JP5517490B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、屈曲光学系を用いた光学素子を駆動する光学素子駆動機構を備える撮像装置に関する。
従来この種の撮像装置に関して、特許文献1に開示されている技術がある。
即ち、特許文献1に開示された撮像装置においては、撮影準備、撮影状態にあるときは、2群枠22に対してガイド軸24、25で支持される3群枠23は、圧縮バネ26で付勢され、カム溝で駆動される可動カムフォロワ28と係合する位置に保持される。
また、上記撮像装置においては、沈胴状態に移行する場合は、カメラ本体により強制的に押圧されて圧縮バネ26が圧縮され、可動カムフォロワ28の係合状態を解放して3群枠23を2群枠22に近接させて沈胴状態とする。
特開2000−081558号公報
上記従来技術においては、圧縮バネ26により3群枠23を可動カムフォロア28に圧接させている。
しかし、このような構成であると、沈胴状態と使用状態のストロークが大きい場合は、付勢バネがへたってしまうという問題が発生する。また、これを回避するために、バネの巻数や巻径を増やすと、スペースが増大し、小型化を図ることができないという問題も発生する。
本発明の目的は、進退可能な反射光学素子を有する撮像装置全体を小型化することにある
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、少なくとも2つの物体側レンズ群と、撮影状態において、前記物体側レンズ群よりも像面側、且つ前記物体側レンズ群の光軸である第1の光軸上の位置決め部に位置し、前記第1の光軸を折り曲げて第2の光軸に導く反射光学素子と、前記反射光学素子より像面側に位置する撮影光学系と、前記反射光学素子及び前記撮影光学系の、前記第2の光軸方向に沿った進退をガイドするガイド部材と、非撮影状態において、前記ガイド部材によるガイドにより前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って進退駆動させる駆動手段と、前記反射光学素子を前記位置決め部に位置させるべく、前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って付勢する弾性付勢部材とを備え、前記弾性付勢部材は前記駆動手段の一部として構成され、前記非撮影状態から前記撮影状態に移行する際、前記駆動手段が前記反射光学素子を前記位置決め部より像面側にある所定位置まで繰り出した後、前記弾性付勢部材による付勢が開始することを特徴とする。
少なくとも2つの物体側レンズ群と、撮影状態において、前記物体側レンズ群よりも像面側、且つ前記物体側レンズ群の光軸である第1の光軸上の位置決め部に位置し、前記第1の光軸を折り曲げて第2の光軸に導く反射光学素子と、前記反射光学素子より像面側に位置する撮影光学系と、前記反射光学素子及び前記撮影光学系の、前記第2の光軸方向に沿った進退をガイドするガイド部材と、非撮影状態において、前記ガイド部材によるガイドにより前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って進退駆動させる駆動手段と、前記反射光学素子を前記位置決め部に位置させるべく、前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って付勢する弾性付勢部材とを備え、前記弾性付勢部材は前記駆動手段の一部として構成され、前記駆動手段は、溝部及び、前記弾性付勢部材が取り付けられる取付部をさらに備え、前記反射光学素子は、前記溝部と係合し、前記弾性付勢部材と当接する突起部及び、前記位置決め位置にあるとき前記ガイド部の像面側の端部に当接する当接部を有し、前記第2の光軸に沿って、前記溝部と前記突起部との間には隙間が設定されることを特徴とする。
少なくとも2つの物体側レンズ群と、撮影状態において、前記物体側レンズ群よりも像面側、且つ前記物体側レンズ群の光軸である第1の光軸上の位置決め部に位置し、前記第1の光軸を折り曲げて第2の光軸に導く反射光学素子と、前記反射光学素子より像面側に位置する撮影光学系と、前記反射光学素子及び前記撮影光学系の、前記第2の光軸方向に沿った進退をガイドするガイド部材と、非撮影状態において、前記ガイド部材によるガイドにより前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って進退駆動させる駆動手段と、前記反射光学素子を前記位置決め部に位置させるべく、前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って付勢する弾性付勢部材とを備え、前記弾性付勢部材は前記駆動手段の一部として構成され、前記反射光学素子は、ギア結合可能なラック部、前記位置決め位置にあるとき前記ガイド部の像面側の端部に当接する当接部、及び前記ラック部より像面側に設けられる突起部を有し、前記駆動手段は、前記ラック部とギア結合した状態で回転するギア部と、前記弾性付勢部材が前記ギア部と一体で回転するよう取り付けられる取付部とをさらに備え、前記弾性付勢部材は、前記突起部に当接したときに前記付勢を開始することを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置における撮影レンズ系(鏡筒)が広角であるWIDE状態を示す要部構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置における撮影レンズ系が長焦点であるTELE状態を示す要部構成図である。 図1、図2の撮像装置における撮影レンズ系の収納状態を示す要部構成図である。 図1、図2の撮像装置における撮影レンズ系の収納状態を示す要部斜視図である。 図1における第1レンズ群25とプリズム9が撮影状態にセットされた状態を示す要部斜視図である。 図4における固定筒31のプリズム9が潜り抜ける切り欠き部31bを外面展開した図である。 図1における第1レンズ群25及び第2レンズ群26の撮影状態(WIDE)を示す要部断面斜視図である。 図1、図2の撮像装置におけるロック機構を示す要部断面図である。 図1における第1レンズ群25及び第2レンズ群26の収納状態を示す要部断面斜視図である。 図1におけるプリズム9の位置決め機構の概略構成図である。 図1におけるプリズム9の位置決め機構の第1の実施の形態の構成図である。 図1におけるプリズム9の位置決め機構の第2の実施の形態の構成図である。
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置における撮影レンズ系(鏡筒)が広角であるWIDE状態を示す要部構成図である。
G1レンズ1は、貼り合わせられたG2レンズ2と共に、1群レンズホルダー3に保持される。G3レンズ4は、同じく1群レンズホルダー3に保持されている。上記構成により第1レンズ群25が構成されている。
G4レンズ5は、第2群レンズ26を構成する。G4レンズ5は、その後に位置するG5レンズ6と公知のマージナルコンタクトにより光軸方向位置を規定して保持され、2群レンズホルダー7に組み込まれる。
第1レンズ群25と第2群レンズ26は、物体側に位置する少なくとも2つの物体側レンズ群を構成する。
2群レンズホルダー7には、更にその後に位置するG6レンズ8が組み込まれて、第2レンズ群26を構成する。2群レンズホルダー7は2群保持部材40にバネ41の作用(弾性力)により連結固定されている。
レンズは、図中光軸A方向に沿ってステッピングモータなどの駆動源により進退駆動されて変倍動作を行う。
プリズム9は、被写体からの光軸(撮影光軸)Aを90°折り曲げる作用を成す反射光学素子であり、光軸A(第1の光軸)はこれと略90°を成す光軸Bへと導かれる。そしてプリズム9は、光軸Bに沿って進退可能なようにプリズム保持部材10により保持される。
プリズム9は、更に詳細には、物体側レンズ群の光軸である第1の光軸上に位置し、第1の光軸を折り曲げて後述する第2の光軸に導くと共に、非撮影状態において、第2の光軸に沿って退避される反射光学素子である。
G7レンズ11は、光軸B(第2の光軸)に沿って進退するものであり、その後に位置するG8レンズ12と共に、シャッター前地板13に固定されている。その後部には、シャッター後地板14との間で撮影光量を制御するシャッター及びアイリス機構15が配置されている。
そして、その後には、G9レンズ16及びG10レンズ17がそれぞれ各保持部材により保持され、シャッター後地板14と光軸B方向に一体となって移動可能に支持される。この状態で、撮影レンズの第3レンズ群18が構成され、第3レンズ群18は、適宜光軸Bに沿って進退することで変倍動作を行う。
G11レンズ19は、第4レンズ群22を構成するものであり、第4レンズ群22を構成するもう1枚のG12レンズ20と張り合わされ、4群レンズホルダー21に保持される。
上記構成部品により第4レンズ群22が構成され、第4レンズ群22が、光軸Bに沿ってステッピングモータなどの駆動源により適宜進退駆動されることで、変倍及び合焦動作が行われる。
撮像素子24の前面には、空間周波数の高い光をカットするためのローパスフィルタ機能や赤外光をカットする機能を持った光学フィルタ23が配置されている。
以上により撮影光学系が完成し、被写体像を撮像素子24上に結像することにより撮影画像が電気信号化され電子写真が得られる。
ここで、第1レンズ群25を駆動する駆動源と反射光学素子(プリズム9)を駆動する駆動源は同一であると共に、第1レンズ群25が第1の光軸(光軸A)に沿って移動している際に、反射光学素子が駆動されない領域が存在する。
図2は、本発明の実施の形態に係る撮像装置における撮影レンズ系が長焦点であるTELE状態を示す要部構成図である。
図1のWIDE状態に対して、第1レンズ群25はその位置のまま固定され、第2レンズ群26が、光軸Aに沿って図外のステッピングモータなどにより駆動されて後退し、プリズム9へ近寄る方向に位置している。
第3レンズ群18は、光軸Bに沿って図外のステッピングモータなどにより駆動され、第2レンズ群26と同じくプリズム9に近づく方向に位置する。第4レンズ群22も光軸B方向に図外のステッピングモータなどにより駆動され、撮像素子24に近づいた状態で停止する。
図3は、図1、図2の撮像装置における撮影レンズ系の収納状態を示す要部構成図である。
後述するように、プリズム9は、光軸Bに沿って光軸Aから退避した位置に駆動され、これに伴って第2レンズ群26及び第1レンズ群25が光軸Aに沿って収納位置まで駆動されている。
プリズム9の退避に際して、第3レンズ群18、第4レンズ群22が干渉しない位置まで退避し、収納状態を形成する。このとき、第2レンズ群26は撮、影時にプリズム9が位置していたスペースの一部と重なる位置に退避していることが分かる。
更に、この収納状態を形成するに際して、1群鏡筒34の2群当接部34aが2群レンズホルダー7のフランジ部7aに当接し、バネ41の付勢力に逆らって2群レンズホルダー7を収納位置に退避させる。これにより、2群レンズホルダー7の後部と2群保持部材40との間に形成されたスペースCに第2レンズ群26が収納されていることが分かる。
従って、プリズム9の位置していたスペースとスペースCに対して、第2レンズ群26を退避させることで、最大限の収納効果を得ることが可能となっている。
物体側レンズ群のうち、反射光学素子側に位置する第2レンズ群26は、第1の光軸に沿って駆動制御される駆動枠(2群保持部材40)と、第2レンズ群26を保持するレンズ保持枠(2群レンズホルダー7)とで構成される。
レンズ保持枠は、非撮影状態において、物体側レンズ群のうち物体側に位置する第1レンズ群25により押圧退避される当接部(フランジ部7a)を有する。そして、非撮影状態においては、駆動枠とレンズ保持枠の後部とで形成されるスペース及び、撮影時に反射光学素子の位置していたスペースに、少なくとも第2レンズ群26が収納退避される。
次に、図4を用いて、第1レンズ群25の駆動機構及びプリズム退避機構に関して説明する。
図4は、図1、図2の撮像装置における撮影レンズ系の収納状態を示す要部斜視図である。
モータ27の出力軸にはピニオンギア28が圧入され、これに減速ギア列29がギア結合される。減速ギア列29の最終段には、光軸A方向に延設された駆動ギア30が固定筒31に取り付けられる。
固定筒31には、内径面側に後述のカム溝31a(図6)が形成されており、カム溝31aに対して差動筒32に固定若しくは一体成型されたカムピン32aが摺動自在に係合する。差動筒32には、駆動ギア30と螺合する図外のギアが形成され、駆動ギア30の出力を受けて差動筒32は回転駆動される。
このとき、カム溝31aの作用により、差動筒32は光軸Aに沿って進退することとなる。差動筒32の内径部には、直進ガイド筒33が、差動筒32と回転可能且つ、光軸A方向には一体となって進退するように配置される。
また、差動筒32の内径部には、カム溝32b(図1及び図3)が形成されている。差動筒32の内径部と直進ガイド筒33の外径部の間には、第1レンズ群25を保持した1群鏡筒34(図1)が保持される。
1群鏡筒34に固定または一体成型されたカムピン35(図1)とカム溝32bとが摺動自在に係合する。また、直進ガイド筒33は、外周部に設けられた図外の光軸A方向凸状部が、1群鏡筒34内周部に形成された係合溝に摺動自在に係合することにより、1群鏡筒34の回転方向の動きを規制している。
モータ27の駆動力を受けて差動筒32が回転を始めると、差動筒32の内周面に形成されたカム溝32bと1群鏡筒34のカムピン35との係合作用及び、直進ガイド筒33に設けられた凸状部と1群鏡筒34内周部に形成された係合溝との係合作用が働く。そして、これらの係合作用により、1群鏡筒34は差動筒32に対して光軸に沿って進退する。
よって、差動筒32が固定筒31に対して光軸Aに沿って進退すると、更に、差動筒32に対して1群鏡筒34が進退して、第1レンズ群25を収納位置から撮影位置まで駆動する構成となっている。
プリズム保持部材10は、その内部にプリズム9を保持すると共に、2本のガイド軸36、37と光軸B方向摺動自在に係合する係合部10a及び10bが形成されている。
係合部10aには、プリズム駆動レバー38の駆動溝部38aに係合する突起10cが形成され、後述の如くプリズム9を光軸Bに沿って進退させる。プリズム駆動レバー38は、回転中心38bが図外のカメラ(撮像装置)本体等に摺動自在に支持されている。
減速ギア列29及び駆動ギア30の更に先には、プリズム駆動ギア39がギア結合している。モータ27の駆動力を受けて、1群鏡筒34が光軸Aに沿って撮影待機位置まで繰り出される間、プリズム駆動ギア39は、図4中時計方向に回転するが、係合部39aは空転を続ける。
そして、1群鏡筒34が撮影位置にセットされた後、係合部39aはプリズム駆動レバー38の従動部38cと係合し、プリズム駆動レバー38を、反時計方向に回転中心38bを中心として回転駆動する。
この回転力により、プリズム駆動レバー38の駆動溝部38aがプリズム保持部材10の突起10cを光軸Bに沿って駆動し、プリズム9を撮影位置にセットする動作が行われる。
トーションバネ(弾性付勢部材)44は、プリズム駆動レバー38に取り付けられ、一方の腕がプリズム駆動レバー38自体に、他方の腕部44aは、プリズム保持部材10の突起10cを図中左方向に付勢するように突起10cに当接している。腕部44aは、プリズム9が撮影位置にセットされた際に、位置決め部に弾性力を持って当接するようにしている。
図5は、図1における第1レンズ群25とプリズム9が撮影状態にセットされた状態を示す要部斜視図である。
このとき、第2レンズ群26は公知の支持及び駆動手段により撮影待機位置にセットされる。前述の如く、1群鏡筒34が撮影待機位置まで繰り出され、更に、第2レンズ群26も撮影待機位置まで繰り出された後もモータ27は回転を続ける。
プリズム駆動ギア39の係合部39aがプリズム駆動レバー38の従動部38cに係合してこれを回転させ、図5に示される撮影待機位置にプリズム9をセットした状態で駆動を停止する。
このとき、トーションバネ44は、後述する図10(b)に示すように、腕部44aがプリズム保持部材10の突起10cを弾性力F2なる力で付勢するように、プリズム駆動レバー38は所謂オーバーチャージ駆動される。
プリズム駆動レバー38の駆動溝部38aは、オーバーチャージ駆動が可能なように突起10cとの間で適切な遊びを設定してある。
従って、突起10cを駆動中は、図10(a)に示すように、トーションバネ44の腕部44aは駆動溝部38aの図中左側側面にF1なる力で押圧付勢されながら駆動される。
図6は、図4における固定筒31のプリズム9が潜り抜ける切り欠き部31bを外面展開した図である。
差動筒32に固定若しくは一体で取り付けられたカムピン32aが摺動自在に係合するカム溝31aが複数形成されている。
図6中に示されたカムピン32aは、差動筒32が収納位置の状態を表している。モータ27が回転を始めると、カムピン32aは、図6中右方向に駆動され、カム溝31a−1の区間で第1レンズ群25を光軸A方向に繰り出す。
カムピン32aがカム溝31a−2に入ると、差動筒32は回転を続けるが第1レンズ群25はその位置に止まったままの状態となる。カムピン32aがカム溝31a−2に入ると、プリズム駆動ギア39の係合部39aがプリズム駆動レバー38を駆動し、プリズム9を撮影位置にセットする。
撮影状態から収納状態への動きは、上述の動きと逆になり、プリズム9が固定筒31から退避した後、第1レンズ群25、第2レンズ群26がカメラ本体へ収納される。
図7は、図1における第1レンズ群25及び第2レンズ群26の撮影状態(WIDE)を示す要部断面斜視図である。
この状態においては、2群レンズホルダー7は、前述の如くバネ41により2群保持部材40の位置決め当接部40aにより光軸位置が決められ、2群保持部材40と一体となって光軸A方向に移動可能となっている。
このとき、外部からの衝撃や落下事故に際して、2群レンズホルダー7がバネ力に逆らって、2群保持部材40との結合が外れて、例えば、プリズム保持部材10に衝突し、これらが破損することを防止するため以下のロック機構が設けられている。
図8は、図1、図2の撮像装置におけるロック機構を示す要部断面図である。
図8(a)の撮影状態においては、2群レンズホルダー7に、図中下方向に落下衝撃力が掛かったとき、2群保持部材40に設けられたロックレバー(規制部材)42に干渉して一定量以上は移動できない。このためこれら部品の破損を回避することができる。
撮影状態から非撮影状態への移行に際し、第1レンズ群25を保持する保持部材(1群鏡筒34)によりロックレバー(規制部材)42の規制が解除される。
しかしこのままでは、収納動作に際して2群レンズホルダー7が2群保持部材40に対して退避できないため、下記のようにロック解除機構が動作して収納動作を可能にしている。
収納動作が開始され、プリズム9が光軸Bに沿って、鏡筒外に退避した後、1群鏡筒34が光軸Aに沿って退避を始めると、先ず1群鏡筒34のロック解除部34bがロックレバー42を図外のバネ力に逆らって、反時計方向に回転させる。
図中、ロックレバー42が約90°回転すると、ロックレバー42と2群レンズホルダー7とは光軸方向の干渉がなくなる。
そして、図8(b)に示すように、1群鏡筒34の2群当接部34aが2群レンズホルダー7のフランジ部7aに当接し、バネ41の付勢力に逆らって2群レンズホルダー7を収納位置に退避させることが可能となっている。
図9は、図1における第1レンズ群25及び第2レンズ群26の収納状態を示す要部断面斜視図である。
図10は、図1におけるプリズム9の位置決め機構の概略構成図である。
前述したように、トーションバネ44により、プリズム9は位置決めされる。トーションバネ(弾性付勢部材)44は、プリズムの位置決めが必要な領域のみ、プリズム9を付勢する。
図11は、図1におけるプリズム9の位置決め機構の第1の実施の形態の構成図である。より詳細には、図1におけるプリズム保持部材10が撮影位置にセットされ、トーションバネ44の弾性力により位置決め部に押圧位置決めされた状態を示す構成図である。
筐体43は、光軸Bに沿って進退するプリズム保持部材10、及びレンズ群を収納する。筐体43には、ガイド軸36、37を保持する保持部43a、43bが形成され、この保持部43a、43b端面に、プリズム保持部材10の当接部10d、10eが弾性押圧されることで、ガタなく高精度にプリズム9の位置決めが行われる。
図12は、図1におけるプリズム9の位置決め機構の第2の実施の形態の構成図である。
図11に示す第1の実施の形態と異なる部分のみ説明する。
プリズム駆動ギア45は、プリズム保持部材10を光軸Bに沿って駆動するものであり、プリズム保持部材10にはラック10fが形成されている。モータ27からの駆動力は、第1の実施の形態と同様に、第1レンズ群25を光軸Aに沿って進退させると共に、プリズム駆動ギア45へ伝達される。
第1レンズ群25が撮影位置にセットされた後、プリズム駆動ギア45が時計方向に回転し、その結果、プリズム保持部材10は撮影位置にセットされる。プリズム駆動ギア45と一体で回転するトーションバネ46の腕部46aは、プリズム駆動ギア45のオーバーチャージ回転により、位置Pでプリズム保持部材10の被押圧部10gを図中左方向に付勢する。
この結果、前述と同様に、筐体43の保持部43a、43bに、プリズム保持部材10の当接部10d、10eが弾性押圧されることで、ガタなく高精度にプリズム9の位置決めが行われる。
本実施の形態においては、物体側レンズ群を構成する第1レンズ群25を第1の光軸(光軸A)に沿って駆動する駆動源と、反射光学素子(プリズム)9を駆動する駆動源は同一である。また、第1レンズ群25が第1の光軸に沿って移動する第1の領域と、反射光学素子が第2の光軸に沿って移動する第2の領域が存在する。
そして、第1の領域を第1レンズ群25が移動しているときに、第2の領域にプリズム9が移動できない領域が存在するか、あるいは、第2の領域をプリズム9が移動しているときに、第1の領域に第1レンズ群25が移動できない領域が存在する。
以上本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
7 2群レンズホルダー
9 プリズム
25 第1レンズ群
26 第2レンズ群
44、46 トーションバネ

Claims (4)

  1. 少なくとも2つの物体側レンズ群と、
    撮影状態において、前記物体側レンズ群よりも像面側、且つ前記物体側レンズ群の光軸である第1の光軸上の位置決め部に位置し、前記第1の光軸を折り曲げて第2の光軸に導く反射光学素子と、
    前記反射光学素子より像面側に位置する撮影光学系と、
    前記反射光学素子及び前記撮影光学系の、前記第2の光軸方向に沿った進退をガイドするガイド部材と、
    非撮影状態において、前記ガイド部材によるガイドにより前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って進退駆動させる駆動手段と、
    前記反射光学素子を前記位置決め部に位置させるべく、前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って付勢する弾性付勢部材とを備え、
    前記弾性付勢部材は前記駆動手段の一部として構成され
    前記非撮影状態から前記撮影状態に移行する際、前記駆動手段が前記反射光学素子を前記位置決め部より像面側にある所定位置まで繰り出した後、前記弾性付勢部材による付勢が開始することを特徴とする撮像装置。
  2. 少なくとも2つの物体側レンズ群と、
    撮影状態において、前記物体側レンズ群よりも像面側、且つ前記物体側レンズ群の光軸である第1の光軸上の位置決め部に位置し、前記第1の光軸を折り曲げて第2の光軸に導く反射光学素子と、
    前記反射光学素子より像面側に位置する撮影光学系と、
    前記反射光学素子及び前記撮影光学系の、前記第2の光軸方向に沿った進退をガイドするガイド部材と、
    非撮影状態において、前記ガイド部材によるガイドにより前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って進退駆動させる駆動手段と、
    前記反射光学素子を前記位置決め部に位置させるべく、前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って付勢する弾性付勢部材とを備え、
    前記弾性付勢部材は前記駆動手段の一部として構成され、
    前記駆動手段は、溝部及び、前記弾性付勢部材が取り付けられる取付部をさらに備え、
    前記反射光学素子は、前記溝部と係合し、前記弾性付勢部材と当接する突起部及び、前記位置決め位置にあるとき前記ガイド部の像面側の端部に当接する当接部を有し、
    前記第2の光軸に沿って、前記溝部と前記突起部との間には隙間が設定されることを特徴とする撮像装置。
  3. 少なくとも2つの物体側レンズ群と、
    撮影状態において、前記物体側レンズ群よりも像面側、且つ前記物体側レンズ群の光軸である第1の光軸上の位置決め部に位置し、前記第1の光軸を折り曲げて第2の光軸に導く反射光学素子と、
    前記反射光学素子より像面側に位置する撮影光学系と、
    前記反射光学素子及び前記撮影光学系の、前記第2の光軸方向に沿った進退をガイドするガイド部材と、
    非撮影状態において、前記ガイド部材によるガイドにより前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って進退駆動させる駆動手段と、
    前記反射光学素子を前記位置決め部に位置させるべく、前記反射光学素子を前記第2の光軸に沿って付勢する弾性付勢部材とを備え、
    前記弾性付勢部材は前記駆動手段の一部として構成され、
    前記反射光学素子は、ギア結合可能なラック部、前記位置決め位置にあるとき前記ガイド部の像面側の端部に当接する当接部、及び前記ラック部より像面側に設けられる突起部を有し、
    前記駆動手段は、前記ラック部とギア結合した状態で回転するギア部と、前記弾性付勢部材が前記ギア部と一体で回転するよう取り付けられる取付部とをさらに備え、
    前記弾性付勢部材は、前記突起部に当接したときに前記付勢を開始することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記物体側レンズ群を構成する第1レンズ群を前記第1の光軸に沿って駆動する駆動源と、前記反射光学素子を駆動する駆動源は同一であると共に、前記第1レンズ群が前記第1の光軸に沿って移動する第1の領域と、前記反射光学素子が前記第2の光軸に沿って移動する第2の領域が存在し、
    前記第1の領域を第1レンズ群が移動しているときに、前記第2の領域に前記反射光学素子が移動できない領域が存在するか、あるいは、前記第2の領域を前記反射光学素子が移動しているときに、前記第1の領域に第1レンズ群が移動できない領域が存在することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
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