JP4614205B2 - キ−コ−ド可変型シリンダ−錠 - Google Patents

キ−コ−ド可変型シリンダ−錠 Download PDF

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Description

本発明は、建物や車輌などのドアに装備されるシリンダ−錠に関し、詳しくは、シリンダ−錠のキ−コ−ドを新規キ−に合せて簡単に変更できるようにしたキ−コ−ド可変型シリンダ−錠に係る。
建物や車輌などのドアに装備されているシリンダ−錠は、広く知られている通り、ドアに装着されるホルダ−と、このホルダ−内に回転可能に収容されたシリンダ−とを有し、シリンダ−にキ−を差し入れないかぎり、シリンダ−がホルダ−に対して回転不能となって施錠となり、一方、キ−をシリンダ−に差し入れることで、シリンダ−がホルダ−に対して回転可能となり、キ−を差し入れたままシリンダ−を回転させることで解錠する構成となっている。
また、この種のシリンダ−錠には、シリンダ−にキ−を差し込むことに連動させて多数のタンブラ−をホルダ−の係合溝から脱出させシリンダ−を回転可能に移行させるものの他に、シリンダ−にキ−を差し込むことに連動して多数のタンブラ−の切欠凹部が直線上に整列し、この切欠凹部に突入するサイドバ−がホルダ−の係合溝から脱出してシリンダ−を回転可能に移行させる構成のサイドバ−タイプのものがある。
その他に、コンストラクション機能を有するサイドバ−タイプのシリンダ−錠が知られている。
このシリンダ−錠は、全長の短いコンストラクションキ−を使用する場合には、後側のタンブラ−がコンストラクションカムに突入したままとなり、このコンストラクションカムが、シリンダ−と一体的に回転して施解錠する。
全長の長いユ−ザ−キ−を使用する場合は、コンストラクション機能が解除される。
すなわち、ユ−ザ−キ−によって全てのタンブラ−が動作され、後側のタンブラ−がコンストラクションカムから脱出するため、このコンストラクションカムがホルダ−と一体的に連結するように移動する。
したがって、コンストラクションキ−では後側のタンブラ−がホルダ−と一体結合のコンストラクションカムから脱出しないため、シリンダ−が非回転となり解錠することができないが、ユ−ザ−キ−を使用すれば全てのタンブラ−が動作するので、シリンダ−が回転可能になり施解錠することができる。
特開2002−038776号公報
上記したような従来のシリンダ−錠は、キ−を紛失したり、或いは、キ−が盗まれたようなときには施解錠することができないため、錠業者に錠の取り付け交換を依頼しなければならない。
しかし、錠の交換は、交換作業に時間がかかる上、錠代と作業代など高額な費用を負担することになる。
また、マンションの居住者が替わったときには、部屋の玄関ドア錠を新たな錠に交換することが多いが、このような場合にも上記同様に錠業者に交換依頼をする必要があった。
上記した問題を解決するため、シリンダ−錠をドアに取付けた状態でキ−コ−ドを変更して新規キ−によって施解錠できるようにしたキ−コ−ド可変型シリンダ−錠が既に開発されているが、構造が複雑でコストが高く、信頼性にも問題があった。
本発明は上記した実情にかんがみ、キ−の紛失などによって施解錠できない場合には、特定の新規キ−によって施解錠することにより、キ−コ−ドを自動的に変更することができ、以降はその新規キ−によって施解錠することができるキ−コ−ド可変型シリンダ−錠を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では、第1の発明として、内周面に係合溝を有するホルダーと、このホルダー内に回転可能に収容し、キーを挿入した回転させるシリンダーとを備え、前記シリンダーには、キーの挿入方向と直交する方向にばね勢力を与えた複数のタンブラーと、キー挿入前の状態ではタンブラーにより押動され前記ホルダーの係合溝に突入してシリンダーを非回転とし、かつ、キーの挿入によって整列した各タンブラーの切欠凹部にばね勢力で突入移動して前記係合溝から脱出しシリンダーを回転可能とするサイドバーとが設けられたシリンダー錠において、前記タンブラーの少なくとも一つのタンブラーは、相対移動可能に重ね合せた第1タンブラー板と第2タンブラー板とで形成すると共に、
これら第1、第2タンブラー板には、前記サイドバーを突入移動させる切欠凹部と、新規キーによって相対移動位置を定めてキーコード設定するコード設定部とを設けたキーコード変更用タンブラーとして構成し、さらに、前記第1タンブラーと第2タンブラーとに設けたコード設定部は、弾性的に噛合し、新規キーによって噛合位置を少なくとも2位置に変えることができる噛合部からなり、この噛合部の噛合位置を変えて第1、第2タンブラー板の相対的な移動位置を可変してキーコード設定する構成としたことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠を提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のシリンダー錠において、前記ホルダーの内周面には、前記タンブラーが進出可能は凹形溝を形成し、前記第1、第2タンブラー板のいずれか一方には、前記凹形部の溝側部に当接可能な当接部を設け、新規キーによるシリンダーの回転に応動させて前記当接部を前記溝側部に当接させ、その当接による前記当接部の後退動にしたがって一方のタンブラー板を他方のタンブラー板に対し移動させキーコード設定する構成としたことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠を提案する。
第3の発明としては、上記した第1又は第2の発明のシリンダー錠において、
前記第1、第2タンブラー板のうち、移動させる一方のタンブラー板の前記切欠凹部の切欠幅に対し、その他方のタンブラー板の前記切欠凹部の切欠幅を広く形成したことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠を提案する。
第4の発明としては、上記した第1〜第3の発明のいずれかの発明のシリンダー錠において、前記第1、第2タンブラー板のうち、他方のタンブラー板には、一方のタンブラー板を重合させる肉薄面部を設けたことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠を提案する。
第5の発明としては、上記した第1〜第4の発明のいずれかの発明のシリンダー錠において、前記第1、第2タンブラー板のうち、他方のタンブラー板には一方のタンブラー板を移動自在に保持する保持板を設けたことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠を提案する。
第1の発明のシリンダ−錠は、シリンダ−錠に新規キ−を差し入れて施解錠操作することで、キ−コ−ド変更用タンブラ−を形成する第1、第2コ−ド板の相対移動位置が定まり、シリンダ−錠に新たなキ−コ−ドが自動的に設定される。
これより、シリンダ−錠を交換することなく、新規キ−によって施解錠することができるシリンダ−錠となり、また、従来キ−の使用を不可能にするシリンダ−錠となる。
さらに、このシリンダ−錠は、キ−コ−ド変更用タンブラ−と通常のタンブラ−とを組合せて配設したので、防盗性の高いシリンダ−錠を数種類のキ−コ−ドに変更することができる。
なお、全てのタンブラ−をキ−コ−ド変更用タンブラ−として構成することもできる。
この場合には防盗性が低下するが、キ−コ−ドの変更可能な回数を増加することができる。
さらに、上記したシリンダー錠は、コード設定部である噛合部の噛合位置が新規キーの使用によって少なくとも2位置に変わって、第1、第2タンブラー板の相対移動位置が変更される。
この結果、キーコード変更のための他の部材や操作を必要とせずに、新規キーをシリンダーに差し入れて回転操作するだけで新らたなキーコードに変更することができるシリンダー錠となる。
第2の発明のシリンダー錠は、新規キーをシリンダーに差し入れ第1、第2タンブラー板を相対移動させた後、新規キーを差し入れたままシリンダーを回転することによりキーコードが設定される。
すなわち、シリンダーの回転に伴って一方のタンブラー板の当接部がホルダーの溝側部に当接して後退動するため、一方のタンブラー板が他方のタンブラー板に対して移動し、新らたなキーコードが設定される。
この結果、第1の発明と同様にキーコード変更のための他の部材や操作を必要とせずにキーコードを変更することができる。
第3の発明のシリンダー錠は、キーコードの変更によって第1、第2タンブラー板が相対移動した場合にも、サイドバーがこれら第1、第2タンブラー板の切欠凹部に突入移動できるように、一方のタンブラー板の切欠凹部の切欠幅に対し他方のタンブラー板の切欠凹部の切欠幅を広く形成したことが特徴となっている。
第4の発明のシリンダー錠は、第1、第2タンブラー板のうち、他方のタンブラー板の薄肉面部に一方のタンブラー板を重ね合せる構成とすることによって、2つのタンブラー板の傾きを防ぐことができる。
この結果、第1、第2タンブラー板の平行移動により、キーコードの変更動作が安定に、かつ、確実に行なわれる。
第5の発明のシリンダー錠は、第1、第2タンブラー板のうち、他方のタンブラー板に一方のタンブラー板を移動自在に保持する保持部材を設けたので、これら2つのタンブラー板が離れ、タンブラー板がシリンダーに接触して動作が不安定となることを防止することができる。
次に、本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1は本発明の一実施形態として示したキ−コ−ド可変型シリンダ−錠の正面図、図2は図1上のA−A線拡大断面図、図3は上記シリンダ−錠の主要部品を示した分解斜視図である。
図示するように、このシリンダ−錠10は、ホルダ−11、シリンダ−12、カバ−13、蓄光環14、プレ−ト15によって構成されている。
このシリンダ−錠10は、ドアに形成した取付開口部の周囲部にホルダ−11を取付け、シリンダ−12のテ−ルピ−ス12aをドア内部に設けた錠装置に連結する。
上記のホルダ−11は、円筒状体のもので、その前端側には小径筒部11aと鍔部11bとが設けてあり、また、内周面には2つの係合部11c、11dを対向面部に形成し、さらに、係合溝11c、11dの中間となる面部には2つの凹形溝11e、11fが対向形成してある。
なお、図1〜図3には凹形溝11fが図示されていない。
上記したシリンダ−12は、ホルダ−11内に回転可能に収容され、プレ−ト15により抜け止めされた円柱状体のものである。
なお、プレ−ト15はホルダ−11に固着してある。
このシリンダ−12には、円柱軸心方向に内部形成したキ−挿入穴12bと、このキ−挿入穴12bと直交する方向に形成した多数のタンブラ−孔12cと、外周面に形成した略I形のサイドバ−用穴12dと、クリック機構用の小穴12eとが設けてある。
図4はシリンダ−12に装備するタンブラ−16、17とを示す。なお、本実施形態では同形状の7枚の通常タンブラ−16と同構成の3枚のキ−コ−ド変更用タンブラ−17との10枚のタンブラ−構成としてある。
タンブラ−16は、短辺側を円弧状とした略矩形板からなる公知構成のもので、一側部にスプリング受部16a、他側部に切欠凹部16cを有し、さらに、板中に形成したキ−孔部にキ−コ−ド係合部16bを設けた構成となっている。
以下、このタンブラ−16を通常タンブラ−と称して説明することがある。
タンブラ−17は、上記した通常タンブラ−16とほぼ同形状の第1タンブラ−板18と、ほぼU字形として第1タンブラ−板18に移動可能として重ね合せた第2タンブラ−板19とで構成したキ−コ−ド変更用タンブラ−となっている。
第1タンブラ−板18には、スプリング受部18a、キ−コ−ド係合部18b、切欠凹部18c(図5、図6参照)が設けてあり、第2タンブラ−板19には、切欠凹部19cなどが設けてあるが、これら第1、第2タンブラ−板18、19については詳細に後述する。
タンブラ−16、17の各々は、シリンダ−12のタンブラ−孔12cに挿入し、各々のタンブラ−に付設するスプリング20a、20bによってキ−挿入穴12bと直交する方向の押動勢力を与える。
具体的には、スプリング20aによって図4中右方向に押動勢力を与えたタンブラ−16、17と、スプリング20bによって図4中左方向に押動勢力を与えたタンブラ−16、17とが備えてある。
つまり、各々のタンブラ−孔12cの一端部に設けたスプリング用穴12fに各スプリング20aを内装した後、タンブラ−16、17をタンブラ−孔12cに挿入し、それらのスプリング受部16a、18aをスプリング20aに当接させ、そして、シリンダ−12に挿入するスプリングリッド21によって各タンブラ−16、17のスプリング受部16a、18aを受け止めし、タンブラ−16、17の抜け止めを行なう。
左方向に押動勢力を与えるタンブラ−16、17は、各々のタンブラ−孔12cにタンブラ−16、17を内装した後に、スプリング20bをスプリング用穴12fに挿入し、このスプリング20bの一端部を上記のスプリングリッドに当接させるようにしてタンブラ−16、17の抜け止めを行なうようにしてある。
また、上記のシリンダ−12には、図2、図3に示すように、サイドバ−22が装備してある。
このサイドバ−22は、両端部側を低い段面とした細長形体で、その下面が角形断面となっている。
上記のサイドバ−22は、シリンダ−12のサイドバ−用穴12dに内装させるが、その両端部側の低段面と2つの止金具23との間に設けたスプリング24によってシリンダ−12内に没入するように移動勢力を受けている。
なお、止金具23はサイドバ−用穴12dの両端部で加締め止めし、シリンダ−12に固定してある。
さらに、上記した小孔12eには、ばね26によって突出勢力を与えた小球27を設け、この小球27がホルダ−11の凹部11gに突入し、キ−の挿抜位置で節度感を与えるクリック機構を構成してある。
上記したカバ−13は、ホルダ−11の外周を覆うもので、ホルダ−11の鍔部11bにねじ止めしてある。
また、カバ−13は、前側を円錐形に形成し、その前面端にシリンダ−12のキ−挿入穴12bを露出させる円形孔13aが設けてある。
上記した蓄光環14は、例えば、蓄光材料を練り込んでポリカ−ボネイトで形成し、夜間に発光させるもので、これはカバ−14aに接着剤で接着してある。
すなわち、カバ−14aをホルダ−11の小径筒部11aの周面と前面とを覆うように加締め止めすることで、蓄光環14をホルダ−11に固着する構成としてある。
上記したシリンダ−錠10は、キ−をキ−挿入穴12bに挿入しない状態では、各タンブラ−16、17の切欠凹部16c、18c、19cが非整列となっているため、サイドバ−22がその切欠凹部16c、18c、19cに突入することができず、タンブラ−16、17の側部に当接して押し戻されている。
つまり、サイドバ−22がスプリング24のばね勢力に抗してシリンダ−12より突出し、図2に示すように、ホルダ−11の係合溝11cに突入している。
したがって、サイドバ−22が係合溝11cに係合していることから、シリンダ−12の回転が阻止される。
この状態ではテ−ルピ−ス12aに連動する錠装置がドアロック又はドアアンロックの動作となる。
施錠している錠装置を解錠させるためキ−をキ−挿入穴12bに挿入すると、キ−のキ−コ−ド部にしたがってタンブラ−16、17のキ−コ−ド係合部16b、18bが駆動されることから、各タンブラ−16、17が切欠凹部16c、18c、19c(切換凹部18c、19cは一体的に移動する)を直線上に整列させるように移動する。
このため、サイドバ−22がスプリング24のばね勢力で整列した切欠凹部16c、18c、19cに突入移動する。
サイドバ−22が切欠凹部16c、18c、19cに突入してシリンダ−12に没入すると、サイドバ−22がホルダ−11の係合溝11cから脱出し、係合溝11cによるサイドバ−22の係合が解放されるため、シリンダ−12の回転が可能になる。
したがって、キ−を挿入したままシリンダ−12を左回転させることにより、テ−ルピ−ス12aに連動された錠装置がドアをアンロックさせるように動作する。
なお、キ−の左回転は90度の回転位置で錠装置によって規制される。
これより、施錠されていたドアを解錠し、ドアを開くことができる。
また、キ−をキ−挿入穴12bより抜き取る場合は、キ−を回転位置から右回転し、小球27によるクリック機構の節度位置、つまり、図1に示すキ−の差し入れ位置まで戻し回転して抜き出す。
ドアを施錠させる場合は、キ−をキ−挿入穴12bに挿入し、シリンダ−12を上記とは反対に右方向に90度回転させる。
このキ−操作により錠装置がドアをロックするように動作する。
なお、この場合にもキ−の右回転位置が錠装置によって規制される。
そして、キ−を左回転して図1に示すキ−の差し入れ位置に戻しキ−挿入穴12bから抜き取ることで、タンブラ−16、17がスプリング20a、20bのばね勢力で戻り移動するため、サイドバ−22が切欠凹部16c、18c、19cから脱出し、タンブラ−16、17の側部に乗り上がるようになる。
したがって、サイドバ−22がシリンダ−12から突出してホルダ−11の係合溝11cに突入し、図2に示す施錠状態となる。
続いて、タンブラ−17について説明する。
このタンブラ−17は、キ−コ−ド変更用タンブラ−であって、シリンダ−錠10のキ−コ−ドを変更するためのものである。
すなわち、このタンブラ−17は、現行キ−を紛失したような場合に、シリンダ−錠10を交換することなく、キ−コ−ドを変更して新規キ−により施解錠を可能にするためのものであって、本実施形態のタンブラ−17は、現行キ−によって施解錠できるキ−コ−ドの他に、2通り(2種類)のキ−コ−ドに変更できるものとなっている。
図5は、タンブラ−17を形成する第1タンブラ−板18と第2タンブラ−板19とを示す斜視図で、図6は第1、第2タンブラ−板18、19を重ね合せて形成したタンブラ−17の斜視図である。
図示するように、第1タンブラ−板18は、短辺側を円弧形状とした略矩形枠板で、通常タンブラ−16とほぼ同形の枠板形状となっている。
具体的には、一側部から突出形成したスプリング受部18aと、キ−孔部18d内に突出形成したキ−コ−ド係合部18bと、他側部に台形に切欠き形成した切欠凹部18cとを有している。
さらに、第1タンブラ−板18は、第2タンブラ−板19を重ね合せるための肉薄面部18eが形成してあり、また、肉厚面部18fには一つの歯形からなる各々の噛合部18g、18hが外向きに対向するように形成してある。
第2タンブラ−板19は、図示する如く、円弧形の当接部19aを形成したほぼU字形の板枠で、一方の板脚には台形に切欠き形成した切欠凹部19cが設けてあり、さらには、両板脚の先端側となる部分には3つの歯底を設けた噛合部19d、19eが形成してある。
このように形成した第1、第2タンブラ−板18、19は、第2タンブラ−板19を第1タンブラ−板18の肉薄面部18eに重ね合せ、その噛合部19d、19eを第2タンブラ−板19の弾性を利用して第1タンブラ−板18の噛合部18g、18hに噛合させて図6に示すタンブラ−17を形成している。
図7、図8、図9は第1タンブラ−板18と第2タンブラ−板19とによるキ−コ−ドの変更動作を示す説明図、図10は噛合部18g、18h及び19d、19eを拡大して示した第1、第2タンブラ−板18、19の部分図で、19d1、19e1が第1噛合位置、19d2、19e2が第2噛合位置、19d3、19e3が第3噛合位置となっている。
図7は、第1タンブラ−板18に対して第2タンブラ−板19が、第1噛合位置19d1、19e1に噛合部18g、18hが噛合した移動位置となっており、現行キ−が使用できるキ−コ−ドの状態を示している。
図8は、第2タンブラ−板19が、第2噛合位置19d2、19e2に噛合部18g、18hが噛合した移動位置となっており、キ−コ−ドが変更された状態を示している。
図9は、第2タンブラ−板19が、第3噛合位置19d3、19e3に噛合部18g、18hが噛合する移動位置となっており、他のキ−コ−ドに変更されている状態を示している。
第2タンブラ−板19を第1タンブラ−板18に対して上記のように移動設定すると、第1タンブラ−板18のキ−コ−ド係合部18bと第2タンブラ−板19の切欠凹部19cとの位置関係が変わる。
つまり、第2タンブラ−板19を上記のように移動設定した場合、キ−コ−ド係合部18bの位置と第2タンブラ−板19の切欠凹部19cの位置とが図7から図8に又は図8から図9に示すように変り、シリンダ−錠10のキ−コ−ドが変更される。
言換えれば、第2タンブラ−板19の移動設定により、図8又は図9に示すキ−コ−ド係合部18bの変化位置で、このキ−コ−ド係合部18bを駆動することのできる異なるキ−コ−ドをもった各々のキ−を使用しなければ施解錠することができないシリンダ−錠10となる。
なお、第2タンブラ−板19が移動することによって、切欠凹部19cと第1タンブラ−板18の切欠凹部18cとの位置が変わるため、切欠凹部19cの切欠幅に対して切欠凹部18cの切欠幅を広く形成し、第2タンブラ−板19が上記のように移動した場合でも、サイドバ−22がこれら切欠凹部18c、19cに突入可能となるようにしてある。
図11は、現行キ−(キ−コ−ド変更前に使用可能なキ−)30の正面図、図12は同キ−30の右側面図である。
図示する如くこのキ−30には、第1キ−コ−ド部30aと、第2キ−コ−ド部30bが形成してある。
なお、両面に第1キ−コ−ド部30aと第2キ−コ−ド部30bを形成することにより、表裏を反転させて挿入しても施解錠できるようになっている。
このキ−30は、第1キ−コ−ド部30aによって右方向に押動勢力を与えたタンブラ−16、17のキ−コ−ド係合部16b、18bを駆動し、第2キ−コ−ド部30bによって左方向に押動勢力を与えたタンブラ−16、17のキ−コ−ド係合部16b、18bを駆動させる構成としてある。
したがって、本実施形態のシリンダ−錠10は、図4に示したように7枚の通常タンブラ−16と3枚のタンブラ−17とを備えているから、キ−コ−ド変更前は上記キ−30を挿入することにより、第1キ−コ−ド部30a、第2キ−コ−ド部30bによって全てのタンブラ−のキ−コ−ド係合部16b、18bが駆動され、各々のタンブラ−16、17の切欠凹部16c、18c、19cが直線上に整列し、サイドバ−22がその切欠凹部16c、18c、19cに突入移動してシリンダ−12の回転が可能になる。
また、図8又は図9のように、タンブラ−17によってシリンダ−錠10のキ−コ−ドを変更する場合は、上記した現行キ−30の第1キ−コ−ド部30aのうち、タンブラ−17のキ−コ−ド係合部18bを駆動するコ−ド部分を変えた新規キ−を使用する。
つまり、図7から図8のキ−コ−ドに、図8から図9のキ−コ−ドに変更するとすれば、各々のキ−コ−ドに変更することができる別々の新規キ−を使用することになる。
次に、図13〜図20を参照しながら上記したタンブラ−17を備えるシリンダ−錠10のキ−コ−ド変更操作について説明する。
図13は、キ−を挿入前のタンブラ−17とサイドバ−22の動作状態を示す。
なお、この図はスプリング20bによって右方向に押動勢力を与えたタンブラ−17を示している。
図示するように、第1タンブラ−板18と第2タンブラ−板19は噛合部18g、18hが第1噛合位置19d1、19e1に噛合している。
そして、これら第1、第2タンブラ−板18、19の切欠凹部18c、19cが通常タンブラ−16の切欠凹部16cと共にサイドバ−22の突入位置からずれた位置となっており、このため、サイドバ−22がシリンダ−12から突出しホルダ−11の係合溝11cに突入している。
この結果、シリンダ−12が回転しない動作状態となっている。
図14は、上記した現行キ−30をキ−挿入穴12bに挿入した状態を示す。
現行キ−30の挿入によって、キ−30の第1キ−コ−ド部30aによって第1タンブラ−板18のキ−コ−ド係合部18bが駆動され、第1タンブラ−板18と第2タンブラ−板19とが一体的に下降移動する。
これより、第1タンブラ−板18の切欠凹部18cと第2タンブラ−板19の切欠凹部19cがサイドバ−22の突入可能位置に一体的に移る。
なお、通常タンブラ−16のキ−コ−ド係合部16bも現行キ−30の第1キ−コ−ド部30aによって同様に駆動されるため、サイドバ−22の突入可能位置に移るから、タンブラ−16、17の全ての切欠凹部16c、18c、19cが整列する。
したがって、サイドバ−22が切欠凹部16c、18c、19cに突入移動してホルダ−11の係合溝11cから脱出し、シリンダ−12が回転可能となる。
図15は、図13に示すシリンダ−12の状態において、新規キ−40をキ−挿入穴12bに挿入した動作状態を示す。
新規キ−40は上記した現行キ−30に比べタンブラ−17を駆動する第1キ−コ−ド部40aが異なるものとなっている。
つまり、タンブラ−17のキ−コ−ド係合部18bを駆動する第1キ−コ−ド部40aの突出量を大きくした新規キ−40としてある。
したがって、新規キ−40を挿入すると、第1タンブラ−板18のキ−コ−ド係合部18bが第1キ−コ−ド部40aによって駆動され、第1タンブラ−板18と第2タンブラ−板19が新規キ−40の第1キ−コ−ド部40aにしたがって一体的に下降し、第2タンブラ−板19の当接部19aがホルダ−11の凹形溝11fに入り込む。
また、第1タンブラ−板18の切欠凹部18cと第2タンブラ−板19の切欠凹部19cとの相対位置関係は変わらないから、これら切欠凹部18c、19cがサイドバ−22の突入可能位置に移る。
なお、現行キ−30の挿入時及び新規キ−40の挿入時のどちらかの場合でも、サイドバ−22が突入することができるように切欠凹部18c、19cの幅が形成してある。
また、通常タンブラ−16も新規キ−40によって駆動されるため、全てのタンブラ−16、17の切欠凹部16c、18c、19cが整列し、サイドバ−22が切欠凹部16c、18c、19cに突入移動し、シリンダ−12が回転可能となる。
続いて、新規キ−40によってシリンダ−12を回転すると、図16に示す如く、第2タンブラ−板19の当接部19aがホルダ−11の凹形溝11fの側部に当接し、さらに、シリンダ−12を回転すると、当接部19aに作用する押動によって図17に示す如く、第2タンブラ−板19が図示するように後退移動する。
この場合、第1タンブラ−板18は、そのキ−コ−ド係合部18bが新規キ−40の第1キ−コ−ド部40aに当っているため移動しなく、第2タンブラ−板19のみが図示矢印方向に移動する。
このため、第1タンブラ−板18の噛合部18g、18hが第2タンブラ−板19の第1噛合位置19d1、19e1から第2噛合位置19d2、19e2に移り、キ−コ−ド変更が行なわれる。
つまり、このときキ−コ−ド係合部18bに対する第2タンブラ−板19の切欠凹部19cの相対位置が変化する。
図18は、上記のようにキ−コ−ドを変更した後、新規キ−40によってシリンダ−12を戻り回転させ、続いて、新規キ−40を抜き取った動作状態を示す。
新規キ−40を抜き取ると、第1タンブラ−板18と第2タンブラ−板19とが一体的に上昇移動するため、これらの切欠凹部18c、19cからサイドバ−22が脱出する。
なお、通常タンブラ−16も同様の動作となる。
これより、サイドバ−22がホルダ−11の係合溝11cに突入し、シリンダ−12の回転が阻止される。
図19は、新規キ−40によってキ−コ−ドを変更したシリンダ−錠10に現行キ−30を挿入した状態を示す。
この場合は、キ−コ−ド係合部18bと第2タンブラ−板19の切欠凹部19cの相対位置関係が新規キ−40に対応しており、第2タンブラ−板19の切欠凹部19cが上方に移動しているため、現行キ−30を挿入しても、その切欠凹部19cがサイドバ−22の突入可能位置に移動しない。
したがって、現行キ−30ではシリンダ−12が回転しないため、現行キ−30の使用では施解錠することができない。
つまり、新規キ−でキ−コ−ドを変更した後は、従来キ−(キ−コ−ド変更前に使用していたキ−)は使用することができなくなる。
上記では、噛合部18g、18hを第2噛合位置19d2、19e2に噛合させてキ−コ−ドを変更したが、噛合部18g、18hを第3噛合位置19d3、19e3に噛合させてキ−コ−ドを変更する場合も他の新規キ−を使用して同様に行なうことができる。
以上は、スプリング20aによって右方向に押動勢力を与えたタンブラ−16、17について説明したが、スプリング20bによって左方向に押動勢力を与えたタンブラ−16、17は同様の動作となる。
すなわち、図20に示すように、左方向に押動勢力を与えたタンブラ−17のキ−コ−ド係合部18bが現行キ−30の第2キ−コ−ド部30bによって駆動される。
なお、同方向に押動勢力を与えたタンブラ−16も同様となる。
これより、タンブラ−16、17の切換凹部16c、18cが整列するようになる。
また、タンブラ−17のキ−コ−ド変更動作は上記同様の動作となる。
一方、図21は上記したタンブラ−17の他の実施形態として示したタンブラ−17Aを示す斜視図で、図22は同タンブラ−17Aの正面図、図23は同タンブラ−17Aの側面図、図24は同タンブラ−17Aの分解斜視図である。
このタンブラ−17Aは、上記した第1タンブラ−板18の肉薄面部18eと保持板25の間に第2タンブラ−板19を移動可能に設けた構成となっている。
保持板25には、第1タンブラ−板18と同様にスプリング受部25a、キ−コ−ド係合部25b、切欠凹部25c、キ−孔部25dを設け、第1タンブラ−板18に固着してある。
なお、保持板25の固着は、加締め、熱溶着、超音波溶着、接着剤等によって行なうことができる。
上記のタンブラ−17Aは、第1タンブラ−板18と第2タンブラ−板19が厚み方向に離れることがないので、既に述べたところのタンブラ−17と同様に配設することによって、タンブラ−孔12c内で第1、第2タンブラ−板の広がりがなく、動作不良を起こすおそれがない。
図25は、コンストラクション機能を有するシリンダ−錠に可変キ−コ−ドタンブラ−を設けた実施形態を示す。
図25(A)はコンストラクション機能が働いている状態のシリンダ−12の断面図、図25(B)は、コンストラクション機能が解除された状態を示す図25(A)同様の断面図、図25(C)はコンストラクション機能を解除しキ−を抜き取った状態を示す図25(A)同様の断面図である。
本実施形態では、上記したシリンダ−錠10と同様に、通常タンブラ−16と共にキ−コ−ド変更用のタンブラ−17とをシリンダ−12に設け、全長の短いコンストラクションキ−によって前側の7枚のタンブラ−16、17を駆動し、全長の長いユ−ザ−キ−によって前側の7枚と後側の3枚のタンブラ−16を駆動する構成としてある。
また、このシリンダ−錠のシリンダ−12には、スプリング51によって後方に移動勢力を与えたコンストラクションバ−52を備え、コンストラクションキ−を使用する場合は、後側の3枚のタンブラ−16がこのコンストラクションバ−52に係合している。
コンストラクションバ−52は、その一部がシリンダ−12に設けた規制板53に当り、図示右方向の移動が阻止されている。
したがって、コンストラクションキ−を挿入穴12bに挿入すると、前側の7枚のタンブラ−16、17が駆動され、それらタンブラ−16、17の切欠凹部が整列する。
これより、サイドバ−22が切欠凹部に突入移動してホルダ−の係合溝から脱出することから、シリンダ−12が回転可能となり、施解錠することができる。
この場合、コンストラクションバ−52がシリンダ−12と共に回転する。
ユ−ザ−キ−をキ−挿入穴12bに挿入すると、全てのタンブラ−16、17が駆動されるため、後側の3枚のタンブラ−16とコンストラクションバ−52との係合が解除され、また、全てのタンブラ−16、17の切欠凹部が整列し、シリンダ−12が回転可能となる。
続いて、ユ−ザ−キ−を挿入した状態でシリンダ−12を所定の角度まで回転させることによって、コンストラクションバ−52が規制板53の開口部54に対向し、図25(B)に示すように、コンストラクションバ−52が開口部54を通ってシリンダ−12の規制孔55に突入し、非回転に保持される。
したがって、ユ−ザ−キ−によってシリンダ−12を戻し回転した後にキ−を抜き取れば、図25(C)に示した如く、タンブラ−16、17の切欠凹部が非整列となり、サイドバ−22が切欠凹部から脱出してホルダ−の係合溝に係合する。
また、コンストラクション機能を解除した図25(C)の動作状態でコンストラクシヨンキ−を挿入した場合は、前側の7枚のタンブラ−16、17の切欠凹部が整列するが、後側の3枚のタンブラ−16がコンストラクションバ−52によって係止されているため切欠凹部が整列しなく、シリンダ−12が回転しない。
このように構成したシリンダ−錠は、キ−コ−ドを変更することによって、コンストラクションキ−を新規キ−に換えることができるので、工事業者やキ−管理者などが変わっても、従来キ−の使用を禁止することができ、据付家具の盗難、居住者入居後の防犯性を高めることができる。
なお、このように使用するシリンダ−錠は、コンストラクションバ−構成を備えないで、キ−コ−ド変更によってコンストラクション機能をもたせることができる。
また、本発明のシリンダ−錠は、タンブラ−数を任意に定めることができるが、上記した各実施形態において説明したように、新規キ−を挿入することによってキ−コ−ドが自動的に変更されるから、キ−コ−ド変更用のタンブラ−17の枚数を多くするほどセキュリティ面において信頼性が低下する。
したがって、例えば、10枚のタンブラ−を備えるシリンダ−錠であれば、そのうち2〜3枚のタンブラ−をキ−コ−ド変更用のタンブラ−17とすることが好ましい。
なお、本発明を実施する場合、全てのタンブラ−16、17について同方向に押動勢力を与えるシリンダ−錠としてもよく、また、第1タンブラ−板18の噛合部18g、18hの歯数と第2タンブラ−板19の噛合部19d、19eの歯数については任意に定めることができ、また、上記実施形態に示した噛合部18g、18hを第2タンブラ−板19に、噛合部19d、19eを第1タンブラ−板18に設けてもよい。
さらに、通常タンブラ−16とキ−コ−ド変更用タンブラ−17は厚さを同じ寸法として互換性があるように構成することができるので、シリンダ−12の金型を変更する必要がなく、従来のシリンダ−12に容易に装備させることができ、コスト面でも有利なシリンダ−錠となる。
建物や車輌のドアなどに備えるシリンダ−錠として利用することができる。
本発明に係るキ−コ−ド可変型シリンダ−錠の一実施形態を示すシリンダ−錠の正面図である。 図1上のA−(A)線拡大断面図である。 上記したシリンダ−錠の主要部品を示した分解斜視図である。 上記したシリンダ−錠に備えたシリンダ−とタンブラ−とを示す分解斜視図である。 上記したシリンダ−錠に備えるキ−コ−ド変更用タンブラ−を示す分解斜視図である。 上記したキ−コ−ド変更用タンブラ−の斜視図である。 上記したキ−コ−ド変更用タンブラ−の正面図である。 キ−コ−ドを変更した動作を示す図7同様のタンブラ−の正面図である。 他のキ−コ−ドに変更した動作を示す図7同様のタンブラ−の正面図である。 キ−コ−ド変更用タンブラ−に設けた噛合部を示す部分拡大図である。 現行キ−の正面図である。 図10に示す現行キ−の右側面図である。 ホルダ−とシリンダ−とを断面してキ−挿入前のキ−コ−ド変更用タンブラ−の動作を示した断面図である。 現行キ−を挿入した状態を示す図13同様の断面図である。 新規キ−を挿入した状態を示す図13同様の断面図である。 キ−コ−ドの変更動作を示す図13同様の断面図である。 キ−コ−ドの変更動作を示す図13同様の断面図である。 キ−コ−ド変更後にキ−を抜き出した状態を示す図13同様の断面図である。 キ−コ−ド変更後に現行キ−を挿入したときの動作を示す図13同様の断面図である。 反対方向の押動勢力を与えたキ−コ−ド変更用タンブラ−を示す図14同様の断面図である。 上記したキ−コ−ド変更用タンブラ−の他の実施形態を示す斜視図である。 図21に示したタンブラ−の正面図である。 図21に示したタンブラ−の側面図である。 図21に示したタンブラ−の分解斜視図である。 コンストラクション機能を有するシリンダ−錠に本発明を実施した一例を示し、図25(A)はコンストラクションキ−の使用可能状態を示すシリンダ−の断面図、図25(B)はコンストラクション機能を解除した状態を示すシリンダ−の断面図、図25(C)はユ−ザ−キ−の使用可能状態を示すシリンダ−の断面図である。
符号の説明
10 シリンダ−錠
11 ホルダ−
11c、11d 係合溝
11e、11f 凹形溝
12 シリンダ−
12b キ−挿入穴
16 通常タンブラ−
17 キ−コ−ド変更用のタンブラ−
18 第1タンブラ−板
18a スプリング受部
18b キ−コ−ド係合部
18c 切欠凹部
18d キ−孔部
18e 肉薄面部
18f 肉厚面部
18g、18h 噛合部
19 第2タンブラ−板
19a 当接部
19c 切欠凹部
19d、19e 噛合部
22 サイドバ−
25 保持板
30 現行キ−
30a 第1キ−コ−ド部
30b 第2キ−コ−ド部

Claims (5)

  1. 内周面に係合溝を有するホルダーと、このホルダー内に回転可能に収容し、キーを挿入した回転させるシリンダーとを備え、
    前記シリンダーには、キーの挿入方向と直交する方向にばね勢力を与えた複数のタンブラーと、キー挿入前の状態ではタンブラーにより押動され前記ホルダーの係合溝に突入してシリンダーを非回転とし、かつ、キーの挿入によって整列した各タンブラーの切欠凹部にばね勢力で突入移動して前記係合溝から脱出しシリンダーを回転可能とするサイドバーとが設けられたシリンダー錠において、
    前記タンブラーの少なくとも一つのタンブラーは、相対移動可能に重ね合せた第1タンブラー板と第2タンブラー板とで形成すると共に、
    これら第1、第2タンブラー板には、前記サイドバーを突入移動させる切欠凹部と、新規キーによって相対移動位置を定めてキーコード設定するコード設定部とを設けたキーコード変更用タンブラーとして構成し、
    さらに、前記第1タンブラーと第2タンブラーとに設けたコード設定部は、弾性的に噛合し、新規キーによって噛合位置を少なくとも2位置に変えることができる噛合部からなり、この噛合部の噛合位置を変えて第1、第2タンブラー板の相対的な移動位置を可変してキーコード設定する構成としたことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠。
  2. 請求項1に記載したシリンダー錠において、
    前記ホルダーの内周面には、前記タンブラーが進出可能は凹形溝を形成し、
    前記第1、第2タンブラー板のいずれか一方には、前記凹形部の溝側部に当接可能な当接部を設け、
    新規キーによるシリンダーの回転に応動させて前記当接部を前記溝側部に当接させ、その当接による前記当接部の後退動にしたがって一方のタンブラー板を他方のタンブラー板に対し移動させキーコード設定する構成としたことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠。
  3. 請求項1又は2に記載したシリンダー錠において、
    前記第1、第2タンブラー板のうち、移動させる一方のタンブラー板の前記切欠凹部の切欠幅に対し、その他方のタンブラー板の前記切欠凹部の切欠幅を広く形成したことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載したシリンダー錠において、
    前記第1、第2タンブラー板のうち、他方のタンブラー板には、一方のタンブラー板を重合させる肉薄面部を設けたことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載したシリンダー錠において、
    前記第1、第2タンブラー板のうち、他方のタンブラー板には一方のタンブラー板を移動自在に保持する保持板を設けたことを特徴とするキーコード可変型シリンダー錠。
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