JP2015132446A - 空調機ダクトの清掃方法、清掃システム、及び清掃用バイパスダクト - Google Patents

空調機ダクトの清掃方法、清掃システム、及び清掃用バイパスダクト Download PDF

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Abstract

【課題】排気装置を備えた排気側空調機に連通する排気ダクトと給気側空調機に連通する給気ダクトとからなる空調機ダクトを効率よく清掃するシステム及び清掃方法を提供する。
【解決手段】清掃システムは、給気ダクト4と排気ダクト5とに連通する通路を構成するバイパスダクト6と、該通路を開閉する開閉ダンパ61と、排気側空調機3に配設された集塵手段32とを備える。開閉ダンパ61で通路を開いた場合には、バイパスダクト6を介して給気ダクト4内の塵を排気側空調機3に吸引して集塵手段32に収集し、開閉ダンパ61で通路を閉じた場合には、排気ダクト5内の塵を排気装置33により排気側空調機3に吸引して集塵手段32に収集する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調機ダクトの清掃方法、清掃システム、及び空調機ダクトの清掃に用いられるバイパスダクトに関する。
従来、ダクト管内に堆積する粉塵(ダスト)を除去してダクト管内を清掃するために、集塵機の吸引作用が及ぶダクト管の内部を、清掃ブラシを用いて清掃するダクト管用粉塵清掃装置が提案されている(特許文献1)。
このような清掃装置を用いてダクト管内の清掃を行う際には、現場に集塵機を搬入して、これを清掃対象のダクトに連通させるため仮設ダクトを接続することが必要である。さらに、集塵機を設置するスペース及び集塵機用の電源を用意する必要がある。
また、清掃対象が、給気側空調機に連通する給気ダクトと、排気側空調機に連通する排気ダクトのように、互いに接続されていない別系統のダクトである場合には、給気ダクトと排気ダクトをそれぞれ個別に清掃するため、各ダクトごとに集塵機を仮設ダクトを介して接続した上で清掃作業を行わなければならない。このため、清掃作業の前後で各ダクトごとに仮設ダクトの接続と撤去を行う必要がある。
特開平11−192462号公報
本発明は、上記のように手間と費用がかかるダクト清掃の状況に鑑み、空調機ダクトを構成する給気ダクトと排気ダクトを低コストで効率よく清掃する方法と、その方法を実施するためのシステム及びその方法の実施に用いられるバイパスダクトを提供することを目的とする。
本発明は、排気装置を備えた排気側空調機に連通する排気ダクトと給気側空調機に連通する給気ダクトとからなる空調機ダクトを清掃するシステムであって、
前記給気ダクトと前記排気ダクトとに連通する通路を構成するバイパスダクトと、前記通路を開閉する開閉ダンパと、前記排気側空調機に配設された集塵手段とを備え、前記開閉ダンパで前記通路を開いた場合には、前記バイパスダクトを介して前記給気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集し、前記開閉ダンパで前記通路を閉じた場合には、前記排気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集することを特徴とする。
本発明の清掃システムでは、バイパスダクトが給気ダクトと排気ダクトとに連通する通路を構成しており、開閉ダンパで開閉される。そこで、空調機ダクトを清掃するために、例えば、給気ダクトから清掃を開始する場合には、前記通路を開閉ダンパで開いた状態にして、排気側空調機に装備又は配置された排気装置を作動させると、給気ダクト内の塵がバイパスダクトの開いた通路を通って、排気側空調機に連通した排気ダクトに吸引され、排気側空調機に配設された集塵手段に収集される。
また、排気ダクトを清掃する場合には、前記通路を開閉ダンパで閉じると、給気ダクトと排気ダクトとの間の連通が遮断された状態になるので、排気装置を作動させると、排気ダクト内の塵が排気ダクトから排気側空調機に吸引され、排気側空調機に配設された集塵手段に収集される。以上のようにして集塵手段に集められた塵は、一定量にまとめて廃棄することができる。
従って、本発明の清掃システムによれば、給気ダクトと排気ダクトとに連通する通路を構成するバイパスダクトと、前記通路を開閉する開閉ダンパと、排気側空調機に配設された集塵手段とを備えることにより、1回の清掃作業において開閉ダンパを開閉するだけで、給気ダクトと排気ダクトを効率よく清掃することができる。よって、従来のように給気ダクトと排気ダクトを個別に掃除する手間が解消される。
本発明の清掃システムにおいて、空調機ダクトの集塵手段は、排気装置よりも排気ダクトに近い位置に配設されていることが好ましい。これにより、塵の殆どが排気装置に吸入される前に集塵手段に収集されるので、塵が排気装置に付着して吸引力を低下させるのを防止することができる。
本発明の清掃システムにおいて、バイパスダクトは、給気ダクトと排気ダクトとの間に取り外し可能に結合されることが好ましい。この場合、給気ダクトと排気ダクトの清掃の終了後に、バイパスダクトを撤去することで空調機ダクトの占有スペースを減らすことができる。
本発明の空調機ダクトの清掃方法は、上記の清掃システムで実施される方法であり、給気ダクトと排気ダクトとに連通する通路を構成するバイパスダクトが予め設置されている場合と、設置されていない場合とで、方法の態様が異なる。
第一の態様は、上記の清掃システムで以前に清掃が実施されてバイパスダクトが残っている場合や、清掃以外の理由で給気ダクトと排気ダクトとの間をバイパスダクトで接続している場合の清掃方法であり、第二の態様は、清掃前に上記のバイパスダクトが存在しない場合の清掃方法である。
第一態様の清掃方法は、排気装置を備えた排気側空調機に連通する排気ダクトと給気側空調機に連通する給気ダクトとからなる空調機ダクトを清掃する方法であって、前記給気ダクトと前記排気ダクトとに連通する通路を構成するバイパスダクトと、前記通路を開閉する開閉ダンパと、前記排気側空調機に配設された集塵手段とを有する清掃システムにおいて、前記開閉ダンパで前記通路を開いたときに、前記バイパスダクトを介して前記給気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集する工程と、前記開閉ダンパで前記通路を閉じたときに、前記排気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集する工程とを行うことを特徴とする。
上記第一態様の清掃方法を実施する清掃システムでは、バイパスダクトが給気ダクトと排気ダクトとに連通する通路を構成しており、開閉ダンパで開閉される。そこで、空調機ダクトを清掃する際には、前記通路を開閉ダンパで開いた状態にして、排気側空調機に装備又は配置された排気装置を作動させると、給気ダクト内の塵がバイパスダクトの開いた通路を通って、排気側空調機に連通した排気ダクトに吸引され、排気側空調機に配設された集塵手段に収集される。
また、前記通路を開閉ダンパで閉じると、給気ダクトと排気ダクトとの間の連通が遮断された状態になる。そこで、排気装置を作動させると、排気ダクト内の塵が排気ダクトから排気側空調機に吸引され、排気側空調機に配設された集塵手段に収集される。以上のようにして集塵手段に集められた塵は、一定量にまとめて廃棄することができる。
従って、第一態様の清掃方法によれば、1回の清掃作業において開閉ダンパを開閉するだけで、給気ダクトと排気ダクトを効率よく清掃することができる。よって、従来のように給気ダクトと排気ダクトを個別に掃除する手間が解消される。
第二態様の清掃方法は、排気装置を備えた排気側空調機に連通する排気ダクトと給気側空調機に連通する給気ダクトとからなる空調機ダクトを清掃する方法であって、前記排気側空調機には、前記排気ダクトから引き込まれた塵を収集する集塵手段が配設され、前記給気ダクト及び前記排気ダクトにそれぞれ接続孔を設ける工程と、開閉ダンパで開閉される通路を構成するバイパスダクトの一端を前記給気ダクトの接続孔に、該バイパスダクトの他端を前記排気ダクトの接続孔にそれぞれ連結する工程と、前記開閉ダンパで前記通路を開いたときに、前記バイパスダクトを介して前記給気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集する工程と、前記開閉ダンパで前記通路を閉じたときに、前記排気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集する工程とを行うことを特徴とする。
上記第二態様の清掃方法によれば、バイパスダクトの一端を給気ダクトの接続孔に連結し、バイパスダクトの他端を排気ダクトの接続孔に連結することにより、バイパスダクトを介して給気ダクトと排気ダクトとが連通する。
ここで、前記開閉ダンパで前記通路を開いた場合には、給気ダクト内の塵を、前記バイパスダクトを介して排気装置により排気側空調機に吸引して集塵手段に収集する。これにより、バイパスダクトを介して給気ダクトと排気ダクトとを連通させ、既存の排気装置を利用して、給気ダクトを清掃することができる。
また、前記開閉ダンパで前記通路を閉じた場合には、排気ダクト内の塵を、前記排気装置により排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集する。このとき、給気ダクトと排気ダクトとの連通は開閉ダンパによって遮断されているので、既存の排気装置を利用して、効率よく排気ダクトを清掃することができる。
以上のように、本発明の空調機ダクトの清掃方法によれば、既存の排気装置と排気側空調機に配設された集塵手段を利用して、給気ダクトと排気ダクトを効率よく清掃する方法を実現することができる。
本発明の清掃方法において、前記集塵手段は、前記排気装置よりも前記排気ダクトに近い位置に配設されていることが好ましい。これによって、塵の殆どが排気装置に付着する前に集塵手段に収集されているので、塵が排気装置に付着し難くなり、排気装置による吸引力の低下を防止することができる。
本発明のバイパスダクトは、排気装置を備えた給気側空調機に連通する給気ダクトと排気側空調機に連通する排気ダクトとからなる空調機ダクトの清掃に用いられるダクトであって、その内部通路を開閉自在な開閉ダンパを備え、一端が前記給気ダクトに接続され、他端が前記排気ダクトに接続されるように構成したことを特徴とする。
本発明のバイパスダクトによれば、清掃の際には、バイパスダクトを給気ダクトと排気ダクトとの間に接続することにより、バイパスダクトを介して給気ダクトと排気ダクトとが連通する状態となる。ここで、開閉ダンパでバイパスダクトの内部通路を開いた場合には、給気ダクト内の塵を、バイパスダクトを介して排気装置により排気側空調機に吸引することができる。また、開閉ダンパで前記通路を閉じた場合には、排気ダクト内の塵を、前記排気装置により排気側空調機に吸引することができる。このとき、給気ダクトと排気ダクトとの連通は開閉ダンパによって遮断されているので、効率よく排気ダクトを清掃することができる。
上記のように本発明のバイパスダクトを用いて、給気ダクトと排気ダクトを連通させる通路を形成し、該通路を開閉することにより、給気ダクトと排気ダクトを効率よく清掃する方法を実現することができる。
本発明の実施形態に係る空調機ダクトの清掃システムの構成図。 給気ダクトの斜視図。 バイパスダクトを給気ダクトと排気ダクトに接続した状態を示す斜視図。 (a)は本発明の実施形態に係る空調機ダクトの清掃システムを構成するバイパスダクトの開閉ダンパを示す斜視図、(b)はバイパスダクトの接続枠体の斜視図。 図4(a)においてV−V線に沿う断面図で、(a)は開閉ダンパの開き状態、(b)は開閉ダンパの閉じ状態を示している。 本発明の実施形態に係る空調機ダクトの清掃システムを用いて給気ダクトを清掃する模式図。 本発明の実施形態に係る空調機ダクトの清掃システムを用いて排気ダクトを清掃する模式図。 本発明の実施形態に係る空調機ダクトの清掃方法のフローチャート。
〔空調機ダクトの清掃システム〕
図1に示すように、本発明の実施形態に係る空調機ダクトの清掃システム1は、排気側空調機3が備えた排気装置33を用いて、給気側空調機2に連通する給気ダクト4及び排気側空調機3に連通する排気ダクト5からなる空調機ダクト内の塵を除去する除塵手段7と、一端が給気ダクト4に設けられる接続孔41に接続され、他端が前記排気ダクト5に設けられる接続孔51に接続されるバイパスダクト6と、バイパスダクト6内の通路(後述するダンパ通路61b)を開閉自在な開閉ダンパ61と、排気側空調機3に配設される集塵フィルタ32とを備える。
給気側空調機2は、室外の空気を室内に供給するための給気口21と、給気ダクト4の一端の開口と連結するための開口22とを備える。
排気側空調機3は、室内の空気を室外に排出するための排気口31と、塵を収集する集塵フィルタ32と、室内の空気を排気口31に運ぶための排気装置33と、排気ダクト5の一端の開口と連結するための開口34とを備える。排気装置33は、排気口31に接近して配設され、集塵フィルタ32は、排気装置33と排気側空調機3の開口34との間に、従って排気装置33よりも排気ダクト5に近い位置に配置されている。
或いは、集塵フィルタ32を排気口31に接近して配置し、集塵フィルタ32と排気側空調機3の開口34との間に排気装置33を配置してもよい。ただし、この場合、塵は集塵フィルタ32に収集される前に、一部が排気装置33に付着して集塵フィルタ32に到達しない恐れがある。
図2に示すように、給気ダクト4は、給気通路43を構成する断面矩形の筒状部材で形成されているが、円筒状又は多角形断面の筒状部材で形成されてもよい。給気ダクト4の一端の開口は、給気側空調機2の開口22と接続されている。給気ダクト4の一側壁には、給気ダクト4の一端の開口に近接する位置で、後述するバイパスダクト6の一端を接続するための矩形の接続孔41が設けられている。給気ダクト4の接続孔41の周囲には、ねじ止めするための貫通孔42が形成されている。
図3に示すように、排気ダクト5は、排気通路52を構成する断面矩形の筒状部材で形成されているが、円筒状又は多角形断面の筒状部材で形成されてもよい。排気ダクト5の一端の開口が排気側空調機3の開口34と接続されている。排気ダクト5の一側壁には、排気ダクト5の一端の開口に接近する位置で、後述するバイパスダクト6の他端を接続するための矩形の接続孔51が設けられている。排気ダクト5の接続孔51の周囲には、上記給気ダクト4と同様に、ねじ止めするための貫通孔(図示省略)が形成されている。排気ダクト5の接続孔51(図1参照)は、給気ダクト4の接続孔41と対向するように形成されている。
バイパスダクト6は、図4(a)(b)に示すように、開閉ダンパ61を備えたダクト本体と、該本体の両開口端に取り付けられる2つの接続枠体62とで構成される。
ダクト本体は、図3に示すように、一方の開口端が接続枠体62を介して給気ダクト4の接続孔41の周縁部に連結され、他方の開口端が別の接続枠体62を介して排気ダクト5の接続孔51の周縁部に連結される。これらの連結には、ねじ穴を設けてねじ止めするボルトが用いられる。これによれば、ダクトの清掃が完了したときに、ねじ止めを解除することでバイパスダクトを取り外すことができる、なお、バイパスダクトを取り外す必要がない場合には、金属製ダクトの溶接やリベットによってバイパスダクトを固定的に結合するようにしてもよい。
開閉ダンパ61は、一定の厚みを有する矩形の枠型のケーシング61aと、その内部空間で形成される開閉ダンパ通路61bと、作業者等の操作によって開閉ダンパ通路61bを開いた状態(図5(a))と閉じた状態(図5(b))とを切り替えるハンドル61cと、ケーシング61aの両端に設けられ、その周壁よりも外側に拡張した外枠部61dと、ケーシング61a内に軸61hを支点として回転自在に支持され、開閉ダンパ通路61bの開閉を行う羽根61eと、ハンドル61cの操作により羽根61eを回動させる伝達機構61fとを備える。外枠部61dには、ねじ止めするための貫通孔61gが複数形成されている。
接続枠体62は、所定の厚みを有する矩形の枠部材62aと、枠部材62aの内部開口62bと、枠部材62aの両端に設けられ、枠部材62aの周壁よりも外側に拡張した外枠部62cとからなる。外枠部62cには、ねじ止めするための貫通孔62dが複数形成されている。
図5(a)及び図5(b)に示すように、羽根61eは、ケーシング61aに支持された軸61hの周りに回転自在に取り付けられている。伝達機構61fは、ハンドル61cから筐体部61n内に延びて、筐体部61n内に設けた軸受61pに先端が回転自在に支持されたハンドル軸61iと、ハンドル軸61iの中間部に一体的に設けたウォーム61jと、ウォーム61jに歯合して回転する扇形歯車61kと、該扇形歯車61kの回転運動を羽根61eに伝達するリンク部材61mとで構成されている。この伝達機構61fは、ケーシング61aの周壁に設けられる筐体部61nに収容されている。
以上のように構成された開閉ダンパ61によれば、ハンドル61cを把持して回転させると、ウォーム61jの回転が歯車61kで減速され、リンク部材61mを介して羽根61eを回動させる。これにより、羽根61eを、開閉ダンパ通路61bを開いた位置(図5(a))と閉じた位置(図5(b))のいずれにも設定することができる。
本実施形態では、上記の給気ダクト4と排気ダクト5とは、バイパスダクト6を介して連結されている。開閉ダンパ61がダンパ通路61bを開いた場合には、バイパスダクト6の内部通路を介して給気通路43と排気通路52とが連通する。一方、開閉ダンパ61がダンパ通路61bを閉じた場合には、給気通路43と排気通路52との連通が遮断される。
除塵手段7は、給気ダクト4の給気通路43及び排気ダクト5の排気通路52に挿通可能で、給気通路43及び排気通路52に沿って移動しながら、給気ダクト4及び排気ダクト5内の塵を除去することができるものである。除塵手段7が、周知のブラシ方式、乱打方式、ハタキ方式、もしくは噴射方式のもの等によって実現されている。
また、本実施形態の空調機ダクトにおいては、図1,図6及び図7に示すように、給気ダクト4は、接続孔41より給気側空調機側(左側)に設けられ、給気通路43を開いた状態と閉じた状態との切り替えを行う第1の開閉ダンパ44と、接続孔41より給気側空調機側の反対側(右側)に設けられ、給気通路43を開いた状態と閉じた状態との切り替えを行う第2の開閉ダンパ45とを備える。
この2つ開閉ダンパ44及び45は、従来、集塵機及び仮設ダクトを用いて給気ダクト4の全体を清掃するために配設されている。詳細には、仮設ダクトを給気ダクト4の第1の開閉ダンパ44と第2の開閉ダンパ45との間に連結した状態で、第1の開閉ダンパ44で給気通路43の一部を開く一方、第2の開閉ダンパ45で給気通路43の一部を閉じ、第2の開閉ダンパ45よりも給気側空調機側の給気ダクト4を清掃する。次に、第1の開閉ダンパ44で給気通路43の一部を閉じる一方、第2の開閉ダンパ45で給気通路43の一部を開き、第1の開閉ダンパ44よりも給気側空調機側と反対側の給気ダクト4を清掃する。
また、排気ダクト5は、接続孔51より排気側空調機側(左側)に設けられ、排気通路52を開いた状態と閉じた状態との切り替えを行う第3の開閉ダンパ53と、接続孔51より排気側空調機側の反対側(右側)に設けられ、排気通路52を開いた状態と閉じた状態との切り替えを行う第4の開閉ダンパ54とを備える。
この2つの開閉ダンパ53及び54も、従来、集塵機及び仮設ダクトを用いて排気ダクト5の全体を清掃するために、排気ダクト5に配設されている。詳細には、仮設ダクトを排気ダクト5の第3の開閉ダンパ53と第4の開閉ダンパ54との間に連結した状態で、第3の開閉ダンパ53で排気通路52の一部を開くとともに、第4の開閉ダンパ54で排気通路52の一部を閉じ、第4の開閉ダンパ54よりも排気側空調機側の排気ダクト5を清掃する。次に、第3の開閉ダンパ53で排気通路52の一部を閉じるとともに、第4の開閉ダンパ54で排気通路52の一部を開き、第3の開閉ダンパ53よりも排気側空調機側と反対する側の排気ダクト5を清掃する。
上記第1の開閉ダンパ44、第2の開閉ダンパ45、第3の開閉ダンパ53及び第4の開閉ダンパ54は、開閉ダンパ61と同じように開閉自在に構成されている。
給気ダクト4を清掃するとき、第1の開閉ダンパ44と第4の開閉ダンパ54でそれぞれ給気通路43と排気通路52の一部を閉じるとともに、第2の開閉ダンパ45、第3の開閉ダンパ53及び開閉ダンパ61でそれぞれ給気通路43と排気通路52との一部及びダンパ通路61bを開いて、排気装置33を作動させながら、除塵手段7を給気ダクト4の他端の開口から給気通路43に挿入して給気ダクト4内の塵を除去する。
除去された塵は、図6において矢印8で示されるように、給気ダクト4からバイパスダクト6の開閉ダンパ通路61bと接続枠体62の開口62b、及び排気通路52の接続孔51より左側の部分を経由して、排気側空調機3に吸引され、集塵フィルタ32に収集される。
また、排気ダクト5を清掃するとき、開閉ダンパ61がダンパ通路61bを閉じるとともに、第3の開閉ダンパ53と第4の開閉ダンパ54が排気通路52を開いて、既存の電源が排気装置33に駆動力を供給した状態では、除塵手段7を排気ダクト5の他端の開口から排気通路52に挿入して排気通路52に沿って移動しながら排気ダクト5内の塵を除去する。このとき、バイパスダクト6の通路は閉じているので、除去された塵は、図7において矢印9で示されるように、そのまま排気通路52から排気側空調機3に吸引され、集塵フィルタ32に収集される。
上記のように、バイパスダクト6を介して給気ダクト4と排気ダクト5とを連結して既存の排気装置33を利用することで、従来の仮設ダクト及び集塵機を用意する必要なく、給気ダクト4及び排気ダクト5を清掃することができる。
上記のように給気ダクト4と排気ダクト5とを清掃した後、開閉ダンパ61がダンパ通路61bを閉じるとともに、第1の開閉ダンパ44、第2の開閉ダンパ45、第3の開閉ダンパ53及び第4の開閉ダンパ54がそれぞれ給気通路43及び排気通路52を開くことで、給気通路43と排気通路52との連通が遮断される。このため、バイパスダクト6を取り外さなくても、空調機の通常稼働が可能となる。また、バイパスダクト6を取り外して、給気ダクト4の接続孔41と排気ダクトの接続孔51とにそれぞれ蓋をしてもよい。
また、第1の開閉ダンパ44、第2の開閉ダンパ45、第3の開閉ダンパ53、及び第4の開閉ダンパ54の代わりに、給気ダクト4と排気ダクト5との内周の断面を一時的に閉塞することができる遮蔽板のような部材を必要に応じて設けてもよい。その場合には、除塵手段7で給気ダクト4及び排気ダクト5内の塵を除去する作業が容易になる。
〔空調機ダクトの清掃方法〕
図8に示すように、本発明の実施形態に係る空調機ダクトの清掃方法は、給気側空調機2に連通する給気ダクト4及び排気側空調機3に連通する排気ダクト5にそれぞれ接続孔41,51を設ける工程ST1と、バイパスダクト6の一端を給気ダクト4の接続孔41に連結し、バイパスダクト6の他端を排気ダクト5の接続孔51に連結する工程ST2と、開閉ダンパ61を開いた状態で、給気ダクト4内の塵を除塵手段7により除去し、該塵を、バイパスダクト6を介して排気装置33により排気側空調機3に吸引して排気側空調機3に配設された集塵フィルタ32に収集する工程ST3と、開閉ダンパ61を閉じた状態で、排気ダクト5内の塵を除塵手段7により除去し、該塵を、排気装置33により排気側空調機3に吸引して集塵フィルタ32に収集する工程ST4とを備える。
詳細には、先ず、工程ST1においては、給気ダクト4の一端の開口に近接する位置であって、給気ダクト4の一側壁には、バイバスダクト6の一端に相当する接続枠体62と連結する接続孔41を設けるとともに、排気ダクト5の一端の開口に近接する位置であって、接続孔41が設けられる給気ダクト4の一側壁と対向する排気ダクト5の一側壁には、バイバスダクト6の他端に相当する別の接続枠体62と連結する接続孔51を設ける。
次に、工程ST2においては、バイパスダクト6の一端に相当する接続枠体62を給気ダクト4の接続孔41に連結し、バイパスダクト6の他端に相当する別の接続枠体62を排気ダクト5の接続孔51に連結する。これによって、給気ダクト4と排気ダクト5とは、バイパスダクト6を介して連結されている。
次に、工程ST3においては、開閉ダンパ61を開いた状態で、除塵手段7を給気ダクト4の他端の開口から給気通路43に挿入して、給気通路43に沿って移動しながら給気ダクト4内の塵を除去し、除去された給気ダクト4の塵を、排気装置33によりバイパスダクト6(開閉ダンパ通路61bと接続枠体62の開口62b)及び一部(接続孔51の左側)の排気通路52を経由して排気側空調機3に吸引して、集塵フィルタ32に収集する。
最後に、工程ST4においては、開閉ダンパ61を閉じた状態で、除塵手段7を排気ダクト5の他端の開口から排気通路52に挿入して、排気通路52に沿って移動しながら排気ダクト5内の塵を除去し、除去された排気ダクト5の塵を、排気装置33によりバイパスダクト6を経由せず排気側空調機3に吸引して、集塵フィルタ32に収集する。
なお、工程ST3と工程ST4との順番を入れ替えてもよい。
このように、工程ST1〜ST4を実行することによって、バイパスダクト6を介して給気ダクト4と排気ダクト5とを連結して既存の排気装置33を活用することで、集塵機を設置することなく、給気ダクト4及び排気ダクト5を清掃することができる。
また、給気ダクト4と排気ダクト5とは、予めバイパスダクト6を介して連結された場合に、即ち工程ST1及び工程ST2は、既に実行された場合に、工程ST3及び工程ST4のみを実行しても、バイパスダクト6を介して給気ダクト4と排気ダクト5とを連結して既存の排気装置33を活用することで、集塵機を設置することなく、給気ダクト4及び排気ダクト5を清掃することができる。
1…空調機ダクトの清掃システム、2…給気側空調機、3…排気側空調機、4…給気側ダクト、5…排気側ダクト、6…バイパスダクト、7…除塵手段、8…給気ダクトの集塵ルート、9…排気ダクトの集塵ルート、32…集塵フィルタ(集塵手段)、33…排気装置、41…接続孔、42…貫通孔、43…給気通路、44…第1の開閉ダンパ、45…第2の開閉ダンパ、51…接続孔、52…排気通路、53…第3の開閉ダンパ、54…第4の開閉ダンパ、61…開閉ダンパ、61a…ケーシング、61b…開閉ダンパ通路(通路)、61c…ハンドル、61d…外枠部、61e…羽根、61f…伝達機構、61g…貫通孔、62…接続枠体、62a…枠部材、62b…開口、62c…外枠部、62d…貫通孔。

Claims (7)

  1. 排気装置を備えた排気側空調機に連通する排気ダクトと給気側空調機に連通する給気ダクトとからなる空調機ダクトを清掃するシステムであって、
    前記給気ダクトと前記排気ダクトとに連通する通路を構成するバイパスダクトと、
    前記通路を開閉する開閉ダンパと、
    前記排気側空調機に配設された集塵手段とを備え、
    前記開閉ダンパで前記通路を開いた場合には、前記バイパスダクトを介して前記給気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集し、
    前記開閉ダンパで前記通路を閉じた場合には、前記排気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集することを特徴とする空調機ダクトの清掃システム。
  2. 前記集塵手段は、前記排気装置よりも前記排気ダクトに近い位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の空調機ダクトの清掃システム。
  3. 前記バイパスダクトは、前記給気ダクトと前記排気ダクトとの間に取り外し可能に結合されることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調機ダクトの清掃システム。
  4. 排気装置を備えた排気側空調機に連通する排気ダクトと給気側空調機に連通する給気ダクトとからなる空調機ダクトを清掃する方法であって、
    前記給気ダクトと前記排気ダクトとに連通する通路を構成するバイパスダクトと、前記通路を開閉する開閉ダンパと、前記排気側空調機に配設された集塵手段とを有する清掃システムにおいて、
    前記開閉ダンパで前記通路を開いたときに、前記バイパスダクトを介して前記給気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集する工程と、
    前記開閉ダンパで前記通路を閉じたときに、前記排気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集する工程とを行うことを特徴とする空調機ダクトの清掃方法。
  5. 排気装置を備えた排気側空調機に連通する排気ダクトと給気側空調機に連通する給気ダクトとからなる空調機ダクトを清掃する方法であって、
    前記排気側空調機には、前記排気ダクトから引き込まれた塵を収集する集塵手段が配設され、
    前記給気ダクト及び前記排気ダクトにそれぞれ接続孔を設ける工程と、
    開閉ダンパで開閉される通路を構成するバイパスダクトの一端を前記給気ダクトの接続孔に、該バイパスダクトの他端を前記排気ダクトの接続孔にそれぞれ連結する工程と、
    前記開閉ダンパで前記通路を開いたときに、前記バイパスダクトを介して前記給気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集する工程と、
    前記開閉ダンパで前記通路を閉じたときに、前記排気ダクト内の塵を前記排気装置により前記排気側空調機に吸引して前記集塵手段に収集する工程とを行うことを特徴とする空調機ダクトの清掃方法。
  6. 前記集塵手段は、前記排気装置よりも前記排気ダクトに近い位置に配設されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の空調機ダクトの清掃方法。
  7. 排気装置を備えた給気側空調機に連通する給気ダクトと排気側空調機に連通する排気ダクトとからなる空調機ダクトの清掃に用いられるダクトであって、
    その内部通路を開閉自在な開閉ダンパを備え、一端が前記給気ダクトに接続され、他端が前記排気ダクトに接続されるように構成したことを特徴とするバイパスダクト。
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