JP4620579B2 - スクリュープレス - Google Patents

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Description

本発明は、スクリュープレスの改善に係り、より詳しくは、スクリュープレスの汚泥加圧室内に供給された汚泥に、ポリ硫酸第二鉄等の無機凝集剤を供給して、汚泥の脱水率の向上を可能ならしめるようにしたスクリュープレスに関する。
下水処理場等から発生する汚泥は、汚泥脱水装置等によって脱水して処理されている。
通常、汚泥に高分子凝集剤を添加して混合(混和)すると共に、これにより凝集したフロックを含む凝集汚泥を脱水処理している。汚泥脱水装置としては、種々の形式のものがあるが、その中にスクリュープレスと呼ばれるものがある。以下、従来例に係るスクリュープレスを、添付図面を参照しながら説明する。図9は従来例1に係るスクリュープレスの一部縦断面側面図、図10は従来例1に係るスクリュープレスのスクリュー羽根に取付けたスクレーパーの一部縦断側面図である。
即ち、図9に示す符号101は、スクリュープレスで、このスクリュープレス101は前後のフレーム102,103に横架されており、周部にスクリーン104が張設されてなる外筒105の内部に、スクリュー羽根106が巻き掛けられたスクリュー軸107が配設されている。前記外筒105は、前半部の濃縮ゾーンの外筒105aと、後半部のろ過・脱水ゾーンの外筒105bに分割されており、これら外筒105a,105bの間に軸受108が介装されている。濃縮ゾーンの外筒105aの始端側にフランジ111が設けられており、このフランジ111がフレーム102に止着された回転板軸受112により回転自在に軸支されている。フランジ111の設けられたスラスト受113にスプロケット114が設けられており、このスプロケット114が正逆転駆動機115により正逆回転されることにより、前半部の濃縮ゾーンの外筒105aが正逆回転されるように構成されている。
また、後半部のろ過・脱水ゾーンの外筒105bの後端側に回転板116が設けられており、この回転板116がフレーム103に止着された回転板軸受117により回転自在に軸支されている。前記回転板116にはスプロケット118が設けられており、このスプロケット118が駆動機119により回転されるように構成されている。より詳しくは、外筒105に沿って設けられた洗浄水管120からスクリーン104に向って高圧の洗浄水が噴射されるに際して、この後半部のろ過・脱水ゾーンの外筒105bが前記前半部の濃縮ゾーンの外筒105aと共に回転されるように構成されている。外筒105に内設されたスクリュー軸107の始端側に供給管121が接続されており、この供給管121の軸受部121aが濃縮ゾーンの外筒105aに嵌着されたフランジ111の内周面に軸支されている。
また、スクリュー軸107の後端部に設けられた駆動軸122がフレーム103に止着されたベアリングユニット123とスクリュー軸107の架台124に設けられたベアリングユニット125とにより支持されている。前記駆動軸122にはスプロケット126が設けられており、このスプロケット126が回転駆動機127で回転されることによって、スクリュー軸107が回転されるように構成されている。スクリュー軸107の前端部に連結された供給管121に汚泥の供給路128が設けられており、この供給路128がスクリュー軸107の内部をとおり、このスクリュー軸107の外筒105の始端部に開口する供給孔128aに連通している。
即ち、汚泥は供給孔128aからスクリュー軸107に巻き掛けられたスクリュー羽根106の間に供給され、そして凝集した軟弱な汚泥がスクリュー羽根106の影響を受けることがないように構成されている。また、外筒105の最終端の排出口129にはプレッサー130が対設されている。より詳しくは、このプレッサー130は移動軸131に吊設されており、このプレッサー130の後端に設けられたエアーシリンダー132によって、このプレッサー130のコーン部を介して脱水ケーキに背圧を掛けながら、排出口129の開口量が調節されるように構成されている。
スクリュー羽根106の先端部には、図10に示すように、ゴム等の弾力性を有する弾性部材からなるスクレーパー133が、スクリュー羽根106の濃縮ゾーンの始端部からろ過・脱水ゾーンの終端部にわたってボルト134とナット135とによって止着されている。このスクレーパー133はスクリーン104の内周面に弾圧的に摺接するように構成されており、このスクレーパー133により目詰まりが未然に防止された濃縮ゾーンのスクリーン104aからろ過水を分離させることにより、濃縮ゾーンでの汚泥の供給量を増加させ、濃縮汚泥を供給するろ過・脱水ゾーンのスクリーン104bの微細孔上の脱水ケーキ層を掻き取ることにより、高脱水が行われるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記従来例1に係るスクリュープレスは、通常、凝集剤が添加されて混合(混和)された汚泥が供給されるように構成されているが、スクリュープレス内の汚泥中に凝集剤を添加するように構成されたものがある。この従来例2に係るスクリュープレスを、スクリュープレスの要部の概略の縦断面図の図11を参照しながら説明する。
即ち、メタルメッシュ等を張設した外筒151内に、外周に送り羽根153が設けられた送り軸152(スクリュー軸)を収納し、この送り軸152の始端部分の上方に原液供給用のホッパー154を設け、このホッパー154の下部および外筒151の始端部を原液の濃縮ゾーンとし、この濃縮ゾーンに続く外筒151の残りの部分を脱水ゾーンとしたスクリュープレスにおいて、前記送り軸152の軸心部に土質改良材の供給路155を設け、前記送り羽根153のうち、脱水ゾーンの中位部に位置する送り羽根153の略1ピッチ分を中空の中空羽根153aとし、この中空羽根153aの前面に多数の通孔157を設け、この中空羽根153aと土質改良材の供給路155とを連通させる(例えば、特許文献2参照。)。
特表2003−513805号公報 実開平6−15731号公報
上記従来例1に係るスクリュープレスには、凝集剤が添加されて混合(混和)された汚泥が供給されるが、スクリュープレスで効果的に汚泥の脱水を行うためには、高分子凝集剤に加えてポリ硫酸第二鉄等の無機凝集剤を添加して混合(混和)してより濃縮度を高めた汚泥を、供給する必要がある。通常、汚泥に高分子凝集剤を混合(混和)する攪拌槽からスクリュープレスに連通する汚泥供給ラインに凝集槽またはラインミキサー等を介装し、この凝集槽またはラインミキサー等にポリ硫酸第二鉄等の無機凝集剤を供給して混合した後、スクリュープレスに供給して脱水するようにしている。
しかしながら、このような機外における無機凝集剤の供給方法では、汚泥と無機凝集剤とを混合する際に無機凝集剤が水分側に移行してしまうために、十分な汚泥の凝集が図れなくなる。また、凝集槽またはラインミキサー等の設置スペースが必要になると共に、機器点数も増加することになる。本方式では、スクリュープレス周りの維持管理スペースの確保と機器点数の削減が図れると共に、スクリュープレス内部の濃縮が進行した汚泥の任意の位置に無機凝集剤を供給することができるため、無機凝集剤をスクリュープレス内に直接供給することが試みられている。
ポリ硫酸第二鉄等の無機凝集剤をスクリュープレスに供給する手段としては、例えば上記従来例2に係る構成にすることが考えられる。そこで、スクリュー羽根の前面に多数の通孔を設けて、これら多数の通孔から汚泥中に無機凝集剤を供給して脱水試験を行った。
しかしながら、多数の通孔から噴出する無機凝集剤がスクリュー羽根の表面、スクリュー軸の外周面に沿って流動することが判明した。
つまり、無機凝集剤はスクリュー羽根の表面付近に介在する汚泥層、スクリュー軸の外周面の近傍に介在する汚泥層に混入するものの、スクリュー羽根の間と筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面に囲まれた汚泥の中心領域に無機凝集剤がゆきわたらず、均一に混合されないため、無機凝集剤を有効に利用できないと共に、スクリューへの脱水ケーキの固着が起こり、効果的に脱水することができず、汚泥の処理能率が低いという問題があった。
従って、本発明の目的は、汚泥加圧室内に供給された汚泥にポリ硫酸第二鉄等の無機凝集剤を効率良く供給することにより汚泥の処理能率を向上させることができるようにしたスクリュープレスを提供することにある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って本発明の請求項1に係るスクリュープレスが採用した手段は、筒状スクリーンの内部に、駆動装置により回転されるスクリュー軸と、このスクリュー軸に螺旋状に配設されてなるスクリュー羽根とからなるスクリューが収容されてなる汚泥加圧室が形成され、前記汚泥加圧室の一端側に設けられた汚泥供給孔から前記汚泥加圧室内に供給された汚泥を前記汚泥加圧室の他端側に移送しながら加圧し、汚泥の含有水の一部を筒状スクリーンで分離して脱水ケーキにすると共に、前記汚泥加圧室の他端側に設けられた脱水ケーキ排出口から排出するスクリュープレスにおいて、前記スクリュー軸内に無機凝集剤供給流路を設け、前記スクリューの全長の、前記スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内における前記スクリュー羽根の間と、前記筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の領域に、無機凝集剤を供給する噴射孔を備えてなる複数の無機凝集剤供給ヘッダを前記無機凝集剤供給流路と接続して設け、前記複数の無機凝集剤供給ヘッダの各々は、前記スクリュー羽根の面に突設されるとともに、その先端部が前記スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に折曲げ形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係るスクリュープレスが採用した手段は、筒状スクリーンの内部に、駆動装置により回転されるスクリュー軸と、このスクリュー軸に螺旋状に配設されてなるスクリュー羽根とからなるスクリューが収容されてなる汚泥加圧室が形成され、前記汚泥加圧室の一端側に設けられた汚泥供給孔から前記汚泥加圧室内に供給された汚泥を前記汚泥加圧室の他端側に移送しながら加圧し、汚泥の含有水の一部を筒状スクリーンで分離して脱水ケーキにすると共に、前記汚泥加圧室の他端側に設けられた脱水ケーキ排出口から排出するスクリュープレスにおいて、前記スクリュー軸内に無機凝集剤供給流路を設け、前記スクリューの全長の、前記スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内における前記スクリュー羽根の間と、前記筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の領域に、無機凝集剤を供給する噴射孔を備えてなる複数の無機凝集剤供給ヘッダを前記無機凝集剤供給流路と接続して設け、前記複数の無機凝集剤供給ヘッダの各々は、前記スクリュー軸の外周面に突設されるとともに、その先端部が前記スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に折曲げ形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係るスクリュープレスが採用した手段は、筒状スクリーンの内部に、駆動装置により回転されるスクリュー軸と、このスクリュー軸に螺旋状に配設されてなるスクリュー羽根とからなるスクリューが収容されてなる汚泥加圧室が形成され、前記汚泥加圧室の一端側に設けられた汚泥供給孔から前記汚泥加圧室内に供給された汚泥を前記汚泥加圧室の他端側に移送しながら加圧し、汚泥の含有水の一部を筒状スクリーンで分離して脱水ケーキにすると共に、前記汚泥加圧室の他端側に設けられた脱水ケーキ排出口から排出するスクリュープレスにおいて、前記スクリュー軸内に無機凝集剤供給流路を設け、前記スクリューの全長の、前記スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内における前記スクリュー羽根の間と、前記筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の領域に、無機凝集剤を供給する噴射孔を備えてなる複数の無機凝集剤供給ヘッダを前記無機凝集剤供給流路と接続して設け、前記複数の無機凝集剤供給ヘッダの各々は、前記スクリュー羽根の面に突設されるとともに、基端側から先端側に向うに連れて、スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に湾曲するように湾曲形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係るスクリュープレスが採用した手段は、筒状スクリーンの内部に、駆動装置により回転されるスクリュー軸と、このスクリュー軸に螺旋状に配設されてなるスクリュー羽根とからなるスクリューが収容されてなる汚泥加圧室が形成され、前記汚泥加圧室の一端側に設けられた汚泥供給孔から前記汚泥加圧室内に供給された汚泥を前記汚泥加圧室の他端側に移送しながら加圧し、汚泥の含有水の一部を筒状スクリーンで分離して脱水ケーキにすると共に、前記汚泥加圧室の他端側に設けられた脱水ケーキ排出口から排出するスクリュープレスにおいて、前記スクリュー軸内に無機凝集剤供給流路を設け、前記スクリューの全長の、前記スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内における前記スクリュー羽根の間と、前記筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の領域に、無機凝集剤を供給する噴射孔を備えてなる複数の無機凝集剤供給ヘッダを前記無機凝集剤供給流路と接続して設け、前記複数の無機凝集剤供給ヘッダの各々は、前記スクリュー軸の外周面に突設されるとともに、基端側から先端側に向うに連れて、スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に湾曲するように湾曲形成されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1乃至に係るスクリュープレスでは、スクリュー軸内に無機凝集剤供給流路が設けられ、スクリューの全長の、スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内における前記スクリュー羽根の間と、筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の領域に、無機凝集剤を噴射する噴射孔を備えてなる複数の無機凝集剤供給ヘッダが設けられている。
そのため、本発明の請求項1乃至に係るスクリュープレスによれば、汚泥に凝集剤を混入するラインミキサーを設ける必要がないからスクリュープレスを備えた汚泥脱水装置のコスト低減に寄与することができる。そして、スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内は、濃縮ゾーンとろ過・脱水ゾーンとの境界を挟む範囲で、汚泥は無機凝集剤の混入にとって好ましい流動性を持っており、このような好ましい流動性を持つ、スクリュー羽根の間と、筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の汚泥の領域に、複数の無機凝集剤供給ヘッダの噴射孔から無機凝集剤が段階的に噴射されるため、無機凝集剤が汚泥中に効果的に混入して混合される。従って、汚泥の全体が均等に凝集するため、効果的に脱水することができ、汚泥の処理能率が向上するという優れた効果を得ることができる。
また、本発明の請求項1乃至4に係るスクリュープレスによれば、無機凝集剤供給ヘッダがスクリュー羽根面、スクリュー軸外周面と同一平面上にあると無機凝集剤がそのまま表面上に流れてしまい、中間領域に供給できなくなるが、無機凝集剤供給ヘッダをスクリュー羽根の面またはスクリュー軸の外周面に突設することにより、無機凝集剤を筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の汚泥の中部(中間領域)に確実に注入することが可能になり、無機凝集剤が汚泥中にさらに効果的に混入し、さらに良好に混合される。
これにより、無機凝集剤の添加量を少なくすることができる。
本発明の請求項1、2に係るスクリュープレスでは、無機凝集剤供給ヘッダの先端部は、スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に折曲げ形成されている。また、本発明の請求項3、4に係るスクリュープレスでは、無機凝集剤供給ヘッダは、基端側から先端側に向うに連れて、スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に湾曲するように湾曲形成されている。従って、発明の請求項1乃至4に係るスクリュープレスによれば、無機凝集剤供給ヘッダへの汚泥中に含まれている髪の毛や糸屑等のし渣の引っ掛かり量を少なくすることができる。
以下、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスを、添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスの一部縦断面側面図であり、図2は本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスのスクリュー羽根に取付けたスクレーパーの一部縦断側面図である。図3は本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスの無機凝集剤供給ヘッダの設置状態およびライナーの配設状態説明図であり、図4は本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスの散水ヘッダの設置状態を示す模式的構成説明図である。
図1に示す符号1は、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスで、このスクリュープレス1は前後のフレーム2,3により横架されている。周部に孔径0.7〜1.5mm程度の汚泥(脱水ケーキ)と水分(ろ過水)を分離するためのスクリーンが張設されてなる筒状スクリーン4の内部には、一端側(汚泥供給側)が小径で他端側(脱水ケーキ排出側)に向うに連れて次第に大径になるスクリュー軸7と、このスクリュー軸7に螺旋状に配設されてなるスクリュー羽根6とからなるスクリュー5が配設されてなる汚泥加圧室1aが形成されている。前記筒状スクリーン4は、前半部の濃縮ゾーンの筒状スクリーン4aと、後半部のろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bに分割されており、これら筒状スクリーン4a,4bの間に軸受8が介装されている。
そして、前半部の濃縮ゾーンの筒状スクリーン4aの始端側にフランジ11が設けられており、このフランジ11がフレーム2に止着された回転板軸受12により回転自在に軸支されている。また、このフランジ11に設けられたスラスト受13にスプロケット14が設けられており、このスプロケット14が、正逆転駆動機15により正逆回転されることによって、濃縮ゾーンの筒状スクリーン4aが正逆回転されるように構成されている。
なお、汚泥加圧室1aに供給された汚泥は、この濃縮ゾーンにて、加圧され水分が筒状スクリーン4aの外部に排出されることにより、ある程度濃縮(固液分離)が行われ、濃縮された汚泥は、後半部のろ過・脱水ゾーンに移送され、さらに加圧され水分が筒状スクリーン4bの外部に排出されることにより、ろ過・脱水されることになる。
濃縮ゾーンおよびろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4の上方位置には洗浄水管20が設けられている。この洗浄水管20は、その長手方向に沿って所定の間隔で設けられた図示しない複数の洗浄ノズルから筒状スクリーン4に向って高圧の洗浄水を噴射することにより、筒状スクリーン4のろ過性能の低下を防止する目的で、定期的に目詰まり物質を除去するように構成されている。また、筒状スクリーン4に内設されたスクリュー軸7の始端側には汚泥を供給する供給管21が接続されており、この供給管21の軸受部21aが濃縮ゾーンの筒状スクリーン4aに嵌着されたフランジ11の内周面に軸支されている。
スクリュー軸7の大径側(脱水ケーキ排出側)の後端部に設けられた駆動軸22がフレーム3に止着されたベアリングユニット23とスクリュー軸7の架台24に設けられたベアリングユニット25とにより支持されている。この駆動軸22にはスプロケット26が設けられており、このスプロケット26が回転駆動機27で回転されることにより、スクリュー軸7が回転されるように構成されている。スクリュー軸7の前端部に連結された供給管21に汚泥の供給路28が設けられており、この供給路28がスクリュー軸7の内部をとおり、このスクリュー軸7の筒状スクリーン4の始端部に開口する供給孔28aに連通している。
即ち、汚泥は供給孔28aから、スクリュー軸7に巻き掛けられたスクリュー羽根6の間に供給され、凝集した軟弱な汚泥がスクリュー羽根6の影響を受けないように構成されている。また、筒状スクリーン4の最終端の排出口29の外方位置にはプレッサー30が対設されている。より詳しくは、このプレッサー30は移動軸31に吊設されており、このプレッサー30の後端に設けられたエアーシリンダー32により、このプレッサー30のコーン部30aを介して脱水ケーキに背圧を掛けながら、排出口29の開口量が調節されるように構成されている。
スクリュー羽根6の先端部には、図2に示すように、ゴム等の弾力性を有する弾性部材からなるスクレーパー33が、スクリュー羽根6の濃縮ゾーンの始端部からろ過・脱水ゾーンの終端部にわたってボルト34とナット35により止着されている。このスクレーパー33は、筒状スクリーン4の内周面に弾圧的に摺接するようになっており、スクレーパー33で目詰まりを未然に防止した濃縮ゾーンの筒状スクリーン4aからろ過水を分離させ、濃縮ゾーンでの汚泥の供給量を増加させ、濃縮汚泥を供給するろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bの微細孔上の脱水ケーキ層を掻き取ることにより、高脱水が行われるように構成されている。
本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1の場合には、以上の構成に係る説明から良く理解されるように、その主要構成は、上記従来例1に係るスクリュープレスと同構成になるものである。本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1の場合には、さらに、図3に示すように、スクリュー軸7の大径側の後端部に設けられた駆動軸22のベアリングユニット25からの突出端に、周知の構成になるスイベルジョイント36が装着されている。
このスイベルジョイント36には1台の凝集剤供給ポンプPから、ポリ硫酸第二鉄等の無機凝集剤を供給する無機凝集剤供給ライン37が連通している。この無機凝集剤供給ライン37は、凝集剤供給ポンプP側から減圧弁37a、流量計37b、開閉弁37cの順に介装されてなる複数の並列ラインを備えている。そして、前記スイベルジョイント36から、スクリュー羽根6の背面(前記スクリュー軸7の小径側の面)側に設けられてなる凝集剤溜部6aに、駆動軸22、スクリュー軸7内に内設されてなる無機凝集剤流路7aが連通し、前記凝集剤溜部6aに流入した無機凝集剤が、後述する構成になる無機凝集剤供給ヘッダ40に供給されるように構成されている。なお、前記無機凝集剤供給ライン37の複数の並列ラインから供給する無機凝集剤の供給量を、個別の並列ライン毎に調節し得る構成にすることができる。複数の無機凝集剤供給ヘッダ40の取り付け位置は軸方向にずれているので、複数の無機凝集剤供給ヘッダ40の周辺の脱水ケーキはそれぞれ含水率が異なり硬さが異なるため、無機凝集剤供給時の背圧に差が生じる。そのため、無機凝集剤供給ライン37の複数の並列ラインから供給する無機凝集剤の供給量を、個別の並列ライン毎に調節し得る構成にすることにより、複数の無機凝集剤供給ヘッダ40に必要量を供給することができ、脱水効果が安定する。
前記無機凝集剤供給ヘッダ40は、前記スクリュー軸7の小径側(汚泥供給側)から1/3〜2/3の範囲内、より具体的には、スクリュー羽根6の始端側の2ピッチから4ピッチにおけるスクリュー羽根6の正面(スクリュー軸7の大径側の面)の羽根丈の中間位置(羽根丈の1/2の位置)突設されており、前記スクリュー軸7の軸心と平行になっている。この無機凝集剤供給ヘッダ40の側面の数個所(100〜200mmピッチ)に無機凝集剤を噴射する噴射孔41が設けられている。この場合、側面の数個所の噴射孔41はスクリュー軸7の反回転方向側に設けられており、汚泥の流動方向(スクリュー軸の径の接線方向)に向って無機凝集剤を噴射するように構成されている。
上記構成によれば、汚泥に凝集剤を混入するラインミキサーを設ける必要がないからスクリュープレスを備えた汚泥脱水装置のコスト低減に寄与することができ、スクリュー軸7の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内は、濃縮ゾーンとろ過・脱水ゾーンとの境界を含む範囲で、汚泥は無機凝集剤の混入にとって好ましい流動性を持っており、このような好ましい流動性を持つ、スクリュー羽根6の間と、筒状スクリーン4の内周面とスクリュー軸7の外周面との間の中間領域に、複数の無機凝集剤供給ヘッダ40の噴射孔41から無機凝集剤が噴射されるため、無機凝集剤が汚泥中に効果的に混入して混合される。
従って、汚泥の全体が均等に凝集するため、効果的に脱水することができ、汚泥の処理能率が向上するという効果を得ることができる。
ところで、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1の場合、上記のとおり、前記無機凝集剤供給ヘッダ40は、最も好ましいスクリュー羽根6の羽根丈の1/2の位置に突設されているが、好ましい位置はスクリュー羽根6の羽根丈の1/5〜4/5であり、より好ましい位置は2/5〜3/5である。つまり、無機凝集剤供給ヘッダ40が、例えば羽根丈の1/5や4/5の近傍位置に突設されている場合、羽根丈の1/2の位置に突設されている場合よりも汚泥中への無機凝集剤の混入の均一性が低下する。しかしながら、汚泥中に無機凝集剤がそれなりに均一に混入するため、汚泥の凝集や汚泥の処理能力については許容範囲であり、実用可能であることを確認した。
無機凝集剤は、スクリュー羽根6の間と筒状スクリーン4の内周面とスクリュー軸7の外周面との間の中央領域であって、かつ濃縮ゾーンとろ過・脱水ゾーンとの境界を挟む範囲における好ましい流動性を持つ範囲内における汚泥中に供給されるようになっている。
そして、このような無機凝集剤供給ヘッダ40は、スクリュー羽根6の1ピッチ当り4個所(スクリュー5の回転中心に対して90°間隔)に突設されており、合計8個設けられている。
また、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1の場合には、スクリュー5のスクリュー軸7の外周面、スクリュー羽根6の前記スクレーパー33を除く正面および背面が、汚泥の付着を防止し得る摩擦係数を有する合成樹脂からなるライナー42により覆われている。このライナー42の合成樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)シートからなる表面層(汚泥と接触する層)と、ゴムシートからなる裏面層(スクリュー軸、スクリュー羽根と接触する層)とが積層されてなる2層のシートである。さらに、図示省略しているが、前記プレッサー30のコーン部30aの表面にも前記ライナー42の合成樹脂と同じ2層のシートからなる合成樹脂により覆われている。
この2層のシートは、接着剤で固着されるか、または一体成形されたもの(例えば、東北ゴム株式会社「ネバランxF」)が用いられる。また、この2層のシートとスクリュー軸7およびスクリュー羽根6は、接着剤で固着されている。これにより、スクリュー軸7の外周面、スクリュー羽根6の正面および背面の間にゴムシートを介する構造となり、金属製のスクリュー軸やスクリュー羽根と低摩擦係数を有する非粘着性のポリテトラフルオロエチレンシートとの接着力を確保でき、容易に低摩擦係数を有する非粘着性の合成樹脂を被覆することにより、耐久性に優れた構造にすることができるので好ましい。なお、ライナー42として、表面層がポリテトラフルオロエチレンシートからなるものを用いたが、これに限るものではない。例えば、ポリテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)等のフッ素系の合成樹脂シートを用いることができる。
ところで、この実施の形態1に係るスクリュープレス1の場合には、上記のとおり、無機凝集剤供給ヘッダ40の側面の3個所に噴射孔41が設けられているが、2個所であっても、4個所以上であっても良いので、特に噴射孔41の数に限定されるものではない。
また、長さの異なる一つの噴射孔41を有する複数本の無機凝集剤供給ヘッダ40を1束にして、上記のような、複数の噴射孔41を有する1本の無機凝集剤供給ヘッダ40と同様の機能を有する構成にすることも可能である。また、凝集剤供給ヘッダ40はスクリュー羽根6の1ピッチ当り4個所に突設されているが5個所以上であっても、また3個所であっても良いので、凝集剤供給ヘッダ40の数に限定されるものではない。
また、この凝集剤供給ヘッダ40は真直状に形成されているが、無機凝集剤供給ヘッダ40の先端部は、スクリュー羽根6の間に介在する汚泥の移動方向に折曲げ形成されていても良いし、また基端側から先端側に向うに連れて、スクリュー羽根6の間に介在する汚泥の移動方向に湾曲するように湾曲形成されていても良い。このように無機凝集剤供給ヘッダ40を曲げ形成することにより、無機凝集剤供給ヘッダ40への汚泥中に含まれている髪の毛や糸屑等のし渣の引っ掛かり量を少なくすることができるという効果を得ることができる。これにより、汚泥の移動に支障が生じるようなことがなく、長時間にわたるスクリュープレス1の安定運転の継続が可能になる。
さらに、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1では、図4に示すように、筒状スクリーン4のろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bの上方位置に、このろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bに水をシャワー状に散水する複数の散水孔を有する散水ヘッダ51が設けられている。より具体的には、ろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bの径方向の中心を通る中心線の真上に、このろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bと同等の長さを有する散水ヘッダ51が、このろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bと平行に配設されている。なお、前記洗浄水管20は、ろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bの径方向の中心を通る中心線の真上ではなく、左右の何れか一方の偏心した位置における上方に配設されている。
前記散水ヘッダ51には、この散水ヘッダ51よりも上方位置に設けられ、水供給源である貯水タンク52から水流入管53が連通している。つまり、開閉弁53aの開弁により、貯水タンク52内の貯流水(工業用水等)が水流入管53を介してヘッド差で散水ヘッダ51に流入するように構成されている。そして、スクリュープレス1による汚泥の脱水中は継続して散水ヘッダ51に水が供給され、ろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bにシャワー状に水が散水されるようになっている。即ち、汚泥の脱水中は、筒状スクリーン4bにシャワー状に水が常時散水されるか、断続的に散水されるようになっている。
このように、散水ヘッダ51によってろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bに散水するようにしたのは、無機凝集剤供給ヘッダ40の配設位置の関係上、前半部の濃縮ゾーンの筒状スクリーン4a内の汚泥にはポリ硫酸第二鉄が供給されず、この濃縮ゾーンの筒状スクリーン4aの微細孔からポリ硫酸第二鉄が流出しないからである。なお、本発明の実施の形態1係るスクリュープレス1の場合には、上記のとおり、貯水タンク52から散水ヘッダ51に貯流水(工業用水等)が流入するように構成されているが、工業用水用の水道から直に散水ヘッダ51に工業用水を供給する構成にすることもできる。
ところで、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1では、上記のとおり、散水ヘッダ51からろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bに散水するように構成されているが、散水ヘッダ51は前半部の濃縮ゾーンの筒状スクリーン4aを含む筒状スクリーン4の全体に散水し得るように構成されていてもよい。前半部の濃縮ゾーンの筒状スクリーン4aの微細孔からポリ硫酸第二鉄が流出せず、ポリ硫酸第二鉄の洗浄に寄与しないから無駄であるように考えられる。しかしながら、微細孔から流出する汚泥を除去することができるから、スクリュープレス1の稼動を停止して行う洗浄水管20による筒状スクリーン4の洗浄作業間隔の延長に寄与することができるから、それなりに有用である。
なお、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1の散水ヘッダ51の場合にあっては、上記のとおり、ろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bと同等の長さを有しており、複数の散水孔からろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bに散水するように構成されている。しかしながら、この構成に限るものではなく、例えば少数の散水孔を有する散水ヘッダをろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bの長手方向に往復移動させる構成にすることができる。また、汚泥の脱水停止時の高圧水の噴射による洗浄水管20と脱水時の散水ヘッダ51とを個別に設けたが、汚泥の脱水停止時の高圧水の噴射による洗浄水管20を脱水時の散水に利用することが可能である。この場合、洗浄水管20洗浄ノズルから水が出る程度の圧力で散水し得るように構成すればよい。
以下、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1の作用態様について説明する。
即ち、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1によれば、上記のとおり、無機凝集剤は無機凝集剤供給ヘッダ40により、スクリュー羽根6の間と、筒状スクリーン4の内周面とスクリュー軸7の外周面との間の中央領域であって、かつ濃縮ゾーンとろ過・脱水ゾーンとの境界を挟む範囲における好ましい流動性を持つ範囲内における汚泥中に供給される。そのため、汚泥に無機凝集剤を混入するラインミキサーを設ける必要がないからスクリュープレスを備えた汚泥脱水装置のコスト低減に寄与することができる。
また、上記のとおり、無機凝集剤の混入にとって好ましい流動性を持っている汚泥中に複数の無機凝集剤供給ヘッダ40の複数の噴射孔41から無機凝集剤が噴射されるために、無機凝集剤が筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の汚泥の中部(中間領域)に確実に注入されるので、汚泥中に効果的に混入されて汚泥全体に混合される。
従って、汚泥の全体が均等に凝集するため、効果的に脱水することができ、汚泥の処理能率が向上するという優れた効果を得ることができる。
また、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1によれば、上記のとおり、スクリュー軸7の外周面とスクリュー羽根6の正面および背面は汚泥の付着を防止し得る摩擦係数を有するポリテトラフルオロエチレンシートからなる表面層(汚泥と接触する層)と、ゴムシートからなる裏面層(スクリュー軸、スクリュー羽根と接触する層)とが積層されてなる2層のシートで覆われている。そのため、汚泥加圧室1a内でポリ硫酸第二鉄が添加されて汚泥がスクリュー軸7の外周面とスクリュー羽根6の正面および背面に付着することなく機外に排出される。従って、従来例に係るスクリュープレスのように、汚泥の通過領域が次第に狭まるようなことがないから汚泥の脱水性能が低下するようなことがない。また、スクリュー軸7の外周面とスクリュー羽根6の正面および背面から汚泥の凝固層を除去する必要がないから、スクリュープレス1の稼働率の低下やメインテナンスコストのアップを防止することができる。
また、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1では、プレッサー30のコーン部30aの表面は,前記ライナー42と同材質の2層のシート、つまり汚泥の付着を防止し得る摩擦係数を有するポリテトラフルオロエチレンシートからなる表面層(汚泥と接触する層)と、ゴムシートからなる裏面層(コーン部の表面と接触する層)とが積層されてなる2層のシートで覆われている。従って、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1によれば、プレッサー30のコーン部30aの表面に汚泥が付着して脱水ケーキの排出に障害となることがなく、脱水ケーキに適正な背圧をかけながら、排出口29から脱水ケーキを排出することができるから、安定した運転が可能となる。
また、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1によれば、散水ヘッダ51からろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bに散水することにより、ろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bの微細孔からろ過水と共に流出するポリ硫酸第二鉄等の無機凝集剤は勿論のこと、汚泥やし渣の一部も洗い流される。従って、ポリ硫酸第二鉄等の無機凝集剤によりろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン4bの微細孔が狭められることがなく、ポリ硫酸第二鉄等の無機凝集剤の目詰まりに起因して汚泥の脱水能率が低下するようなことがないから、目詰まりした汚泥やし渣を微細孔から除去するための高圧水の噴射による通常の筒状スクリーン4の洗浄作業間隔の延長が可能になるため、スクリュープレス1のランニングコストの低減と、汚泥処理量のさらなる増大が可能になる。なお、スクリュープレス1の汚泥加圧室1a内の圧力は、機種により相違するが、例えば10から15kPaであって高圧であるため、散水ヘッダ51から散水された工業用水が汚泥加圧室1a内に浸入するようなことがなく、脱水ケーキの含水率が悪化しないことを確認している。
以下、本発明の実施の形態1に係るスクリュープレス1を用いて下水汚泥の嫌気性消化汚泥の脱水を行った実施例を、スクリュープレスの運転状況説明図の図5および図6を参照しながら説明する。これら図5よび図6は、何れも横軸に脱水試験経過時間(h)をとり、そして左側の縦軸に脱水ケーキの含水率(wt%)をとり、右側の縦軸に汚泥処理量(kg/h)をとって示したものであって、同図において白四角印は脱水ケーキの含水率であり、また白丸印は汚泥処理量である。なお、この実施例における汚泥脱水試験条件は、下記のとおりである。
スクリュープレスは1000φmmのものを使用した。
無機凝集剤としては、ポリ硫酸第二鉄を下水の活性汚泥処理水の2次処理水(活性汚泥処理水をさらに砂ろ過処理した水)により2倍に希釈
筒状スクリーンの微細孔径は1.5mm
ポリ硫酸第二鉄による筒状スクリーンの孔の目詰まり防止のために、筒状スクリーンを12h毎に30分間洗浄してポリ硫酸第二鉄を除去
高分子凝集剤(ポリアクリル酸エステル系)混入率:1.4wt%
無機凝集剤混入率:20wt%
ところで、この実施例においては、ポリ硫酸第二鉄を下水の活性汚泥処理水の2次処理水(活性汚泥処理水をさらに砂ろ過処理した水)により2倍に希釈した無機凝集剤を用いたが、ポリ硫酸第二鉄を何倍に希釈するかは、スクリュープレス1の運転状況によって決定すべきものであるから、特に限定することはできないものである。
汚泥に高分子凝集剤を混入して高分子凝集剤単独混入運転を開始し、汚泥の処理量が180kg/h、脱水ケーキの含水率が79%になった運転開始から6時間後に汚泥加圧室1a内への無機凝集剤の供給を開始した。その後に、スクリュー5の回転数を上げて、汚泥の処理量が300kg/hになった時点において脱水ケーキの含水率は75〜77%になった。その後のスクリュープレス1の運転においては、汚泥の処理量が300kg/h以上になっているが、脱水ケーキの含水率を75〜77%で維持し続けることができており、汚泥の処理量300kg/h以上、含水率76%というスクリュープレス1の運転条件を満足することができた。
なお、以上の実施の形態1に係るスクリュープレス1においては、上記のとおり、無機凝集剤供給ヘッダ40がスクリュー羽根6の正面側のみに突設されている場合を例として説明した。しかしながら、このような構成に限らず、例えば無機凝集剤供給ヘッダ40をスクリュー羽根6の背面側のみに突設することができるし、またスクリュー羽根6の2ピッチ分のうち、中間のスクリュー羽根6の場合にあっては、無機凝集剤供給ヘッダ40を正面側と背面側とに交互に突設することができる。
本発明の実施の形態2に係るスクリュープレスを、添付図面を参照しながら説明する。
図7は本発明の実施の形態2に係るスクリュープレスの無機凝集剤供給ヘッダの設置状態説明図、図8は無機凝集剤供給ヘッダの噴射孔位置における断面図である。なお、本発明の実施の形態2に係るスクリュープレスが上記実施の形態1に係るスクリュープレスと相違するところは、無機凝集剤供給ヘッダの配設位置と向きの相違にあり、それ以外は全く上記実施の形態1と同構成であるから、同一のもの並びに同一機能を有するものに同一符号を付し、かつ同一名称を以て説明する。
本発明の実施の形態2に係るスクリュープレスの無機凝集剤供給ヘッダ40は、前記スクリュー軸7の小径側から1/3〜2/3の範囲内、より具体的には、スクリュー羽根6の始端側の2ピッチから4ピッチにおけるスクリュー軸7の外周面の周方向に1周当たり4対設けられており、スクリュー軸7の軸心に対して90°間隔で放射状に突設されている。一対の無機凝集剤供給ヘッダ40は、1ピッチの間に等配されており、スクリュー5に設けられている無機凝集剤供給ヘッダ40の総数は16個である。この無機凝集剤供給ヘッダ40の側面に無機凝集剤を噴射する噴射孔41が設けられている。この無機凝集剤供給ヘッダ40の噴射孔41の基端からの高さは、最も好ましいスクリュー羽根6の羽根丈の1/2であるが、好ましい高さはスクリュー羽根6の羽根丈の1/5〜4/5であり、より好ましい高さは2/5〜3/5である。
この場合、無機凝集剤を噴射する噴射孔41は無機凝集剤供給ヘッダ40の周方向に2個設けられており、噴射方向はスクリュー軸7の径の接線方向であって、かつこれら隣り合う噴射孔41から噴射される無機凝集剤の噴射方向のなす角度θは、例えば60°になるように設定されている。そして、無機凝集剤は、スクリュー羽根6の間と、筒状スクリーン4の内周面とスクリュー軸7の外周面との間の中央領域であって、かつ濃縮ゾーンとろ過・脱水ゾーンとの境界を挟む範囲における好ましい流動性を持つ範囲内における汚泥中に供給されるようになっている。
なお、この実施の形態2の場合にあっては、上記のとおり、無機凝集剤供給ヘッダ40の側面の周方向に2個ずつの噴射孔41が設けられているが、長手方向に3個所以上であっても良く、周方向に1個設けられていても良いので、特に噴射孔41の数に限定されるものではない。また、凝集剤供給ヘッダ40はスクリュー軸7の周方向の4個所に突設されているが5個所以上であっても、また3個所であっても良いので、凝集剤供給ヘッダ40の数に限定されるものではない。
さらに、この凝集剤供給ヘッダ40は真直状に形成されているが、無機凝集剤供給ヘッダ40の先端部を、スクリュー羽根6の間に介在する汚泥の移動方向に折曲げ形成されていても良いし、また基端側から先端側に向うに連れて、スクリュー羽根6の間に介在する汚泥の移動方向に湾曲するように湾曲形成されていても良い。このように無機凝集剤供給ヘッダ40を曲げ形成することにより、上記実施の形態1の場合と同様に、無機凝集剤供給ヘッダ40への汚泥中に含まれている髪の毛や糸屑等のし渣の引っ掛かり量を少なくすることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態2に係るスクリュープレス1の作用態様を説明すると、無機凝集剤は無機凝集剤供給ヘッダ40により、スクリュー羽根6の間と、筒状スクリーン4の内周面とスクリュー軸7の外周面との間の中央領域であって、かつ濃縮ゾーンとろ過・脱水ゾーンとの境界を挟む範囲における好ましい流動性を持つ範囲内における汚泥中に供給される。従って、本発明の実施の形態2に係るスクリュープレスは、上記実施の形態1に係るスクリュープレスと同等の効果を得ることができる。
なお、以上の実施の形態1,2に係るスクリュープレス1においては、高分子凝集剤を混入した汚泥をスクリュー軸の小径側(汚泥供給側)から供給し、無機凝集剤をスクリュー軸の大径側(脱水ケーキ排出側)から供給する場合を例として説明した。しかしながら、上記実施の形態1,2に係るスクリュープレス1の構成に限定されるものではなく、また本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在である。
さらに、以上の実施の形態1,2に係るスクリュープレス1おいては、スクリーンを円筒形状(汚泥供給側から脱水ケーキ搬出側にかけて同径)とすると共に、スクリュー軸の軸径を変化させた構成にしたが、このスクリーンを円錐形状(汚泥供給側から脱水ケーキ搬出側にかけて縮径)とすると共に、スクリュー軸の軸径を同径とする構成にすることも可能である。また、以上の実施の形態1,2に係るスクリュープレス1おいては、ライナー42として、表面層がポリテトラフルオロエチレンシートおよび裏面層がゴムシートからなるものを用いた構成にしたが、低摩擦係数を有する部材単独であってもよく、要はスクリュー軸、スクリュー羽根やプレッサーのコーン部の汚泥と接触する面が脱水時に汚泥の付着を防止できる低摩擦係数の層(部材)で覆う構造であってもよい。
本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスの一部縦断面側面図 である。 本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスのスクリュー羽根に取付けたスクレーパーの一部縦断側面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスの無機凝集剤供給ヘッダの設置状態およびライナーの配設状態説明図である。 本発明の実施の形態1に係るスクリュープレスの散水ヘッダの設置 状態を示す模式的構成説明図である。 本発明の実施の形態1のスクリュープレスの実施例に係り、スクリュープレスの運転状況説明図である。 本発明の実施の形態1のスクリュープレスの実施例に係り、スクリュープレスの運転状況説明図である。 本発明の実施の形態2に係るスクリュープレスの無機凝集剤供給ヘッダの設置状態説明図である。 本発明の実施の形態2に係り、無機凝集剤供給ヘッダの噴射孔位置における断面図である。 従来例1に係るスクリュープレスの一部縦断面側面図である。 従来例1に係るスクリュープレスのスクリュー羽根に取付けたスクレーパーの一部縦断側面図である。 従来例2に係るスクリュープレスの要部の概略の縦断面図である。 汚泥(脱水ケーキ)の固着状態説明図である。
1…スクリュープレス 1a…汚泥加圧室 2…フレーム 3…フレーム 4…筒状スクリーン 4a…濃縮ゾーンの筒状スクリーン 4b…ろ過・脱水ゾーンの筒状スクリーン 5…スクリュー 6…スクリュー羽根 7…スクリュー軸 7a…無機凝集剤流路 8…軸受 11…フランジ 12…回転軸受 13…スラスト受 14…スプロケット 15…正逆転駆動機 20…洗浄水管 21…供給管 22…駆動軸 23…ベアリングユニット 24…架台 25…ベアリングユニット 26…スプロケット 27…回転駆動機 28…汚泥の供給路 29…排出口 30…プレッサー 30a…コーン部 31…移動軸 32…エアーシリンダー 33…スクレーパー 34…ボルト 35…ナット 36…供給スイベルジョイント 37…無機凝集剤供給ライン 37a…減圧弁 37b…流量計 37c…開閉弁 40…無機凝集剤供給ヘッダ 41…噴射孔 42…ライナー 51…散水ヘッダ 52…貯水タンク 53…水流入管 53a…開閉弁 P…凝集剤供給ポンプ

Claims (4)

  1. 筒状スクリーンの内部に、駆動装置により回転されるスクリュー軸と、このスクリュー軸に螺旋状に配設されてなるスクリュー羽根とからなるスクリューが収容されてなる汚泥加圧室が形成され、前記汚泥加圧室の一端側に設けられた汚泥供給孔から前記汚泥加圧室内に供給された汚泥を前記汚泥加圧室の他端側に移送しながら加圧し、汚泥の含有水の一部を筒状スクリーンで分離して脱水ケーキにすると共に、前記汚泥加圧室の他端側に設けられた脱水ケーキ排出口から排出するスクリュープレスにおいて、前記スクリュー軸内に無機凝集剤供給流路を設け、前記スクリューの全長の、前記スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内における前記スクリュー羽根の間と、前記筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の領域に、無機凝集剤を供給する噴射孔を備えてなる複数の無機凝集剤供給ヘッダを前記無機凝集剤供給流路と接続して設け、前記複数の無機凝集剤供給ヘッダの各々は、前記スクリュー羽根の面に突設されるとともに、その先端部が前記スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に折曲げ形成されていることを特徴とするスクリュープレス。
  2. 筒状スクリーンの内部に、駆動装置により回転されるスクリュー軸と、このスクリュー軸に螺旋状に配設されてなるスクリュー羽根とからなるスクリューが収容されてなる汚泥加圧室が形成され、前記汚泥加圧室の一端側に設けられた汚泥供給孔から前記汚泥加圧室内に供給された汚泥を前記汚泥加圧室の他端側に移送しながら加圧し、汚泥の含有水の一部を筒状スクリーンで分離して脱水ケーキにすると共に、前記汚泥加圧室の他端側に設けられた脱水ケーキ排出口から排出するスクリュープレスにおいて、前記スクリュー軸内に無機凝集剤供給流路を設け、前記スクリューの全長の、前記スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内における前記スクリュー羽根の間と、前記筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の領域に、無機凝集剤を供給する噴射孔を備えてなる複数の無機凝集剤供給ヘッダを前記無機凝集剤供給流路と接続して設け、前記複数の無機凝集剤供給ヘッダの各々は、前記スクリュー軸の外周面に突設されるとともに、その先端部が前記スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に折曲げ形成されていることを特徴とするスクリュープレス。
  3. 筒状スクリーンの内部に、駆動装置により回転されるスクリュー軸と、このスクリュー軸に螺旋状に配設されてなるスクリュー羽根とからなるスクリューが収容されてなる汚泥加圧室が形成され、前記汚泥加圧室の一端側に設けられた汚泥供給孔から前記汚泥加圧室内に供給された汚泥を前記汚泥加圧室の他端側に移送しながら加圧し、汚泥の含有水の一部を筒状スクリーンで分離して脱水ケーキにすると共に、前記汚泥加圧室の他端側に設けられた脱水ケーキ排出口から排出するスクリュープレスにおいて、前記スクリュー軸内に無機凝集剤供給流路を設け、前記スクリューの全長の、前記スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内における前記スクリュー羽根の間と、前記筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の領域に、無機凝集剤を供給する噴射孔を備えてなる複数の無機凝集剤供給ヘッダを前記無機凝集剤供給流路と接続して設け、前記複数の無機凝集剤供給ヘッダの各々は、前記スクリュー羽根の面に突設されるとともに、基端側から先端側に向うに連れて、スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に湾曲するように湾曲形成されていることを特徴とするスクリュープレス。
  4. 筒状スクリーンの内部に、駆動装置により回転されるスクリュー軸と、このスクリュー軸に螺旋状に配設されてなるスクリュー羽根とからなるスクリューが収容されてなる汚泥加圧室が形成され、前記汚泥加圧室の一端側に設けられた汚泥供給孔から前記汚泥加圧室内に供給された汚泥を前記汚泥加圧室の他端側に移送しながら加圧し、汚泥の含有水の一部を筒状スクリーンで分離して脱水ケーキにすると共に、前記汚泥加圧室の他端側に設けられた脱水ケーキ排出口から排出するスクリュープレスにおいて、前記スクリュー軸内に無機凝集剤供給流路を設け、前記スクリューの全長の、前記スクリュー軸の汚泥供給孔側から1/3〜2/3の範囲内における前記スクリュー羽根の間と、前記筒状スクリーンの内周面とスクリュー軸の外周面との間の領域に、無機凝集剤を供給する噴射孔を備えてなる複数の無機凝集剤供給ヘッダを前記無機凝集剤供給流路と接続して設け、前記複数の無機凝集剤供給ヘッダの各々は、前記スクリュー軸の外周面に突設されるとともに、基端側から先端側に向うに連れて、スクリュー羽根の間に介在する汚泥の移動方向に湾曲するように湾曲形成されていることを特徴とするスクリュープレス。
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