JP6803036B1 - 情報処理方法、情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】設置や管理に要する手間やコストを抑制しつつ気流の状態を推定する。【解決手段】本発明の一態様に係る情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、少なくとも1つの対象物を含む1又は複数の撮像画像を取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得した撮像画像を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する推定ステップとを含んでいる。【選択図】図2

Description

本発明は、気流の状態を推定する技術に関する。
従来、室内における気流等をセンシングして、集計したデータをユーザに提示可能なシステムが知られている。
例えば、特許文献1では、環境要因を計測する各センサからデータを取得し、工場内の環境を複合的に評価できるシステムが開示されている。
特開2020−91585号公報(2020年6月11日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、複数の気流センサの設置や管理に手間やコストがかかるという問題がある。
本発明の一態様は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、設置や管理に要する手間やコストを抑制しつつ気流の状態を推定することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、少なくとも1つの対象物を含む1又は複数の撮像画像を取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得した撮像画像を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する推定ステップとを含んでいる。
本発明の一態様によれば、設置や管理に要する手間やコストを抑制しつつ気流の状態を推定できる。
実施形態1に係る情報処理システム及びその周辺構成を示す図である。 実施形態1に係る撮像装置と対象物とが配置された店舗の一例を示している。 実施形態1に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態1に係る情報処理システムよる処理の流れを示すシーケンス図である。 対応情報を示すテーブルの一例を示す図である。 対応情報を示すテーブルの一例を示す図である。 実施形態1に係る情報処理システムが生成する表示用マップの一例を示す図である。 実施形態2に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態2に係る情報処理システムよる処理の流れを示すシーケンス図である。 実施形態3に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態3に係る情報処理システムよる処理の流れを示すシーケンス図である。 各実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
〔1.情報処理システム1の構成例〕
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1及びその周辺構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、対象物3を撮像する撮像装置10、サーバ装置40及び端末装置60を備えている。ここで、情報処理システム1に含まれる撮像装置10、サーバ装置40、及び端末装置60の数は、それぞれ単数であっても複数であってもよい。
また、情報処理システム1に含まれる各装置は、図1に示すように、ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。なお、本明細書において、撮像装置10とサーバ装置40との一方又は双方を情報処理装置と呼称することもある。
撮像装置10は、対象物を撮像する機能を備えた装置であり、一例として、推論機能を備えたAI(Artificial intelligence)カメラとして実現することができる。
対象物は、気流の作用を受けることによって状態が変化する物体である。図1に示す例では、対象物の一例として、気流の作用を受けることにより形状等が変化する吹流し(吹き流し)部が紐状に形成されている吹流し3を示しているが、これは本明細書に記載の事項を限定するものではなく、本明細書に係る対象物は、例えば筒状に形成された吹流し部を備えた吹流し、旗、風車、オーナメント、短冊又はポスター等であってもよいし、その他の対象物であってもよい。
また、本明細書における対象物の状態には、当該対象物の大きさ、形状、向き(角度)、及び回転速度のうち少なくとも何れかが含まれる。
本実施形態に係る撮像装置10は、対象物の状態を撮像し、撮像した撮像画像に基づき、当該対象物の位置における気流の状態を推定する。ここで、気流の状態には、気流の流速(風速)、流量(風量)及び向きのうち少なくとも何れかが含まれる。
また、本明細書において対象物は、一例として、店舗、オフィス、公共施設又は住居等の室内における所定位置に設置されている。ただしこれは本実施形態を限定するものではなく、対象物は、屋外に設置されていてもよい。
また、本明細書において、1つの撮像装置10は、1つの対象物を撮像するよう配置されていてもよいし、複数の対象物を撮像するよう配置されていてもよい。また、1つの対象物を複数の撮像装置10によって撮像するような配置としてもよい。
また、本明細書において、各位置に設置された複数の対象物の種類は互いに異っていてもよい。例えば、吹流しである対象物を第1の位置に配置し、風車である対象物を、第1の位置とは異なる第2の場所に配置するようにしてもよい。
(撮像装置10及び対象物3の設置例)
図2は、本実施形態に係る撮像装置10と対象物3との設置例を示す図であり、一例として、撮像装置10と対象物である吹流し3とが配置された店舗を示している。図2に示す例では、吹流し3は、店舗が備える商品棚の上部に設置されている。吹流し3は、図2に示すように、吹流し部と当該吹流し部の一端を支持する支柱部とを備えて構成されている。ここで、吹流し部は、気流の作用を受けることによって、以下に例示する状態の少なくとも何れかが変化する。
・当該吹き流し部の方位角
・当該吹き流し部の仰角又は俯角、および、
・当該吹き流し部の撓みや捻じれ。
図2において、撮像装置10は、吹流し3を画角に含む位置に配置されている。図2に示す例では、撮像装置10は、2つの吹流し3を画角に含む位置に配置されているがこれは本例を限定するものではなく、1つの吹流し3に対して1つの撮像装置を備える構成としてもよい。
(情報処理システム1の具体的構成例)
続いて、図3を参照して情報処理システムの具体的構成例について説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。図3に例示する情報処理システム1は、1又は複数の撮像装置10、サーバ装置40及び端末装置60を備えている。
(撮像装置10)
図3に示すように、撮像装置(情報処理装置)10は、撮像部12、制御部14、記憶部26及び通信部28を備えている。撮像部12は、撮像装置10の外部を撮像するカメラである。
(制御部14)
制御部14は、撮像装置10の各部を制御する構成であり、図3に示すように、取得部16、及び推定部18を備えている。
取得部16は、撮像部12による撮像画像であって、少なくとも1つの対象物を含む1又は複数の撮像画像を取得する。この撮像画像は、例えば静止画であってもよいし、動画であってもよい。なお、この撮像画像を単に画像ともいう。
推定部18は、取得部16が取得した撮像画像を参照して、対象物の位置における気流の状態を推定する。対象物の位置における気流の状態とは、例えば、対象物を通過する気流についての、対象物の位置における状態をいう。推定部18は、一例として、撮像画像が入力され対象物の位置における気流の状態に関する情報を出力する第1の推定モデルを用いて、前記対象物の位置における気流の状態を推定する。
また、推定部18は、対象物の位置を特定し、特定した位置を示す位置情報を、推定した気流の状態に関連付ける。
また、推定部18は、一例として、図3に示すように、第1の推定部20及び第2の推定部22を備える構成としてもよい。
ここで、第1の推定部20は、一例として、取得部16が取得した撮像画像に含まれる対象物の状態を推定する。また、第2の推定部22は、一例として、第1の推定部20が推定した対象物の状態を参照して、当該対象物の位置における気流の状態を推定する。
ここで、第1の推定部20は、一例として、取得部16が取得した撮像画像が入力され対象物の状態に関する情報を出力する第2の推定モデルを用いて、前記対象物の状態を推定する構成とすることができる。
記憶部26には、各種の情報が格納されている。一例として、記憶部26には、
・撮像装置10が設置された位置を示す位置情報、
・第1の推定モデル、及び第2の推定モデルを規定するための関数やパラメータ、及び
・推定部18が推定した対象物ついての、撮像装置10が設置された位置に対する相対位置を示す相対位置情報等が格納される。なお、この相対位置情報は、例えば、撮像画像上の対象物の位置と、当該撮像画像を撮影した撮像装置10の位置とから推定されてもよい。
通信部28は、サーバ装置40に対して各種のデータを送信したり、サーバ装置40から各種のデータを受信したりする。一例として、通信部28は、推定部18が推定した気流の状態を示す情報をサーバ装置40に送信する。
(サーバ装置40)
続いて、情報処理システム1が備えるサーバ装置40の具体的構成例について説明する。図3に示すように、サーバ装置40は、制御部42、通信部48及び記憶部50を備えている。
制御部42は、サーバ装置40の各部を制御する構成であり、図3に示すように、取得部43、及びマップ生成部44を備えている。
取得部43は、撮像装置10が送信した情報を、通信部48を介して取得する。一例として、取得部43は、撮像装置10が送信した、各対象物の位置における気流の状態を示す情報を取得する。
マップ生成部44は、1又は複数の撮像装置10の各々が推定し、取得部43が取得した各対象物の位置における気流の状態を参照して、対象物が配置された位置における気流の状態を示す表示用マップを生成する。
記憶部50には、各種情報が格納されている。一例として、記憶部50には、
・各撮像装置10から取得した各対象物の位置における気流の状態を示す情報
・マップ生成部44が生成した表示用マップを示すデータ
等が格納される。
通信部48は、撮像装置10及び端末装置60に各種のデータを送信したり、撮像装置10及び端末装置60から各種のデータを受信したりする。一例として、通信部48は、撮像装置10から気流の状態を示す情報を受信したり、表示用マップを示すデータを端末装置60に送信したりする。
(端末装置60)
情報処理システム1が備える端末装置60は、サーバ装置40が送信する表示用マップを示すデータを受信する通信部62と、受信したデータが示す表示用マップを表示する表示部64とを備えている。端末装置60は、一例として、スマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータ等の装置として実現される。
また、撮像装置10の制御部14、又はサーバ装置40の制御部42が、第1の推定モデル及び第2の推定モデルの学習を行う学習部(図示を省略)として機能する構成であってもよい。制御部42が上記学習を行う場合、各推定モデルを規定する情報は、制御部42によって通信部48を介して撮像装置10に送信され、記憶部26に格納されてもよい。
〔2.情報処理システム1の処理例〕
続いて、本実施形態に係る情報処理システム1における処理の流れについて、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理システム1による処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図4のステップS101〜S107は撮像装置10による処理を例示し、ステップS108〜S110はサーバ装置40による処理を例示する。
(ステップS101)
まず、ステップS101において、撮像装置10の撮像部12は、少なくとも1つの対象物を含む画角を撮像する。そして、取得部16は、撮像部12が撮像した、少なくとも1つの対象物を含む1又は複数の撮像画像を取得する。
(ステップS102)
続いて、ステップS102において、推定部18は、取得部16が取得した撮像画像から対象物を検出する処理を行う。
ここで、推定部18による対象物の検出処理に用いるアルゴリズムは本実施形態を限定するものではないが、一例として、Faster R−CNN(Regions with Convolutional Neural Networks)や、SSD(Single Shot Multibox Detector)等を用いることができる。
(ステップS103)
続いて、ステップS103において、推定部18は、ステップS102における検出処理によって少なくとも1つの対象物が検出されたか否かを判定する。推定部18が、少なくとも1つの対象物を検出したと判定した場合、続いてステップS104の処理が実行され、対象物を検出していないと判定した場合、図4のシーケンス図に示す処理が終了する。
(ステップS104)
続いて、ステップS104において、推定部18は、検出した対象物について、撮像装置10の位置に対する相対位置を推定する。
(ステップS105)
続いて、ステップS105では、第1の推定部20は、第2の推定モデルを用いて、ステップS102で撮像画像内において検出した対象物の状態を推定する。ここで、第2の推定モデルは、上述したように、撮像画像が入力され対象物の状態に関する情報を出力する推定モデルである。
なお、本ステップにおいて、第1の推定部20は、対象物の状態として、対象物の大きさ、形状、向き、及び回転速度のうち少なくとも何れかを推定する構成としてもよい。
また、本ステップにおいて、第1の推定部20は、複数の時点において、対象物の状態を推定し、各時点における対象物の状態を平均することによって、次ステップで参照する対象物の状態を推定する構成としてもよい。
(ステップS106)
続いて、ステップS106において、第2の推定部22は、
・ステップS105において、第1の推定部20が推定した対象物の状態、及び
・当該対象物の状態と気流の状態との対応関係を示す対応情報
を参照して、対象物の位置における気流の状態を推定する。
ここで、上記対応情報は、一例として、
・対象物の方位角
・対象物の仰角又は俯角、
・対象物の回転速度、及び
・対象物の撓みや捻じれ、ふくらみ等の形状の変化
の少なくとも何れかによって表される対象物の状態と、
・気流の流速、流量、及び向き
によって表される気流の状態と、を対応付けたテーブルとして規定される。
上記のような対応情報を参照することによって、第2の推定部22は、本ステップにおいて、気流の状態として、気流の流速、流量、及び向きのうち少なくとも何れかを推定することができる。
図5の表70及び図6の表72は、対応情報を示す上記テーブルの一例を示す図である。
一例として、第2の推定部22は、表70に示す対応情報を参照して、鉛直下方向からの対象物の角度が0〜10度であれば、対象物の位置における気流の状態として流速が0〜0.2m/sであると推定し、上記角度が10〜20度であれば、上記流速が0.2〜0.4m/sであると推定する。
また、一例として、第2の推定部22は、表72に示す対応情報を参照して、対象物の回転速度が0〜5回転/sであれば、対象物の位置における気流の状態として流量が0〜0.1m/sであると推定し、対象物の回転速度が6〜10回転/sであれば、上記流量が0.1〜0.2m/sであると推定する。
また、第2の推定部22は、例えば対象物が動いた向き又は設置された向きに応じた気流の向きを推定してもよい。
このように、例えば、上述の気流の流速や流量の値を、気流の状態に関する情報といい、上述の対象物の角度や回転速度の値を、対象物の状態に関する情報という。
また、本ステップS106において、推定部18は、ステップS104において推定した相対位置であって、対象物の相対位置を示す相対位置情報を、本ステップにおいて推定した気流の状態に関連付ける処理を行う。
また、ステップS105及びS106における処理は、ステップS101の取得ステップにおいて取得した撮像画像を参照して対象物の位置における気流の状態を推定する推定ステップが、第1の推定部20によって実行される第1の推定ステップと、第2の推定部22によって実行される第2の推定ステップとを含んでいてもよいことを示している。なお、ステップS105及びS106における処理の別の態様として、推定部18は、取得部16が取得した撮像画像を参照し、第1の推定モデルを用いて対象物の位置における気流の状態を推定してもよい。
(ステップS107)
続いて、ステップS107において、制御部14は、推定部18が推定した対象物の相対位置を示す相対位置情報、及び当該対象物の位置における気流の状態を示す情報を、通信部28を介してサーバ装置40に送信する。また、情報処理システム1が複数の撮像装置10を有する場合、制御部14は、自装置である撮像装置10を他の撮像装置10と識別するための撮像装置IDをサーバ装置40に送信してもよい。そして、撮像装置10は処理を終了する。
(ステップS108)
続いて、ステップS108において、サーバ装置40の制御部42が備える取得部43は、1又は複数の撮像装置10からそれぞれ送信された推定結果として、上記相対位置情報、及び上記気流の状態を示す情報を、通信部48を介して取得する。
(ステップS109)
続いて、ステップS109において、マップ生成部44は、記憶部50が格納する、各撮像装置10の位置を示す位置情報と、取得部43が取得した対象物の相対位置情報とを参照して、表示用マップ上に示すべき対象物の位置を特定する。
(ステップS110)
続いて、ステップS110において、マップ生成部44は、ステップS109において推定した各対象物の位置と、ステップS108において取得した当該位置における気流の状態を示す情報とを参照して、表示用マップを生成する。また、制御部42は、当該表示用マップを示す情報を、記憶部50に格納してもよい。そして、サーバ装置40は処理を終了する。
図7は、マップ生成部44が生成した表示用マップの一例を示す図である。図7は、例えば、上述の図2に例示した店舗において、複数の商品棚の配置と気流とを平面的に図示したものである。
ば、図7において、矢印は気流を示し、四角は商品棚を示し、四角がないところは通路を示すとすると、具体的に、図中の矢印は、商品棚と商品棚の間の通路における気流を示す。また、矢印の幅は気流の流量を示しており、且つ矢印の向きは気流の向きを示している。例えば、矢印の長さが長いほど流速が大きい(速い)ことを示してもよく、また、矢印の幅が大きいほど流量が多いことを示してもよい。なお、気流を示す表示は矢印に限られず、また、気流の向き等は、例えば楔形のオブジェクトによって表示されてもよい。
以上、図4のシーケンス図に示す処理について説明した。また、上記処理に続いて以下に例示する処理が実行され得る。
(1)端末装置60は、例えば、ユーザ操作に基づいて、表示用マップを示す情報の送信を要求する情報を、サーバ装置40に対して送信する。サーバ装置40が備える制御部42は、端末装置60から送信された情報を、通信部48を介して取得する。
(2)制御部42は、記憶部50に格納された表示用マップを示す情報を、通信部48を介して端末装置60に対して送信する。端末装置60は、サーバ装置40から送信された情報を受信する。
(3)端末装置60は、サーバ装置40から受信した情報を参照して、表示部64上に表示用マップを表示する処理を行う。
なお(1)において上述した、表示用マップを示す情報の送信を要求する情報は、例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)の形式であってもよい。別の観点から言えば、表示用マップは、情報処理システム1が導入された店舗のウェブサイト等で公開され、端末装置60のブラウザを介して閲覧可能な構成であってもよい。
以上のように構成された情報処理システム1によれば、複数の気流センサの設置や管理に要する手間やコストを抑制しつつ気流の状態を推定することができる。
(推定モデルについて)
上述のように、本実施形態において、第1の推定モデルは、撮像画像が入力され対象物の位置における気流の状態に関する情報を出力するモデルである。当該第1の推定モデルは、本実施形態に係る情報処理システム1が備える学習部によって学習されたモデルであってもよいし、情報処理システム1に含まれない情報処理装置によって学習されたモデルであってもよい。前者の場合、一例として撮像装置10、サーバ装置40、または端末装置60は、学習部を備え、当該学習部は、撮像画像と、当該撮像画像に含まれる対象物の位置における気流の状態との組を学習データとして用いることによって第1の推定モデルを学習させる。
また、上述のように、本実施形態において、第2の推定モデルは、撮像画像が入力され対象物の状態に関する情報を出力するモデルである。当該第2の推定モデルは、本実施形態に係る情報処理システム1が備える学習部によって学習されたモデルであってもよいし、情報処理システム1に含まれない情報処理装置によって学習されたモデルであってもよい。前者の場合、一例として撮像装置10、サーバ装置40、または端末装置60は、学習部を備え、当該学習部は、撮像画像と、当該撮像画像に含まれる対象物の状態との組を学習データとして用いることによって第2の推定モデルを学習させる。
〔実施形態2〕
本発明の第2の実施形態について、以下に説明する。本実施形態においては、対象物の状態の推定、及び対象物の位置における気流の状態の推定をサーバ装置において実行する構成例について説明する。
〔1.情報処理システム1aの構成例〕
図8は、本実施形態に係る情報処理システム1aの構成を示すブロック図である。図8に示すように、情報処理システム1aは、上述した第1の実施形態に係る情報処理システム1と比較して、撮像装置10aが備える制御部14aが推定部18を備えずともよく、サーバ装置40aが備える制御部42aが、推定部18と同等の機能を有する推定部52を備える構成である。本実施形態では、制御部14aは推定部18を備える必要がないため、エッジAIカメラではない通常の監視カメラ等を用いて撮像装置10aを実現することができる。
〔2.情報処理システム1aの処理例〕
続いて、本実施形態に係る情報処理システム1aにおける処理の流れについて、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図9のステップS201は撮像装置10aによる処理を例示し、ステップS202〜S209はサーバ装置40aによる処理を例示する。
(ステップS201)
ステップS201において、撮像部12は、少なくとも1つの対象物を含む画角を撮像する。そして、取得部16は、撮像部12が撮像した、少なくとも1つの対象物を含む1又は複数の撮像画像を取得する。そして、制御部14aは、当該撮像画像を、通信部28を介してサーバ装置40aに送信する。また、情報処理システム1aが複数の撮像装置10aを有する場合、制御部14aは、自装置である撮像装置10aを他の撮像装置10aと識別するための撮像装置IDをサーバ装置40aに送信してもよい。そして、撮像装置10aは処理を終了する。
(ステップS202)
続いて、ステップS202において、サーバ装置40aの制御部42aが備える取得部43は、撮像装置10aから送信された撮像画像を、通信部48を介して取得する。
(ステップS203〜S207)
続いて、ステップS203〜S207において、推定部52は、上述したステップS102〜S106における推定部18と同等の処理を行う。即ち、ステップS203〜S207においては、ステップS102〜S106における推定部18を、推定部52と読み替え、且つその他の部材について、取得部16を取得部43と、第1の推定部20を第1の推定部54と、第2の推定部22を第2の推定部56と、記憶部26を記憶部50とそれぞれ読み替えた処理が実行される。
なお、ステップS204において、推定部52が、少なくとも1つの対象物を検出したと判定した場合、続いてステップS205の処理が実行され、対象物を検出していないと判定した場合、図9のシーケンス図に示す処理が終了する。
(ステップS208)
続いて、ステップS208において、マップ生成部44は、記憶部50が格納する、各撮像装置10aの位置を示す位置情報と、ステップS205において推定部18が推定した対象物の相対位置情報とを参照して、表示用マップ上に示すべき対象物の位置を特定する。
(ステップS209)
続いて、ステップS209において、マップ生成部44は、ステップS208において推定した各対象物の位置と、ステップS207において推定部18が推定した当該位置における気流の状態を示す情報とを参照して、表示用マップを作成する。そして、サーバ装置40aは処理を終了する。
以上、図9のシーケンス図に示す処理について説明した。また、上記処理に続いて実行され得る処理は、実施形態1と同様の処理(上述した(1)〜(3)に例示する処理)である。
以上のように構成された情報処理システム1aによれば、撮像装置10aがエッジAIカメラではない通常の監視カメラ等であっても、複数の気流センサを各所に設置することなく、手間やコストを抑制しつつ気流の状態を推定することができる。
〔実施形態3〕
本発明の第3の実施形態について、以下に説明する。本実施形態においては、対象物の状態の推定を撮像装置において実行し、対象物の位置における気流の状態の推定をサーバ装置において実行する構成例について説明する。
〔1.情報処理システム1bの構成〕
図10は、本実施形態に係る情報処理システム1bの構成を示すブロック図である。図10に示すように、情報処理システム1bは、図3に示す実施形態1に係る情報処理システム1と比較して、撮像装置10bの推定部18bが第2の推定部22を備えておらず、サーバ装置40bの制御部42bが、推定部52bとして機能する構成である。推定部52bは、第2の推定部22と同等の機能を有する第2の推定部56を備えている。
〔2.情報処理システム1bの処理例〕
続いて、本実施形態に係る情報処理システム1bの処理の流れについて、図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係る処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図11のステップS101〜S105及びS306は撮像装置10bによる処理を例示し、ステップS307〜S310はサーバ装置40bによる処理を例示する。
(ステップS101〜S105)
ステップS101からステップS105までは、実施形態1のステップS101〜S105に示す処理(図4参照)と同様の処理が実行される。ステップS105の処理に続いてステップS306の処理が実行される。
(ステップS306)
続いて、ステップS306において、制御部14bは、推定部18bが推定した対象物の相対位置を示す相対位置情報、及び当該対象物の状態を示す情報を、通信部28を介してサーバ装置40bに送信する。また、情報処理システム1bが複数の撮像装置10bを有する場合、制御部14bは、自装置である撮像装置10bを他の撮像装置10bと区別するための制御装置IDをサーバ装置40bに送信してもよい。そして、撮像装置10bは処理を終了する。
(ステップS307)
続いて、ステップS307において、サーバ装置40bの制御部42bが備える取得部43は、撮像装置10bからそれぞれ送信された推定結果として、上記相対位置情報、及び上記対象物の状態を示す情報を、通信部48を介して取得する。
(ステップS308〜S310)
続いて、ステップS308〜ステップS310においては、上述したステップS207〜S209と同様の処理が実行される。そして、サーバ装置40aは処理を終了する。
以上、図11のシーケンス図に示す処理について説明した。また、上記処理に続いて実行され得る処理は、実施形態1と同様の処理(上述した(1)〜(3)に例示する処理)である。
以上のように構成された情報処理システム1bによれば、撮像画像を参照して対象物の位置における気流の状態を推定する処理の負荷を、撮像装置10bとサーバ装置40bとで分散させると共に、撮像装置10bとサーバ装置40bとの間で通信されるデータ量を減少させることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
撮像装置10(10a、10b)の制御ブロック(特に取得部16、及び推定部18(18b))、及びサーバ装置40(40a、40b)の制御ブロック(特に取得部43、マップ生成部44、及び推定部52(52b))は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、撮像装置10及びサーバ装置40は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
(撮像装置10の物理的構成)
情報処理システム1(1a、1b)における撮像装置10(10a、10b)は、図12に示すように、バス110と、プロセッサ101と、主メモリ102と、補助メモリ103と、通信インタフェース104とを備えたコンピュータによって構成可能である。プロセッサ101、主メモリ102、補助メモリ103、および通信インタフェース104は、バス110を介して互いに接続されている。
プロセッサ101としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、マイクロコントローラ、またはこれらの組み合わせ等が用いられる。主メモリ102としては、例えば、半導体RAM(random access memory)等が用いられる。
補助メモリ103としては、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはこれらの組み合わせ等が用いられる。補助メモリ103には、上述した撮像装置10の動作をプロセッサ101に実行させるためのプログラムが格納されている。プロセッサ101は、補助メモリ103に格納されたプログラムを主メモリ102上に展開し、展開したプログラムに含まれる各命令を実行する。
通信インタフェース104は、ネットワークN1に接続するインタフェースである。
この例で、プロセッサ101および通信インタフェース104は、制御部14(14a、14b)および通信部28を実現するハードウェア要素の一例である。また、主メモリ102および補助メモリ103は、記憶部26を実現するハードウェア要素の一例である。
(サーバ装置40の物理的構成)
情報処理システム1(1a、1b)におけるサーバ装置40(40a、40b)は、図12に示すように、バス410と、プロセッサ401と、主メモリ402と、補助メモリ403と、通信インタフェース404と、入出力インタフェース405とを備えたコンピュータによって構成可能である。プロセッサ401、主メモリ402、補助メモリ403、通信インタフェース404、および入出力インタフェース405は、バス410を介して互いに接続されている。入出力インタフェース405には、入力装置406および出力装置407が接続されている。
プロセッサ401としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、マイクロコントローラ、またはこれらの組み合わせ等が用いられる。主メモリ402としては、例えば、半導体RAM(random access memory)等が用いられる。
補助メモリ403としては、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはこれらの組み合わせ等が用いられる。補助メモリ403には、上述したサーバ装置40の動作をプロセッサ401に実行させるためのプログラムが格納されている。プロセッサ401は、補助メモリ403に格納されたプログラムを主メモリ402上に展開し、展開したプログラムに含まれる各命令を実行する。
通信インタフェース404は、ネットワークN1に接続するインタフェースである。
入出力インタフェース405としては、例えば、USBインタフェース、赤外線やBluetooth(登録商標)等の近距離通信インタフェース、またはこれらの組み合わせが用いられる。
入力装置406としては、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド、マイク、又はこれらの組み合わせ等が用いられる。出力装置407としては、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ、又はこれらの組み合わせが用いられる。
この例で、プロセッサ401および通信インタフェース404は、制御部42(42a、42b)及び通信部48を実現するハードウェア要素の一例である。また、主メモリ402および補助メモリ403は、記憶部50を実現するハードウェア要素の一例である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、少なくとも1つの対象物を含む1又は複数の撮像画像を取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得した撮像画像を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する推定ステップとを含む情報処理方法である。上記の構成によれば、設置や管理に要する手間やコストを抑制しつつ気流の状態を推定できる。
本発明の態様2に係る情報処理方法は、上記の態様1において、前記推定ステップでは、前記撮像画像が入力され前記対象物の位置における気流の状態に関する情報を出力する第1の推定モデルを用いて、前記対象物の位置における気流の状態を推定する構成としてもよい。
上記の構成によれば、例えば対象物の画像と気流の状態との対応関係を示す情報を教師情報として学習された第1の推定モデルを用いて気流の状態を推定することができる。
本発明の態様3に係る情報処理方法は、上記の態様1において、前記推定ステップは、前記撮像画像に含まれる前記対象物の状態を推定する第1の推定ステップと、前記第1の推定ステップにおいて推定した前記対象物の状態を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する第2の推定ステップとを含んでいる構成としてもよい。上記の構成によれば、推定した対象物の状態に応じた気流の状態を推定することができる。
本発明の態様4に係る情報処理方法は、上記の態様3において、前記第1の推定ステップでは、前記撮像画像が入力され前記対象物の状態に関する情報を出力する第2の推定モデルを用いて、前記対象物の状態を推定する構成としてもよい。上記の構成によれば、例えば対象物の画像と当該対象物の状態との対応関係を示す情報を教師情報として学習された第2の推定モデルを用いて対象物の状態を推定することができる。
本発明の態様5に係る情報処理方法は、上記の態様3又は4において、前記第1の推定ステップでは、前記対象物の状態として、前記対象物の大きさ、形状、向き、及び回転速度のうち少なくとも何れかを推定する構成としてもよい。上記の構成によれば、上述の対象物の状態に応じて気流の状態を推定することができる。
本発明の態様6に係る情報処理方法は、上記の態様3から5の何れかにおいて、前記第2の推定ステップでは、前記対象物の状態と前記気流の状態との対応関係を示す対応情報を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する構成としてもよい。上記の構成によれば、対象物の状態から気流の状態を推定する場合における処理負荷を軽減することができる。
本発明の態様7に係る情報処理方法は、上記の態様3から6の何れかにおいて、前記第2の推定ステップでは、前記気流の状態として、前記気流の流速、流量、及び向きのうち少なくとも何れかを推定する構成としてもよい。上記の構成によれば、簡易な構成によって気流の流速、流量、及び向きのうち少なくとも何れかを推定可能な情報処理装置を実現できる。
本発明の態様8に係る情報処理方法は、上記の態様1から7の何れかにおいて、前記推定ステップでは、撮像位置に対する対象物の相対位置を推定し、推定した相対位置を示す相対位置情報を、前記気流の状態に関連付ける構成としてもよい。上記の構成によれば、対象物の相対位置における気流の状態を規定することができる。
本発明の態様9に係る情報処理方法(40a)は、上記の態様1から8の何れかにおいて、前記推定ステップにおいて推定した前記対象物の位置における気流の状態を参照して、前記対象物が配置された位置における気流の状態を示す表示用マップを生成するマップ生成ステップを更に含んでいる構成としてもよい。上記の構成によれば、対象物が設置された所定範囲における気流の状態を容易に把握可能な表示用マップを生成することができる。
本発明の態様10に係る情報処理装置(10、40a)は、少なくとも1つの対象物を含む1又は複数の撮像画像を取得する取得部(16、43)と、前記取得部が取得した撮像画像を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する推定部(18、52)とを備えている構成である。上記の構成によれば、設置や管理に要する手間やコストを抑制しつつ気流の状態を推定できる。
本発明の態様11に係る情報処理システム(1a)は、1又は複数の撮像装置(10a)と、情報処理装置(40a)とを含む情報処理システムであって、前記1又は複数の撮像装置の各々は、少なくとも1つの対象物を含む撮像画像を撮像する撮像部(12)を備え、前記情報処理装置は、前記撮像部が撮像した撮像画像を参照して、各対象物の位置における気流の状態を推定する推定部(52)と、前記推定部が推定した各対象物の位置における気流の状態を参照して、前記対象物が配置された位置における気流の状態を示す表示用マップを生成するマップ生成部(44)と、を備えている構成である。上記の構成によれば、撮像装置がエッジAIカメラではない通常の監視カメラ等であっても、簡易な構成によって気流の状態を推定可能な情報処理システムを実現できる。
本発明の態様12に係る情報処理システム(1)は、1又は複数の撮像装置(10)と、情報処理装置(40)と含む情報処理システムであって、前記1又は複数の撮像装置の各々は、少なくとも1つの対象物を含む撮像画像を撮像する撮像部(12)と、前記撮像部が撮像した撮像画像を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する推定部(18)とを備え、前記情報処理装置は、前記1又は複数の撮像装置の各々が推定した各対象物の位置における気流の状態を参照して、前記対象物が配置された位置における気流の状態を示す表示用マップを生成するマップ生成部(44)を備えている構成である。上記の構成によれば、簡易な構成によって気流の状態を推定可能な情報処理システム1を実現できる。
本発明の態様13に係るプログラムは、上述の態様10に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記取得部及び前記推定部としてコンピュータを機能させる。上記の構成によれば、上述した情報処理装置と同様の効果を奏する。
このようにして、本発明に係る情報処理装置は、気流の状態を、例えば、気流の状態を示す表示用マップを介して把握することができるだけでなく、所定の閾値に基づき、気流の状態がどの程度良好であるかを把握することができる。また、気流が換気された空気である場合には、換気状態をも知ることができる。
また、ユーザは端末装置60表示用マップを示すデータを端末装置60に送信したりする。
1、1a、1b 情報処理システム
10、10a、10b 撮像装置(情報処理装置)
12 撮像部
14、14a、14b、42、42a、42b 制御部
16、43 取得部
18、18b、52、52b 推定部
20、54 第1の推定部
22、56 第2の推定部
26、50 記憶部
28、48 通信部
40、40a、40b サーバ装置(情報処理装置)
44 マップ生成部
60 端末装置

Claims (12)

  1. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    少なくとも1つの対象物を含む1又は複数の撮像画像を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した撮像画像を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する推定ステップと
    を含み、
    前記推定ステップは、
    前記撮像画像に含まれる前記対象物の状態を推定する第1の推定ステップと、
    前記第1の推定ステップにおいて推定した前記対象物の状態を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する第2の推定ステップと
    を含んでいることを特徴とする情報処理方法。
  2. 前記推定ステップでは、
    前記撮像画像が入力され前記対象物の位置における気流の状態に関する情報を出力する第1の推定モデルを用いて、前記対象物の位置における気流の状態を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記第1の推定ステップでは、
    前記撮像画像が入力され前記対象物の状態に関する情報を出力する第2の推定モデルを用いて、前記対象物の状態を推定する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理方法。
  4. 前記第1の推定ステップでは、
    前記対象物の状態として、前記対象物の大きさ、形状、向き、及び回転速度のうち少なくとも何れかを推定する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の情報処理方法。
  5. 前記第2の推定ステップでは、
    前記対象物の状態と前記気流の状態との対応関係を示す対応情報を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する
    ことを特徴とする請求項からの何れか1項に記載の情報処理方法。
  6. 前記第2の推定ステップでは、
    前記気流の状態として、前記気流の流速、流量、及び向きのうち少なくとも何れかを推定する
    ことを特徴とする請求項からの何れか1項に記載の情報処理方法。
  7. 前記推定ステップでは、
    撮像位置に対する対象物の相対位置を推定し、
    推定した相対位置を示す相対位置情報を、前記気流の状態に関連付ける
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の情報処理方法。
  8. 前記推定ステップにおいて推定した前記対象物の位置における気流の状態を参照して、前記対象物が配置された位置における気流の状態を示す表示用マップを生成するマップ生成ステップを更に含んでいる
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の情報処理方法。
  9. 少なくとも1つの対象物を含む1又は複数の撮像画像を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した撮像画像を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する推定部と
    を備え
    前記推定部は、
    前記撮像画像に含まれる前記対象物の状態を推定する第1の推定部と、
    前記第1の推定部が推定した前記対象物の状態を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する第2の推定部と
    を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  10. 1又は複数の撮像装置と、情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記1又は複数の撮像装置の各々は、
    少なくとも1つの対象物を含む撮像画像を撮像する撮像部を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記撮像部が撮像した撮像画像を参照して、各対象物の位置における気流の状態を推定する推定部と、
    前記推定部が推定した各対象物の位置における気流の状態を参照して、前記対象物が配置された位置における気流の状態を示す表示用マップを生成するマップ生成部と
    を備
    前記推定部は、
    前記撮像画像に含まれる前記対象物の状態を推定する第1の推定部と、
    前記第1の推定部が推定した前記対象物の状態を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する第2の推定部と
    を備えていることを特徴とする情報処理システム。
  11. 1又は複数の撮像装置と、情報処理装置と含む情報処理システムであって、
    前記1又は複数の撮像装置の各々は、
    少なくとも1つの対象物を含む撮像画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した撮像画像を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する推定部と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記1又は複数の撮像装置の各々が推定した各対象物の位置における気流の状態を参照して、前記対象物が配置された位置における気流の状態を示す表示用マップを生成するマップ生成部
    を備え
    前記推定部は、
    前記撮像画像に含まれる前記対象物の状態を推定する第1の推定部と、
    前記第1の推定部が推定した前記対象物の状態を参照して、前記対象物の位置における気流の状態を推定する第2の推定部と
    を備えていることを特徴とする情報処理システム。
  12. 請求項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記取得部及び前記推定部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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