JP2007011874A - 車両の後側方警報システム - Google Patents

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Seiji Matsumoto
成司 松本
Takayuki Seto
孝幸 世戸
Nobukazu Nobutoki
宜和 信時
Takayuki Sato
隆之 佐藤
Kazunori Isomoto
和典 礒本
Yasuhiro Tono
安広 遠野
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Abstract

【課題】 乗員が異常状態の発生を容易且つ確実に把握することが出来る構成を、コストをかけずに提供する。
【解決手段】 障害物警報表示部で、異常状態が検出されたことを乗員に知らせるための故障表示を兼用し、障害物に関する表示は車速が所定速度を越えた場合にのみ行う(S1404)が、故障表示はイグニッションスイッチがONされ(S1401)、故障が検出され(S1403)、ドアミラーが展開状態であるときに(S1413)表示される(S1414)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両の後側方警報システムに関し、特に、自車両の後方及び側方に存在する障害物に関する情報の表示と、該システムの異常状態の表示とをドアミラーに表示する技術に関する。
従来より、車両に様々なセンサを取り付け、センサによって検出された情報に基づいて、危険を回避したり運転を支援することが行われている。例えば、運転者の死角となる車両の後方及び側方に存在する障害物を検出するセンサを取り付け、該センサの検出結果に基づいて運転者に警報を通知する、BSD(Blind Spot Detection)システムと呼ばれるものが知られている。
このようなシステムは、センサの検出結果に基づいた情報を運転者に知らせるための表示手段を有しているが、その表示手段は運転者から見やすく、且つ運転の妨げとならない位置に設ける必要がある。
例えば、特許文献1には、車両の後側方に存在する障害物を検出し、運転者のウインカー操作に応じて表示の態様を変化させる車線変更支援システムにおいて、運転者の前方に配置されたディスプレイ(インパネ)上に障害物に関する情報を表示することが記載されている。
また、特許文献2には、車両の前方及び後方にある障害物との距離を検出する距離検出システムにおいて、障害物との距離とその障害物が車両の前方にあるのか又は後方にあるのかを示す情報とを、バックミラー(ルームミラー)とサイドミラー(ドアミラー)とに設けられたディスプレイに表示することが記載されている。
特開2002−74596号公報 特開2004−149108号公報
しかしながら上記特許文献1には、システムが故障等の異常状態となった場合に、その通知をどのように行うかについて記載されていない。
通常、車両における各種警報や異常状態等の表示は、各種メーター等が設けられたインパネ内に表示されるが、近年、車両に取り付けられる電装品が増大しており、表示される警報の数や種類も増えている。従って、新たにBSDシステムの故障等の異常状態の表示をインパネに追加しても、運転者が迅速且つ確実にシステムの故障を認識できるようにするためには、表示態様に何らかの工夫が必要となる。
しかしながら、このような表示態様の工夫は、設計を複雑にすると共に、コストの増加を招く可能性がある。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、乗員が異常状態の発生を容易且つ確実に把握することが出来る構成を、コストをかけずに提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様としての車両の後側方警報システムは、自車の左右の後側方に存在する障害物を検出する検出手段と、
ドアミラーに設けられ、自車の走行状態が所定の走行状態となったときに、前記検出手段の検出結果に基づいて、後側方の障害物の存在、自車との距離、及び自車との相対速度の少なくとも1つに関する情報を表示する障害物表示手段と、
前記検出手段、前記障害物表示手段、又は両者の接続が適切に動作しない異常状態を検出する異常検出手段と、を備え、
前記障害物表示手段が、前記異常状態が検出されたことを乗員に知らせるための表示も行い、該異常状態に関する表示を、前記所定の走行状態及び他の走行状態においても行うように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、後側方の障害物に関する情報と、異常状態が検出されたことが同じ障害物表示手段によって表示されるので、コストのかからない簡単な構成で、乗員が異常状態の発生を容易且つ確実に把握することが出来る。更に、異常状態に関する表示が、所定の走行状態だけでなく他の走行状態においても行われるので、乗員は異常状態の発生を確実に把握することが出来る。
前記障害物表示手段は、前記異常状態に関する表示と、前記障害物に関する表示との表示態様を異ならせるのがよい。
この構成によれば、障害物表示手段に表示されているのが、障害物に関する表示なのか、異常状態に関する表示なのかを乗員が迅速に識別することが出来る。
前記ドアミラーは鏡面が自車後方を向く展開位置と鏡面が自車車体方向を向く格納位置との間を切り換え可能に構成され、且つ前記障害物表示手段は、前記ドアミラーの車体対向面に設けられており、前記異常状態に関する表示を、前記ドアミラーが展開位置にされたときに行うようにしてもよい。
この構成によれば、車両が走行する際にはドアミラーが展開位置とされることに鑑みて、車両の駐車時などの表示が不用な際に異常状態に関する表示を行わないようにできる。
本発明によれば、後側方の障害物に関する情報と、異常状態が検出されたことが同じ障害物表示手段によって表示されるので、コストのかからない簡単な構成で、乗員が異常状態の発生を容易且つ確実に把握することが出来る。更に、異常状態に関する表示が、所定の走行状態だけでなく他の走行状態においても行われるので、乗員は異常状態の発生を確実に把握することが出来る。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、本明細書において使用する「障害物」という表現は、他の車両、動物、自転車等の軽車両、建造物等を含む、自車両の走行を妨げる危険のある物体を総称するものである。
また、本明細書における「接続」という表現は、関連する構成要素間を情報伝達が可能な形態で電気的に結合することを意味し、その形態は有線、無線、或はそれらの組み合わせのいずれでもよい。
<本発明に係る車両の概略説明>
図1は、本発明に係る車両の後側方警報システムを搭載した車両を概略的に説明するための部分透視図である。
図において、Cは車両を示しており、該車両後部の、例えば、リア・バンパーにおけるリア・コンビネーション・ランプの下方、あるいは排気チャンバー後方等の左右両側に、後側方の障害物を検出する検出手段として機能する、例えば、24GHz帯のミリ波レーダと、制御部を一体化したモジュール11(右側)及び21(左側)がそれぞれ搭載されている。図中斜線で示す部分は、それぞれのモジュールのミリ波レーダによって障害物が検出可能な領域を示しており、検出領域の大きさは、例えば、3m×3m程度である。
右側のモジュール11は右ドアミラー12、左側のモジュール21は左ドアミラー22にそれぞれ不図示のハーネス等によって接続されており、ドアミラー内にミリ波レーダでの検出結果に基づいた後側方の障害物に関する情報と、後側方警報システムの異常状態(故障など)の情報とを表示する。また、本実施形態の車両の後側方警報システムをON/OFFするメインスイッチを含むスイッチ部15は、インパネ内の運転席側に取り付けられており、障害物に対する危険を通知するための警報ブザーは、インパネのメータ内に設けられているブザー16を兼用している。
本実施形態の車両の後側方警報システムは、右側モジュール11と左側モジュール21とが、例えば所定の規格に従って接続されており、相互通信を行う。従って、スイッチ部15及び他のセンサ(不図示)からの入力は一方のモジュールにだけ接続されていればよい。
また、本実施形態の車両の後側方警報システムは、車両内の他のシステムとは独立しており、メインスイッチがONされると、右側モジュール11及び左側モジュール21それぞれの制御部が、後述する所定の処理を実行する。
<車両の後側方警報システムの制御構成>
図2は、本実施形態の車両の後側方警報システムの制御構成示すブロック図である。図中上側は右側のモジュール11及びドアミラー12に関する構成、下側は左側のモジュール21及びドアミラー22に関する構成をそれぞれ示している。
まず、右側のモジュール11及びドアミラー12に関する構成について説明する。システム全体を制御する右制御部101に対する入力として、乗員が該車両の後側方警報システムのON/OFFを操作するためのメインスイッチ111、車両の右側への走行方向の変更を指示する右方向指示器スイッチ112、右側のモジュール11に搭載され、右側後側方の障害物を検出する検出手段として機能する右後方レーダ113、ドアミラーが展開状態となったことを検出するドアミラー展開スイッチ117、及び例えば、車輪の回転速度から自車の車速を検出する車速センサ116からの信号が入力される。
メインスイッチ111はインパネの運転者側に設けられており、イングニッションスイッチがONの状態でこのメインスイッチ111を乗員がONにすることで、本実施形態の車両の後側方警報システムが起動する。ただし、後述するように、本システムの故障の判定及び表示に関する部分は、イグニッションスイッチがONされた時点で動作を開始する。
また、本実施形態の車両の後側方警報システムの警報表示に関する部分は、メインスイッチ111をONにすることで起動されるが、実際の動作は、車速センサ116からの信号によって自車の速度が所定速度(例えば、10km/h)を越えたと判定されたときに開始される。
ドアミラー展開スイッチ117は、ドアミラー12が展開状態となったときにONされる検出スイッチでもよいし、ドアミラー12が展開するよう指示された後に駆動モータの負荷電流から展開状態となったことを検出するものでもよい。
右制御部101内には、右後方レーダ113からの入力信号に基づいて自車に近づいている障害物の有無を判定する障害物判定部121、障害物判定部121の判定結果と右方向指示器スイッチ112の操作とに基づいて危険な障害物の有無を判定する危険判断部122、車速センサ116からの入力信号及び障害物判定部121の判定結果に応じて、障害物警報表示を行うか否かを判定する障害物警報表示ON/OFF判定部123、危険判断部122の判定結果に応じて警報ブザーのONにするかOFFにするかを判定する障害物警報ブザーON/OFF判定部124、本車両の後側方警報システムの故障の有無を判定する異常検出手段として機能する故障判定部125、故障判定部125の判定結果に応じてBSD故障表示(以下、単に「故障表示」とも称する)をONにするかOFFにするか判定するBSD故障表示ON/OFF判定部126が設けられている。
本実施形態では、右制御部101内の各構成要素を独立したものとして記載しているが、右制御部101を所定のプログラムに従って演算処理を実行するマイクロコンピュータ等を用いて実現してもよい。その場合には、マイクロコンピュータが実行するプログラムの対応するモジュールによって右制御部101の各構成要素が実現されることとなる。
右制御部101からの出力として、障害物判定部121及び危険判断部122の出力に応じて、乗員に注意すべき障害物があることを知らせるべく右ドアミラー12内に障害物警報を表示すると共に、BSD故障表示ON/OFF判定部126の出力に応じて、異常状態が検出されたことを乗員に知らせるための異常状態の表示(故障表示)を兼用する障害物表示手段として機能する右後方障害物ミラー内警報表示部131、及び障害物警報ブザーON/OFF判定部124からの出力に応じて、乗員に注意を喚起すべくブザーを鳴らす右後方障害物警報ブザー部132が設けられている。
図2の下側の左側のモジュール21及びドアミラー22に関する構成は、メインスイッチ111及び車速センサ116からの信号が左制御部201に入力されない点が異なっているが、他は図中上側の右側のモジュール11及びドアミラー12に関する構成と同様であるので説明を省略する。また、上述のように右制御部101と左制御部201とは相互通信を行い、上記右制御部101にだけ入力されるセンサやスイッチからの信号は、左制御部201にも等しく入力される。
なお、図2では、便宜上、右方向指示器スイッチ112と左方向指示器スイッチ212とを分けて示しているが、方向指示器は、レバーが倒される方向に応じて左右いずれかの方向に対応した信号を出力する1つの構成要素(部品、アセンブリ)であってもよい。その場合には、左右それぞれの方向が指示された場合に、対応する制御部に方向指示器からの信号が入力される構成とすればよい。
同様に、図2では、右後方障害物警報ブザー132と左後方障害物警報ブザー232とを分けて示しているが、上述のように、インパネのメータ内に設けられているブザー16が両方を兼ねている。従って実際には、各制御部からの出力信号が、ブザー16に並列に接続されるような構成となる。
<ドアミラーの表示例>
図3は、本実施形態のドアミラーにおける表示例を、右側のドアミラー12に関して示す図である。なお、左側のドアミラー22に関しても同様であるので説明を省略する。
図3では、右側ドアミラー12内に、右後方障害物ミラー内警報表示部131が示されている。本例では、右後方障害物ミラー内警報表示部131はドアミラー12の車幅方向内側で且つ下方の部分に設けられている。
本例ではドアミラー12の鏡面はハーフミラーであり、ドアミラー12の内部に右後方障害物ミラー内警報表示部131が設けられている。本実施形態では、右後方障害物ミラー内警報表示部131は、障害物に関する表示と故障表示とを兼用している。このため、コストのかからない簡単な構成で、乗員が異常状態の発生を容易且つ確実に把握することが出来る。
右後方障害物ミラー内警報表示部131は、自車を示す車両を模したアイコン1311と、障害物との距離を示すセグメント列のアイコン1312とを表示可能であり、障害物警報表示ON/OFF判定部123によって、障害物警報表示を行うと判定された場合には、アイコン1311と当該障害物との距離に応じたセグメントが所定の設定輝度で点灯表示される。そして、危険判断部122によって、障害物判定部121の判定結果と右方向指示器スイッチ112の操作とに基づいて危険な障害物が有ると判定された場合、すなわち、右後側方から自車に近づいている障害物が存在すると判定され、かつ右方向指示器スイッチがONされた場合には、アイコン1311と当該障害物との距離に応じたセグメントの点灯表示に加え、インパネ内のブザーが鳴らされる。
また、右後方障害物ミラー内警報表示部131は、故障判定部125によって本システムに故障があると判定され、故障表示をONにする信号に応じてもアイコン1311及び1312が点灯表示される。
上記のように本実施形態では、右後方障害物ミラー内警報表示部131は、障害物に関する表示と故障表示とを兼用しているので、表示の態様と表示の頻度を異ならせて、どちらの表示であるのかを乗員が容易に識別できるようにしている。具体的には、障害物に関する表示と故障表示とで表示の態様を異ならせると共に、故障表示の表示頻度を多くしている。
具体的には、障害物に関する表示では上記のようにアイコン1311及び1312(の一部)を点灯表示させる一方、故障表示ではアイコン1311及び1312(の全体)を点滅表示させる。また、障害物に関する表示を所定の条件を満たした場合(車速が10km/hを越えており、且つ障害物警報表示ON/OFF判定部123によって障害物警報表示を行うと判定された場合)にのみ行う一方、故障表示をイグニッションスイッチがオンであればメインスイッチ111がオンにされない状態でも行うようにして、故障表示の表示頻度を多くしている。
また、本実施形態のドアミラーは、鏡面が自車後方を向く展開位置と鏡面が自車車体方向を向く格納位置との間を切り換え可能に構成されている。そして、車両が走行する際にはドアミラーを展開位置とすることに鑑みて、故障表示は、ドアミラーが展開位置にされたときにだけ行うようにしている。
すなわち、車両が走行する際にはドアミラーが展開位置とされることを考慮して、ドアミラーが格納位置とされる際(駐車時など)には故障表示を行わない。
<後側方警報システムの処理手順>
次に、本実施形態における、後側方警報システムの処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。以下の説明では、右制御部101による処理について説明するが、左制御部201による処理も同様であるので説明を省略する。
図4は、右制御部101による処理のフローチャートである。
上述のように本システムの故障の判定及び表示に関する部分は、メインスイッチ111がONされていなくても、イグニッションスイッチがONされると起動されて動作を開始する(ステップS1401)。すなわち、本実施形態では、障害物の警報表示は、車両が所定の走行状態となったときに行われる一方、異常状態(故障)に関する表示は、所定の走行状態に加え、他の走行状態においても行われる。
この構成によれば、故障表示が行われる頻度を多くして、乗員が車両の後側方警報システムの故障を迅速に把握することが可能となる。
最初に、各センサ及びスイッチからの信号入力をチェックする(ステップS1402)。そして、故障判定部125によってシステム故障の有無を判定する(ステップS1403)。
ここで、故障判定の方法について説明する。本実施形態では、(1)後方レーダ113及び213から出力された信号に基づいて、レーダが受信した反射波の強度がゼロ、又は過大である。(2)左右の制御部の相互通信によっていずれかの制御部の動作に誤りがある。(3)後方障害物ミラー内警報表示部131及び231の点灯状態が異常である。(4)車速センサ116の出力信号が異常である、の4つのいずれかが検出された場合、システムの故障と判定する。
各項目についてより具体的な検出の例を示すと、(1)については、反射波の強度が所定時間以上ゼロであることは現実的に有り得ないのでレーダの異常と判定する。また、例えば、本システムのモジュール11及び21がリアバンパー内に取り付けられている場合に、リアバンパーのレーダ表面部分がレーダ波を反射する部材(例えば、金属膜を有するシールなど)で覆われていると、常にレーダが受信する反射波の強度が過大となる。従って、レーダが受信する反射波の大きさが所定時間以上過大である場合にもレーダの異常と判定する。(2)については、一方の制御部から他方の制御部へ簡単な四則演算を要求して、その演算結果が誤っている場合に当該制御部の異常と判定する。(3)については、点灯あるいは点滅の継続時間が異常に長い場合には警報表示部の異常と判定する。また、(4)については、車速センサ116から得られた速度を、ATタービン回転数やエンジン回転数及びトランスミッションのギア比から算出される速度と比較してその差が所定以上であれば、車速センサ116の異常と判定する。
ステップS1403で故障がないと判定された場合、システムのメインスイッチ111がONされているか否かを判定する(ステップS1404)。メインスイッチ111がONされていなければ、そのまま処理を終了する。
メインスイッチ111がONされると、システムの障害物警報表示と警報ブザーに関する部分が起動され、車速センサから出力された信号から車速が所定速度(10km/h)を越えているか否かを判定する(ステップS1405)。
ステップS1405で車速が10km/hを越えていないと判定された場合には、障害物警報表示ON/OFF判定部123から右ミラー警報障害物警報表示部131に対して警報表示をOFFさせる信号が出力され(ステップS1412)、処理を終了する。
一方、ステップS1405で車速が10km/hを越えていると判定された場合には、障害物判定部121によって、右後方レーダ113から出力された信号から右側後方の検出エリア内の障害物の有無を判定する(ステップS1406)。続いて、障害物判定部121は、右後方レーダ113から出力された信号の経時的変化に基づいて、検出された障害物の相対速度を演算する(ステップS1407)。
そして、障害物判定部121は、ステップS1407での演算結果から、右側後方に自車に対して近づいている障害物、すなわち注意すべき障害物が有るか否かを判定する(ステップS1408)。注意すべき障害物が無い場合には、ステップS1412に進み、右後方障害物ミラー内警報表示部131の警報表示をOFFにする信号を出力して、処理を終了する。
ステップS1408で注意すべき障害物が有ると判定された場合には、右後方障害物ミラー内警報表示部131に対して警報表示を点灯させる信号を出力する(ステップS1409)。
次に、危険判断部122は、右方向指示器スイッチ112から出力された信号から、乗員が右方向指示器スイッチをONにしたか否かを判定する(ステップS1410)。右方向指示器スイッチがOFFであれば、そのまま処理を終了する。一方、右方向指示器スイッチがONであれば、危険判断部122からの出力に応じて障害物警報ブザーON/OFF判定部124は、右後方障害物警報ブザー132を鳴らすべく信号を出力し(ステップS1411)、処理を終了する。
ステップS1403でシステムの故障が検出された場合、ドアミラー展開スイッチ117からの入力信号によって、ドアミラーが展開位置にある(展開状態)か否かを判定する(ステップS1413)。ドアミラーが展開状態であると判定された場合、故障を知らせるために障害物警報表示を点滅させるべく右後方障害物ミラー内警報表示部131に対して信号を出力し(ステップS1414)、処理を終了する。一方、ステップS1413でドアミラーが展開状態でない(格納状態)と判定された場合には、そのまま処理を終了する。
図4に示した処理は、イグニッションスイッチがONである限り、所定の間隔(例えば、200msec)でステップS1402から繰り返して実行される。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両の後側方の障害物に関する表示と、システムの故障の表示とがいずれも障害物警報表示部によって行われるので、コストをかけずに簡単な構成で、乗員が運転中においても少ない視線移動でシステムの故障の発生を容易且つ確実に把握することが出来る。また、障害物に関する表示は所定の走行状態となったときに行う一方、故障表示は所定の走行状態に加え他の走行状態でも行うようにしている。加えて、障害物に関する表示と故障表示とで表示の態様を異ならせている。このため、乗員は障害物に関する表示と故障表示とを容易に識別することが出来る。
(他の実施形態)
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その他の種々の実施形態や変形例を包含するものである。すなわち、上記実施形態で示した車両の後側方警報システムに関する構成は一例であり、本発明の意図するような後側方の障害物に対する警報やシステムの故障表示が可能な構成であれば、これらに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては障害物警報を、自車に近づいている後側方の障害物が存在することをドアミラー内にアイコンによって表示するが、後側方の障害物の存在、自車との距離、及び自車との相対速度の少なくとも1つに関する情報を他の方法又は態様で表示する構成としてもよい。
また、障害物の警報表示部は、ドアミラーの鏡面内以外の部分(鏡面の内側、ミラーハウジング内の鏡面周囲、ミラーハウジング外周部、ミラー支柱部など)に設けられていても良い。
加えて、上記の実施形態は、障害物に関する表示と故障表示とで表示の態様を異ならせる具体的な例として、障害物に関する表示では上記のようにアイコン1311及び1312(の一部)を点灯表示させる一方、故障表示ではアイコン1311及び1312(の全体)を点滅表示させたが、障害物に関する表示では橙色で点灯表示させる一方、故障表示では赤色で点灯表示させてもよい。また、故障表示の際にのみ、異なるアイコンや文字なども併せて表示するようにしてもよい。更には、これらを組み合わせた態様としても良い。
更に、上記実施形態では、障害物に関する表示と故障表示との識別を容易にする(差別化する)ため、故障表示の表示頻度を障害物に関する表示よりも多くすると共に、障害物に関する表示と故障表示との表示態様を異ならせるようにしたが、これら2つの方法のいずれか一方によって、障害物に関する表示と故障表示とを差別化してもよい。
また、車速が10km/hを越えたときに障害物の警報表示を行う場合を例にあげて説明したが、障害物の警報表示を行う条件を、他の条件としても良い。例えば、注意すべき障害物が検出された場合、あるいは注意すべき障害物が検出され、且つその障害物の方向へ方向指示器が操作された場合に警報表示を行うようにしても良い。
また更に、上記実施形態では、検出手段として車両の後方右側と後方左側とに搭載される2つのミリ波レーダを備える構成について説明したが、所望の検出領域を有するものであれば、検出手段として他のレーダやカメラ等のセンサを用いてもよいのはもちろんである。
更にまた、上記で図4のフローチャートに関して説明した処理の順番はあくまで例示であり、本願発明で要求される機能が実現されれば処理の順番を変更しても良い。
本発明に係る車両の後側方警報システムを搭載した車両の概略を説明する図である。 図1の後側方警報システムに関する制御構成を示す図である。 ドアミラーにおける表示例を説明する図である。 右制御部に関する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
11、21 モジュール
12、22 ドアミラー
15 スイッチ部
16 ブザー
101、201 制御部
111 メインスイッチ
112、212 方向指示器スイッチ
113、213 後方レーダ
116 車速センサ
121、221 障害物判定部
122、222 危険判断部
123、223 障害物警報表示ON/OFF判定部
124、224 障害物警報ブザーON/OFF判定部
125、225 故障判定部
131、231 ミラー内警報表示部
132、232 障害物警報ブザー
1311、1312 アイコン

Claims (3)

  1. 自車の左右の後側方に存在する障害物を検出する検出手段と、
    ドアミラーに設けられ、自車の走行状態が所定の走行状態となったときに、前記検出手段の検出結果に基づいて、後側方の障害物の存在、自車との距離、及び自車との相対速度の少なくとも1つに関する情報を表示する障害物表示手段と、
    前記検出手段、前記障害物表示手段、又は両者の接続が適切に動作しない異常状態を検出する異常検出手段と、を備え、
    前記障害物表示手段が、前記異常状態が検出されたことを乗員に知らせるための表示も行い、該異常状態に関する表示を、前記所定の走行状態及び他の走行状態においても行うように構成されていることを特徴とすることを特徴とする車両の後側方警報システム。
  2. 前記障害物表示手段は、前記異常状態に関する表示と、前記障害物に関する表示との表示態様を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の車両の後側方警報システム。
  3. 前記ドアミラーは鏡面が自車後方を向く展開位置と鏡面が自車車体方向を向く格納位置との間を切り換え可能に構成され、且つ前記障害物表示手段は、前記ドアミラーの車体対向面に設けられており、前記異常状態に関する表示を、前記ドアミラーが展開位置にされたときに行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の後側方警報システム。
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