JP4615784B2 - 沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法 - Google Patents

沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
運河、海峡など、水路下にトンネルを構築する方法として、沈埋トンネル工法がある。
ドライドッグと呼ばれる陸上部で製作した複数の沈埋函を、船で所定の場所まで曳航し、順次水底に沈設して水底で接続し、1本の長いトンネルを構築する。
通常、一つの沈埋函の長さは80メートルから100メートルと長く、沈埋函相互の接続部だけで地震などの変位を吸収するのは、不可能な例が出てきている。
このため、一つの沈埋函の途中にジョイントを設けるケースが出てきており、これらジョイントによって、地震などの変位を吸収するようにしている。
従来、シールドトンネルにおいては、ジョイントとして可撓性セグメントが使用されている。
即ち、図5に示すようにシールドトンネルfの途中に、トンネルの壁をゴムでつないだ可撓性セグメントaを使用し、ゴムが変形することによって、地震などの変位を吸収する。
可撓性セグメントaの外側に近い方に1次止水ゴムbを取り付け、内側に近い方に2次止水ゴムcを取り付けている。1次止水ゴムbのゴム間隔を短く、2次止水ゴムcのゴム間隔を長くとり、耐力バーdによってジョイントの開きを拘束し、耐力スリーブeによって縮み側の変位を拘束するものである。
上記のジョイント構造は、ゴムを利用した止水を主体にしている。
このため、材料の劣化、あるいは外力による損傷等により機能を果たさなくなり、修理、交換せざるを得ない場合があり、これら1次止水ゴムb、2次止水ゴムcを修理、交換するには、トンネルの外側の地盤を凍結したり、薬液注入して地盤改良してから行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このシールドトンネルに使用したジョイントを沈埋函に用いるものであるが、前記したジョイントを用いたやり方には、以下のような問題点がある。
<イ>1次止水ゴムが破れたら2次止水ゴムでもたせようという発想のため、通常、1次止水ゴムの交換を行わない。このため、2次止水ゴムが破れた場合には、出水の危険がある。
<ロ>耐力バーは2次止水ゴムに対して補強の役目を行っており、1次止水ゴムに較べて2次止水ゴムの方が強い構造となっている。このように弱い部材が外側に位置しているため、ジョイントの剛性は2次止水ゴムで設計され、1次止水ゴムは機能していないといえる。
<ハ>1次止水ゴムが破れた段階で、1次止水ゴムを交換しようとする場合は、地盤改良後、全ての耐力バーを含む2次止水ゴムを解体しなければならず、そのばらしと再組立に多くの時間を要する。
<ニ>上記<ハ>のごとく地盤改良は時間がかかるため、急な出水にすぐに対応することができない。
【0004】
【発明の目的】
本発明は上記したような従来の問題点に鑑みて考えられたもので、簡単に修理または交換することができるようにした沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法を提供することを目的とする。
また本発明は、急な出水にすぐに対応することができる沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法を提供することを目的とする。
さらに本発明は、交換する場合に限らず、点検補修時など要求されれば、直ちに何回でも止水することができる沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的のうち少なくとも一つを達成するようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明に係る沈埋函の可撓性継手装置は、函体と函体との間に設けた沈埋函の可撓性継手装置であって、対向する一方の函体の端部外周に沿って配置した内郭と外郭とからなる外筒と、前記外筒に水密状態で収納され、他方の函体に向けて突出可能に構成した止水ブロックと、前記止水ブロック先端を被覆するシールゴムと、前記対向する函体の端部間に配置した内部止水手段と、からなり、前記内部止水手段を修理または交換するときに、前記止水ブロックを他方の函体に向けて突出して止水するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
また本発明の沈埋函の可撓性継手装置は、函体と函体との間に設けた沈埋函の可撓性継手装置であって、対向する一方の函体の端部外周に沿って水密状態で配置され、他方の函体に向けて突出可能に構成した止水プレートと、前記止水プレート先端を被覆するシールゴムと、前記止水プレート後端に接続した油圧ジャッキと、前記対向する函体の端部間に配置した内部止水手段と、からなり、前記内部止水手段を修理または交換するときに、前記油圧ジャッキにより前記止水プレートを他方の函体に向けて突出して止水するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
また本発明の沈埋函の可撓性継手装置の内部止水手段は、対向する函体の端部間に取り付けた1次止水ゴムと、前記1次止水ゴムの内側に間隔を空けて取り付けた2次止水ゴムと、前記1次止水ゴムと2次止水ゴムとの間であって、前記函体の端部間に周方向に間隔を空けて配置した複数の耐力バーと、前記耐力バーに嵌合した複数の耐力スリーブと、からなることを特徴とするものである。
【0008】
また本発明の沈埋函の可撓性継手装置は、前記外筒内に水を注入する注水手段及び該外筒内の水を排水する排水手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
また本発明の沈埋函の可撓性継手装置は、対向する前記他方の函体端部に吸引装置を設け、前記止水ブロックまたは止水プレートの突出時に該吸引装置で止水ブロックまたは止水プレートを吸引するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
また本発明の沈埋函の可撓性継手装置の修理方法は、前記した沈埋函の可撓性継手装置を交換する方法であって、前記止水ブロックまたは前記止水プレートを対向する前記他方の函体へ向けて突出し、前記止水ブロックまたは前記止水プレート先端のシールゴムが他方の函体端部に圧接することにより止水し、対向する函体の端部間に浸水している水を排水し、前記内部止水手段を修理または交換し、前記止水ブロックまたは前記止水プレートを後退して行うものである。
【0011】
【発明の実施の形態1】
以下図面を参照しながら、本発明に係る一実施の形態について説明する。
【0012】
<イ>全体の構成
沈埋函1の途中に、即ち函体10Aと函体10Bとの間に可撓性継手装置2を設置する。
可撓性継手装置2は、対向する一方の函体10Aに設けた外筒3と、この外筒3に収納された止水ブロック4と、これら外筒3と止水ブロック4の内側であって、対向する函体10相互の間に設けた内部止水手段5とからなり、止水ブロック4を他方の函体10Bに向けて突出するようにした構造である。
地震等の変位により内部止水手段5が破損したとき、あるいは長年の使用により内部止水手段5が劣化したとき、止水ブロック4を突出して止水してから、内部止水手段5を修理または交換するものである。
【0013】
<ロ>沈埋函
沈埋函1は、RC(鉄筋コンクリート)構造、鋼殻構造など各種の構造を採用することができる。
沈埋函1は、例えばドライドックなどで製作し、沈埋函1の接合端部をバルクヘッドで閉鎖する。
一つの沈埋函1の長さは80メートルから100メートルと長いため、必要に応じて沈埋函1を複数の函体10に分割し、函体10Aと函体10Bとの間に可撓性継手装置2を介在させる。
即ち、対向する函体10の端部にそれぞれ側板12を設け、これら側板12間に可撓性継手装置2を取り付ける。
可撓性継手装置2を取り付けた函体10Aと函体10Bの外側をカバープレート11で覆う。カバープレート11の片側を一方の函体10Aにボルトまたは溶接で強固に固定し、他方の函体10Bに対しては固定することなく、開放したままにしておく。
【0014】
図示していないが、従来と同様に沈埋函1の接合端部隅部付近に4本の吊ワイヤを取り付け、この吊ワイヤの先を沈設作業船などに搭載した吊下げ用ウインチに巻回し、沈埋函1を垂下する。
そして沈埋函1に注水し、吊下げ用ウインチから吊ワイヤを繰り出しながら沈埋函1を降下し、水底で既設沈埋函と接合し、1本の長いトンネルを構築する。
【0015】
<ハ>外筒
外筒3は、外郭31と内郭32とからなる。
対向する一方の函体10Aの端部外周に沿って環形に外郭31を形成する。
外郭31の内側に間隔を空けて同じ形状で内郭31を形成し、これら外郭31と内郭32とで環形の外筒3を構成する。
外筒3には、後述する止水ブロック4を収納しており、止水ブロック4が突出できるように、外筒3の前方端(他方の函体10Bと向き合う側)を開放する。
外筒3の後方端を塞ぎ、ここに注水パイプ33を貫通して外筒3内に挿通する。
この注水パイプ33の途中に注水バルブ34を取り付け、注水パイプ33の他端は海水などの水中に開放する。
注水バルブ34を開放すると、海水などが注水パイプ33から外筒3内へ注水される。したがって、注水パイプ33及び注水バルブ34は、外筒3の注水手段を構成する。
また、外筒3の後方端には排水パイプ35を貫通して外筒3内に挿通する。
この排水パイプ35の途中に排水バルブ36を取り付け、排水パイプ35の他端は海水などの水中に開放する。
排水バルブ36を開放すると、外筒3内の水が排水パイプ35、排水バルブ36から外部へ排水される。したがって、排水パイプ35及び排水バルブ36は、外筒3の排水手段を構成する。
【0016】
<ニ>止水ブロック
外筒3と同じように止水ブロック4を環形に形成し、この止水ブロック4を外筒3にOリングなどの止水部材42を介して水密状態で摺動自在に収納する。
即ち、外筒3と止水ブロック4は、注射器の外筒、内筒方式となっており、これを函体10Aの端部外周に沿って一周した構成である。
止水ブロック4の先端にシールゴム41を取り付けて覆う。
シールゴム41は、止水ブロック4が突出して、その先端が他方の函体10B端部(側板12)に突き当たったとき、密着することで止水効果をより大きくするためのものである。
【0017】
<ホ>吸引装置
吸引装置は、ジェットノズル7などで構成する。
函体10B端部に設けた側板12(止水ブロック4が突き当たる側)にジェットノズル7を配置する。
ジェットノズル7は、止水ブロック4の当たり面に複数配置しておくのが好ましい。
止水ブロック4を突出して止水する際、ジェットノズル7で吸引することにより、負圧を生じ、止水ブロック4が強く圧接し、さらに効果的に止水することができる。
また、ジェットノズル7は、止水ブロック4の当たり面に土砂が噛み込むのを防止する効果もある。
【0018】
<ヘ>内部止水手段
内部止水手段5は、対向する函体10の端部に取り付けた1次止水ゴム51と、この1次止水ゴム51の内側に間隔を空けて取り付けた2次止水ゴム52と、これら1次止水ゴム51と2次止水ゴム52との間に設けた複数の耐力バー53と、さらに各耐力バー53に嵌合した複数の耐力スリーブ54とからなる。
1次止水ゴム51及び2次止水ゴム52は、耐久性及び水密性にすぐれたゴムからなり、対向する函体10相互の伸縮を効率的に吸収することができるように断面波形の屈曲を連続して形成する。
1次止水ゴム51を2次止水ゴム52より長く形成し、2次止水ゴム52の外側に配置する。
対向する函体10端部の側板12間に、1次止水ゴム51の両端をボルト止めして固定する。短く形成した2次止水ゴム52はブロック13に取り付け、ブロック13ごと函体10の端部から取り外すことができる構造とする(図1参照)。
【0019】
1次止水ゴム51と2次止水ゴム52の間であって、側板12間に周方向に所定の間隔を空けて複数の耐力バー53を配置する。
各耐力バー53は鋼棒などで構成し、対向する側版12に対して遊動自在に挿通され、また抜け落ちることがないように両端にナット55などを取り付けている。
各耐力バー53に、それぞれ耐力スリーブ54を嵌合する。
耐力バー53は、函体10相互が所定の間隔以上離れないように作用し、耐力スリーブ54は函体10相互が近づき過ぎないように作用する。また、耐力バー53及び耐力スリーブ54は、1次止水ゴム51の補強や変位防止の役目も有する。
【0020】
内部止水手段5内の水、即ち、1次止水ゴム51と2次止水ゴム52の間に浸水している水を排水するための排水パイプ14を配管し、排水パイプ14の途中にチェックバルブ15を設ける。
チェックバルブ15を開放することで、内部止水手段5内の水を抜き、止水ブロック4による止水を確認することができる。
【0021】
このように構成した可撓性継手装置2を沈埋函1の途中に取り付けることによって、地震などにより生じる函体10相互の伸縮、せん断、捩れ、角変位などを吸収することができるが、万一、内部止水手段5、特に1次止水ゴム51が劣化または破損した場合は、修理あるいは交換する必要がある。
本発明は、可撓性継手装置2を簡単に修理あるいは交換するようにしたことが重要である。
【0022】
次に本発明の沈埋函の可撓性継手装置を交換する方法について説明する。
【0023】
<イ>止水ブロックの突出
1次止水ゴム51が破損した場合、海水、地下水など(以下、水という)が入り込んでくる。
なお、1次止水ゴム51が破損しても、2次止水ゴム52が効いているので、出水することがなく、トンネルとしての機能を損なうことはない。
注水バルブ34を開け、水を注水パイプ33から外筒3へ入れる。
この水圧によって止水ブロック4が図1において右方へ押し出されながら突出し、シールゴム41が函体10Bの側板12に圧接し、シールする。このとき、ジェットノズル7を働かせた場合は、ジェットノズル7による負圧によって効果的に止水するとともに止水ブロック4の当たり面に土砂が噛み込むのを防ぐ。
【0024】
<ロ>内部止水手段の取外し
排水パイプ14のチェックバルブ15を開いて、内部止水手段5(1次止水ゴム51と2次止水ゴム52の間)に浸水している水を抜く。
また、水を抜いたことで、止水ブロック4による止水が働いていることを確認する。
両側のブロック13とともに2次止水ゴム52を函体10A、10Bから取り外す。
耐力バー53と耐力スリーブ54を側板12から取り外す。
次いで、破損した1次止水ゴム51を側板12から取り外す。
【0025】
<ハ>内部止水手段の組付け
取り外した1次止水ゴム51の代わりに、新しい1次止水ゴム51を側板12に取り付ける。
耐力バー53と耐力スリーブ54を側板12に組み付ける。
2次止水ゴム52を両側のブロック13とともに函体10端部に取り付ける。
注入バルブ34を閉塞し、排水バルブ36を開放して外筒3内の水を排水パイプ35を介して排出し、止水ブロック4を後退する。
なお、止水ブロック4の後退は、耐力バー53及び耐力スリーブ54の組付け前に行ってもよい。
【0026】
本発明では、短い2次止水ゴム52が手前にあるため、ブロック13ごと交換することが可能であり、短時間で交換できる。
また地震などの影響で、沈埋函1に大きなせん断力が作用し、せん断でずれた場合でも、そのずれが止水ブロック4の幅以内であれば止水することができ、効果を発揮する。
水底で、本発明の可撓性継手装置2を沈埋函1の接合端部に取り付けながら既設沈埋函と接合するようにしてもよい。
また、止水ブロック4でシールすることにより、地盤改良を行った場合でも、地盤改良の効果が確実で早く、薬液等の使用量が少なくてすむ。
【0027】
【発明の実施の形態2】
外筒3を省略し、油圧ジャッキなどの駆動手段を用いて、直接、止水プレート8を押し出す構成としてもよい(図4参照)。
止水プレート8は、止水ブロック4と同じように函体10Aの端部外周に沿って環形に形成する。
この止水プレート8を、側板12とブロック16との間に止水部材42を介在して水密状態で摺動可能に設ける。
止水プレート8の先端をシールゴム41で覆い、後端に油圧ジャッキ9を複数接続する。
図示していないが、函体10B端部の側板12(止水プレート8の当たり面)にジェットノズルを配置してもよい。
外部から水を注入する水圧方式でないので、土砂などが流入する恐れのある条件下でも使用することができる。
【0028】
【本発明の効果】
本発明の沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法は、以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ>函体の端部外周に沿って配置した止水ブロックまたは止水プレートを突出してシールする構成のため、地盤改良することなく、簡単に可撓性継手装置を修理、交換することができ、多くの時間を要することなく、トータルコストが安いものとなる。
<ロ>また、簡単に可撓性継手装置を修理、交換することができるため、急な出水にすぐに対応することができる。
<ハ>止水ブロックまたは止水プレートを突出してシールする構成のため、可撓性継手装置を交換する場合に限らず、点検補修時など要求されれば、直ちに何回でも止水することができる。
<ニ>1次止水ゴムと2次止水ゴムの間に耐力バーを配置した構成のため、外力を1次止水ゴムと耐力バーで受け持ち、1次止水ゴムが破れた場合の止水を短い2次止水ゴムでもたせるため、合理的な設計ができる。
<ホ>水圧で止水する場合は、配管とバルブを設けるだけでよく、コストが安い。
【図面の簡単な説明】
【図1】止水ブロックを使用する前の可撓性継手装置を示す説明図。
【図2】止水ブロックを使用した後の可撓性継手装置を示す説明図。
【図3】可撓性継手部を示す沈埋函の全体図。
【図4】本発明の他の実施例を示す説明図。
【図5】従来の沈埋函の可撓性継手装置を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・沈埋函
10・・函体
2・・・可撓性継手装置
3・・・外筒
31・・外郭
32・・内郭
4・・・止水ブロック
41・・シールゴム
5・・・内部止水手段
51・・1次止水ゴム
52・・2次止水ゴム
53・・耐力バー
54・・耐力スリーブ
7・・・ジェットノズル
8・・・油圧ジャッキ

Claims (6)

  1. 函体と函体との間に設けた沈埋函の可撓性継手装置であって、
    対向する一方の函体の端部外周に沿って配置した内郭と外郭とからなる外筒と、
    前記外筒に水密状態で収納され、他方の函体に向けて突出可能に構成した止水ブロックと、
    前記止水ブロック先端を被覆するシールゴムと、
    前記対向する函体の端部間に配置した内部止水手段と、からなり、
    前記内部止水手段を修理または交換するときに、前記止水ブロックを他方の函体に向けて突出して止水するようにしたことを特徴とする、
    沈埋函の可撓性継手装置。
  2. 函体と函体との間に設けた沈埋函の可撓性継手装置であって、
    対向する一方の函体の端部外周に沿って水密状態で配置され、他方の函体に向けて突出可能に構成した止水プレートと、
    前記止水プレート先端を被覆するシールゴムと、
    前記止水プレート後端に接続した油圧ジャッキと、
    前記対向する函体の端部間に配置した内部止水手段と、からなり、
    前記内部止水手段を修理または交換するときに、前記油圧ジャッキにより前記止水プレートを他方の函体に向けて突出して止水するようにしたことを特徴とする、
    沈埋函の可撓性継手装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する沈埋函の可撓性継手装置において、
    前記内部止水手段は対向する函体の端部間に取り付けた1次止水ゴムと、前記1次止水ゴムの内側に間隔を空けて取り付けた2次止水ゴムと、前記1次止水ゴムと2次止水ゴムとの間であって、前記函体の端部間に周方向に間隔を空けて配置した複数の耐力バーと、前記耐力バーに嵌合した複数の耐力スリーブと、からなることを特徴とする、沈埋函の可撓性継手装置。
  4. 請求項1に記載する沈埋函の可撓性継手装置において、
    前記外筒内に水を注入する注水手段及び該外筒内の水を排水する排水手段を設けたことを特徴とする、沈埋函の可撓性継手装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する沈埋函の可撓性継手装置において、
    対向する前記他方の函体端部に吸引装置を設け、前記止水ブロックまたは止水プレートの突出時に該吸引装置で止水ブロックまたは止水プレートを吸引するようにしたことを特徴とする、沈埋函の可撓性継手装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載する沈埋函の可撓性継手装置の修理方法であって、
    前記止水ブロックまたは前記止水プレートを対向する前記他方の函体へ向けて突出し、
    前記止水ブロックまたは前記止水プレート先端のシールゴムが他方の函体端部に圧接することにより止水し、
    対向する函体の端部間に浸水している水を排水し、
    前記内部止水手段を修理または交換し、
    前記止水ブロックまたは前記止水プレートを後退して行う、
    沈埋函の可撓性継手装置の修理方法。
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