課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、施設に関する詳細情報を効率的に提供するだけではなく、新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報を分かりやすい形で提供する情報提供サーバ、及び情報端末装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る情報提供サーバ(1)は、施設情報を提供する情報提供サーバにおいて、前記施設情報を収集する情報収集手段と、該情報収集手段により収集された前記施設情報から新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報を検出する新規情報検出手段と、前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報を所定期間、新規情報記憶部に記憶し、新規情報のない既存施設の情報を既存情報記憶部に記憶する情報記憶手段と、前記新規情報検出手段により検出された前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報を前記新規情報記憶部に記憶する一方、該新規情報記憶部に記憶されている情報のうち、記憶期間が前記所定期間を超えた情報を前記既存情報記憶部へ移行する情報記憶制御手段と、前記新規情報検出手段により検出された前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報、前記新規情報記憶部に記憶されている情報、又は前記既存情報記憶部に記憶されている情報を、それぞれ外部の各情報端末装置からの要求に応じて送出する情報送出手段とを備えていることを特徴としている。
上記情報提供サーバ(1)によれば、収集された前記施設情報から新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報(新規情報)が検出され、前記新規施設の情報及び/又は前記新規情報のある施設の情報が新規情報のない既存施設の情報(既存情報)と異なる記憶部に記憶され、前記新規情報記憶部に記憶された情報のうち、記憶期間が前記所定期間を超えた情報が、前記既存情報記憶部へ移行される。そして、外部の各情報端末装置からの要求に応じて、前記新規情報検出手段により検出された前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報(施設に関する最新情報)、前記新規情報記憶部に記憶されている情報(施設に関する新規情報)、又は前記既存情報記憶部に記憶されている情報(施設に関する既存情報)が別々に外部の各情報端末装置へ送出されるため、最新情報を常に受信したいユーザ、施設情報を定期的に更新したいユーザ、又は新規情報と既存情報と区別して受信したいユーザにそれぞれ対応することができる。
また、本発明に係る情報提供サーバ(2)は、上記情報提供サーバ(1)において、前記新規情報検出手段が、前記情報収集手段により収集された前記施設情報の中から、前記情報記憶手段に記憶されていない新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報を検出するものであることを特徴としている。
上記情報提供サーバ(2)によれば、収集された前記施設情報の中から、前記情報記憶手段に記憶されていない新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報が検出されるため、既に新規情報として新規情報記憶部に記憶された情報、又は既存情報として既存情報記憶部に記憶された情報以外の施設情報を新規情報記憶部に記憶された施設情報の中に加えることができる。
また、本発明に係る情報提供サーバ(3)は、上記情報提供サーバ(1)において、前記情報送出手段が、前記情報収集手段により収集された施設情報から前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報が検出された時、該情報のみを施設に関する最新情報として外部へ送出することを特徴としている。
上記情報提供サーバ(3)によれば、前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報が検出された時、該情報のみが施設に関する最新情報として外部へ送出されるため、送信量と通信量を減らすことができる。
また、本発明に係る情報端末装置(1)は、施設情報を提供する情報端末装置において、施設情報を通信手段を介して受信する情報受信手段と、前記施設情報の中の新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報を所定期間、新規情報記憶部に記憶し、新規情報のない既存施設の情報を既存情報記憶部に記憶する情報記憶手段と、
前記受信した施設情報によって前記情報記憶手段に記憶されている前記施設情報を更新させる情報管理手段と、前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報と前記既存情報との出力仕様をユーザに設定させるための設定手段と、前記出力仕様に応じて前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報と前記既存情報を出力する情報出力手段とを備えていることを特徴としている。
上記情報端末装置(1)によれば、前記施設情報が前記通信手段を介して受信され、該施設情報の中に新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報が所定期間、前記新規情報記憶部に記憶され、新規情報のない既存施設の情報が前記既存情報記憶部に記憶されるため、新規情報と既存情報とが区別されるようになり、また、前記施設情報の出力仕様をユーザに設定させることができるため、ユーザの必要に応じて施設情報を出力させることができる。
また、本発明に係る情報端末装置(2)は、上記情報端末装置(1)において、前記情報管理手段が、新規性が失われた前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報を前記新規情報記憶部から前記既存情報記憶部へ移すものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(2)によれば、新規性が失われた前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報を前記新規情報記憶部から前記既存情報記憶部へ移すことができる。
また、本発明に係る情報端末装置(3)は、上記情報端末装置(1)又は(2)において、前記情報管理手段が、前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報の中から、さらに本日オープンの施設、所定期間内にオープンした施設、及び所定期間内にオープンする施設をそれぞれ検出するものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(3)によれば、前記新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報の中から、さらに本日オープンの施設、所定期間内にオープンした施設、及び所定期間内にオープンする施設がそれぞれ検出されるため、ユーザに新しい情報を分かりやすい形で効率的に提供することができる。
また、本発明に係る情報端末装置(4)は、上記情報端末装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、表示部を備え、前記情報出力手段が、所定の出力仕様に従って、前記表示部の表示画面上で、前記既存情報記憶部に記憶されている施設、及び前記新規情報記憶部に記憶されている前記新規施設及び/又は前記新規情報のある施設の位置をそれぞれと対応しているマークで地図上に表示し、前記新規施設及び/又は前記新規情報のある施設を前記既存情報記憶部に記憶されている施設と区別できるように、前記マークの形状、大きさ、色、又は点滅状態のうちの少なくとも1つにおいて差異を付けることを特徴としている。
上記情報端末装置(4)によれば、前記既存情報記憶部に記憶されている施設、及び前記新規情報記憶部に記憶されている前記新規施設及び/又は前記新規情報のある施設の位置がそれぞれと対応しているマークで地図上に表示され、前記新規施設及び/又は前記新規情報のある施設を前記既存情報記憶部に記憶されている施設と区別できるように、前記マークの形状、大きさ、色、又は点滅状態のうちの少なくとも1つにおいて差異が付けられるため、ユーザが地図上に表示されているマークの形状、大きさ、色、又は点滅状態から新規情報を容易に特定することができる。
また、本発明に係る情報端末装置(5)は、上記情報端末装置(4)において、前記情報出力手段が、所定の出力仕様に従って、前記表示部の表示画面上で、さらに本日オープンの施設、所定期間内にオープンした施設、及び所定期間内にオープンする施設の位置をそれぞれと対応しているマークで地図上に表示し、互いに区別されるように、前記マークの形状、大きさ、色、又は点滅状態のうちの少なくとも1つにおいて差異を付けて表示することを特徴としている。
上記情報端末装置(5)によれば、本日オープンの施設、所定期間内にオープンした施設、及び所定期間内にオープンする施設が互いに区別されるように、形状、大きさ、色、又は点滅状態のうちの少なくとも1つにおいて差異を付けたマークで地図上に表示されるため、ユーザが前記マークの形状、大きさ、色、又は点滅状態から、本日オープンの施設、所定期間内にオープンした施設、及び所定期間内にオープンする施設をそれぞれ特定することができる。
また、本発明に係る情報端末装置(6)は、上記情報端末装置(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記情報出力手段が、所定の出力仕様に従って、前記表示画面のメニュー画面上に設けられた新規施設及び/又は新規情報のある施設の項目、既存施設の項目、本日オープンの施設の項目、所定期間内にオープンした施設の項目、及び所定期間内にオープンする施設の項目がそれぞれ選択されると、選択された項目における施設のリストが表示され、該リスト中の施設が選択されると、選択された施設に関する詳細情報を前記画面上に表示するものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(6)によれば、前記表示画面のメニュー画面上に設けられた新規施設及び/又は新規情報のある施設の項目、既存施設の項目、本日オープンの施設の項目、所定期間内にオープンした施設の項目、及び所定期間内にオープンする施設の項目がそれぞれ選択されると、選択された項目における施設のリストが表示され、該リスト中の施設が選択されると、選択された施設に関する詳細情報が前記画面上に表示されるため、従来のナビゲーションの操作に慣れたユーザでも簡単に施設情報を効率的に調べることができる。
また、本発明に係る情報端末装置(7)は、上記情報端末装置(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記情報出力手段が、所定の出力仕様に従って、前記地図が表示されている画面上に設けられたバナーが選択されると、前記新規施設及び/又は前記新規情報のある施設、前記既存施設、本日オープンの施設、所定期間内にオープンした施設、及び所定期間内にオープンする施設の情報を前記画面上に表示するものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(7)によれば、前記地図が表示されている画面上に設けられたバナーが選択されると、前記新規施設及び/又は前記新規情報のある施設、前記既存施設、本日オープンの施設、所定期間内にオープンした施設、及び所定期間内にオープンする施設の情報が前記画面上に表示される、施設情報の表示が地図データの表示を邪魔しないように、必要な時に簡単な操作により施設情報を画面上に表示することができる。
また、本発明に係る情報端末装置(8)は、上記情報端末装置(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記情報出力手段が、所定の出力仕様に従って、装置の起動時に、前記新規情報記憶部に記憶されている重要度の高い新規施設及び/又は新規情報のある施設に関する情報を通知するものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(8)によれば、装置の起動時に、前記重要度の高い新規施設及び/又は新規情報のある施設に関する情報が通知されるため、車で出発する前にユーザに重要度の高い新しい施設情報を自動的に知らせることができる。
また、本発明に係る情報端末装置(9)は、上記情報端末装置(1)〜(8)のいずれかにおいて、前記情報出力手段が、所定の出力仕様に従って、施設に関する最新情報を受信した場合、前記画面上で着信通知マークを表示させ、該マークが選択されると詳細情報をさらに表示するものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(9)によれば、施設に関する最新情報を受信した場合、前記画面上で着信通知マークを表示させ、該マークが選択されると詳細情報がさらに表示されるため、施設に関する最新情報が届けられた時点でユーザがその情報を見ることができる。
また、本発明に係る情報端末装置(10)は、上記情報端末装置(4)又は(5)において、前記情報出力手段が、前記地図上に表示されている前記マークのいずれかが選択されると、該マークと対応している施設の詳細情報を前記画面上に表示するものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(10)によれば、前記地図上に表示されている前記マークのいずれかが選択されると、該マークと対応している施設の詳細情報が前記画面上に表示されるため、運転中のユーザでも表示画面を操作することにより簡単に施設情報を調べることができる。
また、本発明に係る情報端末装置(11)は、上記情報端末装置(4)〜(8)のいずれかにおいて、表示される施設のエリアの指定、表示される施設の項目の指定、表示される施設の種類の指定、表示される施設のマークの指定、所定期間の指定、メッセージ表示の要否の指定、音声案内の要否の指定、施設に関する最新情報の着信内容の表示の要否の指定のうちの少なくとも一つの指定が、前記設定手段を介してユーザ設定可能であることを特徴としている。
上記情報端末装置(11)によれば、表示される施設のエリアの指定、表示される施設の項目の指定、表示される施設の種類の指定、表示される施設のマークの指定、所定期間の指定、メッセージ表示の要否の指定、音声案内の要否の指定、施設に関する最新情報の着信内容の表示の要否の指定のうちの少なくとも一つの指定が、前記設定手段を介してユーザ設定可能であるため、ユーザが自分の好み及び必要状況に応じて、施設情報の出力形態を選択することができる。
また、本発明に係る情報端末装置(12)は、上記情報端末装置(4)〜(11)において、選択された施設の詳細情報が表示されている画面上で、該施設への誘導が選択されると、該施設までの誘導経路が前記地図上に表示されるものであることを特徴としている。
上記情報端末装置(12)によれば、選択された施設の詳細情報が表示されている画面上で、該施設への誘導が選択されると、該施設までの誘導経路が前記地図上に表示されるため、運転中のユーザが簡単な操作で行きたい施設までの経路を地図上に表示させることができる。
以下、本発明に係る情報提供サーバ及び情報端末装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報提供サーバを含んで構成されたシステムの要部を示す図である。図中1は情報提供サーバを示しており、情報提供サーバ1は、通信回線(有線回線又は無線回線)3及びインターネット回線(図示せず)を介して、あるいは情報サービスネットワーク4を介して情報端末2(情報端末C1〜Cn)のそれぞれに接続され、情報提供サーバ1はインターネット回線及び情報サービスネットワーク4を介して施設の情報を収集し、処理が加えられた施設の情報を情報端末2に提供するようになっている。
図2は、情報提供サーバ1の要部を概略的に示した構成図である。図2に示したように、情報提供サーバ1は、表示入力装置11と、CPU12と、記憶装置13と、通信装置14とを含んで構成されている。
図中16は外部から収集された施設に関する最新情報(データd)を表示し、19はバスラインを表示している。
表示入力装置11は、ディスプレイ及びキーボード(図示せず)などを備え、前記キーボード(タッチパネルを含む)を介して外部からデータが入力されるようになっている。
記憶装置13は、処理プログラムデータベース15(情報収集プログラム15a、新規情報検出プログラム15b、情報記憶制御プログラム15c及び情報送出プログラム15d)に記録されているプログラムを一時的に記憶するプログラム記憶部13aと、施設に関する新規情報データベース17(以下、新規情報データベースと称する)に記録されている新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報を格納したデータb1を一時的に記憶する新規情報記憶部13bと、施設に関する既存情報データベース18(以下、既存情報データベースと称する)に記録されている新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報以外の情報を格納したデータb2を一時的に記憶する既存情報記憶部13cとを備えている。
通信装置14は、受信手段と発信手段を備えており、データの受信及び送出を行うものであり、通信回線(有線回線又は無線回線)3、インターネット回線、あるいは図1に示した情報サービスネットワーク4を介して情報端末2(情報端末C1〜Cn)のそれぞれに接続されるようになっている。
CPU12は、バスライン19を介して、表示入力装置11、記憶装置13及び通信装置14に接続されており、情報収集プログラム15aなどのプログラムを実行することにより、表示入力装置11を介して外部から入力され、又は通信装置14を介してインターネット回線又は情報サービスネットワーク4からダウンロードした情報を所定のフォーマットを有するデータd(施設に関する最新情報16)に変換する。また、新規情報検出プログラム15bを実行することにより、データdが新規情報であるか否かを判断し、データdが新規情報である場合、情報記憶制御プログラム15cを実行することにより、データdを施設に関する新規情報を記録したデータb1に加え、また、情報記憶制御プログラム15cを実行することにより、新規性が失われたデータをデータb1から施設に関する既存情報を記録したデータb2に移す。更に情報送出プログラム15dを実行することにより、データd、データb1又はデータb2などを通信装置14を介して情報端末2へ送出することを実現させる。
図3は、データ構造(データd、データb1中のデータnd、データb2中のデータod)を示す表である。図3に示したように、データdは、施設の種類を記録したデータd(1)、施設の所在地を記録したデータd(2)、施設に関する詳細情報を記録したデータd(3)、施設に関する特別情報を記録したデータd(4)、及び施設の写真や図などを記録したデータd(5)を備え、データndは行列であり(即ち、nd=nd(i,m)(i=1〜L,m=1〜6))、iがデータ番号を示し、データnd(i,1)が施設の種類を記録し、データnd(i,2)が施設の所在地を記録し、データnd(i,3)が施設に関する詳細情報を記録し、データnd(i,4)が施設に関する特別情報を記録し、データnd(i,5)が施設の写真や図などを記録し、データnd(i、6)がデータ作成された時の日付を記録し、データodは行列であり(即ち、od=od(j,n)(j=1〜L,n=1〜5))、jがデータ番号を示し、データod(j,1)が施設の種類を記録し、データod(j,2)が施設の所在地を記録し、データod(j,3)が施設に関する詳細情報を記録し、データod(j,4)が施設に関する特別情報を記録し、データod(j,5)が施設の写真や図などを記録している。
また、図3に示したように、「施設の種類」には、例えば飲食店、宿泊施設など施設の営業内容によって分類されたグループ名が記入され、「施設の所在地」には、施設が存在する住所が記入され、「施設に関する詳細情報」には、施設の電話番号、営業時間と営業内容(例えば、飲食店のメニュー、ホテルのサービス内容と料金)など情報提供者から提供された情報が記入され、「施設に関する特別情報」には、情報提供者が特に広告したい内容(例えば、オープン情報、イベント情報など)が記入され、「施設の写真、図など」には、情報提供者が展示したい写真/図等(例えば、飲食店の場合、メニューの写真、周辺詳細地図、宿泊施設の場合、ホテルを紹介する写真及びその周辺施設の紹介写真等)が載せられる。
次に、情報収集プログラム15aの処理動作を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。情報収集プログラム15aは、施設情報FIが獲得された時点で動作が開始するようになっている。まず、ステップS11では、施設情報FIを受け取り、ステップS12に進む。ステップS12では、施設情報FIに含まれた情報の中から施設の種類を検出し、前記種類が検出されなかった場合、施設情報FIが施設の情報ではないと判断して、処理動作を終了する。他方、前記種類が検出された場合、ステップS13に進む。ステップS13では、検出された前記施設の種類をデータd(1)に記録させ、ステップS14に進む。ステップS14では、施設情報FIに含まれた情報の中から施設の所在地を検出し、前記所在地が検出されなかった場合、施設情報FIの情報が不足であると判断して処理動作を終了する。他方、前記所在地が検出された場合、ステップS15に進む。ステップS15では、検出された前記施設の所在地をデータd(2)に記録させ、ステップS16に進む。ステップS16では、施設情報FIに含まれた情報の中から施設に関する詳細情報を検出し、前記詳細情報が検出されたと判断した場合、ステップS17に進む。ステップS17では、検出された前記詳細情報をデータd(3)に記録させ、その後ステップS18に進む。一方、ステップS16において、施設情報FIに含まれた情報の中から施設の詳細情報が検出されなかったと判断した場合、ステップS17を飛ばしてステップS18に進む。ステップS18では、施設情報FIに含まれた情報の中から施設に関する特別情報を検出し、前記特別情報が検出されなかったと判断した場合、ステップS19を飛ばしてステップS20に進む。他方、前記特別情報が検出されたと判断した場合、ステップS19に進む。ステップS19では、検出された前記特別情報をデータd(4)に記録させ、ステップS20に進む。ステップS20では、施設情報FIに含まれた情報の中から施設の写真、図などを検出し、前記施設の写真、図などが検出されたと判断した場合、ステップS21に進む。ステップS21では、検出された前記施設の写真、図などをデータd(5)に記録させ、処理Aへ進む。一方、ステップS20において、施設情報FIに含まれた情報の中から施設の写真、図などが検出されなかったと判断した場合、ステップS21を飛ばして処理A(図5)へ進む。このように、情報収集プログラム15aの動作により、獲得された施設情報FIが所定のデータ構造を有するデータd(施設に関する最新情報データ)に変換される。
次に、新規情報検出プログラム15bの動作を図5及び図6に示したフローチャートに基づいて説明する。上記した情報収集プログラム15aの動作に続いて、ステップS31では、まず初期化処理(即ち、i=1、j=1)を行い、その後ステップS32に進む。ステップS32では、データdを受け取り、その後ステップS33に進む。ステップS33では、データb1(施設に関する新規情報)中のデータnd(i,m)(i=1〜L,m=1〜6)を読み込み、ステップS34に進む。ステップS34では、データd(1)に記録された内容をデータnd(i,1)に記録された内容と比較し、データd(1)がデータnd(i,1)と一致すると判断した場合、ステップS35に進む。ステップS35では、データd(2)に記録された内容をデータnd(i,2)に記録された内容と比較し、データd(2)がデータnd(i,2)と一致すると判断した場合、ステップS36に進む。ステップS36では、データd(3)に記録された内容をデータnd(i,3)に記録された内容と比較し、データd(3)がデータnd(i,3)と一致すると判断した場合、ステップS37に進む。ステップS37では、データd(4)に記録された内容をデータnd(i,4)に記録された内容と比較し、データd(4)がデータnd(i,4)と一致すると判断した場合、ステップS38に進む。ステップS38では、データd(5)に記録された内容をデータnd(i,5)に記録された内容と比較し、データd(5)がデータnd(i,5)と一致すると判断した場合、ステップS39に進む。ステップS39では、データdと完全に一致するデータが存在しているため、データdを削除し、その後ステップS40に進む。ステップS40では、施設に関する最新情報の発生がなかったことを表示するようにフラグFL1を0に設定して、処理動作を終了する。一方、ステップS34〜S38のいずれかにおいて、判断の結果がNOとなった場合、ステップS41に進む。ステップS41では、i=Lか否かを判断し、i=Lではないと判断した場合ステップS42に進む。ステップS42では、iの数を1つ増やして、ステップS34に戻り、データdを次のデータnd(i)(i=i+1)と比較する処理を繰り返す。一方、ステップS41において、i=Lであると判断した場合(即ち、データb1中のデータが全てデータdと比較された場合)、処理Cに進む。
処理Cにおいては、まず、ステップS43で、データb2中のデータod(j、n)(j=1〜K、n=1〜5)を読み込み、その後ステップS44に進む。ステップS44では、データd(1)に記録された内容をデータod(j,1)に記録された内容と比較し、データd(1)がデータod(j,1)と一致すると判断した場合、ステップS45に進む。ステップS45では、データd(2)に記録された内容をデータod(j,2)に記録された内容と比較し、データd(2)がデータod(j,2)と一致すると判断した場合、ステップS46に進む。ステップS46では、データd(3)に記録された内容をデータod(j,3)に記録された内容と比較し、データd(3)がデータod(j,3)と一致すると判断した場合、ステップS47に進む。ステップS47では、データd(4)に記録された内容をデータod(j,4)に記録された内容と比較し、データd(4)がデータod(j,4)と一致すると判断した場合、ステップS48に進む。ステップS48では、データd(5)に記録された内容をデータod(j,5)に記録された内容と比較し、データd(5)がデータod(j,5)と一致すると判断した場合、ステップS49に進む。ステップS49では、データdと完全に一致するデータが存在するため、データdを削除し、ステップS50に進む。ステップS50では、施設に関する最新情報の発生がなかったことを表示するようにフラグFL1を0に設定して、処理動作を終了する。一方、ステップS44〜S48のいずれかにおいて、判断の結果がNOとなった場合、ステップS51に進む。ステップS51では、j=Kか否かを判断し、j=Kではないと判断した場合ステップS52に進む。ステップS52では、jの数を1つ増やして、ステップS44に戻り、データdを次のデータod(j)(j=j+1)と比較する処理を繰り返す。一方、ステップS51において、j=Kであると判断した場合(即ち、データb2中のデータが全てデータdと比較された場合)、ステップS53に進む。ステップS53では、施設に関する最新情報(データd)が発生したことを示すようにフラグFL1を1に設定し、処理動作を終了する。このように、新規情報検出プログラム15bの動作により、データb1(施設に関する新規情報)とデータb2(施設に関する既存情報)に格納されていない施設に関する最新情報(データd)が検出されるようになる。
次に、情報記憶制御プログラム15cの動作を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。情報記憶制御プログラム15cは、少なくとも1日1回起動されるようになっている。まず、ステップS71では、初期処理(本日の日付データT、新規情報として格納される所定の期限TL(即ち、新規情報データベース17に格納される最大期間、例えば30日)、データd、データb1とb2、及びフラグFL1を読み込む)を行い、その後ステップS72に進む。ステップS72では、フラグFL1の値が1か否かを判断し、フラグFL1の値が1であると判断した場合(即ち、施設に関する最新情報(データd)が発生した)、ステップS73に進む。ステップS73では、データb1のデータの数Lを1つ増やしてステップS74に進む。ステップS74では、データdをデータb1に加える処理を行い(即ち、データd(1)の値をデータnd(L,1)に代入し、データd(2)の値をデータnd(L,2)に代入し、データd(3)の値をデータnd(L,3)に代入し、データd(4)の値をデータnd(L,4)に代入し、データd(5)の値をデータnd(L,5)に代入し、さらに、本日の日付データTをデータnd(L,6)に代入する)、その後ステップS75に進む。一方、ステップS72において、フラグFL1の値が1ではないと判断した場合(即ち、データdの発生がない場合)、ステップS73とステップS74を飛ばしてステップS75に進む。ステップS75では、循環引数nを1、mを0に設定して、その後ステップS76に進む。ステップS76では、本日の日付データTとデータb1中のデータnd(n,6)の値(データ作成日付)との差(即ち、新規情報データベース17に格納された期間)が期限TLを超えたか否かを判断し、前記差が期限TLを超えたと判断した場合、ステップS77に進む。ステップS77では、期限TLを超えたデータnd(n)を既存情報データベース18に移すために、既存情報データベース18のデータb2の数Kを1つ増やし、また期限TLを超えたデータが存在することを表示するように、フラグFL2を1に設定してステップS78に進む。ステップS78では、期限TLを超えたデータnd(n)を既存情報データベース18に移す処理を行い(即ち、データnd(n,1)の値をデータod(K,1)に代入し、データnd(n,2)の値をデータod(K,2)に代入し、データnd(n,3)の値をデータod(K,3)に代入し、データnd(n,4)の値をデータod(K,4)に代入し、データnd(n,5)の値をデータod(K,5)に代入する)、その後ステップS81に進む。一方、ステップS76において、新規情報とする期間が期限TLを超えていないと判断した場合、ステップS79に進む。ステップS79では、循環引数mを1つ増やしてその後ステップS80に進む。ステップS80では、新規情報データベース17の中に格納された期間が期限Tを超えたデータを取り除くためのデータ更新処理を行い(即ち、データnd(n,1)の値をデータnd(m,1)に代入し、データnd(n,2)の値をデータnd(m,2)に代入し、データnd(n,3)の値をデータnd(m,3)に代入し、データnd(n,4)の値をデータnd(m,4)に代入し、データnd(n,5)の値をデータnd(m,5)に代入する)、その後ステップS81に進む。ステップS81では、循環引数nは元の新規情報データベース17のデータの数Lと比較し、nはLに達していないと判断した場合(元の新規情報データベース17のデータのチェックが完了していない場合)、ステップS82に進む。ステップS82では、循環引数nを1つ増やして、ステップS76にもどり、上記したデータb1のデータの格納期間のチェックを繰り返す。他方、nはLに達したと判断した場合(元のデータb1のデータのチェックが全て完了した場合)、ステップS83に進む。ステップS83では、データ処理が行われたデータb1を新規情報記憶部13bに記憶させ、ステップS84に進む。ステップS84では、データ処理が行われたデータb2を既存情報記憶部13cに記憶させて、処理動作を終了する。このように、情報記憶制御プログラム15cの動作により、施設に関する最新情報データdが施設に関する新規情報データb1に加えられ、また、データb1中格納期間が所定の期限を超えたデータがデータb2(既存情報データベース18)へ移されるようになる。
次に、情報送出プログラム15dの動作を図8に示したフローチャートに基づいて説明する。情報送出プログラム15dは、常に動作しているようになっている。まず、ステップS90では、フラグFL1とフラグFL2を読み込み、その後ステップS91に進む。ステップS91では、情報提供端末1に接続されている情報端末2(情報端末C1〜Cn)からデータ送出の要求を受信したか否かをチェックし、データ送出の要求を受信しなかったと判断した場合、ステップS92を飛ばしてステップS93に進み、他方、データ送出の要求を受信したと判断した場合、ステップS92に進む。ステップS92では、データ送出の要求を受信したことを示すように、フラグFL3を1に設定して、その後ステップS93に進む。ステップS93では、フラグFL1の値が1であるか否かを判断し、フラグFL1の値が1ではないと判断した場合、ステップS97へ飛び、他方、フラグFL1の値が1であると判断した場合、ステップS94に進む。ステップS94では、データdを読み込み、ステップS95に進む。ステップS95では、施設に関する最新情報を常に送信することを事前に約束した情報端末2中の一部の情報端末にデータdを送出して、その後ステップS96に進む。ステップS96では、情報端末2中の全ての情報端末へ新規情報データb1を更新した通知を発信して、その後ステップS97に進む。ステップS97では、フラグFL2の値が1であるか否かを判断し、フラグFL2の値が1ではないと判断した場合、ステップS101へ飛び、他方、フラグFL2の値が1であると判断した場合、ステップS98に進む。ステップS98では、データb1とb2を読み込み、その後ステップS99に進む。ステップS99では、更新したデータを常に送信することを事前に約束した情報端末2中の一部の情報端末にデータb1及びb2を送出して、その後ステップS100に進む。ステップS100では、情報端末2中の全ての情報端末へデータb1とb2を更新した通知を発信し、その後ステップS101に進む。ステップS101では、フラグFL3の値が1であるか否かを判断し、フラグFL3の値が1ではないと判断した場合、ステップS102を飛ばしてステップS103に進み、他方、フラグFL3の値が1であると判断した場合、ステップS102に進む。ステップS102では、受信したデータ送出の要求に従ってデータd、データb1又はデータb2を送出し、その後ステップS103に進む。ステップS103では、リセット処理を行い(即ち、フラグFL1、フラグFL2及びフラグFL3を0にリセットし、受信したデータ送出の要求を削除する)、その後最初の処理(ステップS90)に戻る。このように、情報送出プログラム15dの動作により、サーバ1に接続されている情報端末の各々の要求に応じて、施設に関する最新情報、施設に関する新規情報、又は施設に関する既存情報が送出されるようになる。
上記した第1の実施の形態に係る情報提供サーバによれば、様々な方法で施設情報が収集され、収集された施設情報の中から新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報が検出され、新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報と既存施設の情報とが異なる記憶部に格納され、情報サーバと接続している端末からのデータ送出要求に応じて施設情報のデータが送出されるようになっているため、新規情報を常に受信したいユーザ、施設情報のデータベースを定期的に更新したいユーザ、又は新規情報と既存情報とを区別して受信したいユーザにそれぞれ対応することができる。また、施設データを分割して外部へ送出することにより、データ通信量を減らすことができる。
なお、上記した第1の実施の形態では、説明を容易にするために、施設に関する最新情報(データd)を1つの情報としているが、データdが複数の情報の場合でも同様に扱うことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る情報端末装置について説明する。図9は第2の実施の形態に係る情報端末装置が車両に搭載されたナビゲーション装置により構成された利用されたシステムを示す図である。図9に示したように、情報端末装置21は、無線通信を介して情報センター(情報提供サーバ)1と接続され、車両のドライバーに対して経路案内を行い、地図情報、施設情報などを提供するものである。情報センター1として、第1の実施の形態に係る情報提供サーバが採用され、情報センター1は、施設に関する新規情報(データb1)と施設に関する既存情報(データb2)の更新の通知、及び施設に関する最新情報(データd)を常にメールで情報端末装置21に送信し、情報端末装置21は常に更新されたデータb1とデータb2をダウンロードするようになっている。
図10は、情報端末装置21の要部を概略的に示した構成図である。図10に示したように、情報端末装置21は、表示入力装置211と、マイクロコンピュータ(マイコン)212と、記憶装置213と、通信装置214と、GPS受信機215と、車速センサー216と、ジャイロセンサー217とを含んで構成されている。
表示入力装置211は、タッチパネル、液晶ディスプレイ、操作ボタン及び画像処理部(図示せず)などを含んで構成されており、地図情報、経路案内情報及び施設情報などが前記ディスプレイ上に表示され、前記タッチパネルを介してデータが入力可能になっている。
記憶装置213は、CD又はDVDに記憶されているデータの読み取りと書き込みが可能な再生装置と、地図情報データmd、施設に関する新規情報(新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報)データB1、施設に関する既存情報(新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報以外の情報)データB2及びユーザ設定データudが記憶されている記憶媒体(CDまたはDVD)を含んで構成されている。
通信装置214は、アンテナと送受信装置より構成されており、無線通信回線を介して図9に示した情報センター1に接続され、情報センター1から前記最新情報、前記新規情報を格納したデータb1及び前記既存情報を格納したデータb2を受信することができるようになっている。
GPS受信機215は、GPS衛星からの信号を受信して該信号により車両の位置を計算し、車速センサー216は車輪の回転から速度を計算し、ジャイロセンサー217は、車両の方向を計測するようになっている。
マイコン212は、施設に関する臨時情報(本日情報センター1から受信した最新情報、最近オープンした施設、本日オープンの施設、近日オープンする施設の情報)を格納したデータB3などが記憶されているRAM212aと、処理プログラム(施設情報管理プログラム212b1と、ナビゲーション制御プログラム212b2などを含んだ処理プログラム)を含んだプログラムが記憶されているROM212bと、プログラムを実行させるCPU212cとを含んで構成されており、バスラインBLを介して、表示入力装置211、記憶装置213、通信装置214、GPS受信機215、車速センサー216及びジャイロセンサー217にそれぞれ接続されている。
CPU212cは、施設情報管理プログラムを実行することにより、情報センター1から受信した前記新規情報を格納したデータb1と前記既存情報を格納したデータb2で記憶装置213にそれぞれ記憶されているデータB1とデータB2を更新し、さらに、前記新規情報の中から本日情報センター1から受信した最新情報、最近オープンした施設(所定期間内にオープンした施設)の情報、本日オープンの施設の情報及び近日オープンする施設(所定期間内にオープする施設)の情報を検出して臨時情報としてRAM212aに記憶させ、ナビゲーション制御プログラムを実行することにより、ユーザの指示に従って、記憶装置213に記憶された地図データmd及びGPS関連装置(GPS受信機215、車速センサー216及びジャイロセンサー217)からの車両位置、速度及び方向情報に基づいて経路探索を行い、記憶装置213に記憶されている施設情報(B1、B2)に基づいて施設検索などを行い、記憶装置213に記憶されているユーザ設定データudに基づいて地図情報、施設情報、経路案内情報などを表示入力装置211のディスプレイに表示させるようになっている。
図11は、データB3の構成を説明する図であり、図11に示したように、データB3の中に、本日情報センター1から受信した最新情報を格納するデータB31、最近オープンした施設の情報を格納するデータB32、本日オープンの施設の情報を格納するデータB33、近日オープンする施設の情報を格納するデータB34から構成されている。
なお、各データB1、B2、B3、及び情報センター1から受信するデータの構造は、図3に示したものと同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、施設情報管理プログラム212b1の動作を図12に示したフローチャートに基づいて説明する。施設情報管理プログラム212b1は、ナビゲーションが起動すると動作開始するようになっている。まず、ステップS111では、本日の日付(DT)、所定期限t1(t1内にオープンした施設を「最近オープンした施設」とする)とt2(t2内にオープンする施設を「近日中にオープンする施設」とする)を読み込み、フラグFL11〜14を1(データB31〜B34の中にデータが存在することを表示する)に設定し、データB31〜B34をクリアする初期化処理を行い、その後ステップS112に進む。ステップS112では、情報センター1から施設に関する最新情報が記録されたメールを受信したか否かをチェックし、前記メールを受信していないと判断した場合、ステップS113を飛ばしてステップS114に進み、他方、前記メールを受信したと判断した場合、ステップS113に進む。ステップS113では、受信したデータをデータB31に加え、その後ステップS114に進む。ステップS114では、情報センター1からデータ更新の通知を受信したか否かをチェックし、前記通知を受信していないと判断した場合、ステップS117に飛び、他方、前記通知を受信したと判断した場合、ステップS115に進む。ステップS115では、情報センター1からデータb1とb2をダウンロードして、その後ステップS116に進む。ステップS116では、ダウンロードしたデータb1で記憶装置213に保存されたデータB1を更新し(即ち、データb1をデータB1に上書き保存する)と置き換え、ダウンロードしたデータb2で記憶装置213に保存されたデータB2を更新(即ち、データb2をデータB2に上書き保存する)し、その後ステップS117に進む。ステップS117では、データB31の中にデータが存在するか否かをチェックし、前記データが存在しないと判断した場合、データB31にデータが存在しないことを表示するようにフラグFL11を0に設定し(ステップS118)、その後ステップS119に進み、他方、前記データが存在すると判断した場合、ステップS119に進む。ステップS119では、データB1を読み込み、その後ステップS120に進む。ステップS120では、データB1の中に期限t1内にオープンした施設が存在するか否かをチェックし、期限t1内にオープンした施設が存在しないと判断した場合、データB32にデータが存在しないことを表示するようにフラグFL12を0に設定して(ステップS122)、その後ステップS123に進み、他方、期限t1内にオープンした施設が存在すると判断した場合、ステップS121に進む。ステップS121では、期限t1内にオープンした施設のデータをデータB32に加えて、その後ステップS123に進む。ステップS123では、データB1の中に本日オープンの施設が存在するか否かをチェックし、本日オープンの施設が存在しないと判断した場合、データB33にデータが存在しないことを表示するようにフラグFL13を0に設定して(ステップS125)、その後ステップS126に進み、他方、本日オープンの施設が存在すると判断した場合、ステップS124に進む。ステップS124では、本日オープンの施設のデータをデータB33に加えて、その後ステップS126に進む。ステップS126では、データB1の中に期限t2内にオープンする施設が存在するか否かをチェックし、期限t2内にオープンする施設が存在しないと判断した場合、データB34にデータが存在しないことを表示するようにフラグFL14を0に設定して(ステップS128)、処理動作を終了し、他方、期限t2内にオープンする施設が存在すると判断した場合、ステップS127に進む。ステップS127では、期限t2内にオープンする施設のデータをデータB34に加えて、処理動作を終了する。
次に、前記施設情報の出力仕様の設定について説明する。ナビゲーション制御プログラム212b2は、施設情報の表示仕様を設定する操作画面を表示させる機能を有しており、図13〜15に示すような操作画面を表示入力装置211のディスプレイ上に表示することができるようになっている。ユーザは前記操作画面を介して施設情報の表示仕様を設定することができる。
図13は、施設情報の出力仕様における施設表示エリアの設定画面を示す図である。図13に示したように、表示されるエリアとして、日本全国、北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形及びその他の日本国内の地名がリストされ、また、施設情報の表示と非表示を制御する「表示」選択ボタン、表示範囲を限定する「スポットエリア設定」選択欄が設けられている。例えば、「全国」に対して、「表示」に「OFF」を選択した場合、全国に存在する施設の情報が表示されなくなり、他方、「ON」を選択し、さらに「スポットエリア設定」に「ルート周辺」を選択した場合、予め設定された出発から目的地までのルートの周辺に存在する施設が地図上及び後述のメニュー画面またはバナーから選択される施設リストの中に表示されるようになる。また、「北海道」に対して、「表示」に「OFF」を選択した場合、北海道に存在する施設の情報が表示されなくなり、他方、「ON」を選択し、さらに「スポットエリア設定」に「現在地周辺」を選択した場合、車両が北海道に存在する場合に該車両周辺に存在する施設が地図上及び前記施設リストの中に表示されるようになる。また、「青森」に対して、「表示」に「OFF」を選択した場合、青森に存在する施設の情報が表示されなくなり、他方、「ON」を選択し、さらに「スポットエリア設定」に「全域」を選択した場合、青森全域に存在する施設が地図上及び前記施設リストの中に表示されるようになる。また、「岩手」に対して、「表示」に「OFF」を選択した場合、岩手に存在する施設の情報が表示されなくなり、他方、「ON」を選択し、さらに「スポットエリア設定」に「自宅周辺」を選択した場合、設定された岩手にある自宅周辺に存在する施設が地図上及び前記施設リストの中に表示されるようになる。設定終了後、図13に示した操作画面の右上角にある「実行」ボタンを選択すれば、該操作画面が閉じられ、設定されたデータがユーザ設定データudの一部として記憶装置213に記憶されるようになる。
図14は、施設情報の出力仕様における施設表示項目の設定画面を示す図である。図14に示したように、施設表示項目として、「最近オープン」、「本日オープン」、「近日オープン」、「新規情報」、及び「既存情報」が設けられている。また、前記各項目の表示と非表示を制御する「表示」選択ボタン、一部の項目における期間を設定する「期間」入力欄、各項目を表示するマークの色と形状を設定する「マーク指定」選択欄がそれぞれ設けられている。例えば、「最近オープン」における「表示」に「OFF」を選択した場合、制御引数FC1が0となり、最近オープンした施設が表示されなくなり、他方、「ON」を選択し、「期間」に日数(t1、例えば10日)を入力し、「マーク指定」の選択欄に予め用意された色と形状の中から「赤」と「★」を選択した場合、図13に示した操作画面で指定された表示エリア内に存在する10日前までにオープンした施設が赤色の星で地図上に表示され、また、該施設が前記施設リストにおける最近オープンした施設として表示されるようになる。又、「本日オープン」に対して、「表示」に「OFF」を選択した場合、制御引数FC2が0となり、本日オープンの施設が表示されなくなり、他方、「ON」を選択し、「マーク指定」の選択欄に予め用意された色と形状の中から「赤点滅」と「★」を選択すれば、図13に示した操作画面で指定された表示エリア内に存在する本日オープンの施設が赤色で点滅する星で地図上に表示され、また、該施設が前記施設リストにおける本日オープンの施設として表示されるようになる。また、「近日オープン」に対して、「表示」に「OFF」を選択した場合、制御引数FC3が0となり、近日オープンする施設が表示されなくなり、他方、「ON」を選択し、「期間」に日数(t2、例えば30日)を入力し、「マーク指定」の選択欄に予め用意された色と形状の中から「黄」と「★」を選択した場合、図13に示した操作画面で指定された表示エリア内に存在する30日以内にオープンする施設が黄色星で地図上に表示され、また、該施設が前記施設リストにおける近日オープンする施設として表示されるようになる。また、「新規情報」に対して、「表示」の「OFF」を選択した場合、制御引数FC4が0となり、新規施設又は/及び新規情報のある施設の表示が中止され、他方、「ON」を選択し、「マーク指定」の選択欄に予め用意された色と形状の中から「緑」と「▲」を選択した場合、図13に示した操作画面で指定された表示エリア内に存在する新規施設又は/及び新規情報のある施設が緑色の三角で地図上に表示され、また、該施設が前記施設リストにおける新規情報として表示されるようになる。また、「既存情報」に対して、「表示」の「OFF」を選択した場合、制御引数FC5が0となり、新規施設又は/及び新規情報のある施設が表示されなくなり、他方、「ON」を選択し、「マーク指定」の選択欄に予め用意された色と形状の中から「青」と「○」を選択した場合、図13に示した操作画面で指定された表示エリア内に存在する既存施設が青色の円形で地図上に表示され、また、前記施設リストにおける既存情報として表示されるようになる。設定終了後、図14に示した操作画面の右上角にある「実行」ボタンを選択すれば、該操作画面が閉じられ、設定したデータがユーザ設定データudの一部として記憶装置213に記憶されるようになっている。
図15は施設情報の出力仕様における施設表示種類の設定画面を示す図である。図15に示したように、表示される施設の種類として、飲食店、ホテル、宿泊施設、レジャー、ショッピング、スポーツ、病院などがリストされており、また、施設情報の表示と非表示を制御する「表示」選択ボタン、起動時メッセージで情報が表示される施設の存在範囲を指定する「起動時メッセージ案内」選択欄、起動時音声で情報が案内される施設の存在範囲を指定する「起動時音声案内」選択欄、及び着信が表示される施設の存在範囲を指定する「着信表示」選択欄が設けられている。例えば、「飲食店」に対して、「表示」に「OFF」を選択した場合、飲食店に関する施設の情報が表示されなくなり、他方、「ON」を選択し、さらに、「起動時メッセージ案内」に「自宅周辺」を選択し、「起動時音声案内」に「ルート周辺」を選択し、「着信表示」に「全域」を選択した場合、ナビゲーション装置21が起動すると、自宅周辺に存在する飲食店に関する最新情報があれば、前記情報を伝えるメッセージが表示入力装置211のディスプレイ上に表示され、また、予め設定された出発地から目的地までのルート周辺に存在する飲食店に関する新しい情報があれば、前記情報を伝える音声案内が音声合成装置223より出力され、また、日本全域に存在する飲食店に関する最新情報の着信があれば、該着信メールが画面上に表示され、さらに、図13に示した操作画面で指定した表示エリア内に存在する飲食店が地図上及び施設リストの中に表示されるようになる。設定終了後、図15に示した操作画面の右上角にある「実行」ボタンを選択すれば、該操作画面が閉じられ、設定したデータがユーザ設定データudの一部として記憶装置213に記憶されるようになっている。
なお、前記施設リストがナビゲーションのメニュー選択画面、または、後述のバナーから選択されるようになっている。
図16は、前記施設リストの表示画面を示す図である。図16に示したように、施設リストの表示項目として、「最近オープン」、「本日オープン」、「近日オープン」、「新規情報」及び「既存情報」が設けられている。これらの項目にそれぞれ含まれる施設が、上記した図13〜15にそれぞれ示した操作画面から設定された施設である。これらの項目をそれぞれ選択すれば、当該施設のリストが表示されるようになっている。例えば、「最近オープン」を選択すると、最近オープンされた施設(例えば、伊丹ラーメン屋、岩手温泉ホテルなど)が表示され、それらの施設を更に選択すれば詳細情報(図示せず)が表示されるようになっている。
図17は、施設が地図上に表示される場合の例を示す図である。図17に示したように、地図の上に最近オープンした施設を表示する星、新規情報を表示する三角形が表示されており、これらのマークを選択すれば、選択されたマークが該当する施設の詳細情報が表示されるようになっている。例えば、星を選択した場合、伊丹ラーメン屋の詳細情報が表示されるようになっている。さらに、詳細情報が表示されている欄に「目的地」という選択ボタンが設けられ、それが選択されると表示されている施設の所在地が目的地として設定され、現在地から該目的地までの経路が前記地図上に表示されるようになる。また、図17に示す表示画面の下方には、ユーザ設定ボタンIC1、バナーIC2、メール着信マークIC3がそれぞれ設けられており、ユーザ設定ボタンIC1が選択された場合、図13〜図15に示した設定のための操作画面がそれぞれ表示され、バナーIC2が選択された場合、図16に示した施設リストが画面上に表示され、メール着信マークIC3を選択すると、着信内容が表示されるようになっている。
次に、ナビゲーション制御プログラム212b2における施設情報の出力制御の処理動作を図18に示すフローチャートに基づいて説明する。プログラム起動後に、まず、ユーザ設定データud、地図情報データmd、施設に関する新規情報データB1、施設に関する既存情報データB2、臨時情報(データB31〜B34)、フラグFL11〜FL15、制御引数FC1〜FC5を読み込み(ステップS200)、ステップS201へ進む。ステップS201では、最新情報を格納するデータB31の中にデータが存在するか否かを確認し、データB31の中にデータが存在しない(FL11=1ではない)と判断した場合、処理R1へ飛び、他方、データB31の中にデータが存在する(FL11=1)と判断した場合、ステップS202に進む。ステップS202では、ユーザ設定データudに基づいて、起動時メッセージで案内する施設をデータB31の中から検出し、当該施設が検出されなかったと判断した場合、ステップS203を飛ばしてステップS204に進み、他方、当該施設がデータB31の中から検出されたと判断した場合、ステップS203に進む。ステップS203では、検出された施設の情報をメッセージで表示して、その後ステップS204に進む。ステップS204では、ユーザ設定データudに基づいて、起動時音声で案内する施設をB31の中から検出し、当該施設が検出されなかったと判断した場合、ステップS205を飛ばしてステップS206に進み、他方、当該施設がデータB31の中から検出されたと判断した場合、ステップS205に進む。ステップS205では、検出された施設の情報を音声で出力して、その後ステップS206に進む。ステップS206では、ユーザ設定データudに基づいて、着信の内容を表示する施設をデータB31の中から検出し、当該施設が検出されなかったと判断した場合、ステップS207を飛ばしてステップS208に進み、他方、当該施設がデータB31の中から検出されたと判断した場合、ステップS207に進む。ステップS207では、メール着信マークIC3を表示し、その後ステップS208に進む。ステップS208では、着信内容を表示する指示がないと判断した場合、処理R1に飛び、他方、着信内容を表示する指示があると判断した場合、ステップS209に進む。ステップS209では、着信内容を表示し、その後処理R1に進む。
引き続き、ナビゲーション制御プログラム212b2における施設情報の出力制御の処理動作を図19に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、処理R1におけるステップS210では、最近オープンした施設の情報を格納するデータB32の中にデータが存在し、且つ最近オープンした施設を表示する(即ち、FL12=1&FC1=1)と設定されたか否かを確認し、FL12=1&FC1=1ではないと判断した場合、ステップS214へ飛び、他方、FL12=1&FC1=1であると判断した場合、ステップS211に進む。ステップS211では、ユーザ設定データudに基づいて、最近オープンした施設として表示する施設をB32の中から検出し、当該施設が検出されなかったと判断した場合、ステップS214へ飛び、他方、当該施設がB32の中から検出されたと判断した場合、ステップS212に進む。ステップS212では、検出された施設の情報を地図データとリンクし、ステップS213に進む。ステップS213では、検出された施設の情報を施設リストに加え、ステップS214に進む。ステップS214では、本日オープンの施設の情報を格納するデータB33の中にデータが存在し、且つ本日オープンの施設を表示する(FL13=1&FC2=1)と設定されたか否かを確認し、FL13=1&FC2=1ではないと判断した場合、ステップS218に進み、他方、FL13=1&FC2=1であると判断した場合、ステップS215に進む。ステップS215では、ユーザ設定データudに基づいて、本日オープンの施設として表示する施設をデータB33の中から検出し、当該施設が検出されなかったと判断した場合、ステップS218へ飛び、他方、当該施設がデータB33の中から検出されたと判断した場合、ステップS216に進む。ステップS216では、検出された施設の情報を地図データとリンクし、ステップS217に進む。ステップS217では、検出された施設の情報を施設リストに加え、その後ステップS218に進む。ステップS218では、近日オープンする施設の情報を格納するデータB34の中にデータが存在し、且つ近日オープンする施設を表示する(FL14=1&FC3=1)と設定されたか否かを確認し、FL14=1&FC3=1ではないと判断した場合、処理R2へ飛び、他方、FL14=1&FC3=1であると判断した場合、ステップS219に進む。ステップS219では、ユーザ設定データudに基づいて、近日オープンする施設として表示する施設をデータB34の中から検出し、当該施設が検出されなかったと判断した場合、処理R2へ飛び、他方、当該施設がB34の中から検出されたと判断した場合、ステップS220に進む。ステップS220では、検出された施設の情報を地図データとリンクし、ステップS221に進む。ステップS221では、検出された施設の情報を施設リストに加え、その後処理R2に進む。
引き続き、ナビゲーション制御プログラム212b2における施設情報の出力制御の処理動作を図20に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、処理R2におけるステップS222では、ユーザ設定データudに基づいて、新規情報を表示する(即ち、FC4=1)か否かを確認し、FC4=1ではないと判断した場合、ステップS226へ飛び、他方、FC4=1であると判断した場合、ステップS223に進む。ステップS223では、ユーザ設定データudに基づいて、新規情報として表示する施設をデータB1の中から検出し、当該施設が検出されなかったと判断した場合、ステップS226へ飛び、他方、当該施設がデータB1の中から検出されたと判断した場合、ステップS224に進む。ステップS224では、検出された施設の情報を地図データとリンクし、その後ステップS225に進む。ステップS225では、検出された施設の情報を施設リストに加え、その後ステップS226に進む。ステップS226では、ユーザ設定データudに基づいて、既存情報を表示する(即ち、FC5=1)か否かを確認し、FC5=1ではないと判断した場合、処理R3へ飛び、他方、FC5=1であると判断した場合、ステップS227に進む。ステップS227では、ユーザ設定データudに基づいて、既存情報として表示する施設をデータB2の中から検出し、当該施設が検出されなかったと判断した場合、処理R3に進み、他方、当該施設がデータB2の中から検出されたと判断した場合、ステップS228に進む。ステップS228では、検出された施設の情報を地図データとリンクし、その後ステップS229に進む。ステップS229では、検出された施設の情報を施設リストに加え、その後処理R3に進む。
引き続き、ナビゲーション制御プログラム212b2における施設情報の出力制御の処理動作を図21に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、処理R3におけるステップS230では、地図表示の指示があったか否かを判断し、地図表示の指示がなかったと判断した場合、ステップS231を飛ばしてステップS232に進み、他方、地図表示の指示があったと判断した場合、ステップS231に進む。ステップS231では、指示されたエリアの地図と該地図のデータにリンクされた施設のマークを表示し、ステップS232に進む。ステップS232では、施設の詳細情報表示の指示があったか否かを判断し、施設の詳細情報表示の指示がなかったと判断した場合、ステップステップS236へ飛び、他方、施設の詳細情報表示の指示があったと判断した場合(地図上の施設マークが選択された場合)、ステップS233に進む。ステップS233では、指示の通りに施設の詳細内容を表示し、ステップS234に進む。ステップS234では、表示された施設を目的地とする指示があったか否かを判断し、表示された施設を目的地とする指示がなかったと判断した場合、ステップS236へ飛び、他方、表示された施設を目的地とする指示があったと判断した場合、ステップS235に進む。ステップS235では、表示された施設を目的地とする経路を探索して表示し、その後ステップS236に進む。ステップS236では、施設リスト表示の指示があったか否かを判断し、施設リスト表示の指示がなかったと判断した場合、ステップS237〜S241を飛ばしてステップS242に進み、他方、施設リスト表示の指示があったと判断した場合(メニュー又はバナーから施設リストが選択された場合)、ステップS237に進む。ステップS237では、施設リストを表示し、その後ステップS238に進む。ステップS238では、施設の詳細情報表示の指示があったか否かを判断し、施設の詳細情報表示の指示がなかったと判断した場合、ステップS242へ飛び、他方、施設の詳細情報表示の指示があったと判断した場合、ステップS239に進む。ステップS239では、指示の通りに施設の詳細内容を表示し、その後ステップS240に進む。ステップS240では、表示された施設を目的地とする指示があったか否かを判断し、表示された施設を目的地とする指示がなかったと判断した場合、ステップS241を飛ばしてステップS242に進み、他方、表示された施設を目的地とする指示があったと判断した場合、ステップS241に進む。ステップS241では、表示された施設を目的地とする経路を探索して表示し、その後ステップS242に進む。ステップS242では、ユーザ設定の要求があったか否かを判断し、ユーザ設定の要求がなかったと判断した場合、ステップS244へ飛び、他方、ユーザ設定の要求があったと判断した場合(IC1が選択された場合)、ステップS243に進む。ステップS243では、ユーザ設定の操作画面(図13〜15)をそれぞれ表示し、その後ステップS244に進む。ステップS244では、設定を実行させる要求があったか否かを判断し、実行させる要求がなかったと判断した場合、ステップS230に戻り、他方、実行させる要求があった場合(「実行」が選択された場合)、ステップS245に進む。ステップS245では、設定したデータをユーザ設定データudとして記憶装置213に保存してステップS200に戻る。このように、ユーザが予め設定された出力仕様にしたがって、施設の情報が出力されるようになる。
上記第2の実施の形態に係る情報端末装置21によれば、情報センター1から施設に関する最新情報及び更新された施設情報のデータを常に獲得することができ、獲得された施設情報における新規施設の情報及び/又は新規情報のある施設の情報が施設に関する新規情報データB1として記憶装置213に記憶され、新規情報のない既存施設の情報が施設に関する既存情報データB2として記憶装置213に記憶され、さらに、前記新規施設から最近オープンした施設、本日オープンの施設、近日オープンする施設がそれぞれ検出されて、互いに区別して表示されるため、施設情報を効率的にユーザに提供することができる。また、前記施設情報の出力仕様を自由自在に設定することができるので、ユーザの必要と好みに応じて前記施設情報を分かりやすく表示することができる。また、施設情報が地図データと共に表示され、又は施設リストとして表示されるため、運転しているユーザでも簡単な操作で施設の情報を表示させることができ、また、起動時に重要な情報がメッセージ又は音声案内により出力されるため、運転者が出発する前に必要な情報を簡単に知ることができる。
なお、上記第2の実施の形態では、情報センター1から施設情報を獲得するようにしているが、別の実施の形態では、インターネット又は情報サービスネットワークなどから施設情報を獲得することも可能である。