JP4610455B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
また、活性層(チャネル形成領域)に用いられる半導体は、通常、非単結晶状態であるため、ゲイト電極の設けられていない部分(例えば、トップゲイト型においては下側、ボトムゲイト型においては上側)に非意図的にチャネルが形成されてしまい、リーク電流が生じることが問題となった。
さらに、特に非晶質半導体を用いる場合には、ソース/ドレインのシート抵抗が高いことも無視できなくなっていた。本発明はこれらの問題の1つもしくは複数を解決することを課題とする。
さらに、第1のゲイト配線と第2のゲイト配線は実質的に重なって形成されることも特徴である。ただし、部分的には第1のゲイト配線上に第2のゲイト配線が存在しない場合や、その逆の場合もあり得る。特に、第1のゲイト配線と第2のゲイト配線が重なって存在する場合には段差が大きくなるので、より上層の配線と交差する場所においては、段差を低減する目的で、いずれか一方のみの配線と交差するように設計すると、交差部での断線を防止する上で効果的である。
加えて、本発明のTFTにおいてはソース/ドレインを覆って、あるいはその一部をシリサイド化することにより、シリサイド領域を設けることも特徴とする。特に、非晶質半導体を用いたTFTにおいては、ソース/ドレインも非晶質もしくはそれと同等な材料によって構成されるため、シート抵抗が10kΩ/□以上と極めて高かった。しかしながら、この領域にシリサイドを設けることによって、実質的なシート抵抗を1000Ω/□以下、より好ましい条件では、100Ω/□以下とすることができる。
まず、陽極酸化物で被覆された第2のゲイト電極をマスクとして、第2の絶縁膜をエッチングすることによって、半導体活性層を露出せしめる。
その後、シリサイドを形成するための金属被膜を成膜する。半導体としてシリコンを用いる場合には、シリサイドを形成するための金属材料は、そのシリサイドが、N型あるいはP型のシリコンに対してオーミックもしくはオーミックに近い低抵抗なコンタクトを形成できるような材料であることが望まれる。例えば、モリブテン(Mo)、タングステン(W)、プラチナ(Pt)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、コバルト(Co)等が適当である。この段階では、半導体活性層の露出された部分と上記金属被膜は密着した状態にある。
最後に、未反応の金属被膜を除去する。以上の工程において、もし、第2のゲイト電極が陽極酸化物によって被覆されていなければ、シリサイド化のために成膜された金属被膜がゲイト電極材料と反応してしまい、また、金属被膜を除去する工程でゲイト電極をもエッチングしてしまう可能性が高く、好ましくない。このように、陽極酸化物は金属被膜とゲイト電極が反応することを防止し、また、エッチングストッパーとして機能する。
第1に絶縁表面上に第1のゲイト配線を形成する。第1のゲイト配線の材料としては、シリコンやモリブテン、タングステン等の耐熱性のある材料が望ましいが、その他の材料であってもよい。また、その表面を陽極酸化物によって被覆してもよい。
第3に前記第1の絶縁膜上に島状の半導体層を形成する。半導体層は非晶質でも結晶性でもよい。また、基板上の特定の部分のみを結晶性半導体とし、その他の部分を非晶質半導体とすることも、レーザーアニール等の局所的なアニール手段を用いれば実施できる。
第5に第1および第2の絶縁膜をエッチングして第1のゲイト配線に対してコンタクトホールを形成する。コンタクトホールの頻度は集積回路の種類によって異なるが、1つのTFTに対して1〜2個の比率で構成することが望ましい。
第7に前記第2のゲイト配線に電解溶液中で電流を印加することによって、該ゲイト配線の側面および上面に陽極酸化物層を形成する。この工程で形成される陽極酸化物の少なくとも1種類は、いわゆるバリヤ型の陽極酸化物であることが好ましい。バリヤ型の陽極酸化物とは、実質的に中性の電解溶液中の陽極酸化によって得られるもので、陽極酸化物の成長とともに、印加する電圧が増加することを特徴とする。バリヤ型の陽極酸化物は耐圧が高く、緻密な膜質である。
第9に前記半導体層に形成されたソース/ドレインの少なくとも一方、あるいはシリサイドに接続する第3の配線を形成する。
(作用)
本発明においては、ゲイト配線を2層とすることができる。このため、ゲイト配線が単層である場合に比較して、ゲイト配線全体の抵抗を低減せしめることが可能である。すなわち、従来においては、ゲイト配線が単層であったがために、ゲイト配線の抵抗を低減させるためには、ゲイト配線の厚みを増すことが要求された。例えば、従来の通常のゲイト配線の厚みは300〜500nmであったが、大容量のマトリクスでは、ゲイト配線の低抵抗化が必要であり、その倍の厚みすることが必要とされた。
本発明においては、ゲイト配線は上下合わせた厚さは十分に厚くなるが、それぞれのゲイト配線に対する絶縁膜の被覆性が十分良好な状態であるので、上記のような問題は生じない。
また、本発明では活性層の上下にゲイト電極が存在するため、ゲイト電極の反対側の活性層における非意図的なチャネルが形成されることがなく、リーク電流の低減が達成される。
この点に関して、特に本発明は半導体活性層の結晶性が上側と下側で異なる場合には好ましいものであった。結晶性シリコン半導体の場合には、一般に、結晶は下方から成長することが知られており、下側の結晶シリコンと絶縁膜の界面特性の方が上側の結晶シリコンと絶縁膜のものに比較して優れている。したがって、このような場合に下方にゲイト電極が存在することは好ましいことである。
本発明は特に外部から光の照射されるデバイス、例えば、液晶ディスプレーやイメージセンサー等の装置においてはTFTに光が照射されることがある。その場合、ゲイト電極の方向から活性層の方向に向けて照射された光に関しては、ゲイト電極が影となって特性に影響を及ぼすことは少ないが、ゲイト電極の存在しない方から照射された光に対してはフォト電流が発生し、TFTの特性が著しく低下するという問題があった。しかも、一般に光は一方向からのみ侵入するわけではなく、散乱等による微量な光までも制御することは不可能であった。この問題に対しては、ゲイト電極の反対側に遮光膜を形成するという方法が一般的であるが、本発明では活性層の上下にゲイト電極が存在し、これが遮光膜となって活性層に侵入する光を抑制することができるという効果を有する。
第2は、周辺回路は結晶性半導体によって、また、アクティブマトリクス回路は非晶質半導体によって構成する場合である。一般に、結晶性半導体を用いたTFTは動作速度が早く、非晶質半導体を用いたTFTではリーク電流が少ないという特色を有し、それぞれ、周辺回路、アクティブマトリクス回路に適している。
第1にゲイト配線を2層構造とすることによるゲイト配線の抵抗を低減させることができた。第2にゲイト配線を2層構造とすることによって、ゲイト配線の断線による不良を減らすことができた。第3にソース/ドレインに隣接してシリサイド領域を設けることにより、TFTのシート抵抗を低減せしめることができた。
以上のように本発明は工業上、有益である。
多結晶シリコン膜を得るには、上記の方法以外に、プラズマCVD法、減圧CVD法によって真性の非晶質シリコン膜を形成し、これにイオンドーピング法等の手段によって燐等の不純物を導入せしめ、さらに、これを500〜600℃で熱アニールしてもよい。また、熱アニールの際にはニッケル等の結晶化を促進せしめる元素を微量添加してもよい。
その後、プラズマCVD法によって厚さ300〜600nm、例えば、400nmの窒化珪素膜106を堆積した。これはゲイト絶縁膜としても機能する。そして、厚さ30〜100nm、例えば、50nmの非晶質シリコン膜をプラズマCVD法によって形成した。そして、これをエッチングして、島状の領域107、108、109を形成した。(図1(A)、図2(A))
さらに、プラズマCVD法によって厚さ300〜600nm、例えば、200nmの窒化珪素膜110を堆積した。これはゲイト絶縁膜としても機能する。この状態で、周辺回路の部分のみにレーザー光を照射して、島状のシリコン膜を結晶化させた。レーザーはXeClエキシマーレーザー(波長308nm)を用いた。レーザーの照射エネルギー密度、パルス数はシリコン膜の膜質、窒化珪素膜110の膜質によって加減した。
コンタクトホールを形成した後、スパッタ法によって、厚さ300〜800nm、例えば、500nmのアルミニウム膜111を形成した。アルミニウム膜には0.1〜0.5重量%のスカンジウム(Sc)を含有せしめておくと、ヒロックの発生を抑止する上で効果があった。(図1(B)、図2(B))
そして、450〜550℃、例えば、500℃で10〜60分、熱アニールすることによって、チタンとシリコンを反応させ、シリサイド(珪化チタン)領域131、132、133、134、135、136を形成した。この熱アニールの間にドーピングされた不純物のさらなる活性化もおこなわれた。
熱アニールによるシリサイド化の代わりに、レーザー光の照射や、可視光線もしくは近赤外光の照射によるランプアニールによるものでもよい。
本実施例による画素の部分に設けられたTFTを上方から見た図を図4(A)に示す。スキャンドライバーから延びてきたゲイト線は図では1本の線のように見えるが、実際には、第2のゲイト線112の下には、これと並行に第1のゲイト線102が設けられている。そして、第1のゲイト線と第2のゲイト線は、コンタクト145において、接続されている。本実施例のアクティブマトリクス回路においては、TFT1個に付き1か所のコンタクトを設けた。
図4(A)におけるゲイト線にそったa−bの断面構造を図4(B)に示す。また、図4(A)の回路を複数並べたマトリクスの回路図を図4(C)に示す。
図4(A)において、ゲイト線112(および102)は上の行の画素電極の下に延びる配線146にも別れているが、この配線146は画素電極との間に容量を形成し、回路上は画素電極によって形成される液晶の容量と並列に存在する。
図3はアクティブマトリクス回路の断面図である。図3および図5における符号番号は同じものを指し示す。図5(A)は完成したマトリクス回路を上方より見た様子を示し、図3は図5(A)のA−B−Cの断面を示したものである。また、図5(B)は、図5(A)のa−bの断面を示す。図5(C)は本実施例で作製するアクティブマトリクス回路の回路図を示す。以下に図3を用いて、本実施例の作製工程を説明する。
次いで、アルミニウム膜をエッチングし、第2のゲイト配線・電極208、221、222を形成した。本実施例ではその上にドライバーから延びるソース線216が形成される部分(図3(C)の第1のゲイト配線202の部分)には第2のゲイト配線は形成しなかった。(図3(C)、ゲイト配線221、222に関しては図5(A)参照)
次に、電解溶液中において、ゲイト電極に電流を印加し、実施例1と同様に陽極酸化をおこない、第2のゲイト配線・電極208の上面および側面にバリヤ型の陽極酸化物209が形成された。陽極酸化物の厚さは150nmとした。(図3(D))
そして、450〜550℃、例えば、500℃で10〜60分、熱アニールすることによって、チタンとシリコンを反応させ、シリサイド(珪化チタン)領域214、215を形成した。その後、過酸化水素とアンモニアと水とを5:2:2で混合したエッチング液で未反応のTi膜をエッチングした。(図3(H)、)
本実施例による画素の部分に設けられたTFTを上方から見た図を図5(A)に示す。スキャンドライバーから延びてきたゲイト線は第1のゲイト線202と第2のゲイト線221、222の2層構造となっている。ただし、ソース線とゲイト線が交差する部分226においては第2のゲイト線は設けられていない。第1のゲイト線と第2のゲイト線は、コンタクト223、224において、接続されている。本実施例のアクティブマトリクス回路においては、TFT1個に付き2か所のコンタクトを設けた。
図5(A)におけるゲイト線にそったa−bの断面構造を図5(B)に示す。また、図5(A)の回路を複数並べたマトリクスの回路図を図5(C)に示す。
図5(A)において、ゲイト線222(および202)は上の行の画素電極の下に延びる配線225に別れ、画素電極との間に容量を形成する。
一方、周辺回路領域においては第1のゲイト電極・配線は設けられず、陽極酸化物で被覆された第2のゲイト配線・電極304、305のみが設けられた。上述のように、第1および第2のゲイト絶縁膜の厚さはそれぞれ異なっていたが、周辺回路においては第1のゲイト電極は存在しないのでその効果は観測できなかった。(図7(B))
その後、第3の配線307〜310が形成された。この配線材料としてはチタン(厚さ50nm)とアルミニウム(厚さ400nm)の多層膜を用いた。アルミニウムには1%のシリコンを含有せしめた。(図7(A)、図7(B))
以上のようにして、アクティブマトリクス回路のTFT316、配線交差部315、周辺回路のNチャネル型TFT313、Pチャネル型TFT314が完成した。
アクティブマトリクス回路領域においては、第1のゲイト電極・配線401、402が形成され、実施例2と同様に第1のゲイト配線401が第3の配線407と交差する部分を除いて、陽極酸化物で被覆された第2のゲイト配線・電極404が設けられた。本実施例では、第1のゲイト絶縁膜(第1のゲイト電極402と活性層の間の絶縁膜)を窒化珪素膜で、第2のゲイト絶縁膜(第2のゲイト電極404と活性層の間の絶縁膜)を酸化珪素膜で、それぞれ構成し、前者の厚さを400nm、後者の厚さを120nmとした。誘電率を考慮すると、第1のゲイト電極と第2のゲイト電極の寄与はほぼ同じであった。TFTのソース/ドレインやシリサイドの構造は他の実施例と同様であった。(図8(A))
そして、その上に第3の配線407〜410が形成された。このとき、アクティブマトリクス回路および周辺回路において第1のゲイト配線401、403と第3の配線408、409は第1のゲイト配線上に形成された第1のゲイト絶縁膜によって層間分離される。(図8(A)、図8(B))
以上のようにして、アクティブマトリクス回路のTFT414、配線交差部413、周辺回路のNチャネル型TFT415、Pチャネル型TFT416が完成した。
102〜105 第1のゲイト配線・電極(多結晶シリコン)
106 第1の絶縁膜(窒化珪素)
107〜109 活性層(シリコン)
110 第2の絶縁膜(窒化珪素)
111 金属膜(アルミニウム)
112〜115 第2のゲイト配線・電極(アルミニウム)
116〜119 陽極酸化物(酸化アルミニウム)
120〜123 ゲイト絶縁膜
124〜129 N型もしくはP型不純物領域
130 金属膜(チタン)
131〜136 シリサイド領域(珪化チタン)
137 第1の層間絶縁物(酸化珪素)
138〜141 金属配線(アルミニウム)
142 画素電極(ITO)
143 第2の層間絶縁物(窒化珪素)
144 画素開孔部
145 第1および第2のゲイト配線のコンタクト部
146 補助容量様配線
147 ソース線とゲイト線の交差部
148 画素電極に設けられたTFT
149 周辺回路のNチャネル型TFT
150 周辺回路のPチャネル型TFT
Claims (14)
- 同一絶縁表面上のデータドライバー回路、スキャンドライバー回路及びアクティブマトリクス回路を有した半導体装置であって、
前記アクティブマトリクス回路は、チャネル形成領域が設けられる第1の半導体層を有する第1の薄膜トランジスタ、および前記第1の薄膜トランジスタに電気的に接続された画素電極を含む画素を複数有し、
前記画素に含まれる前記第1の薄膜トランジスタは、
前記絶縁表面上に形成された第1のゲート配線と、
前記第1のゲート配線上の絶縁膜と、
前記絶縁膜上に接して形成され、前記絶縁膜を介して前記第1のゲート配線と重なる前記第1の半導体層と、
前記第1の半導体層上のゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ゲート絶縁膜を介して前記第1の半導体層と重なるゲート電極と、を含み、
前記第1のゲート配線が前記第1の半導体層と重なる部分は遮光膜として機能し、
前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極は前記画素ごとに分割されて形成され、かつ、前記画素ごとに前記第1のゲート配線に電気的に接続されており、
前記データドライバー回路及び前記スキャンドライバー回路は、それぞれ、第2の薄膜トランジスタを有し、
前記第2の薄膜トランジスタは、チャネル形成領域が設けられる第2の半導体層と、前記第2の半導体層上の第2のゲート配線と、を有し、
前記第2のゲート配線が前記第2の半導体層のチャネル形成領域と重なる部分が前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極となり、
前記第2の半導体層の下方において、前記絶縁膜は前記絶縁表面に接しており、
前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極と前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極とは同じ導電膜でなり、
前記第1の薄膜トランジスタに電気的に接続されたソース配線を有し、
前記ソース配線と前記第1のゲート配線との交差部には、前記第2のゲート配線が設けられていないことを特徴とする半導体装置。 - 同一絶縁表面上のデータドライバー回路、スキャンドライバー回路及びアクティブマトリクス回路を有した半導体装置であって、
前記アクティブマトリクス回路は、チャネル形成領域が設けられる第1の半導体層を有する第1の薄膜トランジスタ、および前記第1の薄膜トランジスタに電気的に接続された画素電極を含む画素を複数有し、
前記画素に含まれる前記第1の薄膜トランジスタは、
前記絶縁表面上に形成された第1のゲート配線と、
前記第1のゲート配線上の絶縁膜と、
前記絶縁膜上に接して形成され、前記絶縁膜を介して前記第1のゲート配線と重なる前記第1の半導体層と、
前記第1の半導体層上のゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ゲート絶縁膜を介して前記第1の半導体層と重なるゲート電極と、
を含み、
前記絶縁膜は前記ゲート絶縁膜よりも膜厚が厚く、
前記第1のゲート配線が前記第1の半導体層と重なる部分は遮光膜として機能し、
前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極は前記画素ごとに分割されて形成され、かつ、前記画素ごとに前記第1のゲート配線に電気的に接続されており、
前記データドライバー回路及び前記スキャンドライバー回路は、それぞれ、第2の薄膜トランジスタを有し、
前記第2の薄膜トランジスタは、チャネル形成領域が設けられる第2の半導体層と、前記第2の半導体層上の第2のゲート配線と、を有し、
前記第2のゲート配線が前記第2の半導体層のチャネル形成領域と重なる部分が前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極となり、
前記第2の半導体層の下方において、前記絶縁膜は前記絶縁表面に接しており、
前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極と前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極とは同じ導電膜でなり、
前記第1の薄膜トランジスタに電気的に接続されたソース配線を有し、
前記ソース配線と前記第1のゲート配線との交差部には、前記第2のゲート配線が設けられていないことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1又は2において、
前記絶縁膜は、窒化珪素、酸化珪素又は酸化窒化珪素(SiOxNy)でなる単層膜、またはこれらの多層膜であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1又は2において、
前記ゲート絶縁膜は、窒化珪素、酸化珪素又は酸化窒化珪素(SiOxNy)でなる単層膜、またはこれらの多層膜であることを特徴とする半導体装置。 - 同一絶縁表面上のデータドライバー回路、スキャンドライバー回路及びアクティブマトリクス回路を有した半導体装置であって、
前記アクティブマトリクス回路は、チャネル形成領域が設けられる第1の半導体層を有する第1の薄膜トランジスタ、および前記第1の薄膜トランジスタに電気的に接続された画素電極を含む画素を複数有し、
前記画素に含まれる前記第1の薄膜トランジスタは、
前記絶縁表面上に形成された第1のゲート配線と、
前記第1のゲート配線上の絶縁膜と、
前記絶縁膜上に接して形成され、前記絶縁膜を介して前記第1のゲート配線と重なる前記第1の半導体層と、
前記第1の半導体層上のゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ゲート絶縁膜を介して前記第1の半導体層と重なるゲート電極と、を含み、
前記絶縁膜と前記ゲート絶縁膜とは同じ絶縁物でなり、かつ前記絶縁膜は前記ゲート絶縁膜よりも膜厚が厚く、
前記第1のゲート配線が前記第1の半導体層と重なる部分は遮光膜として機能し、
前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極は前記画素ごとに分割されて形成され、かつ、前記画素ごとに前記第1のゲート配線に電気的に接続されており、
前記データドライバー回路及び前記スキャンドライバー回路は、それぞれ、第2の薄膜トランジスタを有し、
前記第2の薄膜トランジスタは、チャネル形成領域が設けられる第2の半導体層と、前記第2の半導体層上の第2のゲート配線と、を有し、
前記第2のゲート配線が前記第2の半導体層のチャネル形成領域と重なる部分が前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極となり、
前記第2の半導体層の下方において、前記絶縁膜は前記絶縁表面に接しており、
前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極と前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極とは同じ導電膜でなり、
前記第1の薄膜トランジスタに電気的に接続されたソース配線を有し、
前記ソース配線と前記第1のゲート配線との交差部には、前記第2のゲート配線が設けられていないことを特徴とする半導体装置。 - 同一絶縁表面上のデータドライバー回路、スキャンドライバー回路及びアクティブマトリクス回路を有した半導体装置であって、
前記アクティブマトリクス回路は、チャネル形成領域が設けられる第1の半導体層を有する第1の薄膜トランジスタ、および前記第1の薄膜トランジスタに電気的に接続された画素電極を含む画素を複数有し、
前記画素に含まれる前記第1の薄膜トランジスタは、
前記絶縁表面上に形成された第1のゲート配線と、
前記第1のゲート配線上の絶縁膜と、
前記絶縁膜上に接して形成され、前記絶縁膜を介して前記第1のゲート配線と重なる前記第1の半導体層と、
前記第1の半導体層上のゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ゲート絶縁膜を介して前記第1の半導体層と重なるゲート電極と、
を含み、
前記絶縁膜と前記ゲート絶縁膜とは異なる絶縁物でなり、かつ前記絶縁膜は前記ゲート絶縁膜よりも膜厚が厚く、
前記第1のゲート配線が前記第1の半導体層と重なる部分は遮光膜として機能し、
前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極は前記画素ごとに分割されて形成され、かつ、前記画素ごとに前記第1のゲート配線に電気的に接続されており、
前記データドライバー回路及び前記スキャンドライバー回路は、それぞれ、第2の薄膜トランジスタを有し、
前記第2の薄膜トランジスタは、チャネル形成領域が設けられる第2の半導体層と、前記第2の半導体層上の第2のゲート配線と、を有し、
前記第2のゲート配線が前記第2の半導体層のチャネル形成領域と重なる部分が前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極となり、
前記第2の半導体層の下方において、前記絶縁膜は前記絶縁表面に接しており、
前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極と前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極とは同じ導電膜でなり、
前記第1の薄膜トランジスタに電気的に接続されたソース配線を有し、
前記ソース配線と前記第1のゲート配線との交差部には、前記第2のゲート配線が設けられていないことを特徴とする半導体装置。 - 請求項6において、
前記絶縁膜と前記ゲート絶縁膜とは異なる絶縁物でなり、かつ前記絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜は、窒化珪素、酸化珪素又は酸化窒化珪素(SiOxNy)のいずれかの絶縁物でなることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一において、
前記第1の半導体層は、前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極に対して自己整合的に形成されたソース領域及びドレイン領域を有することを特徴とする半導体装置。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか一において、
前記第2の半導体層は、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に対して自己整合的に形成されたソース領域及びドレイン領域を有することを特徴とする半導体装置。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一において、
前記導電膜は、アルミニウム膜、チタン膜、タンタル膜、アルミニウム合金膜、チタン合金膜もしくはタンタル合金膜を含むことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1乃至請求項10のいずれか一において、
前記第1のゲート配線は、前記スキャンドライバー回路に電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1乃至請求項11のいずれか一において、
前記絶縁表面は有機樹脂であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1乃至請求項11のいずれか一において、
前記絶縁表面はガラスであることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1乃至請求項13のいずれか一に記載の半導体装置は、液晶ディスプレイであることを特徴とする半導体装置。
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