JP4614384B2 - 塗工方法及びベルト部材の製造方法 - Google Patents

塗工方法及びベルト部材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複写機やファクシミリ等のOA機器において定着、加圧、帯電、転写、現像等に使用される円筒部材内面への塗工方法及びベルト部材の製造方法に関する。
従来の円筒部材内面への塗工は、円筒部材の内面にスプレーガンを挿入し、円筒部材もしくはスプレーガンを回転させながら軸方向に移動させ、スプレーするスプレー法がある。
更に、塗工液中に浸漬した後に引き上げるディップ法や、特に内面だけに塗工したい場合などは,垂直に保持した円筒部材内に塗工液を導入充填し、その後、塗工液を一定速度で排出する方法(例えば特許文献1参照)もある。また上記の方法以外にも、円筒部材を高速で回転させ、内側に塗工液を導入し内面に遠心力で張り付かせながら塗工を行う手法(例えば特許文献2参照)が知られている。
しかしながら、従来の、スプレー法やディップ法又は特許文献1の開示されている液面を移動による内面塗工方法は、塗工液粘度に制限があり、粘度が1Pa・s以上の高粘度の塗工液を直接均一に塗工する事は困難な場合があった。
スプレーにおいては霧化する関係上粘度を、材料の特性にも寄るが一般に0.1Pa・s以下に下げなければならず、溶媒により希釈しなければならない。このため固形分比率が下がる為、非常に薄く塗工する場合は均一に塗れるが、ある程度の厚さが必要な場合は薄塗りを数回行ったり、その間に乾燥工程を入れなければならなかったりと非常に手間がかかってしまう場合あるという問題があった。
ディップ又は液面の移動による方法は、粘度が高いままであると塗工量を調整することは困難であり、特に乾燥のしづらい溶媒等を用いている場合、塗工中の液ダレの問題も有り所望の膜厚みを均一に得ることは難しかった。
また特許文献2に開示されている遠心力を用いる内面塗工方法は、部材を高速回転させるため部材自身に制約があり、装置的も大きく複雑な物となってしまう。また遠心力は回転半径に比例する為、内径の大きな円筒部材では回転数は少なくてもよいが、内径の小さい円筒部材では回転数を大きくしなければならなかった。円筒部材の剛性が不足する場合、所望の回転数まで回転数をあげることができない場合があった。
また塗工の際の円筒部材の保持方法であるが、円筒部材が十分な剛性を持っていれば、円筒部材自身を保持することにより保持精度を出すことが可能であるが、可とう性部材からなる、例えば、ベルト状の部材の場合は、遠心力を用いる塗工方法の場合、内面を固定することは出来ない。このような可とう性の円筒部財の場合、精度よく内径が加工されたパイプ状の保持治具にその外面を真空引き等により吸着しその形状を矯正して保持する必要がある。このために、保持装置が非常に複雑な物になってしまう。更に、ベルトの形状次第では固定が困難な場合もあった。
更に、高精度に固定した保持部材を装置上に高精度に固定してさらに高精度に相対移動させなければならなくなるので、高精度の装置が必要となってしまう。
特開2001−341231号公報 特開平11−268058号公報
本発明は、簡便な装置により高粘度の塗工液でも円筒部材内面に塗工液を直接塗布し、良好かつ均一な塗工膜を形成することのできる塗工装置および塗工方法提供するものである。
特に、可とう性を有するベルト状の円筒部材でも、簡便な装置で、可とう性を有するベルト状の円筒部材の内面に塗工液を直接塗布して良好かつ均一な塗工膜を形成するものである。更に、円筒部材を複雑、且つ、高精度な固定装置を用いず、製造することが可能となる。
また、本発明の内面塗工装置でベルト部材の内面に塗工液を塗工することによって、容易に均一な塗工膜を製造でき、且つ、十分な初期ベルト摺動性、および耐久時においても駆動トルクの上昇の少ない良好な性能を持つ定着用ベルトを提供することができる。
本発明の塗工方法は、可とう性の円筒形状の金属ベルトの内面に同軸に塗工ヘッドを配して該金属ベルト内面に塗工液を塗工する塗工方法であって、
該塗工ヘッドは、外周囲に、該金属ベルトの軸方向に垂直なスリットを有し、該スリットから該塗工液を、該スリットの端部で該金属ベルトの内面に該塗工液が接するように供給し、かつ、該金属ベルトと該塗工ヘッドとを軸方向に移動させることで該金属ベルトの内面に該塗工液を塗工する工程を有し、
該塗工液を塗工する工程は、
該塗工ヘッドとして、該金属ベルトの内径よりも大きい最外径を有している塗工ヘッドを用い、該金属ベルトを拡張させ、該金属ベルトの変形を矯正しつつ該塗工液を塗工する工程を含むことを特徴とする。
また、本発明のベルト部材の製造方法は、可とう性のある円筒部材と、該円筒部材の内面に形成された樹脂の皮膜とを有しているベルト部材の製造方法であって、
上記の塗工方法により、可とう性の円筒形状の金属ベルトの内面に樹脂を含む塗工液を塗工して該樹脂の皮膜を形成する工程を有することを特徴とする。
本発明は、円筒部材内面を塗工する塗工ヘッドは、円筒体の内面と相似した円柱形状をし、スリットを該円柱の軸と垂直な面に形成し、スリットから塗工液を供給する構造である。円筒体の内面と同軸上に円柱形の塗工ヘッドを配し、スリットから均一に塗工液を円筒部材の内面に供給し、塗工ヘッドと円筒部材とを同軸の軸方向に移動させることで、円筒部材の内面に均一な膜厚で塗工液を塗工することができる。
塗工ヘッドの直径は、円筒部材の内部を移動可能な寸法であることが好ましく、このために、塗工ヘッドは、最大の部位の直径が円筒部材の内径よりも小さいことが好ましい。
図7は塗工ヘッドと円筒部材との関係を示す模式的断面図である。
円筒部材4と塗工ヘッド2とは同軸に配されているので、塗工時に塗工ヘッド2と円筒部材4は均一な間隙24を保った状態で矢印25の方向に相対的に移動する。塗工液は矢印25の塗工ヘッドの中心部から円筒部材4の内面に供給される。図7(a)ではスリットの上面20の直径と下面21とは同一の直径になっている。この状態では、塗工時の塗工液の膜厚は、間隙24よりも厚くすることができない。塗工時の膜厚が厚い場合、円筒部材内面に塗工された塗工液の液ダレにより塗工ヘッドが汚染されてします場合がある。図7(b)は、スリットの上面20の直径を下面21の直径よりも小さくしたものである。スリットの上面20と下面21とに間隙23が形成されている。間隙23を設けることで間隙24を塗工ヘッドが円筒部材内面に摺動自在に動ける限界の寸法まで小さくしても、スリットの上面20の位置で円筒部材との間隙を大きく取れるので、塗工膜厚が厚くなっても特に問題が生じることがない。
図7(b)の場合、間隙24を、塗工液が液ダレにより間隙24に回り込まない寸法にしておけば、塗工ヘッドが汚染されることもない。
スリットの幅27は、塗工を均一に行なうためには均一であることが好ましいが、塗工液の粘度が高くなれば大きくする必要があるが、上限は特に制限されるものではないが1000μm以下であることが好ましい。
スリットが塗工液によって埋まっていない場合、その部分に気泡等がたまり、その部分が空洞となる。このような空洞が生じるとそこから先がスジとなったり、液の出方が不均一になる。本発明におけるスリットは、貯めた液を塗る場合には、多くぬれすぎた分を掻き落す機能を持っている。定量供給の場合は、材料粘度を利用し供給分を全て強制的に塗りつけることができる。
円筒本体とスリットとの間隙24は、塗工膜厚みの100〜150%にすることが好ましい。
塗工液は、塗工ヘッド内に必要な量の塗工液を充填し、塗工ヘッドに形成された流路を介してスリット部に供給しても、塗工ヘッドの下面から例えば電動ポンプを用いて供給しても良い。塗工ヘッドの外部から塗工液を供給する場合、常に一定の塗工液を供給する必要がある。通常の電動ポンプでも良いが、電動ポンプの場合微小時間では脈動が観測されるポンプよりも、シリンダポンプのような微小時間であっても脈動を生じないポンプを使うことが好ましい。
塗工ヘッドと円筒部材とを同軸に沿って移動するためには、少なくとも円筒部材の一端を固定し、円筒部材と塗工ヘッドと相対的に軸方向に移動することで達成でき、円筒部材あるいは塗工ヘッドを移動させても良いし、円筒部材と塗工ヘッドとを同時に移動させても良いことは言うまでも無いが、円筒部材あるいは塗工ヘッドのいずれか一方を移動させる方が、装置構成が簡単にできるので好ましい。同軸の軸は垂直、水平あるいは傾斜のいずれでも構成することは可能であるが、スリットが水平面に対し水平になる方が塗工膜厚を均等にできるので同軸が水平面に対して垂直になるように配することが好ましい。同軸を水平面に対し垂直になるように配すると、塗工膜厚の均一化以外に、塗工後の円筒部材の移動等も簡単な構成の装置で行なえるという効果も生じる。
図8は、円筒部材の保持部の構成を示す拡大図である。保持部であるワークハンド5は、取付けガイド51と取付ガイド51の嵌めた円筒部材をコレットチャック52で挟み込み、固定板53により円筒部材をワークハンド5から脱落しないように固定保持する。
この構造の場合、取付けガイド51の外面だけ精度よく作っておけば可とう性の部材であっても端部だけ矯正しつつ精度よく簡単に保持できる。
本発明の塗工ヘッドは、円筒部材が可とう性部材であっても、塗工ヘッドの最外径を円筒部材内径より若干小さくしているので、円筒部材が塗工ヘッド最外面形状に倣いこれに沿わせて相対的に移動させることにより円筒部材形状が塗工ヘッドに形状が矯正された状態で内面塗工を行うことができる。
図7(b)のようにスリットの下面が塗工ヘッドの最も広い部分の端部に位置している場合、円筒部材の形状及び塗工ヘッドとの相対的な位置が矯正された状態で塗工されるので塗工液を均一に塗工することが可能となる。
円筒部材と塗工ヘッドとの間には間隙が設けられているが、円筒部材の寸法が大きく、且つ、剛性が高い場合は問題がないが、円筒部材の内径が小さくなる、あるいは、材料が可とう性の材料で構成された円筒部材の場合、円筒部材の変形により塗工ヘッドと接触する場合も考えられる。発明の塗工ヘッドは、上述したように、塗工ヘッドにより円筒部材の変形や位置ずれを矯正しながら塗工することが可能であるが、塗工ヘッドと円筒部材との間隙に流体を導入することにより更なる改善効果を得ることができる。
塗工ヘッドのスリット部の下部に流体を供給する流体を供給する導入口を形成し、流体を供給することで円筒部材と塗工ヘッドとの間隙に流体を充填し、流体を介在させて塗工ヘッドを円筒部材内で移動させることで、塗工ヘッドと円筒部材の内面との摩擦を減らすことができる。
一方、流体がスリット部に回り込むと塗工膜厚の均一性を阻害するので、流体を供給する場合、流体の導入口とスリットとの間に、シール部を設けることが好ましい。
図9は、図5のスリット部2c1の要部拡大図である。塗工ヘッド2cの本体の径が円筒部材4の内径よりも大きい場合でも、スリット下面21の上部に面取り部が形成されている。面取り部の直径が円筒部材の内径(R1)よりも小さければ、面取り部の外径が円筒部材4の内径よりも小さいので、円筒部材は、スリット下面の面取り部までは被せることができる。その後、塗工ヘッドに強制的に押し込むことで達成できる。この際塗工ヘッドの直径が円筒部材の内径と同一になる部分から吹き出し部2c3の下面までの距離が大きいと押し込むことが困難になるのでこの距離は3mm以下であることが好ましく、2mm以下であることがより好ましい。
円筒部材の材料および厚みによる強度(弾性率)で大きく膨らまし代の範囲が変わるが、ステンレス鋼・ニッケル電鋳材等の定着ローラ等で使用する金属基材においてはそのほとんどが厚み30〜200μm、でありこの範囲では、通常の生産ラインでよく使われているエアー圧0.7MPa(MAX)の範囲では100μmが大体の上限となるので、スリット下面21の外径(R2)が円筒部材4の内径(R1)の関係が、R2−R1≦100μmの関係であれば本発明の塗工方法を適用することができる。
100μmを超えた場合でもエアー圧力を上げることで円筒部材を塗工ヘッドに嵌め合わせることは可能であるが、膨らませすぎると変形が戻らなくなる場合があるので100μm程度が好ましい範囲である。
更に、本発明は、電子写真装置でトナーを被記録媒体に定着させるために用いられる定着用ベルトの内面の塗工に適している。
複写機やファクシミリ・LBP等の電子写真装置で使用される定着用ベルトは、近年その画質および定着性もしくはオンデマンド性の要求から樹脂もしくは金属ベルトの上に薄肉のシリコーンゴムをコートしたもの、もしくは、さらにその上にフッ素樹脂チューブを被覆する、あるいはコーティングしたものが考案されている。
加圧ローラと定着ベルトにより紙・OHT(Overhead Transparencies (OHT):OHP用紙)等を挟持搬送し熱と圧をかけることにより紙・OHT等の上にトナーを定着させる定着装置、特に加圧ローラ駆動に寄るものにおいては,定着性および画像むら等の問題のほかにその構成上定着ベルト内面の加圧部材に対する摺動性は、初期特性と耐久性とが要求される。これは十分な初期の摺動性が得られないと定着装置の駆動トルクが大きくなりすぎて、安定して被記録材を搬送できない。また初期特性が良くても耐久時に内面削れ等により摺動性が悪化するとやはり駆動トルクが上昇し使用できなくなってしまうからである。このため金属ベルトの内面に数μmから数十μmの均一な樹脂の皮膜が必要となっている。
本発明の塗工方法を用いると、金属ベルトの内面にポリイミドの原材料であるワニスを高粘度の状態で数μmから数十μmの肉厚で均一に塗工できるため、本発明の塗工方法は、このような内面に摺動のための樹脂層を持つ定着用ベルトの内面塗工に適している。
なお、本発明の塗工方法は、上記のような定着用ベルトに限定されること無く、複写機やファクシミリ等のOA機器で定着、加圧、帯電、転写、現像等に使用される円筒部材・ベルトおよびチューブに応用可能であり、他にもベルトの内面に高粘度の塗工液を薄層でかつ均一に直接塗工する場合にも使用できることはいうまでもない。
次に、参考例及び実施例について図面を参照して説明する。
(第1の参考例)
図1は、第1の参考例の塗工方法が適用された装置を示す概略図である。図2は、図1に示される塗工ヘッドの断面を示す図である。
図1に示す本参考例の塗工装置は、基盤1上に支柱81、82が形成されている。塗工ヘッド2aは、支柱81上に塗工ヘッド2aが固定されている。支柱82には、円筒部材4を保持するワークハンド5がワーク移動装置6形成されている。支柱82上に設けられたモータによりワーク移動装置6は、上下に移動することができ、ワーク移動装置の形成されたワークハンド5もワーク移動装置の移動により上下に移動することができる。
ワークハンド5には、被塗工物である円筒部材4が、該円筒部材の円筒の軸とワークハンド5の移動軸とが平行になるように保持されている。
図2は塗工ヘッド2aの詳細な部分拡大図である。支柱81に固定されている塗工ヘッド2aは、外側面が塗工する際に移動する円筒部材4と接触しないようにする必要があり、円柱の形状で円柱の軸が基盤1に対して垂直になるように固定されている。
参考例では、ワークハンド5を上下動可能な構造としているが、塗工ヘッド2aを上下動可能な構造とすることができることは言うまでもない。
参考例の塗工ヘッド2aは、塗工液3を塗工ヘッド2a内に貯えておき、貯えた塗工液3により円筒部材4の内面の塗工を行なうものである。
塗工ヘッド2aの中心部に形成された液貯め部2a5は、底部に塗工液3を塗工ヘッド2aの外周に移動させる開口2a2が形成されている。開口2a2から移動した塗工液3を塗工ヘッド2aの上部に移動させるために開口2a2の端部には塗工液導入溝2a3が設けられている。塗工ヘッド2aの上部に移動した塗工液3を円筒部材4の内面に塗工するために塗工ヘッド2aの上部には塗工ヘッド2aの外周囲に円柱の軸と直行するスリット2a1が形成されている。詳細は後述するが、スリット部の下面の直径は上面の直径よりも大きく形成されている。
スリット部2a1には、円筒部材4の内面に余分に塗工され戻ってくる塗工液3を液貯め部2a5に戻すための排出口2a4が形成されている。
塗工液3を円筒部材4の内面に均一の塗工するためには、スリット部2a1から均等に塗工液3が供給される必要があり、スリット部2a1の間隔と上面の直径及び下面の直径との差を所望の寸法にする必要がある。この点の詳細は後述する。
詳細な説明は後述の塗工工程の説明で行なうが、被塗工物である円筒部材4は、塗工ヘッド2aの円柱の軸方向と円筒部材の軸との方向を、ワークハンド5がワーク移動装置6によって上下動される際の移動軸と平行になるように塗工ヘッド2aを覆うように保持されている。
塗工液3は、塗工する前にワークヘッドを下降させ、液貯め部2a5からその都度供給した。
塗工する際には、円筒部材4を塗工ヘッド2の外周に沿って移動させるので、ワークハンド5は塗工ヘッド2aに余計な負荷がかからないように水平方向に遊びを設けてある。
参考例においては、円筒部材4は、内径が、φ34mmで厚みが、500μm、長さが300mmのNiパイプを用いた。塗工液3は、液粘度が5Pa・sのポリイミド・ワニス(宇部興産(株)製、商品名:UワニスS)を用いて、20μmのポリイミド膜を形成できるように塗工した。
このワニスは固形分が約20%である為、20μmの膜厚みを得る為に厚さ100μmの塗工を行った。塗工液3の液粘度は室温でB型粘度計によって測定した。
また塗工ヘッド2aのスリット部分2a1の外径は、100μmの厚さで塗工するため、円筒部材内面と120μmの間隔を維持できるようにφ33.76mmとした。また塗工ヘッド2aの最外面の寸法は円筒部材4と摺動自在となるようにφ33.98mmとした。
塗工ヘッドの最外面の寸法は、スリット部の下面の寸法と同一で、円筒部材と摺動自在とするために円筒部材の内径よりも20小さくしておくことが好ましい。又、円筒部材の内径よりも60μm小さくしておけば、塗工液が液ダレしてしまうことはない。
塗工ヘッドの最外面と円筒部材の内径の間隔24は、10μmから30μmが好ましい。スリットの間隔23は塗工液を内面に所望の厚みで塗りつけるため塗工厚み≦間隙23≦塗工膜厚*1.5が好ましい。本参考例では100≦スリット間隔23≦150である為120μmを選択した。
円筒部材4を塗工ヘッド2aの最外面に沿って移動させる構成であるため、ワークハンド5は塗工ヘッド2aに余計な負荷がかからないように水平方向に遊びを設けてあるが、塗工ヘッド2aと円筒部材4がほぼ同軸になるように調整した。
参考例では塗工ヘッド最外径は円筒部材内径より約20μm小さくなっている為円筒部材は塗工ヘッドに沿って容易に被覆されていく。塗工液の供給後ワークハンド5を移動速度10mm/secで上昇させることで円筒部材4の内面への塗工液3の塗工を行った。
上昇速度による減圧状態で塗工液はワーク内面に供給されるので、この時の量はあくまで過剰であり上のスリットで余分量を掻き落し膜厚を調整する。このためスリット部分の外径は上記の寸法であることが好ましい。又、上昇速度はスリットの部分に液が必要量以上に供給されれば良く、速度を上げるほど供給量は増加する。
液貯め部への塗工液の供給量は、塗膜31の必要な量とほぼ同じにしてある。このような条件で塗工を行ったところ、円筒部材は塗工ヘッド2aに沿って移動し塗工液はスリットを通して内面に均一に塗り付けられ、また約30秒で塗工が終り直ぐに次の乾燥工程に円筒部材を持っていける為円筒部材軸方向での液ダレがほとんど発生しなかった。塗工後180℃に設定した熱風循環乾燥機で約10分乾燥後300℃で約20分の焼成を行いポリイミドの膜を得た。この際の塗膜の厚みは20±10μmに押えることが出来た。
(第2の参考例)
図3は、第2の参考例の塗工方法が適用された装置を示す概略図である。図4は、図2に示される塗工ヘッドの断面を示す図である。
参考例では、塗工液3の塗工ヘッドへの供給を、塗工前に液貯め部に蓄積するのではなく、塗工時に塗工ヘッド2bの下面から一定速度で供給するようにした。
図3で、円筒部材の保持及び移動のための構成は図1と同じであるので説明は省略する。尚、図3の塗工ヘッド2は、第2の参考例では、図4に示される塗工ヘッド2bが配置され、後述の第1の実施例では、塗工ヘッド2cを配置することができる。
塗工ヘッド2bは、支柱81に固定され、支柱83上に設けられたモータ11により駆動されるシリンダポンプ10に塗工液が塗工液を搬送する液搬送チューブ9を介し支柱81内に設けられた塗工液3の導入孔からは塗工ヘッド2bに供給される。
シリンダポンプ10は、定量(単位時間当たりの量が一定)の塗布液を吐出可能な電動式のものであり、そのシリンダポンプ10からチューブ9を通して塗工ヘッド2bに塗工液3が供給される。シリンダポンプ10は、送り出す液の脈動が起きないため、安定した吐出が可能である。
塗工ヘッド2bはステンレス製の円柱状の形状をしている。基盤1上に形成された支柱81上に、円柱の軸が垂直になるように固定されている。
塗工ヘッド2bは、円筒部材4内面との間で塗工液3の塗りつけ量を調整するための周方向に形成された均一なスリット部分2b1を有し、塗工液3はヘッド下部の開口部2b2から供給され、スリット部へ液を円周方向に均等に分配する為のリング状の液貯め部分2b3を介してスリット部分2b1へ供給される。
塗工液3の供給は塗り付け量分だけとなっており供給された塗工液3はスリットにより全て円筒部材4内面に塗りつけられることとなる。これにより円筒部材4の内面に一定量の塗工膜31が均一に形成される。
塗工液の塗工ヘッドへの供給量は、塗工液の粘度、円筒部材寸法、円筒部材の移動速度等により変化するので所望の厚さを得る塗工液の供給量を決定する必要がある。
参考例も、第1の参考例と同様の円筒部材・塗工液を用いて厚さ20μmの膜厚を得る為に厚さ100μmの塗工を行った。
参考例の塗工ヘッド2bも第1の参考例の塗工ヘッド2aと同様に、スリット部分2b1の外径は、円筒部材内面と120μmの間隙を形成できるようにφ33.76mmとし、最外面の寸法は円筒部材4と摺動自在となるようにφ33.98mmとした。
第1の参考例と同様に円筒部材4を塗工ヘッド2bの最外面に沿って移動させる構成であるため、ワークハンド5は塗工ヘッド2bに余計な負荷がかからないように水平方向に遊びを設けてあるが、塗工ヘッド2bと円筒部材4がほぼ同軸になるように調整した。
塗工は、ワークハンド5を移動速度10mm/secにあわせ、塗工液を102mm3/sの一定速度で塗工ヘッド2bに供給した。このような条件で塗工を行ったところ第1の参考例と同様に円筒部材は塗工ヘッド2bに沿って移動し塗工液はスリットを通して内面に均一に塗り付けられ、また約30秒で塗工が終り直ぐに次の乾燥工程に円筒部材を持っていける為円筒部材軸方向での液ダレがほとんど発生しなかった。塗工後180℃に設定した熱風循環乾燥機で約10分乾燥後300℃で約20分の焼成を行いポリイミドの膜を得た。この際の塗膜の厚みは20±10μmに押えることが出来た。しかも塗工終了時に塗工ヘッドの周囲への塗工液の付着がほとんどないため、クリーニング無に繰り返し塗工することが出来た。
(第1の実施例)
本発明の第1の実施例の塗工ヘッドである。
第1及び第2の参考例の塗工装置は円筒部材の厚さが500μmのNiパイプを用いたので比較的剛性が高い円筒部材であるが、厚さが50μmに薄くなるとNiパイプであっても可とう性が生じてくる。本実施例は可とう性のある円筒部材に適用可能な塗工ヘッドである。
図5は、本実施例の塗工ヘッドの断面を示す図である。塗工ヘッド2cは、流体を流している点を除き第2の参考例で説明した塗工ヘッド2bと同様の構成をしている。塗工ヘッド2bと同じ部分には同一番号を付与している。
塗工ヘッド2cは、塗工液3をヘッドに導入する導入孔の外周囲から流体を塗工ヘッド2cへ供給する。供給された流体は、塗工ヘッド2cに設けられたスリット部2b3よりも下面の外周囲にスリット部2b3に平行して設けられた流体の吹き出し口2c3から射出される。スリット部2c3と流体の噴出し口2c3との間にヘッドの側面にスリット部と平行してシール部2c4が形成されている。シール部2c4は、流体の噴出し口2c4から射出された流体がスリット部2b1に廻りこむ事防止するためのもので円筒部材と隙間なく接触して射出された流体がスリット部2b1に漏れないようにするために、弾性を持った材料で、且つ、塗工ヘッド2cの直径及び円筒部材4の直径よりも大きいことが好ましい。
また流体のスリット側への漏れを防ぐ為シール部材2c4が取付けられている本実施例ではシリコーンゴム製のものを用いた。
流体を均一円筒部材4との間に均一に流体を充填するために均等の間隔で複数の流体の吹き出し口2c3設けることが好ましい。噴出し口の寸法はその部分の円筒部材が変形しない程度であれば良くφ1.5mm以下が好ましい。噴出し口の個数は周方向の流れのばらつきを減らす為3個以上が好ましい。
流体としては塗工液と反応しない材料で液体であっても特に問題はないが、気体を使うほうが使用後の廃材にならないので気体を使うほうが好ましい。気体としては、環境に影響がなく、使用時に危険のない気体であれば特に問題はないが、空気あるいは窒素のようなガスを、エアーフィルター等を用い塵埃を除去した後、乾燥した乾燥空気あるいは乾燥窒素を用いることが好ましい。
本実施例では流体として乾燥空気を用いた。乾燥空気は、周方向に4箇所均等に設けられた寸法がφ1mmの噴出し口から塗工ヘッド2cと円筒部材4との間隙に供給された。
また流体のスリット側への漏れを防ぐ為シール部材2c4が取付けられている。本実施例ではシリコーンゴム製のものを用いた。
シール部2c4は、円筒部材の最外面の寸法と略同一の寸法であることが好ましい。シール部材はゴム製であるため円筒部材内面と塗工ヘッドの微小な隙間を埋めて塗工部分へのエアーの回り込みを防ぐことが可能となる。
本実施例の塗工ヘッド2cのスリット部分2c1の外径は円筒部材内面と120μmの間隙を形成できるようにφ33.76mmとした。また最外面の寸法は円筒部材4を拡張矯正することができるようにφ34.02mmとした。
円筒部材4を塗工ヘッド2cの最外面に拡張し沿わす形で上下に移動させる構成であるため、ワークハンド5は塗工ヘッド2cに余計な負荷がかからないように水平方向に遊びを設けてあるが、塗工ヘッド2cと円筒部材4がほぼ同軸であるように調整した。
本実施例においては、可とう性を持つ円筒部材4として、内径がφ34mm、厚さ50μm、長さ300mmのNi電鋳ベルトを用いた。
図4に示す、空気を流す塗工ヘッドを用いた以外は第2の参考例と同様に塗工を行なった。
尚、乾燥空気は、0.4MPaで、流量1L/min.を塗工ヘッド2cに供給した。
本来ベルト内径より塗工ヘッド部材外径のほうが大きいため入らないはずであるが、吹き出し口2c3より0.4MPaの乾燥空気を導入したところ、50μmの金属ベルトの弾性により塗工ヘッド最外面とベルト内面との界面に摺動層としての非常に薄い空気層が形成され被覆およびベルトの移動が非常にスムーズにできるようになった。また空気層はベルトの材質と厚みおよび導入圧により調整でき本実施例においては1μm程度となり精度自身に大きく影響を与える物ではない。また導入された乾燥空気はシール部材2c4によりスリット方向へ流れ込まず塗工への影響はなかった。
このような状態で第2の参考例と同様に塗工を行ったところ、ベルトは塗工ヘッドに沿って矯正されつつ塗工が行え、塗工液はスリットを通してベルト内面に均一に塗り付けられ、また約30秒で塗工が終り直ぐに次の乾燥工程に円筒部材を持っていける為円筒部材軸方向での液ダレがほとんど発生しなかった。塗工後180℃に設定した熱風循環乾燥機で約10分乾燥後300℃で約20分の焼成を行いポリイミドの膜を得た。この際の塗膜の厚みは20±10μmに押えることが出来た。しかも塗工終了時に塗工ヘッドの周囲への塗工液の付着がほとんどないため、クリーニング無に繰り返し塗工することが出来た。
(第の実施例)
図6は、本発明の第1の実施例の塗工方法により製作された定着用ベルトの断面図である。
本実施例では、本発明の効果を検証するために次のように高粘度塗布液の塗布を行い、定着用ベルトを作製した。
の実施例の塗工方法により、ベルト内径がφ34mm、厚み50μm、長さが300mmのNi電鋳ベルト14の内面に液粘度が5Pa・sのポリイミド・ワニス(宇部興産、商品名:ワニスS)を用いて、20μmのポリイミド膜を形成できるように塗工した。このワニスは固形分が約20%である為20μmの膜厚みを得る為に厚さ100μmの塗工を行った。
塗工液3の液粘度は室温でB型粘度計によって測定した。
本実施例ではNi電鋳ベルト14の内面を有機溶剤を用いて洗浄しその内面に第1の実施例と全く同様に塗工をおこなった。ベルトは塗工ヘッドに沿って矯正されつつ塗工を行った。塗工液はスリットを通してベルト内面に均一に塗り付けられ、また約30秒で塗工が終り直ぐに次の乾燥工程に円筒部材を搬送することができた。乾燥工程を塗工後直ぐに行えるので、円筒部材軸方向での液ダレがほとんど発生しなかった。
乾燥は、180℃に設定した熱風循環乾燥機で約10分乾燥後、更に、220℃で約60分の焼成を行った。イミド化率はおおよそ85%であるポリイミドの膜が形成できた。得られた塗膜の厚みは、20±10μmに押えることが出来、塗工終了時に塗工ヘッドの周囲への塗工液の付着がほとんどないため、クリーニング無に繰り返し塗工することが出来た。
この内面にポリイミド17の成膜されたNi電鋳ベルト14、に東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製のLTVシリコーンゴム材料を300μmの厚みで成形した。成形に関しては本実施例においてはシリコーンゴムと金属を加硫接着させる為のプライマー層を形成させた後にリングコートを行い熱風循環乾燥機により加硫したが、型成形等を用いても、もちろんかまわない。
その後、200℃の熱風循環式乾燥機で4時間、2次硬化を行った。このベルトを厚さ30μmのPFA(テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)熱収縮チューブ16で被覆することにより、図6に示すようにNi電鋳ベルト基層14の内面にポリイミド17、Ni電鋳ベルト基層14の外周面にシリコーンゴム15およびPFA熱収縮チューブ16がこの順に積層された定着用ベルトが得られた。
得られた定着ベルトを電磁誘導加熱方式の装置であるキヤノン社製LBP−2510に装着して10万枚の通紙耐久試験を行ったところポリイミド樹脂層の削れは、5μ以下で、回転トルクは、初期0.2N・mに対し、耐久後も0.392N・mと回転トルクであった。この値は、現在使用している定着ベルトとほぼ同等の特性であった。
第1の参考例の塗工装置を示す概略図。 第1の参考例の塗工へッドの断面図。 第2の参考例の塗工装置を示す概略図。 本発明の第の実施例の塗工ヘッドの断面図。 本発明の第の実施例の塗工ヘッドの断面図。 本発明の第の実施例により製作された定着用ベルトの断面図である。 塗工ヘッドと円と部材との関係を示す図。 本発明のワークハンドの拡大図。 本発明の第の実施例の塗工ヘッドの要部拡大図。
符号の説明
1 基盤
2 塗工ヘッド
2a1 スリット部
2a2 開口
2b2 開口部
2a3 塗工液導入溝
2b3 リング状液貯め部
2c3 吹き出し口
2a4 排出口
2c4 シール部
2a5 液貯め部
3 塗工液
4 円筒部材
5 ワークハンド
6 ワーク移動装置
7 、11 モータ
8 支柱
9 液搬送用チューブ
10 シリンダポンプ
11 エアー導入チューブ
13 流体(乾燥空気)
14 Ni電鋳ベルト
15 シリコーンゴム
16 PFA熱収縮チューブ
17 ポリイミド樹脂
81、82、83 支柱
20 スリットの上面
21 スリットの下面
23、24間隙
25 矢印
27 スリット幅

Claims (4)

  1. 可とう性の円筒形状の金属ベルトの内面に同軸に塗工ヘッドを配して該金属ベルト内面に塗工液を塗工する塗工方法であって、
    該塗工ヘッドは、外周囲に、該金属ベルトの軸方向に垂直なスリットを有し、該スリットから該塗工液を、該スリットの端部で該金属ベルトの内面に該塗工液が接するように供給し、かつ、該金属ベルトと該塗工ヘッドとを軸方向に移動させることで該金属ベルトの内面に該塗工液を塗工する工程を有し、
    該塗工液を塗工する工程は、
    該塗工ヘッドとして、該金属ベルトの内径よりも大きい最外径を有している塗工ヘッドを用い、該金属ベルトを拡張させ、該金属ベルトの変形を矯正しつつ該塗工液を塗工する工程を含むことを特徴とする塗工方法。
  2. 前記塗工ヘッドと前記金属ベルトの内面との間隙に流体を介在させて、前記塗工ヘッドを前記金属ベルト内で移動させる工程を更に含む請求項1に記載の塗工方法。
  3. 前記流体が気体である請求項2に記載の塗工方法。
  4. 可とう性のある円筒部材と、該円筒部材の内面に形成された樹脂の皮膜とを有しているベルト部材の製造方法であって、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の塗工方法により、可とう性の円筒形状の金属ベルトの内面に樹脂を含む塗工液を塗工して該樹脂の皮膜を形成する工程を有することを特徴とするベルト部材の製造方法。
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