JP4620747B2 - ボーディングブリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、航空機、船等で乗客の乗降に用いられるボーディングブリッジに関するものである。
ボーディングブリッジは、たとえば、空港のターミナルビルと航空機とを連絡するトンネル状の歩行通路であり、ターミナルビルと航空機との間での乗客の直接の乗り降りを可能にするものである。
ボーディングブリッジの中間通路部は、入れ子式に嵌合された複数の通路体で構成され、この通路体が長手方向に相互に相対移動することによって伸縮する。これによって、ターミナルビルと航空機との間隔に対応している。
しかし、通路体は入れ子式に嵌合されているので、隣り合う通路体の通路には、段差が生じることになり、通行者がこの段差につまずいて転倒する等の恐れがある。
この段差を解消するものとして、たとえば、特許文献1に示されるように隣り合う通路体の通路の間にステップを架け渡すものが用いられている。
特開2004−90770号公報
しかしながら、特許文献1に示されるようにステップを架け渡すものは、基本的に段差が解消されていないので、通行者がステップの部分でつまずき転倒する恐れが依然として残っている。
また、車椅子通行者にとっては、通行が難渋するという問題点もある。
特に、最近のバリアブルフリーの進展に伴い段差を解消した通行路とすることが一層求められている。
しかも、安価で、トラブルの少ない丈夫な構造のものが求められている。
本発明は、上記課題に鑑み、安価で、トラブルの少ない丈夫な構造で、隣り合う通路体の通路部間で、段差を解消し、転倒等の発生を抑制し得るボーディングブリッジを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるボーディングブリッジは、筒状をした複数の通路体が入れ子式に嵌合され、長手方向に相互に相対移動して伸縮するボーディングブリッジであって、隣り合う前記通路体の内、外側に位置する外側通路体の通路部には、一端が内側に位置する内側通路体の通路部端部に接続され、長手方向に少なくとも所定長さの通行通路部を有し、他端が前記内側通路体に取り付けられた通路部材と、前記外側通路体の先端部下部に位置が移動しないように取り付けられ、前記通路部材を上下方向に案内する第一案内部材と、前記外側通路体の後端部下部に位置が移動しないように取り付けられ、前記通路部材を上下方向に案内する第二案内部材と、前記通路部材に張力を与えるバネ部材と、が備えられていることを特徴とする。
本発明にかかるボーディングブリッジによれば、外側に位置する外側通路体の通路部材は、一端が内側に位置する内側通路体の通路部端部に接続され、先端側に向かい延在し、外側通路体の先端部下部に取り付けられた第一案内部材によって下方へ案内される。そして、外側通路体の後端側に向かい、外側通路体の後端部下部に取り付けられた第二案内部材によって上方へ案内され、他端が内側通路体に取り付けられている。
このように、通路部材は長手方向の両端が内側通路体に取り付けられ、一方、第一案内部材および第二案内部材は外側通路体に位置が移動しないように取り付けられているので、外側通路体と内側通路体とが長手方向に相対的に移動した場合、一端から第一案内部材までの距離および他端から第二案内部材までの距離が、相互にその移動量だけ逆に変動する、すなわち、一方が長くなれば、他方が短くなる。
通路部材は、一端側から長手方向に少なくとも所定長さ、すなわち、外側通路体が先端側に最大に移動した場合における一端から第一案内部材までの長さ、の通行通路部を有しているので、外側通路体と内側通路体とが長手方向に相対的に移動した場合、それに対応した長さの通行通路部を形成することができる。また、バネ部材で通路部材に張力を与えているので、安定した通行通路を形成することができる。
この通行通路の一端は、内側に位置する内側通路体の通路部端部に接続されているので、内側通路体および外側通路体の通路は連続して形成することができる。これにより、通行者の転倒、つまずき等の事態が発生することを抑制することができる。また、通行者は、これらの心配をすることなく安心して通行することができる。
このとき、第一案内部材の高さ位置を、通行通路部が内側通路体の通路部と略同一高さ位置となるようにすることが好ましい。
この場合、たとえば、ターミナルとの接続される一番内側の通路体および一番外側の通路体の先端部に設置される、たとえば、航空機との接続が行われるヘッド部に、設けられる固定した通路部を略同一の高さとすれば、ボーディングブリッジの全通路部を略一定の高さで構成することができる。
また、通路部材は、両端部が内側通路体に取り付けられ、第一案内部および第二案内部によって案内されるようにしているだけで、外側通路体の移動に伴い自動的に必要な通行通路部が形成されるので、制御要素が不要となる等、構造が簡単であり安価に製造できるし、故障し難く丈夫である。
また、上記発明では、前記第一案内部および前記第二案内部は、軸線方向が幅方向に沿うように位置が固定して回転自在に取り付けられた回転体とされ、前記通路部材は、該回転体を巻回させられていることが好適である。
このようにすると、外側通路体と内側通路体とが長手方向に相対的に移動した場合、第一案内部および第二案内部における通路部材の移動を滑らかにすることができる。
また、上記発明では、前記通行通路部は、前記長手方向に複数に分割された分割通行通路部で構成されていることとしてもよい。
このようにすると、分割通路部間は曲折あるいは離隔することによって、位置変更部における通路位置と通路外位置との間の移動が行なえるので、分割通路部は剛性の強い材料で構成することができ、安定した通路部とすることができる。
また、上記発明では、前記通路部材は、前記第一案内部と前記第二案内部との間で、前記外側通路体の下方に位置し、前記バネ部材は、前記第一案内部と前記第二案内部との間に設置されていてもよい。
このようにすると、バネ部材に比較的接近し易いので、容易にメンテナンスを行うことができる。
また、上記発明では、長手方向における前記通路部材の長さを調節する調節部材が備えられていることが好適である。
通路部材は、使用に伴い長さが変化する、たとえば、ロープを用いていれば、初期伸び等伸びることがある。この場合、調節部材によって通路部材の長さを調節する。
これにより、バネ部材による通路部材に作用する張力を略一定に保つことができるので、安定した通行通路部を形成することができる。
本発明によれば、通路部材は長手方向の両端が内側通路体に取り付けられ、一方、第一案内部材および第二案内部材は外側通路体に位置が移動しないように取り付けられているので、通行者の転倒、つまずき等の事態が発生することを抑制することができる。また、通行者は、これらの心配をすることなく安心して通行することができる。
また、構造が簡単であり安価に製造できるし、故障し難く丈夫である。
以下に、本発明にかかる一実施形態について、伸縮するトンネル部分が2個のトンネルで構成されているボーディングブリッジ1を一例として図1〜図7を用いて説明する。
図1は、ボーディングブリッジ1の全体概略構成を示す正面図である。
ボーディングブリッジ1は、空港のターミナルビルと航空機13とを連絡し、ターミナルビルと航空機13との間に乗客の通行路を形成するものである。直接の乗り降りを可能にするものである。
ボーディングブリッジ1には、ターミナルビルへ通じる固定橋3に固定して設けられるロタング5と、ロタング5に水平方向に回動可能に接続されている基端トンネル(通路体、内側通路体)7と、基端トンネル7の先端側(航空機13側)に入れ子式に嵌合された先端トンネル(通路体、外側通路体)9と、先端トンネル9の先端部に設けられているヘッド11とが備えられている。
ロタンダ5の下部には、地上に固定して設置された固定脚15が設けられている。先端トンネル9の長手方向先端側には、可動脚17が設けられている。
ボーディングブリッジ1は、固定脚15と可動脚17とによって支持されている。
基端トンネル7および先端トンネル9はそれぞれ中空の長四角柱形状をしている。基端トンネル7および先端トンネル9は、四角柱の各辺に鋼製の構造梁が配置され、両側面および上下面に、構造梁を連結するように、たとえば、アルミ合金製のパネルが取付けられて、筒状に形成されている。パネルは、鋼製、樹脂製、透明材料(樹脂、ガラス等)等で形成するようにしてもよい。
先端トンネル9の中空部の横断面積は、基端トンネル7の横断面積よりも大きく構成されている。先端トンネル9の中空部は、基端トンネル7の外周面を案内するように構成されている。
先端トンネル9は、可動脚17が移動するのに伴って長手方向Nに移動し、ボーディングブリッジ1の長さを伸縮させる。この伸縮によってロタング5と航空機13との間の距離に対応している。
ヘッド11には、先端トンネル9の先端部に取り付けられているヘッド本体19と、ヘッド本体19と航空機13の乗降部23とをつなぐ連結部21と、が備えられている。
ヘッド本体19は、軸線が上下方向に延在する略円筒形状をしている。
連結部21は略直方体形状をしている。連結部21は一定の角度範囲内で、ヘッド本体19の周囲に沿って移動できるように取り付けられている。
連結部21の先端部には、ジャバラ構造によって長手方向Nに伸縮し、乗降部23の周囲を覆って、航空機13の外板に沿って密着される連結体25が備えられている。
ロタンダ5には、乗客が通行する固定通路27が設けられている。基端トンネル7には、その略全長に亘り乗客が通行する固定通路(内側通路体の通路部)29が設けられている。
先端トンネル9には、先端通路部(外側通路体の通路部)31が設けられている。
先端通路部31には、通路部材33と、スプロケット(第一案内部、回転体)35と、シーブ(第二案内部、回転体)37と、バネ部材39と、ターンバックル部(調節部材)41とが備えられている。
ヘッド11には、乗客が通行する固定通路43が設けられている。固定通路43の後端(固定橋3側)には、先端通路部31との間を接続する通路を構成する開閉ステップ45が設けられている。
開閉ステップ45は、ヘッド11に取り付けられた油圧シリンダ47によって固定通路43側に幅方向に延在する軸線を中心として上下方向に揺動し、後端側が先端通路部31に選択的に接触するように構成されている。
先端通路部31について、図2から図7を参照して説明する。
図2は、先端通路部31の部分縦断面図である。図3は、図2のX−X断面図である。図4は、図2のY−Y視図である。図5は、バネ部材39の縦断面図である。図6は、図5のZ−Z断面図である。図7は、ターンバックル部41の縦断面図である。
通路部材33には、後端側に位置し乗客が通行する通路を形成する可変長通路部(通行通路部)49と、可変長通路部49の先端側に接続されたロープ51とが備えられている。
可変長通路部49には、先端トンネル9の両側に設けられた一対のチェーン53と、それぞれ両端部がチェーン53に固定され、通行通路を形成する複数のステップ(分割通行通路部)55とが備えられている。
先端トンネル9の内部には、両側のパネル57の下部に長手方向Nに沿って複数の上部ブラケット59が間隔を開けて略同一高さ位置に取付けられている。上部ブラケット59は、L字断面をし、上部が平面となるように取付けられている。
最後端側の上部ブラケット59は、先端トンネル9が最も先端側に移動した時、基端トンネル7からあまり離れていない位置に取付けられている。最先端側の上部ブラケット59は、先端トンネル9の先端部近傍に取付けられている。
略矩形断面をした棒状体である上部ガイド61が、各上部ブラケット59の上面に支持されるように掛け渡され、固定されている。
上部ガイド61の先端側には、スプロケット35が設置されている。
スプロケット35は、その軸線中心が幅方向に沿うように配置され、先端トンネル9に回転自在に取付けられている。
チェーン53は、後端側端部(一端)が基端トンネル7に固定され、スプロケット35を巻回するように取付けられている。チェーン53のローラ部63は上部ガイド61に案内されている。
チェーン53は、先端トンネル9が最も先端側に移動した時でもスプロケット35を巻回する程度の長さを備えている。
ステップ55は、略台形断面をした板材である本体部65と、本体部65の大面積側に略全面に亘り貼り付けられた絨毯67と、本体部65の小面積側に固定された本体部65の強度を補強する補強部69とから構成されている。
本体部65は、補強部69がチェーン53の軌道の内側を向くように配置され、その両端部はそれぞれチェーン53の内側に突出した突出部71に固定されている。
補強部69は、中空の直方体であり、本体部65の略全長に亘り配置されている。
本体部65および補強部69は、アルミ合金製とされている。
ステップ55は、隣り合うもの同士の間に隙間がほとんどないような状態でチェーン53に取り付けられている。
上部ガイド61の高さ位置は、それに案内されているチェーン53に取り付けられたステップ55における絨毯59の上面位置が、固定通路29の上面位置と略同一高さとなるように設定されている。すなわち、上部ガイド61およびそれに続くスプロケット35の上部位置に支持されたステップ55が、通行通路を形成する。そして、それよりも先端側のステップ55はスプロケット35を巻回して下部に位置している。
シーブ37は、先端トンネル9の幅方向略中央位置で、かつ、後端下部に一が移動しないように、かつ、回転自在取り付けられている。
バネ部材39は、基端トンネル7の先端部下面の幅方向略中央位置に固定して取り付けられている。
ロープ51の一端は、図2および図4に示されるように、最先端側のステップ55の補強部69の幅方向略中央位置にターンバックル部41を介して取り付けられている。ロープ51の他端は、シーブ37を巻回し、バネ部材39に取り付けられている。
バネ部材39には、基端トンネル7に固定される保持部73と、ロープ51を取り付ける取付棒体75と、取付棒体75の回転を防止する廻止め77と、圧縮バネ79と、ナット81とが備えられている。
取付棒体75は、略円筒形状をし、一端にロープ51の端部を受け入れる頭部が、他端にナット81が螺合する雄ネジが刻設されている。
取付棒体75の頭部に挿入されたロープ51は頭部に移動が規制されるピン85によって保持される。
取付棒体75は、保持部73に設けられた貫通孔および圧縮バネ79に挿入されている。圧縮バネ79は、保持部73とナット81とで保持される。
取付棒体75の軸部の一部には、対向する平面部83(図2および図6参照)が設けられている。コ字形状をした廻止め77の開放部分が、平面部83を挟むように装着されている。廻止め77は保持部73に固定され、取付棒体75が軸線回りに回転するのを防止している。
圧縮バネ79は、ロープ51を引っ張っているので、ターンバックル部を介して可変長通路部49を引っ張る、すなわち、張力を与えることになる。
この張力の大きさは、圧縮バネ79の大きさとナット81の位置とで決定される。したがって、圧縮バネ79の大きさおよびナット81の位置は、ステップ55が安定した通行通路を形成するように設定される。
ターンバックル部41は、図7に示されるように、両端部にそれぞれ向きが異なる雄ネジが形成されたネジ棒87と、ネジ棒87の一端側に螺合し、ステップ55に固定して取り付けられる取付部89と、ネジ棒87の他端側に螺合し、ロープ51を受け入れる空洞を有する保持部91と、が備えられている。
保持部91の空洞に挿入されたロープ51は保持部91に移動が規制されるピン93によって保持される。
ネジ棒87を回転させると、取付部89と保持部91とは接近あるいは離隔する。これにより、通路部材33の長さを調節することができる。
以上、説明した本実施形態にかかるボーディングブリッジ1の動作について説明する。
ボーディングブリッジ1は、先端トンネル9が図1の二点鎖線で示されるように基端トンネル7と大きく嵌合された状態、すなわち縮長された状態で待機している。
このとき、ターンバックル部41は、シーブ37の近くに位置しているので、可変長通路部49の相当な部分は、先端トンネル9の下方に位置していることになる。
航空機13が所定の位置に到着すると、可動脚17が作動し、先端トンネル9が航空機13に向かい移動する。すなわち、ボーディングブリッジ1が伸長される。
先端トンネル9が航空機13に向かい移動すると、先端トンネル9に位置が移動しないように取り付けられたスプロケット35およびシーブ37も同方向に同じ距離だけ移動する。
基端トンネル7に固定されたチェーン53の一端側にかかる力がスプロケット35およびシーブ37を図2において反時計方向に回転させるので、可変長通路部49のチェーン53は順次下方から上方に移動する。
このチェーン53の移動に伴って、可変長通路部49のステップ55が通路位置に配置させられることになる。
また、ステップ55は長手方向の長さが短くされているので、スプロケット35の部分で隣り合うもの同士が曲折することができる。これによってステップ55はスプロケット35の回転に伴いその回りを容易に移動できるので、ステップ55は剛性の強い材料、すなわち、たとえばアルミ合金で構成することができ、安定した強度を持つ可変長通路部49を構成することができる。
先端トンネル9が先端側に移動すると、可変長通路部49の一端(固定通路29の先端側端部)からスプロケット35までの距離、言い換えると、通行通路の長さは、先端トンネル9の移動量だけ長くなる。一方、シーブ37からバネ部材39までの距離は、先端トンネル9の移動量だけ短くなる。
このように、可変長通路部49の通行通路となる部分は、先端トンネル9が移動した距離だけ自動的に長くなる。
また、バネ部材39によって可変長通路部49に張力を与えているので、安定した通行通路を形成することができる。
このとき、開閉ステップ45が移動するステップ55の絨毯59をこすって傷付けないように、開閉ステップ45は油圧シリンダ47によって図2の二点鎖線で示す位置に退避させられている。
そして、ヘッド11を航空機13に接続すると、開閉ステップ45を下ろし、可変長通路部49と固定通路43とを連続した通路とする。
これにより、ロタンダ5からヘッド11まで、連続した略同一高さ位置の通行通路が形成されるので、通行者の転倒、つまずき等の事態が発生することを抑制することができ、通行者は、これらの心配をすることなく安心して通行することができる。
通行者の通行が終了すると、ヘッド11を航空機13から離脱させ、先端トンネル9をロタンダ5側へ移動させる。このとき、開閉ステップ45は上記と同様に退避させておく。
先端トンネル9がロタンダ5に向かい移動すると、基端トンネル7に取り付けられたバネ部材39にかかる力がスプロケット35およびシーブ37を図2において時計方向に回転させるので、可変長通路部49のチェーン53は順次上方から下方に移動する。
このチェーン53の移動に伴って、可変長通路部49のステップ55が順次下方位置に配置させられることになる。
この場合、たとえば、停電等のトラブルが発生しても、先端通路部31は、両端部が基端トンネル7に固定され、かつ、先端トンネル9に位置固定に取り付けられたスプロケット35およびシーブ37によって案内されているので、たとえば、ロープ51が垂れ下がるような事態が発生しない。
したがって、たとえば、修理のためにボーディングブリッジ1を移動することが容易となる。
また、先端通路部31は、両端部が基端トンネル7に固定され、かつ、先端トンネル9に位置固定に取り付けられたスプロケット35およびシーブ37によって案内されているだけで、先端トンネル9の移動に伴い自動的に必要な通行通路が形成されるので、制御要素が不要となる等、構造が簡単であり安価に製造できるし、故障し難く丈夫である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
たとえば、ロープ51をステップ55の幅方向略中央位置の1箇所に取りつけているが、これに限定されず、たとえば、両端部の2ヶ所に取付けるようにしてもよい。あるいは中央部および両端部の3箇所等適宜形態とすることができる。
この場合、左右対称とするのが動きを滑らかにする意味で好ましいが、非対象とするようにしてもよい。
また、本実施形態では、ターンバックル部41をステップ55に、バネ部材39を基端トンネル7へ取付けるようにしているが、これに限定されることはない。
たとえば、図8に示されるように、バネ部材39をステップ55に、ターンバックル部41を基端トンネル7へ取付けるようにしてもよい。
また、図9に示されるように、ターンバックル部41およびバネ部材39をステップ55に取付けるようにしてもよい。
特に、図9のようにすると、ターンバックル部41およびバネ部材39が先端トンネル9の外側に位置するので、基端トンネル7と先端トンネル9との間にあるものと較べて接近し易くメンテナンスを容易に行なうことができる。
また、本実施形態では、可変長通路部49の先端側にロープ51を接続し、ロープ51を案内する第二案内部としてシーブ37を用いているが、これに限定されるものではない。
たとえば、ロープ51の替わりにチェーンを用いてもよい。この場合、シーブ37の替わりにスプロケットを用いることとなる。
さらに、本実施形態では、可変長通路部49を長手方向に分割されたステップ55で構成しているが、これに限定されるものではない。幅広のベルト部材を用いるようにしてもよい。
また、基端トンネル7と先端トンネル9との間に中間トンネルが備えられているボーディングブリッジ1にも適用することができる。
なお、中間トンネル10は複数備えられていてもよい。
本発明の一実施形態にかかるボーディングブリッジの全体概略構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる先端通路部の部分縦断面図である。 図2のX−X断面図である。 図2のY−Y断面図である。 本発明の一実施形態にかかるバネ部材の縦断面図である。 図5のZ−Z断面図である。 本発明の一実施形態にかかるターンバックル部の縦断面図である。 本発明の一実施形態にかかるロープ部分の別の実施態様を示す部分縦断面図である。 本発明の第一実施形態にかかるロープ部分のさらに別の実施態様を示す部分縦断面図である。
符号の説明
1 ボーディングブリッジ
7 基端トンネル
9 先端トンネル
29 固定通路
31 先端通路部
33 通路部材
35 スプロケット
37 シーブ
39 バネ部材
41 ターンバックル部
49 可変長通路部
55 ステップ
N 長手方向

Claims (5)

  1. 筒状をした複数の通路体が入れ子式に嵌合され、長手方向に相互に相対移動して伸縮するボーディングブリッジであって、
    隣り合う前記通路体の内、外側に位置する外側通路体の通路部には、
    一端が内側に位置する内側通路体の通路部端部に接続され、長手方向に少なくとも所定長さの通行通路部を有し、他端が前記内側通路体に取り付けられた通路部材と、
    前記外側通路体の先端部下部に位置が移動しないように取り付けられ、前記通路部材を上下方向に案内する第一案内部材と、
    前記外側通路体の後端部下部に位置が移動しないように取り付けられ、前記通路部材を上下方向に案内する第二案内部材と、
    前記通路部材に張力を与えるバネ部材と、が備えられていることを特徴とするボーディングブリッジ。
  2. 前記第一案内部および前記第二案内部は、軸線方向が幅方向に沿うように位置が固定して回転自在に取り付けられた回転体とされ、
    前記通路部材は、該回転体を巻回させられていることを特徴とする請求項1に記載されたボーディングブリッジ。
  3. 前記通行通路部は、前記長手方向に複数に分割された分割通行通路部で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたボーディングブリッジ。
  4. 前記通路部材は、前記第一案内部と前記第二案内部との間で、前記外側通路体の下方に位置し、前記バネ部材は、前記第一案内部と前記第二案内部との間に設置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のボーディングブリッジ。
  5. 長手方向における前記通路部材の長さを調節する調節部材が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のボーディングブリッジ。
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