JPH0775747A - 浸漬接触式凝集型デカンタ連続遠心分離機 - Google Patents

浸漬接触式凝集型デカンタ連続遠心分離機

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Publication number
JPH0775747A
JPH0775747A JP5247425A JP24742593A JPH0775747A JP H0775747 A JPH0775747 A JP H0775747A JP 5247425 A JP5247425 A JP 5247425A JP 24742593 A JP24742593 A JP 24742593A JP H0775747 A JPH0775747 A JP H0775747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cake
screw
discharge port
ball
separated
Prior art date
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Pending
Application number
JP5247425A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Inoue
明彦 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANABE UIRUTETSUKU KK
Original Assignee
TANABE UIRUTETSUKU KK
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Filing date
Publication date
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリューの被分離物吐出口と円錐ボールの
ケーキ吐出口との軸線方向の間に、最終用凝集剤を貯留
する浸漬接触部を設け、効果的に含水率を低下させる。 【構成】 高速回転するボール4と、それとわずかな回
転差をもって回転するスクリュー5とを有する。そして
給液パイプ8よりスクリューの被分離物吐出口9を経
て、ボール内に被分離物を供給する。さらに分離された
ケーキをスクリュー5にて円錐ボール3のケーキ吐出口
20まで搬送して機外に排出する。またスクリューの被
分離物吐出口9と円錐ボール3のケーキ吐出口20との
軸線方向の間に凝集剤を貯留する浸漬接触部13を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚泥などの被分離物
と、凝集剤とを効果的に浸漬接触させて処理する浸漬接
触式凝集型デカンタ連続遠心分離機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、下水処理施設や工場などで発生す
る活性余剰汚泥などは、デカンタ連続遠心分離機(以下
連続遠心分離機という)で大量に分離処理されている
が、分離されたケーキ中の水分の比率(以下ケーキ含水
率という)を下げれば下げるほどケーキの後処理に効果
が得られる。すなわち焼却する場合はケーキ含水率が下
がればそれだけ燃料が節約になり、また埋め立てる場合
はケーキ含水率85%以下が要求され、その規制値を余
裕をもってクリアーすることである。
【0003】これまでケーキ含水率を下げる方法がいく
つか採られている。一つはデカンタ連続遠心分離機を用
いる場合で、これはボールとスクリューとの回転数差を
できるだけ少なくして、ケーキのボール内に滞留する時
間を長くする方法であり、他の一つは凝集した汚泥のフ
ロックができるだけ壊れないように汚泥と凝集剤との混
合をボール内の液中で行う方法であり、更に他の一つは
凝集剤を二種類使い、ケーキの凝集率を上げる方法であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の凝集剤を二種類
使う方法では、一種類を前処理凝集剤として先に汚泥に
加え、その前凝集させてできたケーキが円錐ボールの脱
水部を通過する際に、スクリュー胴の凝集剤吐出孔よ
り、残りの最終用凝集剤を振りかけて二次凝集させる形
式(以下振りかけ式凝集型という)が採られているが、
ケーキ含水率の低下に限度があった。また前述の振りか
け式凝集型の連続遠心分離機における、その一部の断面
図を図3に示す。この図3においてスクリューAによっ
て円錐ボールBの液面Cより小径側の脱水部Dを通過す
るケーキEに対して、スクリューAの胴Fの円周上の数
個の凝集剤吐出孔Gより最終用凝集剤Hを振りかけ、ケ
ーキEを再凝集させていたが、単に上から凝集剤Hを振
りかけるため、スクリューAによるケーキの混合作用が
若干あっても、ケーキEの上表面Iにくまなくかけるこ
とができず、またそのケーキEの下面にあたる円錐ボー
ルBの脱水部Dと接している部分Jまで、凝集剤Hをか
けることは物理的に無理であった。そのため振りかけ式
凝集型でのケーキ含水率の低下に限度があった。
【0005】本発明は凝集剤を二種類使用する方法で、
振りかけ式凝集型の円錐ボールの脱水部でのケーキに対
する凝集剤の振りかけの代わりに、スクリューの被分離
物吐出口と円錐ボールのケーキ吐出口との軸線方向の間
に、最終用凝集剤を貯留する浸漬接触部を設け、従来の
欠点を解決し、効果的に含水率を低下させることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、高速回転するボールと、それ
とわずかな回転差をもって回転するスクリューとを有
し、給液パイプよりスクリューの被分離物吐出口を経
て、ボール内に被分離物を供給し、かつ分離されたケー
キをスクリューにて円錐ボールのケーキ吐出口まで搬送
して機外に排出するデカンタ連続遠心分離機において、
スクリューの被分離物吐出口と円錐ボールのケーキ吐出
口との軸線方向の間に凝集剤を貯留する浸漬接触部を設
けたことを要旨とする。
【0007】
【作用】高速回転するボールと、それとわずかな回転差
をもって回転するスクリューとを有し、給液パイプより
スクリューの被分離物吐出口を経て、ボール内に被分離
物を供給し、かつ分離されたケーキをスクリューにて円
錐ボールのケーキ吐出口まで搬送して機外に排出するデ
カンタ連続遠心分離機において、スクリューの被分離物
吐出口と円錐ボールのケーキ吐出口との軸線方向の間に
凝集剤を貯留する浸漬接触部を設ける。これにより、前
凝集させてできたケーキの塊が、最終用凝集材を貯留す
る浸漬接触部を通過する際に、貯留されている凝集剤と
完全に全表面が浸漬接触することにより十分に二次採集
され、堅固な凝集ケーキが形成されることによってさら
に脱水分離され、大幅にケーキ含水率が低下するものと
なる。
【0008】
【実施例】以下本発明浸漬接触式凝集型デカンタ連続遠
心分離機を図示の実施例に基づいて説明する。図1及び
図2において、1は円筒ボール、2は中間円錐ボール、
3は円錐ボールで、これら円筒ボール1、中間円錐ボー
ル2、円錐ボール3を同心的にしかも一直線状に配列結
合されて一体にしてボール4を構成する。このボール4
と同心的に、しかもボール4内に配設されたスクリュー
5とが高速回転するように設けると共に、減速機6にて
前記スクリュー5とボール4とをわずかな回転差をもっ
て予め定めた高速で回転するように設定されている。
【0009】汚泥7はボール4とスクリュー5内に配設
され、スクリューの所定位置で開口するようにした給液
パイプ8よりスクリュー5の被分離物吐出口9を経てボ
ール4内に供給され、同時に給液パイプ8に平行又は同
心的に配設された前処理凝集剤注入パイプ10より前処
理凝集剤11が注入されることにより、この汚泥7は前
処理凝集剤11と混合されて凝集され沈降分離し、ケー
キ12がボール4の内面に形成される。
【0010】ケーキ12はスクリュー5により中間円錐
ボール2を通って一次脱水され、円錐ボール3の内周面
に設けた浸漬接触部13に運ばれる。一方給液パイプ8
内を貫通して配設され、給液パイプ8の先端開口部より
少し突出した凝集剤パイプ14よりスクリュー5の外周
面に突設した短管状の凝集剤吐出孔パイプ15を経て前
記浸漬接触部13内に最終用凝集剤16が供給されて、
中間円錐ボール2の小径部17の液面18まで貯留され
る。
【0011】そして、運ばれてきたケーキ12は中間円
錐ボール2の小径部17で剪断されながら、浸漬接触部
13にてこの最終用凝集剤16とケーキ12の全表面が
完全に浸漬接触し、堅固な凝集ケーキが連続的に安定し
て形成され、さらに円錐ボール3の液面18より小径側
の脱水部19で脱水されて、ケーキ吐出口20より排出
される。
【0012】次に本発明の浸漬接触式凝集型と従来の振
りかけ式凝集型とのケーキ含水率の比較を次表に示す。
【表1】
【0013】これより明らかなように、本発明の浸漬接
触式凝集型は、振りかけ式凝集型よりケーキ含水率が
3.53%も低下する好結果が得られている。処理条件
として、工場排水の活性余剰汚泥を1170l/Hrを連
続遠心分離機に供給し、その汚泥濃度は0.78%、前
処理凝集剤はカチオン系、最終用凝集剤はポリ硫酸第二
鉄系を使用した。
【0014】
【発明の効果】本発明浸漬接触式凝集型デカンタ連続遠
心分離機は、スクリューの被分離物吐出口と円錐ボール
のケーキ吐出口との軸線方向の間に凝集剤を貯留する浸
漬接触部を設けたため、使用する2種類の凝集剤のう
ち、最終に用いられる凝集剤をボール内に貯留し、これ
によりケーキの塊の全表面が凝集剤と浸漬接触すること
ができるようになり、凝集効果が上がり、ケーキ含水率
の大幅な低下が安定して得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す連続遠心分離機本体の
全体断面図である。
【図2】図1の浸漬接触式凝集部分の拡大断面図であ
る。
【図3】従来の振りかけ式凝集型の部分断面図である。
【符号の説明】
1 円筒ボール 2 中間円錐ボール 3 円錐ボール 4 ボール 5 スクリュー 6 減速機 9 スクリューの被分離物吐出口 12 ケーキ 13 浸漬接触部 15 凝集剤吐出孔パイプ 16 最終用凝集剤 18 液面 20 ケーキ吐出口 A スクリュー B 円錐ボール C 円錐ボールの脱水部 D ケーキ F 凝集剤吐出孔 G 最終用凝集剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速回転するボールと、それとわずかな
    回転差をもって回転するスクリューとを有し、給液パイ
    プよりスクリューの被分離物吐出口を経て、ボール内に
    被分離物を供給し、かつ分離されたケーキをスクリュー
    にて円錐ボールのケーキ吐出口まで搬送して機外に排出
    するデカンタ連続遠心分離機において、スクリューの被
    分離物吐出口と円錐ボールのケーキ吐出口との軸線方向
    の間に凝集剤を貯留する浸漬接触部を設けたことを特徴
    とする浸漬接触式凝集型デカンタ連続遠心分離機。
JP5247425A 1993-09-07 1993-09-07 浸漬接触式凝集型デカンタ連続遠心分離機 Pending JPH0775747A (ja)

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JP5247425A JPH0775747A (ja) 1993-09-07 1993-09-07 浸漬接触式凝集型デカンタ連続遠心分離機

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JPH0775747A true JPH0775747A (ja) 1995-03-20

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ID=17163252

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JP5247425A Pending JPH0775747A (ja) 1993-09-07 1993-09-07 浸漬接触式凝集型デカンタ連続遠心分離機

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JP (1) JPH0775747A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093924A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Koji Otsuka リンスデカンタ
JP2007152406A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd スクリュープレス
JP2010188425A (ja) * 2010-05-24 2010-09-02 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd スクリュープレス
JP2012115814A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Tomoe Engineering Co Ltd 遠心分離装置及び汚泥脱水方法
JP2015033695A (ja) * 2014-10-17 2015-02-19 月島機械株式会社 遠心分離機

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