JP4610448B2 - アンテナケースの水抜き構造 - Google Patents
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Description
しかし、従来のように排水という観点のみから構成された水抜き孔を、鉛直方向と水平方向との二方向のうち一方の取付状態でケース側面に位置する箇所に設けると、鉛直方向に配置されて側方を向くから、その水抜き孔からは雨水がケース内に簡単に浸入し易いという問題点がある。
浸入した水がアンテナ素子や回路基板などに接触する量まで滞留することを確実に防止できる。
さらに、ケース本体の主要壁の厚みを薄肉にして軽量化を図っても、ねじ孔部材のネジ孔に対し取付ネジによって強く締め付けてケース本体と蓋板とを接合できるから、両者の接合箇所からの水の浸入を最小限に抑えることができる。
それに加えて、前記ケース本体内壁の前記ネジ孔部材の周辺を貯水部に形成し、該貯水部の底面を前記開口縁に向けて下向きに傾斜させているので、ケース内に浸入した水が内壁面を伝わって下面(底面)側となる内壁面へ、そこでさらに貯水部に流れ込み、貯水部の底面に沿って蓋板との開口縁側へ流れたのち、水抜き孔に導き円滑に排水することができる。
すなわち、アンテナ素子が内蔵され、地上デジタルテレビ放送用のUHFテレビ電波などの水平偏波あるいは垂直偏波のいずれにも対応でき、かつ電波の到来方向に応じてアンテナの向きを変更できるように鉛直方向に立設されるマストに取付金具を介して取り付けて使用されるアンテナケースについて、鉛直方向および水平方向のいずれの取付状態であっても、雨水が水抜き孔からケース内に浸入するのを防止でき、またケース内に浸入した水は円滑に排水でき、浸入した水がアンテナ素子や回路基板などに接触するまでの水量は滞留することがなく、浸水よる故障や動作不能等の障害の発生を確実に防止でき、鉛直方向と水平方向との二方向における取付状態での防雨および防沫性能を発揮でき、しかも構造が簡易で製造が容易である。
側面図、図1(b)は背面図、図1(c)は底面図、図2はアンテナケースの本体と蓋板とを分解した状態を示す斜視図で、内蔵されるアンテナ素子や回路基板を省略して表している。図3(a)は蓋板を内側から見た一部を拡大した図面で、蓋板の長辺側が底面になった状態を表し、図3(b)は同蓋板の短辺側が底面になった状態を表している。図3(a)は要部の構成を示す図2の矢視部位の内面図、図3(b)は取付方向を変えた場合の同要部の機能を示す図2の矢視側面図、図4(a)は一部を切り欠いて内部の一部構成を示す斜視正面図、図4(b)は図4(a)のイ部拡大図である。また、図5は本例アンテナケースの取付状態を示し、図5(a)は水平方向の取付状態を示す斜視図、図5(b)は鉛直方向の取付状態を示す斜視図である。
付けてケース本体2と蓋板3とを一体に接合できるから、両者の接合箇所からの水の浸入を最小限に抑えられる。
できるようにしている。また、長辺側には上記したように4つの水抜き孔5を設けることで、万一、アンテナケース1の取付状態が水平状態あるいは鉛直状態からわずかに一方に傾斜した場合でも、水が被内蔵部材(アンテナ素子や回路基板など)に接触するまで滞留しないようにしている。
ることもできる。
2 ケース本体
2a ネジ孔部材
2b 貯水部
2f 接合用周壁
3 蓋板
3a 周壁部
3b ボス座
3c リブ
3d ボス
3f 接合用周壁
4〜8 水抜き孔
10 取付金具
11 接続端子
M マスト
100 テレビ放送受信用アンテナ
101 アンテナケース
102 前側ケース部分
103 後側ケース部分
104 水抜き孔
105 同軸ケーブル
111 マスト部材
112 取付具
200 アンテナケース
201 部品室
202 空気室
203 水抜き孔
204 区画壁
205 仕切壁部
Claims (5)
- アンテナ素子が内蔵され、鉛直方向に支持されたマストに対し水平偏波および垂直偏波に対応して水平または鉛直のいずれの方向にも取付可能な取付金具を備えたアンテナケースの水抜き構造であって、
前記アンテナケースには、前記いずれか一方の取付状態において底面となる箇所および他方の取付状態において底面となる箇所にそれぞれ少なくとも一つの、雨水の直進的な浸入を防止する屈曲孔である水抜き孔を設けるとともに、
前記アンテナケースが、背面または上面を開口したケース本体と、該ケース本体の開口周縁部に接合して装着される蓋板とからなり、
前記ケース本体の内壁面にネジ孔部材を開口縁より内部に向けて形成する一方、前記蓋板の、前記ネジ孔部材のネジ孔に対応する位置に取付ネジの挿通孔を穿設し、
前記蓋板に、前記挿通孔のボス座の一部を切り欠いて内部に連通する水抜き孔を形成するとともに、前記ケース本体の前記ネジ孔部材の周辺に、前記水抜き孔に向けて底面を下向きに傾斜している貯留部を形成していることを特徴とするアンテナケースの水抜き構造。 - 前記ケース本体の開口縁内端より前記蓋板の接合用周壁を、前記蓋板の開口縁外端より前記接合用周壁に対向する接合用周壁を相互に嵌合可能にそれぞれ立設し、
前記水抜き孔は、前記ケース本体側の接合用周壁を乗り越えて内部に連通するように形成されていることを特徴とする請求項2記載のアンテナケースの水抜き構造。 - アンテナ素子が内蔵され、鉛直方向に支持されたマストに対し水平偏波および垂直偏波に対応して水平または鉛直のいずれの方向にも取付可能な取付金具を備えたアンテナケースの水抜き構造であって、
前記アンテナケースには、前記いずれか一方の取付状態において底面となる箇所および他方の取付状態において底面となる箇所にそれぞれ少なくとも一つの水抜き孔を設けるとともに、
前記水抜き孔は、雨水の直進的な浸入を防止する屈曲孔であって、属するケース側面がアンテナケースの取付状態で鉛直方向に配置されたとき、L字状の一方の孔部が側方に延びてその開口端がケース外方に臨み、L字状の他方の孔部がケース内部で上向きに延びてその開口端がケース内部に臨む形態のL字状に形成されていることを特徴とするアンテナケースの水抜き構造。 - アンテナ素子が内蔵され、鉛直方向に支持されたマストに対し水平偏波および垂直偏波に対応して水平または鉛直のいずれの方向にも取付可能な取付金具を備えたアンテナケースの水抜き構造であって、
前記アンテナケースには、前記いずれか一方の取付状態において底面となる箇所および他方の取付状態において底面となる箇所にそれぞれ少なくとも一つの水抜き孔を設けるとともに、
前記水抜き孔は、雨水の直進的な浸入を防止する屈曲孔であって、属するケース側面がアンテナケースの取付状態で鉛直方向に配置されたとき、逆L字状の一方の孔部が側方に延びてその開口端がケース内部に臨み、逆L字状の他方の孔部がケース外面部で下向きに延びてその開口端がケース外部に臨む形態の逆L字状に形成されていることを特徴とするアンテナケースの水抜き構造。 - アンテナ素子が内蔵され、鉛直方向に支持されたマストに対し水平偏波および垂直偏波に対応して水平または鉛直のいずれの方向にも取付可能な取付金具を備えたアンテナケースの水抜き構造であって、
前記アンテナケースには、前記いずれか一方の取付状態において底面となる箇所および他方の取付状態において底面となる箇所にそれぞれ少なくとも一つの水抜き孔を設けるとともに、
前記水抜き孔は、雨水の直進的な浸入を防止する屈曲孔であって、属するケース側面がアンテナケースの取付状態で鉛直方向に配置されたとき、略N字状の中間孔部が周壁を水平方向に貫くとともに、略N字状の一方の孔部がケース内部で上方に延びて開口端がケース内部に臨み、略N字状の他方の孔部がケース外部寄りで下方に延びて開口端がケース外部に臨む形態の略N字状の屈曲孔に形成されていることを特徴とするアンテナケースの水抜き構造。
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