JP4618522B2 - 車両の故障表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車両の走行状態或いは走行環境をインストルメントパネルに設けられた情報提供及び/又は警報のためのディスプレイに表示するような車両の故障表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自車両の走行状態や走行環境情報を検出し、この入手情報に応じた状況をインストルメントパネルに設けられた表示器に表示することで、入手情報をドライバに報知したり、或はドライバに報知しつつ必要に応じて自動制動(ブレーキング)または自動操舵する所謂ASV(アドバンス・セーフティ・ビークル)が開発されている。
【0003】
従来、上述のASVに関する技術として、例えば、特開平11−115660号公報、特開平11−126300号公報、特開平11−120498号公報に記載のものがある。
【0004】
特開平11−115660号公報には、インストルメントパネルにおける運転席の前方に表示器を設け、車体前端部のスキャン式レーザレーダが自車両の進行方向前方の道路を横断する横断歩行者を検出した時、横断歩行者の図形情報を上述の表示器の表示画面に視覚的に表示すると共に、警報を発するように構成したものが開示されている。
【0005】
また、特開平11−126300号公報には、車両の車線内における走行位置を検出して、その左右方向の片寄りの方向と度合いとを判定し、表示器の表示画面における自車両を示す画像の表示位置をその方向に寄せ、かつ、その側方の仕切り線の画像を点滅させると共に、自車両の画像を片寄りの度合いに応じた色彩で表示することにより、車両が現在走行中の車線から逸脱またはその可能性があることを運転者に可視表示および警報するように構成したものが開示されている。
【0006】
さらに、特開平11−120498号公報には、左右のドアミラーにそれぞれ内設した障害物検出センサからの撮像信号を受けて、左右後ろ側方に検出された障害物(特に後方車両)と自車両との距離および相対速度を算出し、その結果に応じて、運転席前方の表示器において、距離が短い程、表示器内の距離表示用点灯セグメントの点灯個数を多くし、また相対速度が大きい程、該セグメントの点灯輝度を明るくして、自車両が車線変更しようとする際の支援を行なうものが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の機能の異なるシステムを搭載した車両において、全システムごとにワーニングランプを設けてシステムに故障が発生した場合に、それらシステムのみを停止して当該システムに対応する故障表示を夫々行ったとすると、その故障をドライバが運転しながら認知し、故障に対する対応などを的確に判断することが難しいという不都合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明の車両の故障表示装置は、自車両の走行状態或いは走行環境を検出し、ドライバに情報及び/又は警報として出力する車両の故障表示装置であって、車両に搭載され、自車両の走行状態或いは走行環境を検出する第1走行検出手段と、車両外システムとの通信によって自車両の走行状態或いは走行環境を検出する第2走行検出手段と、前記第1及び第2走行検出手段の少なくとも1つを、検出対象である車両の走行状態或いは走行環境に応じて複数備え、前記第1走行検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該第1走行検出手段の故障を表示する第1表示手段と、
前記第2走行検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該第2走行検出手段の故障を表示する第2表示手段とを有する。
【0009】
また、好ましくは、前記第1走行検出手段の1つとして、自車両の後方物体との距離を検出し、当該物体の自車両への接近に関する情報をドライバに出力する接近警報手段と、当該接近警報手段が故障したことを表示する第3表示手段を備え、前記第1表示手段は、当該接近警報手段を除く前記第1走行検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該第1走行検出手段の故障を表示し、当該第3表示手段は、当該接近警報手段の故障を表示する。
【0011】
また、本発明の車両の故障表示装置は、自車両の走行状態或いは走行環境を検出し、ドライバに情報及び/又は警報として出力する車両の故障表示装置であって、ドライバの意思によらずに自動で作動し、自車両の走行状態或いは走行環境を検出する自動検出手段と、ドライバの意思により手動で作動し、自車両の走行状態或いは走行環境を検出する手動検出手段と、前記自動及び手動検出手段の少なくとも1つを、検出対象である車両の走行状態或いは走行環境に応じて複数備え、前記自動検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該自動検出手段の故障を表示する第1表示手段と、前記手動検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該手動検出手段の故障を表示する第2表示手段とを有する。
【0012】
また、本発明の車両の故障表示装置は、自車両の周囲情報を検出し、ドライバに表示する視覚支援手段と、自車両前方或いは側方の走行状態或いは走行環境を検出し、ドライバに情報及び/又は警報として出力する運転支援手段と、自車両が障害物に接触したときに作動する接触支援手段と、前記各手段の少なくとも1つを、検出対象である車両の走行状態或いは走行環境に応じて複数備え、前記視覚支援手段の少なくとも1つが故障したときに、当該視覚支援手段の故障を表示する第1表示手段と、前記運転支援手段の少なくとも1つが故障したときに、当該運転支援手段の故障を表示する第2表示手段と、前記接触支援手段の少なくとも1つが故障したときに、当該接触支援手段の故障を表示する第3表示手段とを有する。
【0013】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、車両に搭載され、自車両の走行状態或いは走行環境を検出する第1走行検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該第1走行検出手段の故障を表示する第1表示手段と、車両外システムとの通信によって自車両の走行状態或いは走行環境を検出する第2走行検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該第2走行検出手段の故障を表示する第2表示手段とを有するので、複数の互いに機能の異なるシステムを搭載した車両において、いくつかのシステムに故障が発生した場合でも、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
【0014】
また、第1走行検出手段の1つとして、自車両の後方物体との距離を検出し、当該物体の自車両への接近に関する情報をドライバに出力する接近警報手段と、当該接近警報手段が故障したことを表示する第3表示手段を備え、第1表示手段は、当該接近警報手段を除く第1走行検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該第1走行検出手段の故障を表示し、当該第3表示手段は、当該接近警報手段の故障を表示することにより、複数の互いに機能の異なるシステムを搭載した車両において、いくつかのシステムに故障が発生した場合でも、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
【0016】
請求項の発明によれば、ドライバの意思によらずに自動で作動し、自車両の走行状態或いは走行環境を検出する自動検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該自動検出手段の故障を表示する第1表示手段と、ドライバの意思により手動で作動し、自車両の走行状態或いは走行環境を検出する手動検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該手動検出手段の故障を表示する第2表示手段とを有することで、複数の互いに機能の異なるシステムを搭載した車両において、いくつかのシステムに故障が発生した場合でも、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
【0017】
請求項の発明によれば、自車両の周囲情報を検出し、ドライバに表示する視覚支援手段の少なくとも1つが故障したときに、当該視覚支援手段の故障を表示する第1表示手段と、自車両前方或いは側方の走行状態或いは走行環境を検出し、ドライバに情報及び/又は警報として出力する運転支援手段の少なくとも1つが故障したときに、当該運転支援手段の故障を表示する第2表示手段と、自車両が障害物に接触したときに作動する接触支援手段の少なくとも1つが故障したときに、当該接触支援手段の故障を表示する第3表示手段とを有することで、複数の互いに機能の異なるシステムを搭載した車両において、いくつかのシステムに故障が発生した場合でも、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両の故障表示装置を、代表的な車両である自動車に適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
【0020】
図1は、本実施形態の車両の故障表示装置を含むインストルメントパネルを示す図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1に示すメータディスプレイの拡大図である。
【0021】
図1に示すように、インストルメントパネル1には、ナビゲーション画面などを表示するエンターテイメントディスプレイ2と、自車両の時速や自動変速機のセレクトレンジなどのメータ画面を表示するメータディスプレイ4とが配設されている。メータディスプレイ4は、上記メータ画面と同時に、自車両の走行状態或いは走行環境を検出し、ドライバに情報提供画面及び/又は警報画面を表示するインフォメーションディスプレイ3が設けられている。
【0022】
上記エンターテイメントディスプレイ2は、インストルメントパネル1の上下方向の略中央位置であって、車幅方向の中央部分に配設されている。
【0023】
上記インフォメーションディスプレイ3は、インストルメントパネル1の上部位置であって、車幅方向の略中央付近に設けられたメータディスプレイ4(センタメータ)内のドライバ席寄りの位置に配設される。すなわち、上記インフォメーションディスプレイ3は、エンターテイメントディスプレイ2よりもドライバ側位置であって、エンターテイメントディスプレイ2の斜め上方に配設される。
【0024】
また、上記メータディスプレイ4には、図3に示すように、メータ画面として、スピードメータ、タコメータ、フューエルゲージ、水温ゲージ、オドメータ、トリップメータ、自動変速機(AT)レンジセレクタインジケータライト、ターンシグナルインジケータライト、シートベルトワーニング、故障画面として後述するあらゆるシステムの故障時に点灯するワーニングライト4aが設けられている。
【0025】
図3には、メータディスプレイ4に設けられたワーニングライト4aの一例として、車線変更支援システムの故障表示A1、オールウェザービジョンシステムの故障表示A2、運転支援システムの故障表示A3、後突予知システムの故障表示A4が設けられている。尚、ワーニングライト4aの故障表示の他例については、図62〜図66にて後述する。
【0026】
運転支援システムには、車両内で情報を検出する自律系の前方障害物警報システム(図12参照)、歩行者警報システム(図20参照)、オールウェザービジョンシステム(図29参照)、後ろ側方警報システム(図55参照)、車両外のインフラ設備から通信によって情報を入手するインフラ系の前方障害物警報システム(図26参照)、横断歩行者情報提供システム(図31参照)、右折車両情報提供システム(図35参照)、出会い頭車両情報提供システム(図38又は図42参照)、カーブ進入速度警報システム(図46参照)、車線逸脱警報システム(図50参照)が含まれている。また、後突予知システムは自律系のシステムとして構成されている(図59参照)。
【0027】
上記各システムの故障検出は、図13に例示するように、システム故障を検出する故障診断回路39により行い、例えば、バッテリ50からの電源ラインが断線した場合には、システムコントローラの電源電圧Vが所定範囲(例えば、11.5<V<16)でないときに故障であると判定する。
【0028】
さらに、図2に示すように、上記インフォメーションディスプレイ3を含むメータディスプレイ4は、インストルメントパネル1の車両前後方向の前方位置に配設される一方、上記エンターテイメントディスプレイ2は、インフォメーションディスプレイ3よりも車両前後方向の後方位置に配設される。そして、上記エンターテイメントディスプレイ2の垂直視認角、すなわち、このエンターテイメントディスプレイ2とドライバのアイポイントとを結ぶ線の上下方向角は約22度に設定され、インフォメーションディスプレイ3の垂直確認角は約11度に設定されている。この構成により、インフォメーションディスプレイ3は、エンターテイメントディスプレイ2と比較して視認性が良くなっている。
【0029】
なお、図1及び図2において、5はオーディオ装置などの車載電子機器、6はステアリングホイール、7はフロントウィンドウガラスである。
【0030】
上述のように、運転席の前方で、かつドライバのアイポイントより下方にオフセットして配設されたインフォメーションディスプレイ3は表示画面3aを有し、この表示画面3aは、図1及び図4に示す如く、自車両の走行に関する注意対象または危険対象を表す文字情報を表示する第1表示部8と、自車両の走行状況を表す図形情報を表示する第2表示部9とに分割され、第1表示部(文字情報表示部)8が第2表示部(図示情報表示部)9に対して上方に配置されている。
【0031】
また、上記第1表示部8のドライバ席から遠い位置に、表示内容に関するシンボルマークmを表示する第3表示部10が設けられている。
【0032】
次に、図5〜図9を参照して、車両に搭載されたシステムの各々を構成するセンサ類、アクチュエータ類、デバイス類の配置について説明する。
【0033】
図5に示すように車両前端部中央には、前方の障害物を反射信号から検出するレーザレーダやミリ波レーダからなる前方障害物レーダ11が設けられている。
【0034】
車体前端部には、夜間等において自車両前方の赤外線撮像画像を表示するために用いる赤外線カメラ12が設けられている。
【0035】
車体前端部のロアパネル下部には磁気マーカセンサ13aが設けられ、予め路端や車線中央部分に複数埋め込まれた磁気信号を出力する磁気マーカから、走行車線や前方路面形状などを判定する路面情報信号を読み取って、自車両が走行している走行車線や前方にカーブなどが存在することを検出する。また、路面には、インフラ情報に基づく情報提供のサービス区間であることを表わすインフラ情報信号を出力する基準点マーカが埋め込まれており、車両にはその基準点マーカのインフラ情報信号を受信するためのマーカアンテナ13bが設けられている。
【0036】
14は全座席のシートベルトに夫々設けられたモータ式シートベルトプリテンショナで、自車両後方から接近してくる他車両を検出した時、ドライバや他の同乗者のむち打ち障害を緩和するために、後突直前にシートベルトを締めて、ドライバや他の同乗者を拘束するものである。20は上記各システムを統括して制御するCPUである。
【0037】
15は路車間通信機で、路端や路面に設けられた送信機との間で通信することにより、走行路前方の状況を検出する。
【0038】
フロントヘッダ中央位置に対応する車体外部には路面に描かれた白線検出用のCCDカメラ16を設け、路面の白線位置を当該CCDカメラ16で撮像する。このCCDカメラ16は白線に対する自車両の車線内位置の判定に用いられる。
【0039】
17はエンジンの吸気系に設けられたエレキスロットルで、スロットル弁を電動制御し、自動加減速を行なうために用いられる。18aはブレーキユニットで、障害物検出時に必要に応じて自動制動(ブレーキング)を実行する。また、18bは多段又は無段変速機などの自動変速機で、障害物検出時に必要に応じて自動減速(シフトダウン)を実行する。
【0040】
図6に示すように、車両後端部中央位置には、自車両後方から接近してくる他車両を検出するためのラインCCDセンサ19が設けられている。
【0041】
図7に示すように、ハーフミラーで構成された左右のドアミラー21の内部には後ろ側方の障害物検出用のラインCCDセンサ22が設けられ、これらCCDセンサ22で自車両の走行車線に隣接する後ろ側方を撮像する。これらCCDセンサ22は自車両が車線変更する時に用いられる。
【0042】
ステアリングホイール6の直前部にはヘッドライトスイッチ23とウインカスイッチ24とが設けられている。また、25はステアリング舵角を検出する舵角センサ、26は車速を検出する車速センサである。
【0043】
さらにリヤトレイ部分にはナビゲーション装置を構成するGPSセンサ27と、地図情報を記憶したROM28とが設けられている。上記GPSセンサ27はGPS衛星からのGPS信号を受信して、自車両の地図上の現在位置を検出する。
【0044】
図8及び図9に示すように、インストルメントパネル1の車幅方向の左右端部にはフロントスピーカ29、30が設けられ、フロントドアの下部にはフロントドアスピーカ31、32が設けられ、リヤトレイ33の車幅方向の左右端部にはリヤトレイスピーカ34、35が設けられている。
【0045】
これら合計6つのスピーカ29〜32、34、35は情報提供或いは警報出力時に用いられ、合計6つのスピーカで立体音動を形成する。
【0046】
尚、上記スピーカに代えて電子音声発生位置、電子音発生装置電子ブザー等の他の警報装置を用いてもよい。
【0047】
図10は本実施形態の車両の故障表示装置の制御回路ブロック図を示し、ナビゲーションメインスイッチ36、地図スクロールスイッチ37、目的地設定スイッチ38、GPSセンサ27、CD−ROMなどのROM28からナビゲーション装置40を構成している。
【0048】
ここで、ナビゲーションスイッチ36はナビゲーション装置40を起動させるためのメインスイッチである。また、地図スクロールスイッチ37は別場所を視認する時に用いるスイッチである。目的地設定スイッチ38は目的地を設定する場合に用いるスイッチである。
【0049】
一方、ヨーレートセンサ41、車速センサ26、舵角センサ25、赤外線カメラ12、白線検出用CCDカメラ16、前方障害物レーダ11、ラインCCDセンサ19、22、路車間通信機15、磁気マーカセンサ13から自車両の走行状態或いは走行環境を検出する。
【0050】
ここで、ヨーレートセンサ41は車両のヨー角を検出する。赤外線カメラ12は、赤外線で撮像した画像をインフォメーションディスプレイ3に表示するオールウェザー(全天候)ビジョンシステムに用いられる。
【0051】
白線検出用CCDカメラ16は、車線逸脱を検出する車線逸脱警報システムに用いられるが、このCCDカメラ16は上記磁気マーカセンサ13にて代用してもよい。
【0052】
前方障害物レーダ11は、先行車両との車間距離や歩行者などの障害物を検出する前方障害物警報システム(自律系)に用いられ、レーザレーダやミリ波レーダを適用することができる。
【0053】
ラインCCDセンサ22は、左右のドアミラー21に内蔵され、自車両の後ろ側方であって隣接する車線などに存在する他車両を検出する車線変更支援システムに用いられる。
【0054】
ラインCCDセンサ19は、自車両後方から接近してくる他車両を検出する後突予知システムに用いられる。
【0055】
路車間通信ユニット15は、インフラ整備された送信機から送信される自車両前方の走行路情報を取り込むために設けられ、インフラ系のシステムに用いられる。
【0056】
43はイグニッションスイッチである。44は、夜間、濃霧発生時、降雨時など前方視認性が悪い場合に、ヘッドライト、スモールライト、フォグランプの少なくとも1つが点灯するとONになるライトスイッチであり、このライトスイッチ44のON時にオールウェザービジョンシステムが起動される。45は、後ろ側方警報システムを起動させるときに用いるスイッチである。
【0057】
尚、オールウェザービジョンシステムと後ろ側方警報システム以外のシステムは、イグニッションスイッチ43のON時に自動的に起動するよう構成されている。
【0058】
CPU20は、上記各要素27、28、36〜38からの信号と、上記各要素11〜13、15、16、19、22、25、26、41からの信号と、各スイッチ43〜45からの信号とに基づいて、ROM51に格納されたプログラムに従って、エンターテイメントディスプレイ2、インフォメーションディスプレイ3、エレキスロットル17、ブレーキユニット18a、自動変速機18b、モータ式シートベルトプリテンション14、ステアリングアクチュエータ53、各スピーカ29〜32、34、35を駆動制御し、RAM54は後述する各種のフラグを更新可能にその所定エリアに記憶すると共に、必要なデータやマップを記憶する。
【0059】
尚、自車両の自動加減速は、エレキスロットル17、ブレーキユニット18a、自動変速機18bのいずれかで実行すればよい。
【0060】
また、車線逸脱警報システムでは、ステアリングアクチュエータ53により自動的にステアリングシャフトに操舵トルクを印加したり、左右車輪の制動力(ブレーキ力)配分を制御して車線逸脱を抑制する。
【0061】
さらに、CPU20は、上記各要素11〜13、15、16、19、22、25、26、41からの信号により検出された自車両の走行状態を、インフォメーションディスプレイ3に表示すると共に、検出された走行状態に応じて情報提供画面としてインフォメーションディスプレイ3に表示する内容を、ナビゲーション装置40により検出された自車両の前方道路地図(情報)画面から当該検出された走行状態に関する情報画面に切り換える。
【0062】
次に、本実施形態の車両に搭載された各システムの動作について説明する。
[ナビゲーション装置による経路誘導]
図11はナビゲーション経路誘導処理を示すフローチャートで、ナビゲーションメインスイッチ36のON時にスタートする。
【0063】
図11に示すように、ステップN1では、CPU20はGPSセンサ27からの現在位置情報と、ROM28に記憶している地図情報とに基づいてエンターテイメントディスプレイ2の表示画面2a(図10参照)に現在位置を表示する。なお、インフォメーションディスプレイ3は経路誘導が必要な場合に出力される。
ステップN2では、CPU20は目的地設定スイッチ38がONか否か(目的地の設定が終了しているか否か)を判定し、NO判定時にはステップN3に、YES判定時にはステップN4にそれぞれ移行する。
【0064】
ステップN3では、CPU20は経路誘導フラグをFa=0とする。一方、ステップN4で、CPU20は経路表示エリアか否かを判定する。つまり、現在の車両位置が経路を表示する必要のある交差点を中心とした所定半径の内円か否かを判定し、NO判定時にはステップN3に移行し、YES判定時にはステップN5に移行する。
【0065】
ステップN5で、CPU20は経路誘導フラグをFa=1とする。つまり経路誘導が必要な時にのみ当該フラグFaがセットされる。
[前方障害物警報システム(自律系)]
図12は車間距離保持機能付きオートクルーズシステム&前方障害物警報システムつまりICCW(インテリジェント・クルーズ・コントロール&コリジョン・ワーニング)の制御処理を示すフローチャートで、イグニッションスイッチ43のON時に自動的にスタートする。
【0066】
図12に示すように、ステップB1では、CPU20は車速センサ26、舵角センサ25、ヨーレートセンサ41、前方障害物レーダ11からの検出データを入力する。
【0067】
ステップB2では、システム故障を検出し、NO判定時にはステップB3、YES判定時にはステップB4に移行する。
【0068】
上記システム故障の検出は、図13に示す電源電圧による方法の他に、入出力信号の電圧レベルが正常か否かを判定したり、システム内に故障診断回路を設けて自己診断によって判定してもよい。
【0069】
ステップB3では、CPU20は、前方障害物警報システム故障フラグFf1をリセットする。
【0070】
ステップB4では、CPU20は、前方障害物警報システム故障フラグFf1をセットする。フラグFf1は、前方障害物警報システムが故障のときにセットされる。尚、ステップB4の後、図62〜図71にて後述する運転支援に関する他のシステムの故障フラグFB1、FC1、FD1、FE2、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0071】
ステップB5では、CPU20は、前方障害物警報システムを停止すると共に、運転支援システムの故障表示A3に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0072】
ステップB6では、CPU20は車速、舵角、ヨー角および前方障害物レーダ11からの検出データに基づいて車両の進行路(但し、自車両がカーブを曲がろうとしている時には、カーブの進行路)を演算する(特開平7−220119号公報参照)。
【0073】
ステップB7では、CPU20は演算した進行路内の所定距離内に障害物があるか否かを判定し、NO判定時にはステップB8に移行し、YES判定時にはステップB11に移行する。
【0074】
ステップB8では、CPU20は前方に障害物がないことに対応して、自車両の現行車速が予め設定された定速走行用の車速(ドライバが設定してもよい)になるように、スロットル開度や自動変速機を制御する(オートクルーズ)。
【0075】
ステップB9では、CPU20は前方に障害物があることを示す情報提供フラグFc1、1次警報表示フラグFc2および2次警報表示フラグFc3をそれぞリセット(Fc1=1、Fc2=0、Fc3=0)する。
【0076】
一方、ステップB11では、CPU20は前回障害物なしか否かを判定する。つまり、今回初めて障害物を検出したか否かを判定し、YES判定時にはステップB12に移行する一方、NO判定時にはステップB13にスキップする。
【0077】
ステップB12では、CPU20は情報提供フラグをFc1=1とし、またスピーカ29、30を駆動して、単発人工音を出力する。
【0078】
ステップB13では、CPU20は自車両と障害物との距離Lが所定値L1より小さいか否かを判定し、L>L1の時(NO判定時)にはステップB14に移行する一方、L<L1の時(YES判定時)にはステップB16に移行する。
【0079】
ステップB14では、CPU20は1次表示フラグFc2および2次警報表示フラグFc3を共にリセット(Fc2=0、Fc3=0)する。
【0080】
ステップB15では、CPU20は先行車と自車両との車間距離が予め設定された長さ(ドライバが設定してもよい)になるように、スロットル開度や自動変速機を制御する(車間距離保持)。
【0081】
ステップB16では、CPU20は自車両と障害物との距離Lが所定値L2(但しL2<L1)より小さいか否かを判定し、L>L2の時、詳しくはL1>L>L2の時(NO判定時)にはステップB17に移行し、L<L2の時(YES判定時)にはステップB20に移行する。
【0082】
ステップB17では、CPU20は1次警報表示フラグをFc2=1とすると共に、スピーカ29、30を駆動して、擬音(クラクション音)を出力する。
【0083】
ステップB18では、CPU20は情報提供フラグFc1および2次警報表示フラグFc3を共にリセット(Fc1=0、Fc3=0)する。
【0084】
ステップB19では、CPU20は先行車両と自車両との車間距離が予め設定された長さ(ドライバが設定してもよい)になるように、スロットル開度や自動変速機を制御する(車間距離保持)。
【0085】
一方、ステップB20では、CPU20は自車両と障害物との距離Lが極めて短いことに対応して、2次警報表示フラグをFc3=1とすると共に、スピーカ29、30を駆動して、連続人工音を出力する。
【0086】
ステップB21では、CPU20は情報提供フラグFc1および1次警報表示フラグFc2を共にリセット(Fc1=0、Fc2=0)する。
【0087】
ステップB22では、CPU20は先行車と自車両との車間距離が予め設定された長さ(ドライバが設定してもよい)に近づくようにブレーキユニット18aにより加減速制御を実行する。なお、図12のフローチャートによる制御処理で設定れた各フラグFc1,Fc2,Fc3は表示制御のフローチャートに反映される。この点については、以下に述べる各種の制御処理の他のフラグについても同様である。
【0088】
尚、上記ステップB8、B11において、故障が検出されていない状態(故障フラグFf1=0)であるが、他システムの故障による故障表示が行われている場合には、所定値L1、L2を小さくして本システムを作動しにくくしてもよい。
【0089】
図14は経路誘導の表示条件とICCWの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合は、ICCWを優先させる。
【0090】
図14に示すように、ステップB31では、CPU20は情報提供フラグFc1、1次警報表示フラグFc2、2次警報表示フラグFc3の少なくとも何れか1つのフラグが立っているか否かを判定し、NO判定時(Fc1=0、Fc2=0、Fc3=0の時)にはステップB32に移行する一方、YES判定時(Fc1=1orFc2=1orFc3=1の時)にはステップB35に移行する。
【0091】
ステップB32で、CPU20は経路誘導フラグがFa=1(図11参照)か否かを判定し、NO判定時(Fa=0の時)にはステップB33に移行する一方、YES判定時(Fa=1の時)にはステップB34に移行する。
【0092】
ステップB33で、CPU20はインフォメーションディスプレイ3をOFFにする一方、ステップB34でCPU20はディスプレイ3をONにして経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0093】
尚、図15、図16においてαは表示画面3aに表示された自車両マークである。
【0094】
一方、ステップB35で、CPU20は情報提供フラグがFc1=1か否かを判定し、YES判定時にはステップB36に移行し、NO判定時にはステップB37に移行する。
【0095】
ステップB36では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図17に示すようなICCW注意喚起表示を実行し、ドライバに注意を促す。
【0096】
図17に示すように第1表示部8には危険対象を示す文字情報が表示され、第2表示部9には車両の走行状況を示す図形情報が表示され、第3表示部10には表示内容に関するシンボルマークmが表示される。なおβは表示された先行車などの他車両(他車両図形)である。
【0097】
一方、ステップB37では、CPU20は1次警報表示フラグがFc2=1か否かを判定し、YES判定時にはステップB38に移行する一方、NO判定時(Fc3=1の時)にはステップB39に移行する。
【0098】
ステップB38では、CPU20はFc2=1に対応してインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図18に示すようなICCW操作特定時表示を実行し、ドライバにブレーキ操作を促す。
【0099】
また、ステップB39で、CPU20はFc3=1に対応してインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図19に示すようなICCW自動制御表示を実行する。
【0100】
なお、図14の制御では同図からも明らかなようにICCWの制御が優先される。
【0101】
以上の制御および表示により、車間距離情報をドライバの判断を支援する情報として提供することができ、また衝突の危険性がある場合にはドライバに警報を与え、さらにドライバが適切な回避行動をとらない場合には自動的に制動することができる。
【0102】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[歩行者警報システム(自律系)]
図20は歩行者警報システムの制御処理を示すフローチャートで、イグニッションスイッチ43のON時に自動的にスタートする。
【0103】
図20に示すように、ステップC1では、CPU20は車速センサ26、舵角センサ25、ヨーレートセンサ41、前方障害物レーダ11からの検出データを入力する。
【0104】
ステップC2では、システム故障を検出し、NO判定時にはステップC3、YES判定時にはステップC4に移行する。
【0105】
上記システム故障の検出は、上記障害物警報システムの場合と同様である。
【0106】
ステップC3では、CPU20は、歩行者警報システム故障フラグFf2をリセットする。
【0107】
ステップC4では、CPU20は、歩行者警報システム故障フラグFf2をセットする。フラグFf2は、歩行者警報システムが故障のときにセットされる。尚、ステップC4の後、図62〜図71にて後述する運転支援に関する他のシステムの故障フラグFB1、FC1、FD1、FE2、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0108】
ステップC5では、CPU20は、歩行者警報システムを停止すると共に、運転支援システムの故障表示A3に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0109】
次に、ステップC6では、CPU20は検出された車速、舵角、ヨー角、前方障害物レーダ11からの検出データに基づいて車両の進行路を演算する(特開平10−100820号公報参照)。
【0110】
ステップC7では、CPU20は自車両の進行路内における所定距離内に横断歩行者があるか否かを判定する(特開平10−100820号公報参照)。
【0111】
ステップC7でのNO判定時にはステップC8に移行する一方、YES判定時にはステップC10に移行する。
【0112】
ステップC8では、CPU20は進行路内の所定距離内に横断歩行者があることを示す情報提供フラグFd1と、警報表示フラグFd2とを共にリセット(Fd1=0、Fd2=0)する。
【0113】
一方、ステップC10では、CPU20は前回横断歩行者なしか否かを判定し、今回初めて横断歩道車を検出した時(YES判定時)にはステップC11に移行し、NO判定時にはステップC12にスキップする。
【0114】
ステップC11では、CPU20は情報提供フラグFd1をセットすると共に、スピーカ29、30を駆動して、単発人工音を出力する。
【0115】
ステップC12では、CPU20は自車両と歩行者との間の距離Dが所定値D1よりも小さいか否かを判定し、D>D1の時(NO判定時)にはステップC13に移行し、D<D1の時(YES判定時)にはステップC14に移行する。
【0116】
ステップC13では、CUP20は警報表示フラグFd2をリセット(Fd2=0)とする。
【0117】
一方、ステップC14では、CPU20はD<D1に対応して、警報表示フラグをFd2=1とし、かつスピーカ29、30を駆動して、擬音「クラクション音」を出力する。
【0118】
ステップC15では、CPU20は情報提供フラグFd1をリセット(Fd1=0)する。
【0119】
尚、上記ステップC12において、故障が検出されていない状態(故障フラグFf2=0)であるが、他システムの故障による故障表示が行われている場合には、所定値D1を小さくして本システムを作動しにくくしてもよい。
【0120】
図21は経路誘導の表示条件と歩行者警報システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートであり、この場合は歩行者警報システムを優先させる。
【0121】
図21に示すように、ステップC11では、CPU20は情報提供フラグFd1がセットされているか、または警報表示フラグFd2がセットされているかを判定することで、ナビゲーションの表示を行なうか走行状態に関する情報の表示に切り換えるかを判定する。
【0122】
ステップC11でのNO判定時(Fd1=0、Fd2=0の時)にはステップC12に移行し、YES判定時(Fd1=1orFd2=1の時にはステップC15に移行する。
【0123】
ステップC12では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、NO判定時にはステップC13に移行し、YES判定時にはステップC14に移行する。
【0124】
ステップC13では、CPU20はFa=0に対応して、インフォメーションディスプレイ3をOFFにする。
【0125】
一方、ステップC14では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3をONにして経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0126】
ところで、上記ステップC15で、CPU20は情報提供フラグFd1がセットされているか否かを判定し、YES判定時(Fd1=1の時)にはステップC16に移行し、NO判定時(Fd2=1の時)にはステップC17に移行する。
【0127】
ステップC16では、CPU20は図22に示すようにインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに歩行者警報・注意喚起表示を実行して、ドライバに注意を促す。尚、図22においてhは表示画面3aに表示された歩行者(歩行者図形)を示す。
【0128】
ところで、上記ステップC15でFd2=1であると判定(NO判定)されると、ステップC17に移行し、CPU20は図23に示すようにインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに歩行者警報、操作特定時表示を実行して、ドライバにブレーキ操作を促す。
【0129】
尚、図22及び図23の表示内容に代えて、図24及び図25に示すように表示画面3aに自車両マークαを併せて表示するようにしてもよい。
【0130】
以上の制御、警報および表示により自車両前方の歩行者を検出、識別し、衝突の危険性が高い場合にはドライバに警報を与えることができる。
【0131】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[前方障害物情報提供システム(インフラ系)]
図26は前方障害物情報提供システムの制御を示すフローチャートで、イグニッションスイッチ43のON時に自動的にスタートする。
【0132】
図26に示すように、ステップE1では、システム故障或いは路車間通信機15の故障を検出し、NO判定時にはステップE2、YES判定時にはステップE3に移行する。
【0133】
上記システム故障の検出は上記前方障害物警報システムの場合と同様であり、路車間通信機15の故障検出は、所定時間に亘って受信情報がないなどの条件により判定される。
【0134】
ステップE2では、CPU20は、前方障害物情報提供システム故障フラグFf3をリセットする。
【0135】
ステップE3では、CPU20は、前方障害物情報提供システム故障フラグFf3をセットする。フラグFf3は、前方障害物情報提供システムが故障のときにセットされる。尚、ステップE3の後、図62〜図71にて後述するインフラ系の他のシステムの故障フラグFB3、FC2、FD2、FE3、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0136】
ステップE4では、CPU20は、前方障害物情報提供システムを停止すると共に、運転支援システムの故障表示A3に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0137】
ステップE5では、CPU20はインフラ整備された道路側の送信機との間で路車間通信を行なう路車間通信機15からの信号を入力して、自車両の前方走行路における障害物の情報(例えば、事故、落下物、渋滞情報など)を入力する。
【0138】
次に、ステップE6では、CPU20は自車両の前方走行路に障害物があるか否かを判定し、NO判定時にはステップE7に移行し、YES判定時にはステップE8に移行する。
【0139】
ステップE7では、CPU20は前方走行路に事故、落下物、渋滞などの障害物があることを示す情報提供フラグFe1をリセット(Fe1=0)する。
【0140】
一方、ステップE4では、CPU20は情報提供フラグをセットすると共に、スピーカ29、30を駆動して、単発人工音を出力する。
【0141】
図27は経路誘導の表示条件と前方障害物情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合は、例えば100m先に障害物があっても自車両が50m先で右折または左折するようなケースがあるので、経路誘導を優先させる。
【0142】
図27に示すように、ステップE11では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、YES判定時にはステップE2に移行する一方、NO判定時(Fa=0の時)にはステップE13に移行する。
【0143】
ステップE12では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0144】
一方、ステップE13では、CPU20は情報提供フラグがFe=1か否かを判定し、YES判定時(Fe1=1の時)にはステップE14に移行する一方、NO判定時(Fe1=0の時)にはステップE15に移行する。
【0145】
ステップE14では、CPU20はFe1=1に対応して図28に示すようにインフォメーションディスプレイ3の表面画面3aに前方障害物情報提供、注意喚起表示を実行する。一方、ステップE15で、CPU20はFe1=0およびFa=0に対応してインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。
【0146】
以上の制御、警報、表示により、自車両前方の走行路における障害物の情報(事故、落下物、渋滞など)を入手して、ドライバの判断を支援する情報として提供することができる。
【0147】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[オールウェザービジョンシステム]
図29はオールウェザービジョンシステムの制御を示すフローチャートで、ライトスイッチ44のON時にスタートする。
【0148】
図29に示すように、ステップH1では、システム故障或いは赤外線カメラ12やライトスイッチ44の故障を検出し、NO判定時にはステップH2、YES判定時にはステップH3に移行する。
【0149】
上記システム故障の検出は上記前方障害物警報システムの場合と同様であり、赤外線カメラ12やライトスイッチ44の故障検出は、所定時間に亘って出力が固着しているなどの条件により判定される。
【0150】
ステップH2では、CPU20は、オールウェザービジョンシステム故障フラグFf4をリセットする。
【0151】
ステップH3では、CPU20は、オールウェザービジョンシステム故障フラグFf4をセットする。フラグFf4は、オールウェザービジョンシステムが故障のときにセットされる。尚、ステップH3の後、図62〜図71にて後述する運転支援に関する他のシステムの故障フラグFB1、FC1、FD1、FE1、FF1がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0152】
ステップH4では、CPU20は、オールウェザービジョンシステムを停止すると共に、オールウェザービジョンシステムの故障表示A2に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0153】
ステップH5では、CPU20はライトスイッチ44がONか否かを判定する。このオールウェザービジョンシステムの表示は赤外線カメラ12で撮像した画像を表示するシステムであるが、例えば夜間や濃霧の発生時においてライトを消灯して走行すると危険なため、このフローチャートではライトスイッチ44と連動させて、ライトの点灯時にのみ処理を行なう。
【0154】
ステップH5でのNO判定時にはステップH6に移行し、YES判定時にはステップH7に移行する。
【0155】
ステップH6では、CPU20は前方の可視条件が悪くてライトスイッチ44がONになったことを示す情報提供フラグFf1をリセット(Ff1=0)し、ステップH7では、CPU20は情報提供フラグをセットする。
【0156】
図30は経路誘導の表示条件とオールウェザービジョンシステムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合はオールウェザービジョンシステムを優先させる。
【0157】
図30に示すように、ステップH11では、CPU20は情報提供フラグがFf1=1か否かを判定する。ドライバの肉眼で前方が視認しにくい夜間や濃霧の発生時においてライトスイッチ45のONと連動してFf=1となる。
【0158】
ステップH11でのNO判定時(Ff1=0の時)にはステップH12に移行する一方、YES判定時(Ff1=1の時)にはステップH5に移行する。
【0159】
ステップH12では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、NO判定時にはステップH13に移行する一方、YES判定時にはステップH14に移行する。
【0160】
ステップH13では、CPU20はFa=0、Ff1=0に対応してインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。
【0161】
また、ステップH14では、CPU20はFa=1、Ff1=0に対応してインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0162】
一方、ステップH15では、CPU20はFf1=1に対応してインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aにオールウェザービジョンシステム・知覚機能拡大表示を実行する。つまり赤外線カメラ12で撮像した自車両前方の画像を表示画面3aに表示する。
【0163】
以上の制御、表示により赤外線カメラ12を用いて可視化した悪環境(夜間、霧発生時、降雨時など)における前方走行シーンの映像をドライバの認知を支援する情報として提供することができる。
【0164】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[横断歩行者情報提供システム]
図31は横断歩行者情報提供システムの制御を示すフローチャートで、イグニッションスイッチのON時に自動的にスタートする。
【0165】
図31に示すように、ステップJ1では、システム故障或いは路車間通信機15の故障を検出し、NO判定時にはステップJ2、YES判定時にはステップJ3に移行する。
【0166】
上記システム故障の検出は上記障害物警報システムの場合と同様であり、路車間通信機15の故障検出は、所定時間に亘って受信情報がないなどの条件により判定される。
【0167】
ステップJ2では、CPU20は、横断歩行者情報提供システム故障フラグFf5をリセットする。
【0168】
ステップJ3では、CPU20は、横断歩行者情報提供システム故障フラグFf5をセットする。フラグFf5は、横断歩行者情報提供システムが故障のときにセットされる。尚、ステップJ3の後、図62〜図71にて後述するインフラ系の他のシステムの故障フラグFB3、FC2、FD2、FE3、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0169】
ステップJ4では、CPU20は、横断歩行者情報提供システムを停止すると共に、運転支援システムの故障表示A3に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0170】
ステップJ5では、CPU20は路車間通信ユニット15からの信号により、自車両前方の交差点における横断歩道上の歩行者の存在情報を入力する。
【0171】
ステップJ6では、CPU20は自車両前方の交差点に歩行者が存在するか否かを判定し、NO判定時にはステップJ7に移行し、YES判定時にはステップJ8に移行する。
【0172】
ステップJ7では、CPU20は前方交差点に歩行者がいることを示す情報提供フラグFg1をリセット(Fg1=0)し、ステップJ8では、CPU20は情報提供フラグFg1をセットすると共に、スピーカ29、30を駆動して、単発人工音を出力する。
【0173】
図32は経路誘導の表示条件と横断歩行者情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合は横断歩行者情報提供システムを優先させる。
【0174】
図32に示すように、ステップJ11では、CPU20は情報提供フラグがFg1=1か否かを判定し、NO判定時(Fg1=0の時)にはステップJ12に移行する一方、YES判定時にはステップJ15に移行する。
【0175】
ステップJ12では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、NO判定時(Fa=0の時)にはステップJ13に移行し、YES判定時にはステップJ14に移行する。
【0176】
ステップJ13では、CPU20はFa=1およびFg1=0に対応してインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。
【0177】
ステップJ14では、CPU20はFa=1に対応してインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0178】
ステップJ15では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、YES判定時にはステップJ16に移行し、NO判定時にはステップJ18に移行する。
【0179】
ステップJ16では、CPU20は歩行者が経路誘導方向に存在するか否かを判定し、NO判定時にはステップJ14に移行して経路誘導表示を実行する一方、YES判定時にはステップJ7に移行する。
【0180】
ステップJ17では、CPU20は図33に示すようにインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに横断歩行者情報提供システム・注意喚起表示を実行して、ドライバに注意を促す。
【0181】
一方、ステップJ18では、CPU20は交差点に存在する歩行者が自車両の現走行路の前方を横断する歩行者か否かを判定し、YES判定時にはステップJ19に移行し、NO判定時にはステップJ20に移行する。
【0182】
ステップJ19では、CPU20は図34に示すように、インフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに横断歩行者情報提供システム・注意喚起表示を実行して、ドライバに注意を促す。
【0183】
一方、ステップJ20では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。
【0184】
以上の制御、警報、表示により前方交差点における横断歩道上の歩行者の存在情報を入手し、ドライバの判断を支援する情報として提供することができる。
【0185】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[右折車両情報提供システム]
図35は右折車両情報提供システム(自車両が右折する場合の情報提供システム)の制御を示すフローチャートで、イグニッションスイッチのON時に自動的にスタートする。
【0186】
図35に示すように、ステップK1では、システム故障或いは路車間通信機15の故障を検出し、NO判定時にはステップK2、YES判定時にはステップK3に移行する。
【0187】
上記システム故障の検出は上記障害物警報システムの場合と同様であり、路車間通信機15の故障検出は、所定時間に亘って受信情報がないなどの条件により判定される。
【0188】
ステップK2では、CPU20は、右折車両情報提供システム故障フラグFf6をリセットする。
【0189】
ステップK3では、CPU20は、右折車両情報提供システム故障フラグFf6をセットする。フラグFf6は、右折車両情報提供システムが故障のときにセットされる。尚、ステップK3の後、図62〜図71にて後述するインフラ系の他のシステムの故障フラグFB3、FC2、FD2、FE3、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0190】
ステップK4では、CPU20は、右折車両情報提供システムを停止すると共に、運転支援システムの故障表示A3に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0191】
ステップK5では、CPU20は路車間通信ユニット15からの信号により、自車両前方の交差点付近における対向車の情報(たとえば対向車の速度、自車両と対向車との離間距離など)を入力する。
【0192】
次に、ステップK6では、CPU20は自車両前方の交差点付近(例えば交差点から約50m以内の範囲内)に対向車があるか否かを判定し、NO判定時にはステップK7に移行する一方、YES判定時にはステップK8に移行する。
【0193】
ステップK7では、CPU20は対向車ありを示す情報提供フラグFh1をリセット(Fh1=0)し、ステップK8では、CPU20は情報提供フラグをFh1=1とすると共に、スピーカ29、30を駆動して、単発人工音を出力する。
【0194】
図36は経路誘導の表示条件と右折車両情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合は経路誘導を優先させる。
【0195】
図36に示すように、ステップK11では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、NO判定時にはステップK12に移行する一方、YES判定時にはステップK13に移行する。
【0196】
ステップK12では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。
【0197】
一方、ステップK13では、CPU20は情報提供フラグがFh1=1か否かを判定し、YES判定時にはステップの14に移行し、NO判定時にはステップK15に移行する。
【0198】
ステップK14では、CPU20は図37に示すようにインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに右折車両情報提供、注意喚起表示を実行して、ドライバに注意を促す。
【0199】
また、ステップK15では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0200】
以上の制御、警報、表示により、前方交差点付近における対向車の情報を入手し、ドライバの右折判断を支援する情報として提供することができる。
【0201】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[出会い頭車両情報提供システムその1]
図38は出会い頭車両情報提供システムの制御を示すフローチャートで、イグニッションスイッチのON時に自動的にスタートする。
【0202】
図38に示すように、ステップP1では、システム故障或いは路車間通信機15の故障を検出し、NO判定時にはステップP2、YES判定時にはステップP3に移行する。
【0203】
上記システム故障の検出は上記障害物警報システムの場合と同様であり、路車間通信機15の故障検出は、所定時間に亘って受信情報がないなどの条件により判定される。
【0204】
ステップP2では、CPU20は、出会い頭車両情報提供システム故障フラグFf7をリセットする。
【0205】
ステップP3では、CPU20は、出会い頭車両情報提供システム故障フラグFf7をセットする。フラグFf7は、出会い頭車両情報提供システムが故障のときにセットされる。尚、ステップP3の後、図62〜図71にて後述するインフラ系の他のシステムの故障フラグFB3、FC2、FD2、FE3、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0206】
ステップP4では、CPU20は、出会い頭車両情報提供システムを停止すると共に、運転支援システムの故障表示A3に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0207】
ステップP5では、CPU20は路車間通信ユニット15からの信号により、自車両の前方走行経路における一時停止交差点の存在情報(例えば停止位置までの距離などを)入力する。
【0208】
次に、ステップP6では、CPU20は前方所定距離内たとえば約50m以内に一時停止交差点があるか否かを判定し、NO判定時にはステップにP7に移行する一方、YES判定時にはステップP8に移行する。
【0209】
ステップP7では、CPU20は一時停止交差点があることを示す情報提供フラグFj1と警報フラグFj2とを共にリセット(Fj1=0、Fj2=0)する。
【0210】
一方、ステップP8では、CPU20は一時停止交差点までの距離Daが所定値としての例えば15m以下か否かを判定し、NO判定時(Da>15mの時)にはステップP9に移行し、YES判定時(Da<15mの時)にはステップP11に移行する。
【0211】
ステップP9では、CPU20は情報提供フラグをFj1=1とすると共に、スピーカ29、30を駆動して、単発人工音を出力する。ステップP10では、CPU20は警報フラグFj2をリセット(Fj2=0)する。
【0212】
一方、ステップP11では、CPU20はDa<15mに対応して警報フラグをFj2=1とすると共に、スピーカ29、30を駆動して、連続人工音を出力する。ステップP12では、CPU20は情報提供フラグFj1=1をリセット(Fj1=0)する。
【0213】
図39は経路誘導の表示条件と出会い頭車両情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合は出会い頭車両情報システムが優先する。
【0214】
図39に示すように、ステップP21では、CPU20は情報提供フラグがFj1=1または警報フラグFj2=1か否かを判定し、Fj1=0、Fj2=0の時(NO判定時)にはステップP22に移行する一方、YES判定時(何れかのフラグFj1、Fj2がセットされている時)にはステップP25に移行する。
【0215】
ステップP22で、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、NO判定時にはステップP23に移行する一方、YES判定時にはステップP24に移行する。
【0216】
ステップP23では、CPU20はFa=0に対応してインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。
【0217】
一方、ステップP24では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画像3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0218】
ステップP25では、CPU20は情報提供フラグがFj1=1か否かを判定し、YES判定時(Fj1=1の時)にはステップP26に移行し、NO判定時(Fj2=1の時)にはステップP27に移行する。
【0219】
ステップP26では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図40に示す如く出会い頭車両情報提供システム・注意喚起表示を実行して、ドライバに注意を促す。
【0220】
この場合、図40に示すように第2表示部9には、自車両の走行状況を表すグラフィック情報と、緊急度に関する数値を表す数値情報(一時停止交差点までの距離Da=40mを示す数値情報)とが併せて表示されるが、この数値情報がグラフィック情報よりもドライバに近い側(右ハンドル車の場合には右側)に表示される。一方、ステップP27では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図41に示す如く出会い頭車両情報システム・操作不特定時表示を実行して、ドライバに減速停止を促す。
【0221】
この場合も、図41に示すように第2表示部9には、自車両の走行状況を表すグラフィック情報と、緊急度に関する数値を表す数値情報(一時停止交差点までの距離Da=10mを示す数値情報)とが併せて表示されるが、この数値情報はグラフィック情報よりもドライバに近い側に表示される。
【0222】
以上の制御、警報、表示により、自車両前方の一時停止交差点の存在情報を入手し、ドライバの一時停止判断を支援する情報として提供することができる。
【0223】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[出会い頭車両情報提供システムその2]
図42は出会い頭車両情報提供システムの制御の他の実施形態を示すフローチャートで、イグニッションスイッチのON時に自動的にスタートする。
【0224】
図42に示すように、ステップQ1では、システム故障或いは路車間通信機15の故障を検出し、NO判定時にはステップQ2、YES判定時にはステップQ3に移行する。
【0225】
上記システム故障の検出は上記障害物警報システムの場合と同様であり、路車間通信機15の故障検出は、所定時間に亘って受信情報がないなどの条件により判定される。
【0226】
ステップQ2では、CPU20は、出会い頭車両情報提供システム故障フラグFf8をリセットする。
【0227】
ステップQ3では、CPU20は、出会い頭車両情報提供システム故障フラグFf8をセットする。フラグFf8は、出会い頭車両情報提供システムが故障のときにセットされる。尚、ステップQ3の後、図62〜図71にて後述するインフラ系の他のシステムの故障フラグFB3、FC2、FD2、FE3、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0228】
ステップQ4では、CPU20は、出会い頭車両情報提供システムを停止すると共に、運転支援システムの故障表示A3に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0229】
ステップQ5では、CPU20は路車間通信ユニット15からの信号により、自車両の前方走行経路における一時停止交差点における優先道路側の接近車両の情報(例えば速度や位置)を入力する。
【0230】
次に、ステップQ6では、CPU20は所定距離内たとえば約50m以内に優先道路側からの接近車両がないか否かを判定し、YES判定時にはステップにQ7に移行する一方、NO判定時にはステップQ8に移行する。
【0231】
ステップQ7では、CPU20は接近車両があることを示す情報提供フラグFk1と警報フラグFk2とを共にリセット(Fk1=0、Fk2=0)する。
【0232】
一方、ステップQ8では、CPU20は接近車両との間の距離Dbが所定値としての例えば15m以下か否かを判定し、NO判定時(Db>15mの時)にはステップQ9に移行し、YES判定時(Db<15mの時)にはステップQ11に移行する。
【0233】
ステップQ9では、CPU20は情報提供フラグをFk1=1とすると共に、スピーカ29、30を駆動して、単発人工音を出力する。ステップQ10では、CPU20は警報フラグFk2をリセット(Fk2=0)させる。
【0234】
一方、ステップQ11では、CPU20はDa<15mに対応して警報フラグをFk2=1とすると共に、スピーカ29、30を駆動して、連続人工音を出力する。ステップQ12では、CPU20は情報提供フラグFk1=1をリセット(Fk1=0)する。
【0235】
図43は経路誘導の表示条件と出会い頭車両情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合は出会い頭車両情報提供システムが優先する。
【0236】
図43に示すように、ステップQ21では、CPU20は情報提供フラグがFk1=1または警報フラグFk2=1か否かを判定し、Fk1=0、Fk2=0の時(NO判定時)にはステップQ22に移行する一方、YES判定時(何れかのフラグFk1、Fk2が立っている時)にはステップQ25に移行する。
【0237】
ステップQ22では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、NO判定時にはステップQ23に移行する一方、YES判定時にはステップQ24に移行する。
【0238】
ステップQ23では、CPU20はFa=0に対応してインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。
【0239】
一方、ステップQ24では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画像3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0240】
ステップQ25では、CPU20は情報提供フラグがFk1=1か否かを判定し、YES判定時(Fk1=1の時)にはステップQ26に移行し、NO判定時(Fk2=1の時)にはステップQ27に移行する。
【0241】
ステップQ26では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図44に示す如く出会い頭車両情報提供システム・注意喚起表示を実行して、ドライバに注意を促す。
【0242】
一方、ステップQ27で、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図45に示す如く出会い頭車両情報提供システム・操作不特定時表示を実行して、ドライバに確認動作を促す。
【0243】
以上の制御、警報、表示により、自車両前方の一時停止交差点における優先側の接近車両の情報を入手し、ドライバの一時停止後の発進判断を支援する情報として提供することができる。
【0244】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[カーブ進入速度警報システム]
図46はカーブ進入速度警報システムの制御を示すフローチャートで、イグニッションスイッチのON時に自動的にスタートする。
【0245】
図46に示すように、ステップS1では、システム故障或いは路車間通信機15の故障を検出し、NO判定時にはステップS2、YES判定時にはステップS3に移行する。
【0246】
上記システム故障の検出は上記障害物警報システムの場合と同様であり、路車間通信機15の故障検出は、所定時間に亘って受信情報がないなどの条件により判定される。
【0247】
ステップS2では、CPU20は、カーブ進入速度警報システム故障フラグFf9をリセットする。
【0248】
ステップS3では、CPU20は、カーブ進入速度警報システム故障フラグFf9をセットする。フラグFf9は、カーブ進入速度警報システムが故障のときにセットされる。尚、ステップS3の後、図62〜図71にて後述するインフラ系の他のシステムの故障フラグFB3、FC2、FD2、FE3、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0249】
ステップS4では、CPU20は、カーブ進入速度警報システムを停止すると共に、運転支援システムの故障表示A3に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0250】
ステップS5では、CPU20は路車間通信ユニット15からの信号により自車両前方の走行路におけるカーブ形状情報(カーブの曲率やカーブまでの距離)を入力する。
【0251】
次に、ステップS6では、CPU20は所定距離内にカーブがある否かを判定し、NO判定時にはステップS7に移行する一方、YES判定時にはステップS8に移行する。
【0252】
ステップS7では、CPU20はカーブがあることを示す情報提供フラグFm1と、警報フラグFm2とを共にリセット(Fm1=0、Fm2=0)する。
【0253】
一方、ステップS8では、CPU20は現行の自車両の車速が所定値としての40km/h以上か否かを判定し、NO判定時(車速<40km/hの時)にはステップS9に移行し、YES判定時(車速>40km/hの時)にはステップS13に移行する。
【0254】
ステップS9では、CPU20は情報提供フラグをFm1=1とすると共に、スピーカ29、30を駆動して、単発人工音を出力し、ステップS10では、CPU20は警報フラグFm2をリセット(Fm2=0)する。
【0255】
一方、ステップS13では、CPU20は現行の自車両の車速が所定値としての60km/h以上か否かを判定し、NO判定時(40km/h<車速<60km/hの時)にはステップS11に移行し、YES判定時(車速>60km/hの時)にはステップS14に移行する。
【0256】
ステップS11では、CPU20は警報フラグをFm2=1とすると共に、スピーカ29、30を駆動して、連続人工音を出力し、ステップS12でCPU20は情報提供フラグをリセット(Fm1=0)する。
【0257】
ステップS14では、CPU20は自動ブレーキフラグをFm3=1とすると共に、情報提供フラグ及び警報フラグをリセット(Fm1、Fm2=0)する。
【0258】
図47は経路誘導の表示条件とカーブ進入速度警報システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場は進入速度警報システムが優先する。
【0259】
図47に示すように、ステップS21では、CPU20は情報提供フラグがFm1=1または警報フラグFm2=1か否かを判定し、NO判定時(Fm1=0、Fm2=0の時)にはステップS22に移行する一方、YES判定時(何れかのフラグFm1、Fm2、Fm3がセットされている時)にはステップS25に移行する。
【0260】
ステップS22では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、NO判定時にはステップS23に移行し、YES判定時にはステップS24に移行する。
【0261】
ステップS23では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3をOFFにする一方、ステップS24で、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0262】
一方、ステップS25では、CPU20は情報提供フラグがFm1=1か否かを判定し、YES判定時(Fm1=1の時)にはステップS26に移行し、NO判定時(Fm2orFm3=1の時)にはステップS28に移行する。
【0263】
ステップS28では、CPU20は警報フラグがFm2=1か否かを判定し、YES判定時(Fm2=1の時)にはステップS27に移行し、NO判定時(Fm3=1の時)にはステップS29に移行する。
【0264】
ステップS26では、CPU20は情報提供のためのインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図48に示すようなカーブ進入速度警報システム・注意喚起表示を実行して、ドライバに注意を促す。尚、図48においてRはカーブの曲率半径を示す。
【0265】
また、ステップS27では、CPU20は警報のためのインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図49に示すようなカーブ進入速度警報システム・操作不特定時表示を実行し、ドライバに減速操作を促す。
【0266】
さらに、ステップS29では、CPU20は自動ブレーキフラグのFm3=1に対応してインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図19に示すようなカーブ進入速度警報システム・自動ブレーキ制御表示を実行し、ドライバに報知する。
【0267】
以上の制御、警報、表示により前方走行路におけるカーブ形状情報を入手し、ドライバの減速判断を支援する情報として提供すると共に、オーバスピードによる車線逸脱の危険性がある場合にはドライバに警報を与えることができる。
【0268】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[車線逸脱警報システム]
図50は車線逸脱警報システムの制御を示すフローチャートで、イグニッションスイッチのON時に自動的にスタートする。
【0269】
図50に示すように、ステップU1では、CPU20は車速センサ26、舵角センサ25、ヨーレートセンサ41からの検出データと、車速白線情報を入手する。この白線情報は、白線検出用CCDカメラ16の入力を画像処理して入手してもよく、またはインフラからの道路形状情報と走行車線に対する自車両位置情報(磁気マーカセンサ13を用いての情報)とから入手してもよい。
【0270】
ステップU2では、システム故障或いは白線検出用CCDカメラ16や磁気マーカセンサ13aの故障を検出し、NO判定時にはステップU3、YES判定時にはステップU4に移行する。
【0271】
上記システム故障の検出は、上記障害物警報システムの場合と同様である。また、白線検出用CCDカメラ16から入手したデータと、磁気マーカセンサ13aにより検出したデータとが大きく不一致の場合に故障と判定してもよい。
【0272】
ステップU3では、CPU20は、車線逸脱警報システム故障フラグFf10をリセットする。
【0273】
ステップU4では、CPU20は、車線逸脱警報システム故障フラグFf10をセットする。フラグFf10は、車線逸脱警報システムが故障のときにセットされる。尚、ステップU4の後、図62〜図71にて後述するインフラ系の他のシステムの故障フラグFB3、FC2、FD2、FE3、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0274】
ステップU5では、CPU20は、車線逸脱警報システムを停止すると共に、運転支援システムの故障表示A3に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0275】
次に、ステップU6では、CPU20は、車速、舵角、白線情報から走行レーンに対する自車両の逸脱状態を検出する。
【0276】
ステップU7では、CPU20は逸脱が発生したか否かを判定し、NO判定時にはステップU8に移行し、YES判定時にはステップU9に移行する。
【0277】
ステップU8では、CPU20は1次警報フラグFn1および2次警報フラグFn2を共にリセット(Fn1=0、Fn2=0)する。
【0278】
一方、ステップU9で、CPU20は現行の自車両の逸脱量が所定量よりも大きいか否かを判定し、YES判定時(逸脱量が大の時)にステップU10に移行し、NO判定時(逸脱量が小の時)にはステップU14に移行する。
【0279】
上記ステップU6〜U9における逸脱量の判定は、図51に示すように実行される。すなわち、
図51に示すように、白線検出用CCDカメラ16によって撮像した画像に基づいて、自車両の白線に対する横偏差の検出、車速と撮像画像から自車両の横方向速度の算出、横偏差から自車両のヨー角の推定を行う。そして、上記横偏差と横方向速度から白線に到達するまでの逸脱予測時間TLDを算出する。更に、逸脱予測時間TLDと横方向速度から車線逸脱に至るまでの時間が第1時間T1又は第2時間T2以下であるか否かにより警報を発するまでの緊急度合を判定し、舵角センサ25により検出される舵角からドライバによる車線逸脱意図を判定し、上記横偏差とヨー角とヨーレートセンサ41により検出されるヨーレートとからドライバが車線逸脱の回避操作を行っているか判定する。
【0280】
そして、上記判定結果に基づいて、逸脱予測時間が第1時間T1より短いときには、自車両が接近している車線端Lとは反対方向に断続的な操舵トルクを付加すると共に、それと同期して断続的な警報音(擬音)を出力する。また、居眠りなどのドライバの反応の遅れを考慮して、逸脱予測時間TLDが第1時間T1よりも短い第2時間T2より短いときには、自車両が接近している車線端Lとは反対方向に連続的な操舵トルクを付加する。
【0281】
ステップU10では、CPU20は車両が逸脱方向に移動しているか否かを判定し、YES判定時にはステップU11に移行する一方、NO判定時(例えばドライバによるステアリングホイール操作にて逸脱が修復されているような時)にはリターンする。
【0282】
ステップU11では、CPU20はステアリングアクチュエータ53を駆動して、自車両を逸脱方向とは逆方向に自動操舵する。
【0283】
ステップU12では、CPU20は2次警報フラグFn2をセットすると共に、スピーカ29、30を駆動して、連続人工音を出力する。
【0284】
ステップU13では、CPU20は1次警報フラグFn1をリセット(Fn1=0)する。
【0285】
一方、ステップU14では、CPU20は舵角センサ25からの入力等に基づいて、車両が逸脱方向に移動しているか否かを判定し、NO判定時にはリターンし、YES判定時にはステップU15に移行する。
【0286】
ステップU15では、CPU20は1次警報フラグFn1をセットすると共に、逸脱方向のスピーカ31または32を駆動して、擬音(ゴトゴト音)を出力し、ステップU16で、CPU20は2次警報フラグFn2をリセット(Fn2=0)する。
【0287】
図52は経路誘導の表示条件と車線逸脱警報システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合は車線逸脱警報システムを優先させる。
【0288】
図52に示すように、ステップU21では、CPU20は1次警報フラグがFn1=1か、または2次警報フラグがFn2=1かを判定し、NO判定時にはステップU22に移行し、YES判定時にはステップU25に移行する。
【0289】
ステップU22では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、NO判定時(Fa=0の時)にはステップU23に移行する一方、YES判定時(Fa=1の時)にはステップU24に移行する。
【0290】
ステップU23では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。また、ステップU24では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0291】
一方、ステップU25では、CPU20は1次警報フラグがFn1=1か否かを判定し、YES判定時(Fn1=1の時)にはステップU26に移行し、NO判定時(Fn2=1の時)にはステップU27に移行する。
【0292】
ステップU26では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図53に示す如く車線逸脱警報システム・操作不特定時表示を実行し、ドライバに回避操作を促す。
【0293】
また、ステップU27で、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図54に示す如く車線逸脱警報システム・自動制御(自動ステアリング)表示を実行する。
【0294】
以上の制御、警報、表示により、自車両位置情報を入手し、自車両が車線(白線から逸脱する危険性がある場合にはドライバに警報を与え、またドライバが適切な回避行動をとらない場合には、自動的に操舵して車線中央に戻すことができる。
【0295】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[後ろ側方警報システム]
図55は後ろ側方警報システムの制御を示すフローチャートで、後ろ側方警報システムスイッチのON時にスタートする。
【0296】
図55に示すように、ステップX1では、CPU20は、ドアミラーに内蔵されたラインCCDセンサ22から検出データを入手する。
【0297】
ステップX2では、システム故障或いはラインCCDセンサ22の故障を検出し、NO判定時にはステップX3、YES判定時にはステップX4に移行する。
【0298】
上記システム故障の検出は、上記前方障害物警報システムの場合と同様であり、ラインCCDセンサ22の故障検出は、所定時間に亘って検出データが入手できないなどの条件により判定される。
【0299】
ステップX3では、CPU20は、後ろ側方警報システム故障フラグFf11をリセットする。
【0300】
ステップX4では、CPU20は、後ろ側方警報システム故障フラグFf11をセットする。フラグFf11は、後ろ側方警報システムが故障のときにセットされる。尚、ステップX4の後、図62〜図71にて後述する運転支援に関するシステムの故障フラグFB1、FC1、FD1、FE1、FF2がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0301】
ステップX5では、CPU20は、後ろ側方警報システムを停止すると共に、車線変更支援システムの故障表示A1に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0302】
ステップX6では、CPU20はラインCCDセンサ22の検出結果に基づいて自車両の左右後ろ側方における他車両の存在情報(距離、相対速度)を演算する(特開平10−206119号公報参照)。
【0303】
次に、ステップX7では、CPU20は後ろ側方の所定距離内に他車両が存在し、その存在する方向へのウインカ操作があるか否かを判定し、NO判定時(例えば車線変更をせず、そのまま直進するような場合)にはステップX8に移行し、YES判定時にはステップX10に移行する。
【0304】
ステップX8では、CPU20は後ろ側方所定距離内に他車両が存在することを示す情報提供フラグFo1をセットし、ステップX9では、CPU20は警報フラグFo2をリセット(Fo2=0)する。
【0305】
一方、ステップX10では、CPU20は警報フラグFo2をセットすると共に、後ろ側方の他車両が存在する方向のスピーカ34または35を駆動して、擬音(クラクション音)を出力する。ステップX11では、CPU20は情報提供フラグFo1をリセット(Fo1=0)する。
【0306】
図56は経路誘導の表示条件と後ろ側方警報システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合は後ろ側方警報システムを優先させる。
【0307】
図56に示すように、ステップX21では、CPU20は情報提供フラグがFo1=1か、または警報フラグがFo2=1か否かを判定し、NO判定時(Fo1=0、Fo2=1の時)にはステップX22に移行し、YES判定時にはステップX25に移行する。
【0308】
ステップX22では、CPU20は経路誘導フラグがFa=1か否かを判定し、NO判定時(Fa=0の時)にはステップX23に移行し、YES判定時(Fa=1の時)にはステップX24に移行する。
【0309】
ステップX23では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。また、ステップX24では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0310】
一方、ステップX25では、CPU20は情報提供フラグがFo1=1か否かを判定し、YES判定時(Fo1=1の時)にはステップX26に移行し、NO判定時(Fo2=1の時)にはステップX27に移行する。
【0311】
ステップX26では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図57に示す如く、後ろ側方警報システム・知覚機能拡大表示を実行する。
【0312】
また、ステップX27で、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図58に示す如く、後ろ側方警報システム・操作不特定時表示を実行する。
【0313】
以上の制御、警報、表示により、ラインCCDセンサ22で検出した自車両の左右後ろ側方における他車両の存在情報を、ドライバの車線移行判断を支援する情報として提供することができると共に、ドライバが車線移行の意志を示した場合には警報を与えることができる。
【0314】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[後突予知システム]
図59は後突予知システムの制御を示すフローチャートで、イグニッションスイッチのON時に自動的にスタートする。
【0315】
図59に示すように、ステップY1では、CPU20は、車速センサ26とラインCCDセンサ19からの検出データを入手する。
【0316】
ステップY2では、システム故障或いはラインCCDセンサ19の故障を検出し、NO判定時にはステップY3、YES判定時にはステップY4に移行する。
【0317】
上記システム故障の検出は、上記障害物警報システムの場合と同様であり、ラインCCDセンサ19の故障検出は、所定時間に亘って検出データが入手できないなどの条件により判定される。
【0318】
ステップY3では、CPU20は、後突予知システム故障フラグFf12をリセットする。
【0319】
ステップY4では、CPU20は、後突予知システム故障フラグFf12をセットする。フラグFf12は、後突予知システムが故障のときにセットされる。尚、ステップY4の後、図62〜図71にて後述する後突予知システムの故障フラグFB3、FC1、FD3、FE4、FF3がセットされているときには、本システムを停止して故障表示による違和感を防止してもよい。
【0320】
ステップY5では、CPU20は、後突予知システムを停止すると共に、後突予知システムの故障表示A4に対応するワーニングライト4aを点灯してリターンする。
【0321】
次に、ステップY6では、CPU20はラインCCDセンサ19の検出結果に基づいて後方から自車両に接近する他車両の情報(距離、相対速度)を演算する(演算の原理は特開平10−206119号公報と同一)。
【0322】
次に、ステップY7では、CPU20は距離Laと相対速度Vとに基づいて、下記式1により後方車両(他車両)が自車両に追突しないために必要な減速度G(後方車両のG)を算出する。
【0323】
2=2GLa・・・(1)
但し、Vは自車両と他車両との相対速度
Gは必要減速度
Laは自車両と他車両との間の距離
次に、ステップY8では、CPU20は上述の距離Laと、相対速度Vと、相対速度Vの変化率に基づいて、下記式2により後方車両(他車両)が自車両に追突するまでの時間tを推定する。
【0324】
La=Vt+(1/2)at2・・・(2)
但し、Laは自車両と他車両との間の距離
Vは自車両と他車両との相対速度
tは時間
aは他車両側の減速度
次に、ステップY9でハ、CPU20は必要減速度Gが一般的に車両が出すことの可能な減速度Go(例えば約0.8G)よりも大か否かを判定し、YES判定時(G>Goの時)にはステップY10に移行し、NO判定時(G<Goの時)にはステップY12に移行する。
【0325】
ステップY10では、CPU20は警報フラグFp1をセットすると共に、スピーカ34、35を駆動して、擬音「クラクション音」を出力する。
【0326】
次に、ステップY11では、CPU20は推定された時間tと一般的なシートベルトプリテンショナ14の応答遅れ時間To(例えば約0.4秒)とを比較して、t≦toかを判定し、NO判定時(t>toの時)にはリターンする一方、YES判定時(t≦toの時)にはステップY14に移行する。
【0327】
一方、ステップY12で、CPU20はt≦toか否かを判定し、YES判定時にはステップY13に移行し、NO判定時にはステプY15に移行する。
【0328】
ステップY13では、CPU20は警報フラグFp1をセットすると共に、スピーカ34、35を駆動して、擬音「クラクション音」を出力し、ステップY14で、CPU20はモータ式シートベルトプリテンショナ14を作動させて、乗員を拘束する(シートベルトプリテンショナ14の具体的構成については特開平10−211861号公報参照)。一方、ステップY15では、CPU20は警報フラグFp1をリセット(Fp1=0)する。
【0329】
図60は経路誘導の表示条件と後突予知システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートで、この場合は後突予知システムを優先させる。
【0330】
図60に示すように、ステップY21では、CPU20は警報フラグFp1がセットされているか否かを判定し、NO判定時(Fp1=0の時)にはステップY22に移行し、YES判定時(Fp1=1の時)にはステップY25に移行する。
【0331】
ステップY22では、CPU20は経路誘導フラグFaがセットさRているか否かを判定し、NO判定時にはステップY23に移行し、YES判定時にはステップY24に移行する。
【0332】
ステップY23では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3をOFFにする。また、ステップY24では、CPU20はインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに経路誘導表示を実行する(図15又は図16参照)。
【0333】
一方、ステップY25では、CPU20はFp1=1に対応してインフォメーションディスプレイ3の表示画面3aに図61に示すように、後突予知システム・操作不特定時表示を実行する。
【0334】
以上の制御、警報、表示により、ラインCCDセンサ19で検出した後方からの接近車両の情報をもとに、追突されると判断した場合、ドライバに警報を与えることによって、対応動作を起こさせると共に、プリテンショナシートベルトにより乗員の頭部とヘッドレストとの間の距離を短くして、むち打ちの低減を図ることができる。
【0335】
また、システムに故障が発生した場合に、その故障したシステムに該当するワーニングランプにより故障を報知するので、その故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
[その他の故障表示及び表示制御]
次に、他の実施形態の故障表示及び制御について説明する。
<第2例の故障表示及び表示制御>
図3で例示したワーニングライト4aの第2例を図62に示す。また、図67は、図62の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【0336】
図62に示すように、ワーニングライト4aの第2例として、自律系の運転支援システムの故障表示B1と、後突予知システムの故障表示B2と、並びにインフラ系の少なくとも1システムが故障したときの故障表示B3とが設けられている。
【0337】
図62の第2例のワーニングライト4aの故障表示は、図67に示すフローチャートに従って制御される。すなわち、
図67に示すように、ステップG1では、上記各システムの故障フラグFf1〜Ff12を検出する。
【0338】
ステップG2では、自律系システムの故障フラグFf1(図12で説明した前方障害物警報システム)、Ff2(図20で説明した歩行者警報システム)、Ff4(図29で説明したオールウェザービジョンシステム)、Ff11(図55で説明した後ろ側方警報システム)の少なくとも1つがセットされているか判定し、NO判定時にはステップG3に移行し、YES判定時にはステップG4に移行する。
【0339】
ステップG3では、自律系の運転支援システムに関する故障フラグFB1をリセットすると共に、図62に示す故障表示B1を消灯する。
【0340】
ステップG4では、自律系の運転支援システムに関する故障フラグFB1をセットすると共に、図62に示す故障表示B1を点灯する。
【0341】
また、ステップG5では、自律系システムの故障フラグFf12(図59で説明した後突予知システム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップG6に移行し、YES判定時にはステップG7に移行する。
【0342】
ステップG6では、自律系の後突予知システムに関する故障フラグFB2をリセットすると共に、図62に示す故障表示B2を消灯する。
【0343】
ステップG7では、自律系の後突予知システムに関する故障フラグFB2をセットすると共に、図62に示す故障表示B2を点灯する。
【0344】
更に、ステップG8では、インフラ系システムの故障フラグFf3(図26で説明した前方障害物情報提供システム)、Ff5(図31で説明した横断歩行者情報提供システム)、Ff6(図35で説明した右折車両情報提供システム)、Ff7及びFf8(図38及び図42で説明した出会い頭車両情報提供システム)、Ff9(図46で説明したカーブ進入速度警報システム)、Ff10(図50で説明した車線逸脱警報システム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップG9に移行し、YES判定時にはステップG10に移行する。
【0345】
ステップG9では、インフラ系システムに関する故障フラグFB3をリセットすると共に、図62に示す故障表示B3を消灯する。
【0346】
ステップG10では、インフラ系システムに関する故障フラグFB3をセットすると共に、図62に示す故障表示B3を点灯する。
<第3例の故障表示及び表示制御>
図3で例示したワーニングライト4aの第3例を図63に示す。また、図68は、図63の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【0347】
図63に示すように、ワーニングライト4aの第3例として、自律系のシステムの故障表示C1と、インフラ系のシステムの故障表示C2とを設け、この故障表示C1には自律系の運転支援システムのうちの前方支援に関するシステムの故障表示C1aと、横方向支援に関するシステムの故障表示C1bと、自律系の後突予知システムの故障表示C1cとが設けられている。
【0348】
図63の第3例のワーニングライト4aの故障表示は、図68に示すフローチャートに従って制御される。すなわち、
図68に示すように、ステップL1では、上記各システムの故障フラグFf1〜Ff12を検出する。
【0349】
ステップL2では、自律系の運転支援システムのうちの前方支援に関するシステムの故障フラグFf1(図12で説明した前方障害物警報システム)、Ff2(図20で説明した歩行者警報システム)、Ff4(図29で説明したオールウェザービジョンシステム)の少なくとも1つがセットされているか判定し、NO判定時にはステップL3に移行し、YES判定時にはステップL4に移行する。
【0350】
ステップL3では、自律系の運転支援システムのうちの前方支援に関する故障フラグFC1aをリセットすると共に、図63に示す故障表示C1aを消灯する。
【0351】
ステップL4では、自律系の運転支援システムのうちの前方支援に関する故障フラグFC1aをセットすると共に、図63に示す故障表示C1aを点灯する。
【0352】
また、ステップL5では、自律系の運転支援システムのうちの横方向支援に関するシステムの故障フラグFf11(図55で説明した後ろ側方警報システム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップL6に移行し、YES判定時にはステップL7に移行する。
【0353】
ステップL6では、自律系の運転支援システムのうちの横方向支援に関する故障フラグFC1bをリセットすると共に、図63に示す故障表示C1bを消灯する。
【0354】
ステップL7では、自律系の運転支援システムのうちの横方向支援に関する故障フラグFC1bをセットすると共に、図63に示す故障表示C1bを点灯する。
また、ステップL8では、自律系のシステムのうちの後方向支援に関する故障フラグFf12(図59で説明した後突予知システム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップL9に移行し、YES判定時にはステップL10に移行する。
【0355】
ステップL9では、自律系の後突予知システムに関する故障フラグFC1cをリセットすると共に、図63に示す故障表示C1cを消灯する。
【0356】
ステップL10では、自律系の後突予知システムに関する故障フラグFC1cをセットすると共に、図63に示す故障表示C1cを点灯する。
【0357】
更に、ステップL11では、インフラ系システムの故障フラグFf3(図26で説明した前方障害物情報提供システム)、Ff5(図31で説明した横断歩行者情報提供システム)、Ff6(図35で説明した右折車両情報提供システム)、Ff7及びFf8(図38及び図42で説明した出会い頭車両情報提供システム)、Ff9(図46で説明したカーブ進入速度警報システム)、Ff10(図50で説明した車線逸脱警報システム)の少なくとも1つがセットされているか判定し、NO判定時にはステップL12に移行し、YES判定時にはステップL13に移行する。
【0358】
ステップL12では、インフラ系システムに関する故障フラグFC2をリセットすると共に、図63に示す故障表示C2を消灯する。
【0359】
ステップL13では、インフラ系システムに関する故障フラグFC2をセットすると共に、図63に示す故障表示C2を点灯する。
<第4例の故障表示及び表示制御>
図3で例示したワーニングライト4aの第4例を図64に示す。また、図69は、図64の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【0360】
図64に示すように、ワーニングライト4aの第4例として、予防安全に関するシステムのうちのスイッチ操作により起動するシステムにおけるオールウェザービジョンシステムの故障表示D1と、後ろ側方警報システムの故障表示D2と、イグニッションスイッチのON時に自動的に起動するシステムの故障表示D3と、衝突安全に関する後突予知システムの故障表示D4とが設けられている。
【0361】
図64の第4例のワーニングライト4aの故障表示は、図69に示すフローチャートに従って制御される。すなわち、
図69に示すように、ステップM1では、上記各システムの故障フラグFf1〜Ff12を検出する。
【0362】
ステップM2では、予防安全に関するシステムのうちのスイッチ操作により起動するオールウェザービジョンシステムの故障フラグFf4(図29で説明したオールウェザービジョンシステム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップM3に移行し、YES判定時にはステップM4に移行する。
【0363】
ステップM3では、予防安全に関するシステムのうちのスイッチ操作により起動するオールウェザービジョンシステムの故障フラグFD1をリセットすると共に、図64に示す故障表示D1を消灯する。
【0364】
ステップM4では、予防安全に関するシステムのうちのスイッチ操作により起動するオールウェザービジョンシステムの故障フラグFD1をセットすると共に、図64に示す故障表示D1を点灯する。
【0365】
ステップM5では、予防安全に関するシステムのうちのスイッチ操作により起動する後ろ側方警報システムの故障フラグFf11(図55で説明した後ろ側方警報システム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップM6に移行し、YES判定時にはステップM7に移行する。
【0366】
ステップM6では、予防安全に関するシステムのうちのスイッチ操作により起動する後ろ側方警報システムの故障フラグFD2をリセットすると共に、図64に示す故障表示D2を消灯する。
【0367】
ステップM7では、予防安全に関するシステムのうちのスイッチ操作により起動する後ろ側方警報システムの故障フラグFD2をセットすると共に、図64に示す故障表示D2を点灯する。
【0368】
また、ステップM8では、イグニッションスイッチのON時に自動的に起動するシステムの故障フラグFf1(図12で説明した前方障害物警報システム)、Ff2(図20で説明した歩行者警報システム)、Ff3(図26で説明した前方障害物情報提供システム)、Ff5(図31で説明した横断歩行者情報提供システム)、Ff6(図35で説明した右折車両情報提供システム)、Ff7及びFf8(図38及び図42で説明した出会い頭車両情報提供システム)、Ff9(図46で説明したカーブ進入速度警報システム)、Ff10(図50で説明した車線逸脱警報システム)の少なくとも1つがセットされているか判定し、NO判定時にはステップM9に移行し、YES判定時にはステップM10に移行する。
【0369】
ステップM9では、イグニッションスイッチのON時に自動的に起動するシステムの故障フラグFD3をリセットすると共に、図64に示す故障表示D3を消灯する。
【0370】
ステップM10では、イグニッションスイッチのON時に自動的に起動するシステムの故障フラグFD3をセットすると共に、図64に示す故障表示D3を点灯する。
【0371】
さらに、ステップM11では、衝突安全に関するシステムの故障フラグFf12(図59で説明した後突予知システム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップM12に移行し、YES判定時にはステップM13に移行する。
【0372】
ステップM12では、衝突安全に関するシステムの故障フラグFD4をリセットすると共に、図64に示す故障表示D4を消灯する。
【0373】
ステップM13では、衝突安全に関するシステムの故障フラグFD4をセットすると共に、図64に示す故障表示D4を点灯する。
<第5例の故障表示及び表示制御>
図3で例示したワーニングライト4aの第5例を図65に示す。また、図70は、図65の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【0374】
図65に示すように、ワーニングライト4aの第5例として、予防安全に関するシステムのうちの自律系のスイッチ操作により起動するシステムにおけるオールウェザービジョンシステムの故障表示E1と、後ろ側方警報システムの故障表示E2と、イグニッションスイッチのON時に自動的に起動するシステムの故障表示E3と、インフラ系のシステムの故障表示E4と、衝突安全に関する後突予知システムの故障表示E5とが設けられている。
【0375】
図65の第5例のワーニングライト4aの故障表示は、図70に示すフローチャートに従って制御される。すなわち、
図70に示すように、ステップN1では、上記各システムの故障フラグFf1〜Ff12を検出する。
【0376】
ステップN2では、予防安全に関する自律系のシステムのうちのスイッチ操作により起動するオールウェザービジョンシステムの故障フラグFf4(図29で説明したオールウェザービジョンシステム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップN3に移行し、YES判定時にはステップN4に移行する。
【0377】
ステップN3では、予防安全に関する自律系のシステムのうちのスイッチ操作により起動するオールウェザービジョンシステムの故障フラグFE1をリセットすると共に、図65に示す故障表示E1を消灯する。
【0378】
ステップN4では、予防安全に関する自律系のシステムのうちのスイッチ操作により起動するオールウェザービジョンシステムの故障フラグFE1をセットすると共に、図65に示す故障表示E1を点灯する。
【0379】
ステップN5では、予防安全に関する自律系のシステムのうちのスイッチ操作により起動する後ろ後方警報システムの故障フラグFf11(図55で説明した後ろ側方警報システム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップN6に移行し、YES判定時にはステップN7に移行する。
【0380】
ステップN6では、予防安全に関する自律系のシステムのうちのスイッチ操作により起動する後ろ側方警報システムの故障フラグFE2をリセットすると共に、図65に示す故障表示E2を消灯する。
【0381】
ステップN7では、予防安全に関する自律系のシステムのうちのスイッチ操作により起動する後ろ側方警報システムの故障フラグFE2をセットすると共に、図65に示す故障表示E2を点灯する。
【0382】
また、ステップN8では、予防安全に関する自律系のシステムのうちのイグニッションスイッチのON時に自動的に起動するシステムの故障フラグFf1(図12で説明した前方障害物警報システム)、Ff2(図20で説明した歩行者警報システム)の少なくとも1つがセットされているか判定し、NO判定時にはステップN9に移行し、YES判定時にはステップN10に移行する。
【0383】
ステップN9では、予防安全に関する自律系のシステムのうちのイグニッションスイッチのON時に自動的に起動するシステムの故障フラグFE3をリセットすると共に、図65に示す故障表示E3を消灯する。
【0384】
ステップN10では、予防安全に関する自律系のシステムのうちのイグニッションスイッチのON時に自動的に起動するシステムの故障フラグFE3をセットすると共に、図65に示す故障表示E3を点灯する。
【0385】
さらに、ステップN11では、予防安全に関するインフラ系のシステムの故障フラグFf3(図26で説明した前方障害物情報提供システム)、Ff5(図31で説明した横断歩行者情報提供システム)、Ff6(図35で説明した右折車両情報提供システム)、Ff7及びFf8(図38及び図42で説明した出会い頭車両情報提供システム)、Ff9(図46で説明したカーブ進入速度警報システム)、Ff10(図50で説明した車線逸脱警報システム)の少なくとも1つがセットされているか判定し、NO判定時にはステップN12に移行し、YES判定時にはステップN13に移行する。
【0386】
ステップN12では、予防安全に関するインフラ系のシステムの故障フラグFE4をリセットすると共に、図65に示す故障表示E4を消灯する。
【0387】
ステップN13では、予防安全に関するインフラ系のシステムの故障フラグFE4をセットすると共に、図65に示す故障表示E4を点灯する。
【0388】
さらに、ステップN14では、衝突安全に関するシステムの故障フラグFf12(図59で説明した後突予知システム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップN15に移行し、YES判定時にはステップN16に移行する。
【0389】
ステップN15では、衝突安全に関するシステムの故障フラグFE5をリセットすると共に、図65に示す故障表示E5を消灯する。
【0390】
ステップN16では、衝突安全に関するシステムの故障フラグFE5をセットすると共に、図65に示す故障表示E5を点灯する。
<第6例の故障表示及び表示制御>
図3で例示したワーニングライト4aの第6例を図66に示す。また、図71は、図66の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【0391】
図66に示すように、ワーニングライト4aの第6例として、予防安全に関するオールウェザービジョンシステムの故障表示F1(図64、65とは故障表示を変更しているが、図64の故障表示D1を用いてもよい)と、運転支援システムの故障表示F2と、衝突安全に関する後突予知システムの故障表示F3とが設けられている。
【0392】
図66の第6例のワーニングライト4aの故障表示は、図71に示すフローチャートに従って制御される。すなわち、
図71に示すように、ステップR1では、上記各システムの故障フラグFf1〜Ff12を検出する。
【0393】
ステップR2では、予防安全に関するシステムの故障フラグFf4(図29で説明したオールウェザービジョンシステム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップR3に移行し、YES判定時にはステップR4に移行する。
【0394】
ステップR3では、予防安全に関するシステムの故障フラグFF1をリセットすると共に、図66に示す故障表示F1を消灯する。
【0395】
ステップR4では、予防安全に関するシステムの故障フラグFF1をセットすると共に、図66に示す故障表示F1を点灯する。
【0396】
また、ステップR5では、運転支援に関するシステムの故障フラグFf1(図12で説明した前方障害物警報システム)、Ff2(図20で説明した歩行者警報システム)、Ff3(図26で説明した前方障害物情報提供システム)、Ff5(図31で説明した横断歩行者情報提供システム)、Ff6(図35で説明した右折車両情報提供システム)、Ff7及びFf8(図38及び図42で説明した出会い頭車両情報提供システム)、Ff9(図46で説明したカーブ進入速度警報システム)、Ff10(図50で説明した車線逸脱警報システム)、Ff11(図55で説明した後ろ側方警報システム)の少なくとも1つがセットされているか判定し、NO判定時にはステップR6に移行し、YES判定時にはステップR7に移行する。
【0397】
ステップR6では、運転支援に関するシステムの故障フラグFF2をリセットすると共に、図66に示す故障表示F2を消灯する。
【0398】
ステップR7では、運転支援に関するシステムの故障フラグFF2をセットすると共に、図66に示す故障表示F2を点灯する。
【0399】
さらに、ステップR8では、衝突安全に関するシステムの故障フラグFf12(図59で説明した後突予知システム)がセットされているか判定し、NO判定時にはステップR9に移行し、YES判定時にはステップR10に移行する。
【0400】
ステップR9では、衝突安全に関するシステムの故障フラグFF3をリセットすると共に、図66に示す故障表示F3を消灯する。
【0401】
ステップR10では、衝突安全に関するシステムの故障フラグFF3をセットすると共に、図66に示す故障表示F3を点灯する。
【0402】
上記他の実施形態の故障表示及び表示制御によれば、複数の互いに異なるシステムに故障が発生した場合でも、各システムをより大きな範疇でまとめた状態で故障表示を行うので、故障をドライバが運転しながら容易に認知でき、故障に対する対応などを的確に判断することができる。
【0403】
本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではない。
【0404】
例えば、上記実施形態においては合計6つのスピーカ29、30、31、32、34、35を用いたがフロントスピーカ29、30を除く他のスピーカ31、32、34、35については、ドライバーズシートのシートバックやシートクッション内に埋設させるバイブレータ等の加振手段で構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の車両の故障表示装置を含むインストルメントパネル示す図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1に示すメータディスプレイの拡大図である。
【図4】図1に示すインフォメーションディスプレイの詳細図である。
【図5】車両に搭載されたシステムの各々を構成するセンサ類、アクチュエータ類、デバイス類の配置を示す斜視図である。
【図6】車両に搭載されたシステムの各々を構成するセンサ類、アクチュエータ類、デバイス類の配置を示す斜視図である。
【図7】車両に搭載されたシステムの各々を構成するセンサ類、アクチュエータ類、デバイス類の配置を示す平面図である。
【図8】車両に搭載されたスピーカの配置を示す平面図である。
【図9】車両に搭載されたスピーカの配置を示す側面図である。
【図10】車両に搭載されたシステムの制御回路ブロック図である。
【図11】ナビゲーション経路誘導処理を示すフローチャートである。
【図12】自律系の前方障害物警報システムの制御を示すフローチャートである。
【図13】車両に搭載されたシステムの故障診断回路を示すブロック図である。
【図14】経路誘導の表示条件と前方障害物警報システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図15】経路誘導表示画面を示す図である。
【図16】経路誘導表示画面を示す図である。
【図17】前方障害物警報システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図18】前方障害物警報システムにおける操作特定時表示画面を示す図である。
【図19】前方障害物警報システムにおける自動ブレーキ制御表示画面を示す図である。
【図20】自律系の歩行者警報システムの制御を示すフローチャートである。
【図21】経路誘導の表示条件と歩行者警報システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図22】歩行者警報システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図23】歩行者警報システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図24】歩行者警報システムにおける他の操作特定時表示画面を示す図である。
【図25】歩行者警報システムにおける他の操作特定時表示画面を示す図である。
【図26】インフラ系の前方障害物情報提供システムの制御を示すフローチャートである。
【図27】経路誘導の表示条件と前方障害物情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図28】前方障害物情報提供システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図29】自律系のオールウェザービジョンシステムの制御を示すフローチャートである。
【図30】経路誘導の表示条件とオールウェザービジョンシステムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図31】インフラ系の横断歩行者情報提供システムの制御を示すフローチャートである。
【図32】経路誘導の表示条件と横断歩行者情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図33】横断歩行者情報提供システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図34】横断歩行者情報提供システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図35】インフラ系の右折車両情報システムの制御を示すフローチャートである。
【図36】経路誘導の表示条件と右折車両情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図37】右折車両情報提供システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図38】インフラ系の出会い頭車両情報提供システムの制御を示すフローチャートである。
【図39】経路誘導の表示条件と出会い頭車両情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図40】出会い頭車両情報提供システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図41】出会い頭車両情報提供システムにおける操作不特定時表示画面を示す図である。
【図42】インフラ系の出会い頭車両情報提供システムの他の制御を示すフローチャートである。
【図43】経路誘導の表示条件と出会い頭車両情報提供システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図44】出会い頭車両情報提供システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図45】出会い頭車両情報提供システムにおける操作不特定時表示画面を示す図である。
【図46】インフラ系のカーブ進入速度警報システムの制御を示すフローチャートである。
【図47】経路誘導の表示条件とカーブ進入速度警報システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図48】カーブ進入速度警報システムにおける注意喚起表示画面を示す図である。
【図49】カーブ進入速度警報システムにおける操作不特定時表示画面を示す図である。
【図50】インフラ系の車線逸脱警報システムの制御を示すフローチャートである。
【図51】車線逸脱警報システムにおける逸脱量の判定方法を説明するブロック図である。
【図52】経路誘導の表示条件と車線逸脱警報システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図53】車線逸脱警報システムにおける操作不特定時表示画面を示す図である。
【図54】車線逸脱警報システムにおける自動ステアリング制御表示画面を示す図である。
【図55】自律系の後ろ側方警報システムの制御を示すフローチャートである。
【図56】経路誘導の表示条件と後ろ側方警報システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図57】後ろ側方警報システムにおける知覚機能拡大表示画面を示す図である。
【図58】後ろ側方警報システムにおける操作不特定時表示画面を示す図である。
【図59】自律系の後突予知システムの制御を示すフローチャートである。
【図60】経路誘導の表示条件と後突予知システムの表示条件とが同時に成立した場合の情報提供のための表示制御を示すフローチャートである。
【図61】 後突予知システムにおける操作不特定時表示画面を示す図である。
【図62】図3で例示したワーニングライト4aの第2例を示す図である。
【図63】図3で例示したワーニングライト4aの第3例を示す図である。
【図64】図3で例示したワーニングライト4aの第4例を示す図である。
【図65】図3で例示したワーニングライト4aの第5例を示す図である。
【図66】図3で例示したワーニングライト4aの第6例を示す図である。
【図67】図62の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【図68】図63の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【図69】図64の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【図70】図65の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【図71】図66の故障表示を実行するための表示制御例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3…インフォメーションディスプレイ
3a…表示画面
8…第1表示部
9…第2表示部(図形情報表示部)
10…第3表示部
20…CPU
40…ナビゲーション装置

Claims (3)

  1. 自車両の走行状態或いは走行環境を検出し、ドライバに情報及び/又は警報として出力する車両の故障表示装置であって、
    車両に搭載され、自車両の走行状態或いは走行環境を検出する第1走行検出手段と、
    車両外システムとの通信によって自車両の走行状態或いは走行環境を検出する第2走行検出手段と、
    前記第1及び第2走行検出手段の少なくとも1つを、検出対象である車両の走行状態或いは走行環境に応じて複数備え、
    前記第1走行検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該第1走行検出手段の故障を表示する第1表示手段と、
    前記第2走行検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該第2走行検出手段の故障を表示する第2表示手段とを有し、
    前記第1走行検出手段の1つとして、自車両の後方物体との距離を検出し、当該物体の自車両への接近に関する情報をドライバに出力する接近警報手段と、当該接近警報手段が故障したことを表示する第3表示手段を備え、
    前記第1表示手段は、当該接近警報手段を除く前記第1走行検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該第1走行検出手段の故障を表示し、当該第3表示手段は、当該接近警報手段の故障を表示することを特徴とする車両の故障表示装置。
  2. 自車両の走行状態或いは走行環境を検出し、ドライバに情報及び/又は警報として出力する車両の故障表示装置であって、
    ドライバの意思によらずに自動で作動し、自車両の走行状態或いは走行環境を検出する自動検出手段と、
    ドライバの意思により手動で作動し、自車両の走行状態或いは走行環境を検出する手動検出手段と、
    前記自動及び手動検出手段の少なくとも1つを、検出対象である車両の走行状態或いは走行環境に応じて複数備え、
    前記自動検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該自動検出手段の故障を表示する第1表示手段と、
    前記手動検出手段の少なくとも1つが故障したときに、当該手動検出手段の故障を表示する第2表示手段とを有することを特徴とする車両の故障表示装置。
  3. 自車両の周囲情報を検出し、ドライバに表示する視覚支援手段と、
    自車両前方或いは側方の走行状態或いは走行環境を検出し、ドライバに情報及び/又は警報として出力する運転支援手段と、
    自車両が障害物に接触したときに作動する接触支援手段と、
    前記各手段の少なくとも1つを、検出対象である車両の走行状態或いは走行環境に応じて複数備え、
    前記視覚支援手段の少なくとも1つが故障したときに、当該視覚支援手段の故障を表示する第1表示手段と、
    前記運転支援手段の少なくとも1つが故障したときに、当該運転支援手段の故障を表示する第2表示手段と、
    前記接触支援手段の少なくとも1つが故障したときに、当該接触支援手段の故障を表示する第3表示手段とを有することを特徴とする車両の故障表示装置。
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