JP4610913B2 - 基板処理システム、基板処理システムにおける表示方法及び基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コントローラ[例えばパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)]の操作画面によって基板の搬送情報を設定することにより、その基板を搬送させながら所望の処理を行う基板処理システムに関するものである。
従来より、基板処理システムによって基板の一種であるウエハなどの半導体材料(以下、材料という)を移動させながらエッチングなどの半導体処理を行うときは、パソコンの搬送指定機能を用いて操作が行われている。その場合は、オペレータがパソコン上の画面を見ながら、何処のスロットにある材料を何処のスロットへ入れるかを画面上で指定することができる。図6は、従来の基板処理システムにおいて、オペレータがパソコンの操作画面によって材料の搬送内容を設定する状態を示す概念図である。つまり、図6に示すように、オペレータがパソコンの操作画面によって所望の搬送指定を行えば、半導体材料を移動させながら所望の半導体処理を実行することができる。
図7は、図6の操作画面で操作されたときの搬送指定画面を示す図である。つまり、図7は、搬送元モジュールであるLP1(ロードポート1)の5番目のスロットにある材料を搬送先モジュールであるLL2(ロードロック2)の1番目のスロットへ搬送するときの搬送指定画面である。オペレータが、搬送指定画面の指定欄によって何処の材料を何処へ搬送するかを指定してOKボタンを押せば、その材料は半導体装置内で指定された経路を移動しながらエッチング処理などが施され、所望の半導体製造工程が実行される。
図8は、図7の搬送指定画面で搬送コマンドが入力されたときに、指定された経路で材料が搬送される状態を示す概念図である。図8に示すように、ウエハ11は、モジュール12b→モジュール12a→モジュール12b→モジュール12c…というように、パソコンの搬送指定画面で設定された通りに搬送される。つまり、オペレータが搬送コマンドを指定すれば、材料に対して任意の経路での搬送を実行させることができる。また、搬送順序をパソコン画面による対話方式で指定することができる。言い換えれば、パソコンの画面に表示された指定内容にしたがって搬送コマンドを入力すれば、搬送経路を指定して半導体製造処理を行うことができる。
しかしながら、材料の搬送経路が複雑で多岐にわたる場合は、その分だけ搬送コマンドを設定してから搬送の実行を行う必要がある。そのため、搬送指定画面による搬送コマンドの設定操作を何度も行わなければならないので、半導体製造装置の操作性が極めて悪くなる。また、材料の搬送経路が複雑になると、半導体製造装置の内部で材料が各モジュール内を行き来するため、(つまり、図8に示すようにモジュール12aとモジュール12bの間を材料が行き来するため、)パソコンの画面に表示される材料の搬送経路がかなり不明瞭になることがある。そのため、オペレータが搬送コマンドの指定を誤って入力してしまう危険性がある。特に半導体製造装置が何らかの原因で停止して、処理室及び予備室内の材料をマニュアル搬送しなければならないときなどは、復旧するのに時間がかかり、ますます装置の稼働率を悪くしてしまう。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、オペレータが搬送順序を指定するときに可視的に搬送経路を表示することができ、最終的に指定された経路がアニメーションでシミュレート表示されるような基板処理システムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明に係る基板処理システムは、コントローラの操作画面によって基板の搬送情報を設定し、その基板を搬送させながら所望の基板処理工程を実行する基板処理システムであって、前記基板の搬送処理及び/又はプロセス処理を行う複数のモジュールと、前記コントローラに前記複数のモジュールを表示させる搬送指定画面とを備え、前記搬送指定画面に表示された前記複数のモジュールに順次アクセスすることにより、前記基板の搬送経路が設定されることを特徴とするものである。
本発明に係る基板処理システムによれば、基板を複数のモジュールに載置して搬送しながらプロセス処理を行う場合、コントローラの画面に複数のモジュールが搬送指定画面として表示される。したがって、オペレータがマニュアル搬送を行うときに所望のモジュールを指定しながらアクセス(クリック)して行くと、基板はモジュールにアクセスした順序に従って搬送経路が設定され、その搬送経路が画面に表示される。したがって、複雑な搬送経路であっても、オペレータは比較的容易に基板を搬送する経路を設定することができる。
また、搬送指定画面上において、各モジュールが載置可能な基板の枚数は対応するボタンの数によって表示される。さらに、ボタンの色分けによって対応するモジュール内に基板が載置されているか否かを表示することができる。例えば、基板が載置されているモジュールに対応するボタンは着色表示し、基板が載置されていないモジュールに対応するボタンは消灯することによって、基板の載置の有無を判別することができる。これによって、オペレータは、基板の搬送経路の設定を行う前に基板がモジュールに載置されているか否かを確認することができるので、無駄な操作を行うことがなくなる。
また、既に基板が載置されていたりビジー状態などのために搬送先に指定することができないモジュールは対応するボタンが消灯していると共に、アクセスできないように設定されている。このため、オペレータが誤って搬送先に指定できないモジュールを設定するおそれはなくなる。さらに、オペレータによる搬送経路の設定終了後は、搬送経路の内容がアニメーション表示されるので、オペレータは容易に搬送経路を確認することができる。このとき、搬送予定経路が矢印でアニメーション表示されるので、オペレータはその矢印の線に沿ってアイコンで示された基板が移動することを確認することができる。
つまり、本発明に係る基板処理システムによれば、コントローラパソコンのディスプレイが、プログラムや画面遷移履歴情報を保持するメモリのデータに基づいて、オペレータとコミュニケーションをとる役割を有するGUI情報を表示する。これによって、入力デバイスがオペレータからの命令を受け取るとGUIに適切な搬送経路画面を表示させる。これによって、オペレータが画面上で搬送指定を行うと、指定された搬送経路がグラフィカルにアニメーション表示される。
以上に詳述したように、本発明の基板処理システムによれば、オペレータがグラフィカルな搬送経路画面によって基板の搬送経路を指定すると、指定された搬送経路がグラフィカルにアニメーション表示される。これによって、半導体のプロセス処理を行うときの搬送経路の設定が容易になり、オペレータによる搬送経路の設定工数が一段と軽減される。また、搬送経路の設定ミスが少なくなるので半導体製品の歩留りが向上する。
以下、本発明における基板処理システムの実施の形態について図面を参照しながら説明するが、まず、本発明における基板処理システムの概要について説明する。本発明の基板処理システムは、オペレータがパソコン画面によって搬送経路を指定(設定)するときに、グラフィカルなGUI(Graphical User Interface)の表示によって指定し、設定内容をグラフィカルにアニメーション表示させることを特徴とする。つまり、ユーザは、グラフィック表示された搬送場所を容易に位置指定することができ、最終的に位置指定された内容をアニメーション表示で確認することができる。したがって、ユーザが分かりにくい搬送経路を設定する操作を行わなくてもよいので、例えば半導体製造装置における材料の搬送経路の設定ミスを低減させることができる。
次に、図面を参照して、本発明の基板処理システムについて詳細に説明する。図1は、本発明の基板処理システムに適用されるパソコン上のグラフィカルな搬送指定画面を示す図である。つまり、本発明の基板処理システムでは、図7に示すような従来のコマンド指定による搬送指定画面を、図1に示すようにラフィック表示化した搬送指定画面にしている。図1に示すよう搬送指定画面を用いることによって、材料の指定や搬送するロボットなど、指定しなければならないものは全てグラフィック上で目視によって直接指定することができる。
図1の搬送指定画面には半導体製造装置内部の模式図が描かれており、各モジュールにおけるスロットの状態が示されている。なお、図中において、PM(プロセスモジュール)はウエハにプロセスを実施するためのモジュール、TH(真空搬送ロボット)は真空状態の環境においてウエハを搬送するためのロボット、LL(ロードロック)はウエハを真空モジュールに挿入するための隔離チャンバ、LH(大気搬送ロボット)は非真空状態の環境においてウエハを搬送するためのロボット、LP(ロードポート)はキャリアが送られる装置のインタフェースとなる場所、及びAU(アライナ)はウエハを所定の方向に整列させる装置として、それぞれ表わされている。
また、図中に数字が書き込まれている四角い箱は各モジュールのスロットを示しているボタンであり、ボタン内の数字はスロット番号を示している。スロット内に材料がある場合には、それに対応するボタンは着色表示され、そのスロットには材料があることを示している。また、それそれの搬送場所にはPM1、PM2、LL1、LL2、THなどのモジュール名称やロボット名称などが添えられていて、同一名称の添え数字はモジュールやロボットのナンバを示している。
次に、図1に示す搬送指定画面を用いて材料の搬送を行う場合の動作を説明する。図2は、図1の搬送指定画面を用いてスロットのボタンを押下し、材料の搬送指定を行う状態を示す図である。ユーザは、まず、図2の搬送指定画面によって、搬送したい材料のあるスロットのボタンを押下することによって搬送材料を指定する。例えば、LP1(ロードポート1)は全てのスロットのボタンが着色表示されているので、LP1(ロードポート1)のスロット1からスロット25には材料が載置されている。したがって、マウスポインタ1によってLP1(ロードポート1)のスロット1のボタンを押下(クリック)することによってその位置にある材料が搬送指定される。
なお、材料がないとか、モジュールがビジー状態などで現在は搬送できないスロットの場合は、押下できないようにボタンがディスエーブル状態となっている。例えば、LP2(ロードポート2)は全てのスロットのボタンが消灯されているので、LP2(ロードポート2)のスロット1からスロット25には材料が載置されていない。
次に、撒送先において材料が載置されていないスロット(つまり、ボタンが着色表示されていないスロット)のボタンを押下(クリック)することによって材料の搬送先を指定する。つまり、図2に示すように、LL2(ロードロック2)の隔離チャンバは全てのスロットのボタンが消灯されているので、例えば、マウスポインタ2によってLL2(ロードロック2)のスロット2のボタンを押下(クリック)することにより、その位置へ材料を搬送する指定を行う。これによって、LP1(ロードポート1)のスロット1に載置されている材料をLL2(ロードロック2)のスロット2へ搬送するように指定することができる。また、本実施では、LP1(ロードポート1)から搬送指定を行ったが、特にこの形態に限定されず、PM1等の別のモジュールから搬送指定を行える。
なお、既に材料が載置されていたり、搬送元から直接搬送できない場所とか、搬送先のモジュールがビジー状態などであって、現時点では搬送先に指定することができないスロットの場合は、該当するボタンを押下することができないようにそのボタンがディスエーブル状態となっている。
上述のような手順によって、材料の搬送元と搬送先の指定が終了すると、その搬送内容がアニメーション表示される。図3は、図2に示す搬送指定によって表示されたアニメーション表示画面を示す図である。このアニメーション表示画面では、搬送予定経路が矢印によって表され、その矢印の軌跡に沿って材料がアニメーション移動を繰り返す。図3の例では、LP1(ロードポート1)のスロット1に載置されているウエハ(材料)1のアイコン(楕円表示のペレット)が、LP1(ロードポート1)のスロット1からLH(大気搬送ロボット)のスロット1を経由してLL2(ロードロック2)のスロット2へ搬送されるアニメーションが表示されている。もちろん、この場合は、図2で示した搬送経路の途中で、LH(大気搬送ロボット)のスロット1の搬送先指定がなされているものとする。尚、アニメーション表示機能は、一枚毎に設定の最終段階で自動的に表示させているが、一度に複数枚の搬送指定をした後、複数毎に表示するように予め設定することもできる。この場合は設定後に何らかの入力を行う。
次に、半導体製造装置を用いて図1に示す搬送指定画面で材料の搬送を行う場合の具体的な搬送例を説明する。図4は本発明の基板処理システムに適用される半導体製造装置の全体構成図であり、図5は図4に示す半導体製造装置の内部構成図である。なお、図5は、例えば12インチのウエハを搬送しながら所定の処理を行う半導体製造装置の内部構成を示している。したがって、図4および図5を用いて本発明による搬送指定画面が適用される半導体製造装置の動作概要を説明する。なお、本発明の搬送指定画面が適用される半導体製造装置においては、ウエハなどの基板を搬送するキャリアとしては、FOUP(Front Opening Unified Pod、以下、ポッドと云う)が使用されている。また、以下の説明において、前後左右という表現は図5を基準とする。すなわち、図5が示されている紙面に対して、前は紙面の下、後ろは紙面の上、左右は紙面の左右とする。
まず、図4、図5に示す半導体製造装置の構成について説明する。図4および図5に示すように、半導体製造装置は真空状態などの大気圧末満の圧力(負圧)に耐えるロードロックチャンバ構造に構成された第1の搬送室103を備えており、第1の搬送室103の筐体101は平面視が六角形で上下両端が閉塞した箱形状に形成されている。第1の搬送室103には負圧下で二枚のウエハ(材料)200を同時に移載する第1のウエハ移載機112が設置されている。この第1のウエハ移載機112は、エレベータ115によって第1の搬送室103の気密性を維持しつつ昇降できるように構成されている。ここで、このウエハ移載機112が、図1のTHと対応する。
筐体101の六枚の側壁のうち前側に位置する二枚の側壁には、予備室122と予備室123とがそれぞれゲートバルブ244、127を介して連結されており、それぞれ負圧に耐え得るロードロックチャンバ構造に構成されている。さらに、予備室122には基板置き台140が設置され、予備室123には基板置き台141が設置されている。予備室122および予備室123の前側には、略大気圧下で用いられる第2の搬送室121がゲートバルブ128、129を介して連結されている。第2の搬送室121には二枚のウエハ200を同時に移載する第2のウエハ移載機124が設置されている。第2のウエハ移載機124は第2の搬送室121に設置されたエレベータ126によって昇降されるように構成されていると共に、リニアアクチュエータ132によって左右方向に往復移動されるように構成されている。ここで、予備室122、予備室123は、図1のLL1、LL2とそれぞれ対応し、第2のウエハ移載機124は、図1のLHと対応している。
図5に示すように、第2の搬送室121の左側にはオリフラ合わせ装置106が設置されている。また、図4に示すように、第2の搬送室121の上部にはクリーンエアを供給するクリーンユニット118が設置されている。図4および図5に示すように、第2の搬送室121の筐体125には、ウエハ200を第2の搬送室121に対して搬入搬出するためのウエハ搬入搬出口134と、ウエハ搬入搬出口を閉塞する蓋142と、ポッドオープナ108がそれぞれ設置されている。ポッドオープナ108は、IOステージ105に載置されたポッド100のキャップ及びウエハ搬入搬出口134を閉塞する蓋142を開閉するキャップ開閉機構136とを備えており、IOステージ105に載置されたポッド100のキャップ及びウエハ搬入搬出口134を閉塞する蓋142をキャップ開閉機構136によって開閉することにより、ボッド100のウエハ出し入れを可能にする。ここでポッド100が図1のLP1及びLP2にあてはまる。
また、ポッド100は図示しない工程内搬送装置(RGV)によって、IOステージ105に供給および排出されるようになっている。図5に示すように、筐体101の六枚の側壁のうち背面側に位置する二枚の側壁には、ウエハに所望の処理を行う第1の処理炉202と、第2の処理炉137とがそれぞれ隣接して連結されている。第1の処理炉202および第2の処理炉137はいずれもコールドウォール式の処埋炉によってそれぞれ構成されている。また、筐体101における六枚の側壁のうちの残りの互いに対向する二枚の側壁には、第3の処理炉としての第1のクーリングユニット138と、第4の処理炉としての第2のクーリングユニット139とがそれぞれ連結されており、第1のクーリングユニット138および第2のクーリングユニット139はいずれも処理済みのウエハ200を冷却するように構成されている。ここでは、第3の処理炉138、第1の処理炉202、第2の処理炉137、第4の処理炉139がそれぞれ図1のPM1、PM2、PM3、PM4に対応する。
次に、図4、図5に示す半導体製造装置による半導体材料の処理工程について説明する。未処理のウエハ200は25枚がポッド100に収納された状態で、処理工程を実施する半導体製造装置へ工程内搬送装置(図示せず)によって搬送されてくる。図4および図5に示すように、搬送されてきたポッド100はIOステージ105の上に工程内搬送装置から受け渡されて載置される。ポッド100のキャップ及びウエハ搬入搬出口134を開閉する蓋142がキャップ開閉機構136によって取り外され、ポッド100のウエハ出し入れ口(図示せず)が開放される。
ポッド100がポッドオープナ108により開放されると、第2の搬送室121に設置された第2のウエハ移載機124はポッド100からウエハ200を二枚ずつピックアップして予備室122に搬入し、二枚のウエハ200を基板置き台140に移載する。この移載作業中には、第1の搬送室103側のゲートバルブ244は閉じられており、第1の搬送室103の負圧は維持されている。ウエハ200の基板置き台140への移載が完了すると、ゲートバルブ128が閉じられ、予備室122が排気装置(図示せず)によって負圧に排気される。
予備室122が予め設定された圧力値に減圧されると、ゲートバルブ244、130が開かれ、予備室122、第1の搬送室103、第1の処理炉202が連通される。続いて、第1の搬送室103の第1のウエハ移載機112は基板置き台140からウエハ200を二枚ずつピックアップして第1の処理炉202に搬入する。そして、第1の処理炉202内に処理ガスが供給され、所望の処理がウエハ200に行われる。第1の処理炉202で所定の処理が完了すると、処理済みの二枚のウエハ200は第1の搬送室103の第1のウエハ移載機112によって第1の搬送室103に搬出される。そして、第1のウエハ移載機112は第1の処理炉202から搬出したウエハ200を第1のクーリングユニット138へ搬入し、処理済みのウエハを冷却する。
次に、第1のクーリングユニット138に二枚のウエハ200を移載すると、第1のウエハ移載機112は予備室122の基板置き台140に予め準備された二枚のウエハ200を第1の処理炉202に前述した動作によって移載し、第1の処理炉202内に処理ガスが供給され、所望の処理がウエハ200に行われる。
また、第1のクーリングユニット138において予め設定された冷却時間が経過すると、冷却済みのウエハ200は第1のウエハ移載機112によって第1のクーリングユニット138から第一の搬送室103に搬出される。冷却済みの二枚のウエハ200が第1のクーリングユニット138から第一の搬送室103に搬出された後にゲートバルブ127が開かれる。そして、第1のウエハ移載機112は第1のクーリングユニット138から搬出した二枚のウエハ200を予備室123へ搬送し、基板置き台141に移載した後、予備室123はゲートバルブ127によって閉じられる。
そして、予備室123がゲートバルブ127によって閉じられると、予備室123内が不括性ガスにより略大気圧に戻される。予備室123内が略大気圧に戻されると、ゲートバルブ129が開かれ、第2の搬送室121の予備室123に対応したウエハ搬入搬出口134を閉塞する蓋142と、IOステージ105に載置された空のポッド100のキャップがポッドオープナ108によって開かれる。
続いて,第2の搬送室121の第2のウエハ移載機124は、基板置き台141から二枚のウエハ200をピックアップして第2の搬送室121に搬出し、第2の搬送室121のウエハ搬入搬出口134を通してポッド100に収納して行く。このようにして、処理済みの25枚のウエハ200のポッド100への収納が完了すると、ポッド100のキャップとウエハ搬入搬出口134を閉塞する蓋142がポッドオープナ108によって閉じられる。閉じられたポッド100はIOステージ105の上から次の工程へ工程内搬送装置(図示せず)によって搬送されて行く。
以上のような動作が繰り返されることにより、ウエハ(材料)が二枚ずつ順次処理されて行く。上述のような動作については、第1の処理炉202および第1のクーリングユニット138が使用される場合を例にして説明したが、第2の処理炉137および第2のクーリングユニット139が使用される場合についても同様の動作が実施される。なお、上記の半導体製造装置における基板処理行程では、予備室122を搬入用、予備室123を搬出用、又は予備室123を搬入用、予備室122を搬出用としてもよい。また、第1の処理炉202と第2の処理炉137は、それぞれ同じ処理を行ってもよいし、別の処理を行ってもよい。第1の処理炉202と第2の処理炉137で別の処理を行う場合は、例えば、第1の処理炉202でウエハ200にある処理を行った後、続いて第2の処理炉137で別の処理を行わせてもよい。また、第1の処理炉202でウエハ200にある処理を行った後、第2の処理炉137で別の処理を行わせる場合、第1のクーリングユニット138(又は第2のクーリングユニット139)を経由するようにしてもよい。また、本実施の形態においては、基板の一種であるウエハなどの半導体材料に適用したが、当然ガラス基板にも適用できる。
つまり、半導体製造装置において上述のような基板処理を行う場合、前述の図1に示した搬送指定画面を用いてウエハの搬送指定を行えば、図3に示すような搬送経路がアニメーション画面で表示され、その軌跡に沿ってウエハが搬送されながら所定の処理が施される。したがって、オペレータは、複雑な搬送経路であっても搬送指定ミスをすることなく、所定の搬送経路を正確に指定して半導体製造装置による基板処理の操作を行うことができる。これによって、半導体製品の歩留りを一段と向上させることができる。なお、万一、オペレータが搬送指定の途中で設定ミスをした場合は、そのときに設定したボタンを2度押せばそのボタンによる搬送先の指定はキャンセルされるので、改めて正しい搬送先のボタンを押せばよい。
本発明の基板処理システムに適用されるパソコン上のグラフィカルな搬送指定画面を示す図である。 図1の搬送指定画面を用いてスロットのボタンを押下し、材料の搬送指定を行う状態を示す図である。 図2に示す搬送指定によって表示されたアニメーション表示画面を示す図である。 本発明の基板処理システムに適用される半導体製造装置の全体構成図である。 図4に示す半導体製造装置の内部構成図である。 従来の基板処理システムにおいて、オペレータがパソコンの操作画面によって材料の搬送内容を設定する状態を示す概念図である。 図6の操作画面で操作されたときの搬送指定画面を示す図である。 図7の搬送指定画面で搬送コマンドが入力されたときに、指定された経路で材料が搬送される状態を示す概念図である。
符号の説明
PM1,PM2,PM3,PM4 プロセスモジュール、TH 真空搬送ロボット、LL1,LL2 ロードロック、LH 大気搬送ロボット、LP1,LP2 ロードポート、AU アライナ、1,11 ウエハ、12a,12b,12c,12d,12e モジュール。

Claims (8)

  1. コントローラの操作画面によって基板の搬送情報を設定し、その基板を搬送させながら所望の基板処理工程を実行する基板処理システムであって、
    前記基板の搬送処理及び/又はプロセス処理を行う複数のモジュールと、
    前記コントローラに前記複数のモジュールのうち基板が載置されているモジュール着色して表示させ、基板が載置されていないモジュールを消灯させる搬送指定画面と、
    を備え、
    前記搬送指定画面に表示された前記複数のモジュールにおけるスロットに該当するボタンに順次アクセスすることにより、前記基板が載置されている前記モジュールについて搬送元を指定すると共に、前記基板が載置されていない前記モジュールについて搬送先を指定し、前記基板の搬送経路が設定されることを特徴とする基板処理システム。
  2. 前記搬送指定画面上において、前記モジュール内に載置可能な基板の枚数は対応する前記ボタンの数で示される請求項1記載の基板処理システム。
  3. 前記搬送先として指定することができないスロットに該当するボタンへのアクセスを不可にする請求項1記載の基板処理システム。
  4. 前記搬送経路の設定の途中で設定ミスした場合、該設定ミスで押下した前記ボタンを再度押下して前記設定をキャンセルする請求項1記載の基板処理システム。
  5. コントローラの操作画面によって基板の搬送情報を設定し、前記基板を搬送させながら所望の基板処理工程を実行する基板処理システムにおける表示方法であって、
    前記基板の搬送処理及び/又はプロセス処理を行う複数のモジュールのうち前記基板が載置されているモジュールを着色し、前記基板が載置されていないモジュールについては消灯して搬送指定画面に表示し、
    前記搬送指定画面に表示された前記複数のモジュールにおけるスロットに該当するボタンに順次アクセスすることにより、前記基板が載置されている前記モジュールを搬送元として指定し、前記基板が載置されていない前記モジュールを搬送先として指定して前記基板の搬送経路を設定し、
    前記基板の搬送元と搬送先の指定が終了すると、指定された前記搬送経路が表示される基板処理システムにおける表示方法。
  6. 前記搬送指定画面上において、前記モジュール内に載置可能な基板の枚数は対応する前記ボタンの数で表示される請求項5記載の基板処理システムにおける表示方法。
  7. 前記搬送指定画面上における前記基板の搬送元と搬送先の指定が終了し、一枚毎に指定された前記搬送経路を表示させるか又は複数枚毎に指定された前記搬送経路を表示させるかを設定する請求項5記載の基板処理システムにおける表示方法。
  8. 搬送指定画面によって基板の搬送情報を設定する搬送設定工程と、前記基板を搬送させながら前記基板を処理する基板処理工程を有する基板処理方法であって、
    前記搬送設定工程では、前記基板の搬送処理及び/又はプロセス処理を行う複数のモジュールのうち前記基板が載置されているモジュールを着色し、前記基板が載置されていないモジュールを消灯して前記搬送指定画面に表示し、前記搬送指定画面に表示された前記複数のモジュールにおけるスロットに該当するボタンに順次アクセスすることにより、搬送元と搬送先を指定して前記基板の搬送経路を設定し、
    前記基板処理工程では、前記搬送経路に従って前記基板を搬送させながら所定の処理を施す基板処理方法。
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