JPH10508559A - 情報表示装置付き外部ミラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 情報表示装置付きミラーは表示部を有するミラーガラスを含む。一実施形態では、ミラーガラスは、前面にパイロライティックコーティングを、後面に不透明なバックマスキングを有する。光制御フィルムのような半透明材料がミラーガラスの背後の表示部に設置されている。表示部は通常周囲の光を非常によく反射するが、光源が作動された時はミラーガラスの背後に設置された光源からの光を透過する。他の実施形態では、ある角度で光を光源からミラーガラスへ指向させ、該光が隣接する車からは見えるがミラーガラスに写る運転者の視野を妨害しないようになっている。光源からの光がミラー装置の外側の方へ指向されているが、ミラー装置の内側からは運転者には見えない。他の実施形態では、光はミラーの前面又はその近傍に指向される。これとは別に、光は運転者には見えるが、隣接する車には見えないようになっていてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 情報表示装置付き外部ミラー 発明の背景 この発明は情報表示装置を含む車外ミラーに関する。 現在の自動車は、車が方向転換をする時や車線を変える時に他の運転者に警告 をするため、車の前後に方向指示器を有している。車が制動動作をしている時に 、車の後部の３番目のブレーキライトはよりよく他の運転者の目につき易い目印 になるということが認められていた。方向指示器は隣りあった車には目につきに くいものであったが、３番目の方向指示器があれば便利である。しかし、スタイ リングを考慮した場合、一般に、車の側面に追加のライトを使用してはならない といわれてきた。 同様に、警告灯と情報表示装置とを装置パネルに設ける場合には、スタイリン グの点からいうと、運転者に対し警告灯と情報表示装置のため新しい配置が必要 になっていた。コンピュータシステムを使用することによって、運転者に与える 情報量が増加するので、車載型コンピュータシステムを使用するに当たっては、 この新位置の必要性が増加してきた。さらに、運転者が路面から目を離して装置 パネルに目を落とすことを要せずに情報が得られるようにすることが望ましい。 公知の外側のサイドミラーの１つはミラーガラス内に表示される方向指示器を 含んでいる。この公知のミラー装置は大部分の可視光線の波長を反射する一方で 光の波長の内の所定の小さな幅の光を実質的に透過させるミラーガラスを使用し ている。方向指示器は、ミ ラーガラスの背後にあって所定の小さな波長幅の光を発生させるＬＥＤアレーに よって表示される。この幅の光はミラーガラスを通して透過され、隣の車の運転 者に表示される。しかし、所定の波長だけを透過するミラーガラスを製造する方 法は高価である。加えて、所定の波長の光を発生させるのに必要な光源は広い光 波長スペクトルを発生させる光源より高価である。 発明の概要 この発明は、可視波長の大部分の光を利用する情報表示装置付きの安価なミラ ー装置を提供するものである。高価な公知のコーティング工程は必要でない。加 えて、大部分の可視色の簡単な光源が本ミラー装置によって表示され得る。この 発明のミラーの表示部は、隣の車に見える方向信号を表示する一方、運転者には 車の隣接領域が全反射して見えるようになっていることが望ましい。これとは別 の表示部は、運転者が車の外側ミラーをチェックする時に、運転者が見ることが 出来る情報を表示する。運転者は装置パネルに目を落とす必要がない。 パイロライティックコーティング(pyrolitic coating)を有するミラーガラス を使用することが望ましい。ミラーガラスは、後面に、表示部がある部分を除い て不透明なバックマアスキングが設けられている。不透明なバックマスキングが 設けると、パイロライティックコーティングが施されたミラーガラスは非常によ く反射を示す。表示部は、光制御フィルムのような半透明なバックマスキングが 設けられている。光源が表示部上の半透バックマスキングの背後に設 置され、情報を与えるようになっている。この半透バックマスキングは、光源が 使用されていない時にはミラーガラスの反射面になり、光源が使用されている時 には光源からの光をミラーを通して、かつ、実質的に全視野領域にわたって、透 過させることが出来るようになっている。 望ましくは、光源からの光は、所定角度で見た場合にだけ見え、この所定角度 以外の角度で見た場合には反射して見える方向に指向されている。例えば、隣の 車内の看者がミラー装置の外側から見た場合に、方向指示表示部が見えるように してもよい。車の運転者がミラーの内側から観察した場合には、ミラーは、反射 する状態になっていることであろう。同様に、運転者用情報表示装置は、ミラー 装置の内側から見た場合には観察出来、ミラー装置の外側から見た場合には観察 出来ないようになっていてもよい。この発明は、光を所望方向へ指向させるため に、埋設ルーバー(embedded louvrs)を有する光制御フィルムを使用してもよい 。 この発明の他の実施形態においては、光源からの光はミラーの前方位置からミ ラーの外側の方へ指向される。一実施例において、第２の反射面は、ミラーガラ スの背後に配置された光源からの光をミラー装置の外側の方へ反射して運転者に は見えないような角度でミラーガラスの前面に指向するために用いられる。他の 実施形態では、光源はミラーガラスの前方に配置されている。説明を明瞭にする 目的で、用語「前」及び「後」は全体を通じて車についてではなくてミラーガラ スについて用いられる。この場合、光指向手段は光を光源からミラーガラスの前 面に指向する。その後、光はミラー装置の 外側の方へ反射される。この発明の他の実施形態においては、光源はミラーガラ スの前方に配置されてミラー装置の内側に向けられている。この場合には、光指 向手段は光を光源からミラーガラスの外側の方へ指向する。 図面の簡単な説明 この発明の上述の利点は、他の利点と同様、添付の図面を考慮して、望ましい 実施形態ついての以下の詳細な説明から当業者に容易に明らかになるであろう。 図１Ａは、この発明に基づくミラー装置の正面図である。 図１Ｂは、図１Ａに示された線１Ｂ−１Ｂに沿った部分断面図である。 図２は、図１のミラー装置の部分的分解背面図である。 図３は、この発明に基づく他の実施形態の平面図である。 図４は、図３のミラー装置を用いた他の実施形態の平面図である。 図５は、この発明に基づくミラー装置の他の実施形態の平面図である。 図６は、この発明に基づくミラー装置の他の実施形態の平面図である。 望ましい実施形態の説明 この発明の第１実施形態に基づくミラー装置１０を図１Ａ、１Ｂ及び２に示す 。この発明は、自動車の外側の左側サイドミラーとし て説明され記載されているが、外側の右側サイドミラーにも用いられるものと理 解されるべきである。さらに、この発明は、内側のバックミラー、又は、情報を 表示したい任意のミラーについても役に立つ。説明の都合上、この発明に基づい て記載されている各実施形態において、この発明のミラー装置は車に設けられた 外側の左サイドミラーとして示されている。 更に、この発明は運転者又は隣の車に情報を与えるということで記載されてい るが、光も純粋に機能的に用いることができる。一例として、明るい光源を、緊 急時には車の隣接領域を照明するために用いることができるであろうし、暗い駐 車場内で車に接近している運転者により、遠隔操作で起動させることもできる。 内側１１と外側１２とを有するミラー装置１０は、孔１４を有するハウジング １３を含んでいる。前面１８と後面２０とを有するミラーガラス１６（図２）は ハウジング１３の孔１４内に設けられている。ミラーガラス１６の前面１８のパ イロライティックコーティング２２は、オンラインパイロライティックプロセス (on-line pyrolitic process)で形成され、数種の気化された金属酸化物及び半 導体酸化化合物がミラーガラス１６堆積される。適当なミラーガラス１６は、リ ビー・オウンズ・フォード(Libbey Owens Ford)から入手できる。ミラーガラス １６は銀又はクロムのコーティングをしたミラーよりも耐久性があり、環境上安 全である。ミラーガラス１６は、後面２０に不透明な黒色バックマスキングを設 けた時は第１面の反射率は８５％までになる。後面２０に半透バックマスキング を設けた時は、前面１８は通常周囲の光を反射する一方、大部分の 可視波長の光を後面２０から前面１８まで透過させる。特定の作動特性を得るた めに、コーティングと化合物の成分を厚さと共に変更してもよい。 上述のパイロライティックコーティングはリビー・オウンズ・フォードから入 手できるもので、二酸化ケイ酸化合物である第１層と酸化スズである第２層を有 することが望ましい。３番目のシリコン化合物層も用いられる。コーティング工 程については出願人は現在全部を知っている訳ではないが、このガラスは、リビ ー・オウンズ・フォードから入手でき、多くの有利な特徴を持っている。 ミラーガラス１６は、望ましくは矢形を成しミラー装置１０の外側位置に配置 された方向信号表示部２４を含んでいる。これとは別に、ミラー装置１０の内側 に配置された運転者用情報表示部２６と周辺表示部２８とを含んでもよい。この 周辺表示部２８は、ミラーガラス１６の外周全体にわたって幅が１／４インチに なっていることが望ましい。ミラー装置１０はここでは説明上の都合で表示部２ ４、２６及び２８を有するものとして説明されているが、これらの内の任意の１ つ若しくはこれらの組み合わせ又は他の照明領域を利用し得ることが判るであろ う。 図２から判るように、実質的に不透明な、望ましくは黒色のバックマスク３０ が表示部の部分を除くミラーガラス１６の後面２０に設置されている。半透バッ クマスキング、望ましくは光制御フィルム３２がミラーガラス１６の後面２０の 方向信号表示部２４に設けられている。光制御フィルム３２は光を外側１２の方 向と隣の車への方向へと向け、ミラーが付いている車の運転者からは、遠ざかる 方向へ指向する。スリーエムカンパニー(3M Company)から購入できる公知の光制 御フィルム３２は、マイクロルーバー（microlouvers）を使用することによって 、フィルム面に対して所定の角度だけの光を透過させる性質を有している。光制 御フィルム３２は図１Ｂに示されており、光指向性ルーバーになる埋設部材３３ を有する。より広いか又はより狭い範囲の他の角度で光を伝達する公知の光制御 フィルムを使用してもよい。光制御フィルム３２を選択して、その向きを決め、 ミラー装置１０から出る光に所望の方向ヘミラーガラス１６を後面２０から前面 １８へ通過させるようにしている。 光制御フィルム３２上に設けられたプラスチックのライトディフューザ３４の ような光指向手段は、光をミラーハウジング１３内に設けられた光源３６から光 制御フィルム３２へ指向させる。プラスチックのライトディフューザ３４は、方 向信号表示部２４が均等に照らされるか輝いて見えるようにする。フレネルレン ズ、艶消しガラスレンズ又は簡単な反射鏡のような他の光指向手段を、集光、色 出し、フィルタがけ、光拡散のために用いることができる。光パイプ及び光ファ イバケーブル（fiber-optic cables）と組み合わせて使用できてＬＥＤ、白熱電 球又は蛍光電球を含む多種の光源をこの発明のすべての実施形態において光源と して用いることができる。 ２番目の光制御フィルム３８がミラーガラス１６の後面２０の運転者用情報表 示部２６内に設置される。この光制御フィルム３８は光制御フィルム３２に類似 したものであるが、ミラーガラス１６の後面２０から前面１８の方へと進む光を 、ミラー装置１０の内側１ １の方へ、すなわち、運転者の方へ指向するように選択されて設定される。光制 御フィルム３８に設置されたＬＥＤ４０は運転者に温度、時間、速度などの情報 を与える。光指向手段（図示せず）はＬＥＤ４０から運転者用情報表示部２６に 対して集光し、色出しをし、光にフィルタがけをし、光を拡散するために用いる ことができる。更に、警告灯や方向信号のような他のタイプの表示装置を運転者 に情報を与えるために設けてもよい。 半透バックマスキング４６がミラーガラス１６の後面２０上の周辺表示部２８ 内に設置されている。ライトパイプ（light pipe）４８が後面２０の周辺の周辺 表示部２８に設置されている。操作に当って、ミラー装置１０は、通常は全体が 車の運転者に車の近傍領域の反射像を示す前面１８を有するミラーガラス１６を 備える。運転者が車の方向信号を出すと、光源３６は、ライトディフューザ３４ によって拡散され、フィルム３２によって車の隣接部へ指向される光を発生する 。方向信号表示部２４は、ミラー装置１０の外側から見たときにフラッシュして 見える一方、光制御フィルム３２は光をミラー装置１０の外側へ透過させず、車 の運転者が内側１１から見た時に完全な反射前面１８としている。方向信号表示 部２４は運転者に見えず、運転者が見る車の隣接領域の反射像を妨げることはな い。運転者用情報表示部２６の背後のＬＥＤ４０は、運転者には内側１１から見 えるが外側１２から見えない、温度、時間又は速度のような情報を表示する。さ らに、ＬＥＤが作動していない時には、運転者用情報表示部２６は運転者に対し ては完全に反射を行い、運転者に車の隣接領域の反射像を示す。 周辺ライトパイプ４８が作動すると、ミラー装置１０の周辺の周りに美しい輝 きを出す。これはすべての角度から見える。方向性の無い光制御フィルムが周辺 表示部２８に用いられているからである。周辺ライトパイプ４８が作動していな い場合は、周辺表示部２８は非常によく反射する。周辺光を、非常に強い光とし ておき、運転者が夜間に車に接近する時に見ることが出来るようにすることもで きる。このような光は遠隔信号発生装置によって出すことができる。 ミラー装置１０は、大部分の可視色の光を表示でき、光源３６と、ＬＥＤ４０ と、はそれぞれが異なった色を発生するようにすることができる。このミラー装 置１０は分光波長幅を狭めるように限定されたものではない。運転者用情報表示 部２６内のＬＥＤ４０を異なった色のＬＥＤアレーにすることができる。 この発明の第２実施形態に基づくミラー装置６０が図３に示されている。ミラ ー装置６０は内側６２と、外側６４と、を有し、孔６８を持つハウジング６６を 含んでいる。反射前面７２を有するミラーガラス７０はハウジング６６の孔６８ の上方に設けられる。ミラーガラス７０は、そうである必要はないが、上述のよ うに不透明なバックマスキング３０を持ったパイロライティックミラーガラス１ ６であってよい。この実施形態においては、ミラーガラス７０はその全面を効果 的に覆ってもよい表示部７１を含む。実際には、小さな領域しか使用されない。 光源７４はハウジング６６内の、ミラーガラス７０の背後に設置されている。光 源７４は上述のもののように任意の光源でよい。光指向手段７６は、ハウジング ６６の、ミラーガラス１６の前方でミラー装置６０の内側６２に設けられており 、 これは第２の反射面７６であればよい。第２反射面７６として図３に示されてい るような光指向手段７６は、平面、凹面でも凸面でも非球面でもよい。これとは 別に、プリズムを用いることもできる。第２反射面はハウジング６４にモールド されても良いし、嵌合されてもよい。第２反射面７６は、光源７４によって発生 された光７７をミラーガラス７０の表示部７１の前面７２から外側の方へ車の隣 接領域に達するまで指向する。 レンズ、ライトディフューザ、反射鏡及び他の公知の装置を使用するに当たっ て、当業者であるならば、違った色を表示するために投射される光を変更したり 、方向信号を示すために矢のような形状を別の形状に変更できよう。 この実施形態はミラー装置６０内に情報を示す軽量で安価な装置であり、特別 なガラスのコーティング又はレンズを必要としない。操作に当たって、第２反射 面７６は光７７をある角度で光源７４からミラーガラス７０の前面７２の方へ指 向させ、光７７がミラーガラス７０の前面７２からミラー装置の外側６４の方へ 反射するようになっている。したがって、光源７４によって発生された光７７は 車に隣接した看者には表示部７１内では見えるが、ミラーガラス内に運転者が見 る車の近傍領域の反射像には影響することがない。 これとは別に、ミラーガラス７０の表示部７１は、ミラーの決まった所に設け られた光分散面であってもよい。この表示部７１はエッチングを施したガラス部 もしくはコーティングしたガラス部又はミラーの他に部分と違ったバックマスキ ングであってもよい。もしミラーガラス７０が上述の如くパイロライティックコ ーティングを 有しているならば、表示部７１には表示の視認性を高めるために異なった色のバ ックマスキングを使用できよう。上述の変形例においても、いずれも表示部７１ は隣接した車よりはこの車の運転者に情報を与え得るようになっていることを理 解すべきである。 図４は、図３のミラー装置６０に用いられる別のミラーガラス８０を示す。こ のミラーガラス８０は運転者が車の隣接領域を見るために使用する第１反射面８ ２を含む。ミラーガラス８０は、また、内側８５の方にある第２表示面８４を含 む。この第２表示面８４は、光指向手段７６から外側の方へ車に隣接する看者に 至るまで光７７を反射するために使用される表示部８４に実質的に隣接している 。ミラーハウジング８８は、運転者を表示部８４から遮蔽することによってこの 表示面８４が内側から確実に見えないようにしている。 この発明の他の実施形態に基づき、図５に示されたミラー装置９０は、ミラー ガラス９４を有するハウジング９２と光源９６とから成る。光源９６は反射鏡９ ８に内蔵されているが、上述のような他の光指向手段を用いることもできよう。 光源９６と反射器９８は、ミラーガラス９４の前面側の、ミラー装置９０の内側 １００の方に設置される。光源９６によって発生された光１０２は、反射鏡９８ によってミラーガラス９４へ指向され、外から見るとこの光１０２がミラーガラ ス９４の表示部１０３内に見えることになる。これとは別に、ミラー装置９０の 内側１００から情報が見えるようにするために、上述の通り、表示部１０３が光 分散性を有するようにすることも出来る。 図６は、この発明の他の実施形態に基づくミラー装置１１０を示 す。ミラー装置１１０は内側１１１と、孔１１４を有するハウジング１１２と、 を有する。前面１１８を有するミラーガラス１１６はハウジング１１２の孔１１ ４に設置されている。光源１２０は、ハウジング１１２の、ミラーガラス１１６ の前方で、ミラーガラス１１０の内側１１１の方に設けられた反射器１２２内に 収容されている。光源１２０は上述の任意の光源にすることが出来る。反射器１ ２２又は他の光指向手段は、上述の通り、光１２３を光源１２０から直接にミラ ー装置１１０の外側１２４の方へ車の隣接領域に至るまで指向させるように設定 される。 光源１２０は反射器１２２によって車の運転者から遮られている。反射鏡１２ ２は、ミラーガラス１１６に写る運転者の視野を妨げずに、光１２３を外側１２ ４へ向けて車の隣接領域まで送る。光源１２０は大部分の任意の可視色の光１２ ３を発生させることが出来、方向信号のような情報を隣接する車の運転者達に表 示することが出来る。 特許に関する法令の規定に基づいて、この発明をその望ましい実施形態を示す と考えられるもので説明して来た。しかし、この発明は、その精神及び範囲から 外れなければ、具体的に説明・記載されたもの以外にも実施することが出来るも のである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘス，アーサー ダブリュー. アメリカ合衆国，ミシガン 48084，トロ イ，クーリッジ ハイウェイ ナンバー 101 2210

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．車の外部に架設するのに適したハウジングと、 該ハウジング内に設置され、選択的に光を発生する光源と、 前記ハウジング内に設けられたミラーガラスと、を有し、実施的にすべて の可視光波長が該ミラーガラスを通して外部へと透過可能であり、前記ミラーガ ラスは、前記光源が前記光を発生していない時には可視光を反射し、前記光源か ら選択的に発生された場合には、前記光を通過させ、その光を透過させるように なった、光を反射し選択的に投射するミラー装置。 ２．前記ミラーガラスはパイロライティックコーティングを含む請求項１に記 載のミラー装置。 ３．前記パイロライティックコーティングは少なくとも１層の酸化金属コーテ ィング層を含む請求項２に記載のミラー装置。 ４．前記ミラーガラスは表示部を含み、前記光源から発生された前記光は該表 示部を通して透過される請求項１に記載のミラー装置。 ５．前記表示部は方向を示すことが出来る請求項４に記載のミラー装置。 ６．前記表示部は、前記光源が前記光を発生していない時は可視 光を反射する請求項４に記載のミラー装置。 ７．前記光源から発生された前記光は所定角度で前記表示部を通して透過され 、前記表示部は前記所定角度以外の角度では周辺光を反射する状態に保つ請求項 ４に記載のミラー装置。 ８．前記表示部は前記ミラーガラスの後面に半透バックマスキングを含む請求 項４に記載のミラー装置。 ９．前記半透バックマスキングは光を所定角度で透過する光制御フィルムを含 む、請求項８に記載のミラー装置。 １０．前記ミラーガラスは、前記後面上の、前記表示部以外の場所に設置された 実質的に不透明バックマスキングを含む請求項９に記載のミラー装置。 １１．前記光制御フィルムは前記光を指向するルーバーを含む請求項９に記載の ミラー装置。 １２．前記光源は実質的にすべての可視光波長を発生する請求項１に記載のミラ ー装置。 １３．前記光はミラーが設けられた車の運転者に情報を表示する請求項１に記載 のミラー装置。 １４．第１車に設けられ該第１車内の第１看者に該第１車の近傍領域の反射像を 示す一方、同時に隣接する第２車内の第２看者に情報を表示し、 前記第１車に設けられたハウジングと、 情報を表示するために光を選択的に発生する光源と、 前記第１看者に前記第１車の隣接領域の反射像を示し前記ハウジング内に設け られたミラーガラスと、 実質的にすべての光に可視波長を前記第２看者に表示する能力があり、前記光 源からの前記光を表示する表示部と を有するミラー装置。 １５．前記光は前記ミラーガラスの背後にあって、前記ミラーガラスを通過する 請求項１４に記載のミラー装置。 １６．前記光源は、前記ミラーガラスの前方に位置され、光を、前記ミラーガラ スに対して、該光が前記車に隣接する第２看者には見えるが前記車内の第１看者 は該光を見ることが出来ないような角度で指向する請求項２５に記載のミラー装 置。 １７．第１車に設けられ該第１車内の第１看者に該第１車の近傍領域の反射像を 示す一方、同時に隣接する第２車内の第２看者に情報を表示し、 前記第１車に設けられたハウジングと、 情報を表示するために選択的に光を発生する光源と、 前記第１看者に前記第１車の近傍領域の反射像を示し、前記ハウジング内に設 けられたミラーガラスと、 前記第２看者に実質的にすべての光の可視波長を表示する能力があり、前記光 源からの前記光を表示する表示部と、 前記ミラーガラスの前方に設置された第２反射面と を有し、前記光源は前記ミラーガラスの背後に設置され、光を前記反射面から離 間するように指向し、かつ、前記光を第２看者には見えるが第１看者には見えな いように指向するミラー装置。 １８．第１車に設けられ該第１車内の第１看者に該第１車の近傍領域の反射像を 示す一方、同時に隣接する第２車内の看者に情報を表示し、 前記第１車に設けられたハウジングと、 前記ハウジング内に設置され、情報を表示するための光を発生する光源と、 前記ハウジングに設置され前面と、後面と、を有し、実質的にすべの可視光の 波長を透過させるミラーガラスと、 前記ミラーガラスの後面の表示部位置を除く部分に設置され矢の形状をした実 質的に不透明のバックマスキングと、 前記後面の前記ミラーグラスの前記表示部の部分に設置され、光を前記光源か ら概ね第２看者の方へは透過させるが前記第１看者の方へは透過しない光制御フ ィルムと を有するミラー装置。 １９．前記ミラーガラスはパイロライティックコーティングを有する請求項１８ に記載のミラー装置。 ２０．前記パイロライティックコーティングは酸化金属コーティングを含む請求 項１９に記載のミラー装置。 ２１．前記酸化金属コーティングはスズ酸化物コーティングである請求項２０に 記載のミラー装置。 ２２．前記光制御フィルムは前記光の透過角を制御するためにルーバーを含む請 求項１８に記載のミラー装置。 ２３．当該ミラー装置は前記車の外部に設けられ、前記光源はその車の隣接領域 を照明する請求項１に記載のミラー装置。 ２４．前記光源は車の外部から遠隔操作される請求項２３に記載のミラー装置。 ２５．反射像を与えかつ光を投影するために車に設けられたミラー装置であって 、 前記車に設けられたハウジングと、 光を選択的に発生するための光源と、 反射像を与え、前記ハウジング内に設けられ、表示部を有し、前 記光源からの前記光を反射するミラーガラスと を有するミラー装置。 ２６．前記ミラー装置は前記車の外部に設けられ、前記光源はこの車の隣接部を 照明する請求項２５に記載のミラー装置。 ２７．前記表示部は前記ミラーガラスをエッチングした部分から成る請求項２５ に記載のミラー装置。 ２８．前記ミラーガラスの後面の前記表示部のある所以外の部分に第１バックマ スキングを更に含み、前記ミラーガラスの前記表示部は前記後面に第２バックマ スキングを有し、該第１バックマスキングと該第２バックマスキングとは異なる 反射特性を有する請求項２５に記載のミラー装置。