JP2002251353A - 新着情報発生通知装置を利用した情報配信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 即時性を必要とする情報を提供、又はユーザ
に対して、ユーザが指定するジャンル及び、地域の情報
を速やかに流通することを支援し、低コストを可能にす
る情報配信システムを提供する。さらに、本システムよ
り得られる情報により販売戦略の立案に有効なマーケテ
ィング情報を提供する。 【解決手段】 ユーザが指定したカテゴリの情報が、ネ
ットワークを通じてサーバｄに格納されると、ユーザの
持つ情報端末ａに、通知する。また、情報が配信される
際に企業広告を効果的に情報画面へ添付し、それによっ
て得られる広告収入を通信コストに反映させる。一方、
ユーザの利用状況などをデータベース化することでマー
ケティング情報を作成しネットワークにより配信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークを利用し
て提供された情報が、それを欲しているユーザに迅速に
提供出来るようにした情報通信システム、ならびに、こ
のような通信システムより得られる情報を配信する情報
提供システム及び、このような情報通信システムに使用
して好適な広告システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、地域に密着したローカルな情報
は、新聞や広告チラシあるいはテレビ・ラジオ放送によ
り提供されている。しかし、新聞やチラシではその迅速
性において、テレビ・ラジオではそのサービスエリアが
広いため限られたエリアに利便性の良い情報を提供する
には不向きである。

【０００３】近年ではインターネットを利用して様々な
Ｗｅｂページで利便性の良い各種地域情報を提供してい
るが、情報利用者は各種情報のデータベースを保有する
サーバにアクセスしなければ新着情報の発生を知ること
が出来ないので、即時性を必要とする情報の場合不向き
である。

【０００４】メール形式においては新着情報がメールサ
ーバに格納されるとオンラインであれば新着情報の発生
を着信表示や着信音によって迅速に知ることは出来る
が、その仕組み上、情報はメールアドレスの授受を行っ
た両者間のみとなるので、不特定多数の情報提供者と不
特定多数の情報利用者に情報を提供するには不向きであ
る。

【０００５】現在では、メールマガジンのように、メー
ル形式で提供された情報を、購読契約者に対して、定期
的に配信する情報配信システムが存在するが、ユーザに
はそのときの状況により必要な情報は様々であり、その
必要なカテゴリの情報を必要のたびにメールマガジンの
購読を契約していたのでは定期購読契約数が増えていく
こととなり、購読を解約しない限り、必要としないとき
にも情報は定期的に送られてくるのでユーザに送られて
くる情報件数は不必要に増え、ユーザは情報の整理を強
いられることになる。

【０００６】ネットワーク社会の発達とともに増大する
情報の中では、その中から、個々にとって利便性が良く
価値の高い情報を迅速に得る、ということにおいて問題
がある。また情報提供者側にとっても、情報提供者側か
ら情報利用者に対して積極的にに情報を提供するには様
々なノウハウを必要とし、個人が提供するような小規模
な情報の注目度を上げるには不向きである。

【０００７】請求項２が類する今までのシステムでは、
蓄積されるユーザの情報はユーザが商品を購入したな
ど、ユーザのとった行動などの累計からマーケティング
情報を作成するもので、このようなマーケティング情報
は即時性を必要とする販売展開の指標には不向きであ
る。

【０００８】従来のＷｅｂページ上の企業広告は目的の
コンテンツを利用することにユーザの興味が集中し、Ｗ
ｅｂページ上の企業広告にはあまり興味を示さない問題
があった。

【０００９】

【発明が解決しようとしている課題】情報提供者から情
報利用者へ情報が迅速に伝わることを支援し、且つ情報
利用者が指定する条件に適合する情報を提供すること
で、情報の効率化を高める情報通信システムを提供する
こと、さらには、個人ユーザの小規模の情報配信を考え
低コストによる配信を課題とする。

【００１０】情報提供者と情報利用者の相互ニーズを一
致させる。言いかえれば、情報提供者（広告主）にとっ
ては、提供する情報を活用する人（消費者）及び、活用
される情報（売れる商品）を必要とし、情報利用者にと
っては活用出来る情報（買える商品）、及び活用したい
情報（欲しい商品）を必要とする。この互いのニーズの
ずれを少なくし、速やかな情報・商品物流を課題とす
る。

【００１１】

【課題を解決するための手段】情報提供者からネットワ
ークを利用して登録される地域情報を、地域・ジャンル
別に格納し、格納する際に時間的要素を加え時間的制限
を必要とする情報に対応する。さらに、迅速な情報の伝
達を目的とする、地域・ジャンルごとの新着情報の発生
を情報利用者に通知するようにしたことを特徴とする。

【００１２】情報提供者がＷｅｂページに情報の掲載を
希望する場合、その掲載期間は時間単位での契約と時間
毎の課金とし、そうすることで、提供する情報の有効性
を守り、情報の陳腐化を防ぐ。

【００１３】ただし、情報を掲載する際に情報提供者に
課金される料金を軽減するために、企業広告を提供する
情報に添付することで得られる広告収入によって可能と
する。

【００１４】消費者がこれから必要としていることを分
析することで、消費者の動向を先行することができ、よ
り消費者のニーズに即した販売展開が可能となる。つま
りは、情報利用者が本発明請求項１を利用することによ
り得られるユーザ情報を分析することである。

【００１５】本発明の、マーケティング情報は請求項１
と請求項２を連係させることで、消費者の動向を先行す
ることができ、また販売戦略（広告）に対する消費者の
反応などを本システムにより即時に提供出来ることを特
徴とにする。

【００１６】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施形態のシ
ステム構成を示す。図１において、ａは情報利用者側が
利用する端末であり、ｂは情報提供者が利用する情報端
末である。ａ、ｂは移動通信網を含むネットワークｃと
接続してサーバｄと通信を行う。

【００１７】サーバｄは本発明に必要な文章・イメージ
・テキスト・音声・プログラム等のファイルを記憶して
おり、クライアントに要求されたファイルを送信する。

【００１８】サーバｄには、提供される情報及び情報提
供者に関する情報、たとえば名前・住所・情報を掲載す
る期間などの情報がデータベースの形態で登録され登録
された日時が付加される。提供される情報は文字だけで
なく映像・音声などでも良い。

【００１９】情報端末ａは本発明のシステムを利用する
ために必要な情報、その他、必要事項の入力、及び、サ
ーバから送信されるファイルの受信と請求項１に係わる
システムのうち、新着情報発生の通知を受信しその旨を
を知らせる新着情報通知受信部ｅを有する。

【００２０】情報提供者側情報端末ｂは、提供する情報
（広告），その他の情報の入力、及び、サーバから送信
されるファイルを受信する。

【００２１】図２は、本発明請求項１・請求項２一連の
動作を表す図である。同図に示すシステムは端末として
パソコン・モバイル・情報端末機能付き携帯電話などを
想定している。端末とサーバをつなぐインフラストラク
チャーとしては移動通信網を含む公衆ネットワークであ
る。

【００２２】情報提供者は自分の提供する情報を情報端
末より地域・ジャンル・情報の有効な時間などの条件を
付加して入力部ｄ１に入力する。

【００２３】情報提供者が入力する情報は、音声と映像
を使い配信することで入力操作を簡便にしユーザにとっ
ても解りやすく、文章だけでは伝わらない情報を伝える
ようすることも可能である。

【００２４】一方、情報利用者は必要とする情報のジャ
ンル・地域・情報を利用する日時（例、明日、夜７時―
渋谷―グルメ情報）及び、その他必要な情報を入力部ｄ
１より入力する。

【００２５】入力された情報は情報処理部ｄ２により、
提供情報は地域ジャンルなど、照合に必要なカテゴリを
記憶する登録カテゴリ記憶部ｄ３と提供情報を記憶する
提供情報記憶部ｄ４にそれぞれ、ユーザ番号と格納時間
を付加され格納される。

【００２６】また、情報利用者が指定した地域ジャンル
などのユーザ指定カテゴリは指定カテゴリ記憶部ｄ５
に、利用者のその他の個人情報は利用者情報記憶部ｄ６
にそれぞれ、ユーザ番号と時間を付加され格納される。

【００２７】新着情報検出部ｄ７によって登録カテゴリ
記憶部ｄ３に新着情報が検出されると、照会部ｄ８によ
り新しく格納された登録カテゴリと条件の合うユーザ指
定カテゴリを選出する。

【００２８】通知部ｄ９により、検出されたユーザ指定
カテゴリのユーザ番号が付加された利用者情報が指定す
る通知方法により新着情報発生の旨を知らせる。

【００２９】新着情報発生の通知を受けた情報利用者は
必要があれば配信部ｄ１０より配信要求をすることで通
知された情報の内容を得ることが出来る。

【００３０】提供された情報の利用者端末画面への表示
方法には、提供された情報の代表画面になる単位画面を
表示するタイプ１、提供された情報の文字に見出しを表
示するタイプ２、検索によって利用者が引き出すタイプ
３があり、タイプ１の表示方法で画面表示されるものは
新着情報として扱われる期間、もしくは、再掲載・期間
の延長の契約がされた期間でありこのタイプの掲載には
時間単位の課金がされる、タイプ２に課金はされないが
利用率の低いものは、タイプ３に移る。

【００３１】配信される提供情報には、通し番号など配
信したユーザの情報に識別番号をつけ、送信後の処理の
対応を可能にする。たとえばユーザがほかの端末で同じ
情報を再送信してもらう際に提供情報の識別に使用す
る。また、ユーザに対して課金もしくは給金する一連の
動作の中で識別に使用することなどが考えられる。ま
た、情報提供者はその識別番号によるクジや値引きなど
のサービスを行うことで利用率を上げることも考えられ
る。

【００３２】本発明請求項２は、利用者情報記憶部に蓄
積されるユーザ情報を、地域ごとの各カテゴリの累計す
ることにより、その地域の消費者動向の指標となりマー
ケティング情報部ｄ１１によってグラフ化し、配信部ｄ
１０の要求に応じて配信する。

【００３３】図３、図４、図５は、ネットワークによっ
て配信されるマーケティング情報の一例示画面である。
図３は東京２３区の現在時刻のグルメ情報を要求してい
る利用者数と現在掲載している情報数を表す図である。
図４は、渋谷区のグルメ、ショッピング、エンターテイ
メントの情報を要求している利用者数を時間帯別に表し
たものである。図５は、情報を本発明のシステムを利用
したＷｅｂサイトに掲載して時間の推移とともに変化す
る情報利用者の数を表している。

【００３４】本発明請求項３は、図６で示すような企業
が提供する広告フレーム０１を用意し、そのフレーム内
に提供情報表示部０２を有し、情報提供者によって提供
される情報を表示する。

【００３５】フレーム０１は、企業の広告的要素のほか
に、装飾的要素を含み、ユーザは自分の気に入ったフレ
ームを選び、登録する文章、映像などの情報画像を装飾
効果としての使用を満たすものである。

【００３６】図７は、広告フレーム情報通信システムの
一連の動作を表す図である。広告フレームを使って情報
通信を行うものは、広告フレーム要求部Ｄ１より要求操
作を行い、広告フレーム選択部Ｄ２に遷移する。

【００３７】広告フレーム選択部には広告フレーム記憶
部Ｄ３に現在格納されている広告フレームが表示され、
表示された広告フレームの中から希望の広告フレームに
選択動作を行う。

【００３８】広告フレームを選択すると、レイアウト部
Ｄ４に遷移し，登録した情報が広告フレーム内に表示さ
れる。イメージ画像を確認し可否判定操作を行い、可決
操作がされると広告フレーム付き情報記憶部Ｄ５に格納
され，配信部からの配信要求によって配信される。

【００３９】広告フレームには、フレーム画像だけでな
く，広告フレームを提供する企業の指定する企業イメー
ジソングなどの音響効果をつけても良い。

【００４０】広告フレームが、広告フレーム選択部に表
示されている間は、提供情報表示部０２に広告フレーム
を提供している企業の広告を掲載する。

【００４１】請求項３の発明は本発明のシステムのみで
はなく、メール通信などのその他の情報通信への使用を
含む。

【００４２】

【実施例１】 地元のスーパーがタイムセールスを１時
間後に始めることを決め、短時間で出来るだけ多くの集
客をしたいと考えたが、チラシ広告では時間的にもそれ
にかかるコストも見合わないので、本発明の新着情報発
生通知サービスがある地域情報サイトに、これからセー
ルをする商品の画像と商品情報を自らの音声で登録をし
て、その他必要な情報を端末画面の指示に従い入力をし
た。

【００４３】一方、この地域のショッピングの新着情報
を希望していたＡさんは携帯電話により新しいショツピ
ングの情報が入ったことを知り、情報Ｗｅｂサイトより
このタイムセールス情報を知り、今いる所からは充分間
に合うので行くことにした。

【００４４】Ａさんはスーパーで目的のものを手にし
て、レジにて精算をするときに当地域情報サイトより情
報を得たことをつげ、情報が送信されたときに一緒に添
付されてきたパスワードを提示すると割引をしてもらう
ことが出来た。

【００４５】

【実施例２】 あるレストランの店主が、今日は近くで
コンサートがこれからあることを知り、本発明を利用し
たＷｅｂサイトのマーケティング情報（参考一例、図
４）を調べてみると、実際この地域における今日夜８時
のグルメ情報のニーズが高くなっていることを知り、本
日、限定の特別メニューを用意して、その料理の写真と
その他の情報を、当サイトのグルメ情報に掲載した。

【００４６】自分が掲載した情報に関するマーケティン
グ情報（図５）を見ると、新着情報発生通知サービスが
行われたと思われるその直後から、自分の掲載したグル
メ情報へのアクセス件数が結構あったので、特別メニュ
ーに必要な材料を仕入れておくことにした。さらに、８
時にもう一度追加の情報掲載をした。

【００４７】

【実施例３】 ライブハウスで歌を歌うことになり、多
くの人に来てもらいたいので、自分のステージの画像と
歌を当システムのエンターテイメント情報に登録したい
が、掲載時間を長くすると料金が高くなってしまうので
ステージの映像に本発明による広告フレームをつけ広告
掲載料を安くすることを試してみることにした。幸い気
に入ったデザインのフレームがあり、見た目もより効果
的になった。

【００４８】登録した情報へのアクセスは予想を遥かに
超えて、ライブも成功に終わった。情報掲載の契約終了
後、掲載料の徴収があると思ったが広告フレームを付け
た情報へのアクセス件数が多かったために逆に報酬をも
らえた。

【００４９】

【発明の効果】 情報提供者が情報を必要とする消費者
に即時、かつ効果的に伝えることが出来、また情報利用
者にとっても、能動的に情報を収集している状態ではな
くても即時性の高い情報が得ることが出来る。さらに、
地域・ジャンル別に通知サービスを行うので、効果的に
情報利用者にとって利便性の高い情報が提供出来る。

【００５０】広告フレームは、装飾的な効果も持つの
で、広告フレームを使用することは金銭的な問題から使
用を促されるのではなく、ユーザ自らの要求で使用する
もので、フレームデザインによってはユーザの注目を集
めることも考えられ、広告専門のサイトでも集客率を上
げることが可能になる。

【００５１】広告フレームには、フレームを提供する企
業のイメージや、商品をデザインに取りこむことも出来
るので、企業は、ユーザがその商品に対するコメントを
フレームに入れてメール通信などを行い、その商品に対
する噂が消費者から必然的に広まりやすくなることを期
待できる。

【００５２】本発明によるマーケティング情報は、タイ
ムリーに消費者のニーズを地域・ジャンルごとに調べる
ことが出来るので、地域の小規模の小売店が販売計画を
立案するのに有効な手段となる。

【００５３】また、今まで読み取ることが難しかった１
部地域で突然起こる消費者のニーズを読み取ることが可
能になる。地域的なものなのでその規模は小さいが、地
元消費者と密接な関係を保つことに意味のある地元小売
店には重要なマーケティング情報となる。

【００５４】マーケティング情報はリアルタイムに対応
しているので、広告主はそれに効果のある時間帯と地域
に、あわせて広告を指定して、その反応や業績に会わせ
て販売展開をさらに考えることが出来る。こうした即効
性を必要とした販売戦略展開を可能にする。

【図面の簡単な説明】

【図１】新着情報通知システムを利用した情報通信シス
テムの一実施形態構成図

【図２】新着情報通知システムを利用した情報通信シス
テムフロー

【図３】提供されるマーケティング情報画像の一例示図

【図４】マーケティング情報の例示図として、地域・ジ
ャンル別の時間ごとの利用者数を表す図

【図５】マーケティング情報の例示図として、情報提供
者〈広告主〉が提供した情報の時間別利用者数を表す図

【図６】広告フレームの一構成図

【図７】広告フレームを使った情報通信の１部をの動作
を表す図

【符号の説明】

ａ 情報利用者側情報端末 ｂ 情報提供者側情報端末 ｃ 移動通信網を含むネットワーク通信網 ｄ サーバ ｄ１ 入力部 ｄ２ 情報処理部 ｄ３ 登録カテゴリ記憶部 ｄ４ 提供情報記憶部 ｄ５ 指定カテゴリ記憶部 ｄ６ 利用者情報記憶部 ｄ７ 新着情報検出部 ｄ８ 照会部 ｄ９ 通知部 ０１ 広告フレーム ０２ 提供情報表示部 Ｄ１ 広告フレーム要求部 Ｄ２ 広告フレーム選択部 Ｄ３ 広告フレーム記憶部 Ｄ４ レイアウト部 Ｄ５ 広告フレーム付き情報記憶部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｆ 19/00 Ｇ０９Ｆ 19/00 Ｚ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワーク網を介してサーバに、地域
   ・分野などあらかじめ定められたカテゴリ別に格納され
   る新着情報の発生を、カテゴリ別における新着情報の発
   生の通知を希望するユーザに、ネットワークを介して通
   知する新着情報発生通知システムと、そのシステムを利
   用した情報通信システム
2. 【請求項２】 請求項１のシステムから得られるユーザ
   情報、及びシステムの利用情報のデータより作成したマ
   ーケティング情報をネットワークを利用して配信するマ
   ーケティング情報提供システム
3. 【請求項３】 フレーム形式をした企業広告と、情報通
   信を行う者がフレーム形状をした広告内部に情報掲載を
   可能とする部分を持つフレーム広告を利用した情報通信
   システム