JP4613473B2 - レンズ駆動装置及びファインダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のレンズを駆動するレンズ駆動装置及びファインダに関し、特に、可動する複数のレンズの各光軸が交差するように配置されているレンズ駆動装置及びファインダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、撮影レンズの主光軸方向の寸法を小さくした薄型カメラにおけるファインダが提案されている。
例えば、特許文献1,特許文献2には、可動レンズ群がすべて同一方向に移動する形態が示されている。
しかし、前述した特許文献1,特許文献2に記載の装置は、可動レンズ群がすべて同一方向に移動するため、可動群の配置可能な位置が制限され、小型化の障害となる場合があった。
また、特許文献3には、可動レンズ群間に反射面を設け、各可動レンズ群の光軸が直交した形態が示されている。この特許文献3に記載の光学系によれば、可動群間に反射面を設け、各可動レンズ群の光軸が直交していることから、可動レンズ群の配置に関して自由度が高く、カメラの小型化、特に撮影レンズ光軸方向の厚さを薄くすることに有効な配置であった。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−333210号公報
【特許文献2】
特開2000−352742号公報
【特許文献3】
特開平4−86733号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、可動群間に反射面を設け、各可動レンズ群の光軸が直交している場合、各可動レンズ群に駆動機構を設けたり、各可動レンズ群同士を連動させる機構を設けたりする必要があるが、上述の公報には、これらの具体的な機構についての開示はなく、実現することが困難であった。
また、上記特許文献3に記載の光学系をカメラのファインダに適用する場合、レンズ群の駆動方法の他に、群間隔の調整を行ったり、撮影光学系との位相合わせ(調整)を行ったりする必要があり、これらの手法についても、何ら具体的な技術の開示は行われていなかった。
【0005】
本発明の課題は、可動レンズ群間に反射面を設けた光学系を駆動するレンズ駆動装置及びファインダを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、第1光軸(A1)を有し、前記第1光軸に略沿った方向に移動可能な第1可動レンズ(L1)と、前記第1可動レンズの光軸に対して角度を有して略交差する第2光軸(A2)を有し、前記第2光軸に略沿った方向に移動可能な第2可動レンズ(L2)と、前記第1可動レンズを駆動するカム部(30a,430a,751a,852a,951a,1051a)及び前記第2可動レンズを駆動する結合部が形成されたカム部材(30b、230,330b,430b,752b,852b,952b,1052b)と、を備え、前記カム部材は、前記第2光軸(A2)と平行に一体的に直進移動し、前記結合部の移動量は前記第2可動レンズ(L2)の移動量と等価であること、を特徴とするレンズ駆動装置である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ駆動装置において、前記カム部材(30)は、前記第2光軸方向に直進移動するものであって、前記第2可動レンズ(L2)の移動方向に対して傾斜した斜面(230b)を有し、さらに、前記第2可動レンズ(L2)の光軸方向への移動を案内するガイド軸と、前記第2可動レンズ(L2)を前記斜面に対して付勢する弾性部材(40)と、前記第2可動レンズ(L2)の前記ガイド軸周りの回転を規制する係合部と、を有し、前記第2可動レンズ(L2)は、前記弾性部材による前記斜面に対する付勢によって、前記ガイド軸回りの回転力が付与され、前記係合部へ付勢されること、を特徴とするレンズ駆動装置である。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1に記載のレンズ駆動装置において、前記第2可動レンズ(L2)を前記第2可動レンズの移動方向に対して角度を持って前記カム部材に付勢(Q)する弾性部材を有し、さらに、前記第2可動レンズ(L2)の光軸方向への移動を案内するガイド軸と、前記第2可動レンズ(L2)の前記ガイド軸周りの回転を制限する係合部と、を有し、前記第2可動レンズ(L2)は、前記弾性部材による前記斜面に対する付勢によって、前記ガイド軸回りの回転力が付与され、前記係合部へ付勢されること、を特徴とするレンズ駆動装置である。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1に記載のレンズ駆動装置において、さらに、前記第2可動レンズ(L2)の光軸方向への移動を案内すると共に、前記カム部材(430)の移動をも案内するガイド軸(36)を有し、前記カム部は、前記ガイド軸に挿通するガイド部を有すること、を特徴とするレンズ駆動装置である。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、前記第2可動レンズ(L2)を前記カム部材(430)に対して付勢する弾性部材(440)は、一端が前記第2可動レンズに支持され、もう一端が前記カム部材に支持されているばね部材であること、を特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、前記カム部材は、前記第2光軸(A2)方向を長手方向とした略矩形の一長辺側に前記結合部として切り欠きを形成した形状であること、を特徴とするレンズ駆動装置である。請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、前記第2可動レンズ(L2)は、前記カム部材の移動面に対し垂直な方向から見た場合に前記第2光軸(A2)が前記カム部材と重なる位置に配されること、を特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、さらに、前記第2可動レンズ(L2)の前記第2光軸(A2)方向への移動を案内するガイド軸を有し、前記ガイド軸は、前記カム部材の移動面に対し垂直な方向から見た場合に前記カム部材と重なる位置に配されること、を特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、前記第1可動レンズ(L1)は、前記カム部材の移動面に対し垂直な方向から見た場合に前記第1光軸(A1)が前記カム部材と重なる位置に配されること、を特徴とするレンズ駆動装置である。
【0011】
請求項10の発明は、撮影光学系(1)の撮影範囲に対応した範囲を観察するファインダであって、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置と、前記第1可動レンズ及び前記第2可動レンズを通過した像を観察可能にする接眼レンズと、を備えるファインダである。
【0012】
請求項11の発明は、請求項10に記載のファインダにおいて、前記レンズ駆動装置は、前記撮影光学系(1)を駆動する駆動モータ(3)と連動可能であって、前記第2可動レンズ(L2)の移動量と前記駆動モータの回転数とは、比例関係にあること、を特徴とするファインダである。
【0013】
請求項12の発明は、請求項10又は請求項11に記載のファインダにおいて、前記カム部材(630)は、前記撮影光学系(1)の直進運動に連動する直進連動部材(651)と係合して前記カム部材を駆動する第2カム部(630h)を有すること、を特徴とするファインダである。
【0014】
請求項1の発明は、請求項10から請求項12までのいずれか1項に記載のファインダにおいて、前記カム部材は、前記結合部(752b,952b)を有する第2カム部材(752,952)と、前記カム部(751a,951a)を有し前記第2カム部材に対して相対移動可能な第1カム部材(751,951)と、を有し、前記第1カム部材の前記相対移動方向は、前記第1可動レンズ(L1)の移動方向及び/又は前記第2可動レンズ(L2)の移動方向に沿って移動可能であること、を特徴とするファインダである。
【0015】
請求項1の発明は、請求項13に記載のファインダにおいて、前記第1カム部材(751,951)と前記第2カム部材(752,952)との相対移動は、前記第1カム部材と前記第2カム部材との間に設けられた偏芯ピン(753,953)の回転により行われること、を特徴とするファインダである。
【0016】
請求項1の発明は、請求項10から請求項13までのいずれか1項に記載のファインダにおいて、前記カム部材は、前記結合部を有する第2カム部材(1052)と、前記カム部(1051a)を有し、前記第2カム部材に対して相対移動可能な第1カム部材(1051)と、を有し、前記第1カム部材の移動量と前記第2カム部材との移動量が異なるように連動させるカム連動部材(1053)を有すること、を特徴とするファインダである。
【0017】
請求項1の発明は、請求項1に記載のファインダにおいて、前記第1カム部材の移動量と前記第2カム部材の移動量が比例関係にあること、を特徴とするファインダである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるレンズ駆動装置及びファインダを設けたカメラの第1実施形態の外観を示す図である。
本実施形態におけるカメラは、撮影レンズ1により撮影した像を電子的に記録する、いわゆるデジタルスチルカメラである。
図2は、本実施形態における主要な構成部品のレイアウトを示す正面透視図である。
図3は、撮影レンズ1の光軸付近で切断した水平断面図である。
図4は、ファインダユニットF付近で切断した水平断面図である。
本実施形態におけるカメラは、撮影レンズ鏡筒1,前カバー2,鏡筒モータ3,第1ギア4,シャッタボタン5,コンデンサ6,電池7,鏡筒駆動機構8,固定筒9,カム筒10,直進キー11,シャッタユニット12,レンズ保護ガラス13,撮像素子14,実装基板15,後カバー16,メモリーカード17,第2ギア18,フラッシュユニットS,ファインダユニットF等を備えている。
【0019】
撮影レンズ鏡筒1は、撮影する像を後述の撮像素子14に結像する撮影光学系を含んだユニットであり、鏡筒モータ3の駆動力により、カム筒10が回転させられて、直進キー11(後述)にガイドされて任意のズーム位置に繰り出すことができるようになっている。撮影レンズ鏡筒1には、そのほかに、シャッタユニット12,レンズ保護ガラス13等が設けられている。
【0020】
前カバー2及び後カバー16は、カメラの前後に被せられる外観部品であり、本実施形態におけるカメラは、この前カバー2及び後カバー16内に収められている。
尚、以下の実施形態の説明中において、前後左右及び上下等の方向は、図中に適宜示した方向を示すものとする。
【0021】
鏡筒モータ3は、撮影レンズ鏡筒1のズーミング駆動力を発生するモータである。鏡筒モータ3は、左端下部に配置されており、撮影レンズ鏡筒1から離れているが、鏡筒モータ3の回転軸には、第1ギア4が固定されており、鏡筒駆動機構8に含まれるギア列及び第2ギア18を介してカム筒10に駆動力が伝達される。
【0022】
シャッタボタン5は、カメラ外観の上方左側に設けられている。
コンデンサ6は、左端に寄った位置に設けられており、鏡筒モータ3の上方に位置している。
電池7は、カメラの電源を供給する充電式の電源であり、撮影レンズ鏡筒1とコンデンサ6との間に位置している。
固定筒9は、撮影レンズ鏡筒1の一部であって、不図示のカメラ本体に固定されている。
【0023】
カム筒10は、鏡筒駆動機構8及び第2ギア18を介して鏡筒モータ3の駆動力により回転する部材であり、固定筒9の内周に設けられているメスヘリコイドと螺合するオスヘリコイドが外周に設けられており、この螺合により、回転に伴いズーミングを行う。
直進キー11は、カム筒10に対して回転自在に取り付けられて、回転せずにカム筒10と共に直進する部材である。直進キー11には、直進キー押さえ板50がビス止めされており、この直進キー押さえ板50が固定筒9の不図示の固定筒キー溝に係合することにより、直進キー11が固定筒9に対して回転することがないようになっている(第6実施形態における図15に示した直進キー押さえ板650と固定筒キー溝609aとの関係を参照)。
【0024】
シャッタユニット12は、不図示のシャッタ機構を備えたユニットであり、撮影レンズ鏡筒1と共に移動する。
レンズ保護ガラス13は、カム筒10の最前面に設けられ、レンズを保護する部材である。
【0025】
撮像素子14は、例えばCCD(Charge Coupled Device)等により形成されており、実装基板15に実装されている。
実装基板15は、撮像素子14その他の電子部品等を実装する基板であり、背面付近に設けられている。
【0026】
メモリーカード17は、撮像素子14により撮像した画像のデータを記録する媒体であり、右端部分に設けられている。メモリーカード17は、不図示のカード着脱口により着脱自在となっている。
【0027】
第2ギア18は、カム筒10の外周に設けられているギア及びファインダカム30のラック部30rとかみ合い、カム筒10の回転量に比例する回転がファインダカム30の直進運動に変換される。
【0028】
フラッシュユニットSは、電池7の上方に配置されており、撮影時の補助照明光を閃光発光する装置であり、フラッシュ窓19,反射傘20,Xe管21等を備えている。
【0029】
フラッシュ窓19は、フラッシュユニットSの最前部に設けられ、フラッシュユニットSの内部を保護すると共に、閃光の拡散を制御する役割も果たしている。
反射傘20は、Xe管21が発光する閃光を前方へ反射すると共に、その拡散を制御する反射板である。
Xe管21は、コンデンサ6に蓄えられたエネルギを利用して閃光を発光する発光部である。
【0030】
ファインダユニットFは、撮影レンズ鏡筒1の上方に配置され、左右方向に長く配置されており、ファインダカム30,ファインダ対物窓31,ファインダ接眼窓32,視野枠33,ファインダブロック34,第1可動レンズL1,第2可動レンズL2,第1固定レンズL3,第2固定レンズL4,第3固定レンズL5,第1プリズムP1,第2プリズムP2,ミラーM1等を備えている。
【0031】
ファインダカム30は、ファインダユニットFの下部に設けられており、第2ギア18とかみ合うラック部30rを有している。ファインダカム30は、後述するガイドピン34a,34bによって撮影レンズ鏡筒1の光軸と直交する方向に摺動可能に案内され、カム押さえ板37で保持されている(図5,8参照)。
【0032】
ファインダ対物窓31は、ファインダユニットFの前方に設けられた保護部材である。
ファインダ接眼窓32は、ファインダユニットFの後方に設けられた保護部材である。
視野枠33は、ファインダの視野を規定する部材であり、第2固定レンズL4と第1プリズムP1との間に設けられている。
【0033】
ファインダブロック34は、ファインダユニットFの土台となるブロックであり、ファインダユニットFの周りを囲むように形成されている。
【0034】
第1可動レンズL1は、撮影レンズ鏡筒1の光軸に沿った方向に光軸(第1光軸A1)を有し、後述する機構により、第1光軸A1に沿った方向(矢印Yの方向:前後方向)に移動可能なレンズである。
【0035】
第2可動レンズL2は、第1可動レンズL1の第1光軸A1と略直交する第2光軸A2を有し、後述する機構により、第2光軸A2に沿った方向(矢印Xの方向:左右方向)に移動可能なレンズである。
ファインダユニットFは、第1可動レンズL1及び第2可動レンズL2が、ファインダカム30の移動に応じてそれぞれ矢印Y,Xの方向(前後方向,左右方向)に移動することにより、変倍(ズーム)することができる。
【0036】
第1固定レンズL3,第2固定レンズL4は、第2可動レンズL2と第1プリズムP1との間に設けられ、ファインダブロック34に固定されたレンズである。
第3固定レンズL5は、第1プリズムP1及び第2プリズムP2の後にあって、これらにより正立された像を拡大する接眼レンズである。
【0037】
第1プリズムP1及び第2プリズムP2は、第1可動レンズL1,第2可動レンズL2,第1固定レンズL3,第2固定レンズL4により得られた像を正立させると共に、第3固定レンズL5の方向へ光路を曲げる役割を果たしている。第1プリズムP1は、ダハプリズムであって第2プリズムP2との間には、微少な隙間が空いている。
【0038】
ミラーM1は、第1可動レンズL1の第1光軸A1と第2可動レンズL2の第2光軸A2とが交差する付近に設けられ、第1可動レンズL1を通過した像を第2可動レンズL2の方向へ反射する反射部であり、ファインダブロック34に固定されている。
【0039】
図5(a),(b)は、図4におけるファインダユニットの断面AA,断面BBを示す図である。
図6は、ファインダユニットFのガイド軸付近の高さにおける水平断面を示す図である。
図7(a),(b)は、ファインダカム30の各ズーム端の様子を示す図である。
ファインダユニットFには、上述した他に、第1カム部30a,当接部30b,ガイド溝30c,30d,逃げ溝30e,ガイドピン34a,ガイドピン34b,ビス止め部34c,第1回転止め溝34d,第2回転止め溝34e,第1ガイド軸35,第2ガイド軸36,カム押さえ板37,ビス38,第1付勢ばね39,第2付勢ばね40,第1フォロアピンL1a,第1回転止めピンL1b,第1嵌合部L1c,第2フォロアピンL2a,第2回転止めピンL2b,第2嵌合部L2c等を備えている。
【0040】
第1カム部30aは、ファインダカム30に設けられているカム溝であり、第1可動レンズL1に設けられている第1フォロアピンL1aが係合している。
当接部30bは、ファインダカム30に設けられている面であり、第2可動レンズL2に設けられている第2フォロアピンL2aが後述する第2付勢ばね40により当てつけられている。
また、ファインダカム30には、逃げ溝30eが形成されており、ファインダブロック34のビス止め部34cを逃げるようになっている。
【0041】
ガイドピン34a,34bは、ファインダブロック34の下面に形成されたピンであり、それぞれファインダカム30に形成されているガイド溝30c,30dに係合して、ファインダカム30の移動をガイドしている。
【0042】
第1回転止め溝34d及び第2回転止め溝34eは、それぞれ、第1可動レンズL1の光軸及び第2可動レンズL2の光軸に沿った方向に延在する溝である。第1回転止め溝34d及び第2回転止め溝34eは、第1回転止めピンL1b,第2回転止めピンL2bと係合して、第1可動レンズL1及び第2可動レンズL2が後述する第1ガイド軸35及び第2ガイド軸36まわりに回転することを規制する。
【0043】
第1ガイド軸35は、ファインダブロック34に保持され、第1可動レンズL1の光軸に沿った方向に延在している軸である。第1ガイド軸35は、第1可動レンズL1に設けられた第1嵌合部L1cと嵌合して、第1可動レンズL1の直進移動をガイドする。
【0044】
第2ガイド軸36は、ファインダブロック34に保持され、第2可動レンズL2の光軸に沿った方向に延在している軸である。第2ガイド軸36は、第2可動レンズL2に設けられた第2嵌合部L2cと嵌合して、第2可動レンズL2の直進移動をガイドする。
【0045】
カム押さえ板37は、ファインダカム30をファインダブロック34に移動可能に保持する部材である。カム押さえ板37は、ガイドピン34a,34bにより位置決めされ、ファインダブロック34に形成されている3箇所のビス止め部34cにおいて、ビス38により固定されている。
【0046】
第1付勢ばね39は、第1可動レンズL1に設けられた第1嵌合部L1cとファインダブロック34との間に設けられた圧縮コイルばねであり、第1可動レンズL1を前側に付勢しており、したがって、第1可動レンズL1に設けられた第1フォロアピンL1aは、第1カム部30aの前側に当て付くこととなる。
【0047】
第2付勢ばね40は、第2可動レンズL2に設けられた第2嵌合部L2cとファインダブロック34との間に設けられた圧縮コイルばねであり、第2可動レンズL2を右側に付勢しており、したがって、第2可動レンズL2に設けられた第2フォロアピンL2aは、当接部30bに当て付くこととなる。
【0048】
図8は、第2可動レンズL2,ファインダカム30の移動量と移動方向の関係を示した図である。なお、図8中に示す矢印方向は、ファインダカム30の移動方向を示すものとする。
本実施形態では、第2可動レンズL2の光軸方向とファインダカム30の移動方向が一致しているため、第2可動レンズL2の移動量とファインダカム30の移動量は等しくなっている〔図8(a)〕。
しかし、仮に、第2可動レンズL2の光軸とファインダカム30の移動方向がθの角度をなす場合〔図8(b),(c)〕、第2可動レンズL2の光軸方向の移動量は、ファインダカム30の移動量の1/cosθ倍となる。
【0049】
図9は、図6に示したCC断面を示す図である。
ファインダカム30は、カムフリクションばね41により押さえられており、所定以上の駆動力を与えなければ移動することがないようになっている。したがって、ファインダカム30の自重や衝撃などによりがたつくことを防止している。
【0050】
本実施形態によれば、薄型のファインダを、簡単な構成により実現することができる。
また、単一のカム部材であるファインダカム30により2つの可動群を駆動し、さらに、カムによる可動レンズの間隔精度は、第1カム部30aと当接部30bとの位置関係で決まるので、当接面の位置を高精度に仕上げることにより、高い精度を保つことができる。
ファインダカム30単品での精度確保は、一般に見られる2つのカム面の位置あわせよりも容易であり、したがって、本実施形態によれば、容易に精度の高いファインダを得ることができる。
【0051】
(第2実施形態)
第2〜第10実施形態は、第1実施形態の一部を改良した形態であり、第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態は、第1実施形態におけるファインダカム30の当接部30bを改良したファインダカム230とした点が第1実施形態と異なっている。
図10は、第2実施形態を示す図である。図10(a)は、第2フォロアピンL2aがファインダカム230の当接部230bと当接している状態を示しており、図10(b)は、第1実施形態における図5(b)に対応する図である。
【0052】
第1実施形態では、第2可動レンズL2の光軸方向に対して当接面を垂直に設けており、部品精度によるファインダカム30の第1可動レンズL1の光軸方向への位置のばらつきによる影響を抑えることができている。
しかし、その反面、第2ガイド軸36を中心にL2が回転する方向への付勢がないため、振動などで回転方向へ力を受けた場合、第2回転止めピンL2bと第2回転止め溝34eとの間のガタ分だけ回転することがあり、その結果、ファインダ像が揺れるおそれがある。
【0053】
そこで、第2実施形態では、第2可動レンズL2の付勢は、光軸方向で変わりはないが、第2フォロアピンL2aとファインダカム230との当接面を傾斜させた斜面である当接部230bとした。
このように、当接部230bを第2可動レンズL2光軸方向に対して斜面としたことにより、抗力の分力Pが第2ガイド軸36まわりに第2可動レンズL2を回転させる方向に付勢力として働くようにしている。これにより、振動などによる第2可動レンズL2の回転を軽減させることができる。
【0054】
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態におけるファインダカム30の当接部30bを改良したファインダカム330とし、第1実施形態における第2付勢ばね40により与えていた付勢力の作用する方向を変更した点が第1実施形態と異なっている。
図11は、第3実施形態を示す図である。図11(a)は、第2フォロアピンL2aがファインダカム330の当接部330bと当接している状態を示しており、図11(b)は、第2フォロアピンL2aに作用する力を示した図であり、図11(c)は、第1実施形態における図5(b)に対応する図である。
【0055】
ファインダカム330の当接部330bは、略U字形状の切り欠きにより形成され、実際に第2フォロアピンL2aが当接する面は、第2可動レンズL2の光軸方向に対して垂直となっている。
また、第3実施形態では、第1実施形態における第2付勢ばね40の代わりに不図示のばねにより、図11に示す矢印Q方向に第2フォロアピンL2aが付勢されている。この矢印Q方向に付勢すると、ばねの力の分力q1は、摩擦力fよりも十分大きいので、第2実施形態と同様に、ガイド軸2周りにL2を回転させる方向に付勢力が働き、第2実施形態と同様な効果を奏することができる。
【0056】
(第4実施形態)
第4実施形態は、第1実施形態におけるファインダカム30のガイド方法を改良したファインダカム430とし、第1実施形態における第2付勢ばね40の支持位置を変更した第2付勢ばね440とした点、及び、第1実施形態におけるファインダブロック34のガイドピン34a,34bを廃止したファインダブロック434とした点が第1実施形態と異なっている。
【0057】
図12は、第4実施形態を示す図であり、第1実施形態における図6に対応する図である。
本実施形態では、ガイド軸2に挿通可能なガイド部430fをファインダカム430に形成している。このようにすることによって、第1カム部430aと第2可動レンズL2の光軸との位置精度が高まる。また、第1実施形態におけるカム押さえ板37も省略可能であり、部品点数を削減することができる。
さらに、第2付勢ばね440をファインダカム430のガイド部430fの一方と第2可動レンズL2の第2嵌合部L2cとの間に取り付けることによって、ズーミング時のばね負荷変動を無くすることができる。
【0058】
図13は、第4実施形態のファインダカム430を示す図である。
本実施形態におけるファインダカム430では、ガイド部430fを形成するために、当接部430aを切り欠きにより形成している。また、当接部430aの当接面は、第2実施形態と同様に、第2可動レンズL2の光軸に対して斜面としている。
【0059】
(第5実施形態)
第5実施形態は、第1実施形態におけるファインダカム30に第2付勢ばねを受けるばね受け部530gを設けたファインダカム530とし、第1実施形態における第2付勢ばね40を第2付勢ばね540とした点が第1実施形態と異なっている。
図14は、第5実施形態を示す図である。
ファインダカム530には、ばね受け部530gを第2ガイド軸36の近傍に設けている。なお、ばね受け部530gは、第2ガイド軸36との間に十分な隙間が設けられており、ファインダカム530のガイドは、第1実施形態と同様にファインダブロック34のガイドピン34a,34b2より行われる。
【0060】
このように、本実施形態によれば、第4実施形態のようなファインダカムの位置決め方法としなくても、第2付勢ばね540をファインダカム530と第2可動レンズL2との間に配置することができ、ズーミング時のばね長の変化による負荷変動はなくなり、ばね力を必要以上に大きくすることなく、ファインダユニットFを形成することができる。
【0061】
(第6実施形態)
第6実施形態は、第1実施形態におけるファインダカム30への駆動力伝達方法を変更した点が第1実施形態と異なる形態である。
図15は、第6実施形態を撮影レンズ鏡筒の光軸付近で切断した縦断面である。
第1実施形態において説明したように、鏡筒モータ3の駆動力は、鏡筒駆動機構8によって伝達され、カム筒10が回転する。カム筒10は、回転にすると固定筒609とヘリコイド嵌合しているため、回転しながら直進する。直進キー11は、カム筒10に対して回転自在に取り付けられているため、回転せずにカム筒10と一体に直進する。直進キー押さえ板650も直進キー11と同様に回転せずにカム筒10と一体に直進する。直進キー押さえ板650が固定筒キー溝609aに係合しており、直進キー11は、回転することがない。また、直進キー押さえ板650には、連動ピン651が設けられ、ファインダカム630の第2カム部630hと係合している。
【0062】
図16は、固定筒キー溝609a付近を上方から見た図である。
図17は、本実施形態のファインダカム630を示す図である。
連動ピン651は、第2カム部630hと係合し、連動ピン651の直進運動により、ファインダカム630がL2光軸と同じ方向(左右方向)に移動する。本実施形態では、第1〜第5実施形態とは違って、第2カム部630hを非線形のカムとすれば、ファインダカム630の移動量とカム筒10の回転角とを比例関係にする必要が無くなり、設計の自由度を高くすることができる。
【0063】
(第7実施形態)
以上までに示したファインダユニットFのように、可動レンズ間に反射面をおき、光路を曲げる場合、可動レンズ同士の間隔は、ミラーやプリズムの反射面の位置精度が、偏芯と間隔の精度に影響を及ぼす。したがって、小型化や高倍率化により位置精度の厳しい光学系では、何らかの調整方法がある方が望ましい場合が多い。また、通常のファインダと同様に、撮影レンズの焦点距離との位相あわせが必要になることもある。以下に示す第7〜第9実施形態では、これらの調整方法を含む形態を示している。
【0064】
第7実施形態は、第1実施形態におけるファインダカム30を2部品(第1ファインダカム751,第2ファインダカム752)により形成し、第1可動レンズL1と第2可動レンズL2との光学的な間隔を変更可能とした点が、第1実施形態と異なっている。
図18は、第7実施形態を示す図である。図18(a)は、取り付け状態を示し、図18(b)は、第2ファインダカム752単体を示し、図18(c)は、第1ファインダカム751単体を示している。
図19は、第1ファインダカム751,第2ファインダカム752をファインダブロック34に取り付けた状態の縦断面である。
上述のように、本実施形態では、第1実施形態におけるファインダカム30を、第1カム部751aを有する第1ファインダカム751と、当接部752bを有する第2ファインダカム752との2部品により形成している。
【0065】
第1ファインダカム751は、第1カム部751a,ガイド溝751c,751d,逃げ溝751e,偏芯ピン回転中心穴751f等を有している。
第1カム部751a,ガイド溝751c,751d,逃げ溝751eは、第1実施形態における第1カム部30a,ガイド溝30c,30d,逃げ溝30eと同様な部分である。偏芯ピン回転中心穴751fは、偏芯ピン753の回転軸部753aが嵌合する穴である。また、第1ファインダカム751は、図18における裏面側に、不図示のラック部が第1実施形態におけるファインダカム30と同様に設けられている。
【0066】
第2ファインダカム752は、当接部752b,ガイド溝752c,752d,逃げ溝752e,偏芯ピン係合部752f等を備えている。
当接部752b,ガイド溝752c,752d,逃げ溝752eは、第1実施形態における当接部30b,ガイド溝30c,30d,逃げ溝30eと同様な部分である。偏芯ピン係合部752fは、偏芯ピン753の偏芯頭部753bが係合する部分である。
偏芯ピン753は、2種類の略円柱形状をした回転軸部753aと偏芯頭部753bとが、互いの円柱中心軸をずらして一体となっているピンである。
【0067】
以上のような形態とすることにより、第1ファインダカム751と第2ファインダカム752との相対的な左右方向の位置は、偏芯ピン753の回転位置に応じて、変化することとなる。撮影レンズ鏡筒1の回転位置に対して、第1ファインダカム751は、第2ギア18及び不図示のラック部を介して位置が決まる。一方、第2ファインダカム752は、上述のように偏芯ピン753の回転位置に応じて第1ファインダカム751に対する位置が異なる。よって、偏芯ピン753を回転することにより、第1ファインダカム751と第2ファインダカム752は、第2可動レンズL2の光軸方向への相対移動が可能である。この相対移動を行うことにより、図4に示した距離D2を調整することができ、視度(対物光学系のピント位置)を調整することができる。
【0068】
(第8実施形態)
第8実施形態は、第1実施形態におけるファインダカム30を2部品(第1ファインダカム851,第2ファインダカム852)により形成し、第1可動レンズL1と第2可動レンズL2との光学的な間隔を変更可能とした点が、第1実施形態と異なっている。
図20は、第8実施形態を示す図である。図20(a)は、取り付け状態を示し、図20(b)は、第2ファインダカム852単体を示し、図20(c)は、第1ファインダカム851単体を示している。
【0069】
第1ファインダカム851は、ガイド溝851c,ガイド溝851d,逃げ溝851e,偏芯ピン係合部851f,ラック部851r等を有している。
第2ファインダカム852は、第1カム部852a,当接部852b,ガイド溝852c,ガイド溝852d,逃げ溝852e,偏芯ピン回転中心穴852f等を有している。
【0070】
第1ファインダカム851,第2ファインダカム852の各部及び偏芯ピン853は、第7実施形態における第1ファインダカム751,第2ファインダカム752の各部及び偏芯ピン753と同様な形態をしているが、第1カム部852aと当接部852bがいずれも第2ファインダカム852に設けられており、ラック部851rが第1ファインダカム851に設けられている点が第7実施形態と大きく異なる。
【0071】
このようにラック部851rと第1カム部852aと当接部852bとを別部品に形成することにより、第1可動レンズL1及び第2可動レンズL2とラック部851rとの相対的な位置関係を変更することができる。したがって、偏芯ピン853を回転することにより、撮影レンズ鏡筒1の焦点距離とファインダユニットFの焦点距離との位相関係を調整することができる。
【0072】
(第9実施形態)
第9実施形態は、第1実施形態におけるファインダカム30を2部品(第1ファインダカム951,第2ファインダカム952)により形成し、第1可動レンズL1と第2可動レンズL2との光学的な間隔を変更可能とした点が、第1実施形態と異なっている。本実施形態は、第7実施形態に示した例と同様な効果を奏するものであるが、第7実施形態が図4に示した距離D2を調整していた部分を、本実施形態では距離D1を調整するようにしている。
【0073】
図21は、第9実施形態を示す図である。図21(a)は、取り付け状態を示し、図21(b)は、第2ファインダカム952単体を示し、図21(c)は、第1ファインダカム951単体を示している。
第1ファインダカム951は、第1カム部951a,ガイド溝951c,951d,逃げ溝951e,偏芯ピン係合部951f,前後方向ガイド溝951g等を有している。
【0074】
第1カム部951a,ガイド溝951c,951d,逃げ溝951eは、第1実施形態における第1カム部30a,ガイド溝30c,30d,逃げ溝30eと同様な部分である。偏芯ピン係合部952fは、偏芯ピン953の偏芯頭部953bが係合する部分である。前後方向ガイド溝951gは、前後方向ガイドピン952gが係合し、第1ファインダカム951と第2ファインダカム952との相対移動方向を、前後方向に規制する溝である。また、第1ファインダカム951は、図21における裏面側に、不図示のラック部が第1実施形態におけるファインダカム30と同様に設けられている。
【0075】
第2ファインダカム952は、当接部952b,第1逃げ溝952c,第2逃げ溝952d,偏芯ピン回転中心穴752f,前後方向ガイドピン952g等を備えている。
当接部952bは、第1実施形態における当接部30bと同様な部分である。第1逃げ溝952cは、ファインダブロック34のガイドピン34a,34bを逃げる溝である。第2逃げ溝952dは、ファインダブロック34のビス止め部34cを逃げる溝である。偏芯ピン回転中心穴952fは、偏芯ピン953の回転軸部953aが嵌合する穴である。前後方向ガイドピン952gは、上述したように、前後方向ガイド溝951gと係合するピンである。
偏芯ピン953は、第7実施形態における偏芯ピン753と同様な部材である。
【0076】
第7実施形態が第2可動レンズL2の光軸方向に2つに分けた第1ファインダカム751と第2ファインダカム752の相対位置を左右方向で調整可能に構成したのに対して、本実施形態では、前後方向ガイドピン952gに沿って第1の可動レンズL1の光軸方向に調整可能に構成している。したがって、図4に示した距離D1を調整することになり、視度(対物光学系のピント位置)を調整することができる。
【0077】
(第10実施形態)
第10実施形態は、第1実施形態におけるファインダカム30を2部品(第1ファインダカム1051,第2ファインダカム1052)により形成し、さらに、これら2部品の移動を一体とせずに、移動量が異なるようにした点が、第1実施形態と異なっている。
図22は、第10実施形態を示す図である。図22(a)は、取り付け状態を示し、図22(b)は、第2ファインダカム1052単体を示し、図21(c)は、第1ファインダカム1051単体を示している。
図23は、第10実施形態の第3ギア1053付近の縦断面を示す図である。
【0078】
本実施形態におけるファインダユニットFは、第1ファインダカム1051と第2ファインダカム1052とを左右方向に相対移動可能にし、この相対移動を第3ギア1053により連動させている。第1ファインダカム1051と第2ファインダカム1052とを左右方向に相対移動可能にしている部分については、第7実施形態と同様であるので、ここでは、これらを連動させる第3ギア1053まわりについて説明する。
【0079】
第1ファインダカム1051は、第1カム部1051aを有しており、ラック部1051rが第2ギア18から駆動力を得て、左右方向に移動可能である。第1ファインダカム1051が左右方向に移動すると、第1連動ラック1051hとかみ合う第3ギア1053が回転する。
【0080】
第3ギア1053は、大ギア1053aと小ギア1053bとを有した2段ギアであり、第1連動ラック1051hには、大ギア1053aがかみ合っている。第3ギア1053の回転は、小ギア1053bを介して減速されて第2連動ラック1052hに伝えられ、第2ファインダカム1052が左右方向に移動する。このときの第2ファインダカム1052の移動量は、第1ファインダカム1051の移動量よりも大ギア1053aと小ギア1053bとの歯数比分だけ少なくなっている。
【0081】
第2ファインダカム1052には、当接部1052bが設けられており、第2可動レンズL2が当てつけられている。したがって、第1可動レンズL1の移動量と第2可動レンズL2の移動量を異ならせることができる。本実施形態では、第1ファインダカム1051の移動量を第2ファインダカム1052の移動量より大きくしているので、第1カム部1051aの傾斜を寝かせることができ、第1可動レンズL1の動作を容易にすることができる。
なお、ラック部1051rは、第2ファインダカム1052に設けてもよい。
【0082】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、各実施形態において、デジタルスチルカメラの場合を例に挙げて、本発明を説明したが、これに限らず、例えば、従来からのフィルムを用いる銀塩カメラであってもよいし、カメラ以外の光学機器に本発明を適用してもよい。
【0083】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)第1可動レンズを駆動するカム部を有したカム部材を備え、カム部材の移動量は、第2可動レンズの移動量と等価又は比例関係にあるので、簡単な構成で、薄型のレンズ駆動装置を実現することができる。
【0084】
(2)カム部材は、第2可動レンズの移動方向に対して傾斜した斜面を有し、第2可動レンズを斜面に対して付勢する弾性部材を有するので、第2可動レンズの揺れを防止することができる。
【0085】
(3)第2可動レンズを第2可動レンズの移動方向に対して角度を持ってカム部材に付勢する弾性部材を有するので、第2可動レンズの揺れを防止することができる。
【0086】
(4)第2可動レンズの光軸方向への移動を案内すると共に、カム部材の移動をも案内するガイド軸を有するので、精度良く可動レンズを駆動することができる。
【0087】
(5)第2可動レンズをカム部材に対して付勢する弾性部材は、一端が第2可動レンズに支持され、もう一端がカム部材に支持されているばね部材であるので、ばね力を一定に保つことができ、ばね部材のばね力を小さな力で使用することができる。
【0088】
(6)請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置と、第1可動レンズ及び第2可動レンズを通過した像を観察可能にする接眼レンズと、を備えるファインダであるので、簡単な構造で、薄型のカメラを実現することができる。
【0089】
(7)第2可動レンズの移動量と駆動モータの回転数とは、比例関係にあるので、撮影光学系の移動量と第2可動レンズの移動量とを容易に対応させることができる。
【0090】
(8)カム部材は、撮影光学系の直進運動に連動する直進連動部材と係合してカム部材を駆動する第2カム部を有するので、撮影光学系の直進運動から直接ファインダを駆動することができる。また、第2カム部を非線形なカムとすることにより、ファインダレンズの設計をより自由に行うことができる。
【0091】
(9)第1カム部材の相対移動方向は、第1可動レンズの移動方向及び/又は第2可動レンズの移動方向に沿って移動可能であるので、第1可動レンズと第2可動レンズとの間隔を調整することができる。
【0092】
(10)第1カム部材と第2カム部材との相対移動は、第1カム部材と第2カム部材との間に設けられた偏芯ピンの回転により行われるので、微妙な調整を容易に行うことができる。
【0093】
(11)第1カム部材の移動量と第2カム部材との移動量が異なるように連動させるカム連動部材を有するので、ファインダ光学系の設計の自由度を高くすることができる。
【0094】
(12)第1カム部材の移動量と第2カム部材の移動量が比例関係にあるので、簡単な構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ駆動装置及びファインダを設けたカメラの第1実施形態の外観を示す図である。
【図2】本実施形態における主要な構成部品のレイアウトを示す正面透視図である。
【図3】撮影レンズ1の光軸付近で切断した水平断面図である。
【図4】ファインダユニットF付近で切断した水平断面図である。
【図5】図4におけるファインダユニットの断面AA,断面BBを示す図である。
【図6】ファインダユニットFのガイド軸付近の高さにおける水平断面を示す図である。
【図7】ファインダカム30の各ズーム端の様子を示す図である。
【図8】第2可動レンズL2,ファインダカム30の移動量と移動方向の関係を示した図である。
【図9】図6に示したCC断面を示す図である。
【図10】第2実施形態を示す図である。
【図11】第3実施形態を示す図である。
【図12】第4実施形態を示す図であり、第1実施形態における図6に対応する図である。
【図13】第4実施形態のファインダカム430を示す図である。
【図14】第5実施形態を示す図である。
【図15】第6実施形態を撮影レンズ鏡筒の光軸付近で切断した縦断面である。
【図16】固定筒キー溝609a付近を上方から見た図である。
【図17】本実施形態のファインダカム630を示す図である。
【図18】第7実施形態を示す図である。
【図19】第1ファインダカム751,第2ファインダカム752をファインダブロック34に取り付けた状態の縦断面である。
【図20】第8実施形態を示す図である。
【図21】第9実施形態を示す図である。
【図22】第10実施形態を示す図である。
【図23】第10実施形態の第3ギア1053付近の縦断面を示す図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ鏡筒
2 前カバー
3 鏡筒モータ
4 第1ギア
5 シャッタボタン
6 コンデンサ
7 電池
8 鏡筒駆動機構
9 固定筒
10 カム筒
11 直進キー
12 シャッタユニット
13 レンズ保護ガラス
14 撮像素子
15 実装基板
16 後カバー
17 メモリーカード
18 第2ギア
19 フラッシュ窓
20 反射傘
21 Xe管
30 ファインダカム
30a 第1カム部
30b 当接部
30c ガイド溝
30d ガイド溝
30e 逃げ溝
30r ラック部
31 ファインダ対物窓
32 ファインダ接眼窓
33 視野枠
34 ファインダブロック
34a ガイドピン
34b ガイドピン
34c ビス止め部
34d 第1回転止め溝
34e 第2回転止め溝
35 第1ガイド軸
36 第2ガイド軸
37 カム押さえ板
38 ビス
39 第1付勢ばね
40 第2付勢ばね
41 カムフリクションばね
50,650 直進キー押さえ板
230 ファインダカム
230b 当接部
330 ファインダカム
330b 当接部
430 ファインダカム
430a 第1カム部
430f ガイド部
440 第2付勢ばね
434 ファインダブロック
503 ファインダカム
530g ばね受け部
540 第2付勢ばね
609 固定筒
609a 固定筒キー溝
630 ファインダカム
630h 第2カム部
751 第1ファインダカム
751a 第1カム部
751c ガイド溝
751d ガイド溝
751e 逃げ溝
751f 偏芯ピン回転中心穴
752 第2ファインダカム
752b 当接部
752c ガイド溝
752d ガイド溝
752e 逃げ溝
752f 偏芯ピン係合部
753 偏芯ピン
851 第1ファインダカム
851c ガイド溝
851d ガイド溝
851e 逃げ溝
851f 偏芯ピン係合部
851r ラック部
852 第2ファインダカム
852a 第1カム部
852b 当接部
852c ガイド溝
852d ガイド溝
852e 逃げ溝
852f 偏芯ピン回転中心穴
853 偏芯ピン
951 第1ファインダカム
951a 第1カム部
951c ガイド溝
951d ガイド溝
951e 逃げ溝
951f 偏芯ピン係合部
951g 前後方向ガイド溝
952 第2ファインダカム
952b 当接部
952c 第1逃げ溝
952d 第2逃げ溝
952f 偏芯ピン回転中心穴
952g 前後方向ガイドピン
953 偏芯ピン
1051 第1ファインダカム
1051a 第1カム部
1051h 第1連動ラック
1051r ラック部
1052 第2ファインダカム
1052b 当接部
1052h 第2連動ラック
1053 第3ギア
1053a 大ギア
1053b 小ギア
S フラッシュユニット
F ファインダユニット
L1 第1可動レンズ
L1a 第1フォロアピン
L1b 第1回転止めピン
L1c 第1嵌合部
L2 第2可動レンズ
L2a 第2フォロアピン
L2b 第2回転止めピン
L2c 第2嵌合部
L3 第1固定レンズ
L4 第2固定レンズ
L5 第3固定レンズ
P1 第1プリズム
P2 第2プリズム
M1 ミラー

Claims (16)

  1. 第1光軸を有し、前記第1光軸に略沿った方向に移動可能な第1可動レンズと、
    前記第1可動レンズの光軸に対して角度を有して略交差する第2光軸を有し、前記第2光軸に略沿った方向に移動可能な第2可動レンズと、
    前記第1可動レンズを駆動するカム部及び前記第2可動レンズを駆動する結合部が形成されたカム部材と、を備え、
    前記カム部材は、前記第2光軸と平行に一体的に直進移動し、
    前記結合部の移動量は前記第2可動レンズの移動量と等価であること、を特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
    前記カム部材は、前記第2光軸方向に直進移動するものであって、前記第2可動レンズの移動方向に対して傾斜した斜面を有し、
    さらに、
    前記第2可動レンズの光軸方向への移動を案内するガイド軸と、
    前記第2可動レンズを前記斜面に対して付勢する弾性部材と、
    前記第2可動レンズの前記ガイド軸周りの回転を規制する係合部と、
    を有し、
    前記第2可動レンズは、前記弾性部材による前記斜面に対する付勢によって、前記ガイド軸回りの回転力が付与され、前記係合部へ付勢される
    こと、を特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
    前記第2可動レンズを前記第2可動レンズの移動方向に対して角度を持って前記カム部材に付勢する弾性部材を有し、
    さらに、
    前記第2可動レンズの光軸方向への移動を案内するガイド軸と、
    前記第2可動レンズの前記ガイド軸周りの回転を制限する係合部と、
    を有し、
    前記第2可動レンズは、前記弾性部材による前記斜面に対する付勢によって、前記ガイド軸回りの回転力が付与され、前記係合部へ付勢される
    こと、を特徴とするレンズ駆動装置。
  4. 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
    さらに、前記第2可動レンズの光軸方向への移動を案内すると共に、前記カム部材の移動をも案内するガイド軸を有し、
    前記カム部は、前記ガイド軸に挿通するガイド部を有すること、を特徴とするレンズ駆動装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、
    前記第2可動レンズを前記カム部材に対して付勢する弾性部材は、一端が前記第2可動レンズに支持され、もう一端が前記カム部材に支持されているばね部材であること、
    を特徴とするレンズ駆動装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、
    前記カム部材は、前記第2光軸方向を長手方向とした略矩形の一長辺側に前記結合部として切り欠きを形成した形状であること、を特徴とするレンズ駆動装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、
    前記第2可動レンズは、前記カム部材の移動面に対し垂直な方向から見た場合に前記第2光軸が前記カム部材と重なる位置に配されること、を特徴とするレンズ駆動装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、
    さらに、前記第2可動レンズの前記第2光軸方向への移動を案内するガイド軸を有し、
    前記ガイド軸は、前記カム部材の移動面に対し垂直な方向から見た場合に前記カム部材と重なる位置に配されること、を特徴とするレンズ駆動装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置において、
    前記第1可動レンズは、前記カム部材の移動面に対し垂直な方向から見た場合に前記第1光軸が前記カム部材と重なる位置に配されること、を特徴とするレンズ駆動装置。
  10. 撮影光学系の撮影範囲に対応した範囲を観察するファインダであって、
    請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のレンズ駆動装置と、
    前記第1可動レンズ及び前記第2可動レンズを通過した像を観察可能にする接眼レンズと、を備えるファインダ。
  11. 請求項10に記載のファインダにおいて、
    前記レンズ駆動装置は、前記撮影光学系を駆動する駆動モータと連動可能であって、
    前記第2可動レンズの移動量と前記駆動モータの回転数とは、比例関係にあること、を特徴とするファインダ。
  12. 請求項10又は請求項11に記載のファインダにおいて、
    前記カム部材は、前記撮影光学系の直進運動に連動する直進連動部材と係合して前記カム部材を駆動する第2カム部を有すること、を特徴とするファインダ。
  13. 請求項10から請求項12までのいずれか1項に記載のファインダにおいて、
    前記カム部材は、前記結合部を有する第2カム部材と、
    前記カム部を有し前記第2カム部材に対して相対移動可能な第1カム部材と、を有し、
    前記第1カム部材の前記相対移動方向は、前記第1可動レンズの移動方向及び/又は前記第2可動レンズの移動方向に沿って移動可能であること、を特徴とするファインダ。
  14. 請求項13に記載のファインダにおいて、
    前記第1カム部材と前記第2カム部材との相対移動は、前記第1カム部材と前記第2カム部材との間に設けられた偏芯ピンの回転により行われること、を特徴とするファインダ。
  15. 請求項10から請求項13までのいずれか1項に記載のファインダにおいて、
    前記カム部材は、前記結合部を有する第2カム部材と、
    前記カム部を有し、前記第2カム部材に対して相対移動可能な第1カム部材と、を有し、
    前記第1カム部材の移動量と前記第2カム部材との移動量が異なるように連動させるカム連動部材を有すること、を特徴とするファインダ。
  16. 請求項15に記載のファインダにおいて、
    前記第1カム部材の移動量と前記第2カム部材の移動量が比例関係にあること、を特徴とするファインダ。
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