JP4615934B2 - ディスク装置、ディスク装置のディスク上のデータを復元する方法、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

ディスク装置、ディスク装置のディスク上のデータを復元する方法、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、磁気ディスク等のディスクを駆動するディスク駆動部と、ヘッドを駆動するヘッド駆動部と、ヘッドを用いてディスク上にデータを書き込む動作や当該ディスク上に書き込まれているデータを読み出す動作等の各種の動作を制御する制御部とを有するディスク装置(例えば、磁気ディスク装置)に関し、特に、ディスクの特定の位置に記録されている制御情報が破壊されて読み出せない場合であっても、上記制御部からディスクを認識可能にして当該ディスク上のデータを復元する機能を備えたディスク装置に関するものである。
また一方で、本発明は、ディスク装置のディスクの特定の位置に記録されている制御情報が破壊されて読み出せない場合であっても、当該ディスクを認識可能にして当該ディスク上のデータを復元する方法、および、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
一般に、「制御情報」は、オペレーティングシステム(通常、OS(Operating System)と略記される)のレベルで各種の動作の制御が可能な状態(すなわち、ready(レディ)の状態)になるように制御部自身を設定するために必要な情報であって、SA(Surface Analyze )情報ともよばれている。この制御情報は、磁気ディスク(ハードディスクともよばれる)等のディスクをディスク装置本体に組み込む前に、ディスク上でデータが書き込まれている領域とは別の領域に書き込まれるものであり、ユーザ(使用者)が自由に読み出せないようになっている。
代表的に、上記の制御情報には、ディスク装置の制御プログラムに関する情報(ファームウェア情報)、ディスクの内部の属性や記録の状態を示す情報(SMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)情報)、ディスク装置の製品の種類または型格を示す情報(モデル情報)、ディスク装置制御用のパラメータに関する情報(各種のパラメータ情報)、および、ディスク装置のエラーに関する情報(ディスクの欠陥および交代割付情報)が含まれている。
ディスク上の領域に書き込まれているデータが何らかの原因で損傷した場合、従来は、市販のデータ復元ツールを使用するかまたはデータ復元サービスを利用することによって、損傷したデータを復元するようにしている。
しかしながら、従来のディスク上のデータを復元する方法では、OSのレベルでディスク装置の制御部がreadyの状態になって当該ディスク装置が上位システム(例えば、ホストプロセッサまたは上位のパーソナルコンピュータ)から認識可能になることを前提にしている。それゆえに、ディスク装置内で構成部品の物理的な故障が発生したりディスク上の制御情報が破壊されたりしたことによって上位システムから論理的に認識することができないようなディスク装置は、データ復元の対象外とされている。
このうち、ディスク装置の構成部品の物理的な故障(例えば、制御部を構成する半導体素子の故障、ディスク駆動部のスピンドルモータの故障、ヘッド駆動部のボイスコイルモータの故障、または、その他の機構部の故障)に関しては、当該部品を交換する等の手段を講じることによってディスク上のデータを復元することが可能である。
しかしながら、ディスク上の制御情報が物理的または論理的に破壊されている場合には、ディスクが論理的に閉塞されて制御不可能な状態になり、上位システムからディスク装置を認識することができないようになる。それゆえに、ディスク上に正常なデータが書き込まれている場合であっても、このデータの持ち主(ユーザ)はディスク上のデータを復元することができず、ディスク上の重要なデータが全て失われるという問題が生じてきた。換言すれば、従来のディスク上のデータを復元する方法では、制御情報が破壊されているディスク上のデータを救済する手だてが全く存在していなかった。
ここで、参考のため、前述のような従来のディスク上のデータを復元する方法に関連した下記の特許文献1を先行技術文献として呈示する。この特許文献1では、損傷したデータを含むハードディスクに対し、上位のパーソナルコンピュータ等からインターネットを通じて損傷したデータを供給することによって、この損傷したデータを復元する手法が開示されている。しかしながら、特許文献1では、あくまでも、OSのレベルで磁気ディスク装置の制御部がreadyの状態になってパーソナルコンピュータ等からハードディスク自身へのアクセスが可能になっていることを前提にしている。
それゆえに、特許文献1では、ハードディスク上の制御情報が破壊されてパーソナルコンピュータ等から論理的に認識することができないような磁気ディスク装置では、ハードディスク上の損傷したデータを復元することができない。したがって、特許文献1においても、前述のような従来のディスク上のデータを復元する方法と同様の問題が発生する。
特開2001−184247号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、正常なデータが書き込まれている場合であってもディスク上の制御情報が破壊されているために諦めざるを得なかったディスク上のデータを復元することによって、当該ディスク上のデータを救済することが可能なディスク装置、ディスク装置のディスク上のデータを復元する方法、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体手段を提供することを目的とするものである。
上記問題点を解決するために、本発明の実施態様に係るディスク装置のディスク上のデータを復元する方法は、特定の位置に制御情報が記録されているディスクと、前記ディスクを回転可能に駆動するディスク駆動部と、前記ディスクの内周部の位置と外周部の位置との間を往復移動するようにヘッドを駆動するヘッド駆動部とを少なくとも含む機構部と、前記ヘッドを用いて前記制御情報を読み出すことにより各種の動作が可能な状態に設定され、前記ディスクの任意の位置にデータを書き込む動作、および、前記任意の位置に書き込まれているデータを読み出す動作を含む各種の動作を制御する制御部とを有するディスク装置のディスク上のデータを復元する方法であって、前記ディスク上の制御情報の読出しが不可能である場合、前記ディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、前記ディスク装置の制御部と同様の機能を持つ制御部とを有する他のディスク装置の電源を投入し、前記他のディスク装置の制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定するステップと、前記他のディスク装置の制御部を前記他のディスク装置の本体から切り離して、前記制御不可能となったディスクを有するディスク装置の機構部に接続するステップと、前記他のディスク装置の制御部を使用して、前記制御不可能となったディスクの任意の位置に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元するステップとを有する。
常なデータが書き込まれている場合であってもディスク上の制御情報が破壊されているために諦めざるを得なかったディスク上のデータを復元することができるようになり、当該ディスク上のデータを救済することが可能になる。また、疑似制御情報を予め作成して制御部内の不揮発性メモリ等に保持しておく必要がない
以下、添付図面(図1〜図7)を参照しながら、本発明の好ましい実施例の構成および動作等を説明する。
図1は、本発明の実施例に係るディスク装置の機構部の概略的構成を示す平面図、図2は、上記実施例に係るディスク装置の機構部の概略的構成を示す正面図、そして、図3は、上記実施例に係る磁気ディスク装置の制御部の構成を示すブロック図である。
ただし、ここでは、本発明の実施例に係るディスク装置として、本発明の第1の実施態様(第1の実施例)および第2の実施態様(第2の実施例)にて共通に使用されるディスク装置をまとめて図1〜図3に示す。さらに、ここでは、本発明の実施例に係るディスク装置として、ハードディスク等の回転するディスク10に対するデータの書き込みおよび読み出しを行うためのヘッドを備えた磁気ディスク装置等のディスク装置1を例示している。この場合、上記のようなヘッドとして、読み出し用のヘッド素子と書き込み用のヘッド素子とが一体化された構造のリード・ライトヘッド16を設けている。
さらに、図1および図2では、後述のような本発明の実施例に係るディスク装置1の機構部が概略的に図示され、図3では、後述のようなディスク装置1の動作を制御するための制御部が図示されている。なお、これ以降、前述した構成要素と同様のものについては、同一の参照番号を付して表すこととする。
図1および図2に示すディスク装置1は、大まかにいって、ディスク装置内のディスク10、リード・ライトヘッド16、スピンドルモータ12およびボイスコイルモータ14等の機構部2と、リード・ライトヘッド16によるデータ書き込み動作およびデータ読み出し動作等の各種の動作を制御する制御部3とを備えている。ここで、機構部2はディスクエンクロージャ内に収納されており、制御部3は、プリント回路アセンブリ上に実装される複数の半導体素子により構成される。上記の機構部2には、スピンドル11に結合されるスピンドルモータ12によって回転駆動される単一または複数のハードディスク等の回転するディスク10が同軸上に設けられている。
上記のスピンドル11およびスピンドルモータ12は、ディスク10を回転可能に駆動するディスク駆動部の主要部を構成する。スピンドルモータ12の動作は、制御部3のサーボコントローラ22(図3参照、図3ではSVCと略記する)により制御されている。
ディスク10の表面(または裏面)の磁気記録面には、複数のトラック(または複数のシリンダ)が形成されており、このトラックの任意の位置(セクタともよばれる)に所定のデータに対応するデータパターンが書き込まれている。
ここで、「シリンダ」とは、複数のディスクが積層されて配置されている場合に、各々のディスク上で複数のリード・ライトヘッドによって同時にアクセスすることが可能な垂直方向の複数のトラックの集合体(すなわち、シリンダ状の複数のトラック)を指し示す用語である。
より詳しくいえば、サーボ面サーボ方式を用いたディスク装置では、複数のディスク10の内、いずれか一つのディスクの磁気記録面が、サーボ制御用のサーボ信号に対応するサーボ信号パターンが形成されたサーボ面になっており、他のディスクの磁気記録面は、全てデータパターンが形成されたデータ面になっている。また一方で、データ面サーボ方式を用いたディスク装置では、複数のディスクの各々の磁気記録面に、データパターンおよびサーボ信号パターンの両方が形成されている。最近は、後者のデータ面サーボ方式を用いたディスク装置が一般に使用される傾向にある。
さらに、図1〜図3のディスク装置1においては、ディスク10の磁気記録面の任意の位置にデータを書き込むと共に、上記磁気記録面の任意の位置に書き込まれているデータを読み出すためのリード・ライトヘッド16が設けられている。このリード・ライトヘッド16は、ヘッド支持用のアーム17の先端に実装されている。このアーム17は、サーボコントローラ22(図3参照)により制御されるボイスコイルモータ14によって、ディスク10の内周部(インナ側)の位置と外周部(アウタ側)の位置との間を往復移動するように駆動される。これによって、ディスク10の磁気記録面でデータが書き込まれている全てのデータ領域に対するアクセスを行うことが可能になる。ここで、アーム17の往復移動がスムーズに行えるようにするために、ボイスコイルモータ14の中心部にピボットベアリング30が取り付けられている。上記のアーム17、ボイスコイルモータ14およびピボットベアリング30は、リード・ライトヘッド16を駆動するヘッド駆動部の主要部を構成する。
例えば、ボイスコイルモータ14によってアーム17が矢印Bの方向に回転することにより、リード・ライトヘッド16がディスク10の半径方向に移動し、所望のトラックを走査することが可能になる。ボイスコイルモータ14およびアーム17を含む構成要素は、ヘッドアクチュエータともよばれている。さらに、このヘッドアクチュエータにはフレキシブルプリント基板(通常、FPC(Flexible Printed Circuit)と略記される)31が取り付けられており、このフレキシブルプリント基板31を経由して、ボイスコイルモータ14およびリード・ライトヘッド16の動作を制御するためのサーボ信号Sdv(図3参照)が供給される。
ディスク10の外周部には、ランプ機構18が配置されており、アーム17の先端に係合してリード・ライトヘッド16をディスク10から離間させて保持するようになっている。
さらに、ディスク装置1では、ディスク装置1の制御部3(図2参照)と外部のホストプロセッサ等の上位システム9(図3参照)とを接続するためのインタフェースコネクタ(図示されていない)が設けられている。
さらに、図2に示すように、スピンドルモータ捲線部13の固定相に一定方向の電流を流すことによって、スピンドルモータ12の動作を制御すると共にディスク装置本体を加熱することができる。これによって、ディスク装置本体の温度を自動的に調節することが可能である。また一方で、ボイスコイルモータ捲線部15に一定方向の電流を流すことによって、ボイスコイルモータ14の動作を制御すると共にディスク装置本体を加熱することもできる。これによって、前述のスピンドルモータ捲線部13の場合と同様に、ディスク装置本体の温度を自動的に調節することが可能である。
つぎに、図3を参照しながら、本発明の第1の実施例および第2の実施例に関連したディスク装置の制御部の構成を詳しく説明する。
図3に示すように、リード・ライトヘッド16によりディスク10から読み取られた再生信号は、ディスクエンクロージャ内のヘッド IC19に供給され、ヘッド位置検出部20により検出・増幅された後に制御部3に供給される。
図3に示す制御部3において、ヘッド IC19により供給された再生信号Srから、データ情報およびサーボ情報Psを復調するリードチャネル(図3では、RDCと略記する)21と、このリードチャネル21から出力されるサーボ情報Psに基づいてデータの読み出し/書き込みに関連する全ての動作を制御するマイクロプロセッサユニット(図3では、MPUと略記する)4とが、プリント回路アセンブリ上に実装されている。上記のサーボ情報Psの中から、リード・ライトヘッド16のディスク面上のトラック位置に関する位置情報を取り出すことができる。
さらに、図3に示す制御部では、ディスク装置1の外部のホストプロセッサ等の上位システム9から発行されるコマンドに従ってディスク装置1の動作を制御するハードディスクコントローラ(図3では、HDCと略記する)5と、読み出し/書き込みの対象となるデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)7と、データの読み出し/書き込み等を実行するためのプログラムを格納するROM(Read-Only Memory)8と、スピンドルモータ12およびボイスコイルモータ14の動作を制御するサーボコントローラ22とが、プリント回路アセンブリ上に実装されている。好ましくは、RAM7として、高速大容量のダイナミックRAM(通常、DRAMと略記される)が使用される。
上記のような構成の制御部において、上位システム9からデータ書き込み用のライトコマンドが発行された場合、MPU4は、ROM8に予め記憶されているプログラムに従って動作し、リードチャネル制御信号をリードチャネル21に送出する。このリードチャネル21は、読み出し/書き込み用のデータ信号(R/W DATA)に基づいて、書き込み信号Swをヘッド IC19に送出する。このヘッド IC19は、書き込み信号Swを増幅してリード・ライトヘッド16に送出する。
また一方で、上位システム9からデータ読み出し用のリードコマンドが発行された場合、MPU4は、ROM8に予め記憶されているプログラムに従って動作し、ハードディスク制御信号S−HDCをヘッド IC19に送出する。このヘッド IC19は、リード・ライトヘッド16から出力される再生信号を増幅してリードチャネル21に送出する。ここで、リードチャネル21は、書き込み/読み出し用のデータ信号(R/W DATA)に基づいて、再生信号Srがディスク面上の正しい位置のセクタから読み出されているか否かを確認し、当該セクタの位置に関する位置情報を含むサーボ情報PsをMPU4に送出する。
さらに、MPU4は、上位システム9からの各種制御信号およびサーボ情報Psに基づいて、ボイスコイルモータ14の動作を制御するためのVCM制御信号S−VCMを生成し、サーボコントローラ22に送出する。このVCM制御信号S−VCMをもとに生成されるボイスコイルモータ用のサーボ信号Sdvが、ドライバ23を介してボイスコイルモータ14に供給される。そして、このサーボ信号Sdvに従ってボイスコイルモータ14が起動し(ボイスコイルモータ14に電流I−VCMが流れ)、リード・ライトヘッド16を指定された位置にシークさせる等の動作が実行される。これと同時に、VCM制御信号S−VCMをもとに生成されるスピンドルモータ用のサーボ信号Sdsが、ドライバ24を介してスピンドルモータ12に供給される。そして、このサーボ信号Sdsに従ってスピンドルモータ12が起動し(スピンドルモータ12に電流I−DCMが流れ)、ディスク10が回転駆動される。
上記のような制御部の構成は、基本的に、一般に使用されている磁気ディスク装置の制御部の構成と同じである。
図3のディスク装置1の制御部3において、書き込み動作およびデータ読み出し動作等の各種の動作を正確に制御するためには、OSのレベルで制御部自身をreadyの状態(すなわち、各種の動作の制御やディスクへのアクセスを行うことが可能な状態)に設定してディスク装置1を上位システム9から認識可能にすることが必要である。このために、制御部3をreadyの状態に設定するための制御情報が、ディスク上の特定の領域(データが書き込まれている領域とは別の領域)に予め記録されている。
既述したように、上記の制御情報には、ディスク装置の制御プログラムに関する情報(ファームウェア情報)、ディスクの内部の属性や記録の状態を示す情報(SMART情報)、ディスク装置の製品の種類または型格を示す情報(モデル情報)、ディスク装置制御用のパラメータに関する情報(各種のパラメータ情報)、および、ディスク装置のエラーに関する情報(ディスクの欠陥および交代割付情報)が含まれている。
ここで、ディスク上の特定の領域に記録されている制御情報が物理的または論理的に破壊された場合を想定する。この場合、既述したように、ディスク10が論理的に閉塞されて制御不可能な状態になり、上位システム9からディスク装置1を認識することができないので、従来の方法では、ディスク上のデータを復元することができなかった。
このような不都合な事態に対処するために、本発明の第1の実施例に係るディスク装置では、図3に示すように、ディスク上に記録されている制御情報とほぼ同じ内容の疑似制御情報(すなわち、疑似制御信号)を予め作成して保持する疑似制御情報保持部6を設けている。ここでは、外部のホストコンピュータ等の上位システム9を利用して、制御部3のHDC5(またはMPU4)を動作させることによりディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の疑似制御情報を生成し、疑似制御情報保持部6に格納するようにしている。好ましくは、疑似制御情報保持部6として、FROM等の不揮発性メモリが用いられる。なお、FROM等の不揮発性メモリを制御部内に設ける代わりに、既存のROM8の未使用の領域に疑似制御情報を保持することも可能である。なお、ここでは、疑似制御情報を生成する機能をHDC5にもたせているが、同様の機能をMPU4にもたせることも可能である。
さらに、上記第1の実施例に係るディスク装置において、制御部3のHDC5(またはMPU4)は、ディスク装置の電源が投入された直後に、疑似制御情報読み出し信号Scを疑似制御情報保持部6に入力して当該疑似制御情報保持部6から疑似制御情報を取り出し、この疑似制御情報に基づいて制御部自身をreadyの状態に設定し、readyの状態に設定された制御部3に基づいて救済対象のディスク上のデータを読み出す機能を備えている。これによって、HDC5は、救済対象のディスク上のデータを復元することができるようになる。なお、ここでは、救済対象のディスク上のデータを復元する機能をHDC5にもたせているが、同様の機能をMPU4にもたせることも可能である。
より具体的にいえば、図3の制御部内のROM8に格納されているプログラムは、ディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の疑似制御情報を予め作成して保持するステップと、ディスク装置1の電源が投入された直後に、予め保持されている疑似制御情報を取り出すステップと、当該疑似制御情報に基づいて制御部3をreadyの状態に設定するステップと、readyの状態に設定された制御部3を使用して、ディスク10の任意の位置に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元するステップとを含む。
さらに、本発明の第1の実施例では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(または記録媒体)を使用して図3の制御部を動作させる場合、前述のようなプログラムの内容を保持している記憶媒体(例えば、ディスク装置1内のハードディスク等のディスク10)を用意することが好ましい。なお、上記第1の実施例の記憶媒体は、上記したものに限らず、フロッピィディスクやMO(Magneto-Optical Disk:光磁気ディスク)やCD−R(Compact Disk-Recordable)やCD−ROM(Compact Disk Read-only Memory)等の可搬形媒体、その他の固定形媒体など種々の記憶媒体の形態で提供可能なものである。
上記第1の実施例によれば、救済対象のディスク装置のディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の疑似制御情報を予め作成して制御部内の疑似制御情報保持部の情報格納域に保持し、ディスク装置の電源を投入した直後に、疑似制御情報保持部から疑似制御情報を取り出し、この疑似制御情報に基づいて制御部をreadyの状態に設定し、救済対象のディスク上のデータを読み出せるようにしている。それゆえに、上記第1の実施例では、ディスク上の制御情報が破壊されている当該ディスク上のデータを復元することができるようになり、当該ディスク上のデータを救済することが可能になる。
また一方で、本発明の第2の実施例に係るディスク装置では、救済対象のディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、救済対象のディスク装置1の制御部3と同様の機能を持つ制御部とを有する同一製品の他のディスク装置を代替的に選択している。さらに、他のディスク装置の電源が投入された直後に、他のディスク装置の制御部のHDCまたはMPUは、他のディスク装置のディスク上に正常に記録されている制御情報を疑似制御情報として取り出し、この疑似制御情報に基づいて他のディスク装置の制御部自身をreadyの状態に設定し、readyの状態に設定された他のディスク装置の制御部を救済対象のディスク装置1の機構部2に接続することによって救済対象のディスク上のデータを読み出す機能を備えている。これによって、他のディスク装置の制御部のHDCまたはMPUは、救済対象のディスク上のデータを復元することができるようになる。
より具体的にいえば、図3の制御部内のROM8に格納されているプログラムは、救済対象のディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、救済対象のディスク装置1の制御部3と同様の機能を持つ制御部とを有する他のディスク装置を代替的に選択するステップと、他のディスク装置の電源が投入された直後に、他のディスク装置のディスク上に正常に記録されている制御情報を疑似制御情報として取り出すステップと、当該疑似制御情報に基づいて他のディスク装置の制御部をreadyの状態に設定するステップと、readyの状態に設定された他のディスク装置の制御部を当該他のディスク装置の本体から切り離して、救済対象のディスク10を有するディスク装置1の機構部3に接続するステップと、他のディスク装置の制御部を使用して、救済対象のディスク上に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元するステップとを含む。
さらに、本発明の第2の実施例においても、前述の第1の実施例の場合と同様に、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(または記録媒体)を使用して他のディスク装置の制御部を動作させる場合、前述のようなプログラムの内容を保持している記憶媒体(例えば、ディスク装置1内のハードディスク等のディスク10)を用意することが好ましい。なお、上記第2の実施例の記憶媒体は、上記したものに限らず、フロッピィディスクやCD−ROM等の可搬形媒体、その他の固定形媒体など種々の記憶媒体の形態で提供可能なものである。
上記第2の実施例によれば、救済対象のディスク装置のディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、当該ディスク装置の制御部と同様の機能を持つ制御部とを有する同一製品の他のディスク装置を代替的に選択し、他のディスク装置の電源を投入した直後に、他のディスク装置のディスク上の制御情報を疑似制御情報として取り出し、この疑似制御情報に基づいて他のディスク装置の制御部をreadyの状態に設定し、当該他のディスク装置の制御部を装置本体から切り離して救済対象のディスク装置の機構部に接続し、救済対象のディスク上のデータを読み出せるようにしている。
それゆえに、上記第2の実施例においても、前述の第1の実施例の場合と同様に、ディスク上の制御情報が破壊されている当該ディスク上のデータを復元することができるようになり、当該ディスク上のデータを救済することが可能になる。上記第2の実施例では、疑似制御情報を予め作成して制御部内の不揮発性メモリ等に保持しておく必要がないので、前述の第1の実施例よりも簡単にディスク上のデータを復元することができる。
図4は、本発明の第1の実施例に係るディスク装置のディスク上のデータを復元する様子を示す模式図である。ここでは、本発明の第1の実施例に係るディスク装置において、制御情報が破壊されているディスク上のデータを復元する場合の信号の流れが模式的に示されている。
本発明の第1の実施例に係るディスク装置において、ディスク上の特定の領域に記録されている制御情報が破壊されている場合、図4に示すように、FROM等の不揮発性メモリからなる疑似制御情報保持部6を制御部内に設けている。この疑似制御情報保持部6は、ディスク上に記録されている制御情報とほぼ同じ内容の疑似制御情報を予め作成して保持する機能を有している。好ましくは、外部のホストコンピュータ等を利用して、制御部3のHDC5(図3参照)を動作させることにより疑似制御情報が生成され、疑似制御情報保持部6に格納される。ここで、制御部3のハードディスクコントローラ(HDC)またはマイクロプロセッサユニット(MPU)は、次の(1)および(2)の順序に従って、救済対象のディスクからデータを読み出して復元する。
(1)制御部3のHDCまたはMPUは、ディスク装置の電源が投入された直後に、疑似制御情報読み出し信号Scを疑似制御情報保持部6に入力して当該疑似制御情報保持部6から疑似制御情報を取り出し、この疑似制御情報に基づいて制御部3をreadyの状態に設定する。
(2)データ読み出し動作時に、制御部3のHDCまたはMPUにて再生信号Srを生成し、制御情報が破壊されているディスク10へ当該再生信号Srを供給し、制御情報が破壊されているディスク上のデータを読み出す。これによって、制御部3は、救済対象のディスク上のデータを復元することが可能になる。
図5は、本発明の第2の実施例に係るディスク装置のディスク上のデータを復元する様子を示す模式図である。ここでは、本発明の第2の実施例に係るディスク装置において、制御情報が破壊されているディスク上のデータを復元する様子が模式的に示されている。
本発明の第2の実施例に係るディスク装置において、ディスク上の特定の領域に記録されている制御情報が破壊されている場合、図5に示すように、救済対象のディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、救済対象のディスク装置1bの制御部(図示していない)と同様の機能を持つ制御部3aとを有する同一製品の他のディスク装置1aを代替的に選択している。
さらに、他のディスク装置1aの電源を投入した直後に、他のディスク装置1aの制御部3aのHDCまたはMPUは、他のディスク装置1aのディスク上に正常に記録されている制御情報を疑似制御情報として取り出し、外部のホストプロセッサ等の上位システム9を利用して、当該疑似制御情報をもとに他のディスク装置の制御部自身をreadyの状態に設定する。
他のディスク装置1aの制御部3aをreadyの状態に設定した後に、他のディスク装置1aの機構部2aを当該他のディスク装置の本体から取り外す。さらに、救済対象のディスク装置1bの機構部2bを他のディスク装置1aの制御部3aに接続し、当該制御部3aのHDCまたはMPUを動作させることにより救済対象のディスク装置1bのディスク上のデータを読み出す。これによって、他のディスク装置1aの制御部3aは、救済対象のディスク上のデータを復元することができるようになる。
つぎに、図5および図6を参照しながら、本発明の第1の実施例および第2の実施例に係るディスク装置において制御情報が破壊されたディスク上のデータを復元する方法を詳しく説明する。
図6は、本発明の第1の実施例に係るディスク上のデータを復元する方法を説明するためのフローチャートである。
本発明の第1の実施例に係るディスク上のデータを復元する方法に関していえば、図6のフローチャートのステップ100に示すように、救済対象のディスク装置として、制御情報が破壊されているディスクを有するディスク装置を選定する。なお、この救済対象のディスク装置には、ディスク上の制御情報が物理的に破壊されているためにディスクへのアクセスを行うことが不可能になっているものと、ディスク上の制御情報が論理的に破壊されているために自己診断をしている最中にデータの読み出し/書き込み等の動作が停止してしまうものとが含まれる。
つぎに、ステップ110において、外部のホストプロセッサ等の上位システムを利用して、救済対象のディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の疑似制御情報を作成して疑似制御情報保持部に保持する。
さらに、ステップ120において、ディスク装置の電源が投入された直後に、ステップ130において、制御部内のHDCまたはMPUにより、疑似制御情報保持部に保持されている疑似制御情報を取り出す。さらに、ステップ140において、取り出された疑似制御情報をもとにOSのレベルで制御部をreadyの状態(すなわち、各種の動作の制御やディスクへのアクセスを行うことが可能な状態)に設定する。
さらに、ステップ150において、制御部内のHDCまたはMPUにより、ディスク装置の自己診断を実行し、ステップ160において、ディスク装置の制御部が正確にreadyの状態に設定されている否か(ready up(レディ・アップ)になっているか否か)をチェックする。
この結果、ディスク装置の制御部が正確にreadyの状態に設定されている場合には、ステップ170において、救済対象のディスク上のデータを読み出す。最終的に、ステップ180に示すように、救済対象のディスク上のデータを復元する処理が完了する。
また一方で、ステップ160において、ディスク装置の制御部が正確にreadyの状態に設定されない場合には、ステップ190において、ディスク装置の電源を一旦オフにした後に、新たな疑似制御情報を作成して疑似制御情報保持部に再度保持する(ステップ110)。
以下、ディスク装置の制御部が正確にreadyの状態に設定されるまで、ステップ120〜160の動作を繰り返す。
図7は、本発明の第2の実施例に係るディスク上のデータを復元する方法を説明するためのフローチャートである。
本発明の第2の実施例に係るディスク上のデータを復元する方法に関していえば、図7のフローチャートのステップ200に示すように、救済対象のディスク装置として、制御情報が破壊されているディスクを有するディスク装置を選定する。この場合も、前述の図6の第2の実施例の場合と同様に、救済対象のディスク装置には、ディスク上の制御情報が物理的に破壊されているためにディスクへのアクセスを行うことが不可能になっているものと、ディスク上の制御情報が論理的に破壊されているために自己診断をしている最中にデータの読み出し/書き込み等の動作が停止してしまうものとが含まれる。
つぎに、ステップ210において、救済対象のディスク装置のディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、救済対象のディスク装置の制御部と同様の機能を持つ制御部とを有する同一製品の他のディスク装置を代替的に選択する。
さらに、ステップ220において、他のディスク装置の電源が投入された直後に、ステップ230において、他のディスク装置の制御部内のHDCまたはMPUにより、他のディスク装置のディスク上に正常に記録されている制御情報を疑似制御情報として取り出す。さらに、ステップ240において、取り出された疑似制御情報をもとにOSのレベルで他のディスク装置の制御部をreadyの状態(すなわち、各種の動作の制御やディスクへのアクセスを行うことが可能な状態)に設定する。さらに、ステップ250において、他のディスク装置の制御部内のHDCまたはMPUにより、他のディスク装置の自己診断を実行する。
さらに、ステップ260において、他のディスク装置の機構部を当該他のディスク装置の本体から取り外し、ステップ270において、救済対象のディスク装置の機構部を他のディスク装置の制御部に接続する。
さらに、ステップ280において、他のディスク装置の制御部内のHDCまたはMPUにより、他のディスク装置の制御部が正確にreadyの状態に設定されている否か(ready upになっているか否か)をチェックする。
この結果、他のディスク装置の制御部が正確にreadyの状態に設定されている場合には、ステップ290において、救済対象のディスク上のデータを読み出す。最終的に、ステップ300に示すように、救済対象のディスク上のデータを復元する処理が完了する。
また一方で、ステップ280において、ディスク装置の制御部が正確にreadyの状態に設定されない場合には、ステップ310において、ディスク装置の電源を一旦オフにした後に、救済対象のディスク装置のディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクを有するような、さらに他のディスク装置を代替的に選択する(ステップ210)。
以下、代替的に選択された他のディスク装置の制御部が正確にreadyの状態に設定されるまで、ステップ220〜280の動作を繰り返す。
なお、これまでの実施例においては、主にハードディスク等の固定形媒体を救済対象として、制御情報が破壊されているディスク上のデータを復元する方法等について説明してきたが、本発明のディスク上のデータを復元する方法等は、フロッピィディスクや光磁気ディスクやCD−RやCD−ROM等の可搬形媒体に対しても適用され得る。
(付記1)ディスクを回転可能に駆動するディスク駆動部と、前記ディスクの内周部の位置と外周部の位置との間を往復移動するようにヘッドを駆動するヘッド駆動部と、前記ヘッドを用いて前記ディスクの任意の位置にデータを書き込む動作、および、該任意の位置に書き込まれているデータを読み出す動作を含む各種の動作を制御する制御部とを有するディスク装置において、
前記制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定する際に使用される情報として前記ディスクの特定の位置に記録されている制御情報が破壊されている場合に、
前記ディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の疑似制御情報を予め作成して保持する疑似制御情報保持部を設け、
前記制御部は、前記ディスク装置の電源が投入された後に、前記疑似制御情報保持部から前記疑似制御情報を取り出し、該疑似制御情報に基づいて前記各種の動作の制御が可能な状態に前記制御部自身を設定し、前記ディスクの任意の位置に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元するように構成されることを特徴とするディスク装置。
(付記2)前記制御情報および前記疑似制御情報は、前記ディスク装置の制御プログラムに関する情報、前記ディスクの内部の状態を示す情報、前記ディスク装置の種類を示す情報、ディスク装置制御用のパラメータに関する情報、および、前記ディスク装置のエラーに関する情報を含むことを特徴とする付記1記載のディスク装置。
(付記3)ディスクを回転可能に駆動するディスク駆動部と、前記ディスクの内周部の位置と外周部の位置との間を往復移動するようにヘッドを駆動するヘッド駆動部と、前記ヘッドを用いて前記ディスクの任意の位置にデータを書き込む動作、および、該任意の位置に書き込まれているデータを読み出す動作を含む各種の動作を制御する制御部とを有するディスク装置において、
前記制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定する際に使用される情報として前記ディスクの特定の位置に記録されている制御情報が破壊されている場合に、
前記ディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、前記ディスク装置の制御部と同様の機能を持つ制御部とを有する他のディスク装置を代替的に選択し、
該他のディスク装置の電源が投入された後に、該他のディスク装置の制御部は、該他のディスク装置のディスク上に正常に記録されている制御情報を疑似制御情報として取り出し、該疑似制御情報に基づいて前記各種の動作の制御が可能な状態に前記他のディスク装置の制御部自身を設定し、
前記他のディスク装置の制御部を使用して、前記制御情報が破壊されているディスクの任意の位置に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元するように構成されることを特徴とするディスク装置。
(付記4)前記制御情報および前記疑似制御情報は、前記ディスク装置の制御プログラムに関する情報、前記ディスクの内部の状態を示す情報、前記ディスク装置の種類を示す情報、ディスク装置制御用のパラメータに関する情報、および、前記ディスク装置のエラーに関する情報を含むことを特徴とする付記3記載のディスク装置。
(付記5)ディスクを回転可能に駆動するディスク駆動部と、前記ディスクの内周部の位置と外周部の位置との間を往復移動するようにヘッドを駆動するヘッド駆動部と、前記ヘッドを用いて前記ディスクの任意の位置にデータを書き込む動作、および、該任意の位置に書き込まれているデータを読み出す動作を含む各種の動作を制御する制御部とを有するディスク装置において、
前記制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定する際に使用される情報として前記ディスクの特定の位置に記録されている制御情報が破壊されている場合に、
前記ディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の疑似制御情報を予め作成して保持するステップと、
前記ディスク装置の電源が投入された後に、予め保持されている前記疑似制御情報を取り出すステップと、
前記疑似制御情報に基づいて前記制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定するステップと、
前記制御部を使用して、前記ディスクの任意の位置に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元するステップとを有することを特徴とする、ディスク装置のディスク上のデータを復元する方法。
(付記6)ディスクを回転可能に駆動するディスク駆動部と、前記ディスクの内周部の位置と外周部の位置との間を往復移動するようにヘッドを駆動するヘッド駆動部とを少なくとも含む機構部と、前記ヘッドを用いて前記ディスクの任意の位置にデータを書き込む動作、および、該任意の位置に書き込まれているデータを読み出す動作を含む各種の動作を制御する制御部とを有するディスク装置において、
前記制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定する際に使用される情報として前記ディスクの特定の位置に記録されている制御情報が破壊されている場合に、
前記ディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、前記ディスク装置の制御部と同様の機能を持つ制御部とを有する他のディスク装置を代替的に選択するステップと、
該他のディスク装置の電源が投入された後に、該他のディスク装置のディスク上に正常に記録されている制御情報を疑似制御情報として取り出すステップと、
前記疑似制御情報に基づいて前記他のディスク装置の制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定するステップと、
前記他のディスク装置の制御部を前記他のディスク装置の本体から切り離して、前記制御情報が破壊されているディスクを有する前記ディスク装置の機構部に接続するステップと、
前記他のディスク装置の制御部を使用して、前記制御情報が破壊されているディスクの任意の位置に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元するステップとを有することを特徴とする、ディスク装置のディスク上のデータを復元する方法。
(付記7)コンピュータに、
ディスク装置の制御部を各種の動作の制御が可能な状態に設定する際に使用される情報として、前記ディスク装置のディスクの特定の位置に記録されている制御情報が破壊されている場合に、前記ディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の疑似制御情報を予め作成して保持し、
前記ディスク装置の電源が投入された後に、予め保持されている前記疑似制御情報を取り出し、
前記疑似制御情報に基づいて前記制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定し、
前記制御部を使用して、前記ディスクの任意の位置に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元することを実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
(付記8)コンピュータに、
ディスク装置の制御部を各種の動作の制御が可能な状態に設定する際に使用される情報として、前記ディスク装置のディスクの特定の位置に記録されている制御情報が破壊されている場合に、前記ディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、前記ディスク装置の制御部と同様の機能を持つ制御部とを有する他のディスク装置を代替的に選択し、
該他のディスク装置の電源が投入された後に、該他のディスク装置のディスク上に正常に記録されている制御情報を疑似制御情報として取り出し、
前記疑似制御情報に基づいて、前記ディスク装置の制御部と同様の機能を有する前記他のディスク装置の制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定し、
前記他のディスク装置の制御部を前記他のディスク装置の本体から切り離して、前記制御情報が破壊されているディスクを有する前記ディスク装置の機構部に接続し、
前記他のディスク装置の制御部を使用して、前記制御情報が破壊されているディスクの任意の位置に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元することを実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
本発明は、ホストプロセッサ等の上位システムとのデータ通信を行うために、この上位システムに接続されている磁気ディスク装置や光磁気ディスク装置等のデータ記憶装置を認識するための制御情報が自分自身の記録媒体(例えば、ハードディスク等の固定形媒体、または、光磁気ディスクやCD−R等の可搬形媒体)上に記録されているタイプのデータ記憶装置において、記録媒体上の制御情報が破壊されている場合に、この制御情報以外に記録媒体上に記録されているデータを復元する機能を備えたデータ記憶装置一般に適用することが可能である。
本発明の実施例に係るディスク装置の機構部の概略的構成を示す平面図である。 本発明の実施例に係るディスク装置の機構部の概略的構成を示す正面図である。 本発明の実施例に係るディスク装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るディスク装置のディスク上のデータを復元する様子を示す模式図である。 本発明の第2の実施例に係るディスク装置のディスク上のデータを復元する様子を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係るディスク上のデータを復元する方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係るディスク上のデータを復元する方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 ディスク装置
2 機構部
3 制御部
4 マイクロプロセッサユニット(MPU)
5 ハードディスクコントローラ(HDC)
6 疑似制御情報保持部
7 RAM
8 ROM
9 上位システム
10 ディスク
11 スピンドル
12 スピンドルモータ
14 ボイスコイルモータ
16 リード・ライトヘッド
17 アーム
18 ランプ機構
19 ヘッド IC
20 ヘッド位置検出部
21 リードチャネル
22 サーボコントローラ
23 ドライバ
24 ドライバ
30 ピボットベアリング
31 フレキシブルプリント基板

Claims (1)

  1. 特定の位置に制御情報が記録されているディスクと、前記ディスクを回転可能に駆動するディスク駆動部と、前記ディスクの内周部の位置と外周部の位置との間を往復移動するようにヘッドを駆動するヘッド駆動部とを少なくとも含む機構部と、前記ヘッドを用いて前記制御情報を読み出すことにより各種の動作が可能な状態に設定され、前記ディスクの任意の位置にデータを書き込む動作、および、前記任意の位置に書き込まれているデータを読み出す動作を含む各種の動作を制御する制御部とを有するディスク装置のディスク上のデータを復元する方法であって、
    前記ディスク上の制御情報の読出しが不可能である場合、前記ディスク上の制御情報とほぼ同じ内容の制御情報が正常に記録されているディスクと、前記ディスク装置の制御部と同様の機能を持つ制御部とを有する他のディスク装置の電源を投入し、前記他のディスク装置の制御部を前記各種の動作の制御が可能な状態に設定するステップと、
    前記他のディスク装置の制御部を前記他のディスク装置の本体から切り離して、前記制御不可能となったディスクを有するディスク装置の機構部に接続するステップと、
    前記他のディスク装置の制御部を使用して、前記制御不可能となったディスクの任意の位置に書き込まれているデータを読み出して当該データを復元するステップとを有することを特徴とする、ディスク装置のディスク上のデータを復元する方法。
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