JP2010129614A - 固体撮像装置およびその製造方法、並びに電子情報機器 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法、並びに電子情報機器 Download PDF

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Abstract

【課題】固体撮像装置において、光電変換を行う画素部の拡散層の形成工程と、電荷転送を行う転送部を構成する拡散層の形成工程とを共通化し、これにより製造工程を簡略化するとともに製造コストを削減する。
【解決手段】水平転送部(水平CCD部)110を構成する側壁電荷散逸用の拡散層14aを、光電変換素子を含む画素部Pxを構成している転送ゲートの閾値設定拡散層12aと同じ不純物拡散プロファイルを有し、かつ基板内で同じ深さ位置に位置する構造とし、水平転送部110の最終段のポテンシャル制御用の拡散層(ポテンシャル設定拡散層)14bを、光電変換素子を含む画素部Pxを構成している画素分離用の拡散層13bと同じ不純物拡散プロファイルを有し、かつ基板内で同じ深さ位置に位置する構造とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置およびその製造方法、並びに電子情報機器に関し、特に、光電変換部および電荷読み出し部を含む画素部を構成する拡散層と、該画素部から取り出された信号電荷を転送する電荷転送部を構成する拡散層とを1つのイオン注入工程により同時に形成可能とした固体撮像装置およびその製造方法、並びにこのような固体撮像装置を用いた電子情報機器に関するものである。
固体撮像装置は、フォトダイオードやMOSトランジスタ、さらには信号電荷を転送するCCD(電荷結合素子)などの素子を含んでおり、固体撮像装置を構成する半導体チップ(以下、CCDチップともいう。)には、基板上に上記素子を構成する複数の拡散層が形成されている。
図8〜図16は、このような従来の固体撮像装置を説明する図であり、図8は、該固体撮像装置の平面レイアウトを模式的に示し、図16は、該固体撮像装置の画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)(図16(a)参照)、該固体撮像装置の画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)(図16(b)参照)、および水平転送部の終端部の断面構造(図8のC−C線部分)(図16(c)参照)を示している。
図8に示す固体撮像装置(以下、CCDチップともいう。)100は、これを構成する半導体基板1と、該半導体基板1上に形成され、入射光を光電変換して信号電荷Scを生成する複数の光電変換部(受光素子)PDと、該半導体基板1上に形成され、該光電変換部PDで生成された信号電荷Scを転送する電荷転送部と、該半導体基板1上に形成され、該電荷転送部から転送されてきた信号電荷を信号電圧Svに変換して出力する出力部とを有している。なお、半導体基板1の表面部分には、撮像領域及び水平転送部を形成するためのP型ウエルと、その周辺の出力部を形成するためのP型ウエルとが形成されているが、これらの図8〜図16ではP型ウエルは図示していない。
ここで、光電変換部PDは行列状に配列されており、各光電変換部は上記半導体基板1上に形成されたフォトダイオードにより構成されている。また、電荷転送部は、上記行列状に配列されたフォトダイオードの各列毎に配列され、各列のフォトダイオードPDで生成された信号電荷を垂直方向(縦方向)に転送する垂直転送部(以下、垂直CCDともいう。)120と、該垂直転送部120から転送されてきた信号電荷を水平方向(横方向)に転送する水平転送部(以下、水平CCDともいう。)110とから構成されており、また、行列状に配列された複数のフォトダイオードPDと、該フォトダイオード列に対応する垂直転送部120とは、被写体の撮像を行うための撮像領域(画素領域)100aを構成している。この撮像領域の縦方向および横方向は、固体撮像装置により表示される表示画面の垂直方向および水平方向に対応している。
また、上記出力部は、上記水平転送部110の転送終端側に形成され、水平転送部110からの信号電荷を蓄積する電荷蓄積部FDと、該電荷蓄積部FDでの信号電荷の蓄積により発生した信号電圧を増幅して出力する出力アンプ130とを有している。
上記垂直転送部120は、上記半導体基板1上に上記各フォトダイオード列に沿って形成された垂直CCD拡散層12と、該拡散層12上にゲート絶縁膜(図示せず)を介して形成された第1および第2の垂直転送ゲートVg1およびVg2とを有しており、各垂直転送ゲートVg1およびVg2には、例えば4相転送信号が印加されるようになっている。ここで、各フォトダイオードPDと、該フォトダイオードPDから上記垂直転送部120へ信号電荷を読み出す電荷読み出し部50とが、1つの画素部Pxを構成している。
また、水平転送部110は、半導体基板1に、上記垂直CCD拡散層12の転送終端側部分につながるよう形成された水平CCD拡散層14と、該拡散層14上にゲート絶縁膜を介して形成された第1および第2の水平転送ゲートHg1およびHg2とを有しており、この水平転送部110の転送終端側には、水平転送部110から電荷蓄積部FDへ信号電荷Scを出力するための出力ゲートOgが配置されている。また、水平転送部110の拡散層14の終端部分は、その終端に近い部分ほど幅が狭い先細り形状となっており、この終端部分につながるよう上記電荷蓄積部FDを構成する浮遊拡散層112が形成されており、またこの浮遊拡散層112につながるよう、リセットドレインRDを構成する拡散層113が形成されている。この浮遊拡散層112と拡散層113との間には、リセットゲートRgがゲート絶縁膜を介して配置されている。ここで、リセットドレインRDは、水平転送部110から転送されてきた信号電荷ScをCCDチップ100の外部に排出するための領域である。
なお、上記CCDチップ100には、その対向する一対の側辺に沿ってボンディングパッドBp、Bp2〜Bp5が設けられており、出力アンプ130の出力端はボンディングパッドBp2に接続されている。また、リセットゲートRg、リセットドレインRDの拡散層113、および出力ゲートOgはそれぞれ、ボンディングパッドBp3、Bp4、Bp5に接続されている。
また、図8では示していないが、上記撮像領域(画素領域)100a上には、反射防止膜、フォトダイオード部以外を遮光するタングステンからなる遮光膜、配線層、各画素に対応するカラーフィルタ、および各画素に対応するオンチップレンズなどが配置されている。
なお、図16中、3は垂直転送部120の転送ゲートVg1およびVg2を構成するポリシリコン層であり、該ポリシリコン層3は基板1上にゲート酸化膜3aを介して配置されており、該ポリシリコン層3の表面は酸化膜(シリコン酸化膜)3bにより覆われている。
このような構成の固体撮像装置100では、撮像領域100aの各フォトダイオードPDで生成された信号電荷Sc(図8中の矢印)が、対応する垂直転送部120に読み出され、該垂直転送部120では、第1および第2の転送ゲートVg1およびVg2への転送信号の印加により、信号電荷が垂直方向に転送されて水平転送部110に送られる。水平転送部110では、垂直転送部120からの信号電荷が、第1および第2の水平転送ゲートHg1およびHg2への転送信号の印加により水平方向に転送され、出力ゲートOgを介して電荷蓄積部FDに送られる。
この電荷蓄積部FDでは、信号電荷Scの蓄積により信号電圧Svが発生し、発生した信号電圧が出力アンプ130により増幅されて、このCCDチップ100の外部に出力される。
なお、出力ゲートOgには所定のタイミングで駆動信号が印加され、水平転送部110から電荷蓄積部FDへの信号電荷の流れが制御される。また、リセットゲートRgには所定のタイミングでリセット信号が印加され、電荷蓄積部FDに蓄積された信号電荷がリセットドレインRDから排出される。
次に、図9〜図16を用いて製造方法について説明する。
図9(a)、図10(a)、図11(a)、図12(a)、図13(a)、図14(a)、図15(a)、図16(a)は、図8に示す固体撮像装置の画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)を工程順に示す。図9(b)、図10(b)、図11(b)、図12(b)、図13(b)、図14(b)、図15(b)、図16(b)は、図8に示す固体撮像装置の画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)を工程順に示す。さらに、図9(c)、図10(c)、図11(c)、図12(c)、図13(c)、図14(c)、図15(c)、図16(c)は、図8に示す固体撮像装置の水平転送部における終端部の断面構造(図8(c)のC−C線部分)を工程順に示している。
まず、半導体基板(例えば、低濃度N型シリコン基板)1の表面を選択的に酸化して、素子が形成されるべき素子領域を囲むよう素子分離部5を形成し、全面にイオン注入保護膜(酸化膜)2を形成する。続いて、画素部が形成されるべき領域、垂直転送部の形成領域、水平転送部の形成領域などに、ウエル(例えば、P型ウエル)が形成されるようイオン注入を行い、さらに、出力部のトランジスタ形成領域などのトランジスタの形成される領域に、ウエル(例えば、P型ウエル)が形成されるようイオン注入(トランジスタ部ウエルイオン注入)を行う。
その後、半導体基板1の表面に、レジスト開口6aを有するレジスト膜6を形成し、該レジスト膜6をイオン注入マスクとして、フォトダイオードPDを形成するn拡散層11を形成する(図9(a)〜図9(c))。
次に、上記レジスト膜6を除去した後、レジスト開口16aおよび16bを有するレジスト膜16を形成し、該レジスト膜16をイオン注入マスクとして、垂直転送部120を構成するn型拡散層12および水平転送部110を構成するn型拡散層14を形成する(図10(a)〜図10(c))。
次に、上記レジスト膜16を除去した後、レジスト開口26aを有するレジスト膜26を形成し、該レジスト膜26をイオン注入マスクとして、隣接する画素部を分離する画素分離領域としてのP型拡散層(上側分離拡散層)13aを形成する(図11(a)〜図11(c))。
続いて、フォトリソグラフィにより、フォトダイオードから垂直CCD転送部への電荷転送を制御する領域、つまり転送トランジスタの配置領域に対応する部分にレジスト開口9aを有するレジスト膜9を形成し、該レジスト膜9をマスクとして、ボロン・イオンを注入することにより、画素部の転送ゲート閾値(転送トランジスタの閾値)が適切な値に制御されるよう、閾値設定拡散層12aを形成する(図12(a)〜図12(c))。
さらに、上記レジスト膜9を除去した後、フォトリソグラフィにより、画素部間の分離を行う領域に対応する部分にレジスト開口19aを有するレジスト膜19を形成し、該レジスト膜19をマスクとしてボロン・イオンを注入することにより、隣接する画素部の間、および画素部とこれに隣接するCCD部との間にP型拡散層(下側分離拡散層)13bを形成して、これらの間を電気的に分離する(図13(a)〜図13(c))。
さらに、フォトリソグラフィにより、水平転送部110の側壁電荷散逸防止を行う領域に対応する部分にレジスト開口29aを有するレジスト膜29を形成し、該レジスト膜29をマスクとしてボロン・イオンを注入することにより、水平転送部110を構成する拡散層14の両側に、電荷散逸を防止するP型拡散層(電荷散逸阻止層)14aを形成する(図14(a)〜図14(c))。
さらに、上記レジスト膜29を除去した後、フォトリソグラフィにより、水平転送部110の最終段のポテンシャル制御を行う領域に対応する部分にレジスト開口39aを有するレジスト膜39を形成し、該レジスト膜39をマスクとしてボロン・イオンを注入することにより、水平転送部110における、幅方向のポテンシャル分布が最適なポテンシャル分布になるようポテンシャル制御拡散層14bを形成する。このポテンシャル設定拡散層は、水平転送部120の終端部の先細り部(絞込み部)にのみ形成されている。
ここで、電荷散逸阻止層14aは、水平転送部110の終端側部分では、水平CCD拡散層14の両側に配置され、水平転送部110の終端部以外の部分では、水平CCD拡散層14の一方側にのみ形成されており、また、ポテンシャル制御拡散層14bは、水平転送部110の終端部にて、水平CCD拡散層14の両側に形成されており、図6(a)には、電荷散逸阻止層14aの平面パターンおよびポテンシャル制御拡散層14bの平面パターンとを重ね合わせたパターンが示されている。
このように、従来の固体撮像装置の製造方法では、画素部形成工程と水平転送部の形成工程とがそれぞれ独立した工程となっており、個別にイオン注入などの条件の最適化がなされているために、同じイオン種による類似の注入工程が別個に行われており、製造工程が長く、コストアップの要因の1つとなっていた。
また、固体撮像装置において、電荷散逸阻止層14aおよび14bは、CCDチップ全体に占める面積が狭いため、これらの拡散層をイオン注入などにより形成する際、フォトリソグラフィ工程でのレジストで覆われた領域の面積が広くなり、その部分に過剰に電荷が蓄積される。この結果、急激に電流がレジスト開口部へ向かって移動することにより、レジストの破裂が発生し、歩留りを落とすという問題があった。
ところで、特許文献1には、固体撮像素子において、画素領域における電荷転送部(CCD部)を構成する拡散層と、画素領域周辺に位置する制御部を構成するCMOS回路におけるPMOSトランジスタのチャネルストップ層とを同時に形成したものが開示されており、この文献に開示の固体撮像装置の製造方法では、撮像領域の素子と周辺回路の素子とでイオン注入工程を共通化可能となっている。
特開2000−196059号公報
このように特許文献1では、CCD転送部と、制御部を構成するCMOS回路内のPMOSトランジスタのチャネル・ストップとを同時に形成した固体撮像素子が提案されているが、これは、画素部と水平転送部とで処理を共通化するものではなく、このため画素部と水平転送部とは、依然としてそれぞれ独立した工程により作製する必要があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、画素部の形成工程と、電荷転送部の形成工程とを共通化することができ、これにより製造工程を簡略化するとともに製造コストを削減することができる固体撮像装置およびその製造方法、並びにこのような固体撮像装置を用いた電子情報機器を得ることを目的とする。
本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板上に形成され、入射光を信号電荷に変換する複数の画素部と、該半導体基板上に形成され、該画素部から取り出された信号電荷を転送する電荷転送部とを備え、該電荷転送部を構成する少なくとも1つの拡散層は、該画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記電荷転送部を構成する拡散層の厚さは、前記画素部を構成する前記特定の拡散層の厚さと等しく、かつ、該電荷転送部の拡散層が前記半導体基板内で位置する深さ位置は、該画素部の特定の拡散層が該半導体基板内で位置する深さ位置と等しいことが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記画素部を構成する前記特定の拡散層は、その上面が前記半導体基板の表面より下側に位置するよう形成されていることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記画素部は、入射光の光電変換により信号電荷を生成する光電変換部と、該光電変換部の周囲に形成され、隣接する光電変換部の間、および該光電変換部とこれに隣接する電荷転送部とを電気的に分離する画素分離部と、該光電変換部で生成された信号電荷を、前記電荷転送部の対応する部分に読み出す電荷読み出し部とを含み、該画素部を構成する特定の拡散層は、該画素分離部あるいは該電荷読み出し部を構成する拡散層であることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記複数の画素部は、2次元行列状に配列されており、前記電荷転送部は、該各列の画素部に沿って配列され、対応する列の画素部から取り出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、該垂直転送部の一端側に配置され、該垂直転送部から転送されてきた信号電荷を水平方向に転送する水平転送部とを有し、前記画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有する、前記電荷転送部を構成する拡散層は、該水平転送部を構成する拡散層であることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記水平転送部は、前記半導体基板の表面部分に水平方向に延びるよう形成され、前記信号電荷の転送経路を形成する表面拡散層と、該半導体基板の表面部分に該表面拡散層に沿って形成され、該表面拡散層からの信号電荷の散逸を阻止する電荷散逸阻止層とを有し、該電荷散逸阻止層は、前記画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有することが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記画素部を構成する特定の拡散層は、該画素部における電荷読み出し部を構成する転送トランジスタの閾値を設定する閾値設定拡散層であることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記電荷散逸阻止層は、0.3μm以上でかつ0.5μm以下の厚さを有することが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記水平転送部は、前記半導体基板の表面部分に水平方向に延びるよう形成され、前記信号電荷の転送経路を形成する表面拡散層と、該半導体基板の表面部分に、該表面拡散層の、該信号電荷の転送経路の終端部分の両側に位置するよう形成され、該水平転送部の転送経路終端部分でのポテンシャル分布を設定するポテンシャル設定拡散層とを有し、該ポテンシャル設定拡散層は、前記画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有することが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記画素部を構成する特定の拡散層は、該画素部における画素分離部を構成する画素分離拡散層であることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記ポテンシャル設定拡散層は、0.5μm以上でかつ0.8μm以下の厚さを有することが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記垂直転送部を構成する少なくとも1つの拡散層は、前記画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有することが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記画素部を構成する特定の拡散層は、該画素部における電荷読み出し部を構成する転送トランジスタの閾値を設定する閾値設定拡散層であることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置において、前記画素部を構成する特定の拡散層は、該画素部における画素分離部を構成する画素分離拡散層であることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、入射光を信号電荷に変換する複数の画素部と、該画素部から取り出された信号電荷を転送する電荷転送部とを備えた固体撮像装置を製造する方法であって、半導体基板上に所定の開口パターンを有するイオン注入マスクを形成する工程と、該イオン注入マスクを介して選択的にイオン注入を行って、該半導体基板の表面領域に、該画素部を構成する特定の拡散層と、該電荷転送部を構成する少なくとも1つの拡散層とを同時に形成する工程とを含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記固体撮像装置の製造方法において、前記イオン注入は、注入イオンをボロンイオンとし、注入エネルギーを60KeV以上かつ600KeV以下の範囲のエネルギーとし、注入量を2E11/cm以上でかつ1.4E12/cm以下の範囲の注入量として行われることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置の製造方法において、前記画素部は、2次元行列状に配列されており、それぞれ、入射光の光電変換により信号電荷を生成する光電変換部と、該光電変換部の周囲に形成され、隣接する光電変換部の間、および該光電変換部とこれに隣接する電荷転送部との間を電気的に分離する画素分離部と、該光電変換部で生成された信号電荷を、前記電荷転送部の、該画素部に対向する部分に読み出す電荷読み出し部とを含み、該電荷転送部は、該各列の画素部に沿って配列され、対応する列の画素部から取り出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、該垂直転送部の一端側に配置され、該垂直転送部から転送されてきた信号電荷を水平方向に転送する水平転送部とを有し、前記イオン注入により、該画素部と該垂直転送部との間に、該画素部から該垂直転送部に信号電荷を読み出す転送トランジスタの閾値を設定する閾値設定拡散層が形成されると同時に、該水平転送部の信号電荷の転送経路を形成する表面拡散層の両側に、該表面拡散層からの信号電荷の散逸を阻止する電荷散逸阻止層が形成されることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置の製造方法において、前記イオン注入は、注入イオンをボロンイオンとし、注入エネルギーを60KeV以上かつ100KeV以下の範囲のエネルギーとし、注入量を1.2E12/cm以上でかつ1.4E12/cm以下の範囲の注入量として行われることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置の製造方法において、前記画素部は、2次元行列状に配列されており、それぞれ、入射光の光電変換により信号電荷を生成する光電変換部と、該光電変換部の周囲に形成され、隣接する光電変換部の間、および該光電変換部とこれに隣接する電荷転送部との間を電気的に分離する画素分離部と、該光電変換部で生成された信号電荷を、前記電荷転送部の、該画素部に対向する部分に読み出す電荷読み出し部とを含み、前記電荷転送部は、該各列の画素部に沿って配列され、対応する列の画素部から取り出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、該垂直転送部の一端側に配置され、該垂直転送部から転送されてきた信号電荷を水平方向に転送する水平転送部とを有し、前記イオン注入により、隣接する画素部の間および該画素部とこれに隣接する垂直転送部の間に、これらの間を電気的に分離する画素分離拡散層が形成されるとともに、該水平転送部の信号電荷の転送経路の終端部分の両側に位置するよう、該水平転送部の転送経路終端部分でのポテンシャル分布を設定するポテンシャル設定拡散層が形成されることが好ましい。
本発明は、上記固体撮像装置の製造方法において、前記イオン注入は、注入イオンをボロンイオンとし、注入エネルギーを400KeV以上かつ600KeV以下の範囲のエネルギーとし、注入量を2E11/cm以上でかつ4E11/cm以下の範囲の注入量として行われることが好ましい。
本発明に係る電子情報機器は、被写体の撮像を行う撮像部を備えた電子情報機器であって、該撮像部は、上述した固体撮像装置であり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明に係る電子情報機器は、撮像部を備えた電子情報機器であって、該撮像部として、上述した固体撮像装置の製造方法により得られた固体撮像装置を用いたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明においては、画素部形成で使用している画素分離用および電荷転送ゲートの閾値制御用の同一拡散層とを、水平転送部の側壁電荷散逸領域および最終段絞り込み部のポテンシャル制御領域に配置することにより、画素部の形成と電荷転送部水平CCD転送部のイオン注入工程を一度に行うことを可能とし、ひいては、製造工程短縮により、製造コストを低減することができる。
また、固体撮像装置において、電荷散逸阻止拡散層は、画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有するので、電荷散逸阻止拡散層を形成するイオン注入を、画素部を構成する特定の拡散層と同時に行うことができる。これにより、電荷散逸阻止拡散層を形成するためのイオン注入時に用いるレジストマスクのレジスト開口面積を広くすることができ、レジスト開口周縁での過剰な電荷の蓄積を緩和してこの電荷蓄積による過大な電流の発生を低減することができ、レジスト膜や基板の破裂による歩留り低下を抑えることができる。
この結果、製造工程の短縮および歩留まりの向上により製造コストを低減することができる。
以上のように、本発明によれば、画素部の転送ゲート部を構成する拡散層と、電荷転送部を構成する拡散層とを同一の拡散層とすることにより、製造工程を短縮し、製造コストを低減できる。
さらに、画素部の転送ゲート部を構成する拡散層と電荷転送部を構成する拡散層とが同一であることにより、これらの拡散層を形成するためのイオン注入時のレジスト開口面積を広くすることができる。このため、レジスト上の過剰な電荷の蓄積による急激な電流を防ぐことができ、レジストの破裂による歩留り低下を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1〜図5は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を説明する図であり、図1は、この実施形態1の固体撮像装置を模式的に示す平面図である。
図2は、この実施形態1による固体撮像装置の画素部における横方向断面構造(図1のA−A線部分)(図2(a)参照)、該固体撮像装置の画素部における縦方向断面構造(図1のB−B線部分)(図2(b)参照)、および水平転送部の終端部の断面構造(図1のC−C線部分)(図2(c)参照)を示している。なお、図1中、図8と同一符号は、従来の固体撮像装置100におけるものと同一のものを示している。
この実施形態1の固体撮像装置101は、画素部を構成する転送ゲート部の拡散層(転送ゲート拡散層)12aを、その不純物拡散プロファイル及びその半導体基板1内での深さ位置が、その水平転送部110を構成する電荷散逸防止拡散層14aのものと同一になって、該両拡散層12a及び14aでイオン注入処理が共通化されるよう構成し、かつ、画素部を分離する画素分離部を構成する画素分離拡散層13bを、該水平転送部110のポテンシャル制御のためのポテンシャル設定拡散層14bのものと同一になって、該両拡散層13b及び14bでイオン注入処理が共通化されるよう構成したものである。
すなわち、本実施形態1の固体撮像装置(以下、CCDチップともいう。)101は、従来の固体撮像装置100と同様、該CCDチップを構成する半導体基板(チップ基板)1と、該半導体基板1上に形成され、入射光を光電変換して信号電荷を生成する複数の光電変換部(受光素子)PDと、該半導体基板1上に形成され、該光電変換部PDで生成された信号電荷を転送する電荷転送部と、該半導体基板1上に形成され、該電荷転送部から転送されてきた信号電荷を信号電圧に変換して出力する出力部とを有している。なお、この実施形態1の固体撮像装置101においても、半導体基板1の表面部分には、撮像領域及び水平転送部を形成するためのP型ウエルと、その周辺の出力部を形成するためのP型ウエルとが形成されているが、P型ウエルは図示していない。
ここで、光電変換部PDは、従来のCCDチップ100と同様に2次元行列状に配列されており、各光電変換部は上記半導体基板1上に形成されたフォトダイオードにより構成されている。また、該電荷転送部は、フォトダイオードPDで生成された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部(垂直CCD)120と、該垂直転送部120から転送されてきた信号電荷を水平方向に転送する水平転送部(水平CCD)110とから構成されている。また、2次元行列状に配列された複数のフォトダイオードPDと、該フォトダイオード列に対応する垂直転送部120とは、被写体の撮像を行うための撮像領域100aを構成している。
また、この実施形態1の固体撮像装置101においても、上記出力部は、上記水平転送部110の転送終端側に形成され、水平転送部110からの信号電荷を蓄積する電荷蓄積部FDと、該電荷蓄積部FDでの信号電荷の蓄積により発生した信号電圧を増幅して出力する出力アンプ130とを有している。
また、上記水平転送部110は、チップ基板1の表面部分に、水平転送方向に沿って延びるよう形成され、電荷転送経路を形成する表面拡散層14と、該表面拡散層14の両側に形成され、電荷散逸を防止する電荷散逸防止拡散層14aと、該表面拡散層14の両側に、電荷散逸防止拡散層14aの下側に位置するよう形成され、水平転送部110におけるポテンシャル分布を設定するためのポテンシャル設定拡散層(ポテンシャル制御拡散層)14bとを有している。
また、上記垂直転送部120は、チップ基板1の表面部分に、垂直転送方向に沿って延びるよう形成され、電荷転送経路を形成する拡散層12を有している。
また、各画素部を構成するフォトダイオードの拡散層11の周囲には、隣接する画素部の間を電気的に分離する表面側分離拡散層13aが形成されており、さらに、該表面側分離拡散層13aの下側には、隣接する画素部の間を電気的に分離する下側分離拡散層13bが形成されている。ここで、1つの画素部Pxは、各フォトダイオードPDと、該フォトダイオードPDから上記垂直転送部120へ信号電荷を読み出す電荷読み出し部50と、該光電変換部の周囲に形成され、隣接する光電変換部の間、および該光電変換部とこれに隣接する電荷転送部とを電気的に分離する画素分離部(拡散層13aおよび13b)とから構成されている。また、上記出力アンプ130は複数のNMOSトランジスタからなる。
ここでは、水平転送部110のポテンシャル分布設定拡散層14bおよび画素分離部の下側拡散層13bは、同一のイオン注入マスクを用いて、ボロンイオン(11)を注入して形成したものであり、このとき注入量は2E11(2×1011)/cm〜4E11(4×1011)/cmとされ、注入エネルギーは400〜600KeVとされている。なお、このときのイオン注入量は、3E11(3×1011)が望ましく、注入エネルギーは500KeVが好ましい。また、水平転送部110の下側拡散層14bおよび画素分離部の下側拡散層13bは、その上面が上記半導体基板1の表面直下から0.4〜0.6μm(好ましくは0.5μm)の深さ位置までの間に位置し、かつ、その厚さが0.5μmから0.8μm(好ましくは0.65μm)となるよう形成されている。
また、水平転送部110の電荷散逸阻止拡散層14a、および画素部の転送トランジスタの閾値を設定するための閾値設定拡散層12aは、同一のイオン注入マスクを用いて、ボロンイオン(11)を注入して形成したものであり、このとき注入量は1.2E12(1.2×1012)/cm〜1.4E12(1.4×1012)/cmとされ、注入エネルギーは60〜100KeVとされている。なお、このときのイオン注入量は、1.3E12(1.3×1012)が望ましく、注入エネルギーは80KeVが好ましい。また、水平転送部110の電荷散逸阻止拡散層14aおよび画素部の閾値設定拡散層12aは、基板表面から0.3μm〜0.5μm程度(好ましくは0.4μm)の深さ位置までに渡って形成されている。
ここで、画素部Pxにおける閾値設定拡散層12aと同じ不純物拡散プロファイルを有し、かつ同じ深さ位置に位置している拡散層は、上記水平転送部を構成する拡散層に限らず、例えば、垂直転送部を構成する拡散層であってもよく、さらに水平転送部および垂直転送部のすくなくとも一方を構成する拡散層とともに、周辺回路部の素子を構成する拡散層を含むものであってもよい。
また、画素部Pxにおける画素分離部を構成するポテンシャル設定拡散層14bと同じ不純物拡散プロファイルを有し、かつ同じ深さ位置に位置している拡散層は、上記水平転送部を構成する拡散層に限らず、例えば、垂直転送部を構成する拡散層であってもよく、さらに水平転送部および垂直転送部のすくなくとも一方を構成する拡散層とともに、周辺回路部の素子を構成する拡散層を含むものであってもよい。
なお、図2中、3は垂直転送部120の転送ゲートVg1およびVg2を構成するポリシリコン層であり、該ポリシリコン層3は基板1上にゲート酸化膜3aを介して配置されており、該ポリシリコン層3の表面は酸化膜(シリコン酸化膜)3bにより覆われている。
次に、動作について説明する。
このような構成の本実施形態1の固体撮像装置101においても、撮像動作は従来の固体撮像装置と同様に行われる。
つまり、撮像領域100aに入射した光は、各フォトダイオードPDで信号電荷に変換され、フォトダイオードPDで生成された信号電荷Sc(図1(a)中に矢印)が、対応する垂直転送部120に読み出され、該垂直転送部120では信号電荷が垂直方向に転送される。さらに垂直転送部120から水平転送部110に転送された信号電荷は、水平転送部110により水平方向に転送され、出力ゲートOgを介して電荷蓄積部FDに送られる。
この電荷蓄積部FDでの信号電荷の蓄積により発生した信号電圧Svは、出力アンプ130により増幅されて撮像信号としてCCDチップ101の外部に出力される。
次に、図3〜図4を用いて製造方法について説明する。
図3(a)、図4(a)は、図1に示す固体撮像装置の画素部の横方向断面構造(図1のA−A線部分)を工程順に示す。図3(b)、図4(b)は、図1に示す固体撮像装置の画素部の縦方向断面構造(図1のB−B線部分)を工程順に示す。さらに、図3(c)、図4(c)は、水平転送部の終端部の断面構造(図1のC−C線部分)を工程順に示している。
本実施形態1においても、半導体基板(例えば、低濃度N型シリコン基板)1上に、垂直転送部120を構成する低濃度N型拡散層12および水平転送部110を構成する低濃度N型拡散層14を形成し(図10(a)〜図10(c)参照)、その後、隣接する画素部を分離する画素分離領域としての低濃度P型拡散層13aを形成する(図11(a)〜図11(c)参照)までの工程は、従来の固体撮像装置の製造方法と同様に行う。
その後、転送ゲートの配置領域に対応する部分にレジスト開口109aを有し、かつ水平転送部110の側壁電荷散逸防止領域に対応する部分にレジスト開口109bを有するするレジスト膜109をフォトリソグラフィにより形成し、該レジスト膜109をマスクとして、ボロン・イオンを注入することにより、画素部の転送トランジスタを設定するための閾値設定拡散層12a、および水平転送部における電荷散逸を阻止する電荷散逸阻止拡散層14aを形成する。これにより転送ゲートの閾値を適切な値に制御するとともに、水平転送部110の拡散層14から電荷が散逸しないようにする。
なお、図6(b)には、電荷散逸阻止層14aおよび14bの平面パターン(イオン中注入マスクの開口パターンと同じパターン)が示されており、この図からわかるように、電荷散逸阻止拡散層14aおよび14bの一方の拡散層14bは、水平転送部120の終端部にのみ形成されている。
このときのイオン注入は、注入イオンとして11B+イオンを用い、注入エネルギー60〜100[keV]、注入量1.2E12(1.2×1012)〜1.4E12(1.4×1012)[1/cm]で行う(図3(a)、(b)、(c))。
次に、画素部間の分離を行う領域に対応する部分にレジスト開口119aを有し、かつ水平転送部110の終端部におけるポテンシャル分布を設定するための領域に対応する部分にレジスト開口119bを有するするレジスト膜119を形成し、該レジスト膜119をマスクとして、ボロン・イオンを注入することにより、画素分離部の下側拡散層13bおよび水平転送部のポテンシャル設定拡散層14bを形成する。これにより画素分離部と水平転送部の最終段絞込み領域を形成する。このポテンシャル設定拡散層14bは、水平転送部120の終端部の先細り部(絞込み部)にのみ形成されている。
このときのイオン注入は、注入イオンとして11B+イオンを用い、注入エネルギー400〜600[keV]、注入量2E11(2×1011)〜4E11(1×1011)[1/cm]で行う(図4(a)、(b)、(c))。
例えば、図5は、上記各注入条件を、従来の方法における注入条件、つまり、画素部の転送トランジスタの閾値調整拡散層の条件(イオン種:11B+、注入エネルギー:80[keV]、注入量:1.3E12/cm)と、画素分離部用条件(イオン種:11B+、注入エネルギー:500[keV]、注入量:3E11/cm)とを変更せずに行った場合の水平転送部の特性変化を示している。
この場合、水平転送部のポテンシャル(グラフLa)は、図5に示すように、従来と同等のポテンシャルプロファイル(グラフLb)が得られることを示し、水平転送部の特性に影響することはない。これにより、製造工程を削減でき、それにより製造コストを低減できる。
また、例えば、図6に示すように水平CCDの転送領域を構成する拡散層を形成する際のイオン注入面積は小さく、チップ全体の0.1%である(図6(a)参照)。これに面積の大きい画素部が配列された撮像領域における拡散層を形成するためのイオン注入面積を加えると、その面積はチップ全体の30%となる(図6(b)参照)。これらの領域に同時にイオン注入するためのレジスト膜を形成すると、そのレジスト開口面積が大きくなり、レジスト膜上での過剰な電荷の蓄積を防止し、レジストの破裂を防ぐことができる。
なお、上述したように、電荷散逸阻止層14aは、水平転送部110の終端側部分では、水平CCD拡散層14の両側に配置され、水平転送部110の終端部以外の部分では、水平CCD拡散層14の一方側にのみ形成されており、また、ポテンシャル制御拡散層14bは、水平転送部110の終端部にて、水平CCD拡散層14の両側に形成されている。図6(a)および図6(b)には、電荷散逸阻止層14aの平面パターンとポテンシャル制御拡散層14bの平面パターンとを重ね合わせたパターンが示されている。
また、図6(b)には、閾値設定拡散層12aの平面パターンと画素分離拡散層13bの平面パターンとを重ね合わせた格子状パターンが示されており、閾値設定拡散層12aの平面パターンは、画素分離拡散層13bの平面パターンである格子状パターンの縦パターンに相当している。
このように、本実施形態1では、水平転送部(水平CCD部)110を構成する側壁電荷散逸用の拡散層14aを、光電変換素子を含む画素部Pxを構成している転送ゲートの閾値設定拡散層12aと同じ不純物拡散プロファイルを有し、かつ基板内で同じ深さ位置に位置する構造とし、水平転送部の最終段のポテンシャル制御用の拡散層(ポテンシャル設定拡散層)14bを、光電変換素子を含む画素部Pxを構成している画素分離用の拡散層13bと同じ不純物拡散プロファイルを有し、かつ基板内で同じ深さ位置に位置する構造としたので、固体撮像装置において、光電変換を行う画素部の拡散層の形成と、電荷転送を行う転送部の拡散層とを共通化し、これにより製造工程を簡略化するとともに製造コストを削減することができる。
また、固体撮像装置において、電荷散逸阻止拡散層14aは、画素部を構成する特定の拡散層(閾値設定拡散層)12aと同じ不純物拡散プロファイルを有するので、電荷散逸阻止拡散層14aを形成するイオン注入を、画素部を構成する特定の拡散層と同時に行うことができる。これにより、電荷散逸阻止拡散層を形成するためのイオン注入時に用いるレジストマスクのレジスト開口面積を広くすることができ、レジスト開口周縁での過剰な電荷の蓄積を緩和してこの電荷蓄積による過大な電流の発生を低減することができ、レジスト膜や基板の破裂による歩留り低下を抑えることができる。
この結果、製造工程の短縮および歩留まりの向上により製造コストを低減することができる。
さらに、上記実施形態1では、特に説明しなかったが、上記実施形態1の固体撮像装置を撮像部に用いた、例えばデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、画像入力カメラ、スキャナ、ファクシミリ、カメラ付き携帯電話装置などの、画像入力デバイスを有した電子情報機器について以下簡単に説明する。
(実施形態2)
図7は、本発明の実施形態2として、実施形態1の固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。
図7に示す本発明の実施形態2による電子情報機器90は、本発明の上記実施形態1の固体撮像装置を、被写体の撮影を行う撮像部91として備えたものであり、このような撮像部による撮影により得られた高品位な画像データを記録用に所定の信号処理した後にデータ記録する記録メディアなどのメモリ部92と、この画像データを表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示する液晶表示装置などの表示部93と、この画像データを通信用に所定の信号処理をした後に通信処理する送受信装置などの通信部94と、この画像データを印刷(印字)して出力(プリントアウト)する画像出力部95とのうちの少なくともいずれかを有している。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、固体撮像装置およびその製造方法、並びに電子情報機器の分野において、光電変換部および電荷読み出し部を含む画素部を構成する拡散層と、該画素部から取り出された信号電荷を転送する電荷転送部を構成する拡散層とを1つのイオン注入工程により同時に形成可能としたものであり、画素部の転送ゲート部を構成する拡散層と、電荷転送部を構成する拡散層とを同一の拡散層とすることにより、製造工程を短縮し、製造コストを低減でき、製造プロセスの簡略化に有用なものである。
図1は、本発明の実施形態1による固体撮像装置を説明する図であり、この実施形態1の固体撮像装置の平面レイアウトを模式的に示している。 図2は、この実施形態1による固体撮像装置の画素部における横方向断面構造(図1のA−A線部分)、該固体撮像装置の画素部における縦方向断面構造(図1のB−B線部分)、および水平転送部の終端部の断面構造(図1のC−C線部分)を示している。 図3は、本発明の実施形態1による固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、図3(a)はその画素部の横方向断面構造(図1のA−A線部分)、図3(b)は該画素部の縦方向断面構造(図1のB−B線部分)、図3(c)は、その水平転送部の終端部の断面構造(図1のC−C線部分)を示している。 図4は、本発明の実施形態1による固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、図4(a)はその画素部の横方向断面構造(図1のA−A線部分)、図4(b)は該画素部の縦方向断面構造(図1のB−B線部分)、図4(c)は、その水平転送部の終端部の断面構造(図1のC−C線部分)を示している。 図5は、本発明の実施形態1による固体撮像装置の特性を説明する図であり、水平転送部の終端部におけるポテンシャル分布を示している。 図6は、水平転送部の電荷散逸阻止拡散層を形成する際に用いるレジスト膜の開口パターンを、本発明の実施形態1による固体撮像装置の製造方法(図(b))と従来の固体撮像装置の製造方法(図(a))とで対比して示している。 図7は、本発明の実施形態2として、実施形態1の固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。 図8は、従来の固体撮像装置を説明する図であり、該固体撮像装置の平面レイアウトを模式的に示している。 図9は、従来の固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、図9(a)はその画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)、図9(b)は該画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)、図9(c)は、その水平転送部の終端部の断面構造(図8のC−C線部分)を示している。 図10は、従来の固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、図10(a)はその画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)、図10(b)は該画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)、図10(c)は、その水平転送部の終端部の断面構造(図8のC−C線部分)を示している。 図11は、従来の固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、図11(a)はその画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)、図11(b)は該画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)、図11(c)は、その水平転送部の終端部の断面構造(図8のC−C線部分)を示している。 図12は、従来の固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、図12(a)はその画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)、図12(b)は該画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)、図12(c)は、その水平転送部の終端部の断面構造(図8のC−C線部分)を示している。 図13は、従来の固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、図13(a)はその画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)、図13(b)は該画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)、図13(c)は、その水平転送部の終端部の断面構造(図8のC−C線部分)を示している。 図14は、従来の固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、図14(a)はその画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)、図14(b)は該画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)、図14(c)は、その水平転送部の終端部の断面構造(図8のC−C線部分)を示している。 図15は、従来の固体撮像装置の製造方法を説明する図であり、図15(a)はその画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)、図15(b)は該画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)、図15(c)は、その水平転送部の終端部の断面構造(図8のC−C線部分)を示している。 図16は、従来の固体撮像装置を説明する図であり、その画素部の横方向断面構造(図8のA−A線部分)、該画素部の縦方向断面構造(図8のB−B線部分)、およびその水平転送部の終端部の断面構造(図8のC−C線部分)を示している。
符号の説明
1 半導体基板(Si基板)
2 シリコン酸化膜
3 Polyシリコン
3a ゲート酸化膜
3b 酸化膜
11 低濃度N型拡散層
12 拡散層(低濃度N型拡散層)
12a 閾定設定拡散層
13a 表面側分離拡散層
13b 下側分離拡散層
14 水平CCD拡散層(低濃度P型拡散層)
14a 電荷散逸防止拡散層
14b ポテンシャル分布設定拡散層
90 電子情報機器
91 撮像部
92 メモリ部
93 表示部
94 通信部
95 画像出力部
100a 撮像領域
101 固体撮像装置
109、119 フォトレジスト
109a、109b、119a、119b レジスト開口
110 水平転送部(水平CCD)
120 垂直転送部(垂直CCD)
130 出力アンプ
Bp、Bp2〜Bp5 ボンディングパッド
FD 電荷蓄積部
Hg1,Hg2 第1,第2の水平転送ゲート
PD 光電変換素子(受光素子)
Rg リセットゲート
RD リセットドレイン
Sc 信号電荷
Sv 信号電圧
Vg1,Vg2 第1,第2の垂直転送ゲート

Claims (22)

  1. 半導体基板上に形成され、入射光を信号電荷に変換する複数の画素部と、
    該半導体基板上に形成され、該画素部から取り出された信号電荷を転送する電荷転送部とを備え、
    該電荷転送部を構成する少なくとも1つの拡散層は、該画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有する固体撮像装置。
  2. 請求項1に記載の固体撮像装置において、
    前記電荷転送部を構成する拡散層の厚さは、前記画素部を構成する前記特定の拡散層の厚さと等しく、かつ、該電荷転送部の拡散層が前記半導体基板内で位置する深さ位置は、該画素部の特定の拡散層が該半導体基板内で位置する深さ位置と等しい固体撮像装置。
  3. 請求項2に記載の固体撮像装置において、
    前記画素部を構成する前記特定の拡散層は、その上面が前記半導体基板の表面より下側に位置するよう形成されている固体撮像装置。
  4. 請求項1に記載の固体撮像装置において、
    前記画素部は、入射光の光電変換により信号電荷を生成する光電変換部と、該光電変換部の周囲に形成され、隣接する光電変換部の間、および該光電変換部とこれに隣接する電荷転送部とを電気的に分離する画素分離部と、該光電変換部で生成された信号電荷を、前記電荷転送部の対応する部分に読み出す電荷読み出し部とを含み、
    該画素部を構成する特定の拡散層は、該画素分離部あるいは該電荷読み出し部を構成する拡散層である固体撮像装置。
  5. 請求項4に記載の固体撮像装置において、
    前記複数の画素部は、2次元行列状に配列されており、
    前記電荷転送部は、
    該各列の画素部に沿って配列され、対応する列の画素部から取り出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、
    該垂直転送部の一端側に配置され、該垂直転送部から転送されてきた信号電荷を水平方向に転送する水平転送部とを有し、
    前記画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有する、前記電荷転送部を構成する拡散層は、該水平転送部を構成する拡散層である固体撮像装置。
  6. 請求項5に記載の固体撮像装置において、
    前記水平転送部は、
    前記半導体基板の表面部分に水平方向に延びるよう形成され、前記信号電荷の転送経路を形成する表面拡散層と、
    該半導体基板の表面部分に該表面拡散層に沿って形成され、該表面拡散層からの信号電荷の散逸を阻止する電荷散逸阻止層とを有し、
    該電荷散逸阻止層は、前記画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有する固体撮像装置。
  7. 請求項6に記載の固体撮像装置において、
    前記画素部を構成する特定の拡散層は、該画素部における電荷読み出し部を構成する転送トランジスタの閾値を設定する閾値設定拡散層である固体撮像装置。
  8. 請求項6に記載の固体撮像装置において、
    前記電荷散逸阻止層は、0.3μm以上でかつ0.5μm以下の厚さを有する固体撮像装置。
  9. 請求項5に記載の固体撮像装置において、
    前記水平転送部は、
    前記半導体基板の表面部分に水平方向に延びるよう形成され、前記信号電荷の転送経路を形成する表面拡散層と、
    該半導体基板の表面部分に、該表面拡散層の、該信号電荷の転送経路の終端部分の両側に位置するよう形成され、該水平転送部の転送経路終端部分でのポテンシャル分布を設定するポテンシャル設定拡散層とを有し、
    該ポテンシャル設定拡散層は、前記画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有する固体撮像装置。
  10. 請求項9に記載の固体撮像装置において、
    前記画素部を構成する特定の拡散層は、該画素部における画素分離部を構成する画素分離拡散層である固体撮像装置。
  11. 請求項9に記載の固体撮像装置において、
    前記ポテンシャル設定拡散層は、0.5μm以上でかつ0.8μm以下の厚さを有する固体撮像装置。
  12. 請求項5に記載の固体撮像装置において、
    前記垂直転送部を構成する少なくとも1つの拡散層は、前記画素部を構成する特定の拡散層と同じ不純物拡散プロファイルを有する固体撮像装置。
  13. 請求項12に記載の固体撮像装置において、
    前記画素部を構成する特定の拡散層は、該画素部における電荷読み出し部を構成する転送トランジスタの閾値を設定する閾値設定拡散層である固体撮像装置。
  14. 請求項12に記載の固体撮像装置において、
    前記画素部を構成する特定の拡散層は、該画素部における画素分離部を構成する画素分離拡散層である固体撮像装置。
  15. 入射光を信号電荷に変換する複数の画素部と、該画素部から取り出された信号電荷を転送する電荷転送部とを備えた固体撮像装置を製造する方法であって、
    半導体基板上に所定の開口パターンを有するイオン注入マスクを形成する工程と、
    該イオン注入マスクを介して選択的にイオン注入を行って、該半導体基板の表面領域に、該画素部を構成する特定の拡散層と、該電荷転送部を構成する少なくとも1つの拡散層とを同時に形成する工程とを含む固体撮像装置の製造方法。
  16. 請求項15に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記イオン注入は、注入イオンをボロンイオンとし、注入エネルギーを60KeV以上かつ600KeV以下の範囲のエネルギーとし、注入量を2E11/cm以上でかつ1.4E12/cm以下の範囲の注入量として行われる固体撮像装置の製造方法。
  17. 請求項15に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記画素部は、2次元行列状に配列されており、それぞれ、入射光の光電変換により信号電荷を生成する光電変換部と、該光電変換部の周囲に形成され、隣接する光電変換部の間、および該光電変換部とこれに隣接する電荷転送部との間を電気的に分離する画素分離部と、該光電変換部で生成された信号電荷を、前記電荷転送部の、該画素部に対向する部分に読み出す電荷読み出し部とを含み、
    該電荷転送部は、
    該各列の画素部に沿って配列され、対応する列の画素部から取り出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、
    該垂直転送部の一端側に配置され、該垂直転送部から転送されてきた信号電荷を水平方向に転送する水平転送部とを有し、
    前記イオン注入により、該画素部と該垂直転送部との間に、該画素部から該垂直転送部に信号電荷を読み出す転送トランジスタの閾値を設定する閾値設定拡散層が形成されると同時に、該水平転送部の信号電荷の転送経路を形成する表面拡散層の両側に、該表面拡散層からの信号電荷の散逸を阻止する電荷散逸阻止層が形成される固体撮像装置の製造方法。
  18. 請求項17に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記イオン注入は、注入イオンをボロンイオンとし、注入エネルギーを60KeV以上かつ100KeV以下の範囲のエネルギーとし、注入量を1.2E12/cm以上でかつ1.4E12/cm以下の範囲の注入量として行われる固体撮像装置の製造方法。
  19. 請求項15に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記画素部は、2次元行列状に配列されており、それぞれ、入射光の光電変換により信号電荷を生成する光電変換部と、該光電変換部の周囲に形成され、隣接する光電変換部の間、および該光電変換部とこれに隣接する電荷転送部との間を電気的に分離する画素分離部と、該光電変換部で生成された信号電荷を、前記電荷転送部の、該画素部に対向する部分に読み出す電荷読み出し部とを含み、
    前記電荷転送部は、
    該各列の画素部に沿って配列され、対応する列の画素部から取り出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、
    該垂直転送部の一端側に配置され、該垂直転送部から転送されてきた信号電荷を水平方向に転送する水平転送部とを有し、
    前記イオン注入により、隣接する画素部の間および該画素部とこれに隣接する垂直転送部の間に、これらの間を電気的に分離する画素分離拡散層が形成されるとともに、該水平転送部の信号電荷の転送経路の終端部分の両側に位置するよう、該水平転送部の転送経路終端部分でのポテンシャル分布を設定するポテンシャル設定拡散層が形成される固体撮像装置の製造方法。
  20. 請求項19に記載の固体撮像装置の製造方法において、
    前記イオン注入は、注入イオンをボロンイオンとし、注入エネルギーを400KeV以上かつ600KeV以下の範囲のエネルギーとし、注入量を2E11/cm以上でかつ4E11/cm以下の範囲の注入量として行われる固体撮像装置の製造方法。
  21. 被写体の撮像を行う撮像部を備えた電子情報機器であって、
    該撮像部は、請求項1に記載の固体撮像装置である電子情報機器。
  22. 撮像部を備えた電子情報機器であって、
    該撮像部として、請求項15に記載の固体撮像装置の製造方法により得られた固体撮像装置を用いたものである電子情報機器。
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