JP6050128B2 - 撮像ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、撮像光学系と撮像素子を備える撮像ユニットに関する。
近年、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の主として撮影を目的とした携帯電子機器や、カメラ付き携帯電話機や携帯情報端末といった付随的に撮影機能を備えた携帯電子機器が広く普及している。この種の携帯電子機器においては、中空のハウジングに撮像素子と撮像素子に撮影光を導くための撮像光学系とを収納した構成の撮像ユニットを内蔵させることが広く行われている。
撮像ユニットの従来技術としては例えば特許文献1に開示されたものがある。この撮像ユニットの撮像光学系は、撮像ユニットの長手方向に延びるガイドロッドと、レンズを支持しかつガイドロッドにスライド自在に支持したレンズ枠と、ガイドロッドと平行なリードスクリューを備えるモータと、リードスクリューに螺合した第1、第2のナット部材と、レンズ枠に形成した、第1のナット部材が遊嵌するナット支持凹部と、第1のナット部材と第2のナット部材を互いに離間する方向に付勢する第1のコイルバネと、ナット支持凹部に縮めた状態で設けた、一端がナット支持凹部の内面に当接し他端が第1のナット部材の外面に当接する第2のコイルバネと、を備えている。
この撮像ユニットでは、モータの駆動力によってリードスクリューが回転すると第1のナット部材がリードスクリューの軸線方向にスライドするので、第2のコイルバネを介して第1のナット部材と一体化しているレンズ枠がガイドロッドに沿って進退する。また第2のコイルバネによってナット支持凹部(レンズ枠)と第1のナット部材の間のガタ取りがされている。
特開2003−295030号公報
しかし特許文献1では、第2のコイルバネ全体をナット支持凹部内に配設しているので、第2のコイルバネの(圧縮状態の)全長より長いナット支持凹部をレンズ枠に形成する必要がある。そのためレンズ枠がガイドロッドの長手方向に大型化し易く、撮像ユニットをガイドロッドの長手方向に小型化するのが難しい。
さらに、第2のコイルバネによってナット支持凹部(レンズ枠)と第1のナット部材の間のガタ取りをしているものの、ガイドロッドとレンズ枠の間のガタ取りはできないので、モータによってレンズを正確に位置制御するのが難しかった。
本発明は、トーションスプリングによってレンズ枠とナットの間及びガイドロッドとレンズ枠の間のガタ取りを確実に行うことができ、しかも撮像ユニットをガイドロッドの長手方向に小型化できる撮像ユニットを提供することを目的とする。
本発明の撮像ユニットは、直線的に延びるガイドロッドと、該ガイドロッドと平行なリードスクリューと、該リードスクリューを軸線回りに回転させるモータと、上記リードスクリューに螺合した、上記軸線に直交する第1の被押圧面を有するドリブンナットと、上記ガイドロッドがスライド自在に貫通するロッド挿通孔及び上記ドリブンナットの上記第1の被押圧面と反対側の面が当接するナット受面を有し、かつ該ドリブンナットを回転不能に支持すると共に移動レンズを支持するレンズ枠と、該レンズ枠に形成したコイル取付部と、該コイル部の両端に連なる一対の端部を有するトーションスプリングと、該トーションスプリングの上記コイル部は、その軸線を上記ガイドロッドの軸線と直交する方向に向けて上記コイル取付部に嵌合されており、上記一対の端部の一方は、上記ドリブンナットの上記第1の被押圧面を上記軸線と平行な方向に押圧することにより上記ドリブンナットを上記ナット受面に当接させており、上記一対の端部の他方は、上記ガイドロッドに当接して該ガイドロッドと上記レンズ枠との間に上記ガイドロッドの軸線と直交する方向の力を作用させていることと、上記移動レンズを含む撮像光学系と、該撮像光学系から射出された撮影光を受光する撮像素子と、を備えることを特徴としている。
上記レンズ枠に、上記軸線方向に離間する一対の壁を両側に有しかつ該壁の一方が上記ナット受面を構成するナット支持凹部を形成し、該ナット支持凹部内に上記ドリブンナットを配置してもよい。
さらに上記ナット支持凹部と上記軸線と平行な方向の位置を同じとして、該ナット支持凹部と別の箇所に上記コイル取付部を形成してもよい。
上記撮像光学系が、上記移動レンズの光軸に沿って延びる撮影光の光路を屈曲させるものであり、上記撮像素子が、上記撮像光学系によって屈曲された上記光路の撮影光を受光してもよい。
上記撮像光学系は、上記光軸に直交した状態で上記撮像ユニットに入射する入射撮影光を該光軸方向に屈曲させる第1の反射面、及び、該光軸に沿って進む撮影光を上記入射撮影光と平行な方向に屈曲させて上記撮像素子に導く第2の反射面を備え、上記コイル部の中心軸が上記入射撮影光と平行であってもよい。
上記レンズ枠に、上記光軸と直交する方向に延びる上記コイル取付部を突設し、該コイル取付部の先端部に、該コイル取付部の延長方向に見たときに上記コイル部の一部と重なる抜止部を突設してもよい。
さらに上記レンズ枠に設けたロッド挿通部に、該ロッド挿通部を貫通する上記ロッド挿通孔を形成し、該ロッド挿通部の側面に、上記ロッド挿通孔の軸線に対して直交する方向に延びる上記コイル取付部を突設してもよい。
上記コイル取付部に、該コイル取付部を上記ロッド挿通孔の軸線と平行な方向に貫通し
かつ上記貫通孔と連通する連通孔を形成してもよい。
本発明によれば、トーションスプリングの一端によってレンズ枠とナットの間のガタを除去し、さらにトーションスプリングの他端によってガイドロッドとレンズ枠(ロッド挿通孔)の間のガタを除去しているので、モータによってレンズ枠(移動レンズ)を正確に位置制御できる。
しかもトーションスプリングの一端でナットをレンズ枠に形成したナット受面に押圧しているので、レンズ枠にガイドロッドの長手方向寸法が大きい(ナットを配置するための)凹部を形成する必要がない。そのためレンズ枠及び撮像ユニットをガイドロッドの長手方向に小型化できる。
本発明の一実施形態の撮像ユニットの前斜め上方から見た斜視図である。 撮像ユニットの前斜め上方から見た分解斜視図である。 撮像光学系がワイド端位置にあるときのカバー部材及び回路基板を取り外した撮像ユニットの正面図である。 撮像光学系がテレ端位置にあるときの図1のIV−IV矢線に沿う断面図である。 第1ロッド、第2ロッド、2群レンズ枠、第1モータ、ドリブンナット、及びトーションスプリングの上方から見た斜視図である。 第1ロッド、第2ロッド、2群レンズ枠、第1モータ、ドリブンナット、及びトーションスプリングの下方から見た斜視図である。 2群レンズ枠とトーションスプリングの下方から見た分解斜視図である。 第1ロッド、第2ロッド、3群レンズ枠、第2モータ、ドリブンナット、及びトーションスプリングの上方から見た斜視図である。 3群レンズ枠とトーションスプリングの下方から見た分解斜視図である。
以下、図1〜図9を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお以下の説明における前後、左右、及び上下の各方向は、図中に記載した矢線方向を基準としている。
図1、図2に示すように撮像ユニット1は大きな構成要素として第1レンズ群ブロック3、本体モジュール15、基板モジュール65、及びカバー部材76を具備している。
第1レンズ群ブロック3は合成樹脂の成形品であるホルダ4を具備している。ホルダ4の左端部には貫通孔6を有する上下一対の耳片5が突設してある。またホルダ4の内部には前面及び右側面が開口するプリズム収納空間7が形成してあり、プリズム収納空間7の前面開口部には左側部が開放された前側レンズ保持孔8が形成してあり、プリズム収納空間7の右側面開口部には上下両端部がそれぞれ開放された非円形形状の右側レンズ保持孔9が形成してある(図4参照)。図4等に示すようにプリズム収納空間7には、前後方向に対して直交する上下方向に長い矩形形状の入射面LP1−aと左右方向に対して直交する上下方向に長い矩形形状の出射面LP1−bとを備える第1プリズムLP1が嵌合固定してある。また前側レンズ保持孔8には、外形形状が円形でありその光軸が前後方向に延びるレンズL1が、入射面LP1−aと前後方向に対向する状態で嵌合固定してある。
図3に示すように前方から第1レンズ群ブロック3を見たとき、第1プリズムLP1の入射面LP1−aの四隅がレンズL1の外周側に位置する。しかし図2に示すように、ホルダ4の前面(マスク固定面)にはレンズL1を避けるためのレンズ逃げ孔11が形成された前側遮光マスク10が固定状態で貼り付けてあり、前側遮光マスク10の四隅によって入射面LP1−aの四隅が覆われるので、入射面LP1−aの四隅は前方に露出しない。
ホルダ4の右側レンズ保持孔9には、共に樹脂製であるレンズL2とレンズL3が互いに接合した状態で嵌合してある(図4参照)。
さらにホルダ4の右端面にはレンズL3の右側面を覆う右側遮光マスク13が固定状態で貼設してある(図2参照)。但し右側遮光マスク13には開口14が形成してあるので、レンズL3の外周縁部より内周側に位置する部分は右側に露出している。
以上説明したレンズL1、第1プリズムLP1、レンズL2、及びレンズL3が第1レンズ群LG1の構成要素である。またホルダ4、前側遮光マスク10、第1レンズ群LG1、及び右側遮光マスク13が第1レンズ群ブロック3の構成要素である。
本体モジュール15は、合成樹脂製のハウジング16を備えている。ハウジング16の左端部には取付用凹部17が凹設してあり、取付用凹部17より右側に位置する部分の前面には断面略矩形の収納凹部18が形成してある。取付用凹部17と収納凹部18の間には両者を区切る隔壁19が形成してあり、隔壁19の中央部には取付用凹部17と収納凹部18を連通させるための連通孔20(図3、図4参照)が穿設してある。収納凹部18の底面(後面)の右端部には正面視略方形をなす位置決め部22が前向きに突設してある。さらに位置決め部22は前方に向かって突出する3つのスペーサ23a、23b、23cを備えており、各スペーサ23a、23b、23cの前面は前後方向(ハウジング16の厚み方向)に対して直交する位置決め平面24となっている。また位置決め部22の内部には前面及び左側面が開口するプリズム用凹部25が凹設してある。さらに収納凹部18の内周面の前縁部には、ハウジング16の前面より後方に一段後退しかつ前後方向に対して直交する基板支持面27が形成してあり、基板支持面27の2カ所には前向きに突出する係止突起28が設けてある。ハウジング16の上面中央部の前端部には周辺部に比べて(下方に)一段下がった第1係合凹部30が形成してあり、第1係合凹部30の左側には第1係合凹部30と同じ高さに位置しかつ第1係合凹部30より広幅の第2係合凹部31が形成してあり、第2係合凹部31には係合突起32が突設してある。さらにハウジング16の下面にも同じ構成の第1係合凹部30、第2係合凹部31、係合突起32が形成してある。下面の第1係合凹部30、第2係合凹部31、係合突起32の互いの位置関係は上面のものと同じであるが、下面の第1係合凹部30、第2係合凹部31、係合突起32は上面のものに対して全体的に右側にずれている。さらにハウジング16の右側面には上下一対の係合突起34が突設してある。
プリズム用凹部25には左右方向に対して直交する入射面LP2−aと前後方向に対して直交する出射面LP2−bとを備える第2プリズムLP2が嵌合固定してあり、入射面LP2−aは出射面LP1−bと左右方向に対向している。
ハウジング16の右側壁の内面と隔壁19には共に左右方向に直線的に延びる金属製の円柱部材である第1ロッド36(ガイドロッド)と第2ロッド37(ガイドロッド)の両端部が上下に並べた状態で固定してある。
第1ロッド36には、合成樹脂製の2群レンズ枠39(レンズ枠)の上部に形成した左右方向に延びる略円柱形状のロッド挿通部39a(図5、図6、図7参照)を左右方向に貫通する挿通孔40(ロッド挿通孔)がスライド自在に嵌合しており、第2ロッド37には2群レンズ枠39の下端部に形成した回転止め溝41が係合している。このように回転止め溝41が第2ロッド37に係合することにより2群レンズ枠39の第1ロッド36回りの回転を規制しているので、2群レンズ枠39は第1ロッド36及び第2ロッド37に沿って左右方向にスライド可能である。2群レンズ枠39を左右方向に貫通するレンズ保持孔には、2枚のレンズL4、L5からなり、かつ出射面LP1−b及び入射面LP2−aと左右方向に対向する第2レンズ群LG2が嵌合固定してある。また、ロッド挿通部39aの前面には前方に向かって延びる略円柱形状のコイル取付部39b(図5−7参照)が突設してあり、コイル取付部39bの前端部には一対の抜止部39cが上方と下方に向けてそれぞれ突設してある。またコイル取付部39bには、コイル取付部39bを左右方向に貫通する連通孔39dが形成してある。連通孔39dの前端は開放しており、連通孔39dの後端はロッド挿通部39aの内部において挿通孔40と連通している。さらに2群レンズ枠39の上端部には、上面、前面、及び後面が開放したナット支持凹部39e(図7参照)が形成してある。図示するようにナット支持凹部39eは、その左右方向位置はコイル取付部39bと同一であり、その上下方向位置はコイル取付部39bと異なる。ナット支持凹部39eの右側に位置する壁39e1には断面半円形の回転駆動軸逃げ凹部39fが壁39e1を左右方向に貫通する態様で形成してあり、ナット支持凹部39eの左側に位置する壁39e2には回転駆動軸逃げ凹部39fと同心をなす断面円弧形状の回転駆動軸逃げ凹部39gが壁39e2を左右方向に貫通する態様で形成してある。
ナット支持凹部39eには、軸線が左右方向に延びる雌ねじ孔を備えるドリブンナット44が、該軸線回りの回転を規制された状態で遊嵌してある。ドリブンナット44の板厚(左右寸法)はナット支持凹部39eの左右寸法より小さい。さらにコイル取付部39bには、円形のコイル部S1aと、コイル部S1aの両端からそれぞれ延びる端部S1b及び端部S1cと、を有するトーションスプリングS1のコイル部S1aが固定状態で嵌合してある(コイル部S1aの中心軸は前後方向に延びる)。図5に示すようにコイル部S1aをコイル取付部39bに嵌合すると、前方から見たときに上下の抜止部39cがコイル部S1aとそれぞれ重なるので、コイル部S1aがコイル取付部39bから不意に脱落することはない。端部S1bは弾性変形した状態で左側からドリブンナット44の左側の側面44a(第1の被押圧面)に当接(左側の側面44aを右側に押圧)しており(側面44aは左右方向に対して直交する平面)、ドリブンナット44を右側に向けて付勢している。そのためドリブンナット44の右側面はナット支持凹部39eの右側に位置する壁39e1の左側面(ナット受面)に接触(壁39e1の左側面を右側に押圧)している。一方、端部S1cは連通孔39dを介して挿通孔40内に位置しており、弾性変形した状態で上側から第1ロッド36の上面に当接(第1ロッド36の上面を下側に押圧)している。その結果、第1ロッド36が挿通孔40に当接し、第1ロッド36から挿通孔40に対して、第1ロッド36の軸線直交方向成分を含む力が及ぶ。
収納凹部18の上部にはステッピングモータからなる第1モータM1が固定してある。第1モータM1は左方に向かって直線的に延びる回転駆動軸M1a(リードスクリュー)を備えており、回転駆動軸M1aは回転駆動軸逃げ凹部39f、ドリブンナット44の上記雌ねじ溝、及び回転駆動軸逃げ凹部39gを貫通しており、回転駆動軸M1aの先端部近傍に形成した雄ねじ溝がドリブンナット44の上記雌ねじ溝に螺合している。そして端部S1bの付勢力によってドリブンナット44とナット支持凹部39e(壁39e1の左側面であるナット受面)との間のガタが除去され、かつ、端部S1cの付勢力によって2群レンズ枠39(挿通孔40)と第1ロッド36との間のガタが除去されている。従って、第1モータM1を動作させることにより回転駆動軸M1aをその軸線回りに正逆回転させると、2群レンズ枠39(レンズL4、L5)が第1ロッド36と第2ロッド37に沿って図4に示すテレ端位置と図3に示すワイド端位置との間を左右方向に直線移動する。
また、2群レンズ枠39の右側に位置する合成樹脂製の3群レンズ枠47(レンズ枠)は、その下部に左右方向に延びる略円柱形状のロッド挿通部47a(図8、図9参照)を具備しており、ロッド挿通部47aを左右方向に貫通する挿通孔48(ロッド挿通孔)が第2ロッド37に対してスライド自在に嵌合している。さらに、第1ロッド36には3群レンズ枠47の上端部に形成した回転止め溝49が係合しているので、3群レンズ枠47は第1ロッド36及び第2ロッド37に沿って(第2ロッド37回りに回転を規制された状態で)左右方向にスライド可能である。3群レンズ枠47を左右方向に貫通するレンズ保持孔には1枚のレンズL6(移動レンズ)からなり第2レンズ群LG2と互いに同心をなす第3レンズ群LG3が嵌合固定してある。またロッド挿通部47aの前面には前方に向かって延びる略円柱形状のコイル取付部47bが突設してあり、コイル取付部47bの前端部には一対の抜止部47cが上方と下方に向けてそれぞれ突設してある。またコイル取付部47bには、コイル取付部47bを左右方向に貫通する連通孔47dが形成してある。連通孔47dの前端は開放しており、連通孔47dの後端はロッド挿通部47aの内部において挿通孔48と連通している。さらに3群レンズ枠47の下端部には、下面、前面、及び後面が開放したナット支持凹部47eが形成してある。図示するようにナット支持凹部47eは、その左右方向位置はコイル取付部47bと同一であり、その上下方向位置はコイル取付部47bと異なる。ナット支持凹部47eの左右に位置する一対の壁47e1、47e2には互いに同心をなす断面円弧形状の回転駆動軸逃げ凹部47f、47gがそれぞれ壁47e1、47e2を左右方向に貫通する態様で形成してある。
ナット支持凹部47eには、ドリブンナット44が自身の軸線(左右方向)回りの回転を規制された状態で遊嵌してある。ドリブンナット44の板厚(左右寸法)はナット支持凹部47eの左右寸法より小さい。さらにコイル取付部47bには、円形のコイル部S2aと、コイル部S2aの両端からそれぞれ延びる端部S2b及び端部S2cと、を有するトーションスプリングS2のコイル部S2aが固定状態で嵌合してある(コイル部S2aの中心軸は前後方向に延びる)。図8に示すようにコイル部S2aをコイル取付部47bに嵌合すると、前方から見たときに上下の抜止部47cがコイル部S2aとそれぞれ重なるので、コイル部S2aがコイル取付部47bから不意に脱落することはない。端部S2bは弾性変形した状態で右側からドリブンナット44の右側の側面44a(第1の被押圧面)に当接しており(側面44aは左右方向に対して直交する平面)、ドリブンナット44を左側に向けて付勢している。そのためドリブンナット44の左側面はナット支持凹部47eの左側に位置する壁47e2の右側面(ナット受面)に接触している。一方、端部S2cは連通孔47dを介して挿通孔48内に位置しており、弾性変形した状態で下側から第2ロッド37の下面に当接している。その結果、第2ロッド37が挿通孔48に当接し、第2ロッド37から挿通孔48に対して、第2ロッド37の軸線直交方向成分を含む力が及ぶ。
収納凹部18の下部には第1モータM1と同一仕様の第2モータM2が固定してあり、回転駆動軸M2a(回転駆動軸M1aと同一仕様)は回転駆動軸逃げ凹部47f、ドリブンナット44の上記雌ねじ溝、及び、回転駆動軸逃げ凹部47gを貫通しており、回転駆動軸M2a(リードスクリュー)の先端部近傍に形成した雄ねじ溝がドリブンナット44の上記雌ねじ溝に螺合している。そして端部S2bの付勢力によってドリブンナット44とナット支持凹部47e(壁47e2の右側面であるナット受面)との間のガタが除去され、かつ、端部S2cの付勢力によって3群レンズ枠47(挿通孔48)と第2ロッド37との間のガタが除去されている。従って、第2モータM2を動作させることにより回転駆動軸M2aをその軸線回りに正逆回転させると、3群レンズ枠47(第3レンズ群LG3)が第1ロッド36と第2ロッド37に沿って図4に示すテレ端位置と図3に示すワイド端位置との間を左右方向に直線移動する。
以上説明したハウジング16、第1ロッド36、第2ロッド37、第2レンズ群LG2、第3レンズ群LG3、第2プリズムLP2、第1モータM1、第2モータM2、トーションスプリングS1、及びトーションスプリングS2が本体モジュール15の構成要素である。
第1レンズ群ブロック3と本体モジュール15は、ホルダ4の耳片5より右側に位置する部分を取付用凹部17に嵌合し、さらに上下の耳片5とハウジング16の上下の左端面(取付用凹部17の上下両側に位置する突部の左端面)との間でスペーサSを挟んだ状態で、左側から上下の貫通孔6に一対の固定ネジBをそれぞれ挿入し、固定ネジBのネジ部をハウジング16の左端面に形成した雌ネジ孔に螺合することにより一体化してある。
第1レンズ群ブロック3と本体モジュール15を一体化すると、ホルダ4の右端部(右側レンズ保持孔9を形成している壁)が隔壁19の連通孔20に嵌合し、レンズL2、レンズL3の光軸が第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3の光軸と一致する。
以上説明した第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2、第3レンズ群LG3、及び第2プリズムLP2が撮像光学系(屈曲光学系)の構成要素であり、第2レンズ群LG2(レンズL4、L5)と第3レンズ群LG3(レンズL6)が第1ロッド36及び第2ロッド37に沿って進退することにより該撮像光学系はズーミング動作を行い、第3レンズ群LG3が進退することによりフォーカシング動作を行う。
基板モジュール65は、正面形状がハウジング16の収納凹部18と略同一であり前後方向に対して直交する平板からなる回路基板66を具備している。回路基板66の後面には図示を省略したプリント回路が形成してあり、かつ回路基板66の角部の2カ所には円形孔67が穿設してある。
回路基板66の後面の右端部には撮像素子69が固定してあり、撮像素子69に設けた複数の端子(図示略)が上記プリント回路に半田付けにより固定状態で接続している。撮像素子69の後面には前後方向に対して直交する撮像面(図示略)が形成してある。さらに撮像素子69はその入射側の面(図中後面)に、平板からなり該撮像面全体を覆うカバーガラス70を固定状態で備えている。
さらに撮像素子69の後面(後端部)には、前面及び左側面が開放したゴム等の弾性材料からなるパッキン72が被せてある。さらにパッキン72の後面には上記撮像面全体を後方に露出させるための露出用孔(貫通孔)73と、スペーサ23a、23b、23cをそれぞれ貫通させるための3つの貫通孔が穿設してある。
以上説明した回路基板66、撮像素子69、及びパッキン72が基板モジュール65の構成要素である。
金属板のプレス成形品であるカバー部材76は、前後方向に対して直交する平板部である基部77と、基部77の上下両縁部からそれぞれ後方に向かって延びる短寸係合片78及び長寸係合片79(弾性係合片)と、基部77の右側縁部からそれぞれ後方に向かって延びる上下一対かつ側面視略T字形の側部係合片81(弾性係合片)と、を一体的に備えている。基部77は回路基板66より若干大寸の略矩形形状であり、かつ、共に前後方向に弾性変形可能な押圧片84、押圧片85、及び押圧片86を有している。
押圧片84、押圧片85、及び押圧片86は前方から後方に向かって突出する押圧突起84a、押圧突起85a、及び押圧突起86aをそれぞれ具備しており(押圧片84、押圧片85、及び押圧片86の押圧突起84a、押圧突起85a、及び押圧突起86aに対応する部分の前面は凹んでいる)、自由状態にあるとき押圧片84、押圧片85、及び押圧片86は基部77の他の部分と同一平面上に位置している。
長寸係合片79と側部係合片81には共に方形をなす係合孔80と係合孔82がそれぞれ穿設してある。
本体モジュール15に対して基板モジュール65とカバー部材76を組み付けるには、まず回路基板66の2つの円形孔67をハウジング16の2つの係止突起28にそれぞれ嵌合させながら回路基板66によって収納凹部18の前面開口を塞ぎ、回路基板66の後面の周縁部を基板支持面27に面接触させる(回路基板66の前面とハウジング16の前面は略同一平面上に位置する)。するとハウジング16の3つのスペーサ23a、23b、23cがパッキン72の上記した3つの貫通孔を前方に通り抜けて、その位置決め平面24が撮像素子69のカバーガラス70の平面からなる後面(撮像面の直後に位置する部分より外周側)に面接触し、カバーガラス70と第2プリズムLP2(出射面LP2−b)の間に前後方向の隙間が形成される。さらに露出用孔73を通して撮像素子69の上記撮像面が第2プリズムLP2の出射面LP2−bと前後方向に対向する。またパッキン72の後面が位置決め部22の前面に当接する。
次いでハウジング16の前面にカバー部材76の基部77を前方から被せて、上下の短寸係合片78を上下の第1係合凹部30にそれぞれ係合させ、上下の長寸係合片79の係合孔80を上下の係合突起32にそれぞれ係合させ、かつ、上下の側部係合片81の係合孔82を上下の係合突起34にそれぞれ係合させて、カバー部材76をハウジング16に固定する。
このようにして撮像ユニット1を組み立てると、カバー部材76の押圧片84、押圧片85、及び押圧片86の押圧突起84a、押圧突起85a、及び、押圧突起86aが回路基板66の前面の右側部に接触し、僅かに前方に弾性変形した押圧片84、押圧片85、及び押圧片86から(押圧突起84a、押圧突起85a、及び押圧突起86aを通じて)回路基板66の前面に後向きの押圧力(付勢力)が掛かるので、回路基板66及び撮像素子69が後方に押圧される。するとハウジング16の3つのスペーサ23a、23b、23cの位置決め平面24とカバー部材76の押圧突起84a、押圧突起85a、及び押圧突起86aによって回路基板66と撮像素子69の一体物が前後から挟持されるので、スペーサ23a、23b、23cと押圧突起84a、85a、86aとによって回路基板66及び撮像素子69がハウジング16及び第2プリズムLP2に対して前後方向に正確に位置決めされる。
撮像ユニット1を前方に位置する被写体に向けると、後方に向かって進む該被写体の反射光(撮影光)はレンズL1を透過した後に入射面LP1−aから第1プリズムLP1の内部に入り、第1プリズムLP1の内面(第1の反射面)によって出射面LP1−b側に進行方向を90°変換されながら右側に向けて反射される。さらに出射面LP1−bを出た該反射光は、各レンズL2〜L6を透過した後に入射面LP2−aから第2プリズムLP2の内部に入り、第2プリズムLP2の内面(第2の反射面)によって出射面LP2−b側に進行方向を90°変換されながら前方に向けて反射され、露出用孔73及びカバーガラス70を通り抜けた後に撮像素子69の上記撮像面によって撮像(受光)される。そして撮像ユニット1は上記のように回路基板66及び撮像素子69がハウジング16及び第2プリズムLP2に対して前後方向に正確に位置決めされているので(3つのスペーサ23a、23b、23cの位置決め平面24とカバー部材76の押圧突起84a、85a、86aによって回路基板66と撮像素子69の一体物が前後から挟持されるので)、外力や振動が掛かった場合においても撮像素子69によって被写体像をピントのあったブレの無い画像として撮像できる。
さらに第1モータM1と第2モータM2を利用して第2レンズ群LG2(レンズL4、L5)と第3レンズ群LG3(レンズL6)を第1ロッド36及び第2ロッド37に沿って進退させることにより上記撮像光学系をズーミング動作及びフォーカシング動作させれば、被写体像を変倍及び合焦させた状態で撮像可能となる。
以上説明した本実施形態の撮像ユニット1では、トーションスプリングS1、S2の端部S1b、S2bの付勢力によってナット支持凹部39e、47e(2群レンズ枠39、3群レンズ枠47)とドリブンナット44の間のガタを除去し、かつ、トーションスプリングS1、S2の端部S1c、S2cの付勢力によって2群レンズ枠39(挿通孔40)と第1ロッド36との間のガタ及び3群レンズ枠47(挿通孔48)と第2ロッド37との間のガタを除去しているので、第1モータM1、第2モータM2によって2群レンズ枠39、3群レンズ枠47を正確に位置制御できる。
しかも端部S1b、S2bでドリブンナット44を押圧しているので、ナット支持凹部39e、47eを左右方向に大型化させる必要がない。さらに2群レンズ枠39、3群レンズ枠47に形成したナット支持凹部39e、47eとコイル取付部39b、47bの左右方向位置が同一なので、トーションスプリングS1、S2の左右寸法を短くできる。そのため2群レンズ枠39、3群レンズ枠47、及び撮像ユニット1を左右方向に小型化できる。
さらに金型を利用した合成樹脂製の2群レンズ枠39と3群レンズ枠47の生産が容易である。即ち、当該金型の挿通孔40、48を成形する部分を挿通孔40、48から引き抜くときに、当該金型のコイル取付部39b、47bを成形する部分(挿通孔40、48を成形する部分と連続している)を連通孔39d、47dを利用してコイル取付部39b、47bから引き抜くことができるので、2群レンズ枠39と3群レンズ枠47の生産性は良好である。
以上本実施形態を利用して本発明を説明したが、本発明は様々な変形を施しながら実施可能である。
例えばコイル取付部39b、47bから一方の抜止部39c、47cを省略してもよい。
また壁39e2と壁47e1の少なくとも一方を省略してもよい。さらに2群レンズ枠39と3群レンズ枠47に、ナット支持凹部の構成要素ではない壁39e1と壁47e2を形成してもよい(2群レンズ枠39と3群レンズ枠47からナット支持凹部39e、47eを省略してもよい)。
また第1ロッド36、第2ロッド37と回転駆動軸M1a、M2aは厳密に平行である必要はなく、僅かに傾斜(例えば1〜2°の範囲で)していてもよい。同様に、連通孔39d、47dは挿通孔40、48の軸線と厳密に平行である必要はなく、僅かに傾斜(例えば1〜2°の範囲で)していてもよい。
また、コイル取付部39b、47bはレンズL4、L5、L6の光軸と厳密に直交する必要はなく(例えば傾斜角が88°〜92°程度の範囲であればよく)、同様に、コイル取付部39b、47bは挿通孔40、48の軸線と厳密に直交する必要はない(例えば傾斜角が88°〜92°程度の範囲であればよい)。
さらに端部S1b、S2bは側面44aを厳密に左右方向に押圧する必要はなく、左右方向に対して僅かに傾斜した角度(例えば1〜2°の範囲で)で側面44aを押圧してもよい。また、第1ロッド36と第2ロッド37から対応する挿通孔40、48に対して、各ロッド36、37の軸線直交方向成分を含む力が及ぶのであれば、端部S1c、S2cを第1ロッド36と第2ロッド37に対していずれの方向から押圧してもよい。
また、第1プリズムLP1と第2プリズムLP2をミラーに代えてもよい。
さらに、撮像光学系(屈曲光学系)に含まれるプリズムを第1プリズムLP1のみとしてもよい。
1 撮像ユニット
3 第1レンズ群ブロック
4 ホルダ
5 耳片
6 貫通孔
7 プリズム収納空間
8 前側レンズ保持孔
9 右側レンズ保持孔
10 前面遮光マスク
11 レンズ逃げ孔
13 右側遮光マスク
14 開口
15 本体モジュール
16 ハウジング
17 取付用凹部
18 収納凹部
19 隔壁
20 連通孔
22 位置決め部
23a 23b 23c スペーサ
24 位置決め平面
25 プリズム用凹部
27 基板支持面
28 係止突起
30 第1係合凹部
31 第2係合凹部
32 34 係合突起
36 第1ロッド(ガイドロッド)
37 第2ロッド(ガイドロッド)
39 2群レンズ枠(レンズ枠)
39a ロッド挿通部
39b コイル取付部
39c 抜止部
39d 連通孔
39e ナット支持凹部
39e1 壁(ナット受面)
39e2 壁
39f 回転駆動軸逃げ凹部
39g 回転駆動軸逃げ凹部
40 挿通孔(ロッド挿通孔)
41 回転止め溝
42 ナット保持孔
44 ドリブンナット
44a 側面(第1の被押圧面)
47 3群レンズ枠(レンズ枠)
47a ロッド挿通部
47b コイル取付部
47c 抜止部
47d 連通孔
47e ナット支持凹部
47e1 壁
47e2 壁(ナット受面)
47f 回転駆動軸逃げ凹部
47g 回転駆動軸逃げ凹部
48 挿通孔(ロッド挿通孔)
49 回転止め溝
50 ナット保持孔
65 基板モジュール
66 回路基板
67 円形孔
69 撮像素子
70 カバーガラス
72 パッキン
73 露出用孔(貫通孔)
76 カバー部材
77 基部
78 短寸係合片
79 長寸係合片(弾性係合片)
80 係合孔
81 側部係合片(弾性係合片)
82 係合孔
84 85 86 押圧片
84a 85a 86a 押圧突起
A 光軸
B 固定ネジ
L1 レンズ
L2 レンズ
L3 レンズ
L4 レンズ
L5 レンズ
L6 レンズ(移動レンズ)
LG1 第1レンズ群
LG2 第2レンズ群
LG3 第3レンズ群
LP1 第1プリズム
LP1−a 入射面
LP1−b 出射面
LP2 第2プリズム
LP2−a 入射面
LP2−b 出射面
M1 第1モータ
M1a 回転駆動軸(リードスクリュー)
M2 第2モータ
M2a 回転駆動軸(リードスクリュー)
S スペーサ
S1 トーションスプリング
S1a コイル部
S1b S1c 端部
S2 トーションスプリング
S2a コイル部
S2b S2c 端部

Claims (8)

  1. 直線的に延びるガイドロッドと、
    該ガイドロッドと平行なリードスクリューと、
    該リードスクリューを軸線回りに回転させるモータと、
    上記リードスクリューに螺合した、上記軸線に直交する第1の被押圧面を有するドリブンナットと、
    上記ガイドロッドがスライド自在に貫通するロッド挿通孔及び上記ドリブンナットの上記第1の被押圧面と反対側の面が当接するナット受面を有し、かつ該ドリブンナットを回転不能に支持すると共に移動レンズを支持するレンズ枠と、
    該レンズ枠に形成したコイル取付部と、
    コイル部及び該コイル部の両端に連なる一対の端部を有するトーションスプリングと、
    該トーションスプリングの上記コイル部は、上記ガイドロッドの軸線と直交する方向に向けて上記コイル取付部に嵌合されており、上記一対の端部の一方は、上記ドリブンナットの上記第1の被押圧面を上記軸線と平行な方向に押圧することにより上記ドリブンナットを上記ナット受面に当接させており、上記一対の端部の他方は、上記ガイドロッドに当接して該ガイドロッドと上記レンズ枠との間に上記ガイドロッドの軸線と直交する方向の力を作用させていることと、
    上記移動レンズを含む撮像光学系と、
    該撮像光学系から射出された撮影光を受光する撮像素子と、
    を備えることを特徴とする撮像ユニット。
  2. 請求項1記載の撮像ユニットにおいて、
    上記レンズ枠に、上記軸線方向に離間する一対の壁を両側に有しかつ該壁の一方が上記ナット受面を構成するナット支持凹部を形成し、
    該ナット支持凹部内に上記ドリブンナットを配置した撮像ユニット。
  3. 請求項2記載の撮像ユニットにおいて、
    上記ナット支持凹部と上記軸線と平行な方向の位置を同じとして、該ナット支持凹部と別の箇所に上記コイル取付部を形成した撮像ユニット。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の撮像ユニットにおいて、
    上記撮像光学系が、上記移動レンズの光軸に沿って延びる撮影光の光路を屈曲させるものであり、
    上記撮像素子が、上記撮像光学系によって屈曲された上記光路の撮影光を受光する撮像ユニット。
  5. 請求項4記載の撮像ユニットにおいて、
    上記撮像光学系は、上記光軸に直交した状態で上記撮像ユニットに入射する入射撮影光を該光軸方向に屈曲させる第1の反射面、及び、該光軸に沿って進む撮影光を上記入射撮影光と平行な方向に屈曲させて上記撮像素子に導く第2の反射面を備え、
    上記コイル部の中心軸が上記入射撮影光と平行である撮像ユニット。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の撮像ユニットにおいて、
    上記レンズ枠に、上記光軸と直交する方向に延びる上記コイル取付部を突設し、
    該コイル取付部の先端部に、該コイル取付部の延長方向に見たときに上記コイル部の一部と重なる抜止部を突設した撮像ユニット。
  7. 請求項6記載の撮像ユニットにおいて、
    上記レンズ枠に設けたロッド挿通部に、該ロッド挿通部を貫通する上記ロッド挿通孔を形成し、
    該ロッド挿通部の側面に、上記ロッド挿通孔の軸線に対して直交する方向に延びる上記コイル取付部を突設した撮像ユニット。
  8. 請求項7記載の撮像ユニットにおいて、
    上記コイル取付部に、該コイル取付部を上記ロッド挿通孔の軸線と平行な方向に貫通しかつ上記ロッド挿通孔と連通する連通孔を形成した撮像ユニット。
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