約1〜10分程度保持する。
このプロセスにより、Si基板2中に、十分にFが導入され、Si基板2表面において、Si−F結合が形成され、Si基板2とゲート絶縁膜12の界面の状態が回復される。なお、ここで、界面付近に導入されるFの量は、図2により説明した通りである。
次に、図6に示すように、ゲート電極14の材料膜として、ポリシリコン膜を形成する(ステップS112)。ここでは、CVD法(Chemical Vapor Deposition)を用いる。その後、ポリシリコン膜(ゲート電極)14に、ゲート電極の仕事関数を調整する不純物として、B(ボロン)を注入する(ステップS114)。
次に、図7に示すように、ポリシリコン膜を、所望のゲート電極14形状に加工する(ステップS116)。ここでは、ポリシリコン膜16上に、フォトリソグラフィ法により、レジストマスクを形成し、これをマスクとして、ポリシリコン膜のエッチングを行う。その後、レジストマスクを除去する。
その後、エクステンション8形成用のBイオンを注入する(ステップS118)。エクステンション8は、比較的接合深さの浅い領域となるようにする。その後、As等のイオンを注入することにより、エクステンション8の下方に、Haloを形成してもよい(ステップS120)。
次に、図8に示すように、ゲート電極14及びゲート絶縁膜12の側壁に、サイドウォール16を形成する(ステップS122)。サイドウォール16は、SiN膜を全体に形成した後、側壁のみにSiN膜を残すようにエッチバックを行うことによって形成される。
次に、ゲート電極16と、サイドウォール16とをマスクにして、Bイオンの注入を行う(ステップS124)。これにより、エクステンション8より、接合深さが深く、濃度の高い、ソース/ドレイン10が形成される。
その後、ゲート電極16等を埋め込むようにして、Si基板2上に層間絶縁膜18を形成する(ステップS126)。更に、層間絶縁膜18を貫通するコンタクトプラグ20を形成する(ステップ128)。ここでは、層間絶縁膜18表面から、Si基板2のソース/ドレイン10にまで達するコンタクトホールを開口し、このコンタクトホールにW(タングステン)等を埋め込み、その後、層間絶縁膜18表面が露出するまで、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等による平坦化を行う。
このようにして、図1に示すような半導体装置が形成される。
図9は、この発明の実施の形態1における半導体装置におけるNBTI(Negative Bias Temperature Instability)と、界面準位について示した図である。図9において、棒グラフは、NBTIを示し、折れ線グラフは、実施の形態1における半導体装置(pMOS)及び、同様の方法で製造したnMOS両方について、界面準位を比較したものである。横軸は、F導入濃度を示し、原点より左側は、F雰囲気中でのアニール処理を行わない従来の場合、右側は、アニール処理を行った実施の形態1の場合を示す。また、左側縦軸は、NBTI(ΔVth(mV))、右側縦軸は、界面準位(Dit)(cm-2eV-1)を示す。
図9に示す通り、実施の形態1におけるF雰囲気におけるアニール処理を行った半導体装置の界面準位は、従来のF雰囲気におけるアニール処理を行わないゲート絶縁膜に比して、減少していることがわかる。また、NBTIも良好に改善していることがわかる。
以上説明したように、実施の形態1においては、半導体装置のゲート絶縁膜12と、Si基板2との界面をピークに、界面付近にFが導入されている。これにより、この界面付近に発生するダングリングボンドをFで終端させることができ、界面準位の減少を図ることができる。従って、NBTIの低く、デバイス特性の良好な半導体装置を得ることができる。
また、実施の形態1においては、F導入のため、F雰囲気中にSi基板2を晒し、約100〜400℃、1〜10分間程度のアニールを行う。従って、低温でも、十分なFの導入を実現することができる。これにより、高温処理によるデバイス特性の劣化を抑えつつ、界面準位を低く抑えた半導体装置を実現することができる。
なお、実施の形態1においては、pMOSを形成する場合について説明した。しかし、この発明は、pMOSに限るものではなく、nMOSに適用することにより、同様の効果を得ることができる。更に、マスキング工程を用いることにより、cMOSに適用することもできる。
また、この発明において、各膜の膜厚や成膜方法等は、実施の形態1において説明したものに限るものではない。これらは、必要に応じて、適宜選択しうるものである。
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2における半導体装置を説明するための断面模式図である。
実施の形態2における半導体装置は、pチャネルMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor;以下、pMISと称する。)である。
実施の形態2における半導体装置は、実施の形態1に上述した半導体装置と類似するものである。しかし、実施の形態2の半導体装置においては、ゲート絶縁膜12に代えて、ゲート絶縁膜30が形成されている。このゲート絶縁膜30は、Si基板2上に形成されたSiO膜32とSi1−x膜34との積層膜により構成されている。ここで、SiO2膜32とSi1−x膜34との膜厚は、それぞれ、約0.5〜1nm、約0.2〜1nmである。
この半導体装置の製造方法は、実施の形態1において説明したものと同様であるが、ゲート絶縁膜30の構成が異なるため、この部分において、製造方法が異なっている。
具体的には、実施の形態2における半導体装置の形成においては、Si基板2の洗浄後(ステップS106)、熱酸化により、SiO膜32を、膜厚約0.5〜1nmに形成する。その後、SiClとNHを用いて、交互供給CVD(ALD)法により、Si1−x膜34を、膜厚約0.2〜1nmに形成する。この後、実施の形態1と同様に、Fの導入を行う(ステップS110)。
図11は、この発明の実施の形態2における半導体装置におけるNBTIと、界面準位について示した図である。図11においては、図9と同様に、棒グラフが、NBTIを示し、折れ線グラフが、実施の形態2における半導体装置(pMIS)及び、同様の方法で製造したnMIS両方の界面準位を示すものである。横軸は、F導入濃度を示し、原点より左側は、F雰囲気中でのアニール処理を行わない従来の場合、右側は、アニール処理を行った実施の形態1の場合を示す。また、左側縦軸は、NBTI(ΔVth(mV))、右側縦軸は、界面準位(Dit)(cm-2eV-1)を示す。
図11に示すとおり、実施の形態2におけるF雰囲気におけるアニール処理を行った半導体装置の界面準位は、従来のF雰囲気におけるアニール処理を行わないゲート絶縁膜に比して、減少していることがわかる。また、NBTIも良好に改善していることがわかる。また、実施の形態1における半導体装置に比べても、実施の形態2における半導体装置のNBTIは、更に、低下していることがわかる。これは、ゲート絶縁膜として、SiN膜をキャップすることにより、ゲート電極中のBの突き抜けを、より効果的に抑えることができるためである。
以上説明したように、実施の形態2においては、ゲート絶縁膜30の最上膜として、Si1−x膜34を用いている。従って、ゲート電極14にBを注入している場合にも、ゲート電極14からのBの突き抜け防止をより確実に行うことができる。また、従来、SiNを用いると、Nにより、界面準位が増加することが問題となっていたが、この実施の形態2においては、界面に、Fを導入することにより、界面準位を、低く抑えることができる。従って、デバイス特性の良好な半導体装置を得ることができる。
また、実施の形態2においては、pMISを形成する場合について説明した。しかし、この発明は、pMISに限るものではなく、nMISに適用することにより、同様の効果を得ることができる。更に、マスキング工程を用いることにより、cMISに適用することもでき、例えば、pMIS、nMISとで、ゲート絶縁膜の膜種、膜厚が異なるcMIS等に適用することもできる。
また、この発明において、各膜の膜厚や成膜方法等は、実施の形態2において説明したものに限るものではない。これらは、必要に応じて、適宜選択しうるものである。
その他は、実施の形態1と同様であるから説明を省略する。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3における半導体装置を説明するための断面模式図である。
図12に示す半導体装置は、実施の形態1の図1に示す半導体装置と類似する。しかし、図12の半導体装置は、ゲート絶縁膜12に代えて、ゲート絶縁膜40が形成されている。ゲート絶縁膜40は、Si基板2側から順に、SiO膜42、High-k膜44、Si1−x膜46の積層された膜となっている。各膜の膜厚は、約0.5〜1nm、約1〜3nm、約0.2〜1nmである。
この半導体装置の製造方法は、実施の形態1において説明した半導体装置の製造方法と類似する。しかしながら、上述のようにゲート絶縁膜40の構造が異なるため、その部分において半導体装置の製造方法は異なっている。具体的には、SiO膜42の形成後、ALD(Atomic Layer Deposition)法、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法などにより、High-k膜44を成膜する。その後、Si1−x膜46を、SiClとNHとの交互CVD法により形成する。その後、上述したステップS110と同様の条件下で、F雰囲気中でのアニールを行う。その後の工程は、実施の形態1に説明したものと同様である。
以上説明したように、実施の形態3における半導体装置においても、SiO膜42とSi基板2の界面付近において、Fが導入され、Si-F結合が形成されている。これにより、界面付近に発生するダングリングボンドを抑えることができ、界面準位の増加を抑えることができる。また、ここでのF雰囲気下でのアニール処理は、約100〜400℃と低温である。従って、High-k膜44形成後であっても、High-k膜界面における界面反応を抑えつつ、Si基板2とゲート絶縁膜30の界面付近に十分なFの導入を行うことができる。
なお、High-k膜の材料としては、必ずしもこれに限るものではないが、チタン酸化物、ジルコニウム酸化物、ランタン酸化物、タンタル酸化物、アルミナ酸化物、ハフニウム酸化物のいずれか、あるいは、これらを組み合わせた形の材料が考えられる。
また、実施の形態3においては、pMISを形成する場合について説明した。しかし、この発明は、pMISに限るものではなく、nMISに適用することにより、同様の効果を得ることができる。更に、マスキング工程を用いることにより、cMISに適用することもでき、例えば、pMIS、nMISとで、ゲート絶縁膜の膜種、膜厚が異なるcMIS等に適用することもできる。
また、この発明において、各膜の膜厚や成膜方法等は、実施の形態3において説明したものに限るものではない。これらは、必要に応じて、適宜選択しうるものである。
その他は、実施の形態1と同様であるから説明を省略する。
実施の形態4.
図13は、この発明の実施の形態4における半導体装置について説明するための断面模式図である。
実施の形態4における半導体装置は、pMISであり、実施の形態3における半導体装置と類似するものである。但し、実施の形態4における半導体装置は、ダマシンゲート構造を有する。
具体的に、Si基板50には、STI52、nWELL54、エクステンション56とその外側のソース/ドレイン58とが形成されている。また、ソース/ドレイン58表面には、NiSi層60が形成されている。
また、Si基板50表面上には、エッチングストッパ膜62を介して、層間絶縁膜64が形成されている。また、層間絶縁膜64及びエッチングストッパ膜62の、Si基板2のチャネル部上に位置する部分には、ゲート溝66が形成されている。ゲート溝66内壁部には、ゲート絶縁膜70が形成されている。ゲート絶縁膜70は、ゲート溝66底部に形成されたSiO膜72と、ゲート溝66内の側面、ゲート溝66開口部付近の層間絶縁膜64の表面、及びSiO膜72上に形成された、High-k膜74と、High-k膜74に接して形成された、Si1−x膜76により構成されている。SiO膜72、High-k膜74、Si1−x膜76の、ゲート溝66底部における膜厚は、それぞれ、約0.5〜1nm、約1〜3nm、約0.2〜1nmである。
また、ゲート溝66内を埋め込むように、断面T字型に、ゲート電極78が形成されている。ゲート電極78は、例えば、TiN等の金属で構成されている。ゲート電極78の側面には、ゲート絶縁膜70を介して、サイドウォール80が形成されている。
先に説明したエッチングストッパ膜62は、即ち、サイドウォール80とSi基板50とに接するように形成され、更に、層間絶縁膜64は、エッチングストッパ膜62上に積層されている。
また、層間絶縁膜64とエッチングストッパ膜62とを貫通して、ソース/ドレイン58表面のNiSi層60に至る、コンタクトプラグ82が形成されている。
以上のように形成されたゲート絶縁膜70及びSi基板50界面付近のFの含有量は、実施の形態1〜3と類似するものである。即ち、Si基板50との界面付近におけるFの含有量は、界面においてピークを有し、その量は、約5×1020(cm-3)である。
図14は、この発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法について説明するためのフロー図である。また、図15〜図21は、実施の形態4における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面模式図である。
以下、図14〜図20を用いて、この発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法について説明する。
まず、実施の形態1におけるステップS102〜S106と同様に、Si基板50上に、STI4、nWELL6を形成した後、洗浄を行う(ステップS202〜S206)。
その後、図15に示すように、ダミーゲート絶縁膜82を形成し、ダミーゲート電極84の材料膜としてポリシリコン膜を堆積する(ステップS208〜S210)。
次に、ダミーゲート電極の加工を行う(ステップS214)。ここでは、実施の形態1のステップS116と同様に、フォトリソグラフィ法により所望の形状のレジストマスクを形成した後、このレジストマスクをマスクとして、ポリシリコン膜(ダミーゲート電極)84及びダミーゲート絶縁膜82のエッチングを行う。
次に、エクステンション56の形成を行う(ステップS216)。ここでは、ダミーゲート電極84をマスクとして、Bイオンの注入を行う。その後、必要に応じて、例えばAsイオンの注入により、エクステンション56の下方に、Haloを形成してもよい(ステップS218)。
次に、図16に示すように、ダミーゲート電極84とダミーゲート絶縁膜82との側面にサイドウォール80を形成する(S220)。更に、ダミーゲート電極84とサイドウォール80とをマスクとして、Bイオンの注入を行い、ソース/ドレイン58を形成する(ステップS22)。その後、エクステンション8、ソース/ドレイン10に注入された不純物活性化のための熱処理を行う(ステップS224)。ここでの熱処理温度は約1000℃程度であり、熱処理時間は、約3秒である。
次に、図17に示すように、NiSi層60を形成する(ステップS226)。ここでは、基板上に露出する部分全面に、まず、Ni膜を形成した後、熱処理を施すことにより、NiとSiとを反応させる。これにより、自己整合的に、Si基板50の、表面が露出する部分に、即ち、主に、ソース/ドレイン58上に、NiSi層60が形成される。なお、ここでは、Niに代えて、Coを用いて、CoSi層を形成してもよい。
次に、エッチングストッパ膜を、基板全面に形成する(ステップS228)。その後、エッチングストッパ膜62上に、層間絶縁膜64を形成する(ステップS230)。その後、CMPにより、平坦化を行い(ステップS232)、これにより、ダミーゲート電極84の表面を露出させる。
次に、図182示すように、ダミーゲート電極84及びダミーゲート絶縁膜82を除去する(ステップS234)。ここでは、エッチングによる除去を行い、これにより、層間絶縁膜64及びエッチングストッパ膜62に、ゲート溝66が形成される。
次に、図19に示すように、ゲート溝66内部の底面にSiO膜を形成する(ステップS236)。ここでは、熱酸化を行うことにより、ゲート溝66の底部にのみ選択的に、極薄いSiO膜を形成する。その後、ゲート溝66の内壁部を含めて、表面に露出する部分全面に、High-k膜74を形成する(ステップS238)。High-k膜74は、ここでは、ALD法、あるいは、MOCVD法等を用いて形成する。
次に、図20に示すように、High-k膜74上に、Si1-x膜76を形成する(ステップS240)。Si1−x膜76は、交互供給CVD法により形成する。
次に、Fの導入を行う(ステップS242)。具体的には、実施の形態1と同様に、F雰囲気中に、基板を晒し、約100〜400℃に昇温して、約1〜10分間のアニールを行う。このとき、F雰囲気は、窒素との混合比で、約1〜10%程度に希釈した雰囲気とする。これにより、SiO膜72と、Si基板50との界面付近に多量のFが導入され、界面付近に存在するSiの未結合手と、導入されたFとが結合し、Si−F結合が形成される。
次に、図21に示すように、Si1−x膜76上に、ゲート電極78の材料膜としてTiN膜を形成する。その後、リソグラフィ工程を用いて、レジストマスクを形成し、エッチングを行うことにより、T字型のゲート電極を形成する(ステップS244)。
その後、層間絶縁膜64及びエッチングストッパ膜62を貫通するコンタクトホールを形成し、コンタクトホールに導電部材を埋め込むことにより、コンタクトプラグを形成する(ステップS246)。このようにして、図13に示す半導体装置を形成することができる。
図22は、この発明の実施の形態4における半導体装置におけるNBTIと、界面準位を表したグラフ図である。図22においては、図9と同様に、棒グラフが、NBTIを示し、折れ線グラフが、実施の形態4における半導体装置(pMIS)及び、同様の方法で製造したnMIS両方の界面準位を示すものである。また、横軸は、F導入濃度を示し、原点より左側は、F雰囲気中でのアニール処理を行わない従来の場合、右側は、アニール処理を行った実施の形態4の場合を示す。また、左側縦軸は、NBTI(ΔVth(mV))、右側縦軸は、界面準位(Dit)(cm-2eV-1)を示す。
図11に示すとおり、実施の形態4におけるF雰囲気におけるアニール処理を行った半導体装置の界面準位は、従来のF雰囲気におけるアニール処理を行わないゲート絶縁膜に比して、減少していることがわかる。また、NBTIも良好に改善していることがわかる。また、実施の形態1における半導体装置に比べても、実施の形態4における半導体装置のNBTIは、更に、低下していることがわかる。これは、ゲート絶縁膜として、SiN膜を用いることにより、ゲート電極中のBの突き抜けを、より効果的に抑えることができるためである。
以上説明したように、実施の形態2においても、界面付近に、Fを効率よく導入することができる。これにより、Si基板とゲート絶縁膜の界面付近に発生するダングリングボンドを抑え、デバイス特性の良好な半導体装置を得ることができる。
また、実施の形態2においては、ゲート電極後付けによる方法を用いている。一般に、ゲート電極の後付けを行う場合、各工程における温度の制限が大きい。しかしながら、実施の形態2におけるF2の導入においては、低温での処理を行うことができる。従って、十分なFの導入を行いつつも、処理温度を低く抑えることができ、良好な半導体装置を実現することができる。
なお、実施の形態4おいては、ゲート絶縁膜として、SiO2膜/High-k膜/SixN1−x膜の積層膜を用いる場合について説明した。しかし、この発明はこれに限るものではない。例えば、ゲート絶縁膜としては、SiO膜上に、High-k膜を堆積し、2層構造としたものなどであっても良い。
また、実施の形態4においては、pMISを形成する場合について説明した。しかし、この発明は、pMISに限るものではなく、nMISに適用することにより、同様の効果を得ることができる。更に、マスキング工程を用いることにより、cMISに適用することもでき、例えば、pMIS、nMISとで、ゲート絶縁膜の膜種、膜厚が異なるcMIS等に適用することもできる。
また、この発明において、各膜の膜厚や成膜方法等は、実施の形態4において説明したものに限るものではない。これらは、必要に応じて、適宜選択しうるものである。
その他は、実施の形態1〜3と同様であるから説明を省略する。
この発明の実施の形態1における半導体装置を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の界面付近におけるフッ素含有量を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の電気特性を説明するためのグラフ図である。 この発明の実施の形態2における他の半導体装置の例を説明するための断面模式図である。 この発明の実施の形態2における他の半導体装置の例の電気特性を説明するためのグラフ図である。 この発明の実施の形態3における他の半導体装置の例を説明するための断面模式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面摸式図である。 この発明の実施の形態4における半導体装置の電気特性を説明するためのグラフ図である。
符号の説明
2 Si基板
4 STI
6 nWELL
8 エクステンション
10 ソース/ドレイン
12 ゲート絶縁膜
14 ゲート電極
16 サイドウォール
18 層間絶縁膜
20 コンタクトプラグ
22 犠牲酸化膜
30 ゲート絶縁膜
32 SiO
34 Si1−x
40 ゲート絶縁膜
42 SiO
44 High-k膜
46 Si1−x
52 Si基板
54 STI
56 nWELL
58 エクステンション
60 ソース/ドレイン
62 エッチングストッパ膜
64 層間絶縁膜
66 ゲート溝
70 ゲート絶縁膜
72 SiO
74 High-k膜
76 Si1−x
78 TiN膜
80 サイドウォール
82 ダミーゲート絶縁膜
84 ダミーゲート電極

Claims (6)

  1. Si基板に、ゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、
    前記Si基板に、フッ素を含む雰囲気中で、600℃以下の熱処理を施す熱処理工程と、
    前記ゲート絶縁膜上に、ゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、
    を、備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. Si基板に、ダミーゲート絶縁膜を形成するダミーゲート絶縁膜形成工程と、
    前記ダミーゲート絶縁膜上にダミーゲート電極を形成するダミーゲート電極形成工程と、
    前記ダミーゲート絶縁膜とダミーゲート電極とを埋め込むように層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、
    前記層間絶縁膜から、ダミーゲート絶縁膜とダミーゲート電極とを除去し、前記層間絶縁膜に開口を形成する開口形成工程と、
    少なくとも前記開口内壁に、ゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、
    前記Si基板に、フッ素を含む雰囲気中で、600℃以下の熱処理を施す熱処理工程と、
    少なくとも前記開口内部の前記ゲート絶縁膜上に、ゲート電極を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記ゲート電極は、金属からなることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ゲート絶縁膜は、酸化膜と窒化膜との積層膜、酸化膜と高誘電率膜との積層膜、酸窒化膜と高誘電率膜との積層膜、酸化膜と高誘電率膜と酸窒化膜との積層膜、酸化膜、又は、酸窒化膜であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記熱処理工程の後に続く工程は、プロセス温度を600℃以下で行うことを特徴とする請求項1からの4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記熱処理工程は、前記ゲート絶縁膜形成工程の前に行われることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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