JP4610622B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱物(米や水等)を収容した内鍋を加熱することで調理を行なう炊飯器に関するものであり、特に蒸気を冷却して復水する炊飯器に関するものである。
従来から、蒸気を、冷却水を収容した容器内に導いて冷却水中に放散させることで復水するようにした炊飯器が存在する。そのようなものとして、「フレームと、このフレーム内に設けた収納ケースと、この収納ケース内に収納自在に設けた内鍋と、前記内鍋を覆う開閉自在な蓋体と、前記フレームの一側に設けた水容器と、前記内鍋内と前記水容器とを連通する蒸気通路とを備え、前記内鍋内から発生する蒸気を前記蒸気通路を介して水容器内に導入し水と接触して液化する電気炊飯器」が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
一方、炊飯器で炊飯を行なうと、蒸気とともにおねば(米のデンプン等の成分を含む粘性のある流体)が発生する。このおねばは、炊飯中における米のα化に伴って発生するため粘度が非常に高いという性質を有している。このようなおねばが蒸気に含まれて炊飯器の外部に飛び出してしまうと、蒸気の吹出口周辺や炊飯器の設置場所周辺、床面等を汚してしまうことになる。そこで、おねばが炊飯器の外部に飛び出さないように、おねばと蒸気とを分離し、分離したおねばを回収する炊飯器が種々提案されている。
そのようなものとして、「被炊飯物を収容する鍋と、この鍋の上部開口部を覆う蓋体と、この蓋体の内面を形成し前記鍋の上部開口部に直接対向する蓋下面部材と、この蓋下面部材に形成した蒸気孔に装着される蒸気弁とを備え、前記蓋体の内部に前記鍋内の蒸気とおねばを分離し蒸気を外部に放出する蒸気口を設けるとともに、前記蒸気弁に前記鍋内から発生する蒸気とおねばの通路となる前記蒸気口に連通した筒状の蒸気通路と、前記蒸気孔と前記蒸気弁との間に前記蒸気口内のおねばを前記鍋に回収する隙間を形成するためのスリットとを設けた炊飯器」が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平10−192134号公報(第2頁、第3頁、第1図) 特開平10−99192号公報(第2頁〜第4頁、第1図、第2図)
ところで、上記のような炊飯器を組み合わせた場合、水容器及びおねばを回収するための機構(以下、おねば回収機構と称する)を設けなければならず、コンパクト化の要請を満足することが難しかった。また、おねば回収機構内におねばが付着し、固着すると、蒸気通路が閉塞してしまうことになる。さらに、おねばには、デンプン等の成分がふくまれているために、固着したままの状態を放置しておくと、炊飯器内の環境が不衛生なものとなってしまう。そこで、おねば回収機構の清掃作業が容易にできることが望ましい。
一方、蒸気を放散させることなく、水容器に回収できたとすると、蒸気が炊飯器の外部に出ることがないために、ご飯の炊き上がりの感覚を嗅覚や視覚によって得ることができなくなる。そうすると、ご飯の炊き上がりの感覚を嗅覚や視覚によって得たいというユーザの要請に応えられなくなってしまうことになる。つまり、炊飯器は、ユーザの選択によって、蒸気の全部を回収したり、蒸気を外部に放出したりできるようにしておくことが望ましいのである。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、おねばを回収し、蒸気を冷却して復水することができるとともに、コンパクト化の要請を実現した炊飯器を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、第1の目的に加え、おねば回収機構の清潔性を容易に維持できる炊飯器を提供することを第2の目的とする。さらに、本発明は、第1の目的及び第2の目的に加え、蒸気の扱い方をユーザに選択できるようにした炊飯器を提供することを第3の目的とする。
本発明に係る炊飯器は、被加熱物が入れられる内鍋、及び、前記被加熱物から発生する蒸気を冷却する水が貯留され、該蒸気を復水することで回収する水槽を収容する下部筐体と、前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための小穴が形成されている内蓋と、前記内蓋に形成されている小穴と前記水槽とを連通する蒸気導管と、前記下部筐体の上部に配置され、前記内蓋及び前記蒸気導管が着脱自在に装着される上部蓋と、を備え、前記水槽に蒸気を外部に排出する水槽開口部を形成し、前記水槽開口部を開閉自在に覆い、蒸気の排出先を前記水槽又は外部に選択的に切り替え可能な開閉機構を設けたことを特徴とする。
本発明に係る炊飯器は、被加熱物が入れられる内鍋、及び、前記被加熱物から発生する蒸気を冷却する水が貯留され、該蒸気を復水することで回収する水槽を収容する下部筐体と、前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための小穴が形成されている内蓋と、前記内蓋に形成されている小穴と前記水槽とを連通する第1蒸気流路と、前記内蓋に形成されている小穴と外気と連通する蒸気排出口とを連通する第2蒸気流路とが内部に独立して形成されており、取り付ける向きによって前記第1蒸気流路と前記第2蒸気流路とが択一的に切り替え可能な蒸気導管と、前記内蓋及び前記蒸気導管が着脱自在に装着される上部蓋と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る炊飯器によれば、調理時に発生するおねばを蒸気を導通させる蒸気導管で回収するとともに、蒸気導管を外部に露出させない構成となっているので、コンパクト化の要請を実現することができ、蒸気の熱の影響を考慮することなく外観デザインを決定することができる。また、上部蓋の表面を平坦にすることができるので、清掃性の向上を図ることができる。さらに、蒸気の排出先をユーザが任意に決定することができるので、幅広いユーザニーズに対応することができる。またさらに、ユーザの選択の幅が向上するため、使い勝手が向上する。
本発明に係る炊飯器によれば、蒸気の排出先をユーザが任意に決定することができるので、幅広いユーザニーズに対応することができる。また、ユーザの選択の幅が向上するため、使い勝手が向上する。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の全体構成を示す斜視図である。図2は、炊飯器100の概略内部構成を示す透視斜視図である。図1及び図2に基づいて、炊飯器100の構成について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。この炊飯器100は、被加熱物(米や水等)を入れた内鍋を誘導加熱コイル等の加熱手段で加熱することで被加熱物を炊きあげ、このとき発生する蒸気を水槽で回収するものである。
炊飯器100は、調理される被加熱物が入れられる内鍋(図示省略)と、この内鍋を加熱する誘導加熱コイル等の加熱手段(図示省略)と、内鍋及び加熱手段を収容し、支持する下部筐体11と、下部筐体11の後方上部に設けられたヒンジ部14を介して下部筐体11を開閉自在に覆うように取り付けられる上部蓋(上部筐体)12と、上部蓋12の内側に支持され、調理時に内鍋の上部開口部を閉塞する内蓋13と、所定量の水が貯留され、蒸気を冷却して復水することで蒸気を回収する水槽20と、内鍋(詳しくは内蓋13の小穴15)及び水槽20と連通し、蒸気を導通させる蒸気導管30と、で構成されている。なお、下部筐体11と上部蓋12とで本体10を構成するようになっている。
下部筐体11は、内鍋及び加熱手段の他に水槽20も収容し、支持するようになっている。図2では、水槽20が下部筐体11の前面(正面)側に配置されている場合を例に示している。また、調理中等、内鍋が閉塞されている状態においては、上部蓋12と下部筐体11とがロックされ、上部蓋12の上方向の移動が規制されている。上部蓋12の一部と下部筐体11の一部が係止することで、上部蓋12と下部筐体11とがロックされるようになっている。上部蓋12と下部筐体11とのロックを解除するためには、上部蓋12の前面(正面)側に設けられているロック解除ボタン18を押し込み、上部蓋12と下部筐体11との係止を解除する。
さらに、上部蓋12の表面には、設定状況や運転状態等を表示するLED(light−emitting diode:発光ダイオード)や、液晶ディスプレイ、蛍光管、エレクトロルミネセンス、プラズマディスプレイ等で構成された表示部16と、炊飯スイッチや予約スイッチ等の各種操作スイッチで構成され、ユーザからの指示を受け付ける操作部17とが設けられている。なお、表示部16と操作部17とを一体的に操作表示部としてもよい。
内蓋13には、調理中に発生する蒸気を排出するための小穴15が形成されている。この小穴15の形状及び個数を特に限定するものではなく、蒸気が通過できるものであればよい。また、内蓋13には、調理時における被加熱物の初期水温や沸騰を検知するための蓋センサー19が設けられている。なお、この蓋センサー19は、内鍋に収容された被加熱物の温度を測定できるものであればよく、特に種類を限定するものではない。ヒンジ部14は、上部蓋12と下部筐体11とを後方(背面)側で接続し、支点となって上部蓋12の前面側を上方に移動できるようにするものである。
水槽20は、内部に所定量の水が貯留可能になっており、発生した蒸気を凝縮し、液化して回収するものである。なお、ここでは、水槽20が下部筐体11の前面側に収容されている場合を例に示しているが、これに限定するものではない。蒸気導管30は、両端が開口され、一端が内蓋13の小穴15が形成された部分と連通し、他端が水槽20と連通することで、内鍋内で発生した蒸気を水槽20まで導通させるものである。また、蒸気導管30は、蒸気に含まれる米のデンプン等の成分を含む粘性のある流体(以下、おねばと称する)を、蒸気と分離し、回収する機能も有している(図4及び図5で詳細に説明する)。
図3は、上部蓋12を下部筐体11から取り外した状態を示す斜視図である。図3に基づいて、上部蓋12を詳細に説明する。この図3では、内蓋13が装着された上部蓋12を底面側(下部筐体11側)から見た状態を表している。なお、上部蓋12は、下部筐体11から取り外せるようになっていてもよく、ヒンジ部14で固定されていてもよい。上部蓋12の底面側には凹部が形成されており、ここに内蓋13及び蒸気導管30が着脱自在に装着されるようになっている。
図1〜図3に示すように、上部蓋12の外側表面(表示部16及び操作部17の形成面)には、蒸気を排出するための排気孔がなく、フラットな形状となっている。これは、蒸気導管30を上部蓋12の内部に装着し、蒸気を水槽20で回収するようになっているからである。すなわち、蒸気配管を上部蓋12に設けることなく構成できるので、上部蓋12の外観を凹凸が少なく、すっきりとすることができる。したがって、上部蓋12の清掃性が高まると同時に、上部蓋12の表面が高温蒸気を浴びて変色するということがなくなる。
こうすることによって、上部蓋12の材質や塗装色の自由度が高まり、形状によるデザイン性に加えて、色彩によるデザイン性を向上させることができ、よりユーザニーズに対応可能な炊飯器100を提供することができる。たとえば、家具やキッチン等の色彩に合わせた色彩を自由に選択して、その色彩で本体10を構成することができる。また、蒸気導管30を、上部蓋12に着脱自在に構成したので、清掃時には蒸気導管30のみを取り外し、持ち運んで洗うことができ、清掃に要する手間を軽減することができる。
図4は、蒸気導管30の構成例を示す分解図である。図4に基づいて、蒸気導管30の構成を詳細に説明する。図4では、蒸気導管30の一例、つまり蒸気導管30が、上部導管31と、下部導管32とで組み立て可能に構成されている状態を示している。また、上部導管31と下部導管32との間には、シール部材33(第3シール部材)が設けられている。つまり、蒸気導管30は、シール部材33を上部導管31と下部導管32とで挟持し、密封度を高めている。さらに、蒸気導管30は、分解可能に構成されているために導管内部を容易に露出することができ、専用の清掃器具を用いることなく導管内部を、たとえばユーザの素手で清掃することができるために清掃性が極めて向上する。
蒸気導管30は、平面形状が略L字形状となるように曲げられて構成されている。こうすることで、この角部を、内鍋から蒸気とともに吹き出すおねばに対して堰とすることができる。おねばが蒸気とともに蒸気導管30を導通し、水槽20内に流入することになると、水槽20内が汚れてしまう。水槽20内が汚れ、その状態を放置しておくと、雑菌等が繁殖してしまい、衛生面が悪化する。そこで、蒸気導管30を、おねばの進行方向(水平方向)に向かって所定の角度で曲げることで、おねばの入り込みに対して極めて効果の高い堰を得るようにしている。
また、蒸気導管30の平面形状を略L字形状とすることで、上部蓋12の内部スペースを有効活用することができる。つまり、上部蓋12の使用されていない内部スペースに蒸気導管30を装着し、支持することができるので、上部蓋12の内部スペースの有効活用を図ることができる。したがって、蒸気導管30を表示部16及び操作部17と積層しない位置に配置することができ、表示部16及び操作部17の設置スペースを広くすることができ、ユーザの使い勝手が大幅に向上する。つまり、大きな文字の操作パネル等を配置することができ、使用できるユーザ層を拡大できる。
また、蒸気導管30の両端部(内蓋13の小穴15が形成された部分との連通部分を蒸気入口30aと、水槽20との連通部分を蒸気出口30bと称する)には、シール部材34(第1シール部材)及びシール部材35(第2シール部材)を設けている。こうすることで、シール部材34及びシール部材35を介して、蒸気導管30を内蓋13及び水槽20から着脱自在に構成できる。さらに、蒸気導管30は、内蓋13の上部に配置され、上部蓋12と内蓋13とで挟持するように構成されている。したがって、清掃時には蒸気導管30のみを取り外し、持ち運んで洗うことができ、清掃に要する手間を軽減することができる。
なお、シール部材34及びシール部材35は、蒸気入口30a及び蒸気出口30b、又は、内蓋13の蒸気入口30aとの連通部分及び水槽20の蒸気出口30bとの連通部分に予め取り付けるようにしてもよい。また、蒸気導管30を内蓋13に予め取り付け、一体的(非分離)に構成してもよい。つまり、蒸気導管30は、内蓋13と一体となって上部蓋12に着脱自在としてもよい。こうすれば、内蓋13及び蒸気導管30の付け忘れを効果的に防止することができる。つまり、蒸気導管30と内蓋13とを一体的にすることで、複雑な機構を設けることなく、内蓋13及び蒸気導管30の付け忘れ検知機構とすることができる。
さらに、蒸気導管30を構成する下部導管32の底面には、所定の高さの突起部32aを設けている。上述したように、蒸気導管30は、平面形状を略L字形状としておねばに対する堰を構成するようになっている。これに加えて、蒸気導管30のおねば流路(下部導管32の底面)に突起部32aを形成することで、おねばに対しての堰を更に構成するようになっている。したがって、蒸気導管30は、おねばの入り込みに対して極めて高い効果を有している。この突起部32aは、蒸気導管30内における蒸気流路の中間部よりも蒸気入口30a側に形成するとよい。
図5は、蒸気導管30の特徴事項を説明するための説明図である。図5に基づいて、蒸気導管30の特徴事項を詳細に説明する。図5では、図4で説明した内容に加えて、蒸気導管30の特徴的な事項について説明する。図5(a)が蒸気導管30の短手方向側から見た側面図を、図5(b)が蒸気導管30の平面図を、図5(c)が長手方向側から見た側面図を、図5(d)が図5(b)で示したA−A断面図をそれぞれ示している。この図5では、蒸気導管30が組み立てられている状態を示している。
図5(d)に示すように、蒸気導管30の底面(詳しくは、下部導管32の底面)を、突起部32aに向かって上昇するように傾斜させている。蒸気入口30aから突起部32aまでの傾斜面を入口側傾斜面32bと、突起部32aから蒸気出口30bまでの傾斜面を出口側傾斜面32cと称して説明するものとする。つまり、突起部32aを境界として、下部導管32の底面が異なる向きに傾斜、つまり入口側傾斜面32bは蒸気入口30aに向かって下降するように傾斜し、出口側傾斜面32cは蒸気出口30bに向かって下降するようにしているのである。また、蒸気導管30の底面における蒸気入口30aから入口側傾斜面32bに繋がる部分には、蒸気進行方向に向かって高くなるような段差32dを形成している。
上述したように、蒸気導管30は、平面形状を略L字形状としておねばに対する堰を構成するとともに、突起部32aを形成し、おねばに対しての堰を構成するようになっている。これに加えて、蒸気導管30のおねば流路(下部導管32の底面)に段差32dを形成することで、おねばに対しての堰を更に構成するようになっている。したがって、蒸気導管30は、おねばの入り込みに対して極めて高い効果を有している。また、蒸気導管30のおねば流路の底面に入口側傾斜面32b及び出口側傾斜面32cを形成したので、おねばは内鍋側に戻り、段差32d、略L字形状角部、及び、突起部32aを超えて結露した水分は水槽20へ導くことができる。したがって、水槽20におねばが流入せず、水槽20の衛生性を維持することができる。
図4及び図5では、蒸気導管30を上部導管31及び下部導管32に分解可能な場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、3つ以上の構成部品に分解可能にしてもよい。なお、清掃性が低下することになるが、分解できない蒸気導管30を否定するものではない。突起部32aの形成位置、高さ及び厚さ等を特に限定するものではなく、蒸気導管30の内部流路の径及び長さ等の条件で適宜設計すればよい。ただし、突起部32aは、蒸気出口30bより蒸気入口30aに近い位置に形成しておくと、おねばの水槽20への流入を更に効果的に防止できる。
入口側傾斜面32b及び出口側傾斜面32cの傾斜角度及び長さを特に限定するものではなく、おねばを内鍋側に戻すことができ、水分を水槽20側に導くことができるような傾斜角度及び長さとすればよい。蒸気導管30の平面形状が略L字形状としている場合を例に説明したが、略L字形状角部の角度を特に限定するものではない。また、シール部材33、シール部材34及びシール部材35の材料を特に限定するものではなく、蒸気導管30の流路を隙間なくシールできるものであればよい。さらに、水槽20が炊飯器100の正面に設けられている場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、炊飯器400の側面又は背面に設けるようにしてもよい。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器200の蒸気導管60を説明するための説明図である。図6に基づいて、蒸気導管60の構成を中心に実施の形態2の特徴事項について説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この炊飯器200は、被加熱物を入れた内鍋を誘導加熱コイル等の加熱手段で加熱することで被加熱物を炊きあげ、このとき発生する蒸気の排出先を二者択一的に選択して切り替え可能になっている。また、蒸気導管60は、蒸気導管30と同様に内鍋内で発生した蒸気を導通させるとともに、おねばを回収する機能を有している。
図6に示すように、炊飯器200では、蒸気導管60が上部蓋12の表面後方側に設けられている。この蒸気導管60は、略四角柱形状に構成され、上部蓋12に着脱自在となっている。また、蒸気導管60の内部には、蒸気及びおねばの流路が独立に2つ(蒸気回収流路61及び外部排出流路62)形成されている。蒸気回収流路(第1蒸気流路)61は、蒸気導管60の底面に形成され、内蓋13の小穴15が形成された部分と連通する蒸気入口66と、水槽20と連通する蒸気出口67とが連通するように形成されている。外部排出流路(第2蒸気流路)62は、蒸気導管60の底面に形成され、内蓋13の小穴15が形成された部分と連通する蒸気入口68と、蒸気導管60の側面に形成され、外気に開放する蒸気排出口69とが連通するように形成されている。
炊飯器200では、調理中に発生する蒸気を水槽20で回収したいという状況においては、蒸気回収流路61内を蒸気が導通するように切り替えることができ、調理中に発生する蒸気を炊飯器200の外部に排出したいという状況においては、外部排出流路62内を蒸気が導通するように切り替えることができるようになっている。たとえば、蒸気を水槽20で回収したいときは、図6(a)に示すような向きに蒸気導管60を取り付け、蒸気を炊飯器200の外部に排出したいときは、図6(b)に示すような向きに蒸気導管60を取り付ければよい。
また、蒸気導管60の取り付け向きによって、いずれの排出先が選択されているのかが容易に視認できるようにしておくとよい。たとえば、蒸気を水槽20で回収したいときにおいては、図6(a)に示すように蒸気導管60の上部表面と上部蓋12の表面との高さ位置が略同一とし、蒸気を炊飯器200の外部に排出したいときにおいては、図6(b)に示すように、蒸気排出口69が上部蓋12の表面高さよりも上方に位置するようにしておくとよい。こうすれば、蒸気導管60の上部表面の高さ位置、あるいは蒸気排出口69の目視の可否で蒸気の排出先を容易に視認できる。また、蒸気導管60のいずれかにスイッチ等を設け、排出先を表示部16に表示するようにしてもよい。この場合、スイッチ等の操作によって蒸気導管60の着脱も検知できるようにしておくとよい。
このようにすることで、調理中に発生する蒸気の排出先(水槽20又は炊飯器200の外部)を炊飯器200を使用するユーザの選択に応じて切り替えることができ、ユーザの選択の幅が拡大する。たとえば、調理状況を嗅覚で感じたいような場合や、水槽20の破損等の緊急時でも炊飯を行ないたい場合に、ユーザは蒸気を外部に排出するよう選択でき、炊飯を実行できる。したがって、蒸気の排出先を選択できることで、ユーザの幅広い要望に対応することができ、炊飯器200の使い勝手が向上する。なお、図6(b)に示す場合において、蒸気排出口69を正面側に向けて大きく露出するようにしておけば、更に容易に目視することができ、意図しない蒸気の排出による事故等が発生することなく、使い勝手とともに安全性も向上する。
なお、実施の形態2に係る蒸気導管60に、実施の形態1に係る蒸気導管30の特徴事項を組み合わせるようにしてもよい。たとえば、突起部32aを蒸気回収流路61及び外部排出流路62の底面に設けておけば、おねばに対しての堰を構成することができる。また、突起部32aを蒸気導管60と一体的に形成すれば、おねばを回収するための部品点数を少なくでき、製品生産時の組立性が向上するとともに、清掃する部品も減少するので使い勝手が向上する。さらに、清掃性をより向上させるために蒸気導管60を複数の部材で分解可能に構成してもよい。
図6では、蒸気回収流路61及び外部排出流路62が直線方向に形成されている場合を例に示しているが、蒸気導管30のように所定の角度で折り曲げておねばに対しての堰を構成するようにしてもよい。また、蒸気入口66、蒸気出口67、及び、蒸気入口68にシール部材を設けるようにしておけば、蒸気導管60の着脱を容易にすることができる。さらに、蒸気導管60の向きをスイッチ等の操作で切り替え可能にしておいてもよい。こうすれば、ユーザの手間が軽減し、更に使い勝手の向上した炊飯器200とすることができる。
図7は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器200の蒸気導管60aを説明するための説明図である。図7に基づいて、蒸気導管60の別の例である蒸気導管60aの構成について説明する。この図7は、炊飯器200を上から見た状態を示す平面図を示している。また、図7(a)が蒸気を水槽20で回収するときの蒸気導管60aの配置状態を、図7(b)が蒸気を外部に排出するときの蒸気導管60aの配置状態をそれぞれ示している。図7に示すように、蒸気導管60aの内部には、蒸気導管60と同様に、独立に2つの流路(蒸気回収流路61a及び外部排出流路62a)形成されている。また、蒸気導管60aも、蒸気導管60と同様に内鍋内で発生した蒸気を導通させるとともに、おねばを回収する機能を有している。
蒸気回収流路(第1蒸気流路)61aは、蒸気導管60aの底面に形成され、内蓋13の小穴15が形成された部分と連通する蒸気入口66aと、水槽20と連通する蒸気出口67aとが連通するように形成されている。外部排出流路(第2蒸気流路)62aは、蒸気導管60aの底面に形成され、内蓋13の小穴15が形成された部分と連通する蒸気入口68aと、蒸気導管60aの上面に形成され、外気に開放する蒸気排出口69aとが連通するように形成されている。また、蒸気回収流路61aは、略L字形状となるように、所定の角度で曲げられて形成されている。
炊飯器200では、蒸気を水槽20で回収したいときは、図7(a)に示すような向きに蒸気導管60を取り付け、蒸気を蒸気回収流路61a内に導通させ(図で示す矢印A)、蒸気を水槽20に導くことができ、蒸気を炊飯器200の外部に排出したいときは、図7(b)に示すような向きに蒸気導管60を取り付け、蒸気を外部排出流路62a内に導通させ(図で示す矢印B)、蒸気を炊飯器200の外部に排出させることができる。したがって、蒸気導管60に比較して、蒸気回収流路61aが略L字形状に形成されているので、おねばの入り込みに対して高い効果を有している。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る炊飯器300の蒸気導管70を説明するための説明図である。図8に基づいて、蒸気導管70の構成を中心に実施の形態3の特徴事項について説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この炊飯器300は、被加熱物を入れた内鍋を誘導加熱コイル等の加熱手段で加熱することで被加熱物を炊きあげ、このとき発生する蒸気の排出先を二者択一的に選択して切り替え可能になっている。また、蒸気導管70は、蒸気導管30と同様に内鍋内で発生した蒸気を導通させるとともに、おねばを回収する機能を有している。
図8では、蒸気導管70が上部蓋12の上部表面前方側に装着されている場合を例に示しているが、これに限定するものではない。たとえば、蒸気導管70を上部蓋12の底面側に装着したり、上面及び底面の背面側に装着したりしてもよい。ただし、蒸気導管70を上部蓋12の底面側に装着する場合(蒸気導管70を内蓋13に予め取り付け、一体的に構成する場合も含む)には、後述する蒸気排出口79と連通し、蒸気を炊飯器300の外部に排出するための排出口を上部蓋12の表面又は側面に形成しなければならない。
この蒸気導管70は、略楕円柱形状に構成され、上部蓋12に着脱自在となっている。また、蒸気導管70の内部には、蒸気及びおねばの流路が1つ形成されており、この流路は、入口側接続管71を介して内蓋13と、出口側接続管72を介して水槽20とそれぞれ連通している。さらに、蒸気導管70の上面の一部に蒸気排出口(開口部)79が形成され、この蒸気排出口79を開閉自在に覆うシャッター等を構成部品に含む開閉機構75が設けられている。すなわち、開閉機構75の動作に応じて蒸気排出口79が開閉するようになっており、蒸気の排出先を選択して切り替え可能になっているのである。
炊飯器300では、調理中に発生する蒸気を水槽20で回収したいという状況においては、蒸気排出口79を開閉機構75が閉塞すれば、蒸気が水槽20に導かれることになり、調理中に発生する蒸気を炊飯器300の外部に排出したいという状況においては、蒸気排出口79を開閉機構75が開放すれば、蒸気が蒸気排出口79を介して炊飯器300の外部に排出されることになる。つまり、開閉機構75の動作だけで、蒸気の排出先を切り替えることができる。
実施の形態2に係る蒸気導管60及び蒸気導管60aでは、蒸気導管60及び蒸気導管60aの取り付け向きを変更することで、蒸気の排出先を切り替えるようにしているが、実施の形態3に係る蒸気導管70では、開閉機構75の動作だけで、蒸気の排出先を切り替えるようにしている。したがって、蒸気導管70の途中から蒸気を排出させるだけで済み、多少の結露水が水槽20へ入ることがあるものの、蒸気及びおねばの流路を1つだけ形成すればよく、部品点数を減少させることができるとともに、安価に製造することができる。
また、蒸気導管70の開閉機構75の動作によって、いずれの排出先が選択されているのかが容易に視認できるようにしておくとよい。たとえば、開閉機構75を構成するシャッター部分を蒸気導管70の色彩と異なる色彩を塗布しておけば、蒸気排出口79の開閉状態を容易に視認することができる。また、開閉機構75の動作に連動して、排出先を表示部16に表示するようにしてもよい。このようにすることで、調理中に発生する蒸気の排出先(水槽20又は炊飯器300の外部)を炊飯器300を使用するユーザの選択に応じて切り替えることができ、ユーザの選択の幅が拡大する。
なお、実施の形態3に係る蒸気導管70に、実施の形態1に係る蒸気導管30の特徴事項を組み合わせるようにしてもよい。たとえば、突起部32aを蒸気導管70の内部底面に設けておけば、おねばに対しての堰を構成することができる。突起部32aを蒸気導管70と一体的に形成すれば、おねばを回収するための部品点数を少なくでき、製品生産時の組立性が向上するとともに、清掃する部品も減少するので使い勝手が向上する。また、清掃性をより向上させるために蒸気導管70を複数の部材で分解可能に構成してもよい。さらに、ユーザが手動で開閉機構75を動作させてもよく、開閉機構75の動作を制御する制御装置を設け、スイッチ等の操作で制御装置が開閉機構75を動作させてもよい。
蒸気導管70の蒸気排出口79の向きを自在に選択できるようにしておくとよい。すなわち、開閉機構75は、蒸気導管70の蒸気排出口79を可動自在に覆い、蒸気排出口79から排出される蒸気の向きを調整可能にしておくとよい。このようにしておけば、炊飯器300の外部へ排出する蒸気の排出先をユーザの所望の方向、たとえば家屋と離れるような方向や、換気扇が存在する方向へ切り替えることができ、家屋等への結露によるダメージを少なくすることができる。具体的には、蒸気排出口79が形成されている蒸気導管70の上部導管等を水平方向に回転可能にして、蒸気排出口79の向きを自在に選択できるようにしておけばよい。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係る炊飯器400の蒸気の排出先を説明するための説明図である。図9に基づいて、水槽20aの構成を中心に実施の形態4の特徴事項について説明する。なお、実施の形態4では実施の形態1〜実施の形態3との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜実施の形態3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この炊飯器400は、被加熱物を入れた内鍋を誘導加熱コイル等の加熱手段で加熱することで被加熱物を炊きあげ、このとき発生する蒸気の排出先を二者択一的に選択して切り替え可能になっている。また、蒸気導管80は、蒸気導管30と同様に内鍋内で発生した蒸気を導通させるとともに、おねばを回収する機能を有している。
図9では、炊飯器400の正面に露出している水槽20aの一部に空気抜け穴(図示省略)とは別の蒸気排出口(水槽開口部)89が設けられている場合を例に示している。実施の形態2及び実施の形態3では、蒸気導管に蒸気排出口が設けられている場合を例に説明したが、実施の形態4では、水槽20aの蓋、あるいは図9に示すように壁面に蒸気排出口89が設けられている。すなわち、蒸気導管80には、実施の形態1に係る蒸気導管30のように蒸気排出口が形成されておらず、水槽20aの一部(水槽20aの蓋、又は壁面)に蒸気排出口89を形成しているのである。そして、水槽20a内の水の有無によって、蒸気を排出するか回収するか切り替え可能になっているのである。なお、蒸気排出口89は空気抜け穴(図示省略)を兼ねてもよい。また、蒸気導管80を内蓋13に予め取り付け、一体的に構成してもよい。
なお、蒸気排出口89は、排出口を開放させたままの状態にしてもよいし、蒸気排出口89を開閉自在に覆う開閉機構85によって、開閉するようにしてもよい。また、水槽20aが下部筐体11の内部に収容され、水槽20aの壁面が外部に露出していない場合には、蒸気排出口89と連通し、蒸気を炊飯器400の外部に排出するための排出口を下部筐体11の表面に形成しなければならない。また、水槽20aが炊飯器400の正面に設けられている場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、炊飯器400の側面又は背面に設けるようにしてもよい。
したがって、炊飯器400では、調理中に発生する蒸気を水槽20aで回収したいという状況においては、水槽20a内に所定の水を貯水して蒸気を水槽20aで回収することになり、調理中に発生する蒸気を炊飯器400の外部に排出したいという状況においては、水槽20a内の水を無くして蒸気を蒸気排出口89を介して炊飯器400の外部に排出することになる。つまり、水槽20a内の水の有無だけで、蒸気を排出するか回収するか切り替えることができる。
図9では、水槽20a内に所定量の水が貯留されているかどうかで、蒸気を排出するか回収するか切り替える場合を例に示している。つまり、水槽20a内に所定量の水が貯留されている場合は、図9(a)に示すように蒸気が水槽20aに貯留されている水の中に導かれ、水槽20a内に所定量の水が貯留されていない場合は、図9(b)に示すように蒸気圧により開閉機構85が上方に持ち上がり蒸気排出口89が大きく開放し、蒸気が炊飯器400の外部に蒸気排出口89を介して排出されるようになっている。
実施の形態2では、蒸気導管60及び蒸気導管60aの取り付け向きを変更することで、蒸気の排出先を切り替えるようにしているが、実施の形態4では、水槽20a内の水の有無だけで、蒸気を排出するか回収するか切り替えるようにしている。したがって、水槽20aの一部から蒸気を排出させるだけで済み、多少の結露水が水槽20aへ入ることがあるものの、蒸気及びおねばの流路を1つだけ形成すればよく、部品点数を減少させることができるとともに、安価に製造することができる。
また、開閉機構85の動作によって、いずれの排出先が選択されているのかが容易に視認できるようにしておくとよい。たとえば、開閉機構85を構成するシャッター部分を炊飯器400の色彩と異なる色彩を塗布しておけば、蒸気排出口89の開閉状態を容易に視認することができる。また、開閉機構85の動作に連動して、排出先を表示部16に表示するようにしてもよい。このようにすることで、調理中に発生する蒸気の排出先(水槽20a又は炊飯器400の外部)を炊飯器400を使用するユーザの選択に応じて切り替えることができ、ユーザの選択の幅が拡大する。
なお、実施の形態4に、実施の形態1に係る蒸気導管30の特徴事項を組み合わせるようにしてもよい。たとえば、突起部32aを蒸気導管80の内部底面に設けておけば、おねばに対しての堰を構成することができる。突起部32aを蒸気導管80と一体的に形成すれば、おねばを回収するための部品点数を少なくでき、製品生産時の組立性が向上し、清掃する部品も減少するので使い勝手が向上する。また、清掃性をより向上させるために蒸気導管80を複数の部材で分解可能に構成してもよい。さらに、蒸気導管80や蒸気排出口89を図9で説明した位置に設けることに限定するものではない。
実施の形態1に係る炊飯器の全体構成を示す斜視図である。 炊飯器の概略内部構成を示す透視斜視図である。 上部筐体を下部筐体から取り外した状態を示す斜視図である。 蒸気導管の構成例を示す分解図である。 蒸気導管の特徴事項を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る炊飯器の蒸気導管を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る炊飯器の蒸気導管を説明するための説明図である。 実施の形態3に係る炊飯器の蒸気導管を説明するための説明図である。 実施の形態4に係る炊飯器の蒸気の排出先を説明するための説明図である。
符号の説明
10 本体、11 下部筐体、12 上部蓋、13 内蓋、14 ヒンジ部、15 小穴、16 表示部、17 操作部、18 ロック解除ボタン、19 蓋センサー、20 水槽、20a 水槽、30 蒸気導管、30a 蒸気入口、30b 蒸気出口、31 上部導管、32 下部導管、32a 突起部、32b 入口側傾斜面、32c 出口側傾斜面、32d 段差、33 シール部材、34 シール部材、35 シール部材、60 蒸気導管、60a 蒸気導管、61 蒸気回収流路、61a 蒸気回収流路、62 外部排出流路、62a 外部排出流路、66 蒸気入口、66a 蒸気入口、67 蒸気出口、67a 蒸気出口、68 蒸気入口、68a 蒸気入口、69 蒸気排出口、69a 蒸気排出口、70 蒸気導管、71 入口側接続管、72 出口側接続管、75 開閉機構、79 蒸気排出口、80 蒸気導管、85 開閉機構、89 蒸気排出口、100 炊飯器、200 炊飯器、300 炊飯器、400 炊飯器。

Claims (16)

  1. 被加熱物が入れられる内鍋、及び、前記被加熱物から発生する蒸気を冷却する水が貯留され、該蒸気を復水することで回収する水槽を収容する下部筐体と、
    前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための小穴が形成されている内蓋と、
    前記内蓋に形成されている小穴と前記水槽とを連通する蒸気導管と、
    前記下部筐体の上部に配置され、前記内蓋及び前記蒸気導管が着脱自在に装着される上部蓋と、を備え、
    前記水槽に蒸気を外部に排出する水槽開口部を形成し、
    前記水槽開口部を開閉自在に覆い、蒸気の排出先を前記水槽又は外部に選択的に切り替え可能な開閉機構を設けた
    ことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記開閉機構を制御する制御装置を設け、
    前記制御装置は、
    前記水槽内に貯留されている水の量に応じて前記水槽開口部の開閉を切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記上部蓋の底面に凹部を形成し、
    前記凹部に前記内蓋及び前記蒸気導管を装着し、前記蒸気導管を前記内蓋と前記上部蓋とで挟持する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯器。
  4. 前記蒸気導管を前記内蓋の上側に予め取り付けている
    ことを特徴とする請求項3に記載の炊飯器。
  5. 前記蒸気導管を、蒸気進行方向に向かって所定の角度で曲げている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の炊飯器。
  6. 前記蒸気導管の平面形状を略L字形状とした
    ことを特徴とする請求項5に記載の炊飯器。
  7. 被加熱物が入れられる内鍋、及び、前記被加熱物から発生する蒸気を冷却する水が貯留され、該蒸気を復水することで回収する水槽を収容する下部筐体と、
    前記内鍋を開閉自在に覆い、前記被加熱物から発生する蒸気を排出するための小穴が形成されている内蓋と、
    前記内蓋に形成されている小穴と前記水槽とを連通する第1蒸気流路と、前記内蓋に形成されている小穴と外気と連通する蒸気排出口とを連通する第2蒸気流路とが内部に独立して形成されており、取り付ける向きによって前記第1蒸気流路と前記第2蒸気流路とが択一的に切り替え可能な蒸気導管と、
    前記内蓋及び前記蒸気導管が着脱自在に装着される上部蓋と、を備えた
    ことを特徴とする炊飯器。
  8. 前記蒸気導管を前記上部蓋の上部表面に装着し、
    前記第2蒸気流路が選択されている状態において、前記蒸気排出口が露出している
    ことを特徴とする請求項7に記載の炊飯器。
  9. 前記第1蒸気流路を、蒸気進行方向に向かって所定の角度で曲げている
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の炊飯器。
  10. 前記第1蒸気流路の平面形状を略L字形状とした
    ことを特徴とする請求項9に記載の炊飯器。
  11. 前記蒸気導管の前記内蓋に形成されている小穴及び前記水槽との連通部分にシール部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の炊飯器。
  12. 前記蒸気導管内の蒸気進行方向に向かって高くなるような段差を前記蒸気導管内部に形成した
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の炊飯器。
  13. 前記蒸気導管の内部底面に突起部を形成した
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の炊飯器。
  14. 前記突起部を前記蒸気導管内における蒸気流路の中間部よりも蒸気の入口側に形成した
    ことを特徴とする請求項13に記載の炊飯器。
  15. 前記蒸気導管の内部底面を前記突起部に向かって上昇するように傾斜させた
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の炊飯器。
  16. 前記蒸気導管を複数の部材で分解可能に構成している
    ことを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の炊飯器。
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