JP4618342B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は固体撮像装置に関し、特にCMOS型あるいはCCD型の固体撮像装置に関する。
CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサあるいはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどの画像入力イメージセンサは、その特性向上とともに、例えばデジタルカメラやカメラ付き携帯電話などの用途で需要が拡大してきている。
図33は、上記のイメージセンサの画素を構成するシリコン・フォトダイオードにおいて不要な赤外線を除去する赤外線除去フィルタと各カラーフィルタを設けた場合の分光感度であり、Rは赤フィルタを設けた赤色画素、Gは緑フィルタを設けた緑色画素、Bは青フィルタを設けた青色画素の分光感度であり、Wはカラーフィルタなしの場合の分光感度である。
カラーフィルタなしの場合に対して、R,G,Bの各色のカラーフィルタを透過させることで、図33中のR,G,Bで示す3原色の分光特性を実現できる。
単板式のカラーセンサでは、画素ごとに異なった色のカラーフィルタを搭載しているが、カラーフィルタにより減衰させている分、量子効率は低下している。光源、フォトダイオードおよびカラーフィルタの分光特性によって決定されるが、緑色画素で1/2〜1/3の減衰がある。
イメージセンサにおける画素は、通常、上記のR,G,Bの各色のカラーフィルタを有する画素で構成されている。
高感度化を目的として、R,G,Bの各色のカラーフィルタを有する画素の他に、カラーフィルタを有さない白色画素(以降ホワイト(W)画素とも称する)を有するイメージセンサが開発されている。
図34は、上記の各色の画素において、照度の対数(横軸)に対して信号電荷数の対数(縦軸)を示した出力特性であり、Rは赤フィルタを設けた赤色画素、Gは緑フィルタを設けた緑色画素、Bは青フィルタを設けた青色画素、Wはホワイト画素の出力特性である。
R,G,B,Wの各色の画素における出力特性は、それぞれ同じ傾きの直線となり、信号電化数が一定の値で飽和する。
低照度領域では信号電荷数の多いホワイト画素が高感度化に寄与しているが、高照度領域ではホワイト画素は量子効率の低いR,G,Bの画素より低照度で飽和するため、高照度域のダイナミックレンジが制限されてしまう。
上記のホワイト画素を有するイメージセンサにおいて、輝度情報のダイナミックレンジDRは、ホワイト画素のフロアノイズレベルFNから飽和レベルまでとなり、図34の場合は80dBである。
ホワイト画素を除いたRGB画素のみを使用し画像を作成することもできるが、1画素分情報が少ないため解像度が劣化してしまう。
上記のように、従来のホワイト画素を有するイメージセンサにおいて、ホワイト画素は低照度側の感度改善に有効であるが、高照度側においてはR,G,B画素より低照度で飽和するため、ダイナミックレンジが制限されるという欠点が存在する。
一方、R,G,Bの各色の画素を有するイメージセンサにおいて、特許文献1〜3などに、高感度かつ高S/N比を維持しながら、広ダイナミックレンジ化を実現した固体撮像装置が開示されている。
特開2005−328493号公報 国際公開2005/083790号パンフレット 特開2006−217410号公報
解決しようとする問題点は、ホワイト画素を有するイメージセンサにおいて、高照度側でダイナミックレンジが制限される点である。
本発明の固体撮像装置は、半導体基板の受光面に、カラーフィルタを有さない白色画素又は黄色のカラーフィルタを有する黄色画素と、少なくとも赤色、緑色または青色のカラーフィルタを有する赤色画素、緑色画素または青色画素とがアレイ状に集積されており、前記白色画素または前記黄色画素が、光を受光して光電荷を生成及び蓄積するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンを介して前記フォトダイオードに接続可能に設けられ、前記転送トランジスタを通じて前記フォトダイオードから転送される光電荷を蓄積する付加容量素子と、前記フローティングディフュージョンと前記付加容量素子とを結合または分割する容量結合トランジスタと、前記付加容量素子または前記フローティングディフュージョンに接続され、前記付加容量素子及び/または前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタとを有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記白色画素又は前記黄色画素と、赤色画素、緑色画素及び青色画素とが半導体基板にアレイ状に集積されている。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記赤色画素、緑色画素及び青色画素が、光を受光して光電荷を生成及び蓄積するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンを介して前記フォトダイオードに接続可能に設けられ、前記転送トランジスタを通じて前記フォトダイオードから転送される光電荷を蓄積する付加容量素子と、前記フローティングディフュージョンと前記付加容量素子とを結合または分割する容量結合トランジスタと、前記付加容量素子または前記フローティングディフュージョンに接続され、前記付加容量素子及び/または前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタとを有する。
さらに好適には、前記白色画素又は前記黄色画素の付加容量素子が、前記赤色画素、緑色画素及び青色画素の付加容量素子よりも大きい。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記赤色画素、緑色画素及び青色画素が、光を受光して光電荷を生成及び蓄積するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンに接続され、前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタとを有する。
さらに好適には、前記白色画素又は前記黄色画素と、前記赤色画素、緑色画素又は青色画素との間で、前記フローティングディフュージョンが共有されている。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記白色画素又は前記黄色画素の総数が、前記赤色画素、緑色画素または青色画素の総数より小さい。
あるいは好適には、前記白色画素又は前記黄色画素の総数が、前記赤色画素、緑色画素または青色画素の総数以上である。
また、あるいは好適には、前記受光面が中央部と周辺部に区分されており、前記周辺部における全画素に対する前記白色画素又は前記黄色画素の割合が、前記中央部における全画素に対する前記白色画素又は前記黄色画素の割合よりも高い。
本発明の固体撮像装置は、カラーフィルタを有さないホワイト画素を有するイメージセンサにおいて、ホワイト画素にフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられて、ダイナミックレンジの拡大が図られており、高照度側でダイナミックレンジが制限される不利益を解消できる。
以下、本発明の固体撮像装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
第1実施形態
本実施形態に係る固体撮像装置はCMOSイメージセンサであり、半導体基板の受光面に、カラーフィルタを有さないホワイト画素(白色画素)と、赤色、緑色及び青色のカラーフィルタを有する赤色画素、緑色画素及び青色画素とがアレイ状に集積されている。
本実施形態のCMOSイメージセンサは、白色画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素の各画素が共通の回路構成を有しており、カラーフィルタの有無及び色が異なる構成となっている。
図1は1つの画素(ピクセル)PXの等価回路図である。
各画素は、光を受光して光電荷を生成及び蓄積するフォトダイオードPD、フォトダイオードPDからの光電荷を転送する転送トランジスタT、転送トランジスタTを通じて光電荷が転送されるフローティングディフュージョンFD、付加容量素子C、フローティングディフュージョンFDの容量と付加容量素子Cの容量とを結合または分割する容量結合トランジスタS、フローティングディフュージョンFDに容量結合トランジスタSを介して接続して形成され、負荷容量素子Cs及びフローティングディフュージョンFD内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタRS、ゲート電極がフローティングディフュージョンFDに接続して形成され、フローティングディフュージョンFD内の光電荷を電圧信号に増幅変換する増幅トランジスタ(ソースフォロワ)SF、及び、増幅トランジスタに直列に接続して形成され、画素を選択するための選択トランジスタXを有して構成されており、いわゆる5トランジスタ型のCMOSイメージセンサである。例えば、上記の5つのトランジスタはいずれもnチャネルMOSトランジスタである。
本実施形態に係るCMOSイメージセンサは、上記の構成の画素がアレイ状に複数個集積されており、各画素において、転送トランジスタT、容量結合トランジスタS、リセットトランジスタRSのゲート電極に、φT、φS、φRSの各駆動ラインが接続され、また、選択トランジスタXのゲート電極には行シフトレジスタから駆動される画素選択ラインSL(φX)が接続される。また、リセットトランジスタRSと選択トランジスタXの一方の(出力側)ソース・ドレインに所定の電源電圧VRが印加され、さらに、増幅トランジスタSFの出力側ソース・ドレインに出力ラインVoutが接続され、列シフトレジスタにより制御されて電圧信号が出力される。
選択トランジスタX、駆動ラインφについては、画素の選択、非選択動作ができるように、フローティングディフュージョンFDの電圧を適宜な値に固定できればよいから、それらを省略することも可能である。また、選択トランジスタXについては、増幅トランジスタSFと出力ラインVoutとの間に配置することも可能である。
図2は本実施形態のCMOSイメージセンサの1画素(1ピクセル)のレイアウト図の一例である。
フォトダイオードPD、付加容量素子C及び5つのトランジスタ(転送トランジスタT、容量結合トランジスタS、リセットトランジスタRS、増幅トランジスタ(ソースフォロワ)SF、選択トランジスタX)を図のように配置し、さらに転送トランジスタTと容量結合トランジスタSの間のフローティングディフュージョンFDと増幅トランジスタ(ソースフォロワ)SFのゲートを配線W1で接続し、付加容量素子Cを構成する領域を配線W2で接続し、さらにリセットトランジスタRSと選択トランジスタXの一方の拡散層にそれぞれ所定の電源電圧VRの配線に接続して、図1に示す本実施形態の等価回路図に相当する回路を実現することができる。図2のレイアウトを繰り返して配置することで、隣り合う画素間において、一方の画素のリセットトランジスタRSと他方の画素の選択トランジスタXの間の拡散層に電源電圧VRが接続される構成となる。
このレイアウトにおいて、転送トランジスタTのチャネルの幅は、フォトダイオードPD側で広く、フローティングディフュージョンFD側で狭くなるように形成されている。このため、フォトダイオードからフローティングディフュージョンへの光電荷の転送を滞りなく行うことができる。一方、フローティングディフュージョンFD側で狭くすることで、フローティングディフュージョンFDの容量を小さくとることができ、フローティングディフュージョンFD中に蓄積した電荷に対する電位の変動幅を大きくとることができる。
本実施形態のCMOSイメージセンサにおいて、フローティングディフュージョンFDの容量CFDに特に限定はないが、例えば、フォトダイオードPDの容量CPDよりも小さい構成とすることができる。
図3(A)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの各画素の一部(フォトダイオードPD、転送トランジスタT、フローティングディフュージョンFD、容量結合トランジスタS及び付加容量素子Cを構成する拡散層)における模式的断面図であり、図2中のA−A’における断面図に相当する。
例えば、n型シリコン半導体基板(n−sub)10にp型ウェル(p−well)11が形成されており、p+型分離領域12及びSTI(Shallow Trench Isolation)法などによる素子分離絶縁膜13によって各画素及び付加容量素子C領域などが区分されている。
p型ウェル11中にn型半導体領域14が形成され、その表層にp+型半導体領域15が形成され、このpn接合により電荷転送埋め込み型のフォトダイオードPDが構成されている。
n型半導体領域14の端部において、p+型半導体領域15よりはみ出して形成された領域があり、この領域から所定の距離を離間してp型ウェル11の表層にフローティングディフュージョンFDとなるn+型半導体領域16が形成され、さらにこの領域から所定の距離を離間してp型ウェル11の表層に付加容量素子Cを構成するn+型半導体領域17が形成されている。
ここで、n型半導体領域14とn+型半導体領域16に係る領域において、p型ウェル11上面に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜18を介してポリシリコンなどからなるゲート電極19が形成され、n型半導体領域14とn+型半導体領域16をソース・ドレインとし、p型ウェル11の表層にチャネル形成領域を有する転送トランジスタTが構成されている。
また、n+型半導体領域16とn+型半導体領域17に係る領域において、p型ウェル11上面に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜18を介してポリシリコンなどからなるゲート電極20が形成され、n+型半導体領域16とn+型半導体領域17をソース・ドレインとし、p型ウェル11の表層にチャネル形成領域を有する容量結合トランジスタSが構成されている。
また、フォトダイオードPD、転送トランジスタT、容量結合トランジスタSなどを被覆して、酸化シリコンなどからなる絶縁膜21が形成されており、n+型半導体領域16に達する開口部が形成され、プラグ22が埋めこまれてその上層に上層配線23が形成されている。上層配線23は、例えば不図示の領域において増幅トランジスタSFのゲート電極(不図示)に接続されている。
また、不図示の領域においてn+型半導体領域17に達する開口部が形成されており、後述のような構成の付加容量素子Cに接続する配線が形成されている。
また、転送トランジスタTのゲート電極19には駆動ラインφTが接続して設けられており、また、容量結合トランジスタSのゲート電極20には駆動ラインφSが接続して設けられている。
上記の他の要素であるリセットトランジスタRS、増幅トランジスタSF、選択トランジスタX、各駆動ライン(φT,φS,φRS,φX)及び出力ラインVoutについては、図1の等価回路図に示す構成となるように、図3(A)に示す半導体基板10上の不図示の領域において構成されている。
また、図3(B)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの各画素の一部(フォトダイオードPD、付加容量素子C及び隣接画素のフォトダイオードPD)における模式的断面図であり、図2中のB−B’における断面図に相当する。
例えば、p型ウェル(p−well)11に形成されたn型半導体領域14とp+型半導体領域15を有するフォトダイオードPDと、隣接画素におけるn型半導体領域14とp+型半導体領域15を有するフォトダイオードPDの間の領域が素子分離領域となっており、p+型分離領域12及びSTI型の素子分離絶縁膜13が形成されている。
素子分離絶縁膜13の上層において、例えばポリシリコンなどから構成される第1電極30、容量絶縁膜31、ポリシリコンなどから構成される第2電極32が積層されており、付加容量素子Cに構成されている。
例えば、上記の付加容量素子Cを被覆して、上記の絶縁膜21が形成されており、上記のn+型半導体領域17に接続する配線が、コンタクトなどを介して第1電極30又は第2電極32に接続されている。
例えば、付加容量素子は、上記のように絶縁膜を介して1対の電極を対向させてなる構成の他に、半導体基板に形成された不純物拡散層の容量などにより構成されてもよい。
図4(A)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの2行×2列の4画素分のレイアウト図である。
本実施形態においては、ホワイト画素Wの総数が、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数より小さい構成であり、具体的には、ホワイト画素:赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数=1:3である。
即ち、ホワイト画素(白色画素)W、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの4つの画素(PX1〜PX4)を1組として、実際の受光面においては、図4(A)の構成の画素の組が行方向及び列方向に繰り返されて構成されている。
上記のレイアウトにおいては、ホワイト画素Wと緑色画素Gが対角に配置され、赤色画素Rと青色画素Bが対角に配置されている。
図4(B)は、図4(A)の変形例であり、図4(A)のレイアウトに対してホワイト画素Wと緑色画素Gが入れ替えられた構成としてもよい。
図5は、図4(A)に示すレイアウトの4つの画素の組において、図2に示すレイアウトを適用したときのレイアウト図である。
4つの画素(PX1〜PX4)のそれぞれにおいて、フォトダイオードPD、付加容量素子C、転送トランジスタT、容量結合トランジスタS、リセットトランジスタRS、増幅トランジスタ(ソースフォロワ)SF、選択トランジスタXがそれぞれ配置されている。行方向に隣接する画素間でリセットトランジスタRSと選択トランジスタXに接続する電源電圧VRのコンタクトが共有されている。
次に、上記の構成の画素をアレイ状に集積したCMOSイメージセンサ全体の回路構成について説明する。
図6は本実施形態のCMOSイメージセンサの全体の回路構成を示す等価回路図である。
受光面において複数個の画素がアレイ状に配置されている。図面上は代表して図4(A)及び図5に示す4個の画素(PX1〜PX4)の組を示しており、この構成の画素の組が行方向及び列方向に繰り返されて構成されている。
各画素PXには行シフトレジスタSRVで制御された駆動ライン(φT,φS,φRS,φX)と、電源電圧VR及びグラウンドGNDなどが接続されている。
各画素は列シフトレジスタSRH及び駆動ライン(φS1+N1,φN1,φS1'+S2'+N2,φN2)で制御されて、後述のようにして、各画素から、駆動ラインφXCLRによってメモリをクリア可能に構成されたアナログメモリAMを経て、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)、CFDノイズ(N1)、変調された飽和前電荷信号(S’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+Cノイズ(N2)及びCFD+Cノイズ(N2)の各信号がそれぞれのタイミングで各出力ラインに出力される。
図7は上記の構成の画素におけるフォトダイオードPD、転送トランジスタT、フローティングディフュージョンFD、容量結合トランジスタS及び付加容量素子Cに相当する模式的なポテンシャル図である。
フォトダイオードPDは相対的に浅いポテンシャルの容量CPDを構成し、フローティングディフュージョンFD及び付加容量素子Cは相対的に深いポテンシャルの容量(CFD、C)を構成する。
ここで、転送トランジスタT及び容量結合トランジスタSは、φTとφSによるトランジスタのon/offに応じて2準位を取りうる。
例えば、転送トランジスタTのoff電位としては、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDへのオーバーフローを考慮して、半導体基板に印加される電圧に対して所定の電圧αを印加する。また、例えば、容量結合トランジスタSのoff電位としては、所定の電圧α(=0V)を印加する。あるいは、αとαは同じ電圧を印加して同じ高さのポテンシャルとしてもよい。
図1の等価回路図と図7のポテンシャル図により本実施形態のCMOSイメージセンサの駆動方法について説明する。
図8は、駆動ライン(φ,φ,φ,φ,φXCLR)に印加する電圧を、on/offの2準位、φについてはさらに(+α)で示す準位を加えた3準位で示したタイミングチャートである。
駆動ラインφに印加する電圧はon/(+α)の2準位でもよいが、本例の如く3準位とした方がフローティングディフュージョンFDにおける最大信号電圧を大きく取ることができる。φを2準位で駆動する場合、図7中のoff準位を(+α)準位とすればよい。
また、図9(A)〜(C)および図10(D)〜(F)はタイミングチャートの各タイミングにおけるポテンシャル図に相当する。
まず、1つのフィールド(1F)の始まりにおいて、φ,φをonとした状態でφ,φをonとして、前フィールドで生じた光電荷を全て排出してリセットし、時刻Tにおいてφ,φをoffとする。但し、φについては、その後に(+α)準位とする。また、φを(+α)準位とするときに、φをoffとすると共にφXCLRをonとする。
このとき、図9(A)に示すように、φがonとなっているのでCFDとCが結合した状態となっており、リセット直後にはリセット動作に伴ういわゆるkTCノイズがCFD+Cに発生する。ここで、φN2をonとして、このCFD+Cのリセットレベルの信号をノイズNとして読み出す。
次に、φがoffに変化(T)することで開始される蓄積時間の間、フォトダイオードPDにおいて生成される光電荷を蓄積する。このとき、φについては(+α)準位としてCPDとCFD間の障壁をわずかに下げておく。
電荷の蓄積が開始すると、光電荷はまずCPDに蓄積していき、光電子がCPDを飽和させる量以上である場合には、図9(B)に示すように、φを(+α)準位としてわずかに下げられた障壁を乗り越えて光電荷がCPDから溢れ、この画素のCFD+Cに選択的に蓄積されていく。
このようにして、光電子がフォトダイオードPDを飽和させる量以下である場合にはCPDのみに光電荷が蓄積し、光電子がフォトダイオードPDを飽和させる量以上である場合にはCPDに加えてCFDとCにも光電荷が蓄積する。
図9(B)は、CPDが飽和しており、CPDに飽和前電荷Qが蓄積し、CFDとCに過飽和電荷Qが蓄積している状態を示す。
次に、φを(+α)準位からoffに戻し、さらに時刻Tにおいて、φをoffとして、図9(C)に示すように、CFDとCのポテンシャルを分割する。φをoffする際、同時に、φをonとすると共にφXCLRをoffとする。このとき、過飽和電荷QがCFDとCの容量比に応じて、QA1とQA2に分割される。ここで、φN1をonとして、過飽和電荷の一部QA1を保持しているCFDのレベルの信号をノイズNとして読み出す。
次に、φをonとして、図10(D)に示すように、CPD中の飽和前電荷QをCFDに転送し、元からCFDに保持されていた過飽和電荷の一部QA1と混合する。
ここで、CPDのポテンシャルがCFDよりも浅く、転送トランジスタの準位がCPDより深くなっているので、CPD中にあった飽和前電荷Qを全てCFDに転送する完全電荷転送を実現できる。
次に、時刻Tにおいてφをoffに戻し、φS1+N1をonとして、CFDに転送された飽和前電荷Qから飽和前電荷信号Sを読み出す。但し、CFDには飽和前電荷Qと過飽和電荷の一部QA1の和の電荷が存在しており、実際に読みだされるのはS+Nとなる。図10(D)は、φをoffに戻す前の状態を示している。
次に、φ,φをonとすることでCFDとCのポテンシャルを結合させ、図10(E)に示すように、CFD中の飽和前電荷Qと過飽和電荷の一部QA1の和の電荷と、C中の過飽和電荷の一部QA2を混合する。過飽和電荷の一部QA1と過飽和電荷の一部QA2との和は分割前の過飽和電荷Qに相当するので、CFDとCの結合したポテンシャル中に飽和前電荷Qと過飽和電荷Qの和の信号が保持された状態となる。
ここで、時刻Tにおいてφをoffに戻し、φS1’+S2’+N2をonとして、CFD+Cに広がる飽和前電荷Q+過飽和電荷Qから飽和前電荷信号Sと過飽和電荷信号Sの和の信号を読み出す。但し、ここではCFD+Cノイズが乗っており、さらにCFD+Cに広がった電荷から読み取っていることから、実際に読みだされるのはS’+S’+N(S’とS’はそれぞれCFDとCの容量比率によって縮小変調されたSとSの値)となる。図10(E)は、φをoffに戻す前の状態を示している。
以上で1つのフィールド(1F)が終了し、次のフィールドに移って、φをonとした状態でφ,φをonとして、図10(F)に示すように、前のフィールドで生じた光電荷を全て排出してリセットする。
上記のようにして、CPDに蓄積されていた光電荷QがCFDを超えた場合、超えていない場合のいずれの場合にも、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)、CFDノイズ(N1)、変調された飽和前電荷信号(S’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+Cノイズ(N2)及びCFD+Cノイズ(N2)の各信号が読み出され、各信号から、以下のようにして当該画素の出力を得る。
即ち、上記の出力から、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)とCFDノイズ(N1)を差動アンプなどに入力し、差分を取ることでCFDノイズ(N1)をキャンセルし、飽和前電荷信号(S1)を得る。
一方、変調された飽和前電荷信号(S1’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+Cノイズ(N2)とCFD+Cノイズ(N2)を差動アンプなどに入力し、差分を取ってCFD+Cノイズ(N2)をキャンセルし、さらにアンプなどによりCFDとCの容量比率によって復元し、飽和前電荷信号(S1)と同じゲインに調整することで、飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)を得る。
上記の変調された飽和前電荷信号(S1’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)の復元について説明する。
1’、S2’、α(CFDからCFD+Cへの電荷分配比)は以下の数式により表される。
[数1]
1’=S1×α (1)
2’=S2×α (2)
α=CFD/(CFD+C) (3)
従って、CFDとCの値から上記式(3)よりαを求め、それを上記式(1)及び(2)に代入することで、S1+S2に復元し、別途取得されたS1と同じゲインに調整することができる。
次に、上記のように得られたS1とS1+S2のどちらか一方を選択して最終的な出力とする。
ここでは、例えば、第1信号(飽和前電荷信号S1)が、フローティングディフュージョンCFDの飽和信号以下である場合には、この第1信号を当該画素の出力とし、また、第1信号(飽和前電荷信号S1)が、フローティングディフュージョンCFDの飽和信号を超えた場合には第2信号(飽和前電荷信号S1+過飽和電荷信号S2)を前記画素の出力とする。
上記のような第1信号(飽和前電荷信号S1)と第2信号(飽和前電荷信号S1+過飽和電荷信号S2)の選択は、例えば基準電位を設定したコンパレータなどにS1を入力し、その比較結果によってセレクタなどでS1とS1+S2のいずれかを選択して出力する。
上記の構成のCMOSイメージセンサにおいて、S1とS1+S2のいずれかの出力までをCMOSイメージセンサチップ上に形成してもよく、あるいは飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)、CFDノイズ(N1)、変調された飽和前電荷信号(S’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+Cノイズ(N2)及びCFD+Cノイズ(N2)の各信号の出力までをCMOSイメージセンサチップ上に形成して差動アンプなどの回路をチップ外に配置するようにしてもよい。
上記のようにフローティングディフュージョンFDの容量CFDがフォトダイオードPDの容量CPDよりも小さい(CFD<CPD)場合、容量の小さいCFDのみの信号による第1信号(飽和前電荷信号S1)を得ることで、低照度領域の信号の高感度化及び高S/N比化を実現でき、さらに、フローティングディフュージョンFDの容量CFDと付加容量素子の容量Cの和が、フォトダイオードPDの容量CPD以上である(CFD+C≧CPD)場合、第2信号(飽和前電荷信号S1+過飽和電荷信号S2)を得ることで、上記の低照度領域のみならず、フォトダイオードPDの容量CPDの飽和量に相当する高照度領域まで高感度に信号を得ることができ、広ダイナミックレンジ化を実現できる。
特に、フローティングディフュージョンFDの容量CFDが、付加容量素子の容量Cより小さい(CFD<C)とすることで、低照度領域の感度をさらに高めることができる。
例えば、電子一個を検出できるようにCFDを0.4fFと設定し、CFD:Cを1:7と設定することで、CPDが3〜4fF程度の領域まで照度領域で高感度な信号を得ることができる。
図11は、上記の白色画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素を有するCMOSイメージセンサにおける各色の画素において、照度の対数(横軸)に対して信号電荷数の対数(縦軸)を示した出力特性であり、Rは赤フィルタを設けた赤色画素、Gは緑フィルタを設けた緑色画素、Bは青フィルタを設けた青色画素、Wはホワイト画素の出力特性である。
R,G,B,Wの各色の画素における出力特性は、それぞれ同じ傾きの直線となり、信号電化数が一定の値で飽和する。
本実施形態のCMOSイメージセンサにおいては、白色画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素の各画素に付加容量素子が設けられてダイナミックレンジの拡大が図られており、いずれの色の画素においても、電荷信号数の飽和量は付加容量素子が設けられていない場合よりも多くなっている。
上記のCMOSイメージセンサにおいて、輝度情報のダイナミックレンジDRは、ホワイト画素のフロアノイズレベルFNから飽和レベルまでとなり、図11の場合は100dB程度となり、従来の80dBよりもダイナミックレンジが拡大されている。
図12は、上記の本実施形態のCMOSイメージセンサにおいて、白色画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素の各画素から得られる信号から、画像データを加工し、カラー画像を再生するまでのフローを示す模式図である。
まず、第1ステップST1において、上述の構成の白色画素W、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの各画素において光を受光して各画素の画素信号を得る。
次に、第2ステップST2として、各画素信号の色補間を行い、暫定輝度信号(W)と暫定カラー信号(R,G,B)を得る。
次に、第3ステップST3として、上記のWRGB信号をYCbCr信号に変換する。具体的には、暫定輝度信号Wを輝度信号Yに変換し、暫定カラー信号RGBをカラー信号CbCrに変換する。
次に、第4ステップST4として、輝度信号Yのエッジ強調などのデータ処理を行う。
一方、第5ステップST5として、カラー信号CbCrの色調整などのデータ処理を行う。
上記のようにして、輝度信号Yとカラー信号CbCrからなる画像データが得られる。
次に、画像データを再生装置において再生するには、第6ステップST6として、輝度信号Yとカラー信号CbCrからなる画像データをRGBデータに変換する。
次に、第7ステップST7として、得られたRGBデータを再生装置に入力し、カラー画像を得ることができる。
本実施形態の固体撮像装置であるCMOSイメージセンサは、カラーフィルタを有さないホワイト画素と、赤色画素、緑色画素及び青色画素とを有するイメージセンサにおいて、ホワイト画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素にフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられて、ダイナミックレンジの拡大が図られており、高照度側でダイナミックレンジが制限される不利益を解消できる。
第2実施形態
本実施形態に係る固体撮像装置はCMOSイメージセンサであり、半導体基板の受光面に、カラーフィルタを有さないホワイト画素(白色画素)と、赤色、緑色及び青色のカラーフィルタを有する赤色画素、緑色画素及び青色画素とがアレイ状に集積されている。
本実施形態においては、ホワイト画素を構成する付加容量素子が、赤色画素、緑色画素及び青色画素を構成する付加容量素子よりも大きい構成となっている。
上記以外は、実質的に第1実施形態と同様である。
本実施形態のCMOSイメージセンサにおいては、以下のような構成を有して、ホワイト画素を構成する付加容量素子が、赤色画素、緑色画素及び青色画素を構成する付加容量素子よりも大きい構成となっている。
図13は、ホワイト画素W、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの4つの画素(PX1〜PX4)の組が2行×2列に配置されているときのレイアウト図であり、実際の受光面においては、この4つの画素(PX1〜PX4)の組が行方向及び列方向に繰り返されて構成されている。
4つの画素(PX1〜PX4)のそれぞれにおいて、フォトダイオードPD、付加容量素子C(CSa)、転送トランジスタT、容量結合トランジスタS、リセットトランジスタRS、増幅トランジスタ(ソースフォロワ)SF、選択トランジスタXがそれぞれ配置されている。行方向に隣接する画素間でリセットトランジスタRSと選択トランジスタXに接続する電源電圧VRのコンタクトが共有されている。
但し、ホワイト画素W(PX3)においては、付加容量素子CSaは、他の画素(PX1,PX2,PX4)の付加容量素子Cより大きい構成である。
図14(A)は図13中のA−A’における断面図に相当する。
例えば、p型ウェル(p−well)11に形成されたn型半導体領域14とp+型半導体領域15を有するフォトダイオードPDと、隣接画素におけるn型半導体領域14とp+型半導体領域15を有するフォトダイオードPDの間の領域が素子分離領域となっており、p+型分離領域12及びSTI型の素子分離絶縁膜13が形成されている。
素子分離絶縁膜13の上層において、例えばポリシリコンなどから構成される第1電極30、容量絶縁膜31、ポリシリコンなどから構成される第2電極32が積層されており、付加容量素子Cが構成されている。
例えば、上記の付加容量素子Cを被覆して、上記の絶縁膜21が形成されており、上記のn+型半導体領域17に接続する配線が、コンタクトなどを介して第1電極30または第2電極32に接続されている。
また、図14(B)は図13中のB−B’における断面図に相当する。
例えば、p型ウェル(p−well)11に形成されたn型半導体領域14とp+型半導体領域15を有するフォトダイオードPDと、隣接画素におけるn型半導体領域14とp+型半導体領域15を有するフォトダイオードPDの間の領域が素子分離領域となっており、p+型分離領域12が形成されている。
+型分離領域12の上層において、ゲート絶縁膜18を構成する絶縁膜を介して、例えばポリシリコンなどから構成される第1電極30、容量絶縁膜31、ポリシリコンなどから構成される第2電極32が積層されている。ここで、例えば、第2電極32はp+型分離領域12に接続されている構成となっており、p+型分離領域12と第1電極30の間の静電容量及び第1電極30と第2電極32の間の静電容量の和の容量を有する付加容量素子CSaが構成されている。例えば、第1電極30と第2電極32の間の静電容量が4fF/μmである場合、p+型分離領域12と第1電極30の間の静電容量及び第1電極30と第2電極32の間の静電容量の和の容量は8fF/μmとなり、容量を倍にすることが可能である。
例えば、上記の構成の付加容量素子CSaを被覆して、上記の絶縁膜21が形成されており、上記のn+型半導体領域17に接続する配線が、コンタクトなどを介して第1電極30に接続されている。
また、第1電極と第2電極の対向する面を粗面化して対向する面積を拡大さえて容量を増大させる方法や、容量素子の形状をフィン型やクラウン型などの立体的な形状を有する素子とすることで、容量が付加容量素子Cより大きい付加容量素子CSaを実現できる。
あるいは、以下のような構成を有して、ホワイト画素を構成する付加容量素子が、赤色画素、緑色画素及び青色画素を構成する付加容量素子よりも大きい構成となっている。
図15は、ホワイト画素W、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの4つの画素(PX1〜PX4)の組が2行×2列に配置されているときのレイアウト図であり、実際の受光面においては、この4つの画素(PX1〜PX4)の組が行方向及び列方向に繰り返されて構成されている。
4つの画素(PX1〜PX4)のそれぞれにおいて、フォトダイオードPD、付加容量素子C(CSa)、転送トランジスタT、容量結合トランジスタS、リセットトランジスタRS、増幅トランジスタ(ソースフォロワ)SF、選択トランジスタXがそれぞれ配置されている。行方向に隣接する画素間でリセットトランジスタRSと選択トランジスタXに接続する電源電圧VRのコンタクトが共有されている。
但し、ホワイト画素W(PX3)においては、付加容量素子CSaは、他の画素(PX1,PX2,PX4)の付加容量素子Cより大きい構成である。
図15に示すCMOSイメージセンサにおいては、付加容量素子CSaは、ホワイト画素の実質開口率が小さくならない範囲で、付加容量素子Cより大きな面積で形成されており、これにより、付加容量素子Cより大きな容量を有する付加容量素子CSaを実現している。この場合、容量の占有する面積に比例して容量を拡大することが可能である。
ここで、付加容量素子CSaは付加容量素子Cに比べてフォトダイオードPD側に張り出して形成されており、図15に示すCMOSイメージセンサにおいて得られる画像データの並進対称性を劣化させないために、ホワイト画素Wを構成するフォトダイオードPDの付加容量素子CSaと反対側の端部からもフォトダイオードPDの面積を狭める必要がある。
図15においては、上記のフォトダイオードPDの付加容量素子CSaと反対側の端部にp型ウェルコンタクトCTPWを設けて、画素内の面積の有効利用を図っている。
図16は図15中のA−A’における断面図に相当する。
例えば、p型ウェル(p−well)11に形成されたn型半導体領域14とp+型半導体領域15を有するフォトダイオードPDと、隣接画素におけるn型半導体領域14とp+型半導体領域15を有するフォトダイオードPDの間の領域が素子分離領域となっており、p+型分離領域12及びSTI型の素子分離絶縁膜13が形成されている。
素子分離絶縁膜13の上層において、例えばポリシリコンなどから構成される第1電極30、容量絶縁膜31、ポリシリコンなどから構成される第2電極32が積層されており、付加容量素子Cに構成されている。
例えば、上記の付加容量素子Cを被覆して、上記の絶縁膜21が形成されており、上記のn+型半導体領域17に接続する配線が、コンタクトなどを介して第1電極30または第2電極32に接続されている。
ホワイト画素Wを構成するフォトダイオードPDの付加容量素子CSaと反対側の端部においては、p+型分離領域12が基板表面にまで伸びて形成されている領域が設けられ、p+型分離領域12に達する開口部が形成され、配線33が形成されて、p型ウェルコンタクトCTPWが形成されている。このようにp型ウェルコンタクトCTPWとなる領域が設けられることにより、フォトダイオードPDの付加容量素子CSaと反対側の端部からフォトダイオードPDの面積が狭められている。
上記のように付加容量素子CSaがフォトダイオードPD側に張り出した構成とする場合、フォトダイオードPDに入射する光量が低下してしまうことが考えられるが、オンチップレンズを有する構成の画素において、一定の光を入射させたときにフォトダイオードにおいて得られる信号の大きさに相当する量子効率は、フォトダイオードに対する配線の開口率を変えると、開口率が40%以上で一定となる傾向にある。従って、図15にように付加容量素子CSaがフォトダイオードPD側に張り出した構成においても、オンチップレンズの調整などにより、入射光量の低下並びに得られる信号の低下が生じないようにすることができる。
図17は、上記の白色画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素を有するCMOSイメージセンサにおける各色の画素において、照度の対数(横軸)に対して信号電荷数の対数(縦軸)を示した出力特性であり、Rは赤フィルタを設けた赤色画素、Gは緑フィルタを設けた緑色画素、Bは青フィルタを設けた青色画素、Wはホワイト画素の出力特性である。
R,G,B,Wの各色の画素における出力特性は、それぞれ同じ傾きの直線となり、信号電化数が一定の値で飽和する。
本実施形態のCMOSイメージセンサにおいては、白色画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素の各画素において付加容量素子が設けられてダイナミックレンジの拡大が図られており、いずれの色の画素においても、電荷信号数の飽和量は付加容量素子が設けられていない場合よりも多くなっている。特に、ホワイト画素の付加容量素子が他の画素の付加容量素子より大きく形成されているので、ホワイト画素の電荷信号数の飽和量はさらに多くなっている。
従って、輝度情報のダイナミックレンジDRは、第1実施形態よりさらに拡大し、図17の場合は106dB程度となる。
上記においては、ホワイト画素のみ付加容量素子の容量を増加させたが、感度の違いにより各色画素で付加容量素子の容量を最適化してもよい。例えば、環境光の色温度に大きく依存するが、赤色画素は小さめ、緑色画素は大きめにするとよい。
本実施形態の固体撮像装置であるCMOSイメージセンサは、カラーフィルタを有さないホワイト画素と、赤色画素、緑色画素及び青色画素とを有するイメージセンサにおいて、ホワイト画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素にフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられて、ダイナミックレンジの拡大が図られており、高照度側でダイナミックレンジが制限される不利益を解消できる。
第3実施形態
本実施形態に係る固体撮像装置はCMOSイメージセンサであり、半導体基板の受光面に、カラーフィルタを有さないホワイト画素(白色画素)と、赤色、緑色及び青色のカラーフィルタを有する赤色画素、緑色画素及び青色画素とがアレイ状に集積されている。
本実施形態においては、ホワイト画素Wの総数が、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数以上である。
上記以外は、実質的に第1実施形態と同様である。
図18(A)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの一例の4行×4列の16画素分のレイアウト図である。
ここでは、ホワイト画素の総数:赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数=3:1である。
即ち、赤色画素Rである画素PX1aとホワイト画素Wである3画素(PX2a〜PX4a)の組、緑色画素Gである画素PX1bとホワイト画素Wである3画素(PX2b〜PX4b)の組、緑色画素Gである画素PX1cとホワイト画素Wである3画素(PX2c〜PX4c)の組、青色画素Bである画素PX1dとホワイト画素Wである3画素(PX2d〜PX4d)の組が行方向に2組、列方向に2組並べられ、4行×4列の16画素に配置されており、上記の4行×4列の16画素を1組として、実際の受光面においては、図18(A)の構成の画素の組が行方向及び列方向に繰り返されて構成されている。
図18(B)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの他の例の4行×4列の16画素分のレイアウト図である。
ここでは、ホワイト画素の総数:赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数=1:1である。
即ち、赤色画素Rである画素PX1aとホワイト画素Wである2画素(PX2a,PX3a)と緑色画素Gである画素PX4aの組、青色画素Bである画素PX1bとホワイト画素Wである2画素(PX2b,PX3b)と緑色画素Gである画素PX4bの組、青色画素Bである画素PX1cとホワイト画素Wである2画素(PX2c,PX3c)と緑色画素Gである画素PX4c、赤色画素Rである画素PX1dとホワイト画素Wである2画素(PX2d,PX3d)と緑色画素Gである画素PX4dの組が行方向に2組、列方向に2組並べられ、4行×4列の16画素に配置されており、上記の4行×4列の16画素を1組として、実際の受光面においては、図18(B)の構成の画素の組が行方向及び列方向に繰り返されて構成されている。
図19(A)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの一例の2行×6列の12画素分のレイアウト図である。
ここでは、ホワイト画素の総数:赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数=1:1である。
即ち、赤色画素Rである画素PX1aとホワイト画素Wである2画素(PX2a,PX3a)と青色画素Bである画素PX4aの組、緑色画素Gである画素PX1bとホワイト画素Wである2画素(PX2b,PX3b)と赤色画素Rである画素PX4bの組、青色画素Bである画素PX1cとホワイト画素Wである2画素(PX2c,PX3c)と緑色画素Gである画素PX4cの組が行方向に3組並べられ、2行×6列の12画素に配置されており、上記の2行×6列の12画素を1組として、実際の受光面においては、図19(A)の構成の画素の組が行方向及び列方向に繰り返されて構成されている。
図19(B)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの一例の4行×6列の24画素分のレイアウト図である。
ここでは、ホワイト画素の総数:赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数=3:1である。
即ち、赤色画素Rである画素PX1aとホワイト画素Wである3画素(PX2a〜PX4a)の組、緑色画素Gである画素PX1bとホワイト画素Wである3画素(PX2b〜PX4b)の組、青色画素Bである画素PX1cとホワイト画素Wである3画素(PX2c〜PX4c)の組、ホワイト画素Wである画素PX1dと青色画素Bである画素PX2dとホワイト画素Wである2画素(PX3d,PX4d)の組、ホワイト画素Wである画素PX1eと赤色画素Rである画素PX2eとホワイト画素Wである2画素(PX3e,PX4e)の組、ホワイト画素Wである画素PX1fと緑色画素Gである画素PX2fとホワイト画素Wである2画素(PX3f,PX4f)の組が行方向に2組、列方向に3組並べられ、4行×6列の24画素に配置されており、上記の4行×6列の24画素を1組として、実際の受光面においては、図19(B)の構成の画素の組が行方向及び列方向に繰り返されて構成されている。
本実施形態のCMOSイメージセンサにおいては、第1実施形態と同様に各画素において得られる画素信号から、上記の各レイアウトに応じて、適宜用いる画素の信号を選択して、輝度信号Yとカラー信号CbCrからなる画像データを得ることができる。
本実施形態の固体撮像装置であるCMOSイメージセンサは、カラーフィルタを有さないホワイト画素と、赤色画素、緑色画素及び青色画素とを有するイメージセンサにおいて、ホワイト画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素にフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられて、ダイナミックレンジの拡大が図られており、高照度側でダイナミックレンジが制限される不利益を解消できる。
第4実施形態
本実施形態に係る固体撮像装置はCMOSイメージセンサであり、半導体基板の受光面に、カラーフィルタを有さないホワイト画素(白色画素)と、赤色、緑色及び青色のカラーフィルタを有する赤色画素、緑色画素及び青色画素とがアレイ状に集積されている。
本実施形態においては、ホワイト画素Wの総数が、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数以上であり、さらに、ホワイト画素を構成する付加容量素子が、赤色画素、緑色画素及び青色画素を構成する付加容量素子よりも大きい構成となっている。
上記以外は、実質的に第1実施形態と同様である。
図20は、本実施形態に係る4つの画素の組のレイアウト図である。
第3実施形態に係る図18(A)に示すレイアウトにおいて、ホワイト画素を構成する付加容量素子が、赤色画素、緑色画素及び青色画素を構成する付加容量素子よりも大きい構成としたものに相当する。
4つの画素(PX1〜PX4)のそれぞれにおいて、フォトダイオードPD、付加容量素子C、転送トランジスタT、容量結合トランジスタS、リセットトランジスタRS、増幅トランジスタ(ソースフォロワ)SF、選択トランジスタXがそれぞれ配置されている。行方向に隣接する画素間でリセットトランジスタRSと選択トランジスタXに接続する電源電圧VRのコンタクトが共有されている。
ここで、図18(A)のレイアウトに対応して、画素PX1が、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bのいずれかとなり、画素(PX2〜PX4)がホワイト画素である。
ここで、ホワイト画素を構成する付加容量素子CSaは、付加容量素子Cより大きな面積で形成されており、これにより、付加容量素子Cより大きな容量を有する付加容量素子CSaを実現している。この場合、容量の占有する面積に比例して容量を拡大することが可能である。
ここで、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bのいずれかとなる画素PX1においては、付加容量素子Cの面積が小さく形成されており、これにより画素PX1内にp型ウェルコンタクトCTPWを設けることが可能となっている。
本実施形態の固体撮像装置であるCMOSイメージセンサは、カラーフィルタを有さないホワイト画素と、赤色画素、緑色画素及び青色画素とを有するイメージセンサにおいて、ホワイト画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素にフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられて、ダイナミックレンジの拡大が図られており、高照度側でダイナミックレンジが制限される不利益を解消できる。
第5実施形態
本実施形態に係る固体撮像装置はCMOSイメージセンサであり、半導体基板の受光面に、カラーフィルタを有さないホワイト画素(白色画素)と、赤色、緑色及び青色のカラーフィルタを有する赤色画素、緑色画素及び青色画素とがアレイ状に集積されている。
本実施形態においては、カラーフィルタを有さないホワイト画素のみにフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられて、ダイナミックレンジの拡大が図られており、赤色画素、緑色画素及び青色画素は付加容量素子が設けられていない構成である。
図21(A)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの2行×2列の4画素分のレイアウト図であり、第1実施形態の図4(A)と同様である。
図21(B)は、本実施形態に係る4つの画素の組のレイアウト図である。
ホワイト画素W(PX3)のみにフローティングディフュージョンFDと容量分割可能な付加容量素子Cが設けられてダイナミックレンジの拡大が図られており、赤色画素Rである画素PX1、緑色画素Gである画素PX2及び青色画素Bである画素PX4は付加容量素子が設けられていない構成である。
これに伴い、画素PX1、画素PX2及び画素PX4においては、フローティングディフュージョンFDと付加容量素子Cを容量分割するための容量結合トランジスタSを省略してもよい。
ここで、並進対称性を劣化させないために、ホワイト画素Wとなる画素PX3を構成するフォトダイオードPDの付加容量素子Cと反対側の端部からもフォトダイオードPDの面積を狭め、p型ウェルコンタクトCTPWが設けられている。
図22(A)はホワイト画素Wとなる画素PX3の等価回路図であり、第1実施形態に係る図1の等価回路図と同様である。
一方、図22(B)は赤色画素Rである画素PX1、緑色画素Gである画素PX2及び青色画素Bである画素PX4の等価回路図である。図22(A)に対して、付加容量素子Cが省略されている。容量結合トランジスタSも省略された構成としてもよい。
上記のカラーフィルタを有さないホワイト画素のみにフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられて、赤色画素、緑色画素及び青色画素は付加容量素子が設けられていない構成においては、ホワイト画素と、赤色画素、緑色画素又は青色画素との間で、フローティングディフュージョンが共有された構成とすることが可能である。
図23は、ホワイト画素と、赤色画素、緑色画素又は青色画素との間で、フローティングディフュージョンが共有された構成におけるホワイト画素と、赤色画素、緑色画素又は青色画素の等価回路図である。
ホワイト画素のフォトダイオードPD1が転送トランジスタT1を介して、赤色画素、緑色画素又は青色画素のフォトダイオードPD2が転送トランジスタT2を介して、共通のフローティングディフュージョンFDに接続されている。これにより、フォトダイオードPD1とフォトダイオードPD2のいずれから転送された信号電荷も共通の増幅トランジスタSF及び選択トランジスタXを用いて読み出すことが可能である。
図23においては、フォトダイオードPD1は横型オーバーフロードレインLO1を介して付加容量素子Cに接続されてフォトダイオードPD1を溢れた信号電荷は付加容量素子Cに蓄積される。一方、フォトダイオードPD2から溢れた信号電荷は、横型オーバーフロードレインLO2を介して電源電圧VRの配線に掃き捨てられる。横型オーバーフロードレインLO1と横型オーバーフロードレインLO2は、いずれも一定の電位が印加されて電位障壁を形成する。
図24は、図23の等価回路図に対応する画素のレイアウト図である。
例えば、破線PXSで示す領域内において、ホワイト画素Wと緑色画素Gとの間で、フローティングディフュージョンが共有された構成であり、ホワイト画素のフォトダイオードPD1が転送トランジスタT1を介して、緑色画素GのフォトダイオードPD2が転送トランジスタT2を介して、共通のフローティングディフュージョンFDに接続されている。
フォトダイオードPD1は横型オーバーフロードレインLO1を介して付加容量素子Cに接続されている。一方、フォトダイオードPD2は、横型オーバーフロードレインLO2を介して電源電圧VRの配線に接続されている。
フローティングディフュージョンFDからの増幅トランジスタSF及び選択トランジスタXを用いた読み出しと、フローティングディフュージョンFDと付加容量素子Cの容量結合トランジスタSによる容量結合は、第1実施形態と同様の構成である。
図25(A)は上記のフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられたホワイト画素から信号を読み出すときの駆動ライン(φ,φT1,φT2,φS,φRS)に印加する電圧と、横型オーバーフロードレインLO1と横型オーバーフロードレインLO2の印加電圧(φLO1,φLO2)のタイミングチャートである。
φT2を常にoff順位とすることで、実質的に第1実施形態の駆動方法と同様にして行うことができる。φLO1,φLO2には、常時所定の電圧を印加する。
図25(B)は上記の付加容量素子が設けられていない赤色画素、緑色画素又は青色画素から信号を読み出すときの駆動ライン(φ,φT1,φT2,φS,φRS)に印加する電圧と、横型オーバーフロードレインLO1と横型オーバーフロードレインLO2の印加電圧(φLO1,φLO2)のタイミングチャートである。
φT1を常にoff順位とし、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)及びCFDノイズ(N1)のみを読み出すことで、実質的に第1実施形態の駆動方法と同様にして行うことができる。φLO1,φLO2には、常時所定の電圧を印加する。
本実施形態の固体撮像装置であるCMOSイメージセンサは、カラーフィルタを有さないホワイト画素と、赤色画素、緑色画素及び青色画素とを有するイメージセンサにおいて、ホワイト画素にフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられて、ダイナミックレンジの拡大が図られており、高照度側でダイナミックレンジが制限される不利益を解消できる。
第6実施形態
本実施形態に係る固体撮像装置はCMOSイメージセンサであり、半導体基板の受光面に、カラーフィルタを有さないホワイト画素(白色画素)と、赤色、緑色及び青色のカラーフィルタを有する赤色画素、緑色画素及び青色画素とがアレイ状に集積されている。
本実施形態においては、受光面が中央部と周辺部に区分されており、周辺部における全画素に対するホワイト画素の割合が、中央部における全画素に対するホワイト画素の割合よりも高い構成である。
上記以外は、実質的に第1実施形態と同様である。
図26(A)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの一例のレイアウト図である。
受光面が中央部AR1と周辺部AR2に区分されており、中央部AR1においては図18(B)のレイアウトと同様に画素が配置されており、一方周辺部AR2においては図18(A)のレイアウトと同様に画素が配置されている。
これにより、周辺部における全画素に対するホワイト画素の割合が、中央部における全画素に対するホワイト画素の割合よりも高い構成となっている。
図26(B)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの他の例のレイアウト図である。
受光面が中央部AR1と周辺部AR2に区分されており、中央部AR1においては図19(A)のレイアウトと同様に画素が配置されており、一方周辺部AR2においては図19(B)のレイアウトと同様に画素が配置されている。
これにより、周辺部における全画素に対するホワイト画素の割合が、中央部における全画素に対するホワイト画素の割合よりも高い構成となっている。
人間の網膜には杆体と錐体という2つの感度・入射光領域の異なる検出部が空間的にその密度を変化させて配置されている。網膜の明るい場所で働き、明所視をつかさどる錐体は中心窩に多く存在しており、その密度は中心窩から離れると速やかに減少する。一方、杆体は中心窩を取り巻くように網膜周辺部に多く存在し、暗い場所で働き、暗所視をつかさどる。
従来のイメージセンサの画素において、高感度化の方法は提案されてきたが、低照度領域にダイナミックレンジをシフトするのみであり、飽和電荷量がフォトダイオード容量あるいはフローティングディフュージョン容量で制限されるため、人間の眼の杆体の役割を果たす画素(感受部)の実現は困難であった。
この点において、付加容量素子を有するホワイト画素は杆体の役割を果たす可能性を示唆する。従って、人間の網膜に習って2つの感度・入射光領域の画素(ホワイト画素とRGBの各画素)を空間的な分布を変えて配置することにより、人間の網膜を模した個体撮像装置を提供できる可能性がある。
例えば、図26(A)及び(B)に示すような空間配置にして、カメラのレンズやセンサのオンチップマイクロレンズにより生じるシェーディング(イメージ領域での周辺部感度低下)を効果的に補正する方法が考えられる。
第7実施形態
本実施形態に係る固体撮像装置はCMOSイメージセンサであり、半導体基板の受光面に、黄色フィルタを有する黄色画素と、赤色、緑色及び青色のカラーフィルタを有する赤色画素、緑色画素及び青色画素とがアレイ状に集積されている。
上記の各実施形態において、ホワイト画素を黄色フィルタを有する黄色画素に置き換えたCMOSイメージセンサである。
図27(A)は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの2行×2列の4画素分のレイアウト図である。
本実施形態においては、黄色画素Yeの総数が、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数より小さい構成であり、具体的には、黄色画素:赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの総数=1:3である。
即ち、黄色画素Ye、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの4つの画素(PX1〜PX4)を1組として、実際の受光面においては、図27(A)の構成の画素の組が行方向及び列方向に繰り返されて構成されている。
上記のレイアウトにおいては、黄色画素Yeと緑色画素Gが対角に配置され、赤色画素Rと青色画素Bが対角に配置されている。
図27(B)は、図27(A)の変形例であり、図27(A)のレイアウトに対して黄色画素Yeと緑色画素Gが入れ替えられた構成としてもよい。
さらには、図27(A)において、緑色画素Gを黄色画素Yeに置き換え、緑色画素がない構成とすることも可能である。
図28は、人間の視感度特性である。また、図29はホワイト画素W、赤色画素R、緑色画素G、青色画素B及び黄色画素Yeの分光感度である。
ホワイト画素は輝度情報を作成するのに使用するため、人間の視感度特性と同じであると画像処理が容易になる。緑色画素Gの分光感度は、人間の視感度特性と比較して、短波長の感度が高い。このため、黄色もしくは薄い黄色のフィルタを透過させることで視感度特性により近い分光特性にすると、より人間の視感度特性に適合した輝度情報を作成することが可能となる。
図30は、図29に対して、黄色画素Yeの分光感度から緑色画素Gの分光感度を引いた分光特性(Ye−G)を示す。黄色画素出力値から緑画素出力値を引くことで、赤色が画素の分光感度に近い信号が得られる。これにより、赤色画素を無くすことも可能である。その場合は黄色画素、緑色画素、青色画素からなる構成となり、感度が高く視感度特性に近い黄色画素を多く配置した図27(C)の配列にするとよい。
また減算を用いて赤情報を作成するため500nm近辺の負の感度を作成することも可能となり、より色再現性の高いセンサを作ることも可能となる。
図31は理想の赤色信号R、緑色信号G、青色信号Bの分光特性である。黄色画素のフィルタの分光特性を最適化することで、黄色画素Yeの信号から緑色画素Gの信号を引いた信号(Ye−G)を理想の赤色信号の分光特性に近づけることができる。
図32は、上記の本実施形態のCMOSイメージセンサにおいて、黄色画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素の各画素から得られる信号から、画像データを加工し、カラー画像を再生するまでのフローを示す模式図である。
まず、第1ステップST1において、上述の構成の黄色画素Ye、赤色画素R、緑色画素G及び青色画素Bの各画素において光を受光して各画素の画素信号を得る。
次に、第2ステップST2として、各画素信号の色補間を行い、暫定輝度信号(Ye)と暫定カラー信号(R,G,B)を得る。
次に、第3ステップST3として、上記のYeRGB信号をYCbCr信号に変換する。具体的には、暫定輝度信号Yeを輝度信号Yに変換し、暫定カラー信号RGBをカラー信号CbCrに変換する。ここでは、暫定輝度信号Yeをそのまま輝度信号Yに用いることも可能である。
次に、第4ステップST4として、輝度信号Yのエッジ強調などのデータ処理を行う。
一方、第5ステップST5として、カラー信号CbCrの色調整などのデータ処理を行う。
上記のようにして、輝度信号Yとカラー信号CbCrからなる画像データが得られる。
次に、画像データを再生装置において再生するには、第6ステップST6として、輝度信号Yとカラー信号CbCrからなる画像データをRGBデータに変換する。
次に、第7ステップST7として、得られたRGBデータを再生装置に入力し、カラー画像を得ることができる。
本実施形態の固体撮像装置であるCMOSイメージセンサは、黄色フィルタを有する黄色画素と、少なくとも赤色画素、緑色画素または青色画素とを有するイメージセンサにおいて、少なくとも黄色画素にフローティングディフュージョンと容量分割可能な付加容量素子が設けられて、ダイナミックレンジの拡大が図られており、高照度側でダイナミックレンジが制限される不利益を解消できる。
上記のように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサによれば、次の効果を享受できる。
高透過率のホワイト画素を追加することで+6〜9dB程度高量子効率になり、高感度になるが、従来の4トランジスタの画素を有するCMOSセンサでは、その分高照度領域が犠牲になるため、従来のRGBセンサと変わらないダイナミックレンジとなる。
本発明のCMOSセンサでは、高照度領域にダイナミックレンジが拡張されている付加容量素子を有するホワイト画素を追加することで、低照度及び高照度の両方の領域でダイナミックレンジが拡大できる。
下記表1に示すように、従来例に係る赤色画素、緑色画素及び青色画素を有するCMOSイメージセンサのダイナミックレンジ80dBに対して、単にホワイト画素を追加したものは低照度側に+6dB拡大するが、高照度側が−6dBとなって感度領域が平行移動するだけでダイナミックレンジは80dBで変わらない。
本発明の高照度領域にダイナミックレンジが拡張されている付加容量素子を有するホワイト画素を追加することで、低照度側に+6dB拡大し、高照度側に+14dB拡大し、ダイナミックレンジは100dBに拡大可能である。
さらに、第2実施形態のように付加容量素子の容量を調整することで、ダイナミックレンジは106dBに拡大可能である。
本発明は上記の説明に限定されない。
例えば、フローティングディフュージョンと付加容量素子の容量比は、設計などに応じて適宜変更できる。また、付加容量素子は、絶縁膜を介して2つの電極を対向させてなる構成の素子を適用することも可能である。
ホワイト画素は、適宜黄色画素に置き換えることが可能である。
また、第7実施形態に示すように、赤色画素、緑色画素、青色画素は、必ずしも全て必要ではなく、演算して得られる信号に応じて適宜ホワイト画素や黄色画素に置き換えることが可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことが可能である。
本発明の固体撮像装置は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などに搭載されるCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどの広いダイナミックレンジが望まれているイメージセンサに適用できる。
図1は本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの1つの画素(ピクセル)PXの等価回路図である。 図2は本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサにおける1画素(1ピクセル)のレイアウト図の一例である。 図3(A)は、本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの各画素の一部における模式的断面図であり、図2中のA−A’における断面図に相当し、図3(B)は、図2中のB−B’における断面図に相当する。 図4(A)は第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの2行×2列の4画素分のレイアウト図であり、図4(B)は、図4(A)の変形例である。 図5は図4(A)に示すレイアウトの4つの画素の組において、図2に示すレイアウトを適用したときのレイアウト図である。 図6は本発明の第1実施形態のCMOSイメージセンサの全体の回路構成を示す等価回路図である。 図7は本発明の第1実施形態のCMOSイメージセンサのフォトダイオード、転送トランジスタ、フローティングディフュージョン、容量結合トランジスタ及び付加容量素子に相当する模式的なポテンシャル図である。 図8は本発明の第1実施形態において図4に対応するCMOSイメージセンサの駆動ラインに印加する電圧を、on/offの2準位で示したタイミングチャートである。 図9(A)〜(C)は本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサのフォトダイオード〜付加容量素子に相当する模式的なポテンシャル図である。 図10(D)〜(F)は本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサのフォトダイオード〜付加容量素子に相当する模式的なポテンシャル図である。 図11は本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの照度の対数(横軸)に対して信号電荷数の対数(縦軸)を示した出力特性である。 図12は本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの白色画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素の各画素から得られる信号から、画像データを加工し、カラー画像を再生するまでのフローを示す模式図である。 図13は本発明の第2実施形態に係るCMOSイメージセンサのレイアウト図である。 図14(A)は本発明の第2実施形態に係るCMOSイメージセンサの各画素の一部における模式的断面図であり、図15中のA−A’における断面図に相当し、図14(B)は、図13中のB−B’における断面図に相当する。 図15は本発明の第2実施形態に係るCMOSイメージセンサのレイアウト図である。 図16は本発明の第2実施形態に係るCMOSイメージセンサの各画素の一部における模式的断面図であり、図15中のA−A’における断面図に相当する。 図17は本発明の第2実施形態に係るCMOSイメージセンサの照度の対数(横軸)に対して信号電荷数の対数(縦軸)を示した出力特性である。 図18(A)及び(B)は本発明の第3実施形態に係るCMOSイメージセンサ一例のレイアウト図である。 図19(A)及び(B)は本発明の第3実施形態に係るCMOSイメージセンサ一例のレイアウト図である。 図20は本発明の第4実施形態に係るCMOSイメージセンサのレイアウト図である。 図21(A)及び(B)は本発明の第5実施形態に係るCMOSイメージセンサレイアウト図である。 図22(A)及び(B)は本発明の第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの1つの画素(ピクセル)PXの等価回路図である。 図23は本発明の第5実施形態に係るCMOSイメージセンサのホワイト画素と、赤色画素、緑色画素又は青色画素との間でフローティングディフュージョンが共有された構成における等価回路図である。 図24は図23の等価回路図に対応する画素のレイアウト図である。 図25(A)及び(B)は本発明の第5実施形態のCMOSイメージセンサの駆動ラインに印加する電圧を、on/offの2準位で示したタイミングチャートである。 図26(A)及び(B)は本発明の第6実施形態のCMOSイメージセンサのレイアウト図である。 図27(A)〜(C)は本発明の第7実施形態のCMOSイメージセンサのレイアウト図である。 図28は人間の視感度特性である。 図29は本発明の第7実施形態に係るホワイト画素、赤色画素、緑色画素、青色画素及び黄色画素の分光感度である。 図30は図29に対して、黄色画素の分光感度から緑色画素の分光感度を引いた分光特性(Ye−G)を示す。 図31は理想の赤色信号、緑色信号、青色信号の分光特性である。 図32は本発明の第7実施形態に係るCMOSイメージセンサの白色画素、赤色画素、緑色画素及び青色画素の各画素から得られる信号から、画像データを加工し、カラー画像を再生するまでのフローを示す模式図である。 図33は従来例に係るCMOSイメージセンサの分光感度である。 図34は従来例に係るCMOSイメージセンサの照度の対数(横軸)に対して信号電荷数の対数(縦軸)を示した出力特性である。
符号の説明
10…n型半導体基板、11…p型ウェル、12…p+型分離領域、13…素子分離絶縁膜、14…n型半導体領域、15…p+型半導体領域、16,17…n+型半導体領域、18…ゲート絶縁膜、19,20…ゲート電極、21…絶縁膜、22…プラグ、23…上層配線、30…第1電極、31…容量絶縁膜、32…第2電極、R…赤色画素、G…緑色画素、B…青色画素、W…ホワイト画素、Ye…黄色画素、AM…アナログメモリ、CFD,CPD…容量、C,CSa…付加容量素子、N1…CFDのリセットレベルの信号(ノイズ)、N2…CFD+Cのリセットレベルの信号(ノイズ)、OUT…出力(ライン)、PD…フォトダイオード、PX,PX1〜PX4…画素、Q,QA,QB…光電荷、S1…飽和前電荷信号、S1’…変調された飽和前電荷信号、S2…過飽和電荷信号、S2’…変調された過飽和電荷信号、SL…選択ライン、SRH…列シフトレジスタ、SRV…行シフトレジスタ、T1〜T8…時刻、T…転送トランジスタ、S…容量結合トランジスタ、RS…リセットトランジスタ、SF…増幅トランジスタ、X…選択トランジスタ、VR…電源電圧、φT,φS,φRS,φX,φS1+N1,φN1,φS1'+S2'+N2,φN2,φV1,φV2,φXCLR…駆動ライン、FN…フロアノイズ、DR…ダイナミックレンジ、ST1〜ST7…ステップ、AR1…中央部、AR2…周辺部

Claims (6)

  1. 半導体基板の受光面に、カラーフィルタを有さない白色画素又は黄色のカラーフィルタを有する黄色画素と、少なくとも赤色、緑色または青色のカラーフィルタを有する赤色画素、緑色画素及び青色画素とがアレイ状に集積されており、
    前記白色画素は前記黄色画素、前記赤色画素、緑色画素及び青色画素、それぞれ
    光を受光して光電荷を生成及び蓄積するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードから光電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
    前記フローティングディフュージョンを介して前記フォトダイオードに接続可能に設けられ、前記転送トランジスタを通じて前記フォトダイオードから転送される光電荷を蓄積する付加容量素子と、
    前記フローティングディフュージョンと前記付加容量素子とを結合または分割する容量結合トランジスタと、
    前記付加容量素子または前記フローティングディフュージョンに接続され、前記付加容量素子及び/または前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタとを有し、
    前記白色画素又は前記黄色画素の付加容量素子が、前記赤色画素、緑色画素及び青色画素の付加容量素子よりも大きく、
    前記赤色画素、緑色画素及び青色画素の付加容量素子が、画素形成領域の第1の端部に配置されており、
    前記白色画素又は黄色画素の付加容量素子が第1の容量素子と第2の容量素子とを含み、前記第1の容量素子が画素形成領域の第1の端部に配置され、前記第2の容量素子が画素形成領域の第2の端部に配置されている、
    固体撮像装置。
  2. 前記白色画素又は前記黄色画素と、赤色画素、緑色画素及び青色画素とが半導体基板に4画素を単位としてアレイ状に集積されている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記赤色画素、緑色画素及び青色画素の各素子のレイアウトと、前記白色画素又は黄色画素の第2の容量素子を除いた各素子のレイアウトとが同じである、
    請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記白色画素又は前記黄色画素の総数が、前記赤色画素、緑色画素または青色画素の総数より小さい
    請求項1〜のいずれかに記載の固体撮像装置。
  5. 前記白色画素又は前記黄色画素の総数が、前記赤色画素、緑色画素または青色画素の総数以上である
    請求項1〜のいずれかに記載の固体撮像装置。
  6. 前記受光面が中央部と周辺部に区分されており、前記周辺部における全画素に対する前記白色画素又は前記黄色画素の割合が、前記中央部における全画素に対する前記白色画素又は前記黄色画素の割合よりも高い
    請求項1〜のいずれかに記載の固体撮像装置。
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