JP4621172B2 - 用紙積載装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
こうした背景のなか、ファンクション毎に仕分けを行いたいというニーズが高まり、用紙後処理装置等において複数トレイ化が進んでいる。例えば、1トレイタイプの用紙後処理装置に単純排紙専用のプルーフトレイを増設したものや、特許文献2や特許文献3に記載されているように、1つの排紙口に対して複数の排紙トレイを受取可能に設けたものがある。
1つの排紙口に対して複数の排紙トレイを受取可能に設けるタイプでは、複数の排紙トレイが1つの排紙口に移動できるため、用紙後処理装置としての付加価値を全ての排紙トレイにおいて享受できる利点がある。
また、複数の排紙口に対して1つの排紙トレイを受取可能に設ける構成も考えられ、この場合にも各用紙が1つの排紙トレイ上に積載されるものの、ファンクション毎の仕分けが可能となる。
排紙口を通過移動する排紙トレイは、用紙を積載したまま排紙口を通過移動する場合があり得るので、通過移動時の用紙の積載状態の乱れを防止できるように、一般に、用紙の後端を揃えるエンドフェンスを一体に固定した構成となっている。
抜き差しがなされると排紙トレイ上の積載状態は乱れ、用紙が排紙ローラにのってしまったり、排紙口に進入してしまう場合がある。
このような状態で排紙トレイが排紙口を通過移動すると、用紙に傷が付いたり、排紙トレイの通過移動が妨害されたりする。
また、用紙の抜き差しによる弊害を回避できる用紙積載装置の提供を、その目的とする。
図1に示すように、画像形成装置としての複写機Gとフィニッシャ200との用紙受け渡し部位Jの近傍には、入口センサーSN1、入口ローラ対5が設けられており、入口ローラ対5により取り込まれた用紙は、後処理モードに応じて、以下の排紙形態をとる。
(1)単純排紙専用の排紙口E1から排紙トレイ1に排出される
(単純排紙モード )。
(2)綴じ処理をせずに加工的処理モードに対応する排紙口E2から排紙トレイ1
又は排紙トレイ2に排出される(ノンステイプルモード)。
(3)綴じ処理を経て排紙口E2から排紙トレイ1又は排紙トレイ2に排紙される
(ステイプルモード)。
分岐爪20はソレノイド20a(図18参照)によって駆動され、ソレノイド20aがオフすると、図1に示すように、用紙は排紙口E1へ向けて搬送される。単純排紙ルートCにおける符号SN2は、排紙ローラ対7の近傍に設けられた排紙センサーを示す。
分岐爪21はソレノイド21a(図18参照)によって駆動され、ソレノイド21aがオンして上方に回動すると、用紙は略垂直方向のステイプルルートAへ案内される。図1ではソレノイド21aがオフしてノンステイプルルートBへ搬送する状態を示している。
ステイプルルートAでは用紙は搬送ローラ対10で搬送され、ステイプルユニット60へ送られて綴じ処理をされる。綴じ処理された用紙(束)は排紙ローラ対9により排紙トレイ1又は排紙トレイ2に排出される。ステイプルルートAにおける符号SN4はステイプル排紙センサーを示す。
排紙ローラ対9は、駆動ローラ9aと、従動ローラ9bを有し、従動ローラ9bは用紙排出方向上流側を支持されて上下方向に回動自在に設けられた支持部材13の自由端部に回転自在に支持されている。従動ローラ9bは自重又は付勢力により駆動ローラ9aに当接し、用紙は両ローラ間に挟持されて排出される。綴じ処理された用紙束が排出されるときは、支持部材13が上方に回動され、所定のタイミングで戻されるようになっている。このタイミングは排紙センサーSN3の検知信号に基づいて決定される。
なお、各センサーはその機能に応じて用紙排出方向における前後位置に差があるが、図1及び図2では分かりやすいように全てのセンサーを直線上に配置して上下方向の位置の違いだけを表示している。また、全ての図面を通して、各センサーを示す三角形の大きさが均一でないが、これはセンサーの機能の違いを示すものではない。
図1及び図2に示すように、ステイプルルートAへ導かれた用紙は、搬送ローラ対10、排紙ローラ対11により図示しないステイプルトレイへ積載される。
この場合、用紙毎に叩きローラ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス62にて横方向(用紙搬送方向と直交する用紙幅方向)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束の先頭紙の間で後述する制御手段100からのステイプル信号によりステイプラー61が駆動され、綴じ処理が行われる。
綴じ処理が行われた用紙束は、ただちに放出爪71aを有する放出ベルト71により排紙ローラ対9へ送られ、図6に示すように、排紙口E2の受取位置にセットされている排紙トレイ2(又は排紙トレイ1)に排出される。
放出爪71aは、図7に示すように、ホームポジション検知センサーSN11によりそのホームポジションを検知されるようになっており、このホームポジション検知センサーSN11は放出ベルト71に設けられた操作片71bによりオン・オフする。
ステイプル排紙センサーSN4は、用紙後端を検知して即叩きソレノイド66にオン命令を出して叩きローラ12が作動しても、叩きローラ12により図示しないステープルトレイに排出された用紙の後端が後端フェンス68に突き当てられ、整合されるような位置に配置されている。
ステイプルモードが選択されると、図3に示すように、ジョガーフェンス62はホームポジションより移動し、ステープルトレイに排出される用紙幅より片側7mm離れた待機位置で待機する。用紙が搬送ローラ対10によって搬送され、用紙後端がステイプル排紙センサーSN4を通過すると、ジョガーフェンス62が待機位置から5mm内側に移動して停止する。
また、ステイプル排紙センサーSN4は用紙後端通過時点にそれを検知し、その信号がCPU102に入力される(図18参照)。CPU102ではこの信号の受信時点から搬送ローラ対10を駆動する搬送モータからの発信パルス数をカウントし、所定パルス発信後に叩きソレノイド66をオンさせる。
叩きローラ12は、叩きソレノイド66のオン・オフにより振り子運動をし、オン時には用紙を叩いて下方向に戻し、後端フェンス68に突き当てて紙揃えを行う。このとき、ステープルトレイに収納される用紙が入口センサーSN1あるいはステイプル排紙センサーSN4を通過するたびにその信号がCPU102に入力され、用紙の枚数がカウントされる。
例えば、綴じ枚数が設定枚数より少ない、あるいは設定サイズより小さい場合には、ジョガーフェンス62により用紙束を押えながら放出爪71aにより用紙束後端を引っ掛け搬送する。
また、綴じ枚数が設定枚数より多い、あるいは設定サイズより大きい場合には、予めジョガーフェンス62を2.6mm退避させ、放出を行う。いずれの場合も用紙束がジョガーフェンス62を抜け切ると、ジョガーフェンス62は、さらに5mm外側に移動して待機位置に復帰し、次の用紙に備える。なお、用紙に対するジョガーフェンス62の距離により拘束力を調節することも可能である。
図8及び図9に示すように、排紙トレイ1は後述する一対のガイドレール30a,30bから構成される支持部材56に上下方向に移動可能に支持されたベース部材57に設けられている。
排紙トレイ1では、用紙の後端を揃えるためのエンドフェンス1aが、排紙トレイ1に対して上下方向に移動可能に支持され、排紙トレイ1の用紙の積載量に応じて排紙トレイ1とエンドフェンス1aの相対的位置を変化させることができるようになっている。エンドフェンス1aの支持構成については後述する。
排紙トレイ2における用紙後端の揃えは、装置本体側面を形成する側板3によりなされるようになっている。これらの排紙トレイ1,2が上下方向に積層状態に設けられている。
また、ガイドコロ44は、側板39a、39bとベース本体40との組付によって位置決めされているので、ガイドレール30a,30bからの外れが防止されている。
駆動軸33aと、従動軸33bにはタイミングプーリ36を介してタイミングベルト37がテンションをもって掛けられている。このタイミングベルト37の一部に側板39a、39bの一部が固定されており、かかる構成によって排紙トレイ1を含むユニットが昇降可能に吊り下げられている。
駆動軸41aと、従動軸41bにはタイミングプーリ34を介してタイミングベルト35がテンションをもって掛けられている。このタイミングベルト35の一部に側板42a、42bの一部が固定されており、かかる構成によって排紙トレイ2を含むユニットが昇降可能に吊り下げられている。
排紙トレイ2を上下方向に移動させる駆動源としての正逆転可能な上下モータ31で発生した動力がウォームギヤ30を介して駆動軸41aに固定されたギヤ列の最終ギヤに伝達されるようになっている。途中ウォームギヤ30を介しているため、排紙トレイ2を一定の位置に保持することができ、排紙トレイ2の不意の落下事故等を防止することができるようになっている。
図示しないが、排紙トレイ1の駆動ユニットも同様であり、その排紙トレイ1を上下方向に移動させる駆動源は、図18に示す正逆転可能な上下モータ55である。
待機位置検知センサーSN8は、側板3の表面から検知片が付勢力で突出する構成を有し、検知片が排紙トレイ2又は排紙トレイ2上の用紙に当接して変位することによりオン・オフするようになっている(図8,9においては満杯検知センサーSN9は省略)。
退避位置検知センサーSN5、紙面検知センサーSN6も待機位置検知センサーSN8と同様の構成となっている。なお、図4において、排紙ローラ対9の従動ローラ9bは省略している。また、図4において、符号17は排紙口E2から排出された用紙と接して該用紙の後端を側板3に突き当てて揃えるためのスポンジ製の戻しコロを示す。
図8及び図9に示すように、ガイドレール30a,30bには、排紙トレイ1の移動面から用紙排出方向に突出した排紙ローラ対9の駆動ローラ9a(排紙ローラ)と排紙トレイ1との干渉を回避するために、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせるカム81が設けられている。カム81の上下方向の長さは、排紙ローラ対9の下方近傍から排紙ローラ対7までに亘っている。
カム81の用紙排出方向の厚みは、排紙ローラ対9との干渉を回避できる厚肉部81aと、傾斜部81bと、排紙ローラ対9の下方に位置する薄肉部81cの3段階となっている。
排紙トレイ1のエンドフェンス1aの背面には、カム81のカム面(カム81の用紙排出方向前面)を転動するガイドコロ80が設けられている。
スライドベース50の用紙幅方向の両端部には、弾性部材としてのバネ54,54の一端が係止されており、各バネ54の他端はベース本体40の用紙排出方向後端部に立ち上げられたバネ係止片40aに係止されている。かかる構成により排紙トレイ1はバネ54の付勢力により常時カム81へ押圧されており、ガイドコロ80はカム面に当接している。
側板39a,39b、ベース本体40、スライドベース50、シャフト51、スライドレール53、バネ54等により排紙トレイ1をその移動距離全体に亘って直線状に上下移動可能に支持するベース部材57が構成されている。
この状態から、図9に示すように、排紙トレイ2を待機位置に待機させ、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセットする場合、排紙トレイ1が排紙口E2を上方から下方へ通過する移動において、排紙トレイ1は、ガイドコロ80がカム81の厚肉部81aに位置する状態で排紙口E2を通過するため、排紙ローラ対9と干渉することなく通過する。
その後、ガイドコロ80は厚肉部81aから傾斜部81bを経て薄肉部81cに至る。ガイドコロ80が傾斜部81bに進入した時点から排紙トレイ1はバネ54の付勢力によりカム81側へスライドし始め、最終的に排紙口E2から用紙を受取可能な位置に位置付けられる。排紙トレイ1のスライドは、スライドベース50の水平移動により、その姿勢を保ったまま、換言すれば傾くことなくなされる。
排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセットするための紙面検知センサーSN6のオン・オフは、排紙トレイ1の後端上面又は用紙上面との接触によってなされ、図示しないがエンドフェンス1aにはこれを可能とするスリットが形成されている。また、図示しないが、戻しコロ17と排紙トレイ1のエンドフェンス1aとの干渉を回避するためにエンドフェンス1aには切り欠き凹部が形成されている。
エンドフェンス1aの用紙幅方向両側には、エンドフェンス1aを上方向へ付勢するエンドフェンス付勢手段としてのバネ100が収容されており、その下端がエンドフェンス1aの下端に係止されている。バネ100の上端は、スライドベース50から用紙幅方向両側から用紙排出方向に延長されたエンドフェンス係合部50bから用紙幅方向外側に突出したバネ係止片50cに係止されている。
各エンドフェンス係合部50bには、上下方向に間隔をおいてガイドコロ102,102が回転自在に支持されており、これらのガイドコロ102はエンドフェンス1aのガイド凹部104の内面に接触して転動するようになっている。
ギア手段108は、エンドフェンス係合部50b間に支持された軸110と、軸110の端部においてエンドフェンス係合部50bの外方に固定された、ラック106に噛み合うピニオンギア112と、内方に固定されたワンウェイクラッチ内蔵のアイドルギア114を有している。
ラック106と、ギア手段108との噛み合い構成によって、排紙トレイ1に対するエンドフェンス1aの相対的移動時の位相ずれが防止されている。
クラッチ116をオンすると、ギア手段108がロックされるため、エンドフェンス1aはバネ100の付勢力に抗して任意の位置(ロックされた位置)で停止する。なお、クラッチ116及びアイドルギア114は用紙幅方向における一方側のみに設けられている。
アイドルギア114に内蔵されたワンウェイクラッチの機能により、エンドフェンス1aが拘束された状態でも排紙トレイ1は上方への移動を許容されるようになっている。
従って、図8に示すような状態でエンドフェンス1aがロックされて排紙トレイ1が上方移動し、ガイドコロ80がストッパー118に当接しても排紙トレイ1は引き続いて上昇でき、退避位置検知センサーSN5により正確に位置決めできるようになっている。
排紙トレイ1が排紙口E2の受取位置にセットされる場合には、図9に示すように、カム81の傾斜部81bが制限部材として機能する。
この突出による部品破損や事故を防止する観点から、図14に示すように、排紙トレイ1が排紙口E2の受取位置にセットされた状態では排紙トレイ1の用紙排出方向のスライドをロックするスライドロック手段120が設けられている。
排紙トレイ1が排紙口E2の受取位置にセットされると、自動的にロックレバー126がロック爪132に係合するようになっている。排紙トレイ1の移動時には、ソレノイド128がオンされる。ソレノイド128がオンされると、ロックレバー126が上方に回動し、ロック爪132との係合が外れる。
このシフト運動はシフトセンサーSN14により監視され、停止位置を確定するようになっている。側板3と排紙トレイ2は排紙トレイ2の上下移動を許容する櫛状に嵌合されており、側板3の動きに排紙トレイ2が追随することとなる。
かかる構成により、排紙トレイ2における仕分けスタックが可能となっている。
搬送ローラ対10を駆動する搬送モータのパルス信号はCPU102に入力されてカウントされ、このカウントに応じて叩きソレノイド66が制御される。
整合制御手段は、CPU102,及びCPU102を動かす種々のオペレーションプログラムによって構成される。
(排紙口E1から排紙トレイ1に排紙する場合)
コピー済みの用紙が入口ローラ対5により受け入れられ、搬送ローラ対6で搬送され、排紙ローラ対7により排出され、排紙トレイ1にスタックされる。このとき、排紙ローラ対7は、排紙センサーSN2が用紙後端を検知すると減速され、これによりスタック性が向上する。
コピー済みの用紙が入口ローラ対5により受け入れられ、搬送ローラ対8で搬送され、排紙ローラ対9により排出され、排紙トレイ1にスタックされる。このとき、排紙ローラ対9は、排紙センサーSN3が用紙後端を検知すると減速され、これによりスタック性が向上する。
また、順次コピー済みの用紙が排出され、その上面が紙面検知センサーSN6に検知されると、上下モータ55が駆動されて排紙トレイ1が下降させられ、紙面高さが常に適正な高さに保たれる。
コピー済みの用紙が入口ローラ対5により受け入れられ、搬送ローラ対8で搬送され、排紙ローラ対9により排出され、排紙トレイ2にスタックされる。このとき、排紙ローラ対9は、排紙センサーSN3が用紙後端を検知すると減速され、これによりスタック性が向上する。
また、順次コピー済みの用紙が排出され、その上面が紙面検知センサーSN6に検知されると、上下モータ31が駆動されて排紙トレイ2が下降させられ、紙面高さが常に適正な高さに保たれる。また、ソート及びスタックモード時には、複写機Gのコントロールパネルなどから出される仕切信号により、シフトモータ46が駆動されて排紙トレイ2のシフト動作がなされ、ジョブ終了まで仕分けを行う。
まず、排紙トレイ1,2のイニシャル動作(ホーミング動作)について説明する。排紙トレイ1のホームポジション(電源投入時の位置)は、図1に示すように、排紙トレイ1の積載面上端又は積載された用紙上面が退避位置検知センサーSN5に検知された位置、排紙トレイ2は紙面検知センサーSN6によりその積載面上端又は積載された用紙の上面が検知された位置である(以下の他の参考例及び実施形態において同じ)。
このイニシャル動作を図19のフローチャートに基づいて説明する。なお、以降のフローチャートにおいては、単に排紙トレイ1をトレイ1と、排紙トレイ2をトレイ2と略記する。
まず、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするため制御手段100は退避位置検知センサーSN5をチェックし(S1)、オフであればクラッチ116をオンして排紙トレイ1に対するエンドフェンス1aの上方移動をロックし(S2)、その後排紙トレイ1を上昇させる(S3)。ロックしないとエンドフェンス1aがバネ100の付勢力で急激に突出し、部品の破損や事故を生じる危険性があるからである。
この場合、エンドフェンス1aのガイドコロ80がストッパー118に当接してエンドフェンス1aの上方移動が制限され且つ相対的移動がロックされていても排紙トレイ1はワンウェイクラッチの機能により上昇して退避位置検知センサーSN5をオンさせる。従って、排紙トレイ1を上昇させる場合にエンドフェンス1aの突出量を制御する必要はなく、任意の突出量でロックしても構わない。
排紙トレイ1を停止させた後、クラッチ116をオフする(S6)。その後排紙トレイ1を下降させ(S7)、退避位置検知センサーSN5をチェックし(S8)、退避位置検知センサーSN5がオンからオフになったら排紙トレイ1を停止させる(S9)。S1において、退避位置検知センサーSN5がオンであればS7に進む。
S10において、紙面検知センサーSN6がオンの場合にはS14に進む。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S101)、位置フラグが0であれば、排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。まず、排紙トレイ2を待機位置にセットするため排紙トレイ2を下降させ(S102)、次に待機位置検知センサーSN8がオンからオフになったかどうか、すなわち、排紙トレイ2の下端でオンし、その上端又は排紙トレイ2上の用紙の上面が通過してオフしたかどうかをチェックし(S103)、待機位置検知センサーSN8がオンからオフになったら排紙トレイ2を停止させる(S104)。
排紙トレイ1が排紙口E1から下降する場合、クラッチ116はオフされているので、排紙トレイ1の下降に伴いエンドフェンス1aは相対的に上昇し、排紙トレイ1に対して最大限突出した状態で排紙口E2を通過する。
このため、エンドフェンス1aのガイドコロ80がカム81の傾斜部81bを通過した所定の位置で排紙トレイ1を停止させ、その後上昇させるようになっている。この排紙トレイ1の所定の位置を確定するためにトレイ1検知センサーSN18が設けられており(図8及び図9参照、図1及び図2では省略)、その所定位置は、ベース部材57の後端によってトレイ1検知センサーSN18がオンした位置である。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S201)、位置フラグが1であれば、排紙トレイ1が排紙口E2の受取位置にあることを確認するため、排紙トレイ1を上昇させ(S202)、紙面検知センサーSN6をチェックする(S203)。この場合、エンドフェンス1aのガイドコロ80がカム81の傾斜部81bに当接し、エンドフェンス1aはその上方移動を制限されるので、排紙トレイ1のみが上昇する。紙面検知センサーSN6がオンしたら排紙トレイ1を停止させ(S204)、次いで排紙トレイ1を下降させる(S205)。続いて紙面検知センサーSN6をチェックし(S206)、紙面検知センサーSN6がオンからオフになったら排紙トレイ1を停止させ(S207)、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセットする。
すなわち、位置フラグが1の場合には、排紙トレイ1を上昇・下降させて紙面検知センサーSN6により排紙口E2の受取位置に再セットし、排紙トレイ2を上昇・下降させて待機位置検知センサーSN8により待機位置に再セットする。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S301)、0であれば排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。まず、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットするため紙面検知センサーSN6をチェックし(S302)、オフであれば排紙トレイ2を上昇させる(S303)。続いて紙面検知センサーSN6をチェックし(S304)、オンしたら排紙トレイ2を停止させ(S305)、次いで排紙トレイ2を下降させる(S306)。さらに紙面検知センサーSN6をチェックし(S307)、紙面検知センサーSN6がオンからオフになったら排紙トレイ2を停止させる(S308)。
次に、排紙トレイ1を下降させ(S313)、退避位置検知センサーSN5をチェックし(S314)、退避位置検知センサーSN5がオンからオフになったら排紙トレイ1を停止させる(S315)。そして、排紙トレイ1の位置フラグに0をセットする(S316)。S309で退避位置検知センサーSN5がオンの場合には、S313に進む。
すなわち、位置フラグが0の場合には、排紙トレイ2を上昇・下降させて紙面検知センサーSN6により排紙口E2の受取位置に再セットし、排紙トレイ1を上昇・下降させて退避位置検知センサーSN5により排紙口E1の受取位置に再セットする。
排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S401)、位置フラグが1であれば、排紙トレイ1は排紙口E2の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。
まず、クラッチ116をオンして排紙トレイ1に対するエンドフェンス1aの上方移動をロックし(S402)、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするため排紙トレイ1を上昇させる(S403)。
次にクラッチ116をオフし(S406)、排紙トレイ1を下降させ(S407)、退避位置検知センサーSN5をチェックする(S408)。退避位置検知センサーSN5がオンからオフになったら、排紙トレイ1を停止させる(S409)。
S410で紙面検知センサーSN6がオンの場合には、S414に進む。
図1に示す状態(排紙トレイデフォルト状態)においては、ステイプルモードで排紙トレイ1への排出時のみ排紙トレイの切り換えが行われる。すなわち、排紙トレイ1は排紙口E2の受取位置にセットされる。
図2に示すような状態でジョブが終了した場合には、排紙トレイ1,2のホーミング動作は複写機Gの制御部の判断で適宜実施される。
本参考例におけるベース部材57では、スライドベース50が側板39a,39bに対して用紙排出方向前方側が上がるように傾斜した状態に固定されたスライドレール53に支持されており、排紙トレイ1もこれに対応した形状となっている。
傾斜の角度θは、排紙トレイ1がその自重により用紙排出方向上流側へスライドするように設定されている。
かかる構成により、排紙トレイ1は少なくともその自重によりカム81へ押圧されている。
本参考例によれば、上記参考例に比べてバネ54が不要であるので、構成の簡易化、低コスト化を実現できる利点がある。
また、逆にガイドコロ80を磁石で形成し、カム81を強磁性体で形成してもよい。
また、上記傾斜移動の構成において磁力構成を付加し、カム81のカム面とガイドコロ80の圧接状態を確実にする構成としてもよい。
その一例を、図25乃至図29に基づいて説明する。なお、上記参考例と同一部分は同一符号で示し、要部のみ説明する。また、特に必要がない限り既にした構成、機能上の説明は省略する。
本参考例では、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせる駆動源を、排紙トレイ1を上下方向に移動させる駆動源としての上下モータ55とは独立した別個のものとしている。
また、用紙の仕分けスタックを可能にすべく、排紙トレイ1を用紙排出方向と略直交する用紙幅方向にスライド可能に設けており、さらに、排紙トレイ1を用紙幅方向にスライドさせる駆動源を、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせる駆動源が兼ねる構成を特徴としている。すなわち、1つの駆動源(スライドモータ49)を用いて排紙トレイ1のスライド動作とシフト動作が行える構成となっている。
また、エンドフェンス1aの裏面には、排紙トレイ1のシフト動作に対応できるように、ガイドコロ80に代えて、ストッパー118、傾斜部140aに当接するとともに用紙幅方向に転動可能なコロ142と、エンドフェンス支持部材140の垂直面に接触して転動可能なコロ144が設けられている。すなわち、2点接触転動により安定したシフト動作ができるようになっている。
スライドベース50には用紙の排出方向に延びる長孔50bが形成されており、この長孔50bにクランクプーリ48に形成された偏心ピン48aが係合している。
排紙トレイ1の検知にトレイ1検知センサーSN18を用いる点は最初の参考例と同様である。
この状態から、排紙トレイ2を待機位置にセットし、排紙トレイ1を排紙口E2の用紙受取位置にセットする場合、排紙トレイ1が排紙口E2を上方から下方へ通過する移動において、排紙トレイ1は、スライドセンサーSN13がオンした位置に維持され、これにより排紙ローラ対9と干渉することなく通過する。
この所定位置は、ベース部材57を停止させた状態で排紙トレイ1を用紙排出方向上流側にスライドさせた場合に最大限に突出したエンドフェンス1aのコロ142がエンドフェンス支持部材140の傾斜部140aに入り込む位置である。トレイ1検知センサーSN18は、ベース部材57を検知して排紙トレイ1を(厳密にはその積載面上端又は用紙上面を)排紙口E2の受取位置に位置させるための前段階的検知手段である。
この用紙排出方向のスライド移動と同時に、排紙トレイ1はシャフト51に沿って用紙幅方向にもスライド移動する(A移動)。
排紙ローラ対9との干渉を回避する場合には、逆動作となる。
また、仕分けスタック動作時(シフト動作時)は、図26に示すように、コロ142がエンドフェンス支持部材140の傾斜部140aに接触して転動するとともに、コロ144が傾斜部140a下方の垂直面に接触して転動するので、2点接触転動方式によりガタツキ、振れのない円滑で安定したシフト動作が可能となる。
排紙口E1でのシフト動作では、コロ142はストッパー118に接触して転動する。この場合、ストッパー118を図示しない装置本体の上方カバーに一体に形成してもよい。
まず、排紙トレイ1,2のイニシャル動作を図30のフローチャート(図19相当)に基づいて説明する。
まず、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするため制御手段100は退避位置検知センサーSN5をチェックし(S801)、オフであればエンドフェンス1aの急激な突出を防止するために、まずクラッチ116をオンして排紙トレイ1に対するエンドフェンス1aの上方移動をロックし(S802)、スライドセンサーSN13をチェックする(S803)。スライドセンサーSN13がオフの場合にはスライドモータ49をN方向に回転させ(S804)、引き続きスライドセンサーSN13をチェックする(S805)。
次に、クラッチ116をオフし(S810)、排紙トレイ1を下降させる(S811)。次に退避位置検知センサーSN5をチェックし(S812)、退避位置検知センサーSN5がオンからオフになっら排紙トレイ1を停止させる(S813)。S801において退避位置検知センサーSN5がオンの場合にはS811に進み、S803においてスライドセンサーSN13がオンの場合にはS807に進む。
S814において、紙面検知センサーSN6がオンの場合にはS818に進む。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S901)、位置フラグが0であれば、排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。まず、排紙トレイ2を待機位置にセットするため排紙トレイ2を下降させ(S902)、次に待機位置検知センサーSN8がオンからオフになったかどうか、すなわち、排紙トレイ2の下端でオンし、その上端又は排紙トレイ2の用紙の上端が通過してオフしたかどうかをチェックし(S903)、オンからオフになったら排紙トレイ2を停止させる(S904)。
排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S1001)、位置フラグが1であれば排紙トレイ1は排紙口E2の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。
まず、クラッチ116をオンして排紙トレイ1に対するエンドフェンス1aの上方移動をロックし(S1002)、その後スライドモータ49をN方向と逆方向に回転させる(S1003)。次にスライドセンサーSN13をチェックし(S1004)、オンになったらスライドモータ49を停止させ(S1005)、排紙トレイ1を上昇させる(S1006)。
退避位置検知センサーSN5がオンしたらクラッチ116をオフする(S1009)。次に排紙トレイ1を下降させ(S1010)、退避位置検知センサーSN5をチェックする(S1011)。退避位置検知センサーSN5がオンからオフになったら排紙トレイ1を停止させる(S1012)。
次に前シフトセンサーSN16をチェックし(S1021)、オンになったらスライドモータ49を停止させる(S1022)。そして排紙トレイ1の位置フラグに0をセットする(S1023)。
排紙トレイ1の位置フラグが1のとき排紙トレイ1の位置フラグを1にする制御、排紙トレイ1の位置フラグが0のとき排紙トレイ1の位置フラグを0にする制御は、図21,22と同様であるので省略する。
まず、制御手段100は、前シフトセンサーSN16をチェックし(S1101)、前シフトセンサーSN16がオンになっている場合、すなわち、排紙トレイ1が用紙受取位置にある場合、スライドモータ49をN方向に回転させ(S1102)、次に後シフトセンサーSN17をチェックする(S1103)。後シフトセンサーSN17がオンになったら、スライドモータ49を停止させ(S1104)、そのままの状態で用紙が所定枚数排出されたかどうかをチェックする(S1105)。用紙が所定枚数排出されたら、ジョブが終了したかどうかをチェックし(S1106)、終了していない場合にはS1101に戻る。
S1101で、前シフトセンサーSN16がオフの場合には、シフト動作が逆側(後シフトセンサーSN17側)で終わっていると判断して、スライドモータ49をN方向と逆方向に回転させ(S1107)、前シフトセンサーSN16をチェックする(S1108)。前シフトセンサーSN16がオンになったらS1104に進む。
また、本参考例では排紙トレイ1のスライド動作の駆動源であるスライドモータ49が、排紙トレイ1のシフト動作の駆動源を兼ねる構成としたが、別個に独立した駆動源を用いてもよい。
スライドベース50の停止位置はスライドセンサーSN13と、このスライドセンサーSN13の位置からクランクプーリ48の回転面上で略90°用紙排出方向上流側へずれた位置に設けられたスライドセンサーSN19により監視されるようになっている。この監視は、クランクプーリ48に形成された検知片48bによるスライドセンサーSN13,19のオン・オフによってなされる。
この状態から、上記参考例の図26で示したのと同様に、排紙トレイ2を待機位置に待機させ、排紙トレイ1を排紙口E2の用紙受取位置にセットする場合、排紙トレイ1が排紙口E2を上方から下方へ通過する移動において、排紙トレイ1は、スライドセンサーSN13がオンした位置に維持され、これにより排紙ローラ対9と干渉することなく通過する。
なお、本参考例では排紙トレイ1のシフト動作はなされないので、用紙幅方向への円滑なスライドを得るためのコロ142、144は必要ではなく、最初の参考例で示したガイドコロ80のみでよい。
まず、排紙トレイ1,2のイニシャル動作を図36のフローチャート(図19相当)に基づいて説明する。
まず、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするため制御手段100は退避位置検知センサーSN5をチェックし(S501)、オフであればクラッチ116をオンし、排紙トレイ1に対するエンドフェンス1aの上方移動をロックする(S502)。ロックしないとエンドフェンス1aがバネ100の付勢力で急激に突出し、部品の破損や事故を生じる危険性があるからである。
次にスライドセンサーSN13をチェックし(S503)、スライドセンサーSN13がオフの場合にはエンドフェンス1aのコロ142を傾斜部140aから出すべくスライドモータ49をR方向と逆方向に回転させ(S504)、引き続きスライドセンサーSN13をチェックする(S505)。
次に、クラッチ116をオフし(S510)、排紙トレイ1を下降させる(S511)。次に退避位置検知センサーSN5をチェックし(S512)、退避位置検知センサーSN5がオンからオフになったら排紙トレイ1を停止させる(S513)。S501において退避位置検知センサーSN5がオンの場合にはS511に進み、S503においてスライドセンサーSN13がオンの場合にはS507に進む。
S514において、紙面検知センサーSN6がオンの場合にはS518に進む。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S601)、位置フラグが0であれば、排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。まず、排紙トレイ2を待機状態にセットするため排紙トレイ2を下降させ(S602)、次に待機位置検知センサーSN8がオンからオフになったかどうか、すなわち、排紙トレイ2の下端でオンし、その上端又は排紙トレイ2上の用紙の上端が通過してオフしたかどうかをチェックし(S603)、オンからオフになったら排紙トレイ2を停止させる(S604)。
排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S701)、位置フラグが1であれば排紙トレイ1は排紙口E2の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。
まず、エンドフェンス1aの急激な突出を防止するために、クラッチ116をオンして排紙トレイ1に対するエンドフェンス1aの上方移動をロックし(S702)、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするためスライドモータ49をR方向と逆方向に回転させ(S703)、スライドセンサーSN13をチェックする(S704)。スライドセンサーSN13がオンになったら、スライドモータ49を停止させ(S705)、排紙トレイ1を上昇させる(S706)。
次に、クラッチ116をオフし(S709)、排紙トレイ1を下降させる(S710)。次に退避位置検知センサーSN5をチェックし(S711)、退避位置検知センサーSN5がオンからオフになったら排紙トレイ1を停止させる(S712)。
排紙トレイ1の位置フラグが1のとき排紙トレイ1の位置フラグを1にする制御、排紙トレイ1の位置フラグが0のとき排紙トレイ1の位置フラグを0にする制御は、図21,22と同様であるので省略する。
また、本参考例では、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせる駆動源を、排紙トレイ1を上下方向に移動させる駆動源としての上下モータ55とは独立した別個のものとしたが、排紙トレイ1のスライド時は上下移動はなされないので、上下モータ55の駆動力を利用して排紙トレイ1をスライドさせる構成とすることもできる。
上記各参考例では排紙トレイ1の移動と排紙口E2における排紙ローラ対9(排紙ローラ)との関係は示さなかったが、上述のように、仕分け利用者が複数いる場合には排紙トレイ1上の用紙の抜き差しが頻繁に行われて積載状態が乱れて排紙ローラ対9に乗ったりすることが予想され、このような状態で排紙トレイ1が排紙口E2を通過すると、用紙を傷付けたり、排紙トレイ1の通過移動が阻害される懸念がある。
そこで、排紙トレイ1を上下方向に移動させる前に、排紙ローラ対9の回転駆動を開始するようにする。排紙ローラ対9を回転駆動すると、排紙ローラ対9に乗ったり引っ掛かったりしていた用紙は排紙トレイ1に完全に排出されるため、その後に排紙トレイ1を移動させれば上記問題を防止できる。
1a エンドフェンス
2 排紙トレイ
30a,30b レールとしてのガイドレール
49 スライドさせる駆動源としてのスライドモータ
54 弾性部材としてのバネ
55 上下移動させる駆動源としての上下モータ
56 支持部材
57 ベース部材
81 カム
100 エンドフェンス付勢手段としてのバネ
118 制限部材としてのストッパー
140a 制限部材としての傾斜部
142 コロ
SN18 ベース部材を検知する手段としてのトレイ1検知センサー
E2 排紙口
Claims (2)
- 排紙トレイと、該排紙トレイを上下移動可能に支持する支持部材と、該排紙トレイを上下方向に移動させる駆動源を有し、該排紙トレイが排紙ローラによって用紙が排出される排紙口を該排紙口が上記排紙ローラによって用紙を排出可能に開放された状態で上下方向に通過移動する用紙積載装置において、
上記排紙トレイを上下方向に移動させる前に、上記排紙ローラの用紙排出方向への回転駆動を開始し、該排紙ローラの回転駆動がなされている状態で、上記排紙トレイを上下方向に移動させて上記排紙口を通過させ、該排紙トレイが該排出口を通過後に上記排紙ローラの回転駆動を停止させることを特徴とする用紙積載装置。 - 請求項1記載の用紙積載装置を有する画像形成装置。
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