JP4611322B2 - 気流指示装置を有する気流検出システム - Google Patents

気流指示装置を有する気流検出システム Download PDF

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Description

データセンタを、多数のラックに配置されたコンピュータシステムを収容する場所、例えば、部屋として定義することができる。標準的なラック、例えば、電子機器のキャビネットは、米国電子工業会(EIA)エンクロージャ、78インチ(2メートル)高、24インチ(0.61メートル)幅及び30インチ(0.76メートル)奥行きとして規定される。このようなラックは、多数のコンピュータシステム、例えば、約四十(40)のシステムを収容するように構成されていて、ラックの将来の構成は、二百(200)システム以上を収容するように設計される。コンピュータシステムは通常、多数のプリント回路板(PCB)、大容量記憶装置、電源、プロセッサ、マイクロコントローラ、及び半導体デバイスを含み、動作中に比較的大きな熱量を放散する。例えば、複数のマイクロプロセッサを備える典型的なコンピュータシステムは、約250Wの電力を消費する。そのため、このタイプの四十(40)のコンピュータシステムを含むラックは、約10KWの電力を消費する。
ラック内の構成要素によって放散される熱を、データセンタに含まれる低温空気に伝達するのに必要とされる電力は一般に、構成要素を動作させるのに必要とされる電力の約10%に等しい。しかしながら、データセンタにおいて複数のラックによって放散される熱を取り除くのに必要とされる電力は一般に、ラック内の構成要素を動作させるのに必要とされる電力の約50%に等しい。ラックとデータセンタの間の、種々の熱負荷を放散するのに必要とされる電力量の相違は、例えば、空気を冷却するために、データセンタで追加の熱力学的仕事が必要とされることから生じる。或る場合には、ラックは通常、冷却空気を、熱放散構成要素を横切って移動させるように動作するファンを使用して冷却され、一方、データセンタは、加熱された還流空気を冷却するためのリバースパワーサイクルを実施することが多い。データセンタ及び凝縮器において、冷却流体を移動させることに関連する仕事に加えて、温度低減を達成するのに必要とされる追加の仕事は、合計して、50%もの電力が必要になることが多い。したがって、データセンタの冷却は、ラックの冷却に直面する問題以外に問題を提示する。
従来のデータセンタは通常、1つ又は複数の空調ユニットの動作によって冷却される。例えば、空調ユニットの圧縮機は通常、データセンタを十分に冷却するために、最低、必要とされる動作エネルギーの約三十(30)%を消費する。他の構成要素、例えば、凝縮器及び空気ムーバ(ファン)は通常、必要とされる総運転エネルギーのさらに二十(20)%を消費する。例として、それぞれのラックが10KWの最大電力消費を有する、100のラックを有する高密度データセンタは一般に、1MWの冷却能力を必要とする。1MWの熱除去能力を有する空調ユニットは一般に、空気移動装置、例えば、ファン及びブロワを駆動するのに必要とされる電力に加えて、最低、300KWの圧縮機入力電力を必要とする。従来のデータセンタの空調ユニットは、データセンタのニーズの分布に基づいて、その冷却用流体の出力を変えることはない。代わりに、これらの空調ユニットは一般に、データセンタ内部で熱負荷が減少した時でさえも、圧縮機の最大電力で、又は、最大電力の近くで動作する。
空調ユニットのほぼ連続した動作は一般に、ワーストケースのシナリオに従って動作するように設計される。例えば、空調システムは通常、最大能力付近で設計され、データセンタが、ほぼ連続してオンラインのままであることができるように、冗長性が利用される。しかしながら、データセンタ内のコンピュータシステムは、最大冷却能力の約30−50%を利用するだけである場合がある。この点では、従来のクーリングシステムは、構成要素の温度が所定の温度範囲を超えるレベルで動作しないような構成要素を冷却しようとすることが多い。その結果、従来のクーリングシステムは、データセンタのラック内に含まれる熱発生構成要素を十分に冷却するのに必要であるよりも多額の動作費用を招くことが多い。
クーリングシステムの効率に影響を及ぼす別の因子は、データセンタ内の空気再循環レベルである。すなわち、従来のクーリングシステムは、冷却流体と加熱された空気との混合を減らすようには設計されていない。したがって、ラックに送出された冷却流体は、概して、構成要素によって加熱された空気と混ざり合うことにより、構成要素から冷却流体への熱伝達の効率を低下させる。さらに、加熱された空気が冷却流体と混ざり合うことにより、空調ユニットに還流する空気の温度を低下させ、したがって空調ユニットにおける熱伝達の効率を低下させる。
一実施の形態によれば、本発明は、部屋内の気流を検出するシステムに関する。当該システムは、可動構成要素を有する気流指示装置であって、上記可動構成要素の動きは、気流指示装置の付近の気流に略対応する、気流指示装置を含む。当該システムはまた、クーリングシステム構成要素と、可動構成要素の動きに略従ってクーリングシステム構成要素を制御するように構成される、コンピュータシステムとを備える。
本発明の特徴は、図面を参照して以下の説明から当業者には明らかとなろう。
単純化及び説明のために、本発明は、本発明の例示的な実施形態を主に参照することによって記述される。以下の説明では、本発明を完全に理解することを可能にするために、多くの特定の詳細が記載される。しかしながら、本発明を、これらの特定の詳細に限定することなく実施することができることが、当業者には明らかになるであろう。他の例では、本発明を不必要に曖昧にしないように、よく知られている方法及び構造は詳細には述べられていない。
本開示全体で、「冷却流体」及び「加熱冷却流体」に言及する。単純化のために、「冷却流体」は、概して、冷却装置、たとえば空調ユニットにより冷却された空気として定義され得る。さらに、「加熱冷却流体」は、概して、加熱された冷却流体として定義され得る。しかしながら、「冷却流体」という用語が冷却された流体のみを含む空気を指すことは意図されず、且つ「加熱冷却流体」という用語が加熱された冷却流体のみを含む空気を指すことは意図されないことが、容易に明らかとなるはずである。むしろ、本発明の実施形態は、加熱冷却流体と冷却流体との混合物を含む空気で動作し得る。さらに、冷却流体及び加熱冷却流体は、空気以外のガス、たとえば、冷媒及び電子構成要素を冷却するのに用いることができる当業者には既知の他のタイプのガスを指し得る。
本発明の一実施形態によれば、複数の気流指示装置が、部屋、たとえばデータセンタの種々の場所に配置される。気流指示装置は、部屋の種々の場所で空気が流れている方向を視覚的に指示するように設計される、比較的単純な構成から成る。一例では、気流指示装置は、部屋の種々の場所で気流の大きさを検出するように設計されるセンサ、たとえばひずみゲージ、エンコーダ等を含み得る。別の例では、気流指示装置は、温度センサ及び温度測定値の視覚インジケータを含み得る。
気流指示装置を用いて、部屋内の空気の再循環を視覚的に判断することができる。部屋内の空気の再循環により、加熱冷却流体がラック内に再循環して戻され得るため、クーリングシステムの動作が非効率的になり得る。たとえば、このタイプの再循環は、ラックに収容された構成要素に送出される冷却流体の温度を上昇させ得る。
以前に出願され同時係属中の出願では、部屋内の再循環レベルは、種々の場所での温度の検出により判断される。種々の温度を比較することにより、「供給熱指数」と呼ばれる無次元パラメータを計算することができ、これは部屋の種々の場所における再循環レベルに相関する。上記出願は、2003年5月29日に出願された米国特許出願第10/446,854号であり、これは本開示の譲受人に譲渡され、その開示は参照によりその全体が本明細書に援用される。この特許出願は、種々の温度測定値に基づいて冷却流体の再循環を判断する方法を記載していたが、この特許出願は、再循環をラックの側面付近又は上で検出できる方法は開示していなかった。この点で、本発明の実施形態は、部屋の種々の場所での再循環の視覚的指示を提供することに関する。
一例では、部屋には、気流指示装置を撮像するために配置される1つ又は複数の撮像装置が設けられ得る。さらに、又は代替的に、撮像装置の1つ又は複数は、部屋内を移動するように構成されるロボット装置に設置され、気流指示装置を撮像するものであってもよい。気流指示装置の画像は、気流方向を判断するように構成されるコンピュータシステムによって処理され得る。コンピュータシステムは、部屋内のクーリングシステム構成要素、たとえば、ベントタイル、CRACユニット等の動作を制御するように構成されるエネルギーマネージャとして構成することができる。或る点では、コンピュータシステムは、受け取った画像にほぼ基づくようにしてクーリングシステム構成要素動作の決定を下すように構成することができる。代替的に、ロボット装置は、エネルギーマネージャとして機能することができるため、同様に受け取った画像にほぼ基づくようにしてクーリングシステム構成要素動作の決定を下すように構成することができる。いずれの場合も、たとえば、クーリングシステム構成要素を操作する決定は、加熱冷却流体の再循環の低下にほぼ基づくようにすることができる。
別の例では、技術者又は他の職員が、気流指示装置を直接、若しくは1つ又は複数の撮像装置を介して見ることができる。技術者は、部屋内の再循環の判断を行うことができ、クーリングシステム構成要素を手動で調整することができる。さらに、又は代替的に、技術者は、コンピュータシステムに情報を入力してクーリングシステム構成要素の動作を変えてもよい。
本発明の種々の実施形態の実施を通して、部屋の種々の場所での気流状態、たとえば方向及び/又は大きさに関連する情報を、比較的単純で安価な気流指示装置を用いて検出することができる。エネルギーマネージャが気流状態情報を利用して、たとえば部屋内の冷却流体再循環レベルを低下させるようにクーリングシステム制御の決定を下すことができる。或る点では、部屋内の冷却流体再循環のレベルを低下させることにより、クーリングシステム構成要素を比較的最適化されたエネルギーレベルで動作させることができる。したがって、電子構成要素を収容する部屋のオペレーションに関連する費用を、従来のシステムと比較してこのように減らすことができる。
最初に図1Aを参照すると、本発明の一実施形態による部屋100、たとえばデータセンタの簡略斜視図が示されている。「データセンタ」という用語は、概して、部屋又は他の空間を指すことを意図するものであって、データが通信又は処理されるいかなる特定のタイプの部屋にも本発明を限定することを意図するのではなく、「データセンタ」という用語の使用が本明細書で上述した定義以外のいかなる点でも本発明を限定するものと解釈すべきでもない。さらに、図1Aに関して示される要素のより詳細な説明は、2001年10月5日に出願され本発明の譲受人に譲渡された米国特許第6,574,104号で見ることができ、当該特許はその全体が参照により本明細書に援用される。
図1Aに示す部屋100は一般的な図を示しており、本発明の範囲から逸脱することなく、他の構成要素を追加してもよく、又は既存の構成要素を除去又は変更してもよい。たとえば、部屋100は、任意の数のラック及びデータセンタに収容されることが知られている種々の他の装置を含み得る。したがって、部屋100は4列のラック102−108を収容するものとして示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、部屋100がいかなる数のラック、たとえば100個のラックを含んでもよいことを理解すべきである。したがって、4列のラック102−108が描かれているのは図示のため及び説明を単純化するためだけであり、本発明をいかなる点でも限定することは意図されない。
部屋100は、複数のラック102−108、たとえば、電子構成要素キャビネットがほぼ平行な列で整列しているものとして示されている。ラック102−108は、そこに収容されている構成要素118が見えるように前面が開いているものとして示される。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の実施形態は、ラック102−108の前面を覆うパネルを有するラックで実施してもよいことを理解すべきである。ラック102−108の列は、上げ床110の上に配置された4つのラック(a−d)を含むものとして示される。上げ床110の下の空間112には、複数のワイヤ及び通信回線(図示せず)を設けることができる。空間112は、コンピュータ室空調装置(CRAC)114からラック102−108に冷却流体を送出するプレナムとしても機能することができる。冷却流体は、ラック102−108の一部又は全部の間にあるベントタイル116を通して空間112からラック102−108に送出することができる。ベントタイル116は、ラック102と104との間、及び106と108との間に設けられるものとして図1Aに示される。
CRAC114は、概して、加熱冷却流体を受け取って冷却する。さらに、CRAC114は、たとえば後述するプロセスにより、ラック102−108に冷却された冷却流体、たとえば冷却空気又は冷気を供給する。CRAC114は、同時係属中の特許出願第10/721,264号に記載されているように、空間112に送出される冷却流体の温度及び/又は体積流量を変えることができる構成要素を含み得る。さらに、本発明の態様は、同時係属中であり本発明の譲受人に譲渡された、2002年11月26日に出願された米国出願第10/303,761号、及び2003年1月27日に出願された米国出願第10/351,427号に記載されているような定速圧縮機及び/又は定速ファンで動作させることができ、上記出願はその全体が参照により本明細書に援用される。
本発明の態様は、同時係属中であり本発明の譲受人に譲渡された、2002年10月3日に出願された米国特許出願第10/262,879号、及び2002年8月2日に出願された米国特許出願第10/210,040号に開示されている種々の原理に従って実施することもでき、上記出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
上記の同時係属中の出願に開示されているように、ベントタイル116、上述の装置、たとえば動的に制御可能な還流部、及び/又はCRAC114の動作により、冷却流体の流れ及び温度の大域的及び区域的制御を実質的に達成することができる。たとえば、流量調整装置、たとえばルーバシステム及び傾斜パネルが、冷却流体の流れの局所又はラックレベルの制御を概して提供し、ベントタイル116が、ラック102−108の1つ又は複数への冷却流体の流れの局所的又は区域的な制御を概して提供する。さらに、CRAC114は、部屋100の種々の部分にわたって複数のラックに対する冷却流体、たとえば種々の特性を有する冷却流体の流れ及び温度の大域的制御を概して提供する。冷却流体の区域的及び大域的制御により、ラック102−108の構成要素を所定の動作温度範囲内に維持する際にCRAC114が消費するエネルギー量を、従来のデータセンタクーリングシステムと比較して大幅に減らすことができる。
ラック102−108は、概して、種々の動作、たとえば、計算、スイッチング、ルーティング、表示等を実施するように設計される複数の構成要素118、たとえば、コンピュータ、サーバ、モニタ、ハードドライブ、ディスクドライブ等を収容するように構成される。これらの構成要素118は、これらの機能を実施するサブシステム(図示せず)、たとえば、プロセッサ、マイクロコントローラ、高速ビデオカード、メモリ、半導体デバイス等を備えることができる。これらの電子機能の実施に際して、構成要素118、したがってサブシステムは、概して比較的大量の熱を放散する。ラック102−108は、概して四十(40)個以上のサブシステムを含むことが知られているため、かなり大量の熱を冷却流体に伝達して、サブシステム及び構成要素118を所定の動作温度範囲内に概ね維持することができる。
単純化のために、比較的少数の構成要素118がラック102−108に収容されるように示されている。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、ラック102−108は任意の数の構成要素118、たとえば40個以上の構成要素118を含むことができることを理解すべきである。さらに、ラック102−108は、ラック102−108の高さにわたって構成要素118を収容するように示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、ラック102−108の一部又は全部が構成要素118を含まないスロット又は領域を含んでもよいことを理解すべきである。
ラック102の列と104の列との間の通路、及びラック106の列と108の列との間の通路は、ベントタイル116から冷却流体を受け取るため、「低温通路」と見なすことができる。たとえば、ラック104の列と106の列との間の通路は、ラック104の列及び106の列に収容される構成要素118により加熱されたと考えられる冷却流体を受け取るため、「高温通路」と見なすことができる。
部屋100の種々の場所に、複数の気流指示装置120a−120cが設けられる。図1Aには気流指示装置120a−120cの3つの変形形態が示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、他の既知のほどよく適した気流指示装置を用いてもよい。さらに、気流指示装置120a−120cは、部屋100の種々の場所に配置されるものとして示されているが、種々の他の場所に、たとえば、部屋100の壁又はそこに収容されている他の装置に沿って配置されてもよい。さらに、図1Aに示すさまざまな場所にある気流指示装置120a−120cは、取り外しても他の場所に移してもよい。この点で、気流指示装置120a−120cは、図示のため及び説明を単純化するためにその種々の場所で示されており、本明細書で後述する以外の方法に本発明の範囲を限定することは意図されない。
本明細書でより詳細に後述するように、気流指示装置120a−120cは、概して、部屋100の種々の場所での気流の視覚的表示を提供するように構成される。気流の視覚的表示は、図示のような種々の手段により、たとえば気流指示装置120a−120cの種々の構造により達成することができる。さらに、気流指示装置120a−120cは、気流が生じ得ることが一般的に知られている部屋100の領域に配置することができる。たとえば、気流指示装置120a−120cは、ラック102−108の列の端、種々のラック102−108の上等に配置してもよい。別の例として、気流指示装置120a−120cは、たとえばラック102aに関して示すように、ラックに沿った種々の高さに配置することができる。この点で、気流は、たとえばラック102−108に関する種々の高さで視覚化することができる。
さらに、部屋100の種々の場所に配置される気流指示装置120a−120cの数の決定は、たとえばラック102−108に関して種々の高さで気流を検出するのに望まれる精度に基づき得る。用いられる気流指示装置120a−120cの場所及び/又は数を決める別の因子は、ラック102−108に関して種々の高さにあることが知られているさまざまな気流に基づき得る。
気流指示装置120a−120cは、スタンド122、保持器124、及び可動構成要素126a−126cから成り得る。スタンド122は、気流指示装置120a−120cのベースとして機能することができる。スタンド122は、気流指示装置120a−120cを実質的に水平な表面上、たとえばラック102−108の上に、ファスナ又は他の取り付け手段を用いる必要なく配置することを可能にし得る。或る点では、スタンド122は、空気が気流指示装置120a−120cの周り又は中を流れるときに気流指示装置120a−120cを実質的に静止させておくことを可能にするのに十分な重量を有するように構成され得る。スタンド122は、気流指示装置120a−120cを実質的に鉛直又は他の非水平な表面に取り付けることを可能にすることもできる。この点で、スタンド122は、締結手段、たとえば、機械的ファスナ、接着剤、面ファスナ、ブラケット、溶接等を用いて気流指示装置120a−120cを種々の表面に取り付けることができる表面を含み得る。したがって、たとえば、さまざまな構成の気流指示装置120a−120cを比較的容易に追加、移動、又は交換することができる。
保持器124は、可動構成要素126a−126cを、たとえばラック102−108から離間させて保持するように機能することができる。或る点では、可動構成要素126a−126cは、気流がラック102−108の影響を実質的に受けることのない領域に可動構成要素126a−126cを配置するような距離だけ、ラック102−108から離間させられ得る。さらに、可動構成要素126a−126cは、可動構成要素126a−126cが保持器124に対して実質的に自由に動くことを可能にするように、保持器124に回転可能に取り付ける、たとえば枢支することができる。
本発明の一例によれば、保持器124には、各気流指示装置120a−120dの周りの気流の大きさを検出するように構成される1つ又は複数のセンサを設けることができる。1つ又は複数のセンサは、保持器124に加わる力の大きさを検出する任意のほどよく適した装置を含み得る。たとえば、1つ又は複数のセンサはひずみゲージを含み得る。ひずみゲージは、任意のほどよく適した既知のひずみゲージ、たとえば、変形を測定する機械的、光学的、音響的、空気圧的、及び電気的手段を有するひずみゲージを含み得る。適したひずみゲージの具体的な例は、ひずみローゼットである。ひずみゲージは、気流指示装置120a−120dに作用する気流の大きさを判断するように較正することができる。
代替的に、1つ又は複数のセンサは、気流指示装置120a−120dの付近の気流の大きさを検出するように構成される風速計を含み得る。適した風速計としては、たとえば、ベーン式風速計及び熱線風速計を挙げることができる。1つ又は複数のセンサはそれぞれ、たとえば保持器124に対して種々の方向の気流の大きさを検出するように配置された複数のベーン式風速計を含むことができる。
図1Aには示されていないが、1つ又は複数のセンサは、たとえば、液晶ディスプレイを用いて大きさを表示するように構成することができる。さらに、又は代替的に、1つ又は複数のセンサは、たとえばコンピュータシステム130につなぐことができ、IEEE802.3等の有線プロトコルによってコンピュータシステム130に検出された大きさを送信することができる。さらなる例として、1つ又は複数のセンサは、たとえば、IEEE802.11b、802.11g、無線シリアル接続、ブルートゥース等、又はそれらの組み合わせによって、コンピュータシステム130及び/又はロボット装置132に検出された情報を無線送信するように構成され得る。
ロボット装置132は、概して、ロボット装置132が部屋100内を移動することを可能にする手段を含む。或る点では、ロボット装置132は、2003年5月29日に出願された「DATA CENTER ROBOTIC DEVICE」と題する同時係属中であり本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願第10/446,867号に記載されているものと同様の構成を備え、同様に動作することができる。上記出願に含まれる開示は、その全体が参照により本明細書に援用される。ロボット装置132に関連するさらなる構成要素は、本明細書でより詳細に後述する。
さらなる代替的な例として、気流指示装置120a−120cには、ロボット装置132との通信を可能にするように構成されるインタフェース機構を設けることができ、ロボット装置132にもインタフェース機構を設けることができる。この例では、ロボット装置132は、検出された情報を気流指示装置120a−120cから受け取るように構成することができる。ロボット装置132は、コンピュータシステム130とのインタフェースを介して、コンピュータシステム130が接続されているネットワークとのインタフェースを介して、又は無線で、コンピュータシステム130に受け取った情報を運ぶように構成することもできる。
一例によれば、撮像装置134を部屋100の種々の場所に配置して、気流指示装置120a−120cを撮像してもよい。この点で、撮像装置134は、さまざまな場所にある気流指示装置120a−120cを撮像するように部屋100内に戦略的に配置され得る。別の点では、撮像装置134は、撮像装置134がさまざまな場所にある気流指示装置120a−120cを撮像することを可能にするように回転可能であり得る。さらに、撮像装置134は、部屋100の種々のセクションに移動するように構成されてもよく、たとえば、撮像装置134は、トラック上に取り付けることができ、トラックに沿って移動するように構成することができる。撮像装置134は、デジタル又はアナログのカメラ又はビデオレコーダ等を含んでもよい。さらに、撮像装置134は、コンピュータシステム130及びロボット装置132のうち少なくとも一方に画像を送信するように構成することができる。画像の送信は、IEEE802.3等の有線プロトコル、又はIEEE802.11b、802.11g、無線シリアル接続、ブルートゥース等の無線プロトコルによって行うことができる。
さらに、又は代替的に、ロボット装置132には、気流指示装置120a−120cを撮像するように構成される撮像装置136が設けられてもよい。撮像装置136は、ロボット装置132の可動プラットフォーム138上に配置することができる。或る点では、可動プラットフォーム138の操作により、撮像装置136をロボット装置132に関して種々の高さ及び/又は角度に配置することができる。したがって、撮像装置136は、ロボット装置132に関してさまざまな場所にあるセンサ装置120a−120cの画像を得ることができる。代替的に、本発明の範囲から逸脱することなく、撮像装置136は、ロボット装置132に比較的固定された様式で保持され得る。
ロボット装置132は、撮像装置136によって得られた画像を記憶するように構成されるメモリを含み得る。一例では、ロボット装置132は、種々のクーリングシステム構成要素、たとえば、CRACユニット114、ベントタイル116、動的に制御可能な還流部、ラック102−108への冷却流体の流れを実質的に制御する装置、たとえば、いずれも2003年4月30日に出願された、同時係属中であり本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願第10/425,621号及び第10/425,624号に記載されているような装置等の動作を制御するように構成される、エネルギーマネージャとして動作することができ、上記出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
この例では、ロボット装置132は、画像を処理して気流指示装置120a−120cによって指示された気流状態を判断するように構成される、ソフトウェア及び/又はハードウェアを含み得る。ロボット装置132が気流状態を判断してその気流状態に基づいてクーリングシステム構成要素を動作させることができる方法は、本明細書で以下により詳細に説明する。
別の例では、ロボット装置132は、気流指示装置120a−120cの画像を、たとえばエネルギーマネージャとして機能し得るコンピュータシステム130に通信する手段として動作することができる。この例では、ロボット装置132は、画像を記憶して記憶された画像をコンピュータシステム130に運ぶように動作することができる。コンピュータシステム130は、この例では、画像を処理して気流指示装置120a−120cによって指示された気流状態を判断するように構成される、ソフトウェア及び/又はハードウェアを含み得る。
ロボット装置132及び/又はコンピュータシステム130が種々のクーリングシステム構成要素を動作させることができる方法は、たとえば、2003年11月26日に出願された、同時係属中であり本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願第10/721,264号に記載されており、当該出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
いずれにしても、画像は、2002年4月17日に出願された、本発明の譲受人に譲渡された同時係属中の米国特許出願第10/123,403号に開示されているように、雰囲気マップを形成するように処理することができ、上記出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。上記出願に開示されているように、雰囲気マップを用いて、クーリングシステム制御方式を決めることができる。一例では、雰囲気マップは、部屋内の所望の雰囲気状態を含み得るテンプレートマップと比較することができる。この例では、クーリングシステム制御の決定は、出願第10/123,403号に開示されているように、雰囲気マップとテンプレートマップとの差に基づき得る。
コンピュータシステム130は、ロボット装置132のベースステーションとして動作することもできる。或る点では、コンピュータシステム130は、ロボット装置132に命令を与えることができる。これらの命令は、たとえば、ロボット装置132が部屋100内で辿る経路を含んでもよく、たとえば出願第10/721,264号に記載されているような種々の経路制御アルゴリズムに基づき得る。上記出願にさらに記載されているように、コンピュータシステム130は、ロボット装置132のバッテリーを再充電するシステムも含むことができる。或る点では、コンピュータシステム130は充電パッドを含むことができ、ロボット装置132は、充電パッドと係合してそこを通る電荷を受け取るように構成される導電性要素を含むことができる。したがって、ロボット装置132は、コンピュータシステム130と通信するか又はバッテリーを再充電するためにコンピュータシステム130まで移動するように構成され得る。
さらに、ロボット装置132とコンピュータシステム130との間の通信は、IEEE802.3等の有線プロトコル、又はIEEE802.11b、802.11g、無線シリアル接続、ブルートゥース等の無線プロトコル、又はそれらの組み合わせによって行うことができる。有線プロトコルが実装される場合、ロボット装置132は、コンピュータシステム130へのハードワイヤード接続を行うように設計されるインタフェース機構を含むことができ、コンピュータシステム130もまた、ロボット装置132のインタフェース機構と相補的なインタフェース機構(図示せず)を含むことができる。無線プロトコルが実装される場合、ロボット装置132及びコンピュータシステム130は、比較的短い距離だけ、たとえば数フィート以内で信号を送信するように構成又は他の方法でプログラムされ得る。この点で、ロボット装置132とコンピュータシステム130との間の無線通信は、それらの信号が部屋100の外部の場所に送信されることを実質的に防止することにより、望ましくない信号妨害の可能性を減らすように行われる。
ロボット装置132は、マニピュレータ142を含むアームアセンブリ140も含むことができる。マニピュレータ142は種々の目的で用いられ得るが、本発明の一例によれば、ロボット装置132は、気流指示装置120a−120cの配置、再配置、又は取り外しを行うために、アームアセンブリ140及びマニピュレータ142を用いることができる。
図1Bは、本発明の一実施形態による気流指示装置120a、120a’が取り付けられたラック102aの側面図を示す。図1Bに示すラックは、たとえば、図1Aに示すラック102aであり得る。図1Bには2つの気流指示装置120a、120a’が示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、いかなる数の気流指示装置120a、120a’を設けてもよい。用いられる気流指示装置120a、120a’の数の決定は、たとえばラック102aに関して種々の高さで気流を検出するのに望まれる精度に基づき得る。用いられる気流指示装置120a、120a’の場所及び/又は数を決める別の因子は、ラック102aに関して種々の高さにあることが知られているさまざまな気流に基づき得る。
気流指示装置120a、120a’の可動構成要素126aは、概して、たとえばセロファン、スパイダーシルク等から成るほぼ無質量の吹き流しを含む。換言すれば、可動構成要素126aは、概して可動構成要素126aを気流指示装置120a、120a’の周りの気流の方向に流すように構成されるとともに、それに十分なほど小さな重量を有する。したがって、気流指示装置120a、120a’の付近で空気が流れると、気流は可動構成要素126aが概ね気流の方向に向くように作用する。可動構成要素126aは、可動構成要素126aを比較的容易に見るか又は撮像することを概して可能にするように、部屋100内の他の色と比較的容易に区別可能な材料及び/又は色を有し得る。
さらに、可動構成要素126aは、可動構成要素126aを保持器124に対して回転させることを可能にするのにほどよく適した方法で、保持器124に取り付けることができる。たとえば、可動構成要素126aを保持器124に取り付ける手段としては、接着剤、機械的ファスナ等を挙げることができる。取り付ける手段は、可動構成要素126aが保持器124に対して比較的自由に回転することを可能にする軸受装置も含むことができる。
スタンド122は、概して気流方向を指示するための視覚補助として働くオプションのマーキング144を備えるものとして示されている。したがって、たとえば、気流指示装置120a、120a’の周りに気流がほとんど又は全くない場合、たとえば気流指示装置120aに関して示すように、可動構成要素126はラック102aに関して概ね下方に向き得る。しかしながら、矢印146で示す空気が気流指示装置120a、120a’の周りを流れると、たとえば気流指示装置120a’に関して示すように、可動構成要素126aは気流の方向に向く。或る点では、可動構成要素126aが向いているマーキング144を判断することにより、気流方向を比較的容易に判断することができる。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、たとえば気流方向をより大まかに把握するためにマーキング144を省いてもよいことを理解すべきである。
図1Cは、本発明の別の実施形態による気流指示装置120b、120b’が取り付けられたラック104aの側面図を示す。図1Cに示すラックは、たとえば、図1Aに示すラック104aであり得る。図1Cには2つの気流指示装置120b、120b’が示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、いかなる数の気流指示装置120b、120b’を設けてもよい。用いられる気流指示装置120b、120b’の数の決定は、たとえばラック104aに関して種々の高さで気流を検出するのに望まれる精度に基づき得る。用いられる気流指示装置120b、120b’の場所及び/又は数を決める別の因子は、ラック104aの種々の高さにおいて存在することが知られているさまざまな気流に基づき得る。
図1Cに示す気流指示装置120b、120b’は、概して、可動構成要素126bを備える。可動構成要素126bは、可動質量150に取り付けられる比較的軽量の接続装置148から成る。接続装置148は、たとえば、可動構成要素126aに関して本明細書で上述したのと同じ又は同様の材料を含み得る。別の例では、接続装置148は、比較的硬質の材料を含むことができ、接続装置148及び可動質量150が保持器124に対して回転することを可能にするように構成される継手により、保持器124に取り付けることができる。接続装置148を保持器124に接続するのに用いられる継手のタイプは、気流指示装置120b、120b’の周りの気流の方向を判断する精度に応じて変わり得る。たとえば、比較的低レベルの精度が望まれる場合、単純なスイベルジョイントが用いられ得る。代替的に、比較的高レベルの精度が望まれる場合、ユニバーサルジョイントが用いられ得る。
可動質量150は、比較的安定するのに十分な重量を有する一方で、予想される気流の大きさの範囲に対応するのに十分なほど軽い質量を含み得る。可動質量150の質量は、たとえば、部屋100内の気流の大きさの予想範囲に従って選択することができる。さらに、可動質量150は、部屋100内の気流の大きさの予想範囲によって動かされることが可能な任意のほどよく適した材料、たとえばプラスチック、金属等を含み得る。可動質量150は、比較的球形の形状を有するものとして示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、任意のほどよく適した形状、たとえば円筒形、矩形等を有してもよい。可動質量150は、1つの直線方向の流れを検出するための平面ディスクを含んでもよい。
気流指示装置120bの可動構成要素126bは、ラック104aに関して概ね下方を向いて示されている。さらに、破線で示す気流指示装置120b’の可動構成要素126bは、可動構成要素126bの初期位置152を示す。すなわち、気流指示装置120b、120b’の周りに気流がほとんど又は全くない場合、可動構成要素126bは重力により開始位置152にあり得る。しかしながら、矢印146で示すようなかなりの量の空気が気流指示装置120b、120b’の周りに流れると、可動構成要素126bは、気流指示装置120b’に関して示すように保持器124を中心に回転するように構成される。可動構成要素126bを動かすのに必要な空気の量は、可動構成要素126bの重量及び/又は形状に応じて変わり得る。したがって、たとえば、比較的軽量の球形の質量は、比較的重量のある矩形の質量と比較して、動かすのに必要な気流の量が少なくて済む。
可動構成要素126bが回転する方向は、空気が各気流指示装置120b、120b’の周りを流れている方向の大まかなインジケータである。したがって、たとえば、図1Cに示すように、気流146が可動構成要素126bを開始位置152から反時計回りの方向に回転させると、これは概して、空気がラック104aの左側からラック104aの右側へ流れていることを示す。さらに、空気が流れている大きさは、種々の方法で判断することができる。
一例では、大きさは、可動質量150の高さの変化を判断することによって判断することができる。この例では、任意の既知のほどよく適した較正技法を用いて、気流の大きさと可動質量150の回転レベルとの相関を求めることができる。相関を求めることが完了すると、開始位置152にある可動質量150の高さ(h1)を基準の場所、たとえば上げ床110に対して判断することができる。さらに、気流が可動構成要素126bに当たった後の可動質量150の高さ(h2)も、基準の場所に対して判断することができる。高さ(h1及びh2)を、相関を求めた大きさと比較することにより、可動質量150を初期位置152から回転させる気流の大きさを判断することができる。
別の例では、保持器124に、気流の大きさを判断するセンサ(図示せず)、たとえばひずみゲージ、エンコーダ等を設けてもよい。この場合も同様に、既知のほどよく適した較正技法を用いて、センサにより収集された情報と気流の大きさとの相関を求めることができる。ひずみゲージが用いられる場合、保持器124に加わるひずみのレベルを判断して、気流の大きさと相関させることができる。エンコーダが用いられる場合、たとえば、エンコーダは、保持器124に対する可動構成要素126bの回転を検出するように配置することができる。エンコーダにより検出された回転は、気流の大きさと相関を求めることができる。いずれにせよ、センサにより得られた情報は、図1Aに関して本明細書で上述したように伝送され得る。
本発明の別の例によれば、可動質量150は、その温度に応じて色を変えるように構成される材料を含み得る。可動質量150は、色の変化する材料から形成されてもよく、又は、たとえば色の変化する材料で被覆されてもよい。可動質量150が含み得る、適した材料のより詳細な説明は、2003年7月29日に出願された、同時係属中であり本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願第10/628,369号に開示されており、当該出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
この例によれば、可動構成要素126bの周囲の空気の温度は、可動質量150の色に基づいて検出することもできる。
図1Dは、本発明の一実施形態による気流指示装置120c、120c’が取り付けられたラック106aの側面図を示す。図1Dに示すラックは、たとえば、図1Aに示すラック106aであり得る。図1Dには2つの気流指示装置120c、120c’が示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、いかなる数の気流指示装置120c、120c’を設けてもよい。用いられる気流指示装置120c、120c’の数の決定は、たとえばラック106aに関して種々の高さで気流を検出するのに望まれる精度に基づき得る。用いられる気流指示装置120c、120c’の場所及び/又は数を決める別の因子は、ラック106aの種々の高さにおいて存在することが知られているさまざまな気流に基づき得る。
気流指示装置120c、120c’は、保持器124に回転可能に取り付けられる可動構成要素154を備えるものとして示されている。可動構成要素154は、保持器124に対する比較的自由な回転を概して可能にするように保持器124に任意のほどよく適した方法で取り付けることができる。可動構成要素154は、概して、気流を通すことを可能にするように構成される中空構造を備えるとともに、気流の方向を示す位置に回転するように構成され、たとえば、可動構成要素154はウィンドソックを含み得る。この点で、可動構成要素154は両端に開口156a、156bを含む。開口156aは、開口156bよりも比較的大きくてもよい。可動構成要素154は、任意の既知のほどよく適した材料、たとえばプラスチック、布等を含み得る。開口156a、156bのサイズ及び/又は可動構成要素154に用いられる材料は、種々の因子、たとえば、部屋100内の気流の予想レベルに従って選択され得る。
可動構成要素154は、可動構成要素154の周りに気流がほとんど又は全くない場合にラック106aに関して概ね下方に向くように構成され得る。気流指示装置120cにおける可動構成要素154の位置は、可動構成要素154の初期位置158と見なすことができる。矢印146で示す空気が気流指示装置120c、120c’の周りを流れると、可動構成要素154は、気流指示装置120c’において示すような気流の方向と実質的に一致するように回転する。
さらに、気流指示装置120c、120c’の周りの気流の大きさは種々の方法で判断することができる。一例では、保持器124に、図1Cに関して本明細書で上述したような方法で気流の大きさを判断するセンサ(図示せず)、たとえばひずみゲージ、エンコーダ等を設けてもよい。任意の既知のほどよく適した較正技法を用いて、センサにより収集された情報と気流の大きさとの相関を求めることができる。ひずみゲージが用いられる場合、保持器124に加わるひずみのレベルを判断して、気流の大きさと相関させることができる。
別の例では、気流の大きさを検出するように構成される装置を可動構成要素154とともに用いてもよい。この装置は、任意のほどよく適した風速計、たとえば、ベーン式風速計、熱線風速計等を含み得る。いずれにしても、センサにより得られた情報は、図1Aに関して本明細書で上述したように伝送され得る。
上記の気流指示装置120a−120cのいずれもが、部屋100内に収容される他の構成要素と区別するように構成される色及び/又は材料を含み得る。この点で、技術者又は自動撮像装置が、気流指示装置120a−120cの場所及びそれらそれぞれの周りの気流を比較的容易に判断することが可能であり得る。
図2Aは、本発明の別の実施形態による気流指示装置200の側面図を示す。気流指示装置200は、オプションのベース204に取り付けられるポール202から成るものとして示されている。さらに、オプションのベース204には、概して気流指示装置200の位置決めを容易にする車輪(図示せず)が設けられ得る。ポール202は、実質的に硬質の材料、たとえば、プラスチック、金属、木材等を含むことができ、概して人物又は技術者がポール202を掴んで運ぶことを可能にする寸法を有することができる。一例では、ポール202は、長さが約3−8フィート、幅が約1−3インチであり得る。ポール202は、任意のほどよく適した断面形状、たとえば円形、矩形を有することができ、又は任意のほどよく適した数の側面を有することができる。
気流指示装置200が種々の方法で用いられ得るため、ベース204はオプションと見なされる。たとえば、気流指示装置200を部屋100内の種々の場所に手持ちで運んで、種々の場所の気流に関する情報を得てもよい。この場合、ベース204は省くことができる。別の例として、気流指示装置200は、部屋100内の種々の場所に配置することができ、この場合、ベース204を用いて気流指示装置200を保持することができる。気流指示装置200は、比較的直立の位置で示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、ベース204に関して任意のほどよく適した角度で配置することができる。
ポール202に沿って種々の高さに可動構成要素206が配置される。可動構成要素206をポール202に関して種々の高さに、たとえば、互いに約1−2フィート離間させて配置することにより、種々の高さでの気流を視覚化することができる。可動構成要素206は、図1Bに関して本明細書で上述した可動構成要素126aと同様又は同一であり得る。したがって、可動構成要素206は、気流の方向に動くことにより矢印208で示す気流の方向を指示するように構成される。可動構成要素206は、可動構成要素206がポール202から離れるように構成されるオプションの保持器210を介してポール202に取り付けることができる。代替的に、可動構成要素206は、ポール202に直接取り付けてもよい。可動構成要素206は、たとえば、接着剤、機械的ファスナ、面ファスナ等を用いて取り付けることができる。可動構成要素206は、可動構成要素126aと同様又は同一であるものとして図示及び説明されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、他の装置、たとえば可動構成要素126b、可動構成要素154等をポール202上に配置してもよい。
別の例によれば、気流指示装置200は、ポール202に沿った種々の高さに配置される複数のセンサ212も含むことができる。図2Aでは、センサ212は可動構成要素206間に配置されるものとして示されている。可動構成要素206及びセンサ212は、ポール202に沿って比較的均等に分布して示されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、任意のほどよく適した構成の任意の数の可動構成要素206及びセンサ212を気流指示装置200に設けることができる。
センサ212は、温度検出装置、たとえば温度計、熱電対等を含み得る。さらに、センサ212は、それぞれの温度表示装置を含み得る。温度表示器としては、たとえば、検出された温度に応答して起動されるように構成される発光ダイオード(LED)を挙げることができる。例として、LEDは、検出された温度が所定の温度範囲を超えると、たとえば約30℃を上回ると、起動されるように構成することができる。この点で、センサ212は、気流の最高となるところが気流指示装置200の長さに沿ったどの場所にあるか指示するように機能し得る。
さらに、又は代替的に、センサ212は、画面を含み、あるいはまた、画面につなぐことができ、センサ212により検出された温度測定値を表示するように構成される。この点で、気流指示装置200を用いる人物又は技術者が温度測定値を見ることができる。
別の例によれば、気流指示装置200には、ポール202に沿った種々の高さに配置される複数の気流検出装置214、たとえば風速計等を設けてもよい。気流検出装置214は、気流検出装置214が気流の方向に向いて気流の大きさを検出することを可能にするように、ポール202に取り付けることができる。この点で、気流検出装置214は、たとえば軸受を用いてポール202に回転可能に取り付けてもよく、又は他の方法で枢支されていてもよい。図2Aに示す気流検出装置214の数及び配置は、説明のためのものであるため、本発明を限定することは意図されない。この点で、本発明の範囲から逸脱することなく、ポール202に沿った任意の場所に配置される任意の数の気流検出装置214を用いることができる。
気流検出装置214は、気流の大きさを検出するように構成される任意のほどよく適した市販の装置を含み得る。たとえば、気流検出装置214は、ひずみローゼット又は他のゲージ、ばね又は他の機械的張力検出装置、MEMSデバイス等を含み得る。さらに、気流検出装置214には、検出された気流の大きさを表示するように構成される画面(図示せず)、たとえばLCDディスプレイが設けられてもよい。或る点では、人物又は技術者が、気流指示装置200を用いて種々の高さで気流の方向、気流の温度、及び気流の大きさを判断することが可能であり得る。さらに、又は代替的に、気流指示装置200の構成要素により得られる情報は、本明細書で上述したように1つ又は複数の撮像装置134により撮像することができる。
図2Bは、図1Aに示すロボット装置132の側面図である。ロボット装置132は、概して、ロボット装置132の移動を可能にする複数の車輪202a、202bを有する車両ベース220から成る。アームアセンブリ140は、車両ベース220に取り付けられるものとして示されている。さらに、アームアセンブリ140は、車両ベース220に関して種々の位置に、たとえば6以上の自由度で回転可能且つ操縦可能であり得る。さまざまな構成要素及び/又は装置、たとえば、センサ、カメラ、マニピュレータ、インタフェースデバイス等を、アームアセンブリ140の種々の場所に取り付けることができる。本明細書で上述したように、アームアセンブリ140に取り付けられる構成要素の1つとしては、マニピュレータ142を挙げることができる。アームアセンブリ140に取り付けられる別の構成要素としては、温度を検出するように構成されるセンサ、たとえば温度計、熱電対等を挙げることができる。したがって、ロボット装置132は、部屋100の種々の場所に移動して、それらの場所の温度を検出するように構成され得る。或る点では、ロボット装置132は、たとえば気流指示装置120a−120c、200が温度センサを備えている場合、気流指示装置120a−120c、200によって得られた情報を補足することが可能であり得る。別の点では、ロボット装置132は、たとえば気流指示装置120a−120c、200が概して望ましくない気流特性を示す場所で、温度を検出するように構成され得る。
可動プラットフォーム138もまた、車両ベース220に取り付けられるものとして示されている。可動プラットフォーム138はさらに、車両ベース220に関して種々の位置に、たとえば6以上の自由度で回転可能且つ操作可能なものとして示されている。たとえば、可動プラットフォーム138は、回転装置222の回転により車両ベース220に対して回転することが可能であり得る。さらに、可動プラットフォーム138の高さは、油圧装置224の動作により変えることができる。さらに、たとえば撮像装置136は、可動プラットフォーム138に対して、同様に種々の自由度で移動するように構成され得る。
アームアセンブリ140及び可動プラットフォーム138は、6以上の自由度で移動可能であるものとして図示及び説明されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、可動プラットフォーム138及び/又はアームアセンブリ140は、車両ベース220に対して比較的静止させてもよい。本発明の範囲から逸脱することなく、ロボット装置132は、アームアセンブリ140を有さずに、又は格納式のアームを有して構成されてもよい。
一例によれば、ロボット装置132は、気流指示装置120a−120c、200の1つ又は複数をマニピュレータ142で掴むように構成することができる。ロボット装置132は、部屋100の種々の場所に気流指示装置120a−120c、200の1つ又は複数を配置することもできる。したがって、たとえばロボット装置132は、気流指示装置120a−120c、200を掴んで、気流情報を得ることが望まれる場所にその気流指示装置120a−120c、200を配置するように構成され得る。ロボット装置132は、本明細書で上述したように気流指示装置120a−120c、200を撮像するように構成することもできる。
図2Cは、本発明の別の実施形態による図2Bに示すロボット装置132の側面図である。図2Cに示す実施形態では、図2Aに示す気流指示装置200が車両ベース220に取り付けられる。したがって、ロボット装置132は、部屋100内の或る場所に移動して気流情報を得るように構成され得る。ロボット装置132は、撮像装置136を用いて、気流指示装置200を撮像して気流情報を得ることができる。さらに、ロボット装置132は、気流指示装置200の画像から得られた情報を処理するように設計されるハードウェア及び/又はソフトウェアを備え得る。
一例によれば、ロボット装置132が測定値読み取り中に静止していない場合、ロボット装置132は、その速度及び方向を考慮するように構成され得る。したがって、ロボット装置132は、たとえば、全地球測位衛星(GPS)システム、コンパス、部屋内の基準の場所、速度計等を用いて、その速度及び方向を判断することができる。ロボット装置132は、測定値読み取り中にその移動の速度及び方向を考慮することで、その付近の空気の絶対的な大きさ及び気流の方向を得ることができる。ロボット装置132は、たとえば比較的単純な数式を利用して、任意のほどよく適した既知の方法でその速度及び方向を考慮することができる。
図3は、本発明の一実施形態による気流検出システム302の例示的なブロック図300である。ブロック図300の以下の説明は、このような気流検出システム302を構成することができるさまざまな異なる方法のうち1つの方法にすぎないことを理解すべきである。さらに、ブロック図300はさらなる構成要素を含んでもよく、本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載されている構成要素のいくつかを除去及び/又は変更してもよいことを理解すべきである。たとえば、ブロック図300は、任意の数の気流指示装置、ロボット装置、撮像装置、コンピュータシステム等、及び気流検出システム302の動作に組み込むことができる他の構成要素を含むことができる。
気流検出システム302は、気流指示装置304を含むものとして示されている。気流指示装置304は、本明細書で開示及び上述した気流指示装置120a−120c、200のいずれかを含むことができる。この点で、気流指示装置304は、概して、気流指示装置304の付近の気流の方向を指示するように構成される可動構成要素306を含む。気流指示装置304はまた、気流指示装置304の付近の1つ又は複数の状態を検出するように構成されるオプションのセンサ308を含むものとして示されている。たとえば、オプションのセンサ308は、気流の大きさをたとえば風速計を用いて直接的に、或いは、たとえば本明細書で上述したひずみゲージ又はエンコーダを用いて間接的に検出するように構成される装置を含み得る。
気流検出システム302がオプションのセンサ308を含む場合、センサ308は、検出された1つ又は複数の状態をコンピュータシステム310、たとえば図1Aに示すコンピュータシステム130に送信するように構成され得る。センサ308とコンピュータシステム310との間の通信を可能にするために、センサ308は、たとえばネットワークにより、又はIEEE802.3等の有線プロトコルにより、コンピュータシステム310に接続され得る。さらに、又は代替的に、通信は、IEEE802.11b、802.11g、無線シリアル接続、ブルートゥース等の無線プロトコルにより可能にすることができる。センサ308及びコンピュータシステム310が使用可能な別の無線通信システムは、ロケーションアウェアセンサを備える。ロケーションアウェアセンサは、概して、互いの間の無線データ通信を可能にし、2003年7月9日に出願された、本発明の譲受人に譲渡され同時係属中の米国特許出願第10/620,272号により詳細に記載されており、当該出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
気流検出システム302はまた、撮像装置314を含むものとして示されている。撮像装置314は、図1Aに示す撮像装置134を含むことができ、したがって、部屋100内の1つ又は複数の場所に配置してもよく、又は本明細書で上述したように移動可能であってもよい。撮像装置314は、概して、矢印312で示すように気流指示装置304を撮像するように構成される画像取込装置316を含む。撮像装置314は、取り込んだ画像のコンピュータシステム310への通信を可能にするように構成されるネットワークインタフェース318も含む。この点で、撮像装置314は、たとえば共用のネットワークにより、又はIEEE802.3等の有線プロトコルにより、コンピュータシステム310につながれ得る。さらに、又は代替的に、撮像装置314は、IEEE802.11b、802.11g、無線シリアル接続、ブルートゥース等の無線プロトコルにより、又は本明細書で上述したようなロケーションアウェアセンサを用いて、コンピュータシステム310と通信するように構成されてもよい。
コンピュータシステム310は、共通のネットワークへのアクセスを可能にするか又は撮像装置314からの無線通信を受け取るネットワークインタフェース320も含む。コンピュータシステム310は、概して、たとえば撮像装置314から受け取った画像に基づいて気流指示装置306の周りの気流状態を判断するように構成される。したがって、コンピュータシステム310は、受け取った画像を処理して受け取った画像に基づいて種々の判断を行うように構成されるコントローラ322を含む。コントローラ322は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)等を含み得る。
本明細書でより詳細に上述したように、コンピュータシステム310、より詳細にはコントローラ322は、実質的に気流指示装置304に基づいて1つ又は複数の気流状態を判断することができる。検討のために、気流指示装置304が図1Aのラック102aの一面にある気流指示装置120aであると考える。撮像装置134により取り込まれた気流指示装置120aの画像は、コンピュータシステム310に送信される。可動構成要素126aがラック102aの左側からラック102aの右側への動きを示しているため、コントローラ322は、気流がラック102aの周りでこのように流れていると判断することができる。この判断を行う際に、コントローラ322は、たとえばメモリ324に記憶される画像ソフトウェアを実装することができる。ソフトウェアは、任意のほどよく適した市販の撮像ソフトウェアを含み得る。画像ソフトウェアは、初期位置、たとえば気流がほとんど又は全くないときの可動構成要素126aの位置を、撮像装置134から受け取った画像における可動構成要素126aの位置と比較するように構成され得る。
この例では、気流は、ラック102a−102dの後側からラック102a−102dの前側に流れていることが検出され、ここではベントタイル116が冷却流体をラック102a−102dに供給するように位置している。ラック102a−102dからの加熱冷却流体がラック102a−102dに再循環される可能性があるため、コントローラ322はこの気流を非効率的な気流であると見なし得る。より詳細には、コントローラ322は、2003年5月29日に出願された、本発明の譲受人に譲渡され同時係属中の米国特許出願第10/446,854号に記載されているような種々の方法で動作するように構成することができ、当該出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。上記出願に開示されているように、供給熱指数を用いて、部屋の種々の場所での再循環レベルを判断することができる。上記出願にさらに開示されているように、種々のクーリングシステム構成要素を操作して、部屋の種々の場所での再循環レベルを低下させることができる。
出願第10/446,854号に開示されているような方法と同様に、コントローラ322は、再循環の検出に応答して1つ又は複数のクーリングシステム構成要素326を操作する方法を決めることができる。さらに、又は代替的に、コントローラ322は、部屋の雰囲気マップを生成して、出願第10/123,403号に記載されている方法でクーリングシステム操作の決定を下すことができる。
1つ又は複数のクーリングシステム構成要素326は、出願第10/446,854号に開示されている複数の種々の構成要素を含み得る。しかしながら、説明を簡潔且つ明確にするために、図3にはベントタイル328及びCRAC330のみが示される。コントローラ332は、気流指示装置304により検出された再循環レベルが不都合なレベルであるような領域において、再循環レベルを低下させるように冷却流体の流れを変えるように、1つ又は複数のクーリングシステム構成要素326に命令するか又は他の方法でそれらを制御することができる。さらに、コントローラ322は、ネットワークインタフェース320を介して命令を送信することができる。クーリングシステム構成要素326は、共通のネットワークへのアクセスを可能にするか又はコンピュータシステム310からの無線通信を受け取るネットワークインタフェース332も含み得る。
コンピュータシステム310からの命令は、インタフェース電子構成要素334を介して送られ得る。インタフェース電子構成要素334は、コンピュータシステム310とベントタイル328及びCRAC330との間のインタフェースとしての役割を果たすことができる。例として、インタフェース電子構成要素334は、ベントタイル328を操作してそこを通して送られる冷却流体の流れの特性を変えることができる。
気流検出システム302は、ロボット装置340、たとえば図1Aに示すロボット装置132も含み得る。ロボット装置340は、撮像装置342、たとえば図1Aに示す撮像装置136を備えるものとして示されている。撮像装置342は、矢印346で示すように気流指示装置304を撮像するように構成される画像取込装置344を含む。画像取込装置344は、画像取込装置316に関して本明細書で上述したように動作することができる。
明示はされていないが、撮像装置342は、取り込んだ画像をロボット装置340の装置コントローラ348に送信する構成要素も含むことができる。装置コントローラ348は、ロボット装置340の動作を制御する種々のハードウェア及び/又はソフトウェアを含み得る。この点で、装置コントローラ348は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)等を含み得る。さらに、又は代替的に、装置コントローラ348は、ロボット装置340とは別個のコンピューティング装置、たとえばラップトップコンピュータ又は他のコンピューティング装置の一部であってもよい。この例では、コンピューティング装置は、ロボット装置340により保持されるか又は他の方法で持ち運びされ得る。装置コントローラ238が行うことができる動作の一部は、本明細書でより詳細に説明する。
装置コントローラ348は、撮像装置342から受け取られた情報に基づいて或る特定の決定を下すように構成されるデータ処理モジュール350を含み得る。たとえば、データ処理モジュール350は、撮像装置342により得られた画像をメモリ352に記憶するように構成することができる。メモリ352もまた、ロボット装置340の機能を提供するソフトウェアの記憶域を提供するように構成することができる。装置メモリ352は、DRAM、EEPROM、フラッシュメモリ等の揮発性及び不揮発性メモリの組み合わせとして実装され得る。
データ処理モジュール350は、記憶された画像をネットワークインタフェース354を介してコンピュータシステム310に通信するように構成することもできる。ネットワークインタフェース354は、有線接続を介してコンピュータシステム310へ、又はコンピュータシステム310が取り付けられるネットワークへ通信を可能にするように構成され得る。ネットワークインタフェース354は、本明細書で上述した方法のいずれかで、ロボット装置340とコンピュータシステム310との間の無線通信を可能にすることもできる。
コンピュータシステム310は、クーリングシステム構成要素326の動作の決定を下す際に、ロボット装置340及び/又は撮像装置314から受け取った情報を用いることができる。さらに、コンピュータシステム310は、コンピュータシステム310が行った決定に基づいてクーリングシステム構成要素326の動作を変えるようにこれらを制御するように動作可能であり得る。コンピュータシステム310がこれらの決定を下すことができる方法のより詳細な説明は、他の例とともに、出願第10/446,854号に記載されている。さらなる例は、2003年11月26日に出願された、本発明の譲受人に譲渡され同時係属中の米国特許出願第10/721,264号で見ることができ、当該出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
第1の例では、ロボット装置340が直ちに、コンピュータシステム310に向かうか、又は撮像装置342から受け取った情報を転送するためにネットワーク接続に進むか、又は所定の経路を進み続けるかを、データ処理モジュール350が決めることができる。たとえば、受け取った情報が、部屋の種々の場所での気流が不都合な再循環を示していることを示す場合、データ処理モジュール350はコンピュータシステム310に直ちに進むことを決めることができる。
第2の例では、装置コントローラ348は、クーリングシステム構成要素326のエネルギーマネージャとして働くことができる。この例では、データ処理モジュール350は、クーリングシステム構成要素326の1つ又は複数を気流指示装置304から受け取った情報に応答して変えるべきであると判断し得る。データ処理モジュール350は、たとえばネットワークインタフェース354を介してその1つ又は複数のクーリングシステム構成要素326にこれらの変更を送信することができる。さらに、ネットワークインタフェース354は、ロボット装置340とクーリングシステム構成要素326との間の有線通信又は無線通信を可能にするように構成され得る。
たとえば、ロボット装置340とクーリングシステム構成要素326との間のネットワークインタフェース354を介した通信は、IEEE802.3等の有線プロトコル、又はIEEE802.11b、802.11g、無線シリアル接続、ブルートゥース等の無線プロトコル、又はそれらの組み合わせによって行うことができる。データ処理モジュール350がこれらの決定を下すことができる方法のより詳細な説明は、他の例とともに、同時係属中の出願第10/721,264号に記載されており、当該出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
ロボット装置340は、図1A、図2B、及び図2Cに示すロボット装置132の構成を備えることができる。したがって、ロボット装置340は、アームアセンブリ、たとえばアームアセンブリ140又は気流指示装置200を関節で動かす1つ又は複数のアームアクチュエータ358を含み得る。1つ又は複数のアームアクチュエータ358は、マニピュレータ、たとえばマニピュレータ142を操作することもできる。さらに、ロボット装置340は、プラットフォームと撮像装置、たとえばプラットフォーム138と撮像装置136とを関節で動かすように構成される1つ又は複数のアクチュエータ360、362を含み得る。いずれにしても、アームアクチュエータ(複数可)358、プラットフォームアクチュエータ(複数可)360、及び撮像装置アクチュエータ(複数可)362は、たとえば直流(DC)モータを含み得る。
明示はされていないが、装置コントローラ348のプラットフォーム/アームモジュール356からの命令は、インタフェース電子構成要素を介して送られ得る。インタフェース電子構成要素は、装置コントローラ348と、アームアクチュエータ(複数可)358、プラットフォームアクチュエータ(複数可)360、及び撮像装置アクチュエータ(複数可)362との間のインタフェースとしての役割を果たすことができる。例として、インタフェース電子構成要素は、アームアクチュエータ(複数可)358に供給される電圧を変えることにより、マニピュレータを種々の位置に関節で動かすことができる。
ロボット装置340は、周りの領域の1つ又は複数の状況を検出するように構成されるセンサ364も含むことができる。センサ364は、気流指示装置304のセンサ308を補足するために使用可能であり得る。たとえば、ロボット装置340が部屋の種々の場所に移動することができるため、センサ364は有用であり得る。さらに、ロボット装置340は、たとえば、気流指示装置304の有効範囲が途切れているような場所での状態を検出することができる。さらに、センサ364を用いて、たとえば、センサ308により得られた測定値が正確であるか否かを判断することができる。さらに、ロボット装置340は、センサ364を用いて、温度センサを備えていない気流指示装置304の周りの温度を検出することができる。
センサ364は、得られた情報を装置コントローラ348に送信するか又は他の方法で送出することができる。装置コントローラ348は、メモリ352にこの情報を記憶することができる。たとえば、メモリ352は、状態検出動作中に得られた温度測定値を検出場所とともに記憶することができる。メモリ352は、この情報を、たとえば表、マップ等の形態で記憶することができる。
装置コントローラ348は、ロボット装置340の移動を制御するように構成される操縦モジュール366も含み得る。操縦モジュール366は、ロボット装置340の起動及び移動の方向を制御するように構成される操向/推進機構368に命令することができる。したがって、操向/推進機構368は、ロボット装置340の移動のこれらの様相を変えるように構成されるアクチュエータを含み得る。操向/推進機構368を動作させる方法を決める際に、操縦モジュール366は、視野内にある物体の距離を検出するように構成されるガイダンスセンサ370、たとえばレーザガイダンスツール、ソナーツール、カメラアセンブリ、それらの組み合わせ等から受け取った情報を用いることができる。受け取られる情報は、たとえば、ロボット装置340の周りにある物体の検出位置の形態であり得る。
操縦モジュール366は、ガイダンスセンサ370から受け取った画像を、たとえば画像認識ソフトウェアで処理することができる。この点で、操縦モジュール366は、ガイダンスセンサ370の視野内にある物体、及びその物体が回避可能な障害物であるか否かを判断し、回避可能である場合にはその物体の周りの経路を決めることができる。例として、操縦モジュール366は、ロボット装置340の速度を低下させるように操向/推進機構368を操作して、ロボット装置340の経路での物体の検出に応答してその進路を変えることができる。
或る点では、メモリ352は、種々の入力に応じた種々の動作及び検知アルゴリズムに関するデータ/情報を記憶することができる。たとえば、メモリ352は、部屋のレイアウトのマップを記憶することができ、装置コントローラ348は、そのマップにアクセスして、部屋内の種々の場所に到着するために従う経路を決めることができる。
図3には1つのロボット装置340及び1つのコンピュータシステム310が示されているが、気流検出システム302にはいかなる数のロボット装置340及びコンピュータシステム310が含まれてもよいことを理解すべきである。一例として、複数のロボット装置340を用いて、いくつかの気流指示装置304から比較的同時に情報を収集してもよい。この点で、さまざまな場所にある気流指示装置304から情報を収集するのに要する時間を、1つのロボット装置340を用いる場合と比較して短くすることができる。別の点では、ロボット装置340は、気流指示装置304からのデータ収集機能の提供に冗長性を与えることができる。
さらに別の点では、ロボット装置340は、1つのロボット装置340を用いる場合と比較して応答時間の効率を高めることができる。たとえば、ロボット装置340は、異なる熱特性を有する区域、たとえば、所定の温度範囲内に維持し難いことが知られている部屋の種々の領域等で用いることができる。別の例として、ロボット装置340は、種々のタイムスケジュールに従って配備してもよく、たとえば、他のロボット装置340がバッテリーを充電している間等に1つ又は複数のロボット装置340を配備してもよい。さらに、ロボット装置340は、部屋内の異なる複数の動作レベルに従って配備してもよい。たとえば、異なる複数の動作レベルは、種々のクリティカルな動作段階に関連し得る。この点で、種々のロボット装置340は、部屋内の臨界動作レベルに従って配備することができ、たとえば、配備されるロボット装置340の数は、クリティカルな動作レベルの上昇に伴って増加させることができ、クリティカルな動作レベルの低下に伴って減少させることができる。
図4は、本発明の一実施形態による部屋内の気流検出の方法の動作モード400の例示的なフローチャートを示す。動作モード400の以下の説明は、本発明の一実施形態を実施することができるさまざまな異なる方法のうち1つの方法にすぎないことを理解されたい。動作モード400が一般的な図を表しており、本発明の範囲から逸脱することなく、他のステップを追加してもよく、又は既存のステップを削除、修正、又は再構成してもよいことも、当業者には明らかなはずである。
動作モード400の説明は、図3に示すブロック図300に関して行うため、図3に記載の要素を参照する。しかしながら、動作モード400はブロック図300に記載の要素に限定されないことを理解すべきである。むしろ、動作モード400は、ブロック図300に記載のものとは異なる構成を有する気流検出システムにより実施され得ることを理解すべきである。
ステップ402において、動作モード400はさまざまな刺激に応答して開始され得る。たとえば、動作モード400の開始は、所定の時間経過に応答した開始、送信信号の受信に応答した開始、手動の開始等であり得る。ステップ404において、クーリングシステム構成要素326が起動され得る。気流検出システム302が撮像装置316及び/又はロボット装置340を含む場合、ステップ404においてこれらの装置も起動され得る。
ステップ406において、部屋100の1つ又は複数の場所での気流状態が検出され得る。一例によれば、ステップ406の前に、部屋100の1つ又は複数の場所に気流指示装置304の1つ又は複数を配置するステップがあってもよい。1つ又は複数の気流指示装置304を配置するステップは、図1Aに示すように部屋100の1つ又は複数の場所に1つ又は複数の気流指示装置304を手動で設置することを含み得る。さらに、このステップは、図2Aに示すような1つ又は複数の気流指示装置304を手動で設置することを含み得る。このステップは、部屋100内で1つ又は複数の気流指示装置304を技術者が保持することも含み得る。さらなる例として、このステップは、図2Cに示すような気流指示装置304を有するロボット装置340を部屋100の或る場所に操縦することにより、1つ又は複数の気流指示装置304を配置することを含み得る。
1つ又は複数の気流指示装置302を手動で設置するのに加えて、又は代替的に、1つ又は複数の気流指示装置304は、本明細書で上述したようにロボット装置340により配置及び設置され得る。
ステップ408において、部屋100の1つ又は複数の場所での気流方向が判断され得る。一例では、気流方向は視覚的に判断され得る。この点で、技術者が、たとえば撮像装置316、342及びディスプレイ(図示せず)を介して直接又は間接的に1つ又は複数の気流指示装置304を見て、1つ又は複数の気流指示装置304の構成に基づいて気流方向を判断することが可能であり得る。
別の例として、ステップ408において、1つ又は複数の場所での気流方向は、コンピュータシステム310により判断され得る。この例では、1つ又は複数の気流指示装置304の画像を、1つ又は複数の撮像装置314、342により取り込むことができる。取り込まれた画像は、コンピュータシステム310に送信することができ、コンピュータシステム310はその画像を処理することができる。画像の処理に関して、コンピュータシステム310は、たとえば気流指示装置304の可動構成要素306の既知の初期位置を、受け取った画像の位置と比較するように構成される、画像認識ソフトウェアを含み得る。これらの位置の比較により、コンピュータシステム310は、たとえば1つ又は複数の気流指示装置304それぞれの付近の気流の方向を判断することができる。
別の例では、コンピュータシステム310の機能がロボット装置340に具現され得る。したがって、たとえば、ロボット装置340は、撮像装置316、342から画像を受け取って処理するように構成され得る。さらに、ロボット装置340は、画像認識ソフトウェアを含んでもよく、1つ又は複数の気流指示装置304それぞれの付近の気流方向を判断することができる。
ロボット装置340が用いられる場合、ロボット装置340は、技術者又はコンピュータシステム310の一方又は両方による命令でプログラムされる場合もある。プログラミングは、たとえば部屋のマップ、気流指示装置304の位置、コンピュータシステム340の位置、クーリングシステム構成要素326の位置等を含み得る。
プログラミングは、ロボット装置340が行う種々の動作も含み得る。たとえば、ロボット装置340は、部屋100の種々の場所に種々の気流指示装置304を配置するようにプログラムされ得る。プログラミングは、ロボット装置340のタイミングスケジュールも含み得る。より詳細には、ロボット装置340は、種々の時点で種々の気流指示装置304の画像を得るようにプログラムされ得る。例として、ロボット装置340は、再循環問題の履歴がある領域にある気流指示装置304の画像を得る頻度を高くするようにプログラムすることができる。他の例として、ロボット装置340は、保守レベルに関する取り決め等に基づいて、重要性の高い領域にある気流指示装置304の画像を得る頻度を高くするようにプログラムすることができる。
さらに、又は代替的に、ロボット装置340は、設定されたルーチンに従って部屋100を移動するようにプログラムされ得る。より詳細には、ロボット装置340は、たとえばマンハッタンアルゴリズムに従って部屋100内の種々の位置にある気流指示装置304の画像を得て、所定の期間内における情報検索を実質的に最大化するようにプログラムされ得る。例として、ロボット装置340は、部屋100内での進行中に特定の領域における気流指示装置1304全ての画像を得ないようにプログラムされることで、その情報を得るのに要する時間量を減らすことができる。
別の例として、ロボット装置340にプログラムされる経路制御アルゴリズムは、複数の気流指示装置304を複数の群に分類し得る。気流指示装置304の群は、気流指示装置304に関連する領域に関する履歴データに従って選択され得る。たとえば、2つの分類群では、経路制御アルゴリズムは、気流指示装置304のうち再循環問題の履歴がある関連領域を有するものを第1の群に割り当てることができる。気流指示装置304のうち他のものは第2の群に割り当てることができる。
経路制御アルゴリズムは、たとえば、ロボット装置340が第1の群の気流指示装置304を最初に、又は第2の群の気流指示装置304よりも頻繁に訪れることを可能にする経路を案出することができる。部屋の種々の場所を複数の群に分類することができる方法のより詳細な説明は、2003年8月13日に出願された、同時係属中であり本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願第10/639,428号により詳細に記載されており、当該出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。ロボット装置132、340の動作を制御するために経路制御アルゴリズムを実施し得るさらなる方法は、出願第10/721,264号に開示されており、当該出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
さらに、複数のロボット装置340をほぼ同時に動作するようにプログラムすることにより、気流指示装置304の画像を得るのに要する時間量を減らしてもよい。この点で、複数のロボット装置340は、部屋100の種々の領域に、又は種々の時点で動作するように割り当てることができ、たとえば、他のロボット装置340がそのバッテリーを再充電している間に、ロボット装置340のいくつかが動作モード400を実行することができる。さらに、ロボット装置340は、たとえば他のロボット装置340の動作不良が生じるか又は保守が必要となった場合に、それらのバックアップとして働くことができる。
ステップ410において、1つ又は複数の場所での気流方向が許容可能であるか否かが判断され得る。たとえば、かなりの量の空気が高温通路から低温通路に流れている場合、気流方向は許容不可能であると見なされ得る。このタイプの気流は、ラックにおいて加熱された空気又は冷却流体がラックに再循環していることを示し得る。このタイプの気流の1つの結果は、ラックに収容された構成要素を所定の温度範囲内に維持するのに大量のエネルギーが必要であり得ることである。別の結果は、ラックに収容された構成要素が実際に空気又は冷却流体により加熱されていると考えられることであり得る。
別の例として、たとえば、ベントタイル328から供給されたかなりの量の空気すなわち冷却流体が比較的直接、すなわちラックを通って流れるのではなく、部屋100内のCRAC330の還流部に流れ込んでいる場合、気流方向は許容不可能であると見なすことができる。このタイプの気流の結果は、構成要素を冷却するために供給される冷却流体の一部が浪費されているため、ラックに収容された構成要素を所定の温度範囲内に維持する際に大量のエネルギーが消費され得ることである。
たとえば、不都合な再循環が最少量であることを気流方向が示している場合、気流方向は許容可能であると見なすことができる。許容可能な不都合な再循環レベルは、たとえば、個々の許容レベル、保守レベルに関する取り決め、エネルギー消費限界値、冷却対エネルギー消費最適化方式等に基づき得る。さらに、たとえば、ラックからの加熱された冷却流体又は空気が還流部に直接引き込まれている場合、気流方向は許容可能であると見なすことができる。
一例では、ステップ410において、1つ又は複数の場所での気流方向が許容可能であるか否かを技術者が判断することが可能であり得る。別の例では、ステップ410において、気流方向が許容可能であるか否かをコンピュータシステム310及び/又はロボット装置340が判断することが可能であり得る。この点で、コンピュータシステム310及び/又はロボット装置340は、たとえば、気流指示装置304の画像を、許容可能な気流方向と比較するように構成され得る。さらに別の例では、気流指示装置304がマーキング144(図1B)を含む場合、コンピュータシステム310及び/又はロボット装置340は、気流方向が許容可能か否かをマーキング144に対する可動構成要素206の向きに基づいて判断するように構成され得る。
気流方向が許容可能であると見なされる場合、ステップ406−410を繰り返すことができる。気流方向が許容不可能であると見なされる場合、ステップ412において、気流指示装置304の付近の気流の大きさ及び/又は温度が判断されることになる。気流の大きさ又は温度を検出するか否かの判断は、気流指示装置304の構成に基づき得る。たとえば、気流指示装置304がこれらの状態を検出するように構成されるセンサを含む場合、これらの状態の一方又は両方を検出することができる。さらに、又は代替的に、この判断は、部屋100内の状態に望まれる制御レベルに基づき得る。たとえば、クーリングシステム構成要素326の動作の制御決定を実質的に気流方向に基づいて行うべきであると判断される場合、気流の大きさ及び温度を判断することは不要であり得る。しかしながら、気流の大きさ及び/又は温度をクーリングシステム構成要素326の動作に用いるべきであると判断される場合、ステップ414において示すように、気流の大きさ及び/又は温度が検出され得る。
ステップ414において、気流の大きさ及び/又は温度はさまざまな異なる方法で判断することができる。たとえば、気流指示装置304に、これらの状態の一方又は両方を検出するように構成されるセンサが設けられる場合、検出された情報は、本明細書で上述したような方法でコンピュータシステム310及び/又はロボット装置340に送信され得る。さらに、又は代替的に、ロボット装置340は、気流の大きさ及び/又は温度を判断すべき場所に移動して所望の状態情報を得るように構成され得る。ロボット装置340は、本明細書で上述したような方法で、検出された状態情報をコンピュータシステム310に送信又は他の方法で通信することもできる。
ステップ416において、コンピュータシステム310及び/又はロボット装置340は、気流の大きさ及び/又は温度が許容可能であるか否かを判断し得る。気流の大きさは、所定の閾値内にある場合は許容可能であると見なされ得る。所定の閾値は、たとえば、個々の許容レベル、保守レベルに関する取り決め、エネルギー消費限界値、冷却対エネルギー消費最適化方式等に従って設定され得る。気流の大きさ及び温度の一方又は両方が許容不可能であると判断される場合、ステップ418において、気流方向と気流の大きさ及び温度の一方又は両方とを許容可能な範囲内に収めるために1つ又は複数のクーリングシステム構成要素326を操作する方法の決定が行われ得る。この決定は、種々の冷却方式の事前試験に基づいて下すことができ、その結果は、コンピュータシステム310及びロボット装置340の一方又は両方に、たとえばコンピュータシステム310及び/又はロボット装置340がアクセスできるルックアップテーブルの形態で記憶させることができる。操作決定は、クーリングシステム構成要素326の種々の操作を行い、それらの結果を判断し、必要に応じてさらに調整を行うように構成される反復プロセスの実施に基づいて行うこともできる。
ステップ412において、気流の大きさ及び温度を判断すべきでないと判断される場合、又はステップ416において、気流の大きさ及び/又は温度が許容可能であると判断される場合、ステップ420において、気流方向を許容可能な範囲内に収めるために1つ又は複数のクーリングシステム構成要素326を操作する方法の決定が下され得る。この決定は、ステップ418に関して本明細書で上述したものと同様に行うことができる。
ステップ422において、1つ又は複数のクーリングシステム構成要素426は、ステップ418及び420で下された決定に従って操作され得る。コンピュータシステム310及び/又はロボット装置340が1つ又は複数のクーリングシステム構成要素326を動作させることができる方法は、たとえば、同時係属中の出願第10/446,854号及び第10/721,264号に記載されており、これら出願の開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
ステップ424において、たとえば、ロボット装置340及び/又は技術者が、動作モード400を続けるべきか否かを判断し得る。この判断は、ロボット装置340により実行されるアルゴリズム又は技術者が受け取る命令に基づいて行われ得る。ロボット装置340及び/又は技術者が動作モード400を続けるべきであると判断する場合、ステップ406−424が繰り返され得る。動作モード400を中止すべきであると判断される場合、たとえば、時間切れ、部屋内の構成要素の電源が切られる、動作モード400が手動で中止される等の場合、ステップ426において示すように、ロボット装置340及び/又は技術者が動作モード400を終了させ得る。たとえば、部屋の構成要素の起動時、所定の期間後、動作モード400を再起動するための手動入力に応答して等で、動作モード400を再起動させることができるため、ステップ426は、動作モード400のアイドルモードと同様であり得る。
動作モード400に記載されている動作は、任意の所望のコンピュータアクセス可能な媒体に、ユーティリティ、プログラム、又はサブプログラムとして含まれ得る。さらに、動作モード400は、アクティブ及び非アクティブ両方のさまざまな形態で存在し得るコンピュータプログラムにより具現され得る。たとえば、動作モード400は、ソースコード、オブジェクトコード、実行可能コード、又は他のフォーマットでのプログラム命令から成るソフトウェアプログラム(複数可)として存在することができる。上記のいずれも、記憶装置及び信号を含むコンピュータ読み取り可能媒体上に圧縮又は非圧縮形態で具現することができる。
例示的なコンピュータ読み取り可能記憶装置としては、従来のコンピュータシステムのRAM、ROM、EPROM、EEPROM、及び磁気又は光ディスク又はテープが挙げられる。例示的なコンピュータ読み取り可能信号は、搬送波を用いて変調されるか否かに関係なく、インターネット又は他のネットワークを介してダウンロードされる信号を含む、コンピュータプログラムをホスティング又は実行するコンピュータシステムがアクセスするように構成され得る信号である。上記の具体的な例としては、CD ROMでの又はインターネットダウンロードによるプログラムの配布が挙げられる。或る意味では、抽象的実体としてのインターネット自体がコンピュータ読み取り可能媒体である。コンピュータネットワーク全般にも同じことが当てはまる。したがって、上述の機能を実行することが可能な電子装置が上記に列挙したような機能を行うことができることを理解されたい。
図5は、本発明の一実施形態による例示的なコンピュータシステム500を示す。コンピュータシステム500は、たとえば装置コントローラ348及び/又はコンピュータシステム310を含み得る。この点で、コンピュータシステム500は、気流検出システム302の種々の構成要素に関して本明細書で上述した機能の1つ又は複数を実行するプラットフォームとして用いることができる。
コンピュータシステム500は、プロセッサ502等の1つ又は複数のコントローラを含む。プロセッサ502を用いて、本明細書で上述した動作モード400に記載されているステップの一部又は全部を実行することができる。プロセッサ502からのコマンド及びデータは、通信バス504上で通信される。コンピュータシステム500は、たとえば装置コントローラ348及び/又はコンピュータシステム310のコントローラのためのプログラムコードが実行時間中に実行され得る、ランダムアクセスメモリ(RAM)等のメインメモリ506、及び二次メモリ508も含む。二次メモリ508は、たとえば、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、コンパクトディスクドライブ等に相当する、プロビジョニングシステムのためのプログラムコードのコピーを記憶させることができる1つ又は複数のハードディスクドライブ510及び/又は取り外し可能記憶ドライブ512を含む。
取り外し可能記憶ドライブ510は、既知の方法で取り外し可能記憶ユニット514からの読み取り及び/又は取り外し可能記憶ユニット514への書き込みを行う。ユーザ入力及び出力装置は、キーボード516、マウス518、及びディスプレイ520を含み得る。ディスプレイアダプタ522が通信バス504及びディスプレイ520とインタフェースすることができ、プロセッサ502からのディスプレイデータを受け取ってそのディスプレイデータをディスプレイ520に対するディスプレイコマンドに変換することができる。さらに、プロセッサ502は、ネットワークアダプタ524を介してネットワーク上、たとえばインターネット、LAN等で通信を行うことができる。
他の既知の電子構成要素をコンピュータシステム500に追加しても置き換えてもよいことは、当業者には明らかとなるであろう。さらに、コンピュータシステム500は、データセンタのラック、従来の「ホワイトボックス」サーバ、又はコンピューティング装置等で用いられるシステムボード又はブレードを含み得る。また、図5の構成要素の1つ又は複数はオプションであり得る(たとえば、ユーザ入力装置、二次メモリ等)。
本発明の或る特定の実施形態により、複数の比較的安価な気流指示装置が部屋内の空気循環を判断するために実装される。さらに、ロボット装置を用いて、空気の循環に関する情報を、気流指示装置から、又はロボット装置自体が種々の状態情報を得ることにより収集することができる。ロボット装置は、部屋の種々の場所から得られる情報を、クーリングシステム動作を制御するように構成されるコンピューシステムに運ぶ手段として動作することができる。この点で、コンピュータシステムは、不都合な空気再循環が生じていると考えられる領域を比較的容易に判断し、その不都合な空気再循環を実質的に減らす措置を取るように構成することができる。
本明細書で述べ、示されたものは、本発明の好ましい実施形態並びにその変形の一部である。本明細書で使用される用語、説明、及び図は、例示のためにのみ記載され、制限であることを意味しない。添付の特許請求の範囲、及びその均等物によって規定され、全ての用語が、別途指示がない限り、その最も広く妥当な意味で意図される、本発明の精神及び範囲内で、多くの変形が可能であることを、当業者は認識するであろう。
本発明の一実施形態による部屋、たとえばデータセンタの簡略斜視図を示す。 本発明の一実施形態による気流指示装置が取り付けられたラックの側面図を示す。 本発明の別の実施形態による気流指示装置が取り付けられたラックの側面図を示す。 本発明のさらなる実施形態による気流指示装置が取り付けられたラックの側面図を示す。 本発明の別の実施形態による気流指示装置の側面図を示す。 図1Aに示すロボット装置の側面図である。 本発明の別の実施形態による図2Bに示すロボット装置の側面図である。 本発明の一実施形態による気流検出システムの例示的なブロック図である。 本発明の一実施形態による部屋内の気流検出の方法の動作モードの例示的なフローチャートを示す。 本発明の一実施形態による例示的なコンピュータシステムを示す。

Claims (8)

  1. 屋内の気流を検出するシステムであって、
    可動構成要素を有する気流指示装置であって、前記可動構成要素の動きは、前記気流指示装置の付近の気流に略対応する、前記気流指示装置と
    クーリングシステム構成要素と
    前記可動構成要素の動きに略対応して前記クーリングシステム構成要素を制御するように構成される、コンピュータシステムと
    前記部屋を移動するように構成され、前記気流指示装置を撮像するように構成される第1の撮像装置及び画像を記憶するメモリを備えるロボット装置と備え、
    前記ロボット装置は、前記ロボット装置のマニピュレータによって前記気流指示装置の配置及び取り外しを行うことを特徴とする部屋内の気流を検出するシステム。
  2. 前記部屋内に配置されて前記気流指示装置を撮像する1つ又は複数の第2の撮像装置であって、得られた画像を前記コンピュータシステムに送信するように構成される、1つ又は複数の前記第2の撮像装置をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の部屋内の気流を検出するシステム。
  3. 前記ロボット装置及び前記コンピュータシステムの少なくとも一方は、前記可動構成要素の動きを判断するように構成される画像認識ソフトウェアを備えることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の部屋内の気流を検出するシステム。
  4. 部屋内の気流を検出するシステムであって、
    気流指示装置のポールと、
    前記ポールの種々の高さに取り付けられる複数の可動構成要素であって、前記ポールの付近の前記気流の方向に動くことにより前記気流の方向を示すように構成される、複数の可動構成要素と、
    前記部屋を移動するように構成され、前記気流指示装置を撮像するように構成される撮像装置及び画像を記憶するメモリを備えるロボット装置とをさらに備え、
    前記ロボット装置は、前記ロボット装置のマニピュレータによって前記気流指示装置の配置及び取り外しを行うことを特徴とする部屋内の気流を検出するシステム。
  5. 前記ポールの種々の高さに取り付けられる複数のセンサであって、気流の大きさ及び温度の少なくとも一方を検出するように構成される、複数のセンサをさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の部屋内の気流を検出するシステム。
  6. 前記部屋内の気流を検出するシステムによって部屋内の空気再循環を減らす方法であって、
    前記部屋内の1つ又は複数の場所での1つ又は複数の気流状態を検出することと、
    前記1つ又は複数の場所での気流方向を判断することと、
    前記気流方向が許容可能であるか否かを判断することと、
    1つ又は複数のクーリングシステム構成要素を操作することであって、それにより、前記気流方向が許容不可能であることに応じて前記気流方向を許容可能な範囲内に収めることにより前記部屋内の空気再循環を減らす、操作することと、
    可動構成要素を有する複数の気流指示装置を、前記部屋内の前記1つ又は複数の場所に配置することとを含み、
    を含み、
    前記システムは、
    前記部屋を移動するように構成され、前記気流指示装置を撮像するように構成される第1の撮像装置及び画像を記憶するメモリを備えるロボット装置を備え、
    前記ロボット装置は、前記ロボット装置のマニピュレータによって前記気流指示装置の配置及び取り外しを行うことを特徴とする部屋内の空気再循環を減らす方法。
  7. 前記気流方向を判断するステップは、前記可動構成要素の動きを視覚的に判断することにより、前記気流方向を判断することを含むことを特徴とする、請求項6に記載の部屋内の空気再循環を減らす方法。
  8. 前記動きを視覚的に判断するステップは、前記部屋に配置される1つ又は複数の第2の撮像装置で前記複数の気流指示装置を撮像することを含むことを特徴とする、請求項7に記載の部屋内の空気再循環を減らす方法。
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