JP2003049442A - 沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法 - Google Patents

沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法

Info

Publication number
JP2003049442A
JP2003049442A JP2001238395A JP2001238395A JP2003049442A JP 2003049442 A JP2003049442 A JP 2003049442A JP 2001238395 A JP2001238395 A JP 2001238395A JP 2001238395 A JP2001238395 A JP 2001238395A JP 2003049442 A JP2003049442 A JP 2003049442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
water
balloon
rubber
flexible joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001238395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kaneko
金子研一
Itsuo Hirano
平野逸雄
Masatoshi Kimura
木村政俊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP2001238395A priority Critical patent/JP2003049442A/ja
Publication of JP2003049442A publication Critical patent/JP2003049442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に修理または交換することができるよう
にした沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 対向する一方の函体10A外周にカバー
プレート3を固定し、他方の函体10B外周には固定す
ることなく、開放する。このカバープレート3と函体1
0B外周との間に環形に形成した膨縮自在のバルーン4
を設置する。また、対向する函体10A、10Bの端部
11間に内部止水手段5を設置する。内部止水手段5を
修理または交換するときに、バルーン4を膨張させて止
水し、対向する函体10A、10Bの端部11間に浸水
している水を排水して可撓性継手装置2の修理または交
換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沈埋函の可撓性継
手装置及びその修理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運河、海峡など、水路下にトンネルを構
築する方法として、沈埋トンネル工法がある。ドライド
ッグと呼ばれる陸上部で製作した複数の沈埋函を、船で
所定の場所まで曳航し、順次水底に沈設して水底で接続
し、1本の長いトンネルを構築する。通常、一つの沈埋
函の長さは80メートルから100メートルと長く、沈
埋函相互の接続部だけで地震などの変位を吸収するの
は、不可能な例が出てきている。 このため、一つの沈
埋函の途中にジョイントを設けるケースが出てきてお
り、これらジョイントによって、地震などの変位を吸収
するようにしている。従来、シールドトンネルにおいて
は、ジョイントとして可撓性セグメントが使用されてい
る。即ち、図5に示すようにシールドトンネルの途中
に、トンネルの壁をゴムでつないだ可撓性セグメントa
を使用し、ゴムが変形することによって、地震などの変
位を吸収する。可撓性セグメントaの外側に近い方に1
次止水ゴムbを取り付け、内側に近い方に2次止水ゴム
cを取り付けている。1次止水ゴムbのゴム間隔を短
く、2次止水ゴムcのゴム間隔を長くとり、耐力バーd
によってジョイントの開きを拘束し、耐力スリーブeに
よって縮み側の変位を拘束するものである。上記のジョ
イント構造は、ゴムを利用した止水を主体にしたもので
ある。このため、材料の劣化、あるいは外力による損傷
等により機能を果たさなくなり、修理あるいは交換せざ
るを得ない場合があるであろうことが予想される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このシール
ドトンネルに使用したジョイントを沈埋函に用いるもの
であるが、前記したジョイントを用いたやり方には、以
下のような問題点がある。 <イ>1次止水ゴムbが破れたら2次止水ゴムcでもた
せようという発想のため、ゴムの交換は念頭にない構造
である。 <ロ>ゴム、即ち、1次止水ゴムb、2次止水ゴムcを
交換する場合、トンネルの外側の地盤を凍結したり、薬
液注入して地盤改良することができれば、何とか交換す
ることができるというものであった。 <ハ>上記<ロ>の地盤改良には、時間がかかるととも
にコストが高いものである。その上、地盤改良する箇所
が海面直下となると、その信頼性は極めて乏しいもので
ある。また、時間がかかるため、急な出水にすぐに対応
することができない。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記したような従来の問題点に
鑑みて考えられたもので、簡単に修理または交換するこ
とができるようにした沈埋函の可撓性継手装置及びその
修理方法を提供することを目的とする。また本発明は、
急な出水にすぐに対応することができる沈埋函の可撓性
継手装置及びその修理方法を提供することを目的とす
る。さらに本発明は、交換する場合に限らず、点検補修
時など要求されれば、直ちに何回でも止水することがで
きる沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法を提供す
ることを目的とする。本発明は、上記目的のうち少なく
とも一つを達成するようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明に係る沈埋函の可撓性継手装置は、
函体と函体との間に設けた沈埋函の可撓性継手装置であ
って、対向する函体の外周を包囲し、一方の函体の外周
に水密状態で固定したカバープレートと、前記カバープ
レートと他方の函体の外周との間に環形に設置した膨縮
自在のバルーンと、前記バルーンに流動体を注入する注
入手段と、前記対向する函体の端部間に配置した内部止
水手段と、からなり、前記内部止水手段を修理または交
換するときに、前記バルーンを膨張させて止水するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0006】また本発明の沈埋函の可撓性継手装置は、
前記他方の函体の外周にシールゴムを取り付け、該シー
ルゴムと函体の外周との間にバルーンを設置したことを
特徴とするものである。ここでシールゴムは、複数の鉄
板をゴムでつないで環形に形成することもできる。
【0007】また本発明の沈埋函の可撓性継手装置の内
部止水手段は、対向する函体の端部間に取り付けた1次
止水ゴムと、前記1次止水ゴムの内側に間隔を空けて取
り付けた2次止水ゴムと、前記1次止水ゴムと2次止水
ゴムとの間であって、前記函体の端部間に周方向に間隔
を空けて配置した複数の耐力バーと、前記耐力バーに嵌
合した複数の耐力スリーブと、からなることを特徴とす
るものである。
【0008】また本発明の沈埋函の可撓性継手装置の修
理方法は、前記した沈埋函の可撓性継手装置を修理する
方法であって、前記バルーンに流動体を注入してバルー
ンを膨張させて止水し、前記対向する函体の端部間に浸
水している水を排水し、前記内部止水手段を修理または
交換し、前記バルーンを収縮して行うものである。
【0009】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら、本発
明に係る一実施の形態について説明する。
【0010】<イ>全体の構成 沈埋函1の途中に、即ち函体10Aと函体10Bとの間
に可撓性継手装置2を設置する。可撓性継手装置2は、
対向する函体10相互の端部11外周を包囲するカバー
プレート3と、このカバープレート3と函体10B外周
との間に設置したバルーン4と、対向する函体10相互
の間に設けた内部止水手段5とからなる。バルーン4を
膨縮自在に構成し、地震等の変位により内部止水手段5
が破損したとき、あるいは長年の使用により内部止水手
段5が劣化したとき、バルーン4を膨張して止水してか
ら、内部止水手段5を修理または交換するものである。
【0011】<ロ>沈埋函 沈埋函1は、RC(鉄筋コンクリート)構造、鋼殻構造
など各種の構造を採用することができる。沈埋函1は、
例えばドライドックなどで製作し、沈埋函1の接合端部
をバルクヘッドで閉鎖する。一つの沈埋函1の長さは8
0メートルから100メートルと長いため、必要に応じ
て沈埋函1を複数の函体10に分割し、函体10Aと函
体10Bとの間に可撓性継手装置2を介在させる。即
ち、対向する函体10A、10Bの端部に内部止水手段
5を取り付け、内部止水手段5と函体10A、10Bの
外側をカバープレート3で覆う。カバープレート3の片
側を、一方の函体10A外周にボルト31及び溶接32
で強固に固定し、他方の函体10Bに対しては固定する
ことなく、開放する。カバープレート3と函体10A外
周との間は、溶接32で止水の効果はあるが、さらにO
リングなどの止水部材33を介在して止水を確実なもの
とする。また、カバープレート3と他方の函体10B外
周との間にバルーン4を収納する。カバープレート3
は、バルーン4を膨らましたとき、これに耐える程度の
剛性をもち、またバルーン4の膨張に応じて変形を許す
軟らかさをも兼ね備えた構成とする。函体10Bの外周
の一部に溝12を設け、バルーン4をたたんだ状態で収
納できるようにしておく。
【0012】図示していないが、従来と同様に沈埋函1
の接合端部隅部付近に4本の吊ワイヤを取り付け、この
吊ワイヤの先を沈設作業船などに搭載した吊下げ用ウイ
ンチに巻回し、沈埋函1を垂下する。そして沈埋函1に
注水し、吊下げ用ウインチから吊ワイヤを繰り出しなが
ら沈埋函1を降下し、水底で既設沈埋函と接合し、1本
の長いトンネルを構築する。
【0013】<ハ>バルーン バルーン4は、密封されたゴム製品,プラスチック製品
の他、気密性を有する布等の繊維製品などで構成する。
バルーン4を環形(リング状)に形成し、函体10Bの
外周の溝12に環装して設置する。バルーン4は、膨縮
自在に構成されており、設置した通常の状態では、前記
したようにバルーン4は、たたまれて溝12内に収納さ
れている。バルーン4の下面(函体10B外周と接する
側)に、継手金具42を介してエア配管41を接続する
(図1参照)。エア配管41は、鋼管、銅管、ゴムパイ
プ、合成樹脂パイプなどからなり、函体10Bを貫通
し、注入バルブ43を介して図示していないが、コンプ
レッサなどのエア供給装置に接続する。
【0014】注入バルブ43を開放し、エア供給装置か
らエア配管41を介してエアをバルーン4内に供給し、
バルーン4を膨張する。バルーン4は、膨張した状態で
は、図1に示すように函体10B外周から外側に向けて
リング状に突出する。バルーン4は、膨張時の大きさ
が、函体10相互が変位し、函体10B外周とカバープ
レート3との間隔が広がった場合でも、これを塞いでシ
ールできる大きさであれば、従来から用いられている一
般的なものを用いることができる。前記したように、カ
バープレート3と函体10A外周との間を溶接32し、
さらに止水部材33を介在してシールしており、バルー
ン4を膨らますことにより函体10Bとの間もシールす
るので、外部から水が函体10の内部に浸水することは
ない。注入バルブ43を閉塞し、図示していないが、排
出バルブを開放してバルーン4内のエアを外部へ排出し
てバルーン4を収縮する。なお、バルーン4に供給する
のはエアに限らず、水、グリース、発泡ウレタンなどの
流動体でもよい。
【0015】<ニ>内部止水手段 内部止水手段5は、対向する函体10の端部11に取り
付けた1次止水ゴム51と、この1次止水ゴム51の内
側に間隔を空けて取り付けた2次止水ゴム52と、これ
ら1次止水ゴム51と2次止水ゴム52との間に設けた
複数の耐力バー53と、さらに各耐力バー53に嵌合し
た複数の耐力スリーブ54とからなる。1次止水ゴム5
1及び2次止水ゴム52は、耐久性及び水密性にすぐれ
たゴムからなり、対向する函体10相互の伸縮を効率的
に吸収することができるように断面波形の屈曲を連続し
て形成する。1次止水ゴム51を2次止水ゴム52より
長く形成し、2次止水ゴム52の外側に配置する。1次
止水ゴム51の両端を、対向する函体10の端部11に
ボルト止め14して固定する。短く形成した2次止水ゴ
ム52は、函体10の端部11に取り付けられるブロッ
ク13にボルト止め15して固定し、ブロック13ごと
函体10の端部11から取り外すことができる構造とす
る(図1参照)。
【0016】1次止水ゴム51と2次止水ゴム52の間
であって、対向する函体10の端部11間において周方
向に間隔を空けて複数の耐力バー53を取り付ける。各
耐力バー53は鋼棒などで構成し、外周に耐力スリーブ
54を嵌合する。耐力バー53は、函体10相互が所定
の間隔以上離れないように作用し、耐力スリーブ54は
函体10相互が近づき過ぎないように作用する。また、
耐力バー53及び耐力スリーブ54は、1次止水ゴム5
1の補強や変位防止の役目も有する。
【0017】1次止水ゴム51と2次止水ゴム52の間
に浸水した水を排水するための排水パイプ16を配管
し、排水パイプ16の途中にチェックバルブ17を設け
る。チェックバルブ17を開放することで、内部止水手
段5内の水を抜き、バルーン4による止水の効果を確認
することができる。また、1次止水ゴム51が破損する
と、1次止水ゴム51と2次止水ゴム52の間に水が浸
水するので、チェックバルブ17は、1次止水ゴム51
の破損のチェックにも利用することができる。
【0018】このように構成した可撓性継手装置2を沈
埋函1の途中に取り付けることによって、地震などによ
り生じる函体10相互の伸縮、せん断、捩れ、角変位な
どを吸収することができるが、万一、内部止水手段5、
特に1次止水ゴム51が破損した場合は、修理または交
換する必要がある。本発明は、可撓性継手装置2を簡単
に修理または交換するようにしたことが重要である。
【0019】次に本発明の沈埋函の可撓性継手装置を交
換する方法について説明する。
【0020】<イ>バルーンを膨張 1次止水ゴム51が破損した場合、1次止水ゴム51と
2次止水ゴム52の間に海水、地下水など(以下、水と
いう)が浸水してくる。なお、1次止水ゴム51が破損
しても、2次止水ゴム52が効いているので、出水する
ことがなく、トンネルとしての機能を損なうことがな
い。注入バルブ43を開け、エアをエア配管41を介し
てバルーン4へ供給する。バルーン4が膨張し、カバー
プレート3と函体10B外周との間をシールする。函体
10相互に変位が生じて、函体10B外周とカバープレ
ート3との間隔が大きくなっても、バルーン4がこれに
追従して膨張するので、問題なくシールすることができ
る。
【0021】<ロ>内部止水手段の取外し 排水パイプ16のチェックバルブ17を開いて、内部止
水手段5(1次止水ゴム51と2次止水ゴム52の間)に
浸水している水を抜く。また、水を抜いたことで、バル
ーン4による止水が効いていることを確認する。両側の
ブロック13とともに2次止水ゴム52を函体10の端
部11から取り外す。耐力バー53と耐力スリーブ54
を、函体10の端部11から取り外す。次いで、破損し
た1次止水ゴム51を函体10の端部11から取り外
す。
【0022】<ハ>内部止水手段の組付け 取り外した1次止水ゴム51の代わりに、新しい1次止
水ゴム51を函体10の端部11に取り付ける。耐力バ
ー53と耐力スリーブ54を函体10の端部11に組み
付ける。2次止水ゴム52を両側のブロック13ととも
に函体10の端部11に取り付ける。注入バルブ43を
切り換えて閉塞し、排出バルブ(図示せず)を開放してバ
ルーン4内のエアを外部へ排出し、バルーン4を収縮し
てたたみ込む。なお、バルーン4をたたみ込むのは、耐
力バー53及び耐力スリーブ54の組付け前に行っても
よい。
【0023】本発明では、短い2次止水ゴム52が手前
にあるため、ブロック13ごと交換することが可能であ
り、短時間で交換できる。水底で、本発明の可撓性継手
装置2を沈埋函1の接合端部に取り付けながら既設沈埋
函と接合するようにしてもよい。また、バルーン4でシ
ールすることにより、地盤改良を行った場合でも、地盤
改良の効果が確実で早く、薬液等の使用量が少なくてす
む。
【0024】
【発明の実施の形態2】函体10Bの外周にシールゴム
6を取り付け、このシールゴム6と函体10Bの外周と
の間にバルーン4を設置してもよい(図4(A)参照)。
シールゴム6は、複数の鉄板61を所定の間隔で函体1
0Bの外周に配置し、この鉄板61間をゴム62でつな
いで環形に形成する(図4(B)参照)。シールゴム6の
一端をボルト63で函体10B外周に固定する。なお、
図4(A)に示すように組み付けたとき、シールゴム6、
ボルト63が函体10B外周より内側に位置するように
溝12を形成し、常時は函体10B外周とカバープレー
ト3とが当接する構造とするのが好ましい。エアをバル
ーン4にエア配管41で供給し、バルーン4を膨らます
ことによって、シールゴム6を起こし、カバープレート
3に押し付けて止水する。シールゴム6がカバープレー
ト3に密着し、シールゴム6を介在することで、カバー
プレート3と函体10B外周との間をより確実に止水す
ることができる。
【0025】
【本発明の効果】本発明の沈埋函の可撓性継手装置及び
その修理方法は、以上説明したようになるから次のよう
な効果を得ることができる。 <イ>対向する函体の外周を包囲するカバープレート
が、一方の函体に水密状態で固定され、他方の函体との
間に膨縮自在のバルーンを設置し、バルーンを膨張して
シールする構成のため、地盤改良することなく、簡単に
可撓性継手装置を修理または交換することができ、多く
の時間を要することなく、トータルコストが安いものと
なる。 <ロ>バルーンを膨らまして外側をシールするので、内
側から安全に作業を行うことができる。また、簡単に可
撓性継手装置を修理または交換することができるため、
急な出水にすぐに対応することができる。 <ハ>バルーンを膨らましてシールする構成のため、可
撓性継手装置を交換する場合に限らず、点検補修時など
要求されれば、直ちに何回でも止水することができる。 <ニ>1次止水ゴムと2次止水ゴムの間に耐力バーを配
置した構成のため、外力を1次止水ゴムと耐力バーで受
け持ち、1次止水ゴムが破れた場合の止水を短い2次止
水ゴムでもたせるため、合理的な設計ができる。 <ホ>膨縮自在のバルーンを膨らまして使用するため、
変形量の異なるものに対しても追従しやすい。 <ヘ>また、膨縮自在のバルーンを膨らますだけでよい
ため、油圧ジャッキなどによる止水構造にくらべ、簡単
な構造の装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルーンを使用した後の可撓性継手装置を示す
説明図。
【図2】バルーンを使用する前の可撓性継手装置を示す
説明図。
【図3】可撓性継手部を示す沈埋函の全体図。
【図4】本発明の他の実施例を示す説明図で、(A)
は、バルーンを膨らませた図。(B)は、シールゴムを
示す図。
【図5】従来の沈埋函の可撓性継手装置を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・沈埋函 10・・函体 2・・・可撓性継手装置 3・・・カバープレート 33・・止水部材 4・・・バルーン 41・・エア配管 5・・・内部止水手段 51・・1次止水ゴム 52・・2次止水ゴム 53・・耐力バー 54・・耐力スリーブ 6・・・シールゴム 61・・鉄板 62・・ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村政俊 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 2D055 AA08 EA02 GD01 GD02 GD04 LA02 LA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】函体と函体との間に設けた沈埋函の可撓性
    継手装置であって、 対向する函体の外周を包囲し、一方の函体の外周に水密
    状態で固定したカバープレートと、 前記カバープレートと他方の函体の外周との間に環形に
    設置した膨縮自在のバルーンと、 前記バルーンに流動体を注入する注入手段と、 前記対向する函体の端部間に配置した内部止水手段と、
    からなり、 前記内部止水手段を修理または交換するときに、前記バ
    ルーンを膨張させて止水するようにしたことを特徴とす
    る、 沈埋函の可撓性継手装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載する沈埋函の可撓性継手装
    置において、 前記他方の函体の外周にシールゴムを取り付け、該シー
    ルゴムと函体の外周との間に前記バルーンを設置したこ
    とを特徴とする、沈埋函の可撓性継手装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載する沈埋函
    の可撓性継手装置において、 前記内部止水手段は、対向する函体の端部間に取り付け
    た1次止水ゴムと、前記1次止水ゴムの内側に間隔を空
    けて取り付けた2次止水ゴムと、前記1次止水ゴムと2
    次止水ゴムとの間であって、前記函体の端部間に周方向
    に間隔を空けて配置した複数の耐力バーと、前記耐力バ
    ーに嵌合した複数の耐力スリーブと、からなることを特
    徴とする、沈埋函の可撓性継手装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3に記載する沈埋函の
    可撓性継手装置の修理方法であって、 前記バルーンに流動体を注入してバルーンを膨張させて
    止水し、 前記対向する函体の端部間に浸水している水を排水し、 前記内部止水手段を修理または交換し、 前記バルーンを収縮して行う、 沈埋函の可撓性継手装置の修理方法。
JP2001238395A 2001-08-06 2001-08-06 沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法 Pending JP2003049442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238395A JP2003049442A (ja) 2001-08-06 2001-08-06 沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238395A JP2003049442A (ja) 2001-08-06 2001-08-06 沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003049442A true JP2003049442A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19069314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001238395A Pending JP2003049442A (ja) 2001-08-06 2001-08-06 沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003049442A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283439A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Toden Kogyo Co Ltd 止水装置及び止水方法
JP2008095330A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Penta Ocean Construction Co Ltd 仮締切用作業函
JP2010265683A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Tokyo Electric Power Co Inc:The 地中構造物
JP2012202082A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Toa Harbor Works Co Ltd 止水作業空間の構築方法および止水作業函
JP2014025280A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Toa Harbor Works Co Ltd 止水作業空間の構築方法および止水作業函
JP2019044567A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 シーシーシーシー ハイウェー コンサルタンツ カンパニー リミテッドCccc Highway Consultants Co., Ltd. プレストレス沈埋函構造及びその施工方法
JP2019085861A (ja) * 2017-11-03 2019-06-06 シーシーシーシー ハイウェー コンサルタンツ カンパニー リミテッドCccc Highway Consultants Co., Ltd. 一体化沈埋函体、その設置方法及び沈埋函体の設置接合方法
CN115162410A (zh) * 2022-08-03 2022-10-11 中交第一航务工程局有限公司 滑触式压力密封装置及应用

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283439A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Toden Kogyo Co Ltd 止水装置及び止水方法
JP2008095330A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Penta Ocean Construction Co Ltd 仮締切用作業函
JP2010265683A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Tokyo Electric Power Co Inc:The 地中構造物
JP2012202082A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Toa Harbor Works Co Ltd 止水作業空間の構築方法および止水作業函
JP2014025280A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Toa Harbor Works Co Ltd 止水作業空間の構築方法および止水作業函
JP2019044567A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 シーシーシーシー ハイウェー コンサルタンツ カンパニー リミテッドCccc Highway Consultants Co., Ltd. プレストレス沈埋函構造及びその施工方法
JP2019085861A (ja) * 2017-11-03 2019-06-06 シーシーシーシー ハイウェー コンサルタンツ カンパニー リミテッドCccc Highway Consultants Co., Ltd. 一体化沈埋函体、その設置方法及び沈埋函体の設置接合方法
CN115162410A (zh) * 2022-08-03 2022-10-11 中交第一航务工程局有限公司 滑触式压力密封装置及应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3533241A (en) Rupturable seal assembly for piling guides
CN102803617B (zh) 用于降低噪声的设备和方法
KR102028133B1 (ko) 팽창성 시일링 섹션을 갖는 케이블 인입 시스템
CN107676104A (zh) 一体化沉管管节及其安装方法、沉管管节的安装合龙方法
US3868826A (en) Clustered and protected pressure lines for setting sleeve packers
JP2003049442A (ja) 沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法
US4827984A (en) Method of repairing or replacing piping and inflatable plug
KR100818248B1 (ko) 수중구조물용 조립식 임시 물막이장치와 이를 이용한수중구조물 방식 및 보수 보강공법
KR100368604B1 (ko) 교각 보수용 수밀 케이션
JP4615784B2 (ja) 沈埋函の可撓性継手装置及びその修理方法
JP3707370B2 (ja) 止水シェルタおよび止水工事方法
JPH09268562A (ja) 乾式作業方法及びそれに用いる作業函
KR200465270Y1 (ko) 관 막이용 패커
JP2018203360A (ja) タンクの付帯設備
JP2846570B2 (ja) 沈埋トンネルとその施工方法
JPH09133272A (ja) 止水方法及び複合シ−ル材
JP2021088903A (ja) 水域構造物の補強部材および補強工法
JPH1193140A (ja) ケーソンにおける止水構造およびこれを用いたケーソン仮締切工法
CN216892418U (zh) 一种改进型水下封隔器
CN117266211B (zh) 一种地下连续墙圆形锁扣预埋件隔离保护结构的安装工艺
JP4113150B2 (ja) 鋼管矢板継手の止水方法
JP4301354B2 (ja) 止水材の構造
JP5105158B2 (ja) 地下タンクの底部構造
JPH0819684B2 (ja) 沈埋函最終接続部の可撓接続方法
JPH1159571A (ja) 浮体ユニットの洋上接合方法、浮体ユニット船底部止 水装置および浮体ユニット