JP4615990B2 - 射出成形金型の検査機及びこれと金型の連結装置 - Google Patents

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この発明は、射出成形金型を製作した後、そのキャビティ及びスプールに成形材料を充填して射出成形金型を検査するための射出成形金型の検査機並びに、該検査機と射出成形金型とを結合する連結装置に関する。
樹脂成形品を成形する射出成形の金型は、固定金型と可動金型との間に1個または複数のキャビティが設けられている。そして射出成形機を用いた樹脂成形は、射出成形機のノズルから射出される溶融樹脂が、固定金型のノズルタッチからスプールを介して金型のキャビティに充填され所定の形状に成形され、その後、溶融樹脂が冷却固化されてから固定金型と可動金型を分離してキャビティから成形品を取り出すことによって行われている。
従って、成形品の形状及び表層面の精度は、キャビティの内周面の形状及び表面精度によって決定し、射出成形金型のキャビティに疵があった場合には、その疵がそのまま成形品の表面に現れることになる。このため、射出成形金型の製作後、その金型の出荷前に射出成形金型の検査工程として、ノズルタッチからスプールを介してキャビティに加熱溶融状態の成形材料(通常は融点が100℃〜120℃のパラフィンを主成分とする成形材料。)を充填してダミー成形品を成形する。そして、このダミー成形品が冷却固化された後、キャビティから成形品を取り出し、ダミー成形品を目視あるいは顕微鏡によって検査することにより、射出成形金型の特にキャビティの仕上り状態を検査している。
すなわち、ダミー成形品を検査しキャビティに欠陥があることが判明した場合には、金型を分解して部品を交換したりまたは欠陥部分を補修して、再びキャビティに加熱溶融状態の成形材料を充填しダミー成形品を成形して金型検査を繰り返し、最終的に所定の精度のキャビティーを有する金型とすることが行われている。
従来の射出成形金型の検査機は、一般に、検査機本体に成形材料を収容する成形材料収容室を有するとともに、この成形材料を加熱溶融する発熱体を有するタンクを備えている。このタンクには、その中に成形材料を押出すピストンを備え、また先端には射出成形金型のスプールに接続される成形材料の注入口を備えている。
検査機本体は、検査される射出成形金型にセットして成形材料注入口を金型のノズルタッチに接続する。こうした状態でタンクのピストンを稼動してタンク内の加熱溶融状態の成形材料をノズルタッチを介して射出成形金型のキャビティに注入する。そして、金型のキャビティとスプルーが加熱溶融状態の成形材料によって満杯となった段階で、タンクのピストンを押し下げる動作を止め、スプール先端にボールベアリングをスプリングバネで押付けてスプールを閉塞して成形材料を金型内に封じ込めていた。
しかしながら、スプリングバネの押付けによるボールベアリングによる成形材料の金型内への封じ込めでは、スプリング疲労や成形材料に少しの異物が混入し場合などでもボールベアリングによるスプールの閉塞が不十分となって成形材料の金型内封じ込めが十分でなくなり、成形材料がスプールの入口から外部に漏れ出して流出するといった問題が生じることがあった。この発明は、前記事情に着目してなされたもので、溶融状態の成形材料をキャビティ内に注入して一定量の成形材料が金型内に充填されると、成形材料の流入を自動的に停止することができ、成形材料の漏れ出しを防止できる射出成形金型の検査機およびこの検査機と金型の連結装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、固定金型と可動金型との間にキャビティを備えた射出成形金型のキャビティに溶融状態の検査用成形材料を充填し、ダミー成形品を成形して該ダミー成形品により射出成形金型を検査する射出成形金型の検査機において、仕切り盤によって前記検査用成形材料を収容する室とエアーの供給を受ける室に仕切られる材料収容室を有するとともに、前記材料収容室内の検査用成形材料を加熱溶融する発熱体を有し、かつエアーの供給を受ける室にエアーを供給して前記仕切り盤を、前記検査用成形材料を収容する室側へ移動することで該検査用成形材料を加圧状態とすることが可能である成形材料タンクと、基端部で前記成形材料タンクの材料収容室に連通し、先端部で前記検査対象の射出成形金型のノズルタッチに接続されるゲートと連結されるシリンダと、前記シリンダ内で流体圧力によって進退自在に可動するピストンと、前記ピストンの内側にあって該ピストンと一体となって前記シリンダ内で進退自在に可動し、かつ内側に前記材料収容室と連通する成形材料通路を有し、先端に前記ゲートを開閉するバルブピンを有するゲートバルブと、前記シリンダ内への流体圧力の切換え制御を行うコントローラと、からなり、前記コントローラの制御でもってゲートバルブを後退させて前記ゲートを開放して前記材料収容室での加圧状態の成形材料を、前記ゲートを介して前記キャビティに流入するとともに、成形材料流入完了後は、前記ゲートバルブを前進させて前記ゲートを閉塞し、前記キャビティへの成形材料の流入及び流出を阻止するようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記コントローラは、タイマーによって前記シリンダ内への流体圧力の切換え制御を行って前記ピストンを進退させることにより、前記ゲートバルブを開閉することを特徴とする請求項1記載の射出成形金型の検査機である。
請求項3の発明は、前記シリンダのゲートは、前記射出成形金型のノズルタッチに接触して設けられ、前記ゲートバルブは、前記ゲートの内腔を開閉するバルブピンであることを特徴とする請求項1記載の射出成形金型の検査機である。
請求項4の発明は、請求項1記載の射出成形金型の検査機と金型を連結する連結機であって、スクリュー軸と、このスクリュー軸に嵌合して左右に移動するスクリューナットと、このスクリューナットに突出して設けられ、その先端が回転リングの直径方向長手に設けた長孔に嵌入する案内ボルトと、この案内ボルトが左右に移動することによって円周方向に回動する回転リングと、この回転リングの円周上に渦巻き方向に所定の長さで形成されたカム溝と、前記回転リングの下側に嵌装され、回転リングのカム溝に相応する箇所に移動コマ挿通孔を設けたベースリングと、表面にガイドノックを突出させ、該ガイドノックを前記回転リングのカム溝に嵌入させた移動コマとからなり、前記回転リングを回動することによって前記カム機構で前記移動コマを挿通孔の中で前記回転リングの中心方向に移動させ、移動コマの先端で金型に取り付けたロケートリングを締め付けるようにしたことを特徴とする。
この発明の構成によれば、溶融状態の成形材料をキャビティ内に流入して一定量の成形材料が充填されると、成形材料の流入を自動的に停止することができとともに、金型内に注入された成形材料が金型のスプールの入口から漏れ出すのを確実に防止できる射出成形金型の検査機およびこの検査機と金型を確実に連結する装置を提供できる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は射出成形金型に検査機11をセットした状態の縦断側面図である。射出成形金型1の金型本体2は、固定金型3と可動金型4とから構成されている。固定金型3と可動金型4との分割面5には複数のキャビティ、本実施形態では2個のキャビティ6,6が設けられている。
キャビティ6は固定金型3に設けられたスプール7を介してノズルタッチ8に連通している。ノズルタッチ8には図示しない射出成形機から溶融樹脂が射出されるようになっている。なお、9はエジェクタプレート10によって相対的に軸方向へ進退するエジェクタピンであり、キャビティ6から成形品を突き出すことができるようになっている。
金型本体2の上部には検査機11が搭載されている。この検査機11について説明すると、金型本体2に対して固定される基台12を有している。基台12には鉛直方向にガイド筒13が設けられ、このガイド筒13には支持軸14が上下動可能に支持されている。この支持軸14には検査機本体15が設けられている。
検査機本体15には円筒状のタンク16が設けられている。このタンク16の上部は蓋体17によって閉塞され、下部は後述するシリンダ18が連結されている。タンク16の内部にはパラフィンを主成分としたダミー成形体の成形材料(以下単に「成形材料」という。)19を収容する成形材料収容室20が形成されている。
この材料収容室20は仕切り盤21によって上部室20aと下部室20bとに区画され、仕切り盤21には蓋体17を貫通して外部に突出するロッド22を介して取手23が設けられている。成形材料19は、タンク16に設けられた図示しないヒータ等の発熱体によって加熱溶融され、成形材料収容室20の下部室20bに収容されている。
前記シリンダ18は連結部材24によってタンク16の下端に固定されている。シリンダ18は円筒状で、基端部は基端閉塞板25によって閉塞され、先端部は先端閉塞板26によって閉塞されている。従って、シリンダ18の内部には基端閉塞板25と先端閉塞板26とによって区画されたシリンダ室27が形成されている。このシリンダ室27にはOリング28を有するピストン29が進退(上下)自在に設けられている。
基端閉塞板25の中心部には貫通孔30が設けられ、先端閉塞板26の中心部には貫通孔30と同軸的に円筒状のガイド部31が一体に突出して設けられている。ガイド部31の先端部は先細テーパ状をなし、その先端部には金型本体2のノズルタッチ8に面接触して接続されるゲート32が設けられている。
また、前記ピストン29は2枚の円板33を重ね合せ、ボルト34によって結合することにより構成され、このピストン29の内側には上下方向に突出するパイプ状のゲートバルブ35が設けられている。このゲートバルブ35は軸方向に貫通する成形材料の通路36を有している。ゲートバルブ35の基端部は基端閉塞板25の貫通孔30に軸方向に進退自在に挿入され、先端部は先端閉塞板26のガイド部31に軸方向に進退自在に挿入されている。
そして、ゲートバルブ35に設けられた成形材料の通路36の基端部は成形材料の収容室20と連通し、先端部には前記ゲート32の内腔を開閉するバルブピン37が設けられている。なお、ゲートバルブ35と貫通孔30との間及びガイド部31との間はOリング38,39によってシールされている。さらに、シリンダ室27はピストン29によって上部室27aと下部室27bとに区画されている。
一方、検査機本体15とは別に検査機本体15を制御するコントローラ40が設けられている。コントローラ40には流体、例えば図示しないエアー供給源が内蔵されている。エアー供給源は成形材料射出用のエアー供給管路41を介して蓋体17に設けられた第1のエアーポート42を介して成形材料収容室20に連通している。
また、エアー供給源はゲートバルブ閉塞用エアー供給管路43を介してシリンダ18に設けられた第2のエアーポート44を介して上部室27aに連通しているとともに、ゲートバルブ開放用エアー供給管路45を介してシリンダ18に設けられた第3のエアーポート46を介して下部室27bに連通している。
コントローラ40には電磁バルブ及びタイマーが内蔵されており、電磁バルブが切換って、ゲートバルブ開放用エアー供給管路43からシリンダ18の第3のエアーポート46を介して下部室27bにエアーが供給されると、シリンダ室27内のピストン29が上昇し、ゲートバルブ35が開放するようになっている。
また、電磁バルブが開放後、設定時間を経過すると、タイマーからの信号によって電磁バルブが切り換って、ゲートバルブ閉塞用エアー供給管路45からシリンダ18の第2のエアーポート44を介して上部室27aにエアーが供給されると、シリンダ室27内のピストン29が下降し、ゲートバルブ35が閉塞するようになっている。ここで、タイマーの設定時間は、金型のキャビティ6及びスプール7の容積によって設定され、キャビティ6及びスプール7に所定量の成形材料19が充填されると、タイマーからの信号によって電磁バルブが作動してゲートバルブ35が閉塞されるようになっている。
図4は、射出成形金型に検査機11を連結するための連結装置を示したものである。図4の(a)は、連結装置の平面図である。図4の(a)において、51はベースリングであり、このベースリング51の内側には、円形凹部が形成されている。さらに、ベースリング51のリング周縁には所定の間隔をおいて3箇所にリング中心に向けて放射状に移動コマ70を挿入するための挿通孔53が設けられている。移動コマ70は、ベースリング51の挿通孔53に挿通され、ベースリング51の中心方向に進退自在に移動するもので、かつ表面にガイドノック71が突出して固着されている。ベースリング51の内側にある前記円形凹部には回転リング52が嵌合されている。回転リング52にはその上面の円周上に渦巻き方向に所定の長さのカム溝54が等しい間隔をおいて3つ設けられている。
ベースリング51内側の円形凹部に回転リング52を嵌合し、さらにベースリング51の挿通孔53に移動コマ70を挿入し、この移動コマ70に突き出して設けたガイドノック71を回転リング52に設けたカム溝54から突出するようにする。さらに、この回転リング52には、上記のカム溝54の間で半径方向に長さを持った長孔55が開口されている。
回転リング52は、回動部材56によって回転方向に回動される。即ち、回動部材56は、軸受60,61で軸着されたスクリュー軸57を回転することによって、スクリュー軸57に螺合されているスクリューナット59を摺動コマ62とともに、スクリュー軸57に沿って左右に移動する。さらに、スクリューナット59には案内ボルト63が突出して固定してあって、その先端が前記の回転リング52の直径方向長手に設けた長孔55に嵌合されている。従って、回動部材56のハンドル58を回転すると、スクリュー軸57に螺合されているスクリューナット59は、スクリュー軸57にそって左右に移動し、これによってスクリューナット59に固着されている案内ボルト63が回転リング52を回転方向に回動するようになる。回転リング52が回動すると、ベースリング51の挿通孔53に挿入された移動コマ70に突出して設けられたガイドノック71が回転リング52のカム溝54に誘導されて、ベースリング51の中心に対して前後方向に動くようになっている。
次に、前述のように構成された射出成形金型の検査機の作用について説明する。射出成形金型を製作し、これを出荷する前に検査する場合、図1に示すように金型本体2に検査機本体15を搭載して行う。その場合、検査機本体15のゲート32を金型本体2のノズルタッチ8に結合するが、それは金型と検査機との間に介装した連結装置(図4)を用いて次のように行う。
まず、回転機構56のハンドル58を左回りに回すと、スクリュー軸57が回転してスクリューナット59が向って右方向に移動する。これに伴ってスクリューナットに固定され、回転リング52の長孔55から突出している案内ボルト63が、回転リング52を左回り(矢印Aと反対の方向)に回動される。回転リング52が矢印Aと反対方向に回動すると、回転リング52のカム溝54に突き出ているガイドノック71が、カム溝54にそって外周方向に移動することになる。ガイドノック71が、カム溝54にそって外周方向に移動すると、ガイドノック71に固定されている移動コマ70がいずれもベースリング51の外周方向に移動され、これらで囲まれる内径が拡大された状態となる。移動コマ70をこの状態として、この移動コマ70の間に金型本体2の上面のロケーリング50を位置するようにする。
次に、ハンドル58を上記と反対に回すとスクリュー軸57も反対に回転してスクリューナット59も同様に逆方向に移動し、また案内ボルト63が回転リング52を矢印A方向に回動させることになる。その結果、回転リング52のカム溝54に突き出ているガイドノック71が、カム溝54に沿って内周方向に移動することになる。するとガイドノック71に固定されている移動コマ70がベースリング51の中心方向に移動して、金型本体2の上面のロケーリング50を締め付けて固定し、金型本体と検査機本体が結合された状態となる。
次に、金型内に成形材料を注入する工程に移る。検査機本体15のタンク16の成形材料収容室20には予め所定量の成形材料19が収容されており、成形材料19は発熱体によって加熱溶融状態に保たれている。さらに、コントローラ40のタイマーによって設定時間(金型本体2のキャビティ6及びスプルー7の容積に応じて成形材料19を注入する時間)を設定する。
この状態で、コントローラ40のエアー供給源からエアーを供給すると、エアーは成形材料射出用エアー供給管路41を介して第1のエアーポート42から成形材料収容室20の上部室20aにエアーが供給される。従って、仕切り盤21はエアーによって押し下げられ、成形材料19はゲートバルブ35の成形材料通路36に供給される。
次に、コントローラ40の電磁バルブを作動すると、電磁バルブが切換ってエアー供給源からのエアーがゲートバルブ開放用エアー供給管路43を介して第3のエアーポート46からシリンダ18の下部室27bにエアーが供給される。従って、図2に示すように、シリンダ室27内のピストン29はエアーによって押し上げられ、ピストン29とともにゲートバルブ35が上昇する。ゲートバルブ35の上昇に伴ってバルブピン37が上昇し、ゲート32の内腔から抜けて開放されるため、成形材料収容室20内の成形材料19は成形材料通路36からゲート32を介して金型本体2に注入される。
すなわち、成形材料19はゲート32の開放と同時にスプルー7を介してキャビティ6に注入される。キャビティ6及びスプルー7に所定量のパラフィン19が充填されると、タイマーからの信号によって電磁バルブが切換ってエアー供給源からのエアーはゲートバルブ閉塞用エアー供給管路45を介して第2のエアーポート44から上部室27aに供給される。
従って、図3に示すように、シリンダ室27内のピストン29はエアーの圧力によって下降するため、ピストン29と一体のゲートバルブ35が下降してバルブピン37がゲート32を閉塞する。この場合、バルブピン37がゲート32の内腔に進入してゲート32を閉塞するため、成形材料19の流出を確実に阻止することができ、ゲート32から成形材料19の垂れを防止できる。
このように成形材料19を金型本体2のキャビティ6及びスプール7に充填した後、金型本体2から検査機本体15を降ろす際にも、ゲート32から成形材料19が垂れて金型本体2に付着することはない。
キャピティ6に充填された成形材料19は冷却固化され、ダミー成形品が得られる。キャビティ6からダミー成形品を取り出し、ダミー成形品を目視あるいは顕微鏡によって検査することにより、射出成形金型の特にキャビティ6の仕上り状態を検査することができる。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態を示す射出成形金型に検査機をセットした状態の縦断側面図。 同実施形態を示し、ゲートバルブ開放時の縦断側面図。 同実施形態を示し、ゲートバルブ閉塞時の縦断側面図。 この発明の射出成形金型の検査機と金型の連結装置を示したもので、(a)は平面図、(b)は一部断面を示す正面図、(c)は一部断面を示す側面図。
符号の説明
1……射出成形金型、2…金型本体、6…キャビティ、7…スプール、8…ノズルタッチ、15…検査機本体、16…タンク、18…シリンダ、19…成形材料、20…成形材料収容室、29…ピストン、32…ゲート、35…ゲートバルブ、36…成形材料通路、37…バルブピン、40…コントローラ、50…金型本体のロケートリング、51…ベースリング、52…回転リング、53…挿通孔、54…カム溝、55…長孔、56…回動機構、57…スクリュー軸、58…ハンドル、59…スクリューナット、63…案内ボルト、70…移動コマ、71…ガイドノック。

Claims (4)

  1. 固定金型と可動金型との間にキャビティを備えた射出成形金型のキャビティに溶融状態の検査用成形材料を充填し、ダミー成形品を成形して該ダミー成形品により射出成形金型を検査する射出成形金型の検査機において、
    仕切り盤によって前記検査用成形材料を収容する室とエアーの供給を受ける室に仕切られる材料収容室を有するとともに、前記材料収容室内の検査用成形材料を加熱溶融する発熱体を有し、かつエアーの供給を受ける室にエアーを供給して前記仕切り盤を、前記検査用成形材料を収容する室側へ移動することで該検査用成形材料を加圧状態とすることが可能である成形材料タンクと、
    基端部で前記成形材料タンクの材料収容室に連通し、先端部で前記検査対象の射出成形金型のノズルタッチに接続されるゲートと連結されるシリンダと、
    前記シリンダ内で流体圧力によって進退自在に可動するピストンと、
    前記ピストンの内側にあって該ピストンと一体となって前記シリンダ内で進退自在に可動し、かつ内側に前記材料収容室と連通する成形材料通路を有し、先端に前記ゲートを開閉するバルブピンを有するゲートバルブと、
    前記シリンダ内への流体圧力の切換え制御を行うコントローラと、
    からなり、
    前記コントローラの制御でもってゲートバルブを後退させて前記ゲートを開放して前記材料収容室での加圧状態の成形材料を、前記ゲートを介して前記キャビティに流入するとともに、成形材料流入完了後は、前記ゲートバルブを前進させて前記ゲートを閉塞し、前記キャビティへの成形材料の流入及び流出を阻止するようにしたことを特徴とする射出成形金型の検査機。
  2. 前記コントローラは、タイマーによって前記シリンダ内への流体圧力の切換え制御を行って前記ピストンを進退させることにより、前記ゲートバルブを開閉することを特徴とする請求項1記載の射出成形金型の検査機。
  3. 前記シリンダのゲートは、前記射出成形金型のノズルタッチに接触して設けられ、前記ゲートバルブは、前記ゲートの内腔を開閉するバルブピンであることを特徴とする請求項1記載の射出成形金型の検査機。
  4. 請求項1記載の射出成形金型の検査機と金型を連結する連結機であって、スクリュー軸と、このスクリュー軸に嵌合して左右に移動するスクリューナットと、このスクリューナットに突出して設けられ、その先端が回転リングの直径方向長手に設けた長孔に嵌入する案内ボルトと、この案内ボルトが左右に移動することによって円周方向に回動する回転リングと、この回転リングの円周上に渦巻き方向に所定の長さで形成されたカム溝と、前記回転リンの下側に嵌装され、回転リングのカム溝に相応する箇所に移動コマ挿通孔を設けたベースリングと、表面にガイドノックを突出させ、該ガイドノックを前記回転リングのカム溝に嵌入させた移動コマとからなり、前記回転リングを回動することによって前記カム機構で前記移動コマを挿通孔の中で前記回転リングの中心方向に移動させ、移動コマの先端で金型に取り付けたロケートリングを締め付けるようにした射出成形金型の検査機と金型との連結装置。
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