JP4616542B2 - 軟膏適用部材及びそれを用いた軟膏貼付剤 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は軟膏を効果的に投与できる軟膏適用部材及びそれを用いた軟膏貼付剤に関する。
【0002】
【背景技術】
軟膏は皮膚形状や損傷の程度にあわせて適宜薬剤を塗布できるため、薬剤を皮膚から投与する方法として広く用いられている。しかしながら、軟膏はその展延性のために、衣類等と接触した場合に適用部位以外に転着することにより、薬効が低下したり、2次的な副作用が生じるといった問題がある。
【0003】
このような問題点を解決する試みとして、あらかじめ、軟膏を支持体に塗布した軟膏貼付剤が提案されている(特開平4−257516号公報、特開平7−97315号公報、特開平8−291054号公報、実用新案登録第3066506号公報)。上記文献に開示されている方法により、軟膏の適用部位以外への転着は抑制できる。しかし、皮膚への適用時の違和感、軟膏成分の支持体への移行による軟膏貼付剤の機械強度の低下、または薬物の放出性の低下という問題が残り、いまだ満足できるものが得られていない。
【0004】
本発明の目的は、軟膏の皮膚への投与において、軟膏の適用部位以外への転着及び薬物の放出性低下を抑制するとともに、皮膚適用時に違和感のない軟膏適用部材、あるいはそれを用いた軟膏貼付剤を提供することにある。
本発明者らは、このような目的を達成するために鋭意研究した結果本発明に到達した。
【0005】
【発明の開示】
すなわち本発明の第一の態様は、支持体、軟膏及び必要に応じてセパレーターからなる軟膏貼付剤であって、該支持体が酢酸ビニルを0〜90wt%(但し、0wt%を除く)、アルキル基の平均炭素数が4以上14以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを10〜97wt%、及び(メタ)アクリル酸を0〜15wt%の割合で共重合して得られた酢酸ビニル系アクリル酸系共重合物からなり、該共重合物が架橋されており、該支持体の片面に、該軟膏が1cm2あたり0.1mg〜200mg塗布され、該支持体の厚みが1μm〜2000μm、50%モジュラスが5g/cm〜600g/cmでかつ透湿度が600g/m 2 /24hr以上である軟膏貼付剤である。
さらに本発明の第二の態様は、支持体と、その片面に設けられた部分的に皮膚との接着性を得るための接着層からなる軟膏適用部材において、該支持体が酢酸ビニルを0〜90wt%(但し、0wt%を除く)、アルキル基の平均炭素数が4以上14以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを10〜97wt%、及び(メタ)アクリル酸を0〜15wt%の割合で共重合して得られた酢酸ビニル系アクリル酸系共重合物からなり、該共重合物が架橋されており、該支持体の厚みが1μm〜2000μm、50%モジュラスが5g/cm〜600g/cmでかつ透湿度が600g/m 2 /24hr以上である軟膏適用部材である。
【0006】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の第一の態様において、軟膏は、支持体1cm2あたり0.1mg〜200mg(0.1mg/cm2〜200mg/cm2)塗布することができる。さらに、該軟膏は該支持体1cm2あたり0.5mg〜100mg(0.5mg/cm2〜100mg/cm2)塗布するのが好ましい。
該軟膏の量が0.1mg/cm2未満では、該軟膏を該支持体面に均一に塗布することが困難となり、軟膏貼付剤の特徴である定量投与の特性が損なわれる。また、該軟膏の量が100mg/cm2を超えると圧力などの外力により、軟膏が支持体からはみだし、適用部位以外へ転着しやすくなり好ましくない。
本発明において、支持体は、厚みが1μm〜2000μmでかつ50%モジュラスが5g/cm〜600g/cmであることが重要である。好ましくは該支持体の厚みが5μm〜1000μmでかつ50%モジュラスが10g/cm〜500g/cmであることが重要である。
該支持体の厚みが1μm未満では肘、膝等の関節部に適用した場合に、擦れにより支持体が破損し、軟膏が他に転着が発生しやすくなる。該支持体の厚みが2000μmを超えると、皮膚適用時に違和感が発生しやすくなり、また関節部位に適用した際に擦れにより剥がれやすくなる。
【0007】
また、該支持体の50%モジュラスが5g/cm未満では、特に動きの激しい関節等に適用した場合に支持体が裂けたり、破れやすくなるので好ましくない。一方、該支持体の50%モジュラスが600g/cmを超えると、突っ張り感をおぼえ、違和感を感じやすくなる。
さらに本発明においては、軟膏が支持体に0.1mg/cm2〜200mg/cm2で塗布され、該支持体の厚みが1μm〜2000μmでかつ50%モジュラスが5g/cm〜600g/cmであることが重要である。この条件を満たすことにより、支持体、軟膏及び必要に応じてセパレーターからなる軟膏貼付剤、すなわち軟膏の適用部位以外への転着を抑制すると同時に皮膚適用時に違和感のない軟膏貼付剤を作成することができる。
本発明の軟膏貼付剤は、軟膏塗布面と皮膚との間に、一般に中間層と称されるような「何らの層(以下、中間層ということがある)」を有さないため、直接軟膏が皮膚に適用され、薬物放出性の低下が抑制できる。さらに、該中間層を有する貼付剤と比べて、軟膏や軟膏中の薬剤が、該中間層に吸収、または付着することによるロスを防ぐことができる。また、該中間層を用いないことで、皮膚との密着性が向上する。
【0008】
本発明の支持体は、肘、膝などの関節部に適用した際の支持体同士の密着を防ぐために、支持体同士の自己接着力が150g/12mm以下であることが好ましく、特に100g/12mm以下が好ましい。
また本発明の支持体は、日常生活での皮膚の伸びに相当する10%伸長時における支持体の伸長回復率が50%以上であることが好ましい。特に70%以上であることが好ましい。該伸長回復率が低いと、皮膚適用後の外観が損なわれるからである。
さらに本発明の支持体は、透湿度が600g/m 2 /24hr以上である。該透湿度が100g/m2/24hr未満では、蒸れによる皮膚の掻痒感や湿疹、皮膚炎などが発生しやすくなる。
【0009】
本発明における支持体は、上述した特性を有し、軟膏が塗布面の反対側へ裏抜けしないものであれば材質や形状等に制限なく使用できる。このような支持体としては例えば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタン、セルロース、架橋酢酸ビニル系アクリル酸系共重合物などからなるフィルム、織物、編物、不織布及び紙などが挙げられる。中でも、簡便に軟膏の裏抜けを抑制する点から、フィルム状物が好ましい。また該フィルム状物は、緻密膜、微多孔膜、独立気泡の多孔膜などいずれの形態でもよい。
【0010】
本発明における支持体として、該フィルム状物に織物、編物、不織布及び紙等の布帛を積層したものを用いることができる。該布帛はその50%モジュラス(伸縮性)が5g/cm〜600g/cmであれば使用することができる。例えば、かかる布帛としては目付け5〜300g/m2でかつ繊維径0.5〜10μmの、織物、編物、不織布及び紙等からなるものが挙げられる。
該布帛は、軟膏貼付剤に腰を与える目的や肌触りを向上させる目的で使用する場合、軟膏、フィルム状物、つづいて布帛の順で積層することが好ましい。また、該布帛を塗布軟膏の均一性を向上させる目的で使用する場合は、軟膏、布帛、つづいてフィルム状物の順で積層することが好ましい。
また、該フィルム状物と該布帛とは、両者の間に粘着剤層を介在させる、加熱圧着する、あるいは該布帛上に該フィルム状物を塗工する等の方法により積層することができる。
【0011】
本発明の支持体は、酢酸ビニルを0〜90wt%(但し、0wt%を除く)、アルキル基の平均炭素数が4以上14以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを10〜97wt%、及び(メタ)アクリル酸を0〜15wt%の割合で共重合して得られた酢酸ビニル系アクリル酸系共重合物からなり、該共重合物が架橋されている。
該共重合物に架橋を施し、支持体同士の自己接着性を150g/12mm以下とすることにより、肘、膝などの関節部に適用した場合でも、支持体同士の密着による軟膏面の皮膚からの剥がれを抑制することができる。
該共重合物を架橋する方法としては、紫外線やγ線などにより架橋する方法、あるいは無水ケイ酸、多官能性ビニルモノマー、ジグリシジルエーテル、ポリイソシアネート化合物、有機金属塩、または金属キレート化合物等の架橋剤を添加して架橋する方法等を用いることができる。
【0012】
本発明の軟膏貼付剤を皮膚に適用する際の、皺の発生を抑える目的で、該支持体の軟膏塗布面とは反対側の面に、剥離性の裏打ち材を設置することができる。該裏打ち材と該支持体との剥離力は50g/cm以下にすることが好ましい。該裏打ち材は、上記剥離力(50g/cm以下)を満たすものであれば形状、材質等は特に限定されない。好ましい該裏打ち材の例としては、厚みが10〜100μmのポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、セルロース、またはポリエチレン酢酸ビニル等からなる離型フィルム、離型紙;目付けが5〜300g/m2のポリエステル、ナイロン、ウレタン、またはセルロース等からなる布帛、織物、編物、不織布等が挙げられる。
また、該裏打ち材は、支持体と一体で積層してあり、同じ面積に裁断してもよいが、支持体より大きくても、あるいは支持体の一部のみに設置されても良い。
本発明において、支持体が柔軟であり軟膏成分非移行性であることが重要である。なぜなら、軟膏成分が該支持体に移行して該軟膏成分が該支持体に対して可塑剤として働くと、該支持体の機械特性の低下、薬物放出性の低下による薬効の低下をまねく可能性があるからである。
【0013】
本発明において、支持体が軟膏成分非移行性であるとは、軟膏成分の支持体に対する親和性が小さいということを意味する。親和性は化学構造、官能基、水素結合性、ガラス転移温度等種々の要因により決まるため単一のパラメーターでは表現することが困難である。該親和性を示す1つの指標として、溶解性パラメーターを用いた場合は、軟膏成分の溶解性パラメーターと、支持体の溶解性パラメーターとの差が、好ましくは1.0以上、特に好ましくは2.0以上となる組み合わせを使用することにより軟膏成分の支持体への非移行性を達成できる。
本発明の貼付剤を、肘、膝等の関節部位に適用した場合、軟膏貼付剤が最初に適用した部位に固定され、ずれないようにする目的で、支持体の軟膏塗布面側に部分的に皮膚との接着性を得るための接着層が設けられていることが好ましい。該接着層を設置する方法として、軟膏貼付剤の周辺全体に設置する、間欠的に周辺に設置する、軟膏貼付剤が四角形の場合その向かい合う二辺に設置する、あるいはストライプ状や格子状に設置する等が挙げられる。
該接着層の大きさは、軟膏貼付剤の形状や大きさによって適宜決めることができる。皮膚への接着性を維持しかつ効果的に軟膏を投与するために、該接着層の大きさは支持体の面積に対し、3%〜70%が好ましく、5%〜60%が特に好ましい。
該接着層を設けるにあたって、該接着層が軟膏と接して設けられても良いし、該接着層が直接軟膏と接しないように緩衝領域を設けて設置しても良い。
【0014】
本発明の軟膏貼付剤は、軟膏塗布面同士が接するように折り曲げることにより、保存時に軟膏表面を保護するセパレーターが不要な軟膏貼付剤とすることができる。特に、貼付剤全体または支持体の軟膏塗布面側に部分的に皮膚との接着性を得るための接着層が設けられている軟膏貼付剤をその中心線で、軟膏塗布面同士が接するように折り曲げて該セパレーターが不要な軟膏貼付剤とした場合、該接着層表面を保護するためのセパレーターが設けられるが、該セパレーターは片面がシリコーン樹脂やフッソ樹脂で離型処理されたものを用いてることができる。該セパレーターは、各接着層表面に設けても良いし、また両面が離型処理されたものを用いて複数の接着層表面を保護することもできる。
上記のセパレーターが不要な軟膏貼付剤において、接着層を軟膏塗布面同士が接するのとは反対の方向に折り曲げても良い。すなわち、軟膏塗布面の外側に向ける状態に折り曲げるということである。また、該接着層を異なる面積で設けることにより取り扱い性が向上する。
【0015】
本発明においては、あらかじめ軟膏を皮膚等の適用部位に塗布し、その後柔軟な支持体の片面に部分的に皮膚との接着性を得るための接着層が設けられてなる軟膏適用部材を適用することができる。あらかじめ軟膏を皮膚等の適用部位に塗布することで、症状にあわせて塗布量を調節できる。
さらに、軟膏が支持体にあらかじめ塗布されていない軟膏適用部材であっても、上記のようにあらかじめ軟膏を適用部位に塗布しその後柔軟な軟膏適用部材で被覆することで、軟膏があらかじめ支持体に塗布されている上述した本発明の軟膏貼付剤と同様の効果が得られる。
また、本発明の接着層を構成する粘着剤としては、皮膚との接着性を有するものであれば特に制限はなく、従来公知のものを使用することができる。例えば、シリコーンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンーブタジエン共重合ゴム、アクリルゴム、天然ゴム等を主成分とするゴム系粘着剤;ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリ酢酸ビニル等のビニル系粘着剤;アクリル酸アルキルエステルを主成分とするアクリル酸エステル系粘着剤などを用いることができる。これらの中で、粘着特性、経済性、安定性などの点から、アクリル酸エステル系粘着剤が好ましく、特に、皮膚刺激性がより少なく、適度の粘着性、接着性と内部凝集力、かつ優れた耐溶剤性という観点から、炭素数4〜20の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを少なくとも80〜98モル%、(メタ)アクリル酸を2〜20モル%を共重合した(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体が好ましい。
【0016】
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、ブチル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等があげられる。
また本発明の接着層を構成する粘着剤の粘着力は、皮膚に対して十分な粘着性を示し、また、貼付使用後の剥離時に痛みを生じない程度であれば特に限定はない。該粘着力の好ましい範囲は、日本薬局方絆創膏の粘着力試験法で試験するとき、40g〜400gである。
【0017】
本発明において用いられる軟膏としては、半固形状で、室温で展延性があるものであれば特に限定はされない。例えば、油性性軟膏、乳剤性軟膏、水溶性軟膏などが挙げられる。これらの各軟膏はさらに、安定化剤、界面活性剤、可塑剤、抗酸化剤、清涼化剤、防腐剤、pH調整剤、香料、または溶解剤等従来既知の各種添加剤を含有することができる。
【0018】
本発明において、軟膏中の薬理活性成分として用いられる薬物は、特に限定されない。該薬物として、例えば、サリチル酸エステル類、インドメタシン、ケトプロフェン、フェルビナック等の消炎鎮痛薬;エストラジオール、プロゲステロン、テストステロン等の性ホルモン剤;アシクロビル、ビダラビン等の抗ウイルス剤;吉草酸ベタメタゾン、デキサメタゾン等のホルモン皮膚疾患用剤;ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE等のビタミン剤;ピマリシン、テトラサイクリン等の抗生物質製剤;リドカイン等の局所麻酔剤;タカルシトール等の乾癬用剤;タクロリムス水和物等のアトピー性皮膚疾患用剤;ポビドンヨード等の殺菌消毒剤等が挙げられる。
【0019】
本発明において、軟膏貼付剤保存時に軟膏表面を保護する目的で、必要に応じてセパレーターを用いることができる。該セパレーターは、使用時に軟膏貼付剤から容易に剥離でき、軟膏の移行が抑制できれば、その材質や形状等に特に制限はない。該セパレーターとしては、例えばポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタン、セルロースなどからなるフィルム、織物、編物、不織布及び紙などの表面にフッソ系樹脂やシリコーン樹脂などの離型処理を施したものが時に好ましい。
該セパレーターは、使用時に軟膏貼付剤から容易に剥離できることが好ましい。該セパレーターの剥離力は、180度はくり試験において50g/cm以下であることが好ましく、さらに30g/cm以下であることが特に好ましい。
該セパレーターの厚みは、取り扱いが可能であれば特に限定されない。該セパレーターの好ましい厚みの範囲は10μm〜2000μmである。
【0020】
【実施例】
以下に本発明を実施例により説明するが、本発明は該実施例に拘束されるものではない。
なお、実施例中、部および%は重量部および重量%をそれぞれ意味する。また、実施例中の50%モジュラスは、引張り試験機で100%/min.の速度でサンプルを50%引張った時の単位幅あたりの荷重より求めた。透湿度は、塩化カルシウムを入れた秤量瓶の上部をサンプルで覆い、40℃、90%RH下で静置した時の単位時間、単位面積あたりの重量増加より求めた。
【0021】
[実施例1]
酢酸ビニル70wt%、2−エチルヘキシルアクリレート27.5wt%、アクリル酸2.5wt%からなる酢酸ビニル共重合体の20wt%酢酸エチル溶液200gにトリス(2,4−ペンタンジオナト)アルミニウムの5wt%アセチルアセトン溶液15gを加え、乾燥後の膜厚が10μmとなるように塗工し、架橋酢酸ビニル共重合フィルムを得た。
このフィルムの50%モジュラスは112g/cm、透湿度は2510g/m2/dayであった。これを支持体として用い、支持体の片面に白色ワセリン95wt%、流動パラフィン5wt%からなる軟膏を1.5mg/cm2で塗布し、50cm2サイズに裁断し、軟膏貼付剤を得た。
軟膏貼付剤を前腕部に貼付したところ(n=3)、軟膏の他の部位への転着がなく、また違和感のない軟膏貼付剤であった。また、軟膏成分の移行もなく、支持体の50%モジュラスも変化が見られなかった。
【0022】
[実施例2]
膜厚14μm、50%モジュラスが74g/cm、透湿度が1260g/m2/dayのポリブチレンフタレートをハードセグメント、トリエチレングリコールをソフトセグメントとするポリエステルエラストマーフィルムを支持体として用いた以外は実施例1と同様にして、軟膏貼付剤を得た。
これを前腕部に貼付したところ(n=3)、軟膏の転着がなく、また違和感のない軟膏貼付剤であった。また、軟膏成分の移行もなく、支持体の50%モジュラスも変化が見られなかった。
【0023】
[実施例3]
実施例1の架橋酢酸ビニル共重合フィルムの片面にアクリル系粘着剤を用いて目付け35gのポリエステルエラストマーからなる不織布を積層し、支持体を得た。この支持体の50%モジュラスは130g/cm、透湿度は2370g/m2/dayであった。この支持体の不織布面側に軟膏を2mg/cm2で塗布し、50cm2サイズに裁断し、軟膏貼付剤を得た。軟膏貼付剤を前腕部に貼付したところ(n=3)、軟膏の転着がなく、また違和感のない軟膏貼付剤であった。また、軟膏成分の移行もなく、支持体の50%モジュラスも変化が見られなかった。
【0024】
[実施例4]
実施例1の架橋酢酸ビニル共重合フィルムを70cm2に裁断し、その周辺部に2−エチルヘキシルアクリレートを主成分とするアクリル系粘着剤を支持体面積に対して40%となる様に設けた。支持体部分に軟膏1.5mg/cm2塗布し、軟膏貼付剤を得た。この軟膏貼付剤を肘に貼付したところ(n=3)、軟膏の転着がなく、また違和感のない軟膏貼付剤であった。また、軟膏成分の移行もなく、支持体の50%モジュラスも変化が見られなかった。
【0025】
[実施例5]
実施例4において、支持体に粘着層を設置したものを軟膏適用部材として用い、軟膏を適量塗布した肘に適用したところ(n=3)、軟膏の転着がなく、また違和感がなかった。また、軟膏成分の移行もなく、支持体の50%モジュラスも変化が見られなかった。
【0026】
[参考例1]
実施例1の支持体に薬物としてアシクロビル5%含有軟膏(商品名ゾビラックス軟膏)を11mg/cm2で塗布し、軟膏貼付剤を得た。これを15mmφのサイズに裁断し、薬物放出性試験サンプルとして用いた。これをブタ皮膚(商品名アロアスク(創傷被覆材用))をセットした垂直型透過セルのドナー側に適用した。アクセプター側には水20mlを充填した。透過セルを37℃の恒温槽にセットし、マグネチックスターラーでアクセプター液を攪拌しながら、5、10、20分後にサンプリングし、薬物濃度を液体クロマトグラフィーで分析し、薬物放出性を測定した。比較試験として、軟膏貼付剤と同量、同一面積で軟膏を直接透過セルのブタ皮膚に塗布して、同様の測定を行った。図1に示すように、軟膏貼付剤は薬物放出性の低下はなく、軟膏と同様の放出性を示した。
【0027】
【産業上の利用可能性】
上述したように、支持体、軟膏及び必要に応じてセパレーターからなる軟膏貼付剤であって、該支持体が酢酸ビニルを0〜90wt%(但し、0wt%を除く)、アルキル基の平均炭素数が4以上14以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを10〜97wt%、及び(メタ)アクリル酸を0〜15wt%の割合で共重合して得られた酢酸ビニル系アクリル酸系共重合物からなり、該共重合物が架橋されており、該支持体の片面に、該軟膏が1cm2あたり0.1mg〜200mg塗布され、該支持体の厚みが1μm〜2000μm、50%モジュラスが5g/cm〜600g/cmでかつ透湿度が600g/m 2 /24hr以上である軟膏貼付剤により、あるいはまた、支持体と、その片面に設けられた部分的に皮膚との接着性を得るための接着層からなる軟膏適用部材において、該支持体が酢酸ビニルを0〜90wt%(但し、0wt%を除く)、アルキル基の平均炭素数が4以上14以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを10〜97wt%、及び(メタ)アクリル酸を0〜15wt%の割合で共重合して得られた酢酸ビニル系アクリル酸系共重合物からなり、該共重合物が架橋されており、該支持体の厚みが1μm〜2000μm、50%モジュラスが5g/cm〜600g/cmでかつ透湿度が600g/m 2 /24hr以上である軟膏適用部材により、軟膏の皮膚への投与において、軟膏の適用部位以外への転着、薬物の放出性低下の抑制、及び皮膚適用時の違和感の解消を達成することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、参考例1において測定した、軟膏(軟膏のみ)と本発明の軟膏貼付剤の薬物放出性を示す。図1からわかるとおり、両者の薬物放出性は同等であった。
Claims (8)
- 支持体、軟膏及び必要に応じてセパレーターからなる軟膏貼付剤であって、該支持体が酢酸ビニルを0〜90wt%(但し、0wt%を除く)、アルキル基の平均炭素数が4以上14以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを10〜97wt%、及び(メタ)アクリル酸を0〜15wt%の割合で共重合して得られた酢酸ビニル系アクリル酸系共重合物からなり、該共重合物が架橋されており、該支持体の片面に、該軟膏が1cm2あたり0.1mg〜200mg塗布され、該支持体の厚みが1μm〜2000μm、50%モジュラスが5g/cm〜600g/cmでかつ透湿度が600g/m 2 /24hr以上である軟膏貼付剤。
- 該支持体が、フィルム及び布帛を積層したものからなる請求の範囲第1項記載の軟膏貼付剤。
- 該支持体が軟膏成分非移行性である請求の範囲第1項または2項に記載の軟膏貼付剤。
- 該支持体の軟膏塗布面側に部分的に皮膚との接着性を得るための接着層が設けられている請求の範囲第1項〜第3項のいずれか一項に記載の軟膏貼付剤。
- 該軟膏貼付剤を、軟膏塗布面同士が接するように折り曲げた請求の範囲第1項〜第4項のいずれか一項に記載の軟膏貼付剤。
- 支持体と、その片面に設けられた部分的に皮膚との接着性を得るための接着層からなる軟膏適用部材において、該支持体が酢酸ビニルを0〜90wt%(但し、0wt%を除く)、アルキル基の平均炭素数が4以上14以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを10〜97wt%、及び(メタ)アクリル酸を0〜15wt%の割合で共重合して得られた酢酸ビニル系アクリル酸系共重合物からなり、該共重合物が架橋されており、該支持体の厚みが1μm〜2000μm、50%モジュラスが5g/cm〜600g/cmでかつ透湿度が600g/m 2 /24hr以上である軟膏適用部材。
- 該支持体が、フィルム及び布帛を積層したものからなる請求の範囲第6項に記載の軟膏適用部材。
- 該支持体が軟膏成分非移行性である請求の範囲第6項または第7項に記載の軟膏適用部材。
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