JP4616457B2 - 眼科装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被検眼の測定等を行う光学系を有する光学部を操作レバーの回動操作によって上下動させる眼科装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、被検眼角膜に対して気流を吹き付けるノズルと、その角膜に対して光束を投影し、その角膜による反射光を受光して角膜の変形を検出する角膜変形検出光学系等とを有する光学部をジョイスティックの回動操作によって上下移動させる非接触式眼圧計が知られている。
【0003】
かかる非接触式眼圧計にあっては、ジョイスティックの回動角に対応して光学部の上下動の速度が変化するようなっている。例えば、ジョイスティックの回動角度A,B,C(A<B<C)に対応して光学部の上下動の速度U1,U2,U3(U1<U2<U3)が設定されている。このため、例えば、ノズルの高さ位置と被検眼の高さ位置とが大きくずれている場合、検者はジョイスティックを角度Cまで回動させて高速U3で光学部を上昇させ、ノズルが被検眼の高さ位置に近づいたら、ジョイスティックを角度Aの位置に回動させて光学部を低速U1で上昇させ、これにより、ノズルの高さ位置と被検眼の高さ位置とをほぼ一致させる。つまり、上下方向(Y方向)の概略アライメントを行う。このような操作により、Y方向の概略アライメントを迅速に行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような非接触式眼圧計にあっては、ジョイスティックの回動角度A,B,Cと、この回動角度A,B,Cに対応した光学部の上下移動の速度U1,U2,U3とが固定されている。このため、熟練者や初心者によってはジョイスティックは非常に使用勝手の悪いものとなる。
【0005】
例えば、熟練者の場合、ジョイスティックを小さな角度Bだけ回動させて高速U3で光学部を上下動させたり、高速U3よりも速い速度で光学部を上下動させたりする方がY方向の概略アライメントを迅速に行えたりする場合がある。逆に、初心者の場合、低速U1より遅い速度で上下動させないと、ノズルの高さ位置と被検眼の高さ位置とを迅速に一致させることができない場合がある。このような場合、ジョイスティックの回動角度A,B,Cと、光学部の上下動の速度U1,U2,U3とが固定されていると、検者によってはジョイスティック(操作レバー)の回動操作は非常に使用勝手の悪いものとなる。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的はどのような検者であても、その検者に合わせて操作レバーの回動操作を使用し易くすることのできる眼科装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明、被検眼の測定または撮影を行う光学系を有する光学部と、この光学部を前後左右および上下方向に移動させる移動手段と、傾動操作によって前記光学部を前後左右方向に移動させるとともに回動操作によって前記光学部を上下動させるための操作レバーと、この操作レバーの回動角を検出する回動角検出手段とを備えた眼科装置であって、
前記操作レバーの回動角に応じて前記光学部の上下動の速度を段階的に上げていくために、該操作レバーの回動範囲を分割した複数の設定回動角範囲と、その各設定回動角範囲毎に対応して上下動の速度を設定した設定速度とを記憶した記憶手段と、
前記回動角検出手段が検出した回動角と前記記憶手段に記憶された内容とから前記光学部の設定速度を求め、この求めた設定速度で光学部が上下動するように前記上下移動手段を制御する制御手段とを設け、
前記記憶手段に記憶されている設定回動角範囲とこの設定回動角範囲に対応した設定速度を変更可能にしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る眼科装置の一つである非接触式眼圧計の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1において、非接触式眼圧計Sは、被検者の頭部を支持する受台1を有する基台2と、基台2の上方に配置される左右前後方向に移動可能な下部架台3と、下部架台3に対して上下左右前後方向に移動可能な光学ユニット(光学部)4とを備えている。
【0010】
下部架台3の検者側上面には手動用撮影スイッチ5aを有するジョイスティック(操作レバー)5と、各種の操作キーを有する操作部6が設けられている。また、下部架台3には、モニタ3aが設けられている。
【0011】
下部架台3は、ジョイスティック5の左右傾動、前後傾動の各操作によって前後左右に移動し、光学ユニット4は下部架台3とともに前後左右に移動する。
【0012】
また、光学ユニット4は、ジョイスティック5の回動操作によってモータ(上下移動手段)202(図8参照)が駆動され、このモータ202の駆動によって上下動するようになっている。例えば、図2に示すように、ジョイスティック5が時計回りに角度E0〜E1の範囲内に回動されると光学ユニット4は低速V1で上昇し、角度E1〜E2の範囲内に回動されると中速V2(V1<V2)で上昇し、角度E2〜E3の範囲内に回動されると高速V3(V2<V3)で上昇するように設定されている。さらに、光学ユニット4は、モータ101(図8参照)によって左右方向に移動し、モータ102によって前後方向に移動するようになっている。そして、モータ101とモータ102とで光学ユニット4を前後左右に移動させる前後左右移動手段が構成され、モータ101とモータ102とモータ202とで光学ユニット4を前後左右および上下方向に移動させる移動手段が構成される。
【0013】
また、ジョイスティック5が反時計回りに、すなわち角度−E0〜−E1aの範囲内に回動されると光学ユニット4は低速V1aで下降し、角度−E1a〜−E2aの範囲内に回動されると中速V2a(V1a<V2a)で下降し、角度−E2a〜−E3aの範囲内に回動されると高速V3a(V2a<V3a)で下降するように設定されている。
【0014】
光学ユニット4の前面には、被検眼Eと対向して被検眼Eに気流を吹き付けるノズル7が設けられている。また光学ユニット4内には、図3及び図4に示すように、被検眼Eの前眼部を観察するための前眼部観察光学系10、XY方向のアライメント検出および角膜変形検出のための指標光を被検眼Eの角膜Cに正面から投影するXYアライメント指標投影光学系20、被検眼Eに固視標を提示する固視標投影光学系30、XYアライメント指標光の角膜Cによる反射光束を受光して光学ユニット4と角膜CのXY方向の位置関係を検出するXYアライメント検出光学系40、XYアライメント指標光の角膜Cによる反射光束を受光し角膜Cの変形量を検出する角膜変形検出光学系50、角膜Cに斜めからZ方向(合焦方向)のアライメント用指標光を投影するZアライメント指標投影光学系60、Zアライメント指標光の角膜Cによる反射光束を前眼部観察光学系10の光軸に対して対称な方向から受光し光学ユニット4と角膜CのZ方向の位置関係を検出するZアライメント検出光学系70等が設けられている。
【0015】
前眼部観察光学系10は、被検眼Eの左右に位置して前眼部をダイレクトに照明する複数個の前眼部照明光源11、ノズル7、前眼部窓ガラス13、チャンバー窓ガラス14、ハーフミラー15、対物レンズ16、ハーフミラー17,18、CCDカメラ19を備え、O1はその光軸である。
【0016】
前眼部照明光源11によって照明された被検眼Eの前眼部像は、ノズル7の内外を通り、前眼部窓ガラス13、チャンバー窓ガラス14、ハーフミラー15を透過し、対物レンズ16により集束されつつハーフミラー17,18を透過してCCDカメラ19上に形成される。
【0017】
XYアライメント指標投影光学系20は、赤外光を出射するXYアライメント用光源21、集光レンズ22、開口絞り23、ピンホール板24、ダイクロイックミラー25、ピンホール板24に焦点を一致させるように光路上に配置された投影レンズ26、ハーフミラー15、チャンバー窓ガラス14、ノズル7を有する。
【0018】
XYアライメント用光源21から出射された赤外光は、集光レンズ22により集束されつつ開口絞り23を通過し、ピンホール板24に導かれる。そして、ピンホール板24を通過した光束は、ダイクロイックミラー25で反射され、投影レンズ26によって平行光束となってハーフミラー15で反射された後に、チャンバー窓ガラス14を透過してノズル7の内部を通過し、図5に示すようにXYアライメント指標光Kを形成する。図5においてXYアライメント指標光Kは、角膜Cの頂点Pと角膜Cの曲率中心との中間位置に輝点像Rを形成するようにして角膜表面Tで反射される。なお、開口絞り23は投影レンズ26に関して角膜頂点Pと共役な位置に設けられている。
【0019】
固視標光学系30は、可視光を出射する固視標用光源31、ピンホール板32、ダイクロイックミラー25、投影レンズ26、ハーフミラー15、チャンバー窓ガラス14、ノズル7を有する。
【0020】
固視標用光源31から出射された固視標光は、ピンホール板32、ダイクロイックミラー25を経て、投影レンズ26により平行光とされハーフミラー15で反射された後に、チャンバー窓ガラス14を透過し、ノズル7の内部を通過して被検眼Eに導かれる。被検者はその固視標を固視目標として注視することにより視線が固定される。
【0021】
XYアライメント検出光学系40は、ノズル7、チャンバー窓ガラス14、ハーフミラー15、対物レンズ16、ハーフミラー17,18、センサ41、XYアライメント検出回路42を有する。
【0022】
XYアライメント指標投影光学系20により角膜Cに投影され、角膜表面Tで反射された反射光束は、ノズル7の内部を通りチャンバー窓ガラス14、ハーフミラー15を透過し、対物レンズ16により集束されつつハーフミラー17でその一部が透過し、ハーフミラー18でその一部が反射される。
【0023】
ハーフミラー18で反射された光束は、センサ41上に輝点像R’1を形成する。センサ41はPSDのような位置検出可能な受光センサである。XYアライメント検出回路42は、センサ41の出力を基にして、眼科装置Sと角膜Cの位置関係(XY方向)を公知の手段によって演算し、その演算結果をZアライメント検出補正回路74および制御回路80に出力する。
【0024】
一方、ハーフミラー18を透過した角膜Cによる反射光束は、CCDカメラ19上に輝点像R’2を形成する。CCDカメラ19はモニタ3aに画像信号を出力し、図6に示すように、被検眼Eの前眼部像E’、XYアライメント指標光の輝点像R’2がモニタ3aに表示される。なお、Hは図示しない画像生成手段によって生成されたアライメント補助マークである。
【0025】
さらに、ハーフミラー17によって反射された一部の光束は、角膜変形検出光学系50に導かれ、ピンホール板51を通過してセンサ52に導かれる。センサ52はフォトダイオードのような光量検出の可能な受光センサである。
【0026】
Zアライメント指標投影光学系60は、赤外光を出射するZアライメント用光源61、集光レンズ62、開口絞り63、ピンホール板64、ピンホール板64に焦点を一致させるように光路上に配置された投影レンズ65を有し、O2はその光軸である。
【0027】
Zアライメント光源61を出射した赤外光は、集光レンズ62により集光されつつ開口絞り63を通過してピンホール板64に導かれる。ピンホール板64を通過した光束は、投影レンズ65によって平行光とされ角膜Cに導かれ、図7に示すように、輝点像Qを形成するようにして角膜表面Tにおいて反射される。なお、開口絞り63は投影レンズ65に関して角膜頂点Pと共役な位置に設けられている。
【0028】
Zアライメント検出光学系70は、結像レンズ71、Y方向にパワーを持ったシリンドリカルレンズ72、センサ73、Zアライメント検出補正回路74を有し、O3はその光軸である。
【0029】
Zアライメント指標投影光学系60によって投影された指標光の角膜表面Tにおける反射光束は、結像レンズ71によって集束されつつシリンドリカルレンズ72を介してセンサ73上に輝点像Q’を形成する。センサ73はラインセンサやPSDのような位置検出可能な受光センサである。センサ73からの情報はZアライメント検出補正回路74に導かれる。
【0030】
なおXZ平面内においては、輝点像Qとセンサ73は結像レンズ71に関して共役な位置関係にあり、YZ平面内においては、角膜頂点Pとセンサ73が結像レンズ71、シリンドリカルレンズ72に関して共役な位置関係にある。つまりセンサ73は開口絞り63と共役関係にあり(このときの倍率は、開口絞り63の像がセンサ73の大きさより小さくなるように選んである)、Y方向に角膜Cがずれたとしても角膜表面Tにおける反射光束は効率良くセンサ73に入射するようになる。
【0031】
ところで、この実施形態では、図3に示したようにZ方向のアライメントを検出するための投影系と受光系は、Zアライメント指標投影光学系60およびZアライメント検出光学系70であり、それぞれ一つずつ設けられている。このような構成において、XY方向のアライメントずれの影響を受けずにZ方向のアライメント検出を正確に行うために、XYアライメント検出回路42からのXYアライメント情報をZアライメント検出補正回路74に入力するようにしている。
【0032】
図8は非接触式眼圧計Sの制御系の構成を示したブロック図である。図8において、200はジョイスティック5の回動角を検出するとともにこの検出した回動角に応じた電圧を出力する回動角検出回路(回動角検出手段)である。201はジョイスティック5の回動角と、この回動角に対応した光学ユニット4の上下移動の速度を記憶したメモリ(記憶手段)である。
【0033】
このメモリ201には、例えば図2に示すようにジョイスティック5の回動角Eと光学ユニット4の上下移動の速度Vとの関係を示すグラフF1が記憶されている。このグラフF1に示す回動角E1〜E3(−E1a〜−E3a)と速度V1〜V3(−V1a〜−V3a)との関係は操作部6の操作キーによって変えることができるようになっている。例えば、鎖線で示すように速度V1をV1b(V1>V1b)に、回動角E1をE1b(E1<E1b)に、速度V2をV2bに、回動角E2をE2b(E2<E2b)に、速度V3をV3bに設定し直して、グラフF1をグラフF2に設定し直すことができる。
【0034】
制御回路(制御手段)80は、回動角検出回路200が検出する回動角Eとメモリ201に記憶されているグラフF1とに基づいて光学ユニット4の上下移動の速度Vを求め、この求めた速度Vで光学ユニット4が上下動するようにモータ202を駆動制御するようになっている。また、制御回路80は、概略アライメントが完了するとモータ101,102を駆動制御してオートアライメント(精密アライメント)を行うようになっている。
【0035】
次に、上記のように構成される非接触式眼圧計Sの動作について説明する。
【0036】
先ず、図示しない電源スイッチを投入すると、各光源11,21,31,61が点灯される。なお、各光源21,31,61はそれぞれ異なる周期で点滅を繰り返しており、どの光源からの光かを識別できるように工夫してある。
【0037】
光源21の点灯により、図5に示すように平行光束が角膜Cに向けて投影され、角膜Cで反射された反射光束は受光センサ41,52により受光される。また、光源31の点灯により固視標が被検眼Eに投影され、被検眼Eが固視されることになる。
【0038】
光源61の点灯により、図3に示すようにアライメント用の平行光束が角膜Cに投影され、この角膜Cで反射された反射光束がセンサ73に受光される。
【0039】
光源11の点灯により、被検眼Eの前眼部が照明され、被検眼Eの前眼部像がCCDカメラ19上に結像される。そして、図6に示すように、被検眼Eの前眼部像E′とXYアライメント指標光の輝点像R′2とアライメント補助マークHとがモニタ装置の画面Gに表示される。
【0040】
検者は、このモニタ画面Gを見ながらジョイスティック5を操作することにより光学ユニット4を上下左右に移動させて輝点像R′2をアライメント補助マークHの中に入れて概略アライメントを行う。
【0041】
ここで、上下方向のアライメントが大きくずれている場合、すなわち、アライメント補助マークHに対して輝点像R′2が大きく下方にずれている場合、ジョイスティック5を時計回りに大きく回動させる。つまり、ジョイスティック5を設定回動角範囲E2〜E3内に回動させると、光学ユニット4が高速V3で上昇していく。そして、輝点像R′2がアライメント補助マークHに近づいたら、ジョイスティック5を反時計回りに回動させて設定回動角範囲E1〜E2内へ回動移動させる。
【0042】
ジョイスティック5が設定回動角範囲E1〜E2内に回動移動させられると、光学ユニット4が中速V2で上昇していく。さらに、輝点像R′2がアライメント補助マークHに近づいたら、ジョイスティック5を反時計回りに回動させて設定回動角範囲E0〜E1内へ回動移動させる。ジョイスティック5が設定回動角範囲E0〜E1内に回動移動させられると、光学ユニット4が低速V1で上昇していくので、輝点像R′2をアライメント補助マークH内に確実に入れることができる。
【0043】
このように、光学ユニット4の上昇速度を高速V3から順次低速V1へ切り替えていくことにより、概略アライメントを確実にしかも迅速に行うことができる。
【0044】
検者が熟練者の場合、ジョイスティック5の回動操作が手慣れているので、高速V3よりも速い速度V3cで光学ユニット4を上昇させ、しかも輝点像R′2がアライメント補助マークH内にかなり近づいた位置から光学ユニット4を低速V1よりも速い速度V1cで上昇させても、輝点像R′2をアライメント補助マークH内に確実に入れることができる。このため、メモリ201に記憶されるグラフF1を例えば図9に示すようにグラフF3に設定し直せば、さらに、迅速に概略アライメントを行うことができる。
【0045】
検者が初心者の場合には、図9のグラフF4に示すように、低,中,高速をV1,V2,V3よりも遅い速度V1d,V2d,V3dに設定し、低,中速V1,V2の回動角Eの範囲も広く設定すれば、初心者であってもジョイスティック5の回動操作がし易くなり、輝点像R′2をアライメント補助マークH内に確実に迅速に入れることができる。なお、光学ユニット4の下降速度についても上記と同様に設定する。
【0046】
このように、メモリ201に記憶されているグラフFを検者が自分の熟練度やくせに合わせて設定し直すことにより、すなわち、設定回動角範囲E0〜E1,E1〜E2,E2〜E3や光学ユニットの速度Vを設定し直すことにより、ジョイスティック5の回動操作が非常に行い易いものとなり、大変使用勝手のよいものとなる。
【0047】
上記実施形態では、ジョイスティック5の回動角Eに対して光学ユニット4の上下移動の速度は段階的に変化するようになっているが、直線的に変化するようにしてもよい。
【0048】
概略アライメントが完了すると、すなわち、輝点像R′2がアライメント補助マークHの中に入ると、XYアライメント検出回路42が光学ユニット4と角膜CのXYの位置関係をセンサ41の受光信号に基づいて演算する。また、Zアライメント検出補正回路74は光学ユニット4と角膜CのZ方向の位置関係をセンサ73の受光信号とXYアライメント検出回路42の演算結果とに基づいて演算する。制御回路80は、XYアライメント検出回路42およびZアライメント検出補正回路74から出力される演算結果に基づいてモータ101,102を制御する。このモータ101,102の制御によりオートアライメントが行われる。
【0049】
オートアライメントが完了すると、制御回路80は図示しない気流吹付手段を作動させてノズル7から角膜Cに向けて気流を吹き付ける。この気流により角膜Cが圧平されていく。
【0050】
角膜Cの圧平は、角膜変形検出光学系50のセンサ52の受光量から検知され、この圧平時のノズル7から噴出される気流の圧力に基づいて眼圧値を制御回路80が求め、この眼圧値がモニタ3aに表示される。
【0051】
この実施形態では、光学ユニット4の上下移動する速度やジョイスティック5の回動角Eを任意に設定できる非接触式眼圧計Sについて説明したが、これに限らず、例えば眼底カメラや他の眼科装置に適用できることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、検者に合わせて操作レバーの回動操作を使用し易くすることができ、その操作レバーは非常に使用勝手のよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)この発明に係る非接触式眼圧計の外観を示した正面図である。
(B)この発明に係る非接触式眼圧計の外観を示した側面図である。
【図2】ジョイスティックの回動角と光学ユニットの上下移動の速度との関係を示したグラフである。
【図3】この発明に係る非接触式眼圧計の光学系の配置を示した平面配置図である。
【図4】この発明に係る非接触式眼圧計の光学系の配置を示した側面配置図である。
【図5】角膜に正面から照射されたアライメント光束の反射の説明図である。
【図6】モニタの画面に表示された前眼部像を示す説明図である。
【図7】角膜表面の圧平を示した説明図である。
【図8】この発明に係る非接触式眼圧計の制御系の構成を示したブロック図である。
【図9】ジョイスティックの回動角と光学ユニットの上下移動の速度との関係を示したグラフである。
【符号の説明】
4 光学ユニット(光学部)
5 ジョイスティック
101 モータ
102 モータ
202 モータ

Claims (1)

  1. 被検眼の測定または撮影を行う光学系を有する光学部と、この光学部を前後左右および上下方向に移動させる移動手段と、傾動操作によって前記光学部を前後左右方向に移動させるとともに回動操作によって前記光学部を上下動させるための操作レバーと、この操作レバーの回動角を検出する回動角検出手段とを備えた眼科装置であって、
    前記操作レバーの回動角に応じて前記光学部の上下動の速度を段階的に上げていくために、該操作レバーの回動範囲を分割した複数の設定回動角範囲と、その各設定回動角範囲毎に対応して上下動の速度を設定した設定速度とを記憶した記憶手段と、
    前記回動角検出手段が検出した回動角と前記記憶手段に記憶された内容とから前記光学部の設定速度を求め、この求めた設定速度で光学部が上下動するように前記上下移動手段を制御する制御手段とを設け、
    前記記憶手段に記憶されている設定回動角範囲とこの設定回動角範囲に対応した設定速度を変更可能にしたことを特徴とする眼科装置。
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