JP4617662B2 - 換気システム及び空気調和システム - Google Patents

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Description

本発明は、換気システム、特に、屋外から屋内に空気を供給することが可能な換気システムに関する。また、本発明は、空気調和システム、特に、屋外から屋内に空気を供給する機能を有する空気調和システムに関する。
従来の屋外から屋内に空気を供給することが可能な換気システムでは、屋外から屋内に空気を供給する換気運転を行うことが可能である。また、屋外から屋内に空気を供給する機能を有する空気調和システムでは、屋外から屋内に空気を供給する換気運転を行いつつ空調運転を行うが可能である。しかし、このような換気システム及び空気調和システムでは、換気運転の際に、屋外と屋内とを接続する給気ダクトを介して、屋外の空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入することがある。
これに対して、給気ダクトの内壁を光触媒層で覆うことによって、屋外から流入する空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を光触媒層に接触させて分解除去するようにした換気機能を有する空気調和システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、この空気調和システムでは、換気運転又は換気運転を伴う空調運転を停止している際には、給気ダクト内に空気が滞留した状態になっているため、臭い成分が蓄積したり、カビや菌が増殖することがある。そして、給気ダクト内において、このような臭い成分が蓄積しカビや菌が増殖した状態で、換気運転又は換気運転を伴う空調運転を開始すると、これらの運転の開始直後に、屋外からの空気とともに給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる大量の臭い成分、カビや菌が屋内に流入し、例えば、臭いによる不快感を与えたり、人体に有害なカビや菌等が流入するという問題が生じる。
特開2000−220860号公報
本発明の課題は、屋外から屋内に空気を供給することが可能な換気システム及び屋外から屋内に空気を供給する機能を有する空気調和システムにおいて、換気運転又は空調運転の開始直後に、屋外からの空気とともに給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることにある。
請求項1に記載の換気システムは、屋外から屋内に空気を供給することが可能な換気システムであって、給気ダクトと、浄化用ダクトと、1以上の送風機とを備えている。給気ダクトは、屋外から空気を導入するための空気入口と屋内に空気を供給するための給気口とを有し、屋外と屋内とを接続している。浄化用ダクトは、給気ダクトの分岐部に接続され、給気ダクト内の空気を屋外に導出するための空気出口を有している。送風機は、給気ダクト及び浄化用ダクトの少なくとも一方に設けられている。そして、この換気システムは、給気ダクトを介して屋外から屋内に空気を供給しつつ給気ダクトから浄化用ダクトへの空気の流れを遮断する給気状態と、浄化用ダクトを介して給気ダクトから屋外に空気を導出しつつ給気ダクトから屋内への空気の流れを遮断するダクト浄化状態との切換が可能である。そして、この換気システムでは、給気状態にして給気ダクトを介して屋外から屋内に空気を供給する運転に先だって、ダクト浄化状態にして屋外から給気ダクトに導入される空気を、屋内に供給せずに、送風機を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気とともに、浄化用ダクトを介して屋外に導出するダクト浄化運転を行う。
この換気システムでは、以下のような手順により、換気運転を行うことができる。まず、ダクト浄化状態にして、送風機を運転すると、屋外から給気ダクトに導入された空気は、屋内には供給されずに浄化用ダクトを介して屋外に導出される(以下、ダクト浄化運転とする)。ここで、屋外から給気ダクト内に導入される空気とともに、送風機を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気が屋外に導出される。次に、給気状態にすると、屋外から給気ダクトに導入された空気は、給気ダクトから浄化用ダクトへの空気の流れが遮断されて、給気ダクトを介して屋内に供給される。ここで、送風機を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気は、既に屋外に導出されているため、屋内には、給気状態に切換えた後に屋外から給気ダクトに導入された空気のみが供給される。
このように、この換気システムでは、給気ダクトを介して屋外の空気を屋内に供給する換気運転を行うのに先だって、ダクト浄化運転を行うことによって、送風機を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を給気ダクト内から屋外に排出することができるため、換気運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、送風機を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
請求項2に記載の換気システムは、請求項1において、給気ダクトの空気入口から分岐部までの間には、その一部が曲げられた曲がり部が形成されている。曲がり部及びその近傍には、内部を流れる空気を浄化する光触媒を含む第1浄化層が設けられている。
この換気システムでは、給気ダクトに空気を浄化する光触媒を含む第1浄化層が設けられているため、換気運転を行う際に、給気ダクトを介して屋外から導入された空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去して、臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。また、第1浄化層は、給気ダクトの空気入口から分岐部までの間に設けられているため、ダクト浄化運転の際においても、送風機を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去するのに寄与できる。しかも、第1浄化層は、空気流とダクトの壁面との接触頻度が高い給気ダクトの曲がり部及びその近傍に設けられているため、換気運転の際及びダクト浄化運転の際のいずれにおいても、給気ダクト内を流れる空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を効率よく分解除去することができる。
請求項3に記載の換気システムは、請求項1又は2において、給気ダクトの分岐部から給気口までの間には、その内部を流れる空気を浄化する光触媒を含むフィルタ及び第2浄化層の少なくとも一方が設けられている。
この換気システムでは、給気ダクトの分岐部から給気口までの間に、空気を浄化する光触媒を含むフィルタ及び第2浄化層の少なくとも一方が設けられているため、換気運転を行う際に、給気ダクトを介して屋外から導入された空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去して、臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
請求項4に記載の換気システムは、請求項1〜3のいずれかにおいて、浄化用ダクトは、排気ダクトと、バイパスダクトとを有している。排気ダクトは、屋内から空気を排出するための排気口と空気出口とを有し、屋内と屋外とを接続している。バイパスダクトは、排気ダクトに合流する合流部を有し、分岐部に接続されている。
給気ダクトを介して屋外からの空気を屋内に供給するだけでなく、排気ダクトを介して屋内からの空気を屋外に排出することができる換気システムでは、給気ダクトと排気ダクトとを接続するバイパスダクトを設けることによって、ダクト浄化運転を行うことができるようになるため、換気運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、送風機を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
請求項5に記載の空気調和システムは、給気ダクトと、浄化用ダクトと、空気調和装置とを備えている。給気ダクトは、屋外から空気を導入するための空気入口と屋内に空気を供給するための給気口とを有し、屋外と屋内とを接続している。浄化用ダクトは、給気ダクトの分岐部に接続され、給気ダクト内の空気を屋外に導出するための空気出口を有している。空気調和装置は、給気ダクトに設けられ、屋外からの空気を吸入して冷却又は加熱することが可能である。そして、この空気調和システムは、給気ダクトを介して屋外から屋内に空気を供給しつつ給気ダクトから浄化用ダクトへの空気の流れを遮断する給気状態と、浄化用ダクトを介して給気ダクトから屋外に空気を導出しつつ給気ダクトから屋内への空気の流れを遮断するダクト浄化状態との切換が可能である。そして、この空気調和システムでは、給気状態にして給気ダクトを介して屋外から屋内に空気を供給する運転に先だって、ダクト浄化状態にして屋外から給気ダクトに導入される空気を、屋内に供給せずに、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気とともに、浄化用ダクトを介して屋外に導出するダクト浄化運転を行う。
この空気調和システムでは、以下のような手順により、換気運転を伴う空調運転を行うことができる。まず、ダクト浄化状態にして、空気調和装置を運転すると、屋外から給気ダクトに導入された空気は、屋内には供給されずに浄化用ダクトを介して屋外に導出される(以下、ダクト浄化運転とする)。ここで、屋外から給気ダクト内に導入される空気とともに、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気が屋外に導出される。次に、給気状態にすると、屋外から給気ダクトに導入された空気は、給気ダクトから浄化用ダクトへの空気の流れが遮断されて、空気調和装置において冷却又は加熱された後、給気ダクトを介して屋内に供給される。ここで、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気は、既に屋外に導出されているため、屋内には、給気状態に切換えた後に屋外から給気ダクトに導入された空気のみが供給される。
このように、この空気調和システムでは、給気ダクトを介して屋外の空気を屋内に供給する運転を行いつつ空調運転を行うのに先だって、ダクト浄化運転を行うことによって、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を給気ダクト内から屋外に排出することができるため、空調運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
請求項6に記載の空気調和システムは、請求項5において、空気調和装置は、給気ダクトの空気入口から分岐部までの間に設けられている。
この空気調和システムでは、空気調和装置が給気ダクトの空気入口から分岐部までの間に設けられているため、ダクト浄化運転の際に、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気を屋外に導出するだけでなく、空気調和装置内に滞留した空気も屋外に導出することができる。これにより、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等だけでなく、空気調和装置内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を屋外に排出することができる。
請求項7に記載の空気調和システムは、請求項5又は6において、給気ダクトの空気入口から分岐部までの間には、その一部が曲げられた曲がり部が形成されている。曲がり部及びその近傍には、内部を流れる空気を浄化する光触媒を含む第1浄化層が設けられている。
この空気調和システムでは、給気ダクトに空気を浄化する光触媒を含む第1浄化層が設けられているため、換気運転を伴う空調運転を行う際に、給気ダクトを介して屋外から導入された空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去して、臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。また、第1浄化層は、給気ダクトの空気入口から分岐部までの間に設けられているため、ダクト浄化運転の際においても、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去するのに寄与できる。しかも、第1浄化層は、空気流とダクトの壁面との接触頻度が高い給気ダクトの曲がり部及びその近傍に設けられているため、換気運転を伴う空調運転の際及びダクト浄化運転の際のいずれにおいても、給気ダクト内を流れる空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を効率よく分解除去することができる。
請求項8に記載の空気調和システムは、請求項5〜7のいずれかにおいて、給気ダクトの分岐部から給気口までの間には、その内部を流れる空気を浄化する光触媒を含むフィルタ及び第2浄化層の少なくとも一方が設けられている。
この空気調和システムでは、給気ダクトの分岐部から給気口までの間に、空気を浄化する光触媒を含むフィルタ及び第2浄化層の少なくとも一方が設けられているため、換気運転を伴う空調運転を行う際に、給気ダクトを介して屋外から導入された空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去して、臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
請求項9に記載の空気調和システムは、請求項5〜8のいずれかにおいて、浄化用ダクトは、排気ダクトと、バイパスダクトとを有している。排気ダクトは、屋内から空気を排出するための排気口と空気出口とを有し、屋内と屋外とを接続している。バイパスダクトは、排気ダクトに合流する合流部を有し、分岐部に接続されている。
給気ダクトを介して屋外からの空気を屋内に供給するだけでなく、排気ダクトを介して屋内からの空気を屋外に排出する換気運転を行うことができる空気調和システムでは、給気ダクトと排気ダクトとを接続するバイパスダクトを設けることによって、ダクト浄化運転を行うことができるようになるため、換気運転を伴う空調運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
請求項10に記載の空気調和システムは、請求項9において、給気ダクトを介して屋外から空気を吸入するとともに、排気ダクトを介して屋内から空気を吸入し、屋外からの空気と屋内からの空気とを熱交換させた後、熱交換された屋外からの空気を前記給気ダクトを介して屋内に供給するとともに熱交換された屋内からの空気を前記排気ダクトを介して屋外に導出することが可能な全熱交換装置をさらに備えている。
この空気調和システムでは、給気ダクト内を流れる空気と排気ダクト内を流れる空気とを熱交換させることが可能な全熱交換装置を備えているため、ダクト浄化運転の際に、全熱交換装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気を屋外に導出するだけでなく、全熱交換装置内に滞留した空気も屋外に導出することができる。これにより、全熱交換装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等だけでなく、全熱交換装置内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を屋外に排出することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1にかかる発明では、給気ダクトを介して屋外の空気を屋内に供給する換気運転を行うのに先だって、ダクト浄化運転を行うことによって、換気運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、送風機を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
請求項2にかかる発明では、換気運転の際及びダクト浄化運転の際のいずれにおいても、給気ダクト内を流れる空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を効率よく分解除去することができる。
請求項3にかかる発明では、給気ダクトの分岐部から給気口までの間に、空気を浄化する光触媒を含むフィルタ及び第2浄化層の少なくとも一方が設けられているため、換気運転を行う際に、給気ダクトを介して屋外から導入された空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去することができる。
請求項4にかかる発明では、給気ダクトを介して屋外からの空気を屋内に供給するだけでなく、排気ダクトを介して屋内からの空気を屋外に排出することができる換気システムにおいて、給気ダクトと排気ダクトとを接続するバイパスダクトを設けることによって、ダクト浄化運転を行うことができる。
請求項5にかかる発明では、給気ダクトを介して屋外の空気を屋内に供給する運転を行いつつ空調運転を行うのに先だって、ダクト浄化運転を行うことによって、換気運転を伴う空調運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
請求項6にかかる発明では、空気調和装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等だけでなく、空気調和装置内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を屋外に排出することができる。
請求項7にかかる発明では、換気運転を伴う空調運転の際及びダクト浄化運転の際のいずれにおいても、給気ダクト内を流れる空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を効率よく分解除去することができる。
請求項8にかかる発明では、給気ダクトの分岐部から給気口までの間に、空気を浄化する光触媒を含むフィルタ及び第2浄化層の少なくとも一方が設けられているため、換気運転を伴う空調運転を行う際に、給気ダクトを介して屋外から導入された空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去することができる。
請求項9にかかる発明では、給気ダクトを介して屋外からの空気を屋内に供給するだけでなく、排気ダクトを介して屋内からの空気を屋外に排出する換気運転を行うことができる空気調和システムにおいて、給気ダクトと排気ダクトとを接続するバイパスダクトを設けることによって、ダクト浄化運転を行うことができる。
請求項10にかかる発明では、ダクト浄化運転の際に、全熱交換装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気を屋外に導出するだけでなく、全熱交換装置内に滞留した空気も屋外に導出することができるため、全熱交換装置を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等だけでなく、全熱交換装置内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を屋外に排出することができる。
以下、本発明の換気システム及び空気調和システムの実施形態について、図面に基づいて説明する。
(1)空気調和システムの構成
図1は本発明の一実施形態にかかる空気調和システム1の外観斜視図であり、図2は本発明の第1実施形態にかかる空気調和システムの概略構成図である。空気調和システム1は、建物Hの屋内の天井に配置されており、屋内の換気を行いつつ空調運転を行うためのシステムである。空気調和システム1は、主として、給気ダクト2と、排気ダクト3と、バイパスダクト4と、全熱交換装置5と、空気調和装置6と、切換機構7とから構成されている。
<給気ダクト>
給気ダクト2は、屋外から屋内に空気を供給するために屋外と屋内とを接続するダクトの集合体であり、主として、導入ダクト21と、第1給気側接続ダクト22と、第2給気側接続ダクト23と、第3給気側接続ダクト24と、給気側分岐ユニット25と、複数(本実施形態では、3つ)の給気側分岐ダクト26とから構成されている。
導入ダクト21は、一端が屋外から空気を導入するために建物Hの壁面の開口に接続された空気入口21aとなっており、他端が全熱交換装置5の給気側入口に接続されている。そして、空気入口21aには、光触媒フィルタ21bが設けられている。この光触媒フィルタ21bには、光触媒アパタイトが担持されており、この光触媒アパタイトが担持された面が屋外側を向くように配置されている。また、光触媒アパタイトとしては、例えば、カルシウムヒドロキシアパタイトの一部のカルシウム原子をチタン原子に置換して光触媒機能を付加したアパタイトが使用することができる。
第1給気側接続ダクト22は、一端が全熱交換装置5の給気側出口に接続されており、他端が空気調和装置6のダクト側入口に接続されている。そして、第1給気側接続ダクト22には、その一部が曲げられた曲がり部22aが形成されている。この曲がり部22a及びその近傍部分の内面には、光触媒アパタイト層22bが担持されている。尚、この曲がり部22aは、例えば、透明な材料からなり、第1給気側接続ダクト22の外部に配置された紫外線ランプ等からなる光源(図示せず)によって光が照射されるようになっている。
第2給気側接続ダクト23は、一端が空気調和装置6の出口に接続されており、他端が切換機構7を構成する第1切換ダンパー71(後述)の第1ポートに接続されている。
第3給気側接続ダクト24は、一端が第1切換ダンパー71の第2ポートに接続されており、他端が給気側分岐ユニット25の第1ポートに接続されている。そして、第3給気側接続ダクト24の他端には、光触媒フィルタ24aが設けられている。この光触媒フィルタ24aには、光触媒アパタイトが担持されており、この光触媒アパタイトが担持された面が給気側分岐ユニット25の内側を向くように配置されている。
給気側分岐ユニット25は、本実施形態において、略直方体形状の中空の箱状体であり、4つのポートを有している。これらの4つのポートのうち、第1ポートには上述のように第3給気側接続ダクト24が接続されており、他の3つのポート(すなわち、第2、第3及び第4ポート)には3つの給気側分岐ダクト26(後述)が接続されている。そして、給気側分岐ユニット25の内面には、光触媒アパタイト層25bが担持されている。また、給気側分岐ユニット25の内部には、紫外線ランプ等からなる光源25cが配置されており、光触媒アパタイト層25bに光を照射できるようになっている。
3つの給気側分岐ダクト26は、それぞれ、一端が給気側分岐ユニット25の第2、第3及び第4ポートのいずれかに接続されており、他端が屋内の空気調和が行われる部屋等の開口に接続された給気口26aとなっている。
<排気ダクト>
屋内から屋外に空気を導出するために屋内と屋外とを接続するダクトの集合体であり、主として、複数(本実施形態では、3つ)の排気側分岐ダクト31と、排気側分岐ユニット32と、第1排気側接続ダクト33と、第2排気側接続ダクト34と、導出ダクト35とから構成されている。
3つの排気側分岐ダクト31は、それぞれ、一端が屋内の排気が行われる部屋等の開口に接続された排気口31aとなっており、他端が排気側分岐ユニット32(後述)の4つのポートのうち、第2、第3及び第4ポートに接続されている。
排気側分岐ユニット32は、本実施形態において、略直方体形状の中空の箱状体であり、4つのポートを有している。これらの4つのポートのうち、第1ポートには第1排気側接続ダクト33が接続されており、他の3つのポート(すなわち、第2、第3及び第4ポート)には上述のように3つの排気側分岐ダクト31が接続されている。
第1排気側接続ダクト33は、一端が排気側分岐ユニット32の第1ポートに接続されており、他端が切換機構7を構成する第2切換ダンパー72(後述)の第1ポートに接続されている。
第2排気側接続ダクト34は、一端が第2切換ダンパー72の第2ポートに接続されており、他端が全熱交換装置5の排気側入口に接続されている。
導出ダクト35は、一端が全熱交換装置5の排気側出口に接続されており、他端が屋外へ空気を導出するために建物Hの壁面の開口に接続された空気出口35aとなっている。
<バイパスダクト>
バイパスダクト4は、給気ダクト2と排気ダクト3とを接続するためのダクトである。バイパスダクト4は、一端が給気ダクト2から分岐するように接続されており、他端が排気ダクト3に合流するように接続されている。本実施形態において、バイパスダクト4の一端は、給気ダクト2を構成する第2給気側接続ダクト23と第3給気側接続ダクト24との間に設けられた第1切換ダンパー71の第3ポートを、給気ダクト2とバイパスダクト4との分岐部として接続されている。また、バイパスダクト4の他端は、排気ダクト3を構成する第1排気側接続ダクト33と第2排気側接続ダクト34との間に設けられた第2切換ダンパー72の第3ポートを、バイパスダクト4と排気ダクト3との合流部として接続されている。
<全熱交換装置>
全熱交換装置5は、給気ダクト2(具体的には、導入ダクト21)を介して屋外から空気を吸入するとともに、排気ダクト3(具体的には、第2排気側接続ダクト34)を介して屋内から空気を吸入し、屋外からの空気と屋内からの空気とを熱交換させた後、熱交換された屋外からの空気を給気ダクト2(具体的には、第1給気側接続ダクト22等)を介して屋内に供給するとともに熱交換された屋内からの空気を排気ダクト3(具体的には、導出ダクト35)を介して屋外に導出することが可能な装置である。全熱交換装置5は、主として、ケーシング5aと、熱交換器5bと、給気用送風機5cと、排気用送風機5dとから構成されている。
ケーシング5aは、導入ダクト21が接続される給気側入口と、第1給気側接続ダクト22が接続される給気用出口と、第2排気側接続ダクト34が接続される排気用入口と、導出ダクト35が接続される排気側出口とが形成されている。
給気用送風機5cは、導入ダクト21を介して屋外から空気をケーシング5a内に吸入し、第1給気側接続ダクト22に送出するための機器である。
排気用送風機5dは、第2排気側接続ダクト34を介して屋内から空気をケーシング5a内に吸入し、導出ダクト35に送出するための機器である。
熱交換器5bは、導入ダクト21を介してケーシング5a内に吸入された屋外からの空気と、第2排気側接続ダクト34を介してケーシング5a内に吸入された屋内から空気とを熱交換させることが可能な機器である。
<空気調和装置>
空気調和装置6は、給気ダクト2(具体的には、第1給気側接続ダクト22と第2給気側接続ダクト23との間)に設けられ、屋外からの空気(具体的には、導入ダクト21を介して導入され、全熱交換装置5において熱交換された後の屋外からの空気)を吸入して冷却又は加熱することが可能な装置である。空気調和装置6は、本実施形態においては、天井ダクト型の空気調和装置であり、主として、ケーシング6aと、熱交換器6bと、送風機6cとから構成されている。
ケーシング6aは、第1給気側接続ダクト22が接続される第1入口と第2給気側接続ダクト23が接続される出口と、屋内から空気を吸入するための第2入口6dとが形成されている。
送風機6cは、ケーシング6aに形成された第1入口から全熱交換装置5において熱交換された後の屋外からの空気をケーシング6a内に吸入し、第2給気側接続ダクト23に送出するための機器である。また、送風機6cは、ケーシング6aに形成された第2入口6dから屋内の空気をケーシング6a内に吸入し、屋外からの空気とともに、第2給気側接続ダクト23に送出することができるようになっている。
熱交換器6bは、熱源ユニット(図示せず)から冷媒が供給されるようになっており、送風機6cによってケーシング6a内に吸入された空気と冷媒とを熱交換させることによって、冷却又は加熱することが可能な機器である。
このように、空気調和装置6は、本実施形態において、屋外からの空気とともに第2入口6dを介して吸入された室内の空気を冷却又は加熱して第2給気側接続ダクト23に送出することが可能である。
<切換機構>
切換機構7は、給気ダクト2を介して屋外から屋内に空気を供給しつつ給気ダクト2からバイパスダクト4及び排出ダクト3への空気の流れを遮断する給気状態と、バイパスダクト4及び排出ダクト3を介して給気ダクト2から屋外に空気を導出しつつ給気ダクト2から屋内への空気の流れを遮断するダクト浄化状態との切換が可能な機構である。切換機構7は、主として、第1切換ダンパー71と第2切換ダンパー72とから構成されている。
第1切換ダンパー71は、主として、給気ダクト2の第2給気側接続ダクト23が接続される第1ポートと、給気ダクト2の第3給気側接続ダクト24が接続される第2ポートと、バイパスダクト4の一端が接続される第3ポートと、給気状態において第1ポートと第2ポートとを連通させるとともに第1ポートから第3ポートへの空気の流れを遮断し(図2の破線で示される弁体71a参照)、ダクト浄化状態において第1ポートと第3ポートとを連通させるとともに第1ポートから第2ポートへの空気の流れを遮断する(図2の実線で示される弁体71a参照)ことが可能な弁体71aとから構成されている。
第2切換ダンパー72は、主として、排気ダクト3の第1排気側接続ダクト33が接続される第1ポートと、排気ダクト3の第2排気側接続ダクト34が接続される第2ポートと、バイパスダクト4の他端が接続される第3ポートと、給気状態において第1ポートと第2ポートとを連通させるとともに第1ポートから第3ポートへの空気の流れを遮断し(図2の破線で示される弁体72a参照)、ダクト浄化状態において第1ポートと第3ポートとを連通させるとともに第1ポートから第2ポートへの空気の流れを遮断する(図2の実線で示される弁体72a参照)ことが可能な弁体72aとから構成されている。
ここで、給気状態とは、給気ダクト2を介して屋外の空気が屋内に供給される状態をいう。また、ダクト浄化状態とは、給気ダクト2を介して屋外の空気が屋内に供給されない状態にするとともに、給気ダクト2を流れる空気をバイパスダクト4及び排気ダクト3を介して屋外に導出する状態をいう。
(2)空気調和システムの動作
次に、空気調和システム1の動作について、図1及び図2を用いて説明する。
まず、空調運転の開始前は、全熱交換装置5及び空気調和装置6は停止されており、第1及び第2切換ダンパー71、72はダクト浄化状態(すなわち、第1及び第2切換ダンパー71、72の弁体71a、72aが図2の実線で示される状態)となっている。
次に、第1及び第2切換ダンパー71、72を給気状態して運転するに先立って、第1及び第2切換ダンパー71、72をダクト浄化状態にしたまま、全熱交換装置5及び空気調和装置6の運転を開始する。すると、屋外の空気(図1の矢印OA参照)は、空気入口21aを通じて給気ダクト2に導入される。このとき、屋外の空気は、光触媒フィルタ21bを通過することになるため、屋外の空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が分解除去される。ここで、光触媒フィルタ21bは、光触媒アパタイトが担持された面が屋外側を向くように配置されているため、少なくとも昼間の運転においては、屋外の空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去している。
次に、光触媒フィルタ21bを通過した屋外の空気は、全熱交換装置5の給気用送風機5cによってケーシング5a内に吸入され、熱交換器5bにおいて排気ダクト3側の空気(後述)と熱交換した後、第1給気側接続ダクト22に送出される(図2の矢印F及び矢印F参照)。
次に、第1給気側接続ダクト22に送出された屋外の空気は、曲がり部22a内を通過する際に、曲がり部22aに設けられた光触媒アパタイト層22bと接触することにより、臭い成分、カビや菌等が分解除去される(図2の矢印F及び矢印F参照)。ここで、光触媒アパタイト層22bは、紫外線ランプ等からなる光源(図示せず)によって光が照射されている。
次に、第1給気側接続ダクト22を通過した屋外の空気は、空気調和装置6の送風機6cによってケーシング6a内に吸入される。このとき、ケーシング6aに形成された第2入口2bから屋内の空気(図1の矢印RA)が同時に吸入される。そして、屋内の空気を含む屋外の空気(図1の矢印OSA参照)は、熱交換器6bにおいて冷媒と熱交換して冷却又は加熱された後、第2給気側接続ダクト23に送出される(図2の矢印F及び矢印F参照)。尚、ここでは、熱源ユニット(図示せず)から熱交換器6bに冷媒を供給して空気と冷媒との熱交換を行っているが、冷媒を供給せずに、送風機6cの運転のみを行ってもよい。
次に、第2給気側接続ダクト23に送出された空気は、第1切換ダンパー71を介して、バイパスダクト4に流入し、バイパスダクト4を通過した後、第2切換ダンパー72を介して、排気ダクト3の第2排気側接続ダクト34に流入する(図2の矢印F、矢印F、F及びF参照)。
次に、第2排気側接続ダクト34を通過した空気は、全熱交換装置5の排気用送風機5dによってケーシング5a内に吸入され、熱交換器5bにおいて給気ダクト2側の空気と熱交換した後、導出ダクト35に送出され、空気出口35aを通じて屋外に導出される(図1の矢印EA、図2の矢印F及び矢印F参照)。
このように、切換機構7を給気状態して運転するに先立って、切換機構7をダクト浄化状態にしたまま、全熱交換装置5及び空気調和装置6の運転(以下、ダクト浄化運転とする)を行うことによって、空気調和システム1の停止中に、給気ダクト2、全熱交換装置5及び空気調和装置6内に滞留していた空気を屋外に導出することができるため、給気ダクト2、全熱交換装置5及び空気調和装置6内に滞留していた空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を排出することができる。
次に、切換機構7を給気状態(すなわち、第1及び第2切換ダンパー71、72の弁体71a、72aが図2の破線で示される状態)にすると、空気調和装置6において加熱又は冷却された空気は、第1切換ダンパー71を介して、第3給気側接続ダクト24に送られ、第3給気側接続ダクト24を通過した後、給気側分岐ユニット25に流入する(図2の矢印F参照)。このとき、第3給気側接続ダクト24を通過するから給気側分岐ユニット25に流入する空気は、光触媒フィルタ24aを通過することになるため、空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が分解除去される。ここで、光触媒フィルタ24aは、光触媒アパタイトが担持された面が給気側分岐ユニット25の内側を向くように配置されているため、光源25cによって光が照射されている。
次に、給気側分岐ユニット25に流入した空気は、給気側分岐ユニット25の内面に担持された光触媒アパタイト層25bによって、さらに空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が分解除去される。ここで、光触媒アパタイト層25bは、光源25cによって光が照射されている。その後、空気は、給気側分岐ユニット25から3つの給気側分岐ダクト26に分岐して流入し、それぞれの給気口26aから屋内に供給される(図1の矢印SA、図2の矢印F10参照)。
一方、切換機構7を給気状態(すなわち、第1及び第2切換ダンパー71、72の弁体71a、72aが図2の破線で示される状態)にすると、屋内の排気口31aを通じて屋内の空気が3つの排気側分岐ダクト31に排出される(図1の矢印ERA及び図2の矢印F11参照)。
次に、3つの排気側分岐ダクト31に排出された屋内の空気は、排気側分岐ユニット32に流入して合流し、第1排気側接続ダクト33及び第2切換ダンパー72を介して第2排気側接続ダクト34に流入する(図2の矢印F12及び矢印F参照)。
次に、第2排気側接続ダクト34を通過した空気は、全熱交換装置5の排気用送風機5dによってケーシング5a内に吸入され、熱交換器5bにおいて給気ダクト2側の空気と熱交換した後、導出ダクト35に送出され、空気出口35aを通じて屋外に導出される(図1の矢印EA、図2の矢印F及び矢印F参照)。
このように、給気ダクト2を介して屋外の空気を屋内に供給するとともに、排気ダクト3を介して屋内の空気を屋外に排出する換気運転を行いつつ、空調運転を行うことができる。
(3)空気調和システムの特徴
本実施形態の空気調和システム1には、以下のような特徴がある。
(A)
本実施形態の空気調和システム1では、以下のような手順により、換気運転を伴う空調運転を行うことができる。まず、切換機構7をダクト浄化状態にして、全熱交換装置5及び空気調和装置6を運転すると、屋外から給気ダクト2に導入された空気は、屋内には供給されずにバイパスダクト4及び排気ダクト3(以下、浄化用ダクト8とする)を介して屋外に導出される(以下、ダクト浄化運転とする)。ここで、屋外から給気ダクト2内に導入される空気とともに、全熱交換装置5及び空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気が屋外に導出される。次に、切換機構7を給気状態にすると、屋外から給気ダクト2に導入された空気は、給気ダクト2から浄化用ダクト8への空気の流れが遮断されて、全熱交換装置5及び空気調和装置6において冷却又は加熱された後、給気ダクト2を介して屋内に供給される。ここで、全熱交換装置5及び空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気は、既に屋外に導出されているため、屋内には、切換機構7を給気状態に切換えた後に屋外から給気ダクトに導入された空気のみが供給される。
このように、本実施形態の空気調和システム1では、給気ダクト2を介して屋外の空気を屋内に供給する換気運転を行いつつ空調運転を行うのに先だって、ダクト浄化運転を行うことによって、全熱交換装置5及び空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を給気ダクト2内から屋外に排出することができるため、換気運転を伴う空調運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、全熱交換装置5及び空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
(B)
本実施形態の空気調和システム1では、全熱交換装置5及び空気調和装置6が給気ダクト2の空気入口21aから分岐部(具体的には、第1切換ダンパー71の第1ポート)までの間に設けられているため、ダクト浄化運転の際に、全熱交換装置5及び空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気を屋外に導出するだけでなく、全熱交換装置5及び空気調和装置6内に滞留した空気も屋外に導出することができる。これにより、全熱交換装置5及び空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等だけでなく、全熱交換装置5及び空気調和装置6内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を屋外に排出することができる。
(C)
本実施形態の空気調和システム1では、全熱交換装置5及び空気調和装置6が給気ダクト2の空気入口21aから分岐部(具体的には、第1切換ダンパー71の第1ポート)までの間に設けられているため、ダクト浄化運転の際に、全熱交換装置5及び空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気を屋外に導出するだけでなく、全熱交換装置5及び空気調和装置6内に滞留した空気も屋外に導出することができる。これにより、全熱交換装置5及び空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等だけでなく、全熱交換装置5及び空気調和装置6内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を屋外に排出することができる。
(D)
本実施形態の空気調和システム1では、給気ダクト2に光触媒アパタイト層22b(空気を浄化する光触媒を含む第1浄化層)が設けられているため、空調運転を行う際に、給気ダクト2を介して屋外から導入された空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去して、臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。また、光触媒アパタイト層22bは、給気ダクト2の空気入口21aから分岐部(具体的には、第1切換ダンパー71の第1ポート)までの間に設けられているため、ダクト浄化運転の際においても、全熱交換装置5及び空気調和装置6を停止している際に給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去するのに寄与できる。しかも、光触媒アパタイト層22bは、空気流とダクトの壁面との接触頻度が高い給気ダクト2の曲がり部22a及びその近傍に設けられているため、空調運転の際及びダクト浄化運転の際のいずれにおいても、給気ダクト2内を流れる空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を効率よく分解除去することができる。
(E)
本実施形態の空気調和システム1では、給気ダクト2の分岐部(具体的には、第1切換ダンパー71の第1ポート)から給気口26aまでの間に、光触媒フィルタ24a(空気を浄化する光触媒を含むフィルタ)及び光触媒アパタイト層25b(第2浄化層)が設けられているため、換気運転を伴う空調運転を行う際に、給気ダクト2を介して屋外から導入された空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を分解除去して、臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。尚、本実施形態においては、光触媒フィルタ24a及び光触媒アパタイト層25bの両方を設けているが、いずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
(4)変形例1
前記実施形態の空気調和システム1は、空気調和装置6が給気ダクト2の空気入口21aから分岐部(具体的には、第1切換ダンパー71の第1ポート)までの間に設けられているが、図3に示される本変形例の空気調和システム101のように、給気ダクト2の分岐部の下流側に接続された第3給気側接続ダクト24に設けられていてもよい。
この場合、ダクト浄化運転の際に、全熱交換装置5のみを運転することになるが、全熱交換装置5を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を給気ダクト2内から屋外に排出することができるため、換気運転を伴う空調運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、全熱交換装置5を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
また、このような空気調和システム101において、図4に示されるように第1切換ダンパー71を省略したり、図5に示されるように第1及び第2切換ダンパー71、72の両方を省略してもよい。この場合であっても、ダクト浄化運転の際には、屋外から給気ダクト2に導入された空気は、空気調和装置6の送風機6cが運転されないため、第3給気側接続ダクト24側には流れず、バイパスダクト4及び排気ダクト3を介して屋外に導出されることになる。一方、換気運転を伴う空調運転を行う際には、空気調和装置6の送風機6cを運転することによって、屋外から給気ダクト2に導入された空気が第3給気側接続ダクト24側に流れて、屋内に供給されることになる。つまり、この場合には、空気調和装置6の送風機6cが第1及び第2切換ダンパー71、72の代わりに、切換機構7として機能しているといえる。
(5)変形例2
前記実施形態の空気調和システム1では、空気調和装置6が給気ダクト2の空気入口21aから分岐部(具体的には、第1切換ダンパー71の第1ポート)までの間に設けられており、変形例1の空気調和システム101では、第3給気側接続ダクト24に設けられているが、図6に示される本変形例の空気調和システム201のように、空気調和装置6が3つの給気口26aに接続されていてもよい。
この場合、変形例1と同様、ダクト浄化運転の際に、全熱交換装置5のみを運転することになるが、全熱交換装置5を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を給気ダクト2内から屋外に排出することができるため、換気運転を伴う空調運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、全熱交換装置5を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
尚、本変形例の空気調和システム201においても、図4及び図5に示される変形例1の空気調和システム101と同様に、第1切換ダンパー71を省略したり、第1及び第2切換ダンパー71、72の両方を省略してもよい。この場合においても、空気調和装置206の送風機が第1及び第2切換ダンパー71、72の代わりに、切換機構7として機能することになる。
(6)変形例3
前記実施形態の空気調和システム1では、屋内の空気を屋外に排出するための排気ダクト3と、排気ダクト3から屋外に導出される屋内の空気の顕熱を利用するための全熱交換装置5を備えているが、図7に示される本変形例の空気調和システム301のように、排気ダクト3及び全熱交換装置5を有しない給気専用の空気調和システムであってもよい。
この場合、給気ダクト2の空気入口21aから分岐部(具体的には、第1切換ダンパー71の第1ポート)と屋外とを接続する浄化用ダクト8が第1切換ダンパー71のみからなる切換機構7を介して接続されることになるが、空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を給気ダクト2内から屋外に排出することができるため、換気運転を伴う空調運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、空気調和装置6を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
(7)変形例4
前記実施形態の空気調和システム1では、給気ダクト2に空気調和装置6が設けられているが、図8に示される本変形例の換気システム401のように、この空気調和装置6を有さず、排気ダクト3から屋外に導出される屋内の空気の顕熱を利用するための全熱交換装置5のみを有する換気システムであってもよい。
この場合、変形例1の空気調和装置101と同様、ダクト浄化運転の際に、全熱交換装置5のみを運転することになるが、全熱交換装置5を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を給気ダクト2内から屋外に排出することができるため、換気運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、全熱交換装置5を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
(8)変形例5
変形例4の換気システム401では、全熱交換装置5及び空気調和装置6を有しているが、図9に示される本変形例の換気システム501のように、全熱交換装置5を有しない換気システムであってもよい。
この場合、給気ダクト2の空気入口21aから分岐部(具体的には、第1切換ダンパー71の第1ポート)までの間に屋外から空気を導入するための送風機406を設けることになるが、送風機406を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等を給気ダクト2内から屋外に排出することができるため、換気運転の開始直後に、屋外からの空気とともに、送風機406を停止している際に給気ダクト2内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
(9)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
給気口や排気口の個数、分岐ユニットの有無等の具体的な構成については、前記実施形態及びその変形例に限定されない。
(B)
切換機構の具体的な構成は、前記実施形態及びその変形例のような3方弁に限定されず、例えば、2方弁を組み合わせて使用した構成であってもよい。
(C)
前記実施形態及びそのその変形例においては、光触媒として光触媒アパタイトを採用したが、これに代えて、二酸化チタン(アナターゼ型、ルチル型およびブルッカイト型など)、酸化銅、酸化亜鉛、酸化タングステン、酸化鉄、硫化カドミウム、硫化亜鉛、チタン酸ストロンチウム、フラーレン(イオン注入されたものも含まれる)、ポリパラフェニレン、ポリアニリン、ポリピリジン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポルフィリン錯体(中心金属:亜鉛、アルミニウムなど)などを採用してもよい。また、これらの光触媒と、ゼオライトや活性炭などの吸着剤とを混合した吸着剤混合型光触媒を採用してもよい。
本発明を利用すれば、屋外から屋内に空気を供給することが可能な換気システム及び屋外から屋内に空気を供給する機能を有する空気調和システムにおいて、換気運転又は空調運転の開始直後に、屋外からの空気とともに給気ダクト内に滞留した空気中に含まれる臭い成分、カビや菌等が屋内に流入しないようにすることができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和システムの外観斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例1にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例1にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例1にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例2にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例3にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例4にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例5にかかる空気調和システムの概略構成図である。
1、101、201、301、401、501 空気調和システム、換気システム
2 給気ダクト
3 排気ダクト
4 バイパスダクト
5 全熱交換装置
5c、6c、506c 送風機
6、206 空気調和装置
8 浄化用ダクト
21a 空気入口
22a 曲がり部
22b 光触媒アパタイト層(第1浄化層)
24a 光触媒フィルタ(フィルタ)
25b 光触媒アパタイト層(第2浄化層)
26a 給気口
31a 排気口
35a 空気出口

Claims (10)

  1. 屋外から屋内に空気を供給することが可能な換気システムであって、
    屋外から空気を導入するための空気入口(21a)と屋内に空気を供給するための給気口(26a)とを有し、屋外と屋内とを接続する給気ダクト(2)と、
    前記給気ダクトの分岐部に接続され、前記給気ダクト内の空気を屋外に導出するための空気出口(35a)を有する浄化用ダクト(8)と、
    前記給気ダクト及び前記浄化用ダクトの少なくとも一方に設けられた1以上の送風機(5c、6c、506)とを備え、
    前記給気ダクトを介して屋外から屋内に空気を供給しつつ前記給気ダクトから前記浄化用ダクトへの空気の流れを遮断する給気状態と、前記浄化用ダクトを介して前記給気ダクトから屋外に空気を導出しつつ前記給気ダクトから屋内への空気の流れを遮断するダクト浄化状態との切換が可能であり、
    前記給気状態にして前記給気ダクトを介して屋外から屋内に空気を供給する運転に先だって、前記ダクト浄化状態にして屋外から給気ダクトに導入される空気を、屋内に供給せずに、前記送風機を停止している際に前記給気ダクト内に滞留した空気とともに、前記浄化用ダクトを介して屋外に導出するダクト浄化運転を行う、
    換気システム(1、101、201、301、401、501)。
  2. 前記給気ダクト(2)の前記空気入口(21a)から前記分岐部までの間には、その一部が曲げられた曲がり部(22a)が形成されており、
    前記曲がり部及びその近傍には、内部を流れる空気を浄化する光触媒を含む第1浄化層(22b)が設けられている、
    請求項1に記載の換気システム(1、101、201、301、401、501)。
  3. 前記給気ダクト(2)の前記分岐部から前記給気口(26a)までの間には、その内部を流れる空気を浄化する光触媒を含むフィルタ(24a)及び第2浄化層(25b)の少なくとも一方が設けられている、請求項1又は2に記載の換気システム(1、101、201、301、401、501)。
  4. 前記浄化用ダクト(8)は、屋内から空気を排出するための排気口(31a)と前記空気出口(35a)とを有し屋内と屋外とを接続する排気ダクト(3)と、前記排気ダクトに合流する合流部を有し前記分岐部に接続されたバイパスダクト(4)とを有している、請求項1〜3のいずれかに記載の換気システム(1、101、201、401)。
  5. 屋外から屋内に空気を供給する機能を有する空気調和システムであって、
    屋外から空気を導入するための空気入口(21a)と屋内に空気を供給するための給気口(26a)とを有し、屋外と屋内とを接続する給気ダクト(2)と、
    前記給気ダクトの分岐部に接続され、前記給気ダクト内の空気を屋外に導出するための空気出口(35a)を有する浄化用ダクト(8)と、
    前記給気ダクトに設けられ、屋外からの空気を吸入して冷却又は加熱することが可能な空気調和装置(6、206)とを備え、
    前記給気ダクトを介して屋外から屋内に空気を供給しつつ前記給気ダクトから前記浄化用ダクトへの空気の流れを遮断する給気状態と、前記浄化用ダクトを介して前記給気ダクトから屋外に空気を排出しつつ前記給気ダクトから屋内への空気の流れを遮断するダクト浄化状態との切換が可能であり、
    前記給気状態にして前記給気ダクトを介して屋外から屋内に空気を供給する運転に先だって、前記ダクト浄化状態にして屋外から給気ダクトに導入される空気を、屋内に供給せずに、前記空気調和装置を停止している際に前記給気ダクト内に滞留した空気とともに、前記浄化用ダクトを介して屋外に導出するダクト浄化運転を行う、
    空気調和システム(1、101、201、301)。
  6. 前記空気調和装置(6)は、前記給気ダクト(2)の前記空気入口(21a)から前記分岐部までの間に設けられている、請求項5に記載の空気調和システム(1、301)。
  7. 前記給気ダクト(2)の前記空気入口(21a)から前記分岐部までの間には、その一部が曲げられた曲がり部(22a)が形成されており、
    前記曲がり部及びその近傍には、内部を流れる空気を浄化する光触媒を含む第1浄化層(22b)が設けられている、
    請求項5又は6に記載の空気調和システム(1、101、201、301)。
  8. 前記給気ダクト(2)の前記分岐部から前記給気口(26a)までの間には、その内部を流れる空気を浄化する光触媒を含むフィルタ(24a)及び第2浄化層(25b)の少なくとも一方が設けられている、請求項5〜7のいずれかに記載の空気調和システム(1、101、201、301)。
  9. 前記浄化用ダクト(8)は、屋内から空気を排出するための排気口(31a)と前記空気出口(35a)とを有し屋内と屋外とを接続する排気ダクト(3)と、前記排気ダクトに合流する合流部を有し前記分岐部に接続されたバイパスダクト(4)とを有している、請求項5〜8のいずれかに記載の空気調和システム(1、101、201)。
  10. 前記給気ダクト(2)を介して屋外からの空気を吸入するとともに、前記排気ダクト(3)を介して屋内から空気を吸入し、屋外からの空気と屋内からの空気とを熱交換させた後、熱交換された屋外からの空気を前記給気ダクトを介して屋内に供給するとともに熱交換された屋内からの空気を前記排気ダクトを介して屋外に導出することが可能な全熱交換装置(5)をさらに備えている、請求項9に記載の空気調和システム(1、101、201)。
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