JP4263965B2 - カメラ - Google Patents
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Description
なお、カム枠は回転駆動するが、その駆動部として鏡筒一部にモ−タと連動歯車機構とを備えている。
なお、図1はカメラ平面図、図2はカメラ正面図、図3はカメラ背面図である。
また、この電子カメラは、カメラ本体部10と撮影レンズなどを備えた光学系収納部11とを別体のボックス状体として構成してある。
そして、カメラ本体部10と光学系収納部11は連結部12によって適度の節度をもって回転できるように連結してある。
このように、カメラ本体部10には、表示部、操作部、バッテリ−、コントロ−ラ、メモリカ−ド収納部、回路基板などを集約して配置すると共に、光学系収納部11には、ズ−ミング駆動機構、フラッシュユニットを集約して配置することにより、カメラ全体の薄型化を実現している。
一方、撮影する場合には、図4に一例として示したように、撮影レンズ窓19が正面を向くように光学系収納部11を回転させる。
この状態でカメラ本体部10を手で握りシャッタレリ−ズすることができるので、カメラ振れの極めて少ないカメラとなる。
また、図4とは逆側に光学系収納部11を回転させ、液晶モニタ15と同方向を撮影することもできる。
これらの図面から分かるように、光学系収納部11は、撮影レンズのズ−ミング駆動機構(光学系ユニット)21とフラッシュユニット22とを箱状のフロントケ−ス(カメラケ−ス)23内に組付け、鏡筒を具備しない鏡筒レスとし、上記ユニット等を遮光して収納してある。
よって、光学系収納部11は薄型に形成した光学系ユニットの高さ寸法により規制される厚さに抑えられ、カメラの薄型化を実現できる構成となっている。
このように構成した光学系収納部11は、特にレンズ鏡筒を設ける必要がなく、レンズ径に合せた奥行幅(厚さ)とすることができるので、極薄型の電子カメラに適するものとなる。
具体的には、筒状基体36の挿入杆部36aを筒状基体37内に挿入し、筒状基体37の孔部37aから差し入れた偏心ピン39を挿入杆部36aのピン孔36bに嵌着してこれら筒状基体36、37を一体的に連結する。
なお、一側カム面40a、41aがカム枠42、43の他側カム面40b、41bとで第1、第2カム溝40、41を形成する。(なお、第1、第2カム溝40、41については図7参照)
そして、このピン受片部をばね勢力を与えたカム押動ピンによって押動してカム枠42、43とカム基体38を一方向に押動させることによって、一側カム面40aと他側カム面40bとを対向させ、一側カム面41aと他側カム面41bとを対向させて第1、第2カム溝40、41を形成させる。
なお、第1カム溝40には第1レンズ群24のカムピンが突入し、第2カム溝41には第2レンズ群25のカムピンが突入する。
また、このカム枠43には連動歯車44を設け、この連動歯車44を減速装置45を介してモ−タ駆動する。
前歯車群は、ズ−ム用モ−タ46のピニオン47に大径歯車部を噛合させた歯車48と、この歯車48の小径歯車部を噛合させた歯車49とから構成してある。
なお、歯車49は回転杆50の前端に設けてあり、この回転杆50を介して後歯車群を連動する。
なお、この図に示すモ−タ54はフォ−カス用モ−タである。
より詳しく説明すると、減速歯車を一ケ所にまとめて配置しようとすると、充分な減速比を確保するには、ズ−ム機構のズ−ム方向に減速歯車群を延在して配置しなければならず、ズ−ム機構が長くなり、小型化をはばむことになる。また、長さを変えずに充分な減速比を確保するには、歯車を大径化しなければならず、撮影レンズ径に合せた減速装置を実現できず、薄型化を阻止してしまう。
図示するように、フロントケ−ス23の内底面には、四辺形の各角部に位置させるようにした支持ピン55、56、57、58(支持部材)が立設してある。
つまり、各コイルばね63〜66内に支持ピンを挿入させるようにして各々のコイルばねを支持ピンに付設する。
なお、連結部12の他方舌片12bはカメラ本体部10のケ−スにねじ止めするもので、その管状部12cによってカメラ本体部10と光学系収納部11とを回転自在に連結すると共に、これらの間の電気配線を行なうようになっている。
図10(A)は図9上のA−A線に沿って切断して示した一部切欠き簡略断面図、図10(B)は図9上のB−B線に沿って切断して示した一部切欠き簡略断面図である。
支持孔59に対して対角線方向となっている支持孔61は、その対角線方向に長くした長孔となっている。
支持孔60、62は、支持ピン56、58の断面径に対して大きく形成し、支持ピン56、58との間に所定の間隔が設けてある。
ズ−ミング駆動機構21に衝撃が加わると、ベ−ス21aに歪みが生ずるが、この場合、主たる支持孔59と支持ピン55との支持部が不動位置となっているため、ベ−ス21aの歪みが、支持孔59と支持孔61とを結ぶ対角線方向に生じたり、或いは、支持孔60と支持孔62を結ぶ対角線方向に生ずるようになる。
この結果、ズ−ミング駆動機構21が常に高い光軸精度に維持されるようになる。
また、ズ−ミング駆動機構21のねじ止めによる組付けは、狭い個所でのねじ締め作業となるため、作業能率が低くなるが、本発明の組付手段はこの点についても解決している。
この結果、より薄型化したカメラを提供することができる他、ズ−ムレンズの搭載も可能になる。
この結果、カメラに衝撃が加わったときでも光学系ユニットの精度を維持することができる。
11 光学系収納部
12 連結部
21 ズ−ミング駆動機構
22 フラッシュユニット
23 フロントケ−ス
24 第1レンズ群
25 第2レンズ群
26 第3レンズ群
27 個体撮像素子
28 前固定枠
29 後固定枠
30 ガイド軸
32 ズ−ミング用カム
45 減速装置
55〜58 支持ピン
59〜62 支持孔
63〜66 コイルばね
67 リアケ−ス
Claims (7)
- 表示部と操作部とを配置したカメラ本体部と、
鏡筒を具備しないズ−ミング機能を有する光学系ユニットを収納して前記カメラ本体部に回転可能に連結した光学系収納部とを備え、
前記カメラ本体部と前記光学系収納部は各々略同一の厚さを有する薄型の箱状体に形成し、
さらに、前記光学系収納部の内部に立設して前記光学系ユニットの略四隅位置にそれぞれ設けた支持孔を貫通させる細長状の支持部材と、前記支持部材に装備したばね部材とを設け、
前記光学系ユニットを前記支持部材と前記ばね部材によって光軸直交方向へ付勢することにより前記光学系収納部の内面に圧接保持し、前記支持孔のうち、一つは前記支持部材との間に隙間を設けず、他の支持孔は前記支持部材との間に間隔を設ける構成としたことを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載したカメラにおいて、
前記一つの支持孔に対して対角線方向に位置する前記他の支持孔を対角線方向に長い長孔として形成したことを特徴とするカメラ。 - 請求項1乃至2のいずれかに記載したカメラにおいて、
前記カメラ本体部と前記光学系収納部との厚さを前記光学系ユニットの高さに規制される厚さとすることを特徴とするカメラ。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載したカメラにおいて、
前記光学系収納部には、メインコンデンサ、回路基板、発光部とからなるフラッシュユニットを収納することを特徴とするカメラ。 - 請求項4に記載したカメラにおいて、
前記回路基板を前記光学系ユニットの側部に隣接して配置し、前記メインコンデンサを前記光学系ユニットの後方に隣接して配置したことを特徴とするカメラ。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載したカメラにおいて、
前記光学系ユニットは、変倍レンズのレンズ枠と、合焦レンズのレンズ枠と、ガイド軸とを備え、
前記ガイド軸が前記変倍レンズのレンズ枠及び前記合焦レンズのレンズ枠とを共にガイドすることを特徴とするカメラ。 - 請求項6に記載したカメラにおいて、
前記光学系ユニットは、撮像素子を有する撮像ユニットと、前記ガイド軸の後方端部を軸支する後固定枠とを備え、
前記撮像ユニットを前記後固定枠に直接取付けることを特徴とするカメラ。
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