JP4613570B2 - 焦点検出装置用イメージセンサー - Google Patents

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Description

本発明は、撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出装置に用いられるイメージセンサー(光電変換素子)に関する。
複数の焦点検出エリアに対応する複数の光電変換素子列を備えたイメージセンサーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開平04−179939号公報
上述した従来の焦点検出装置用イメージセンサーでは、光電変換素子列ごとに電荷蓄積制御を行っているので、蓄積制御を行う制御回路を各光電変換素子列ごとに設けなければならず、イメージセンサーの回路規模が大きくなって大型になり、コストが高くなっていた。
また、各光電変換素子列の出力にAGC(Auto Gain Control)をかけるので、イメージセンサー全体の1回の蓄積制御に要する時間が長くなるという問題がある。
請求項1の発明による焦点検出装置用イメージセンサーは、第1方向に配列された一対の光電変換素子列が複数対、互いにほぼ平行に配置された複数対の第1光電変換素子列と、前記第1方向に交差する第2方向に配列された一対の光電変換素子列が複数対、互いにほぼ平行に配置された複数対の第2光電変換素子列と、前記複数対の第1光電変換素子列の各々の第1光電変換素子列に対向配置され、各第1光電変換素子列の蓄積電荷をそれぞれ転送する複数の第1電荷転送部と、前記複数対の第2光電変換素子列の各対の第2光電変換素子列に対向配置され、各対の第2光電変換素子列の蓄積電荷をそれぞれ転送する複数の第2電荷転送部と、前記各対の第1光電変換素子列及び前記各対の第2光電変換素子列の電荷蓄積制御をそれぞれ行う蓄積制御手段と、を備え、前記複数の第2電荷転送部の各々は、前記各対の第2光電変換素子列にそれぞれ対向する対向部分と前記対向部分どうしを接続する非対向部分とを有し、前記複数の第2電荷転送部は、前記各対の第1光電変換素子列の間を貫通するように延在し、前記蓄積制御手段は、前記第1電荷転送部と前記第2電荷転送部とのうちその長さが短い方の電荷転送部に対応する複数対の光電変換素子列に関する電荷蓄積制御を共通化すると共に、長い方の電荷転送部に対応する複数対の光電変換素子列に関する電荷蓄積制御を共通化せず、個別に行うことを特徴とする。
請求項4の発明による焦点検出装置用イメージセンサーは、撮影レンズの撮影画面内に設定された複数の焦点検出エリアのそれぞれに対する前記撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出装置に用いられるイメージセンサーであって、前記焦点検出エリアのそれぞれに対応して設けられる複数の光電変換素子列と、前記光電変換素子列のそれぞれに対応して設けられ、前記各光電変換素子列の蓄積電荷を転送する電荷転送部と、前記光電変換素子列の電荷蓄積制御を行う蓄積制御手段とを備え、前記蓄積制御手段は、前記複数の電荷転送部のうちその長さが、短い方の電荷転送部に対応する複数の光電変換素子列に関する電荷蓄積制御を共通化すると共に、長い方の電荷転送部に対応する複数の光電変換素子列に関する電荷蓄積制御を共通化せず、個別に行うことを特徴とする。
本発明によれば、イメージセンサーの回路規模が小さくなって小型にすることができ、コストを低減できる。また、イメージセンサー全体の1回の電荷蓄積、転送制御サイクルに要する時間を短縮することができ、すべての焦点検出エリアにおける撮影レンズの焦点調節状態を速く検出することができる。
《発明の第1の実施の形態》
図1は第1の実施の形態の構成を示す図である。第1の実施の形態のイメージセンサーは、水平方向に平行な2列の焦点検出エリアと、垂直方向に平行な2列の焦点検出エリアが十字型に交差した焦点検出装置に用いられるイメージセンサーである。なお、水平方向の2列の焦点検出エリアと垂直方向の2列の焦点検出エリアの長さは同一である。このイメージセンサー上には、水平方向に平行な2列の焦点検出エリアに対応する2対の光電変換素子列(SH1A,SH1B)、(SH2A,SH2B)と、垂直方向に平行な2列の焦点検出エリアに対応する2対の光電変換素子列(SV1A,SV1B)、(SV2A,SV2B)とが十字型に交差して配置される。なお、水平方向と垂直方向の合計8本の光電変換素子列SH1A〜SV2Bの光電変換素子の数はすべて同一である。
水平方向の光電変換素子列SH1A、SH1B、SH2A、SH2Bにはそれぞれ、各光電変換素子列に沿って電荷転送素子列(レジスター)RH1A、RH1B、RH2A、RH2Bが設けられる。これらの4本の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bの電荷転送素子の数はすべて同一であり、また対向する4本の光電変換素子列SH1A〜SH2Bの光電変換素子の数と同一である。
なお、電荷転送素子列は複数の電荷転送素子を直列に連結したものであり、各電荷転送素子のピッチは同一であるから、電荷転送素子列を構成する電荷転送素子の数が同じであれば電荷転送素子列の長さも同じである。したがって、水平方向の4本の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bの長さなすべて同一である。
一方、垂直方向の一方の対の光電変換素子列(SV1A,SV1B)には、これらの光電変換素子列に沿って1本の電荷転送素子列RV1が設けられる。また、垂直方向の他方の対の光電変換素子列(SV2A、SV2B)には、これらの光電変換素子列に沿って1本の電荷転送素子列RV2が設けられる。垂直方向の2本の電荷転送素子列RV1、RV2の電荷転送素子数は同一であり、したがって電荷転送素子列RV1とRV2の長さも同一である。
ところで、垂直方向の2本の電荷転送素子列RV1、RV2は、水平方向の2対の光電変換素子列(SH1A,SH1B)、(SH2A,SH2B)と2対の電荷転送素子列(RH1A,RH1B)、(RH2A,RH2B)の中央を貫通して設置されているので、垂直方向の電荷転送素子列RV1、RV2の電荷転送素子の数は、水平方向の光電変換素子列SH1A〜SH2Bの光電変換素子の数よりも多い。
これら垂直方向の2本の電荷転送素子列RV1、RV2において、垂直方向の光電変換素子列SV1A〜SV2Bと対向しない部分(以下、非対向部という)も、光電変換素子列SV1A〜SV2Bと同じピッチの電荷転送素子が並べられている。光電変換素子列SV1A〜SV2Bに蓄積した電荷を転送するときに、上記非対向部においても電荷転送素子ごとに電荷の受け渡しが行われる。
この明細書では、電荷転送素子列上の光電変換素子列と対向しない部分(非対向部)において、蓄積電荷転送時に電荷転送素子ごとに電荷の受け渡しを行うことを“空打ち”という。この非対向部における空打ちがあると、その分だけ蓄積電荷の転送時間が長くなるというデメリットがある反面、2本の電荷転送素子列を直列に連結することによって蓄積電荷の出力回路を1個にまとめることができるので、回路規模を小さくできるというメリットがある。
制御回路TC1〜TC3はイメージセンサーにおける電荷の蓄積と転送を制御する。制御回路TC1は、垂直方向の一方の対の光電変換素子列(SV1A,SV1B)における電荷蓄積と、電荷転送素子列RV1における電荷転送を制御する。制御回路TC2は、水平方向の2対の光電変換素子列(SH1A,SH1B)、(SH2A,SH2B)における電荷蓄積と、4本の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bにおける電荷転送を制御する。制御回路TC3は、垂直方向の他方の対の光電変換素子列(SV2A,SV2B)における電荷蓄積と、電荷転送素子列RV2における電荷転送を制御する。
出力回路OPは、水平方向の4本の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bと垂直方向の2本の電荷転送素子列RV1、RV2から転送されてくる光電変換素子列SH1A〜SH2B、SV1A〜SV2Bの蓄積電荷を選択的に外部回路へ出力する。
この第1の実施の形態では、水平方向の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bは、垂直方向の電荷転送素子列RV1、RV2よりも電荷転送素子の数が少なく、電荷転送素子列の長さが短いので、これらの短い電荷転送素子列RH1A〜RH2Bで蓄積電荷を転送する水平方向の2対、4本の光電変換素子列SH1A、SH1B、SH2A、SH2Bの電荷蓄積制御を1個の制御回路TC2により共通して行う。すなわち、これら4本の光電変換素子列SH1A、SH1B、SH2A、SH2Bにおいて、同時に電荷蓄積を開始して同時に電荷蓄積を終了する。
これにより、従来のように4本の光電変換素子列SH1A、SH1B、SH2A、SH2Bにそれぞれ個別の電荷蓄積制御回路を設けて電荷蓄積を制御するのに比べ、1個の共通の電荷蓄積制御回路TC2で共通に電荷蓄積制御を行うため、イメージセンサーの回路規模が小さくなって小型にすることができ、コストを低減できる。また、イメージセンサー全体の1回の電荷蓄積、転送制御サイクルに要する時間を短縮することができる。
さらに、短い電荷転送素子列に対向する4本の光電変換素子列SH1A、SH1B、SH2A、SH2Bを共通の電荷蓄積制御回路TC2で電荷蓄積制御を同時に行うことによって、4本の光電変換素子列のいずれかで電荷蓄積レベルが所望のレベルまで達せず、イメージセンサーの蓄積と転送制御をやり直す場合でも、電荷転送素子列の長さが短い分だけ蓄積と転送に要する制御サイクル時間が短くなり、すべての焦点検出エリアにおける撮影レンズの焦点調節状態を速く検出することができる。
《発明の第2の実施の形態》
図2は第2の実施の形態の構成を示す図である。第2の実施の形態のイメージセンサーは、水平方向に平行な2列の焦点検出エリアと、垂直方向に平行な2列の焦点検出エリアが十字型に交差した焦点検出装置に用いられるイメージセンサーである。なお、水平方向の2列の焦点検出エリアは垂直方向の2列の焦点検出エリアよりも長い。このイメージセンサー上には、水平方向に平行な2列の焦点検出エリアに対向する2対の光電変換素子列(SH1A,SH1B)、(SH2A,SH2B)と、垂直方向に平行な2列の焦点検出エリアに対向する2対の光電変換素子列(SV1A,SV1B)、(SV2A,SV2B)とが十字型に交差して配置される。なお、水平方向の2列の焦点検出エリアは垂直方向の2列の焦点検出エリアよりも長いので、水平方向の4本の光電変換素子列SH1A〜SH2Bは、垂直方向の4本の光電変換素子列SV1A〜SV2Bにくらべて光電変換素子の数が多い。
水平方向の光電変換素子列SH1A、SH1B、SH2A、SH2Bにはそれぞれ、各光電変換素子列に沿って電荷転送素子列RH1A、RH1B、RH2A、RH2Bが設けられる。これらの4本の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bの電荷転送素子の数はすべて同一であり、また対向する4本の光電変換素子列SH1A〜SH2Bの光電変換素子の数と同一である。したがって、4本の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bの長さはすべて同一である。
一方、垂直方向の一方の対の光電変換素子列(SV1A,SV1B)には、これらの1対の光電変換素子列に沿って1本の電荷転送素子列RV1が設けられる。また、垂直方向の他方の対の光電変換素子列(SV2A、SV2B)には、これらの1対の光電変換素子列に沿って1本の電荷転送素子列RV2が設けられる。垂直方向の2本の電荷転送素子列RV1、RV2の電荷転送素子の数は同一であり、したがって2本の電荷転送素子列RV1とRV2の長さも同一である。
ところで、垂直方向の2本の電荷転送素子列RV1、RV2は、水平方向の2対の光電変換素子列(SH1A,SH1B)、(SH2A,SH2B)と2対の電荷転送素子列(RH1A,RH1B)、(RH2A,RH2B)の中央を貫通して設置されている。これら垂直方向の2本の電荷転送素子列RV1、RV2において、垂直方向の光電変換素子列SV1A〜SV2Bと対向しない部分(非対向部)も、光電変換素子列SV1A〜SV2Bと同じピッチの電荷転送素子が並べられている。光電変換素子列SV1A〜SV2Bに蓄積した電荷を転送するときに、上記非対向部においても電荷転送素子ごとに電荷の受け渡しが行われる。
この第2の実施の形態のイメージセンサーにおいて、垂直方向の電荷転送素子列RV1、RV2は水平方向の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bよりも電荷転送素子の数が少なく、したがって垂直方向の電荷転送素子列RV1、RV2は水平方向の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bよりも長さが短い。すなわち、垂直方向の光電変換素子列SV1A〜SV2Bの電荷転送経路長は、水平方向の光電変換素子列SH1A〜SH2Bの電荷転送経路長よりも短い。
制御回路TC1〜TC3はイメージセンサーにおける電荷の蓄積と転送を制御する。制御回路TC1は、垂直方向の2対の光電変換素子列(SV1A,SV1B)、(SV2A,SV2B)における電荷蓄積と、2本の電荷転送素子列RV1、RV2における電荷転送を制御する。制御回路TC2は、水平方向の一方の対の光電変換素子列(SH2A,SH2B)における電荷蓄積と、2本の電荷転送素子列RH2A、RH2Bにおける電荷転送を制御する。制御回路TC3は、水平方向の他方の対の光電変換素子列(SH1A,SH1B)における電荷蓄積と、2本の電荷転送素子列RH1A、RH1Bにおける電荷転送を制御する。
出力回路OPは、水平方向の4本の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bと垂直方向の2本の電荷転送素子列RV1、RV2から転送されてくる光電変換素子列SH1A〜SH2B、SV1A〜SV2Bの蓄積電荷を選択的に外部回路へ出力する。
この第2の実施の形態では、垂直方向の電荷転送素子列RV1、RV2は水平方向の電荷転送素子列RH1A〜RH2Bよりも長さが短いので、短い電荷転送素子列RV1、RV2で蓄積電荷を転送する垂直方向の2対、4本の光電変換素子列SV1A、SV1B、SV2A、SV2Bの電荷蓄積制御を1個の制御回路TC1により共通に制御する。すなわち、これら4本の光電変換素子列SV1A、SV1B、SV2A、SV2Bにおいて、同時に電荷蓄積を開始して同時に電荷蓄積を終了する。
これにより、従来のように4本の光電変換素子列SV1A、SV1B、SV2A、SV2Bにそれぞれ個別の電荷蓄積制御回路を設けて電荷蓄積を制御するのに比べ、1個の共通の電荷蓄積制御回路TC1で同時に電荷蓄積制御を行うため、イメージセンサーの回路規模が小さくなって小型にすることができ、コストを低減できる。また、イメージセンサー全体の1回の電荷蓄積、転送制御サイクルに要する時間を短縮することができる。
さらに、短い電荷転送素子列に対向する4本の光電変換素子列SV1A、SV1B、SV2A、SV2Bを共通の電荷蓄積制御回路TC1で電荷蓄積制御を同時に行うことによって、4本の光電変換素子列のいずれかで電荷蓄積レベルが所望のレベルまで達せず、イメージセンサーの蓄積と転送制御をやり直す場合でも、電荷転送素子列の長さが短い分だけ蓄積と転送に要する制御サイクル時間が短くなり、すべての焦点検出エリアにおける撮影レンズの焦点調節状態を速く検出することができる。
《発明の第3の実施の形態》
図3は第3の実施の形態の焦点検出エリアの配置例を示す。この第3の実施の形態の焦点検出装置では、撮影画面の中央に、水平方向に平行な3本の焦点検出エリアH1〜H3と、垂直方向に平行な3本の焦点検出エリアV1〜V3とが互いに交差するように配置されている。
図4は、図3に示す焦点検出装置に用いられるイメージセンサーを示す。このイメージセンサーには、水平方向に平行な3本の焦点検出エリアH1〜H3に対応する3対の光電変換素子列(SH1A,SH1B)、(SH2A,SH2B)、(SH3A,SH3B)と、それらの各対の光電変換素子列SH1A〜SH3Bからそれぞれ蓄積電荷を転送するための3本の電荷転送素子列RH1、RH2、RH3と、垂直方向に平行な3本の焦点検出エリアV1〜V3に対応する3対の光電変換素子列(SV1A,SV1B)、(SV2A,SV2B)、(SV3A,SV3B)と、それらの各対の光電変換素子列SV1A〜SV3Bからそれぞれ蓄積電荷を転送するための6本の電荷転送素子列RV1A、RV1B、RV2A、RV2B、RV3A、RV3Bとを備えている。
すべての光電変換素子列の光電変換素子数は同一である。水平方向の電荷転送素子列RH1〜RH3は、垂直方向の3対の光電変換素子列(SH1A,SH1B)、(SH2A,SH2B)、(SH3A,SH3B)と3対6本の電荷転送素子列(RV1A,RV1B)、(RV2A,RV2B)、(RV3A,RV3B)の中央を貫通して設けられる。したがって、垂直方向の電荷転送素子列RV1A〜RV3Bは水平方向の電荷転送素子列SH1〜SH3よりも短い。
この第3の実施の形態では、垂直方向の電荷転送素子列RV1A〜RV3Bは水平方向の電荷転送素子列RH1〜RH3よりも長さが短いので、短い電荷転送素子列RV1A〜RV3Bで蓄積電荷を転送する垂直方向の3対、6本の光電変換素子列SV1A〜SV3Bの電荷蓄積制御を1個の制御回路(不図示)により共通に制御する。すなわち、これら6本の光電変換素子列SV1A〜SV3Bにおいて、同時に電荷蓄積を開始して同時に電荷蓄積を終了する。
これにより、従来のように6本の光電変換素子列SV1A〜SV3Bにそれぞれ個別の電荷蓄積制御回路を設けて電荷蓄積を制御するのに比べ、1個の共通の電荷蓄積制御回路で同時に電荷蓄積制御を行うため、イメージセンサーの回路規模が小さくなって小型にすることができ、コストを低減できる。また、イメージセンサー全体の1回の電荷蓄積、転送制御サイクルに要する時間を短縮することができる。
さらに、短い電荷転送素子列に対向する6本の光電変換素子列SV1A〜SV3Bを共通の電荷蓄積制御回路で電荷蓄積制御を同時に行うことによって、4本の光電変換素子列のいずれかで電荷蓄積レベルが所望のレベルまで達せず、イメージセンサーの蓄積と転送制御をやり直す場合でも、電荷転送素子列の長さが短い分だけ蓄積と転送に要する制御サイクル時間が短くなり、すべての焦点検出エリアにおける撮影レンズの焦点調節状態を速く検出することができる。
なお、焦点検出エリア、光電変換素子列および電荷転送素子列の個数と配置については上述した一実施の形態の個数と配置に限定されるものではない。
このように一実施の形態によれば、撮影レンズの撮影画面内に複数の焦点検出エリアを有し、各焦点検出エリアにおいて撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出装置に用いられるイメージセンサーであって、各焦点検出エリアに対応して設けられる複数の光電変換素子列と、各光電変換素子列に対応して設けられ、各光電変換素子列の蓄積電荷を転送する電荷転送素子列と、光電変換素子列の電荷蓄積制御を行う蓄積制御回路とを備え、蓄積制御回路によって、電荷転送素子列の長さに応じて複数の光電変換素子列をグループ化し、電荷転送素子列の短いグループに含まれるすべての光電変換素子列に対する電荷蓄積制御を共通化したので、イメージセンサーの回路規模が小さくなって小型にすることができ、コストを低減できる。また、イメージセンサー全体の1回の電荷蓄積、転送制御サイクルに要する時間を短縮することができ、すべての焦点検出エリアにおける撮影レンズの焦点調節状態を速く検出することができる。
第1の実施の形態のイメージセンサーを示す図である。 第2の実施の形態のイメージセンサーを示す図である。 第3の実施の形態の焦点検出装置の焦点検出エリアを示す図である。 第3の実施の形態のイメージセンサーを示す図である。
符号の説明
SH1A、SH1B、SH2A、SH2B、SH3A、SH3B、SV1A、SV1B、SV2A、SV2B、SV3A、SV3B・・・光電変換素子列
RH1A、RH1B、RH2A、RH2B、RH3A、RH3B、RV1、RV2、RV1A、RV1B、RV2A、RV2B、RV3A、RV3B・・・電荷転送素子列
TC1〜TC3 電荷蓄積制御回路
OP 出力回路

Claims (4)

  1. 第1方向に配列された一対の光電変換素子列が複数対、互いにほぼ平行に配置された複数対の第1光電変換素子列と、
    前記第1方向に交差する第2方向に配列された一対の光電変換素子列が複数対、互いにほぼ平行に配置された複数対の第2光電変換素子列と、
    前記複数対の第1光電変換素子列の各々の第1光電変換素子列に対向配置され、各第1光電変換素子列の蓄積電荷をそれぞれ転送する複数の第1電荷転送部と、
    前記複数対の第2光電変換素子列の各対の第2光電変換素子列に対向配置され、各対の第2光電変換素子列の蓄積電荷をそれぞれ転送する複数の第2電荷転送部と、
    前記各対の第1光電変換素子列及び前記各対の第2光電変換素子列の電荷蓄積制御をそれぞれ行う蓄積制御手段と、を備え、
    前記複数の第2電荷転送部の各々は、前記各対の第2光電変換素子列にそれぞれ対向する対向部分と前記対向部分どうしを接続する非対向部分とを有し、
    前記複数の第2電荷転送部は、前記各対の第1光電変換素子列の間を貫通するように延在し、
    前記蓄積制御手段は、前記第1電荷転送部と前記第2電荷転送部とのうちその長さが、短い方の電荷転送部に対応する複数対の光電変換素子列に関する電荷蓄積制御を共通化すると共に、長い方の電荷転送部に対応する複数対の光電変換素子列に関する電荷蓄積制御を共通化せず、個別に行うことを特徴とする焦点検出装置用イメージセンサー。
  2. 請求項1に記載の焦点検出装置用イメージセンサーにおいて、
    前記複数対の第1光電変換素子列の各第1光電変換素子列は、互いにほぼ同一長さを有し、
    前記複数対の第2光電変換素子列の各第2光電変換素子列は、互いにほぼ同一長さを有し、
    前記第1光電変換素子列と前記第2光電変換素子列とは、互いにほぼ同一長さであり、
    前記第1電荷転送部の長さは、前記第2電荷転送部の長さよりも短いことを特徴とする焦点検出装置用イメージセンサー。
  3. 請求項1に記載の焦点検出装置用イメージセンサーにおいて、
    前記複数対の第1光電変換素子列の各第1光電変換素子列は、互いにほぼ同一長さを有し、
    前記複数対の第2光電変換素子列の各第2光電変換素子列は、互いにほぼ同一長さを有し、
    前記第1光電変換素子列の長さは、前記第2光電変換素子列の長さよりも長く、
    前記第2電荷転送部の長さは、前記第1電荷転送部の長さよりも短いことを特徴とする焦点検出装置用イメージセンサー。
  4. 撮影レンズの撮影画面内に設定された複数の焦点検出エリアのそれぞれに対する前記撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出装置に用いられるイメージセンサーであって、
    前記焦点検出エリアのそれぞれに対応して設けられる複数の光電変換素子列と、
    前記光電変換素子列のそれぞれに対応して設けられ、前記各光電変換素子列の蓄積電荷を転送する電荷転送部と、
    前記光電変換素子列の電荷蓄積制御を行う蓄積制御手段とを備え、
    前記蓄積制御手段は、前記複数の電荷転送部のうちその長さが、短い方の電荷転送部に対応する複数の光電変換素子列に関する電荷蓄積制御を共通化すると共に、長い方の電荷転送部に対応する複数の光電変換素子列に関する電荷蓄積制御を共通化せず、個別に行うことを特徴とする焦点検出装置用イメージセンサー。
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